JPH09240083A - プリンタ - Google Patents

プリンタ

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JPH09240083A
JPH09240083A JP4901296A JP4901296A JPH09240083A JP H09240083 A JPH09240083 A JP H09240083A JP 4901296 A JP4901296 A JP 4901296A JP 4901296 A JP4901296 A JP 4901296A JP H09240083 A JPH09240083 A JP H09240083A
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浩昭 細見
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徹 高見
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昭夫 野村
Satoshi Nakajima
聡 中嶋
Yoshiharu Matsumoto
義治 松本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】プラテンと印字ヘッドの相対位置が狂い易い
く、サーマルプリンタの場合、位置が狂うと印字が薄く
なるという問題があった。また、印字ヘッドをプラテン
に加圧する加圧力は、バラツキがでて、印字品質を劣化
させたり、または、紙送り不良になる場合かある。 【解決手段】プラテン歯車19に動力を伝達する伝達歯
車22の力Fの方向が、カバーフレーム10を閉じる方
向に働くように歯車輪列が構成されている。よって、紙
送りがなされると、カバーフレーム10に設けられたプ
ラテンは1本体フレーム13に設けられた位置決め部へ
付勢され、正しい位置に決められる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、POSシステム、
キャッシュレジスタ、複写機、ファクシミリ等に用いら
れるプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のプリンタにおいては、記
録紙の装着を容易にするために、各種の方式が提案され
ている。例をあげると、特開昭58−005283号に
記載のようにカバーを開けて、記録紙を入れ、カバーを
閉じると記録紙がセットできる機構がある。これと同様
の考え方で、各種の方式のプリンタが商品化されてい
る。
【0003】図8は従来技術を用いたパーソナルファク
シミリの外観を示す斜視図であり、カバー100を開い
た状態を示している。プリンタは、感熱紙を記録紙に用
いるサーマルプリンタであり、本体部101にはロール
状の記録紙107を収納する収納部102と、紙送りロ
ーラとしても働くプラテン103が配置され、カバー1
00には、印字ヘッド104が配置されている。カバー
100を本体101に係止するカバーロック機構は、係
止フック105と係止フックを移動させ、係止を解除す
るツマミ106によって構成される。
【0004】オペレータは、まず、ツマミ106を操作
し、カバー100を開ける。次に、紙の端部を少し出し
た状態で記録紙107を収納部102に入れる。そし
て、再度、カバー100を閉めると、記録紙107はプ
ラテン103と印字ヘッド104に挟持されて装着され
る機構である。この場合、印字ヘッド104はプラテン
103方向にバネ等によって加圧力が付勢されている。
このようなプリンタでは紙の端を挿入口に通すといった
作業は必要無く、紙の装着は極めて容易にできるという
特徴がある。よって、個人向けの低価格ファクシミリに
おいては、この方式が広く普及している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の方式では、プラテンと印字ヘッドが分離された
別部品に配置される構成のため、プラテンと印字ヘッド
の相対位置が狂い易いという問題があった。特に、サー
