JPH0923845A - 無酢酸風味の酸性水中油型乳化食品及びその製造方法 - Google Patents
無酢酸風味の酸性水中油型乳化食品及びその製造方法Info
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- JPH0923845A JPH0923845A JP7175062A JP17506295A JPH0923845A JP H0923845 A JPH0923845 A JP H0923845A JP 7175062 A JP7175062 A JP 7175062A JP 17506295 A JP17506295 A JP 17506295A JP H0923845 A JPH0923845 A JP H0923845A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】酢や酢酸を配合することによって保存性を高め
ながら、酢や酢酸の風味、酸味を舌に感じさせない酸性
水中油型乳化食品を提供する。 【構成】酢ないし酢酸と、グルコノデルタラクトン及び
/又はグルコン酸並びにアジピン酸及び/又はフマル酸
とを配合した酸性水中油型乳化食品である。グルコノデ
ルタラクトン及び/又はグルコン酸と、アジピン酸及び
/又はフマル酸との割合は20:80〜80:20が好
ましい。酢ないし酢酸に対するグルコノデルタラクトン
及び/又はグルコン酸並びにアジピン酸及び/又はフマ
ル酸の割合は酸濃度において1:0.05〜10が好ま
しい。これらの有機酸を含有させた水相を、油相と乳化
して製造する。
ながら、酢や酢酸の風味、酸味を舌に感じさせない酸性
水中油型乳化食品を提供する。 【構成】酢ないし酢酸と、グルコノデルタラクトン及び
/又はグルコン酸並びにアジピン酸及び/又はフマル酸
とを配合した酸性水中油型乳化食品である。グルコノデ
ルタラクトン及び/又はグルコン酸と、アジピン酸及び
/又はフマル酸との割合は20:80〜80:20が好
ましい。酢ないし酢酸に対するグルコノデルタラクトン
及び/又はグルコン酸並びにアジピン酸及び/又はフマ
ル酸の割合は酸濃度において1:0.05〜10が好ま
しい。これらの有機酸を含有させた水相を、油相と乳化
して製造する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、酢ないし酢酸を使用し
て、保存性を確保しながら、しかも酢酸からくる刺激的
臭気を伴う酸味を全く感じなくした酸性水中油型乳化食
品及びその製造方法に関する。
て、保存性を確保しながら、しかも酢酸からくる刺激的
臭気を伴う酸味を全く感じなくした酸性水中油型乳化食
品及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】酢は、食品のpH値を下げ、微生物の繁
殖を抑制し、風味や食品のテクスチャーを変えるため、
すなわち食品の保存と風味や芳香を高める目的で、古来
からすし飯、シメサバ、マリネ、酢漬けなどの調理に、
またマヨネーズ、ドレッシング、ケチャップ、ウスター
ソースなどの食品加工に、調味料、保存料として使用さ
れてきた。酢の主成分である酢酸は微生物の繁殖を抑制
し、これを減少させる機能をもち、その抑制効果は、有
機酸の中でも一際優れており、低濃度であっても、食品
中のサルモネラ菌、ブドウ状球菌、腸炎ビブリオ菌、エ
ルシニア菌、カンピロバクター菌などの菌を経時的に減
少させる性質を有する。そして、酢酸の濃度が高いほど
速効性があり、菌を減少させる速度が早い。濃度が低い
とこの菌を減少させる速度は遅いが、いずれにしても生
菌数を減少させる性質を有するため、酢酸を添加した食
品は保存性がよくなり、日持ちがよくなる。
殖を抑制し、風味や食品のテクスチャーを変えるため、
すなわち食品の保存と風味や芳香を高める目的で、古来
からすし飯、シメサバ、マリネ、酢漬けなどの調理に、
またマヨネーズ、ドレッシング、ケチャップ、ウスター
ソースなどの食品加工に、調味料、保存料として使用さ
れてきた。酢の主成分である酢酸は微生物の繁殖を抑制
し、これを減少させる機能をもち、その抑制効果は、有
機酸の中でも一際優れており、低濃度であっても、食品
中のサルモネラ菌、ブドウ状球菌、腸炎ビブリオ菌、エ
ルシニア菌、カンピロバクター菌などの菌を経時的に減
少させる性質を有する。そして、酢酸の濃度が高いほど
速効性があり、菌を減少させる速度が早い。濃度が低い
とこの菌を減少させる速度は遅いが、いずれにしても生
菌数を減少させる性質を有するため、酢酸を添加した食
品は保存性がよくなり、日持ちがよくなる。
【0003】このように酢や酢酸は食品の安価で且つ安
全な保存料として有用であるが、その反面、酢や酢酸を
配合した食品は、酢や酢酸からくる刺激的臭気を伴う独
特な酸味(酢酸酸味)を帯びるのが難点で、自ずと使用
対象の食品が限られて来る。近年、加工食品の分野で要
求される風味、保存性は高度に進化してきている。マヨ
ネーズにみるごとく酢を使用することで保存性は確保さ
れるが、使用した酢からくる刺激的臭気を伴う酸味は、
風味上拭いがたいものとなる。マヨネーズの場合は、こ
のことが逆にマヨネーズ風味を確立させているので差し
支えないが、酢酸酸味が要求されない例えばフルーツ風
味の酸性水中油型乳化食品においては酢や酢酸は、その
特長ゆえに保存料に用いることができなかった。このよ
うに、従来酢や酢酸を配合して保存性を高めた酸性水中
油型乳化食品は限られた用途にしか適用できなかった。
全な保存料として有用であるが、その反面、酢や酢酸を
配合した食品は、酢や酢酸からくる刺激的臭気を伴う独
特な酸味(酢酸酸味)を帯びるのが難点で、自ずと使用
対象の食品が限られて来る。近年、加工食品の分野で要
求される風味、保存性は高度に進化してきている。マヨ
ネーズにみるごとく酢を使用することで保存性は確保さ
