JPH09239647A - 長尺刃物の刃先仕上装置 - Google Patents

長尺刃物の刃先仕上装置

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JPH09239647A
JPH09239647A JP7963196A JP7963196A JPH09239647A JP H09239647 A JPH09239647 A JP H09239647A JP 7963196 A JP7963196 A JP 7963196A JP 7963196 A JP7963196 A JP 7963196A JP H09239647 A JPH09239647 A JP H09239647A
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blade
grindstone
finishing
long
grinding
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JP7963196A
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English (en)
Inventor
Tomoo Oikawa
智雄 及川
Koichi Kanari
孝一 金成
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Toyo Hamono Co Ltd
Original Assignee
Toyo Hamono Co Ltd
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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 各種長尺刃物の刃先表面や刃先裏面に1段あ
るいは複数段の刃先仕上面を形成する場合にそれぞれの
刃先仕上面の仕上面粗と研削時間との両方を満足させ得
る刃先仕上装置を提供すこと。 【解決手段】 砥石位置調整手段12によって、上下
動、前後動、及び旋回される刃先上面仕上用の砥石装置
21及び/または、刃先下面仕上用の砥石装置22のそ
れぞれの砥石軸36、37に少なくとも2個の仕上砥石
を同心状で上下に所定寸法離して保持する。また、それ
ぞれ上下に離して保持する仕上砥石は上下粒度の異なる
砥石とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばベニヤロー
タリーナイフやスライサーナイフのような各種長尺刃物
の研削装置に関し、特に長尺刃物の刃先表面及び刃先裏
面を所定の角度及び幅で仕上研削する長尺刃物の刃先仕
上装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、主軸に固定した原木を回転さ
せながら刃物を自動送りして所定の厚さの単板を連続的
に切削するベニヤロータリーレースや、刃物と被切削材
を相対的に往復動させて所定の厚さの単板を切削するベ
ニヤスライサー等では長尺なベニヤロータリーナイフや
スライサーナイフが使用されている。
【0003】近年、木材の不足から多節硬質の針葉樹材
等が多用されるようになり、従来の単一角度の刃先に手
研ぎ砥石により手仕上げした形状の刃先では刃押されや
喰い込み等が頻発し、切削された単板の厚さにばらつき
が出たり、表面に凹凸ができる等、平滑性に乏しい品質
の悪い単板となってしまうという問題や、節等の硬い部
分により刃物の刃先に刃欠けやへたりが早期に発生し、
その結果、中研ぎや刃換えのための休止時間が多くなり
作業効率が悪くなる等の問題があった。
【0004】この問題を解決するために刃先表面及び刃
先裏面にそれぞれ所定の角度及び幅で1段、あるいは複
数段の刃先仕上面を形成する多段研ぎ刃型が用いられる
ようになり、そのための刃先仕上装置の開発がなされて
