JPH09286181A - 染料受容層を備えた積層構造カード - Google Patents
染料受容層を備えた積層構造カードInfo
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- JPH09286181A JPH09286181A JP8126322A JP12632296A JPH09286181A JP H09286181 A JPH09286181 A JP H09286181A JP 8126322 A JP8126322 A JP 8126322A JP 12632296 A JP12632296 A JP 12632296A JP H09286181 A JPH09286181 A JP H09286181A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 情報記録に際しベースフィルムが変形せず、
鮮明な染料画像を得ることのできる積層構造カードを提
供する。 【解決手段】 カード基材1に、ベースフィルム層3と
染料受容層4とを積層して得られるカードである。染料
受容層4の厚さ(Rt(μm))とベースフィルム層3
の厚さ(Bt(μm))とが、200≦Rt×Bt≦5
000の関係を満足する。
鮮明な染料画像を得ることのできる積層構造カードを提
供する。 【解決手段】 カード基材1に、ベースフィルム層3と
染料受容層4とを積層して得られるカードである。染料
受容層4の厚さ(Rt(μm))とベースフィルム層3
の厚さ(Bt(μm))とが、200≦Rt×Bt≦5
000の関係を満足する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱転写記録を行う
際に染料画像を形成できる受容層を備えたカードに係
り、更に詳細には、カード基材に積層されたベースフィ
ルム層に、染料受容層を積層して成るカードであって、
染料の定着性に優れる積層構造カードに関する。
際に染料画像を形成できる受容層を備えたカードに係
り、更に詳細には、カード基材に積層されたベースフィ
ルム層に、染料受容層を積層して成るカードであって、
染料の定着性に優れる積層構造カードに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車運転免許証等のIDカード
やクレジットカード、ICカード、無線ICカード、定
期券やテレホンカード等のプリペイドカードなどのカー
ド類が広く使用されている。これらカード類には文字、
図形及び画像等の種々の情報が記録されるが、一般にそ
の構成は図1に示すようなものである。
やクレジットカード、ICカード、無線ICカード、定
期券やテレホンカード等のプリペイドカードなどのカー
ド類が広く使用されている。これらカード類には文字、
図形及び画像等の種々の情報が記録されるが、一般にそ
の構成は図1に示すようなものである。
【0003】図1において、かかる積層構造カードは、
カード基材1に接着層2を介してベースフィルム3が積
層され、更にベースフィルム3上に染料受容層4、染料
受容層4上にオーバーコート層5がそれぞれ積層される
ことにより構成されている。通常、ベースフィルム3と
しては、カード基材1の内部に配設された回路等を隠蔽
するために、高隠蔽率で白色度の高い不透明なポリエチ
レンテレフタレートが用いられ、また、上述のような情
報は、昇華性染料を染料受容層4に熱転写することによ
り記録され、更に、記録された情報は、紫外線吸収剤等
を含む透明なポリエステル樹脂製のオーバーコート層に
より被覆され、記録情報の可視性を確保されつつ保護さ
れる。なお、上述の構成のカードにおいて、オーバーコ
ート層3や受容層4は、カード基材1の裏面側に設ける
ことも可能であり、その場合、これらの層に適宜印刷等
を施すことも可能である(図1参照)。
カード基材1に接着層2を介してベースフィルム3が積
層され、更にベースフィルム3上に染料受容層4、染料
受容層4上にオーバーコート層5がそれぞれ積層される
ことにより構成されている。通常、ベースフィルム3と
しては、カード基材1の内部に配設された回路等を隠蔽
するために、高隠蔽率で白色度の高い不透明なポリエチ
レンテレフタレートが用いられ、また、上述のような情
