JPH09234962A - カード記録用の染料受容層形成材料及びカード - Google Patents
カード記録用の染料受容層形成材料及びカードInfo
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- JPH09234962A JPH09234962A JP8068945A JP6894596A JPH09234962A JP H09234962 A JPH09234962 A JP H09234962A JP 8068945 A JP8068945 A JP 8068945A JP 6894596 A JP6894596 A JP 6894596A JP H09234962 A JPH09234962 A JP H09234962A
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- Japan
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- dye
- receiving layer
- card
- resin
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 優れた染料定着性、離型性及び接着性を兼備
するカード記録用の染料受容層形成材料、及びこれを用
いて得られるカードを提供する。 【解決手段】 バインダー樹脂と、シリコーン共重合体
樹脂とを含む染料受容層形成材料である。シリコーン共
重合体樹脂は、バインダー樹脂と同種の樹脂成分を共重
合成分とする。変性シリコーンを含有させることもでき
る。染料受容層形成材料を適当な溶媒に溶解して得られ
た溶液を、カード基材等に塗布・乾燥させて形成した染
料受容層を有するカードである。
するカード記録用の染料受容層形成材料、及びこれを用
いて得られるカードを提供する。 【解決手段】 バインダー樹脂と、シリコーン共重合体
樹脂とを含む染料受容層形成材料である。シリコーン共
重合体樹脂は、バインダー樹脂と同種の樹脂成分を共重
合成分とする。変性シリコーンを含有させることもでき
る。染料受容層形成材料を適当な溶媒に溶解して得られ
た溶液を、カード基材等に塗布・乾燥させて形成した染
料受容層を有するカードである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カード類に熱転写
記録を行う際に染料画像を形成できる受容層に係り、更
に詳細には、良好な染料受容性、離型性及び被接着性を
兼備するカード記録用の染料受容層形成材料及びこれを
用いて得られるカードに関する。
記録を行う際に染料画像を形成できる受容層に係り、更
に詳細には、良好な染料受容性、離型性及び被接着性を
兼備するカード記録用の染料受容層形成材料及びこれを
用いて得られるカードに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車運転免許証等のIDカード
やクレジットカード、ICカード、無線ICカード、定
期券やテレホンカード等のプリペイドカードなどのカー
ド類が広く使用されている。これらカード類には文字、
図形及び画像等の種々の情報が記録されるが、一般にそ
の構成は図1に示すようなものである。
やクレジットカード、ICカード、無線ICカード、定
期券やテレホンカード等のプリペイドカードなどのカー
ド類が広く使用されている。これらカード類には文字、
図形及び画像等の種々の情報が記録されるが、一般にそ
の構成は図1に示すようなものである。
【0003】図1において、かかるカードは、カード基
材1に接着層2を介してベースフィルム3が積層され、
更にベースフィルム3上に染料受容層4、染料受容層4
上にオーバーコート層5がそれぞれ積層されることによ
り構成されている。通常、ベースフィルム3としては、
カード基材1の内部に配設された回路等を隠蔽するため
に、高隠蔽率で白色度の高い不透明なポリエチレンテレ
フタレートが用いられ、また、上述のような情報は、昇
華性染料を染料受容層4に熱転写することにより記録さ
れ、更に、記録された情報は、紫外線吸収剤等を含む透
明なポリエステル樹脂製のオーバーコート層により被覆
され、記録情報の可視性を確保されつつ保護される。な
お、上述の構成のカードにおいて、オーバーコート層3