マルプリンタの場合、プラテンと印字ヘッドの位置は高
い精度が要求され、位置が狂うと印字が薄くなるという
問題がある。また、従来技術では、印字ヘッドをプラテ
ンに加圧する加圧力は、カバーを係止する係止手段によ
って影響を受けるものである。フック等を用いた係止手
段では、一般に遊びがあるため、これによって、加圧力
にバラツキがでて、印字品質を劣化させたり、または、
紙送り不良になる場合かある。また、従来技術では、カ
バーを係止する係止手段と、その係止を解除する解除手
段が必ず必要であり、プリンタのコストダウンを妨げて
いた。また、オペレータが解除手段を正しく操作せず
に、強引にカバーを開けようとすると、プリンタの一部
を破損させるという場合もあった。
【0006】そこで、本発明は、このような従来の各種
問題を考慮しなされたものであり、その目的とするとこ
ろは、記録紙の装着性が良好で、かつ、印字品質、紙送
り特性に優れたプリンタを提供することにある。
【0007】また、本発明は従来必ず必要であった。カ
バーロック機構を不要にすることにより、プリンタを安
価に提供すること、また、カバーを直接開けることがで
きるようにすること、更に、オペレータによるカバーの
開口を容易にすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、請求項1記載の発明は、プリンタフレームに開閉可
能に配置された開閉部材と、駆動源によって紙送り時の
み回転されるもので、プリンタフレームに配置された紙
送り駆動歯車と、開閉部材に回転可能に配置され、記録
紙を搬送する紙送りローラと、紙送りローラを回転する
もので開閉部材に配置され、開閉部材がプリンタフレー
ムに対し閉じられた場合に、紙送り駆動歯車と噛合する
紙送り伝え歯車と、紙送り伝え歯車を回転させる場合、
紙送り歯車が紙送り伝え歯車を回転させる伝達荷重は、
開閉部材を閉じるモーメントを発生する方向に作用する
ことを特徴とする。
【0009】又、プリンタは、紙送りローラを圧接する
もので且つ、紙送りローラと接離可能な圧接部材とを有
し、圧接部材は、開閉部材を閉じるモーメントを発生す
る方向に付勢することを特徴とする。
【0010】更に、開閉部材は、プリンタの記録紙を収
納する収納部のカバー部材であることを特徴とする。
【0011】又更に、圧接部材は、記録紙を紙送りロー
ラ押圧する紙送りローラ若しくは発熱手段を有したサー
マルヘッドであることを特徴とする。
【0012】かかる構成を有する請求項1記載の発明の
場合、プリンタフレームに開閉可能に配置された開閉部
材と、駆動源によって紙送り時のみ回転されるもので、
プリンタフレームに配置された紙送り駆動歯車と、開閉
部材に回転可能に配置され、記録紙を搬送する紙送りロ
ーラと、紙送りローラを回転するもので開閉部材に配置
され、開閉部材がプリンタフレームに対し閉じられた場
合に、紙送り駆動歯車と噛合する紙送り伝え歯車と、紙
送り伝え歯車を回転させる場合、紙送り歯車が紙送り伝
え歯車を回転させる伝達荷重は、開閉部材を閉じるモー
メントを発生する方向に作用するために、開閉部材が閉
じられ方が不完全であっても、紙送りと共に、開閉部材
は確実に閉じられ、紙送りローラは所定の場所に位置す
ることとなる。その結果、紙送りローラの位置精度が良
好であれば、印字品質、紙送り特性の優れたプリンタが
得られるとともに、従来必要であった開閉部材の係止手
段が不要となりプリンタのコストダウンになり、さら
に、強引に開閉部材を開けて係止手段を破損することは
無い。
【0013】また、請求項2記載の発明のように、紙送
りローラを圧接するもので且つ、紙送りローラと接離可
能な圧接部材とを有し、圧接部材は、開閉部材を閉じる
モーメントを発生する方向に付勢するので、請求項1の
効果、及びその信頼性は更に向上する。
【0014】更に、請求項3記載の発明のように、開閉
部材は、プリンタの記録紙を収納する収納部のカバー部
材であるので、カバー部材を閉じることによって、記録
紙は紙送りローラと、圧接部材に挟持される構成のため
に、記録紙の装着は極めて容易になる。また、請求項
