JPH09243390A - 車両位置検出装置 - Google Patents

車両位置検出装置

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JPH09243390A
JPH09243390A JP5297196A JP5297196A JPH09243390A JP H09243390 A JPH09243390 A JP H09243390A JP 5297196 A JP5297196 A JP 5297196A JP 5297196 A JP5297196 A JP 5297196A JP H09243390 A JPH09243390 A JP H09243390A
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road
point
vehicle
calculated
distance
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JP5297196A
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Kazuya Morita
一哉 森田
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 道路上の現在位置とGPSシステムから得ら
れる絶対位置を基準に新たな道路上の現在位置を算出す
る。 【構成】 推定位置算出手段17より得られた道路上の現
在位置に基づき、距離取得手段12から取得された距離と
方位取得手段13より取得された方位とから移動位置算出
手段16により移動位置が算出される。更に、GPS受信
機である位置取得手段により取得された絶対位置と移動
位置算出手段16により算出された移動位置とから推定位
置算出手段17より新たな道路上の現在位置を算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線航法システ
ム、例えばGPS(Global Positioning System)を通じ
て得られる車両絶対位置(以下、単に「絶対位置」と呼
ぶ。)に基づき道路地図メモリから得られる道路ネット
ワークの道路上に適切な車両の現在位置(以下、単に
「現在位置」と呼ぶ。)として算出する位置検出装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、方位センサと距離センサとを
用いて車両の位置を検出する方式があった。この方式
は、推測航法と呼ばれており、外部の支援設備を導入し
ないので、比較的簡単に採用できる。しかし、センサに
誤差が発生するため、走行距離が増すに従って位置検出
誤差が累積する。
【0003】そこで、上記センサにより走行軌跡を求
め、この走行軌跡と道路ネットワークとのパターンマッ
チングを行うことにより累積誤差をなくし、正確な車両
の位置を算出する地図マッチング方式が提案され、これ
を利用した車両位置検出装置が開発された。
【0004】ところが、上記地図マッチング方式を利用
した車両位置検出装置では、分岐のない高速道路を走行
したときのように走行軌跡があまり特徴のない場合は地
図マッチングが不正確になることがあった。
【0005】そこで、上記GPSシステムを併用して地
図マッチング方式が不正確になったときのみGPSシス
テムから得られる絶対位置を知り、この絶対位置を用い
て車両位置を修正して、地図マッチング方式の精度を補
う位置検出方式が提案されている(特公平7−9238
8号公報参照)。
【0006】上記道路ネットワーク(以下、単に「道
路」と呼ぶ)は、ノードとリンクから構成され、ノード
は分岐点であり、リンクは分岐点間の道路と考えてよ
い。また、ノードは当該ノードに接続されているリンク
への接続情報と規制情報を有し、リンクは当該リンクに
接続されているノードへの接続情報、両端の座標、リン
クの方向およびリンクの距離を有している。
【0007】上記GPSシステムは、軌道を周回する人
工衛星(以下、「GPS衛星」と呼ぶ)からの電波を利
用して自己の位置を測位する技術を有する。その原理
は、所定の軌道上を周回する複数のGPS衛星が発生す
る電波の伝搬遅延時間をGPS受信機で測定し、2次元
的または3次元的な位置を測位することである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記GPSシステムを
併用した車両位置検出装置においては、GPS受信機が
測位する絶対位置による車両位置の修正については、図
1のように、センサによる誤差が累積された後、現在位
