JPH09241436A - 加硫性ゴム組成物 - Google Patents
加硫性ゴム組成物Info
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- JPH09241436A JPH09241436A JP7818596A JP7818596A JPH09241436A JP H09241436 A JPH09241436 A JP H09241436A JP 7818596 A JP7818596 A JP 7818596A JP 7818596 A JP7818596 A JP 7818596A JP H09241436 A JPH09241436 A JP H09241436A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 強度特性とともに押し出し特性に優れた加硫
性ゴム組成物を提供する。 【解決手段】 (a)重合体鎖中の共役ジエン単位の含
有量が30重量%以下であるエチレン性不飽和ニトリル
−共役ジエン系高飽和共重合体ゴム10〜40重量%と
エチレン−α−オレフィン系共重合体ゴム90〜60重
量%とからなるポリマー成分100重量部に対して、
(b)エチレン系不飽和カルボン酸の金属塩10〜80
重量部、および(c)有機過酸化物0.2〜10重量
部、および(d)比表面積比1.00〜1.30のシリ
カ20〜80重量部を配合してなることを特徴とする加
硫性ゴム組成物。
性ゴム組成物を提供する。 【解決手段】 (a)重合体鎖中の共役ジエン単位の含
有量が30重量%以下であるエチレン性不飽和ニトリル
−共役ジエン系高飽和共重合体ゴム10〜40重量%と
エチレン−α−オレフィン系共重合体ゴム90〜60重
量%とからなるポリマー成分100重量部に対して、
(b)エチレン系不飽和カルボン酸の金属塩10〜80
重量部、および(c)有機過酸化物0.2〜10重量
部、および(d)比表面積比1.00〜1.30のシリ
カ20〜80重量部を配合してなることを特徴とする加
硫性ゴム組成物。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エチレン性不飽和
ニトリル−共役ジエン系高飽和共重合体ゴムとエチレン
−α−オレフィン系共重合体ゴムを含有する加硫性ゴム
組成物に関し、さらに詳しくは、強度特性と押出加工性
に優れた加硫ゴムを与える加硫性ゴム組成物に関する。
ニトリル−共役ジエン系高飽和共重合体ゴムとエチレン
−α−オレフィン系共重合体ゴムを含有する加硫性ゴム
組成物に関し、さらに詳しくは、強度特性と押出加工性
に優れた加硫ゴムを与える加硫性ゴム組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】水素化アクリロニトリル−ブタジエン共
重合体ゴムなどのエチレン性不飽和ニトリル−共役ジエ
ン系高飽和共重合体ゴムは、耐油性や耐熱性に優れたゴ
ムとして知られている。そして、このエチレン性不飽和
ニトリル−共役ジエン系高飽和共重合体ゴムに、ジメタ
クリル酸亜鉛などのエチレン性不飽和カルボン酸の金属
塩を配合し、有機過酸化物で架橋すると、優れた強度特
性を有する加硫ゴムが得られることが知られている(例
えば、特開昭63−270753号公報、特開平1−3
06440号公報、特開平1−306444号公報)。
重合体ゴムなどのエチレン性不飽和ニトリル−共役ジエ
ン系高飽和共重合体ゴムは、耐油性や耐熱性に優れたゴ
ムとして知られている。そして、このエチレン性不飽和
ニトリル−共役ジエン系高飽和共重合体ゴムに、ジメタ
クリル酸亜鉛などのエチレン性不飽和カルボン酸の金属
塩を配合し、有機過酸化物で架橋すると、優れた強度特
性を有する加硫ゴムが得られることが知られている(例
えば、特開昭63−270753号公報、特開平1−3
06440号公報、特開平1−306444号公報)。
【0003】また、本発明者らは、エチレン性不飽和ニ
トリル−共役ジエン系高飽和共重合体ゴムとポリエチレ
ン系ポリマーからなるポリマー成分に、エチレン系不飽
和カルボン酸の金属塩および有機過酸化物を配合した加
硫性ゴム組成物が、耐オゾン性に優れていると共に、永
久伸びが小さく、耐寒性および強度特性に優れた加硫ゴ
ムを与えることができることを見出し、既に報告した
(特開平5−271475号、特開平6−207050
号)。
トリル−共役ジエン系高飽和共重合体ゴムとポリエチレ
ン系ポリマーからなるポリマー成分に、エチレン系不飽
和カルボン酸の金属塩および有機過酸化物を配合した加
硫性ゴム組成物が、耐オゾン性に優れていると共に、永
久伸びが小さく、耐寒性および強度特性に優れた加硫ゴ
ムを与えることができることを見出し、既に報告した
(特開平5−271475号、特開平6−207050
号)。
【0004】上記組成物は強度特性に優れるものの、押
し出し特性には改良すべき問題を有している。従って、
例えば、ガスケットなどのように成形に際して良好な押
し出し特性が要求される用途には展開が困難であった。
し出し特性には改良すべき問題を有している。従って、
例えば、ガスケットなどのように成形に際して良好な押
し出し特性が要求される用途には展開が困難であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、強度
特性とともに押し出し特性に優れた加硫性ゴム組成物を
提供することにある。本発明者は鋭意研究の結果、エチ
レン性不飽和ニトリル−共役ジエン系共重合体ゴムとエ
チレン−α−オレフィン系共重合体ゴムとを基本成分と
し、これにエチレン系不飽和カルボン酸金属塩と有機過
酸化物を配合してなる加硫性ゴム組成物に、さらに、特
