JPH09236147A - 減衰力調整式油圧緩衝器 - Google Patents

減衰力調整式油圧緩衝器

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JPH09236147A
JPH09236147A JP8205375A JP20537596A JPH09236147A JP H09236147 A JPH09236147 A JP H09236147A JP 8205375 A JP8205375 A JP 8205375A JP 20537596 A JP20537596 A JP 20537596A JP H09236147 A JPH09236147 A JP H09236147A
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damping
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隆 根津
Akira Kashiwagi
明 柏木
Takao Nakatate
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F9/00Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium
    • F16F9/32Details
    • F16F9/44Means on or in the damper for manual or non-automatic adjustment; such means combined with temperature correction
    • F16F9/46Means on or in the damper for manual or non-automatic adjustment; such means combined with temperature correction allowing control from a distance, i.e. location of means for control input being remote from site of valves, e.g. on damper external wall

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 減衰力調整式油圧緩衝器において、減衰力の
調整範囲を広くすると共にピストン速度の低速域から高
速域まで全域にわたって適切な減衰力を得る。 【解決手段】 シリンダ2にピストン3を嵌装し、リザ
ーバ6を接続する。シリンダ上室2aとリザーバ6とを主
通路11で連通させ主減衰弁14を設ける。シリンダ上下室
2a,2b間を伸び側副通路12で連通させ伸び側副減衰弁15
と伸び側可変オリフィス16を設ける。シリンダ下室2bと
リザーバ6とを縮み側副通路13で連通させて縮み側副減
衰弁18と縮み側可変オリフィス17を設ける。可変オリフ
ィス16,17の流路面積を変化させることによって、伸び
側および縮み側のオリフィス特性を調整すると共にパイ
ロット圧を変化させて主減衰弁14の開弁圧力を調整す
る。伸び側および縮み側副減衰弁15,18によって、主減
衰弁14の開弁前にバルブ特性を得ることにより、ピスト
ン速度全域にわたって適切な減衰力を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等の車両の
懸架装置等に装着される減衰力調整式油圧緩衝器に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車両の懸架装置に装着される
油圧緩衝器には、路面状況、走行状況等に応じて乗り心
地や操縦安定性を向上させるために減衰力を適宜調整で
きるようにした減衰力調整式油圧緩衝器がある。
【0003】減衰力調整式油圧緩衝器は、一般に、油液
を封入したシリンダ内にピストンロッドを連結したピス
トンを摺動可能に嵌装してシリンダ内を2室に画成し、
ピストン部にシリンダ内の2室を連通させる主油液通路
およびバイパス通路を設け、主油液通路にはオリフィス
およびディスクバルブからなる減衰力発生機構を設け、
バイパス通路にはその流路面積を調整する減衰力調整弁
を設けた構成となっている。なお、シリンダ内の一方の
室には、ピストンロッドの伸縮にともなうシリンダ内の
容積変化をガスの圧縮、膨張によって補償するリザーバ
がベースバルブを介して接続されている。
【0004】そして、減衰力調整弁によってバイパス通
路を開いてシリンダ内の2室間の油液の流通抵抗を小さ
くすることにより減衰力を小さくし、また、バイパス通
路を閉じて2室間の流通抵抗を大きくすることにより減
衰力を大きくする。このように、減衰力調整弁の開閉に
より減衰力特性を適宜調整することができる。
【0005】しかしながら、上記のようにバイパス通路
の流路面積を変化させることによって減衰力を調整する
ものでは、ピストン速度の低速域においては、減衰力は
バイパス通路のオリフィス面積に依存するのでオリフィ
ス面積に応じて減衰力特性を大きく変化させることがで
きるが、ピストン速度の中高速域においては、減衰力が
主油液通路の減衰力発生機構(ディスクバルブ等:開弁
圧力は一定)に依存するため、減衰力特性を大きく変化
させることができない。
【0006】そこで、従来、例えば特開平4−3122
27号公報に記載されているように、ピストンの移動に
ともなって油液を流通させる主油液通路の減衰力発生機
構であるメインバルブの背部に圧力室を形成し、この圧
力室を固定オリフィスを介して主通路のメインバルブの
上流側に連通させ、また、可変オリフィスを介して主通
路のメインバルブの下流側に連通させるようにしたもの
が提案されている。
【0007】この減衰力調整式油圧緩衝器によれば、可
変オリフィスを開閉することにより、油液の流路面積を
直接調整するとともに、圧力室の圧力を変化させてメイ
ンバルブの開弁初期圧力を変化させることができる。こ
のようにして、オリフィス特性(減衰力がピストン速度
の2乗にほぼ比例する)およびバルブ特性(減衰力がピ
ストン速度にほぼ比例する)の双方を同時に調整するこ
とができ、減衰力特性の調整範囲を広くすることができ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報記載の減衰力調整式油圧緩衝器では、メインバルブの
開弁前には、可変オリフィスの流路面積に依存するオリ
フィス特性の減衰力が発生するため、ピストン速度の低
速域において、充分な減衰力を確保しようとするとメイ
ンバルブの開弁点付近の減衰力が過大となり、また、メ
インバルブの開弁点付近において適当な減衰力を得よう
とするとピストン速度の低速域で充分な減衰力が得にく
くなる傾向がある。このため、ピストン速度の低速域か
らメインバルブの開弁点付近における減衰力を適当に設
定することが困難であるという問題がある。
【0009】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
であり、ピストン速度の低速域から高速域まで全域にわ
たって適切な減衰力を得ることができ、適正化を図るこ
とができる減衰力調整式油圧緩衝器を提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1の減衰力調整式油圧緩衝器は、油液が封
入されたシリンダと、油液およびガスが封入されたリザ
ーバと、前記シリンダ内に摺動可能に嵌装されて該シリ
ンダ内を第1室と第2室とに画成するピストンと、一端
が該ピストンに連結され他端が前記第1室を通ってシリ
ンダの外部へ延出されたピストンロッドと、前記ピスト
ンに設けられ前記第1、第2室間を連通させる第1連通
路と、該第1連通路に設けられ前記第2室側から第1室
側への油液の流通のみを許容する第1逆止弁と、前記第
2室と前記リザーバとを連通させる第2連通路と、該第
2連通路に設けられ前記リザーバ側から第2室側への油
液の流通のみを許容する第2逆止弁と、前記第1室と前
記リザーバとを連通させる主通路と、前記第1室と前記
第2室とを前記第1連通路と並列に連通させる伸び側副
通路と、前記第2室と前記リザーバとを前記第2連通路
と並列に連通させる縮み側副通路と、前記主通路に設け
