JPH09249584A - 1,1−ジ置換−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン化合物の製造方法 - Google Patents

1,1−ジ置換−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン化合物の製造方法

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JPH09249584A
JPH09249584A JP8062744A JP6274496A JPH09249584A JP H09249584 A JPH09249584 A JP H09249584A JP 8062744 A JP8062744 A JP 8062744A JP 6274496 A JP6274496 A JP 6274496A JP H09249584 A JPH09249584 A JP H09249584A
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Toshio Sato
利雄 佐藤
Kyoichi Takeda
享一 武田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的安価な原料から少ない工程で効率よく
1,1−ジ置換−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン化合
物を工業的に安価に製造する。 【解決手段】 ベンジル水素を有する芳香族化合物 (ト
ルエン、エチルベンゼン、クメン、それらの誘導体等)
を 1,3−ブタジエンまたはその誘導体 (例、イソプレ
ン) とアルカリ金属触媒の存在下、好ましくはビフェニ
ルなどの多環芳香族化合物からなる助触媒とエーテル化
合物の共存下に1:1で付加反応させ、得られた付加物
を酸触媒の存在下に加熱して分子内環化させる。 【化5】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、香粧品や医農薬中
間原料として有用な 1,1−ジ置換−1,2,3,4 −テトラヒ
ドロナフタレン化合物の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】1,1−ジアルキル置換−1,2,3,4 −テト
ラヒドロナフタレンの製造方法に関しては、これまで多
くの方法が知られている。例えば、 1,1−ジメチル−1,
2,3,4 −テトラヒドロナフタレンの製造方法として、(4
−ヒドロキシ−4−メチルペンチル) ベンゼンの環化
[J. Am. Chem. Soc., 56, 959(1934)]、 1,1−ジメチル
−4−フェニルブチルクロライドの環化 [Bull. Soc. C
him. Fr., 1174 (1985)]、(1,1−ジメチルブテン−3−
イル) ベンゼンの環化 [Bull. Soc. Chim. Fr., 436 (1
948)] 等の方法がある。
【0003】また、J. Org. Chem., 31, 3595(1966) に
は、(4−クロロ−1,1−ジメチルブチル) ベンゼンの環
化や、 2,5−ジクロロ−2−メチルペンタンとベンゼン
との反応による合成法が開示されている。このほか、置
換臭化ベンジルを出発物質として、2回のグリニヤール
縮合を含む4段の反応で合成する方法と、アルキル置換
ベンゼンと無水コハク酸から5段の反応で合成する方法
[Tetrahedron, 50, 3297 (1994)] や、β−イオノン誘
導体とヨウ素から合成する方法 [Tetrahedron,49, 2577
(1993)]等も知られている。
【0004】1,1,4−トリメチル−1,2,3,4 −テトラヒ
ドロナフタレンの製造方法として、2−メチル−5−フ
ェニルヘキサン−2−オールの環化 [J. Am. Chem. So
c., 105, 3992(1983)] 、或いは(4−ヒドロキシ−1,4
−ジメチルペンチル) ベンゼンまたは(1,4−ジヒドロキ
シ−1,4 −ジメチルペンチル) ベンゼンの環化 [J. Am.
Chem. Soc., 62, 3405(1940)]による方法がある。
【0005】1,1,4,4−テトラメチル−1,2,3,4 −テト
ラヒドロナフタレンの製造方法として、 2,5−ジクロロ
−2,5 −ジメチルヘキサンとアルキルベンゼンとの付加
反応(特開平2−6437号公報) 、 2,5−ジメチル−2,5
−ジヒドロキシヘキサンとアルキルベンゼンとの反応