報は、昇華性染料を染料受容層4に熱転写することによ
り記録され、更に、記録された情報は、紫外線吸収剤等
を含む透明なポリエステル樹脂製のオーバーコート層に
より被覆され、記録情報の可視性を確保されつつ保護さ
れる。なお、上述の構成のカードにおいて、オーバーコ
ート層3や受容層4は、カード基材1の裏面側に設ける
ことも可能であり、その場合、これらの層に適宜印刷等
を施すことも可能である(図1参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成の積層構造カードに情報記録を行う場合には、染料受
容層が染料を含有するリボンや色材シートの上部からサ
ーマルヘッドにより押圧され、これに応じてカード基材
も押圧されるが、この際、ベースフィルムが熱変形した
り、カード基材内部の回路が熱吸収したりすることがあ
り、この結果、転写された染料に斑ができ、鮮明な染料
画像が得られないことがあるという課題があった。本発
明は、このような従来技術の有する課題に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、情報記録に際
しベースフィルムが変形せず、鮮明な染料画像を得るこ
とのできる積層構造カードを提供することにある。
成の積層構造カードに情報記録を行う場合には、染料受
容層が染料を含有するリボンや色材シートの上部からサ
ーマルヘッドにより押圧され、これに応じてカード基材
も押圧されるが、この際、ベースフィルムが熱変形した
り、カード基材内部の回路が熱吸収したりすることがあ
り、この結果、転写された染料に斑ができ、鮮明な染料
画像が得られないことがあるという課題があった。本発
明は、このような従来技術の有する課題に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、情報記録に際
しベースフィルムが変形せず、鮮明な染料画像を得るこ
とのできる積層構造カードを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記目的を
達成すべく鋭意検討を重ねた結果、染料受容層の厚さと
ベースフィルム層との厚さを制御することにより、上記
目的が達成できることを見出し、本発明を完成するに至
った。即ち、本発明の積層構造カードは、カード基材
に、ベースフィルム層及び染料受容層を順次積層した積
層構造を備えたカードにおいて、上記染料受容層の厚さ
(Rt(μm))とベースフィルム層の厚さ(Bt(μ
m))とが、次式 200≦Rt×Bt≦5000 で表される関係を満足することを特徴とする。また、本
発明の積層構造カードでは、染料受容層の厚さ(Rt)
を3〜50μmとするのが好ましい。
達成すべく鋭意検討を重ねた結果、染料受容層の厚さと
ベースフィルム層との厚さを制御することにより、上記
目的が達成できることを見出し、本発明を完成するに至
った。即ち、本発明の積層構造カードは、カード基材
に、ベースフィルム層及び染料受容層を順次積層した積
層構造を備えたカードにおいて、上記染料受容層の厚さ
(Rt(μm))とベースフィルム層の厚さ(Bt(μ
m))とが、次式 200≦Rt×Bt≦5000 で表される関係を満足することを特徴とする。また、本
発明の積層構造カードでは、染料受容層の厚さ(Rt)
を3〜50μmとするのが好ましい。
【0006】
【作用】本発明の積層構造カードにおいては、染料受容
層の厚さとベースフィルム層との厚さを制御することと
した。従って、情報記録に際し、ベースフィルム層が変
形することがなく、このベースフィルム層上に積層され
た染料受容層が平坦な状態を保持し、且つカードに回路
が埋設されている場合には、この回路による熱吸収を抑
制できるので、鮮明な染料画像を得ることができる。
層の厚さとベースフィルム層との厚さを制御することと
した。従って、情報記録に際し、ベースフィルム層が変
形することがなく、このベースフィルム層上に積層され
た染料受容層が平坦な状態を保持し、且つカードに回路
が埋設されている場合には、この回路による熱吸収を抑
制できるので、鮮明な染料画像を得ることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の積層構造カードは、カード基材にベースフィル