1、2記載の発明は操作性の改善と関係しており、請求
項3記載のような紙装着の容易なことを特徴とするプリ
ンタに適応することが、特に有効である。
【0015】又更に、請求項4記載のように、圧接部材
は、記録紙を紙送りローラ押圧する紙送りローラ若しく
は発熱手段を有したサーマルヘッドであるので、部品の
兼用により、廉価で小型化なプリンタを提供することが
可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るプリンタの好
ましい1実施例の形態を図1から図7を参照して詳細に
説明する。
【0017】図3は、本発明に係るプリンタの実施例の
外観構成を示す斜視図である。
【0018】本実施例のプリンタ1は、例えば、POS
システム等に用いられるレシートプリンタ等に適用され
るものである。
【0019】本実施例のプリンタ1は、例えばロール状
の記録紙Sに対して感熱方式の記録ヘッドにより印字等
の記録を行うもので、概ね前方には記録部、紙カット
部、後方には記録紙Sを収納保持するためのロール紙収
納部とから構成される。
【0020】そして、内部のプリンタ機構8は、樹脂か
らなる下ケース4に固定され、側面部及び後方部は上ケ
ース3に覆われており、前方は、パネル2により覆われ
ている。また、パネル2の内部には印字部が配置されて
おり、パネル2の上部は紙カット部が配置されている。
紙カット部は、カッタカバー6で覆われており、カッタ
カバー6は矢印A方向にスライドさせて引き出すことが
でる。
【0021】なお、上ケース3の一方の側には、記録紙
Sを取り出す際に内部のカバーオープンレバー9を駆動
して内部のカバーフレーム10を回動させるためのオー
プンボタン7が設けられる。カバーフレーム10は、上
部カバー5と結合されている。よって、矢印B方向にオ
ープンボタン7を押すと、上部カバー5は矢印C方向に
回動し、ロール紙収納部が露出する。
【0022】図1及び図2は、本実施例のプリンタ1の
内部のプリンタ機構8を示す斜視図であり、図2はプリ
ンタ機構8の右側面を見た外観図であって、カバーフレ
ーム10を閉じた状態を示しており、金属等からなる本
体フレーム13の上に開閉自在のカバーフレーム10
と、可動刃32及びその駆動手段を収納するオートカッ
タユニット11が設けられている。印字時即ち記録紙S
を切断しない時は、可動刃32はオートカッタユニット
11の内部に収納されており、可動刃32の刃部は露出
しない。この状態を、可動刃32が待機位置にあるとい
う。
【0023】可動刃32とハサミ状に交叉する固定刃3
3はオートカッタユニット11に対向するようにカバー
フレーム10に配置される。固定刃33の上部にはブレ
ードシャッタ34が設けられている。ブレードシャッタ
34はシャッタバネ35により、固定刃33の刃部を覆
う方向に付勢されているが、図2に示すようにカバーフ
レーム10を閉じた状態では、ブレードシャッタ34の
一部本体フレーム13に具備された係合部と当接し、ブ
レードシャッタ34は僅かに開く方向に持ち上げられ
る。よって、固定刃33の刃部は露出し、可動刃32が
移動すればハサミ状に交叉可能な状態となっている。
【0024】オートカッタユニット11の上面には、可
動刃32の位置を知らせる穴37と、可動刃32を手動
で移動させるノブ36が設けられており、オペレータ
は、前述のカッタカバー6をスライド移動させると、オ
ートカッタユニット11の上面の一部が露出し、穴37
とノブ36が見える状態になる。停電等何らかの異常時
において、可動刃32が固定刃33と交叉した状態のま
まになり、待機位置まで戻らなくなる場合を考慮し、手
動にて、可動刃32を移動させる手段が設けられてい
る。
【0025】カバーフレーム10は本体フレーム13の
両側の上端部に設けられた支軸14を中心として揺動即
ち開閉自在に取り付けられている。なお、カバーフレー
ム10には、カバーフレーム10を閉じた際に記録紙S
との接触を避けるための円弧状の曲面部15が設けられ
ている。なお、本プリンタの設置角度を変える場合、こ
の曲面部15は記録紙Sを受ける保持部材としても機能
する。
