JPH09251596A - 交差点安全支援方法および交差点安全支援装置 - Google Patents

交差点安全支援方法および交差点安全支援装置

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JPH09251596A
JPH09251596A JP5870296A JP5870296A JPH09251596A JP H09251596 A JPH09251596 A JP H09251596A JP 5870296 A JP5870296 A JP 5870296A JP 5870296 A JP5870296 A JP 5870296A JP H09251596 A JPH09251596 A JP H09251596A
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JP
Japan
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intersection
traffic
information
improvement
safety support
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JP5870296A
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English (en)
Inventor
Miyako Hotta
堀田  都
Takayoshi Yokota
孝義 横田
Toru Nagai
徹 永井
Yoshizo Ito
芳三 伊藤
Yutaka Sano
豊 佐野
Yoshiki Kobayashi
小林  芳樹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 交差点改良案を立案する過程のうち、現場観
察・分析にのみ頼っていた交差点の問題点抽出過程を、
交差点内で生ずる可能性のある車両の危険な挙動を予測
し、可視化する手段を用いて支援する交差点改良支援装
置を提供する。 【解決手段】 交差点情報入力手段1と交差点情報から
交差点内で発生する交通状況を予測し表示する手段2と
を備え、交差点状況予測手段2は、予測時に対向直進車
の間隙をぬい右折する挙動など交差点で潜在的に危険性
の高い挙動を予測する危険挙動予測手段3と、予測され
た危険挙動の結果として生ずる接触・衝突などの現象を
予測する接触・衝突予測手段4とからなる。問題点抽出
の手掛かりとなる車両の錯綜状況を予測でき、従来は専
門家に任されていた問題点の抽出過程を複数の担当者が
共有し、改良案の妥当性を客観的に相互チェックでき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、交差点安全支援方
法および交差点安全支援装置に係り、特に、交通事故,
渋滞などの原因となる交差点の問題点を抽出し改良案を
立案する過程を支援する交差点安全支援方法および交差
点安全支援装置に関する。
【0002】
【従来の技術】交差点の改良案を立案する従来の手順
は、専門家が交差点内の交通流の状況を分析し、交通事
故や渋滞などの原因となる交差点内の錯綜や滞留現象を
観察し、交差点の幾何的構造や信号現示(signal indica
tion)パターンの問題点を抽出し、過去の経験に基づき
改良案を立案するという手順であり、全面的に人手に頼
っており、自動化されていなかった。従来の手順に関し
ては、例えば『平面交差の計画と設計−基礎編−』(交
通工学研究会編)の第3章に詳細な記述がある。なお、
信号現示とは、「交通信号の手引き」(交通工学研究会)の
7頁によれば、「1つの交差点において、ある交通流
(もしくは交通流の組み合わせ)に対して同時に与えられ
ている通行権またはその通行権が割り当てられている時
間帯」である。
【0003】交差点の改良案を立案する過程の自動化を
考えた場合、適応できる技術としては、例えば、特開平
3−266031号『診断方法および診断システム』に
見られるように、過去の蓄積事例から参考になる診断事
例を取り出し、決定要因毎に類似性を診断し、各決定要
因毎の重みにより総合的に評価し、最も類似している選
択要因の値に基づいて診断対象の選択要因の値を決定す
る診断方法および診断システムがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記人手に頼る従来の
手順では、特に、交差点の幾何的構造,信号パラメータ
の問題点を抽出する過程が、現場での実視による観察や
分析を繰り返す手順を含んでおり、負担の多い作業であ
った。また、問題点抽出の手掛かりとなる交差点内での
錯綜現象などは、偶発事象であるために、偶発事象を待
つという不確定要素が内在しており、問題点抽出のため
の裏付けを取る作業が困難であった。
【0005】本発明の目的は、交差点の改良案を立案す
る過程において、現場観察・分析のみに頼っていた従来
の交差点の問題点抽出の手順を、交差点内で発生する可
能性のある危険な現状を予測し可視化する手順に置き換
え自動化する交差点安全支援方法を提供することであ
る。
【0006】本発明の他の目的は、交差点の改良案を立
案する過程において、現場観察・分析のみに頼っていた
従来の交差点の問題点抽出の手順を、交差点内で発生す
る可能性のある危険な現状を予測し可視化する手順に置
き換えて自動化した交差点安全支援装置を提供すること