定の比表面積を有するシリカを特定量配合することによ
って、この加硫性ゴム組成物の押し出し特性が改良され
ることを見出し、この知見に基づき、本発明を完成する
に到った。
特性とともに押し出し特性に優れた加硫性ゴム組成物を
提供することにある。本発明者は鋭意研究の結果、エチ
レン性不飽和ニトリル−共役ジエン系共重合体ゴムとエ
チレン−α−オレフィン系共重合体ゴムとを基本成分と
し、これにエチレン系不飽和カルボン酸金属塩と有機過
酸化物を配合してなる加硫性ゴム組成物に、さらに、特
定の比表面積を有するシリカを特定量配合することによ
って、この加硫性ゴム組成物の押し出し特性が改良され
ることを見出し、この知見に基づき、本発明を完成する
に到った。
【0006】
【課題を解決するための手段】かくして本発明によれ
ば、(a)重合体鎖中の共役ジエン単位の含有量が30
重量%以下であるエチレン性不飽和ニトリル−共役ジエ
ン系高飽和共重合体ゴム10〜40重量%とエチレン−
α−オレフィン系共重合体ゴム90〜60重量%とから
なりポリマー成分100重量部に対して、(b)エチレ
ン系不飽和カルボン酸の金属塩10〜80重量部、およ
び(c)有機過酸化物0.2〜10重量部、および
(d)窒素吸着比表面積(BET法)が50〜400m
2/gのシリカ20〜80重量部を配合してなることを
特徴とする加硫性ゴム組成物が提供される。
ば、(a)重合体鎖中の共役ジエン単位の含有量が30
重量%以下であるエチレン性不飽和ニトリル−共役ジエ
ン系高飽和共重合体ゴム10〜40重量%とエチレン−
α−オレフィン系共重合体ゴム90〜60重量%とから
なりポリマー成分100重量部に対して、(b)エチレ
ン系不飽和カルボン酸の金属塩10〜80重量部、およ
び(c)有機過酸化物0.2〜10重量部、および
(d)窒素吸着比表面積(BET法)が50〜400m
2/gのシリカ20〜80重量部を配合してなることを
特徴とする加硫性ゴム組成物が提供される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳述する。 (エチレン性不飽和ニトリル−共役ジエン系高飽和共重
合体ゴム)本発明で使用されるエチレン性不飽和ニトリ
ル−共役ジエン系高飽和共重合体ゴムは、アクリロニト
リル、メタクリロニトリル、α−クロロアクリロニトリ
ルなどのエチレン性不飽和ニトリルと、1,3−ブタジ
エン、イソプレン、1,3−ペンタジエン、2,3−ジ
メチル−1,3−ブタジエンなどの共役ジエンとの共重
合体ゴムの共役ジエン単位を水素化したゴム、または、
上記の2種の単量体およびこれと共重合可能な単量体、
例えば、ビニル芳香族化合物、(メタ)アクリル酸、ア
ルキル(メタ)アクリレート、アルコキシアルキル(メ
タ)アクリレート、シアノアルキル(メタ)アクリレー
トなどの少なくとも1種との多元共重合体ゴムの共役ジ
エン単位を水素化したゴムである。
合体ゴム)本発明で使用されるエチレン性不飽和ニトリ
ル−共役ジエン系高飽和共重合体ゴムは、アクリロニト
リル、メタクリロニトリル、α−クロロアクリロニトリ
ルなどのエチレン性不飽和ニトリルと、1,3−ブタジ
エン、イソプレン、1,3−ペンタジエン、2,3−ジ
メチル−1,3−ブタジエンなどの共役ジエンとの共重
合体ゴムの共役ジエン単位を水素化したゴム、または、
上記の2種の単量体およびこれと共重合可能な単量体、
例えば、ビニル芳香族化合物、(メタ)アクリル酸、ア
ルキル(メタ)アクリレート、アルコキシアルキル(メ
タ)アクリレート、シアノアルキル(メタ)アクリレー
トなどの少なくとも1種との多元共重合体ゴムの共役ジ
エン単位を水素化したゴムである。
【0008】エチレン性不飽和ニトリル−共役ジエン系
高飽和共重合体ゴムは、エチレン性不飽和ニトリル単量
体単位を通常10〜60重量%の割合で含み、共役ジエ
ン単位の部分水素化等の手段によって共役ジエン単位の
含有量を30重量%以下としたものである。エチレン性
不飽和ニトリル単量体単位の含有量が10重量%未満で
は耐油性が十分ではなく、逆に、60重量%を越えると
弾性が低下するので好ましくない。共役ジエン単位の含
有量が30重量%を越えると、強度特性が低下する。こ
のエチレン性不飽和ニトリル−共役ジエン系高飽和共重
合体ゴムのムーニー粘度は通常20〜110の範囲であ
る。
高飽和共重合体ゴムは、エチレン性不飽和ニトリル単量
体単位を通常10〜60重量%の割合で含み、共役ジエ
ン単位の部分水素化等の手段によって共役ジエン単位の
含有量を30重量%以下としたものである。エチレン性
不飽和ニトリル単量体単位の含有量が10重量%未満で
は耐油性が十分ではなく、逆に、60重量%を越えると
弾性が低下するので好ましくない。共役ジエン単位の含
有量が30重量%を越えると、強度特性が低下する。こ
のエチレン性不飽和ニトリル−共役ジエン系高飽和共重
合体ゴムのムーニー粘度は通常20〜110の範囲であ
る。
【0009】このエチレン性不飽和ニトリル−共役ジエ
ン系高飽和共重合体ゴムの具体例としては、水素化アク
リロニトリル−ブタジエン共重合体ゴム、水素化アクリ
ロニトリル−イソプレン共重合体ゴム、水素化アクリロ
ニトリル−ブタジエン−アクリレート共重合体ゴム、水
素化アクリロニトリル−ブタジエン−アクリレート−メ
タクリル酸共重合体ゴムなどを挙げることができる。
ン系高飽和共重合体ゴムの具体例としては、水素化アク
リロニトリル−ブタジエン共重合体ゴム、水素化アクリ
ロニトリル−イソプレン共重合体ゴム、水素化アクリロ
ニトリル−ブタジエン−アクリレート共重合体ゴム、水
素化アクリロニトリル−ブタジエン−アクリレート−メ
タクリル酸共重合体ゴムなどを挙げることができる。
