JPH09241860A - 耐クロム溶出性および着色性に優れた有機複合被覆鋼板 - Google Patents
耐クロム溶出性および着色性に優れた有機複合被覆鋼板Info
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- JPH09241860A JPH09241860A JP5295296A JP5295296A JPH09241860A JP H09241860 A JPH09241860 A JP H09241860A JP 5295296 A JP5295296 A JP 5295296A JP 5295296 A JP5295296 A JP 5295296A JP H09241860 A JPH09241860 A JP H09241860A
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- C23—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
- C23C—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
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- C23C22/00—Chemical surface treatment of metallic material by reaction of the surface with a reactive liquid, leaving reaction products of surface material in the coating, e.g. conversion coatings, passivation of metals
- C23C22/05—Chemical surface treatment of metallic material by reaction of the surface with a reactive liquid, leaving reaction products of surface material in the coating, e.g. conversion coatings, passivation of metals using aqueous solutions
- C23C22/06—Chemical surface treatment of metallic material by reaction of the surface with a reactive liquid, leaving reaction products of surface material in the coating, e.g. conversion coatings, passivation of metals using aqueous solutions using aqueous acidic solutions with pH less than 6
- C23C22/34—Chemical surface treatment of metallic material by reaction of the surface with a reactive liquid, leaving reaction products of surface material in the coating, e.g. conversion coatings, passivation of metals using aqueous solutions using aqueous acidic solutions with pH less than 6 containing fluorides or complex fluorides
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、主として自動車車体用鋼板として、
特に亜鉛めっきまたは亜鉛系めっき鋼板表面上にクロメ
ート層および水系有機樹脂層を有する有機複合被覆鋼板
において、特に主として自動車用途として用いる時必要
な耐クロム溶出性および着色性を向上させた有機複合被
覆鋼板を提供する。 【解決手段】亜鉛めっきまたは亜鉛系合金めっき鋼板表
面上に、(A)Cr6+量が、全Crに対して、25〜6
0wt%、(B)シリカ量が、全Crに対して、重量比
で0.5〜3.0、(C)リン酸が、全Crに対して、
重量比で0.01〜2.0、(D)フッ素化合物量がフ
ッ素として、全Crに対して、重量比で0.02〜2.
0、(E)Co、SrおよびNiからなる群から選ばれ
る少なくとも一種以上が、全Crに対して、重量比で
0.02〜2.0、(F)クロメート付着量が全Cr換
算で10〜200mg/m2 であるクロメート被膜を有
し、該クロメート被膜の上層に、主として樹脂とシリカ
からなる水系有機樹脂層を有することにより、上記課題
を解決する。
特に亜鉛めっきまたは亜鉛系めっき鋼板表面上にクロメ
ート層および水系有機樹脂層を有する有機複合被覆鋼板
において、特に主として自動車用途として用いる時必要
な耐クロム溶出性および着色性を向上させた有機複合被
覆鋼板を提供する。 【解決手段】亜鉛めっきまたは亜鉛系合金めっき鋼板表
面上に、(A)Cr6+量が、全Crに対して、25〜6
0wt%、(B)シリカ量が、全Crに対して、重量比