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、少なくとも1つの交差点の幾何的構造,
信号現示パターン,方向別交通量などの交差点情報に基
づいて交差点の幾何的構造,信号現示などの問題点を抽
出する交差点安全支援方法において、交差点の幾何的構
造,信号現示パターン,交通流状況などの交差点情報を
対話的に入力し、交差点情報に基づいて対向直進車と右
折車との交錯などの潜在的に危険度の高い挙動を予測
し、危険挙動により発生する接触,衝突を予測し、交差
点内で発生する交通流の交錯や滞留などの交通状況を予
測する交差点安全支援方法を提案するものである。
【0008】本発明は、また、上記目的を達成するため
に、少なくとも1つの交差点の幾何的構造,信号現示パ
ターン,方向別交通量などの交差点情報に基づいて交差
点の幾何的構造,信号現示などの問題点を抽出する交差
点安全支援方法において、交差点の幾何的構造,信号現
示パターン,交通流状況などの交差点情報を対話的に入
力し、交通事故の発生に影響を及ぼす運転者特性を設定
し、交差点情報および運転者特性に基づいて対向直進車
と右折車との交錯などの潜在的に危険度の高い挙動を予
測し、危険挙動により発生する接触,衝突を予測し、交
差点内で発生する交通流の交錯や滞留などの交通状況を
予測する交差点安全支援方法を提案するものである。
【0009】交差点情報に含まれる幾何的構造から判定
できる静的な問題点と予測された交通状況から判定でき
る動的問題点とを並列に抽出することができる。
【0010】動的問題点を抽出する手順とは、信号現示
に同期してそれぞれの時間帯の中で発生する交通流の錯
綜や滞留などの状況と発生回数とを記録し、問題点抽出
のための情報として表示する手順である。
【0011】抽出された問題点を解決するための改良案
を立案し、提示することができる。また、過去に様々な
交差点に関してなされた改良事例を予め記憶し、抽出し
た問題点に基づいて、記憶してある改良事例から改良前
の状況が最も類似した事例の改良前の問題点および改良
内容並びに両交差点の相違を抽出し、前記相違を考慮し
て最も類似した事例の改良内容をさらに補正および/ま
たは補足し、改良原案を立案するようにしてもよい。
【0012】道路形状を入力する際には、予め準備され
た複数のトポロジのいずれかを選択して道路形状の幾何
的構造を入力することも可能である。
【0013】交通流中の個々の車両に付与する運転者特
性のパラメータとしては、右折時の対向直進車との距
離,交差点通過際速度,脇見などで停止タイミングが遅
れる脇見確率などを設定する。
【0014】本発明は、上記他の目的を達成するため
に、少なくとも1つの交差点の幾何的構造,信号現示パ
ターン,方向別交通量などの交差点情報に基づいて交差
点の幾何的構造,信号現示などの問題点を抽出する交差
点安全支援装置において、交差点の幾何的構造,信号現
示パターン,交通流状況などの交差点情報を対話的に入
力する交差点情報入力手段と、交通状況予測手段とを備
え、交通状況予測手段が、交差点情報に基づいて対向直
進車と右折車との交錯などの潜在的に危険度の高い挙動
を予測する危険挙動予測手段と、危険挙動により発生す
る接触,衝突を予測する接触,衝突予測手段とからな
り、交差点内で発生する交通流の交錯や滞留などの交通
状況を予測する手段である交差点安全支援装置を提案す
るものである。
【0015】本発明は、また、上記他の目的を達成する
ために、少なくとも1つの交差点の幾何的構造,信号現
示パターン,方向別交通量などの交差点情報に基づいて
交差点の幾何的構造,信号現示などの問題点を抽出する
交差点安全支援装置において、交差点の幾何的構造,信
号現示パターン,交通流状況などの交差点情報を対話的
に入力する交差点情報入力手段と、交通状況予測手段
と、交通事故の発生に影響を及ぼす運転者特性を設定す
る運転者特性設定手段とを備え、交通状況予測手段は、
交差点情報および運転者特性に基づいて対向直進車と右
折車との交錯などの潜在的に危険度の高い挙動を予測す
る危険挙動予測手段と、危険挙動により発生する接触,
衝突を予測する接触,衝突予測手段とからなり、交差点
内で発生する交通流の交錯や滞留などの交通状況を予測
する手段である交差点安全支援装置を提案するものであ
る。
【0016】交差点情報に含まれる幾何的構造から判定
できる静的な問題点と予測された交通状況から判定でき
る動的問題点とを並列に抽出する問題点抽出手段を備え
ることができる。
【0017】問題点抽出手段は、交差点情報に含まれる
幾何的構造に関する静的な情報を予め設定された基準条
件と比較し基準条件を満たさない項目を問題点として抽
出する条件判定手段と、交通状況予測手段で予測された
交差点内の交通状況に基づき交通流が交錯する地点を抽
出する交錯点抽出手段と、前方の信号が青で通行権が与
えられているにもかかわらず車両が停止したときにその
回数を方向別・原因別にカウントしサイクル毎に渋滞台
数として集計する停止回数算出手段と、条件判定手段,
交錯点抽出手段,停止回数算出手段で抽出された問題点
を交差点表示画面上に表示する問題点・発生箇所表示手
段とからなり、信号現示に同期してそれぞれの時間帯の
中で発生する交通流の錯綜や滞留などの状況と発生回数
とを記録し、問題点抽出のための情報として表示する手
段である。
【0018】抽出された問題点を解決するための改良案
を立案し提示する改良案立案支援手段を備えることもで
きる。
