JPH0925217A - 粉体化粧料 - Google Patents

粉体化粧料

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JPH0925217A
JPH0925217A JP7201415A JP20141595A JPH0925217A JP H0925217 A JPH0925217 A JP H0925217A JP 7201415 A JP7201415 A JP 7201415A JP 20141595 A JP20141595 A JP 20141595A JP H0925217 A JPH0925217 A JP H0925217A
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JP
Japan
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powder
cosmetic
water
silk
fibroin
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Application number
JP7201415A
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English (en)
Inventor
Junichi Matsui
順一 松井
Hiromitsu Sano
宏充 佐野
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Kanebo Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0925217A publication Critical patent/JPH0925217A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】使用感触、化粧仕上がり、化粧持続性に優れる
粉体化粧料を提供する。 【解決手段】高隠ぺい性粉体を再生フィブロインで実質
的に被覆した造粒複合体を水溶性高分子で実質的に被覆
することにより得られる改質複合粉体を配合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、再生フィブロイン
で被覆された高隠ぺい性粉体の表面を水溶性高分子で被
覆することにより得られる改質複合粉体を配合した化粧
料に関する。さらに詳しくは、付着性・滑り性に優れる
易崩壊性高隠ぺい性の改質複合粉体を配合することを特
徴とする、使用感触、化粧仕上がり、化粧持続性に優れ
た粉体化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
粉体化粧料にはやわらかさや滑らかさの付与等の使用感
触向上の目的や構造保持の目的から、セリサイト、マイ
カ、タルク等の体質顔料が必須成分として用いられてき
た。体質顔料は、粉体化粧料中での配合量が、通常30
〜80重量%と多いため、粉体化粧料の物性を決定する
最も重要な要素の一つである。
【0003】そして、体質顔料の割合を極端に減らした
り、あるいは全く除外すると、感触の低下が認められる
と同時に粉体間のバランスが大きく崩れ、ケーキングを
起こしやすくなることが知られている。
【0004】しかしながら、体質顔料には汗や皮脂に濡
れて半透明化を起こし、粉体化粧料の経時でのくすみの
主原因となるという問題点があり、また、体質顔料が大
量に配合された粉体化粧料においては、フィット感の無
さや独特の粉っぽさに関しての不満が多かった。これら
の問題点を改善するため、これまでシリコーン処理やフ
ッ素化合物処理等による濡れの制御や、金属石鹸処理や
アシル化アミノ酸処理による付着力の向上等、種々の表
面処理が行われているが、粉体化粧料の処方系の調和を
保ちつつ、十分に満足できる改善効果を得ることは困難
であった。
【0005】一方、シルク(絹フィブロイン)や再生フ
ィブロインは適度な保湿性や吸湿性、皮膚や毛髪に対す
る優れた親和性や保護作用等の優れた特性を有している
為に従来から化粧品原料として使用されてきた。しか
し、シルク粉末や再生フィブロイン処理粉体は油剤との
なじみがよくないために取り扱いにくいという問題があ
