JPH0924630A - カラー感熱プリンタ用光定着装置 - Google Patents

カラー感熱プリンタ用光定着装置

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Publication number
JPH0924630A
JPH0924630A JP7176406A JP17640695A JPH0924630A JP H0924630 A JPH0924630 A JP H0924630A JP 7176406 A JP7176406 A JP 7176406A JP 17640695 A JP17640695 A JP 17640695A JP H0924630 A JPH0924630 A JP H0924630A
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JP
Japan
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shutter plate
color
recording material
thermosensitive recording
fixing device
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Application number
JP7176406A
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English (en)
Inventor
Satoshi Ueda
智 上田
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リフレクタ40内の照度分布が均一でない場
合でも、積算定着光量分布を均一にする。 【解決手段】 リフレクタ40内に2個の紫外線ランプ
32a,32bを並べて光定着器32を構成する。光定
着器32とカラー感熱記録材料12との間に、シャッタ
板50を設ける。シャッタ板50の先端に受光センサ6
0を配置する。各ランプ32a,32bを点灯した状態
でシャッタ板50を閉じて、受光センサ60により光定
着エリアLA内の照度分布を測定する。この照度分布に
基づき、積算定着光量分布を均一にするシャッタ板50
の閉じ速度パターンを求める。光定着時にカラー感熱記
録材料12の端部が搬送ローラ対20に位置してその送
りを停止した直後に、シャッタ板駆動部51により前記
閉じ速度パターンでシャッタ板50を閉じる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、往復動方式のカラ
ー感熱プリンタ用光定着装置に関し、詳しくは、カラー
感熱記録材料の端部近くまで光定着を行うカラー感熱プ
リンタ用光定着装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】支持体上に、少なくとも3種類の感熱発
色層、例えばシアン感熱発色層,マゼンタ感熱発色層,
イエロー感熱発色層を順に層設したカラー感熱記録材料
を用いて、フルカラー画像をプリントするカラー感熱プ
リンタが知られている。このカラー感熱プリンタでは、
プリントに際してサーマルヘッドをカラー感熱記録材料
に押し付け、熱感度が最も高いイエロー感熱発色層にイ
エロー画像を1ラインずつ熱記録し、その直後にイエロ
ー感熱発色層を光定着する。次にマゼンタ感熱発色層に
マゼンタ画像を熱記録してから、これを光定着する。最
後に、シアン感熱発色層にシアン画像を熱記録してフル
カラー画像が得られる。
【0003】このような熱記録及び光定着は、サーマル
ヘッド及び光定着装置に対してカラー感熱記録材料が相
対移動される間に行われ、この移動方式によってカラー
感熱プリンタは、主にプラテンドラム方式と往復動方式
とに分けられる。プラテンドラム方式は、カラー感熱記
録材料の長さに応じた周長を有するプラテンドラムにカ
ラー感熱記録材料を巻き付けて回転させるもので、プラ
テンドラムに対するカラー感熱記録材料の固定は、プラ
テンドラムに設けられたクランパによってカラー感熱記
録材料の先端をクランプして行っている。この方式で
は、カラー感熱記録材料を巻き付けるために、この記録
材料の長さに対応する周長を備えたプラテンドラムが必
要となる。したがって、プラテンドラム方式はポストカ
ードサイズ程度のプリントに適し、それ以上のB5,A
4サイズ等のプリントになると、これに対応させて径が
大きなプラテンドラムが必要となり装置の小型化が難し
くなる。反面、カラー感熱記録材料は先端部分が僅かに
クランプされるだけなので、このプラテンドラム方式で
は記録面を有効に使用することができる。
【0004】一方、図10に示すように往復動方式のカ
ラー感熱プリンタは、上方の押さえローラ2aと下方の
駆動ローラ2bとからなる搬送ローラ対2でカラー感熱
記録材料3の先端をニップして(くわえこんで)、給紙
トレイ4側から排紙通路5側へ搬送する順方向と、排紙
通路5側から給紙トレイ4側へ搬送する逆方向とに交互
に搬送しながら、小径のプラテンローラ7とサーマルヘ
ッド8との間にカラー感熱記録材料3を挟み込んで、イ
エロー,マゼンタ,シアンの3色を順次熱記録するもの
である。
【0005】また、搬送ローラ対2の順方向の下流側に
は、イエロー用紫外線ランプ9a及びマゼンタ用紫外線
ランプ9bと、これらのランプ9a,9bを覆うリフレ
クタ9cとからなる光定着器9が配置されており、順方
向へ搬送しながら各感熱発色層への熱記録を行い、順方
向又は逆方向への搬送時に光定着器9の各紫外線ランプ
9a,9bを選択的に点灯して光定着を行うようになっ
ている。この方式では、感熱記録材料3の長さに対応し
た周長を有するプラテンドラムを用いる必要がなく、小
径のプラテンローラ7を使用することができるため装置