置を大きく修正するため、運転者は戸惑うおそれがあっ
た。
【0009】また、この位置検出方法は、車両が長いト
ンネル内を走行している時などGPS受信機が測位でき
ない状態や高層ビルにより反射したGPS衛星からの電
波をGPS受信機が受信し測位した絶対位置が不正確な
状態のとき絶対位置を利用することができなかった。こ
のとき、無理に、測位できない状態や測位できても不正
確な状態でGPS受信機が測位した絶対位置を利用して
も道路上で最も確からしい位置を素早く現在位置として
検出できず、不正確な位置を現在位置として運転者に示
し続けることになる。
【0010】本発明は、上記の2つの問題に鑑みてなさ
れたものである。第一の問題に対しては、図2のように
GPS受信機が測位した絶対位置を基準に道路上に現在
位置をマッチングさせるために大きく位置を修正するこ
とはなく、運転者は戸惑うおそれがない。
【0011】第二の問題に対しては、GPS受信機で測
位できない状態でも道路上に車両の推定位置を算出しつ
づけることにより再び測位したとき迅速に最も確からし
い位置を素早く検出することを目的とする。また、本発
明によれば過去に算出した現在位置に含まれる誤差と現
在の位置に含まれる誤差とを加味して最も確からしい現
在位置を算出するため大きく現在位置が道路からはずれ
ることはない。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の請求項1記載の車両位置検出装置は、軌道を周回する
複数のGPS衛星からの電波を受信し、絶対位置を測位
する上記GPS受信機である位置取得手段、道路ネット
ワークデータを格納する地図メモリ、車速センサとして
エンジンコントロールユニット(以下、「ECU」と呼
ぶ)若しくは車輪速センサから得られる距離情報を取得
する距離取得手段、方位センサとして絶対方位を検出す
る地磁気センサ若しくは相対方位を検出するジャイロか
ら得られる方位情報を取得する方位取得手段、車両の移
動位置を算出する移動位置算出手段、推定位置を道路上
に算出する推定位置算出手段とからなり、以下の特徴を
有する。
【0013】地図メモリから得られる道路上の現在位置
S点を起点として、方位取得手段から得られる車両の進
行方向の道路に沿って、距離取得手段から得られる距離
情報に基づき一定時間後の移動位置M点を移動位置算出
手段により算出する。
【0014】次に、一定時間後に位置取得手段から取得
する絶対位置g点から道路上に最近傍G点を設定する。
推定位置算出手段によりこの最近傍G点と移動位置M点
との2点間の道路上の内分点である推定位置S点を算出
する。この推定位置S点を新たな現在位置S点として道
路上に出力装置により重畳表示する。
【0015】請求項2に記載の車両位置検出装置は、現
在位置に固有の誤差Es(以下、現在位置誤差Esと呼ぶ)
を含む現在位置S点を道路上の起点として方位取得手段
から得られる車両の進行方向の道路に沿って、距離取得
手段を通じて、車速センサの出力値から得られる距離に
累積した誤差Em(以下、距離誤差Emと呼ぶ)を含む距離
情報により一定時間後の移動位置M点を算出する。この
移動位置M点に係る誤差Ems (以下、移動位置誤差Ems
と呼ぶ)は、現在位置誤差Esと距離誤差Emを含む。
【0016】次に、位置取得手段から得られるGPS受
信機の測位精度に係る誤差Eg(以下GPS誤差Egと呼
ぶ)を含む絶対位置g点に、最も近い道路上の最近傍G
点を求める。更に、移動位置誤差Ems と上記GPS誤差
Egとで構成されるカルマンフィルタを通じて、移動位置
M点と最近傍G点とから推定位置S点を算出し、この推
定位置S点を新たな現在位置S点とする。
【0017】請求項3に記載の車両位置検出装置は、位
置取得手段から得られる絶対位置g点から、最も近い道
路上の最近傍G点を求めるとき、以下の特徴を有する。
移動位置M点を中心とした移動位置誤差Ems の範囲内に
絶対位置g点が存在する場合、その範囲内で車両がこれ
まで進んできた道路と今回進んでゆくと予想される道路
を対象に最近傍G点を設定するための道路を探索する。
反対に絶対位置g点がその範囲内に位置しない場合、メ
モリ制御部が管理する道路ネットワークデータのすべて
の道路を対象に最近傍G点を設定するための道路を探索
する。
【0018】請求項4に記載の車両位置検出装置は、現
在位置S点から道路に沿って、移動位置M点を算出する
とき、道路ネットワーク上に分岐点があった場合に次の
処理を行う。移動位置誤差Ems の範囲内に分岐点と絶対
位置g点が存在し、最近傍G点を探索するとき、分岐点
を基準とした目的地の方向と分岐点を基準とした道路の
方向とを比較して目的地の方向に最も近い方向の道路を
