JPH09242364A - 立体格納塔 - Google Patents

立体格納塔

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JPH09242364A
JPH09242364A JP8050196A JP5019696A JPH09242364A JP H09242364 A JPH09242364 A JP H09242364A JP 8050196 A JP8050196 A JP 8050196A JP 5019696 A JP5019696 A JP 5019696A JP H09242364 A JPH09242364 A JP H09242364A
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〆男 田中
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清 井戸
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健二 郷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 横行トレーの横行機構を安価に構成すること
が可能な立体格納塔を提供すること。 【解決手段】 チェン部35は、各横行トレー28A,
28Bにそれぞれ設けられ、同横行トレー28A,28
Bの移動方向に沿って延在されている。第1横行用スプ
ロケット38は、昇降空間S内に配設されている。第2
横行用スプロケット39は、各格納室K1内に配設され
ている。同第1及び第2横行用スプロケット38,39
は、その歯部38a,39aが、各横行トレー28A,
28Bのチェン部35の移動軌跡に交わるようにして配
置されている。従って、横行用モータ42A,42Bの
駆動により第1及び第2横行用スプロケット38,39
が正逆方向に回転され、横行トレー28A,28Bが格
納室K1と昇降空間Sとの同一階間で横行移動される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、立体駐車装置等の
立体格納塔に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の立体駐車装置としては、図8に示
すようなものが存在する。同立体駐車装置においては、
格納空間Kが、鉛直方向(紙面表裏方向)に延びる昇降
空間Sの左右両側方に並設されている。同昇降空間S及
び格納空間Kは、第1及び第2ローラフレーム51,5
2によってそれぞれ複数の階に区画されている。自動車
が載置される横行トレー53A,53Bは、格納空間K
の各階に形成された格納室K1に収容配置されている。
同横行トレー53A,53Bは、自動車の入庫・出庫時
には同格納室K1と昇降空間Sとの同一階間を横行移動
可能である。昇降リフト54は、昇降空間S内において
昇降可能に設けられている。前記横行トレー53A,5
3Bと昇降リフト54は、互い違いの櫛歯状のフォーク
53a,54aを有している。従って、横行トレー53
A,53Bと昇降リフト54とが、昇降空間S内におい
てフォーク53a,54a部分を以てすれ違うことによ
り、両者53A,53B,54間での自動車の受渡しが
なされる。
【0003】さて、前記横行トレー53A,53Bを横
行移動させるための横行機構として、複数の第1及び第
2ガイドローラ55,56が、前記第1及び第2ローラ
フレーム51,52にそれぞれ設けられている(各ロー
ラフレーム51,52に四個)。電動モータ等の横行用
モータ57A,57B,57Cは各ローラフレーム5
1,52毎に配置され、前記第1及び第2ガイドローラ
55,56は、チェン58を介して、各ローラフレーム
51,52毎に独立して回転駆動される。従って、図面
左側の格納室K1と昇降空間Sとの間で横行トレー53
Aの移動が行われる時には、横行用モータ57A,57
Bが、また、右側の格納室K1と昇降空間Sとの間で横
行トレー53Bの移動が行われる時には、横行用モータ
57B,57Cがそれぞれ駆動される。なお、前後のロ
ーラフレーム51,52間においてガイドローラ55,
56の駆動が連結され、前後のいずれか一方のローラフ
レーム51,52側にのみ横行用モータ57A,57
B,57Cが配置される場合もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来技
術においては、次のような問題が存在する。 (1)前記横行機構は、第1及び第2ガイドローラ5
5,56と、それに載せ置かれる横行トレー53A,5
3Bとの間の摩擦抵抗によって、同横行トレー53A,