った。
【0006】以上の点に鑑み、本発明者等は、再生フィ
ブロインで被覆された高隠ぺい性粉体の表面を水溶性高
分子で被覆した易崩壊性改質高隠ぺい性複合粉体(以
後、改質複合粉体と呼ぶ)について鋭意検討した結果、
本発明を完成した。ここで言う易崩壊性とは、粉体が手
指或いは化粧スポンジ等による圧力や摩擦により容易に
崩壊する性質を意味し、この性質のため皮膚に塗布する
ときに独特の官能特性が得られる。
【0007】かかる改質複合粉体に類似する粉体とし
て、特公昭28−250号公報には水溶性高分子である
ポリビニルアルコールと再生フィブロインの混合物で皮
膜された顔料の製造方法が開示されている。しかしなが
ら、この製造方法で得られた被覆顔料は、その表面に部
分的に再生フィブロインが露出するので、粉体化粧料の
中の油剤とのなじみが悪い欠点があるとともに、皮膜中
のフィブロインは製造過程のアルカリ及びその共存下で
の加熱処理によりかなり変性し硬化しており、また硬質
のポリビニルアルコールと均質に混和しないので、粉体
化粧料の製造時の強い混練により該皮膜が破損しやす
い。また、フィブロインを変性しやすい強アルカリや有
毒危険なメタノール等を多量使用すると共に煩雑多数の
工程を必要とするので工業的実施が難しかった。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、高
隠ぺい性粉体の表面が再生フィブロインにより実質的に
皮膜された造粒複合体の皮膜表面を水溶性高分子の皮膜
で被覆して得られる改質複合粉体を配合することを特徴
とする粉体化粧料にある。さらに詳しくは、滑り性と付
着性のバランスがとれ、油剤への分散性に優れる改質複
合粉体を含有することを特徴とする。また、体質顔料を
用いない粉体化粧料の処方中に本発明の改質複合粉体を
高い割合で配合しても感触の低下やケーキング等が起こ
らず、仕上がり時の粉っぽさやフィツト感が改善されて
使用感触、化粧仕上がり、化粧持続性に優れた粉体化粧
料を提供できる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明に使用される高隠ぺい性粉
体としては、特に限定されるものではないが、例えば、
酸化チタン、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、酸化アルミ
ニウム、酸化ジルコニウム、酸化鉄、炭化珪素、酸化セ
リウム、硫酸バリウム、炭酸カルシウムあるいはこれら
の複合粉体、表面処理粉体等が挙げられる。
【0010】本発明でいう再生フィブロインとは、ま
ゆ、生糸、まゆ屑、生糸屑、ビス、揚がり綿、絹布屑、
ブーレット等を常法に従い、必要に応じて活性剤の存在
下、温水または酵素を配合した温水中でセリシンを除去
し、乾燥したシルク(絹フィブロイン)原料を溶媒に溶
解した溶液を凝固することによって再生(析出)した再
生フィブロインである。
【0011】高隠ぺい性粉体に再生フィブロインを被覆
した造粒複合体は、特公昭57−11577号公報に示
されている方法に従って得ることができる。すなわち、
シルク(絹フィブロイン)原料をカルシウム、マグネシ
ウム、あるいは亜鉛の塩酸塩または硝酸塩の高濃度溶液
に溶解させ、これを透析することによって得られるシル
ク水溶液に高隠ぺい性粉体を分散させ、凝固性塩類の混
合、空気吹き込み、等電点凝固、超音波処理及び速いず
り変形速度での攪拌等の適当な方法でその表面に再生フ
ィブロインを凝固析出させ、次いで濾過、乾燥、粉砕を
行うことによって得ることができる。更には、乾燥前、
乾燥後又は粉砕後に湿熱処理を行うことによって、フィ
ブロインの熱水不溶化を更に促進することができ、適度
の親水性と親油性のバランス、発汗防止性、保湿性、耐
水性を有し、且つ水溶性高分子が均一に被覆できるので
湿熱処理することが好ましい。
【0012】高隠ぺい性粉体に再生フィブロインを被覆
した造粒複合体に水溶性高分子を被覆する方法として
は、水溶性高分子を精製水、有機溶媒、あるいはこれら
の混合物に溶解させたところに、上記造粒複合体を混合
分散させ、十分に撹拌を行った後、加熱乾燥あるいは凍
結乾燥したもの適度な粉砕力で粉砕する方法がとられ
る。また、造粒複合体製造の際に、再生フィブロイン析
