JPH0924509A - タイルの製造方法 - Google Patents

タイルの製造方法

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JPH0924509A
JPH0924509A JP17493795A JP17493795A JPH0924509A JP H0924509 A JPH0924509 A JP H0924509A JP 17493795 A JP17493795 A JP 17493795A JP 17493795 A JP17493795 A JP 17493795A JP H0924509 A JPH0924509 A JP H0924509A
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JP
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mold
tile
thickness
edge
molded body
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JP17493795A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Sakakibara
義行 榊原
Katsuhisa Fukumoto
克久 福本
Isao Yoshinaga
勲 吉永
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Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タイルの乾式成形に当り、成形体の密度ムラ
を防止して、所定の寸法及び形状のタイルを歩留り良く
製造する。 【解決手段】 下型上面のうち、坏土の充填密度が低く
なる他方のサイド(粉マスの移動先側)であって、縁部
以外の箇所に凸部を設けておき、成形体の裏面のうち、
他方のサイドであって且つ縁部以外の箇所に凹部4a,
4bを形成してこの箇所の厚みを、坏土の充填密度が高
い一方のサイド(粉マスの移動元側)よりも小さくす
る。成形体の全縁部の厚みは略同一とする。或いは、下
型の上面及び上型の下面を他方のサイドに向って下り傾
斜となる傾斜面とする。 【効果】 通常の金型枠で、厚み差の問題を生じること
なく、均一密度の成形体を得ることができる。焼成時の
収縮差による寸法ないし形状不良、亀裂等を防止して、
所望の寸法及び形状の製品を歩留り良く製造することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はタイルの製造方法に
係り、特に、乾式成形法によるタイルの製造に当り、成
形体の密度ムラを防止して、所定の寸法及び形状のタイ
ルを歩留り良く製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のタイルの乾式成形法について、第
5図を参照して説明する。図中、11は上下に貫通する
成形孔12を有する金型枠、13は下型、14は上型、
15は粉マスである。粉マス15は金型枠13の上面に
沿って移動自在とされている。
【0003】成形に当っては、まず、金型枠11の成形
孔12に下方から下型13を挿入し、粉マス15を金型
枠11の一方のサイド11Aから他方のサイド11Bに
向って成形孔12上まで移動させて、粉マス15内の坏
土Sを成形孔12内に供給した後、粉マス15を成形孔
12上から元の位置に退避させる(第5図(a),
(b))。次いで、上型14を下降させて成形孔12内
に挿入して坏土Sをプレス成形する(第5図(c))。
成形後は、上型14を上昇させると共に、下型13を上
昇させて、成形体16を取り出す(第5図(d))。
【0004】なお、このようにしてタイルの成形を行う
に当り、下型又は上型の成形体に接する面に適当な凹凸
を設けておき、第9図に示す如く、裏面に凹溝を設け
て、凹溝間に裏足16aを形成したタイル成形体16を
成形する場合もある。
【0005】このようなタイルの乾式成形法において
は、粉マス15を金型枠11の一方のサイド11Aから
他方のサイド11Bに移動させて坏土Sの供給を行うた
め、金型枠11の成形孔12内に供給される坏土Sに充
填ムラが生じ、成形孔12内のうち、粉マス15の移動
元である金型枠11の一方のサイド11A寄りの部分
(図5(b)のS1 の部分)で充填密度が高く、粉マス
15の移動先である金型枠11の他方のサイド11B寄
りの部分(図5(b)のS2 の部分)で充填密度が低く
なることが多い。
【0006】ところで、成形体を焼成した場合、焼成時
に収縮が起きるが、この焼成時の収縮は、高密度成形体
では小さく、低密度成形体では大きいものとなる。
【0007】実際に、磁器坏土成形体の充填密度を成形
体が吸収する油の量(吸油率:吸油率が大きい程、成形
体は低密度で、吸油率が小さい程、成形体は高密度であ
ることを示す。)で示し、この吸油率と焼成時の収縮率
との関係を調べたところ、下記表1の通りであり、充填