(特公昭62−18529 号公報) などが知られている。ま
た、 1,1,3−トリメチル−1,2,3,4 −テトラヒドロナフ
タレンや 1,1,3,4−テトラメチル−1,2,3,4 −テトラヒ
ドロナフタレンも上記と同様の手法で合成可能である。
【0006】一方、 1,1,2,4,4−ペンタメチル−1,2,3,
4 −テトラヒドロナフタレンの製造方法として、 2,3,5
−トリメチル−5−フェニルヘキサン−3−オールを硫
酸と処理する方法も公知である (米国特許第2,915,561
号) 。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した方法
はいずれも、工程数が多い、出発原料または反応成分が
高価であるといった、工業的製法としては許容できない
問題点がある。本発明の目的は、比較的安価な原料を用
いて、少ない工程で効率よく、 1,1−ジ置換−1,2,3,4
−テトラヒドロナフタレン化合物を工業的に安価に製造
するための方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、ベンジル
水素を持つアルキル置換ベンゼンに共役ジエンである1,
3−ブタジエン化合物を付加反応させた後、得られた付
加物を分子内環化させることにより、2工程で 1,1−ジ
置換−1,2,3,4 −テトラヒドロナフタレン化合物を容易
に製造できることを見出し、本発明に到達した。
【0009】ここに、本発明は、下記一般式(1) で示さ
れる化合物に、アニオン付加用塩基触媒の存在下、下記
一般式(2) で示される化合物を反応させることにより、
一般式(1) の化合物のいずれか1つの−CH(R1)(R2)
基に1モルの一般式(2) の化合物が付加した1:1付加
物を得、得られた付加物を酸触媒の存在下に加熱するこ
とにより分子内環化を生じさせて、 1,1−ジ置換−1,2,
3,4 −テトラヒドロナフタレン化合物を得ることを特徴
とする、 1,1−ジ置換−1,2,3,4 −テトラヒドロナフタ
レン化合物の製造方法である。
【0010】
【化3】
【0011】上記式中、R1 およびR2 は同一でも異な
っていてもよく、それぞれ水素、アルキル基、アルコキ
シ基、アルコキシアルキル基、または置換もしくは非置
換のアリール基、アリールオキシ基もしくはアリールオ
キシアルキル基を意味し、R1 とR2 の一方は、−CH
(R1)(R2)基が結合している炭素原子の隣接炭素原子に
結合した環を形成していてもよく;Zは反応条件下で安
定な置換基または芳香族縮合環を意味し;mは1〜5の
整数、nは0または1〜4の整数、m+n≦5であり;
mまたはnが2以上の場合、各−CH(R1)(R2)基また
は各Zは互いに同一でも異なっていてもよく、少なくと
も1個の−CH(R1)(R2)基が結合している炭素原子の
少なくとも一方の隣接炭素原子は非置換であり;R3
よびR4 は同一でも異なっていてもよく、それぞれ水
素、アルキル基、アルコキシ基、アルコキシアルキル
基、または置換もしくは非置換のアリール基、アリール
オキシ基もしくはアリールオキシアルキル基を意味し、
一般式(1) におけるR1 とR2 の少なくとも一方が水素
である場合には、R3 とR4 の少なくとも一方は水素で
はない。
【0012】本発明の 1,1−ジ置換−1,2,3,4 −テトラ
ヒドロナフタレンの製造方法における反応式は次の通り
である。この反応式は、mが1の場合 (即ち、一般式
(1) の化合物が−CH(R1)(R2)基を1個だけ有する場
合) である。
【0013】
【化4】
【0014】ところで、−CH(R1)(R2)基が結合した
炭素原子の両側の隣接炭素原子がいずれも置換されてい
る場合には、1:1付加反応は起きても、次の分子内環
化反応が起こらない。即ち、上記反応を完遂させるに
は、−CH(R1)(R2)基が結合している炭素原子の少な
くとも一方の隣接炭素原子が非置換である必要がある。
そのため、mが2以上の場合、少なくとも1個の−CH
(R1)(R2)基がこの要件を満たしている必要がある。
【0015】R4 が水素である場合には、上記反応式に
おいて一般式(b) で示される化合物が主生成物、一般式
(d) で示される化合物が副生成物となる。なお、一般式
(b)と(d) で示される生成物は、R1 とR2 の一方また
は両方が水素である場合には、このままの位置では 1,1
−ジ置換−1,2,3,4 −テトラヒドロナフタレン化合物で
はない。しかし、この場合は、一般式(b) と(d) の上下
を反転させると、1位がメチル基とR3 またはR4