【0019】また、過去に様々な交差点に関してなされ
た改良事例を予め格納する交差点情報記憶手段と、問題
点抽出手段で抽出された問題点に基づいて、格納してあ
る改良事例から改良前の状況が最も類似した事例の改良
前の問題点および改良内容並びに両交差点の相違を抽出
する類似事例参照手段と、前記相違を考慮して最も類似
した事例の改良内容をさらに補正および/または補足し
改良原案を立案する改良案立案支援手段を備えるように
してもよい。
【0020】交差点情報入力手段は、予め準備された複
数のトポロジのいずれかを選択して道路形状の幾何的構
造を入力するトポロジ生成手段を含むことも可能であ
る。
【0021】運転者特性設定手段は、交通流中の個々の
車両に付与する運転者特性のパラメータとして右折時の
対向直進車との距離,交差点通過際速度,脇見などで停
止タイミングが遅れる脇見確率などを設定する手段であ
る。
【0022】このように構成した本発明においては、交
差点の幾何的構造,交通量などの情報を入力するだけ
で、必ずしも現場に行かなくても、発生する可能性のあ
る交通流現象を様々な条件下で予測し、動的な交通流の
問題点を抽出し、可視化できる。なお、交差点の幾何的
構造,交通量などの情報として、例えば、交通管制セン
タの交通監視システムにこれまでに蓄積された情報を活
用してもよいことは、いうまでもない。
【0023】また、問題点抽出の手掛かりとなる車両相
互の錯綜現象を予測でき、従来専門家の手に任されてい
た問題点抽出過程の意思決定を複数の担当者間で共有
し、判断の過程および結果に誤りが無いことを互いに客
観的にチェックできるので、従来は経験豊富な専門家の
みにより手作業でなされていた交差点の改良案の立案作
業が、容易になり、作業時間を短縮できる。
【0024】
【発明の実施の態様】次に、図1〜図19を参照して、
本発明による交差点安全支援方法および交差点安全支援
装置の実施例を説明する。ここでは、説明を単純化して
理解を容易にするために、単一の交差点の例を挙げて説
明するが、複数の交差点を含む道路網にも本発明を適用
できることは、以下の説明から明らかになるであろう。
【0025】《実施例1》図1は、本発明による交差点
安全支援装置の実施例1の構成を示すブロック図であ
る。図1の交差点安全支援装置は、交差点に関する情報
を新規に入力する交差点情報入力手段1と、交差点情報
入力手段1で入力された交差点に関する情報に基づいて
交差点内で発生する交通状況を予測し表示する交通状況
予測手段2とで構成されている。交通状況予測手段2
は、交通状況予測時に対向直進車の間隙をぬって右折す
る間隙右折挙動など交差点における潜在的に危険性の高
い挙動を予測する危険挙動予測手段3と、危険挙動予測
手段3により予測された危険挙動の結果として発生する
接触・衝突などの現象を予測する接触・衝突予測手段4
とからなる。
【0026】《実施例2》図2は、実施例1の交差点安
全支援装置に、運転者特性設定手段5を付加した実施例
2の構成を示すブロック図である。運転者特性設定手段
5は、交通状況予測手段2で交通状況を予測する際に用
いる車両の走行特性を個別に設定する。
【0027】《実施例3》図3は、実施例2の交差点安
全支援装置に、問題点抽出手段6を付加した実施例3の
構成を示すブロック図である。問題点抽出手段6は、交
差点情報入力手段1で入力された情報から判定できる交
差点の静的な問題点と、交通状況予測手段2で予測され
る接触・衝突などから抽出できる交差点の動的な問題点
とを抽出する。
【0028】《実施例4》図4は、実施例3の交差点安
全支援装置に、改良案立案支援手段7を付加し、改良案
を立案する実施例4の構成を示すブロック図である。改
良案立案支援手段7は、問題点抽出手段6で抽出された
問題点に基づいて、改良案を立案する。
【0029】《実施例5》図5は、実施例4の交差点安
全支援装置に、交差点情報記憶手段8と、類似事例参照
手段9とを付加し、抽出された問題点に基づいて、類似
の事例を参照しつつ、改良案を立案する実施例5の構成
を示すブロック図である。類似事例参照手段9は、改良
対象の交差点に関し、交差点幾何的構造などの特徴およ
び問題点が類似している過去の交差点改良例を交差点情
報記憶手段8から検索し、改良参考案として提示する。
実施例5における改良案立案支援手段7は、類似事例参
照手段9により提示された交差点改良例の改良内容をさ
らに補正しおよび/または補足し、対象交差点の新たな
改良原案を立案する。
【0030】説明の重複を避けるために、実施例1〜5
に共通な構成要素を一括して説明する。
【0031】図6は、交差点情報入力手段1の構成の一
例を示すブロック図である。交差点情報入力手段1は、
入力画面制御手段101と、対話入力画面生成手段10
2と、入力情報フォーマット変換手段103と、入力漏
れチェック手段104とからなる。入力画面制御手段1
01は、情報入力のための画面の表示順などを制御す
る。対話入力画面生成手段102は、入力画面制御手段
101により指定された対話入力画面を表示する。入力
情報フォーマット変換手段103は、対話入力画面生成
手段102で生成された対話入力画面に担当者が情報を
入力し、誤りが無いことをチェックし、例えば確認ボタ
ンを押すと、入力情報を本発明による交差点安全支援装
置内で処理するための所定フォーマットに変換する。入
力漏れチェック手段104は、対話入力画面に入力され
た情報に、入力漏れの項目などが無いかをチェックす
る。
【0032】図7は、対話入力画面生成手段102のよ
