JPH09236937A - 電子写真感光体の製造方法、電子写真感光体及び電子 写真感光体の製造装置 - Google Patents

電子写真感光体の製造方法、電子写真感光体及び電子 写真感光体の製造装置

Info

Publication number
JPH09236937A
JPH09236937A JP4522596A JP4522596A JPH09236937A JP H09236937 A JPH09236937 A JP H09236937A JP 4522596 A JP4522596 A JP 4522596A JP 4522596 A JP4522596 A JP 4522596A JP H09236937 A JPH09236937 A JP H09236937A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
polishing
photosensitive member
electrophotographic photosensitive
abrasive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4522596A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuhide Nakamura
光秀 中村
Toru Asahi
徹 朝日
Kiyoshi Hashimoto
潔 橋本
Takashi Fujimoto
隆 藤本
Futoshi Tage
太 田外
Hideki Imai
秀樹 今井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP4522596A priority Critical patent/JPH09236937A/ja
Publication of JPH09236937A publication Critical patent/JPH09236937A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 レーザー光によって画像を形成したときに干
渉縞模様、黒斑点等の画質欠陥のない改善された電子写
真感光体、その製造方法、及び製造装置の提供。 【解決手段】 電子写真感光体用基材16を液体ホーニ
ングで処理する研磨工程(研磨室)12で使用された研
磨液から、サイクロン分離器32で処理し、平均研磨材
濃度が低い洗浄液を形成し、これを洗浄室(研磨材持ち
出し量低減室)14において、電子写真感光体用基材1
8に吹き付け、研磨工程で電子写真感光体用基材の表面
に付着した研磨を除去する。洗浄工程で使用された研磨
材は、液滞留部26に戻される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザービームを
ライン走査する方式の電子写真プリンター、複写機等に
使用される電子写真感光体の製造方法、電子写真感光体
及び電子写真感光体の製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザービームをライン走査する方式の
電子写真装置には、レーザー光を用いて形成する画像に
干渉縞模様が現れるという特有の問題を解決しなければ
ならない。この種の干渉縞の発生は、感光層内で吸収さ
れなかった透過光が、基体を含む感光層内でレーザービ
ームの多重反射を生じて、感光層表面の入射光との間で
干渉を生じることに起因するとされている。この干渉縞
の発生を防止するために、特公平5ー26191号公報
には、基体または、感光層の表面を粗面化して光散乱性
を付与することが示され、その具体的方法として特公平
6ー41108号公報、特開平5−216261公報等
に液体ホーニングが提案されているが、液体ホーニング
では研磨材が電子写真感光体用基材に付着し、持ち出さ
れ研磨材濃度が低下し、ついには電子写真感光体用基材
に所望の表面粗さが得られないという問題を引き起こす
ことがある。
【0003】従来、感光体の基材表面を粗面化する方法
には、例えば、特開平2ー87154号公報、特開平2
ー191963公報、特公平6ー41108号公報、特
開平5−216261公報に記載されているように、研
磨材の水分散液を用いた液体ホーニング法がある。
【0004】この方法は、短時間の加工で容易に安定し
て粗面化させることができること、所望の粗さを正確に
得ることができることおよび塗膜欠陥の原因となる異常