(R1 とR2 の少なくとも一方が水素である場合には、
3 とR4 の少なくとも一方は水素以外の基である) と
でジ置換されている。即ち、この場合の生成物は、一般
式(b) および/または(d) を上下反転させた式におい
て、 1,1−ジ置換−1,2,3,4 −テトラヒドロナフタレン
化合物となる。一方、R1 とR2 がいずれも水素以外の
基である場合には、生成物は、一般式(b) と(d) で示さ
れる位置で1位がR1 とR2 の2つの置換基で置換され
た 1,1−ジ置換−1,2,3,4 −テトラヒドロナフタレン化
合物であり、R3 とR4 が水素以外の基であれば、これ
らを上下に反転させても 1,1−ジ置換−1,2,3,4 −テト
ラヒドロナフタレン化合物となる。
【0016】このように、置換基R1 〜R4 を目的とす
る化合物に応じて適宜選択することにより、所望の 1,1
−ジ置換−1,2,3,4 −テトラヒドロナフタレン化合物を
合成することができる。
【0017】なお、ベンジル水素を持つアルキル置換ベ
ンゼンの側鎖アルキル基に共役ジエンを1:1のモル比
で付加反応させて、側鎖アルキル基をアルキレン化 (不
飽和結合の導入) する反応は周知である [例えば、総説
としてSynsesis, 309 (1974), Advan. Catalysis, 12,
117(1960) を参照] 。また、共役ジエンとして2−置換
−1,3 −ブタジエンを用いた付加反応も知られている
[日本化学会誌、2182 (1973), J. Chem. Soc. Chem. Co
munn., 375(1971)]。しかし、これらの反応で生成した
1:1付加物を分子内環化させて 1,1−ジアルキル置換
−1,2,3,4 −テトラヒドロナフタレン類を合成すること
はこれまで試みられたことがなかった。
【0018】
【発明の実施の形態】一般式(1) において、R1 とR2
が水素で、mが1、nが0である化合物は、トルエンで
ある。従って、一般式(1) で示される化合物は、トルエ
ンまたはトルエン誘導体であると言える。以下では、こ
の化合物をトルエン誘導体と総称することにする。ま
た、この化合物の−CH(R1)(R2)基を、便宜上、ベン
ジル水素を有するアルキル置換基と称することがある。
【0019】一般式(1) におけるR1 およびR2 の具体
例としては、水素;メチル、エチル、プロピル、イソプ
ロピル、n−ブチル、イソブチル、1−エチルペンチ
ル、ヘプチル、ウンデシル等の炭素数1〜18の直鎖また
は分岐鎖アルキル基;これらのアルキル基に対応するア
ルコキシ基、特に、メトキシ、エトキシなどの低級アル
コキシ基;エトキシメチル、メトキシエチル、エトキシ
プロピル、メトキシイソプロピルなどの低級アルコキシ
低級アルキル基;フェニル基、フェノキシ基、およびフ
ェノキシ低級アルキル基 (例、フェノキシメチル基、フ
ェノキシエチル基等)(これらのフェニル基またはフェノ
キシ基は、Zに関して後述するような、反応条件下で安
定な置換基を有していてもよい) ;ならびにエチレン、
トリメチレン、オキシメチレン、オキシエチレン等の低
級アルキレン鎖またはオキシアルキレン鎖 (このような
アルキレン鎖は、−CH(R1)(R2)基が結合している
炭素原子の隣接炭素原子に結合した環を形成) が挙げら
れる。低級アルキルまたは低級アルコキシ基とは、炭素
数1〜4のものを意味する。
【0020】Zのうち、反応条件下で安定な置換基の具
体例としては、t−ブチルのようにベンジル水素を持た
ないアルキル基、アルコキシ基 (例、メトキシ、エトキ
シ、プロポキシ、イソプロポキシ等) 、ジアルキルアミ
ノ基、フェニル基などが挙げられる。Zはまた、該ベン
ゼン環に縮合した別のベンゼン環 (即ち、全体としてナ
フタレン環を形成) 、ナフタレン環 (アントラセン環ま
たはフェナントレン環を形成) のような縮合芳香環であ
ってもよく、これらの縮合芳香環はさらに上記のような
反応条件下で安定な置換基を有していてもよい。一般式
(1) で示されるトルエン誘導体の具体例としては次の化
合物が例示される。トルエン、エチルベンゼン、キシレ
ン類、n−プロピルベンゼン、イソプロピルベンゼン
(クメン) 、エチルトルエン類、プロピルトルエン類、
イソプロピルトルエン類、ジエチルトルエン類、ジイソ
プロピルベンゼン類、n−ブチルベンゼン、イソブチル
ベンゼン、2−エチルヘキシルベンゼン、オクチルベン
ゼン類、ドデシルベンゼン類、ジメチルエチルトルエン
類、t−ブチルトルエン類;メチルビフェニル類、エチ