の小型化には有利である。しかしながら、このような往
復動方式のカラー感熱プリンタでは、3色の画素にズレ
が生じないようにするために、簡単な構成の搬送系では
常に搬送ローラ対2に感熱記録材料3を挟み込んでおく
必要がある。したがって、搬送ローラ対2に挟み込まれ
る挟み代L1が必要となり、この部分は光定着器に達し
ないため、定着することができないので余白部分とな
る。
【0006】また、2種類の紫外線ランプ9a,9bを
並べる必要があり、これによって搬送ローラ対2から離
れた側のランプ9bでは、定着不足の領域が広くなる。
また、記録材料3の端部が搬送ローラ対2に位置して記
録材料3の送りが停止されると、紫外線照射エリアに先
に到達した部分と後から到達した部分では照射光量が異
なりこのエリア内で光定着量にむらが生じてしまう。
【0007】したがって、往復動方式のカラー感熱プリ
ンタでは、L2部分で光定着にむらが生じるため画像品
位が落ちる。印画面に均一な品質を求めると、このL2
と前記L1とを余白部分L3とする必要がある。このよ
うに、往復動方式では大きな余白部分L3が必要とな
り、プリント可能な部分が狭くなるという問題がある。
特に、複数本のランプを用いて定着光量を大きくし定着
時の搬送速度を速くしてプリント時間を短縮しようとす
る場合には、紫外線照射エリアが更に広がってしまうた
め、この余白部分が更に大きくなってしまうという問題
がある。
【0008】この余白部分を小さくするために、図10
(A)に示すように、2本の紫外線ランプ10a,10
bとカラー感熱記録材料12との間に、光定着時のカラ
ー感熱記録材料12の送り方向と反対方向に移動して紫
外線ランプ10a,10bから電磁線を遮蔽するように
閉じるシャッタ板11を設けることが考えられている。
この場合には、光定着時にカラー感熱記録材料12の端
部が搬送ローラ対2に位置してその送りを停止した直後
に、カラー感熱記録材料12の停止前の送り速度と同じ
速度でシャッタ板11を閉じるようにする。これによっ
て、記録材料12の端部が光定着エリアに達してもこの
部分の定着むらが無くなり、余白部分を少なくして記録
エリアを広く確保することができるようになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図10
(A)に示すように、紫外線ランプ10a,10b及び
リフレクタ10cからなる光定着器10では、(B)に
示すような均一な照度分布が理想であるが、実際には
(F)に示すような照度分布となっている。また、
(B)に示すような理想的な照度分布の場合には、カラ
ー感熱記録材料12の送りを停止した直後の定着光量分
布は(C)に示すようになる。そして、カラー感熱記録
材料12の後端部の余白部分を少なくするために、カラ
ー感熱記録材料12の送りを停止した直後にシャッタ板
11をカラー感熱記録材料12の送り方向とは反対側に
カラー感熱記録材料12の送り速度と同じ速度で送って
閉じる場合には、シャッタ板11の閉じ動作中における
定着光量分布は(D)に示すようになる。したがって、
このような理想的な照度分布における積算定着光量は、
(C),(D)を加算したものとなり、(E)に示すよ
うに均一になる。
【0010】しかしながら、実際には光定着器10は
(F)に示すような照度分布となっている。しかも、個
々の紫外線ランプ10a,10bの間においても照度の
ばらつきがあり、いずれか一方が他方に比べて照度が高
くなっている。したがって、例えば(F)に示すよう
に、シャッタ板側に近い方の紫外線ランプ10aの照度
が低い場合には、(G)に示すように、照度の低い側の
ランプ10aに合わせたシャッタ板の閉じ速度にする
と、2点鎖線で示す理想状態のものに比べて高い照度の
ランプ側で過定着部分COA1が発生してしまう。過定
着になると、例えばイエロー光定着用の紫外線ランプ1
0a,10bの照射光量中に少し含まれるマゼンタ光定
着用紫外線による影響を受けて、次に熱記録するマゼン
タ感熱記録層をも一部定着してしまうことになる。これ
により、この過定着部分でマゼンタの発色が不足してし
まい色むらになる。逆に(H)に示すように、照度の高
い側のランプ10bに合わせたシャッタ板の閉じ速度に
すると、2点鎖線で示す理想状態のものに比べて低い照
度のランプ側で定着光量不足部分CUA1が発生してし
まう。この場合には、次のマゼンタ記録時に定着不足部
分のイエロー感熱発色層が発色してしまい、同様に色む
らになってしまう。
【0011】また、種別の異なるカラー感熱記録材料を
用いる場合には、各カラー感熱記録材料毎に必要な定着
光量が異なることになり、同じようなシャッタ板の閉じ
速度では定着度合いが異なって、色むらの原因となる。
【0012】本発明は上記課題を解決するためのもので
あり、複数本の定着ランプを用いる場合の照度ばらつき
に起因する積算定着光量のむらをなくすようにしたカラ
ー感熱プリンタ用光定着器を提供することを目的とす
る。また、カラー感熱記録材料の種別を変えた場合に
も、これに対応させてシャッタ板の閉じ速度を変えて、
常に一定な積算定着光量を与えることができるようにし
たカラー感熱プリンタ用光定着器を提供することを目的
とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載のカラー感熱プリンタ用光定着装置
は、カラー感熱記録材料の送り方向に直交する方向に配
置した棒状の定着ランプと、この定着ランプからの電磁
線をカラー感熱記録材料側に反射させるリフレクタと、
このリフレクタによる光定着エリアのカラー感熱記録材
料の送り方向における長さよりも長く形成され、カラー
感熱記録材料とリフレクタとの間で、光定着時のカラー
感熱記録材料の送り方向に移動自在なシャッタ板と、光
定着の終了間近でカラー感熱記録材料の送りを停止した
直後に、定着ランプ及びリフレクタからの電磁線を遮蔽
するように、シャッタ板を光定着時のカラー感熱記録材