来た。この従来の刃先仕上装置としては、実開昭62−
46543号公報や特開平3−55151号公報及び特
開平7−100741号公報に記載された刃先仕上装置
が知られている。
【0005】前記の実開昭62−46543号公報に記
載された刃先仕上装置はチャック上に載置固定された長
尺刃物の刃先表面及び刃先裏面を、上下動、前後動及び
旋回可能な砥石装置に保持された砥石の上下2面によっ
てそれぞれ仕上研削するようにしたものである。この刃
先仕上装置によると、危険が伴う手作業による仕上げ研
ぎをすることなく一つの装置で刃先の表面及び裏面の仕
上研削をすることができ、刃物の全長にわたって刃先仕
上面を均一にすることができる。
【0006】また、前記特開平3−55151号公報、
及び特開平7−100741号公報に記載されている技
術は長尺刃物研削盤における刃先位置検知方法や検知装
置に関するものであるが、それぞれの公報には長尺のベ
ットに複数個の電磁チャックを介して刃表面を上面とし
て固定されている長尺刃物を主刃面研削砥石によって主
刃面研削後その刃先表面、及び刃先裏面をそれぞれ、上
下動、前後動、及び研削面の角度が変更可能に設けられ
た刃表超仕上砥石装置、及び刃裏超仕上砥石装置によっ
て仕上研削をする長尺刃物研削盤の実施例が記載されて
いる。この長尺刃物研削盤によると、長尺刃物の刃先に
細かい歪が存在しているときでも、刃先表面、刃先裏面
共に高い部分より研削除去してゆくので、刃先の真直性
が得られ、木材の切削のためには極めて有効な長尺刃物
を得ることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】一方、主刃面研削砥石
によって所定の角度で研削された刃先は、主刃面研削砥
石として一般的には粒度36番から46番程度の砥石を
使用して研削するため、刃先表裏両面はかなり粗面とな
っている。これに対し、刃先表面、及び刃先裏面にそれ
ぞれ所定の角度及び幅で、1段、あるいは複数段の仕上
面を形成する刃先仕上においては、面粗をラップ仕上げ
程度に良くすることが要求されることにより、粒度80
0番から3,000番の砥石(時には粒度8,000番
の砥石)を使用している。そして刃先仕上面が1段の場
合には、仕上面粗と研削時間との双方から判断して適確
な粒度の砥石を選定して研削仕上げをすることになる、
しかし、仕上面が複数段の場合には図5に示すように最
初の研削幅(X)は広く、角度が大きくなる最先端の仕
上面の研削幅(Y)は狭くなるが、最先端の仕上面の方
は可能な限り仕上面の面粗を良くすることが要求され
る。
【0008】しかしながら、前記従来の刃先仕上装置に
おいては刃先表面及び刃先裏面を仕上研削する仕上砥石
はそれぞれ1個であるために、幅の広い最初の仕上研削
も、幅の狭い最終仕上研削も同じ砥石で研削することに
なり、それぞれの仕上面粗と研削時間との相対的判断が
複雑になってしまう。そして、仕上面の面粗を重視する
場合にはより粒度の細かい仕上砥石を選定する結果、研
削幅の広い最初の仕上研削時には多くの時間を費やすと
共に、砥石の消費量も多くなってしまう。これに対し、
反対に仕上時間を重視し最初の幅の広い仕上面を仕上げ
るのに適した粒度の粗い仕上砥石を選定した場合には仕
上時間は短くなり砥石の消耗も少なくなるが、幅の狭い
最終仕上面も粗い仕上面となってしまうという問題があ
った。またこれらの中間の粒度の仕上砥石を使用したと
しても仕上げ時間と仕上面の面粗との両方を満足させる
ものとはなっていなかった。
【0009】また、前記従来の刃先仕上装置や長尺刃物
研削盤において、砥石装置、或いは、刃表超仕上砥石装
置や刃裏超仕上砥石装置を2連式とし、刃表及び刃裏仕
上砥石としてそれぞれ粒度の異なる2種類の仕上砥石を
設けるようにすることも可能ではあるが、その分砥石位
置決めのための制御軸が多くなり、装置全体が複雑かつ
