JPH09254073A - 多関節型ロボット - Google Patents
多関節型ロボットInfo
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- JPH09254073A JPH09254073A JP6845496A JP6845496A JPH09254073A JP H09254073 A JPH09254073 A JP H09254073A JP 6845496 A JP6845496 A JP 6845496A JP 6845496 A JP6845496 A JP 6845496A JP H09254073 A JPH09254073 A JP H09254073A
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Abstract
や質量を決定すると重錘の質量が重くなりすぎ動作時間
が遅くなる課題があった。バネを用いるとコストが上昇
し、バネの寿命でロボットの寿命が制限されるなどの課
題もあった。 【解決手段】 後節下端節の後節に対する角度、後節下
端節の長さ及び重錘の質量を、第1の回動軸及び第2の
回動軸のトルクと第1アーム、第2アーム、下節及び後
節下端節に作用する重力に、第1の回動軸及び第2の回
動軸の動作時間、第1の回動軸及び第2の回動軸の角加
速度を加味して決定するものである。
Description
ト、特に平行リンク式の垂直多関節型ロボットに関する
ものである。
構成図であり、図において、1はロボットの基台、2は
この基台1上に設けられたロボット胴部であり、ロボッ
ト胴部駆動源(図示していない)により旋回駆動する。
3はロボット胴部2に枢着された第1の回動軸、4は第
1アームであり、この第1アーム4の下端は第1の回動
軸3に固定され、第1の回動軸駆動源(図示していな
い)により第1の回動軸3回りに回動する。5は第1ア
ーム4に枢着された第2の回動軸、6は第2アームであ
り、この第2アーム6は第2の回動軸5に固定され、第
2の回動軸駆動源(図示していない)により第2の回動
軸5を中心にして回動する。7は第2アーム後端節であ
り、第2アーム6を第2の回動軸5から後方(ロボット
が作業する側を前方としている)へ延長した部分であ
る。8は一端が第1の回動軸3回りに回動自在に連結さ
れ、他端が後節9に回動自在に連結された下節、9は第
1アーム4と平行になるように、第2アーム後端節7の
端部と下節8の端部をつなぐ後節である。ここで第1ア
ーム4、第2アーム後端節7、下節8及び後節9は平行
4節リンクを成している。10は下節8の後節9取付側
端部に設けられた重錘である。尚、図10に示す多関節
型ロボットを従来例1という。
ボット胴部駆動源、第1の回動軸駆動源及び第2の回動
軸駆動源によりそれぞれロボット胴部2、第1アーム4
及び第2アーム6を回動させて作業を行っている時、重
錘10の質量により下節8を下方へ下ろそうとし、下節
8は後節9を下方へ引き、後節9は第2アーム後端節7
を下げようとする。従って、第2の回動軸5に関して、
下節8がモーメントアームになり、重錘10の質量によ
り第2アーム6の重力による負荷が軽減される。
公報に示された平行リンク式垂直多関節型ロボットを示
す構成図であり、図において、20は第1アーム4の第
1の回動軸3より下方に延長した部分である第1アーム
下端部であり、その端部は下節8と連結されている。2
1は後節9と下節8の枢着点の第2アーム回動用の駆動
源であり、この駆動源21の質量が重錘としての役割を
果たす。尚、図10に相当する部分には同一符号を付し
て重複説明を省略する。また、これは従来例1を改良し
た多関節型ロボットであり、以下、従来例2という。
同じ高さであったが、従来例2では第2アーム回動用の
駆動源21が第1の回動軸3より下方にあるので、従来
例1のように第2アーム6の重力負荷軽減ができると同
時に、第1の回動軸3に関して、第1アーム下端部20
がモーメントアームになり、第2アーム回動用の駆動源
21の質量により第1アーム4の重力による負荷も軽減
される。
報に示された多関節型ロボットの重力バランサである。
これも従来例1を改良した多関節型ロボットであり、以
下、従来例3という。図において、C′1 は第1の回動
軸3の枢着点、C′2 は第2の回動軸5の枢着点、C′
3 は第2アーム後端部7と後節9との連結点、C′4は
下節8と後節9との連結点に相当する。11は連結点