り詳細な構成の一例を示すブロック図であり、図8,図
9,図10,図11,図12は、図7における各手段に
対応する画面表示の例を示す図である。図8は、トポロ
ジ生成手段121の画面表示の例であり、図9は、リン
ク情報付加手段122の画面表示の例であり、図10
は、レーン情報付加手段123の画面表示の例であり、
図11は、施設情報付加手段124の画面表示の例であ
り、図12は、交通流情報付加手段125の画面表示の
例である。
【0033】図7の各手段の順序に従って、対話入力画
面生成の手順を説明する。トポロジ生成手段121にお
いては、図8に示すように、予め準備されたトポロジを
選択し、入力する交差点の形状を決定する。リンク情報
付加手段122においては、図9に示すように、トポロ
ジ生成手段121で決定されたトポロジに、レーン数,
制限速度などのリンク情報を付加する。レーン情報付加
手段123においては、図10に示すように、リンク情
報付加手段122で生成したレーンに、レーン方向属性
などの情報を付加する。施設情報付加手段124におい
ては、図11に示すように、横断歩道,道流表示などの
施設情報を付加する。交通流情報付加手段125におい
ては、図12に示すように、交通量,右折左折率,歩行
者横断時間,信号パラメータなどの交通流情報を入力す
る。
【0034】全ての情報の入力は、例えば、図8に示す
ように、マウス81により、形状の表示ウインドウ82
から対象となるリンクなどのオブジェクトを選択し、ウ
インドウ83上で項目を選択し、ここでは図示していな
いキーボードから数値を入力して処理される。
【0035】このような手順で情報を対話的に入力して
いくと、交通状況予測手段2で必要な情報が入力され、
図6の入力情報フォーマット変換手段103により、所
定フォーマットに変換される。
【0036】次に、交通状況予測手段2をより詳細に説
明する。本発明における交通状況予測手段2は、個々の
車両の動きを独立に計算し表示するミクロ交通流シミュ
レータを含んでいる。従来のミクロ交通流シミュレータ
については、例えば影沢正隆ほか『オブジェクト指向型
の交通流ミクロ・シミュレータ』:電気学会研究会資料
(道路交通), RTA−91−27(1991)の 57−65頁を参照され
たい。本発明のミクロ交通流シミュレータの特徴は、従
来のミクロ交通流シミュレータの手段に加えて、交差点
の車両の挙動に特化して予測するために、危険挙動予測
手段3と接触・衝突予測手段4とを備えていることであ
る。
【0037】危険挙動予測手段3で予測される危険挙動
には、例えば対向直進車間をぬって右折する間隙右折挙
動がある。右折しようとする個々の車両は、所定以上の
対向車間距離があれば、安全であると判断して、右折す
ると想定する。危険挙動予測手段3は、交差点内の直進
車と右折車との交錯などの現象を予測する。危険挙動予
測手段3は、さらに、後続車が、右折待ちの車両を避け
て走行する場合や幅員が不十分で停止する場合など、交
差点での滞留や交錯の原因となる詳細な挙動を予測す
る。
【0038】接触・衝突予測手段4は、危険挙動予測手
段3で予測された交錯,接触,衝突を、複数車両間の位
置の座標計算において接近または重なりが発生した場合
に、交錯,接触,衝突が発生したとして検出する手段で
ある。
【0039】次に、図13および図14により、運転者
特性設定手段5を詳細に説明する。図13は、運転者特
性設定手段5で設定するパラメータを説明するための交
差点の模式図である。運転者特性設定手段5は、交差点
状況予測手段2において、交差点内の交通状況を予測す
る際、様々な特性のドライバが混在する条件下での事故
発生の危険性を試すため、担当者が個々の車両の属性を
確率的に設定する手段である。
【0040】図13では、3台の車両131,132,1
33が交差点を通行している。車両131は、速度Vで
直進しており、車両132は、右折しようとしており、
後続車133は、右折車132に追従して走行中であ
る。
【0041】交差点走行時、事故要因となる個々の車両
の特性として、例えば、以下の3点 a.交差点通過時の速度V b.右折車132が対向直進車の間隙をぬって右折する
際の対向車131との車間距離L c.脇見確率P(x) が、考えられる。
【0042】脇見確率P(x) は、現実の交通流におい
て、例えば先行車両が急停車したときに、ドライバが脇
見をしていると、ブレーキを踏むのが遅れる現象を模擬
するための設定パラメータである。この脇見確率P(x)
を設定すると、交差点手前に到達した車両は、周りに発
生する事象の認識を設定した脇見確率P(x) で一時的に
中止する。例えば、図13における後続車133が、先
行する右折車132の停止を認識せず、速度を変えなけ
れば、そのまま右折車132に衝突する。このような現
象を確率的に発生させると、瞬時の脇見でも生じてしま
う追突事故を予測できることになる。
【0043】図14は、パラメータ設定画面の一例であ
る。右折車132の対向車間の特性は、例えば確率分布
141のように設定される。確率分布141は、右折時
に対向車間距離が横軸の値以上であれば右折する特性を
持った車両の存在割合を示している。確率分布141の
例では、対向車間距離が50mのときに右折する車両の
割合が最も多いことになる。確率分布を設定する場合に
は、発生確率の総和である確率分布141で囲まれた部
分の面積が1となるように正規化し設定する。具体的設
定方法は、色々考えられるが、確率値を細かく設定する
