JPH09235308A - 無機粉体のスチレンカプセル化物の製造方法 - Google Patents
無機粉体のスチレンカプセル化物の製造方法Info
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- JPH09235308A JPH09235308A JP7813596A JP7813596A JPH09235308A JP H09235308 A JPH09235308 A JP H09235308A JP 7813596 A JP7813596 A JP 7813596A JP 7813596 A JP7813596 A JP 7813596A JP H09235308 A JPH09235308 A JP H09235308A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 比較的耐熱性が高く、広範囲の樹脂に適用で
きる無機粉体のスチレンカプセル化物の製造方法を提供
すること。 【解決手段】 無機粉体を水中に分散させ、油溶性重合
開始剤の存在下に、スチレンまたはスチレン含有モノマ
ーを当該水中で重合させ、無機粉体を被覆することから
なる無機粉体のスチレンカプセル化物の製造方法。
きる無機粉体のスチレンカプセル化物の製造方法を提供
すること。 【解決手段】 無機粉体を水中に分散させ、油溶性重合
開始剤の存在下に、スチレンまたはスチレン含有モノマ
ーを当該水中で重合させ、無機粉体を被覆することから
なる無機粉体のスチレンカプセル化物の製造方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無機粉体表面にス
チレンまたはスチレン含有モノマーの重合物を被覆させ
た無機粉体カプセルの製造方法に関する。
チレンまたはスチレン含有モノマーの重合物を被覆させ
た無機粉体カプセルの製造方法に関する。
【0002】この無機粉体カプセルは、樹脂に配合する
ことにより樹脂の強化、改質、さらには導電性等各種機
能の付与が期待できる材料である。
ことにより樹脂の強化、改質、さらには導電性等各種機
能の付与が期待できる材料である。
【0003】
【従来の技術】従来より、無機粉体は樹脂の強化、改
質、さらには各種の機能、例えば、カーボンブラック、
黒鉛等の導電性粉体が樹脂への導電性の付与に、フェラ
イト等の磁性粉体が樹脂への磁性の付与に、二硫化モリ
ブデン等が樹脂への摺動性の付与等のため、それぞれ樹
脂に配合されている。
質、さらには各種の機能、例えば、カーボンブラック、
黒鉛等の導電性粉体が樹脂への導電性の付与に、フェラ
イト等の磁性粉体が樹脂への磁性の付与に、二硫化モリ
ブデン等が樹脂への摺動性の付与等のため、それぞれ樹
脂に配合されている。
【0004】これらの無機粉体は、一般には、粉砕され
たものがそのまま使用されるか、あるいは微粒子同士の
凝集防止のために有機酸等で表面処理したものが用いら
れているが、樹脂との親和性が悪く、樹脂に配して、混
練、分散させる際に、均一に分散させることが困難で、
製品の性能にバラツキが生じたり、所定の性能が完全に
発揮されなかったり、また所定の性能を発揮させるた
め、配合量を多くする必要があった。
たものがそのまま使用されるか、あるいは微粒子同士の
凝集防止のために有機酸等で表面処理したものが用いら
れているが、樹脂との親和性が悪く、樹脂に配して、混
練、分散させる際に、均一に分散させることが困難で、
製品の性能にバラツキが生じたり、所定の性能が完全に
発揮されなかったり、また所定の性能を発揮させるた
め、配合量を多くする必要があった。
【0005】このため、本出願人は、無機粉体の表面を
樹脂で覆う、いわゆる無機粉体のカプセル化により樹脂
との親和性を著しく向上できるという認識の基に研究を
行い、粉状タルクをアクリル酸エステルまたはメタクリ
ル酸エステルによりカプセル化する方法を見い出し、タ
ルクの表面処理方法として提案した(特開平7-2287
95号公報)。