で0.5〜3.0、(C)リン酸が、全Crに対して、
重量比で0.01〜2.0、(D)フッ素化合物量がフ
ッ素として、全Crに対して、重量比で0.02〜2.
0、(E)Co、SrおよびNiからなる群から選ばれ
る少なくとも一種以上が、全Crに対して、重量比で
0.02〜2.0、(F)クロメート付着量が全Cr換
算で10〜200mg/m2 であるクロメート被膜を有
し、該クロメート被膜の上層に、主として樹脂とシリカ
からなる水系有機樹脂層を有することにより、上記課題
を解決する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に自動車車体用
鋼板として、特に耐クロム溶出性および着色性に優れた
有機複合被覆鋼板に関する。
鋼板として、特に耐クロム溶出性および着色性に優れた
有機複合被覆鋼板に関する。
【0002】
【従来の技術】クロメート層と亜鉛または亜鉛系合金め
っき鋼板との密着性向上のために、クロメート処理液中
に、クロム(Cr3+、Cr6+)以外に、シリカ、リン
酸、樹脂およびフッ素化合物を添加する方法が、特開平
02−243772号公報および特開平04−3580
80号公報に記載されている。
っき鋼板との密着性向上のために、クロメート処理液中
に、クロム(Cr3+、Cr6+)以外に、シリカ、リン
酸、樹脂およびフッ素化合物を添加する方法が、特開平
02−243772号公報および特開平04−3580
80号公報に記載されている。
【0003】特開平02−243772号公報は、クロ
メート処理液中に、クロム以外にシリカ、樹脂、フッ素
化合物を添加する方法を開示している。該公報で得られ
るクロメート鋼板は、主として家電用であり、本願発明
の自動車用鋼板とは、その使用背景、目的を異にするも
ので、純亜鉛めっきの、耐指紋性向上のみを目的とし、
自動車用用途として必要な耐クロム溶出、耐ブリスター
性の向上は得られず、また、下地に合金めっきを使用す
る概念に関しても一切言及していない。
メート処理液中に、クロム以外にシリカ、樹脂、フッ素
化合物を添加する方法を開示している。該公報で得られ
るクロメート鋼板は、主として家電用であり、本願発明
の自動車用鋼板とは、その使用背景、目的を異にするも
ので、純亜鉛めっきの、耐指紋性向上のみを目的とし、
自動車用用途として必要な耐クロム溶出、耐ブリスター
性の向上は得られず、また、下地に合金めっきを使用す
る概念に関しても一切言及していない。
【0004】特開平04−358080号公報にも、ク
ロメート液中に、クロム以外に、シリカ、リン酸、樹
脂、フッ素化合物を添加する方法が開示されている。該
公報も、家電用クロメート処理を念頭においているもの
と考えられ、自動車用途として必要な耐クロム溶出、耐
ブリスター性の向上は得られない。
ロメート液中に、クロム以外に、シリカ、リン酸、樹
脂、フッ素化合物を添加する方法が開示されている。該
公報も、家電用クロメート処理を念頭においているもの
と考えられ、自動車用途として必要な耐クロム溶出、耐
ブリスター性の向上は得られない。
【0005】特開平04−311577号公報には、ク
ロメート液中に、無機系インヒビターとして、Mo、
V、W、Ni、Co、Si、Ti、Zr、Liの、金属
塩、炭酸塩、珪酸塩を添加する技術が開示されている。
該公報は、添加金属の作用によって形成されたクロメー
ト被膜が腐食因子の遮断効果とCr6+の溶出速度の抑制
効果を有すると述べている。しかし、クロメートの組成
が、リン酸、フッ素化合物、シリカを含むものではない
ので、それらを混合添加したクロメートにおける添加金
属の作用については不明である。さらに、上記特許に限
らず、既知の公報は、クロメートの上層被覆が有機溶媒
系の樹脂である場合の技術であり、クロメートの上層被
覆が水系塗料の場合におけるクロメート被膜と塗料間の
なじみや、耐クロム溶出性については全く考慮されてい
ない。
ロメート液中に、無機系インヒビターとして、Mo、
V、W、Ni、Co、Si、Ti、Zr、Liの、金属
塩、炭酸塩、珪酸塩を添加する技術が開示されている。
該公報は、添加金属の作用によって形成されたクロメー
ト被膜が腐食因子の遮断効果とCr6+の溶出速度の抑制
効果を有すると述べている。しかし、クロメートの組成
が、リン酸、フッ素化合物、シリカを含むものではない
ので、それらを混合添加したクロメートにおける添加金
属の作用については不明である。さらに、上記特許に限
らず、既知の公報は、クロメートの上層被覆が有機溶媒
系の樹脂である場合の技術であり、クロメートの上層被
覆が水系塗料の場合におけるクロメート被膜と塗料間の
なじみや、耐クロム溶出性については全く考慮されてい
ない。
【0006】また特開平5−147155、特開平5−
147154には、有機樹脂被覆鋼板の有機被覆の識別
のために、樹脂中に有機顔料を添加する方法が開示され
ているが、樹脂の中に顔料を添加した場合、コストや塗
料の取扱が不利となるばかりか、密着性等も劣化する傾
向にあった。
147154には、有機樹脂被覆鋼板の有機被覆の識別
のために、樹脂中に有機顔料を添加する方法が開示され
ているが、樹脂の中に顔料を添加した場合、コストや塗
料の取扱が不利となるばかりか、密着性等も劣化する傾
向にあった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は主として自動
