JPH09235292A - ガラクトース誘導体 - Google Patents
ガラクトース誘導体Info
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- JPH09235292A JPH09235292A JP4276796A JP4276796A JPH09235292A JP H09235292 A JPH09235292 A JP H09235292A JP 4276796 A JP4276796 A JP 4276796A JP 4276796 A JP4276796 A JP 4276796A JP H09235292 A JPH09235292 A JP H09235292A
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Abstract
セプターを有する細胞に対し、特異的親和性を有するド
ラッグ・デリバリー・システム(DDS)に関する。 【解決手段】 一般式(I) 【化1】 [式中、R1およびR2は各々独立して炭素数12〜3
0の飽和または不飽和脂肪酸残基を意味する。nは2〜
50の整数を意味する。]で表されるガラクトース誘導
体および該ガラクトース誘導体を含有する脂質膜構造体
を提供し、DDSを達成する。
Description
されるガラクトースレセプターを有する細胞に対し、特
異的親和性を有するDDS(ドラッグ・デリバリー・シ
ステム)に関する。
分子膜の表面を修飾したリポソームをガラクトース修飾
リポソームと呼び、これらは肝実質細胞へ特異的に結合
することが既に知られている。
(ガラクトース修飾リポソーム)としては、アシアロフ
ェツインを含有するリポソーム(バイオケミカル・アン
ド・バイオフィジカル・リサーチ・コミュニケーション
ズ 65巻、537頁、1975年)、アシアロガング
リオシドを含有するリポソーム(バイオキミカ・バイオ
フィジカ・アクタ 497巻、760頁、1977
年)、ラクトシルセラミドを含有するリポソーム(バイ
オケミカル・アンド・バイオフィジカル・リサーチ・コ
ミュニケーションズ 110巻、140頁、1983
年)、ジガラクトシルジグリセリドを含有するリポソー
ム(ディアベトロジア 27巻、333A頁、1984
年)、乳糖モノ脂肪酸エステルを含有するリポソーム
(ジャーナル・オブ・マイクロエンカプスレーション
11巻、179頁、1994年)、乳糖モノ脂肪酸アミ
ドを含有するリポソーム(ジャーナル・オブ・マイクロ
エンカプスレーション 11巻、287頁、1994
年)、糖骨格を有する分枝鎖型誘導体を含有するリポソ
ーム(特開平6−9675号公報)等が報告され、肝実
質細胞へのターゲッティングを目的として、in vi
voでの研究がなされているが、未だ満足のいく結果は
得られていない。
を解決するために鋭意検討した結果、ある特定の化学構
造を有するガラクトース誘導体を用いて製した脂質膜構
造体が肝実質細胞へターゲッティングすることを見いだ
した。
発明に関する。 一般式(I)
0の飽和または不飽和脂肪酸残基を意味する。nは2〜
50の整数を意味する。]で表されるガラクトース誘導
体。
0の飽和または不飽和脂肪酸残基を意味する。nは2〜
50の整数を意味する。]で表されるガラクトース誘導
体を含有する脂質膜構造体。
た、一般式(I)
0の飽和または不飽和脂肪酸残基を意味する。nは2〜
50の整数を意味する。]で表されるガラクトース誘導
体を含有する脂質膜構造体。
々パルミトイル基を意味し、nが10を意味する発明
に記載のガラクトース誘導体。
々パルミトイル基を意味し、nが10を意味する発明