料の送り方向と反対方向に移動して閉じるシャッタ板駆
動部と、前記定着ランプの光定着エリア内の照度分布を
測定する手段と、測定した照度分布に応じて光定着エリ
ア内の積算定着光量分布を均一にするようにシャッタ板
の閉じ速度を制御する閉じ速度制御部とを備えたもので
ある。
【0014】また、請求項2記載のカラー感熱プリンタ
用光定着装置は、前記定着ランプを複数本設け、これら
をカラー感熱記録材料の送り方向に並べて配置したもの
である。また、請求項3記載のカラー感熱プリンタ用光
定着装置は、前記照度分布測定手段を、シャッタ板の先
端部に設けられ各紫外線ランプの照度を測光するための
受光センサと、受光センサからの照度信号とシャッタ板
の進入位置信号とに基づき照度分布を求める手段とから
構成したものである。
【0015】また、請求項4記載のカラー感熱プリンタ
用光定着装置は、前記シャッタ板駆動手段を、パルスモ
ータと、このパルスモータの回転をシャッタ板の往復動
に変換する駆動伝達部とから構成し、前記シャッタ板閉
じ速度制御手段を、前記照度分布から得られたシャッタ
板の各進入位置とこの位置における照度とに基づき、積
算定着光量分布を均一にするように、シャッタ板の各進
入位置におけるシャッタ板閉じ速度を演算する閉じ速度
演算部と、前記シャッタ板閉じ速度信号に基づき前記パ
ルスモータの駆動信号を作成する駆動信号作成部とから
構成したものである。
【0016】また、請求項5記載のカラー感熱プリンタ
用光定着装置は、カラー感熱記録材料の種別に応じてパ
ルスモータの駆動信号を作成するように駆動信号作成部
を構成したものである。また、請求項6記載のカラー感
熱プリンタ用光定着装置は、駆動信号作成部を、シャッ
タ板閉じ速度とこれに対応するパルス間隔とをカラー感
熱記録材料の種別毎に記憶したメモリと、シャッタ板閉
じ速度からこれに対応するパルス間隔を求めるルックア
ップテーブルメモリと、用いるカラー感熱記録材料の種
別を入力する手段と、この手段からの種別信号に基づき
前記メモリから該当するテーブルデータを読みだして、
これをルックアップテーブルメモリに書き込む手段とか
ら構成したものである。
【0017】光定着時にカラー感熱記録材料の端部が例
えば搬送ローラ対に位置してその送りを停止した直後
に、カラー感熱記録材料の送り方向と反対にシャッタ板
が閉じられる。シャッタ板の閉じ速度は、光定着エリア
内の照度分布に応じて変えられ、このエリアにおける積
分定着光量分布が均一になるようにされる。これによっ
て、記録材料の端部が光定着エリアに達してもこの部分
の定着むらを無くすことができ、余白部分が少なくな
る。したがって、記録エリアを広く確保することができ
る。
【0018】また、照度分布の測定は、シャッタ板の先
端に配置した受光センサを用いてシャッタ板を閉じるこ
とにより行われ、光定着装置における実際の照度分布が
確実に精度よく測定される。そして、この照度分布から
シャッタ板の各進入位置における閉じ速度が精度良く求
められる。シャッタ板の閉じ速度は、照度が高いエリア
ではシャッタ板が速く閉じられ、照度が低いエリアでは
シャッタ板の閉じ速度が遅くなる。更に、シャッタ板が
閉じ動作を開始してから現時点までの閉じ速度変動によ
る積算定着光量の変動分を補正するように、シャッタ板
の閉じ速度が決定されるから、積算定着光量分布をより
一層均一にすることができる。これにより、不均一な照
度分布であっても、これがシャッタ板の閉じ速度の変化
によって補正され、積算定着光量分布が均一になる。
【0019】
【発明の実施の形態】カラー感熱プリンタの概略を示す
図2において、給紙ローラ13により給紙トレイ14か
ら送りだされたカラー感熱記録材料12は、給紙通路1
5を通って第1搬送ローラ16に向かって搬送される。
第1搬送ローラ対16は、駆動ローラ16aと押さえロ
ーラ16bとから構成されており、カラー感熱記録材料
12をニップして、これをプラテンローラ17とサーマ
ルヘッド18との間に送り込む。
【0020】カラー感熱記録材料12はプラテンローラ
17とサーマルヘッド18との間を通過すると、第2搬
送ローラ対20に向かって搬送される。第2搬送ローラ
対20も、駆動ローラ20aと押さえローラ20bとか
ら構成されており、これらの間でカラー感熱記録材料1
2をニップして搬送する。
【0021】サーマルヘッド18には、周知のように多
数の発熱素子18aがライン状に配置されている。サー
マルヘッド18は取付軸18bにより揺動自在にされて
いる。また、サーマルヘッド18には押圧機構21が連
係されており、押圧機構21は、発熱素子18aをカラ
ー感熱記録材料12に押圧させた押圧位置と、カラー感
熱記録材料12から離れた退避位置(図中、2点鎖線で
示す)との間でサーマルヘッド18を変移させる。ま
た、各発熱素子18aは、プリントコントローラ22に
より制御される。プリントコントローラ22は内蔵する
フレームメモリに各色毎に画像データを記憶しており、
この画像データに基づき各発熱素子18aを記録すべき
色及び画素の濃度に応じて加熱して、カラー感熱記録材
料12を所望の濃度で発色させて印画を行う。
【0022】図3に示すように、カラー感熱記録材料1
2は、支持体25の上に、シアン感熱発色層26,マゼ
ンタ感熱発色層27,イエロー感熱発色層28,保護層
29が順次層設されている。これらの各感熱発色層26
〜28は、熱記録される順番に表面から層設されている
が、例えばマゼンタ,イエロー,シアンの順番に記録す
る場合には、イエロー感熱発色層28とマゼンタ感熱発
色層27との位置が入れ換えられる。前記支持体25と
しては、不透明なコート紙又はプラスチックフイルムが
用いられ、そしてOHPシートを制作する場合には、透
明なプラスチックフイルムが用いられる。
【0023】シアン感熱発色層26は、電子供与性染料
前駆体と電子受容性化合物を主成分として含有し、加熱
