JPH09236300A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JPH09236300A
JPH09236300A JP8168992A JP16899296A JPH09236300A JP H09236300 A JPH09236300 A JP H09236300A JP 8168992 A JP8168992 A JP 8168992A JP 16899296 A JP16899296 A JP 16899296A JP H09236300 A JPH09236300 A JP H09236300A
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air conditioner
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橋 功 高
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リモコンの操作による空調機能部分の制御応
答を格段に高めることのできる空気調和機を提供する 【解決手段】 複数の制御装置が操作部の操作信号及び
各種センサの検出信号に基づき、ルーバー角度を変更す
る電動手段を含む多数の機能部分を制御するに当たり、
操作部の操作状態に対応する運転、停止の指令、運転モ
ード、設定風量、設定温度、ルーバーの角度変更、停止
等のデータを0と1との組み合わせでなる所定の通信プ
ロトコルに従って送、受信して運転制御を行う場合、1
回の送信における特定のビットが1になったとき、特定
の機能部分のみを制御するデータを送、受信するよう
に、通信プロトコルを一時的に変更するプロトコル変更
制御手段を設けたものである。ここで、一時的に変更さ
れる通信プロトコルとして、1回の送信が1ビットで構
成されているものを用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リモコン装置等の
操作部の操作状態に対応するデータを0と1との組み合
わせでなる所定の通信プロトコルに従って制御装置間で
送、受信して運転制御を行う空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の空気調和機として、例えば、ワ
イヤードリモコン装置によるスプリット型の空気調和機
がある。この場合、リモコン装置、室内ユニット及び室
外ユニットがそれぞれマイクロプロセッサ等を含んでな
る制御装置を有し、これらの制御装置間でデータを送、
受信して制御装置毎に関連する機能部分を制御してい
る。
【0003】制御装置間でデータを伝送する一例とし
て、商用の交流電源に同期させて、すなわち、50又は
60bpsにて51ビットのデータを繰返して送、受信
するものがある。この場合、データ長は固定になってい
る。一般に、リモコン装置を操作してリモコン装置から
室内ユニットや室外ユニットに送信するデータとして
は、運転、停止の指令、運転モード、設定風量、設定温
度、ルーバーの角度変更、停止等がある。このうち、室
内ユニットの状態を見ながら操作をする必要があるもの
に、風向を変更するルーバーの角度設定がある。リモコ
ン装置上のルーバーの角度設定ボタンは一つであり、こ
のボタンを押し操作するとルーバーが動き、このボタン
から手を離すとルーバーはその位置で停止する。
【0004】ルーバーの角度設定ボタンが押し操作され
たか否かの通信には1ビットが使用され、上記51ビッ
トのいずれか一つがこれに割当てられている。一方、ル
ーバーの角度設定ボタンを押している間、これ以外の設
定ボタンの操作は無効にされる。従って、ルーバーの角
度設定ボタンの操作中は、これに割当てられた位置の1
ビットデータ以外のデータは前回送信されたものと同じ
51ビットのデータがリモコン装置から繰返して送信さ
れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】リモコン装置が51ビ
ットのデータをシリアルに送信する場合、送信すべきデ
ータを一旦レジスタに格納し、そのデータを送信する。
従って、51ビットのデータの送信を開始した直後にル
ーバーの角度設定ボタンを押しても、その操作データの