またはに記載の脂質膜構造体。
発明に記載の脂質膜構造体がリポソームである脂質膜構
造体。
ラクトース誘導体における置換基について説明する。
立して炭素数12〜30の飽和または不飽和脂肪酸残基
を意味する。これらの例としては、ドデカノイル基、ト
リデカノイル基、テトラデカノイル基、ペンタデカノイ
ル基、ヘキサデカノイル(パルミトイル)基、ヘプタデ
カノイル基、オクタデカノイル(ステアロイル)基、ノ
ナデカノイル基、エイコサノイル基、ヘニコサノイル
基、ドコサノイル基、トリコサノイル基、テトラコサノ
イル基、ヘキサコサノイル基、トリアコンタノイル基、
4−ドデセノイル基、9−ヘキサデセノイル基、9−オ
クタデセノイル基、11−エイコセノイル基、13−ド
コセノイル基、15−テトラコセノイル基、9,12−
オクタデカジエノイル基、11,14−エイコサジエノ
イル基、9,12,15−オクタデカトリエノイル基、
11,14,17−エイコサトリエノル基、4,8,1
2,16−エイコサテトラエノイル基、4,8,12,
15,19−ドコサペンタノイル基、2−デカニルヘキ
サデカノイル基、2−テトラデシルヘキサデカノイル
基、2−テトラデシルヘキサデセノイル基、2−テトラ
デセニルヘキサデカノイル基等の直鎖もしくは分枝状の
飽和または不飽和の脂肪酸残基を挙げることができる。
2〜25が好ましく、5〜15が特に好ましい。
めの製造フローの1例を表1と表2を用いて、次に示
す。
ル、エマルジョン、リポソーム等を意味し、本発明の一
般式(I)で表されるガラクトース誘導体を含有する脂
質膜構造体は、公知の製造方法に従って製造することが
できる。
造方法としては、たとえば、ドラッグデリバリーシステ
ム(瀬崎 仁 編 南江堂 1986年)に記載の方法
を挙げることができる。
械的振動法、超音波処理法、逆相蒸発法、凍結乾燥法、
加温法、多価アルコール法、メカノケミカル法、脂質溶
解法および噴霧乾燥法等を挙げることができる。
ガラクトース誘導体のみだけでも製することができる
が、更に一般的に脂質膜構造体を製するのに用いられる
脂質を加えてもよい。例えば、それらの例として、ホス
ファチジルコリン、ホスファチジルセリン、スフィンゴ
ミエリン等を挙げることができる。
は、膜の安定化剤としてコレステロール、コレスタノー
ル等のステロール類、酸化防止剤としてα−トコフェロ
ール等を更に添加してもよい。
るものであり、実施時の形態としては、注射剤を挙げる
ことができる。したがって、脂質膜構造体は、溶液中に
分散した状態にあるのが好ましい。分散媒としては、水
性溶媒であれば特に限定されるべきものではないが、
水、種々の緩衝液、種々の等溶液、水溶性の有機溶媒等
を挙げることができる。これら水性溶媒は2種以上を混
合して用いてもよい。なお、脂質膜構造体の分散液に
は、安定化剤、等張化剤、pH調整剤等の添加剤を更に
添加してもよい。安定化剤としては、エチレンジアミン
四酢酸、トコフェロールおよびアスコルビン酸等を挙げ
ることができるが、特にこれらに限定されるべきもので
はない。
るためのものであり、糖類、多価アルコール、塩化ナト
リウム等を挙げることができる。また、pH調整剤とし
ては、人体等に無害な酸またはアルカリならば特に限定
されるべきものではないが、塩酸および水酸化ナトリウ
ム等を挙げることができる。
子を保持させた一般式(I)で表されるガラクトース誘
導体を含有する脂質膜構造体の製造方法について説明す
る。
ち薬物および/または遺伝子を保持したミセルを製造す
るには、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステ
