JPH09235680A - 塗付型クロメート処理めっき鋼材の製造方法 - Google Patents
塗付型クロメート処理めっき鋼材の製造方法Info
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- JPH09235680A JPH09235680A JP4192096A JP4192096A JPH09235680A JP H09235680 A JPH09235680 A JP H09235680A JP 4192096 A JP4192096 A JP 4192096A JP 4192096 A JP4192096 A JP 4192096A JP H09235680 A JPH09235680 A JP H09235680A
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- Japan
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- steel material
- plated steel
- chromate
- pickling
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- Chemical Treatment Of Metals (AREA)
- Other Surface Treatments For Metallic Materials (AREA)
- Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 塗付型クロメートめっき鋼材の製造において
クロメート付着量を必要以上に多くするとなく耐食性を
均一にできると共に、外観の秀麗性に優れた鋼材を製造
することができる塗付型クロメート処理めっき鋼材の製
造方法を提供すること。 【解決手段】 亜鉛または亜鉛系合金めっき鋼材の表面
に塗付型クロメート処理を行う塗布型クロメート処理め
っき鋼材の製造方法において、前記クロメート処理前に
前記亜鉛または亜鉛系合金めっき鋼材の酸洗、または酸
洗・乾燥を行うこと。
クロメート付着量を必要以上に多くするとなく耐食性を
均一にできると共に、外観の秀麗性に優れた鋼材を製造
することができる塗付型クロメート処理めっき鋼材の製
造方法を提供すること。 【解決手段】 亜鉛または亜鉛系合金めっき鋼材の表面
に塗付型クロメート処理を行う塗布型クロメート処理め
っき鋼材の製造方法において、前記クロメート処理前に
前記亜鉛または亜鉛系合金めっき鋼材の酸洗、または酸
洗・乾燥を行うこと。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、亜鉛または亜鉛
系合金めっき鋼材の防錆力強化のためにクロメート処理
した塗付型クロメート処理めっき鋼材の製造方法に関す
る。
系合金めっき鋼材の防錆力強化のためにクロメート処理
した塗付型クロメート処理めっき鋼材の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、亜鉛または亜鉛系合金めっき鋼材
の一次防錆処理としてのクロメート処理方法には、化学
反応を用いた反応型クロメート処理・焼付け処理が必要
な塗付型クロメート処理・電気反応を用いた電解型クロ
メート処理等の種々のクロメート処理方法が開発実用化
されている。
の一次防錆処理としてのクロメート処理方法には、化学
反応を用いた反応型クロメート処理・焼付け処理が必要
な塗付型クロメート処理・電気反応を用いた電解型クロ
メート処理等の種々のクロメート処理方法が開発実用化
されている。
【0003】また、上記塗付型クロメート処理方法とし
ては、例えば、特公昭61−58552号公報に開示さ
れたものがある。これは、亜鉛または亜鉛系合金めっき
鋼材に、クロム酸中にクロム材を還元した大量のクロム
酸還元生成物を混合して、鋼材に付着するクロメート皮
膜の溶解性を減じて防錆性を高め、さらに、シリカゾル
を添加したクロメート処理液を亜鉛めっき鋼材等に塗付
し、水洗なしに乾燥して吸湿し難く耐食性の高いクロメ
ート皮膜を形成する方法である。
ては、例えば、特公昭61−58552号公報に開示さ
れたものがある。これは、亜鉛または亜鉛系合金めっき
鋼材に、クロム酸中にクロム材を還元した大量のクロム
酸還元生成物を混合して、鋼材に付着するクロメート皮