モードと、いくつかの確率分布パターンを予め準備して
おき、その中からパターンを選ぶだけのモードの両方を
利用できるようにして、場合に応じて使い分ける方法も
考えられる。速度の特性も、同様に、確率分布142の
ように設定される。脇見確率は、確率値143として数
値設定する。
【0044】交通流予測手段2の中で車両が発生する際
に、パラメータとして設定した確率分布または確率に基
づき、個々の車両に対して、それぞれの特性が割り当て
られる。個々の車両の特性は、交通流予測手段2で車両
が発生して、設定した交差点内を走行するときの走行特
性として反映される。担当者は、交通流予測手段2を使
って、パラメータを変えながら、発生し得る様々な条件
下での交通流の状況を予測する。また、例えば、交通管
制センタに日々蓄積されている実測値があるときには、
それをパラメータとして採用すると、より実際に近い結
果が得られる。
【0045】図15は、問題点抽出手段6の構成の一例
を示す図である。交差点情報入力手段1と交差点内交通
状況予測手段2と問題点抽出手段6とは、図3の実施例
3における各々の手段に対応している。
【0046】問題点抽出手段6は、交差点内交通状況予
測手段2で予測された交錯や衝突などの発生状況を道路
上に視覚的に表示するとともに、それら現象の発生を統
計的に記録し、問題点を分析するための情報として表示
する。この記録,表示のタイミングは、任意に設定でき
るようにする。実際は、信号現示に同期してそれぞれの
時間帯の中で発生する交通流の錯綜や滞留などの状況と
発生回数とを記録し、問題点抽出のための情報として表
示することが望ましい。
【0047】問題点抽出手段6は、条件判定手段151
と、交錯点抽出手段152と、停止回数算出手段153
と、問題点・発生箇所表示手段154とを含んでいる。
条件判定手段151は、交差点情報入力手段1から入力
された静的な情報を予め設定された基準条件と比較し、
基準条件を満たさない項目を問題点として抽出する。交
錯点抽出手段152は、交通状況予測手段2において予
測された交差点内の交通状況に基づき、交通流が交錯す
る地点を抽出する。停止回数算出手段153は、前方の
信号が青で通行権が与えられているにもかかわらず、車
両が停止したときに、その回数を方向別・原因別にカウ
ントし、サイクル毎に例えば渋滞台数として集計する。
問題点・発生箇所表示手段154は、条件判定手段15
1と交錯点抽出手段152と停止回数算出手段153と
において抽出された問題点を交差点表示画面上に表示す
る。
【0048】図16は、問題点・発生箇所表示手段15
4の表示画面の一例である。ウインドウ161は、条件
判定手段151で抽出された幾何的構造などの静的な問
題点と、交錯点抽出手段152でカウントされた渋滞台
数と、方向特定手段153で検出された交錯および滞留
の発生状況とを表示する。この例では、流入口Aと流入
口Bとの間の停止線距離が、条件判定手段151で基準
値よりも長いと判定され、問題点として表示されてい
る。停止回数算出手段153でカウントされたそれぞれ
の流入口別の停止回数は、ウインドウ162中にサイク
ル毎に集計して表示されている。交錯点抽出手段152
で抽出された接触・衝突の場所は、ウインドウ162中
に黒丸で表示されている。接触車両の方向別属性に関し
ても、ウインドウ161中に表示される。
【0049】以上の構成を採用すると、様々な条件下で
発生する交通流を予測し、発生し得る動的な問題点を視
覚化し、幾何的構造などの静的な問題点とともに、表示
できる。
【0050】さらに、図5の実施例5に示すように、過
去に改良された交差点の事例を記憶する交差点情報記憶
手段8と、類似事例参照手段9と、改良案立案支援手段
7とを付加すると、過去の類似例を参照しながら、抽出
された問題点に対する改良案を立案できる。
【0051】類似事例参照手段9に関しては、従来例と
して既に挙げた特開平3−266031号に記載されて
いるように、診断対象物の特徴を形成する各属性別に類
似度を決定し、属性別のウエイトに基づき、類似度を求
める方法をそのまま適用できるように推察されるかもし
れない。
【0052】しかし、過去の最も類似した事例でも、少
しでも異なっている点があれば、その異なっている要因
により、人命に危険が及ぶこともあるので、改良内容を
そのまま適用することは、妥当ではない。
【0053】本発明においては、図17に示す類似事例
参照手段9の処理手順により、類似事例を参照しつつ、
提示された類似事例と改良対象の交差点との相違点を明
らかにした上で、交差点改良例の改良内容をさらに補正
しおよび/または補足して、対象交差点の新たな改良原
案を立案するようにしてある。
【0054】図18は、交差点の特徴を表す項目および
属性のリストの表示の一例を示す図である。各項目は、
改良案を導き出すために交差点の特徴を記述できるよう
に選んである。交差点情報記憶手段8に記憶されている
過去の改良事例のそれぞれについてこれらの設定項目お
よび属性が設定されていることを前提として、図17に
より、類似事例参照手段9の処理手順を説明する。
【0055】処理121:類似事例の自動抽出か手動抽
出かを選択する。自動抽出の場合は処理122に移り、
手動抽出の場合は処理126に移る。 処理122:自動抽出の場合は、提示する類似事例数n
を入力する。 処理123:類似度を評価する。ここで類似度を評価す
る際には、図18に示されているような項目リストに基
づき、各項目の属性が一致する場合は1とし不一致の場