や受容層4は、カード基材1の裏面側に設けることも可
能であり、その場合、これらの層に適宜印刷等を施すこ
とも可能である(図1参照)。
材1に接着層2を介してベースフィルム3が積層され、
更にベースフィルム3上に染料受容層4、染料受容層4
上にオーバーコート層5がそれぞれ積層されることによ
り構成されている。通常、ベースフィルム3としては、
カード基材1の内部に配設された回路等を隠蔽するため
に、高隠蔽率で白色度の高い不透明なポリエチレンテレ
フタレートが用いられ、また、上述のような情報は、昇
華性染料を染料受容層4に熱転写することにより記録さ
れ、更に、記録された情報は、紫外線吸収剤等を含む透
明なポリエステル樹脂製のオーバーコート層により被覆
され、記録情報の可視性を確保されつつ保護される。な
お、上述の構成のカードにおいて、オーバーコート層3
や受容層4は、カード基材1の裏面側に設けることも可
能であり、その場合、これらの層に適宜印刷等を施すこ
とも可能である(図1参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、上述のような
カードへの熱転写記録に用いられる染料受容層として
は、昇華性染料を定着性よく受容できるとともに、昇華
性染料が含浸されたリボンや色材シートとの離型性が良
好なことが求められ、更には、オーバーコート層との接
着性が良好なことも求められる。しかしながら、従来技
術では、上記定着性、離型性及び接着性を兼ね備えた受
容層が得られていないという課題があった。本発明は、
このような従来技術の有する課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、優れた染料定着性、
離型性及び接着性を兼備するカード記録用の染料受容層
形成材料、及びこれを用いて得られるカードを提供する
ことにある。
カードへの熱転写記録に用いられる染料受容層として
は、昇華性染料を定着性よく受容できるとともに、昇華
性染料が含浸されたリボンや色材シートとの離型性が良
好なことが求められ、更には、オーバーコート層との接
着性が良好なことも求められる。しかしながら、従来技
術では、上記定着性、離型性及び接着性を兼ね備えた受
容層が得られていないという課題があった。本発明は、
このような従来技術の有する課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、優れた染料定着性、
離型性及び接着性を兼備するカード記録用の染料受容層
形成材料、及びこれを用いて得られるカードを提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記目的を
達成すべく鋭意検討を重ねた結果、バインダー樹脂と特
定の関係を有するシリコーン共重合体樹脂を用いること
により、上記目的が達成できることを見出し、本発明を
完成するに至った。即ち、本発明の染料受容層形成材料
は、カードに熱転写記録を施す際に染料画像を形成でき
る受容層であって、バインダー樹脂と、このバインダー
樹脂と同種の樹脂成分を共重合成分とするシリコーン共
重合体樹脂とを含有することを特徴とする。また、本発
明のカードは、上述の染料受容層形成材料を含有して成
る染料受容層を備えることを特徴とする。
達成すべく鋭意検討を重ねた結果、バインダー樹脂と特
定の関係を有するシリコーン共重合体樹脂を用いること
により、上記目的が達成できることを見出し、本発明を
完成するに至った。即ち、本発明の染料受容層形成材料
は、カードに熱転写記録を施す際に染料画像を形成でき
る受容層であって、バインダー樹脂と、このバインダー
樹脂と同種の樹脂成分を共重合成分とするシリコーン共
重合体樹脂とを含有することを特徴とする。また、本発
明のカードは、上述の染料受容層形成材料を含有して成
る染料受容層を備えることを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明の染料受容層形成材料においては、バイ
ンダー樹脂と、バインダー樹脂と同種の樹脂成分を共重
合成分とするシリコーン共重合体樹脂を用いることにし
た。従って、この形成材料を用いて得られた染料受容層
は、バインダー樹脂が有する染料受容性以外にも、染料
が含浸されたリボン等との離型性やオーバーコート層と
の接着性に優れる。
ンダー樹脂と、バインダー樹脂と同種の樹脂成分を共重