送信は次回の送信タイミングまで待って行われるため、
送信に最大1秒程度の遅れがある。一方、室内ユニット
の制御装置はリモコン装置から送信された51ビットの
データを一旦レジスタに格納し、そのデータに基づいて
ルーバーを駆動するため、51ビットのどこにルーバー
の角度設定ビットが位置するかにもよるが、51ビット
のデータの受信開始からルーバーが駆動されるまで最大
1秒の遅れがある。この結果、リモコン装置のルーバー
の角度設定ボタンを押してから実際にルーバーが動き出
すまで最大2秒の遅れがあり、少なくとも、応答時間が
1〜2秒の間にばらつくことになる。また、1ビットの
信号に対応するルーバーの変更角度が決まっている場合
には、その角度変更に要する時間が長いと感じる場合が
ある。一方、ルーバーの角度停止に際しても応答時間が
1〜2秒の間にばらつくことになる。しかして、従来の
この種の空気調和機にあっては、より迅速な風向調整を
要請されていた。
【0006】本発明は上記の課題を解決するためになさ
れたもので、リモコンの操作による空調機能部分の制御
応答を格段に高めることのできる空気調和機を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係る空気調和機は、複数の制御装置が操
作部の操作信号及び各種センサの検出信号に基づき、ル
ーバー角度を変更する電動手段を含む多数の機能部分を
制御するに当たり、操作部の操作状態に対応する運転、
停止の指令、運転モード、設定風量、設定温度、ルーバ
ーの角度変更、停止等のデータを0と1との組み合わせ
でなる所定の通信プロトコルに従って送、受信して運転
制御を行う場合、1回の送信における特定のビットが1
になったとき、特定の機能部分のみを制御するデータを
送、受信するように、通信プロトコルを一時的に変更す
るプロトコル変更制御手段を設けたもので、これによっ
て、リモコンの操作による空調機能部分の制御応答を格
段に高めることができる。
【0008】ここで、一時的に変更される通信プロトコ
ルとして、1回の送信が1ビットで構成されているもの
を用いると、ルーバーの角度変更操作が連続的に行われ
るため、変更の所要時間も短縮される。
【0009】この場合、一時的に変更された通信プロト
コルのデータが1である間は、1回の送信が1ビットで
構成される通信プロトコルに従って送、受信を継続し、
通信プロトコルの変更が行われたデータが0になった場
合に、変更以前の通信プロトコルに戻して送、受信する
ことにより、通信プロトコルの変更、復帰も短時間で行
われる。
【0010】ところで、一時的に変更される通信プロト
コルは、1回の送信ビット数が変更以前の通信プロトコ
ルより少ないビット構成であれば、1ビット構成よりも
遅れはあるが、従来装置と比較すれば制御応答を確実に
高めることができる。
【0011】また、一時的に変更される通信プロトコル
は、変更以前と比較して個数の少ない複数の機能部分を
制御するものを用いることにより、頻繁に変更する必要
のない機能部品を除いた迅速な変更操作ができる。
【0012】なお、ルーバーのみを操作するために、一
時的に変更する通信プロトコルとしては、1回の送信に
おける特定のビットは、ルーバーの角度変更データであ
り、このデータが1である間、ルーバーの角度を変更
し、データが0になった時点でルーバーを停止させるも
のであるとよい。
【0013】一方、シリアル伝送においては、通常、1
回の送信データに所定数以上のストップビットが含まれ
る。もう一つの発明は、ビット数の異なるストップビッ
トを特定の機能部分に対する運転、停止の信号として使
用するもので、そのために、特定の機能部分に対応する
操作信号が加えられたとき、1回の送信の最後であるこ
とを示すストップビットよりもビット数の多い第2のス
トップビットを、特定機能部分の操作を実行する割込み
信号として送、受信するように、通信プロトコルを一時
的に変更するプロトコル変更制御手段を設けたもので、
これによって、リモコンの操作による空調機能部分の制
御応答を格段に高めることができる。
【0014】この場合、第2のストップビットの送、受
信を終了したとき、1回の送信の最後であることを示す
ストップビットの送、受信を終了したと同様に、元のプ
ロトコルに戻して送、受信を実行することにより、第2
