JPH09238048A - デジタルフィルタ - Google Patents

デジタルフィルタ

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JPH09238048A
JPH09238048A JP4277396A JP4277396A JPH09238048A JP H09238048 A JPH09238048 A JP H09238048A JP 4277396 A JP4277396 A JP 4277396A JP 4277396 A JP4277396 A JP 4277396A JP H09238048 A JPH09238048 A JP H09238048A
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JP
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output
input
adder
bits
gate
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JP4277396A
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English (en)
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Minoru Kuzuu
稔 葛生
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1/2m (mは正の整数)でないでデシメー
ションを行うフィルタのダイナミックレンジを確保す
る。 【解決手段】 乗算器12において、入力データに係数
を乗算し、これを加算器16へ供給する。加算器16に
は、レジスタ18に記憶されているそれまでの加算結果
が供給されているため、この加算によって出力の移動平
均が算出される。そして、所定のタイミングで加算結果
を出力レジスタ24を開始することによって、移動平均
が得られる。ここで、加算器16以降の計算は2の補数
で行う。そして、リミッタ26によって、計算に利用し
ていたビット数より出力を1ビット少なくし、正及び負
の最大値を超える値については、クリップする。2の補
数で演算しており、クリップされる値は、正負両方の値
になる。従って、ダイナミックレンジを十分確保してお
き、クリップによるデータに対する悪影響を少なくでき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オーバーサンプリ
ング式のA/D(A/D)変換器によって得たデジタル
信号のデシメーション等に使用するデジタルフィルタに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、各種のA/D変換器が知られ
ており、この中にΔΣ型A/D変換器などのように、オ
ーバーサンプリングにより、「0」、「1」からなる1
ビットの信号列を得るものがある。
【0003】そして、このようなオーバーサンプリング
を行う1ビットのアナログ変換器により得たデジタル信
号は、その後のデジタル処理のために、デシメーション
フィルタによって、所定ビットのデジタルデータに変換
される。
【0004】例えば、サンプリング周波数48kHz信
号が得たいときに、入力アナログ信号をサンプリング周
波数12.288MHzのオーバーサンプリングA/D
変換器によって、1ビットのデジタル信号に変換した場
合を考える。この場合には、デシメーション比1/64
のデシメーションフィルタ2段で処理して、サンプリン
グ周波数48kHzに落とし、所定ビット(例えば16
ビット)のデータを得る。
【0005】このように、ΔΣ型A/D変換器と、デシ
メーションフィルタの組み合わせによって、所望の精度
のA/D変換を行うことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ここで、通常の場合、
ΔΣ型A/D変換器におけるオーバーサンプリング比
は、得たいサンプリング周波数の2n (nは正の整数)
倍に設定する。従って、デシメーションフィルタにおけ
るデシメーションは1/2m (mは正の整数)となり、
過不足ない構成で、所定の精度のデータが得られる。
【0007】ところが、システムの都合によっては、オ
ーバーサンプリング比を2n に設定できない場合もあ
る。この場合、デシメーションが1/2m でなくなる。
そして、デシメーションが1/2m でなくなると、出力
のビット数で表すことが可能な数字の大きさに比べ最大
値が小さくなり、ビットをフルに使用できず、ダイナミ