れるが、使用した酢からくる刺激的臭気を伴う酸味は、
風味上拭いがたいものとなる。マヨネーズの場合は、こ
のことが逆にマヨネーズ風味を確立させているので差し
支えないが、酢酸酸味が要求されない例えばフルーツ風
味の酸性水中油型乳化食品においては酢や酢酸は、その
特長ゆえに保存料に用いることができなかった。このよ
うに、従来酢や酢酸を配合して保存性を高めた酸性水中
油型乳化食品は限られた用途にしか適用できなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、酢ないし酢
酸を配合することによって保存性を高めながら、酢や酢
酸の風味、酸味を舌に感じさせない酸性水中油型乳化食
品を提供することを目的とする。本発明の酸性水中油型
乳化食品は、このように酢酸酸味を有さないので、極め
て広範囲な風味付けが可能で、その用途が飛躍的に拡大
できる。
酸を配合することによって保存性を高めながら、酢や酢
酸の風味、酸味を舌に感じさせない酸性水中油型乳化食
品を提供することを目的とする。本発明の酸性水中油型
乳化食品は、このように酢酸酸味を有さないので、極め
て広範囲な風味付けが可能で、その用途が飛躍的に拡大
できる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、食品に配
合する各種の有機酸について、その酸味を検討した過程
において、酢や酢酸に或る種の有機酸及び/又は有機酸
塩を組み合わせると、人間の舌が感じる酢酸酸味が消え
ることを知見した。本発明はこの知見にもとづいて完成
されたものである。
合する各種の有機酸について、その酸味を検討した過程
において、酢や酢酸に或る種の有機酸及び/又は有機酸
塩を組み合わせると、人間の舌が感じる酢酸酸味が消え
ることを知見した。本発明はこの知見にもとづいて完成
されたものである。
【0006】すなわち本発明は、酢ないし酢酸と、グル
コノデルタラクトン及び/又はグルコン酸並びにアジピ
ン酸及び/又はフマル酸とを配合したことを特徴とする
酸性水中油型乳化食品である。グルコノデルタラクトン
は水溶液中では加水分解されてグルコン酸になる。本発
明の酸性水中油型乳化食品は、基本的には水相と油相を
乳化したものである。本発明は、この酸性水中油型乳化
食品について、酢ないし酢酸と、グルコノデルタラクト
ン及び/又はグルコン酸並びにアジピン酸及び/又はフ
マル酸とを配合したものである。
コノデルタラクトン及び/又はグルコン酸並びにアジピ
ン酸及び/又はフマル酸とを配合したことを特徴とする
酸性水中油型乳化食品である。グルコノデルタラクトン
は水溶液中では加水分解されてグルコン酸になる。本発
明の酸性水中油型乳化食品は、基本的には水相と油相を
乳化したものである。本発明は、この酸性水中油型乳化
食品について、酢ないし酢酸と、グルコノデルタラクト
ン及び/又はグルコン酸並びにアジピン酸及び/又はフ
マル酸とを配合したものである。
【0007】本発明で用いる酢ないし酢酸は、一般に食
品に採用されているもので、特に酢が好ましく用いられ
る。酢は、酢酸を主体とする揮発性、不揮発性の有機酸
類、それに糖類、アミノ酸類、エステル類を含み芳香と
うま味をもった液体で、醸造酢と合成酢に分類される。
醸造酢は穀物や果実などを原料として酢酸発酵させたも
ので、米酢、りんご酢、ぶどう酢などがある。また、合
成酢は氷酢酸を原料とするものである。本発明は醸造
酢、合成酢いずれも用いられる。なお、市販の醸造酢
は、クエン酸、グルコン酸等の有機酸を極く微量含有し
ているが、これらの市販の醸造酢に含まれる程度の有機
酸量では、本発明の効果は得られない。
品に採用されているもので、特に酢が好ましく用いられ
る。酢は、酢酸を主体とする揮発性、不揮発性の有機酸
類、それに糖類、アミノ酸類、エステル類を含み芳香と
うま味をもった液体で、醸造酢と合成酢に分類される。
醸造酢は穀物や果実などを原料として酢酸発酵させたも
ので、米酢、りんご酢、ぶどう酢などがある。また、合
成酢は氷酢酸を原料とするものである。本発明は醸造
酢、合成酢いずれも用いられる。なお、市販の醸造酢
は、クエン酸、グルコン酸等の有機酸を極く微量含有し
ているが、これらの市販の醸造酢に含まれる程度の有機
酸量では、本発明の効果は得られない。
【0008】酸性水中油型乳化食品に、酢ないし酢酸と
グルコノデルタラクトン及び/又はグルコン酸とを配合
した場合は、酸味はマイルドになるが、酢酸酸味は消え
ない。酢ないし酢酸は、酸性水中油型乳化食品中の水に
対し酢酸濃度で0.1〜3%好ましくは0.2〜1.2
%になるように配合する。0.1%より少ないと保存性
が悪く、3%より多いと酢の風味を消し難くなる。
グルコノデルタラクトン及び/又はグルコン酸とを配合
した場合は、酸味はマイルドになるが、酢酸酸味は消え
ない。酢ないし酢酸は、酸性水中油型乳化食品中の水に
対し酢酸濃度で0.1〜3%好ましくは0.2〜1.2
%になるように配合する。0.1%より少ないと保存性
が悪く、3%より多いと酢の風味を消し難くなる。
【0009】酢ないし酢酸と、グルコノデルタラクトン
及び/又はグルコン酸並びにアジピン酸及び/又はフマ
ル酸との配合割合は、酸濃度で、酢酸1に対し、グルコ
ノデルタラクトン及び/又はグルコン酸(グルコノデル
タラクトンはグルコン酸換算)並びにアジピン酸及び/
又はフマル酸0.05〜10、好ましくは0.5〜8、
更に好ましくは1〜5である。酸濃度が0.05より低
いと保存性が悪く、10より高いと風味上問題が生じ
る。
及び/又はグルコン酸並びにアジピン酸及び/又はフマ
ル酸との配合割合は、酸濃度で、酢酸1に対し、グルコ
ノデルタラクトン及び/又はグルコン酸(グルコノデル
タラクトンはグルコン酸換算)並びにアジピン酸及び/
又はフマル酸0.05〜10、好ましくは0.5〜8、
更に好ましくは1〜5である。酸濃度が0.05より低
