JPH09254316A - ソリの防止された木質系板状体または該木質系板状体を用いたフラッシュパネル - Google Patents

ソリの防止された木質系板状体または該木質系板状体を用いたフラッシュパネル

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JPH09254316A
JPH09254316A JP7022996A JP7022996A JPH09254316A JP H09254316 A JPH09254316 A JP H09254316A JP 7022996 A JP7022996 A JP 7022996A JP 7022996 A JP7022996 A JP 7022996A JP H09254316 A JPH09254316 A JP H09254316A
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JP
Japan
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film
ethylene
wood
based plate
flash panel
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Application number
JP7022996A
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English (en)
Inventor
Hirotatsu Oshima
啓達 大島
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Okura Industrial Co Ltd
Original Assignee
Okura Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 長時間の使用にも耐えられ、しかも安価なソ
リの発生を防止することができる合板パーチクルボー
ド、MDF、ダンボールなどの木質板状体及び該木質板
状体を用いたフラッシュパネルを提供する。 【構成】 芯層がポリオレフインフイルムよりなり、そ
の両側の外層が下記(A1)及び(A2)から選ばれた
少なくとも1種のエチレン共重合体フイルムよりなる多
層フイルムを木質系基材の少なくとも一方の面に貼着し
たことを特徴とするソリの防止された木質系板状体及び
該木質系板状体を用いたフラッシュパネル。 (A1)エチレン−ビニルエステル共重合体 (A2)エチレン−α、β−不飽和カルボン酸及び/ま
たはそのアルキルエステル共重合体