樹脂で覆う、いわゆる無機粉体のカプセル化により樹脂
との親和性を著しく向上できるという認識の基に研究を
行い、粉状タルクをアクリル酸エステルまたはメタクリ
ル酸エステルによりカプセル化する方法を見い出し、タ
ルクの表面処理方法として提案した(特開平7-2287
95号公報)。
【0006】しかし、このタルクのアクリル酸エステル
やメタクリル酸エステルのカプセル化物は、耐熱性が小
さいため、溶融温度の低い樹脂にしか配合できず、また
このカプセル化物との親和性の高い、すなわち配合に適
する樹脂が少なく、もっと広範囲の樹脂に適用できる重
合物によるカプセル化物が求められていた。
やメタクリル酸エステルのカプセル化物は、耐熱性が小
さいため、溶融温度の低い樹脂にしか配合できず、また
このカプセル化物との親和性の高い、すなわち配合に適
する樹脂が少なく、もっと広範囲の樹脂に適用できる重
合物によるカプセル化物が求められていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記課題を
解決するもので、本発明の目的は、無機粉体をスチレン
またはスチレン含有モノマーの重合物で被覆して、無機
粉体をカプセル化するスチレンカプセル化物の製造方法
を提供することにある。
解決するもので、本発明の目的は、無機粉体をスチレン
またはスチレン含有モノマーの重合物で被覆して、無機
粉体をカプセル化するスチレンカプセル化物の製造方法
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、かかる課題
を解決するために、スチレンあるいはスチレンと他のモ
ノマーとの混合物を用いるカプセル化研究を鋭意進めた
結果、亜硫酸や2,2'-アゾビス(イソブチロアミジン)
塩酸塩等の水溶性の重合開始剤ではカプセル化ができな
かったが、油溶性の重合開始剤を用いることにより、カ
プセル化が可能であることを見出し、本発明に想到し
た。
を解決するために、スチレンあるいはスチレンと他のモ
ノマーとの混合物を用いるカプセル化研究を鋭意進めた
結果、亜硫酸や2,2'-アゾビス(イソブチロアミジン)
塩酸塩等の水溶性の重合開始剤ではカプセル化ができな
かったが、油溶性の重合開始剤を用いることにより、カ
プセル化が可能であることを見出し、本発明に想到し
た。
【0009】すなわち、本発明は、無機粉体を水中に分
散させ、油溶性重合開始剤の存在下に、スチレンまたは
スチレン含有モノマーを当該水中で重合させ、無機粉体
を被覆することからなる無機粉体のスチレンカプセル化
物の製造方法である。
散させ、油溶性重合開始剤の存在下に、スチレンまたは
スチレン含有モノマーを当該水中で重合させ、無機粉体
を被覆することからなる無機粉体のスチレンカプセル化
物の製造方法である。
【0010】上記のスチレン含有モノマーとは、スチレ
ンと他の重合用モノマーの混合物である。スチレン以外
の重合用モノマーとしては、常温で、固体または液体の
ラジカル重合可能なものであれば、支障なく用いること
ができるが、特には、メチルメタクリレート、ブチルメ
タクリレート等の各種のメタクリレート類、メチルアク
リレート、ブチルアクリレート等のアクリレート類、ア
クリロニトリル、アクリルアミド、ジビニルベンゼン、
酢酸ビニル等が好適である。この重合用モノマーは、単
独でも、二以上を混合して用いても良く、これらは、ス
チレンモノマーに対し、90重量%以下、特には、10
〜60重量%、混合させることが、カプセル化ポリマー
の剛性の改良の点から好ましい。
ンと他の重合用モノマーの混合物である。スチレン以外
の重合用モノマーとしては、常温で、固体または液体の
ラジカル重合可能なものであれば、支障なく用いること
ができるが、特には、メチルメタクリレート、ブチルメ
タクリレート等の各種のメタクリレート類、メチルアク
リレート、ブチルアクリレート等のアクリレート類、ア
クリロニトリル、アクリルアミド、ジビニルベンゼン、
酢酸ビニル等が好適である。この重合用モノマーは、単
独でも、二以上を混合して用いても良く、これらは、ス