されたときにシアンに発色する。マゼンタ感熱発色層2
7としては、最大吸収波長が約365nmであるジアゾ
ニウム塩化合物と、これに熱反応してマゼンタに発色す
るカプラーとを含有している。このマゼンタ感熱発色層
27は、熱記録後に365nm付近の紫外線を照射する
とジアゾニウム塩化合物が光分解して発色能力が失われ
る。イエロー感熱発色層28は、最大吸収波長が約42
0nmであるジアゾニウム塩化合物と、これと熱反応し
てイエローに発色するカプラーとを含有している。この
イエロー感熱発色層28は420nm付近の紫外線を照
射すると光定着して発色能力が失われる。
【0024】図2に示すように、給紙トレイ14の上方
には分岐部23を介して退避通路24が設けられてい
る。分岐部23は、カラー感熱記録材料12を感熱記録
した後に記録開始位置に戻す逆方向送り(図中左方向へ
の送り)の場合に、給紙通路15側にカラー感熱記録材
料12の後端が入り込むことのないように、退避通路2
4に案内するものである。また、第2搬送ローラ対20
の順方向送りの下流側には、ガイド板30,光定着装置
31が配置されている。光定着装置31は、第1及び第
2の光定着器32,33と、回動フレーム34と、揺動
フレーム35と、これらを連動させる連動機構36とか
ら構成されている。
【0025】第1の光定着器32は、2本のイエロー用
紫外線ランプ32a,32bとリフレクタ40とから構
成されている。リフレクタ40は、紫外線ランプ32
a,32bから放射された紫外線を反射してカラー感熱
記録材料12に照射する。第2の光定着器33も、同様
にマゼンタ用紫外線ランプ33a,33bとリフレクタ
41とから構成されている。イエロー用紫外線ランプ3
2a,32bは発光ピークがほぼ420nmの紫外線を
放射してイエロー感熱発色層28の光定着を行い、マゼ
ンタ用紫外線ランプ33a,33bは発光ピークがほぼ
365nmの紫外線を放射してマゼンタ感熱発色層27
の光定着を行う。
【0026】光定着器32,33は回動フレーム34に
取り付けられており、回動フレーム34が105度回動
することにより定着位置に交互にセットされるようにな
っている。この回動フレーム34は取付軸42を介して
揺動フレーム35に回動自在に取り付けられている。揺
動フレーム35はステー43に揺動軸44を介して揺動
自在に取り付けられている。揺動フレーム35と回動フ
レーム34とは連動機構36で連係されている。
【0027】連動機構36は図示しないモータ,ギヤ
列,カム等から構成されており、揺動フレーム35を揺
動軸44を中心として10度の範囲で揺動させて、揺動
フレーム35を図2に実線で示す定着位置と二点鎖線で
示す退避位置との間で変移させる。更に、連動機構36
は、この揺動に連動させて、揺動フレーム35が退避位
置のときに回動フレーム34を105度の範囲で回動さ
せて、光定着器32,33のいずれか一方を光定着位置
にセットする。
【0028】図4は連動機構36の動きを説明するため
のものであり、図4(A)のイエロー光定着状態から、
(B)に示すように揺動フレーム35が反時計方向に1
0度回転し、次に(C)に示すように回動フレーム34
が時計方向に105度回転し、次に(D)に示すように
揺動フレーム35が時計方向に10度回転して元の位置
に戻ることにより、マゼンタ光定着状態になる。また、
マゼンタ光定着状態からイエロー光定着状態に戻すに
は、図4(D),(C),(B),(A)のように各フ
レーム34,35の回動又は揺動操作が行われる。な
お、揺動フレーム35の揺動と回動フレーム34の回動
との連動はカムやリンクを用いた機械的制御に変えて、
電磁クラッチブレーキ等を用いた電気的制御により行っ
てもよい。
【0029】図2に示すように、回動フレーム34は7
5度の角度でV字状に折り曲げられており、フレーム取
付ブラケット46により取付軸42に取り付けられてい
る。フレーム取付ブラケット46は、回動フレーム34
の線対称の中心線上に取付軸42を位置させるように構
成されている。回動フレーム34にはリフレクタ40,
41と、ランプ取付ブラケット47とが取り付けられて
いる。ランプ取付ブラケット47は、周知のように、紫
外線ランプ32a,32b,33a,33bの口金の接
触ピンを内蔵の接触片により保持することにより、リフ
レクタ40,41内に紫外線ランプ32a,32b,3
3a,33bを配置する。回動フレーム34には、リフ
レクタ40,41の両端部近くでランプカバー48が取
り付けられており、このランプカバー48は各紫外線ラ
ンプ32a,32b,33a,33bの両端部近くを覆
う。
【0030】光定着位置には、光定着器32からの紫外
線を遮光するためのシャッタ板50が設けられている。
シャッタ板50はカラー感熱記録材料12と平行になる
ように配置されており、シャッタ板駆動部51によって
カラー感熱記録材料12の送り方向に平行に往復動され
る。これにより、二点鎖線で示すように光定着位置に入
り込み光定着器32を遮光する閉位置と、実線で示すよ
うに光定着位置から退避した開位置との間で、シャッタ
板50が移動する。
【0031】図1(A)に示すように、シャッタ板駆動
部51は、シャッタ板50に取り付けたラック52と、
これに噛み合うピニオン53と、ピニオン53を回転す
るパルスモータ55とから構成されている。パルスモー
タ55はドライバ56を介してコントローラ58により
回転制御される。なお、シャッタ板駆動部51は、モー
タ55の回転運動をシャッタ板50の往復動に変換する
ことができるものであればよく、ラックアンドピニオン
機構に代えて、スライダクランク機構やリンク機構等に
より構成してもよい。
【0032】シャッタ板50の先端には受光センサ60
が取り付けられている。この受光センサ60はリフレク
タ40の光定着エリアLA内における照度分布を測定す
るために用いられる。また、定着位置にある各紫外線ラ