膜の溶解性を減じて防錆性を高め、さらに、シリカゾル
を添加したクロメート処理液を亜鉛めっき鋼材等に塗付
し、水洗なしに乾燥して吸湿し難く耐食性の高いクロメ
ート皮膜を形成する方法である。
【0004】他方、一次防錆処理としてなされていたク
ロメート処理が、最近では加工メーカでの加工後におけ
る最終防錆処理として用いられることが多くなり、塗付
型クロメートに耐食性のみならず外観の秀麗さや加工後
に行われるアルカリ脱脂の際の耐クロム溶出性が要求さ
れてきている。
ロメート処理が、最近では加工メーカでの加工後におけ
る最終防錆処理として用いられることが多くなり、塗付
型クロメートに耐食性のみならず外観の秀麗さや加工後
に行われるアルカリ脱脂の際の耐クロム溶出性が要求さ
れてきている。
【0005】そのため、例えば、特公平7−33583
号公報のクロメート処理方法に開示されているように、
クロメート処理液中に所定量のカルボン酸等の水溶液を
添加して上記不具合を解決する方法が記載されている。
号公報のクロメート処理方法に開示されているように、
クロメート処理液中に所定量のカルボン酸等の水溶液を
添加して上記不具合を解決する方法が記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の塗付型クロメート鋼材の製造にあっても、なお、ク
ロメートの付着量を均一に保っていても耐食性の安定性
を向上させてばらつきが発生しないようにする要請が出
てきており、そのため、この耐食性のばらつきの幅を勘
案してクロメート付着量を多くする必要があった。
来の塗付型クロメート鋼材の製造にあっても、なお、ク
ロメートの付着量を均一に保っていても耐食性の安定性
を向上させてばらつきが発生しないようにする要請が出
てきており、そのため、この耐食性のばらつきの幅を勘
案してクロメート付着量を多くする必要があった。
【0007】しかし、このクロメート付着量を多くする
と鋼材表面にローピング模様が発生したり、クロメート
特有の黄色味が強くなり外観の劣化を生じる傾向に至
る。この発明は、このような未解決の課題に着目してな
されたものであり、塗付型クロメートめっき鋼材の製造
において、クロメート付着量を必要以上に多くするとな
く耐食性を均一にできると共に、外観の秀麗性に優れた
鋼材を製造することができる塗付型クロメート処理めっ
き鋼材の製造方法を提供することを目的とする。
と鋼材表面にローピング模様が発生したり、クロメート
特有の黄色味が強くなり外観の劣化を生じる傾向に至
る。この発明は、このような未解決の課題に着目してな
されたものであり、塗付型クロメートめっき鋼材の製造
において、クロメート付着量を必要以上に多くするとな
く耐食性を均一にできると共に、外観の秀麗性に優れた
鋼材を製造することができる塗付型クロメート処理めっ
き鋼材の製造方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明にかかる塗付型クロメート処理めっき鋼材
の製造方法にあっては、亜鉛または亜鉛系合金めっき鋼
材の表面に塗付型クロメート処理を行うことにより、塗
布型クロメート処理めっき鋼材を製造する塗付型クロメ
ート処理めっき鋼材の製造方法において、前記クロメー
ト処理前に、前記亜鉛または亜鉛系合金めっき鋼材を酸
洗することを特徴としている。
に、この発明にかかる塗付型クロメート処理めっき鋼材
の製造方法にあっては、亜鉛または亜鉛系合金めっき鋼
材の表面に塗付型クロメート処理を行うことにより、塗
布型クロメート処理めっき鋼材を製造する塗付型クロメ
ート処理めっき鋼材の製造方法において、前記クロメー
ト処理前に、前記亜鉛または亜鉛系合金めっき鋼材を酸
洗することを特徴としている。
【0009】これにより、亜鉛または亜鉛系合金めっき
後の鋼材表面のめっきの酸化皮膜を除去して表面を活性
化することによりで、めっきとクロメート皮膜の結合力
を強化し、クロメート処理後の耐食性を均一にする。
後の鋼材表面のめっきの酸化皮膜を除去して表面を活性
化することによりで、めっきとクロメート皮膜の結合力
を強化し、クロメート処理後の耐食性を均一にする。
【0010】また、前記クロメート処理前に、前記亜鉛
または亜鉛系合金めっき鋼材を酸洗および乾燥する場合
には、酸洗された鋼材表面の水分等の蒸発を促し、表面
状態を均質化することで、幅,長手方向に外観の秀麗さ