高価になってしまうという問題が起きてくる。
【0010】本発明は従来技術の以上のような問題点に
鑑み創案されたものであり、各種長尺刃物の刃先表面や
刃先裏面に1段あるいは複数段の刃先仕上面を形成する
場合にそれぞれの仕上面の仕上面粗と研削時間との両方
を満足させ得る刃先仕上装置を簡単かつ安価に提供する
ことにより上記のような問題点の解決を図ろうとするも
のである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は前記の技術課題
を解決するため次のような手段にしたものである。特許
を受けようとする第1発明は、長尺なベットに任意の傾
斜角度で固定可能に設けられ、その上面に長尺刃物を載
置固定するチャックと、前記長尺なベットの長手方向に
沿って設けられた前後一対のレール上に、前記チャック
と上下に相対し駆動手段によって往復移動自在に設けら
れたテーブルと、前記テーブルの所定位置に設けられて
いる砥石位置調整手段であって、上面を研削面とし、駆
動手段によって回転が与えられる刃先下面仕上砥石を保
持している砥石装置を、上下動、前後動、及び旋回さ
せ、該刃先下面仕上砥石の研削面を前記チャックの上面
に載置されている長尺刃物の刃先下面に所定の角度で接
触させるように位置調整する砥石位置調整手段とからな
り、前記刃先下面仕上砥石によって前記長尺刃物の刃先
下面を長手方向に沿って研削仕上げする長尺刃物の刃先
仕上装置において、前記砥石装置の砥石軸には少なくと
も2個の刃先下面仕上砥石が同心状で上下に所定寸法離
されて保持されており、前記チャックの上面に所定角度
で載置されている前記長尺刃物の刃先下面に所定の角度
をもって該刃先下面仕上砥石の研削面が接触し得る角度
まで前記砥石位置調整手段によって該砥石装置を旋回さ
せ、且つ、該砥石装置の砥石軸に上下に離されて保持さ
れている刃先下面仕上砥石同士の間に該長尺刃物の刃先
が所定量だけ入り込むように該砥石装置を上下動及び前
後動させたときに、該上下の刃先下面仕上砥石と該長尺
刃物の刃先とが衝突することなしに相対的に入り込み得
る間隙が前記の少なくとも2個の刃先下面仕上砥石同士
の間に確保されていることを特徴とする長尺刃物の刃先
仕上装置である。
【0012】特許を受けようとする第2発明は、長尺な
ベットに任意の傾斜角度で固定可能に設けられ、その上
面に長尺刃物を載置固定するチャックと、前記長尺なベ
ットの長手方向に沿って設けられた前後一対のレール上
に、前記チャックと上下に相対し駆動手段によって往復
移動自在に設けられたテーブルと、前記テーブルの所定
位置に設けられている砥石位置調整手段であって、下面
を研削面とし、駆動手段によって回転が与えられる刃先
上面仕上砥石を保持している砥石装置を、上下動、前後
動、及び旋回させ、該刃先上面仕上砥石の研削面を前記
チャックの上面に載置されている長尺刃物の刃先上面に
所定の角度で接触させるように位置調整する砥石位置調
整手段とからなり、前記刃先上面仕上砥石によって前記
長尺刃物の刃先上面を長手方向に沿って研削仕上げする
長尺刃物の刃先仕上装置において、前記砥石装置の砥石
軸には少なくとも2個の刃先上面仕上砥石が同心状で上
下に所定寸法離されて保持されており、前記チャックの
上面に所定角度で載置されている前記長尺刃物の刃先上
面に所定の角度をもって該刃先上面仕上砥石の研削面が
接触し得る角度まで前記砥石位置調整手段によって該砥
石装置を旋回させ、且つ、該砥石装置の砥石軸に上下に
離されて保持されている刃先上面仕上砥石同士の間に該
長尺刃物の刃先が所定量だけ入り込むように該砥石装置
を上下動及び前後動させたときに、該上下の刃先上面仕
上砥石と該長尺刃物の刃先とが衝突することなしに相対
的に入り込み得る間隙が前記の少なくとも2個の刃先上
面仕上砥石同士の間に確保されていることを特徴とする
長尺刃物の刃先仕上装置である。
【0013】特許を受けようとする第3発明は、前記の