られ該主通路の油液の流動を制御して減衰力を発生させ
るとともに、第1および第2パイロット管路から導入さ
れるパイロット圧に応じて減衰力を調整するパイロット
形主減衰弁と、前記伸び側副通路に設けられ前記パイロ
ット形主減衰弁よりも低い圧力で圧力で開弁する伸び側
副減衰弁および伸び側可変オリフィスと、前記縮み側副
通路に設けられ前記パイロット形主減衰弁よりも低い圧
力で開弁する縮み側副減衰弁および縮み側可変オリフィ
スと、を備えてなり、前記第1パイロット管路は、前記
伸び側副通路の前記伸び側副減衰弁と前記伸び側可変オ
リフィスとの間に接続され、前記第2パイロット管路
は、前記縮み側副通路の前記縮み側副減衰弁と前記縮み
側可変オリフィスとの間に接続されていることを特徴と
する。
【0011】このように構成したことにより、ピストン
ロッドの伸び行程時には、第1逆止弁が閉じて第1室の
油液が主通路を通ってリザーバへ流れ、また、伸び側副
通路を通って第2室へ流れ、さらに、ピストンロッドが
シリンダから退出した分の油液が第2逆止弁を開いてリ
ザーバから第2室へ流れる。このとき、伸び側可変オリ
フィスの通路面積を変化させることによって、伸び側副
通路の通路面積を直接変化させるとともに、第1パイロ
ット管路のパイロット圧を変化させて主減衰弁の開弁特
性を変化させることができる。ピストンロッドの縮み行
程時には、第1逆止弁が開き、第2逆止弁が閉じて、ピ
ストンロッドがシリンダ内に侵入した分の油液が第1室
から主通路を通ってリザーバへ流れ、また、第2室から
縮み側副通路を通ってリザーバへ流れる。このとき、縮
み側可変オリフィスの通路面積を変化させることによっ
て、縮み側副通路の通路面積を直接変化させるととも
に、第2パイロット管路のパイロット圧を変化させて主
減衰弁の開弁特性を変化させることができる。また、主
減衰弁の開弁前において、伸び側および縮み側副減衰弁
によってバルブ特性の減衰力が発生する。
【0012】また、請求項2の減衰力調整式油圧緩衝器
は、油液が封入されたシリンダと、油液およびガスが封
入されたリザーバと、前記シリンダ内に摺動可能に嵌装
されて該シリンダ内を第1室と第2室とに画成するピス
トンと、一端が該ピストンに連結され他端が前記第1室
を通ってシリンダの外部へ延出されたピストンロッド
と、前記ピストンに設けられ、前記第1、第2室間を連
通させる第1連通路と、該第1連通路に設けられ前記第
2室側から第1室側への油液の流通のみを許容する第1
逆止弁と、前記第2室と前記リザーバとを連通させる第
2連通路と、該第2連通路に設けられ前記リザーバ側か
ら第2室側への油液の流通のみを許容する第2逆止弁
と、前記第1室とリザーバとを連通させる主通路と、前
記主通路に設けられ該主通路の油液の流動を制御して減
衰力を発生させるとともに、パイロット管路から導入さ
れるパイロット圧に応じて減衰力を調整するパイロット
形主減衰弁と、前記主通路に接続され前記パイロット形
主減衰弁をバイパスする副通路と、該副通路に設けられ
前記パイロット形主減衰弁よりも低い圧力で開弁する副
減衰弁および可変オリフィスとを、備えてなり、前記パ
イロット管路は、前記副通路の前記副減衰弁と前記可変
オリフィスとの間に接続されていることを特徴とする。
【0013】このように構成したことにより、ピストン
ロッドの伸び行程時には、第1逆止弁が閉じて第1室の
油液が加圧され、また、縮み行程時には、第1逆止弁が
開き、第2逆止弁が閉じてピストンロッドがシリンダ内
へ侵入した分、第1、第2室の油液が加圧されるので、
ピストンロッドの伸縮行程時ともに、油液が第1室側か
ら副通路および主通路を通ってリザーバへ流れ、可変オ
リフィスの通路面積を調整することによって、副通路の
通路面積を直接調整するとともにパイロット形主減衰弁
のパイロット圧力を変化させてその減衰力特性を調整す
ることができる。また、主減衰弁の開弁前において、副
減衰弁によってバルブ特性の減衰力が発生する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。
【0015】第1実施形態の減衰力調整式油圧緩衝器の
油圧回路について、図1を参照して説明する。図1に示
すように、減衰力調整式油圧緩衝器1は、油液が封入さ
れたシリンダ2内にピストン3が摺動可能に嵌装されて
おり、このピストン3によってシリンダ2内がシリンダ
上室2a(第1室)とシリンダ下室2b(第2室)の2室に
画成されている。ピストン3には、ピストンロッド4の
一端が連結されており、ピストンロッド4は、シリンダ
上室2aを通ってその他端側がシリンダ2の外部へ延出さ
れている。シリンダ下室2bには、シリンダ2の底部に設
けられたベースバルブ5を介して油液およびガスが封入
されたリザーバ6が接続されている。
【0016】ピストン3には、シリンダ上下室2a,2b間
を連通させる油路7(第1連通路)およびこの油路7の
シリンダ下室2b側からシリンダ上室2a側への油液の流通
のみを許容する逆止弁8(第1逆止弁)が設けられてい
る。また、ベースバルブ5には、シリンダ下室2bとリザ
ーバ6とを連通させる油路9(第2連通路)およびこの
油路9のリザーバ6側からシリンダ下室2b側への油液の
流通のみを許容する逆止弁10(第2逆止弁)が設けられ
ている。
【0017】シリンダ2の外部に、シリンダ上室2aとリ
ザーバ6とを連通させる主通路11と、シリンダ上室2aと
シリンダ下室2bとをピストン3の油路7と並列に連通さ
せる伸び側副通路12と、シリンダ下室2bとリザーバ6と
をベースバルブ5の油路9と並列に連通させる縮み側副
通路13とが設けられている。主通路11にはパイロット形
主減衰弁14(以下、主減衰弁14という)が設けられ、伸
び側副通路12には、上流側(シリンダ上室2a側)に伸び
側副減衰弁15が設けられ、下流側(シリンダ下室2b側)
に可変オリフィス16(伸び側可変オリフィス)が設けら
れている。また、縮み側副通路13には、上流側(シリン
ダ下室2b側)に可変オリフィス17(縮み側可変オリフィ
ス)が設けられ、下流側(リザーバ6側)に縮み側副減
衰弁18が設けられている。
【0018】主減衰弁14は、パイロット形圧力制御弁で
あり、主通路11のシリンダ上室2a側の圧力を受けて開弁
して、その開度に応じた減衰力を発生させるようになっ
ている。主減衰弁14の伸び側パイロット管路19(第1パ
イロット管路)が伸び側副通路12の伸び側副減衰弁15と
可変オリフィス16との間に接続されており、その圧力を
パイロット圧として導入して、このパイロット圧の上昇
にともなって主減衰弁14の開弁圧力が高くなるようにな
っている。以後、伸び側パイロット管路19より受けるパ
イロット圧ことを閉弁側パイロット圧という。また、縮
み側パイロット管路20が縮み側副通路13の可変オリフィ
ス17と縮み側副減衰弁18との間に接続されており、その
圧力をパイロット圧として導入して、このパイロット圧
の上昇にともなって主減衰弁14の開弁圧力が低くなるよ
うになっている。以後、縮み側パイロット管路20より受
けるパイロット圧のことを開弁側パイロット圧という。
【0019】伸び側副減衰弁15は、直列に配置された上
流側のオリフィス15a および下流側の調圧弁15b と、調
圧弁15b に対して並列に配置されたオリフィス15c とか
ら構成されている。
【0020】オリフィス15a は、低減衰力特性設定時
(可変オリフィス16の流路面積最大)において、ピスト
ン速度の高速域における減衰力の過度の上昇を防止する
ためのものである。すなわち、オリフィス15a は、伸び
側副減衰弁15の下流側で発生する圧力損失(可変オリフ
ィス16が全開であってもピストン速度の増大によって流
通抵抗が大きくなる)により、閉弁側パイロット圧力が
上昇して主減衰弁14の開弁圧力が過度に高くならないよ
うにするために、調圧弁15b の全開時においても伸び側
パイロット管路19の接続部の上流側の流路を充分絞れる
ように、その流路面積は、可変オリフィス16の全開時に
おける伸び側副減衰弁15の下流側の最小流路面積の1/
2程度となっている。これにより、ピストン速度の高速
域においても、閉弁側パイロット圧を充分低く抑えるこ
とができ、主減衰弁14の開弁圧力を適切に維持すること
ができる。
【0021】調圧弁15b は、通常は閉じており、油液の
圧力に応じて開弁してその開度に応じて流路面積を調整