合成分とするシリコーン共重合体樹脂を用いることにし
た。従って、この形成材料を用いて得られた染料受容層
は、バインダー樹脂が有する染料受容性以外にも、染料
が含浸されたリボン等との離型性やオーバーコート層と
の接着性に優れる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の染料受容層形成材料は、上述のように、バイン
ダー樹脂と、このバインダー樹脂と同種の樹脂成分を共
重合成分とするシリコーン共重合体樹脂とを含有する。
ここで、バインダー樹脂は、昇華性染料を受容し、上記
オーバーコート層との接着性を向上させる機能を有する
ものである。かかるバインダー樹脂としては、種々の樹
脂を使用でき、ポリエステル樹脂、塩化ビニル樹脂、ポ
リウレタン樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂又はア
クリル樹脂及びこれらの任意の混合物を例示できるが、
特にポリエステル樹脂を好ましく使用できる。
本発明の染料受容層形成材料は、上述のように、バイン
ダー樹脂と、このバインダー樹脂と同種の樹脂成分を共
重合成分とするシリコーン共重合体樹脂とを含有する。
ここで、バインダー樹脂は、昇華性染料を受容し、上記
オーバーコート層との接着性を向上させる機能を有する
ものである。かかるバインダー樹脂としては、種々の樹
脂を使用でき、ポリエステル樹脂、塩化ビニル樹脂、ポ
リウレタン樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂又はア
クリル樹脂及びこれらの任意の混合物を例示できるが、
特にポリエステル樹脂を好ましく使用できる。
【0008】また、上記バインダー樹脂としては、ガラ
ス転移点(Tg)が50〜90℃のものが好ましい。T
gが50℃未満では、上記リボンや色材シートとの融着
(ブロッキング、スティッキング)を起こす場合があ
り、90℃を超えると、染料の定着性が不十分になるこ
とがあり好ましくない。更に、このバインダー樹脂の熱
収縮率は、0〜±7%であることが好ましく、熱収縮率
が±7%を逸脱すると、バインダー樹脂の変形に応じて
カード基材自体が熱変形することがあり好ましくない。
ス転移点(Tg)が50〜90℃のものが好ましい。T
gが50℃未満では、上記リボンや色材シートとの融着
(ブロッキング、スティッキング)を起こす場合があ
り、90℃を超えると、染料の定着性が不十分になるこ
とがあり好ましくない。更に、このバインダー樹脂の熱
収縮率は、0〜±7%であることが好ましく、熱収縮率
が±7%を逸脱すると、バインダー樹脂の変形に応じて
カード基材自体が熱変形することがあり好ましくない。
【0009】次に、上記バインダー樹脂と同種の樹脂成
分を共重合成分とするシリコーン共重合体樹脂は、昇華
性染料が含浸されているリボン等との離型性、オーバー
コート層及び上記ベースフィルムとの接着性を向上させ
る機能を有する。かかるシリコーン共重合体としては、
使用するバインダー樹脂の種類に応じて適宜変更できる
が、ポリエステル−シリコーン共重合体、アクリル−シ
リコーン共重合体及びエポキシ−シリコーン共重合体な
どを挙げることができる。
分を共重合成分とするシリコーン共重合体樹脂は、昇華
性染料が含浸されているリボン等との離型性、オーバー
コート層及び上記ベースフィルムとの接着性を向上させ
る機能を有する。かかるシリコーン共重合体としては、
使用するバインダー樹脂の種類に応じて適宜変更できる
が、ポリエステル−シリコーン共重合体、アクリル−シ
リコーン共重合体及びエポキシ−シリコーン共重合体な
どを挙げることができる。
【0010】また、本発明の染料受容層形成材料には、
上述のバインダー樹脂及びシリコーン共重合体樹脂以外
にも他の成分を添加でき、このような成分としては、変
性シリコーンを例示することができる。かかる変性シリ
コーンとしては、種々のシリコーンオイルを例示できる
が、上記シリコーン共重合体樹脂と反応性を有するもの
が好ましく、例えば、アミノ変性シリコーンオイル又は
アルコール変性シリコーンオイル及びこれらの混合物な
どを好ましく使用できる。なお、このような変性シリコ
ーンは、上記リボン等との離型性向上を補助し、印字濃
度を向上させる機能を果たす。
上述のバインダー樹脂及びシリコーン共重合体樹脂以外