ルビフェニル類、 (イソ) プロピルビフェニル類、ジフ
ェニルメタン;メトキシトルエン、エトキシトルエンな
どのアルコキシ置換トルエン類、フェノキシトルエンな
どのアリールオキシ置換トルエン類、アルコキシエチル
ベンゼン類、アルコキシ (イソ) プロピルベンゼン類、
ジメチルアミノトルエンなどのジアルキルアミノトルエ
ン類、ジアルキルアミノエチルベンゼン類、ジアルキル
アミノ (イソ) プロピルベンゼン類;6−メチルキノリ
ン、6−エチルキノリンなどのアルキルキノリン類;メ
チルナフタレン類、エチルナフタレン類、 (イソ) プロ
ピルナフタレン類、アルコキシメチルナフタレンなどの
ナフタレン誘導体;2,3−ジヒドロインデン、 1,2,3,4
−テトラヒドロナフタレン (テトラリン)、 2,3−ジヒ
ドロベンゾフランなどの、ベンゼンの2個の隣接炭素原
子に環状アルキレンまたはオキシアルキレン鎖が結合し
ている化合物 (即ち、アルキル置換基R1 とR2 の一方
が、これが結合しているベンゼン環の炭素原子の隣接炭
素原子に結合した環を形成している化合物) ;ベンジル
メチルエーテル、ベンジルフェニルエーテル、1−フェ
ニル−1−フェノキシエタン、1−フェニル−2−フェ
ノキシエタン、2−フェニル−1−フェノキシプロパ
ン、ならびにベンゼン環上に不活性置換基Zを有する以
上の化合物の誘導体。
【0021】一般式(2) においてR3 とR4 が水素であ
る化合物は 1,3−ブタジエンである。従って、一般式
(2) で示される化合物は 1,3−ブタジエンまたはその2
−モノ置換もしくは 2,3−ジ置換誘導体であると言え
る。以下では、この化合物を 1,3−ブタジエン誘導体と
総称することにする。
【0022】一般式(2) で示される 1,3−ブタジエン誘
導体の具体例としては、 1,3−ブタジエンのほか、2−
メチル−1,3 −ブタジエン (イソプレン) 、2−エチル
−1,3 −ブタジエン、2− (イソ) プロピル−1,3 −ブ
タジエン、2−ブチル−1,3−ブタジエン、2−メトキ
シ−1,3 −ブタジエン、2−エトキシメチル−1,3 −ブ
タジエン、2−フェニル−1,3 −ブタジエン、2−フェ
ノキシ−1,3 −ブタジエン、2−フェノキシメチル−1,
3 −ブタジエン、 2,3−ジメチル−1,3 −ブタジエン、
2−メチル−3−メトキシ−ブタジエンなどが挙げられ
る。
【0023】1,3−ブタジエン誘導体においても、R3
基またはR4 基がフェニル基またはフェノキシ基 (より
広義にはアリール基またはアリールオキシ基) を有する
場合には、ベンゼン環はZに関して上述したような、反
応条件下で安定な置換基を有していてもよい。
【0024】一般式(1) のトルエン誘導体への一般式
(2) の 1,3−ブタジエン誘導体の付加反応は、アニオン
付加を経て進行するため、活性アニオン種を発生させる
ことができるアニオン付加用塩基触媒の存在下で反応を
行う。かかる塩基触媒の例はアルカリ金属である。アル
カリ金属触媒は、リチウム、ナトリウム、カリウム、セ
シウムなどのアルカリ金属の単体もしくは合金、または
有機アルカリ金属化合物(例、アルコキシドまたはナフ
タレン等の多環芳香族化合物とアルカリ金属との付加
物) の形でよい。アルカリ金属を含有する固体触媒 (例
えば、特開平7−118181号公報に記載されているよう
な、アルカリ金属を吸蔵または吸着により固体中に含有
させた触媒) も使用できる。
【0025】アルカリ金属等の塩基触媒の使用量は、触
媒種および助触媒や溶媒の有無によって異なるが、トル
エン誘導体に対して 0.5〜30モル%程度が適当である。
塩基触媒は、多すぎても問題ないが、経済的に不利であ
り、少なすぎると収率の低下を招くことになる。固体触
媒の場合には、トルエン誘導体の1〜20重量%の量が適
当である。
【0026】上記の付加反応において、助触媒として多
環芳香族化合物を併用すると、一般式(b) 、(d) で示さ
れる生成物の収率が向上する。助触媒として有用な多環
芳香族化合物の例は、ナフタレン、ビフェニル、フェナ
ントレン、アントラセン、およびピレン、ならびにこれ
らのアルキル誘導体である。助触媒の多環芳香族化合物
は、触媒のアルカリ金属と付加物を形成させてから使用
してもよい。助触媒の使用量は、アルカリ金属触媒に対
して5〜50モル%の範囲が好ましく、これより多くても
問題とならないが、少なすぎると効果は低下する。
【0027】この付加反応をエーテル化合物の共存下で
行うと、アルカリ金属触媒の溶媒への溶解性が向上して
反応操作が容易になるばかりでなく、低温での反応も可