チレンモノマーに対し、90重量%以下、特には、10
〜60重量%、混合させることが、カプセル化ポリマー
の剛性の改良の点から好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】上記本発明の無機粉体としては、
一般に樹脂等に配合し得るものであればいずれでも支障
なく用いることができ、この粉体の大きさも、一般に樹
脂の充填材として用いられている大きさのものであれば
よく、0.01〜1000μmの範囲で適宜選択できる。
さらに、この粉体の形状は、必ずしも球状である必要は
なく、板状、棒状、繊維状、サイコロ状のものでも用い
ることができる。具体的には、タルク、マイカ、シリカ
等の強化、改質用粉体、カーボンブラック、黒鉛等の導
電性粉体、フェライト等の磁性粉体、二硫化モリブデン
等の摺動性粉体等が本発明に好適である。
一般に樹脂等に配合し得るものであればいずれでも支障
なく用いることができ、この粉体の大きさも、一般に樹
脂の充填材として用いられている大きさのものであれば
よく、0.01〜1000μmの範囲で適宜選択できる。
さらに、この粉体の形状は、必ずしも球状である必要は
なく、板状、棒状、繊維状、サイコロ状のものでも用い
ることができる。具体的には、タルク、マイカ、シリカ
等の強化、改質用粉体、カーボンブラック、黒鉛等の導
電性粉体、フェライト等の磁性粉体、二硫化モリブデン
等の摺動性粉体等が本発明に好適である。
【0012】この無機粉体をカプセル化するためには、
先ず、無機粉体を水中に分散させ、これを撹拌しながら
スチレンまたはスチレン含有モノマーと油溶性重合開始
剤を加えて、撹拌を継続して、重合反応を行うことによ
りできる。
先ず、無機粉体を水中に分散させ、これを撹拌しながら
スチレンまたはスチレン含有モノマーと油溶性重合開始
剤を加えて、撹拌を継続して、重合反応を行うことによ
りできる。
【0013】この場合、無機粉体と水の割合は、0.5
/1〜1/50の範囲で適宜選定するとよい。また、無
機粉体の分散性を良くするために、ドデシル硫酸ナトリ
ウム等の界面活性剤を、1×10-3〜1×10-2mol/l
の濃度で添加すると良い。
/1〜1/50の範囲で適宜選定するとよい。また、無
機粉体の分散性を良くするために、ドデシル硫酸ナトリ
ウム等の界面活性剤を、1×10-3〜1×10-2mol/l
の濃度で添加すると良い。
【0014】また、油溶性の重合開始剤としては、過酸
化ベンゾイル等の有機過酸化物、2,2'-アゾビス(イソ
ブチロニトリル)(AIBN)等を例示できるが、反応
性、取り扱いの容易さからAIBNを用いることが望ま
しい。この重合開始剤の使用量は、無機粉体及びスチレ
ンの量により異なるため一概には決めれないが、反応液
中濃度として、1×10-3〜5×10-1mol/lの範囲で
適宜選定するとよい。
化ベンゾイル等の有機過酸化物、2,2'-アゾビス(イソ
ブチロニトリル)(AIBN)等を例示できるが、反応
性、取り扱いの容易さからAIBNを用いることが望ま
しい。この重合開始剤の使用量は、無機粉体及びスチレ
ンの量により異なるため一概には決めれないが、反応液
中濃度として、1×10-3〜5×10-1mol/lの範囲で
適宜選定するとよい。
【0015】重合反応温度は、常温から水の沸騰温度で
ある100℃まで採用できるが、操作性および反応性か
ら50〜90℃の範囲が好ましい。反応時間は、重合開
始剤の濃度や反応温度に影響されるが、30分から5時
間の範囲で充分である。
ある100℃まで採用できるが、操作性および反応性か
ら50〜90℃の範囲が好ましい。反応時間は、重合開
始剤の濃度や反応温度に影響されるが、30分から5時
間の範囲で充分である。
【0016】このカプセル化反応においては、反応条件
を制御することにより、スチレンまたはスチレン含有モ
ノマーの重合量(樹脂含有率:スチレンまたはスチレン
含有モノマーによる重合物の無機粉体カプセル化物全量
に対する重量%)を任意に変化させることができる。こ