密度の差により、1%以上の収縮率差が生じることがわ
かる。
【0008】
【表1】
【0009】このため、例えば、第5図(a)〜(d)
の方法で第6図(a)に示すような平面視形状が正方形
のタイル成形体16を成形し、この成形体16を焼成し
た場合、成形体16のうち、前記金型枠11の一方のサ
イド11A側の部分16Aは充填密度が高いため、焼成
時の収縮が小さく、金型枠11の他方のサイド11B側
の部分16Bは充填密度が低いため、焼成時の収縮が大
きいものとなる。従って、第6図(b)に示す如く、得
られる焼成タイル17は収縮差により、平面視形状が略
台形のものとなってしまう。
【0010】また、成形体の収縮率が部分的に異なるた
め、焼成時の部分的な収縮差により、亀裂が生じるとい
う問題もある。
【0011】このような問題を解決するために、従来、
次のような方法が行われている。
【0012】 成形孔への坏土の供給に当り、充填密
度が低くなる部分に別途坏土を追加供給する。
【0013】 第7図(a)に示す如く、坏土Sの充
填密度が低い側S2 に向けて下面が下方に傾斜する上型
18を用い、充填密度の低い部分S2 をより強く加圧す
ることにより、全体として密度が均一な成形体19を得
る(なお、第7図(a)において、第5図に示す部材と
同一機能を奏する部材には同一符号を付してある。)。
【0014】 第8図(a)に示す如く、充填密度の
高い側20Aの辺が短く、充填密度の低い側20Bの辺
が長い、平面視形状が台形の成形体20を成形し、焼成
による収縮差で、第8図(b)に示す如く、平面視形状
が正方形の焼成タイル21を得る。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上記〜の方法のう
ち、の方法では、粉マスによる坏土供給後、別途、坏
土の供給を行う必要があるため、手間がかかり、生産性
が悪い。
【0016】の方法では、第7図(b)に示す如く、
得られる成形体19は、プレス成形時の加圧力の大きい
部分が薄く、加圧力の小さい部分が厚いものとなってい
る。このため、この厚み差により、製品としての厚さの
規格から外れるおそれがある。また、規格に外れない範
囲で加圧力を調整した場合には、充填密度を均一にする
ことができない場合がある。
【0017】の方法では、平面視形状が台形の成形孔
を有する金型枠を設ける必要があり、金型枠の構造が複
雑となる。しかも、焼成時の収縮差は解消されないた
め、収縮差による亀裂の問題を解決することはできな
い。
【0018】本発明は上記従来の問題点を解決し、金型
枠の成形孔の形状を変更することなく、また、厚み差の
問題を生じることなく、タイルの乾式成形に当り、坏土
の充填ムラによる成形体の密度ムラを防止して、所望の
寸法及び形状のタイルを製造する方法を提供することを
目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】請求項1,3のタイルの
製造方法は、上下に貫通した成形孔を有した金型枠と、
該成形孔に下方から挿入された下型と、該成形孔に上方
から挿入される上型と、該金型枠の上面に沿って移動自
在な粉マスとを用い、該粉マスを該金型枠上面を該金型
枠の一方のサイドから他方のサイドに向って該成形孔上
まで移動させて該粉マス内の坏土を該成形孔内に供給
し、次いで該粉マスを該成形孔上から退避させた後、該
成形孔内に上型を挿入して坏土をプレス成形する工程を
有したタイルの製造方法であって、得られる成形体の厚
みが該他方のサイドにおいて該一方のサイドよりも小さ
くなるようにしたタイルの製造方法において、前記下型
上面又は上型下面のうち前記他方のサイドであって且つ
縁部以外の箇所に凸部を設けておき、該成形体の裏面又
は表面のうち、該他方のサイドであって且つ縁部以外の
箇所に凹部を形成して該箇所の厚みを前記一方のサイド
よりも小さくし、該成形体の前記他方のサイドの縁部の
厚みを前記一方のサイドの縁部の厚みと略同一とするこ
とを特徴とする。
【0020】この方法によれば、成形孔内に供給された
坏土のうち、充填密度の低い他方のサイドの部分を、厚
みが小さくなるように加圧するため、この部分の密度を
高めて焼成時の収縮差を解消することができるが、その
際、成形体の縁部については、成形体全体として厚みが
略同一となるようにできるため、厚み差が問題となるこ
とはない。
【0021】請求項2,4のタイルの製造方法は、請求
項1,3において、前記下型上面又は上型下面の前記他
方のサイドに複数個の前記凸部を設けると共に該凸部同
士の間に前記縁部と略面一の平坦面を設け、これによ
り、前記成形体の裏面又は表面に複数個の前記凹部を形
成すると共に、該凹部同士の間の部分における成形体厚
みを前記縁部における成形体厚みと略同一とすることを
特徴とする。
【0022】この方法によれば、成形体のうち、厚みを
小さくした他方のサイドに、部分的に、縁部と略同一の
厚さの部分が成形され、厚み差の問題はより一層軽減さ
れる。
【0023】請求項5のタイルの製造方法は、上下に貫
通した成形孔を有した金型枠と、該成形孔に下方から挿
入された下型と、該成形孔に上方から挿入される上型