するようになっている。なお、ピストン速度の高速域に
おける調圧弁15b による減圧効果が大きく、調圧弁15b
の流通抵抗によって伸び側副減衰弁15の下流側の圧力損
失が問題とならない程度に閉弁側パイロット圧を充分低
く抑えられる場合には、オリフィス15a を省略すること
もできる。
【0022】また、オリフィス15c は、高減衰力特性設
定時(可変オリフィス16の流路面積最小)において、ピ
ストン速度の低速域における減衰力の過度の低下を防止
するためのものである。すなわち、伸び側副減衰弁15の
下流側には油液の微小漏れ(可変オリフィス16が全閉で
あっても流路構成部品間の微小隙間から生じる漏れ)が
発生するが、この油液の漏れによって、閉弁側パイロッ
ト圧が低下して主減衰弁14の開弁圧力が過度に低くなら
ないようにするために、伸び側パイロット管路19の接続
部の上流側の流路面積を充分確保できるように、その流
路面積は、可変オリフィス16の全閉時における伸び側副
減衰弁15の下流側に漏れを生じる流路面積の2〜3倍程
度に相当するように設定されている。これにより、ピス
トン速度の低速域においても、閉弁側パイロット圧を充
分高く保つことができ、主減衰弁14の開弁圧力を適切に
維持することができる。
【0023】縮み側副減衰弁18は、直列に配置された上
流側のオリフィス18a および下流側の調圧弁18b と、調
圧弁18b に対して並列に配置されたオリフィス18c とか
ら構成されている。
【0024】オリフィス18a は、低減衰力特性設定時
(可変オリフィス17の流路面積最大)において、ピスト
ン速度の高速域における開弁側パイロット圧力の低下に
よる減衰力の過度の上昇を防止するためのものであり、
上記オリフィス15a と同様、その流路面積は、可変オリ
フィス17の全開時における縮み側副減衰弁18の上流側の
最小流路面積の1/2程度となっている。
【0025】調圧弁18b は、通常は閉じており、油液の
圧力に応じて開弁してその開度に応じて流路面積を調整
するようになっている。なお、ピストン速度の高速域に
おける調圧弁18b による減圧効果が大きく、調圧弁18b
の流通抵抗によって縮み側副減衰弁18の上流側の圧力損
失が問題とならない程度に開弁側パイロット圧力を充分
高く保てる場合には、オリフィス18a を省略することも
できる。
【0026】また、オリフィス18c は、高減衰力特性設
定時(可変オリフィス17の流路面積最小)において、ピ
ストン速度の低速域における開弁側パイロット圧の上昇
による減衰力の過度の低下を防止するためのものであ
り、上記オリフィス15c と同様、その流路面積は、可変
オリフィス17の全閉時における縮み側副減衰弁18の上流
側に漏れを生じる流路面積の2〜3倍程度に相当するよ
うに設定されている。
【0027】以上のように構成した本実施形態の作用に
ついて次に説明する。
【0028】ピストンロッド4の伸び行程時には、ピス
トン3の移動にともない、ピストン3の逆止弁8が閉
じ、シリンダ上室2a内の油液が加圧されて、主通路11を
通ってリザーバ6へ流れ、また、伸び側副通路12を通っ
てシリンダ下室2bへ流れる。一方、ピストンロッド4が
シリンダ2内から退出した分の油液がベースバルブ5の
逆止弁10を開いてリザーバ6からシリンダ下室2bへ流れ
る。
【0029】ピストン速度が小さく、主通路11の主減衰
弁14の開弁前は、伸び側副通路12の伸び側副減衰弁15お
よび可変オリフィス16によって減衰力が発生する。この
とき、伸び側副減衰弁15では、調圧弁15b の開弁前にお
いては、オリフィス15c によってオリフィス特性の減衰
力を発生させ、調圧弁15b の開弁後は、その開度に応じ
て流路面積を調整してバルブ特性の減衰力を発生させ
る。このようにして、ピストン速度の低速域から中速域
にかけて適切な減衰力を得ることができる。
【0030】ピストン速度が大きくなり、シリンダ上室
2a内の圧力が上昇して主減衰弁14が開弁すると、その開
度に応じた減衰力が発生する。このとき、可変オリフィ
ス16の通路面積が小さいほど、圧力損失が大きく、その
上流側の圧力が高くなるので、伸び側パイロット管路19
によって導入される閉弁側パイロット圧が高くなり、こ
の閉弁側パイロット圧は、主減衰弁14を閉弁させる方向
に作用するので、主減衰弁14の開弁圧力が高くなる。こ
のようにして、可変オリフィス16の通路面積を変化させ
ることによって、伸び側副通路12の流路面積(オリフィ
ス特性(オリフィス15c )およびバルブ特性(調圧弁15
b ))を直接変化させるとともに、閉弁側パイロット圧
を変化させて主減衰弁14の開弁圧力(バルブ特性)を変
化させることができるので、減衰力特性の調整範囲を広
くすることができる。
【0031】一方、ピストンロッド4の縮み行程時に
は、ピストン3の移動にともない、ピストン3の逆止弁
8が開いてシリンダ上下室2a,2bがほぼ同圧となり、ベ
ースバルブ5の逆止弁10が閉じて、ピストンロッド4が
シリンダ2内に侵入した分の油液が加圧されて、シリン
ダ上室2aから主通路11を通ってリザーバ6へ流れ、ま
た、シリンダ下室2bから縮み側副通路13を通ってリザー
バ6へ流れる。
【0032】ピストン速度が小さく、主通路11の主減衰
弁14の開弁前は、縮み側副通路13の可変オリフィス17お
よび縮み側副減衰弁18によって減衰力が発生する。この
とき、縮み側副減衰弁18では、調圧弁18b の開弁前にお
いては、オリフィス18c によってオリフィス特性の減衰
力を発生させ、調圧弁18b の開弁後は、その開度に応じ
て流路面積を調整してバルブ特性の減衰力を発生させ
る。このようにして、ピストン速度の低速域から中速域
にかけて適切な減衰力を得ることができる。
【0033】ピストン速度が大きくなり、シリンダ上室
2a内の圧力が上昇して主減衰弁14が開弁すると、その開
度に応じた減衰力が発生する。このとき、可変オリフィ
ス17の通路面積が大きいほど、圧力損失が小さく、その
下流側の圧力が高くなるので、縮み側パイロット管路20
によって導入される開弁側パイロット圧が高くなり、こ
の開弁側パイロット圧は、主減衰弁14を開弁させる方向
に作用するので、主減衰弁14の開弁圧力が低くなる。こ
のようにして、可変オリフィス17の通路面積を変化させ
ることによって、縮み側副通路13の通路面積(オリフィ
ス特性(オリフィス18c )およびバルブ特性(調圧弁18
b ))を直接変化させるとともに、パイロット圧を変化
させて主減衰弁14の開弁圧力(バルブ特性)を変化させ
ることができるので、減衰力特性の調整範囲を広くする
ことができる。
【0034】このように、伸び側および縮み側副減衰弁
15,18によってピストン速度の低速域から中速域にかけ
て適切な減衰力を得ることができ、可変オリフィス16,
17の流路面積をそれぞれ調整することによって、伸び側
および縮み側のオリフィス特性およびバルブ特性を調整
することができるので、ピストン速度の低速域から高速
域まで全域にわたって適切な減衰力を得ることができ
る。また、主減衰弁14の開弁点とは独立して伸び側およ
び縮み側副減衰弁15,18の特性を設定できるので、減衰
力特性の設定の自由度を広くすることができる。
【0035】なお、上記実施形態において、伸び側副通
路12の伸び側副減衰弁15と可変オリフィス16とを反対に
配置してもよく、この場合でも可変オリフィス16の通路
面積に応じて伸び側パイロット管路19によって導入され
る主減衰弁14のパイロット圧を変化させることができ
る。また、同様に、縮み側副通路13の可変オリフィス17
と縮み側副減衰弁18とを反対に配置してもよく、この場
合でも可変オリフィス17の通路面積に応じて縮み側パイ
ロット管路20によって導入される主減衰弁14のパイロッ
ト圧を変化させることができる。また、上記実施形態で
は、伸び側および縮み側副減衰弁15,18のオリフィス15
a ,18a は、調圧弁15b ,18b およびオリフィス15c ,
18c の上流側に配置されているが、下流側に配置しても
よい。
【0036】次に、上記第1実施形態に係る減衰力調整
式油圧緩衝器のさらに具体的な構成を示す第1実施例に
ついて図2を用いて説明する。
【0037】図2に示すように、第1実施例の減衰力調
整式油圧緩衝器21は、シリンダ22の外側に外筒23を設け
た二重筒構造となっており、シリンダ22と外筒23との間