にも他の成分を添加でき、このような成分としては、変
性シリコーンを例示することができる。かかる変性シリ
コーンとしては、種々のシリコーンオイルを例示できる
が、上記シリコーン共重合体樹脂と反応性を有するもの
が好ましく、例えば、アミノ変性シリコーンオイル又は
アルコール変性シリコーンオイル及びこれらの混合物な
どを好ましく使用できる。なお、このような変性シリコ
ーンは、上記リボン等との離型性向上を補助し、印字濃
度を向上させる機能を果たす。
【0011】次に、本発明の染料受容層形成基材におけ
る上記成分の配合割合としては、特に限定されるもので
はないが、バインダー樹脂としてポリエステル樹脂を使
用する場合、ポリエステル樹脂20重量部に対し、上記
シリコーン共重合体樹脂を0.4〜10重量部、所要に
応じて、更に変性シリコーンを0.2〜3重量部とする
のが好ましい。シリコーン共重合体樹脂が0.4重量部
未満では離型性が不足し易く、10重量部を超えると、
印字濃度が低下し易くなるため好ましくない。また、変
性シリコーンが0.2重量部未満では、印字濃度が低下
することがあり、3重量部を超えると、表面へブリード
アウトしたり、オーバーコート層との密着性が低下する
ことがあり好ましくない。
る上記成分の配合割合としては、特に限定されるもので
はないが、バインダー樹脂としてポリエステル樹脂を使
用する場合、ポリエステル樹脂20重量部に対し、上記
シリコーン共重合体樹脂を0.4〜10重量部、所要に
応じて、更に変性シリコーンを0.2〜3重量部とする
のが好ましい。シリコーン共重合体樹脂が0.4重量部
未満では離型性が不足し易く、10重量部を超えると、
印字濃度が低下し易くなるため好ましくない。また、変
性シリコーンが0.2重量部未満では、印字濃度が低下
することがあり、3重量部を超えると、表面へブリード
アウトしたり、オーバーコート層との密着性が低下する
ことがあり好ましくない。
【0012】次に、本発明に係る染料受容層について説
明する。この染料受容層は、上述の染料受容層形成材料
を用いて形成されるものであり、昇華性染料の定着性、
リボン等との離型性、及びオーバーコート層との接着性
に優れる。また、この受容層におけるシアン色の印字可
能濃度は、好ましくはO.D値で2.0〜2.6であ
る。この染料受容層は、上述の受容層形成材料を適当な
溶媒、例えば、イソプロピルアルコール、メチルエチル
ケトン及びトルエン等に溶解させ、得られたコーティン
グ液を所定の基材(ベースフィルム等)上に塗布し、乾
燥・硬化させることにより形成することができる。この
際、コーティング液の塗布方法としては、特に限定され
るものではなく、従来公知の手法を適用することがで
き、例えば、グラビアロールコーティング法、マイヤー
バーコーティング法、ドクターブレードコーティング法
及びリバースロールコーティング法を挙げることができ
る。
明する。この染料受容層は、上述の染料受容層形成材料
を用いて形成されるものであり、昇華性染料の定着性、
リボン等との離型性、及びオーバーコート層との接着性
に優れる。また、この受容層におけるシアン色の印字可
能濃度は、好ましくはO.D値で2.0〜2.6であ
る。この染料受容層は、上述の受容層形成材料を適当な
溶媒、例えば、イソプロピルアルコール、メチルエチル
ケトン及びトルエン等に溶解させ、得られたコーティン
グ液を所定の基材(ベースフィルム等)上に塗布し、乾
燥・硬化させることにより形成することができる。この
際、コーティング液の塗布方法としては、特に限定され
るものではなく、従来公知の手法を適用することがで
き、例えば、グラビアロールコーティング法、マイヤー
バーコーティング法、ドクターブレードコーティング法
及びリバースロールコーティング法を挙げることができ
る。
【0013】なお、この受容層対し印刷可能な昇華性染
料としては、特に限定されるものでなく、従来の公知の
昇華性染料を挙げることができる。また、本発明に係る
受容層は、上述のような諸特性に優れるため、昇華熱転
写法のみならず、他の印刷法にも適用することができ、
例えば、オフセット印刷、グラビア印刷及びスクリーン
印刷などの印刷法によっても印刷を行うことができる。
料としては、特に限定されるものでなく、従来の公知の
昇華性染料を挙げることができる。また、本発明に係る
受容層は、上述のような諸特性に優れるため、昇華熱転