C′4 より下方に延長された後節下端節であり、この後
節下端節11の下端に重錘Wが取り付けられている。従
って、従来例3では従来例2と同様に重錘Wが第1の回
動軸3より下方に設けられているので、従来例2のよう
に、第2アーム6の重力負荷軽減ができると同時に、第
1アーム4の重力負荷軽減もできる。
び連結点)C′1 〜C′4 に作用するモーメント力(各
リンクの長さ、質量、重心の位置を用いて決定される)
から平行4節リンクのつり合いの式を立て、この式から
重錘Wの質量と最適取付位置(図12では後節下端節1
1の長さlW )を求め、関節まわりの静的なバランスと
りを容易に行っている。
ロボットを示す構成図であり、図において、22はロボ
ット胴部2の上部と第1アーム4との間に張られたバネ
である。以下、図13に示す垂直多関節型ロボットを従
来例4という。
倒れると、伸びたバネ22が第1アーム4を引っ張り、
垂直に立った状態に戻そうとするので、第1アーム4の
回動軸である第1の回動軸3に対する重力の負荷が軽減
される。尚、従来のバネを用いて重力負荷軽減する多関
節型ロボットを開示しているものとして、特開平1―1
09087号公報等がある。
トは以上のように構成されているので、従来例1及び従
来例2のような多関節型ロボットでは、重錘を取り付け
ることにより第1アーム4及び第2アーム6の重力負荷
を軽減しているが、必ずしも重錘の取付位置は重力負荷
を軽減するために最適ではなく、従来例3のような多関
節型ロボットでは、実際にロボットが動作(作業)をし
ている場合を考慮せずに、静的な平行4節リンクのつり
合いの式から重錘の最適取付位置や質量を決定している
ので、重錘の質量が重くなりすぎ、重錘の質量によりア
ームの慣性モーメントが増加して、加速トルクが大きく
とれなくなって動作時間が遅くなるなどの課題があっ
た。また、従来例4のような多関節型ロボットでは、バ
ネ22を用いることでコストが上昇し、またバネの寿命
でロボットの寿命が制限されるなどの課題があった。
めになされたもので、重錘を用いて第1アームと第2ア
ームの重力負荷を同時に軽減する際、重錘の取付位置を
最適にできる多関節型ロボットを得ることを目的とす
る。また、この発明は重錘の最適取付位置や質量を決定
する際、第1アーム及び第2アームの角加速度の低下ま
たは加速時間の増大を最小限にする多関節型ロボットを
得ることを目的とする。
る多関節型ロボットは、一端が後節と所定の角度を保持
するよう後節の他端に取り付けられた後節下端節と、こ
の後節下端節の他端に取り付けられた重錘とを備えたも
のである。
トは、後節下端節の後節に対する角度、後節下端節の長
さ及び重錘の質量を、第1の回動軸及び第2の回動軸の
角加速度、第1の回動軸及び第2の回動軸のトルク、及
び第1アーム、第2アーム、下節及び後節下端節に作用
する重力により決定するものである。
トは、後節下端節の後節に対する角度、後節下端節の長
さ及び重錘の質量を、第1の回動軸及び第2の回動軸の
動作時間、第1の回動軸及び第2の回動軸の角加速度、
第1の回動軸及び第2の回動軸のトルク、及び第1アー
ム、第2アーム、下節及び後節下端節に作用する重力に
より決定するものである。
トは、ロボットが実際に作業する動作範囲を限定し、後
節下端節の後節に対する角度、後節下端節の長さ及び重
錘の質量を決定するものである。
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による平
行リンク式垂直多関節型ロボットを示す構成図であり、
図において、1はロボットの基台、2はこの基台1上に
設けられたロボット胴部であり、ロボット胴部駆動源
(図示していない)により旋回駆動する。3はロボット
胴部2に枢着された第1の回動軸、4は第1アームであ
り、この第1アーム4の下端は第1の回動軸3に固定さ
れ、第1の回動軸駆動源(図示していない)により第1
の回動軸3回りに回動する。5は第1アーム4に枢着さ
れた第2の回動軸、6は第2アームであり、この第2ア
ーム6は第2の回動軸5に固定され、第2の回動軸駆動
源(図示していない)により第2の回動軸5を中心に回
動する。7は第2アーム後端節であり、第2アーム6を
第2の回動軸5から後方(ロボットが作業する側を前方
としている)へ延長した部分である。8は一端が第1の
回動軸3回りに回動自在に連結され、他端が後節9に回
動自在に連結された下節、9は第2アーム後端節7の端
部と下節8の端部をつなぎ、それぞれの端部と回動自在