凹凸部が極めて少ない均一な粗さを持つ粗面が得られる
ことなどから、生産上の観点からも、また、黒斑点や干
渉縞模様に対する画質安定性の点からも、陽極酸化法あ
るいはバフ研磨法等の他の粗面化処理法に比べて優れて
いるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年、
感光体に対する干渉縞対応要求値が向上するにつれて、
従来のホーニング法による基体の粗面化では不十分であ
ることが明らかになってきた。すなわち、従来の方法で
は、常に一定の粗さの粗面化された基材を得るにあたっ
て、以下に示す問題点が存在することが判明した。
【0006】液体ホーニングに使用される研磨材は水分
散液を用いて行われるが、液体ホーニングによる表面処
理後の電子写真感光体用基材の表面には多数の研磨材が
残存するためその研磨材が次工程の洗浄工程等に電子写
真感光体用基材と供に持ち出されるため母液の研磨材濃
度が低下し、ついには電子写真感光体用基材に所望の表
面粗さが得られないという問題を引き起こす。
【0007】問題の根源である研磨材の電子写真感光体
用基材の表面への付着による持出しを低減する方法の第
一としては、液体ホーニングを行う表面処理工程内でホ
ーニング処理後に電子写真感光体用基材の表面に水等を
吹きつけて洗い落とす方法が考えられる。この方法では
研磨材の電子写真感光体用基材の表面への付着による持
出しを低減することはできるが、新たな水等を吹きつけ
るため、その水等が増加する分相対的にホーニング液中
の研磨材濃度の低下がおこり、やはり電子写真感光体用
基材に所望の表面粗さが得られないという問題を引き起
こす。
【0008】第二の方法としては、液体ホーニングを行
う表面処理工程内でホーニング処理後に電子写真感光体
用基材の表面に圧縮空気を吹きつけて残存研磨材を吹き
飛ばす方法が考えられる。この方法では液体ホーニング
処理された湿った電子写真感光体用基材の表面に圧縮空
気を吹きつけるため、一部の研磨材は水とともに電子写
真感光体用基材の表面からは除去されるが、大半の研磨
材は水が圧縮空気により乾燥させられた際に水中に含ま
れる不純物成分が電子写真感光体用基材と研磨材との間
の接着剤の働きをし、電子写真感光体用基材と研磨材は
固着するため持出し量を低減できないばかりではなく、
後工程での洗浄工程でも研磨材の除去を難しくするため
電子写真感光体用基材上に残った研磨材によりその上に
形成される塗膜塗布時の追従性が損なわれ、微小な部位
において塗膜の薄膜化による白班点や黒班点が発生する
ことになる。
【0009】本発明は、従来の技術における上記のよう
な問題点に鑑みてなされたものである。すなわち、本発
明の目的は、レーザー光によって画像を形成をした場合
に、干渉縞模様および、黒斑点等の画質欠陥のない改善
された電子写真感光体、その製造方法及び製造装置を提
供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】従来のホーニング法は、
上記したとおり、いずれも電子写真感光体用基材の表面
に研磨材が付着し、研磨材が処理工程から持ち出され、
その結果として液体ホーニング中の研磨材濃度が低下し
問題を引き起こしていることから、これを解決するため
に液体ホーニング後の電子写真感光体用基材の表面に付
着した研磨材について鋭意検討した結果、液体ホーニン
グによる研磨材を持ち出されることなく、問題を引き起
こしている研磨材の除去方法に着目し、本発明を完成す
るに至った。
【0011】すなわち、本発明は、 (1)電子写真感光体用基材の表面を研磨材を含む研磨
液で研磨する工程を有する電子写真感光体の製造方法に
おいて、前記研磨する工程の後に、前記研磨液から形成
され前記研磨液よりも平均研磨材濃度が低い洗浄液を前
記電子写真感光体用基材に吹き付ける工程を有すること
を特徴とする電子写真感光体の製造方法。 (2)前記(1)の製造方法で製造された電子写真感光
体用基材を有することを特徴とする電子写真感光体。 (3)電子写真感光体用基材の表面を研磨材を含む研磨
液により研磨する手段を有する電子写真感光体の製造装
置において、 前記研磨液から前記研磨液よりも平均研
磨材濃度の低い洗浄液を形成する手段を設けたことを特
徴とする電子写真感光体の製造装置。である。
【0012】本発明においては、洗浄液は研磨工程で使
用された研磨液から形成されるため、洗浄工程(研磨材
持ち出し量低減工程ともいう)で使用される洗浄液には