写法のみならず、他の印刷法にも適用することができ、
例えば、オフセット印刷、グラビア印刷及びスクリーン
印刷などの印刷法によっても印刷を行うことができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明を実施例及び比較例により更に
詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に限定される
ものではない。 (実施例1)20重量部のポリエステル樹脂[ケミット
K−1294(商品名:東レ(株)製)、Tg=69
℃]と、3.0重量部のポリエステル−シリコーン共重
合体[X−24ー8300(商品名:信越化学工業
(株)製)]と、1.0重量部のアルコール変性シリコ
ーンオイル[SF8427(商品名:東レダウコーニン
グ(株)製)]と、0.5重量部のアミノ変性シリコー
ンオイル[SF8417(商品名:東レダウコーニング
(株)製)]とを、80重量部のメチルエチルケトンと
トルエンとの混合溶媒(重量比1:1)に溶解させ、コ
ーティング液を得た。
詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に限定される
ものではない。 (実施例1)20重量部のポリエステル樹脂[ケミット
K−1294(商品名:東レ(株)製)、Tg=69
℃]と、3.0重量部のポリエステル−シリコーン共重
合体[X−24ー8300(商品名:信越化学工業
(株)製)]と、1.0重量部のアルコール変性シリコ
ーンオイル[SF8427(商品名:東レダウコーニン
グ(株)製)]と、0.5重量部のアミノ変性シリコー
ンオイル[SF8417(商品名:東レダウコーニング
(株)製)]とを、80重量部のメチルエチルケトンと
トルエンとの混合溶媒(重量比1:1)に溶解させ、コ
ーティング液を得た。
【0015】得られたコーティング液を、図1に示した
ようなベースフィルム3(ポリエチレンテレフタレート
(PET)製)上にマイヤーバーコーティング法により
塗布し、130℃で3分間乾燥させ、厚さ5〜6μmの
染料受容層4を形成した。得られたベースフィルム付き
の染料受容層4の裏面側(ベースフィルム3の裏面)
を、エポキシ樹脂系接着剤2を用いてカード基材1の表
面と張り合わせた。次いで、染料受容層4に、昇華性染
料を用い、熱転写法により印刷を施した後、オーバーコ
ート層5を印刷面に被覆して本実施例の試験片を得た。
なお、この印刷はタフコフォトIDカードプリンターに
よりリボン(NO.81703)を用い、25℃、湿度
60%の条件下で行った。また、上記試験片において、
カード基材1は縦86mm×横54mm×厚さ560μ
mであり、ベースフィルム3の厚さは100μmであ
る。
ようなベースフィルム3(ポリエチレンテレフタレート
(PET)製)上にマイヤーバーコーティング法により
塗布し、130℃で3分間乾燥させ、厚さ5〜6μmの
染料受容層4を形成した。得られたベースフィルム付き
の染料受容層4の裏面側(ベースフィルム3の裏面)
を、エポキシ樹脂系接着剤2を用いてカード基材1の表
面と張り合わせた。次いで、染料受容層4に、昇華性染
料を用い、熱転写法により印刷を施した後、オーバーコ
ート層5を印刷面に被覆して本実施例の試験片を得た。
なお、この印刷はタフコフォトIDカードプリンターに
よりリボン(NO.81703)を用い、25℃、湿度
60%の条件下で行った。また、上記試験片において、
カード基材1は縦86mm×横54mm×厚さ560μ
mであり、ベースフィルム3の厚さは100μmであ
る。
【0016】印刷時におけるブロッキングやスティッキ
ングの状況及び異常転写の有無を表1に示した。また、
印刷面の印字濃度を反射濃度計マクベスRD−1255
(Kollmorgen Instrument社製)
により測定し、得られた結果を表1に示す。更に、上述
のようにして得られた試験片を90℃のお湯に30分間
浸漬してから引き上げ、試験片の変形状況及び受容層4
とオーバーオート層5との剥離状況を目視にて判定し、
得られた結果を表1に示した。
ングの状況及び異常転写の有無を表1に示した。また、
印刷面の印字濃度を反射濃度計マクベスRD−1255
(Kollmorgen Instrument社製)
により測定し、得られた結果を表1に示す。更に、上述