車車体用鋼板として、特に亜鉛めっきまたは亜鉛系めっ
き鋼板表面上にクロメート層および水系有機樹脂層を有
する有機複合被覆鋼板において、特に主として自動車用
途として用いる時必要な耐クロム溶出性および着色性を
向上させることを目的とする。
車車体用鋼板として、特に亜鉛めっきまたは亜鉛系めっ
き鋼板表面上にクロメート層および水系有機樹脂層を有
する有機複合被覆鋼板において、特に主として自動車用
途として用いる時必要な耐クロム溶出性および着色性を
向上させることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、本発明は、亜鉛めっきまたは亜鉛系合金めっき鋼板
表面上にCr6+量が、全Crに対して、25〜60wt
%、シリカ量が、全Crに対して、重量比で0.5〜
3.0、リン酸が、全Crに対して、重量比で0.01
〜2.0、フッ素化合物量がフッ素として、全Crに対
して、重量比で0.02〜2.0、Co、SrおよびN
iからなる群から選ばれる少なくとも一種以上が、全C
rに対して、重量比で0.02〜2.0、クロメート付
着量が全Cr換算で10〜200mg/m2 であるクロ
メート被膜を有し、該クロメート被膜の上層に、主とし
て樹脂とシリカからなる水系有機樹脂層を有することを
特徴とする、耐クロム溶出性および着色性に優れた有機
複合被覆鋼板を提供する。ここでクロメート層中のシリ
カは、一次粒子径が1〜100nmの親水性気相シリカ
であることが好適である。
に、本発明は、亜鉛めっきまたは亜鉛系合金めっき鋼板
表面上にCr6+量が、全Crに対して、25〜60wt
%、シリカ量が、全Crに対して、重量比で0.5〜
3.0、リン酸が、全Crに対して、重量比で0.01
〜2.0、フッ素化合物量がフッ素として、全Crに対
して、重量比で0.02〜2.0、Co、SrおよびN
iからなる群から選ばれる少なくとも一種以上が、全C
rに対して、重量比で0.02〜2.0、クロメート付
着量が全Cr換算で10〜200mg/m2 であるクロ
メート被膜を有し、該クロメート被膜の上層に、主とし
て樹脂とシリカからなる水系有機樹脂層を有することを
特徴とする、耐クロム溶出性および着色性に優れた有機
複合被覆鋼板を提供する。ここでクロメート層中のシリ
カは、一次粒子径が1〜100nmの親水性気相シリカ
であることが好適である。
【0009】以下、本発明に関し、具体的に説明する。
本発明の鋼板用素材としては、亜鉛または亜鉛系合金め
っき鋼板を用いる。この鋼板に施されるめっきの種類と
しては、純亜鉛めっき、ZnNi合金めっき、ZnFe
合金めっき、ZnCr合金めっき等の二元系めっき、Zn
NiCrめっき、ZnCoCrめっきなどの三元系めっき、ZnSiO2
めっき、ZnCoCrAl2O3 めっき等の複合分散めっきを広く
包含する。なお、これらのめっき種のなかで、ZnNi
合金めっき、ZnFe合金めっき、ZnCr合金めっ
き、ZnNiCr合金めっき、ZnCoCrAl2O 3 めっきを下地とし
て使用することが、本願発明の有機複合被覆鋼板として
より好適であり、より膜厚の薄いクロメート層と樹脂層
とで優れた耐食性が得られる点で好ましい。これらのめ
っきは、電気めっき法、溶融めっき法、または気相めっ
き法によって施される。
本発明の鋼板用素材としては、亜鉛または亜鉛系合金め
っき鋼板を用いる。この鋼板に施されるめっきの種類と
しては、純亜鉛めっき、ZnNi合金めっき、ZnFe
合金めっき、ZnCr合金めっき等の二元系めっき、Zn
NiCrめっき、ZnCoCrめっきなどの三元系めっき、ZnSiO2
めっき、ZnCoCrAl2O3 めっき等の複合分散めっきを広く
包含する。なお、これらのめっき種のなかで、ZnNi
合金めっき、ZnFe合金めっき、ZnCr合金めっ
き、ZnNiCr合金めっき、ZnCoCrAl2O 3 めっきを下地とし
て使用することが、本願発明の有機複合被覆鋼板として
より好適であり、より膜厚の薄いクロメート層と樹脂層
とで優れた耐食性が得られる点で好ましい。これらのめ
っきは、電気めっき法、溶融めっき法、または気相めっ
き法によって施される。
【0010】これらの亜鉛または亜鉛系合金めっき鋼板
上に、後述の有機高分子樹脂層との密着性を向上させ、
また耐食性をはじめとする種々の機能を付与するため
に、シリカ添加クロメート処理を行う。クロメート付着
量として、Cr換算で10〜200mg/m2 、好まし
くは20〜150mg/m2 、さらに好ましくは45〜
150mg/m2 の範囲とする。Cr付着量が10mg
/m2 未満では、耐食性が不十分であるばかりでなく、
樹脂層との密着性も劣るため好ましくない。200mg
/m2 を超えた場合、耐クロム溶出性が低下するばかり
でなく、被膜の絶縁抵抗が高まり、スポット溶接性およ
び電着塗装性を損なうので好ましくない。
上に、後述の有機高分子樹脂層との密着性を向上させ、
また耐食性をはじめとする種々の機能を付与するため
に、シリカ添加クロメート処理を行う。クロメート付着
量として、Cr換算で10〜200mg/m2 、好まし
くは20〜150mg/m2 、さらに好ましくは45〜
150mg/m2 の範囲とする。Cr付着量が10mg
/m2 未満では、耐食性が不十分であるばかりでなく、
樹脂層との密着性も劣るため好ましくない。200mg
/m2 を超えた場合、耐クロム溶出性が低下するばかり
でなく、被膜の絶縁抵抗が高まり、スポット溶接性およ