【0026】また、本体フレーム13の右側面には、カ
バーフレーム10が閉じられている状態を検出するカバ
ー検出器44が設けられている。カバー検出器44は透
過型の光学式検出器であり、カバーフレーム10の一部
が検出器の光軸を遮断するか否かによって、カバーフレ
ーム10が正しく閉じられているかどうかを検出する。
【0027】検出器としては、カバー検出器44の他
に、後述する紙検出器30やニヤエンド検出器24が設
けられている。これら各種検出器やオートカッタユニッ
ト11、そして、後述する紙送りモータ23のリード線
群12が本体フレーム13の右側面に固定された中継基
板16に接続されている。中継基板16と本プリンタを
制御する主回路基板(図示せず)はFFC等によって接
続される。
【0028】図1は、プリンタ機構8の左側面を見た外
観図であって、カバーフレーム10を開いた状態を示し
ており、ブレードシャッタ34は固定刃33を覆い隠し
ている。カバーフレーム10を開いた状態で、オペレー
タが固定刃に触ってけがをしないように配慮されてい
る。なお、可動刃32はオートカッタユニット11の中
に収納されており、安全上問題はない。
【0029】カバーフレーム10を開いた内部には樹脂
製のロール紙ホルダ17が配置されている。ロール紙ホ
ルダ17には印字部の直前に、紙の有無を検出する紙検
出器30が設けられている。紙検出器30は反射型の光
学式検出器であり、紙検出器30より上流側には、記録
紙Sに付着した異物や紙粉を掻き落とす穴31が設けら
れており、紙粉等の影響で、検出器が誤動作しないよう
になっている。他に、ロール紙ホルダ17には本体フレ
ーム13の左右の側面板と係合して、記録紙収納部の内
側の適正な幅を維持するためのスリット溝27が設けら
れている。
【0030】そして、円筒形のゴムローラからなるプラ
テン18はプラテン軸受20を介してカバーフレーム1
0に回転可能に支持されている。プラテン18の一方に
はプラテン歯車19が圧入されている。本体フレーム1
3には、溝部21が設けられており、カバーフレーム1
0を閉じると、プラテン軸受20が溝部21と当接し、
プラテン18の位置決めがなされる。カバーフレーム1
0を閉じると、印字ヘッドによるプラテンへの加圧力
で、カバーフレーム10には下向きの力が作用し、プラ
テン18の位置は固定される。また、カバーフレーム1
0を閉じると、プラテン歯車19と、紙送り伝達歯車2
2が噛み合い、紙送りモータ23からの動力がプラテン
18へ伝達される。
【0031】また、本体フレーム13の左側面には記録
紙Sの紙の残量が少なくなてきたことを検出するための
ニヤエンド検出器24が支軸25を中心として回動可能
に取り付けられている。これは、本プリンタの設置角度
を変える場合、それに合わせて、ニヤエンド検出器24
を最適位置にするためである。例えば、図1に示すよう
に、本体フレーム10の底面28を下にして設置する場
合、ニヤエンド検出器24のアクチュエータ26はフレ
ーム本体10に設けられた穴32aに入り込む位置に固
定される。一方、本体フレーム10の背面29を下にし
て設置する場合、アクチュエータ26は穴32bに入り
込む位置に固定される。
【0032】本体フレーム13の左右の側面には後述す
る印字ヘッド39及びヘッド押圧板41を支持する支持
溝部50が設けられている。
【0033】図4は、プリンタ機構8の側断面図であっ
て、ロール紙ホルダ17に記録紙Sが保持され、紙送り
している状態を示している。図4は記録紙Sが大径の状
態を示しており、紙送りされて、記録紙Sが小径になっ
ていくと記録紙Sは溝部38に落ち込むようになる。そ
して、前述したニヤエンド検出器24によって、記録紙
Sが小径になったことを検出する。
【0034】記録紙Sはプラテン18と、印字ヘッド3
9に挟持されプラテン18が回転するとその摩擦力で紙
送りされる。印字ヘッド39の両側面にはヘッド支軸4
0が設けられ、ヘッド支軸40は本体フレーム13に設
けられた支持溝部50の一部に支持されている。印字ヘ
ッド39の背面はバネ42により、プラテン18方向に