のようにして得られた試験片を90℃のお湯に30分間
浸漬してから引き上げ、試験片の変形状況及び受容層4
とオーバーオート層5との剥離状況を目視にて判定し、
得られた結果を表1に示した。
【0017】(実施例2)ポリエステル−シリコーン共
重合体の配合量を1.2重量部、アミノ変性シリコーン
オイルの配合量を0.2重量部とし、アルコール変性シ
リコーンオイルを添加しなかった以外は、実施例1と同
様の操作を繰り返し、得られた結果を表1に示した。
重合体の配合量を1.2重量部、アミノ変性シリコーン
オイルの配合量を0.2重量部とし、アルコール変性シ
リコーンオイルを添加しなかった以外は、実施例1と同
様の操作を繰り返し、得られた結果を表1に示した。
【0018】(実施例3)ポリエステル樹脂として、ケ
ミットK−1089[(商品名:東レ(株)製)、Tg
=43℃]を用いた以外は、実施例1と同様の操作を繰
り返し、得られた結果を表1に示した。
ミットK−1089[(商品名:東レ(株)製)、Tg
=43℃]を用いた以外は、実施例1と同様の操作を繰
り返し、得られた結果を表1に示した。
【0019】(実施例4)バインダー樹脂として20重
量部のポリ塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体[VAGH
(商品名:ユニオンカーバイド社製)]、シリコーン共
重合体樹脂として3重量部のポリ塩化ビニル・酢酸ビニ
ル−シリコーン共重合体[GH−5(商品名:大日本色
材工業(株)製]を用いた以外は、実施例1と同様の操
作を繰り返し、得られた結果を表1に示した。
量部のポリ塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体[VAGH
(商品名:ユニオンカーバイド社製)]、シリコーン共
重合体樹脂として3重量部のポリ塩化ビニル・酢酸ビニ
ル−シリコーン共重合体[GH−5(商品名:大日本色
材工業(株)製]を用いた以外は、実施例1と同様の操
作を繰り返し、得られた結果を表1に示した。
【0020】(比較例1)ポリエステル樹脂としてのケ
ミットK−1294[(商品名:東レ(株)製)、Tg
=69℃]20重量部と、5重量部のアルコール変性シ
リコーンオイル[SF8427(商品名:東レダウコー
ニング(株)製)]とを、80重量部のメチルエチルケ
トンとトルエンとの混合溶媒(重量比1:1)に溶解さ
せ、コーティング液を得た。これ以外は、実施例1と同
様の操作を繰り返し、得られた結果を表1に示した。
ミットK−1294[(商品名:東レ(株)製)、Tg
=69℃]20重量部と、5重量部のアルコール変性シ
リコーンオイル[SF8427(商品名:東レダウコー
ニング(株)製)]とを、80重量部のメチルエチルケ
トンとトルエンとの混合溶媒(重量比1:1)に溶解さ
せ、コーティング液を得た。これ以外は、実施例1と同
様の操作を繰り返し、得られた結果を表1に示した。
【0021】(比較例2)バインダー樹脂として、ポリ
エステル樹脂の代わりにポリ塩化ビニル−酢酸ビニル共
重合体[VAGH(商品名:ユニオンカーバイド社
製)]を用いた以外は実施例1と同様の操作を繰り返
し、得られた結果を表1に示した。
エステル樹脂の代わりにポリ塩化ビニル−酢酸ビニル共
重合体[VAGH(商品名:ユニオンカーバイド社
製)]を用いた以外は実施例1と同様の操作を繰り返
し、得られた結果を表1に示した。
【0022】(比較例3)シリコーン共重合体樹脂とし
て、アクリルウレタン−シリコーン樹脂[クリヤマーU
A−53F(商品名:三洋化成工業(株)製]を用いた
以外は、実施例4と同様の操作を繰り返し、得られた結
果を表1に示した。
て、アクリルウレタン−シリコーン樹脂[クリヤマーU
A−53F(商品名:三洋化成工業(株)製]を用いた
以外は、実施例4と同様の操作を繰り返し、得られた結
果を表1に示した。
【0023】
【表1】
【0024】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、バインダー樹脂と特定の関係を有するシリコーン共
重合体樹脂を用いることとしたため、優れた定着性、離
型性及び接着性を兼備するカード記録用の染料受容層形
成材料、及びこれを用いたカードを提供することができ
る。
ば、バインダー樹脂と特定の関係を有するシリコーン共
重合体樹脂を用いることとしたため、優れた定着性、離