ル、脂肪酸ナトリウムおよびポリオキシエチレン等のミ
セル形成界面活性物質をミセル形成臨界濃度以上の濃度
で分散媒に加え、ミセルの分散液を調製する。調製した
ミセルの分散液に薬物および/または遺伝子と一般式
(I)で表されるガラクトース誘導体を加え、一定時間
放置、好ましくは40℃以上に加温し、ついで放冷する
ことにより、薬物および/または遺伝子を保持させた一
般式(I)で表されるガラクトース誘導体を含有するミ
セルを製造することができる。また、ミセル形成物質、
一般式(I)で表されるガラクトース誘導体、薬物およ
び/または遺伝子をあらかじめ混合し、次いで公知のミ
セルの製造法に従って処理することにより、薬物および
/または遺伝子を保持させた一般式(I)で表されるガ
ラクトース誘導体を含有するミセルを製造することがで
きる。
は、先に述べた方法により製した、薬物および/または
遺伝子を保持させた一般式(I)で表されるガラクトー
ス誘導体を含有するミセルに、あらかじめ薬物および/
または遺伝子を分散もしくは溶解させた大豆油等の油脂
を加えて、ミセル内を飽和させ、不可逆的な油層分離が
生じない程度まで油相を増加させることにより、薬物お
よび/または遺伝子を保持させた一般式(I)で表され
るガラクトース誘導体を含有するエマルジョンを製造す
ることができえる。また、公知の方法に従って、調製し
たエマルジョンに、薬物および/または遺伝子と一般式
(I)で表されるガラクトース誘導体を加え、一定時間
放置後、好ましくは40℃以上に加温し、次いで放冷す
ることにより、一般式(I)で表されるガラクトース誘
導体を含有するエマルジョンを製造することができる。
き、すなわち薬物および/または遺伝子を保持したリポ
ソームを製造するには、薬物を一般式(I)で表される
ガラクトース誘導体等の脂質成分と共に有機溶媒中に溶
解した後、公知の方法に従い、リポソームの分散液を調
製しても良いし、またはあらかじめ調製したリポソーム
の分散液に、薬物の水溶液もしくは粉体の薬物を加え一
定時間放置、好ましくは膜の相転移温度以上に加温し
て、次いで放冷することにより、薬物および/または遺
伝子を保持させた一般式(I)で表されるガラクトース
誘導体を含有するリポソーム分散液を製造することがで
きる。
たは遺伝子は、特に限定されるべきものではないが、特
に抗がん作用を有する薬物(制癌剤)、ヒトの欠損して
いる遺伝子や機能不全の遺伝子、発現するとヒトにとっ
て好ましくない遺伝子を抑制するアンチセンスオリゴヌ
クレオチド、実験動物や家畜等の産業用動物の品種改良
における遺伝子等が脂質膜構造体に保持させるのに適し
ている。
ジン、トロンボキサンおよびロイトコリエン等のアラキ
ドン酸代謝産物またはその誘導体、インターフェロン、
インターロイキン、腫瘍壊死因子(TNF)、上皮成長
因子(EGF)、神経成長因子(NGF)、肝細胞増殖
因子(HGF)、心房性利尿ペプチド(ANP)および
エリスロポエチン等の生理活性物質等のペプチド類、ス
テロイド等のホルモン類、シトシンアラビノシド、ダウ
ノルビシン、ドキソルビシン、アクラルビシン、4−O
−テトラハイドロピラニル−アドリアマイシン、4−エ
ピアドリアマイシン、4−デメトキシダウノマイシン、
マイトマイシンC、ブレオマイシン、メトトレキサー
ト、カンプトテシンおよびその誘導体等の制癌剤、アン
ピシリン、セファレキシン、ゲンタマイシン、ストレプ
トマイシン、カナマイシン、アミカシン、アムホテリシ
ンB、ベンジルペニシリン、ピペラシリン、セファロリ
ジン、セファロチン、セファゾリン、セファマンドー
ル、セフォタキシム、セフォキシチン、セフメタゾー