にリザーバ24が形成されている。シリンダ22内には、ピ
ストン25が摺動可能に嵌装されており、このピストン25
によってシリンダ22内がシリンダ上室22a (第1室)と
シリンダ下室22b (第2室)の2室に画成されている。
ピストン25には、ピストンロッド26の一端がナット27に
よって連結されており、ピストンロッド26の他端側は、
シリンダ上室22a を通り、シリンダ22および外筒23の上
端部に装着されたロッドガイド(図示せず)およびシー
ル部材(図示せず)に挿通されてシリンダ22の外部へ延
出されている。シリンダ22の下端部には、シリンダ下室
22b とリザーバ24とを区画するベースバルブ(図示せ
ず)が設けられている。そして、シリンダ22内には油液
が封入されており、リザーバ24内には油液およびガスが
封入されている。
【0038】ピストン25には、シリンダ上下室22a ,22
b 間を連通させる油路28(第1連通路)およびこの油路
28のシリンダ下室22b 側からシリンダ上室22a 側への油
液の流通のみを許容する逆止弁29(第1逆止弁)が設け
られている。また、ベースバルブ(図示せず)には、シ
リンダ下室22b とリザーバ24とを連通させる油路(第2
連通路)およびこの油路のリザーバ24側からシリンダ下
室22b 側への油液の流通のみを許容する逆止弁(第2逆
止弁)が設けられている。
【0039】外筒23の側面部には、減衰力発生機構30が
取付けられている。減衰力発生機構30は、一端部が外筒
23の側壁に固定された円筒状のアウタケース31内に円筒
状のインナケース32が挿入、嵌合されている。インナケ
ース32は、シリンダ22に外嵌された通路部材33に一端部
が嵌合され、アウタケース31の他端部にリテーナ34によ
って取付けられた比例ソレノイドアクチュエータ35(以
下、アクチュエータ35という)に他端部が当接して固定
されている。インナケース32内には、主バルブ部材36が
嵌合されており、主バルブ部材36によってインナケース
32内が油室32aと油室32b に区画されている。主バルブ
部材36は、油室32a 内に配置された環状の副バルブ部材
37並びに油室32b 内に配置された略円筒状の固定部材38
および環状の副バルブ部材39とともに、アクチュエータ
35に螺着された円筒状のガイド部材40が挿通されて、そ
の先端部に螺着されたナット41によって固定されてい
る。ガイド部材40の先端は、円筒状の接続部材42が取付
けられており、接続部材42の先端部が通路部材33に嵌合
されている。
【0040】シリンダ22の上部には、アッパチューブ43
が外嵌され通路部材33に結合されており、シリンダ22と
アッパチューブ43との間に環状油路44が形成されてい
る。環状油路44は、シリンダ22の側壁の上端部付近に設
けられた油路(図示せず)を介してシリンダ上室22a に
連通されており、また、通路部材33に設けられた油路45
を介してインナケース32内の油室32a に連通されてい
る。シリンダ22の下部には、ロワチューブ46が外嵌され
通路部材33に結合されており、シリンダ22とロワチュー
ブ43との間に環状油路47が形成されている。環状油路47
は、シリンダ22の側壁の下端部付近に設けられた油路
(図示せず)を介してシリンダ下室22b に連通されてお
り、また、通路部材33に設けられた油路48および接続部
材42の油路42aを介してガイド部材40の内部に連通され
ている。また、リザーバ24は、アウタケース31とインナ
ケース32の間に形成された油路49に直接連通されてお
り、さらに、インナケース32の側壁に設けられた油路50
を介してインナケース32内の油室32b に連通されてい
る。
【0041】主バルブ部材36には、油室32a と油室32b
とを連通させる複数(2つのみ図示する)の油路51が設
けられており、油路51の外周側に環状の弁座52が突設さ
れている。固定部材38には、中央部に大径案内部38a が
形成され、両端部に小径案内部38b ,38c が形成されて
いる。大径案内部38a には、円筒状の可動部材53が摺動
可能に嵌合され、可動部材53の一端部の内側に形成され
たフランジ部53a の内周部が小径案内部38c に摺動可能
に嵌合されており、大径案内部38a とフランジ部53a と
の間に縮み側背圧室54が形成されている。小径案内部38
b には、環状の可動弁部材55が摺動可能に嵌合され、可
動部材53の他端部に液密的に当接されて可動部材53と一
体に移動するようになっており、可動弁部材55と大径部
38a との間に伸び側背圧室56が形成されている。可動弁
部材55は、環状のフローティングバルブ57を介して主バ
ルブ部材36の弁座52に着座しており、可動部材53と副バ
ルブ部材39との間に介装された圧縮ばね58によって閉弁
方向すなわち弁座52側へ付勢されている。
【0042】そして、固定部材38、弁座52、可動部材5
3、可動弁部材55、フローティングバルブ57およびばね5
8によって主減衰弁Aが構成されており、主減衰弁A
(パイロット形主減衰弁)は、可動弁部材55が油路51か
らの油液の圧力を受けてフローティングバルブ57が開弁
して、その開度に応じた減衰力を発生させ、伸び側背圧
室56の圧力を閉弁方向に作用する閉弁側パイロット圧と
して、また、縮み側背圧室54の圧力を開弁方向に作用す
るの開弁側パイロット圧としてその開弁圧力を調整する
ようになっている。
【0043】副バルブ部材37には、油室32a とガイド部
材40の外周部に形成された油路59とを連通させるオリフ
ィス60が設けられている。また、副バルブ部材37には、
油室32a 側からオリフィス60側への油液の圧力を受けて
内周側が撓んで開弁してその流路面積を調整する常閉の
ディスクバルブ61が設けられている。ディスクバルブ61
の外周部には、油室32a とオリフィス60を常時連通させ
る、すなわちディスクバルブ61と並列に配置されたオリ
フィス62が設けられている。そして、ディスクバルブ61
およびオリフィス60,62によって伸び側副減衰弁Bを構
成している。油路59は、ガイド部材40の軸方向に沿って
延ばされて、固定部材38の小径案内部38b の内周部に形
成された油室63に連通されている。小径案内部38b の側
壁には、伸び側背圧室56と油室63とを連通させるオリフ
ィス64(第1パイロット管路)が設けられている。な
お、ディスクバルブ61の開弁圧力は主減衰弁Aの開弁圧
力よりも低く設定されている。
【0044】副バルブ部材39には、油室32b とガイド部
材40の外周部に形成された油路65とを連通させるオリフ
ィス66が設けられている。また、副バルブ部材39には、
オリフィス66側から油室32b 側への油液の圧力を受けて
外周側が撓んで開弁してその流路面積を調整する常閉の
ディスクバルブ67が設けられている。ディスクバルブ67
の外周部には、油室32b とオリフィス66を常時連通させ
る、すなわちディスクバルブ67と並列に配置されたオリ
フィス68が設けられている。そして、ディスクバルブ67
およびオリフィス66,68によって縮み側副減衰弁Cを構
成している。油路65は、ガイド部材40の軸方向に沿って
延ばされて、固定部材38の小径案内部38c の内周部に形
成された油室69に連通されている。小径案内部38c の側
壁には、縮み側背圧室54と油室69とを連通させるオリフ
ィス70(第2パイロット管路)が設けられている。な
お、ディスクバルブ67の開弁圧力は主減衰弁Aの開弁圧
力よりも低く設定されている。
【0045】ガイド部材40の側壁には、油室63に連通す
る伸び側ポート71および油室69に連通する縮み側ポート
72が設けられている。ガイド部材40内には、円筒状のス
プール74が摺動可能に嵌装されている。スプール74の外
周部には、伸び側ポート71および縮み側ポート72に対向
させて環状溝75が形成されおり、環状溝75は、スプール
74の側壁に設けられた油路76およびスプール74の内部を
介して接続部材42の油路42a に連通されている。そし
て、伸び側ポート71および縮み側ポート72と環状溝75と
でそれぞれ伸び側可変オリフィスおよび縮み側オリフィ
スを構成しており、スプール74の位置に応じて伸び側ポ
ート71および縮み側ポート72と環状溝75との連通路面積
がそれぞれ変化し、一方が小のとき他方が大となり、一