ンプ32a,32b又は33a,33bの下方にも受光
センサ61が配置されている。この受光センサ61は、
各紫外線ランプの照度が一定になるように光定着時のラ
ンプ照度を制御する場合に用いられる。各受光センサ6
0,61は周知のフォトトランジスタから構成されてお
り、定着位置にある紫外線ランプ32a,32b又は3
3a,33bからの照射光を光電変換する。
【0033】図2に示すように、この光電信号は照度測
定回路62に送られる。照度測定回路62は、光電信号
に基づき照度信号を得て、これをコントローラ58に送
る。コントローラ58は、カラー感熱記録材料12を送
りながら光定着する際に、受光センサ61からの照度信
号に基づき定着位置にある各紫外線ランプ32a,32
b又は33a,33bの照度が一定になるように各紫外
線ランプ32a,32b,33a,33bの駆動電圧を
制御する。電圧制御回路63はこの駆動電圧に基づき各
紫外線ランプ32a,32b,33a,33bを駆動す
る。受光センサ61,照度測定回路62,コントローラ
58,電圧制御回路63により、照度制御部が構成され
ている。
【0034】受光センサ61はシャッタ板50によって
光路が遮られることのないように、シャッタ板50の側
方に配置されている。したがって、シャッタ板50が閉
じ位置にセットされたときでも、この受光センサ61に
より各紫外線ランプ32a,32bの照度を測定するこ
とができる。
【0035】また、リフレクタ40による光定着エリア
の照度分布を測定する場合には、紫外線ランプ32a,
32bを発光させた状態で、シャッタ板50が一定速度
で閉じられる。そして、この時の照度信号が受光センサ
60により、シャッタ板50の先端部の進入位置に対応
させて取り込まれ、これにより光定着エリアLA内で照
度分布が測定される。
【0036】コントローラ58は周知のマイクロコンピ
ュータから構成されており、図2に示すように、キーボ
ード72及びディスプレィ75を備えている。このコン
トローラ58は、カラー感熱記録材料12を送るための
搬送用パルスモータ(図示せず)のモータ駆動パルス数
をカウントすることにより、カラー感熱記録材料12を
トラッキングして、このトラッキング信号に基づき各部
をシーケンス制御する。また、コントローラ58は、各
紫外線ランプ32a,32bの照度分布が不均一である
ことに起因して発生する定着エリアLA内の積算定着光
量分布のむらをなくすために、シャッタ板50の閉じ動
作中に、照度のばらつきに応じてシャッタ板50の閉じ
速度Vxを変える。このため、各紫外線ランプ32a,
32bによる照度分布を測定し、これに合わせたシャッ
タ板50の閉じ速度を設定する。
【0037】この照度測定調整モードは、組み立て終了
後の調整工程や紫外線ランプ32a,32bを交換した
時に選択され、実施される。この照度測定調整モードに
おける処理手順を図5に示す。この照度測定調整モード
では、図2に示すように、先ずイエロー用光定着器32
の第1紫外線ランプ32aと第2紫外線ランプ32bと
を点灯させた後に、シャッタ板50を一定速度で閉じ
る。そして、このシャッタ板50の閉じ動作中に、シャ
ッタ板50の先端に配置した受光センサ60と照度測定
回路62とにより光定着エリアLA内の各位置Xにおけ
る照度Lxを測定する。この照度データとシャッタ板駆
動部51からのシャッタ板位置データは、図6に示す照
度分布測定部65に送られ、ここで照度分布を作成す
る。この照度分布データは、シャッタ板50の進入位置
Xをアドレスデータとして、コントローラ58内の照度
分布メモリ66に記憶される。図1(B)に、照度分布
の一例を示す。
【0038】図6は、照度分布からシャッタ板の閉じ用
駆動信号を作成するための機能ブロックを示している。
コントローラ58内のシャッタ板閉じ速度演算部67
は、シャッタ板50の進入位置Xにおける照度データL
xに基づきこのシャッタ板50の進入位置Xにおける閉
じ速度Vxを演算する。すなわち、照度の高いエリアで
はシャッタ板50の閉じ速度Vxを速くし、照度の低い
エリアではシャッタ板50の閉じ速度Vxを遅くする。
更に、シャッタ板50が閉じ動作を開始してから現時点
までの閉じ速度変動による積算定着光量の変動分を補正
するように、シャッタ板50の閉じ速度Vxが決定され
る。これにより、積算定着光量分布が均一になる閉じ速
度パターン(図1(C)参照)が決定される。
【0039】得られた閉じ速度パターンは駆動信号作成
部68に送られる。駆動信号作成部68は、駆動信号作
成用ルップアップテーブルメモリ69(以下、LUTと
いう)により閉じ速度データVxから駆動信号の各パル
スPの間の間隔データTxを求め、この間隔データTx
によって、シャッタ板50の閉じ開始から閉じ終了まで
のパルス列からなる駆動信号(図7参照)を発生する。
【0040】用いるカラー感熱記録材料12の種類が異
なると、各カラー感熱記録材料12の定着光量等が異な
ることになる。このため、カラー感熱記録材料種別入力
部70,テーブルデータ書換え部71が設けられてい
る。カラー感熱記録材料種別入力部70は、カラー感熱
記録材料12の種別を入力するためのものであり、カラ
ー感熱記録材料12やそのケースに記録されたマークを
読み取ることで、カラー感熱記録材料12の種別を自動
判定する。また、このような種別の自動入力に代えて、
図2に示すキーボード72からカラー感熱記録材料12
の種別を入力してもよい。
【0041】テーブルデータメモリ73には、カラー感
熱記録材料12の種別毎に、閉じ速度Vxとパルス間隔
Txとの変換テーブルが予め書き込まれている。テーブ
ルデータ書換え部71は、カラー感熱記録材料種別入力
部70からの種別信号に応じて、これに対応するテーブ
ルデータを駆動信号作成用LUT69に書き込む。駆動
信号作成用LUT69には、閉じ速度Vxをアドレスデ
ータとして、パルス間隔Txが書き込まれている。