ル、セフォテタン等の抗生物質、スルフィソミジン、ス
ルファジメトキシン、スルファモノメトキシン、イソニ
アジド、ナリジクス酸、オフロキサシン、ノルフロキサ
シン、エノキサシン、レボフロキサシン、ロメフロキサ
シン等の化学療法剤、イオヘキソール、イオジキサノー
ル、インドシアニングリーン、イオタラム酸ナトリウム
等の造影剤、グルタチオン、ブクラデシンナトリウム等
を挙げることができる。中でも、本発明においては、制
癌剤が好ましい。
ス肝炎(A、BおよびC)に感染した際のウイルス遺伝
子の発現を抑制するアンチセンスオリゴヌクレオチド、
がん遺伝子の発現を抑制するアンチセンスオリゴヌクレ
オチド等を挙げることができる。
るべきものではないが、遺伝子の導入や発現のさせやす
さ等を考慮して、該遺伝子が発現できるように構築され
たプラスミドが好ましい。また、発現をさせやすくする
ために、該プラスミドにおいて、遺伝子にプロモーター
および/またはエンハンサーを連結してもよい。
明するが、本発明はこれらによって限定されるものでは
ない。
ニル−ポリエチレンジオキシエチル−D−ガラクトシル
サクシネート(ポリオキシエチレンの平均分子量:1
000)の合成
−グリセリニルポリエチレンジオキシエチルベンジルサ
クシネート(ポリオキシエチレンの平均分子量:100
0)の合成
ニルポリエチレンジオキシエチルサクシネート(5.6
g、5.1mmol)を10mlのN,N−ジメチルホ
ルムアミド(DMF)に溶解し、その溶液を50mlの
DMFに炭酸水素カリウム(1.0g、10mmol)
を懸濁した懸濁液に加えた。ついで、得られた懸濁液に
10mlのDMFにベンジルブロマイド(1.3g、
7.7mmol)を溶解した溶液を加えた。混合液を室
温で24時間攪拌し、攪拌後、冷水に注いでクロロホル
ムで抽出し、硫酸マグネシウムで乾燥させた。溶媒を減
圧留去し、残渣をセファデックス LH20カラム(溶
出液:メタノール)を用いて精製し、標題の化合物を無
色油状物として得た。収率は79%(4.8g)であっ
た。
(3H,s,(CH3 )2C),1.42(3H,s,
(CH3 )2C),2.68(4H,s,COCH2 C
H2 CO),3.49−3.76(m,oxyethy
lene H),5.17(2H,br,CH2 −P
h),7.36(5H,m,CH2−Ph)13 C−NMR(CDCl3)δ:24.8,26.2
((CH3)2C),28.4,28.5(COCH 2
CH2CO),63.2,65.8,66.1,68.
4,70.3,71.7(CH2O−),74.1(C
H 2CHCH2),108.7((CH3) 2C),1
27.6,127.7,127.9(aromatic
CH),135.2(aromatic C),17
1.4,171.6(COCH2CH 2CO)
オキシエチルベンジルサクシネート(ポリオキシエチレ
ンの平均分子量:1000)の合成
8mmol)に40mlの60%(v/v)酢酸水溶液
を加え、室温で2時間攪拌した。溶媒をトルエンで共沸
留去し、粗混合物を得た。粗混合物をシリカゲルクロマ
トグラフィー(CHCl3:MeOH=20:1)を用
いて精製し、標題の化合物を無色油状物として得た。収
率は86%であった。
(4H,s,COCH2 CH2 CO),3.41−3.
68(m,oxyethylene H),5.13
(2H,s,CH2 −ph),7.36(5H,m,C
H2−ph)13 C−NMR(CDCl3)δ:29.0,29.1
(COCH 2CH2CO),63.86,63.89,
66.5,69.0,70.8(CH2O−),72.