いと保存性が悪く、10より高いと風味上問題が生じ
る。
【0010】また、グルコノデルタラクトン及び/又は
グルコン酸とアジピン酸及び/又はフマル酸との割合は
20:80〜80:20、好ましくは40:60〜6
0:40である。グルコノデルタラクトン及び/又はグ
ルコン酸とアジピン酸及び/又はフマル酸との割合が、
上記の範囲外になると、グルコノデルタラクトン及び/
又はグルコン酸、或いはアジピン酸及び/又はフマル酸
の風味が強すぎ、好ましい風味のものが得られない。
グルコン酸とアジピン酸及び/又はフマル酸との割合は
20:80〜80:20、好ましくは40:60〜6
0:40である。グルコノデルタラクトン及び/又はグ
ルコン酸とアジピン酸及び/又はフマル酸との割合が、
上記の範囲外になると、グルコノデルタラクトン及び/
又はグルコン酸、或いはアジピン酸及び/又はフマル酸
の風味が強すぎ、好ましい風味のものが得られない。
【0011】本発明の酸性水中油型乳化食品の製造に当
たって、酢ないし酢酸並びにグルコノデルタラクトン及
び/又はグルコン酸並びにアジピン酸及び/又はフマル
酸は、最初から水相に添加してもよく、また乳化の過程
で添加してもよいし、乳化後に配合してもよい。上記の
酢ないし酢酸と、グルコノデルタラクトン及び/又はグ
ルコン酸並びにアジピン酸及び/又はフマル酸は、酸性
水中油型乳化食品のpHが5.0以下、好ましくはpH
3.0〜4.8になるようにする。pHが5.0以上で
あると日持ちが悪くなり好ましくない。
たって、酢ないし酢酸並びにグルコノデルタラクトン及
び/又はグルコン酸並びにアジピン酸及び/又はフマル
酸は、最初から水相に添加してもよく、また乳化の過程
で添加してもよいし、乳化後に配合してもよい。上記の
酢ないし酢酸と、グルコノデルタラクトン及び/又はグ
ルコン酸並びにアジピン酸及び/又はフマル酸は、酸性
水中油型乳化食品のpHが5.0以下、好ましくはpH
3.0〜4.8になるようにする。pHが5.0以上で
あると日持ちが悪くなり好ましくない。
【0012】本発明においては、酸性水中油型に乳化す
るための乳化剤としては、卵黄が最も好ましい。卵黄と
しては生卵黄の他に加塩卵黄、加糖卵黄、加熱変性卵
黄、冷凍変性卵黄などが用いられる。また、豚の膵臓か
ら抽出したトリプシン、植物を起源とするパパイン、ブ
ロメライン、ペプシンなどを用いて部分加水分解した卵
黄も用いることができる。また、これらの卵黄の他に、
リゾホスファチドを使用することもできる。このリゾホ
スファチドは、大豆、ナタネ、小麦等の植物脂質或いは
卵黄等の動物脂質のジアシルフォスファチドに豚の膵液
や蛇毒中のフォスフォリパーゼA−2、または細菌など
のフォスフォリパーゼA−1を作用させて加水分解し、
発生した脂肪酸をアセトンで除去し、精製するなど既知
の方法で得られる。
るための乳化剤としては、卵黄が最も好ましい。卵黄と
しては生卵黄の他に加塩卵黄、加糖卵黄、加熱変性卵
黄、冷凍変性卵黄などが用いられる。また、豚の膵臓か
ら抽出したトリプシン、植物を起源とするパパイン、ブ
ロメライン、ペプシンなどを用いて部分加水分解した卵
黄も用いることができる。また、これらの卵黄の他に、
リゾホスファチドを使用することもできる。このリゾホ
スファチドは、大豆、ナタネ、小麦等の植物脂質或いは
卵黄等の動物脂質のジアシルフォスファチドに豚の膵液
や蛇毒中のフォスフォリパーゼA−2、または細菌など
のフォスフォリパーゼA−1を作用させて加水分解し、
発生した脂肪酸をアセトンで除去し、精製するなど既知
の方法で得られる。
【0013】また、水相には食塩、グルタミン酸ソー
ダ、砂糖、香辛料などの調味料、アラニン、セリン、グ
リシン、アスパラギン酸、プロリン、リジンなどのアミ
ノ酸を調味緩衝剤として添加してもよい。更に、乳化安
定剤及びボデーとして、α化化工澱粉、キサンタンガム
等の多糖類、耐酸性蛋白質、糖類などを添加配合して乳
化の安定性とボデーを向上させてもよい。更に、呈味付
与のため、牛乳、生クリーム、チーズなどの乳製品、リ
ンゴ、イチゴ、パインなどの果汁、コーヒー、チョコレ
ートなどの嗜好品を加えて呈味性酸性水中油型乳化食品
を調製することもできる。
ダ、砂糖、香辛料などの調味料、アラニン、セリン、グ
リシン、アスパラギン酸、プロリン、リジンなどのアミ
ノ酸を調味緩衝剤として添加してもよい。更に、乳化安
定剤及びボデーとして、α化化工澱粉、キサンタンガム
等の多糖類、耐酸性蛋白質、糖類などを添加配合して乳
化の安定性とボデーを向上させてもよい。更に、呈味付
与のため、牛乳、生クリーム、チーズなどの乳製品、リ
ンゴ、イチゴ、パインなどの果汁、コーヒー、チョコレ
ートなどの嗜好品を加えて呈味性酸性水中油型乳化食品
を調製することもできる。
【0014】本発明において、油相に用いる油脂として
は、大豆油、ナタネ油、コーン油、綿実油、パーム油、
ヤシ油、パーム核油、魚油、ラード、乳脂等の動植物性
油脂及びそれらの硬化油又は分別油など適宜に使用する
ことができ、また、固体脂と液体油などと混合した配合
油も使用できる。
は、大豆油、ナタネ油、コーン油、綿実油、パーム油、
ヤシ油、パーム核油、魚油、ラード、乳脂等の動植物性
油脂及びそれらの硬化油又は分別油など適宜に使用する
ことができ、また、固体脂と液体油などと混合した配合
油も使用できる。
【0015】本発明の酸性水中油型状乳化食品は、上記
の水相と上記の油相とを乳化し、必要により均質化して
調製する。均質化には、通常使用されているコロイドミ
ルでもよいが、ホモジナイザーを使用して行うのが好ま
しい。酸性水中油型乳化食品の油相:水相は3:97〜
95:5になるように調整する。乳化温度は使用する油
脂の種類によって異なるが、固形脂の場合の乳化温度は
40〜80℃で行う。乳化温度は高い方が安定性を増
し、好ましくは50〜70℃である。乳化後は好ましく