と、該金型枠の上面に沿って移動自在な粉マスとを用
い、該粉マスを該金型枠上面を該金型枠の一方のサイド
から他方のサイドに向って該成形孔上まで移動させて該
粉マス内の坏土を該成形孔内に供給し、次いで該粉マス
を該成形孔上から退避させた後、該成形孔内に上型を挿
入して坏土をプレス成形する工程を有したタイルの製造
方法において、前記下型の上面及び前記上型の下面を該
一方のサイドから他方のサイドに向って下り傾斜となる
傾斜面としたことを特徴とする。
【0024】この方法によれば、下型の上面が充填密度
が低くなる他方のサイドに向って下り傾斜となっている
ため、坏土を多く充填することができる。しかも、上型
の下面も、この他方のサイドに向って下り傾斜となって
いるため、この部分を大きな加圧力でプレス成形して密
度を高めることができる。その際、下型の上面及び上型
の下面が共に下り傾斜となっているため、成形体に厚み
差が殆ど生じないようにすることができる。
【0025】請求項6のタイルの製造方法は、請求項5
において、前記下型の上面の下り傾斜角度αは0.01
〜1.00°であり、前記上型の下面の下り傾斜角度β
は0.01〜2.00°であり、 且つ、該角度βは該
角度αの0.5〜2倍であることを特徴とする。
【0026】この方法によれば、充填ムラによる成形体
の密度差を効果的に解消すると共に、厚み差を著しく小
さいものとすることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施例について詳細に説明する。
【0028】第1図(a)は請求項1のタイルの製造方
法の一実施例方法を説明する断面図である。第1図
(b)は第1図(a)に示す方法で製造されたタイル成
形体を焼成して得られる焼成タイルの断面図であり、後
掲の第2図及び第3図のB−B線に沿う断面図に相当す
る。第2図及び第3図は請求項1のタイルの製造方法に
より製造された焼成タイルの裏面を示す斜視図である。
【0029】第4図(a)は請求項3のタイルの製造方
法の一実施例方法を説明する断面図、第4図(b)は第
4図(a)に示す方法で製造されたタイル成形体を焼成
して得られる焼成タイルの断面図である。
【0030】これら第1図〜第4図において、第5図に
示す部材と同一機能を奏する部材には同一符号を付して
ある。
【0031】なお、本明細書において、坏土の充填密度
が高い、粉マスの移動元側を「一方のサイド」と称し、
坏土の充填密度が低い、粉マスの移動先側を「他方のサ
イド」と称す。
【0032】第1図(a)に示す方法においては、下型
1として、上面のうち、他方のサイド1Aであって、縁
部1B以外の箇所に凸部2を設けたものを用いて、常法
に従ってプレス成形し、これを焼成して、第1図(b)
に示す如く、裏面のうち、他方のサイド3Aであって、
縁部3B以外の箇所に凹部4を形成して、この箇所の厚
みを一方のサイド3Bよりも小さくした焼成タイル3を
製造する。
【0033】本実施例は、裏面に裏足を形成したタイル
を製造する方法に係り、下型1は、上面1aと、得られ
るタイルの裏面に裏足となる凸条の間の凹溝を成形する
ための凸条1bとに、連続して凸部2a,2bを形成
し、第2図に示す如く、焼成タイル3の裏面の裏足とな
る凸条3a及びこの凸条3a,3a間の凹溝3bに連続
する凹部4a,4bを形成している。
【0034】この凹部4a,4bは、焼成タイルの他方
のサイドのうち縁部以外の全域に形成するものに限られ
ず、第3図に示す如く、裏足となる凸条3aのうちの1
本3a’ないし数本には凹部を形成せず、平坦面とし
て、他方のサイド3Aに縁部3Bの厚さと略同一の厚さ
となる部分を設けても良い。
【0035】このような焼成タイル3’は、この凸条3
a’の部分に相当する下型上面に、縁部と略面一の平坦
面を形成しておき、この平坦面に区切られた凸部を複数
個形成した下型を用いて、上記と同様の方法でプレス成
形することにより製造することができる。
【0036】このような焼成タイル3,3’であれば、
他方のサイド3Aは、下型1の凸部2で大きな加圧力を
受けてプレス成形されることにより、坏土の充填密度が
低くても得られる成形体の他方のサイド3Aの部分の密
度は一方のサイド3Cの部分の密度と同等となる。この
ため、焼成時の収縮差がなくなり、亀裂等の問題を生じ
ることなく、所望の寸法及び形状の焼成タイルを歩留り
良く製造することができる。
【0037】この焼成タイル3,3’はその縁部の厚さ
がすべて同厚さであるため、タイルの厚みの規格からは
ずれることはない。なお、他方のサイド3Aの縁部3B
については、厚さが一方のサイド3Cの縁部と同厚さで
あっても、これに隣接する部分に凹部4が形成されるこ
とにより、プレス成形時に若干の坏土の移動を受けて坏
土の充填密度が上がるため、大きな焼成収縮差を生じる
ことはない。
【0038】なお、焼成タイル裏面の他方のサイドに形
成する凹部の深さや幅等は、製造される焼成タイルの厚
さや面積、用いる坏土の収縮特性、プレス成形条件等に
より異なるが、通常の場合、厚さ0.20〜5.00m
m程度で、面積4.5〜60.0cm×4.5〜90.