ックレンジが不足してしまうという問題点があった。
【0008】本発明は、上記問題点を解決することを課
題としてなされたものであり、デシメーションが1/2
m でない場合であっても、出力のビット数を有効し、十
分なダイナミックレンジを得ることができるデジタルフ
ィルタを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、入力データに
所定の係数を乗算し、得られた積を所定数加算して移動
平均をとることによって、出力を得るデジタルフィルタ
において、上記入力データに所定の係数を乗算する際に
2の補数に変換し、その後上記加算処理を行うことを特
徴とする。
【0010】また、本発明は、出力のビット数を加算処
理を行う際のビット数より小さく制限することを特徴と
する。
【0011】また、さらに他の発明は、1/2m (mは
正の整数)以外の分数のデシメーションを行うことを特
徴とする。
【0012】また、さらに他の発明は、入力データに所
定の係数を乗算し、得られた積を所定数加算して移動平
均をとることによって、出力を得るデジタルフィルタに
おいて、順次入力されてくる1または0のデータに所定
の係数を乗算する乗算器であって、入力データが、1の
場合に係数をそのまま出力し、0の場合に係数を反転し
て出力する乗算器と、この乗算器の出力を順次積算する
加算器であって、上記入力データが0であった場合に上
記乗算器の出力に1を加算して、2の補数に変換された
乗算結果の積算を行う加算器と、この加算器の所定のタ
イミングにおける出力のビット数を加算器の出力のビッ
ト数より小さく制限すると共に、加算器の出力が制限後
の出力の範囲を超えている場合には、制限後のビット数
における正負の最大値を出力するリミッタと、を有する
ことを特徴とする。
【0013】入力信号の移動平均を採るデジタルフィル
タは、ΔΣ型のA/D変換器からの出力のデシメーショ
ンなどに利用される。そして、ΔΣ型A/D変換器のオ
ーバーサンプリング比が112倍のように2n でなかっ
た場合には、デシメーションフィルタにおいても1/2
8のような1/2m でないデシメーションを行わなけれ
ばならない。
【0014】例えば、1/28のデシメーションフィル
タを3段のFIRフィルタで構成した場合、係数の合計
が283 =21952になる。従って、この値を表せる
ビット数で演算を行うことになり、15ビットが必要に
なる。一方、15ビットで表現できる値は0〜3276
7であり、ビットがフルに利用できない。
【0015】一方、2の補数に変換すると、値を正負両
側で取り扱うことができ、15ビットの2の補数で表現
できる値は、−16384〜16383である。
【0016】本発明では、例えば、15ビットの数を一
旦16ビットの2の補数に変換しておき、移動平均を採
った後、15ビットに制限する。これによって、正負両
方向で、ある程度の値が制限されるが、両側から制限さ
れるため、例えば交流波形等に対する悪影響は少ない。
従って、15ビットをフルビット利用して十分なダイナ
ミックレンジを確保しつつ、波形の歪みを最小限にでき
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に好適な実施の形態
(以下、実施形態という)について、図面に基づいて説
明する。図1は、本発明に係るデジタルフィルタの一実
施形態の構成を示すブロック図である。
【0018】ΔΣA/D変換器10からの「1」、
「0」の1ビット幅のデータは、2の補数への変換機能
を有する乗算器12に入力される。この乗算器12に
は、係数ROM14からのデータも供給されるようにな
っており、両入力データの乗算が行われる。
【0019】ここで、係数ROM14に記憶されている
のは、移動平均を計算する際の重みであり、何番目の値
の加算かによって、重みが選択される。また、2補数に
変換するため、入力信号が「1」であれば、係数ROM
14からの係数をそのまま出力すると共に、入力信号が
「0」であれば、係数を反転して「1」を加算して出力
する。また、乗算結果は、16ビットの2の補数にされ
る。
【0020】このようにして、2補数の変換された乗算
結果は、加算器16の一端に入力される。この加算器1
6の出力は、記憶部18a、18b,18cからなる3
段のレジスタ18に入力される。そして、このレジスタ
18には、セレクタ20が接続されており、3つの記憶
部18a、18b,18cのいずれかを選択して、加算
器16の他端に戻す。
【0021】また、セレクタ20の選択、係数ROM1
4からの読み出しは、制御部22によって制御され、3
種類の加算を1つの加算器16を時分割で利用すること
によって、達成している。