合は0として、交差点情報記憶手段8に記憶された全事
例の類似度を評価していく。 処理124:全事例から類似度の高い順にn個の類似事
例を選択する。 処理125:選択された類似事例n個を表示画面上に表
示する。 処理126:一方、手動検出の場合は、検索条件を設定
する。検索条件は、それぞれのケースに応じて、図18
の項目リストのうちの項目のいずれかを選択し、属性が
一致する事例を検索していくために設定される。 処理127:設定された条件に当てはまる事例を検索す
る。 処理128:一致するものが見つかったら、画面上に該
当数を表示する。 処理129:さらに検索を続行するか否かを選択する。
続行する場合には、処理126に戻り、別の項目を条件
として選択し、処理126から処理129までの処理を
繰り返す。 処理130:処理129で続行しない場合は、検索結果
の類似事例を表示する。
【0056】図5の実施例5の改良案立案支援手段7
は、類似事例参照手段9により交差点情報記憶手段8か
ら検索して提示された類似事例における改良内容をさら
に補正および/または補足し、改良対象の交差点の改良
案を作成する。
【0057】従来の交差点改良方法では、その交差点の
方向別飽和度を用いて信号パラメータを算出していた。
既に述べたように、過去の最も類似した事例でも、少し
でも異なっている点があれば、改良内容をそのまま適用
することは危険である。改良対象の交差点と提示された
類似事例との相違点を明らかにした上で、類似事例の対
策を補正し、新たな改良案とする必要がある。
【0058】本実施例においては、信号パラメータ算出
のルールを自動化し、交差点情報入力手段1で入力され
た交通量から、各信号現示の最適な秒数を算出し、類似
事例参照手段9により提示された類似事例における改良
内容を補足する。また、改良対象交差点と類似事例の対
策前の特性を比較して相違点を検出し、類似事例の対策
のうち適当でないものを削除したり、問題点があるのに
対策がなされていない点を追加したりして、改良内容を
補正する。
【0059】図19は、図5の実施例5の改良案立案支
援手段7を動作させたときの画面表示の一例を示す図で
ある。ウインドウ191は、類似した改良事例の改良内
容とともに、改良対象交差点を表示する。ウインドウ1
92は、改良案立案手段9で算出された現示パラメータ
案と相違点とを表示する。ウインドウ193は、それら
相違点を考慮した上で立案された改良案を表示する。
【0060】実施例5に示すように、抽出された交差点
の問題点を用いて、その問題点を含む特徴の類似した交
差点を過去の改良事例から参照し、過去の改良事例の改
良内容を補正しおよび/または補足すると、ゼロからの
立案ではなく、過去に実際に利用された改良案に基づい
で立案し、実情に合った改良案を迅速に作成できる。さ
らに、改良内容とともに事故件数などの改良後の効果を
交差点情報記憶手段8に蓄積していくと、類似事例参照
手段9の動作時に、効果が高かった改良事例から参照
し、それらの改良事例に基づいて、さらに良い改良案を
立案できることになる。
【0061】なお、実施例5の交差点情報記憶手段8と
類似事例参照手段9とを設けずに、図4の実施例4のよ
うに、改良案立案手段7を単独で設置した場合には、図
19の類似交差点の表示および相違点の表示が無いこと
になるが、ウインドウ131に改良対象交差点を表示
し、ウインドウ132に現示パラメータ案を表示し、ウ
インドウ133に改良案を自動的に示すことはできるの
で、交差点の問題点抽出および改良案提示の手順を自動
化するという本発明の効果が得られる。
【0062】
【発明の効果】本発明によれば、交差点の幾何的構造,
交通量などの情報を入力するだけで、必ずしも現場に行
かず、発生する可能性のある交通流現象を様々な条件下
で予測し、動的な交通流の問題点を抽出し、交差点の静
的な問題点とともに、可視化できるので、従来の交差点
改良案立案過程のうち、交差点の現場観察を省略できる
ことになる。
【0063】さらに、問題点抽出の手掛かりとなる車両
相互の錯綜現象を予測し、従来専門家の手に任されてい
た問題点抽出過程の意思決定を複数の担当者間で共有
し、判断の過程および結果に誤りが無いことを互いに客
観的にチェックできるので、従来は経験豊富な専門家の
みにより手作業でなされていた交差点の改良案の立案作
業が、容易になり、作業時間を短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による交差点安全支援装置の実施例1の
構成を示すブロック図である。
【図2】本発明による交差点安全支援装置の実施例2の
構成を示すブロック図である。
【図3】本発明による交差点安全支援装置の実施例3の
構成を示すブロック図である。
【図4】本発明による交差点安全支援装置の実施例4の
構成を示すブロック図である。
【図5】本発明による交差点安全支援装置の実施例5の
構成を示すブロック図である。
【図6】交差点情報入力手段の構成の一例を示すブロッ
ク図である。
【図7】対話入力画面生成手段のより詳細な構成の一例
を示すブロック図である。
【図8】トポロジ生成手段の画面表示の例である。
【図9】リンク情報付加手段の画面表示の例である。
【図10】レーン情報付加手段の画面表示の例である。
【図11】施設情報付加手段の画面表示の例である。
【図12】交通流情報付加手段の画面表示の例である。
【図13】運転者特性設定手段で設定するパラメータを
説明するための交差点の模式図である。