53Bを横行移動させるようになっている。ここで、横
行トレー53A,53Bを、確実に格納室K1と昇降空
間Sとの間で横行移動させるためには、各ガイドローラ
55,56と横行トレー53A,53Bとの間の接触が
確実に行われる必要がある。つまり、各ガイドローラ5
5,56を、ローラフレーム51,52に対して精度良
く組み付ける必要があった。従って、例えば、ガイドロ
ーラ55,56のベアリングを収容するための孔を、ロ
ーラフレーム51,52に穿設する際、同孔をボーリン
グ加工等によって精度良く仕上げねばならず、加工コス
トが高くなっていた。
【0005】(2)横行トレー53A,53Bの横行移
動が確実に行われるように、各ローラフレーム51,5
2に配置された四個のガイドローラ55,56の全てが
駆動回転されるように構成されている。従って、前記
(1)の加工コストの問題が深刻化されていた。
【0006】(3)前記横行機構は、横行トレー53
A,53Bを支持するガイドローラ55,56を直接、
回転駆動するため、第1ガイドローラ55と第2ガイド
ローラ56との間で横行用モータ57A,57B,57
Cを共通化することが難しかった。つまり、例えば、第
1ガイドローラ55と横行トレー53Aに対応する第2
ガイドローラ56の両横行用モータ57A,57Bを共
通化したとする。この場合、横行トレー53Bの横行移
動時には、第1ガイドローラ55が駆動回転され、動力
伝達系を介して横行トレー53Aに対応する第2ガイド
ローラ56が不要に従動回転されてしまう。これを防止
するためには、共通化した横行用モータと第2ガイドロ
ーラ56との間に、動力の伝達・遮断を行う機構を介在
させなければならず、非常に複雑な機構となるからであ
る。
【0007】従って、前記従来技術においては、第1及
び第2ローラフレーム51,52の双方に、第1及び第
2ガイドローラ55,56を駆動するための横行用モー
タ57A,57B,57Cが独立して備えられていた。
その結果、高価な横行用モータ57A,57B,57C
を多数配置することになり、横行機構がコスト高になっ
ていた。また、左方或いは右方の横行トレー53A,5
3Bの横行移動に応じて、各横行用モータ57A,57
B,57Cのオン・オフ及び回転方向をそれぞれ独立し
て制御しなくてはならず、制御回路が複雑となってい
た。
【0008】以上のように、従来の立体駐車装置は、横
行トレー53A,53Bの横行機構にコストがかかり、
装置全体のコストが上昇されていた。本発明は、上記従
来技術に存在する問題点に着目してなされたものであっ
て、その目的は、横行トレーの横行機構を安価に構成す
ることが可能な立体格納塔を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明では、横行トレーに形成され、同横行
トレーの移動方向に沿って延びる従節部と、前記昇降空
間内において、従節部の移動軌跡に対して、その外周側
に形成された原節部が交わるようにして配置された第1
回転体と、前記格納空間内において、従節部の移動軌跡
に対して、その外周側に形成された原節部が交わるよう
にして配置された第2回転体と、前記第1及び第2回転
体を正逆方向に回転駆動する駆動手段とを備え、前記第
1及び第2回転体が正逆方向に回転されることにより、
前記横行トレーが格納空間と昇降空間との同一階間を移
動されるように構成された立体格納塔である。
【0010】請求項2の発明では、前記駆動手段は、同
一の駆動源によって第1及び第2回転体を回転駆動する
ものである。請求項3の発明では、前記従節部は複数箇
所に形成され、前記第1及び第2回転体は、各従節部に
対応してそれぞれ複数が配置されている。
【0011】請求項4の発明では、前記駆動手段は、同
一の駆動源によって一つの第1及び第2回転体と他の第
1及び第2回転体を回転駆動するものである。請求項5
の発明では、前記格納空間は昇降空間の両側に配置され
ており、一方の横行トレーに対応する第1回転体は、そ
の原節部が他方の横行トレーの従節部の移動軌跡に対し
て交わらない位置に配置されている。
【0012】(作用)上記構成の請求項1の発明におい
て格納物を入庫させる場合には、同格納物が昇降リフト
に載置されて昇降空間を所定の階まで昇降移動される。
所定の階まで昇降移動された格納物は、横行トレーが昇
降空間から格納空間に横行移動されることにより格納さ
れる。
【0013】また、格納物を出庫させる場合には、それ
が載置された横行トレーを格納空間から昇降空間に横行
移動させる。そして、昇降空間に移動された格納物は、
昇降リフトにより出庫位置の階まで移動される。
【0014】ここで、前記横行トレーの格納空間と昇降