【0022】そして、加算器16の出力は、出力レジス
タ24にも供給され、所定の範囲の加算処理(移動平
均)を受けたデータがこの出力レジスタ24に記憶され
る。また、この出力レジスタ24に記憶されたデータ
は、リミッタ26によって、ビット幅が所定値、この例
では15ビットに制限され、出力される。
【0023】ここで、本実施形態においては、前段のΔ
Σ型A/D変換器10が、112倍のオーバーサンプリ
ングを行うものであり、本デジタルフィルタ(デシメー
ションフィルタ)は、1/28のデシメーションを行
う。これによって、サンプリング周波数をfsとした場
合に、112fsであったサンプリング周波数が1/4
fsになる。なお、本デシメーションフィルタの後に、
1/2のデシメーションフィルタを2段設けることによ
って、サンプリング周波数fsの信号を得ている。
【0024】例えば、デシメーションフィルタを3段と
すると、図2に示すように、112fsの信号は、3つ
のフィルタにより処理された後、間引き回路36によっ
て、データが1/28に間引かれ、4fsの信号にな
る。
【0025】このフィルタ1つの伝達関数は、 H28(Z)=(1+Z-1+Z-2+・・・+Z-27 )/2
3 となり、これが3段になると、 H(Z)={H28(Z)} =(1+Z-1+Z-2+・・・+Z-27 3 /283 =(1+3Z-1+6Z-2+・・・+588Z-40 +588Z-41 ・・・+3Z-80 +Z-81 3 /283 となる。
【0026】H(Z)は、82タップのFIRフィルタ
1段で実現でき、係数の最大値は、588/283 にな
る。
【0027】このFIRフィルタは、基本的に図3に示
すような構成であり、入力Iに対する出力Oは、次のよ
うになる。
【0028】
【数1】 O0 =A81-81 +A80-80 +A79-79 +・・・+A1 -1+A0 0 ・・・ O28 =A81-53 +A80-52 +A79-50 +・・・+AI27+A0 28 ・・・ O56 =A81-25 +A80-24 +A79-23 +・・・+A1 55+A0 56 ・・・ O84 =A813 +A80-4+A79-5+・・・+A1 83+A0 84 ・・・ O102 =A8131+A8032+A7933+・・・+A1 111 +A0 112 ・・・ O130 =A8159+A8060+A7961+・・・+A1 139 +A0 140 ・・・ これらの各式の後に値「0」の係数A-1、A-2を付加し
て、1つの出力に対し、入力値84個、係数84個にす
ると、
【数2】 O0 =A81-81 +A80-80 +A79-79 +・・・+A1 -1 +A0 0 +A-11 +A-22 ・・・ O28 =A81-53 +A80-52 +A79-50 +・・・+AI27 +A0 28+ A-129+A-230 ・・・ O56 =A81-25 +A80-24 +A79-23 +・・・+A1 55+A0 56+ A-157+A-258 ・・・ O84 =A813 +A80-4 +A79-5 +・・・+A1 83+A0 84+ A-185+A-286 ・・・ O102 =A8131 +A8032 +A7933+・・・+A1 111 +A0 112 +A-1113 +A-2114 ・・・ O130 =A8159+A8060 +A7961 +・・・+A1 139 +A0 140 +A-1141 +A-2142 ・・・ となり、基本構成は、1/32のデシメーションを行う
場合と同様になる。なお、このように、0の係数を付加
することによって、各出力が、84回の加算によって得
られ、3つの加算を平行して行うことで、3種類の移動
平均を計算できる。そして、28毎の移動平均を出力す
ることによって、1/28のデシメーションが達成され
る。
【0029】すなわち、図1における加算器16は、レ
ジスタ18aを利用して、O0 の演算を行い、レジスタ
18bを利用してO28の演算を行い、レジスタ18cを
利用してO56の演算を行う。これら演算が完了した段階
で、演算結果を出力レジスタ24を介し、順次出力す
る。また、出力した段階でレジスタの内容をリセットす
る。これによって、出力は、入力データの28個毎に1
つに間引かれる。そして、その出力値は、84個のデー
タの移動平均値になっている。また、O84は、O0 の演
算のための入力データを利用しないため、レジスタ18
aを利用して行える。すなわち、3つのレジスタ18a
〜18cがそれぞれ84の入力データの移動平均に順次
利用される。
【0030】ここで、本実施形態においては、移動平均
を2の補数で行う。そして、この移動平均の演算は、1
6ビットで表される2の補数で行い、得られた2の補数
の移動平均値について、リミッタで15ビットの値に最