第1発明または第2発明において、砥石装置の砥石軸に
上下に所定寸法離されて保持されている刃先下面仕上砥
石または刃先上面仕上砥石は上側と下側とがそれぞれ粒
度の異なる砥石であることを特徴とする請求項1または
2に記載の長尺刃物の刃先仕上装置である。
【0014】本発明の長尺刃物の刃先仕上装置では砥石
装置の砥石軸に少なくとも2個の刃先下面仕上砥石、ま
たは2個の刃先上面仕上砥石が同心状で上下に所定寸法
離されて保持されているので、各種長尺刃物の刃先表面
や刃先裏面にそれぞれ所定の角度及び幅で1段あるいは
複数段の刃先仕上面を形成する場合に、それぞれの仕上
面の仕上面粗と研削時間とを考慮して各砥石を選定する
ことにより効率の良い研削作業が可能となる。
【0015】また、上下の仕上砥石の間には砥石の研削
面が長尺刃物の刃先面に所定の角度で接触し得る角度ま
で砥石装置を旋回させてその砥石装置を長尺刃物の刃先
の方に送り込んでも、仕上砥石と長尺刃物の刃先とが衝
突することなく相対的に入り込み得る間隙が確保されて
いるので仕上研削中に他方の仕上砥石で長尺刃物を損傷
する心配もない。
【0016】
【発明の実施の形態】以下本発明を図示実施例に基づい
て詳細に説明する。図1乃至図3に本発明の一実施例を
示す。図1において、長尺なベット1には任意の傾斜角
度で固定可能に設けられたチャック2を介して長尺刃物
3が載置固定されている。ベット1の上には長手方向に
沿って前後に1対のレール4、4、が設けられており、
レール4、4、の上にはテーブル5が往復移動自在に設
けられている。
【0017】テーブル5には研削砥石上下送りモータ6
が軸を垂直にして取り付けられており研削砥石上下送り
モータ6の駆動軸には送りねじ7が同軸上に固定されて
いる。この送りねじ7には雌ねじ部8を介して研削砥石
用モータ9が上下動可能に取り付けられており、研削砥
石用モータ9の垂直方向の駆動軸10には研削砥石11
が固定されていて、研削砥石用モータ9の回転により長
尺刃物3の鎬面3aに主刃面刃付け研削ができるように
なっている。
【0018】また、テーブル5には図2及び図3に示す
ように砥石位置調整手段12が設けられている。この砥
石位置調整手段12はテーブル5に固定された前後移動
用モータ13と、この前後移動用モータ13によって前
後方向に移動するブラケット14と、このブラケット1
4に固定された上下移動用モータ15と、この上下移動
用モータ15によって上下方向に移動するブラケット1
6と、このブラケット16に旋回可能に取り付けられた
1対の仕上げ送りモータ17、18とからなっている。
【0019】そして仕上げ送りモータ17、18の駆動
軸にはそれぞれ同軸上に固定された送りねじ19、20
によって砥石装置21、22が軸方向に上下移動可能と
なっている。この砥石装置21、22は仕上げ用モータ
34、35と、その仕上げ用モータ34、35によって
回転される砥石軸36、37とからなり、砥石軸36、
37にはそれぞれ刃先上面仕上砥石23及び2個の刃先
下面仕上砥石24a、24bが保持されており、長尺刃
物3の刃先の刃先上面及び刃先下面の仕上研削を行うよ
うになっている。また、前後移動用モータ13の回転は
ウォーム25とウォームホイール26により減速され、
上下移動用モータ15の回転も同様にウォームとウォー
ムホイールにより減速される。
【0020】砥石装置21は旋回用モータ27、ウォー
ム28及びウォームホイール29を介して旋回回動さ
れ、砥石装置22も旋回用モータ38、及びウォームと
ウォームホイール(いずれも図示せず)を介して旋回回
動されるようになっている。また、前記研削砥石用モー
タ9、仕上げ用モータ34、35のそれぞれの駆動軸に
は例えばロータリーエンコーダーや近接センサーからな
る回転検出器30、31、32が取り付けられており、
別に設けられる制御装置との組み合わせによる刃先位置
検出手段によって研削すべき刃先位置高さを自動的に検