空間との間での移動は、駆動手段の駆動により第1及び
第2回転体を正逆方向へ回転することで行われる。つま
り、例えば、横行トレーが格納空間に配置された状態に
あるとする。この状態では第2回転体の原節部が、横行
トレーの従節部に交わっている。従って、同横行トレー
は、第2回転体により移動力が付与されて、昇降空間に
向けて移動される。
【0015】同横行トレーが、格納空間と昇降空間との
間のある区間まで移動されると、第1回転体の原節部が
同従節部に対して交わる。従って、この区間において横
行トレーは、両回転体によって移動力が付与されて、昇
降空間に向けて送られる。
【0016】さらに、横行トレーが昇降空間に移動され
るにつれて、第2回転体の原節部と横行トレーの従節部
との係合が解除される。従って、それ以降の区間におい
て同横行トレーは、第1回転体のみによって移動力が付
与されて、昇降空間内に移動される。
【0017】なお、昇降空間に在る横行トレーを格納空
間に横行移動させるには、駆動手段により第1及び第2
回転体を前記とは逆方向に回転させれば良い。請求項2
の発明においては、一つの駆動源の駆動力が第1及び第
2回転体に伝達され、同第1及び第2回転体が回転され
る。つまり、両回転体間において駆動源が共通化されて
いる。
【0018】請求項3の発明においては、前記従節部は
複数箇所に形成され、前記第1及び第2回転体は、各従
節部に対応してそれぞれ複数が配置されている。つま
り、移動力が横行トレーに対して複数の箇所に分散して
付与されることになり、同横行トレーの横行移動が安定
される。
【0019】請求項4の発明においては、一つの駆動源
の駆動力が複数の第1及び第2回転体に伝達され、同第
1及び第2回転体が回転される。つまり、複数の第1及
び第2回転体間において駆動源が共通化されている。
【0020】請求項5の発明においては、前記格納空間
は昇降空間の両側に配置されており、一方の横行トレー
に対応する第1回転体は、その原節部が他方の横行トレ
ーの従節部の移動軌跡に交わらない位置に配置されてい
る。従って、一方の横行トレーの横行移動により、他方
の横行トレーに対応する第1回転体が従動回転されるこ
とはない。その結果、例えば、第1及び第2回転体間で
駆動源を共通化した場合でも、動力伝達系を介して他方
の横行トレーに対応する第2回転体が不要に従動回転さ
れることを防止できる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の立体格納塔を立体
駐車装置に具体化した一実施形態について説明する。
【0022】図1〜図5に示すように、メインフレーム
11A〜11Dは敷地の四隅において、それぞれ鉛直方
向に立設されている。昇降空間Sはメインフレーム11
A〜11Dによって囲まれた空間の中央に区画形成さ
れ、同メインフレーム11A〜11Dに沿って鉛直方向
に延びている。格納空間Kは同昇降空間Sの左右両側方
に隣接して区画形成され、同じくメインフレーム11A
〜11Dに沿って鉛直方向に延びている。
【0023】昇降フレーム12A〜12Dは前記昇降空
間Sの四隅に配置されており、同昇降空間Sに沿って鉛
直方向に延びている。各昇降フレーム12A〜12Dは
横断面「コ」字状をなし、昇降空間Sの前方側に位置さ
れる昇降フレーム12A,12Bと、後方側に位置され
る昇降フレーム12C,12Dとは、その「コ」字状の
開口部を対向させた状態で配置されている。
【0024】左右方向に延びる前後一対の第1ローラフ
レーム13は、前方側の昇降フレーム12A,12B間
及び後方側の昇降フレーム12C,12D間にそれぞれ
横架されている。同第1ローラフレーム13は、鉛直方
向に沿って、所定間隔をおいて複数が設けられている。
前記昇降空間Sは、同第1ガイドレール13によって複
数の階に区画されている。第1ガイドローラ14は、各
階において両第1ローラフレーム13の対向面にそれぞ
れ回転可能に設けられている。同第1ガイドローラ14
は、複数個(四個)が各第1ローラフレーム13の長手
方向に沿って所定間隔で配置されている。
【0025】左右方向に延びる前後一対の第2ローラフ
レーム15は、前方側のメインフレーム11A,11B
と昇降フレーム12A,12B、及び後方側のメインフ
レーム11C,11Dと昇降フレーム12C,12Dの
隣接する各フレーム間にそれぞれ横架されている。同第
2ローラフレーム15は、鉛直方向に沿って所定間隔を
おいて複数が設けられており、それぞれ前記第1ローラ
フレーム13と同じ高さ位置に配置されている。各格納
空間Kは、同第2ローラフレーム15によって複数の階
に区画され、各階には格納室K1が区画形成されてい
る。
【0026】第2ガイドローラ16は、各階の収容室K