型性及び接着性を兼備するカード記録用の染料受容層形
成材料、及びこれを用いたカードを提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】熱転写記録されたカード類の構成を示す断面図
である。
である。
1・・・カード基材、2・・・接着層、3・・・ベースフィル
ム、4・・・染料受容層 5・・・オーバーコート層
ム、4・・・染料受容層 5・・・オーバーコート層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 63/00 NKB C08L 63/00 NKB 67/00 LPH 67/00 LPH 75/04 NGJ 75/04 NGJ 83/04 LRY 83/04 LRY 101/00 101/00
Claims (9)
- 【請求項1】 カードに熱転写記録を施す際に染料画像
を形成できる受容層であって、バインダー樹脂と、この
バインダー樹脂と同種の樹脂成分を共重合成分とするシ
リコーン共重合体樹脂と、を含有することを特徴とする
染料受容層。 - 【請求項2】 上記バインダー樹脂のガラス転移点Tg
が50〜90℃であることを特徴とする請求項1記載の
染料受容層形成材料。 - 【請求項3】 上記バインダー樹脂の熱収縮率が、0〜
±7%であることを特徴とする請求項1又は2記載の染
料受容層成形材料。 - 【請求項4】 上記バインダー樹脂が、ポリエステル樹
脂、塩化ビニル樹脂、ポリウレタン樹脂、フェノール樹
脂、エポキシ樹脂及びアクリル樹脂から成る群より選ば
れる1又は2種以上の樹脂であることを特徴とする請求
項1〜3のいずれか1つの項に記載の染料受容層形成材
料。 - 【請求項5】 更に、変性シリコーンを含有することを
特徴とする請求項1〜4のいずれか1つの項に記載の染
料受容層形成材料。 - 【請求項6】 上記バインダー樹脂がポリエステル樹脂
であり、このポリエステル樹脂20重量部に対し、上記
シリコーン共重合体樹脂を0.4〜10重量部、変性シ
リコーンを0.2〜3重量部含有することを特徴とする
請求項5記載の染料受容層形成材料。 - 【請求項7】 上記変性シリコーンが、アミノ変性シリ
コーンとアルコール変性シリコーンとの混合物であるこ
とを特徴とする請求項6記載の染料受容層形成材料。 - 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1つの項に記載
の染料受容層形成材料を含有して成る染料受容層を備え
ることを特徴とするカード。 - 【請求項9】 上記染料受容層におけるシアン色の印字
可能濃度が、O.D値で2.0〜2.6であることを特
徴とする請求項8記載のカード。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8068945A JPH09234962A (ja) | 1996-03-01 | 1996-03-01 | カード記録用の染料受容層形成材料及びカード |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8068945A JPH09234962A (ja) | 1996-03-01 | 1996-03-01 | カード記録用の染料受容層形成材料及びカード |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09234962A true JPH09234962A (ja) | 1997-09-09 |
Family
ID=13388320
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8068945A Pending JPH09234962A (ja) | 1996-03-01 | 1996-03-01 | カード記録用の染料受容層形成材料及びカード |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09234962A (ja) |
-
1996
- 1996-03-01 JP JP8068945A patent/JPH09234962A/ja active Pending
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