方が大のとき他方が小となるようになっている。スプー
ル74は、一端部がばね77に当接し、他端部がアクチュエ
ータ35のプランジャ78に当接しており、ソレノイドへの
通電電流に応じてアクチュエータ35の推力によって位置
決めされるようになっている。
【0046】以上のように構成した本実施例の作用につ
いて次に説明する。
【0047】ピストンロッド26の伸び行程時には、ピス
トン25の移動にともない、ピストン25の逆止弁29が閉じ
てシリンダ上室22a 内の油液が加圧されるとともに、シ
リンダ下室22b 内の油液が減圧される。シリンダ上室22
a 側の加圧された油液は、環状油路44および油路45を通
って減衰力発生機構30の油室32a へ流れ、さらに、伸び
側副減衰弁B、油路59、油室63、伸び側ポート71、環状
溝75、油路76、スプール74の内部、ガイド部材40の内
部、接続部材42の油路42a 、油路48および環状油路47を
通ってシリンダ下室22b へ流れる(伸び側副通路)。ま
た、シリンダ上室22a 側の圧力が主減衰弁Aの開弁圧力
に達すると、油室32a から油路51を通って主減衰弁Aを
開いて油室32b へ流れ、さらに、油路50および油路49を
通ってリザーバ24へ流れる(主通路)。一方、ピストン
ロッド26がシリンダ22内から退出した分の油液がリザー
バ24からシリンダ下室22b へ流れる。
【0048】ピストン速度が小さく、主減衰弁Aの開弁
前には、伸び側副減衰弁Bおよび伸び側ポート71と環状
溝75との連通路面積によって減衰力が発生する。このと
き、伸び側副減衰弁Bでは、ディスクバルブ61の開弁前
においては、オリフィス62によってオリフィス特性の減
衰力を発生させ、ディスクバルブ61の開弁後は、その開
度に応じて流路面積を調整してバルブ特性の減衰力を発
生させる。このようにして、ピストン速度の低速域から
中速域にかけて適切な減衰力を得ることができる。
【0049】ピストン速度が大きくなり、シリンダ上室
22a 内の圧力が上昇して主減衰弁Aが開弁すると、その
開度に応じた減衰力が発生する。このとき、伸び側ポー
ト71と環状溝75との連通路面積が小さいほど、圧力損失
が大きく、その上流側の圧力が高くなるので、オリフィ
ス64によって伸び側背圧室56に導入される閉弁側パイロ
ット圧が高くなり、この閉弁側パイロット圧は、主減衰
弁Aを閉弁させる方向に作用するので、主減衰弁Aの開
弁圧力が高くなる。よって、アクチュエータ35によりス
プール74を移動させて、伸び側ポート71と環状溝75との
連通路面積を変化させることによって、伸び側副通路の
通路面積(オリフィス特性(オリフィス62)およびバル
ブ特性(ディスクバルブ61))を直接変化させるととも
に、閉弁側パイロット圧を変化させて主減衰弁Aの開弁
圧力(バルブ特性)を変化させることができるので、減
衰力特性の調整範囲を広くすることができる。
【0050】ここで、伸び側背圧室56に閉弁側パイロッ
ト圧を導入するオリフィス64には、可動部材53の摺動に
伴う背圧室56の容積変化分と、油液の圧縮分に相当する
流量の油液が通過するが、この流路を絞ることによっ
て、主減衰弁Aの作動に対して減衰作用を付与すること
ができる。これにより、異音の発生防止および周波数感
応減衰力特性を得ることができる。すなわち、主減衰弁
Aの可動弁部材55には、シリンダ上室22a 側の圧力が直
接作用するのに対して、伸び側背圧室56内のパイロット
圧は、オリフィス64の絞りによって1次遅れとなるの
で、ピストンロッド26への高周波の入力に対しては、主
減衰弁Aの開弁圧力が低くなり減衰力の上昇を抑え、ま
た、低周波の入力に対しては、主減衰弁Aの開弁圧力が
上昇して充分な減衰力を発生させることができ、乗り心
地を向上させ、騒音を低減することができる。
【0051】ピストンロッド26の縮み行程時には、ピス
トン25の移動にともない、ピストン26の逆止弁29が開い
てシリンダ下室22b の油液が油路28を通ってシリンダ上
室22a に直接流入し、ベースバルブの逆止弁が閉じて、
ピストンロッド26のシリンダ22内への侵入によってシリ
ンダ上下室22a ,22b の油液が加圧される。この加圧さ
れた油液は、シリンダ下室22b から、環状油路47、油路
48、油路42a 、ガイド部材40の内部、スプール74の内
部、油路76、環状溝75、縮み側ポート72、油室65、縮み
側副減衰弁C、油室32b 、油路50および油路49を通って
リザーバ24へ流れる(縮み側副通路)。また、シリンダ
上下室22a ,22b 側の圧力が主減衰弁Aの開弁圧力に達
すると、シリンダ上室22a から環状油路44、油路45、油
室32a および油路51を通って主減衰弁Aを開いて油室32
b へ流れ、さらに、油路50および油路49を通ってリザー
バ24へ流れる(主通路)。
【0052】よって、ピストン速度が小さく、主減衰弁
Aの開弁前には、縮み側副減衰弁Cおよび縮み側ポート
72と環状溝75との連通路面積によって減衰力が発生す
る。このとき、縮み側副減衰弁Cでは、ディスクバルブ
67の開弁前においては、オリフィス68によってオリフィ
ス特性の減衰力を発生させ、ディスクバルブ67の開弁後
は、その開度に応じて流路面積を調整してバルブ特性の
減衰力を発生させる。このようにして、ピストン速度の
低速域から中速域にかけて適切な減衰力を得ることがで
きる。
【0053】ピストン速度が大きくなり、シリンダ上下
室22a ,22b 内の圧力が上昇して主減衰弁Aが開弁する
と、その開度に応じた減衰力が発生する。このとき、縮
み側ポート72と環状溝75との連通路面積が大きいほど、
圧力損失が小さく、その下流側の圧力が高くなるので、
オリフィス70によって縮み側背圧室54に導入される開弁
側パイロット圧が高くなり、この開弁側パイロット圧
は、主減衰弁Aを開弁させる方向に作用するので、主減
衰弁Aの開弁圧力が低くなる。よって、アクチュエータ
35によりスプール74を移動させて、縮み側ポート72と環
状溝75との連通路面積を変化させることによって、縮み
側副通路の通路面積(オリフィス特性(オリフィス68)
およびバルブ特性(ディスクバルブ67))を直接変化さ
せるとともに、パイロット圧を変化させて主減衰弁Aの
開弁圧力(バルブ特性)を変化させることができるの
で、減衰力特性の調整範囲を広くすることができる。な
お、上記伸び行程時と同様に、オリフィス70によって、
縮み側背圧室54およびオリフィス64によって、伸び側背
圧室56の開弁側および閉弁側の各パイロット圧は1次遅
れとなるので、異音の発生防止および周波数感応減衰力
特性を得ることができる。
【0054】そして、伸び側ポート71と環状溝75(伸び
側可変オリフィス)および縮み側ポート72と環状溝75
(縮み側可変オリフィス)の連通路面積は、一方が小の
とき他方が大となり、一方が大のとき他方が小となるよ
うになっているので、伸び側と縮み側とで大小異なる種
類の減衰力特性の組み合わせ(例えば、伸び側ハードで
縮み側ソフト、または、伸び側ソフトで縮み側ハードの
組み合わせ)を同時に選択することができる。
【0055】このように、アクチュエータ35への通電電
流に応じて減衰力特性を調整することができ、伸び側と
縮み側とで大小異なる種類の減衰力特性を同時に選択す
ることができる。また、主減衰弁Aの開弁点とは独立し
て伸び側および縮み側副減衰弁B,Cの特性を設定でき
るので、減衰力特性の設定の自由度を広くすることがで
きる。さらに、比較的流量の少ない( 10 l/min 程度)
伸び側副通路および縮み側副通路に、それぞれ伸び側お
よび縮み側副減衰弁B,Cを設け、流量の大きい主通路
において伸び側と縮み側とで主減衰弁を共用しているの
で、スペース効率に優れており、小型、軽量化を図るこ
とができる。
【0056】次に、本発明の第2実施形態の減衰力調整
式油圧緩衝器の油圧回路について、図3を参照して説明
する。なお、第2実施形態の減衰力調整式油圧緩衝器
は、図1に示す第1実施形態のものに対して、油圧緩衝
器本体部分の構造は同様であり、減衰力を発生させる主
通路および副通路の構造が異なるので、以下、図1のも
のと同様の部分には同一の番号を付して異なる部分につ
いてのみ詳細に説明する。
【0057】図3に示すように、第2実施形態の減衰力
調整式油圧緩衝器80では、シリンダ2の外部に、シリン