び電着塗装性を損なうので好ましくない。
【0011】クロメート層のCr6+量は、全Crに対し
て25〜60wt%とする。Cr6+量が25wt%未満
であると、Cr6+による自己修復作用が望めず、耐食性
に劣る被膜しか得られない。逆に、Cr6+量が60wt
%を超えると、アルカリ脱脂時にクロメート層中のCr
6+の溶出が起こりやすくなるため、好ましくない。
て25〜60wt%とする。Cr6+量が25wt%未満
であると、Cr6+による自己修復作用が望めず、耐食性
に劣る被膜しか得られない。逆に、Cr6+量が60wt
%を超えると、アルカリ脱脂時にクロメート層中のCr
6+の溶出が起こりやすくなるため、好ましくない。
【0012】クロメート層へ添加するシリカは、親水性
気相シリカが好適に使用できる。親水性気相シリカは、
ハロゲン化珪素の酸水素焔中での高温加水分解により合
成されるもの、石英から精製される電気アーク法により
合成されるものがあり表面にはシラノール基を有する。
シリカの粒径は、一次粒子径1〜100nmの親水性気
相シリカであることが好ましい。気相シリカはクロメー
ト層中で三次元的なネットワークを形成しつつ凝集し、
クロメート層の表面積を増大させ、クロメート層表面の
シラノール基を多くすることにより、その結果上層樹脂
層との密着性を向上せしめる。一次粒子径が1nm未満
であると、クロメート層中で凝集しても、表面積増大に
よる上層樹脂層との密着性の効果が小さく、また、10
0nmを超えるとCr付着量として50〜200μm厚
さのクロメート層ではシリカ粒子を保持できなくなり、
造膜性や耐水二次密着性が低下するため、好ましくな
い。また、本発明で用いられるシリカは、添加時には二
次粒子として凝集していないことが望ましい。これは、
凝集シリカの場合、最密充填効果によるCr6+溶出抑制
が行い難くなるためである。クロメート層中のシリカ重
量比はCrに対し0.5〜3.0でなければならない。
シリカ重量比が0.5未満では、上層の水性塗料との密
着性に劣り、耐水二次密着性が不十分になるとともに、
シリカによるクロメート被膜表面積増大の効果がなく、
Co、SrおよびNiが取り込まれていても着色効果が
認められないため好ましくない。また、3.0を超えて
も、それ以上の耐水二次密着性改善効果が無く、絶縁物
であるシリカによるスポット溶接性と電着塗装性を損な
うとともに、Co、SrおよびNiをクロム酸塩として
存在することを困難にすることにより着色効果が低下す
るため好ましくない。
気相シリカが好適に使用できる。親水性気相シリカは、
ハロゲン化珪素の酸水素焔中での高温加水分解により合
成されるもの、石英から精製される電気アーク法により
合成されるものがあり表面にはシラノール基を有する。
シリカの粒径は、一次粒子径1〜100nmの親水性気
相シリカであることが好ましい。気相シリカはクロメー
ト層中で三次元的なネットワークを形成しつつ凝集し、
クロメート層の表面積を増大させ、クロメート層表面の
シラノール基を多くすることにより、その結果上層樹脂
層との密着性を向上せしめる。一次粒子径が1nm未満
であると、クロメート層中で凝集しても、表面積増大に
よる上層樹脂層との密着性の効果が小さく、また、10
0nmを超えるとCr付着量として50〜200μm厚
さのクロメート層ではシリカ粒子を保持できなくなり、
造膜性や耐水二次密着性が低下するため、好ましくな
い。また、本発明で用いられるシリカは、添加時には二
次粒子として凝集していないことが望ましい。これは、
凝集シリカの場合、最密充填効果によるCr6+溶出抑制
が行い難くなるためである。クロメート層中のシリカ重
量比はCrに対し0.5〜3.0でなければならない。
シリカ重量比が0.5未満では、上層の水性塗料との密
着性に劣り、耐水二次密着性が不十分になるとともに、
シリカによるクロメート被膜表面積増大の効果がなく、
Co、SrおよびNiが取り込まれていても着色効果が
認められないため好ましくない。また、3.0を超えて
も、それ以上の耐水二次密着性改善効果が無く、絶縁物
であるシリカによるスポット溶接性と電着塗装性を損な
うとともに、Co、SrおよびNiをクロム酸塩として
存在することを困難にすることにより着色効果が低下す
るため好ましくない。
【0013】クロメート層に添加するリン酸は後述する
フッ素化合物と併用することにより、その高い耐食性の
ために密着しにくいZnNi、ZnCr,ZnNiCr
等の合金めっきに対しても、高い密着性を確保でき、優
れたクロメート層を得ることができる。さらに、リン酸
は、フッ素化合物との併用により、Co、SrおよびN
iをクロム酸塩として取り込みやすくして、着色化の効
果を向上させる役割をも有する。クロメート層のリン酸
重量比は、全Crに対し、0.01〜2.0である必要
がある。リン酸重量比が0.01未満であると、十分な
亜鉛系めっきのエッチング効果が無く、めっきとの密着
性に劣り、クロメート液の安定性も劣る。一方、リン酸
重量比が2.0を超えると、耐クロム溶出性に劣るクロ
メート層となる。
フッ素化合物と併用することにより、その高い耐食性の
ために密着しにくいZnNi、ZnCr,ZnNiCr
等の合金めっきに対しても、高い密着性を確保でき、優
れたクロメート層を得ることができる。さらに、リン酸
は、フッ素化合物との併用により、Co、SrおよびN
iをクロム酸塩として取り込みやすくして、着色化の効