ム層を積層し、更にこのベースフィルムに染料受容層を
積層して構成される。そして、本発明においては、染料
受容層の厚さ(Rt(μm))とベースフィルム層の厚
さ(Bt(μm))とが、次式 200≦Rt×Bt≦5000 で表される関係を満足する。ここで、Rt×Btが20
0未満では、ベースフィルム層が熱変形して染料画像濃
度が低下し、Rt×Btが5000を超えると、カード
自体の厚みが増大してコスト高となってしまうので好ま
しくない。また、この場合、Rtを3〜50μmとする
のが更に好ましい。Rtが3μm未満では、カード基材
内部に配設された回路による熱吸収が顕著になるため、
得られる染料画像が乱れ、濃度斑が発生するので好まし
くない。一方、Rtが50μmを超えると、レジストレ
ーションが起こることがあり、また、コスト高となって
しまうので好ましくない。
本発明の積層構造カードは、カード基材にベースフィル
ム層を積層し、更にこのベースフィルムに染料受容層を
積層して構成される。そして、本発明においては、染料
受容層の厚さ(Rt(μm))とベースフィルム層の厚
さ(Bt(μm))とが、次式 200≦Rt×Bt≦5000 で表される関係を満足する。ここで、Rt×Btが20
0未満では、ベースフィルム層が熱変形して染料画像濃
度が低下し、Rt×Btが5000を超えると、カード
自体の厚みが増大してコスト高となってしまうので好ま
しくない。また、この場合、Rtを3〜50μmとする
のが更に好ましい。Rtが3μm未満では、カード基材
内部に配設された回路による熱吸収が顕著になるため、
得られる染料画像が乱れ、濃度斑が発生するので好まし
くない。一方、Rtが50μmを超えると、レジストレ
ーションが起こることがあり、また、コスト高となって
しまうので好ましくない。
【0008】本発明の積層構造カードに使用できるベー
スフィルム層としては、特に限定されるものではなく、
ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフ
タレート、ポリエチレンナフタレート又はポリアミド、
及びこれらの任意の混合物を例示することができる。ま
た、染料受容層も、昇華性染料を受容できる樹脂成分を
含有するものであれば特に限定されるものではなく、ポ
リエステル、ポリ塩化ビニル、ポリビニルブチラール、
メラミン樹脂、ポリウレタン及びポリ酢酸ビニルを含有
するものを挙げることができる。更に、カード基材とし
ても、IDカード等に通常使用される材質・厚さを有す
るものであればよく、例えば、エポキシ樹脂、フェノー
ル樹脂及び強化ポリエステル樹脂製の0.50〜0.7
6mmのものを例示できる。
スフィルム層としては、特に限定されるものではなく、
ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフ
タレート、ポリエチレンナフタレート又はポリアミド、
及びこれらの任意の混合物を例示することができる。ま
た、染料受容層も、昇華性染料を受容できる樹脂成分を
含有するものであれば特に限定されるものではなく、ポ
リエステル、ポリ塩化ビニル、ポリビニルブチラール、
メラミン樹脂、ポリウレタン及びポリ酢酸ビニルを含有
するものを挙げることができる。更に、カード基材とし
ても、IDカード等に通常使用される材質・厚さを有す
るものであればよく、例えば、エポキシ樹脂、フェノー
ル樹脂及び強化ポリエステル樹脂製の0.50〜0.7
6mmのものを例示できる。
【0009】なお、上記染料受容層としては、バインダ
ー樹脂と、このバインダー樹脂と同種の樹脂成分を共重
合成分とするシリコーン共重合体樹脂とを含有するもの
を好ましく使用できる。ここで、バインダー樹脂は、昇
華性染料を受容し、上記オーバーコート層との接着性を
向上させる機能を有するものである。かかるバインダー
樹脂としては、種々の樹脂を使用でき、ポリエステル樹
脂、塩化ビニル樹脂、ポリウレタン樹脂、フェノール樹
脂、エポキシ樹脂又はアクリル樹脂及びこれらの任意の
混合物を例示できるが、ポリエステル樹脂を好ましく使
用できる。
ー樹脂と、このバインダー樹脂と同種の樹脂成分を共重
合成分とするシリコーン共重合体樹脂とを含有するもの