で且つ第1アーム4と平行になるように連結された後節
である。ここで第1アーム4、第2アーム後端節7、下
節8及び後節9は平行4節リンクを成している。
長した後節下端節であり、後節9に対して所定の角度
φ、所定の長さrだけ延長している。10は後節下端節
11の下端に設けられた重錘である。12は第2アーム
6の前端(ロボットが作業する側を前方としている)に
設けられた手首軸(把持手段)であり、この手首軸12
はロボット胴部2から第1アーム4と第2アーム6に沿
って取り付けられた平行リンク(図示していない)によ
り、第1アーム4と第2アーム6の姿勢にかかわらず水
平を保つようになっている。13は手首軸12の下に設
けられ、手首軸駆動源(図示していない)により回動駆
動されるハンド(把持手段)であり、このハンド13は
ハンド駆動源(図示していない)の力によりワーク14
を把持するものである。尚、上記ロボット胴部駆動源、
第1の回動軸駆動源、第2の回動軸駆動源及び手首軸駆
動源はモータと減速機、あるいはエアシリンダーから構
成され、ロボットの外部(あるいは内部)に設置された
制御装置(図示していない)により制御されている。
ンク式垂直多関節型ロボットの動作説明をするための概
略図であり、第1アーム4、第2アーム6、下節8、後
節9及び後節下端節11などを線で表している。図2
(a)に示すように、第1の回動軸3が回動して第1ア
ーム4が前に倒れた場合、第1の回動軸3に関して、後
節下端節11がモーメントアームになり、重錘10の質
量により第1アーム4を起こそうとするので、第1アー
ム4の重力負荷が軽減される。この時、重力負荷が最も
軽減されるように、重錘10の質量、後節下端節11の
後節9に対する所定の角度φ、所定の長さrを調節す
る。また、図2(b)に示すように、第2の回動軸5が
回動して第2アーム6が水平になった場合、第2の回動
軸5に関して、下節8がモーメントアームになり、重錘
10の質量により第2アーム6を持ち上げようとするの
で、第2アーム6の重力負荷が軽減される。この時、重
力負荷が最も軽減されるように、重錘10の質量、後節
下端節11の後節9に対する所定の角度φ、所定の長さ
rを調節する。
ば、重錘10を用いて第1アーム4と第2アーム6の重
力負荷を同時に軽減する際、後節下端節11の後節9に
対する角度φ、後節下端節11の長さrを変更し、重錘
10の取付位置を最適にすることにより、最適重力負荷
軽減を得ることができる。また、重錘10の取付位置を
後節下端節11の後節9に対する所定の角度φを持たせ
ているので重錘10の質量をあまり重くしなくとも十分
に重力負荷を軽減することができる。
下端節11の下端に重錘10を取付け、重錘10の質
量、後節下端節11の後節9に対する角度φ、後節下端
節11の長さrを調節することにより重力負荷を軽減す
るが、この実施の形態2では、重力負荷軽減に最適な重
錘10の質量、角度φ、長さrを決定する。図3はこの
発明の実施の形態2による平行リンク式垂直多関節型ロ
ボットを示す概略図であり、図において、θ2 は第1の
回動軸3の角度(垂直軸に対する第1アーム4の角
度)、θ3 は第2の回動軸5の角度(水平軸に対する第
2アーム6の角度)、L1 は第1アーム4の長さ、L2
は第2アーム6の長さ、LW は下節8の長さ、rは後節
下端節11の長さ、φは後節9に対する後節下端節11
の角度、mc は重錘10の質量である。
後節下端節11の角度φ、後節下端節11の長さrを決
定する方法について説明する。まず、第1の回動軸3に
関する重力負荷軽減方式について説明する。第1の回動
軸3の減速機出力軸に加えるべきトルクt2 は概略次式
のようになる。尚、右辺について、右回りを正としてい
る。
t2 は第1の回動軸3の減速機出力軸に加えるべきトル
ク、β2 は第1の回動軸3の減速機出力軸の角加速度、
mw2は肘(第2の回動軸5)から先の等価質量(肘にこ
の等価質量が作用すると考える)、gは重力加速度であ
る。また、Iw2は肘から先の等価質量による第1の回動
軸3まわりの慣性モーメントであり、 Iw2=mw2*L1 *L1 となる。Ic2は重錘10による第1の回動軸3まわりの
慣性モーメントであり、 Ic2=mc *r*r となる。
合いの式から重錘の最適取付位置や質量を決定していた
が、この実施の形態2では実際にロボットが動作(作
業)をしている場合を想定し、この動作中のつり合いの
式から重錘の最適取付位置や質量を決定するものであ