能になるなどの利点がある。エーテル化合物としては、
反応温度で液体である1種または2種以上を使用するこ
とができる。具体例としては、ジエチルエーテル、ジイ
ソプロピルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエ
ーテルなどの鎖状エーテル、ならびにテトラヒドロフラ
ン、ジオキサンなどの環状エーテルがある。このうち、
特にテトラヒドロフランが有効で、従来法に比べて高い
転化率における1:1付加物への選択性の向上効果が非
常に大きい。
【0028】エーテル化合物の使用量は、使用するアル
カリ金属触媒の全量を溶解させるのに十分な量でなくて
もよい。好ましい使用量は、重量で反応成分のトルエン
誘導体の0.01〜100 倍、より好ましくは 0.1〜10倍の範
囲である。エーテル化合物の使用量が少なすぎると、
1:1付加物への選択性向上効果が十分には得られず、
多すぎると容積効率が悪化し、工業的に不利となる。反
応溶媒として、エーテル化合物に加えて他の有機溶媒を
併用することもできる。
【0029】一般式(1) のトルエン誘導体への一般式
(2) の 1,3−ブタジエン誘導体の付加反応は、反応の形
態、特に添加順序は問わないが、トルエン誘導体の液体
または溶液に、若干の減圧、常圧ないしは加圧下で、気
体状または液状の 1,3−ブタジエン誘導体を送入する方
法が一般的である。この付加反応は、回分、半回分また
は連続方式のいずれでも実施できる。反応温度は、低い
と反応速度が遅くなり、また高すぎると生成物(b) 、
(d) の収率が低下するので、常温から140 ℃程度までが
適当である。しかし、触媒の種類によっては、140 ℃以
上で反応させる場合もある。
【0030】この付加反応により、一般式(1) のトルエ
ン誘導体の−CH (R1) (R2)基、即ち、ベンジル水素
を有するアルキル置換基、のいずれか1個に、一般式
(2) の1,3−ブタジエン誘導体が1:1のモル比で付加
した付加物 (1:1付加物) が生成する。付加反応に用
いる 1,3−ブタジエン誘導体の量が多すぎると、2モル
のブタジエン誘導体が付加した1:2付加物 (2付加物
という) が生成し易く、また、少ないと1回の反応当た
りの収率が低下し、生産性に問題が生じる。
【0031】好ましくは、トルエン誘導体1モルに対し
1,3−ブタジエン誘導体 0.3〜0.7モル程度を反応させ
る。しかし、トルエン誘導体として2付加物を生じにく
いイソプロピルベンゼンなどを使用する場合は、0.7 モ
ルを超える多量の 1,3−ブタジエン誘導体を用いても不
都合はない。
【0032】この1:1付加反応の生成物は、上記反応
式に示すように、 1,3−ブタジエン誘導体の付加方向に
よって、上記反応式において式(a) で示される付加物
と、式(c) で示される付加物の2種類になる。このいず
れもが、次に述べる方法で分子内環化させると、 1,2,
3,4−テトラヒドロナフタレン誘導体となり、それぞれ
式(b) および(d) で示される化合物が得られる。R4
水素の場合には、式(a) で示される付加物が主になり、
従って式(b) で示される 1,1−ジ置換−1,2,3,4 −テト
ラヒドロナフタレンが主生成物として得られる。
【0033】付加反応の終了後、反応で生成した1:1
付加物 (即ち、式(a) および式(c)の両方の生成物) を
次いで分子内環化させる。この分子内環化に先立って、
付加反応の反応混合物からアルカリ金属等の塩基触媒を
除去し (その前に触媒を失活させてもよい)、および/
または1:1付加物を蒸留等の手段で分離してもよい。
また、エーテル化合物や溶媒を使用した場合には、この
段階でこれらを蒸留等により回収してもよい。しかし、
環化反応に用いる1:1付加物は必ずしも高純度品であ
る必要はないので、未反応のトルエン誘導体や、触媒、
助触媒、エーテル化合物、溶媒等が混入していてもよ
い。従って、触媒の除去、1:1付加物の分離、エーテ
ル化合物や溶媒の回収などは、この段階で必ずしも実施
しなくてもよい。
【0034】分子内環化反応は、オレフィンによる芳香
族のアルキル化触媒として機能することが知られている
酸触媒の存在下に行う。かかる酸触媒としては、無水塩
化アルミニウム、三弗化硼素などのルイス酸、燐酸、硫
酸、弗化水素などの無機酸、シリカ/アルミナ、ゼオラ
イト等の固体酸、p−トルエンスルホン酸などの有機酸
などが挙げられる。固体酸は、反応後に濾過により簡単
に反応液から分離できる点で有利である。酸触媒の添加
量は、1:1付加物に対して 0.5〜20重量%の範囲が適