処理工程から水等の溶媒が増加しない。したがって、研
磨工程での研磨液の濃度が変動することなく、同一濃度
の研磨液で電子写真感光体用基材の表面が研磨され、均
一な表面粗さが得られる。
【0013】以下、本発明について詳細に説明する。本
発明に使用される電子写真感光体用基材としては、アル
ミニウム、銅、ニッケル、鉄、亜鉛、チタン等の金属及
び、それらの合金からなるドラム又はシート等が挙げら
れ、また、プラスチック、紙等の支持体に粗面化処理を
施した支持体表面にアルミニウム、チタン等の金属及び
それらの合金を真空蒸着法によって被膜形成させたもの
が挙げられる。
【0014】また、本発明において使用される研磨材と
しては、アルミナ、ニッケル、ステンレス等の微粒子に
さえできれば、各種の金属が使用できる。電子写真感光
体用基材の表面を研磨する研磨工程では、最も好適に
は、液体ホーニング法が適用される。この液体ホーニン
グ法では、水等の液体に微粒子乃至粉末状の研磨材を1
〜50%の広範囲な濃度範囲で懸濁させて使用される。
この場合、水等の液体及び研磨材の量は、それが使用さ
れる設備で十分循環、攪拌できる量が適宜選定される。
【0015】液体ホーニングは、高速度で電子写真感光
体用基材表面に水等の液体に微粒子乃至粉末状の研磨材
が懸濁された研磨液を吹き付けて粗面化する方法であ
る。この場合、表面処理による電子写真感光体用基材の
表面粗さの程度は、吹き付け時の圧力及び速度、使用す
る研磨材の量、種類、形状、大きさ、比重、及び粒度分
布等の諸条件を適宜選択することにより制御することが
できる。
【0016】本発明において、研磨工程では、上記の各
種の条件を選定し、電子写真感光体用基材の表面が所望
の粗さに形成される。しかし、研磨工程を経た電子写真
感光体用基材の表面には、多数の研磨材の付着してい
る。そこで、その後、研磨工程における研磨材の平均濃
度よりも低い平均研磨材濃度の洗浄液が、研磨液から形
成され、この洗浄液が洗浄工程(研磨材持ち出し量低減
工程)において、電子写真感光体用基材の表面に吹き付
けられて電子写真感光体用基材表面に付着している研磨
が取り除かれる。
【0017】洗浄工程(研磨材持ち出し量低減工程)で
電子写真感光体用基材の表面に吹き付けられる平均研磨
材濃度の低い洗浄液は、研磨工程で使用される研磨液の
研磨材濃度がよりも低いことが条件であるが、母液の液
体ホーニング液(研磨工程で使用される研磨液)の平均
研磨材濃度の0%〜1/2%の濃度が望ましい。このよ
うな平均研磨材濃度の洗浄液を研磨液から形成する手段
としては、(1)研磨工程で使用している研磨液が滞留
する部分の上澄み液を採取して洗浄液とする方法、
(2)研磨工程で使用している研磨液をサイクロン分離
器で処理する方法等が挙げられる。
【0018】(1)の方法の場合、上澄み液を採取する
には、液滞留部を多少の時間(10秒以上)静止する必
要があり、また、平均研磨材濃度が低い上澄み液得るた
めには、できるだけ液滞留部の上部側をから採取するこ
とが必要がある。ただし、この方法では、洗浄液を得る
ための設備等としては液滞留部と上澄み液の抜き出し機
構等で足り設備が簡略化できる利点がある。
【0019】(2)の方法の場合、連続生産の中で洗浄
液を生産性よく得ることができ、本発明に特に好適であ
る。母液の平均研磨材濃度の0%〜1/2%の平均研磨
材濃度の洗浄液を得るためには、サイクロン分離器の構
造、サイクロン分離器に導入される液の圧力等に決定さ
れる。
【0020】また、研磨材を分散させている溶媒(水)
も液体ホーニング処理した後、電子写真感光体用基材に
より持ち出されたり、蒸発により減少するが、その溶媒
(水)の量についてはホーニング液を入れている容器内
で液面レベルセンサー等により溶媒(水)の量を制御す
ることが好ましい。
【0021】上記のように粗面化された電子写真感光体
用基材の上には、所望により下引き層が形成される。下
引き層は公知の樹脂を用いて形成されるが、膜厚0.0
5μm〜10μmの範囲、特に、0.1〜2μmの範囲
に設定することが好ましい。感光層が電荷発生層と電荷
輸送層との積層構造の場合、それらのいずれかが下引き
層の上に設けられてもよい。
【0022】電荷発生層は、フタロシアニン等公知の材
料を用いて形成され、その膜厚0.05μm〜1μmの
範囲、特に、0.1〜0.5μmの範囲に設定すること
が好ましい。電荷輸送層は、ポリカーボネート等公知の