を保ことができる。
または亜鉛系合金めっき鋼材を酸洗および乾燥する場合
には、酸洗された鋼材表面の水分等の蒸発を促し、表面
状態を均質化することで、幅,長手方向に外観の秀麗さ
を保ことができる。
【0011】さらに、前記酸洗に用いる酸洗液のpHを
1.5以上5.5以下としたことにより、亜鉛または亜
鉛系合金めっき鋼材のめっき付着量を過剰に溶解するこ
とを抑制できるとともに酸洗処理時間を適当に確保して
作業効率を維持することができる。
1.5以上5.5以下としたことにより、亜鉛または亜
鉛系合金めっき鋼材のめっき付着量を過剰に溶解するこ
とを抑制できるとともに酸洗処理時間を適当に確保して
作業効率を維持することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の塗付型クロメー
ト処理めっき鋼材の製造方法の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。
ト処理めっき鋼材の製造方法の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。
【0013】図1中、10は酸洗装置であり、これは、
前工程のめっき処理装置と次工程の塗付型クロメート処
理装置(図示せず。)との間に直結して設けられてお
り、亜鉛めっき処理を終了した鋼帯1を連続して浸漬酸
洗するものである。
前工程のめっき処理装置と次工程の塗付型クロメート処
理装置(図示せず。)との間に直結して設けられてお
り、亜鉛めっき処理を終了した鋼帯1を連続して浸漬酸
洗するものである。
【0014】この酸洗装置10は、鋼帯1の表面に付着
した付着物を除去するリンガロール2a〜2fと互いに
隣接する複数の酸洗槽3a〜3dと、この酸洗槽3a〜
3d内に貯溜された酸洗液4a〜4dと、各酸洗槽3a
〜3d内に浸漬して配設され蒸気が供給される熱交換器
5a〜5dとでなる。
した付着物を除去するリンガロール2a〜2fと互いに
隣接する複数の酸洗槽3a〜3dと、この酸洗槽3a〜
3d内に貯溜された酸洗液4a〜4dと、各酸洗槽3a
〜3d内に浸漬して配設され蒸気が供給される熱交換器
5a〜5dとでなる。
【0015】また、8a〜8dは酸洗槽3dに連接する
リンズ槽,9a〜9dはリンガーロール2a〜2fによ
って移送される鋼帯1の表面および裏面に夫々対向して
リンズ液を噴射するスプレーヘッダである。
リンズ槽,9a〜9dはリンガーロール2a〜2fによ
って移送される鋼帯1の表面および裏面に夫々対向して
リンズ液を噴射するスプレーヘッダである。
【0016】ここで用いられる酸洗処理液としては、一
般的な塩酸,硫酸,リン酸,クエン酸,酢酸溶液だけで
なく、第一リン酸ソーダ溶液,クエン酸ソーダ溶液のよ
うな弱酸塩,また、第一リン酸ソーダと第二リン酸ソー
ダの混合溶液,クエン酸とクエン酸ソーダの混合溶液等
で緩衝作用のある溶液(緩衝溶液)等が挙げられる。
般的な塩酸,硫酸,リン酸,クエン酸,酢酸溶液だけで
なく、第一リン酸ソーダ溶液,クエン酸ソーダ溶液のよ
うな弱酸塩,また、第一リン酸ソーダと第二リン酸ソー
ダの混合溶液,クエン酸とクエン酸ソーダの混合溶液等
で緩衝作用のある溶液(緩衝溶液)等が挙げられる。
【0017】また、酸洗処理液のpHは1.5以上5.
5以下としてある。その理由としては、pH1.5未満
ではめっき鋼材のめっき成分が酸洗処理によって過剰に
溶解してめっき付着量の減少を引き起こすだけでなく、
クロメート処理むらが発生し外観の劣化を引き起こし、
また、pH5.5以上では所望のクロメート量を付着さ
せるのに必要な時間が著しく長くなり作業効率が低下す
ることが挙げられる。
5以下としてある。その理由としては、pH1.5未満
ではめっき鋼材のめっき成分が酸洗処理によって過剰に
溶解してめっき付着量の減少を引き起こすだけでなく、
クロメート処理むらが発生し外観の劣化を引き起こし、
また、pH5.5以上では所望のクロメート量を付着さ
せるのに必要な時間が著しく長くなり作業効率が低下す
ることが挙げられる。
【0018】而して、鋼帯1は、酸洗槽3a〜3dの酸
洗液4a〜4d内に順次浸漬して酸洗液4a〜4dによ
る表面の活性化が行われ、次いで、スプレーヘッダ9a
〜9dから噴射されるリンズ液により表面に付着した酸
洗液等が除去されるとともに、リンガーロール2a〜2