の樹脂含有率は50重量%以下とすることが、樹脂に配
合する際、カプセル化物の凝集等が生じなくて、取扱い
易いため、特に好ましい。また、本発明の顕著な効果を
得るためには、この樹脂含有率は0.1重量%以上とす
ることが好ましい。
を制御することにより、スチレンまたはスチレン含有モ
ノマーの重合量(樹脂含有率:スチレンまたはスチレン
含有モノマーによる重合物の無機粉体カプセル化物全量
に対する重量%)を任意に変化させることができる。こ
の樹脂含有率は50重量%以下とすることが、樹脂に配
合する際、カプセル化物の凝集等が生じなくて、取扱い
易いため、特に好ましい。また、本発明の顕著な効果を
得るためには、この樹脂含有率は0.1重量%以上とす
ることが好ましい。
【0017】上記方法で得られる無機粉体のカプセル化
物は、無機粉体の表面に比較的均一な厚さの樹脂皮膜が
形成されたもので、これを樹脂に配合した場合、無機粉
体が樹脂組成物の成形品内部で均一に分散される。
物は、無機粉体の表面に比較的均一な厚さの樹脂皮膜が
形成されたもので、これを樹脂に配合した場合、無機粉
体が樹脂組成物の成形品内部で均一に分散される。
【0018】この無機粉体のカプセル化物は、そのまま
プレス成形や射出成形等により成形して、スチレンまた
はスチレン含有樹脂組成物の成形製品をすることがで
き、また、このカプセル化物を他の樹脂に配合すること
により、各種樹脂組成物を得ることができる。この場
合、カプセル化物を配合するのに好適な樹脂としては、
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ABS
樹脂等の比較的極性の低い熱可塑性樹脂である。このカ
プセル化物の樹脂への配合量は、90重量%程度まで任
意に配合でき、物性の要求値等に併せて、適宜選択して
配合すればよい。カプセル化物を他の樹脂へ配合、混練
する場合、一般に各種粉体等を樹脂類へ配合する際に使
用されている、単軸混練押出機、2軸混練押出機、バン
バリーミキサーあるいは加圧ニーダー等がそのまま利用
できる。
プレス成形や射出成形等により成形して、スチレンまた
はスチレン含有樹脂組成物の成形製品をすることがで
き、また、このカプセル化物を他の樹脂に配合すること
により、各種樹脂組成物を得ることができる。この場
合、カプセル化物を配合するのに好適な樹脂としては、
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ABS
樹脂等の比較的極性の低い熱可塑性樹脂である。このカ
プセル化物の樹脂への配合量は、90重量%程度まで任
意に配合でき、物性の要求値等に併せて、適宜選択して
配合すればよい。カプセル化物を他の樹脂へ配合、混練
する場合、一般に各種粉体等を樹脂類へ配合する際に使
用されている、単軸混練押出機、2軸混練押出機、バン
バリーミキサーあるいは加圧ニーダー等がそのまま利用
できる。
【0019】
(実施例1)粒径100〜600μmの膨張黒鉛(日本
黒鉛工業社製、EXP−P)30gに蒸留水600ml、
ドデシル硫酸ナトリウム173mgを加え、窒素ガス雰囲
気下で撹拌しながら80℃に昇温した後、スチレン10
gにAIBN986mgを溶かしたものを約3時間かけて
滴下した。滴下終了後、1時間撹拌し、ヒドロキノンを
加えて重合反応を停止させた。反応終了後、室温まで冷
却し、ろ別し、固体を蒸留水、メタノールで充分洗浄
し、減圧乾燥して膨張黒鉛カプセルを得た。この膨張黒
鉛カプセルの樹脂含有率は、21重量%であった。
黒鉛工業社製、EXP−P)30gに蒸留水600ml、
ドデシル硫酸ナトリウム173mgを加え、窒素ガス雰囲
気下で撹拌しながら80℃に昇温した後、スチレン10
gにAIBN986mgを溶かしたものを約3時間かけて
滴下した。滴下終了後、1時間撹拌し、ヒドロキノンを
加えて重合反応を停止させた。反応終了後、室温まで冷
却し、ろ別し、固体を蒸留水、メタノールで充分洗浄
し、減圧乾燥して膨張黒鉛カプセルを得た。この膨張黒