ダ上室2aとリザーバ6とを連通させる主通路81が設けら
れている。主通路81には、パイロット形主減衰弁82(以
下、主減衰弁82という)が設けられている。また、主通
路81には、主減衰弁82をバイパスしてシリンダ上室2a側
とリザーバ6側とを連通させる副通路83が接続されてい
る。そして、副通路83には、その上流側(シリンダ上室
2a側)に副減衰弁84が設けられ、下流側(リザーバ6
側)に可変オリフィス85が設けられている。
【0058】主減衰弁82は、パイロット形圧力制御弁で
あり、主通路81のシリンダ上室2a側の圧力を受けて開弁
して、その開度に応じて減衰力を発生させるようになっ
ている。主減衰弁82のパイロット管路86が副通路83の副
減衰弁84と可変オリフィス85との間に接続されており、
その圧力をパイロット圧力として導入して、このパイロ
ット圧力の上昇にともなって主減衰弁82の開弁圧力が高
くなるようになっている。
【0059】副減衰弁84は、直列に配置された上流側オ
リフィス84a および下流側の調圧弁84b と、調圧弁84b
に対して並列に配置されたオリフィス84c とから構成さ
れている。
【0060】上記第1実施形態の伸び側副減衰弁15と同
様に、オリフィス84a は、低減衰力特性設定時(可変オ
リフィス85の流路面積最大時)において、ピストン速度
の高速域における主減衰弁82の閉弁側に作用するパイロ
ット圧の上昇による減衰力の過度の上昇を防止するため
のものであり、その流路面積は、可変オリフィス85の全
開時における副減衰弁84の下流側の最小流路面積の1/
2程度になっている。
【0061】調圧弁84b は、通常は閉じており、油液の
圧力に応じて開弁してその開度に応じて流路面積を調整
するようになっている。なお、ピストン速度の高速域に
おける調圧弁84b による減圧効果が大きく、調圧弁84b
の流通抵抗によって副減衰弁84の下流側の圧力損失が問
題にならない程度にパイロット圧力を充分低く抑えられ
る場合には、オリフィス84a を省略することもできる。
【0062】また、上記第1実施形態の伸び側吹く減衰
弁15と同様に、オリフィス84c は、高減衰力特性設定時
(可変オリフィス85の流路面積最小時)において、ピス
トン速度の低速域における減衰力の過度の低下を防止す
るためのものであり、その流路面積は、可変オリフィス
16の全閉時における副減衰弁84の下流側に漏れを生じる
流路面積の2〜3倍程度に相当するするように設定され
ている。
【0063】以上のように構成した本実施形態の作用に
ついて次に説明する。
【0064】ピストンロッド4の伸び行程時には、ピス
トン3の移動にともない、ピストン3の逆止弁8が閉
じ、シリンダ上室2a内の油液が加圧されて、主通路81お
よび副通路83を通ってリザーバ6へ流れる。一方、ピス
トン3が移動した分の油液がリザーバ6からベースバル
ブ5の逆止弁10を開いてシリンダ下室2bへ流れる。
【0065】ピストン速度が小さく、主通路81の主減衰
弁82の開弁前は、副通路83の副減衰弁84および可変オリ
フィス85によって減衰力が発生する。このとき、副減衰
弁84では、調圧弁84b の開弁前においては、オリフィス
84c によってオリフィス特性の減衰力を発生させ、調圧
弁84b の開弁後は、その開度に応じて流路面積を調整し
てバルブ特性の減衰力を発生させる。このようにして、
ピストン速度の低速域から中速域にかけて適切な減衰力
を得ることができる。
【0066】ピストン速度が大きくなり、シリンダ上室
2a内の圧力が上昇して主減衰弁82が開弁すると、その開
度に応じた減衰力が発生する。このとき、可変オリフィ
ス85の通路面積が小さいほど、圧力損失が大きく、その
上流側の圧力が高くなるので、パイロット管路86によっ
て導入されるパイロット圧力が高くなり、このパイロッ
ト圧力は、主減衰弁82を閉弁させる方向に作用するの
で、主減衰弁82の開弁圧力が高くなる。このようにし
て、可変オリフィス85の通路面積を変化させることによ
って、副通路83の流路面積(オリフィス特性(オリフィ
ス84c )およびバルブ特性(調圧弁84b ))を直接変化
させるとともに、パイロット圧力を変化させて主減衰弁
82の開弁圧力(バルブ特性)を変化させることができる
ので、減衰力特性の調整範囲を広くすることができる。
【0067】また、ピストンロッド4の縮み行程時に
は、ピストン3の移動にともない、ベースバルブ5の逆
止弁10が閉じ、シリンダ下室2bの油液がピストン3の逆
止弁8を開いてシリンダ上室2aに流入して、ピストンロ
ッド4がシリンダ2内に侵入した分の油液が、シリンダ
上室2a側から上記伸び行程時と同様に主通路81および副
通路83を通ってリザーバ4側へ流れる。
【0068】そして、上記の伸び行程時と同様に減衰力
を発生させ、また、減衰力を調整することができる。こ
のとき、縮み行程時は、上記伸び行程時に対してピスト
ンロッドの受圧面積が小さいので、その分だけ上記伸び
行程時よりも減衰力が小さくなる。
【0069】このように、副減衰弁84によってピストン
速度の低速域から中速域にかけて適切な減衰力を得るこ
とができ、可変オリフィス85の流路面積を調整すること
によって、伸び側および縮み側のオリフィス特性および
バルブ特性を調整することができるので、ピストン速度
の低速域から高速域まで全域にわたって適切な減衰力を
得ることができる。また、主減衰弁82と副減衰弁84とを
並列に配置しているので、主減衰弁82の開弁点とは独立
して副減衰弁84の特性を設定できるので、減衰力特性の
設定の自由度を高めることができる。
【0070】なお、上記第2実施形態において、副通路
83の副減衰弁84と可変オリフィス85とを反対に配置して
もよく、この場合でも可変オリフィス85の通路面積に応
じてパイロット管路86によって導入される主減衰弁82の
パイロット圧を変化させることができる。また、上記第
2実施形態では、副減衰弁84のオリフィス84a は、調圧
弁84b およびオリフィス84c の上流側に配置されている
が、下流側に配置してもよい。
【0071】次に、上記第2実施形態に係る減衰力調整
式油圧緩衝器のさらに具体的な構成を示す第2実施例に
ついて図4および図5を参照して説明する。
【0072】図4および図5に示すように、第2実施例
の減衰力調整式油圧緩衝器87は、シリンダ88の外側に外
筒89を設けた二重筒構造となっており、シリンダ88と外
筒89との間にリザーバ90が形成されている。シリンダ88
内には、ピストン91が摺動可能に嵌装されており、この
ピストン91によってシリンダ88内がシリンダ上室88a
(第1室)とシリンダ下室88b (第2室)の2室に画成
されている。ピストン91には、ピストンロッド92の一端
がナット93によって連結されており、ピストンロッド92
の他端側は、シリンダ上室88a を通り、シリンダ88およ
び外筒89の上端部に装着されたロッドガイド94およびオ
イルシール95に挿通されてシリンダ88の外部へ延出され
ている。シリンダ88の下端部には、シリンダ下室88b と
リザーバ90とを区画するベースバルブ96が設けられてい
る。そして、シリンダ88内には油液が封入されており、
リザーバ90内には油液およびガスが封入されている。
【0073】ピストン91には、シリンダ上下室88a ,88
b 間を連通させる油路97(第1連通路)およびこの油路
97のシリンダ下室88b 側からシリンダ上室88a 側への油
液の流通のみを許容する逆止弁98(第1逆止弁)が設け
られている。また、ベースバルブ96には、シリンダ下室
88b とリザーバ90とを連通させる油路99(第2連通路)
およびこの油路99のリザーバ90側からシリンダ下室88b
側への油液の流通のみを許容する逆止弁100 (第2逆止
弁)が設けられている。
【0074】シリンダ88には、チューブ 101が外嵌され
て、シリンダ88とチューブ 101との間に環状通路 102が
形成されている。環状通路 102は、シリンダ88の側壁の
上端部付近に設けられた油路 103によってシリンダ上室
2aに連通されている。また、チューブ 101の側壁には開
口部 104が設けられている。
【0075】外筒89の側面部には、減衰力発生機構105
が取付けられている。減衰力発生機構 105は、円筒状の
ケース106 のフランジ部106aを有する一端開口部が外筒