【0042】得られた駆動信号は、駆動信号メモリ74
にカラー感熱記録材料12の種別毎に記憶される。同様
にして、異なる種類のカラー感熱記録材料に対しても、
シャッタ板50を閉じるための駆動信号が作成され、こ
れが駆動信号メモリ74に記憶される。プリント時に
は、カラー感熱記録材料12の種別に応じて、駆動信号
メモリ74からシャッタ板50の駆動信号が読みださ
れ、これがシャッタ板駆動部51のドライバ56(図2
参照)に送られる。
【0043】したがって、シャッタ板50が照度分布に
対応した最適な閉じ速度Vxで閉じられるようになる。
これにより、図1(B)に示すように照度分布が均一で
なくしかも双方のランプ32a,32bに照度のばらつ
きがある光定着器32を用いても、図1(D)に示すよ
うにほぼ均一な積算定着光量分布を得ることができる。
【0044】次に上記実施例の作用について説明する。
先ず、プリント開始スイッチが操作されると、図2に示
すように、給紙トレイ14の最上部にあるカラー感熱記
録材料12が給紙ローラ13によって送り出され、給紙
通路15を通過して第1搬送ローラ対16に向けて搬送
される。このカラー感熱記録材料12の先端部が第1搬
送ローラ対16でニップされると、給紙ローラ13はフ
リー状態になり、カラー感熱記録材料12の送りを停止
する。
【0045】第1搬送ローラ対16により、プラテンロ
ーラ17とサーマルヘッド18との間を通過したカラー
感熱記録材料12は、第2搬送ローラ対20でニップさ
れ搬送される。このニップの後に、カラー感熱記録材料
12のヘッド押圧開始位置にサーマルヘッド18の発熱
素子18aが位置すると、押圧機構21はサーマルヘッ
ド18を時計方向に回動し、発熱素子18aをカラー感
熱記録材料12に押圧する。
【0046】この状態でカラー感熱記録材料12は、第
1及び第2搬送ローラ対16,20によって順方向に搬
送され、この搬送中にカラー感熱記録材料12の記録エ
リアの先端が各発熱素子18aに到達すると、各発熱素
子18aが画素に応じた熱エネルギーを発生してイエロ
ー感熱発色層28にイエロー画像を1ラインずつ熱記録
する。各発熱素子18aは、1画素を記録する際に、イ
エロー感熱発色層28を発色前の状態にするためのバイ
アス熱エネルギーと、発色濃度に応じた階調表現熱エネ
ルギーとをカラー感熱記録材料12に与える。また、イ
エロー熱記録に同期してイエロー用紫外線ランプ32
a,32bが点灯する。このイエロー用紫外線ランプ3
2a,32bにより、ほぼ420nm付近の近紫外線が
カラー感熱記録材料12に照射され、次のマゼンタ感熱
発色層27の熱記録時にイエローが発色しないように定
着する。
【0047】カラー感熱記録材料12の記録エリアの後
端までイエロー画像が熱記録されると、サーマルヘッド
18がカラー感熱記録材料12から離れた退避位置にセ
ットされ、また、第1及び第2搬送ローラ対16,20
がいったん停止して、カラー感熱記録材料12の送りが
停止される。この直後に、シャッタ板駆動部51が作動
して、シャッタ板50を閉じる。シャッタ板50の閉じ
速度Vxは、図1(C)に示すように、その進入位置X
に応じて変更され、図1(B)に示すように、照度分布
が不均一であっても、図1(D)に示すように積算定着
光量がほぼ一定になるようにされる。
【0048】シャッタ板50がリフレクタ40を完全に
覆うと、定着位置にある紫外線ランプ32a,32bが
オフになる。この後、シャッタ板50がシャッタ板駆動
部51により元の位置に戻される。また、図2に示すよ
うに、第1及び第2搬送ローラ対16,20が逆方向に
回転して、カラー感熱記録材料12を逆方向へ搬送す
る。この搬送時には分岐部23によってカラー感熱記録
材料12の後端が退避通路24側に案内される。なお、
第2搬送ローラ対20の押さえローラ20bにできるだ
け近接させて光定着器32,33を選択的に位置させて
いるため、定着不能部分や定着むら部分が小さくなり、
これに起因する余白部分を小さくすることができる。
【0049】カラー感熱記録材料12の逆方向への送り
時に、光定着器32,33の切換えが行われる。図4に
示すように、連動機構36はモータを回転して、先ず
(B)に示すように、揺動フレーム35を反時計方向に
10度回転させる。この回転の後に、(C)に示すよう
に回動フレーム34を時計方向に105度回転する。こ
の回転の後に、(D)に示すように揺動フレーム35を
時計方向に10度回転して元の位置に戻す。これによ
り、イエロー光定着器32に代えて、マゼンタ光定着器
33が定着位置にセットされる。
【0050】カラー感熱記録材料12の押圧開始位置を
発熱素子18aが過ぎると、第1及び第2搬送ローラ対
16,20が停止する。この後、第1及び第2搬送ロー
ラ対16,20が正回転してカラー感熱記録材料12を
順方向に搬送し、押圧開始位置に発熱素子18aが位置
すると、サーマルヘッド18が再び熱記録位置に復帰す
る。また、カラー感熱記録材料12の記録エリアの先端
が各発熱素子18aに達すると、サーマルヘッド18は
マゼンタ感熱発色層27にマゼンタ画像に応じた熱エネ
ルギーを与えて熱記録を行う。また、熱記録に同期して
マゼンタ用紫外線ランプ33a,33bが点灯する。こ
のマゼンタ用紫外線ランプ33a,33bにより、ほぼ
365nm付近の近紫外線がカラー感熱記録材料12に
照射され、次のシアン感熱発色層26の熱記録時にマゼ
ンタが発色しないように定着する。
【0051】カラー感熱記録材料12の記録エリアの後
端までマゼンタ画像の熱記録が行われると、サーマルヘ
ッド18の押圧が解除され、第1及び第2搬送ローラ対
16,20をいったん停止する。この後、イエロー記録
の場合と同様に、第1及び第2搬送ローラ対16,20
が逆方向に回転する。なお、マゼンタ定着の場合には、
一定以上の光量を与えればよいので、イエロー光定着の