選択することを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下では、この発明の実施例を、
添付図面を参照して詳細に説明する。 1.ブロック図 図3は、車両位置検出装置の構成を示すブロック図であ
る。この車両位置検出装置は、GPS衛星からの電波を
受信するアンテナ5、車速情報を出力する車速センサ
3、方位情報を出力する方位センサ4、地図専用ディス
クDに格納されている道路ネットワークデータを取得す
るCDドライブ2を備えている。これらの出力は、車両
位置検出装置本体1へ与えられる。また、車両位置検出
装置本体1は、車両位置検出装置本体1が算出する現在
位置を道路と共に表示するディスプレイ6を備えてい
る。
【0020】車両位置検出装置本体1の内部は、メモリ
制御部11、距離取得手段12、方位取得手段13、位
置取得手段14、出力制御部15、移動位置算出手段1
6、推定位置算出手段17から構成される。
【0021】2.現在位置の算出 (1)初期位置の設定 車両位置検出装置は、概ね、初期化時の状態と電源入力
後の車両の走行中の状態に分けられる。ここでは、図4
〜図6の図を基に図7と図8のフローチャートにより、
初期化時の現在位置の算出を説明する。
【0022】図7は、電源入力後やリセット後に初めて
測位した絶対位置g0 点に基づき道路上の現在位置を算
出するフローチャートである。図7において、電源入力
等をした時に時刻を管理するカウンタnに0を代入する
と共に位置取得手段14から絶対位置g0 点を得る(S
1)。このg0 点を中心として20km四方程度の道路
ネットワークデータをCDドライブ2及びメモリ制御部
11を通じて、地図専用ディスクDから取得する(S
2)。この道路ネットワークデータに基づき、図4のよ
うにS1で得た絶対位置g0 点から道路上に最近傍の点
である最近傍G0 点を設定する最近傍探索サブルーチン
をコールする(S3)。このサブルーチンコールにより
得られた最近傍G0 点を現在位置S0 点とみなす(S
5)。
【0023】次に、最近傍点探索サブルーチンは、絶対
位置g0 点に最近傍の道路であるリンクの上のG0 点の
算出を目的とする。図8よりこのサブルーチンを説明す
る。メモリの初期化の処理として、垂線の長さをストア
するメモリに−1を代入する(T1)。地図専用ディス
クDからメモリ制御部11に取得された、絶対位置g0点
を中心とした20km四方程度の道路ネットワークをす
べて検査したかを確認する(T2)。この確認によりす
べて検査したなら(True)、本サブルーチンの処理を終
了し、検査が残っているなら(Fault )、T3へ移行す
る。20km四方程度の道路ネットワークを構成する複
数のブロックの中から1ブロックを取得する(T3)。
この1ブロック内の道路ネットワークをすべて検査(T
4)したなら(True)、次のブロックを検査すべくT2
へ移行し、次のブロック内の道路ネットワークを検査す
る。一方、まだ検査(T4)していないなら(Fault
)、T5へ移行し、ブロック内から1本のリンクを取
得する。1本のリンクの両端の座標とg0 点の座標に基
づき、g0 点からその1本のリンクの両端の座標に対す
る線分に垂線をおろし、交点G0 点の座標を算出する。
【0024】図5のように、垂線とその線分の交点G0
点の座標が、両端abの座標の間に位置する場合は、交
点G0 点の座標からg0 点の座標までの距離を垂線の長
さとする。反対に、図6のように、垂線とその線分の交
点G0 点の座標が、両端abの座標の間に位置しない場
合は、両端の座標からg0 点の座標までの距離をそれぞ
れ求め、いずれか短い方を垂線の長さとする(T6)。
T7において、このT6で算出した垂線の長さと垂線の
長さを格納したメモリの値とを比較し、T6で算出した
垂線の長さの方が短かければ(True)、T8へ移行し、
T6で算出した垂線の長さにより垂線の長さを格納する
メモリの内容を更新する(T8)。T6で算出した垂線
の長さの方が長ければ(Fault )、T4へ移行する。
【0025】(2)走行中の現在位置の算出 図9を基に図8、図10及び図11により、車両の走行
中の現在位置の算出について説明する。図9は、前回に
算出した現在位置Sn-1 点に依存する移動位置Mn 点と
最近傍Gn 点により新たな現在位置Sn 点の算出する図
である。図10のフローチャートにおいて、カウンタn
に1を代入し(S7)、移動位置点算出サブルーチンを
コールする(S8)。なお、本サブルーチンの説明につ
いては、後で述べる。
【0026】S11では、位置取得手段から絶対位置g