る。従って、式1ではトルク、各節に作用する重力だけ
でなく、角加速度により作用する力(角運動方程式)を
も考慮している(式1中、(Iw2+Ic2)*β2 )。
られたとする。ここで、tr2は第1の回動軸3の減速機
の許容最大トルクである。t2 =tr2とおいて、これを
第1の回動軸3の角加速度β2 について解けば次のよう
になる。
は、tr2(減速機の最大許容トルク)、L1 (第1アー
ム4の長さ)、mw2(肘から先の等価質量)、g(重力
加速度)である。ここで、tr2は右回りを正としてい
る。代入した結果を重錘10の質量mc 、後節下端節1
1の長さr、後節9に対する後節下端節11の角度φ、
及び第1の回動軸3の角度θ2 の関数β2plsとする。
る。既知の値は上記角加速度β2plsと同様に、tr2(減
速機の最大許容トルク)、L1 (第1アーム4の長
さ)、mw2(肘から先の等価質量)、g(重力加速度)
であるが、tr2は左回りとして、負としている。代入し
た結果を重錘10の質量mc 、後節下端節11の長さ
r、後節9に対する後節下端節11の角度φ、及び第1
の回動軸3の角度θ2 の関数β2mnsとする。
作範囲全域にわたって積分する。ロボットの動作範囲は
θ2 がθ2lからθ2uに至るまでである。θ2lはロボット
の動作範囲の下端、θ2uはロボットの動作範囲の上端で
ある。このようにして求められた関数を後節下端節11
の長さrと角度φを決定する評価関数ea2pls、ea2mns
とする。この評価関数ea2pls 、ea2mns は次のように
なる。
負になるため、負符号をつけているので、右回り、左回
りとも、数値が大きい方が角加速度が大きい。従って、
この評価関数ea2pls、ea2mnsが大きくなるように、後
節下端節11の長さrと角度φを決定する。
節11の長さrと角度φを変数としてプロットした一例
である。但し、各部の定数は次のように定めている。 最大トルク tr2 ±3000Nm 第1アームの長さ L1 1.2m 肘から先の等価関数 mw2 150Kg 第2軸の動作範囲 θ2 ―45deg〜90deg 図4(a)のように、後節下端節11の長さrが小さい
方が評価関数ea2plsが大きくなり、角度φは評価関数
ea2pls に対して大きくは影響しない。
節11の長さrと角度φを変数としてプロットした一例
である。尚、各部の定数は上記図4(a)の場合と同様
である。図4(b)のように、後節下端節11の長さr
と角度φの組み合わせに対して極大値が存在する。
る一例として、角加速度が小さい方の評価関数につい
て、その評価関数の角加速度が大きくなるようにする。
即ち、角加速度が小さくなる部分を避けるようにする。
この場合、評価関数ea2mns (の絶対値)が大きくなる
ようにする。従って、図4(b)の極大点が第1の回動
軸3に関して後節下端節11の長さrと角度φの最適値
となり、 r=0.24m φ=60deg となる。
減方式について説明する。第2の回動軸5の減速機出力
軸に加えるべきトルクt3 は概略次式のようになる。
尚、右回りを正としている。
t3 は第2の回動軸5の減速機出力軸に加えるべきトル
ク、β3 は第2の回動軸減速機出力軸の角加速度、mw3
は手首軸12の等価質量(手首軸にこの等価質量がかか
ると考える)である。 また、Iw3は手首軸12の等価質量による第2の回動軸
5まわりの慣性モーメント Iw3=mw3*L2 *L2 Ic3は重錘10による第2の回動軸5まわりの慣性モー
メント Ic3=mc *Lw *Lw である。
式)と同様に、実際にロボットが動作(作業)をしてい
る場合を想定し、この動作中のつり合いの式から重錘1
0の最適取付位置や質量を決定している。従って、式5
ではトルク、各節に作用する重力だけでなく、角加速度
により作用する力(角運動方程式)をも考慮している
(式5中、(Iw3+Ic3)*β3 )。
られたとする。ここで、tr3は第2の回動軸5の減速機
の許容最大トルクである。t3 =tr3とおいて、これを
第2の回動軸5の角加速度β3 について解けば次のよう
になる。
する。既知の値は、tr3(減速機の最大許容トルク)、
L2 (第2アーム6の長さ)、Lw (下節8の長さ)、
mw3(手首軸12の等価質量)、g(重力加速度)であ
る。ここで、tr3は右回りを正としている。代入した結
果を重錘10の質量mcの関数β3plsとする。
る。既知の値は上記角加速度β3plsと同様に、tr3(減