出するようになっている。
【0021】次にこの刃先位置検出手段を利用して自動
研削を行う場合の研削動作について説明する。まず主刃
面刃付自動釦が押されると、テーブル5はベット1の上
の予め定められた刃先検出位置へ移動して停止し、研削
すべき刃先位置高さを所定の検出方法によって検出す
る。この検出が終るとテーブル5をベット1の一端に移
動し、所定の補正値高さだけ研削砥石11を上下させ、
研削盤による通常の自動研削を行い長尺刃物3の主刃面
刃付けを行う。このときテーブル5がベット1の一端か
ら他端まで移動するときの1回当りの切込量、切込回数
及びスパークアウト回数は予め設定されている。主刃面
刃付けが終了した後研削砥石11を上昇させ、テーブル
5をベット1の一端に移動して主刃面刃付工程を終了す
る。
【0022】次に刃先の刃先上面及び刃先下面の仕上げ
研削について説明する。刃先仕上自動釦が押されたとき
制御装置に刃先仕上動作の各定数が設定されているため
各モータ13、15、17、18、27、38、が作動
して各刃先仕上砥石23、24a、24bを所定の角度
傾斜させた上で所定の位置に移動する。次に所定の仕上
刃先位置検出方法によって仕上研削すべき刃先位置を検
出する。この検出が終ると予め設定された刃先上面及び
刃先下面の1回当りの切込量、切込回数、スパークアウ
ト回数に従って刃先仕上研削が行なわれる。そして、刃
先上面及び刃先下面が複数段の仕上面とされるときに
は、各仕上面の角度ごとに上記動作を繰り返して行うこ
とになる。
【0023】本実施例においては刃先下面仕上用の砥石
装置22の砥石軸37には上面を研削面とする2個の刃
先下面仕上砥石24a、24bが上下に離されて保持さ
れており、その上下2個の砥石24a、24bは、砥石
装置22を刃先下面の最終仕上角度まで旋回させたとき
でも上側の砥石24aと下側の砥石24bとの間に長尺
刃物3の刃先がその上側の砥石24aと下側の砥石24
bとに衝突することなしに所定の量だけ相対的に入り込
めるように上下に離されているので上側の砥石24aと
同様に下側の砥石24bの上面によっても刃先下面の仕
上研削ができるようになっている。
【0024】本実施例では刃先上面仕上用の砥石装置2
1の砥石軸36には粒度1,500番の仕上砥石23を
保持し、刃先下面仕上用の砥石装置22の砥石軸37の
上側には粒度800番の仕上砥石24aを、その下側に
は粒度1,500番の仕上砥石24bを保持し、刃表側
3bを上面としてチャック2に載置固定されている長尺
刃物3の刃先上面(刃表3b側)には1段の仕上刃先面
を形成し、刃先下面(刃裏3c側)には、2段目の仕上
面が粒度800番の砥石による仕上面とされ、最先端の
仕上面が粒度1,500番の砥石による仕上面とされた
2段からなる仕上刃先面を形成した。
【0025】次に他の実施例について説明する。図4に
おいて、刃先上面仕上用の砥石装置21の砥石軸36に
は下面を研削面とする2個の刃先上面仕上砥石23a、
23bが上下に保持されており、刃先下面仕上用の砥石
装置22の砥石軸37には前記実施例と同様に上面を研
削面とする2個の刃先下面仕上砥石24a、24bが上
下に保持されている。そして、それぞれ上下2個の砥石
はそれぞれの砥石装置21、22をそれぞれ刃先上面及
び刃先下面の最終仕上角度まで旋回させたときでもそれ
ぞれの上下の砥石の間に長尺刃物3の刃先が衝突するこ
となしに所定の量だけ相対的に入り込める間隙が確保さ
れるように上下に離されている。
【0026】本実施例では刃先上面仕上用の砥石装置2
1の砥石軸36の上側には粒度800番の砥石23a
が、その下側には粒度1,500番の砥石23bが保持
されており、刃先下面仕上用の砥石装置22の砥石軸3
7の上側には粒度1,500番の砥石24aが、その下
側には粒度3,000番の砥石24bが保持されてい
る。そして、予め主刃面研削砥石により主刃面が施され