1において両第2ローラフレーム15の対向面にそれぞ
れ回転可能に設けられている。同第2ガイドローラ16
は、複数個(四個)が各第2ローラフレーム15の長手
方向に沿って所定間隔で配置されている。なお、前記第
1及び第2ガイドローラ14,16は、フリーローラに
より構成されている。
【0027】昇降リフト17は、前記昇降空間Sの左右
両側方においてそれぞれ前後方向に延びる一対のリフト
フレーム18と、両リフトフレーム18から互いに対向
されるリフトフレーム18に向けて突出された櫛歯状の
フォーク19とにより構成されている。各リフトフレー
ム18の前後両端部は、前後の昇降フレーム12A〜1
2Dの開口部内にそれぞれ挿入されている。
【0028】図2及び図5に示すように、一対のバラン
スチェン20は、昇降空間S内において左右両側方に配
置されている。ガイドスプロケット21A,21Bは、
各リフトフレーム18の内部において前後端側にそれぞ
れ回転可能に配設されている。前記バランスチェン20
は、各リフトフレーム18の内空間に略水平状態で挿通
配置されている。各バランスチェン20の後端側は、ガ
イドスプロケット21Bを経由して上昇され、その上昇
端は後方側の昇降フレーム12C,12Dの上端部に固
定されている。また、各バランスチェン20の他端側
は、ガイドスプロケット21Aを経由して下降され、下
降端は前方側の昇降フレーム12A,12Bの下端部に
固定されている。
【0029】カウンタシャフト22は、前方側の昇降フ
レーム12A,12Bの上端部間に回転可能に軸架され
ており、右方の昇降フレーム12Bの上端部に固定され
た昇降用モータ23によって正逆方向に回転駆動され
る。一対の駆動スプロケット24は、同カウンタシャフ
ト22において前方側の昇降フレーム12A,12Bの
内空間に対応した位置に固定配置されている。リフトチ
ェン26は各駆動スプロケット24にそれぞれ巻き掛け
られている。同リフトチェン26の一端部は、昇降リフ
ト17のリフトフーレム18の前端部にそれぞれ固定さ
れ、他端部にはバランスウエイト27が取着されてい
る。同バランスウエイト27により、昇降リフト17側
との間での重量バランスが調整されている。
【0030】ここで、前記バランスチェン20は、その
上昇端及び下降端の高低差に、ガイドスプロケット21
A,21B間の距離(掛け渡し距離)を加えた長さと略
同じ長さを有している。従って、リフトフレーム18の
前端側がリフトチェン26により吊下支持されることに
より、ガイドスプロケット21A、バランスチェン20
及びガイドスプロケット21Bの連係で、同リフトフレ
ーム18の後端側も前端側と略同じ高さに保持される。
つまり、昇降リフト17は略水平状態にバランス支持さ
れている。
【0031】そして、前記リフトチェン26が、昇降用
モータ23の駆動によって一方向或いは他方向へ送られ
ると、昇降リフト17の前端側が上昇或いは下降動作さ
れようとする。この前端側の昇降動作に、ガイドスプロ
ケット21A,バランスチェン20及びガイドスプロケ
ット21Bを介して昇降リフト17の後端側が連動して
昇降される。従って、同昇降リフト17は略水平状態を
保持しつつ、昇降フレーム12A〜12Dに案内されて
昇降空間S内を昇降される。
【0032】自動車Cを載置するための横行トレー28
A,28Bは、前後方向に並行された一対のフォークフ
レーム29と、両フォークフレーム29の端部間を横架
するようにして固定された、横断面「コ」字状をなす一
対のガイドフレーム30とにより構成されている。ま
た、同横行トレー28A,28Bは、そのフォークフレ
ーム29の左右両側に、前記昇降リフト17のフォーク
19と互い違いに突出する櫛歯状のフォーク31を有し
ている。同横行トレー28A,28Bは、それぞれガイ
ドフレーム30の「コ」字状の内空間を以て前記第2ガ
イドローラ16に嵌め合わされ、第2ローラフレーム1
5により支持されている。同横行トレー28A,28B
は、常には、前記各階の格納室K1に収容されており、
自動車Cの入庫・出庫時には、第2ガイドローラ16及
び同第2ガイドローラ16と同じ高さ位置に配置された
第1ガイドローラ14により案内支持されて、格納室K
1と昇降空間Sとの同一階間で横行移動可能となってい
る。
【0033】入出庫室Fは昇降空間Sの最下階に設けら
れており、同入出庫室Fが本立体駐車装置に対する自動
車Cの出入口となっている。床32は同入出庫室Fの下
部に設けられており、図示しないが、同床32の左右両
側には前記横行トレー28A,28Bのフォーク31と
同形状、つまり、前記昇降リフト17のフォーク19と
互い違いとなるフォークが形成されている。