は急冷により冷却する。油脂の種類、油脂量、蛋白質、
デンプン質、糖類などを適宜選択することで、洋菓子用
のホイップクリーム、カスタードクリーム、製パン用の
練り込みクリーム、菓子パン用のフラワーペーストをは
じめベシャメルソース、濃縮乳などのほかコーヒー、コ
コア、オレンジ、アップルなどの飲料も得られる。本発
明の酸性水中油型乳化食品を起泡状態で使用する場合に
は、オーバーランが50〜200%となるような状態で
使用するのが好ましい。
の水相と上記の油相とを乳化し、必要により均質化して
調製する。均質化には、通常使用されているコロイドミ
ルでもよいが、ホモジナイザーを使用して行うのが好ま
しい。酸性水中油型乳化食品の油相:水相は3:97〜
95:5になるように調整する。乳化温度は使用する油
脂の種類によって異なるが、固形脂の場合の乳化温度は
40〜80℃で行う。乳化温度は高い方が安定性を増
し、好ましくは50〜70℃である。乳化後は好ましく
は急冷により冷却する。油脂の種類、油脂量、蛋白質、
デンプン質、糖類などを適宜選択することで、洋菓子用
のホイップクリーム、カスタードクリーム、製パン用の
練り込みクリーム、菓子パン用のフラワーペーストをは
じめベシャメルソース、濃縮乳などのほかコーヒー、コ
コア、オレンジ、アップルなどの飲料も得られる。本発
明の酸性水中油型乳化食品を起泡状態で使用する場合に
は、オーバーランが50〜200%となるような状態で
使用するのが好ましい。
【0016】本発明の酸性水中油型乳化食品は、酢酸を
配合してあるので、抗菌作用が優れ、保存性がよく、日
持ちがよい。しかも、酢酸酸味が無いという特徴を有す
る。そのため、特別に殺菌や超高温の滅菌を行わなくて
も、また特別な保存料を使用しなくても保存性のよい酸
性水中油型乳化食品が得られる。上記のごとくして調製
した酸性水中油型乳化食品に、果実、茹で卵、コーン、
魚卵、パセリ、ピクルス、オニオンなどの固形物を混合
して各種の固形物入り加工食品が得られる。この際固形
物は、必要に応じ前もって、酢ないし酢酸と、アジピン
酸、フマル酸、グルコノデルタラクトン、グルコン酸、
クエン酸塩、酒石酸塩、乳酸塩及びリンゴ酸塩からなる
群より選ばれた一種又は二種以上の有機酸及び/又は有
機酸塩とを含有する溶液に浸漬処理するなどにより菌数
を減少させておくのが好ましい。また、上記の酸性水中
油型乳化食品を乳化後、必要に応じ公知の低温殺菌処
理、HTST処理及びUHT処理のいずれかの処理によ
る殺菌又は滅菌してもよい。勿論、本発明の酸性水中油
型乳化食品では、従来食品保存料として知られているソ
ルビン酸や安息香酸などを併用してもよい。特にソルビ
ン酸と併用すると、保存効果を一段と増すことができ
る。
配合してあるので、抗菌作用が優れ、保存性がよく、日
持ちがよい。しかも、酢酸酸味が無いという特徴を有す
る。そのため、特別に殺菌や超高温の滅菌を行わなくて
も、また特別な保存料を使用しなくても保存性のよい酸
性水中油型乳化食品が得られる。上記のごとくして調製
した酸性水中油型乳化食品に、果実、茹で卵、コーン、
魚卵、パセリ、ピクルス、オニオンなどの固形物を混合
して各種の固形物入り加工食品が得られる。この際固形
物は、必要に応じ前もって、酢ないし酢酸と、アジピン
酸、フマル酸、グルコノデルタラクトン、グルコン酸、
クエン酸塩、酒石酸塩、乳酸塩及びリンゴ酸塩からなる
群より選ばれた一種又は二種以上の有機酸及び/又は有
機酸塩とを含有する溶液に浸漬処理するなどにより菌数
を減少させておくのが好ましい。また、上記の酸性水中
油型乳化食品を乳化後、必要に応じ公知の低温殺菌処
理、HTST処理及びUHT処理のいずれかの処理によ
る殺菌又は滅菌してもよい。勿論、本発明の酸性水中油
型乳化食品では、従来食品保存料として知られているソ
ルビン酸や安息香酸などを併用してもよい。特にソルビ
ン酸と併用すると、保存効果を一段と増すことができ
る。
【0017】
実施例1 酢酸濃度10重量%の食酢3.5重量部(酢酸濃度換算
で0.35重量部)、20重量%加糖した加糖卵黄10
重量部、砂糖20重量部、アラニン1重量部、グルコン
酸0.7重量部、アジピン酸0.7重量部、生クリーム
(油分45重量%)5重量部及び水19.1重量部を混
合して水相を調製した。この水相と大豆サラダ油40重
量部とを減圧下で予備乳化した後、コロイドミルで均質
化して酸性水中油型乳化クリームを作製した。得られた
クリームはpHが3.1であったが、食したとき全く酢
の酸味は感じなかった。このクリームに一般細菌を5×
104ヶ/g植え付け、30℃で10日間放置した結
果、細菌は100ヶ/g以下に死滅した。
で0.35重量部)、20重量%加糖した加糖卵黄10
重量部、砂糖20重量部、アラニン1重量部、グルコン
酸0.7重量部、アジピン酸0.7重量部、生クリーム
(油分45重量%)5重量部及び水19.1重量部を混
合して水相を調製した。この水相と大豆サラダ油40重
量部とを減圧下で予備乳化した後、コロイドミルで均質
化して酸性水中油型乳化クリームを作製した。得られた
クリームはpHが3.1であったが、食したとき全く酢
の酸味は感じなかった。このクリームに一般細菌を5×
104ヶ/g植え付け、30℃で10日間放置した結
果、細菌は100ヶ/g以下に死滅した。
【0018】比較例1 グルコン酸、アジピン酸を配合しなかった以外は実施例
1と同じ操作を行い酸性水中油型乳化クリームを作製し
た。得られたクリームは保存性はあったが、酢の味が出
て酸っぱかった。
1と同じ操作を行い酸性水中油型乳化クリームを作製し
た。得られたクリームは保存性はあったが、酢の味が出
て酸っぱかった。
【0019】比較例2 アジピン酸を配合しなかった以外は実施例1と同じ操作
を行い酸性水中油型乳化クリームを作製した。得られた
クリームは保存性はあったが、酢酸の酸味はマイルドに
なるが、酢酸の酸味は残った。