を好ましく使用できる。ここで、バインダー樹脂は、昇
華性染料を受容し、上記オーバーコート層との接着性を
向上させる機能を有するものである。かかるバインダー
樹脂としては、種々の樹脂を使用でき、ポリエステル樹
脂、塩化ビニル樹脂、ポリウレタン樹脂、フェノール樹
脂、エポキシ樹脂又はアクリル樹脂及びこれらの任意の
混合物を例示できるが、ポリエステル樹脂を好ましく使
用できる。
【0010】また、上記バインダー樹脂としては、ガラ
ス転移点(Tg)が50〜90℃のものが好ましい。T
gが50℃未満では、上記リボンや色材シートとの融着
(ブロッキング、スティッキング)を起こす場合があ
り、90℃を超えると、染料の定着性が不十分になるこ
とがあり好ましくない。更に、このバインダー樹脂の熱
収縮率は、0〜±7%であることが好ましく、熱収縮率
が±7%を逸脱すると、バインダー樹脂の変形に応じて
カード基材自体が熱変形することがあり好ましくない。
ス転移点(Tg)が50〜90℃のものが好ましい。T
gが50℃未満では、上記リボンや色材シートとの融着
(ブロッキング、スティッキング)を起こす場合があ
り、90℃を超えると、染料の定着性が不十分になるこ
とがあり好ましくない。更に、このバインダー樹脂の熱
収縮率は、0〜±7%であることが好ましく、熱収縮率
が±7%を逸脱すると、バインダー樹脂の変形に応じて
カード基材自体が熱変形することがあり好ましくない。
【0011】また、上記バインダー樹脂と同種の樹脂成
分を共重合成分とするシリコーン共重合体樹脂は、昇華
性染料が含浸されているリボン等との離型性、オーバー
コート層及び上記ベースフィルムとの接着性を向上させ
る機能を有する。かかるシリコーン共重合体としては、
使用するバインダー樹脂の種類に応じて適宜変更できる
が、ポリエステル−シリコーン共重合体、アクリル−シ
リコーン共重合体及びエポキシ−シリコーン共重合体な
どを挙げることができる。
分を共重合成分とするシリコーン共重合体樹脂は、昇華
性染料が含浸されているリボン等との離型性、オーバー
コート層及び上記ベースフィルムとの接着性を向上させ
る機能を有する。かかるシリコーン共重合体としては、
使用するバインダー樹脂の種類に応じて適宜変更できる
が、ポリエステル−シリコーン共重合体、アクリル−シ
リコーン共重合体及びエポキシ−シリコーン共重合体な
どを挙げることができる。
【0012】また、本発明に係る染料受容層には、上述
のバインダー樹脂及びシリコーン共重合体樹脂以外にも
他の成分を添加でき、このような成分としては、変性シ
リコーンを例示することができる。かかる変性シリコー
ンとしては、種々のシリコーンオイルを例示できるが、
上記シリコーン共重合体樹脂と反応性を有するものが好
ましく、例えば、アミノ変性シリコーンオイル又はアル
コール変性シリコーンオイル及びこれらの混合物などを
好ましく使用できる。なお、このような変性シリコーン
は、上記リボン等との離型性向上を補助し、印字濃度を
向上させる機能を果たす。
のバインダー樹脂及びシリコーン共重合体樹脂以外にも
他の成分を添加でき、このような成分としては、変性シ
リコーンを例示することができる。かかる変性シリコー
ンとしては、種々のシリコーンオイルを例示できるが、
上記シリコーン共重合体樹脂と反応性を有するものが好
ましく、例えば、アミノ変性シリコーンオイル又はアル
コール変性シリコーンオイル及びこれらの混合物などを
好ましく使用できる。なお、このような変性シリコーン
は、上記リボン等との離型性向上を補助し、印字濃度を
向上させる機能を果たす。
【0013】また、上述の染料受容層における上記成分
の配合割合としては、特に限定されるものではないが、
バインダー樹脂としてポリエステル樹脂を使用する場
合、ポリエステル樹脂20重量部に対し、上記シリコー
ン共重合体樹脂を0.4〜10重量部、所要に応じて、
更に変性シリコーンを0.2〜3重量部とするのが好ま
しい。シリコーン共重合体樹脂が0.4重量部未満では
離型性が不足し易く、10重量部を超えると、印字濃度
が低下し易くなるため好ましくない。また、変性シリコ
ーンが0.2重量部未満では、印字濃度が低下すること
があり、3重量部を超えると、表面へブリードアウトし
たり、オーバーコート層との密着性が低下することがあ