【0034】次に、前記横行トレー28A,28Bを横
行移動させるための横行機構について説明する。図2〜
図4に示すように、従節部としてのチェン部35は、各
横行トレー28A,28Bにおいて両ガイドフレーム3
0の上面にそれぞれ設けられている。同チェン部35
は、ガイドフレーム30の長手方向(横行トレー28
A,28Bの横行移動方向)に沿って延在されている。
【0035】第1及び第2軸受け36,37は、前後の
第1及び第2ローラフレーム13,15の上面におい
て、昇降フレーム12A〜12D寄りにそれぞれ配設さ
れている。第1回転体としての各一対の第1横行用スプ
ロケット38は、第1軸受け36によって回転可能に軸
支されている。第2回転体としての各一対の第2横行用
スプロケット39は、第2軸受け37によって回転可能
に軸支されている。図4の拡大円中に示すように、同第
1及び第2横行用スプロケット38,39は、その外周
側に形成された原節部としての歯部38a,39aが、
各横行トレー28A,28Bのチェン部35の移動軌跡
に交わるようにして配置されている(第1横行用スプロ
ケット38の歯部38aは図示しないが同様な構成であ
る)。なお、第1及び第2横行用スプロケット38,3
9は、横行トレー28A,28Bが格納室K1と昇降空
間Sとの間を移動される際、常に少なくとも一方がチェ
ン部35に対して噛合されるように配置されている。
【0036】連動シャフト40は、前後の各第2ローラ
フレーム15間において回転可能に軸架されている。第
1及び第2横行用スプロケット38,39の回転軸及び
連動シャフト40の両端部には、それぞれスプロケット
38b,39b,40a,40bが固定されている。駆
動チェン41は、前方側及び後方側の各スプロケット3
8b,39b,40a(40b)間にそれぞれ巻き掛け
られている。同駆動チェン41は、昇降空間S(昇降リ
フト17の昇降軌跡)に干渉されないようにするため、
昇降フレーム12A〜12Dの外側において取り廻され
ている。
【0037】駆動源としての横行用モータ42A,42
Bは電動ブレーキモータからなり、前方側の第2軸受け
37の上部にそれぞれ配設されている。同横行用モータ
42A,42Bは、その駆動軸に取着されたスプロケッ
ト42aを以て後方側の駆動チェン41に噛合されてい
る。従って、同横行用モータ42A,42Bの駆動によ
り、前方側の第1及び第2横行用スプロケット38,3
9が回転されるとともに、連動シャフト40を介して後
方側の第1及び第2横行用スプロケット38,39も同
方向に連動回転される。テンション調整用ローラ43
は、各駆動チェン41に介在されている。同テンション
調整用ローラ43の第2ローラフレーム15に対する位
置を変更することにより、駆動チェン41のテンション
を調整可能である。
【0038】なお、前記各チェン部35は、ガイドフレ
ーム30において昇降空間S寄りの部分には設けられて
いない。従って、例えば、図7に示すように、図面右側
(左側)の横行トレー28B(28A)が昇降空間Sに
移動されたとする。この場合、チェン部35には右側
(左側)の第1横行用スプロケット38が噛合されるの
みであり、左側(右側)の第1横行用スプロケット38
が、同チェン部35に対して噛合されることはない。言
い換えれば、一方の横行トレー28B(28A)のチェ
ン部35の移動軌跡に対して、他方の横行トレー28A
(28B)に対応される第1横行用スプロケット38の
歯部38aが交わらないように構成されている。
【0039】さて、図2に示すように、横行トレー28
A,28Bが格納室K1に格納された状態では、第2横
行用スプロケット39のみが同横行トレー28A,28
Bのチェン部35にそれぞれ噛合されている。この状態
で、例えば、横行用モータ42Bが駆動されると、それ
に連結された第1及び第2横行用スプロケット38,3
9が一方向に回転される。従って、横行トレー28B
は、噛合関係にある同第2横行用スプロケット39によ
り移動力が付与されて、昇降空間Sに向けて横行移動さ
れる。
【0040】図6に示すように、前記横行トレー28B
が格納室K1と昇降空間Sとの間の途中位置にさしかか
ると、第1横行用スプロケット38もチェン部35に対
して噛合される。従って、同横行トレー28Bは、第1
及び第2の両横行用スプロケット38,39により移動
力が付与される。
【0041】そして、図7に示すように、同横行トレー
28Bが昇降空間Sに移動されるにつれて、同横行トレ
ー28Bと第2横行用スプロケット39との噛合が外れ
る。従って、それ以降は、第1横行用スプロケット38
のみによって移動力が付与される。
【0042】なお、昇降空間Sに配置された横行トレー
28Bを格納室K1に格納するには、横行用モータ42