【0010】(エチレン−α−オレフィン系共重合体ゴ
ム)本発明で使用するエチレン−α−オレフィン系共重
合体ゴムとしては、エチレンとα−オレフィンとの二元
共重合体、エチレンとα−オレフィンと非共役ジエンと
の三元共重合体などを挙げることができる。α−オレフ
ィンとしては、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテ
ン、1−ヘキセン等の炭素数3〜6の少なくとも1種の
α−オレフィンが好ましい。エチレンとα−オレフィン
との重量比は、通常、90:10〜20:80である。
ム)本発明で使用するエチレン−α−オレフィン系共重
合体ゴムとしては、エチレンとα−オレフィンとの二元
共重合体、エチレンとα−オレフィンと非共役ジエンと
の三元共重合体などを挙げることができる。α−オレフ
ィンとしては、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテ
ン、1−ヘキセン等の炭素数3〜6の少なくとも1種の
α−オレフィンが好ましい。エチレンとα−オレフィン
との重量比は、通常、90:10〜20:80である。
【0011】非共役ジエンとしては、例えば、ジシクロ
ペンタジエン、メチルテトラヒドロインデン、メチレン
ノルボルネン、5−エチリデン−2−ノルボルネン(以
下、ENBと略記する)、1,4−ヘキサジエンなどを
挙げることができるが、これらの中でも、ENBおよび
ジシクロペンタジエンが好ましい。これらの非共役ジエ
ンは、通常10モル%以下の範囲で使用する。
ペンタジエン、メチルテトラヒドロインデン、メチレン
ノルボルネン、5−エチリデン−2−ノルボルネン(以
下、ENBと略記する)、1,4−ヘキサジエンなどを
挙げることができるが、これらの中でも、ENBおよび
ジシクロペンタジエンが好ましい。これらの非共役ジエ
ンは、通常10モル%以下の範囲で使用する。
【0012】本発明で用いるエチレン−α−オレフィン
系共重合体の具体例としては、エチレン−プロピレン共
重合体、エチレン−1−ブテン共重合体、エチレン−プ
ロピレン−ENB三元共重合体、これらのブレンド物な
どが挙げられる。なお、本発明の目的を損なわない範囲
において、アクリレートなどの他の共重合性モノマーを
少量共重合せしめてもよい。
系共重合体の具体例としては、エチレン−プロピレン共
重合体、エチレン−1−ブテン共重合体、エチレン−プ
ロピレン−ENB三元共重合体、これらのブレンド物な
どが挙げられる。なお、本発明の目的を損なわない範囲
において、アクリレートなどの他の共重合性モノマーを
少量共重合せしめてもよい。
【0013】(ゴムのブレンド比)本発明では、ポリマ
ー成分として、エチレン性不飽和ニトリル−共役ジエン
系高飽和共重合体ゴムとエチレン−α−オレフィン系共
重合体ゴムとのブレンド物を使用する。両者の使用割合
は、エチレン性不飽和ニトリル−共役ジエン系高飽和共
重合体ゴムが10〜40重量%、好ましくは10〜35
重量%で、エチレン−α−オレフィン系共重合体ゴムが
90〜60重量%、好ましくは90〜65重量%であ
る。エチレン性不飽和ニトリル−共役ジエン系高飽和共
重合体ゴムの使用割合が大きくなると、強度特性が改善
されるものの耐寒性が低下し、逆に、小さ過ぎると、強
度特性が低下する。一方、エチレン−α−オレフィン系
共重合体ゴムの使用割り合いが小さ過ぎると、耐寒性が
向上せず、耐オゾン性も低下する。上記使用割合の範囲
内において、耐オゾン性、耐寒性、および強度特性のい
ずれもが改善される。
ー成分として、エチレン性不飽和ニトリル−共役ジエン
系高飽和共重合体ゴムとエチレン−α−オレフィン系共
重合体ゴムとのブレンド物を使用する。両者の使用割合
は、エチレン性不飽和ニトリル−共役ジエン系高飽和共
重合体ゴムが10〜40重量%、好ましくは10〜35
重量%で、エチレン−α−オレフィン系共重合体ゴムが
90〜60重量%、好ましくは90〜65重量%であ
る。エチレン性不飽和ニトリル−共役ジエン系高飽和共
重合体ゴムの使用割合が大きくなると、強度特性が改善
されるものの耐寒性が低下し、逆に、小さ過ぎると、強
度特性が低下する。一方、エチレン−α−オレフィン系
共重合体ゴムの使用割り合いが小さ過ぎると、耐寒性が
向上せず、耐オゾン性も低下する。上記使用割合の範囲
内において、耐オゾン性、耐寒性、および強度特性のい
ずれもが改善される。
【0014】(エチレン性不飽和カルボン酸の金属塩)
本発明で使用されるエチレン性不飽和カルボン酸の金属
塩は、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン
酸、3−ブテン酸などの不飽和モノカルボン酸;マレイ
ン酸、フマル酸、イタコン酸などの不飽和ジカルボン
酸;マレイン酸モノメチル、マレイン酸モノエチル、イ
タコン酸モノエチルなどの不飽和ジカルボン酸のモノエ
ステル、前記以外の不飽和多価カルボン酸および少なく
とも一価のフリーのカルボキシル基を残した不飽和多価
カルボン酸のエステルなどの少なくとも一種の金属塩で
ある。金属としては、上記のエチレン性不飽和カルボン
酸と塩を形成するものであれば特に制限されないが、亜
鉛、マグネシウム、カルシウムおよびアルミニウムが特
に適している。
本発明で使用されるエチレン性不飽和カルボン酸の金属
塩は、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン
酸、3−ブテン酸などの不飽和モノカルボン酸;マレイ
ン酸、フマル酸、イタコン酸などの不飽和ジカルボン
酸;マレイン酸モノメチル、マレイン酸モノエチル、イ
タコン酸モノエチルなどの不飽和ジカルボン酸のモノエ