0cm程度の焼成タイルを製造する場合、焼成タイルの
裏面に形成された凹部の幅(第1図(b)のw1 に相当
する値)は、焼成タイルの全幅(第1図のWに相当する
値)の10〜60%程度とし、凹部の深さ(第1図
(b)のdに相当する値)は、焼成タイルの厚さ(第1
図(b)のDに相当する値)の2〜30%程度とするの
が好ましい。また、他方のサイドの縁部の幅(第1図の
2 に相当する値)は、焼成タイルの全幅(第1図のW
に相当する値)の1.5〜15%程度とするのが好まし
い。
【0039】また、第3図に示す如く、他方のサイドに
不連続の裏足と呼ばれる凹部(3bと4b部分)を形成
する場合を含め、裏足と呼ばれる凹部(3bと4b部
分)を形成する部分の面積は、焼成タイルの面積の30
〜70%となるようにするのが好ましい。
【0040】なお、第1図〜第3図においては、上面に
凸部が形成された下型を用いて、成形体の裏面に凹部を
形成する場合について示したが、この下型上面に形成し
た凸部と同様の凸部を上型下面に形成して、得られる成
形体の表面に凹部を形成することによっても、同様の効
果を得ることができる。
【0041】第4図(a)に示す方法においては、下面
5aが一方のサイドから他方のサイドに向って下り傾斜
となる傾斜面となっている上型5と、上面6aが一方の
サイドから他方のサイドに向って下り傾斜となる傾斜面
となっている下型6とを用い、常法に従ってプレス成形
し、得られた成形体を焼成することにより、第4図
(b)に示す如く、表面7A及び裏面7Bが共に、一方
のサイドから他方のサイドに向って後退するタイル成形
体7を成形する。
【0042】このようなタイル成形体7であれば、下型
6の上面6aが一方のサイドから他方のサイドに向って
下り傾斜面となっているため、成形孔12内の他方のサ
イドにおける坏土Sの充填量が多くなる。しかも、プレ
ス成形に当っては、上型5の下面5aが一方のサイドか
ら他方のサイドに向って下り傾斜面となっているため、
坏土Sが高い加圧力でプレスされることにより、密度が
十分に高められる。従って、一方のサイドと他方のサイ
ドとの密度差が殆どなくなり、焼成時の収縮差がなくな
るため、亀裂等の問題を生じることなく、所望の寸法及
び形状の焼成タイルを歩留り良く製造することができ
る。
【0043】このように、上型5の下面5aが下り傾斜
面であっても、下型6の上面6aも下り傾斜面であるた
め、第8図に示す上面が下り傾斜面の上型のみを用いた
従来法のように、得られるタイルの他方のサイドの厚さ
が一方のサイドの厚さに比べて極端に薄くなることはな
く、焼成タイルの一方のサイドの厚さd1 と他方のサイ
ドの厚さd2 とはほぼ同等となり、厚さの規格からはず
れることはない。
【0044】この方法において、下型の上面の下り傾斜
角度αは0.01〜1.00°で、上型の下面の下り傾
斜角度βは0.01〜2.00°とし、角度βは角度α
の0.5〜2倍であることが、密度差及び厚み差の低減
の面で好適である。
【0045】
【実施例】
実施例1 以下に実施例及び比較例を挙げて本発明をより具体的に
説明する。
【0046】実施例1 第1図(a),(b)に示す方法に従ってタイル成形体
を得、これを焼成して第3図に示す焼成タイルを得た。
製造した焼成タイルの寸法は、15cm×15cm×厚
さ0.9cmであり、裏面に形成した凹部は次のような
大きさとした。
【0047】凹部の幅(第1図(b)のW1 に相当):
焼成タイルの幅の20% 凹部の深さ(第1図(b)のdに相当):焼成タイルの
厚さの20% 凹部の面積(第1図(b)の4a,4b部分の面積):
焼成タイルの面積の18% 他方のサイドの縁部の幅:焼成タイルの幅の5% 得られた焼成タイル100個について一方のサイドの辺
縁の長さL1 と、他方のサイドの辺縁の長さL2 を測定
し、収縮の割合をL1 /L2 で求めたところ、L1 /L
2 =1.002(100個の平均値)と極めて良好な値
が得られた。また、100個の焼成タイルのうち、焼成
により亀裂の生じたものは全くなかった。
【0048】比較例1 実施例1において、裏面に凹部を形成しないこと以外