n 点を測位できなければ(Fault )、S16へ移行し、
移動位置Mn 点を新たな現在位置Sn 点とする(S1
6)。一方、位置取得手段から絶対位置gn 点を測位で
きれば(True)、S12へ移行し、最近傍点探索サブル
ーチンコールされる。最近傍点探索サブルーチンコール
は、図8で既に説明したように絶対位置gn 点の最近傍
の道路上の点であるGn点を算出する。
【0027】次に、S8とS12のサブルーチンコール
で得られた移動位置Mn 点と最近傍Gn 点とから道路上
にMn 点とSn 点の間の距離とSn 点とGn 点の間の距
離の一定の比を満たす推定位置Sn 点を算出する(S1
3)。S13で算出した推定位置Sn 点を新たな現在位
置Sn 点とする(S14)。最後に、カウンタnを進め
ると共に、必要な道路ネットワークデータを地図専用デ
ィスクより得る。現在位置を道路上にディスプレイ上に
重畳表示する(S18)。
【0028】ここで、コールされた移動位置点算出サブ
ルーチンについて説明する。図11において、積算距離
メモリに0を代入する(U1)。メモリ制御部11にある
道路ネットワークから前回のカウンタの値に対応(カウ
ンタが1の場合は、前回のカウンタは0であり。)する
現在位置Sn-1 点が位置する1本のリンクを取得する
(U2)。その1本のリンクにおいて、現在位置Sn-1
点から進行方向の端点までの距離を算出し、この算出さ
れた値を積算距離メモリに代入する(U3)。
【0029】次に、積算距離のメモリの値が、距離取得
手段12から得られる移動距離mより小さければ(Tru
e)、U5に移行し、接続先のリンクを得る。積算距離
のメモリの値が、距離取得手段12から得られる移動距離
mより大きければ(Fault )、U7へ移行する(U
4)。U5では、車両進行方向の接続先のリンクを取得
する。このリンクの長さを積算距離メモリの値に加算
し、U4へ移行する(U6)。U7では、U4の判断の
結果、取得されたリンク上に移動距離mが達する点があ
ると認められるので、この点を算出し、移動位置Mn 点
とする。この移動位置Mn点の算出後、図10のフロー
チャートのS11へリターンする。
【0030】3.カルマンフィルタを使用した現在位置
の算出 (1)初期位置の設定 カルマンフィルタは、現在位置誤差Esと距離誤差Emとか
ら成る移動位置誤差Ems 及びGPS誤差Egを構成要素と
してフィルタを形成する。ここでは、初期位置の設定時
においてGPS誤差Egの取得後の現在位置誤差Esの設定
について、図12〜14を基に図15のフローチャート
により説明する。現在位置誤差Esは、GPS誤差Egに依
存する。GPS誤差EgはGPS衛星の位置の状態により
決定される。例えば、図12のようにG1〜G4のGP
S衛星からの電波をGPS受信機Rが受信できたとす
る。このときG1〜G4及びRで構成される多面体の体
積をVとする。このVの逆数はDOPと呼ばれ、DOP
は車両の真の位置を中心に測位する絶対位置がばらつく
程度を表す。更に、このDOPとGPS誤差Egは、図1
3のグラフように比例関係を有し、DOPの大きさより
GPS誤差Egが分かる。なお、DOPはGPS受信機に
より算出され、グラフの傾きはGPS衛星より得られ
る。従って、GPS受信機は、GPS衛星の電波を受信
すると、GPS誤差Egを算出できる。
【0031】図15のフローチャートは図7の初期化時
の現在位置の算出のフローチャートにS4とS6を付加
したものである。即ち、位置取得手段14より絶対位置g
0 点を取得した後、S4において、図14のように絶対
位置g0 点を中心としたGPS誤差Egを得る。更に、S
6において、最近傍G0 点の位置を現在位置S0 点とみ
なしたとき、GPS誤差Egの大きさも現在位置誤差Esと
みなす。
【0032】(2)走行中の現在位置の算出 ここでは、カルマンフィルタの残りの構成要素である距
離誤差Emと移動位置誤差Ems 及びカルマンフィルタを使
用した現在位置の算出について、図16の図を基に、図
17、図11及び図8のフローチャートにより説明す
る。図16は、前回の時刻n−1に算出した現在位置S
n-1 、移動位置Mn 及び最近傍Gn 点から、それぞれの
誤差の大きさを加味したカルマンフィルタを通じて得ら
れた現在の時刻nにおける現在位置Sn を表している。
図17のフローチャートは、図10の走行中の現在位置
の算出のフローチャートにGPS誤差Eg、及び移動位置
誤差Ems によるカルマンフィルタを利用しているステッ
プ(S9、S10、S13の1、S15、及びS17)
が付加されている。
【0033】移動位置誤差Ems は、現在位置誤差Esと距
離誤差Emに依存するものなので、これらの2乗平均で算