付勢されている。バネ42はヘッド押圧板41に固定さ
れており、ヘッド押圧板42は本体フレーム13に設け
られた支持溝部50の一部に支持されている。
【0035】印字ヘッド39の発熱体位置43はプラテ
ン18と印字ヘッド39のほぼ接点になるように位置し
ている。印字ヘッド39の発熱体位置43の下流側の部
分には案内斜面部45が設けられている。一方、カバー
フレーム10には、カッタ部へ記録紙Sを導く導入部4
7が印字ヘッド39の案内斜面部45に対向するように
設けられている。印字ヘッド39を通過した記録紙Sは
可動刃32と固定刃33の間を通り、矢印D方向へ排出
される。印字ヘッド39にはコネクタ46が具備されて
おり、本プリンタを制御する主回路基板(図示せず)と
FFC等によって接続される。
【0036】以上、本実施例のプリンタ全体の基本構成
について概略を説明した。本願ではプリンタの紙送りロ
ーラとしての機能を有するプラテン18がカバーフレー
ム10に回転可能に支持されており、本体フレーム13
に設けられた溝部21にプラテン軸受20が当接するこ
とによって、プラテン18が所望する位置に位置決めさ
れることを特徴としている。その手段として、前述した
ように、印字ヘッド39によって付勢される力の方向
が、カバーフレーム10を閉じる方向に設定している
が、更にそのことに加えて、プラテン18に動力を伝達
する動力伝達手段もカバーフレーム10を閉じる方向に
力を付勢していることを特徴としている。このことにつ
いて、次の図5を用いて説明する。
【0037】図5は本プリンタ機構8の左側面図であ
り、紙送りモータ23からの動力は紙送り伝達歯車22
を介して、プラテン歯車19へと伝達される。紙送りモ
ータ23を反時計方向の正方向に回転させると、紙送り
伝達歯車22からプラテン歯車19が伝達される力の方
向は、歯車の圧力角をaとすると、図中の矢印Fとな
る。カバーフレーム10は支軸14を中心に回動可能で
あるため、力Fの分力の矢印F2の力がカバーフレーム
10を閉じる方向に働く。
【0038】このように本プリンタでは、紙送りモータ
23が正回転すれば、カバーフレーム10が閉じる方向
に力を付勢する。このため、カバーフレーム10を閉じ
た状態がたとえ不完全で、当接位置までしっかり閉じら
れていない場合でも、プリンタの紙送りがはじまると、
自動的にカバーフレーム10は伝達歯車22によって、
下方向に力を受け、確実に閉じることになる。尚、カバ
ーフレーム10の回動支点となる支軸穴は長穴になって
おり、部品精度にバラツキがあっても、左右のプラテン
軸受20は両方共、本体フレーム13に設けられた左右
の溝部21にそれぞれ隙間無く当接し、正しく位置決め
され、カバーフレーム10はプラテン軸受20の位置に
ならって微動できる機構になっている。
【0039】このように、本プリンタでは、記録紙をプ
リンタの出口方向へ搬送する正方向に紙送りする時に、
プラテン18を所望する位置へ付勢するように力が作用
する為、たとえ、オペレータが不注意等により、カバー
フレーム10を完全に閉めていない状態であっても、プ
ラテン18は所望する最適位置に補正され、優れた印字
品質を得ることができる。本発明では、実施例で示した
ように、プリンタの筐体部分にロール紙を収納し、カバ
ー部材(実施例でのカバーフレーム10)を閉じること
で、紙送りローラ(実施例でのプラテン18)にロール
紙を挟持するようなプリンタにとって特に有効な技術で
ある。
【0040】上述したように、本プリンタでは、通常使
用時にはカバーフレーム10に下向きの力が働く為、従
来のプリンタのようにカバーフレーム10をプリンタ本
体に係止しておくロック機構を必要としないという特徴
もあり、プリンタのコストダウンに有効である。
【0041】さて、本プリンタではカバーを開ける時
に、図3で示すように、オープンボタン7を下に押して
開けると説明したが、本発明では従来必要であったロッ
ク機構が不要になるため、ロック機構を設けないことも
できる。このことは、プリンタのコストダウンになるこ
とはもちろんであるが、更に、操作のフールプルーフに
なるという効果もある。