当である。
【0035】分子内環化反応は、1:1付加物を酸触媒
の存在下に加熱することにより進行する。この反応は溶
媒を使用する必要はないが、触媒の種類によっては溶媒
を用いてもよい。溶媒の種類は特に制限されず、付加反
応で用いたエーテル化合物をそのまま溶媒として使用し
ても、或いは1:1付加物を単離した場合には、別の溶
媒 (例、テトラリン、デカリン、ジフェニルエーテル
等) を用いてよい。反応温度は、一般に 100〜250 ℃の
範囲が適当である。
【0036】分子内環化反応はほとんど定量的に進行
し、式(b) 、(d) で示される 1,1−ジアルキル置換−1,
2,3,4 −テトラヒドロナフタレンが生成する。環化反応
終了後、反応生成物からクロマト分離、晶析、蒸留等の
手段により、生成物の式(b) 、(d) で示される 1,1−ジ
アルキル置換−1,2,3,4 −テトラヒドロナフタレンを別
々にまたは一緒に回収し、必要であれば精製する。場合
により、この回収の前に反応混合物から予め触媒や溶媒
を除去してもよい。この2種類の生成物を別々に回収し
たい場合、蒸留により比較的容易に分離でき、また不純
物の除去も容易である。一方の生成物の生成量がごく少
ない場合には、主生成物のみを回収してもよい。
【0037】本発明の方法により製造される化合物の例
を次に例示する。 (A) 化合物(1) がトルエン、化合物(2) が2−メチル−
1,3 −ブタジエン(=イソプレン)である場合 (m=1, n
=O, R1=R2=R4=H, R3=CH3) 、主生成物は 1,1−ジメチル
−1,2,3,4 −テトラヒドロナフタレン、副生成物は 1,2
−ジメチル−1,2,3,4 −テトラヒドロナフタレンであ
る。
【0038】(B) 化合物(1) がエチルベンゼン、化合物
(2) が2−メチル−1, 3−ブタジエンである場合 (m=1,
n=O, R1=R4=H, R2=R3=CH3) 、主生成物は 1, 1, 4−ト
リメチル−1,2,3,4 −テトラヒドロナフタレン、副生成
物は 1,2,4−トリメチル−1,2,3,4 −テトラヒドロナフ
タレンである。
【0039】(C) 化合物(1) がイソプロピルベンゼン
(=クメン)、化合物(2) が1, 3−ブタジエンである場
合 (m=1, n=O, R1=R2=CH3, R3=R4=H) 、生成物は 1,1,4
−トリメチル−1,2,3,4 −テトラヒドロナフタレンであ
る。
【0040】(D) 化合物(1) がイソプロピルベンゼン、
化合物(2) が2−メチル−1, 3−ブタジエンである場合
(m=1, n=O, R4=H, R1=R2=R3=CH3) 、主生成物は 1,1,
4,4−テトラメチル−1,2,3,4 −テトラヒドロナフタレ
ン、副生成物は 1,1,3,4−テトラメチル−1,2,3,4 −テ
トラヒドロナフタレンである。
【0041】(E) 化合物(1) がトルエン、化合物(2) が
2,3−ジメチル−1,3 −ブタジエンである場合 (m=1, n
=O, R1=R2=H, R3=R4=CH3) 、生成物は 1,1,2−トリメチ
ル−1,2,3,4 −テトラヒドロナフタレンである。
【0042】(F) 化合物(1) がエチルベンゼン、化合物
(2) が 2,3−ジメチル−1, 3−ブタジエンである場合
(m=1, n=O, R1=H, R2=R3=R4=CH3) 、生成物は 1,1,2,4
−テトラメチル−1,2,3,4 −テトラヒドロナフタレンで
ある。
【0043】(G) 化合物(1) がイソプロピルベンゼン、
化合物(2) が 2,3−ジメチル− 1,3−ブタジエンである
場合 (m=1, n=O, R1=R2=R3=R4=CH3)、生成物は 1,1,2,
4,4−ペンタメチル−1,2,3,4 −テトラヒドロナフタレ
ンである。
【0044】(H) 化合物(1) がp−キシレン、化合物
(2) が2−メチル−1,3 −ブタジエンである場合 (m=2,
n=O, R1=R2=R4=H, R3=CH3) 、主生成物は 1,1,7−トリ
メチル−1,2,3,4 −テトラヒドロナフタレン、副生成物
は 1,2,7−トリメチル−1,2,3,4−テトラヒドロナフタ
レンである。
【0045】(I) 化合物(1) がp−メトキシトルエン、
化合物(2) が2−メチル−1,3 −ブタジエンである場合
(m=2, n=O, R3=CH3, R4=H) 、主生成物は 1,1−ジメチ
ル−7−メトキシ−1,2,3,4 −テトラヒドロナフタレ
ン、副生成物は 1,2−ジメチル−7−メトキシ−1,2,3,
4 −テトラヒドロナフタレンである。