大最小値をクリップして出力する。
【0031】本実施形態では、1/28のデシメーショ
ンフィルタを3段にしているため、フィルタの係数の合
計は、 283 =21952 となる。この21952は、2進数で表せば、 21952:101010111000000 であり、15ビットの値である。しかし、この2195
2の値が最大値であり、15ビットで表せる最大値32
765に比べかなり小さい値である。従って、このよう
な処理では、15ビットで利用可能なダイナミックレン
ジに比べ、かなり小さいものになっている。
【0032】本発明では、データを16ビットの2の補
数に変換して取り扱う。すなわち、2の補数で表現すれ
ば、係数の正の最大値21952及び負の最大値−21
952は、それぞれ次のように表せる。
【0033】 21952:0101010111000000 −21952:1010101001000000 このように、16ビットで、−21952〜21952
が表現される。一方、本実施形態では、リミッタ26に
おいて、出力データを15ビット制限している。2の補
数を15ビットに制限した場合には、これによって表せ
る範囲は、次のようになる。
【0034】 16383:011111111111111 −16384:100000000000000 従って、値を15ビットに制限することは、正の値につ
いての上限に対し25%カットし、負の値についての下
限に対し25%カットすることになる。すなわち、入力
信号の振幅に対し、上側及び下側について、それぞれ2
5%カットすることになる。
【0035】ところが、この係数の最大値というのは、
理論的な数値であり、最大値まで出力が変動すること
は、ほとんどない。特に、ΔΣ型A/D変換器では、入
力電圧の変化が出力のフルスケールに対し、70%以上
になると量子化誤差の影響が大きくなり、入力信号を7
0%以下に抑制している。従って、出力において、フル
ビットが使用されることはない。そこで、デシメーショ
ンフィルタにおいて、最大振幅を上下25%ずつカット
しても、信号自体が実際にクリップされ、歪むことは、
余りない。
【0036】そして、2の補数の15ビットを利用する
ことによって、15ビットをフルに使用して、演算が行
え、十分なダイナミックレンジを確保することができ
る。
【0037】ここで、リミッタ26は、正及び負の数に
ついて、16383以上または−16384以下になっ
た場合に出力値、それ以上の値が入力された場合に、出
力値を16383:011111111111111ま
たは−16384:100000000000000に
クリップする。
【0038】このために、16ビット目、及び15ビッ
ト目が「0,1」または、「1,0」となった場合に、
上記値に出力値を入れ替える。これによって、リミッタ
の機能が達成される。
【0039】「乗算回路及び加算器の構成」図4に、2
の補数への変換を含む乗算器12および加算器16の具
体的構成を示す。このように、係数ROM14からの1
0ビット(0〜9)の係数は、10個のマルチプレクサ
MPXにそのまま及び反転して供給される。このマルチ
プレクサMPXには、ΔΣA/D変換器からの1ビット
のデータDATAが反転した信号が制御信号として入力
されており、DATAが「1」であれば、入力される反
転した係数を選択して、これをさらに反転して出力す
る。すなわち、DATAが「1」の場合には、マルチプ
レクサMPXは、入力されてくる10ビットの係数をそ
のまま出力する。
【0040】一方、DATAが「0」であった場合に
は、マルチプレクサMPXは、反転していない入力を選
択し、これを反転して出力する。従って、DATAが
「0」であった場合には、係数が反転して出力される。
【0041】各マルチプレクサMPXの出力はそれぞれ
対応するフルアダーFAに入力される。フルアダーFA
は、16個あり、1ビット目から10ビット目までに1
0個のマルチプレクサMPXの出力が入力されている。
【0042】また、フルアダーFAの11ビット目から
16ビット目の6個には、DATAの反転が入力されて
いる。従って、DATAが「1」の場合には、それぞれ
「0」が入力され、DATAが「0」の場合には、それ
ぞれ「1」が入力される。
【0043】従って、フルアダーFAの第1の入力端に
は、DATAが「1」の場合に、11〜16ビット目の
上位ビット「0」であり、係数がそのままの値として入
力される。一方、DATAが「0」の場合には、11〜
16の上位ビットがすべて「1」であり、1〜10ビッ
ト目が係数を反転したデータであり、係数を反転したデ
ータが入力される。
【0044】なお、マルチプレクサMPXは、入力され
るDATAが「1」の時係数をそのまま出力し、DAT