鉛カプセルの樹脂含有率は、21重量%であった。
【0020】(実施例2)実施例1と同じ膨張黒鉛30
g、スチレン6gを用いた以外は、実施例1と同様の操作
を行い、膨張黒鉛カプセルを得た。この膨張黒鉛カプセ
ルの樹脂含有率は、12重量%であった。
g、スチレン6gを用いた以外は、実施例1と同様の操作
を行い、膨張黒鉛カプセルを得た。この膨張黒鉛カプセ
ルの樹脂含有率は、12重量%であった。
【0021】(実施例3)実施例1と同じ膨張黒鉛30
g、スチレン18gを用いた以外は、実施例1と同様の操
作を行い、膨張黒鉛カプセルを得た。この膨張黒鉛カプ
セルの樹脂含有率は、37重量%であった。
g、スチレン18gを用いた以外は、実施例1と同様の操
作を行い、膨張黒鉛カプセルを得た。この膨張黒鉛カプ
セルの樹脂含有率は、37重量%であった。
【0022】(実施例4)粒径50〜400μmの膨張
黒鉛(日本黒鉛工業社製、EP)30gを用いた以外
は、実施例1と同様の操作を行い、膨張黒鉛カプセルを
得た。この膨張黒鉛カプセルの樹脂含有率は、20重量
%であった。
黒鉛(日本黒鉛工業社製、EP)30gを用いた以外
は、実施例1と同様の操作を行い、膨張黒鉛カプセルを
得た。この膨張黒鉛カプセルの樹脂含有率は、20重量
%であった。
【0023】(実施例5)平均粒子径20μmのか焼コ
ークス(ジャパンエナジー社製)50g、ドデシル硫酸
ナトリウム144mg、スチレン20g、AIBN821m
g、蒸留水500mlを用いた以外は、実施例1と同様の
操作を行い、か焼コークスカプセルを得た。このか焼コ
ークスカプセルの樹脂含有率は、11重量%であった。
ークス(ジャパンエナジー社製)50g、ドデシル硫酸
ナトリウム144mg、スチレン20g、AIBN821m
g、蒸留水500mlを用いた以外は、実施例1と同様の
操作を行い、か焼コークスカプセルを得た。このか焼コ
ークスカプセルの樹脂含有率は、11重量%であった。
【0024】(実施例6)粒子径250メッシュアンダ
ーの黒鉛粉末(日本黒鉛工業社製、CB−150)50
g、ドデシル硫酸ナトリウム144mg、スチレン20g、
AIBN821mg、蒸留水500mlを用いた以外は実施
例1と同様の操作を行い、黒鉛カプセルを得た。この黒
鉛カプセルの樹脂含有率は、18重量%であった。
ーの黒鉛粉末(日本黒鉛工業社製、CB−150)50
g、ドデシル硫酸ナトリウム144mg、スチレン20g、
AIBN821mg、蒸留水500mlを用いた以外は実施
例1と同様の操作を行い、黒鉛カプセルを得た。この黒
鉛カプセルの樹脂含有率は、18重量%であった。
【0025】(実施例7)平均粒子径10μmのタルク
(浅田製粉社製、JA−80R)50g、ドデシル硫酸
ナトリウム115mg、スチレン15g、AIBN657m
gを用いた以外は、実施例1と同様の操作を行い、タル
クカプセルを得た。このタルクカプセルの樹脂含有率
は、19重量%であった。
(浅田製粉社製、JA−80R)50g、ドデシル硫酸
ナトリウム115mg、スチレン15g、AIBN657m
gを用いた以外は、実施例1と同様の操作を行い、タル
クカプセルを得た。このタルクカプセルの樹脂含有率
は、19重量%であった。
【0026】(実施例8)実施例4と同じ膨張黒鉛10
0gに蒸留水1000ml、ドデシル硫酸ナトリウム28
8mgを加え、スチレン35gとブチルメタクリレート1
5gの混合物に、AIBN1.64gを溶かしたものを加
えた以外は、実施例1と同様の操作を行い、膨張黒鉛カ
プセルを得た。この膨張黒鉛カプセルの樹脂含有率は、
29重量%であった。
0gに蒸留水1000ml、ドデシル硫酸ナトリウム28
8mgを加え、スチレン35gとブチルメタクリレート1
5gの混合物に、AIBN1.64gを溶かしたものを加
えた以外は、実施例1と同様の操作を行い、膨張黒鉛カ
プセルを得た。この膨張黒鉛カプセルの樹脂含有率は、
29重量%であった。
【0027】(比較例1)実施例1において、重合開始
剤として6%亜硫酸水溶液20.5gを用いて、スチレ