出後にそのまま水溶性高分子を直接、あるいは精製水、
有機溶媒、あるいはこれらの混合物に溶解させてから添
加し、撹拌、乾燥、粉砕する方法によっても得ることが
できる。
【0013】本発明に用いられる水溶性高分子として
は、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリビニルアルコー
ル、カルボキシビニルポリマー等の合成高分子、デキス
トリン、キサンテンガム、寒天、でんぷん、カラギーナ
ン、ゼラチン、コラーゲン、カゼイン、微生物産生ポリ
マー、デオキシリボ核酸等の天然高分子等が挙げられ
る。このうち、ポリアクリル酸ナトリウムは、粉体化粧
料中の油剤とのなじみが良く、配合された粉体化粧料の
皮膚への付着性が優れ、特に好ましい。
【0014】このようにして得られた改質複合粉体は、
高隠ぺい性粉体の表面を薄い層で一様に覆っている再生
フィブロインの表面と、過剰な再生フィブロインの結合
剤のような働きにより形成された適度な大きさの軟凝集
体の表面を水溶性高分子で均一に被覆された形態をとっ
ている。
【0015】本発明に使用する再生フィブロインの量
(被覆量)は高隠ぺい性粉体100重量部に対して5〜
200重量部が好ましい。この範囲であると、高隠ぺい
性粉体の表面を一様に再生フィブロインが覆い、過剰の
再生フィブロインが結合剤のように働いて、易崩壊性の
緩い軟凝集体が形成され、再生フィブロインの持つ優れ
た性能が顕著に発揮されるとともに、転がり性・滑り性
等の感触にも優れた造粒複合体が得られる。
【0016】本発明に使用する水溶性高分子の量(被覆
量)は高隠ぺい性粉体100重量部に対して0.5〜5
0重量部が好ましい。この範囲であると複合粉体が均一
に近い状態で被覆され、再生フィブロインの持つ問題点
を抑え、改質複合粉体の油剤への分散性に顕著な向上が
認められる。
【0017】本発明の改質複合粉体の粒子径(平均粒子
径)はその製造工程に於いて通常0.5〜100μに調
製される。この範囲であると、優れた滑り性や転がり性
を顕著に発揮し、粉体化粧料に配合した場合、十分な構
造保持効果が認められる。
【0018】本発明の粉体化粧料の例としては、例えば
パウダーファンデーション、おしろい、フェースパウダ
ー、プレストパウダー、チークカラー、アイシャドウ等
が挙げられる。
【0019】本発明の改質複合粉体を粉体化粧料に配合
する割合は、その製品の特性によって変化するが、粉体
化粧料100重量部中に30〜90重量部配合すること
により、その性能が顕著に認められる。
【0020】本発明の粉体化粧料には、その他、従来粉
体化粧料に使用されてきた粉体類、着色剤、油剤、保湿
剤、界面活性剤、紫外線吸収剤、殺菌剤、香料、溶剤、
塩類、粘剤、高分子、防腐剤等を同時に配合することが
できる。特に、粉体類については従来公知の無機粉体、
有機粉体、色素、及びこれらの複合粉体及びシリコーン
処理、フッ素化合物処理、金属石鹸処理、油剤処理等の
表面処理を施した粉体類が挙げられる。また、場合によ
っては本発明の改質複合粉体をさらに従来公知の表面処
理手法で表面処理することも可能である。
【0021】
【実施例】以下、実施例及び比較例によって本発明を詳
細に説明する。実施例に示す%とは重量%を意味する。
【0022】官能特性試験方法 専門パネラー10名により、官能特性として、使用時の
伸び、肌への付着性、仕上がり時の粉っぽさ、経時での
くすみの4項目について評価を行った。評価は、次の4
段階にて判定した。即ち、パネラー10名中で、各項目
について良いと答えた人数で判定した。◎;9名以上,
○;7〜8名,△;4〜6名,×;3名以下。
【0023】製造例1(造粒複合体の製造) シルク(絹フィブロイン)原料である生糸くず100重
量部をマルセル石鹸30重量部、精製水3000重量部
の溶液で95〜98℃において3時間撹拌精練し、残膠
を0.1重量%以下にまで減少させ、水洗後80℃で送
風乾燥した。一方、塩化カルシウム(CaCl2 ・2H
2 O)100重量部に精製水100重量部を混合した3
8%の塩化カルシウム水溶液200重量部を調製して、
110℃に加熱した。これに精練済みの生糸くず40重
量部をニーダを用いて5分間で撹拌しながら投入した
後、さらに30分間撹拌して完全に溶解させた。
【0024】次に、内径200μm、膜圧20μm、長