Aが「0」の時係数を反転して出力するものであり、排
他的ノア回路等を利用してもよい。
【0045】さらに、フルアダーFAの1ビット目の第
2の入力端には、DATAの反転したデータが入力さ
れ、2ビット目〜6ビット目の各フルアダーFAの第2
の入力端には、1つ下位のフルアダーFAの出力が入力
されている。従って、DATAが「0」の時に16個の
フルアダーFA(加算器16)に入力されるデータに1
が加算されることになる。すなわち、DATAが「0」
の時に、係数が反転され、「1」が加算されたデータが
フルアダーFAに入力されることになる。従って、入力
されるDATAと係数を乗算して、2の補数変換した値
が16のフルアダーFAからなる加算器16に入力され
ることになる。
【0046】さらに、フルアダーFAの第3の入力端に
は、レジスタ18から供給されるそれまでの加算結果が
入力される。従って、この16個のフルアダーFAによ
って2の補数に変換されたその時の入力信号と、レジス
タ18から循環されてくるそれまでの加算結果が加算さ
れる。
【0047】例えば、 O0 =A81-81 +A80-80 +A79-79 +・・・+
1 -1 +A0 0 +A-11 +A-22 の演算であれば、最初は、レジスタ18aがリセットさ
れており、A81を係数ROM14から読み出し、入力さ
れてくるI-81 との乗算により、A81-81 が演算さ
れ、これがレジスタ18aに記憶される。そして、I
-80 が入力されてきた場合には、A80が係数ROM14
から読み出され、A80-80 が演算されて、これとレジ
スタ18aから読み出されたA81-81 が加算され、上
式の2項目までの加算が行われる。これがDATAが入
力される度に繰り返され、I2 入力の段階で、上記O0
が得られ、これが加算器16から出力レジスタ24に入
力される。
【0048】このようにして、1つの出力データが得ら
れる。一方、1つの出力は84個の入力毎に得られる
が、出力は28毎に得る。従って、1つの入力に対し、
3つの出力のための加算を行い、得られた加算結果を3
つのレジスタ18a〜18cにそれぞれ記憶し、3種類
の加算(移動平均)を平行して行っている。加算器を3
つ設けて独立してこの計算を行ってもよいことはいうま
でもない。
【0049】なお、図1では、1つの入力に対する3種
類の加算動作及び得られた加算結果の出力タイミングの
制御などは、制御部22にが行っている。
【0050】「セレクタの構成」ここで、3つのレジス
タ18a〜18cからの出力選択のためのセレクタ20
の構成を図5に示す。このようにレジスタ18a〜18
cの各ビットからの出力は、1ビット用のゲート30に
入力されて、その1つが選択される。ゲート30は、各
レジスタ18a〜18cからの出力がそれぞれ入力され
る3つのアンドゲートとこれら3つアンドゲートからの
出力が入力されるオアゲートからなっている。そして、
3つのアンドゲートには、レジスタ18a選択用の制御
信号a、レジスタ18b選択用の制御信号b、レジスタ
18c選択用の制御信号cが、それぞれ入力されてい
る。そこで、制御信号a、b、cを順にHレベルにする
ことによって、レジスタ18a〜18cからの信号が順
次選択される。
【0051】「リミッタの構成」次に、リミッタの構成
について、図6に基づいて説明する。出力レジスタ18
は、16ビットのフリップフロップFFからなってお
り、加算器16を構成する16ビットのフルアダーFA
からの信号がそれぞれのデータ入力端子Dに入力されて
いる。一方、フリップフロップFFのリセット端子Rに
は、リセット信号が供給されるようになっており、適宜
フリップフロップFFをリセットできる。そして、16
ビット目のフリップフロップFFの出力F15及びF1
5Bと15ビット目のフリップフロップFFの出力F1
4から上述のような「1,0」「0,1」を検出し、出
力にリミットをかける。
【0052】F14及びF15は、排他的ノアゲート4
0に入力される。従って、この排他的ノアゲート40
は、F15,F14が「1,0」または「0,1」の時
に、「0」を出力する。すなわち、リミットに達してい
るときに「0」出力し、その他の時は「0」を出力す
る。
【0053】排他的ノアゲート40の出力は、インバー
タ42で反転され、アンドゲート44に入力される。こ
のアンドゲート44には、もう一方の入力端にはF15
が入力されている。インバータ42は、リミットにかか
ったときに「1」を出力するため、アンドゲート44
は、F15が「1」の時に「1」を出力する。そこで、
F15,F14が「1,0」の時に、アンドゲート44
が「1」を出力する。一方、リミットにかかっていても