ステル、前記以外の不飽和多価カルボン酸および少なく
とも一価のフリーのカルボキシル基を残した不飽和多価
カルボン酸のエステルなどの少なくとも一種の金属塩で
ある。金属としては、上記のエチレン性不飽和カルボン
酸と塩を形成するものであれば特に制限されないが、亜
鉛、マグネシウム、カルシウムおよびアルミニウムが特
に適している。
【0015】これらのエチレン性不飽和カルボン酸の金
属塩は、金属塩の形態で配合してもよいが、ポリマー成
分に、エチレン性不飽和カルボン酸と前記金属の酸化
物、水酸化物または炭酸塩などの金属化合物を添加し、
加硫性ゴム組成物の製造時にポリマー中で両者を反応さ
せて、in situで金属塩を生成させる方法によっ
てもよい。ただし、これらの化合物や金属塩を使用する
時は、粗大粒子を除去したもの、すなわち風力分級機な
どにより分級し、粒子径20μm以上の粒子の含有量を
5%以下としたものが好ましい。
属塩は、金属塩の形態で配合してもよいが、ポリマー成
分に、エチレン性不飽和カルボン酸と前記金属の酸化
物、水酸化物または炭酸塩などの金属化合物を添加し、
加硫性ゴム組成物の製造時にポリマー中で両者を反応さ
せて、in situで金属塩を生成させる方法によっ
てもよい。ただし、これらの化合物や金属塩を使用する
時は、粗大粒子を除去したもの、すなわち風力分級機な
どにより分級し、粒子径20μm以上の粒子の含有量を
5%以下としたものが好ましい。
【0016】これらのエチレン性不飽和カルボン酸の金
属塩の中でも、物性および入手の容易さから、特にメタ
クリル酸の亜鉛塩が好ましい。メタクリル酸の亜鉛塩を
使用する場合には、メタクリル酸1モルに対して、酸化
亜鉛、炭酸亜鉛などの亜鉛化合物を0.5〜3.2モ
ル、好ましくは0.5〜2.5モルの範囲内で反応させ
て得たものが望ましい。
属塩の中でも、物性および入手の容易さから、特にメタ
クリル酸の亜鉛塩が好ましい。メタクリル酸の亜鉛塩を
使用する場合には、メタクリル酸1モルに対して、酸化
亜鉛、炭酸亜鉛などの亜鉛化合物を0.5〜3.2モ
ル、好ましくは0.5〜2.5モルの範囲内で反応させ
て得たものが望ましい。
【0017】エチレン性不飽和カルボン酸の金属塩の使
用割合は、ポリマー成分〔エチレン性不飽和ニトリル−
共役ジエン系高飽和共重合体ゴムとエチレン−α−オレ
フィン系高重合体ゴムとの合計〕100重量部に対し、
10〜80重量部、好ましくは15〜80重量部、より
好ましくは25〜70重量部である。この割合が10重
量部未満では目的とする強度が得られず、80重量部を
越えると混練が困難となる。
用割合は、ポリマー成分〔エチレン性不飽和ニトリル−
共役ジエン系高飽和共重合体ゴムとエチレン−α−オレ
フィン系高重合体ゴムとの合計〕100重量部に対し、
10〜80重量部、好ましくは15〜80重量部、より
好ましくは25〜70重量部である。この割合が10重
量部未満では目的とする強度が得られず、80重量部を
越えると混練が困難となる。
【0018】(有機過酸化物)本発明で使用される有機
過酸化物としては、通常のゴムの過酸化物加硫に使用さ
れるものを用いることができる。具体例としては、ジク
ミルパーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオキサイド、
t−ブチルクミルパーオキサイド、ベンゾイルパーオキ
サイド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパ
ーオキシ)ヘキシン−3,2,5−ジメチル−2,5−
ジ(ベンゾイルパーオキシ)ヘキサン、2,5−ジメチ
ル−2,5−モノ(t−ブチルパーオキシ)−ヘキサ
ン、α,α′−ビス(t−ブチルパーオキシ−m−イソ
プロピル)ベンゼンなどが挙げられる。これらの有機過
酸化物は、それぞれ単独で、または2種類以上を組み合
わせて使用される。混練時にスコーチしないように、で
きるだけ分解温度の高い有機過酸化物を用いることが好
ましい。有機過酸化物の使用割合は、ポリマー100重
量部に対して、0.2〜10重量部、好ましくは0.4
〜8重量部である。この割合が0.2重量部未満である
か、または10重量部を越えると高強度で物性の良好な
加硫ゴムを得ることができない。
過酸化物としては、通常のゴムの過酸化物加硫に使用さ
れるものを用いることができる。具体例としては、ジク
ミルパーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオキサイド、
t−ブチルクミルパーオキサイド、ベンゾイルパーオキ
サイド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパ
ーオキシ)ヘキシン−3,2,5−ジメチル−2,5−
ジ(ベンゾイルパーオキシ)ヘキサン、2,5−ジメチ
ル−2,5−モノ(t−ブチルパーオキシ)−ヘキサ
ン、α,α′−ビス(t−ブチルパーオキシ−m−イソ
プロピル)ベンゼンなどが挙げられる。これらの有機過
酸化物は、それぞれ単独で、または2種類以上を組み合
わせて使用される。混練時にスコーチしないように、で
きるだけ分解温度の高い有機過酸化物を用いることが好
ましい。有機過酸化物の使用割合は、ポリマー100重
量部に対して、0.2〜10重量部、好ましくは0.4
〜8重量部である。この割合が0.2重量部未満である
か、または10重量部を越えると高強度で物性の良好な
加硫ゴムを得ることができない。
【0019】(シリカ)本発明で使用されるシリカは、
通常その一次粒径が10〜50nmの微細子けい酸また
はけい酸塩であって、超微細なかさ高い白色粉末であ
る。シリカの製法に基づく区分としては、特に制限はな