89の側壁に溶接されている。ケース 106内には、フラン
ジ部106a側から順に互いに当接するように、通路部材10
7 、バルブ部材108 、円筒部材109 およびガイド部材11
0 が挿入されている。そして、ケース 106の他端開口部
内には、比例ソレノイド111 が嵌合され、リテーナ 112
にねじ込まれて固定されており、比例ソレノイド111 を
ガイド部材 110に当接させることによって、通路部材10
7 、バルブ部材108 、円筒部材109 およびガイド部材11
0 が固定されている。
【0076】通路部材 107は、一端側の小径開口部107a
がチューブ 101の開口部に嵌合されており、通路部材10
7 内に形成された油室107cが環状通路 102に連通されて
いる。通路部材 107および円筒部材 109とケース106 と
の間には、環状油路 113が形成されており、環状油路 1
13は、ケース 106のフランジ部106a に設けられた油路
114を介してリザーバ90に連通されている。円筒部材 1
09の内側には、環状の副バルブ部材 115が配置されてお
り、副バルブ部材 115は、その中央開口部にピン 116が
挿通されてナット 117によってバルブ部材 108に固定さ
れている。
【0077】バルブ部材 108は、略円板状の部材で、周
方向に沿って配置された複数(2つのみ図示する)の油
路 118が軸方向に貫通されている。バルブ部材 108の一
端部には、複数の油路 118の内周側に環状の内側シール
部 119が突設され、複数の油路 118の外周側に環状の弁
座 120が突設され、弁座 120の外周側に環状溝 121が形
成され、さらに、環状溝 121の外周側に環状の外側シー
ル部 122が突設されている。外側シール部 122の外周部
は、円筒部材 109の内周面に当接している。また、環状
溝 121は、油路 123によって環状油路 113に連通されて
いる。
【0078】バルブ部材 108には、内周部が内側シール
部 119に固定され、外周部が弁座120 に着座するディス
クバルブ 124が設けられている。ディスクバルブ 124の
背面部には、環状のシールディスク 125の内周部が当接
され、シールディスク 125の外周部が外側シール部 122
に当接されている。シールディスク 125は、内周部がピ
ン116 に固定された複数枚積層された円板状の弁ばね 1
26の外周部が当接されて、ディスクバルブ 124とともに
外側シール部 122側へ押圧されている。そして、ディス
クバルブ124 およびシールディスク 125によって、円筒
部材 109内にパイロット室 127が形成されている。
【0079】バルブ部材 108、ディスクバルブ 124、シ
ールディスク 125およびパイロット室 127によって主減
衰弁D(パイロット形主減衰弁)が構成されており、主
減衰弁Dは、ディスクバルブ 124が油路 118からの油液
の圧力を受けて開弁して、その開度に応じた減衰力を発
生させる。また、パイロット室 127(パイロット管路)
の圧力(主減衰弁Dを閉弁させる方向に作用する)によ
って、その開弁圧力が調整されるようになっている。
【0080】副バルブ部材 115には、ピン 116に形成さ
れた油路 128および固定オリフィス129を介して油室107
cとパイロット室 127を連通させる油路 130が設けられ
ている。副バルブ部材 115には、油路 130の油液の圧力
を受けて開弁して、その開度に応じて減衰力を発生させ
る常閉の副ディスクバルブ 131が設けられている。ま
た、副ディスクバルブ 131には、油路 130とパイロット
室 127とを常時連通させるオリフィス131a(切欠)が設
けられている。そして、副ディスクバルブ 131およびオ
リフィス131aによって、副減衰弁Eを構成している。
【0081】ガイド部材 110には、比例ソレノイド 111
のソレノイド 132に対向させて、パイロット室 127に連
通するボア 133が設けられている。ボア 133の内周面に
は、環状溝 134が形成されており、環状溝 134は、油路
135によって環状油路 113に連通されている。ボア 133
には、スプール 136が摺動可能に嵌装されている。そし
て、ボア 133とスプール 136とで流量制御弁F(可変オ
リフィス)を構成しており、比例ソレノイド 111のソレ
ノイド 132への通電電流に応じてスプール 136がばね 1
37およびばね 138の付勢力に抗して移動して環状溝 134
を開閉することによってボア 133と油路 135との間の流
路面積を調整するようになっている。比例ソレノイド 1
11には、ばね 137のスプール 136への初期荷重を調整す
る調整ねじ 139が設けられている。
【0082】上記の構成において、油路 103、環状通路
102、小径開口部 107a 、油室107c、油路 118、環状溝
121、油路 123、環状油路 113および油路 114によっ
て、シリンダ上室88a とリザーバ90とを連通させる主通
路を構成しており、また、油路128、固定オリフィス 12
9、油路 130、パイロット室 127、ボア 133、環状溝134
、および油路 135によって、主減衰弁Dをバイパスす
る副通路を構成している。
【0083】以上のように構成した本実施例の作用につ
いて次に説明する。
【0084】ピストンロッド92の伸び行程時には、ピス
トン91の移動にともない、ピストン91の逆止弁が閉じ、
シリンダ上室88a 内の油液が加圧されて、油路 103、環
状通路 102および小径開口部 107b を通って減衰力発生
機構 105の油室 107c へ流れ、さらに、油路 128、固定
オリフィス 129、油路 130、副減衰弁E、パイロット室
127、ボア 133、環状溝 134、油路 135、環状油路 113
および油路114 を通ってリザーバ90へ流れる。このと
き、シリンダ上室88a 側の圧力が主減衰弁Dの開弁圧力
に達すると、主減衰弁Dが開いて油液が油室107c から
油路 118、環状溝121および油路 123を通って環状油路
113へ流れる。一方、ピストン3が移動した分の油液が
リザーバ90からベースバルブ96の逆止弁100 を開いてシ
リンダ下室88b へ流れる。
【0085】ピストン速度が小さく、主減衰弁Dの開弁
前は、副減衰弁Eおよび流量制御弁Fの流路面積によっ
て減衰力が発生する。このとき、副減衰弁Eでは、ディ
スクバルブ 131の開弁前においては、オリフィス131aに
よってオリフィス特性の減衰力を発生させ、ディスクバ
ルブ131 の開弁後は、その開度に応じて流路面積を調整
してバルブ特性の減衰力を発生させる。このようにし
て、ピストン速度の低速域から中速域にかけて適切な減
衰力を得ることができる。
【0086】ピストン速度が大きくなり、シリンダ上室
88a 内の圧力が上昇して主減衰弁Dが開弁すると、その
開度に応じた減衰力が発生する。このとき、流量制御弁
Fの流路面積が小さいほど、圧力損失が大きく、その上
流側のパイロット室 127内の圧力が高くなるので、主減
衰弁Dのパイロット圧力が高くなり、このパイロット圧
力は、ディスクバルブ 124を閉弁させる方向に作用する
ので、主減衰弁Dの開弁圧力が高くなる。したがって、
ソレノイド 132への通電電流によって流量制御弁Fの流
路面積を変化させることにより、直接オリフィス特性を
調整するとともに、パイロット室 127の圧力(パイロッ
ト圧力)を変化させ主減衰弁Dの開弁圧力を変化させて
バルブ特性を調整することができるので、ピストン速度
の低速域から高速域にわたって減衰力特性を調整するこ
とができる。
【0087】また、ピストンロッド92の縮み行程時に
は、ピストン91の移動にともない、ベースバルブ96の逆
止弁 100が閉じ、シリンダ下室88b の油液がピストン91
の逆止弁98を開いてシリンダ上室88a に流入して、ピス
トンロッド92がシリンダ88内に侵入した分の油液が、シ
リンダ上室88a 側から、上記伸び行程時と同様の流路を
通って、リザーバ4側へ流れる。
【0088】よって、上記伸び行程時と同様、ピストン
速度が小さく主減衰弁Dの開弁前は、副減衰弁Eおよび
流量制御弁Fの流路面積によってオリフィス特性の減衰
力が発生し、ピストン速度が大きくなり、シリンダ上室
88a 側の圧力が上昇して主減衰弁Dが開弁すると、その