速機の最大許容トルク)、L2 (第2アーム6の長
さ)、Lw (下節8の長さ)、mw3(手首の等価質
量)、g(重力加速度)であるが、tr3は左回りを正と
している。代入した結果を重錘10の質量mc と第2の
回動軸5の角度θ3 の関数β3mnsとする。
範囲全域にわたって積分する。ロボットの動作範囲はθ
3 がθ3lからθ3uに至るまでである。θ3lはロボットの
動作範囲の下端、θ3uはロボットの動作範囲の上端であ
る。このようにして求められた関数を重錘10の質量m
c を決定する評価関数ea3pls 、ea3mns とする。この
評価関数ea3pls 、ea3mns は次のようになる。
負になるため、負符号をつけているので、右回り、左回
りとも、数値が大きい方が角加速度が大きい。従って、
この評価関数ea3pls 、ea3mns が大きくなるように、
重錘10の質量mc を決定する。
10の質量mc を変数としてプロットした一例である。
但し、各部の定数は次のように定めている。 最大トルク tr3 ±3000Nm 第2アームの長さ L2 1.2m 肘から先の等価関数 mw3 100Kg 第2軸の動作範囲 θ3 ―15deg〜90deg 評価関数ea2pls は図5の実線で示すように、重錘10
の質量mc が大きい方が評価関数ea2pls が小さくな
る。一方、評価関数ea3mns は図5の破線で示すよう
に、重錘10の質量mc が大きい方が評価関数ea3mns
が大きくなる。
例として、角加速度(の絶対値)が小さい部分が少なく
なるようにする。従って、右回りの評価関数ea2plsと
左回りの評価関数ea3mnsを重ね合わせ、これらの交点
が最適質量となる。この時の重錘10の質量mc は40
0Kgとなる。
量mc の大きさが、例えば取り付け寸法などの点で大き
すぎる場合には、現実的な範囲で大きければ大きいほど
良いので極力重くすればよい。
ば、実際にロボットが動作(作業)をしている場合を想
定し、角加速度を考慮した動作中のつり合いの式から重
錘10の最適取付位置r、φや質量mc を決定するの
で、重力負荷を軽減するために重錘10を取り付けて
も、第1の回動軸3(または第1アーム4)及び第2の
回動軸5(または第2アーム6)の角加速度の低下を防
止できる効果が得られる。
の回動軸3、第2の回動軸5の角加速度が低下しないよ
うにとの観点から評価関数を決めていたが、この実施の
形態3ではロボットの動作時間がより短くなるようにす
るという観点から評価関数を決める。図6はこの発明の
実施の形態3による垂直多関節型ロボットの第1の回動
軸3、第2の回動軸5の角速度、時間及び動作角度の関
係を示す図であり、図において、ta は加速時間、td
は減速時間、βa は(加速の)角加速度、βd は(減速
の)角加速度、θは動作角度である。ロボットの第1の
回動軸3、第2の回動軸5が、動作範囲内のある角度ま
わりに加速、減速して小さな角度動作している場合を示
している。この時の動作時間、即ち、加速時間と減速時
間の和をロボットの動作範囲全域にわたって積分した値
を評価関数とする。
中、Mで示している)が等しいので次式が成り立つ。
る面積)を用いて次式が成り立つ。
て、動作時間が短くなるような評価関数を求める。上記
実施の形態2で求めた第1の回動軸3の角加速度の評価
関数ea2pls 、ea2mns (式3、式4)を上記式11に
代入して、評価関数eb2を次式のように定める。
は除いている。また、β2mnsは負なので、正にするため
負符号をつけている。動作時間が短くなるためにはこの
評価関数eb2が小さくなればよく、そのように後節下端
節11の長さrと角度φを決定する。
1の長さrと角度φを変数としてプロットした一例を示
す図である。ここで、各部の定数は上記実施の形態2の
場合と同じである。図7(a)に示すように、後節下端
節11の長さrと角度φのある組み合わせに対して極小
値が存在する。従って、その極小値における後節下端節
11の長さrと角度φの値が最適値となる。最適値は、 r=0.2m φ=8deg となる。
短くなるような評価関数を求める。第1の回動軸3に関
する評価関数eb2と同様に、動作時間tは式11で与え
られ、
記実施の形態2で求めた第2の回動軸5の角加速度β3p
lsとβ3mns(式7、式8)を代入して、評価関数eb3を
次のように定める。
は除いている。また、β3mnsは負なので、正にするため
負符号をつけている。動作時間が短くなるためにはこの