を行い酸性水中油型乳化クリームを作製した。得られた
クリームは保存性はあったが、酢酸の酸味はマイルドに
なるが、酢酸の酸味は残った。
【0020】比較例3 酢酸濃度10重量%の食酢3.5重量部(酢酸濃度換算
で0.35重量部)、20重量%加糖した加糖卵黄10
重量部、砂糖20重量部、アラニン1重量部、グルコン
酸0.07重量部、アジピン酸0.7重量部、生クリー
ム(油分45重量%)5重量部及び水19.73重量部
を混合して水相を調製した。この水相と大豆サラダ油4
0重量部とを減圧下で予備乳化した後、コロイドミルで
均質化して酸性水中油型乳化クリームを作製した。得ら
れたクリームはpHが3.5であり、食したとき酢の酸
味を感じた。
で0.35重量部)、20重量%加糖した加糖卵黄10
重量部、砂糖20重量部、アラニン1重量部、グルコン
酸0.07重量部、アジピン酸0.7重量部、生クリー
ム(油分45重量%)5重量部及び水19.73重量部
を混合して水相を調製した。この水相と大豆サラダ油4
0重量部とを減圧下で予備乳化した後、コロイドミルで
均質化して酸性水中油型乳化クリームを作製した。得ら
れたクリームはpHが3.5であり、食したとき酢の酸
味を感じた。
【0021】比較例4 酢酸濃度10重量%の食酢3.5重量部(酢酸濃度換算
で0.35重量部)、20重量%加糖した加糖卵黄10
重量部、砂糖20重量部、アラニン1重量部、グルコン
酸0.7重量部、アジピン酸0.07重量部、生クリー
ム(油分45重量%)5重量部及び水19.73重量部
を混合して水相を調製した。この水相と大豆サラダ油4
0重量部とを減圧下で予備乳化した後、コロイドミルで
均質化して酸性水中油型乳化クリームを作製した。得ら
れたクリームはpHが3.1であり、食したとき酢の酸
味を強く感じた。
で0.35重量部)、20重量%加糖した加糖卵黄10
重量部、砂糖20重量部、アラニン1重量部、グルコン
酸0.7重量部、アジピン酸0.07重量部、生クリー
ム(油分45重量%)5重量部及び水19.73重量部
を混合して水相を調製した。この水相と大豆サラダ油4
0重量部とを減圧下で予備乳化した後、コロイドミルで
均質化して酸性水中油型乳化クリームを作製した。得ら
れたクリームはpHが3.1であり、食したとき酢の酸
味を強く感じた。
【0022】実施例2 酢酸濃度10重量%の食酢3.5重量部(酢酸濃度換算
で0.35重量部)、20重量%加糖した加糖卵黄10
重量部、砂糖20重量部、アラニン1重量部、グルコン
酸0.7重量部、フマル酸0.7重量部、生クリーム
(油分45重量%)5重量部及び水19.1重量部を混
合して水相を調製した。この水相と大豆サラダ油40重
量部とを減圧下で予備乳化した後、コロイドミルで均質
化して酸性水中油型乳化クリームを作製した。得られた
クリームはpHが3.6であったが、食したとき全く酢
の酸味は感じなかった。このクリームに一般細菌を5×
104ヶ/g植え付け、30℃で10日間放置した結
果、細菌は100ヶ/g以下に死滅した。
で0.35重量部)、20重量%加糖した加糖卵黄10
重量部、砂糖20重量部、アラニン1重量部、グルコン
酸0.7重量部、フマル酸0.7重量部、生クリーム
(油分45重量%)5重量部及び水19.1重量部を混
合して水相を調製した。この水相と大豆サラダ油40重
量部とを減圧下で予備乳化した後、コロイドミルで均質
化して酸性水中油型乳化クリームを作製した。得られた
クリームはpHが3.6であったが、食したとき全く酢
の酸味は感じなかった。このクリームに一般細菌を5×
104ヶ/g植え付け、30℃で10日間放置した結
果、細菌は100ヶ/g以下に死滅した。
【0023】比較例5 酢酸濃度10重量%の食酢3.5重量部(酢酸濃度換算
で0.35重量部)、20重量%加糖した加糖卵黄10
重量部、砂糖20重量部、アラニン1重量部、グルコン
酸0.005重量部、フマル酸0.005重量部、生ク
リーム(油分45重量%)5重量部及び水20.49重
量部を混合して水相を調製した。この水相と大豆サラダ
油40重量部とを減圧下で予備乳化した後、コロイドミ
ルで均質化して酸性水中油型乳化クリームを作製した。
得られたクリームはpHが4.0であり、食したとき酢
の酸味を強く感じた。
で0.35重量部)、20重量%加糖した加糖卵黄10
重量部、砂糖20重量部、アラニン1重量部、グルコン
酸0.005重量部、フマル酸0.005重量部、生ク
リーム(油分45重量%)5重量部及び水20.49重
量部を混合して水相を調製した。この水相と大豆サラダ
油40重量部とを減圧下で予備乳化した後、コロイドミ
ルで均質化して酸性水中油型乳化クリームを作製した。
得られたクリームはpHが4.0であり、食したとき酢
の酸味を強く感じた。
【0024】実施例3 実施例1の大豆サラダ油の代りに大豆硬化油(融点32
℃)を使用し、乳化温度65〜67℃で予備乳化した
後、ホモナイザー(50kg/cm2)で均質化後、急
冷し、酸性水中油型乳化ホイップクリームを得た。この
クリームを1夜10℃でエージングした。このものを翌
日ホイップしたところ、3分後のオーバーランが110
%になり、造花絞りしたクリームの保型性も良好であっ
た。
℃)を使用し、乳化温度65〜67℃で予備乳化した
後、ホモナイザー(50kg/cm2)で均質化後、急
冷し、酸性水中油型乳化ホイップクリームを得た。この
クリームを1夜10℃でエージングした。このものを翌
日ホイップしたところ、3分後のオーバーランが110
%になり、造花絞りしたクリームの保型性も良好であっ
た。
【0025】実施例4 酢酸濃度10重量%の食酢3.0重量部(酢酸濃度換算
で0.3重量部)、卵黄のトリプシン加水分解物10重
量部、砂糖20重量部、グリシン3重量部、グルコン酸
1.2重量部、アジピン酸0.8重量部、デンプン5重
量部、カラギナン0.2重量部、バニラフレーバー0.