材料を15〜30μmの膜厚で形成した。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の電
子写真感光体の製造装置の好適な実施の形態を説明す
る。この電子写真感光体の製造装置10は、研磨室12
と洗浄室(研磨材持ち出し量低減室ともいう)14とを
備えており、研磨室12には、研磨されるべき電子写真
感光体基材16が回転自在に配置され、洗浄室14には
研磨室12で研磨された電子写真感光体基材18が回転
自在に配置されるようになっており、研磨室12と洗浄
室14は隔壁20によって区画されている。研磨室12
には、研磨材を含む研磨液を電子写真感光体基材16に
対して噴霧するためのガン22が設置され、このガン2
2には高圧導入管24が接続されている。また、研磨室
12及び洗浄室14の下方には液貯留部26が形成され
ており、この液貯留部26に連通し、ポンプ28Aが介
設された循環配管28が配置されてガン22に接続され
ている。
【0024】また、液貯留部26に連通し、ポンプ30
Aが介設された循環配管30が配置されてサイクロン分
離器32に接続されている。サイクロン分離器32は、
図2に示すように逆円錐台状に形成されており、その下
部(小径側)は循環配管34を介して洗浄室14内の下
部側に連通している。サイクロン分離器32の上部(大
径側)はバルブ36Aが介設された洗浄液抜き出し管3
6を介して洗浄室14内の上部側に連通している。そし
て、洗浄液抜き出し管36から分岐され、バルブ38B
が介設された分岐管38は洗浄室14内の下部側に連通
している。
【0025】さらに液滞留部24にレベル計40が設置
され、このレベル計40におけるレベル値に基づいて水
導入管42に介設された電磁弁42Aへの開信号、及び
閉信号が出力されるようになっている。
【0026】次に図1に示す装置の作用について説明す
る。ガン22に高圧導入管24から高圧空気が導入さ
れ、かつ、循環配管28からポンプ28Aを介して研磨
液が導入されてガン22から所定の速度で回転している
電子写真感光体基材16に研磨液が噴射される。これに
よって、電子写真感光体基材16の表面が研磨されると
共に使用済みの研磨液は、液貯留部26に貯留される。
【0027】この研磨工程において、表面が研磨されて
いるが、その表面に多数の研磨材が付着したままの電子
写真感光体基材18は、図示していない搬送機構により
洗浄工程に搬送される。洗浄工程では、液貯留部26に
貯留された使用済みの研磨液がポンプ30Aにより循環
配管30を介してサイクロン分離器32に供給される。
サイクロン分離器32では、研磨液中の比較的研磨材濃
度の高い液は、循環配管34より抜き出され、液貯留部
26に戻される。また、サイクロン分離器32では、比
較的研磨材濃度の低い液は、洗浄液抜き出し管36を介
して抜き出され、この液が電子写真感光体基材18に吹
き付けられる。この洗浄液の吹き付けによって、電子写
真感光体基材18の表面に付着した研磨材が洗い落とさ
れる。
【0028】このような研磨工程及び洗浄工程におい
て、液貯留部26の液は、ポンプ28A及びポンプ30
Aによって抜き出されるが、この液は、研磨工程及び洗
浄工程で使用され、再び、液貯留部26に貯留されるた
め、研磨液の相対的な濃度はほとんど変動することがな
い。したがって、研磨工程で使用される研磨液中の研磨
材濃度がほとんど変動することがないから、電子写真感
光体基材16表面の表面粗さを所望の値とすることがで
きる。
【0029】この装置の操作上、ポンプ30A、及びサ
イクロン分離器32をできるだけ連続的に作動している
ことが望ましく、この場合、電子写真感光体基材18が
洗浄室14に搬送されていない間は、バルブ36Aを閉
とし、バルブ38を開としてサイクロン分離器32で得
られる比較的研磨材濃度の低い液は、分岐管38を介し
て洗浄室14の下部側に導入される。また、液貯留部2
6内の液のレベルはレベル計40により計測され、液貯
留部26内の液のレベルが設定値より低くなると、レベ
ル計42から、電磁弁42Aに開信号が出力され、水導
入管42より水が導入され、所定量の水が導入されて液
貯留部26内の液のレベルが設定値に達すると、レベル
計42から電磁弁42Aに閉信号が出力され、液貯留部
26内には所定量の液が貯留される。
【0030】図3は、本発明の電子写真感光体の製造そ
の他の実施の形態を示す概略的構成図である。図3にお
いて、図1に示す装置の構成部分と実質的に同一の構成
部分は、同一の符号で示し、構成上の説明は省略する。