のストップビットを受信することができなかったり、あ
るいは、所定数以上計数してしまったりした場合でも、
その直後に通常のプロトコルでの送、受信に復帰するた
め、直ぐに正常状態に戻る利点がある。
【0015】また、迅速操作が要求される特定の機能部
分が複数個存在するとき、これらの機能部分毎に前記第
2のストップビットのビット数を異ならせことによって
対応可能となる。
【0016】なお、特定の機能部分に対応する操作信号
に、ルーバーの角度変更の終了操作信号を含ませること
により、ルーバーの角度位置を迅速に、正確に設定する
ことができる。
【0017】制御対象としてのルーバーは、クランク機
構を介して、ルーバーモータに連結され、制御装置はル
ーバーモータを回動させてルーバーの角度を変更するも
のであるとよい。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す好適な
実施形態に基づいて詳細に説明する。
【0019】図1は本発明に係る空気調和機の一実施形
態の制御系統を示すブロック図である。同図において、
リモコン装置1と、室内ユニット2と、室外ユニット3
とが制御信号を送、受信可能に接続されている。
【0020】このうち、リモコン装置1はマイクロプロ
セッサでなるリモコン制御装置10を含み、操作部13の操
作信号をシリアルデータとして室内ユニット2に送信す
る。リモコン制御装置10は通信制御手段11とプロトコル
変更制御手段12とを含み、プロトコル変更制御手段12は
通常時に、Aプロトコル4を用いて送信し、送信される
シリアルデータの特定ビット、すなわち、ルーバーの角
度変更データが1であるときには、Bプロトコル5を用
いて送信するように通信制御手段11に指令する。
【0021】室内ユニット2は同じくマイクロプロセッ
サでなる室内ユニット制御装置20を含み、リモコン装置
1からの送信データに従って、室内温度、室内熱交換器
温度等を検出するセンサ23の検出値を追随させるように
室内ファン25及びルーバー28を制御する。ここで、室内
ユニット制御装置20は、リレー又は電力変換装置等の室
内ファン駆動手段24を介して、室内ファン25を制御し、
さらに、リレー又は電力変換装置等のルーバー駆動手段
26と、電動手段としての電動機及びクランク機構を含む
角度調整手段27とを介して、ルーバー28の角度を制御す
る。この場合、室内ユニット制御装置20もまた、通信制
御手段21とプロトコル変更制御手段22とを含み、プロト
コル変更制御手段22は通常時に、Aプロトコル4を用い
て制御し、受信したシリアルデータの特定ビット、すな
わち、ルーバーの角度変更データが1であるときには、
Bプロトコル5を用いて制御する。
【0022】室外ユニット3はマイクロプロセッサでな
る室外ユニット制御装置30を含み、リモコン装置1及び
室内ユニット2からの送信データに従って、電源スイッ
チ33、四方弁34及び室外ファン39を制御すると共に、室
外温度、室外熱交換器温度等を検出するセンサ35の検出
値を追随させるように圧縮機37を制御する。ここで、室
外ユニット制御装置30は、スイッチ駆動手段32を介して
電源スイッチ33を、室外ファン駆動手段38を介して室外
ファン39をそれぞれ制御すると共に、電力変換器等の圧
縮機制御手段36を介して圧縮機37を制御する。なお、四
方弁34の駆動手段については、図面の簡単化のために省
略している。この場合、室外ユニット制御装置30は、A
プロトコル4を用いて制御動作をする通信制御手段31を
含んでいる。
【0023】図2は本発明に最も深く関係する室内ユニ
ット2の概略構成を示す横断面図である。この室内ユニ
ット2は筐体6の正面の中央部が吸入口7になってお
り、その内部に室内ファン25が設けられ、室内ファン25
から見て左右に室内熱交換器29が設けられている。ま
た、筐体6の両側部のパネル9の内側部にそれぞれ吹出
口8が設けられており、これらの各吹出口8に風向変更
用のルーバー28がその角度可変に設けられている。
【0024】図3(a),(b)はルーバー28の角度調
整手段27の詳細な構成を示す正面図及び側面図である。
ここで、ルーバー28は支点28a を中心にしてその角度を
調整するようになっており、ルーバーモータ27A に通電