場合のように過定着に起因する発色むらの問題はないた
め、イエロー記録の時のようなシャッタ板50の開閉操
作を行う必要はない。
【0052】以下、同じようにしてシアン感熱記録が行
われる。このシアン画像記録時にも、マゼンタ用紫外線
ランプ33a,33bが点灯して漂白を続ける。シアン
画像の熱記録が終了すると、第1及び第2搬送ローラ対
16,20はそのまま回転を続け、カラー感熱記録材料
12を排紙通路に送って、これを図示しない排紙トレイ
に排出する。この排出時にも、カラー感熱記録材料12
が光定着エリアから排出されるまでマゼンタ用紫外線ラ
ンプ33a,33bが点灯する。したがって、感熱記録
時に搬送ローラ対20でニップされたカラー感熱記録材
料12の後端部も漂白されることになる。この漂白後
に、図4(D)〜(A)のように揺動フレーム35,回
動フレーム34が変移して、マゼンタ定着器33に代え
てイエロー定着器32が定着位置にセットされる。
【0053】なお、上記実施例では、2個の紫外線ラン
プ32a,32bを用いて光定着器32を構成したが、
この他に1個または3個以上の紫外線ランプを用いて光
定着器を構成してもよい。この場合にも、リフレクタ内
の照度分布を測定して、これに基づきシャッタ板の各進
入位置に対するシャッタ板閉じ速度を求め、これに基づ
きシャッタ板を閉じるようにする。
【0054】また、図10(F)に示すように、光定着
器10の定着エリアLAの両端部近くでは、紫外線ラン
プから遠く離れるため照度が大きく低下する傾向にあ
る。これに対応させてシャッタ板の閉じ速度を低くする
と、シャッタ板が完全に閉じるまでに時間がかかり、効
率よく光定着を行うことができなくなる。これを防止す
るために、図8に示すように、シャッタ板90が光定着
エリアを完全に閉じる直前に、リフレクタ91のシャッ
タ板側端部に対応する位置でシャッタ板90に、定着光
量補正用開口92をシャッタ板90の幅方向に長く形成
しておき、シャッタ板90の閉じの終期でこの補正用開
口92からカラー感熱記録材料12に定着光を照射する
ようにしてもよい。これにより、この部分の定着光量を
増加させることができるので、この領域でのシャッタ板
90の閉じ速度Vxをそれ程低くする必要がなくなり、
光定着エリアLAにおける光定着時間を更に短くするこ
とができる。
【0055】また、図10(F)に示すように、左側の
照度不足部分に起因する積算定着光量の不足をシャッタ
板90の閉じ速度を低くして補う他に、この照度不足部
分にシャッタ板90の先端が達した時点で紫外線ランプ
93,94の駆動電圧を上げて照度を一時的に上げるよ
うにしてもよい。これにより、この部分の積算定着光量
を増加することができ、光定着器95の定着エリアLA
における積算定着光量をより一層均一にすることができ
るとともに、定着時間も短くすることができる。
【0056】また、上記実施例では、図2に示すように
2個の光定着器32,33を揺動フレーム35と回動フ
レーム34とを用いて、選択的に定着位置にセットする
ようにしたが、スペース的に制約を受けない場合には、
回動フレーム34の回動又は反転のみで、各光定着器3
2,33を定着位置に選択的にセットしてもよい。ま
た、回動フレーム34を用いる代わりに、シフト機構に
より各光定着器を定着位置に選択的にセットするように
してもよい。
【0057】また、上記実施例では、照度分布を各プリ
ンタ毎に求めるようにしたが、照度パターンが定型化さ
れている場合には、この照度パターンから積算定着光量
分布を均一にするシャッタ板の閉じ駆動信号を予めカラ
ー感熱記録材料の種別毎に求めておき、これに基づきシ
ャッタ板の閉じ速度を制御してもよい。この場合には、
図6の照度分布メモリ66に、カラー感熱記録材料の種
別毎に照度分布を記憶しておく。
【0058】
【発明の効果】本発明によれば、光定着エリアにおける
照度分布が均一でない光定着器であっても、シャッタ板
の閉じ速度を照度分布に応じて変化させて、積算定着光
量分布が均一になるようにしたから、光定着むらのない
カラー感熱記録を行うことができるようになる。これに
よって、リフレクタ内の照度分布にむらがある光定着器
や、個々の定着ランプに照度ばらつきがある複数本の定
着ランプからなる光定着器を用いる場合でも、積算定着
光量分布がほぼ均一になる。
【0059】また、シャッタ板の先端部に受光センサを
設け、この受光センサからの信号に基づきリフレクタ内
の照度分布を測定することにより、リフレクタ内に定着
ランプを実装したときの実際の照度分布が簡単に得られ
るようになる。したがって、精度のよい積算定着光量の
制御を行うことができる。
【0060】また、用いるカラー感熱記録材料の種別を
考慮してシャッタ板の閉じ速度を制御することにより、
必要定着光量等が異なる他のカラー感熱記録材料に対し
ても簡単に積算定着光量むらの補正を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明のカラー感熱プリンタ用光定着
装置のイエロー光定着器の要部を示す側面図、(B)は
リフレクタ内における照度分布の一例を示す線図、
(C)はこの照度分布に基づき決定されたシャッタ板の
閉じ速度パターンの一例を示す線図、(D)はリフレク
タ内における積算定着光量分布の一例を示す線図であ
る。
【図2】カラー感熱プリンタの要部を示す概略図であ
る。
【図3】カラー感熱プリンタで用いるカラー感熱記録材
料の層構造の一例を示す概略図である。
【図4】光定着装置の切換えを示す説明図である。
【図5】照度測定調整モードにおける処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図6】照度分布からシャッタ板の閉じ用駆動信号を作
成するための機能ブロック図である。
【図7】シャッタ板の駆動信号の一例を示す線図であ
る。
【図8】(A)はシャッタ板の後端部に補正用開口を設