り好ましくない。
の配合割合としては、特に限定されるものではないが、
バインダー樹脂としてポリエステル樹脂を使用する場
合、ポリエステル樹脂20重量部に対し、上記シリコー
ン共重合体樹脂を0.4〜10重量部、所要に応じて、
更に変性シリコーンを0.2〜3重量部とするのが好ま
しい。シリコーン共重合体樹脂が0.4重量部未満では
離型性が不足し易く、10重量部を超えると、印字濃度
が低下し易くなるため好ましくない。また、変性シリコ
ーンが0.2重量部未満では、印字濃度が低下すること
があり、3重量部を超えると、表面へブリードアウトし
たり、オーバーコート層との密着性が低下することがあ
り好ましくない。
【0014】次に、上述した好適な染料受容層の形成方
法の一例について説明する。この染料受容層は、上述の
受容層形成成分を適当な溶媒、例えば、イソプロピルア
ルコール、メチルエチルケトン及びトルエン等に溶解さ
せ、得られたコーティング液を所定のベースフィルム層
上に塗布し、乾燥・硬化させることにより形成すること
ができる。この際、コーティング液の塗布方法として
は、特に限定されるものではなく、従来公知の手法を適
用することができ、例えば、グラビアロールコーティン
グ法、マイヤーバーコーティング法、ドクターブレード
コーティング法及びリバースロールコーティング法を挙
げることができる。
法の一例について説明する。この染料受容層は、上述の
受容層形成成分を適当な溶媒、例えば、イソプロピルア
ルコール、メチルエチルケトン及びトルエン等に溶解さ
せ、得られたコーティング液を所定のベースフィルム層
上に塗布し、乾燥・硬化させることにより形成すること
ができる。この際、コーティング液の塗布方法として
は、特に限定されるものではなく、従来公知の手法を適
用することができ、例えば、グラビアロールコーティン
グ法、マイヤーバーコーティング法、ドクターブレード
コーティング法及びリバースロールコーティング法を挙
げることができる。
【0015】以上に説明したような本発明の積層構造カ
ードは、耐熱・耐湿変形性に優れ、例えば、95℃の熱
水に1時間浸漬した際の変形度、即ち、平坦な形状のカ
ードが変形して最も撓んだ部分と、最初の平坦形状の平
面との距離が2mm以下である。
ードは、耐熱・耐湿変形性に優れ、例えば、95℃の熱
水に1時間浸漬した際の変形度、即ち、平坦な形状のカ
ードが変形して最も撓んだ部分と、最初の平坦形状の平
面との距離が2mm以下である。
【0016】
【実施例】以下、本発明を実施例及び比較例により更に
詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に限定される
ものではない。 (実施例1〜5)20重量部の塩化ビニル−酢酸ビニル
共重合体樹脂[エスレックM(商品名:積水化学(株)
製)]と、1.0重量部のアルコール変性シリコーンオ
イル[SF8427(商品名:東レ・ダウコーニング
(株)製)]と、2.0重量部の帯電防止剤[9212
D(商品名:(株)タナカ化学研究所製)]とを、60
重量部のメチルエチルケトンと20重量部のトルエンと
の混合溶媒に溶解させ、コーティング液を得た。
詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に限定される
ものではない。 (実施例1〜5)20重量部の塩化ビニル−酢酸ビニル
共重合体樹脂[エスレックM(商品名:積水化学(株)
製)]と、1.0重量部のアルコール変性シリコーンオ
イル[SF8427(商品名:東レ・ダウコーニング
(株)製)]と、2.0重量部の帯電防止剤[9212
D(商品名:(株)タナカ化学研究所製)]とを、60
重量部のメチルエチルケトンと20重量部のトルエンと
の混合溶媒に溶解させ、コーティング液を得た。
【0017】得られたコーティング液を、図1に示した
ようなベースフィルム3(白色ポリエチレンテレフタレ
ート(PET)製)上にマイヤーバーコーティング法に
より塗布し、130℃で3分間乾燥させ、所定厚さの染
料受容層4を形成した。使用したベースフィルムの厚さ
及び形成した染料受容層の厚さを表1に示す。次いで、
上述のようにして得られたベースフィルム付きの染料受
容層4の裏面側(ベースフィルム3の裏面)を、エポキ