【図14】パラメータ設定画面の一例である。
【図15】問題点抽出手段の構成の一例を示す図であ
る。
【図16】問題点・発生箇所表示手段の表示画面の一例
である。
【図17】類似事例参照手段の処理手順の一例を示す図
である。
【図18】交差点の特徴を表す項目および属性のリスト
の表示の一例を示す図である。
【図19】実施例5の改良案立案支援手段を動作させた
ときの画面表示の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 交差点情報入力手段 2 交通状況予測手段 3 危険挙動予測手段 4 接触,衝突予測手段 5 運転者特性設定手段 6 問題点抽出手段 7 改良案立案支援手段 8 交差点情報記憶手段 9 類似事例参照手段 81 マウス 82 ウインドウ 83 ウインドウ 101 入力画面制御手段 102 対話入力画面生成手段 103 入力情報フォーマット変換手段 104 入力漏れチェック手段 121 トポロジ生成手段 122 リンク情報付加手段 123 レーン情報付加手段 124 施設情報付加手段 125 交通流情報付加手段 131 直進車 132 右折車 133 追従車 141 右折車間距離分布確率 142 直進車速度分布確率 151 条件判定手段 152 交錯点抽出手段 153 停止回数算出手段 154 問題点・発生個所表示手段 161 ウインドウ 162 ウインドウ 171〜180 処理 191 ウインドウ 192 ウインドウ 193 ウインドウ
フロントページの続き (72)発明者 伊藤 芳三 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか工場内 (72)発明者 佐野 豊 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか工場内 (72)発明者 小林 芳樹 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つの交差点の幾何的構造,
    信号現示パターン,方向別交通量などの交差点情報に基
    づいて前記交差点の幾何的構造,信号現示などの問題点
    を抽出する交差点安全支援方法において、 前記交差点の幾何的構造,信号現示パターン,交通流状
    況などの交差点情報を対話的に入力し、 前記交差点情報に基づいて対向直進車と右折車との交錯
    などの潜在的に危険度の高い挙動を予測し、 前記危険挙動により発生する接触,衝突を予測し、 前記交差点内で発生する交通流の交錯や滞留などの交通
    状況を予測することを特徴とする交差点安全支援方法。
  2. 【請求項2】 少なくとも1つの交差点の幾何的構造,
    信号現示パターン,方向別交通量などの交差点情報に基
    づいて前記交差点の幾何的構造,信号現示などの問題点
    を抽出する交差点安全支援方法において、 前記交差点の幾何的構造,信号現示パターン,交通流状
    況などの交差点情報を対話的に入力し、 交通事故の発生に影響を及ぼす運転者特性を設定し、 前記交差点情報および前記運転者特性に基づいて対向直
    進車と右折車との交錯などの潜在的に危険度の高い挙動
    を予測し、 前記危険挙動により発生する接触,衝突を予測し、 前記交差点内で発生する交通流の交錯や滞留などの交通
    状況を予測することを特徴とする交差点安全支援方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の交差点
    安全支援方法において、 前記交差点情報に含まれる幾何的構造から判定できる静
    的な問題点と予測された交通状況から判定できる動的問
    題点とを並列に抽出することを特徴とする交差点安全支
    援方法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の交差点安全支援方法に
    おいて、 前記動的問題点を抽出する手順が、信号現示に同期して
    それぞれの時間帯の中で発生する交通流の錯綜や滞留な
    どの状況と発生回数とを記録し、問題点抽出のための情
    報として表示する手順であることを特徴とする交差点安
    全支援方法。
  5. 【請求項5】 請求項3または4に記載の交差点安全支
    援方法において、 抽出された前記問題点を解決するための改良案を立案し
    提示することを特徴とする交差点安全支援方法。
  6. 【請求項6】 請求項3または4に記載の交差点安全支
    援方法において、 過去に様々な交差点に関してなされた改良事例を予め記
    憶し、 抽出した問題点に基づいて、記憶してある改良事例から
    改良前の状況が最も類似した事例の改良前の問題点およ
    び改良内容並びに両交差点の相違を抽出し、 前記相違を考慮して前記最も類似した事例の改良内容を
    さらに補正および/または補足し、 改良原案を立案することを特徴とする交差点安全支援方
    法。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれか一項に記載
    の交差点安全支援方法において、 予め準備された複数のトポロジのいずれかを選択して道
    路形状の幾何的構造を入力することを特徴とする交差点
    安全支援方法。
  8. 【請求項8】 請求項2ないし7のいずれか一項に記載
    の交差点安全支援方法において、 交通流中の個々の車両に付与する前記運転者特性のパラ