Bにより第1及び第2横行用スプロケット38,39を
前記とは逆方向に回転させれば良い。
【0043】次に、上記構成の立体駐車装置の作用につ
いて説明する。 (入庫動作)自動車Cを立体駐車装置に入庫させるため
には、昇降リフト17を床32の下方に移動配置させて
おく(図1に示す状態)。この状態で、自動車Cを入出
庫室F内に乗り入れ、床面32上で停止させる。そし
て、昇降リフト17を上昇させることにより、同昇降リ
フト17のフォーク19と床32のフォークとがすれ違
い、同床32上の自動車Cが昇降リフト17に受け渡さ
れる。
【0044】自動車Cを載せた昇降リフト17は昇降空
間S内を上昇され、所定の格納室K1が属する階よりも
上方位置で停止される。その後、格納室K1内の横行ト
レー28A(28B)が、前述したような動作によって
昇降空間Sに横行移動される。この状態で、昇降リフト
17が下降されることにより、同昇降リフト17のフォ
ーク19と横行トレー28A(28B)のフォーク31
とがすれ違い、昇降リフト17から横行トレー28A
(28B)に対して自動車Cが受け渡される。自動車C
を受け取った横行トレー28A(28B)は、格納室K
1内に横行移動され、自動車Cは所定の格納室K1内に
格納される。
【0045】(出庫動作)自動車Cを立体駐車装置から
出庫させるためには、同自動車Cが格納された格納室K
1の横行トレー28A(28B)を昇降空間Sに横行移
動させる。この状態で、昇降リフト17を上昇させるこ
とにより、同昇降リフト17のフォーク19と横行トレ
ー28A(28B)のフォーク31とがすれ違い、同横
行トレー28A(28B)から昇降リフト17に対して
自動車Cが受け渡される。
【0046】自動車Cを載せた昇降リフト17は、格納
室K1の階よりも上方位置において一端停止され、その
間に昇降空間Sに位置される横行トレー28A(28
B)が自身の格納室K1に横行移動される。そして、昇
降リフト17が最下階まで下降され、同昇降リフト17
のフォーク19と床32のフォークとがすれ違い、昇降
リフト17から床32に対して自動車Cが受け渡され
る。そして、自動車Cを入出庫室Fから乗り出すことに
より出庫が完了される。
【0047】上記構成の本実施形態においては、次のよ
うな効果を奏する。 (1)横行トレー28A,28Bのチェン部35と、第
1及び第2横行用スプロケット38,39との間の噛合
関係により、同横行トレー28A,28Bを格納室K1
と昇降空間Sとの同一階間で横行移動させている。従っ
て、前記第1及び第2ガイドローラ14,16はフリー
ローラで良く、同フリーローラの各ローラフレーム1
3,15に対する取り付けにそれほど精度は要求されな
い。従って、同第1及び第2ガイドローラ14,16を
支持する、図示しないベアリングを収容するために、各
ローラフレーム13,15に設けられる孔は、例えば、
パンチ孔程度の加工で良く、その加工コストを大幅に低
減できる。
【0048】(2)第1及び第2横行用スプロケット3
8,39の配置位置と、横行トレー28A,28Bに形
成されたチェン部35の配設位置を調節するのみで、同
チェン部35に対して、他方の横行トレー28A,28
Bに対応される第1横行用スプロケット38が噛合され
ることはない。従って、第1及び第2横行用スプロケッ
ト38,39を回転駆動するための横行用モータ42
A,42Bを、複雑な動力伝達系(動力の伝達・遮断機
構)を介在させることなく共通化することができた。こ
のため、少ない横行用モータ42A,42Bを統括して
制御する、図示しない制御回路は、その構成を簡素化す
ることができる。
【0049】(3)連動シャフト40を前後の駆動チェ
ン41間に介在させることにより、後方側の第1及び第
2横行用スプロケット38、39を、前方側の第1及び
第2横行用スプロケット38,39に連動させている。
従って、前後の第1及び第2横行用スプロケット38,
39の横行用モータ42A,42Bを共通化でき、前記
(2)と合わせて、各階には同横行用モータ42A,4
2Bが二個配置されるのみであり、前記制御回路の簡素
化にさらに有効となる。
【0050】以上、(1)〜(3)により、横行機構部
分のコストを低減でき、ひいては立体駐車装置を安価に
提供することが可能となる。その他にも次のような効果
を奏する。
【0051】(4)チェン部35は、横行トレー28
A,28Bの両側方に設けられており、それぞれに対応
して第1及び第2横行用スプロケット38,39が設け
られている。つまり、各横行用モータ42A,42Bの
駆動力は、横行フレーム28A,28Bの両側方の二箇
所で付与される。従って、例えば、横行用モータ42