fによって付着物が除去される。また、ここで行われる
酸洗処理時間は0.1〜10秒程度としている。
洗液4a〜4d内に順次浸漬して酸洗液4a〜4dによ
る表面の活性化が行われ、次いで、スプレーヘッダ9a
〜9dから噴射されるリンズ液により表面に付着した酸
洗液等が除去されるとともに、リンガーロール2a〜2
fによって付着物が除去される。また、ここで行われる
酸洗処理時間は0.1〜10秒程度としている。
【0019】この処理時間は酸洗処理に使用する溶液に
よって適宜変化することができる。なお、この実施の形
態においては、浸漬酸洗により亜鉛めっき鋼材を酸洗す
る方法を適用したが、酸性塩電解液が満たされた槽内に
亜鉛めっき鋼材を通過させて槽内を通過する鋼材に沿っ
て配置された陽極電極板および陰極電極板を介して電解
電流を付与する電解酸洗によって亜鉛めっき鋼材の表面
の活性化を行う方法を適用することもできる。
よって適宜変化することができる。なお、この実施の形
態においては、浸漬酸洗により亜鉛めっき鋼材を酸洗す
る方法を適用したが、酸性塩電解液が満たされた槽内に
亜鉛めっき鋼材を通過させて槽内を通過する鋼材に沿っ
て配置された陽極電極板および陰極電極板を介して電解
電流を付与する電解酸洗によって亜鉛めっき鋼材の表面
の活性化を行う方法を適用することもできる。
【0020】また、この実施の形態においては、酸洗処
理を行った亜鉛めっき鋼材を直接クロメート処理する構
成としたが、酸洗処理を行っためっき鋼材を、一旦図示
しない乾燥炉内に通過させる等した後にクロメート処理
を行うようにすることもできる。
理を行った亜鉛めっき鋼材を直接クロメート処理する構
成としたが、酸洗処理を行っためっき鋼材を、一旦図示
しない乾燥炉内に通過させる等した後にクロメート処理
を行うようにすることもできる。
【0021】なお、酸洗処理装置10は、めっきライン
に直結したインラインの場合について説明したが、必ず
しもこの構成に限ることなく別ラインで行うこともでき
る。さらに、この実施の形態に適用した亜鉛めっき鋼材
は、電気めっき鋼材,溶融めっき鋼材,蒸着めっき鋼材
等のいずれのめっき手段によって処理された亜鉛めっき
鋼材にも適用することができる。
に直結したインラインの場合について説明したが、必ず
しもこの構成に限ることなく別ラインで行うこともでき
る。さらに、この実施の形態に適用した亜鉛めっき鋼材
は、電気めっき鋼材,溶融めっき鋼材,蒸着めっき鋼材
等のいずれのめっき手段によって処理された亜鉛めっき
鋼材にも適用することができる。
【0022】また、この発明の塗付型クロメート処理め
っき鋼材の製造方法に使用する材料は、亜鉛めっき鋼材
に限ることなく、Zn−Ni,Zn−Fe,Zn−Cr
等の二次合金、さらに、Zn−Ni−Co,Zn−Co
−Cr等の多元合金を広く含む亜鉛系合金めっき鋼材に
も適用することができる。
っき鋼材の製造方法に使用する材料は、亜鉛めっき鋼材
に限ることなく、Zn−Ni,Zn−Fe,Zn−Cr
等の二次合金、さらに、Zn−Ni−Co,Zn−Co
−Cr等の多元合金を広く含む亜鉛系合金めっき鋼材に
も適用することができる。
【0023】さらに、鋼材の種類は、鋼板に限定され
ず、形鋼,鋼管,線材等にも適用できるのは勿論であ
る。
ず、形鋼,鋼管,線材等にも適用できるのは勿論であ
る。
【0024】
【実施例】以下に、この発明を実施例に基づいて具体的
に説明する。この発明の効果を明らかにするたに、20
g/m2 目付の純亜鉛電気めっき鋼板,60g/m2 目
付の溶融亜鉛めっき鋼板,5%Al−亜鉛合金めっき鋼
板,(1×100×200mm)を酸洗処理後、無水ク
ロム酸,還元剤,シリカゾルを配合したクロメート処理
液を塗付・乾燥し、各鋼板の耐食性および外観を評価
し、その結果を以下の表1に示した。
に説明する。この発明の効果を明らかにするたに、20
g/m2 目付の純亜鉛電気めっき鋼板,60g/m2 目
付の溶融亜鉛めっき鋼板,5%Al−亜鉛合金めっき鋼
板,(1×100×200mm)を酸洗処理後、無水ク
ロム酸,還元剤,シリカゾルを配合したクロメート処理
液を塗付・乾燥し、各鋼板の耐食性および外観を評価
し、その結果を以下の表1に示した。
【0025】耐食性は塩水噴霧試験(JIS Z 2371)24
0時間における亜鉛めっきおよび亜鉛めっき合金鋼板の
白錆発生率で評価し、外観は目視によるクロメート処理
ムラの有無とした。