すると、出力軸27B が回動せしめられ、この出力軸に結
合されたクランク機構27C によって、ルーバー28の基端
部が図示した「U」、「D」間を移動して角度を調節す
るようになっている。
【0025】上記のように構成された本実施形態の動作
について、特に、本発明に関係する部分に対する詳細な
動作を、図4及び図5をも参照して、以下に説明する。
リモコン装置1を構成する操作部13は、周知の如く、運
転、停止の指令、運転モードの選択、風量設定、室温設
定、ルーバーの角度変更等の多数の操作スイッチを有し
ている。そこで、操作部13で運転指令のスイッチを押し
操作すると、リモコン制御装置10はAプロトコル4に従
って操作データを室内ユニット制御装置20及び30に送信
する。
【0026】図4(a)はAプロトコル4によるシリア
ルデータのフォーマットを示したもので、商用電源の周
波数に同期させて合計51ビットのデータを繰返して送
信する。なお、図4(a)中に付した符号[ST][D
1]・・・[SP]等は図4(b)に示したとおり、
[スタートビット][データコード]・・・[ストップ
ビット]を示し、それぞれ[1][4]・・・[5ビッ
ト以上]で構成されている。このうち、データコード
[D1]〜[D6]は、図4(c)に示したように、
[送信モード][室内機送信要求]・・・[タイマ、ル
ーバー]に対するデータになっている。そして、これら
のデータコード[D1]〜[D6]の内容に従って室内
ユニット制御装置20は室内ファン25及び角度調整手段27
を制御し、室外ユニット制御装置30は電源スイッチ33、
四方弁34、圧縮機37及び室外ファン39を制御する。
【0027】この場合、ルーバーの角度変更に対して
は、データコード[D6]中の1ビットが割当てられて
いる。従来装置ではルーバーの角度設定値を変更するよ
うに、その設定スイッチを押したとしても、データコー
ド[D6]中の所定の1ビットが「1」であるときにル
ーバーモータ27A (図3参照)が出力軸27B を所定角度
だけ回転させる構成であるため、ルーバー28の駆動、停
止に際して1〜2秒の応答遅れがあり、また、1ビット
当たりの動作量が少ないときには、所望の風向を得るま
での時間も長引いていた。
【0028】この実施形態においては、ルーバー28の角
度設定用のスイッチが押し操作されたとき、すなわち、
データコード[D6]中の所定のビットが「1」になっ
たか否かを、リモコン制御装置10を構成するプロトコル
変更制御手段12と、室内ユニット制御装置20を構成する
プロトコル変更制御手段22とがそれぞれ監視し、データ
コード[D6]中の所定のビットが「1」になった時点
で、プロトコル変更制御手段12はBプロトコル5に従っ
てデータを送信する指令を通信制御手段11に与え、ま
た、Bプロトコル5に従ったデータ内容によりAプロト
コル4に復帰する指令を通信制御手段11に与える。ここ
で、Bプロトコル5はルーバー28の角度設定用のスイッ
チが押し操作されている間、「1」のデータを連続して
送信するものである。一方、データコード[D6]中の
所定のビットが「1」になった時点で、プロトコル変更
制御手段22はBプロトコル5に従ってルーバー28のみを
制御する指令を通信制御手段21に与え、Bプロトコル5
に従ったデータ内容によりAプロトコル4に復帰する指
令を通信制御手段21に与える。
【0029】かくして、操作部13のルーバー角度設定用
のスイッチが押し操作されている間、Bプロトコル5に
従って通信制御手段11は「1」のデータを連続的に送信
し、室内ユニット2の通信制御手段21はこのデータを受
信している間、ルーバー駆動手段26及び角度調整手段27
を介してルーバー28を連続的に駆動する。そして、操作
部13のルーバー角度設定用のスイッチから手を離した段
階でBプロトコル5に従ったデータは「0」になり、こ
の時点でリモコン装置1においてはプロトコル変更制御
手段12がAプロトコル4に復帰する指令を通信制御手段
11に与え、室内ユニットのプロトコル変更制御手段22に
おいてはプロトコル変更制御手段22がAプロトコル4に
復帰する指令を通信制御手段21に与える。この結果、図
4を用いて説明したように、データ長が51ビットのデ
ータを繰返して送、受信して行う制御に復帰する。
【0030】図5は従来装置と本実施形態の動作を比較