いが、例えば、乾式法ホワイトカーボン、湿式法ホワイ
トカーボン、コロイダルシリカ、特開昭62−6283
8号公報に開示される沈降シリカなどが挙げられる。こ
れらの中でも、含水ケイ酸を主成分とする湿式法ホワイ
トカーボンが特に好ましい。これらのシリカは、それぞ
れ単独で、または2種以上を組み合わせて用いることが
できる。
通常その一次粒径が10〜50nmの微細子けい酸また
はけい酸塩であって、超微細なかさ高い白色粉末であ
る。シリカの製法に基づく区分としては、特に制限はな
いが、例えば、乾式法ホワイトカーボン、湿式法ホワイ
トカーボン、コロイダルシリカ、特開昭62−6283
8号公報に開示される沈降シリカなどが挙げられる。こ
れらの中でも、含水ケイ酸を主成分とする湿式法ホワイ
トカーボンが特に好ましい。これらのシリカは、それぞ
れ単独で、または2種以上を組み合わせて用いることが
できる。
【0020】シリカの比表面積は、窒素吸着比表面積
(BET法)が50〜400m2 /gである。特に本発
明においては、CTAB吸着比表面積が50〜250m
2 /gであって、窒素吸着比表面積(BET法)とCT
AB吸着比表面積との比が1.00〜1.30のものを
用いると良好で且つバランスのとれた押し出し特性と強
度特性を有する加硫性ゴム組成物が得られるので好まし
い。。この超微細なかさ高いシリカの配合量は、エチレ
ン性不飽和ニトリル−共役ジエン高飽和共重合体ゴムと
エチレン−α−オレフィン系共重合体ゴムとの合計10
0重量部に対して20〜80重量部である。配合量がこ
の範囲より少ないと強度特性に優るが押し出し特性が極
端に低下する。逆に、配合量がこの範囲より多いと強度
特性が大きく低下し、押し出し特性も良好でない。
(BET法)が50〜400m2 /gである。特に本発
明においては、CTAB吸着比表面積が50〜250m
2 /gであって、窒素吸着比表面積(BET法)とCT
AB吸着比表面積との比が1.00〜1.30のものを
用いると良好で且つバランスのとれた押し出し特性と強
度特性を有する加硫性ゴム組成物が得られるので好まし
い。。この超微細なかさ高いシリカの配合量は、エチレ
ン性不飽和ニトリル−共役ジエン高飽和共重合体ゴムと
エチレン−α−オレフィン系共重合体ゴムとの合計10
0重量部に対して20〜80重量部である。配合量がこ
の範囲より少ないと強度特性に優るが押し出し特性が極
端に低下する。逆に、配合量がこの範囲より多いと強度
特性が大きく低下し、押し出し特性も良好でない。
【0021】(その他の成分)本発明の加硫性ゴム組成
物には、前記の各成分とともに、カーボンブラック、シ
リカなどの補強剤;炭酸カルシウム、タルクなどの充填
剤;トリアリルイソシアヌレート、トリメチロールプロ
パントリメタクリレート、m−フェニレンビスマレイミ
ドなどの架橋助剤;安定剤、着色剤などの種々の薬剤を
必要に応じて適宜配合して使用することができる。ま
た、エチレンとα−オレフィンと非共役ジエンとの三元
共重合体を使用する場合には、硫黄加硫系を併用しても
よい。
物には、前記の各成分とともに、カーボンブラック、シ
リカなどの補強剤;炭酸カルシウム、タルクなどの充填
剤;トリアリルイソシアヌレート、トリメチロールプロ
パントリメタクリレート、m−フェニレンビスマレイミ
ドなどの架橋助剤;安定剤、着色剤などの種々の薬剤を
必要に応じて適宜配合して使用することができる。ま
た、エチレンとα−オレフィンと非共役ジエンとの三元
共重合体を使用する場合には、硫黄加硫系を併用しても
よい。
【0022】(加硫性ゴム組成物の製造方法)本発明の
加硫性ゴム組成物は、ロール、バンバリー、ニーダーな
どの通常の混合機を用い、各成分を混練して製造するこ
とができる。また、予め、エチレン性不飽和ニトリル−
共役ジエン系高飽和共重合体ゴムとエチレン系不飽和カ
ルボン酸の金属塩との混合物を調製し、次いで該混合物
とエチレン−α−オレフィン系共重合体ゴムおよびシリ
カとを混合すると加硫ゴムの引張強さ、伸びが顕著に改
善され、引張応力も向上する傾向を示す。エチレン性不
飽和ニトリル−共役ジエン系高飽和共重合体ゴムとエチ
レン系不飽和カルボン酸の金属塩との混合物にエチレン
−α−オレフィン系共重合体ゴムとシリカをブレンドす
るには、該混合物にエチレン−α−オレフィン系共重合
体ゴムとシリカを添加してもよく、また、エチレン−α
−オレフィン系共重合体とシリカとのブレンドに該混合
物を加えてもよい。
加硫性ゴム組成物は、ロール、バンバリー、ニーダーな
どの通常の混合機を用い、各成分を混練して製造するこ
とができる。また、予め、エチレン性不飽和ニトリル−
共役ジエン系高飽和共重合体ゴムとエチレン系不飽和カ
ルボン酸の金属塩との混合物を調製し、次いで該混合物
とエチレン−α−オレフィン系共重合体ゴムおよびシリ
カとを混合すると加硫ゴムの引張強さ、伸びが顕著に改
善され、引張応力も向上する傾向を示す。エチレン性不
飽和ニトリル−共役ジエン系高飽和共重合体ゴムとエチ
レン系不飽和カルボン酸の金属塩との混合物にエチレン
−α−オレフィン系共重合体ゴムとシリカをブレンドす
るには、該混合物にエチレン−α−オレフィン系共重合
体ゴムとシリカを添加してもよく、また、エチレン−α
−オレフィン系共重合体とシリカとのブレンドに該混合
物を加えてもよい。
【0023】有機過酸化物(d)は、通常、他の成分を
均一に混合した後、これらの混合物に添加して混合する
が、混練条件下で比較的安定な有機過酸化物について
は、任意の混合工程で添加してもよい。充填剤や安定
剤、架橋助剤のその他の任意成分は、必要に応じて、各
成分の混合工程のいずれかにおいて混合する。ただし、
エチレン系不飽和カルボン酸の金属塩の分散性を高める