は、同様の寸法の焼成タイルを製造し、同様に収縮割合
を求めたところ、L1 /L2 =1.007(100個の
平均値)と、収縮差が大きかった。また、100個の焼
成タイルのうち、焼成により亀裂又は変形で製品とする
ことができないものが4個あり、歩留りが非常に悪かっ
た。
【0049】実施例2 第4図(a),(b)に示す方法に従ってタイル成形体
を得、これを焼成して焼成タイルを得た。製造した焼成
タイルの寸法は、10cm×20cm×厚さ0.55c
mであり、下型の上面の下り傾斜角度α=0.03°,
上型の下面の下り傾斜角度β=0.04°とした。
【0050】得られた焼成タイル100個について一方
のサイドの辺縁の長さL1 と、他方のサイドの辺縁の長
さL2 を測定し、収縮の割合をL1 /L2 で求めたとこ
ろ、L1 /L2 =1.001(100個の平均値)と極
めて良好な値が得られた。また、100個の焼成タイル
のうち、焼成により亀裂の生じたものは全くなかった。
【0051】なお、他方のサイドの辺縁の厚さd2 と一
方のサイドの辺縁の厚さd1 との比d2 /d1 は1.0
06(100個の平均値)で、厚み差は殆どなかった。
【0052】比較例2 実施例1において、上型のみ下面が下り傾斜面(下り傾
斜角度0.08°)のものを用い、下型については、上
面が水平面のものを用いたこと以外は同様にして、同寸
法の焼成タイルを製造し、同様に収縮割合を求めたとこ
ろ、L1 /L2=1.002と、収縮差はさほど大きく
はなかったが、他方のサイドの辺縁の厚さd2 と一方の
サイドの辺縁の厚さd1 との比d2 /d1 は1.054
(100個の平均値)で、厚み差が大きすぎて製品とし
得ないものがいくつかみられた。
【0053】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明のタイルの製
造方法によれば、通常の金型枠を用いて、厚み差の問題
を生じることなく、密度が均一な成形体を得ることがで
きる。従って、焼成時の収縮差による寸法ないし形状不
良、更には亀裂等を防止して、所望の寸法及び形状の製
品を歩留り良く製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1図(a)は本発明のタイルの製造方法の一
実施例方法を示す断面図、第1図(b)は第1図(a)
に示す方法で製造されたタイル成形体を焼成して得られ
る焼成タイルの断面図である。
【図2】第1図(a)に示す方法で製造されたタイル成
形体の断面図である。
【図3】本発明の方法で製造されたタイル成形体の他の
実施例を示す斜視図である。
【図4】第4図(a)は本発明のタイルの製造方法の他
の実施例方法を示す断面図、第4図(b)は第4図
(a)に示す方法で製造されたタイル成形体を焼成して
得られる焼成タイルの断面図である。
【図5】従来の乾式成形法を示す断面図である。
【図6】従来法による焼成収縮を示す平面図である。
【図7】第7図(a)は従来の乾式成形法を示す断面
図、第7図(b)は第7図(a)に示す方法で製造され
たタイル成形体の断面図である。
【図8】従来の乾式成形法を示す平面図である。
【図9】従来のタイル成形体の裏面を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 下型 2,2a,2b 凸部 3,3’ 焼成タイル 3a 凸条 3b 凹溝 4,4a,4b 凹部 5 上型 6 下型 7 焼成タイル 11 金型枠 12 成形孔 14 上型 15 粉マス S 坏土

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下に貫通した成形孔を有した金型枠
    と、該成形孔に下方から挿入された下型と、該成形孔に
    上方から挿入される上型と、該金型枠の上面に沿って移
    動自在な粉マスとを用い、 該粉マスを該金型枠上面を該金型枠の一方のサイドから
    他方のサイドに向って該成形孔上まで移動させて該粉マ
    ス内の坏土を該成形孔内に供給し、 次いで該粉マスを該成形孔上から退避させた後、該成形