果を向上させる役割をも有する。クロメート層のリン酸
重量比は、全Crに対し、0.01〜2.0である必要
がある。リン酸重量比が0.01未満であると、十分な
亜鉛系めっきのエッチング効果が無く、めっきとの密着
性に劣り、クロメート液の安定性も劣る。一方、リン酸
重量比が2.0を超えると、耐クロム溶出性に劣るクロ
メート層となる。
【0014】フッ素化合物は、リン酸と併用することに
より、クロメート層とめっきとの密着性を向上させると
同時に、Co、SrおよびNiを着色化させるために、
フッ素として、全Cr量に対し0.02〜2.0添加す
ることが好ましい。フッ素化合物が0.02未満では、
めっきとの密着性向上効果が十分に得られないため好ま
しくない。逆に、フッ素化合物が2.0を超えると、亜
鉛または亜鉛系めっきのエッチング量が多くなり、耐水
二次密着性や耐食性の低下をもたらすため好ましくな
い。ここでフッ素化合物とは、H2TiF6、H2ZrF6、H2Si
F6、H2SrF6等が好適に使用できる。これらは、単独で添
加してもよいが、二種以上を組み合わせて添加しても、
好適な結果が得られる。
より、クロメート層とめっきとの密着性を向上させると
同時に、Co、SrおよびNiを着色化させるために、
フッ素として、全Cr量に対し0.02〜2.0添加す
ることが好ましい。フッ素化合物が0.02未満では、
めっきとの密着性向上効果が十分に得られないため好ま
しくない。逆に、フッ素化合物が2.0を超えると、亜
鉛または亜鉛系めっきのエッチング量が多くなり、耐水
二次密着性や耐食性の低下をもたらすため好ましくな
い。ここでフッ素化合物とは、H2TiF6、H2ZrF6、H2Si
F6、H2SrF6等が好適に使用できる。これらは、単独で添
加してもよいが、二種以上を組み合わせて添加しても、
好適な結果が得られる。
【0015】Co、SrおよびNiから選ばれる少なく
とも一種以上をクロメート液中に添加する。これらは、
クロメート被膜の耐食性を向上させるばかりでなく、ク
ロム、クロム酸、リン酸、フッ素化合物およびシリカを
含む系にCo、SrおよびNiの少なくとも1成分を含
有させるので、被膜の着色化に効果をもたらす。本発明
のクロメート被膜上に設けられる水系有機樹脂塗料は、
塗装後は全く透明であるので、クロメート被膜厚が薄い
場合、表裏の判別が極めて行いにくいことから、被膜を
着色化し、被覆鋼板の容易な取扱いを可能とすることは
工程管理上極めて有用である。なお、この傾向は、Zn
Ni、ZnNiCr、ZnCr合金めっきに特に顕著で
ある。これらは、めっき表面の凹凸が小さく光沢面を有
するため、より着色化が望まれている。
とも一種以上をクロメート液中に添加する。これらは、
クロメート被膜の耐食性を向上させるばかりでなく、ク
ロム、クロム酸、リン酸、フッ素化合物およびシリカを
含む系にCo、SrおよびNiの少なくとも1成分を含
有させるので、被膜の着色化に効果をもたらす。本発明
のクロメート被膜上に設けられる水系有機樹脂塗料は、
塗装後は全く透明であるので、クロメート被膜厚が薄い
場合、表裏の判別が極めて行いにくいことから、被膜を
着色化し、被覆鋼板の容易な取扱いを可能とすることは
工程管理上極めて有用である。なお、この傾向は、Zn
Ni、ZnNiCr、ZnCr合金めっきに特に顕著で
ある。これらは、めっき表面の凹凸が小さく光沢面を有
するため、より着色化が望まれている。
【0016】このようなCo、Sr、Niの添加による
着色効果は、クロム、クロム酸、リン酸、フッ素化合物
およびシリカの添加量を上記所定範囲を満たすように組
み合わせることによって、初めて良好に得られるもので
ある。このため、上記各成分の添加量が上記所定範囲外
である場合には、着色効果が大きく低下するか、また
は、着色効果が得られたとしても、耐クロム溶出性を初
めとする他の特性が低下してしまう。特に、リン酸、フ
ッ化物およびシリカについては、このような傾向が大き
いことから、金属との併用による着色効果への寄与が大
きいといえる。これらの金属は、金属溶解法によって添
加できるほか、炭酸塩、硝酸塩、リン酸塩、クロム酸塩
としてクロメート液中に供給してもよい。Co、Sr、
Niから選ばれる少なくとも一種類以上の金属は、全C
rに対して、重量比で0.02〜2.0である必要があ
る。すなわち、0.02未満であれば、耐食性向上効果
は認められるものの、クロメート被膜での存在量が少な
いため着色効果がほとんどみられないため好ましくな
く、逆に2.0を超えてもそれ以上の効果がみられない
ため好ましくない。
着色効果は、クロム、クロム酸、リン酸、フッ素化合物
およびシリカの添加量を上記所定範囲を満たすように組
み合わせることによって、初めて良好に得られるもので
ある。このため、上記各成分の添加量が上記所定範囲外
である場合には、着色効果が大きく低下するか、また
は、着色効果が得られたとしても、耐クロム溶出性を初
めとする他の特性が低下してしまう。特に、リン酸、フ
ッ化物およびシリカについては、このような傾向が大き
いことから、金属との併用による着色効果への寄与が大
きいといえる。これらの金属は、金属溶解法によって添
加できるほか、炭酸塩、硝酸塩、リン酸塩、クロム酸塩
としてクロメート液中に供給してもよい。Co、Sr、
Niから選ばれる少なくとも一種類以上の金属は、全C
rに対して、重量比で0.02〜2.0である必要があ
る。すなわち、0.02未満であれば、耐食性向上効果