【0046】(J) 化合物(1) が2−イソプロピルナフタ
レン、化合物(2) が 1,3−ジメチル−1,3 −ブタジエン
である場合(m=n=1, Z=縮合芳香環、R1=R2=R3=R4=CH3)、
生成物は 1,1,4,4−テトラメチル−1,2,3,4 −テトラヒ
ドロアントラセンと 1,1,4,4−テトラメチル−1,2,3,4
−テトラヒドロフェナントレンであり、この両者の生成
割合は環化条件により異なる。
【0047】(K) 化合物(1) が 2,3−ジヒドロインデ
ン、化合物(2) が2−メチル−1,3 −ブタジエンである
場合(m=1, n=O, R1=H, R2=エチレン鎖, R3=CH3 R4=H)、
5,5−ジメチル−1,2,2a,3,4,5−ヘキサヒドロアセナフ
チレンが生成する。
【0048】(L) 化合物(1) がエチル−p−キシレン、
化合物(2) が 2,3−ジメチル−1,3 −ブタジエンである
場合 (m=3, n=0, R3=R4=CH3)、 1,1,2,4,5,8−ヘキサメ
チル−1,2,3,4 −テトラヒドロナフタレンが主生成物で
ある。
【0049】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
る。実施例中、%は特に指定しない限り、重量%であ
る。また、実施例における収率は、いずれも 1,3−ブタ
ジエン誘導体を基準とする生成物のモル%である。
【0050】(実施例1)容量2リットルの三口フラスコ
に、触媒の金属ナトリウム1.07gと金属カリウム3.73g
(合計で0.135 mol)、助触媒のビフェニル4.4 g(0.028
5 mol)およびエーテル溶媒のテトラヒドロフラン (TH
F) 200 mlを装入し、攪拌下60℃に昇温した。次いで、
この温度でトルエン184 g(2.0 mol) を加えた後、2−
メチル−1,3 −ブタジエン(=イソプレン)82g(1.2 m
ol) とTHF200 mlとの混合物を3時間かけて添加し
た。添加終了後、この温度でさらに1時間攪拌して付加
反応を行わせた後、25℃まで放冷した。この反応混合物
に水100 mlを添加して触媒を失活させた後、水層を分離
し、油層からTHFとトルエンを減圧下に留去して、2
種類の付加反応生成物を主成分とする付加反応液166.5
gを得た。
【0051】容量500 mlのステンレス製オートクレーブ
に、上記付加反応液と固体酸触媒であるシリカアルミナ
触媒 (日揮化学製N-633L) 8.7 gを装入し、170 ℃で2
時間加熱して分子内環化反応させた。得られた反応液か
ら触媒を濾別して、環化反応液158 gを得た。
【0052】この環化反応液をガスクロマトグラフィー
で分析したところ、表1に示す割合および収率で、主生
成物の 1,1−ジメチル−1,2,3,4 −テトラヒドロナフタ
レンおよび副生成物の 1,2−ジメチル−1,2,3,4 −テト
ラヒドロナフタレンを含有していた。
【0053】この環化反応液を、100 mmHg、理論段数50
段の蒸留塔で還流比30で精留して、主留分として純度9
9.3%の 1,1−ジメチル−1,2,3,4 −テトラヒドロナフ
タレン34.0g (収率17.6%) を回収した。また、含有率
76.8%の 1,2−ジメチル−1,2,3,4 −テトラヒドロナフ
タレン11.2gも取得したが、沸点差があるので、これは
再蒸留により高純度化できる。
【0054】(実施例2)トルエン誘導体としてエチルベ
ンゼン212 g (2.0 mol) を使用し、付加反応の終了後の
反応液の蒸留を、主としてTHFのみを留去 (未反応の
エチルベンゼンは残留) するように行った以外は、実施
例1と同様に操作して、主生成物として1,1,4−トリメ
チル−1,2,3,4 −テトラヒドロナフタレンを、副生成物
としては1,2,4−トリメチル−1,2,3,4 −テトラヒドロ
ナフタレンをそれぞれ得た。結果を表1に示す。
【0055】(実施例3)トルエン誘導体としてイソプロ
ピルベンゼン (=クメン) 240 g (2.0 mol) を使用し、
2 −メチル−1,3 −ブタジエンの添加量を68g(1.0 mo
l) とした以外は実施例2と同様に操作して、主生成物
として 1,1,4,4−テトラメチル−1,2,3,4−テトラヒド
ロナフタレンを、副生成物として 1,1,3,4−テトラメチ
ル−1,2,3,4 −テトラヒドロナフタレンをそれぞれ得
た。結果を表1に示す。
【0056】(実施例4)容量2リットルの三口フラスコ
に、塩基触媒の金属ナトリウム1.07gと金属カリウム3.