シ樹脂系接着剤2を用いてカード基材1の表面と張り合
わせた。
ようなベースフィルム3(白色ポリエチレンテレフタレ
ート(PET)製)上にマイヤーバーコーティング法に
より塗布し、130℃で3分間乾燥させ、所定厚さの染
料受容層4を形成した。使用したベースフィルムの厚さ
及び形成した染料受容層の厚さを表1に示す。次いで、
上述のようにして得られたベースフィルム付きの染料受
容層4の裏面側(ベースフィルム3の裏面)を、エポキ
シ樹脂系接着剤2を用いてカード基材1の表面と張り合
わせた。
【0018】次に、染料受容層4に、昇華性染料を用
い、熱転写法により印刷を施した後、オーバーコート層
5を印刷面に被覆して各実施例の試験片を得た。なお、
この印刷はタフコフォトIDカードプリンターによりリ
ボン(NO.81703)を用い、25℃、湿度60%
の条件下で行った。また、上記試験片において、カード
基材1は縦86mm×横54mm×厚さ560μmであ
る。
い、熱転写法により印刷を施した後、オーバーコート層
5を印刷面に被覆して各実施例の試験片を得た。なお、
この印刷はタフコフォトIDカードプリンターによりリ
ボン(NO.81703)を用い、25℃、湿度60%
の条件下で行った。また、上記試験片において、カード
基材1は縦86mm×横54mm×厚さ560μmであ
る。
【0019】印刷面の画像濃度(シアン色)を反射濃度
計マクベスRD−1255(Kollmorgen I
nstrument社製)により測定し、得られた結果
を表1に示した。また、濃度斑を目視にて判定し、この
結果も表1に示した。更に、上述のようにして得られた
試験片を95℃のお湯に1時間浸漬してから引き上げ、
試験片の変形度を測定し、得られた結果を表1に併記し
た。
計マクベスRD−1255(Kollmorgen I
nstrument社製)により測定し、得られた結果
を表1に示した。また、濃度斑を目視にて判定し、この
結果も表1に示した。更に、上述のようにして得られた
試験片を95℃のお湯に1時間浸漬してから引き上げ、
試験片の変形度を測定し、得られた結果を表1に併記し
た。
【0020】(実施例6及び7)ベースフィルムとし
て、ポリプロピレンフィルム[ユポ#FPG(商品名:
王子油化合成紙(株)製)]を用いた以外は、実施例1
〜5と同様の操作を繰り返し、得られた結果を表1に示
す。
て、ポリプロピレンフィルム[ユポ#FPG(商品名:
王子油化合成紙(株)製)]を用いた以外は、実施例1
〜5と同様の操作を繰り返し、得られた結果を表1に示
す。
【0021】(実施例8及び9)実施例1〜5と同様の
操作を繰り返した。但し、コーティング液としては、2
0重量部のポリエステル樹脂[ケミットK−1294
(商品名:東レ(株)製)、Tg=69℃]と、3.0
重量部のポリエステル−シリコーン共重合体[X−24
ー8300(商品名:信越化学工業(株)製)]と、
1.0重量部のアルコール変性シリコーンオイル[SF
8427(商品名:東レ・ダウコーニング(株)製)]
と、0.5重量部のアミノ変性シリコーンオイル[SF
8417(商品名:東レダウコーニング(株)製)]と
を、60重量部のメチルエチルケトンと20重量部のト
ルエンとの混合溶媒に溶解させたものを採用した。得ら
れた結果を表1に示す。
操作を繰り返した。但し、コーティング液としては、2
0重量部のポリエステル樹脂[ケミットK−1294
(商品名:東レ(株)製)、Tg=69℃]と、3.0
重量部のポリエステル−シリコーン共重合体[X−24
ー8300(商品名:信越化学工業(株)製)]と、
1.0重量部のアルコール変性シリコーンオイル[SF
8427(商品名:東レ・ダウコーニング(株)製)]
と、0.5重量部のアミノ変性シリコーンオイル[SF
8417(商品名:東レダウコーニング(株)製)]と
を、60重量部のメチルエチルケトンと20重量部のト
ルエンとの混合溶媒に溶解させたものを採用した。得ら
れた結果を表1に示す。
【0022】(比較例1〜3)ベースフィルム及び染料
受容層の厚さを変化させた以外は、実施例1〜5と同様
の操作を繰り返し、得られた結果を表1に示した。
受容層の厚さを変化させた以外は、実施例1〜5と同様
の操作を繰り返し、得られた結果を表1に示した。
【0023】