図3において図1に示す装置と実質的に異なる部分は、
液貯留部26の上層側に連通する上澄み液抜き出し管5
2が設けられ、この上澄み液抜き出し管52はポンプ5
2Aを介して上澄み液供給管54に接続されている。ま
た、図3に特に図示していないが、図1におけるレベル
計40、電磁弁42Aが介設された水導入管42がそれ
ぞれ設置されている。
【0031】次に図3に示す電子写真感光体の製造装置
の作用について説明する。この装置での研磨工程は、図
1に示す装置の場合は同様である。液貯留部26では、
上層部側に比較的研磨材濃度が低い液が上澄み液が貯留
され、下層部側に比較的研磨材濃度が高い液が貯留され
ている。洗浄工程では、液貯留部26内の上澄み液が上
澄み液抜き出し管52から抜き出され、上澄み液供給管
54を介して電子写真感光体基材18に吹き付けられ
る。この装置では、連続生産の中で、上澄み液を電子写
真感光体用基材18に吹き付けるためには、上澄み液を
抜き出す前に多少の時間(10秒以上)、液貯留部26
内の液を静止する必要があり、かつ、液貯留部26ので
きるだけ上部側の液(例えば、5リットル/minの流
量で2秒以上)を抜き出すことが望ましい。ただし、こ
の装置では、サイクロン分離器やそれに付随する設備等
を要しない利点があり、装置の簡略の点では有効であ
る。
【0032】
【実施例】以下、本発明を実施例によってさらに説明す
る。0.75mm厚×30mmφ×340mmのアルミ
ニウムパイプを用意し、これにダイヤモンドバイトを用
いた鏡面切削加工を行なって、表面をRa0.03〜
0.04μmの平滑面に仕上げた。このアルミニウムパ
イプを電子写真感光体用基材とし、液体ホーニング装置
によって、その表面の粗面化処理を行った。その粗面化
処理においては、研磨材18.9kgを水51リットル
に懸濁させ、これを21リットル/分の流量でガンに送
り込んで、所定の圧縮空気圧(0.1〜0.2MPa)
で吹きつけた。ガンは、2000mm/分で電子写真感
光体用基材の軸方向に移動させ、基材は400rpmで
回転させ、所望の表面粗さ(Ra:0.1〜0.5μ
m)になるように基体表面に吹き付けた。
【0033】<実施例1>図1に示した様に研磨工程で
液体ホーニング処理を行った後、ロボット等の移動手段
により電子写真感光体用基材を研磨材持出し量低減工程
(洗浄工程)に移動し(この間は、サイクロン分離水は
電磁弁により循環配管を経て洗浄工程を戻した。)、電
子写真感光体用基材上に残った研磨材は、図2に示した
条件でサイクロン分離器により作製した平均研磨材濃度
の低い液(研磨材濃度0.1〜2%)を10リットル/
minの流量で5秒吹きつけた。
【0034】<実施例2>図3に示した様に研磨工程で
液体ホーニング処理を行った後、ロボット等の移動手段
により基材を研磨材持出し量低減工程に移動し、基材上
に残った研磨材は、液滞留部の上部から研磨材濃度の低
い液(研磨材濃度0.1〜2%)を抜取り10リットル
/minの流量で5秒吹きつけた。なお研磨材濃度の低
い液を抜き取る前1分間は、研磨工程でのホーニング処
理も止め液を静止させ上澄み液を作製した。
【0035】<比較例1> 液体ホーニング処理を行っ
た後、なにもしなかった。その後実施例1,2及び比較
例1とも純水中で超音波洗浄を行なった。
【0036】なお、下記実施例及び比較例に使用した研
磨材、各塗膜に使用した市販品は、次の通りであった。 研磨材…昭和タイタニウム社製の酸化アルミニウム:ア
ルナビーズ(CB−A30S)、その粒径は27μm
【0037】粗面化処理を施した基体上に、ジルコニウ
ム化合物としてトリブトキシジルコニウムアセチルアセ
トネート(ZC540、松本交商社製)の50%トルエ
ン溶液100部、シラン化合物としてγ−アミノプロピ
ルトリエトキシシラン(A1100、日本ユニカー社
製)10部、ポリビニルブチラール樹脂(BM−S、積
水化学社製)10部およびn−ブタノール130部を混
合し、得られた塗布液を浸漬塗布法により塗布し、14
0°Cで15分間加熱して、1.0μmの下引き層を形
成した。
【0038】次に、ポリビニルブチラール樹脂(商品
名: BM−1 、積水化学社製)の2% シクロヘキ
サノン溶液に、ヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料
(特開平5−263007号公報に記載のもの)を顔料
と樹脂の比を2:1に混合し、次いでサンドミルにより
3時間分散処理を行った。得られた分散液を更に酢酸n