ため、先ず、この金属塩とエチレン性不飽和ニトリル−
共役ジエン系高飽和共重合体ゴムのみの混合物を調製し
てから、その他の成分を混合することが望ましい。
均一に混合した後、これらの混合物に添加して混合する
が、混練条件下で比較的安定な有機過酸化物について
は、任意の混合工程で添加してもよい。充填剤や安定
剤、架橋助剤のその他の任意成分は、必要に応じて、各
成分の混合工程のいずれかにおいて混合する。ただし、
エチレン系不飽和カルボン酸の金属塩の分散性を高める
ため、先ず、この金属塩とエチレン性不飽和ニトリル−
共役ジエン系高飽和共重合体ゴムのみの混合物を調製し
てから、その他の成分を混合することが望ましい。
【0024】
【実施例】以下、本発明について、実施例および比較例
を挙げて具体的に説明するが、本発明は、これらの実施
例のみに限定されるものではない。なお、これらの実施
例および比較例において、部および%は特に断りのない
限り重量基準である。物性試験方法は、下記の通りであ
る。 (1)引張試験 JIS K−6301に準じて、加硫シートの引張試験
を行って、下記の物性を測定した。 (イ)引張強さ(TB :kgf/cm2 ) (ロ)破断時の伸び(EB :%) (2)硬さ(Hs ) JIS K−6301に準じて測定したJIS硬さA、
およびショア硬さ試験機Dによるショア硬さD(Sho
re D)。 (3)押し出し特性 ASTM D−2230−70に従ってガーベダイを用
いて押し出し特性を測定した。押し出し品のスウェル・
気泡、表面肌、コーナーおよびエッジのそれぞれについ
て官能検査を行い、結果を4段階表示で示した(4:最
良、1:最悪)。
を挙げて具体的に説明するが、本発明は、これらの実施
例のみに限定されるものではない。なお、これらの実施
例および比較例において、部および%は特に断りのない
限り重量基準である。物性試験方法は、下記の通りであ
る。 (1)引張試験 JIS K−6301に準じて、加硫シートの引張試験
を行って、下記の物性を測定した。 (イ)引張強さ(TB :kgf/cm2 ) (ロ)破断時の伸び(EB :%) (2)硬さ(Hs ) JIS K−6301に準じて測定したJIS硬さA、
およびショア硬さ試験機Dによるショア硬さD(Sho
re D)。 (3)押し出し特性 ASTM D−2230−70に従ってガーベダイを用
いて押し出し特性を測定した。押し出し品のスウェル・
気泡、表面肌、コーナーおよびエッジのそれぞれについ
て官能検査を行い、結果を4段階表示で示した(4:最
良、1:最悪)。
【0025】実施例1〜5、比較例1〜3 エチレン性不飽和ニトリル−共役ジエン系高飽和共重合
体ゴムとして水素化アクリロニトリル−ブタジエン共重
合体ゴム〔水素化NBR:水素化率約90%、ヨウ素価
28、アクリロニトリル含有量36%、ムーニー粘度
(ML1+4 、100℃)57.4〕を用い、エチレン−
α−オレフィン系共重合体ゴムとして下記のゴムを用い
た。 EPDM:エチレン−プロピレン−ジシクロペンタジエ
ン共重合体(エチレン55重量%、ジシクロペンタジエ
ン5重量%、ムーニー粘度45)
体ゴムとして水素化アクリロニトリル−ブタジエン共重
合体ゴム〔水素化NBR:水素化率約90%、ヨウ素価
28、アクリロニトリル含有量36%、ムーニー粘度
(ML1+4 、100℃)57.4〕を用い、エチレン−
α−オレフィン系共重合体ゴムとして下記のゴムを用い
た。 EPDM:エチレン−プロピレン−ジシクロペンタジエ
ン共重合体(エチレン55重量%、ジシクロペンタジエ
ン5重量%、ムーニー粘度45)
【0026】オープンミルを使用して、50〜60℃
で、水素化NBRとジメタクリル酸亜鉛とを先に混合
し、次いでEPDMを加えて混練した後、有機過酸化物
としてα,α′−ビス(t−ブチルパーオキシ−m−イ
ソプロピル)ベンゼン(純度40%)を添加して混練し
た。得られた加硫性ゴム組成物を加硫プレスにより17
0℃で20分間加硫して、厚さ2mmの加硫シートを得
た。この加硫シートから所定のダンベルを打ち抜いて試
験片とした。得られたシートの物性を測定し、その結果
を表1に示した。
で、水素化NBRとジメタクリル酸亜鉛とを先に混合
し、次いでEPDMを加えて混練した後、有機過酸化物
としてα,α′−ビス(t−ブチルパーオキシ−m−イ
ソプロピル)ベンゼン(純度40%)を添加して混練し
た。得られた加硫性ゴム組成物を加硫プレスにより17
0℃で20分間加硫して、厚さ2mmの加硫シートを得
た。この加硫シートから所定のダンベルを打ち抜いて試
験片とした。得られたシートの物性を測定し、その結果
を表1に示した。
【0027】
【表1】
【0028】プロセスオイル:ナフテン系オイル(サン
セン4240) シリカ(1):Z1165MP(ローヌプーラン社製;
窒素吸着比表面積=175m2 /g,CTAB吸着比表
面積=165m2 /g シリカ(2):RP240(Gr)(ローヌプーラン社
製;窒素吸着比表面積=240m2 /g,CTAB吸着
比表面積=220m2 /g シリカ(3):Z55P(Gr)(ローヌプーラン社
製;窒素吸着比表面積=200m2 /g,CTAB吸着
比表面積=150m2 /g 加工助剤 :脂肪酸金属塩 シランカップリング剤:ビニル−トリス(β−メトキシ
エトキシ)シラン 有機過酸化物:1,3−ビス(t−ブチルパーオキシイ
ソプロピル)ベンゼン(40%品)
セン4240) シリカ(1):Z1165MP(ローヌプーラン社製;
窒素吸着比表面積=175m2 /g,CTAB吸着比表
面積=165m2 /g シリカ(2):RP240(Gr)(ローヌプーラン社
製;窒素吸着比表面積=240m2 /g,CTAB吸着
比表面積=220m2 /g シリカ(3):Z55P(Gr)(ローヌプーラン社