0時間における亜鉛めっきおよび亜鉛めっき合金鋼板の
白錆発生率で評価し、外観は目視によるクロメート処理
ムラの有無とした。
【0026】さらに、クロム付着量は、すべて蛍光X線
で測定し、mg/m2 で示した。これにより、本発明に
かかるめっき鋼板およびめっき合金鋼板を酸洗処理液に
対してpHを1.5〜5.5の範囲内で、浸漬処理時間
を0.1〜10秒以内で酸洗処理を行った場合(本発明
例 No.2 〜No.13)では、耐食性および外観のいずれにお
いても好適な結果が得られた。
で測定し、mg/m2 で示した。これにより、本発明に
かかるめっき鋼板およびめっき合金鋼板を酸洗処理液に
対してpHを1.5〜5.5の範囲内で、浸漬処理時間
を0.1〜10秒以内で酸洗処理を行った場合(本発明
例 No.2 〜No.13)では、耐食性および外観のいずれにお
いても好適な結果が得られた。
【0027】また、酸洗処理液のpHを1.5以下とし
た場合には、めっき鋼材のめっき成分が酸洗処理によっ
て過剰に溶解し、めっき付着量の減少を引き起こすとと
もにクロメート処理むらが発生し外観の劣化を引き起こ
し易くなる(比較例 No.14)。
た場合には、めっき鋼材のめっき成分が酸洗処理によっ
て過剰に溶解し、めっき付着量の減少を引き起こすとと
もにクロメート処理むらが発生し外観の劣化を引き起こ
し易くなる(比較例 No.14)。
【0028】一方、酸洗処理液のpHを5.5以上とし
た場合には、10秒間の浸漬処理で所望のクロメート量
を付着させることができず充分な耐食性を得ることがで
きない(比較例 No.14) 。
た場合には、10秒間の浸漬処理で所望のクロメート量
を付着させることができず充分な耐食性を得ることがで
きない(比較例 No.14) 。
【0029】また、図2に示すように、亜鉛めっき鋼板
(No.1 従来例) と酸洗処理を行った後にクロメート処
理を行った電気亜鉛めっき鋼板(No.6 本発明例) との
耐食性のばらつきを調べた結果、酸洗処理を行わずに直
接クロメート処理を行った場合には、鋼材の20〜80
%にわたる広範囲に白錆が発生したのに対して、本発明
の酸洗処理を行った鋼材は、表面にほとんど白錆が発生
していないのが明らかである。
(No.1 従来例) と酸洗処理を行った後にクロメート処
理を行った電気亜鉛めっき鋼板(No.6 本発明例) との
耐食性のばらつきを調べた結果、酸洗処理を行わずに直
接クロメート処理を行った場合には、鋼材の20〜80
%にわたる広範囲に白錆が発生したのに対して、本発明
の酸洗処理を行った鋼材は、表面にほとんど白錆が発生
していないのが明らかである。
【0030】なお、この発明に適用可能なクロメート処
理は、例えば、特公平7−33583号に開示されたク
ロメート処理方法によって行うことができるが、シリカ
ゾル等の添加剤の有無やCr6+とCr3+との割合によっ
て上記結果に影響を与えることはない。
理は、例えば、特公平7−33583号に開示されたク
ロメート処理方法によって行うことができるが、シリカ
ゾル等の添加剤の有無やCr6+とCr3+との割合によっ
て上記結果に影響を与えることはない。
【0031】以上の結果から、この発明の塗付型クロメ
ート処理めっき鋼材の製造方法により耐食性と外観に優
れたクロメート処理めっき鋼材が製造できることは明ら
かである。
ート処理めっき鋼材の製造方法により耐食性と外観に優
れたクロメート処理めっき鋼材が製造できることは明ら
かである。
【0032】
【表1】
【0033】
【発明の効果】以上、説明したように、この発明の塗付
型クロメート処理めっき鋼材の製造方法によれば、クロ
メート処理前に亜鉛または亜鉛系合金めっき鋼材の酸洗
または酸洗・乾燥を行うことにより、従来と同様のクロ
メート処理を行う場合であっても、クロメート付着量を
必要以上に多くするとなく耐食性のばらつきを抑えるこ
とができると共に、外観の秀麗性に優れた鋼材を製造す
ることができ、一次防錆としてのクロメート処理でな
く、最終防錆として充分なクロメート処理を施すことが
できる。
型クロメート処理めっき鋼材の製造方法によれば、クロ
メート処理前に亜鉛または亜鉛系合金めっき鋼材の酸洗
または酸洗・乾燥を行うことにより、従来と同様のクロ
メート処理を行う場合であっても、クロメート付着量を
必要以上に多くするとなく耐食性のばらつきを抑えるこ
とができると共に、外観の秀麗性に優れた鋼材を製造す