出される。現在位置誤差Esは、初期化時に算出される
か、前回の時刻であるカウンタn-1 に算出されたもので
ある。一方、距離誤差Emは、車速センサから得られる車
速パルス数に累積する移動距離に含まれる。車種によっ
て車速パルスの幅や間隔が異なるため、誤差Emが発生す
るのである。
【0034】図17のフローチャートを説明する。カウ
ンタnに1を代入し(S7)、移動位置点算出サブルー
チンをコールする(S8)。図11の移動位置点算出サ
ブルーチンは、移動位置Mn 点の算出後、S9へリター
ンする。
【0035】S9において、予め、メモリ制御部11に格
納されている移動距離誤差Emを得る。S10では、初期
化時に算出されるか、前回の時刻であるカウンタn-1 に
算出された現在位置誤差Esと距離誤差Emについて、これ
らの2乗平均を以下の式(1)により、移動位置誤差Em
s を得る。
【数1】
【0036】S11では、位置取得手段から絶対位置g
n 点を測位できなければ(Fault )、S16へ移行し、
移動位置Mn 点を新たな現在位置Sn 点とする(S1
6)と共に、距離誤差Emの値を新たな現在位置誤差Esと
みなす(S17)。一方、S11において位置取得手段
から絶対位置gn 点を測位できれば(True)、S12へ
移行し、最近傍点探索サブルーチンコールされる。図8
の最近傍点探索サブルーチンコールは、絶対位置gn 点
の最近傍の道路上の点であるGn 点を算出する。
【0037】次に、S8とS12のサブルーチンコール
で得られた移動位置Mn 点と最近傍Gn 点を、移動位置
誤差Ems と現在位置誤差Esとからなるカルマンフィルタ
(以下の式(2)と(3))に入力して、推定位置Sn
点を算出する(S13の1)。
【数2】
【数3】
【0038】S13の1で算出した推定位置Sn 点を新
たな現在位置Sn 点とする(S14)と共に、新たな現
在位置誤差Esを以下の式(4)により算出する(S1
5)。
【数4】
【0039】最後に、カウンタnを進めると共に、必要
な道路ネットワークデータを地図専用ディスクより得
る。現在位置を道路上にディスプレイ上に重畳表示する
(S18)。
【0040】(3)移動位置誤差Ems の範囲内における
最近傍点の設定 ここでは、移動位置誤差Ems を基礎とした範囲内に絶対
位置gn 点が存在するか否かにより、最近傍Gn 点の探
索方法を処理時間の短縮を目的とした構成の一部変更を
図18の図と図19及び図20のフローチャートにより
説明する。図18は移動位置Mn 点を中心とした移動位
置誤差Ems を基礎とした範囲と絶対位置gn 点の位置関
係を示す図である。絶対位置gn 点がその範囲内に位置
するなら、最近傍Gn 点の探索の対象となるリンクを、
その範囲内で、Mn 点が位置するリンクを含め、Mn 点
が位置するリンクとネットワークとしてつながりのある
リンクを基準に探索する。図19のフローチャートは、
図17のフローチャートに移動位置誤差Ems の範囲内に
絶対位置gn 点が存在するか否かにより最近傍点Gn 点
を算出するサブルーチン(図20)をS12の1に付加
されている。以下に図20のフローチャートを説明す
る。
【0041】絶対位置gn 点が移動位置Mn 点を中心と
したC×Ems の範囲内に位置するか否かを検査する(V
1)。ここで、Cは定数であり、地図専用ディスクDに
格納された地図ネットワークの密度によって決定され
る。例えば、地図ネットワークが密なら、Cを1とし、
疎なら2以上の数としてもよい。もし、絶対位置gn 点
がC×Ems の範囲外に位置するなら(Fault )、V10
の最近傍点探索サブルーチン(図8のフローチャート)
により、最近傍Gn 点を算出し、リターンする。
【0042】絶対位置gn 点がC×Ems の範囲内に位置
するなら(True)、垂線の長さをストアするメモリに−
1を代入し(V2)、メモリ制御部11にある道路ネット
ワークから現在位置Sn-1 が位置する1本のリンクを取
得する(V3)。更に、V4でメモリ制御部11から取得
したリンクの本数が所定の数に達したか否かを検査し、
達したなら(True)、図19のフローチャートのS13
の1へリターンする。達していなければ(Fault )、V
5へ移行する。
【0043】V5では、取得した1本のリンクの両端の
いずれか一方の点が、C×Ems の範囲内に位置するか否
かを検査する。1本のリンクの両端の点がその範囲に入
らないなら(Fault )、V9へ移行し、現在位置Sn-1
の進行方向に沿った次のリンクをメモリ制御部11から取
得する。1本のリンクの両端のいずれか一方の点がその
範囲に入るなら(Fault )、V6へ移行する。