【表1】
【0024】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、染料受容層の厚さとベースフィルム層との厚さを制
御することとしたため、情報記録に際しベースフィルム
が変形せず、鮮明な染料画像を得ることのできる積層構
造カードを提供することができる。
ば、染料受容層の厚さとベースフィルム層との厚さを制
御することとしたため、情報記録に際しベースフィルム
が変形せず、鮮明な染料画像を得ることのできる積層構
造カードを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】熱転写記録されたカード類の構成を示す断面図
である。
である。
1・・・カード基材、2・・・接着層、3・・・ベースフィル
ム、4・・・染料受容層 5・・・オーバーコート層
ム、4・・・染料受容層 5・・・オーバーコート層
Claims (7)
- 【請求項1】 カード基材に、ベースフィルム層及び染
料受容層を順次積層した積層構造を備えたカードにおい
て、上記染料受容層の厚さ(Rt(μm))とベースフ
ィルム層の厚さ(Bt(μm))とが、次式 200≦Rt×Bt≦5000 で表される関係を満足することを特徴とする積層構造カ
ード - 【請求項2】 上記染料受容層の厚さ(Rt)が、3〜
50μmであることを特徴とする請求項1記載の積層構
造カード。 - 【請求項3】 上記染料受容層が、バインダー樹脂と、
このバインダー樹脂と同種の樹脂成分を共重合成分とす
るシリコーン共重合体樹脂とを含有することを特徴とす
る請求項1又は2記載の積層構造カード。 - 【請求項4】 上記バインダー樹脂が、ポリエステル樹
脂、塩化ビニル樹脂、ポリウレタン樹脂、フェノール樹
脂、エポキシ樹脂及びアクリル樹脂から成る群より選ば
れた1又は2種以上の樹脂であることを特徴とする請求
項3記載の積層構造カード。 - 【請求項5】 上記染料受容層が、更に変性シリコーン
を含有することを特徴とする請求項3又は4記載の積層
構造カード。 - 【請求項6】 上記ベースフィルム層が、ポリスチレ
ン、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、
ポリエチレンナフタレート及びポリアミドから成る群よ
り選ばれた1又は2種以上の樹脂を含有することを特徴
とする請求項1〜5のいずれか1つの稿に記載の積層構
造カード。 - 【請求項7】 熱水浸漬による変形度が2mm以下であ
ることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つの項に
記載の積層構造カード。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8126322A JPH09286181A (ja) | 1996-04-24 | 1996-04-24 | 染料受容層を備えた積層構造カード |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8126322A JPH09286181A (ja) | 1996-04-24 | 1996-04-24 | 染料受容層を備えた積層構造カード |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09286181A true JPH09286181A (ja) | 1997-11-04 |
Family
ID=14932324
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8126322A Pending JPH09286181A (ja) | 1996-04-24 | 1996-04-24 | 染料受容層を備えた積層構造カード |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09286181A (ja) |
-
1996
- 1996-04-24 JP JP8126322A patent/JPH09286181A/ja active Pending
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