は認められるものの、クロメート被膜での存在量が少な
いため着色効果がほとんどみられないため好ましくな
く、逆に2.0を超えてもそれ以上の効果がみられない
ため好ましくない。
【0017】次に、本願発明の有機複合被覆鋼板の製造
方法の一例を説明する。クロメート層を亜鉛または亜鉛
系合金めっき鋼板上に形成する方法は、前述した所定の
組成物を所定の割合で混合して得られた処理液を、ロー
ル等を使用して塗布する塗布型クロメート処理によって
行うのが好ましいが、電解型クロメート法、反応型クロ
メート法等の方法を用いてもよい。
方法の一例を説明する。クロメート層を亜鉛または亜鉛
系合金めっき鋼板上に形成する方法は、前述した所定の
組成物を所定の割合で混合して得られた処理液を、ロー
ル等を使用して塗布する塗布型クロメート処理によって
行うのが好ましいが、電解型クロメート法、反応型クロ
メート法等の方法を用いてもよい。
【0018】このようなクロメート層の上層には、主と
して樹脂とシリカからなる有機樹脂層を形成できる。こ
こで述べる樹脂とシリカは、環境保全の観点から、樹脂
とシリカが水中に分散した水性塗料であることが好まし
い。また、本発明におけるシリカ上塗り樹脂塗料には、
架橋剤が配合されていてもよい。ここで、クロメート層
にもシリカが含まれていることから、クロメート層中の
シリカと三次元ネットワークとして構造的に結びつきや
すく、クロメート層と有機樹脂層との密着性が向上す
る。
して樹脂とシリカからなる有機樹脂層を形成できる。こ
こで述べる樹脂とシリカは、環境保全の観点から、樹脂
とシリカが水中に分散した水性塗料であることが好まし
い。また、本発明におけるシリカ上塗り樹脂塗料には、
架橋剤が配合されていてもよい。ここで、クロメート層
にもシリカが含まれていることから、クロメート層中の
シリカと三次元ネットワークとして構造的に結びつきや
すく、クロメート層と有機樹脂層との密着性が向上す
る。
【0019】シリカ含有上塗り塗料の焼き付け条件後の
付着量としては、0.1〜3g/m 2 であることが好ま
しい。0.1g/m2 未満では、十分な耐食性が得られ
ず、また3g/m2 を超えると、被膜の絶縁抵抗が高ま
り、スポット溶接性、電着塗装性が低下するためであ
る。クロメート層とその上層有機樹脂被覆は、用途に応
じて両面、あるいは片面のみの被覆であってもよい。片
面のみの被覆の場合には、被被覆面が、亜鉛系めっき、
亜鉛系めっき上層にクロメート処理した面、あるいは冷
延面などである。
付着量としては、0.1〜3g/m 2 であることが好ま
しい。0.1g/m2 未満では、十分な耐食性が得られ
ず、また3g/m2 を超えると、被膜の絶縁抵抗が高ま
り、スポット溶接性、電着塗装性が低下するためであ
る。クロメート層とその上層有機樹脂被覆は、用途に応
じて両面、あるいは片面のみの被覆であってもよい。片
面のみの被覆の場合には、被被覆面が、亜鉛系めっき、
亜鉛系めっき上層にクロメート処理した面、あるいは冷
延面などである。
【0020】有機樹脂層をクロメート層上層に被覆する
方法は、所定の樹脂を水に分散させた後、シリカ分散液
を混合して均一とする。得られた混合物をロールコー
ト、スプレー、シャワーコート、エアナイフ等の公知の
方法によって所定の厚さになるように塗布し、乾燥させ
る。このとき、乾燥のための加熱処理の板温は、90〜
200℃が好ましく、120〜180℃がより好適であ
る。
方法は、所定の樹脂を水に分散させた後、シリカ分散液
を混合して均一とする。得られた混合物をロールコー
ト、スプレー、シャワーコート、エアナイフ等の公知の
方法によって所定の厚さになるように塗布し、乾燥させ
る。このとき、乾燥のための加熱処理の板温は、90〜
200℃が好ましく、120〜180℃がより好適であ
る。
【0021】
【実施例】以下に、本発明を実施例に基づいて具体的に
説明する。表1および2に示される各種の亜鉛めっき鋼
板および亜鉛系合金めっき鋼板(板厚0.8mm)を、
150×230mmの大きさに切断し、塗装前処理とし
て、有機溶剤による超音波脱脂(30℃×180秒)、
アルカリスプレー脱脂(液pH=11、40℃×60
秒)を行った。脱脂後のめっき鋼板上に、ロールコータ
ーで各種塗布型クロメート処理を施した後、最高到達板
温120℃で焼き付けた。クロメート層に添加したシリ
カは、日本エアロジル(株)製気相シリカである。クロ
メート層に添加したフッ素化合物は、H2TiF6、H2ZrF6、
H2SiF6、H2SrF6である。さらに、同クロメート液中に、
Co、Sr、Niから選択される少なくとも一種以上の
金属を添加した。また、クロメート液中にリン酸を添加
した。
説明する。表1および2に示される各種の亜鉛めっき鋼
板および亜鉛系合金めっき鋼板(板厚0.8mm)を、
150×230mmの大きさに切断し、塗装前処理とし
て、有機溶剤による超音波脱脂(30℃×180秒)、
アルカリスプレー脱脂(液pH=11、40℃×60
秒)を行った。脱脂後のめっき鋼板上に、ロールコータ
ーで各種塗布型クロメート処理を施した後、最高到達板
温120℃で焼き付けた。クロメート層に添加したシリ
カは、日本エアロジル(株)製気相シリカである。クロ
メート層に添加したフッ素化合物は、H2TiF6、H2ZrF6、
H2SiF6、H2SrF6である。さらに、同クロメート液中に、
Co、Sr、Niから選択される少なくとも一種以上の