9(CH 2CHCH2),128.1,128.2,1
28.5,(aromatic CH),135.8
(aromatic C),172.0,172.2
(COCH2CH 2CO)
O−グリセリニルポリエチレンジオキシエチルベンジル
サクシネート(ポリオキシエチレンの平均分子量:10
00)の合成
mol)を50mlのクロロホルムに溶解し、この溶液
を1−2.で得た化合物(1.7g、1.5mmo
l)、トリエチルアミン(0.39g、3.9mmo
l)と4−ジメチルアミノピリジン(0.090g、
0.7mmol)を50mlのクロロホルムに溶解した
溶液に窒素下で50〜60℃、2時間かけて攪拌しなが
ら滴下した。反応混合物をクロロホルムで希釈し、硫酸
マグネシウムで乾燥させた。溶媒を留去し、残渣をセフ
ァデックス LH20カラム(溶出液:メタノール)用
いて精製した。収率は51%(1.3g)であった。
(6H,t,J=6.33Hz,CH3 (C
H2)16),1.25(56H,br,CH3(CH
2 )14CH2CH2−),1.59−1.66(4
H,m,CH3(CH2)14CH2 CH2−),2.
27−2.34(4H,m,CH3(CH2)14CH
2CH2 −),2.69(4H,s,COCH2 CH2
CO),3.60−3.70(m,oxyethyle
ne H),4.15(1H,dd,J=11.92H
z,J=6.42Hz,glycerol H),4.
22−4.24(2H,m,(CH2CH2O)9CH
2CH2 OCOCH2CH2CO−),4.34(1
H,dd,J=11.92Hz,J=3.66Hz,g
lycerol H),5.14(2H,s,CH2 P
h),5.20−5.22(1H,m,glycero
l H),7.35−7.37(5H,m,CH 2P
h)
O−グリセリニル−ポリエチレンジオキシエチルサクシ
ネート(ポリオキシエチレンの平均分子量:1000)
の合成
mmol)とPd−C(1.0g)を加えた10mlの
メタノールを水素下、室温で一晩攪拌した。触媒を濾過
により除去し、フィルターを乾燥させ、白色固体を得
た。収率は78%(1.0g)であった。
(6H,t,J=6.33Hz,CH3 (C
H2)16),1.26(56H,br,CH3(CH
2 )14CH2CH2−),1.60(4H,m,CH
3(CH2)14CH2 CH2−),2.24−2.3
4(4H,m,CH3(CH2)14CH2CH
2 −),2.65(4H,s,COCH2 CH2 C
O),3.60−3.69(m,oxyethylen
e H),4.15(1H,dd,J=11.92H
z,J=6.42Hz,glycerol H),4.
25−4.27(2H,m,(CH2CH2O)9CH
2CH2 OCOCH2CH2CO−),4.32(1
H,dd,J=11.92Hz,J=3.66Hz,g
lycerol H),5.18−5.25(1H,
m,glycerol H)13 C−NMR(CDCl3)δ:14.1(CH
3(CH2)16CO),22.7(CH3(CH2)
14CH2CH2CO),29.6(CH3(CH2)
14CH2CH2CO),32.0(CH3(CH2)
14CH 2CH2CO),34.2,34.3(COC
H 2CH2CO),70.6(OCH 2CH2O),1
72.0,173.1,173.4,173.8(CO
CH2CH 2CO and CH3(CH2) 16C
O)
O−グリセリニル−ポリエチレンジオキシエチル−2,
3,4,6−テトラ−O−ベンジル−D−ガラクトシル
サクシネートの合成
リス(ジメチルアミノ)フォスホニウム ヘキサフルオ
ロフォスフェート(0.45g、0.34mmol)
を、1−4.で得た化合物(0.3g、0.19mmo
l)、2,3,4,6−テトラ−O−ベンジル−D−ガ
ラクトース(0.12g、0.22mmol)とトリエ
チルアミン(0.05g、0.5mmol)を10ml
のクロロホルムに溶解させた溶液に添加し、0℃で一晩
攪拌した。反応混合物を0.2Nの塩酸で一度洗い、N
aClで飽和させた。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥
させた。溶媒留去後、残渣をセファデックス LH20
カラム(溶出液:クロロホルム:メタノール=1:1)
を用いて精製し、標題の化合物を白色固体として得た。
収率は74%(0.3g)であった。
(6H,t,J=6.4Hz,CH3 (C
H2)14),1.26(48H,br,CH3(CH
2 )12CH2CH2−),1.60(4H,m,CH
3(CH2)12CH2 CH2−),2.28−2.3
3(4H,m,CH3(CH2)12CH2CH
2 −),2.60−2.65(4H,m,COCH2 C
H2 CO),3.56−3.69(m,oxyethy
lene H),3.96(2H,m,H−2,H−6
a),4.15(1H,dd,J=6.5Hz,J=1
1.5Hz,CH2 OCO(CH2)14CH3),
4.20−4.22(1H,m,(CH2CH2O)9
CH2CH2 OCOCH2CH2CO−),4.23−
4.26(1H,m,(CH2CH2O)9CH2 C
H2 OCOCH2CH2CO−),4.34(1H,d
d,J=4.0Hz,12.0Hz,CH2 OCO(C
H2)14CH3),4.39(1H,d,J=10.