    メータとして、右折時の対向直進車との距離,交差点通
    過際速度,脇見などで停止タイミングが遅れる脇見確率
    などを設定することを特徴とする交差点安全支援方法。
  9. 【請求項9】 少なくとも1つの交差点の幾何的構造,
    信号現示パターン,方向別交通量などの交差点情報に基
    づいて前記交差点の幾何的構造,信号現示などの問題点
    を抽出する交差点安全支援装置において、 前記交差点の幾何的構造,信号現示パターン,交通流状
    況などの交差点情報を対話的に入力する交差点情報入力
    手段と、交通状況予測手段とを備え、 前記交通状況予測手段が、前記交差点情報に基づいて対
    向直進車と右折車との交錯などの潜在的に危険度の高い
    挙動を予測する危険挙動予測手段と、前記危険挙動によ
    り発生する接触,衝突を予測する接触,衝突予測手段と
    からなり、前記交差点内で発生する交通流の交錯や滞留
    などの交通状況を予測する手段であることを特徴とする
    交差点安全支援装置。
  10. 【請求項10】 少なくとも1つの交差点の幾何的構
    造,信号現示パターン,方向別交通量などの交差点情報
    に基づいて前記交差点の幾何的構造,信号現示などの問
    題点を抽出する交差点安全支援装置において、 前記交差点の幾何的構造,信号現示パターン,交通流状
    況などの交差点情報を対話的に入力する交差点情報入力
    手段と、交通状況予測手段と、交通事故の発生に影響を
    及ぼす運転者特性を設定する運転者特性設定手段とを備
    え、 前記交通状況予測手段が、前記交差点情報および前記運
    転者特性に基づいて対向直進車と右折車との交錯などの
    潜在的に危険度の高い挙動を予測する危険挙動予測手段
    と、前記危険挙動により発生する接触,衝突を予測する
    接触,衝突予測手段とからなり、前記交差点内で発生す
    る交通流の交錯や滞留などの交通状況を予測する手段で
    あることを特徴とする交差点安全支援装置。
  11. 【請求項11】 請求項9または請求項10に記載の交
    差点安全支援装置において、 前記交差点情報に含まれる幾何的構造から判定できる静
    的な問題点と予測された交通状況から判定できる動的問
    題点とを並列に抽出する問題点抽出手段を備えたことを
    特徴とする交差点安全支援装置。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の交差点安全支援装
    置において、 前記問題点抽出手段が、前記交差点情報に含まれる幾何
    的構造に関する静的な情報を予め設定された基準条件と
    比較し基準条件を満たさない項目を問題点として抽出す
    る条件判定手段と、前記交通状況予測手段で予測された
    交差点内の交通状況に基づき交通流が交錯する地点を抽
    出する交錯点抽出手段と、前方の信号が青で通行権が与
    えられているにもかかわらず車両が停止したときにその
    回数を方向別・原因別にカウントしサイクル毎に渋滞台
    数として集計する停止回数算出手段と、前記条件判定手
    段,交錯点抽出手段,停止回数算出手段で抽出された問
    題点を交差点表示画面上に表示する問題点・発生箇所表
    示手段とからなり、信号現示に同期してそれぞれの時間
    帯の中で発生する交通流の錯綜や滞留などの状況と発生
    回数とを記録し、問題点抽出のための情報として表示す
    る手段であることを特徴とする交差点安全支援装置。
  13. 【請求項13】 請求項11または12に記載の交差点
    安全支援装置において、 抽出された前記問題点を解決するための改良案を立案し
    提示する改良案立案支援手段を備えたことを特徴とする
    交差点安全支援装置。
  14. 【請求項14】 請求項11または12に記載の交差点
    安全支援装置において、 過去に様々な交差点に関してなされた改良事例を予め格
    納する交差点情報記憶手段と、 前記問題点抽出手段で抽出された問題点に基づいて、格
    納してある改良事例から改良前の状況が最も類似した事
    例の改良前の問題点および改良内容並びに両交差点の相
    違を抽出する類似事例参照手段と、 前記相違を考慮して前記最も類似した事例の改良内容を
    さらに補正および/または補足し改良原案を立案する改
    良案立案支援手段を備えたことを特徴とする交差点安全
    支援装置。
  15. 【請求項15】 請求項9ないし14のいずれか一項に
    記載の交差点安全支援装置において、 前記交差点情報入力手段が、予め準備された複数のトポ
    ロジのいずれかを選択して道路形状の幾何的構造を入力
    するトポロジ生成手段を含むことを特徴とする交差点安
    全支援装置。
  16. 【請求項16】 請求項10ないし15のいずれか一項
    に記載の交差点安全支援装置において、 前記運転者特性設定手段が、交通流中の個々の車両に付
    与する前記運転者特性のパラメータとして右折時の対向
    直進車との距離,交差点通過際速度,脇見などで停止タ
    イミングが遅れる脇見確率などを設定する手段であるこ
    とを特徴とする交差点安全支援装置。
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