するための説明図である。すなわち、従来装置にあって
は、図5(a)に示すように、ストップビットを含めて
データ長が51ビットのデータが繰返して送信されてい
る。図中の時刻t11にてルーバー角度設定用のボタンを
押しても、ルーバーは時刻t12以降に漸く動作を開始す
る。この間、最大2秒の遅れがあることになる。これに
対して、本実施形態においては、図5(b)に示したよ
うに、時刻t21にてルーバー角度設定用のボタンを押し
たとすれば、次回の送信データの所定のビット位置が
「1」になる。リモコン装置1のプロトコル変更制御手
段12及び室内ユニット2のプロトコル変更制御手段22は
それぞれ、このルーバー角度に対応するビットが「1」
か否かを判定し、「1」であれば、次回の送信から
「1」のデータを、ルーバー角度設定用のボタンが押さ
れている限り送、受信してルーバー28の角度のみを変更
制御する。この結果、時刻t23にてルーバーの角度変更
が開始され、時刻t24にてルーバーの角度変更を終了す
る。時刻t23から時刻t24までのT時間は他のデータは
送信されず、また、時刻t24からAプロトコル4による
データ送信時刻t25までは「0」のデータを送信し続け
る。
【0031】この結果、従来装置では図5(a)に示し
たように、時刻t11にてルーバー角度設定用のボタンを
押しても時刻t12にならなければルーバーは動作しない
のに対して、本実施形態によれば、時刻t21でルーバー
角度設定用のボタンを押すと時刻t23で動作を開始する
ことになり、ルーバー角度設定用のボタンを押した時刻
からルーバーが実際に停止するまでの時間を比較する
と、本実施形態では従来装置と比較して約150ミリ秒
(msec)も短縮することができる。
【0032】周知の如く、風向を変更するルーバーは、
どの角度位置に停止させるかが重要であって、そのため
にはルーバー角度の変更開始よりもルーバーの停止位置
がより重要になる。本実施形態では、ルーバー角度設定
用のボタンから手を離すとほぼ同時にルーバーが停止す
るので、ルーバーの角度位置を迅速に、正確に設定でき
ることになる。
【0033】ところで、ルーバーを即時停止させること
に注目した場合、データコード[D6]中の特定の1ビ
ットが[1]から[0]に変更になったときに、ルーバ
ーの停止信号が出力されるBプロトコルを準備しておく
ことも有力できる。図6はこのことに着目したもう一つ
の実施形態を、伝送フォーマットで表現したものであ
る。すなわち、従来装置においては、同図(a)に示す
ように、時刻t11にてルーバー角度設定用のボタンから
手を離すと、この時刻から最大で約2秒遅れた時刻t12
にてルーバーが停止するようになっていた。この場合、
前述した51ビットのデータには、1回の送信の最後で
あることを示すストップビットが含まれている。因み
に、従来装置におけるストップビットのビット数は10
であった。
【0034】図6に示す実施形態は、同図(b)に示す
ように、ルーバー角度設定用のボタンから手を離したデ
ータがレジスタに蓄積され、時刻t21にてそのデータが
送信されるとプロトコル変更制御手段12がこれを認識
し、Bプロトコル5に従ってデータを送信する指令を通
信制御手段11に与え、また、Bプロトコル5に従った1
ビットのデータが[1]から[0]に変化したことをプ
ロトコル変更制御手段12が認識し、Aプロトコル4に復
帰する指令を通信制御手段11に与える。この場合、Bプ
ロトコルはビット数が20のストップビットを出力する
ようになっており、通信制御手段11からこのストップビ
ットが通信制御手段21に送り込まれたとき、室内ユニッ
ト制御装置20を構成するプロトコル変更手段22は[1]
であるビット数を計数し、その計数値が「20」になっ
たことを検知する。これによって室内ユニット制御装置
20は時刻t22にてルーバーモータ27A (図3参照)を停
止させる。すなわち、1回の送信の最後であることを示
すストップビット(10ビット)よりもビット数の多い
ストップビット(20ビット)を、ルーバーモータを停
止させる割込み信号として送、受信するようにしてい
る。この結果、ルーバーボタンから手を離したデータを
送信してから約0.4秒後にルーバーを停止させること
ができる。すなわち、ルーバー停止の応答時間を約1.