A,42Bの駆動力が横行フレーム28A,28Bの中
央部において一箇所で付与される場合と比較して、同横
行フレーム28A,28Bの横行移動が安定して行われ
る。
【0052】(5)前記第1及び第2横行用スプロケッ
ト38,39は、第1及び第2ガイドローラ14,16
に対してチェン部35を挟んで反対側に配置されてい
る。従って、横行トレー28A,28Bは、同第1及び
第2横行用スプロケット38,39及び第1及び第2ガ
イドローラ14,16により挟持された状態にある。そ
の結果、同横行トレー28A,28Bの横行移動が滑り
なく安定して行われ、不安定な横行移動による騒音や振
動等の発生を抑制することが可能となる。
【0053】(6)横行用モータ42A,42Bはブレ
ーキモータであり、従動回転は不能である。また、横行
トレー28A,28Bのチェン部35と、第1及び/又
は第2横行用スプロケット38,39とは、常に噛合さ
れた状態にある。このため、何らかの理由で横行トレー
28A,28Bに応力(例えば、地震による揺れ)が作
用されたとしても、同横行トレー28A,28Bの不要
な移動を阻止することができる。
【0054】さて、ここで、前記第1及び第2横行用ス
プロケット38,39を、上記実施形態とは逆に横行ト
レー28A,28B側に、また、チェン部35を、第1
及び第2ローラフレーム13,15側に設けることが考
えられる。この場合、横行用モータ42A,42Bは、
横行トレー28A,28B側に配置されることになる。
このような構成において、本発明人が横行用モータ42
A,42Bに対する外部電源からの配線の(コスト面等
から現実的な)取り廻し方を各種試みた。しかし、いず
れの場合においても、横行トレー28A,28Bの横行
移動により同配線が昇降リフト17の昇降軌跡に干渉し
て、同昇降リフト17の昇降が阻害されてしまった。従
って、このような構成は、その配線上の理由から現実的
な構成ではない。
【0055】なお、本発明の趣旨から逸脱しない範囲で
以下の態様でも実施できる。 (1)第1横行用スプロケット38を回転駆動するため
の横行用モータと、第2横行用スプロケット39を回転
駆動するための横行用モータを別個に配設すること。こ
のようにすれば、駆動チェン41等により両スプロケッ
ト38,39間で駆動力を取り廻す必要がなくなり、横
行機構の動力伝達構成を簡素化できる。
【0056】(2)前方側の第1及び第2横行用スプロ
ケット38,39を回転駆動するための横行用モータ
と、後方側の第1及び第2横行用スプロケット38,3
9を回転駆動するための横行用モータを別個に配設する
こと。このようにすれば、連動シャフト40等により駆
動力を前後のスプロケット38,39間で取り廻す必要
がなくなり、横行機構の動力伝達構成を簡素化できる。
【0057】(3)前記チェン部35をラックに変更
し、それに応じて第1及び第2横行用スプロケット3
8,39を、同ラックに噛み合うピニオンやウオーム等
のギアに変更すること。
【0058】(4)上記実施形態においてチェン部35
を摩擦面に変更し、それに応じて第1及び第2横行用ス
プロケット38,39を摩擦ローラに変更すること。こ
のようにすれば、安価に従節部及び原節部を構成でき
る。
【0059】(5)チェン部35を横行トレー28A,
28Bの側面側或いは裏面側に設けること。 (6)チェン部35を横行トレー28A,28Bの一箇
所にのみ設けること。このようにすれば、第1及び第2
横行用スプロケット38,39がそれぞれ一つで済み、
部品点数を減らして安価に横行機構を構成できる。
【0060】(7)チェン部35を横行トレー28A,
28Bの三箇所以上に設けること。このようにすれば、
横行トレー28A,28Bの横行移動がさらに安定的に
行われる。
【0061】(8)上記実施形態においては、一方の横
行トレー28Aのチェン部35の延長線上に他方の横行
トレー28Bのチェン部35が存在した。これを変更
し、一方の横行トレー28Aのチェン部35の延長線上
に他方の横行トレー28Bのチェン部35が存在しない
ように両者の配置関係を、横行トレー28A,28Bの
移動方向と交差方向にずらすこと。
【0062】(9)上記実施形態においては、互い違い
に設けられたフォーク19,31により自動車Cの受渡
しを行っていたが、横行トレー28A,28Bをそのま
ま昇降リフト17に載せて各格納室K1と入出庫室Fと
の間を移動させるように構成しても良い。
【0063】(10)格納空間Kが、昇降空間Sの一側
方にのみ形成された立体駐車装置において具体化するこ
と。 (11)自動車C以外の格納物を格納するための立体格
納塔として、例えば、自動倉庫等において具体化するこ
と。
【0064】上記実施形態から把握できる技術的思想に