−ブチルで希釈して基体表面に浸漬塗布し、0.15μ
m厚の電荷発生層を形成した。次に N ,N ’−ジ
フェニル−N ,N ’−ビス(m−トリル)ベンジジ
ン4部及びポリカボーネートZ樹脂6部を、モノクロル
ベンゼン36部に溶解させた溶液を電荷発生層上に浸漬
塗布し、115°Cで40分間乾燥して24μm厚の電
荷輸送層を形成し、これを感光体ドラムとした。
【0039】実施例1、2及び比較例1の各条件で連続
10,000本処理し、その間の表面粗さの変動及び1
0,000本目の画像出力試験をおこなった。 〔評価方法〕 (1) 表面粗さの安定性 表面粗さの測定は、表面粗度計(サーフコム110B:
(株)東京精密)にて測定し、10,000本処理時の
表面粗さの変動が15%以内を○、15%以上を×とし
た。 (2)画像出力試験 画像出力試験はマルチファンクショナルプリンター(富
士ゼロックス製 Able−3321、)に搭載し、中
間調濃度を含む画像により出力試験を行ない、ホーニン
グ処理10,000本目の基材を使用したドラムによる
画像において、干渉縞が発生しなかったものを○ 干渉
縞が発生したものを×とした。その結果を表1に示す。
【0040】
【表1】
【0041】実施例/比較例の評価結果 実施例1の場合には、基材表面処理後の表面粗さについ
て変動が小さく安定した表面粗度が得られた、また画像
出力試験後においても干渉縞による画質欠陥は見られな
かった。また実施例2の場合にも、基材表面処理後の表
面粗さについて変動が小さく安定した表面粗度が得られ
た、また画像出力試験後においても干渉縞による画質欠
陥は見られなかった。但し、生産性の観点においては実
施例1の方が優れていた。これに対して、比較例1の場
合には、基材表面処理の処理本数とともに、液体ホーニ
ング処理した研磨材が、電子写真感光体用基材に付着
し、そのため研磨材濃度が低下し、その結果表面粗さの
低下が顕著に認められた。また、画像出力試験において
も明らかな干渉縞が認められた。
【0042】
【発明の効果】本発明においては、電子写真感光体用基
材の研磨工程及び洗浄工程(研磨材持ち出し量低減工
程)において、研磨材がほとんど持出されることなく、
同一濃度の研磨材によるホーニングのため、常に均一な
粗さの面が形成される。したがって、この基体を用いる
電子写真感光体は、レーザー光によって画像形成を行な
った場合、干渉縞模等の画像欠陥のない優れた画像品質
を安定して提供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子写真感光体の製造装置の好適な一
実施の形態を示す概略的構成図である。
【図2】図1におけるサイクロン分離器を示す詳細図で
ある。
【図3】本発明の電子写真感光体の製造装置の他の実施
の形態を示す概略的構成図である。
【符号の説明】
10 電子写真感光体の製造装置 12 研磨室 14 洗浄室(研磨材持ち出し量低減室) 16,18 電子写真感光体用基材 20 隔壁 22 ガン 24 高圧導入管 26 液貯留部 28,30 循環配管 32 サイクロン分離器 34 循環配管 36 洗浄液抜き出し管 38 分岐管 40 レベル計 42 水導入管 50 電子写真感光体の製造装置 52 上澄み液抜き出し管 54 上澄み液供給管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤本 隆 神奈川県南足柄市竹松1600番地 富士ゼロ ックス 株式会社内 (72)発明者 田外 太 神奈川県南足柄市竹松1600番地 富士ゼロ ックス 株式会社内 (72)発明者 今井 秀樹 神奈川県南足柄市竹松1600番地 富士ゼロ ックス 株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子写真感光体用基材の表面を研磨材を
    含む研磨液で研磨する工程を有する電子写真感光体の製
    造方法において、 前記研磨する工程の後に、前記研磨液から形成され前記
    研磨液よりも平均研磨材濃度が低い洗浄液を前記電子写
    真感光体用基材に吹き付ける工程を有することを特徴と
    する電子写真感光体の製造方法。
  2. 【請求項2】 電子写真感光体用基材の表面を研磨する
    工程が液体ホーニングによる処理工程であることを特徴
    とする請求項1に記載の電子写真感光体の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記洗浄液が、研磨工程で使用された研