4秒に短縮することができる。
【0035】また、この実施形態は、割込み信号として
のストップビットの送、受信を終了した時刻t22にて、
プロトコル変更制御手段12及び22は1回の送信の最後を
示すストップビットと全く同様に、Bプロトコル5から
Aプロトコル4に戻して送、受信を実行する。この場
合、プロトコル変更制御手段22が、20ビットのストッ
プビットを受信することができなかったり、あるいは、
[1]のビットを20個計数してしまったりした場合で
も、その直後に通常のAプロトコル4での送、受信に復
帰するため、直ぐに正常状態に戻る利点がある。
【0036】なお、図6に示した実施形態では、ルーバ
ーを迅速に停止するために、ルーバー角度設定用のボタ
ンから手を離したときにBプロトコル5に変更して、ビ
ット数が20のストップビットを送信してルーバーモー
タを停止させたが、迅速な対応が要求される他の要素に
対応する操作信号に対しても、例えば、ビット数が15
のストップビットを送、受信してその要素の動作、停止
若しくは状態変更をすることもできる。
【0037】なお、上記各実施形態では、ルーバーボタ
ンを押し操作するとルーバーが動き、このボタンから手
を離すとルーバーがその位置出停止するものについて説
明したが、本発明はこれに適用を限定されるものではな
く、第1回目の押し操作によってルーバーを動かし、第
2回目の押し操作によってルーバーを停止させる構成の
ものにも適用可能である。
【0038】
【発明の効果】以上の説明によって明らかなように本発
明によれば、リモコンの操作による空調機能部分の制御
応答を格段に高めることができる効果が得られる。ま
た、ルーバーの駆動に本発明を適用することによって、
動作の開始及び動作時間よりも重要視される停止位置の
最適制御ができる効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る空気調和機の一実施形態の制御系
統を示すブロック図。
【図2】図1に示した実施形態の主要部の横断面図。
【図3】図1に示した実施形態の制御対象の詳細な構成
を示す正面図及び側面図。
【図4】図1に示した実施形態の動作を説明するための
伝送フォーマット及びその詳細な構成を示す図表。
【図5】図1に示した実施形態の動作を、従来装置と比
較対称して説明するためのタイムチャート。
【図6】本発明に係る他の実施形態を、従来装置と比較
対称して説明するためのタイムチャート。
【符号の説明】
1 リモコン装置 2 室内ユニット 3 室外ユニット 4 Aプロトコル 5 Bプロトコル 7 吸入口 8 吹出口 10 リモコン制御装置 11,21,31 通信制御手段 12 プロトコル変更制御手段 20 室内ユニット制御装置 22 プロトコル変更制御手段 27 角度調整手段 27A ルーバーモータ 27B 出力軸 27C クランク機構 28 ルーバー 30 室外ユニット制御装置

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】室内ユニットの吹出口に設けられた風向変
    更用のルーバーと、前記ルーバーの角度を変更する電動
    手段と、操作部の操作信号及び各種センサの検出信号に
    基づいて、前記電動手段を含む多数の機能部分を制御す
    る複数の制御装置とを備え、前記制御装置は前記操作部
    の操作状態に対応する運転、停止の指令、運転モード、
    設定風量、設定温度、ルーバーの角度変更、停止等のデ
    ータを0と1との組み合わせでなる所定の通信プロトコ
    ルに従って送、受信して運転制御を行う空気調和機にお
    いて、 1回の送信における特定のビットが1になった場合に、
    特定の機能部分のみを制御するデータを送、受信するよ
    うに、前記通信プロトコルを一時的に変更するプロトコ
    ル変更制御手段を備えたことを特徴とする空気調和機。