製;窒素吸着比表面積=200m2 /g,CTAB吸着
比表面積=150m2 /g 加工助剤 :脂肪酸金属塩 シランカップリング剤:ビニル−トリス(β−メトキシ
エトキシ)シラン 有機過酸化物:1,3−ビス(t−ブチルパーオキシイ
ソプロピル)ベンゼン(40%品)
【0029】表1にみられるように、本発明の加硫性ゴ
ム組成物は、特開平5−271475号に記載されるよ
うな水素化NBR、エチレン−α−オレフィン共重合体
ゴムおよびエチレン性不飽和カルボン酸の金属塩に、押
し出し特性を改良する目的で炭酸カルシウムを配合した
加硫性ゴム組成物(比較例1)と比較して強度特性およ
び押し出し特性に優れている。特に充填剤として比表面
積比(窒素吸着比表面積/CTAB吸着比表面積)が
1.00〜1.30の範囲に入るシリカを用いると(実
施例1〜3)、強度特性および押し出し特性の両者がよ
り一層改善される。ただし、そのようなシリカを用いて
も、その量が過少であると(比較例2)強度は非常に高
いが押し出し特性は非常に劣る。その量が過大であると
(比較例3)、強度に劣り、押し出し特性も良好ではな
い。
ム組成物は、特開平5−271475号に記載されるよ
うな水素化NBR、エチレン−α−オレフィン共重合体
ゴムおよびエチレン性不飽和カルボン酸の金属塩に、押
し出し特性を改良する目的で炭酸カルシウムを配合した
加硫性ゴム組成物(比較例1)と比較して強度特性およ
び押し出し特性に優れている。特に充填剤として比表面
積比(窒素吸着比表面積/CTAB吸着比表面積)が
1.00〜1.30の範囲に入るシリカを用いると(実
施例1〜3)、強度特性および押し出し特性の両者がよ
り一層改善される。ただし、そのようなシリカを用いて
も、その量が過少であると(比較例2)強度は非常に高
いが押し出し特性は非常に劣る。その量が過大であると
(比較例3)、強度に劣り、押し出し特性も良好ではな
い。
【0030】
【発明の効果】本発明の加硫性ゴム組成物は強度特性に
優れていると共に押し出し特性が顕著に改善されてい
る。従って、本発明の加硫性ゴム組成物は、従来のエチ
レン性不飽和ニトリル−共役ジエン系高飽和共重合体ゴ
ムにエチレン性不飽和カルボン酸の金属塩を配合してな
るゴム組成物では適用できなかった用途、例えば、シー
ル、パッキン、ガスケット、ホースなどの成形に際し良
好な押し出し特性が要求される分野に用途展開が可能で
ある。
優れていると共に押し出し特性が顕著に改善されてい
る。従って、本発明の加硫性ゴム組成物は、従来のエチ
レン性不飽和ニトリル−共役ジエン系高飽和共重合体ゴ
ムにエチレン性不飽和カルボン酸の金属塩を配合してな
るゴム組成物では適用できなかった用途、例えば、シー
ル、パッキン、ガスケット、ホースなどの成形に際し良
好な押し出し特性が要求される分野に用途展開が可能で
ある。
【0031】(発明の好ましい実施態様) (a)重合体鎖中の共役ジエン単位の含有量が30重量
%以下であるエチレン性不飽和ニトリル−共役ジエン系
高飽和共重合体ゴム10〜40重量%とエチレン−α−
オレフィン系共重合体ゴム90〜60重量%とからなる
ポリマー成分100重量部に対して、(b)エチレン系
不飽和カルボン酸の金属塩10〜80重量部、(c)有
機過酸化物0.2〜10重量部、および(d).窒素吸
着化表面積(BET法)が50〜400m2/gのシリ
カ20〜80重量部を配合してなることを特徴とする本
発明の加硫性ゴム組成物の好ましい実施態様をまとめる
と以下のとおりである。
%以下であるエチレン性不飽和ニトリル−共役ジエン系
高飽和共重合体ゴム10〜40重量%とエチレン−α−
オレフィン系共重合体ゴム90〜60重量%とからなる
ポリマー成分100重量部に対して、(b)エチレン系
不飽和カルボン酸の金属塩10〜80重量部、(c)有
機過酸化物0.2〜10重量部、および(d).窒素吸
着化表面積(BET法)が50〜400m2/gのシリ
カ20〜80重量部を配合してなることを特徴とする本
発明の加硫性ゴム組成物の好ましい実施態様をまとめる
と以下のとおりである。
【0032】(1)エチレン性不飽和ニトリル−共役ジ
エン系高飽和共重合体ゴムは、ムーニー粘度20〜11
0を有する。 (2)エチレン性不飽和ニトリル−共役ジエン系高飽和
共重合体は10〜60重量%のエチレン性不飽和ニトリ
ル単位、好ましくはアクリロニトリル単位を含む。 (3)エチレン−α−オレフィン系共重合体ゴムは、2
0〜90重量%のエチレンと80〜10重量%の炭素数
3〜6のα−オレフィンとの二元共重合体、またはこれ
らの単量体と10モル%以下の非共役ジエンとの三元共
重合体である。
エン系高飽和共重合体ゴムは、ムーニー粘度20〜11
0を有する。 (2)エチレン性不飽和ニトリル−共役ジエン系高飽和
共重合体は10〜60重量%のエチレン性不飽和ニトリ
ル単位、好ましくはアクリロニトリル単位を含む。 (3)エチレン−α−オレフィン系共重合体ゴムは、2
0〜90重量%のエチレンと80〜10重量%の炭素数
3〜6のα−オレフィンとの二元共重合体、またはこれ
らの単量体と10モル%以下の非共役ジエンとの三元共
重合体である。
【0033】(4)ポリマー成分がエチレン性不飽和ニ
トリル−共役ジエン系共重合体ゴム10〜35重量%
と、エチレン−α−オレフィン系共重合体ゴム90〜6
5重量%からなる。 (5)エチレン性不飽和カルボン酸の金属塩がメタクリ
ル酸の亜鉛塩である。 (6)エチレン性不飽和カルボン酸金属塩の量が、ポリ
マー成分100重量部に対して15〜80重量部、より
好ましくは25〜70重量部である。 (7)シリカのCTAB吸着比表面積が50〜250m
2/gであって、窒素吸着比表面積(BET法)とCT