F15が「0」であれば、アンドゲート44の出力は、
「0」になる。さらに、リミットにかかっていない場合
にも、アンドゲート44は「0」を出力する。
【0054】インバータ42の出力とF15Bは、アン
ドゲート46に入力される。インバータ42は、リミッ
トにかかったときに「1」を出力し、F15Bは、MS
Bが「0」の時に「1」である。従って、アンドゲート
46は、F15,F14が「0,1」の時に「1」を出
力し、F15,F14が「1,0」の時は、「0」を出
力する。また、リミットにかかっていないときには、イ
ンバータ42の出力がLであることからアンドゲート4
6の出力は、「0」になる。
【0055】1ビット目から14ビット目のフリップフ
ロップFFの反転出力は、それぞれアンドゲート50に
入力されている。そして、このアンドゲート50の他端
には、排他的ノアゲート40の出力がそれぞれ入力され
ている。従って、このアンドゲート50は、リミットに
かかっていないときには、フリップフロップFFの反転
出力をそのまま出力し、リミットにかかったときには出
力が禁止される(「0」にロックされる)。
【0056】アンドゲート50の出力は、ノアゲート5
2に入力されている。このノアゲート52の他の入力端
には、アンドゲート44の出力が入力されている。
【0057】リミットのかかっていないときは、排他的
ノアゲート40の出力が「1」であり、アンドゲート4
4の出力が「0」である。従って、1ビット目から14
ビット目(0〜13)のフリップフロップFFの反転出
力は、ノアゲート62で反転されて出力される。すなわ
ち、リミットがかかっていないときには、1ビット目か
ら14ビット目のフリップフロップFFの記憶内容がそ
のまま出力端(1〜13)に出力される。
【0058】次に、F15,F14が「1,0」で負の
最大値を超えていた場合には、排他的ノアゲート40の
出力が「0」になり、アンドゲート50の出力が「0」
に固定される。一方、アンドゲート44の出力は「1」
であり、ノアゲート52の出力は、「0」に固定され
る。従って、出力の1〜14ビット(0〜13)は、す
べて「0」になる。
【0059】F15,14が「0,1」で正の最大値を
超えていた場合には、排他的ノアゲートの出力が同様に
「0」なり、アンドゲート50の出力が「0」に固定さ
れる。そして、F15が「0」であることからアンドゲ
ート44の出力は「0」になる。従って、ノアゲート5
2の出力は「1」になる。従って、1〜14ビット目
(0〜13)の出力端は、すべて「1」になる。
【0060】15ビット目(14)のフリップフロップ
FFの反転出力は、アンドゲート60に入力される。こ
のアンドゲート60の他端には、排他的ノアゲート40
の出力が入力されている。従って、このアンドゲート6
0は、リミットにかかってないときに、フリップフロッ
プFFの反転出力をそのまま出力し、リミットのかかっ
たときに出力を「0」に固定する。
【0061】アンドゲート60の出力は、ノアゲート6
2に入力される。このノアゲート62の他の入力端に
は、アンドゲート46の出力が供給されている。リミッ
トがかかっていないときには、アンドゲート46の出力
は「0」であり、ノアゲート62は、アンドゲート60
の出力を反転して出力することになる。従って、リミッ
トがかかっていない状態、すなわちF15,F14が
「0,0」「1,1」の場合には、15ビット目のフリ
ップフロップの出力F14がそのままノアゲート62か
ら出力される。
【0062】一方、リミットがかかっている場合には、
排他的ノアゲート40の出力は、「0」になっている。
従って、アンドゲート60の出力は、「0」に固定され
る。そして、F15、F14が「0,1」の時には、ア
ンドゲート46の出力は「1」である。従って、ノアゲ
ート62には、「1」が供給されるため、その出力(1
5ビット目の出力(出力端14))は「0」になる。一
方、F15、F14が 「1,0」の場合には、アンド
ゲート46の出力は両方とも「0」である。従って、ノ
アゲート62の2つの入力端には、両方共に「0」が供
給される。そこで、ノアゲート62の出力(15ビット
目の出力(出力端14))は「1」になる。
【0063】このようにして、リミットがかかっていな
いときには、1〜14ビット目は、フリップフロップF
Fの出力がそのまま出力され、15ビット目は、16ビ
ット目(F15)が「1」の時(F15,F14が
「1,1」の時)に「1」、16ビット目(F15)が
「0」の時(F15,F14が「0,0」の時)に
「0」になる。従って、16ビットの出力を15ビット
に変換した出力が得られる。
【0064】一方、リミットがかかったときには、1
6、15ビット目(F15,F14)が「0,1」の