2重量部及び水48.6重量部を混合してなる水相と、
ナタネ硬化油(融点36℃)70重量%とヤシ油20重
量%と大豆サラダ油10重量%との配合油8重量部から
なる油相とを45℃で予備乳化し、次いでニーダー加熱
クッキング(80℃、20分間)し、冷却し、酸性水中
油型乳化のフラワーペーストを作製した。得られたフラ
ワーペーストのpHは3.5であったが、食したとき全
く酢の酸味を感じなかった。また、このフラワーペース
トに一般細菌を5×104ヶ/g植え付け、30℃で1
0日間放置した結果、細菌は100ヶ/g以下に死滅し
た。また、乳化状態もよく、油の分離も全くなかった。
で0.3重量部)、卵黄のトリプシン加水分解物10重
量部、砂糖20重量部、グリシン3重量部、グルコン酸
1.2重量部、アジピン酸0.8重量部、デンプン5重
量部、カラギナン0.2重量部、バニラフレーバー0.
2重量部及び水48.6重量部を混合してなる水相と、
ナタネ硬化油(融点36℃)70重量%とヤシ油20重
量%と大豆サラダ油10重量%との配合油8重量部から
なる油相とを45℃で予備乳化し、次いでニーダー加熱
クッキング(80℃、20分間)し、冷却し、酸性水中
油型乳化のフラワーペーストを作製した。得られたフラ
ワーペーストのpHは3.5であったが、食したとき全
く酢の酸味を感じなかった。また、このフラワーペース
トに一般細菌を5×104ヶ/g植え付け、30℃で1
0日間放置した結果、細菌は100ヶ/g以下に死滅し
た。また、乳化状態もよく、油の分離も全くなかった。
【0026】実施例5 酢酸濃度10重量%の食酢3.0重量部(酢酸濃度換算
で0.3重量部)、卵黄のトリプシン加水分解物10重
量部、砂糖15重量部、アラニン1重量部、濃縮パイン
果汁5.0重量部及び水24.0重量部を混合して水相
を調製した。この水相を45℃に調整し、一方ナタネ硬
化油(融点36℃)70重量%とヤシ油20重量%と大
豆サラダ油10重量%との配合油40重量部からなる油
相を45℃に調整し、この水相と油相とを45℃で予備
乳化し、グルコン酸0.8重量部、フマル酸1.2重量
部を添加し、次いでホモジナイザー(70kg/c
m2)で均質化し、冷却、酸性水中油型乳化クリームを
作製した。得られたクリームのpHは3.3であった
が、食したとき全く酢の酸味を感じず、芳醇なパイン風
味であった。また、このクリームに一般細菌を5×10
4ヶ/g植え付け、30℃で10日間放置した結果、細
菌は100ヶ/g以下に死滅した。また、乳化状態もよ
く、油の分離も全くなかった。
で0.3重量部)、卵黄のトリプシン加水分解物10重
量部、砂糖15重量部、アラニン1重量部、濃縮パイン
果汁5.0重量部及び水24.0重量部を混合して水相
を調製した。この水相を45℃に調整し、一方ナタネ硬
化油(融点36℃)70重量%とヤシ油20重量%と大
豆サラダ油10重量%との配合油40重量部からなる油
相を45℃に調整し、この水相と油相とを45℃で予備
乳化し、グルコン酸0.8重量部、フマル酸1.2重量
部を添加し、次いでホモジナイザー(70kg/c
m2)で均質化し、冷却、酸性水中油型乳化クリームを
作製した。得られたクリームのpHは3.3であった
が、食したとき全く酢の酸味を感じず、芳醇なパイン風
味であった。また、このクリームに一般細菌を5×10
4ヶ/g植え付け、30℃で10日間放置した結果、細
菌は100ヶ/g以下に死滅した。また、乳化状態もよ
く、油の分離も全くなかった。
【0027】実施例6 酢酸濃度10重量%の食酢2.7重量部(酢酸濃度換算
で0.27重量部)、グルコン酸0.8重量部、アジピ
ン酸0.8重量部、加塩卵黄のトリプシン加水分解物1
0重量部、脱脂粉乳6.5重量部、ロースト小麦粉5.