た長尺刃物3を刃裏3c側を上面としてチャック2に載
置固定し、その長尺刃物3の刃先上面(刃裏3c側)に
は刃先上面仕上砥石23a、23bによって2段の仕上
刃先面を形成し、刃先下面(刃表3b側)には刃先下面
仕上砥石24a、24bによって2段の仕上刃先面を形
成した。
【0027】前記した2つの実施例においてはそれぞれ
具体的に砥石の粒度を示して説明したが、各砥石の粒度
は被研削刃物の材質や硬度等によって適宜選定すればよ
く、それぞれ研削時間と研削仕上面の要求面粗とを相対
的に判断して決定されるものであり、前記に記載した砥
石粒度に限定されるものではない。また、それぞれ上下
の仕上砥石の砥石径は同一寸法であってもよく、上下違
った径の仕上砥石を適宜用いてもよい。また、上下の仕
上砥石の数も2個に限定されるものでなく上下に3個保
持することも可能である。
【0028】また、刃先仕上面が1段の場合でも、先に
上下のうち粗い方の仕上砥石によって前研削を短時間で
行い、その後他方の細かい仕上砥石によって仕上面の面
粗を上げる仕上研削を行うことも可能であり、1段仕上
の場合にも研削時間と面粗との両方を満足することがで
きる刃先仕上研削が可能となる。また、砥石軸36、3
7、の上下に同一粒度の仕上砥石を保持し、仕上砥石交
換までの時間を2倍として作業効率を上げることもでき
る。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように第1発明、第2発明
及び第3発明の刃先仕上装置によれば、仕上砥石1個に
対し1組の砥石装置を持ち、その結果仕上砥石位置決め
のための制御軸を多くし、複雑かつ高価な刃先仕上装置
としてしまうことなしに各砥石装置の砥石軸に複数の仕
上砥石を設けるようにしたので、主刃面研削砥石によっ
て所定の角度で研削された刃先に対し、刃先表面、及び
刃先裏面にそれぞれ所定の角度、及び幅で、1段あるい
は複数段の刃先仕上面を形成するのに、それぞれの仕上
面の仕上面粗と研削時間とを考慮して刃先上面仕上用あ
るいは刃先下面仕上用の複数の仕上砥石はそれぞれに最
適な粒度の砥石を選定して保持することにより、効率の
よい仕上研削作業が可能となり、従来に比べ短い時間で
仕上面の面粗を所定の面粗にすることができるようにな
る。また、幅の広い部分の仕上研削と幅の狭い最終仕上
研削とをそれぞれ粒度の異なる仕上砥石によって研削す
ることにより砥石の消費量を少なくすることが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る刃先仕上装置を設けた長尺刃物研
削盤の一実施例を示す側面図である。
【図2】刃先仕上装置部を示す側面図である。
【図3】刃先仕上装置部の要部拡大図である。
【図4】別の実施例を示す刃先仕上装置部の要部側面図
である。
【図5】長尺刃物の刃先仕上形状の一実施例を示す拡大
図である。
【符合の説明】
1 ベット 2 チャック 3 長尺刃物 5 テーブル 6 研削砥石上下送りモータ 9 研削砥石用モータ 10 駆動軸 11 研削砥石 12 砥石位置調整手段 13 前後移動用モータ 15 上下移動用モータ 17 仕上げ送りモータ 18 仕上げ送りモータ 21 砥石装置 22 砥石装置 23 刃先上面仕上砥石 24 刃先下面仕上砥石 34 仕上げ用モータ 35 仕上げ用モータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺なベットに任意の傾斜角度で固定可
    能に設けられ、その上面に長尺刃物を載置固定するチャ
    ックと、前記長尺なベットの長手方向に沿って設けられ
    た前後一対のレール上に、前記チャックと上下に相対し
    駆動手段によって往復移動自在に設けられたテーブル
    と、前記テーブルの所定位置に設けられている砥石位置
    調整手段であって、上面を研削面とし、駆動手段によっ