ついて記載する。 (1)横行トレー28A,28Bの裏面と、格納空間K
の各階K1及び昇降空間Sの各階との間には、それぞれ
同横行トレー28A,28Bを横行移動可能に支持する
ガイドローラ14,16が介在されており、前記従節部
35は横行トレー28A,28Bの上面側に形成されて
いる請求項1〜5のいずれかに記載の立体格納塔。
【0065】このようにすれば、横行トレー28A,2
8Bが第1及び第2回転体38,39とガイドローラ1
4,16とにより挟持されることになり、その横行移動
が安定して行われる。
【0066】(2)前記従節部35と原節部38a,3
9aは噛合関係にある請求項1〜5のいずれかに記載の
立体駐車装置。このようにすれば、横行トレー28A,
28Bの横行移動が、滑りなく確実に行われる。
【0067】
【発明の効果】上記構成の請求項1の発明によれば、横
行トレーの横行機構を安価に構成することができ、ひい
ては立体格納塔を安価に提供することが可能となる。
【0068】請求項2の発明によれば、第1及び第2回
転体間において駆動源を共通化することにより、横行機
構を安価に構成することができる。請求項3の発明によ
れば、駆動源の駆動力を横行トレーの複数箇所で作用さ
せることができ、同横行トレーの横行移動が安定して行
われる。従って、横行トレーの不安定な横行移動による
騒音や振動の発生を抑制できる。
【0069】請求項4の発明によれば、複数の第1及び
第2回転体間において駆動源を共通化することにより、
横行機構を安価に構成することができる。請求項5の発
明によれば、格納空間が昇降空間の両側に配置された立
体格納塔においても、容易に本発明を具体化することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 立体駐車装置を示す正面図。
【図2】 立体駐車装置を示す平面図。
【図3】 図1の要部拡大図。
【図4】 図2のA−A線断面図。
【図5】 図2のB−B線断面図。
【図6】 横行トレーの横行動作を説明する図。
【図7】 横行トレーの横行動作を説明する図。
【図8】 従来の立体駐車装置を示す横断面図。
【符号の説明】
17…昇降リフト、28A,28B…横行トレー、35
…従節部としてのチェン部、38…第1回転体としての
第1横行用スプロケット、38a…原節部としての歯
部、39…第2回転体としての第2横行用スプロケッ
ト、39a…原節部としての歯部、42A,42B…駆
動手段を構成する横行用モータ、S…昇降空間、K…格
納空間。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数階に区画された格納空間と、同格納
    空間に並設され、同じく複数階に区画された昇降空間
    と、同昇降空間内を昇降される昇降リフトと、前記格納
    空間と昇降空間との同一階間を移動可能に配設され、格
    納物を載せ置くための横行トレーとを備えた立体格納塔
    において、 前記横行トレーに形成され、同横行トレーの移動方向に
    沿って延びる従節部と、 前記昇降空間内において、従節部の移動軌跡に対して、
    その外周側に形成された原節部が交わるようにして配置
    された第1回転体と、 前記格納空間内において、従節部の移動軌跡に対して、
    その外周側に形成された原節部が交わるようにして配置
    された第2回転体と、 前記第1及び第2回転体を正逆方向に回転駆動する駆動
    手段とを備え、 前記第1及び第2回転体が正逆方向に回転されることに
    より、前記横行トレーが格納空間と昇降空間との同一階
    間を移動されるように構成された立体格納塔。
  2. 【請求項2】 前記駆動手段は、同一の駆動源によって
    第1及び第2回転体を回転駆動する請求項1に記載の立
    体格納塔。
  3. 【請求項3】 前記従節部は複数箇所に形成され、前記
    第1及び第2回転体は、各従節部に対応してそれぞれ複
    数が配置されている請求項1又は2に記載の立体格納
    塔。
  4. 【請求項4】 前記駆動手段は、同一の駆動源によって
    一つの第1及び第2回転体と他の第1及び第2回転体を
    回転駆動する請求項3に記載の立体格納塔。
  5. 【請求項5】 前記格納空間は昇降空間の両側に配置さ
    れており、一方の横行トレーに対応する第1回転体は、
    その原節部が他方の横行トレーの従節部の移動軌跡に対
    して交わらない位置に配置されている請求項1〜4のい
    ずれかに記載の立体格納塔。
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