4Hz,OCH2 −ph),4.44(1H,d,J=
10.4Hz,OCH2 −ph),4.61(1H,
d,J=11.5Hz,OCH2 −ph),4.71
(2H,s,OCH2 −ph),4.75(1H,d,
J=11.5Hz,OCH2 −ph),4.81(1
H,d,J=11.0Hz,OCH2 −ph),4.9
3(1H,d,J=11.5Hz,OCH2 −ph),
5.21(1H,m,CH2CHCH2),5.58
(1H,d,J=7.5Hz,H−1),7.30−
7.33(20H,m,OCH2−ph)13 C−NMR(CDCl3)δ:14.1(CH
3(CH2)16CO),22.7(CH3(CH2)
14CH2CH2CO),29.7(CH3(CH2)
14CH2CH2CO),31.9(CH3(CH2)
14CH 2CH2CO),34.2,34.3(COC
H 2CH2CO),70.6(OCH 2CH2O),9
4.6(C−1),127.6,127,7,127.
8,127.9,128.0,128.2,128.
3,128.4(aromatic CH),137.
7,138.2,138.3,138.5(aroma
ticC),170.8,171.9,173.1,1
73.4(COCH2CH 2CO and CH3(C
H2) 16CO)
O−グリセリニル−ポリエチレンジオキシエチル−D−
ガラクトシル サクシネートの合成
13mmol)とPd−C(0.27g)を加えた10
mlのエタノールを水素下、室温で3日間攪拌した。触
媒を濾過により除去し、フィルターを乾燥させ、残渣を
セファデックス LH20カラム(溶出液:メタノー
ル)を用いて精製し、標題の化合物を白色固体として得
た。収率は60%(0.13g)であった。
(6H,t,J=6.4Hz,CH3 (C
H2)14),1.26(48H,br,CH3(CH
2 )12CH2CH2−),1.60(4H,m,CH
3(CH2)12CH2 CH2−),2.28−2.3
3(4H,m,CH3(CH2)12CH2CH
2 −),2.60−2.65(4H,m,COCH2 C
H2 CO),3.58−3.75(m,oxyethy
lene H),3.78−3.79(1H,m,H−
2),4.15(1H,dd,J=6.5Hz,J=1
1.5Hz,CH2 OCO(CH2)14CH3),
4.23−4.26(2H,m,(CH2CH2O)9
CH2CH2 OCOCH2CH2CO−),4.34
(1H,dd,J=4.0Hz,J=12.0Hz,C
H2 OCO(CH2)14CH3),5.20−5.2
2(1H,m,CH2CHCH2),5.53(1H,
d,J=8.5Hz,H−1)
O−グリセリニル−ポリエチレンジオキシエチル−D−
ガラクトシル サクシネート(ポリオキシエチレンの平
均分子量:500)の合成
0から500に変えた以外は実施例1と同様にして、標
題の化合物を得た。
O−グリセリニル−ポリエチレンジオキシエチル−D−
ガラクトシル サクシネート(ポリオキシエチレンの平
均分子量:2000)の合成
0から2000に変えた以外は実施例1と同様にして、
標題の化合物を得た。
と略する。)と実施例2の1,2−ジパルミトイル−3
−O−グリセリニル−ポリエチレンジオキシエチル−D
−ガラクトシル サクシネート(以下、Gal−PEG
(500)−lipidと略する。)が8:2のモル比
を有するリポソーム(800μMリン脂質)をバンガム
法にて調製した。脂質の懸濁液はポリカーボネートメン
ブランフィルター(0.1μm)で数回押し出し濾過を
行い、サイジングした。ガラクトース結合レクチンとし
て知られているRCA(Ricinus communis agglutini
n)−レクチン(0.5mg/ml)を含有するトリス
−塩酸緩衝液(1ml)をリポソーム懸濁液(2ml)
に添加した。レクチンとの凝集は、波長450nmで分
光光度計により濁度の増加として観察した。結果を図1
に示す。
00)−lipidを含有するリポソームは凝集が見ら
れた。
ipidの用量効果