AB吸着比表面積との比が1.00〜1.30の範囲で
ある。
トリル−共役ジエン系共重合体ゴム10〜35重量%
と、エチレン−α−オレフィン系共重合体ゴム90〜6
5重量%からなる。 (5)エチレン性不飽和カルボン酸の金属塩がメタクリ
ル酸の亜鉛塩である。 (6)エチレン性不飽和カルボン酸金属塩の量が、ポリ
マー成分100重量部に対して15〜80重量部、より
好ましくは25〜70重量部である。 (7)シリカのCTAB吸着比表面積が50〜250m
2/gであって、窒素吸着比表面積(BET法)とCT
AB吸着比表面積との比が1.00〜1.30の範囲で
ある。
Claims (1)
- 【請求項1】 (a)重合体鎖中の共役ジエン単位の含
有量が30重量%以下であるエチレン性不飽和ニトリル
−共役ジエン系高飽和共重合体ゴム10〜40重量%と
エチレン−α−オレフィン系共重合体ゴム90〜60重
量%とからなるポリマー成分100重量部に対して、
(b)エチレン系不飽和カルボン酸の金属塩10〜80
重量部、(c)有機過酸化物0.2〜10重量部、およ
び(d)窒素吸着比表面積(BET法)が50〜400
m2/gのシリカ20〜80重量部を配合してなること
を特徴とする加硫性ゴム組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7818596A JPH09241436A (ja) | 1996-03-06 | 1996-03-06 | 加硫性ゴム組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7818596A JPH09241436A (ja) | 1996-03-06 | 1996-03-06 | 加硫性ゴム組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09241436A true JPH09241436A (ja) | 1997-09-16 |
Family
ID=13654925
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7818596A Pending JPH09241436A (ja) | 1996-03-06 | 1996-03-06 | 加硫性ゴム組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09241436A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003029341A1 (en) * | 2001-09-28 | 2003-04-10 | Zeon Corporation | Rubber composition comprising nitrile copolymer rubber, metal salt of ethylenically unsaturated carboxylic acid, and organic peroxide, and vulcanizate thereof |
| JP2007238728A (ja) * | 2006-03-07 | 2007-09-20 | Toyo Tire & Rubber Co Ltd | ゴム組成物および空気入りタイヤ |
| JP2009102646A (ja) * | 2008-12-15 | 2009-05-14 | Nok Corp | R152a、R134a用水素化ニトリルゴム系シール成形材料 |
| WO2021140946A1 (ja) * | 2020-01-09 | 2021-07-15 | 横浜ゴム株式会社 | ゴム組成物およびマリンホース |
-
1996
- 1996-03-06 JP JP7818596A patent/JPH09241436A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003029341A1 (en) * | 2001-09-28 | 2003-04-10 | Zeon Corporation | Rubber composition comprising nitrile copolymer rubber, metal salt of ethylenically unsaturated carboxylic acid, and organic peroxide, and vulcanizate thereof |
| JP2007238728A (ja) * | 2006-03-07 | 2007-09-20 | Toyo Tire & Rubber Co Ltd | ゴム組成物および空気入りタイヤ |
| JP2009102646A (ja) * | 2008-12-15 | 2009-05-14 | Nok Corp | R152a、R134a用水素化ニトリルゴム系シール成形材料 |
| WO2021140946A1 (ja) * | 2020-01-09 | 2021-07-15 | 横浜ゴム株式会社 | ゴム組成物およびマリンホース |
| JP2021109909A (ja) * | 2020-01-09 | 2021-08-02 | 横浜ゴム株式会社 | ゴム組成物およびマリンホース |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20040524 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040601 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041012 |