5重量部、デンプン2.0重量部、グルタミン酸ソーダ
0.3重量部、チキンコンソメ0.4重量部、エコーガ
ム0.3重量部及び水60.7重量部を混合して水相を
調製し、その温度を45℃に調整した。一方、ナタネ硬
化油(融点36℃)80重量%とヤシ油20重量%の配
合油10重量部からなる油相を45℃に調整し、上記水
相と該油相の両者を予備乳化し、その後ホモジナイザー
(20kg/cm2)で均質化し、酸水中油型乳化ベシ
ャメルソースを調製した。得られたベシャメルソース
は、pHが3.2であったが、全く酢の味は感じず、ま
ろやかな風味のクリームに仕上がっていた。また、この
ベシャメルソースに一般細菌を6×104ヶ/g植え付
けて、30℃で10日放置したところ、細菌は100ヶ
/g以下に死滅していた。
で0.27重量部)、グルコン酸0.8重量部、アジピ
ン酸0.8重量部、加塩卵黄のトリプシン加水分解物1
0重量部、脱脂粉乳6.5重量部、ロースト小麦粉5.
5重量部、デンプン2.0重量部、グルタミン酸ソーダ
0.3重量部、チキンコンソメ0.4重量部、エコーガ
ム0.3重量部及び水60.7重量部を混合して水相を
調製し、その温度を45℃に調整した。一方、ナタネ硬
化油(融点36℃)80重量%とヤシ油20重量%の配
合油10重量部からなる油相を45℃に調整し、上記水
相と該油相の両者を予備乳化し、その後ホモジナイザー
(20kg/cm2)で均質化し、酸水中油型乳化ベシ
ャメルソースを調製した。得られたベシャメルソース
は、pHが3.2であったが、全く酢の味は感じず、ま
ろやかな風味のクリームに仕上がっていた。また、この
ベシャメルソースに一般細菌を6×104ヶ/g植え付
けて、30℃で10日放置したところ、細菌は100ヶ
/g以下に死滅していた。
【0028】実施例7 酢酸濃度10重量%の食酢2.7重量部(酢酸濃度換算
で0.27重量部)、加熱変性卵黄8重量部、砂糖10
重量部、グリシン1重量部、グルコン酸0.3重量部、
アジピン酸0.3重量部、フマル酸0.3重量部、牛乳
20重量部及び水22.4重量部を混合して水相を調製
した。この水相とナタネ硬化油(融点32℃)35重量
部とを減圧下50℃で予備乳化した後、ホモジナイザー
(50kg/cm2)で均質化し酸性水中油型乳化クリ
ームを作製した。得られたクリームはpHが3.4であ
ったが、全く酢の酸味は感じなかった。なお、上記の各
実施例ではグルコン酸を用いたが、グルコン酸に代えて
グルコノデルタラクトン(これは水の存在のもとで加水
分解してグルコン酸になる)を用いても同様の結果が得
られた。
で0.27重量部)、加熱変性卵黄8重量部、砂糖10
重量部、グリシン1重量部、グルコン酸0.3重量部、
アジピン酸0.3重量部、フマル酸0.3重量部、牛乳
20重量部及び水22.4重量部を混合して水相を調製
した。この水相とナタネ硬化油(融点32℃)35重量
部とを減圧下50℃で予備乳化した後、ホモジナイザー
(50kg/cm2)で均質化し酸性水中油型乳化クリ
ームを作製した。得られたクリームはpHが3.4であ
ったが、全く酢の酸味は感じなかった。なお、上記の各
実施例ではグルコン酸を用いたが、グルコン酸に代えて
グルコノデルタラクトン(これは水の存在のもとで加水
分解してグルコン酸になる)を用いても同様の結果が得
られた。
【0029】
【発明の効果】本発明の酸性水中油型乳化食品は、酢な
いし酢酸を使用していながら、酢又は酢酸の風味、酸味
を舌に感じない酸性の水中油型乳化食品で、酢又は酢酸
による保存性を確保しており、pH値では酸性でも、酸
味がないため様々な風味付けを可能にした。そのため、
その用途が飛躍的に拡大できる。また、本発明の酸性水
中油型乳化食品は、保存性がよいので、乳化後に貯蔵し
ておくことが可能である。そのため各種乳化製品のベー
スとなる酸性水中油型乳化物を調製し、これを貯蔵して
おき、このベースに所望する各種呈味成分を後からブレ
ンドすることにより、多種多様の商品を少量でも能率よ
く生産することができる。
いし酢酸を使用していながら、酢又は酢酸の風味、酸味
を舌に感じない酸性の水中油型乳化食品で、酢又は酢酸
による保存性を確保しており、pH値では酸性でも、酸
味がないため様々な風味付けを可能にした。そのため、
その用途が飛躍的に拡大できる。また、本発明の酸性水
中油型乳化食品は、保存性がよいので、乳化後に貯蔵し
ておくことが可能である。そのため各種乳化製品のベー
スとなる酸性水中油型乳化物を調製し、これを貯蔵して
おき、このベースに所望する各種呈味成分を後からブレ
ンドすることにより、多種多様の商品を少量でも能率よ
く生産することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村田 浩彦 東京都荒川区東尾久7丁目2番35号 旭電 化工業株式会社内 (72)発明者 菊地 一憲 東京都荒川区東尾久7丁目2番35号 旭電 化工業株式会社内
Claims (7)
- 【請求項1】酢ないし酢酸と、グルコノデルタラクトン
及び/又はグルコン酸並びにアジピン酸及び/又はフマ
ル酸とを配合したことを特徴とする酸性水中油型乳化食
品。 - 【請求項2】グルコノデルタラクトン及び/又はグルコ
ン酸と、アジピン酸及び/又はフマル酸との割合が2
0:80〜80:20である請求項2記載の酸性水中油
型乳化食品。 - 【請求項3】酢ないし酢酸に対するグルコノデルタラク
トン及び/又はグルコン酸並びにアジピン酸及び/又は
フマル酸の割合が、酸濃度において1:0.05〜10
である請求項1記載の酸性水中油型乳化食品。 - 【請求項4】起泡状態にした請求項1〜3のいずれかに
記載の酸性水中油型乳化食品。 - 【請求項5】殺菌又は滅菌状態にある請求項1〜4のい
ずれかに記載の酸性水中油型乳化食品。 - 【請求項6】水相と油相とを乳化して酸性水中油型乳化
食品を製造するに当たり、水相中に酢ないし酢酸と、グ
ルコノデルタラクトン及び/又はグルコン酸、並びにア
ジピン酸及び/又はフマル酸とを含有させたことを特徴
とする酸性水中油型乳化食品の製造方法。 - 【請求項7】卵黄又は卵黄加工品を乳化剤として、水相
と油相とを乳化させたことを特徴とする請求項6記載の
酸性水中油型乳化食品の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7175062A JPH0923845A (ja) | 1995-07-11 | 1995-07-11 | 無酢酸風味の酸性水中油型乳化食品及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7175062A JPH0923845A (ja) | 1995-07-11 | 1995-07-11 | 無酢酸風味の酸性水中油型乳化食品及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0923845A true JPH0923845A (ja) | 1997-01-28 |
Family
ID=15989567
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7175062A Pending JPH0923845A (ja) | 1995-07-11 | 1995-07-11 | 無酢酸風味の酸性水中油型乳化食品及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0923845A (ja) |
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001060178A1 (fr) * | 2000-02-15 | 2001-08-23 | Fujisawa Pharmaceutical Co., Ltd. | Agent renforçateur d'arome pour des aliments |
| CN105792669A (zh) * | 2013-11-29 | 2016-07-20 | 丘比株式会社 | 酸性水包油型乳化调味料 |