さ500mmの再生セルロース系中空糸を2000本束
ね、これの両端を中空穴を閉鎖することなく集束固定
(シール)したホロファイバー型の透析装置を用いて透
析脱塩し、高純度のシルク水溶液(濃度5.75%)を
得た。
【0025】このシルク水溶液500gに酸化チタン
(テイカ製、JR805)95.8gを均一に分散して
懸濁状態とした後、強力撹拌を行い、シルクを酸化チタ
ンの表面に凝固析出させた。次いで、遠心脱水し、10
5℃にて一昼夜乾燥させた。さらに、105℃の飽和水
蒸気で5分間湿熱処理し、再生フィブロインの熱水不溶
化を行った。これをジェットミルで粉砕し、高隠ぺい性
粉体の表面が再生フィブロインの皮膜により実質的に被
覆された造粒複合体を133.6g得た。
【0026】製造例2(改質複合粉体の製造) 製造例1で得られた造粒複合体100gを、エタノール
−精製水(1:4 v/v)400mlに均一分散させ
た後、ポリアクリル酸ナトリウム(東亜合成製、アロン
A−20LL)の5%水溶液60gをゆっくり添加し
た。添加終了後、30分間撹拌を行い、さらに30分間
放置した。これを凍結乾燥した後、ビーズミルを用いて
粉砕し、造粒複合体の表面をポリアクリル酸ナトリウム
で実質的に被覆された改質複合粉体101.8gを得
た。
【0027】実施例1(本発明のパウダーファンデーシ
ョン) 表1の処方に従い、パウダーファンデーションを作製し
た。尚、改質複合粉体は製造例2で作製したものを用い
た。
【0028】
【表1】
【0029】粉体をミキサーを用いて混合した後、油剤
成分を加えてさらに混合を行った。得られた混合粉体を
60メッシュに通した後、金型を用いて金皿に打型し、
製品を得た。
【0030】比較例1(パウダーファンデーション) 実施例1の改質複合粉体の代わりに造粒複合体(製造例
1)を用いた他は全て実施例1と同様な方法でパウダー
ファンデーションの試作を行った。
【0031】比較例2(パウダーファンデーション) 実施例1の改質複合粉体の代わりに、酸化チタン(テイ
カ製、JR805)と再生フィブロイン粉末を3:7の
割合(重量比)でミキサー混合したものを用いた他は全
て実施例1と同様な方法でパウダーファンデーションの
試作を行った。
【0032】比較例3(パウダーファンデーション) 表2の処方に従い、体質顔料のセリサイト、タルク、マ
イカを配合したパウダーファンデーションを作製した。
【0033】
【表2】
【0034】粉体をミキサーを用いて混合した後、油剤
成分を加えてさらに混合を行った。得られた混合粉体を
60メッシュに通した後、金型を用いて金皿に打型し、
製品を得た。
【0035】実施例1と比較例1〜3について前記の官
能特性試験方法で評価した結果を表3に示す。
【0036】
【表3】
【0037】表3の結果から、本発明の改質複合粉体を
配合した実施例1は、比較例1〜3と比べて、使用時の
伸び、付着性に優れ、また、粉っぽさや経時でのくすみ
の抑制にも優れることは明かである。
【0038】
【発明の効果】以上のことから、本発明は、改質複合粉
体を用いることにより、使用感触、化粧仕上がり、化粧
持続性に優れる粉体化粧料を提供することは明かであ
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高隠ぺい性粉体の表面が再生フィブロイ
    ンにより実質的に皮膜された造粒複合体の皮膜表面を水
    溶性高分子の皮膜で被覆して得られる改質複合粉体を配
    合することを特徴とする粉体化粧料。
JP7201415A 1995-07-14 1995-07-14 粉体化粧料 Pending JPH0925217A (ja)

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JP7201415A JPH0925217A (ja) 1995-07-14 1995-07-14 粉体化粧料

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JP7201415A JPH0925217A (ja) 1995-07-14 1995-07-14 粉体化粧料

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