    磨液をサイクロン分離器を用いて形成されることを特徴
    とする請求項1又は請求項2に記載の電子写真感光体の
    製造方法。
  4. 【請求項4】 前記洗浄液が、研磨工程で使用された研
    磨液の上澄み液から形成されることを特徴とする請求項
    1又は請求項2に記載の電子写真感光体の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜請求項4のいずれかに記載の
    電子写真感光体の製造方法で製造された電子写真感光体
    用基材を有することを特徴とする電子写真感光体。
  6. 【請求項6】 電子写真感光体用基材の表面を研磨材を
    含む研磨液により研磨する手段を有する電子写真感光体
    の製造装置において、 前記研磨液から前記研磨液よりも平均研磨材濃度の低い
    洗浄液を形成する手段を設けたことを特徴とする電子写
    真感光体の製造装置。
  7. 【請求項7】 前記電子写真感光体用基材の研磨を液体
    ホーニング装置より行うことを特徴とする請求項6に記
    載の電子写真感光体の製造装置。
  8. 【請求項8】 前記洗浄液を形成する手段が、サイクロ
    ン分離器であることを特徴とする請求項6又は請求項7
    に記載の電子写真感光体の製造装置。
  9. 【請求項9】前記洗浄液を形成する手段が、前記研磨工
    程で使用している研磨液の上澄み液から形成する手段で
    あることを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の電
    子写真感光体の製造装置。
JP4522596A 1996-03-01 1996-03-01 電子写真感光体の製造方法、電子写真感光体及び電子 写真感光体の製造装置 Pending JPH09236937A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4522596A JPH09236937A (ja) 1996-03-01 1996-03-01 電子写真感光体の製造方法、電子写真感光体及び電子 写真感光体の製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4522596A JPH09236937A (ja) 1996-03-01 1996-03-01 電子写真感光体の製造方法、電子写真感光体及び電子 写真感光体の製造装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09236937A true JPH09236937A (ja) 1997-09-09

Family

ID=12713334

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4522596A Pending JPH09236937A (ja) 1996-03-01 1996-03-01 電子写真感光体の製造方法、電子写真感光体及び電子 写真感光体の製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09236937A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006041026A1 (ja) * 2004-10-08 2006-04-20 Showa Denko K.K. 液体ホーニング加工機及び液体ホーニング加工方法
JP2006231505A (ja) * 2005-01-26 2006-09-07 Showa Denko Kk ワークの表面加工方法及びワークの表面加工装置
US7393265B2 (en) 2004-10-08 2008-07-01 Showa Denko K.K. Liquid honing machine and liquid honing method
JP2018109675A (ja) * 2016-12-28 2018-07-12 京セラ株式会社 電子写真感光体および画像形成装置
CN115464566A (zh) * 2022-10-11 2022-12-13 东莞光韵达光电科技有限公司 一种可对多个激光钢网孔壁同时加工的毛刺抛光装置及其抛光方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006041026A1 (ja) * 2004-10-08 2006-04-20 Showa Denko K.K. 液体ホーニング加工機及び液体ホーニング加工方法