EG(500)−lipidのモル比を変えたリポソー
ム懸濁液を調製し、凝集を観察した。結果を図2に示
す。
00)−lipidを含有する種々の組成のリポソーム
は全てレクチンとの凝集が見られた。
脂質膜構造体は、膜の表面上にガラクトース残基を有す
るため、RCA−レクチンの添加により凝集した。
およびガラクトース誘導体を含有する脂質膜構造体は、
肝実質細胞に代表されるガラクトースレセプターを有す
る細胞へのターゲッティングに有用である。
ているかどうかを確認するためのRCA−レクチンによ
る凝集実験の結果を示す図である。
におけるGal−PEG(500)−lipidの用量
における効果を示す図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 [式中、R1およびR2は各々独立して炭素数12〜3
0の飽和または不飽和脂肪酸残基を意味する。nは2〜
50の整数を意味する。]で表されるガラクトース誘導
体。 - 【請求項2】 一般式(I) 【化2】 [式中、R1およびR2は各々独立して炭素数12〜3
0の飽和または不飽和脂肪酸残基を意味する。nは2〜
50の整数を意味する。]で表されるガラクトース誘導
体を含有する脂質膜構造体。 - 【請求項3】 薬物および/または遺伝子を保持した、
一般式(I) 【化3】 [式中、R1およびR2は各々独立して炭素数12〜3
0の飽和または不飽和脂肪酸残基を意味する。nは2〜
50の整数を意味する。]で表されるガラクトース誘導
体を含有する脂質膜構造体。 - 【請求項4】 一般式(I)中のR1およびR2が各々
パルミトイル基を意味し、nが10を意味する請求項1
に記載のガラクトース誘導体。 - 【請求項5】 一般式(I)中のR1およびR2が各々
パルミトイル基を意味し、nが10を意味する請求項2
または3に記載の脂質膜構造体。 - 【請求項6】 請求項2、3または5のいずれか1項に
記載の脂質膜構造体がリポソームである脂質膜構造体。
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|---|---|---|---|
| JP04276796A JP3916685B2 (ja) | 1996-02-29 | 1996-02-29 | ガラクトース誘導体 |
Applications Claiming Priority (1)
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|---|---|---|---|
| JP04276796A JP3916685B2 (ja) | 1996-02-29 | 1996-02-29 | ガラクトース誘導体 |
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ID=12645135
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| JP04276796A Expired - Fee Related JP3916685B2 (ja) | 1996-02-29 | 1996-02-29 | ガラクトース誘導体 |
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|---|---|---|---|---|
| JP2005151891A (ja) * | 2003-11-27 | 2005-06-16 | Japan Science & Technology Agency | 細胞認識糖側鎖を持つ多糖系遺伝子キャリアー |
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- 1996-02-29 JP JP04276796A patent/JP3916685B2/ja not_active Expired - Fee Related
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