ンと6%亜硫酸水溶液を別々に滴下した以外は、実施例
1と同様の操作を行ったが、膨張黒鉛カプセルは得られ
なかった。
剤として6%亜硫酸水溶液20.5gを用いて、スチレ
ンと6%亜硫酸水溶液を別々に滴下した以外は、実施例
1と同様の操作を行ったが、膨張黒鉛カプセルは得られ
なかった。
【0028】(比較例2)実施例1において、重合開始
剤として2,2'-アゾビス(イソブチルアミジン)2塩酸
塩(AIBA)4.1gを蒸留水に溶解させたものを滴下
した以外は、実施例1と同様の操作を行ったが、膨張黒
鉛カプセルは得られなかった。
剤として2,2'-アゾビス(イソブチルアミジン)2塩酸
塩(AIBA)4.1gを蒸留水に溶解させたものを滴下
した以外は、実施例1と同様の操作を行ったが、膨張黒
鉛カプセルは得られなかった。
【0029】(参考例)ポリプロピレン(三菱化学社
製、ダイヤポリマー4800JG)に、実施例1で合成した膨
張黒鉛カプセルを膨張黒鉛量で前記ポリプロピレンに対
して20重量%になるように配合し、小型混練機(東測
精密工業社製、EK-350型)を用いて混練した。得られた
樹脂組成物を射出成形によって、8cm×1cm×3mmの板
状試験片を成形し、両末端1.5cmを切り落とし、切削
面を研磨し、5cm×1cm×3mmの試験片に加工した。そ
の後、切削面に銀ペーストを塗布し電極とした後、テス
ターを用いて抵抗値を測定し、体積固有抵抗率に換算し
た。この組成物の体積固有抵抗率は、8.7Ω・cmであっ
た。
製、ダイヤポリマー4800JG)に、実施例1で合成した膨
張黒鉛カプセルを膨張黒鉛量で前記ポリプロピレンに対
して20重量%になるように配合し、小型混練機(東測
精密工業社製、EK-350型)を用いて混練した。得られた
樹脂組成物を射出成形によって、8cm×1cm×3mmの板
状試験片を成形し、両末端1.5cmを切り落とし、切削
面を研磨し、5cm×1cm×3mmの試験片に加工した。そ
の後、切削面に銀ペーストを塗布し電極とした後、テス
ターを用いて抵抗値を測定し、体積固有抵抗率に換算し
た。この組成物の体積固有抵抗率は、8.7Ω・cmであっ
た。
【0030】一方、実施例1で用いた粒径約100〜6
00μmの膨張黒鉛20gに蒸留水450mlを加え、窒素
ガス雰囲気下で撹拌しながら65℃に昇温した後、メタ
クリル酸メチル9gを、続いて重合開始剤として6%の
亜硫酸水溶液14mmolを加えて、4時間撹拌した。反応
終了後、室温まで冷却して、濾別し、固体をメタノール
で洗浄、減圧乾燥して、樹脂含有率21重量%の膨張黒
鉛のメタクリル酸メチルのカプセル化物を得た。これ
を、上記と全く同様の方法により、ポリプロピレンに配
合して体積固有抵抗率を求めた結果、体積固有抵抗率
は、325Ω・cmであった。
00μmの膨張黒鉛20gに蒸留水450mlを加え、窒素
ガス雰囲気下で撹拌しながら65℃に昇温した後、メタ
クリル酸メチル9gを、続いて重合開始剤として6%の
亜硫酸水溶液14mmolを加えて、4時間撹拌した。反応
終了後、室温まで冷却して、濾別し、固体をメタノール
で洗浄、減圧乾燥して、樹脂含有率21重量%の膨張黒
鉛のメタクリル酸メチルのカプセル化物を得た。これ
を、上記と全く同様の方法により、ポリプロピレンに配
合して体積固有抵抗率を求めた結果、体積固有抵抗率
は、325Ω・cmであった。
【0031】この結果から、本発明で得られるスチレン
カプセル化物が、メタクリル酸メチルのカプセル化物よ
りも体積固有抵抗率を著しく低下させる効果があり、ス
チレンカプセル化物がポリプロピレンに対する親和性に
非常に優れていることが分かる。
カプセル化物が、メタクリル酸メチルのカプセル化物よ
りも体積固有抵抗率を著しく低下させる効果があり、ス
チレンカプセル化物がポリプロピレンに対する親和性に
非常に優れていることが分かる。
【0032】
【発明の効果】本発明の製造方法は、重合開始剤に油溶
性重合開始剤を用いることにより、良好に反応が進行
し、スチレンまたはスチレン含有モノマーの重合物によ