開度に応じてバルブ特性の減衰力が発生する。
【0089】そして、ソレノイド132 への通電電流によ
って流量制御弁Fの流路面積を変化させることにより、
直接オリフィス特性を調整するとともに、パイロット室
127の圧力を変化させてバルブ特性を調整することがで
き、ピストン速度の低速域から高速域にわたって減衰力
特性を調整することができる。なお、縮み行程時は、上
記伸び行程時に対してピストンロッドの受圧面積が小さ
いので、その分だけ上記伸び行程時よりも減衰力が小さ
くなる。
【0090】このように、副減衰弁Eによってピストン
速度の低速域から中速域にかけて適切な減衰力を得るこ
とができ、流量制御弁Fの流路面積を調整することによ
って、伸び側および縮み側のオリフィス特性およびバル
ブ特性を調整することができるので、ピストン速度の低
速域から高速域まで全域にわたって適切な減衰力を得る
ことができる。また、主減衰弁Dと副減衰弁Eとを並列
に配置しているので、主減衰弁Dの開弁点とは独立して
副減衰弁Eの特性を設定できるので、減衰力特性の設定
の自由度を高めることができる。
【0091】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1の減衰力
調整式油圧緩衝器によれば、ピストンロッドの伸び行程
時には、油液が主通路および伸び側副通路を流れ、伸び
側可変オリフィスの流路面積を変化させることによっ
て、伸び側副通路の流路面積を直接変化させるととも
に、第1パイロット管路のパイロット圧を変化させて主
減衰弁の開弁特性を変化させることができる。また、縮
み行程時には、油液が主通路および縮み側副通路を流
れ、縮み側可変オリフィスの流路面積を変化させること
によって、縮み側副通路の流路面積を直接変化させると
ともに、第2パイロット管路のパイロット圧を変化させ
て主減衰弁の開弁特性を変化させることができる。よっ
て、伸び側および縮み側可変オリフィスの通路面積をそ
れぞれ調整することにより、伸び側と縮み側とで独立し
て減衰力を調整することができ、このとき、同時に、主
減衰弁の開弁圧力が調整されるので、減衰力特性の調整
範囲を広くすることができる。また、主減衰弁の開弁前
において、伸び側および縮み側副減衰弁によってバルブ
特性の減衰力が発生するので、ピストン速度の低速域か
ら高速域まで全域にわたって適切な減衰力を得ることが
できる。そして、主減衰弁と伸び側および縮み側副減衰
弁とを並列に配置しているので、主減衰弁の開弁点とは
独立して伸び側および縮み側副減衰弁の特性を設定でき
るので、減衰力特性の設定の自由度を高めることができ
る。さらに、伸び側と縮み側とで主減衰弁を共用してい
るので、スペース効率に優れ、小型、軽量化を図ること
ができる。
【0092】また、請求項2の減衰力調整式油圧緩衝器
によれば、ピストンロッドの伸縮行程時ともに、油液が
主通路および副通路を流れて減衰力が発生し、可変オリ
フィスの流路面積を変化させることによって、副通路の
流路面積を直接変化させるとともに、パイロット圧力を
変化させて主減衰弁の開弁特性を変化させて減衰力を調
整することができるので、減衰力特性の調整範囲を広く
することができる。また、主減衰弁の開弁前において、
副減衰弁によってバルブ特性の減衰力が発生するので、
ピストン速度の低速域から高速域まで全域にわたって適
切な減衰力を得ることができる。さらに、主減衰弁と副
減衰弁とを並列に配置しているので、主減衰弁の開弁点
とは独立して副減衰弁の特性を設定できるので、減衰力
特性の設定の自由度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の減衰力調整式油圧緩衝
器の油圧回路図である。
【図2】本発明の第1実施例の減衰力調整式油圧緩衝器
の要部の縦断面図である。
【図3】本発明の第2実施形態の減衰力調整式油圧緩衝
器の油圧回路図である。
【図4】本発明の第2実施例の減衰力調整式油圧緩衝器
の縦断面図である。
【図5】図4の要部の拡大図である。
【符号の説明】
1 減衰力調整式油圧緩衝器 2 シリンダ 2a シリンダ上室(第1室) 2b シリンダ下室(第2室) 3 ピストン 4 ピストンロッド 6 リザーバ 7 油路(第1連通路) 8 逆止弁(第1逆止弁) 9 油路(第2連通路) 10 逆止弁(第2逆止弁) 11 主通路 12 伸び側副通路 13 縮み側副通路 14 パイロット形主減衰弁 84 伸び側副減衰弁 16 可変オリフィス(伸び側可変オリフィス) 17 可変オリフィス(縮み側可変オリフィス) 18 縮み側副減衰弁 19 伸び側パイロット管路(第1パイロット管路) 20 縮み側パイロット管路(第2パイロット管路)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油液が封入されたシリンダと、油液およ
    びガスが封入されたリザーバと、前記シリンダ内に摺動
    可能に嵌装されて該シリンダ内を第1室と第2室とに画
    成するピストンと、一端が該ピストンに連結され他端が
    前記第1室を通ってシリンダの外部へ延出されたピスト
    ンロッドと、前記ピストンに設けられ前記第1、第2室
    間を連通させる第1連通路と、該第1連通路に設けられ
    前記第2室側から第1室側への油液の流通のみを許容す
    る第1逆止弁と、前記第2室と前記リザーバとを連通さ
    せる第2連通路と、該第2連通路に設けられ前記リザー
    バ側から第2室側への油液の流通のみを許容する第2逆
    止弁と、前記第1室と前記リザーバとを連通させる主通
    路と、前記第1室と前記第2室とを前記第1連通路と並
    列に連通させる伸び側副通路と、前記第2室と前記リザ
    ーバとを前記第2連通路と並列に連通させる縮み側副通
    路と、前記主通路に設けられ該主通路の油液の流動を制
    御して減衰力を発生させるとともに、第1および第2パ
    イロット管路から導入されるパイロット圧に応じて減衰
    力を調整するパイロット形主減衰弁と、前記伸び側副通
    路に設けられ前記パイロット形主減衰弁よりも低い圧力
    で圧力で開弁する伸び側副減衰弁および伸び側可変オリ
    フィスと、前記縮み側副通路に設けられ前記パイロット
    形主減衰弁よりも低い圧力で開弁する縮み側副減衰弁お
    よび縮み側可変オリフィスと、を備えてなり、前記第1
    パイロット管路は、前記伸び側副通路の前記伸び側副減
    衰弁と前記伸び側可変オリフィスとの間に接続され、前
    記第2パイロット管路は、前記縮み側副通路の前記縮み
    側副減衰弁と前記縮み側可変オリフィスとの間に接続さ
    れていることを特徴とする減衰力調整式油圧緩衝器。
  2. 【請求項2】 油液が封入されたシリンダと、油液およ
    びガスが封入されたリザーバと、前記シリンダ内に摺動
    可能に嵌装されて該シリンダ内を第1室と第2室とに画
    成するピストンと、一端が該ピストンに連結され他端が
    前記第1室を通ってシリンダの外部へ延出されたピスト
    ンロッドと、前記ピストンに設けられ、前記第1、第2
    室間を連通させる第1連通路と、該第1連通路に設けら
    れ前記第2室側から第1室側への油液の流通のみを許容
    する第1逆止弁と、前記第2室と前記リザーバとを連通
    させる第2連通路と、該第2連通路に設けられ前記リザ
    ーバ側から第2室側への油液の流通のみを許容する第2
    逆止弁と、前記第1室とリザーバとを連通させる主通路
    と、前記主通路に設けられ該主通路の油液の流動を制御
    して減衰力を発生させるとともに、パイロット管路から
    導入されるパイロット圧に応じて減衰力を調整するパイ
    ロット形主減衰弁と、前記主通路に接続され前記パイロ
    ット形主減衰弁をバイパスする副通路と、該副通路に設
    けられ前記パイロット形主減衰弁よりも低い圧力で開弁
    する副減衰弁および可変オリフィスとを、備えてなり、
    前記パイロット管路は、前記副通路の前記副減衰弁と前
    記可変オリフィスとの間に接続されていることを特徴と
    する減衰力調整式油圧緩衝器。
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