【0044】1本のリンクの両端の座標とg0 点の座標
に基づき、g0 点からその1本のリンクの両端の座標に
対する線分に垂線をおろし、交点G0 点の座標を算出す
る。図5のように、垂線とその線分の交点G0 点の座標
が、両端の座標の間に位置する場合は、交点G0 点の座
標からg0 点の座標までの距離を垂線の長さとする。反
対に、図6のように、垂線とその線分の交点G0 点の座
標が、両端の座標の間に位置しない場合は、両端の座標
からg0 点の座標までの距離をそれぞれ求め、いずれか
短い方を垂線の長さとする(V6)。V7において、こ
のV6で算出した垂線の長さと垂線の長さを格納したメ
モリの値とを比較し、V6で算出した垂線の長さの方が
短かければ(True)、V8へ移行し、V6で算出した垂
線の長さにより垂線の長さを格納するメモリの内容を更
新する(V8)。V6で算出した垂線の長さの方が長け
れば(Fault )、V9へ移行する。V4でメモリ制御部
11から取得したリンクの本数が所定の数に達したなら
(True)、図19のフローチャートのS13の1へリタ
ーンする。
【0045】(4)走行中の分岐点の処理 ここでは、走行中の分岐点の処理に関する構成の一部変
更を、図21と図22の図を基に図23〜図26のフロ
ーチャートにより説明する。図23のフローチャート
は、図19のフローチャートに走行中の分岐点の処理を
含むサブルーチン(図24と図25)をS8の1とS1
2の2に付加されている。分岐点の処理が必要になるの
は次の2つの場合である。一つは、時刻nにおいて現在
位置Sn-1点から進行方向に沿った道路上で移動位置Mn
点を算出するとき、途中で分岐点がある場合(図2
1)である。他は、移動位置誤差Ems を基礎とする範囲
内で最近傍Gn 点を探索する場合(図22)である。以
下に移動位置Mn 点を算出する場合の分岐点の処理を図
24のフローチャートで、最近傍Gn 点を算出する場合
の分岐点の処理を図25のフローチャートで説明する。
【0046】図24のフローチャートにおいて、積算距
離メモリに0を代入する(W1)。メモリ制御部11にあ
る道路ネットワークから前回のカウンタの値に対応(カ
ウンタが1の場合は、前回のカウンタは0であり。)す
る現在位置Sn-1 点が位置する1本のリンクを取得する
(W2)。その1本のリンクにおいて、現在位置Sn-1
点から進行方向の端点までの距離を算出し、この算出さ
れた値を積算距離メモリに代入する(W3)。
【0047】W4において、積算距離のメモリの値が、
距離取得手段12から得られる移動距離mより小さければ
(True)、W5に移行し、接続先のリンクを得る。積算
距離のメモリの値が、距離取得手段12から得られる移動
距離mより大きければ(Fault )、W7へ移行する(W
4)。W5では、取得したリンクの進行方向に対する接
続先が分岐点しているか否かを検査し、分岐しているな
ら、妥当なリンクを選択するサブルーチンがコールされ
る。
【0048】次に、この分岐点のリンク選択サブルーチ
ンについて説明する。図26のフローチャートのY1に
おいて、取得したリンクの進行方向の接続先の数を検査
する。接続先の数が2以上なら分岐していると判断し
(True)、Y2へ移行する。接続先の数が1なら分岐し
ていない判断し(Fault )、図24のフローチャートの
W6へリターンする。Y2では、接続先の数だけメモリ
制御部11から接続先のリンクを取得し、分岐点を基準と
して接続先のリンクの座標からリンクの方向を知る。Y
3では、分岐点を基準とした目的地の方向がY2で求め
たリンクの方向に近いリンクを選択し、図24のフロー
チャートのW6へリターンする。
【0049】W5のリターン後、サブルーチンコールに
より得たリンクについて、リンクの長さを積算距離メモ
リの値に加算し、W4へ移行する(W6)。W7では、
W4の判断の結果、取得されたリンク上に移動距離mが
達する点があると認められるので、この点を算出し、移
動位置Mn 点とする。
【0050】分岐点においてリンクを選択しつつ、移動
位置誤差Ems の範囲を加味して、絶対位置gn 点の最近
傍の道路上の点であるGn 点を算出する最近傍点探索サ
ブルーチンコールを図25のフローチャートを用いて説
明する。
【0051】絶対位置gn 点が移動位置Mn 点を中心と
したC×Ems の範囲内に位置するか否かを検査する(X
1)。ここで、Cは定数であり、地図専用ディスクDに
格納された地図ネットワークの密度によって決定され
る。例えば、地図ネットワークが密なら、Cを1とし、
疎なら2以上の数としてもよい。もし、絶対位置gn 点