ることができ、一次防錆としてのクロメート処理でな
く、最終防錆として充分なクロメート処理を施すことが
できる。
【図1】この発明の実施の形態にかかる塗付型クロメー
ト処理めっき鋼材の製造方法に適用した酸洗処理装置の
概略構成図である。
ト処理めっき鋼材の製造方法に適用した酸洗処理装置の
概略構成図である。
【図2】この発明の実施の形態にかかる塗付型クロメー
ト処理めっき鋼材の製造方法によって製造された鋼材
と、従来の塗付型クロメート処理めっき鋼材の製造方法
によって製造された鋼材との耐食性のばらつきを比較し
たグラフである。
ト処理めっき鋼材の製造方法によって製造された鋼材
と、従来の塗付型クロメート処理めっき鋼材の製造方法
によって製造された鋼材との耐食性のばらつきを比較し
たグラフである。
1…鋼帯 2a〜2f…リンガロール 3a〜3d…酸洗槽 4a〜4d…酸洗液 5a〜5d…熱交換器 8a〜8d…リンズ槽 9a〜9d…スプレヘッダ 10…酸洗装置
Claims (3)
- 【請求項1】 亜鉛または亜鉛系合金めっき鋼材の表面
に塗付型クロメート処理した塗布型クロメート処理めっ
き鋼材の製造方法において、 前記クロメート処理前に、前記亜鉛または亜鉛系合金め
っき鋼材を酸洗することを特徴とする塗付型クロメート
処理めっき鋼材の製造方法。 - 【請求項2】 亜鉛または亜鉛系合金めっき鋼材の表面
に塗付型クロメート処理した塗布型クロメート処理めっ
き鋼材の製造方法において、 前記クロメート処理前に、前記亜鉛または亜鉛系合金め
っき鋼材を酸洗および乾燥することを特徴とする塗付型
クロメート処理めっき鋼材の製造方法。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載の塗付型クロメ
ート処理めっき鋼材の製造方法において、前記酸洗に用
いる酸洗液のpHを1.5以上5.5以下としたことを
特徴とする塗付型クロメート処理めっき鋼材の製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4192096A JPH09235680A (ja) | 1996-02-28 | 1996-02-28 | 塗付型クロメート処理めっき鋼材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4192096A JPH09235680A (ja) | 1996-02-28 | 1996-02-28 | 塗付型クロメート処理めっき鋼材の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09235680A true JPH09235680A (ja) | 1997-09-09 |
Family
ID=12621698
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4192096A Pending JPH09235680A (ja) | 1996-02-28 | 1996-02-28 | 塗付型クロメート処理めっき鋼材の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09235680A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2023506442A (ja) * | 2019-12-13 | 2023-02-16 | ティッセンクルップ スチール ヨーロッパ アクチェンゲゼルシャフト | 亜鉛ベースの金属保護層と、金属保護層の表面上に生成されたリン酸塩処理層とを有する平鋼製品の製造方法、およびこのタイプの平鋼製品 |
-
1996
- 1996-02-28 JP JP4192096A patent/JPH09235680A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2023506442A (ja) * | 2019-12-13 | 2023-02-16 | ティッセンクルップ スチール ヨーロッパ アクチェンゲゼルシャフト | 亜鉛ベースの金属保護層と、金属保護層の表面上に生成されたリン酸塩処理層とを有する平鋼製品の製造方法、およびこのタイプの平鋼製品 |
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