評価関数eb3が小さくなればよく、そのように重錘10
の質量mcを決定する。
量mc を変数としてプロットした一例を示す図である。
ここで、各部の定数は上記実施の形態2の場合と同じで
ある。図7(b)に示すように、重錘10の質量mc に
対して、極小値が存在する。従って、その極小値におけ
る重錘10の質量mc の値が最適値となる。最適値は mc =240Kg となる。
ば、第1の回動軸3、第2の回動軸5の動作時間を用い
て評価関数を求め、それにより後節下端節11の長さ
r、角度φ、重錘10の質量mc を決定するので、重力
負荷を軽減するために重錘10を取り付けても、第1の
回動軸3(または第1アーム4)及び第2の回動軸5
(または第2アーム6)の動作時間を短縮できる効果が
得られる。また、ロボットの第1の回動軸3、第2の回
動軸5が角速度の上限にすぐに達するような場合(小さ
な角度動作で角速度の上限に達するような場合)、上記
実施の形態2で示した角加速度を用いる方法よりも効率
よく重力負荷を軽減することができる。
はロボットが第1の回動軸3、第2の回動軸5の動作範
囲全域(θ2l≦θ≦θ2u,θ3l≦θ≦θ3u)に動作した
場合を想定し、この範囲内で角加速度又は動作時間を積
分した値を評価関数として用いた。しかし、この評価関
数は実際に作業するときには手首軸12が到達しないよ
うな範囲まで積分の範囲に含めている。そこで、この実
施の形態4では、実際にロボットが作業する動作範囲に
限定し、評価関数を求める。図8はこの発明の実施の形
態4による垂直多関節型ロボットの実際の動作範囲を示
す図である。図中の各点は、ロボットの第1の回動軸3
及び第2の回動軸5をそれぞれの軸の動作範囲内で5度
ずつ動かしたときの手首軸12位置をプロットしたもの
である。また、長方形で囲まれた部分は、ロボットが実
際に作業する動作範囲を示すものである。
5の動作範囲全域に動作した場合、手首軸12が動作可
能な範囲は図中の点が描くような三日月状の範囲である
が、実際にロボットが作業する動作範囲は、図中の長方
形で囲まれた部分であることが多い。従って、図中の長
方形で囲まれた部分について角加速度又は動作時間を積
分し、この値を評価関数として用いる。
を(X,Z)とし、手首軸12がこの点(X,Z)に到
達しているときの第1の回動軸3と第2の回動軸5の角
度を図9に示すように(θ2 ,θ3 )とすると、手首軸
12の座標(x,z)は、第1アーム4の長さL1 、第
2アーム6の長さL2 を用いて次のように表すことがで
きる。
1の回動軸3)の座標、(Wx ,Wz )はロボットの手
首軸12のオフセット座標である。上記関係式(式1
5、式16)を用いて、図中の長方形で囲まれた範囲内
の座標に対する第1の回動軸3、第2の回動軸5の角度
θ2 、θ3 を求め、上記実施の形態2及び3と同様にし
て評価関数を求め、後節下端節11の長さrと角度φ、
重錘10の質量mc を最適化すればよい。尚、図中の長
方形で囲まれた範囲内の座標を与えるとき、この範囲内
で一定間隔の格子点の座標を与えてもよく、また具体的
に作業が決まっていてロボットの軌道が決まっていると
きはその軌道を与えてもよく、さらにモンテカルロ法を
用いて乱数で与えてもよい。
ば、ロボットが実際に作業する動作範囲に限って評価関
数を求め、それにより後節下端節11の長さr、角度φ
及び重錘10の質量mc を決定するので、さらに効率よ
く重力負荷を軽減することができる。
て、mw2を単に肘から先の等価質量、mw3を単に手首軸
12の等価質量としたが、ロボットの用途が溶接ロボッ
ト、塗装ロボットなどであり、手先に持つものがそれぞ
れ溶接ガン、塗装スプレーなどと決まっており、手先の
質量が一定である場合には、mw2は手先の質量を含む肘
から先の等価質量、mw3は手先の質量を含む手首軸12
の等価質量となる。また、ロボットが組み立てロボッ
ト、パレタイズロボットなどであり、手先のロボットハ
ンドにワークを持っているときと、ワークを持っていな
いときがあるような場合には、どちらの場合にも適当な
重力補償が働くように、例えば、mw2はワークの質量の
1/2を含む肘から先の等価質量、mw3はワークの質量
の1/2を含む手首軸12の等価質量となる。
価関数としてロボットの動作範囲にわたる角加速度又は
動作時間の積分値を用いたが、積分値でなく適当な間隔
で与えた角度に対する角加速度又は動作時間の総和
(Σ)を用いてもよい。
て、トルクの限界値(最大値)として、減速機の許容最