73g (合計で0.135 mol)、助触媒のビフェニル4.4 g
(0.0285 mol)およびエーテル溶媒のTHF400 mlを装入
し、攪拌下60℃に昇温した。次いで、この温度でイソプ
ロピルベンゼン240 g(2.0 mol) を加えた後、 1,3−ブ
タジエン65g(1.2 mol) を6時間かけて添加した。添加
終了後、この温度でさらに1時間攪拌して付加反応を行
わせた後、25℃まで放冷した。この反応混合物に水100
mlを添加して触媒を失活させた後、水層を分離し、油層
からTHFのほとんどを減圧下に留去して、付加反応液
329.5 gを得た。
【0057】容量500 mlのステンレス製オートクレーブ
に、上記付加反応液と固体酸触媒であるシリカアルミナ
触媒 (日揮化学製N-633L) 8.7 gを装入し、170 ℃で2
時間加熱して環化反応させた。得られた反応液から触媒
を濾別して、生成物の 1,1,4−トリメチル−1,2,3,4 −
テトラヒドロナフタレン32.3%を含む環化反応液314g
を得た。
【0058】この反応液を100 mmHg、理論段数50段の蒸
留塔で還流比30で精留し、主留分として純度99.1%の
1,1,4−トリメチル−1,2,3,4 −テトラヒドロナフタレ
ン91.3gを回収した。結果を表1に示す。
【0059】(実施例5)トルエン誘導体としてイソプ
ロピルベンゼン240 g (2.0 mol) を使用し、 1,3−ブタ
ジエン誘導体として 2,3−ジメチル−1,3 −ブタジエン
98.4 g (1.2 mol)を使用した以外は実施例4と同様に操
作して、 1,1,2,4,4−ペンタメチル−1,2,3,4 −テトラ
ヒドロナフタレンを得た。結果を表1に示す。
【0060】(実施例6)トルエン誘導体としてキシレ
ン212 g (2.0 mol) を使用した以外は実施例2と同様に
操作して、主生成物として 1,1,7−トリメチル−1,2,3,
4 −テトラヒドロナフタレンを、副生成物として 1,2,7
−トリメチル−1,2,3,4 −テトラヒドロナフタレンをそ
れぞれ得た。結果を表1に示す。
【0061】
【表1】
【0062】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、トルエン誘導体および 1,3−ブタジエン誘導体とい
う工業的に容易に入手でき、比較的安価な原料を用い
て、2段階の反応で極めて容易かつ合理的に 1,1−ジ置
換−1,2,3,4 −テトラヒドロナフタレンを合成できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 15/44 6958−4H C07C 15/44 41/30 7419−4H 41/30 43/20 7419−4H 43/20 D // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1) 【化1】 (式中、R1 およびR2 は同一でも異なっていてもよ
    く、それぞれ水素、アルキル基、アルコキシ基、アルコ
    キシアルキル基、または置換もしくは非置換のアリール
    基、アリールオキシ基もしくはアリールオキシアルキル
    基を意味し、R1 とR2 の一方は、−CH (R1) (R2)
    基が結合している炭素原子の隣接炭素原子に結合した環
    を形成していてもよく;Zは反応条件下で安定な置換基
    または芳香族縮合環を意味し;mは1〜5の整数、nは
    0または1〜4の整数であって、m+n≦5であり、m
    またはnが2以上の場合、各−CH(R1)(R2)基または
    各Zは互いに同一でも異なっていてもよく、少なくとも
    1個の−CH (R1) (R2)基が結合している炭素原子の
    少なくとも一方の隣接炭素原子は非置換である)で示さ
    れる化合物に、アニオン付加用塩基触媒の存在下、下記
    一般式(2) 【化2】 (式中、R3 およびR4 は同一でも異なっていてもよ
    く、それぞれ水素、アルキル基、アルコキシ基、アルコ
    キシアルキル基、または置換もしくは非置換のアリール
    基、アリールオキシ もしくはアリールオキシアルキル
    基を意味し、一般式(1) におけるR1 とR2 の少なくと
    も一方が水素である場合には、R3 とR4 の少なくとも
    一方は水素ではない)で示される化合物を反応させるこ
    とにより、一般式(1) の化合物のいずれか1つの−CH
    (R1) (R2)基に1モルの一般式(2) の化合物が付加し
    た1:1付加物を得、得られた付加物を酸触媒の存在下
    に加熱することにより分子内環化を生じさせて、 1,1−
    ジ置換−1,2,3,4 −テトラヒドロナフタレン化合物を得
    ることを特徴とする、 1,1−ジ置換−1,2,3,4 −テトラ
    ヒドロナフタレン化合物の製造方法。
  2. 【請求項2】 一般式(1) においてR1 とR2 が水素ま
    たはメチル基で、nが0であり、一般式(2) においてR
    3 とR4 が水素またはメチル基である、請求項1記載の
    方法。
  3. 【請求項3】 一般式(1) で示される化合物と一般式
    (2) で示される化合物との反応を、アルカリ金属触媒お
    よび多環芳香族化合物の存在下、エーテル溶媒中で行
    う、請求項1または2記載の方法。
JP8062744A 1996-03-19 1996-03-19 1,1−ジ置換−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン化合物の製造方法 Withdrawn JPH09249584A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6632788B2 (en) 2001-05-17 2003-10-14 International Flavors & Fragrances Inc. Polyalkylbicylic derivatives
US7115553B2 (en) 2003-07-10 2006-10-03 International Flavors & Fragrances Inc. Acetonide fragrance compound
WO2017175741A1 (ja) * 2016-04-06 2017-10-12 三菱瓦斯化学株式会社 ポリアミン化合物、ポリアミン組成物、及びエポキシ樹脂硬化剤

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