    孔内に上型を挿入して坏土をプレス成形する工程を有し
    たタイルの製造方法であって、 得られる成形体の厚みが該他方のサイドにおいて該一方
    のサイドよりも小さくなるようにしたタイルの製造方法
    において、 前記下型上面のうち前記他方のサイドであって且つ縁部
    以外の箇所に凸部を設けておき、 該成形体の裏面のうち、該他方のサイドであって且つ縁
    部以外の箇所に凹部を形成して該箇所の厚みを前記一方
    のサイドよりも小さくし、 該成形体の前記他方のサイドの縁部の厚みを前記一方の
    サイドの縁部の厚みと略同一とすることを特徴とするタ
    イルの製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記下型上面の前記
    他方のサイドに複数個の前記凸部を設けると共に該凸部
    同士の間に前記縁部と略面一の平坦面を設け、 これにより、前記成形体の裏面に複数個の前記凹部を形
    成すると共に、該凹部同士の間の部分における成形体厚
    みを前記縁部における成形体厚みと略同一とすることを
    特徴とするタイルの製造方法。
  3. 【請求項3】 上下に貫通した成形孔を有した金型枠
    と、該成形孔に下方から挿入された下型と、該成形孔に
    上方から挿入される上型と、該金型枠の上面に沿って移
    動自在な粉マスとを用い、 該粉マスを該金型枠上面を該金型枠の一方のサイドから
    他方のサイドに向って該成形孔上まで移動させて該粉マ
    ス内の坏土を該成形孔内に供給し、 次いで該粉マスを該成形孔上から退避させた後、該成形
    孔内に上型を挿入して坏土をプレス成形する工程を有し
    たタイルの製造方法であって、 得られる成形体の厚みが該他方のサイドにおいて該一方
    のサイドよりも小さくなるようにしたタイルの製造方法
    において、 前記上型下面のうち前記他方のサイドであって且つ縁部
    以外の箇所に凸部を設けておき、 該成形体の表面のうち、該他方のサイドであって且つ縁
    部以外の箇所に凹部を形成して該箇所の厚みを前記一方
    のサイドよりも小さくし、 該成形体の前記他方のサイドの縁部の厚みを前記一方の
    サイドの縁部の厚みと略同一とすることを特徴とするタ
    イルの製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記上型下面の前記
    他方のサイドに複数個の前記凸部を設けると共に該凸部
    同士の間に前記縁部と略面一の平坦面を設け、 これにより、前記成形体の表面に複数個の前記凹部を形
    成すると共に、該凹部同士の間の部分における成形体厚
    みを前記縁部における成形体厚みと略同一とすることを
    特徴とするタイルの製造方法。
  5. 【請求項5】 上下に貫通した成形孔を有した金型枠
    と、該成形孔に下方から挿入された下型と、該成形孔に
    上方から挿入される上型と、該金型枠の上面に沿って移
    動自在な粉マスとを用い、 該粉マスを該金型枠上面を該金型枠の一方のサイドから
    他方のサイドに向って該成形孔上まで移動させて該粉マ
    ス内の坏土を該成形孔内に供給し、 次いで該粉マスを該成形孔上から退避させた後、該成形
    孔内に上型を挿入して坏土をプレス成形する工程を有し
    たタイルの製造方法において、 前記下型の上面及び前記上型の下面を該一方のサイドか
    ら他方のサイドに向って下り傾斜となる傾斜面としたこ
    とを特徴とするタイルの製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 前記下型の上面の下り傾斜角度αは0.01〜1.00
    °であり、前記上型の下面の下り傾斜角度βは0.01
    〜2.00°であり、 且つ、該角度βは該角度αの0.5〜2倍であることを
    特徴とするタイルの製造方法。
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