金属を添加した。また、クロメート液中にリン酸を添加
した。
【0022】次に、種々の水性樹脂と平均粒子径の異な
る各種シリカを混合することにより調製した塗料を、バ
ーコーターで塗布し、最高到達板温150℃で焼き付け
た。上層樹脂層の、樹脂種は以下のとおりである。 (A)カルボキシル基含有アニオン系ウレタン樹脂(酸
価50、重量平均分子量20000 )のジエチルアミン中和
物 (B)カルボキシル基含有アニオン系エポキシ樹脂(酸
価48、重量平均分子量15000 )のトリエチルアミン中
和物 (C)カルボキシル基含有エポキシ変性ウレタン樹脂
(酸価60、重量平均分子量38000 )のジエチルアミン
中和物 (D)カチオン系ウレタン樹脂(アミン価45、重量平
均分子量35000 )の酢酸中和物
る各種シリカを混合することにより調製した塗料を、バ
ーコーターで塗布し、最高到達板温150℃で焼き付け
た。上層樹脂層の、樹脂種は以下のとおりである。 (A)カルボキシル基含有アニオン系ウレタン樹脂(酸
価50、重量平均分子量20000 )のジエチルアミン中和
物 (B)カルボキシル基含有アニオン系エポキシ樹脂(酸
価48、重量平均分子量15000 )のトリエチルアミン中
和物 (C)カルボキシル基含有エポキシ変性ウレタン樹脂
(酸価60、重量平均分子量38000 )のジエチルアミン
中和物 (D)カチオン系ウレタン樹脂(アミン価45、重量平
均分子量35000 )の酢酸中和物
【0023】上層樹脂中のシリカ種は、以下の通りであ
る。 (A)水分散液相均一シリカゾル(日産化学工業(株)
製) (B)水分散液相凝集シリカゾル(日産化学工業(株)
製) (C)水分散液相鎖状シリカゾル(日産化学工業(株)
製) (D)親水性気相シリカ(日本エアロジル(株)製) (E)気相シリカ(日本エアロジル(株)製)
る。 (A)水分散液相均一シリカゾル(日産化学工業(株)
製) (B)水分散液相凝集シリカゾル(日産化学工業(株)
製) (C)水分散液相鎖状シリカゾル(日産化学工業(株)
製) (D)親水性気相シリカ(日本エアロジル(株)製) (E)気相シリカ(日本エアロジル(株)製)
【0024】これらの有機複合被覆鋼板製品の性能評価
のために、以下の試験を行った。 (耐水二次密着性試験)日本ペイント(株)製サーフダ
イン2500で化成処理を行い、日本ペイント(株)製
電着塗料パワートップ U−2600を20〜30μm
電着し、160℃で10分間焼き付けを行った。その
後、日本ペイント(株)製中塗り塗料OP−2クロを約
40μm厚さになるようにスプレー塗装し、140℃で
20分間焼き付けた。その後、日本ペイント(株)製上
塗り塗料OS−30クロを約40μm厚さにスプレー塗
装し、140℃で20分間焼き付けを行った。これらの
処理を行った試料を50℃の純水中に10日間浸漬し、
取り出してから1時間後に2mm間隔の碁盤目クロスカ
ットおよびセロテープ剥離試験を行い、以下の評価基準
に従って耐水二次密着性を評価した。 ◎;剥離無し ○;剥離面積5%未満でかつ碁盤目の完全剥離が無いこ
と △;剥離面積5%以上〜35%未満 ×;剥離面積35%以上
のために、以下の試験を行った。 (耐水二次密着性試験)日本ペイント(株)製サーフダ
イン2500で化成処理を行い、日本ペイント(株)製
電着塗料パワートップ U−2600を20〜30μm
電着し、160℃で10分間焼き付けを行った。その
後、日本ペイント(株)製中塗り塗料OP−2クロを約
40μm厚さになるようにスプレー塗装し、140℃で
20分間焼き付けた。その後、日本ペイント(株)製上
塗り塗料OS−30クロを約40μm厚さにスプレー塗
装し、140℃で20分間焼き付けを行った。これらの
処理を行った試料を50℃の純水中に10日間浸漬し、
取り出してから1時間後に2mm間隔の碁盤目クロスカ
ットおよびセロテープ剥離試験を行い、以下の評価基準
に従って耐水二次密着性を評価した。 ◎;剥離無し ○;剥離面積5%未満でかつ碁盤目の完全剥離が無いこ
と △;剥離面積5%以上〜35%未満 ×;剥離面積35%以上
【0025】(耐ブリスター性試験)上記同様に電着塗
料を電着し、160℃で10分間焼き付けを行った後に
評価した。評価基準は、以下の通りである。 ○;ブリスター無し △;ブリスター発生5個未満 ×;ブリスター発生5個以上
料を電着し、160℃で10分間焼き付けを行った後に
評価した。評価基準は、以下の通りである。 ○;ブリスター無し △;ブリスター発生5個未満 ×;ブリスター発生5個以上
【0026】(加工後耐食性)円筒絞り試験(絞り比
2.0、しわ押さえ圧1000kg)を行った試験片
を、5%NaCl水溶液噴霧(35℃)4時間、乾燥
(60℃)2時間 湿潤環境(RH95%、50℃)2
時間を1サイクルとする複合サイクル腐食試験に供し、
200サイクル後の試験片側壁の赤錆発生状況を調べ
た。評価基準を以下に示した。 ◎;赤錆発生無し ○;赤錆発生面積率10%未満 △;赤錆発生面積率10%〜20% ×;赤錆発生面積率20%超
2.0、しわ押さえ圧1000kg)を行った試験片
を、5%NaCl水溶液噴霧(35℃)4時間、乾燥
(60℃)2時間 湿潤環境(RH95%、50℃)2
時間を1サイクルとする複合サイクル腐食試験に供し、
200サイクル後の試験片側壁の赤錆発生状況を調べ
た。評価基準を以下に示した。 ◎;赤錆発生無し ○;赤錆発生面積率10%未満 △;赤錆発生面積率10%〜20% ×;赤錆発生面積率20%超