がC×Ems の範囲外に位置するなら(Fault )、X11
の最近傍点探索サブルーチン(図8と同じ)により、最
近傍Gn 点を算出し、図23のフローチャートのS12
の2へリターンする。
【0052】絶対位置gn 点がC×Ems の範囲内に位置
するなら(True)、垂線の長さをストアするメモリに−
1を代入し(X2)、メモリ制御部11にある道路ネット
ワークから現在位置Sn-1 が位置する1本のリンクを取
得する(X3)。更に、X4でメモリ制御部11から取得
したリンクの本数が所定の数に達したか否かを検査し、
達したなら(True)、図23のフローチャートのS12
の2へリターンする。達していなければ(Fault )、X
5へ移行する。
【0053】X5では、既に説明した分岐点リンク選択
サブルーチン(図26)をコールして、目的地の方向に
沿う妥当なリンクを取得し、X6へ移行する。X6で
は、取得した1本のリンクの両端のいずれか一方の点
が、C×Ems の範囲内に位置するか否かを検査する。1
本のリンクの両端の点がその範囲に入らないなら(Faul
t )、X10へ移行し、現在位置Sn-1 の進行方向に沿
った次のリンクをメモリ制御部11から取得する。1本の
リンクの両端のいずれか一方の点がその範囲に入るなら
(Fault )、X7へ移行する。
【0054】1本のリンクの両端の座標とg0 点の座標
に基づき、g0 点からその1本のリンクの両端の座標に
対する線分に垂線をおろし、交点G0 点の座標を算出す
る。図5のように、垂線とその線分の交点G0 点の座標
が、両端の座標の間に位置する場合は、交点G0 点の座
標からg0 点の座標までの距離を垂線の長さとする。反
対に、図6のように垂線とその線分の交点G0 点の座標
が、両端の座標の間に位置しない場合は、両端の座標か
らg0 点の座標までの距離をそれぞれ求め、いずれか短
い方を垂線の長さとする(X7)。X8において、この
X7で算出した垂線の長さと垂線の長さを格納したメモ
リの値とを比較し、X7で算出した垂線の長さの方が短
かければ(True)、X9へ移行し、X7で算出した垂線
の長さにより垂線の長さを格納するメモリの内容を更新
する(X9)。X7で算出した垂線の長さの方が長けれ
ば(Fault )、X10へ移行する。更に、X4でメモリ
制御部11から取得したリンクの本数が所定の数に達した
なら(True)、図23のフローチャートのS12の2へ
リターンする。
【0055】以上のように分岐点における処理を説明し
た。しかし、分岐点において誤ったリンクを選択した場
合は、最近傍Gn 点と移動位置Mn の距離が離れてゆく
ので、ある所定の値を越えたとき、現在位置を初期位置
設定し直せばよい。
【0056】
【発明の効果】以上の本発明によれば、GPS受信機が
車両の絶対位置を測位できない時や測位するのが困難な
時でも道路上に車両の推定位置を算出し続けるため、現
在位置が大きく道路からはずれることはなく、再び測位
したときも迅速に確からしい現在位置を表示できる。加
えて、過去の誤差の大きさと現在の誤差の大きさをカル
マンフィルタにより参酌しているので、より確からしい
現在位置を算出することができる。また、誤差の範囲内
に車両が進むべき道路が存在する可能性が高いので、そ
の範囲に絞ってマッチング対象の道路を得るため、より
迅速に処理が可能である。更に、マッチング時に分岐の
道路までを検査しているため、精度の高いマッチングを
実現している。
【図面の簡単な説明】
【図1】GPSシステムにより現在位置を道路上に補正
する図である。
【図2】一定時間毎にGPSシステムから得られた絶対
位置を道路上に補正する図である。
【図3】車両位置検出装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図4】初期化時における現在位置の算出を示す図であ
る。
【図5】最近傍点を算出する図である。
【図6】最近傍点を算出する図である。
【図7】初期化時における現在位置の算出を示すフロー
チャートである。
【図8】最近傍点を算出するサブルーチンのフローチャ
ートである。
【図9】車両走行中における現在位置の算出を示す図で
ある。
【図10】車両走行中における現在位置を算出するため
のフローチャートである。
【図11】移動位置を算出するサブルーチンのフローチ
ャートである。
【図12】GPS衛星からの電波の受信を示す図であ
る。
【図13】測位精度に固有な誤差EgとDOPの特性を示
すグラフである。
【図14】初期化時における現在位置に固有な誤差Esを
示す図である。
【図15】初期化時における現在位置に固有な誤差Esを
算出するためのフローチャートである。
【図16】車両走行中においてカルマンフィルタを利用