| CN105792672A (zh) * | 2013-11-29 | 2016-07-20 | 丘比株式会社 | 酸性水包油型乳化调味料 |
| US10350139B2 (en) | 2011-10-25 | 2019-07-16 | Corning Incorporated | Pharmaceutical glass packaging assuring pharmaceutical sterility |
| US10413482B2 (en) | 2011-10-25 | 2019-09-17 | Corning Incorporated | Delamination resistant pharmaceutical glass containers containing active pharmaceutical ingredients |
| WO2023203839A1 (ja) * | 2022-04-22 | 2023-10-26 | キユーピー株式会社 | 酸性水中油型乳化食品、容器詰め食品およびその製造方法 |
| JP2023160653A (ja) * | 2022-04-22 | 2023-11-02 | キユーピー株式会社 | 酸性水中油型乳化食品、容器詰め食品およびその製造方法 |
| WO2024180864A1 (ja) * | 2023-02-28 | 2024-09-06 | キユーピー株式会社 | マヨネーズ様食品及びその製造方法 |
| WO2024180865A1 (ja) * | 2023-02-28 | 2024-09-06 | キユーピー株式会社 | マヨネーズ様食品及びその製造方法 |
| US12103734B2 (en) | 2015-10-30 | 2024-10-01 | Corning Incorporated | Glass articles with mixed polymer and metal oxide coatings |
| US12275671B2 (en) | 2011-10-25 | 2025-04-15 | Corning Incorporated | Glass compositions with improved chemical and mechanical durability |
-
1995
- 1995-07-11 JP JP7175062A patent/JPH0923845A/ja active Pending
Cited By (22)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001060178A1 (fr) * | 2000-02-15 | 2001-08-23 | Fujisawa Pharmaceutical Co., Ltd. | Agent renforçateur d'arome pour des aliments |
| US10413482B2 (en) | 2011-10-25 | 2019-09-17 | Corning Incorporated | Delamination resistant pharmaceutical glass containers containing active pharmaceutical ingredients |
| US12275671B2 (en) | 2011-10-25 | 2025-04-15 | Corning Incorporated | Glass compositions with improved chemical and mechanical durability |
| US10441505B2 (en) | 2011-10-25 | 2019-10-15 | Corning Incorporated | Delamination resistant pharmaceutical glass containers containing active pharmaceutical ingredients |
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| US10350139B2 (en) | 2011-10-25 | 2019-07-16 | Corning Incorporated | Pharmaceutical glass packaging assuring pharmaceutical sterility |
| US10306907B2 (en) | 2013-11-29 | 2019-06-04 | Kewpie Corporation | Acidic oil-in-water type emulsified condiment |
| EP3075264A4 (en) * | 2013-11-29 | 2017-07-12 | Kewpie Corporation | Acidic oil-in-water type emulsified condiment |
| CN105792672A (zh) * | 2013-11-29 | 2016-07-20 | 丘比株式会社 | 酸性水包油型乳化调味料 |
| CN105792672B (zh) * | 2013-11-29 | 2019-11-19 | 丘比株式会社 | 酸性水包油型乳化调味料 |
| US10492517B2 (en) | 2013-11-29 | 2019-12-03 | Kewpie Corporation | Acidic oil-in-water type emulsified condiment |
| CN105792669A (zh) * | 2013-11-29 | 2016-07-20 | 丘比株式会社 | 酸性水包油型乳化调味料 |
| EP3075263A4 (en) * | 2013-11-29 | 2017-07-26 | Kewpie Corporation | Acidic oil-in-water type emulsified condiment |
| US12103734B2 (en) | 2015-10-30 | 2024-10-01 | Corning Incorporated | Glass articles with mixed polymer and metal oxide coatings |
| US12110151B2 (en) | 2015-10-30 | 2024-10-08 | Corning Incorporated | Glass articles with mixed polymer and metal oxide coatings |
| JP2023160650A (ja) * | 2022-04-22 | 2023-11-02 | キユーピー株式会社 | 酸性水中油型乳化食品、容器詰め食品およびその製造方法 |
| JP2023160710A (ja) * | 2022-04-22 | 2023-11-02 | キユーピー株式会社 | 酸性水中油型乳化食品、容器詰め食品およびその製造方法 |
| JP2023160653A (ja) * | 2022-04-22 | 2023-11-02 | キユーピー株式会社 | 酸性水中油型乳化食品、容器詰め食品およびその製造方法 |
| WO2023203839A1 (ja) * | 2022-04-22 | 2023-10-26 | キユーピー株式会社 | 酸性水中油型乳化食品、容器詰め食品およびその製造方法 |
| WO2024180864A1 (ja) * | 2023-02-28 | 2024-09-06 | キユーピー株式会社 | マヨネーズ様食品及びその製造方法 |
| WO2024180865A1 (ja) * | 2023-02-28 | 2024-09-06 | キユーピー株式会社 | マヨネーズ様食品及びその製造方法 |
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