  2. 【請求項2】1回の送信における特定のビットが1にな
    った場合に、一時的に変更される通信プロトコルは、1
    0の送信が1ビットで構成されていることを特徴とする
    請求項1に記載の空気調和機。
  3. 【請求項3】通信プロトコルの変更が行われたデータが
    1である間は、1回の送信が1ビットで構成される通信
    プロトコルに従って送、受信を継続し、通信プロトコル
    の変更が行われたデータが0になった場合に、変更以前
    の通信プロトコルに戻して送、受信することを特徴とす
    る請求項2に記載の空気調和機。
  4. 【請求項4】1回の送信における特定のビットが1にな
    った場合に、一時的に変更される通信プロトコルは、1
    回の送信ビット数が変更以前の通信プロトコルより少な
    いビット構成であることを特徴とする請求項1に記載の
    空気調和機。
  5. 【請求項5】一時的に変更される通信プロトコルは、変
    更以前と比較して個数の少ない複数の機能部分を制御す
    るものであることを特徴とする請求項4に記載の空気調
    和機。
  6. 【請求項6】1回の送信における特定のビットは、ルー
    バーの角度変更データであり、一時的に変更する通信プ
    ロトコルは、データが1である間、ルーバーの角度を変
    更し、データが0になった時点でルーバーを停止させる
    ものであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか
    に記載の空気調和機。
  7. 【請求項7】室内ユニットの吹出口に設けられた風向変
    更用のルーバーと、前記ルーバーの角度を変更する電動
    手段と、操作部の操作信号及び各種センサの検出信号に
    基づいて、前記電動手段を含む多数の機能部分を制御す
    る複数の制御装置とを備え、前記制御装置は前記操作部
    の操作状態に対応する運転、停止の指令、運転モード、
    設定風量、設定温度、ルーバーの角度変更、停止等のデ
    ータを0と1との組み合わせでなる所定の通信プロトコ
    ルに従って送、受信して運転制御を行う空気調和機にお
    いて、 特定の機能部分に対応する操作信号が加えられたとき、
    1回の送信の最後であることを示すストップビットより
    もビット数の多い第2のストップビットを、特定の機能
    部分に対する操作を実行する割込み信号として送、受信
    するように、前記通信プロトコルを一時的に変更するプ
    ロトコル変更制御手段を備えたことを特徴とする空気調
    和機。
  8. 【請求項8】前記第2のストップビットの送、受信を終
    了したとき、前記1回の送信の最後であることを示すス
    トップビットの送、受信を終了したと同様に、元のプロ
    トコルに戻して送、受信を実行することを特徴とする請
    求項7に記載の空気調和機。
  9. 【請求項9】前記特定の機能部分が複数個存在すると
    き、これらの機能部分毎に前記第2のストップビットの
    ビット数を異ならせたことを特徴とする請求項7又は8
    に記載の空気調和機。
  10. 【請求項10】前記特定の機能部分に対応する操作信号
    が、少なくとも前記ルーバーの角度変更の終了操作信号
    を含むことを特徴とする請求項7又は8に記載の空気調
    和機。
  11. 【請求項11】前記ルーバーは、クランク機構を介し
    て、ルーバーモータに連結され、前記制御装置は前記ル
    ーバーモータを回動させてルーバーの角度を変更するの
    ものであることを特徴とする請求項1乃至10のいずれ
    かに記載の空気調和機。
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