大トルクを用いたが、場合によってはモータの最大トル
クを用いてもよい。
れば、一端が後節と所定の角度を保持するよう後節の他
端に取り付けられた後節下端節と、この後節下端節の他
端に取り付けられた重錘とを備えるように構成したの
で、重錘を用いて第1アームと第2アームの重力負荷を
同時に軽減する際、後節下端節の後節に対する角度、後
節下端節の長さを変更し、重錘の取付位置を最適にする
ことにより、最適重力負荷軽減を得られる効果がある。
また、重錘の取付位置を後節下端節の後節に対する所定
の角度を持たせているので重錘の質量をあまり重くしな
くても十分に重力負荷を軽減できる効果がある。
の後節に対する角度、後節下端節の長さ及び重錘の質量
を、第1の回動軸及び第2の回動軸の角加速度、第1の
回動軸及び第2の回動軸のトルク、及び第1アーム、第
2アーム、下節及び後節下端節に作用する重力により決
定するように構成したので、実際にロボットが動作(作
業)をしている場合を想定し、角加速度を考慮した動作
中のつり合いの式から重錘の最適取付位置や質量を決定
でき、また重力負荷を軽減するために重錘を取り付けて
も、第1の回動軸(または第1アーム)及び第2の回動
軸(または第2アーム)の角加速度の低下を防止できる
効果がある。
の後節に対する角度、後節下端節の長さ及び重錘の質量
を、第1の回動軸及び第2の回動軸の動作時間、第1の
回動軸及び第2の回動軸の角加速度、第1の回動軸及び
第2の回動軸のトルク、及び第1アーム、第2アーム、
下節及び後節下端節に作用する重力により決定するよう
に構成したので、各回動軸の動作時間を用いて評価関数
を求め、それにより後節下端節の長さ、角度、重錘の質
量を決定でき、重力負荷を軽減するために重錘を取り付
けても、第1の回動軸(または第1アーム)及び第2の
回動軸(または第2アーム)の動作時間を短縮できる効
果がある。また、ロボットの回動軸が角速度の上限にす
ぐに達するような場合(小さな角度動作で角速度の上限
に達するような場合)、角加速度を用いる方法よりも効
率よく重力負荷を軽減することができる効果がある。
実際に作業する動作範囲を限定し、後節下端節の後節に
対する角度、上記後節下端節の長さ及び重錘の質量を決
定するように構成したので、ロボットが実際に作業する
動作範囲に限って評価関数を求め、それにより後節下端
節の長さ、角度及び重錘の質量を決定するので、さらに
効率よく重力負荷を軽減することができる効果がある。
垂直多関節型ロボットを示す構成図である。
垂直多関節型ロボットの動作説明をするための概略図で
ある。
垂直多関節型ロボットを示す概略図である。
rと角度φを変数としてプロットした一例を示す図であ
る。
を変数としてプロットした一例を示す図である。
ロボットの第1の回動軸、第2の回動軸の角速度、時間
及び動作角度の関係を示す図である。
を変数としてプロットした一例を示す図及び評価関数e
b3を重錘の質量mc を変数としてプロットした一例を示
す図である。
ロボットの実際の動作範囲を示す図である。
ロボットを示す構成図である。
る。
平行リンク式垂直多関節型ロボットを示す構成図であ
る。
関節型ロボットの重力バランサを示す図である。
を示す構成図である。
ム、5 第2の回動軸、6 第2アーム、8 下節、9
後節、10 重錘、11 後節下端節、12手首軸
(把持手段)、13 ハンド(把持手段)、14 ワー
ク。
Claims (4)
- 【請求項1】 ロボット胴部に鉛直面内で回動自在に保
持された第1の回動軸と、一端が上記第1の回動軸に係
止され、上記第1の回動軸回りに回動する第1アーム
と、該第1アームの他端に鉛直面内で回動自在に保持さ
れた第2の回動軸と、一端にワークを把持する把持手段
を有し、上記第2の回動軸に係止され、上記第2の回動
軸を中心にして回動する第2アームと、一端が上記第1
の回動軸回りに回動自在で且つ上記第2アームと平行に
なるよう上記第1の回動軸に係止された下節と、一端が
上記第2アームの他端に支持される一方、他端が上記下
節の他端に支持され、上記第1アーム及び上記第2アー
ム並びに下節とともに平行4節リンクを形成する後節
と、一端が上記後節と所定の角度を保持するよう上記後
節の他端に取り付けられた後節下端節と、該後節下端節
の他端に取り付けられた重錘とを備えた多関節型ロボッ
ト。 - 【請求項2】 後節下端節の後節に対する角度、上記後
節下端節の長さ及び重錘の質量を、第1の回動軸及び第