【0027】(耐クロム溶出性)脱脂、水洗、表面調
整、化成処理の4工程を行い、処理前後のクロム付着量
変化を、蛍光X線分析により調べた。評価基準は以下の
通りである。 ◎;クロム溶出量1%未満 ○;クロム溶出量1%〜2% △;クロム溶出量2%〜5% ×;クロム溶出量5%超 なお、クロム溶出量とは、(塗装後のクロム付着量−化
成処理工程終了後のクロム付着量)×100/塗装後の
クロム付着量 であらわされるものである。
整、化成処理の4工程を行い、処理前後のクロム付着量
変化を、蛍光X線分析により調べた。評価基準は以下の
通りである。 ◎;クロム溶出量1%未満 ○;クロム溶出量1%〜2% △;クロム溶出量2%〜5% ×;クロム溶出量5%超 なお、クロム溶出量とは、(塗装後のクロム付着量−化
成処理工程終了後のクロム付着量)×100/塗装後の
クロム付着量 であらわされるものである。
【0028】(スポット溶接性)先端6mmφのAl2
O3 分散銅合金製の溶接チップを用い、加圧力200k
gf、溶接電流9KA、溶接時間0.2秒/回で連続溶
接を行い、ナゲット径が基準値を下回るまでの連続溶接
打点数を測定した。評価基準を、以下に示した。 ◎;3000点以上 ○;2000〜3000点 △;1000〜2000点 ×;1000点未満 表1に、クロメート層、樹脂層被覆条件と評価結果をま
とめた。
O3 分散銅合金製の溶接チップを用い、加圧力200k
gf、溶接電流9KA、溶接時間0.2秒/回で連続溶
接を行い、ナゲット径が基準値を下回るまでの連続溶接
打点数を測定した。評価基準を、以下に示した。 ◎;3000点以上 ○;2000〜3000点 △;1000〜2000点 ×;1000点未満 表1に、クロメート層、樹脂層被覆条件と評価結果をま
とめた。
【0029】(色調の測定)スガ試験機社製カラーコン
ピューターSM−3によりb値を測定した。
ピューターSM−3によりb値を測定した。
【0030】
【表1】
【0031】
【表2】
【0032】
【表3】
【0033】
【表4】
【0034】
【表5】
【0035】
【表6】
【0036】
【発明の効果】上述したように、本発明の有機複合被覆
鋼板は、耐クロム溶出性、着色性に極めて優れ、耐水二
次密着性、平板裸耐食性、加工後耐食性、高カチオン電
着塗装性、および高スポット溶接性も良好なことから、
自動車車体をはじめとして、同様の品質特性を期待され
る広範囲の用途に好適に使用することができる。
鋼板は、耐クロム溶出性、着色性に極めて優れ、耐水二
次密着性、平板裸耐食性、加工後耐食性、高カチオン電
着塗装性、および高スポット溶接性も良好なことから、
自動車車体をはじめとして、同様の品質特性を期待され
る広範囲の用途に好適に使用することができる。
Claims (2)
- 【請求項1】亜鉛めっきまたは亜鉛系合金めっき鋼板表
面上に (A)Cr6+量が、全Crに対して、25〜60wt% (B)シリカ量が、全Crに対して、重量比で0.5〜
3.0 (C)リン酸が、全Crに対して、重量比で0.01〜
2.0 (D)フッ素化合物量がフッ素として、全Crに対し
て、重量比で0.02〜2.0 (E)Co、SrおよびNiからなる群から選ばれる少
なくとも一種以上が、全Crに対して、重量比で0.0
2〜2.0 (F)クロメート付着量が全Cr換算で10〜200m
g/m2 であるクロメート被膜を有し、該クロメート被膜の上層
に、主として樹脂とシリカからなる水系有機樹脂層を有
することを特徴とする、耐クロム溶出性および着色性に
優れた有機複合被覆鋼板。 - 【請求項2】前記クロメート層中のシリカが、一次粒子
径が1〜100nmの親水性気相シリカであることを特
徴とする、請求項1に記載の耐クロム溶出性および着色
性に優れた有機複合被覆鋼板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5295296A JPH09241860A (ja) | 1996-03-11 | 1996-03-11 | 耐クロム溶出性および着色性に優れた有機複合被覆鋼板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5295296A JPH09241860A (ja) | 1996-03-11 | 1996-03-11 | 耐クロム溶出性および着色性に優れた有機複合被覆鋼板 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09241860A true JPH09241860A (ja) | 1997-09-16 |
Family
ID=12929224
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5295296A Withdrawn JPH09241860A (ja) | 1996-03-11 | 1996-03-11 | 耐クロム溶出性および着色性に優れた有機複合被覆鋼板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09241860A (ja) |
-
1996
- 1996-03-11 JP JP5295296A patent/JPH09241860A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030603 |