して現在位置を算出する図である。
【図17】車両走行中においてカルマンフィルタを利用
して現在位置を算出するためのフローチャートである。
【図18】誤差Ems 内に絶対位置gn 点が位置すること
を示す図である。
【図19】車両走行中において誤差Ems 内に絶対位置g
n 点が位置することを判断して現在位置を算出するため
のフローチャートである。
【図20】誤差Ems 内に絶対位置gn 点が位置すること
を認識し、最近傍点Gn 点を算出するフローチャートで
ある。
【図21】分岐点を示す図である。
【図22】分岐点を示す図である。
【図23】車両走行中において分岐点を判断して現在位
置を算出するためのフローチャートである。
【図24】分岐点を判断して移動位置を算出するための
サブルーチンのフローチャートである。
【図25】分岐点を判断して誤差Ems の範囲を加味して
最近傍点を探索するためのサブルーチンのフローチャー
トである。
【図26】分岐点において分岐先のリンクを選択するサ
ブルーチンのフローチャートである。
【符号の説明】
D…地図専用ディスク 1…車両位置検出装置本体 2…CDドライブ 3…車速センサ 4…方位センサ 5…アンテナ 6…ディスプレイ 11…メモリ制御部 12…距離取得手段 13…方位取得手段 14…位置取得手段 15…出力制御部 16…移動位置算出手段 17…推定位置算出手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無線航法システムから得られる位置情報と
    道路地図メモリから得られる道路ネットワークデータに
    基づき道路上の車両の位置を検出する道路マッチング型
    位置検出装置において、 無線航法システムから車両絶対位置を取得する位置取得
    手段と、 車両の移動距離を取得する距離取得手段と、 車両の方位を取得する方位取得手段と、 道路ネットワークの道路上の現在位置を起点として、上
    記方位取得手段から得られる車両の進行方向の向きの道
    路ネットワークの道路に沿って、上記距離取得手段から
    得られる距離により、一定時間後の移動位置を算出する
    移動位置算出手段と、 上記一定時間後に上記位置取得手段から取得する車両絶
    対位置を基準に道路ネットワークの道路上に設定した最
    近傍点と上記一定時間後の移動位置について、その最近
    傍点とその移動位置とから一定時間後の推定位置を道路
    ネットワークの道路上に算出する推定位置算出手段とを
    備え、 算出された推定位置を一定時間後の現在位置とすること
    を特徴とする車両位置検出装置。
  2. 【請求項2】上記推定位置算出手段は、前回算出した現
    在位置に含まれる誤差と、上記一定時間後の移動位置に
    含まれる誤差と、上記一定時間後の車両絶対位置に含ま
    れる誤差とに基づきカルマンフィルタを通じて推定位置
    を算出する請求項1記載の車両位置検出装置。
  3. 【請求項3】上記推定位置算出手段は、上記前回算出し
    た現在位置に含まれる誤差と、上記一定時間後の移動位
    置に含まれる誤差とを基準とした所定の範囲内で上記最
    近傍点を設定することにより推定位置を道路ネットワー
    クの道路上に算出する請求項2記載の車両位置検出装
    置。
  4. 【請求項4】上記移動位置算出手段は、道路ネットワー
    クの道路上の現在位置を起点として、上記方位取得手段
    から得られる車両の進行方向の向きの道路ネットワーク
    の道路に沿って、上記距離取得手段から得られる距離に
    より、一定時間後の移動位置を算出するとき、道路ネッ
    トワークの道路上に分岐点が存在した場合、その分岐点
    と車両絶対位置との位置関係から分岐先の道路を選択す
    ることを特徴とする請求項1記載の車両位置検出装置。
JP5297196A 1996-03-11 1996-03-11 車両位置検出装置 Pending JPH09243390A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008196906A (ja) * 2007-02-09 2008-08-28 Sumitomo Electric Ind Ltd 車両位置検出システム、車載装置及び車両位置検出方法
JP2008210378A (ja) * 2007-01-30 2008-09-11 Komatsu Ltd 無人車両の誘導走行制御装置

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