US7393265B2 (en) 2004-10-08 2008-07-01 Showa Denko K.K. Liquid honing machine and liquid honing method
US7524234B2 (en) 2004-10-08 2009-04-28 Showa Denko K.K. Liquid honing machine and liquid honing method
JP2006231505A (ja) * 2005-01-26 2006-09-07 Showa Denko Kk ワークの表面加工方法及びワークの表面加工装置
JP2018109675A (ja) * 2016-12-28 2018-07-12 京セラ株式会社 電子写真感光体および画像形成装置
CN115464566A (zh) * 2022-10-11 2022-12-13 东莞光韵达光电科技有限公司 一种可对多个激光钢网孔壁同时加工的毛刺抛光装置及其抛光方法
CN115464566B (zh) * 2022-10-11 2023-09-22 东莞光韵达光电科技有限公司 一种可对多个激光钢网孔壁同时加工的毛刺抛光装置及其抛光方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5573445A (en) Liquid honing process and composition for interference fringe suppression in photosensitive imaging members
US5332643A (en) Method of wet honing a support for an electrophotographic photoreceptor
EP1004939B1 (en) Process for producing electrophotographic photosensitive member
JPH0282262A (ja) 電子写真用感光体の製造方法
US5238467A (en) Abrasive suspension for wet honing and surface treating method using the same
JP2003290724A (ja) 円筒状基材の洗浄方法、洗浄装置及び円筒状基材並びに電子写真感光体の製造方法
US6051148A (en) Photoreceptor fabrication method
JP2668985B2 (ja) 電子写真感光体
JPH09179324A (ja) 電子写真感光体の製造方法、その製造装置、電子写真 感光体および画像形成装置
US5919594A (en) Substrate honing method
JP3290687B2 (ja) 電子写真感光体用導電性基体の表面処理方法
JP2666395B2 (ja) 電子写真感光体
JPH10207097A (ja) 電子写真感光体の製造方法及びその装置
US5483326A (en) Developer carrying roller having a surface layer with contoured finish
JP3491245B2 (ja) 印刷版用アルミニウム支持体の表面処理方法
JP3823509B2 (ja) 粒子分散液撹拌装置、前記粒子分散液撹拌装置を使用した電子写真感光体用基材の表面処理方法、表面処理装置、および前記表面処理方法により処理された電子写真感光体
EP0606147B1 (en) Metal coated photoreceptor substrate
JPH0954444A (ja) 電子写真感光体の製造方法及びそれに用いるホーニング装置
JPH04241358A (ja) 電子写真感光体
JP2006071904A (ja) 電子写真感光体の製造装置、電子写真感光体の製造方法、及び電子写真感光体
JPH07319191A (ja) 感光体基盤用アルミニウム管およびその製造方法
JP2000155436A (ja) 電子写真感光体用支持体
JP4424115B2 (ja) 電子写真用感光体の製造方法
JPH11327187A (ja) 電子写真感光体用基体の製造方法
JPH08234465A (ja) 電子写真感光体及び画像形成方法