【0042】即ち、必ずしも、オープンボタン7を押さ
なくても、オペレータが強引にカバーを開けることが可
能になる。従来のプリンタでは、オペレータが誤って、
ロック機構が働いているにも係わらず、強引にカバーを
開けようとすると、ロック機構の一部等を破損させるこ
とがあった。本発明ではそのような従来の問題を解決す
ることにもなる。
【0043】但し本実施例では、紙の逆送りをするとい
う別の理由からロック機構を付与したプリンタの例を述
べている。本実施例ではカッタ機構の固定刃33を覆い
隠すブレードシャッタ34を必要とするため、このブレ
ードシャッタ34を利用して、カバーフレーム10のロ
ック機構を設けている。このロック機構について、図6
及び図7を用いて以下に説明する。
【0044】図6はカバーフレーム10を閉じた状態を
示しており、係止軸48の下方には係止部49がが位置
され、カバーオープンレバー9はカバーフレーム10と
ほぼ平行となる位置で止まるように構成されている。本
プリンタでは正方向に紙送りすると、カバーフレーム1
0には閉じる方向に力が付勢されが、一方、逆方向に紙
送りをすると、カバーフレーム10には開く方向に力が
付勢されることになり、プラテン18の位置がずれてし
まう場合がある。
【0045】よって、逆方向送りをするようなプリンタ
の場合は、ロック機構が必要となってくる。本実施例で
提示したロック機構は、このような課題を解決するため
のものであり、単純にロック機構の働きのみをする部材
を設けるのでは無く、カッタ機構の一部をロック機構と
して利用している。
【0046】これに対し、カバーフレーム10を開いた
状態にするには、図7に示すように、カバーオープンレ
バー9を時計回りの方向に回転させる。その結果カバー
オープンレバー9の突き当て部9aがブレードシャッタ
34の連結部34aに突き当たり、ブレードシャッタ3
4は支軸34bを支点にして時計方向に回転し、係止部
49が係止軸48から外れ、本体フレーム13とカバー
フレーム10とのロック機構が解除される。更に、カバ
ーオープンレバー9の突き当て部9aが、ブレードシャ
ッタ34を押し上げると、ブレードシャッタ34が取り
付けられたカバーフレーム10自体が上方に押し上げら
れ、カバーフレーム10が開く。
【0047】ところで、小型で、重量の軽いプリンタで
は、レバーを回すことによって、プリンタ自体が設置位
置から動いてしまったり、プリンタ自体を持ち上げてし
まう場合があり、操作は、やり難い場合がある。そこ
で、本プリンタでは、図3に示すように、カバーオープ
ンレバー9と係合するオープンボタン7を設けて、オー
プンボタン7を下方に押すことによってカバーを開ける
操作を行うように構成されている。ボタンを上から下に
押すという操作はプリンタの重量に関係なく操作し易い
という長所がある。
【0048】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1記載の発明
によれば、プリンタフレームに開閉可能に配置された開
閉部材と、駆動源によって紙送り時のみ回転されるもの
で、プリンタフレームに配置された紙送り駆動歯車と、
開閉部材に回転可能に配置され、記録紙を搬送する紙送
りローラと、紙送りローラを回転するもので開閉部材に
配置され、開閉部材がプリンタフレームに対し閉じられ
た場合に、紙送り駆動歯車と噛合する紙送り伝え歯車
と、紙送り伝え歯車を回転させる場合、紙送り歯車が紙
送り伝え歯車を回転させる伝達荷重は、開閉部材を閉じ
るモーメントを発生する方向に作用するために、開閉部
材が閉じられ方が不完全であっても、紙送りと共に、開
閉部材は確実に閉じられ、紙送りローラは所定の場所に
位置することとなる。その結果、紙送りローラの位置精
度が良好であれば、印字品質、紙送り特性の優れたプリ
ンタが得られるとともに、従来必要であった開閉部材の
係止手段が不要となりプリンタのコストダウンになり、
さらに、強引に開閉部材を開けて係止手段を破損するこ
とは無い。
【0049】また、請求項2記載の発明のように、紙送
りローラを圧接するもので且つ、紙送りローラと接離可
能な圧接部材とを有し、圧接部材は、開閉部材を閉じる