けた他の実施例における光定着装置の要部を示す側面
図、(B)は同シャッタ板を示す平面図である。
【図9】カラー感熱プリンタの従来例を示す概略図であ
る。
【図10】(A)は光定着器の概略図、(B)は理想的
な光定着器における照度分布を示す線図、(C)は理想
的な光定着器を用いた時のカラー感熱記録材料の送りを
停止した直後の定着光量分布を示す線図、(D)はカラ
ー感熱記録材料の送り停止直後にシャッタ板を閉じた時
の定着光量分布を示す線図、(E)はシャッタ板を閉じ
たときの積算定着光量を示す線図、(F)は実際の光定
着器における照度分布の一例を示す線図、(G)は実際
の光定着器における照度の高いランプに合わせてシャッ
タ板の閉じ速度を設定した場合の積算定着光量の一例を
示す線図、(H)は実際の光定着器における照度の低い
ランプに合わせてシャッタ板の閉じ速度を設定した場合
の積算定着光量の一例を示す線図である。
【符号の説明】
10,32,33,95 光定着器 12 カラー感熱記録材料 16,20 搬送ローラ対 18 サーマルヘッド 10a,10b,32a,32b,33a,33b,9
3,94 紫外線ランプ 10c,40,41,91 リフレクタ 50,90 シャッタ板 51 シャッタ板駆動部 58 コントローラ 60,61 受光センサ 62 照度測定回路 63 電圧制御回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なった色に発色する少なくとも第1〜
    第3の感熱発色層が層設されたカラー感熱記録材料を往
    復動させながらサーマルヘッドにより1種類の感熱発色
    層を選択的に発色させ、次の感熱発色層を発色させる前
    に、発色済みの感熱発色層に特有な電磁線を照射してこ
    の感熱発色層を光定着させるカラー感熱プリンタ用光定
    着装置において、 前記カラー感熱記録材料の送り方向に直交する方向に配
    置した棒状の定着ランプと、 この定着ランプからの電磁線をカラー感熱記録材料側に
    反射させるリフレクタと、 このリフレクタによる光定着エリアのカラー感熱記録材
    料の送り方向における長さよりも長く形成され、カラー
    感熱記録材料とリフレクタとの間で、光定着時のカラー
    感熱記録材料の送り方向に移動自在なシャッタ板と、 光定着の終了間近でカラー感熱記録材料の送りを停止し
    た直後に、定着ランプ及びリフレクタからの電磁線を遮
    蔽するように、シャッタ板を光定着時のカラー感熱記録
    材料の送り方向と反対方向に移動して閉じるシャッタ板
    駆動手段と、 前記定着ランプの光定着エリア内の照度分布を測定する
    照度分布測定手段と、 測定した照度分布に応じて光定着エリア内の積算定着光
    量分布を均一にするようにシャッタ板の閉じ速度を制御
    するシャッタ板閉じ速度制御手段とを備えたことを特徴
    とするカラー感熱プリンタ用光定着装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のカラー感熱プリンタ用光
    定着装置において、前記定着ランプを複数本設け、これ
    らをカラー感熱記録材料の送り方向に並べて配置したこ
    とを特徴とするカラー感熱プリンタ用光定着装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のカラー感熱プリン
    タ用光定着装置において、 前記照度分布測定手段を、シャッタ板の先端部に設けら
    れ各紫外線ランプの照度を測光するための受光センサ
    と、受光センサからの照度信号とシャッタ板の進入位置
    信号とに基づき照度分布を求める手段とから構成したこ
    とを特徴とするカラー感熱プリンタ用光定着装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3いずれか1つ記載のカ
    ラー感熱プリンタ用光定着装置において、 前記シャッタ板駆動手段を、パルスモータと、このパル
    スモータの回転をシャッタ板の往復動に変換する駆動伝
    達部とから構成し、 前記シャッタ板閉じ速度制御手段を、前記照度分布から
    得られたシャッタ板の各進入位置とこの位置における照
    度とに基づき、積算定着光量分布を均一にするように、
    シャッタ板の各進入位置におけるシャッタ板閉じ速度を
    演算する閉じ速度演算部と、前記シャッタ板閉じ速度信
    号に基づき前記パルスモータの駆動信号を作成する駆動
    信号作成部とから構成したことを特徴とするカラー感熱
    プリンタ用光定着装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のカラー感熱プリンタ用光
    定着装置において、 前記駆動信号作成部は、カラー感熱記録材料の種別に応
    じてパルスモータの駆動信号を作成することを特徴とす
    るカラー感熱プリンタ用光定着装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のカラー感熱プリンタ用光
    定着装置において、 前記駆動信号作成部を、シャッタ板閉じ速度とこれに対
    応するパルス間隔とをカラー感熱記録材料の種別毎に記
    憶したメモリと、シャッタ板閉じ速度からこれに対応す
    るパルス間隔を求めるルックアップテーブルメモリと、
    用いるカラー感熱記録材料の種別を入力する手段と、こ
    の手段からの種別信号に基づき前記メモリから該当する
    テーブルデータを読みだして、これをルックアップテー
    ブルメモリに書き込む手段とを備えたことを特徴とする
    カラー感熱プリンタ用光定着装置。
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