2の回動軸の角加速度、第1の回動軸及び第2の回動軸
のトルク、及び第1アーム、第2アーム、下節及び後節
下端節に作用する重力により決定することを特徴とする
請求項1記載の多関節型ロボット。 - 【請求項3】 後節下端節の後節に対する角度、上記後
節下端節の長さ及び重錘の質量を、第1の回動軸及び第
2の回動軸の動作時間、第1の回動軸及び第2の回動軸
の角加速度、第1の回動軸及び第2の回動軸のトルク、
及び第1アーム、第2アーム、下節及び後節下端節に作
用する重力により決定することを特徴とする請求項1記
載の多関節型ロボット。 - 【請求項4】 ロボットが実際に作業する動作範囲を限
定し、後節下端節の後節に対する角度、上記後節下端節
の長さ及び重錘の質量を決定することを特徴とする請求
項2または請求項3記載の多関節型ロボット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06845496A JP3373351B2 (ja) | 1996-03-25 | 1996-03-25 | 多関節型ロボット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06845496A JP3373351B2 (ja) | 1996-03-25 | 1996-03-25 | 多関節型ロボット |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09254073A true JPH09254073A (ja) | 1997-09-30 |
| JP3373351B2 JP3373351B2 (ja) | 2003-02-04 |
Family
ID=13374169
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP06845496A Expired - Fee Related JP3373351B2 (ja) | 1996-03-25 | 1996-03-25 | 多関節型ロボット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3373351B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003053684A (ja) * | 2001-08-10 | 2003-02-26 | Toshiba Corp | 医療用マニピュレータシステム |
| US6899308B2 (en) | 2003-07-31 | 2005-05-31 | Agency For Science, Technology And Research | Passive gravity-compensating mechanisms |
| JP2023154317A (ja) * | 2022-04-06 | 2023-10-19 | 株式会社不二越 | ロボット |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101392706B1 (ko) * | 2013-03-05 | 2014-05-08 | (주)미래컴퍼니 | 정하중 스프링 및 이를 구비한 수술용 로봇의 컨트롤 암 구조 |
-
1996
- 1996-03-25 JP JP06845496A patent/JP3373351B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003053684A (ja) * | 2001-08-10 | 2003-02-26 | Toshiba Corp | 医療用マニピュレータシステム |
| US6899308B2 (en) | 2003-07-31 | 2005-05-31 | Agency For Science, Technology And Research | Passive gravity-compensating mechanisms |
| JP2023154317A (ja) * | 2022-04-06 | 2023-10-19 | 株式会社不二越 | ロボット |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3373351B2 (ja) | 2003-02-04 |
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