モーメントを発生する方向に付勢するので、請求項1の
効果、及びその信頼性は更に向上する。
【0050】更に、請求項3記載の発明のように、開閉
部材は、プリンタの記録紙を収納する収納部のカバー部
材であるので、カバー部材を閉じることによって、記録
紙は紙送りローラと、圧接部材に挟持される構成のため
に、記録紙の装着は極めて容易になる。また、請求項
1、2記載の発明は操作性の改善と関係しており、請求
項3記載のような紙装着の容易なことを特徴とするプリ
ンタに適応することが、特に有効である。
【0051】又更に、請求項4記載のように、圧接部材
は、記録紙を紙送りローラ押圧する紙送りローラ若しく
は発熱手段を有したサーマルヘッドであるので、部品の
兼用により、廉価で小型化なプリンタを提供することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプリンタの一実施例の内部構成を
示す斜視図で、カバーフレームを開けた状態を示すもの
である。
【図2】同実施例の内部構成を示す斜視図で、カバーフ
レームを閉じた状態を示すものである。
【図3】同実施例の外観構成を示す斜視図である。
【図4】同実施例の内部構成を示す側断面図である。
【図5】同実施例の左側面図である。
【図6】同実施例のカバーフレームを閉じた状態を示す
要部側面図である。
【図7】同実施例のカバーフレームを開ける途中状態を
示す要部側面図である。
【図8】従来技術を用いたファクシミリの外観斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 プリンタ 5 上部カバー 8 プリンタ機構 9 カバーオープンレバー 10 カバーフレーム 11 オートカッタユニット 13 本体フレーム 16 中継基板 17 ロール紙ホルダ 18 プラテン 19 プラテン歯車 20 プラテン軸受 21 溝部 22 伝達歯車 23 紙送りモータ 39 印字ヘッド 40 ヘッド支軸 41 ヘッド押圧板 42 バネ 43 発熱体位置 45 案内斜面部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中嶋 聡 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 松本 義治 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリンタフレームに開閉可能に配置され
    た開閉部材と、 駆動源によって紙送り時のみ回転されるもので、前記プ
    リンタフレームに配置された紙送り駆動歯車と、 前記開閉部材に回転可能に配置され、記録紙を搬送する
    紙送りローラと、 前記紙送りローラを回転するもので前記開閉部材に配置
    され、前記開閉部材が前記プリンタフレームに対し閉じ
    られた場合に、前記紙送り駆動歯車と噛合する紙送り伝
    え歯車と、 前記紙送り伝え歯車を回転させる場合、前記紙送り歯車
    が前記紙送り伝え歯車を回転させる伝達荷重は、前記開
    閉部材を閉じるモーメントを発生する方向に作用するこ
    とを特徴とするプリンタ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のプリンタは、前記紙送り
    ローラを圧接するもので且つ、前記紙送りローラと接離
    可能な圧接部材とを有し、前記圧接部材は、前記開閉部
    材を閉じるモーメントを発生する方向に付勢することを
    特徴とするプリンタ。
  3. 【請求項3】 前記開閉部材は、前記プリンタの前記記
    録紙を収納する収納部のカバー部材であることを特徴と
    する請求項1記載のプリンタ。
  4. 【請求項4】 前記圧接部材は、前記記録紙を前記紙送
    りローラ押圧する紙送りローラ若しくは発熱手段を有し
    たサーマルヘッドであることを特徴とする請求項2記載
    のプリンタ。
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