って被覆された無機粉体のスチレンカプセル化物が得ら
れると共に、粉体の種類に関係なくカプセル化物が得ら
れ、当該カプセル化物は、比較的耐熱性が高く、広範囲
の樹脂に適用できるという格別の効果を奏する。
性重合開始剤を用いることにより、良好に反応が進行
し、スチレンまたはスチレン含有モノマーの重合物によ
って被覆された無機粉体のスチレンカプセル化物が得ら
れると共に、粉体の種類に関係なくカプセル化物が得ら
れ、当該カプセル化物は、比較的耐熱性が高く、広範囲
の樹脂に適用できるという格別の効果を奏する。
Claims (1)
- 【請求項1】 無機粉体を水中に分散させ、油溶性重合
開始剤の存在下に、スチレンまたはスチレン含有モノマ
ーを当該水中で重合させ、無機粉体を被覆することを特
徴とする無機粉体のスチレンカプセル化物の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7813596A JPH09235308A (ja) | 1995-12-27 | 1996-03-07 | 無機粉体のスチレンカプセル化物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35117495 | 1995-12-27 | ||
| JP7-351174 | 1995-12-27 | ||
| JP7813596A JPH09235308A (ja) | 1995-12-27 | 1996-03-07 | 無機粉体のスチレンカプセル化物の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09235308A true JPH09235308A (ja) | 1997-09-09 |
Family
ID=26419212
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7813596A Pending JPH09235308A (ja) | 1995-12-27 | 1996-03-07 | 無機粉体のスチレンカプセル化物の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09235308A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006088131A (ja) * | 2004-09-27 | 2006-04-06 | Rikogaku Shinkokai | ポリマー被覆強磁性粒子の製造方法及びポリマー被覆強磁性粒子 |
| KR100987070B1 (ko) * | 2008-02-15 | 2010-10-11 | 엔바로테크 주식회사 | 나노구조 산화흑연이 분산된 고분자 복합재료 및 이의제조방법 |
| CN111676001A (zh) * | 2020-05-29 | 2020-09-18 | 成都西油华巍科技有限公司 | 一种钻井液用抗高温抗饱和盐润滑剂及其制备方法 |
-
1996
- 1996-03-07 JP JP7813596A patent/JPH09235308A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006088131A (ja) * | 2004-09-27 | 2006-04-06 | Rikogaku Shinkokai | ポリマー被覆強磁性粒子の製造方法及びポリマー被覆強磁性粒子 |
| KR100987070B1 (ko) * | 2008-02-15 | 2010-10-11 | 엔바로테크 주식회사 | 나노구조 산화흑연이 분산된 고분자 복합재료 및 이의제조방법 |
| CN111676001A (zh) * | 2020-05-29 | 2020-09-18 | 成都西油华巍科技有限公司 | 一种钻井液用抗高温抗饱和盐润滑剂及其制备方法 |
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