時、「011111111111111」が出力され、
16、15ビット目(F15,F14)が「1,0」の
時、「100000000000000」が出力され
る。
【0065】「特性」このように、本実施形態では、入
力される15ビットのデータを16ビットの2の補数に
変換する。そして、演算結果を15ビットに制限する。
これによって、正負両側の最大値付近がクリップされる
ことになる。すなわち、図7(A)に示すように、振幅
の大きな波形について、正負両側でクリップされる。2
の補数で演算をしていない場合に大きな値をカットした
場合には、図7(B)に示すように、上側のみがカット
されその歪みが大きくなるが、本実施形態のように、2
の補数を利用することによって、歪みを小さくできる。
特に、前述したように、ΔΣ型のA/D変換器では、出
力ビット数をフルに利用することはないため、本実施形
態におけるリミッタによる制限によれば、実質的な出力
波形に対する悪影響はほとんどない。従って、出力を1
5ビットとして、その15ビットをフルビット使用し
て、処理を行うことができ、十分なダイナミックレンジ
を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態の全体構成を示すブロック図であ
る。
【図2】 フィルタの動作を示す説明図である。
【図3】 フィルタの動作を示す説明図である。
【図4】 2の補数への変換を含めた乗算器、加算器の
構成を示す図である。
【図5】 セレクタの構成を示す図である。
【図6】 リミッタの構成を示す図である。
【図7】 リミッタの特性を示す図である。
【符号の説明】
10 ΔΣ型A/D変換器、12 2の補数変換を含む
乗算器、14 係数ROM、16 加算器、18 レジ
スタ、20 セレクタ、22 制御部、24出力レジス
タ、26 リミッタ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力データに所定の係数を乗算し、得ら
    れた積を所定数加算して移動平均をとることによって、
    出力を得るデジタルフィルタにおいて、 上記入力データに所定の係数を乗算する際に2の補数に
    変換し、その後上記加算処理を行うことを特徴とするデ
    ジタルフィルタ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のフィルタにおいて、 出力のビット数を加算処理を行う際のビット数より小さ
    く制限することを特徴とするデジタルフィルタ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のフィルタにお
    いて、 1/2m (mは正の整数)以外の分数のデシメーション
    を行うことを特徴とするデジタルフィルタ。
  4. 【請求項4】 入力データに所定の係数を乗算し、得ら
    れた積を所定数加算して移動平均をとることによって、
    出力を得るデジタルフィルタにおいて、 順次入力されてくる1または0のデータに所定の係数を
    乗算する乗算器であって、入力データが、1の場合に係
    数をそのまま出力し、0の場合に係数を反転して出力す
    る乗算器と、 この乗算器の出力を順次積算する加算器であって、上記
    入力データが0であった場合に上記乗算器の出力に1を
    加算して、2の補数に変換された乗算結果の積算を行う
    加算器と、 この加算器の所定のタイミングにおける出力のビット数
    を加算器の出力のビット数より小さく制限すると共に、
    加算器の出力が制限後の出力の範囲を超えている場合に
    は、制限後のビット数における正負の最大値を出力する
    リミッタと、 を有することを特徴とするデジタルフィルタ。
JP4277396A 1996-02-29 1996-02-29 デジタルフィルタ Pending JPH09238048A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6304133B1 (en) 1999-02-26 2001-10-16 Oki Electric Industry Co., Ltd. Moving average filter

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US6304133B1 (en) 1999-02-26 2001-10-16 Oki Electric Industry Co., Ltd. Moving average filter

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