    て回転が与えられる刃先下面仕上砥石を保持している砥
    石装置を、上下動、前後動、及び旋回させ、該刃先下面
    仕上砥石の研削面を前記チャックの上面に載置されてい
    る長尺刃物の刃先下面に所定の角度で接触させるように
    位置調整する砥石位置調整手段とからなり、前記刃先下
    面仕上砥石によって前記長尺刃物の刃先下面を長手方向
    に沿って研削仕上げする長尺刃物の刃先仕上装置におい
    て、前記砥石装置の砥石軸には少なくとも2個の刃先下
    面仕上砥石が同心状で上下に所定寸法離されて保持され
    ており、前記チャックの上面に所定角度で載置されてい
    る前記長尺刃物の刃先下面に所定の角度をもって該刃先
    下面仕上砥石の研削面が接触し得る角度まで前記砥石位
    置調整手段によって該砥石装置を旋回させ、且つ、該砥
    石装置の砥石軸に上下に離されて保持されている刃先下
    面仕上砥石同士の間に該長尺刃物の刃先が所定量だけ入
    り込むように該砥石装置を上下動及び前後動させたとき
    に、該上下の刃先下面仕上砥石と該長尺刃物の刃先とが
    衝突することなしに相対的に入り込み得る間隙が前記の
    少なくとも2個の刃先下面仕上砥石同士の間に確保され
    ていることを特徴とする長尺刃物の刃先仕上装置。
  2. 【請求項2】 長尺なベットに任意の傾斜角度で固定可
    能に設けられ、その上面に長尺刃物を載置固定するチャ
    ックと、前記長尺なベットの長手方向に沿って設けられ
    た前後一対のレール上に、前記チャックと上下に相対し
    駆動手段によって往復移動自在に設けられたテーブル
    と、前記テーブルの所定位置に設けられている砥石位置
    調整手段であって、下面を研削面とし、駆動手段によっ
    て回転が与えられる刃先上面仕上砥石を保持している砥
    石装置を、上下動、前後動、及び旋回させ、該刃先上面
    仕上砥石の研削面を前記チャックの上面に載置されてい
    る長尺刃物の刃先上面に所定の角度で接触させるように
    位置調整する砥石位置調整手段とからなり、前記刃先上
    面仕上砥石によって前記長尺刃物の刃先上面を長手方向
    に沿って研削仕上げする長尺刃物の刃先仕上装置におい
    て、前記砥石装置の砥石軸には少なくとも2個の刃先上
    面仕上砥石が同心状で上下に所定寸法離されて保持され
    ており、前記チャックの上面に所定角度で載置されてい
    る前記長尺刃物の刃先上面に所定の角度をもって該刃先
    上面仕上砥石の研削面が接触し得る角度まで前記砥石位
    置調整手段によって該砥石装置を旋回させ、且つ、該砥
    石装置の砥石軸に上下に離されて保持されている刃先上
    面仕上砥石同士の間に該長尺刃物の刃先が所定量だけ入
    り込むように該砥石装置を上下動及び前後動させたとき
    に、該上下の刃先上面仕上砥石と該長尺刃物の刃先とが
    衝突することなしに相対的に入り込み得る間隙が前記の
    少なくとも2個の刃先上面仕上砥石同士の間に確保され
    ていることを特徴とする長尺刃物の刃先仕上装置。
  3. 【請求項3】 砥石装置の砥石軸に上下に所定寸法離さ
    れて保持されている刃先下面仕上砥石または刃先上面仕
    上砥石は上側と下側とがそれぞれ粒度の異なる砥石であ
    ることを特徴とする請求項1または2に記載の長尺刃物
    の刃先仕上装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100476501B1 (ko) * 1999-09-01 2005-03-17 엘지.필립스 엘시디 주식회사 액정 셀 연마장치 및 그 장치에 따른 액정 셀 연마방법
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