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ソリの防止された
木質系板状体あるいは該木質系板状体を用いたフラッシ
ュパネルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、合板、パーチクルボード、中密度
繊維板(以下MDFという)のソリを防止するためにそ
の両面に酢酸ビニル樹脂エマルジョンなどの塗料の塗
布、ポリエチレンフイルムと紙の複合シートを貼着する
ことが行われていた。しかし、板状体に上記塗料を塗布
することにより湿度を遮断するためには塗布量を多くす
る必要があったが、塗料面が乾燥によりひび割れを起こ
すことがあり湿度の遮断には不適当であった。またポリ
エチレンフイルム単独では接着性に劣るため、ポリエチ
レンフイルムと紙の複合シートを貼着するものである
が、この場合は、湿度の浸透により合成樹脂フイルムと
紙との接着部が剥離し易いという問題点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、生産性
がよく安価でしかも透湿性、接着性に優れた合成樹脂多
層シートを板状体に貼着することにより、湿度によるソ
リを防止した板状体を得ることを見いだし本発明に到達
したものである。本発明は上記従来の技術の問題点に鑑
みなされたもので、長時間の使用にも耐えられ、しかも
安価なソリの発生を防止することができる合板、パーチ
クルボード、MDF,ダンボールなどの木質系板状体及
び該木質系板状体を用いたフラッシュパネルを提供する
ことを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、芯層が
ポリオレフインフイルムよりなり、その両側の外層が下
記(A1)及び(A2)から選ばれた少なくとも1種の
エチレン共重合体フイルムよりなる多層フイルムを木質
系基材の少なくとも一方の面に貼着したことを特徴とす
るソリの防止された木質系板状体が提供され (A1)エチレン−ビニルエステル共重合体 (A2)エチレン−α、β−不飽和カルボン酸及び/ま
たはそのアルキルエステル共重合体 前記多層フイルムが、芯層がポリオレフインフイルムよ
りなり、その両側の中間層がナイロンまたはエチレンビ
ニルアルコール共重合体(以下EVOHという。)フイ
ルムよりなり、その両側の外層がエチレン酢酸ビニル系
樹脂フイルムよりなることを特徴とするソリの防止され
た木質系板状体が提供されフラッシュパネルを形成する
芯材または枠材の両面にソリの防止された木質系板状体
を貼着することを特徴とするフラッシュパネルが提供さ
れる。
【0005】すなわち、本発明はポリオレフインフイル
ムを芯層とし、例えばエチレン酢酸ビニル共重合体フイ
ルムを両外層とする多層フイルムを板状基材の少なくと
も一方の面に貼着したものであって、該多層フイルムは
接着性に優れているので長時間の使用に対しても剥離せ
ず、湿度が浸透しないのでソリの発生を防止できもので
ある。また、フラッシュパネルを形成する芯材または枠
材の両面に前記ソリの防止された木質系板状体を貼着す
ることによりフラッシュパネルのソリの発生が防止され
るものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を示す図
面に基づいて詳細に説明する。まず、図1は本発明のソ
リの防止された木質系板状体1の断面図であり、合板、
パーチクルボード、MDF、ダンボールよりなる板状基
材3の両面に芯層が熱可塑性合成樹脂フイルムよりな
り、その両側の外層がエチレン酢酸ビニル系樹脂フイル
ムよりなる多層フイルム4を貼着したものである。
【0007】図2は上記多層フイルム4を木質系基材の
両面に貼着した前記ソリの防止された木質系板状体1を
芯材5の両側に接着剤を介して貼着したフラッシュパネ
ル2の部分断面図である。
【0008】芯層となるポリオレフインフイルムとして
はポリエチレン、ポリプロピレンフイルムを挙げること
ができ、これらのフイルムは生産性に優れ、コストなど
の面から好ましい。また、外層となる(A1)エチレン
−ビニルエステル共重合体、(A2)エチレン−α、β
−不飽和カルボン酸及び/またはそのアルキルエスル共
重合体から選ばれた少なくとも1種のエチレン共重合体
は接着性に優れ、特にエチレン酢酸ビニルフイルムは生
産性、作業性、接着性、経済性などに優れるものであ
る。
【0009】前記(A1)エトレン−ビニルエステル共
重合体は、高圧ラジカル重合法で製造されるエチレンを
主成分とするプロピオン酸ビニル、酢酸ビニル、カプロ
ン酸ビニル、カプリル酸ビニル、ラウリル酸ビニル、ス
テアリン酸ビニル、トリフルオル酢酸ビニルなどのビニ
ルエステル単量体との共重合体である。これらの中で特
に好ましいものとしてはエチレン−酢酸ビニル共重合体
を挙げることができる。
【0010】次に前記(A2)エチレン−α、β−不飽
和カルボン酸及び/またはそのアルキルエスル共重合体
としては、エチレン−α、β−不飽和カルボン酸共重合
体、エチレン−α、β−不飽和カルボン酸エステル共重
合体、エチレン−α、β−不飽和カルボン酸−α、β−
不飽和カルボン酸エステル共重合体、及びそれらのアミ
ド、イミドなどが挙げられるが、好ましくは高圧ラジカ
ル重合法で製造されるエチレン−(メタ)アクリル酸エ
チル共重合体、エチレン−(メタ)アクリル酸エチル共
重合体などが挙げられる。
【0011】前記多層フイルムの芯層と外層の間にEV
OH、ナイロンフイルムを中間層とする多層フイルムは
優れた透湿性を有し過酷な条件下においても良好な反り
の防止性を示すものである。上記ポリオレフインに極性
モノマーを共重合させて接着性を向上させるようにした
ものを用いてもよい。すなわち、このものはポリエチレ
ンやポリプロピレンなどのポリオレフインにマレイン
酸、フマル酸、アクリル酸、メタクリル酸などカルボキ
シル基を極性基として有するモノマーをグラフト共重合
させたもので、例えばエチレン−アクリル酸、エチレン
−メタクリル酸、エチレン−アクリル酸エステルなどを
代表例としてあげることができる。また、上記芯層、中
間層及び外層の接着性を更によくするために各層間に変
性ポリエチレン樹脂などの接着性樹脂を用いることもで
きる。
【0012】上記多層フイルムは、多層インフレーショ
ン法またはTダイ法により製造することができる。該フ
イルムの厚みは特に限定されないが、20〜50μmが
好ましく、芯層の厚みは10〜20μmが、中間層の厚
みは5〜10μm、外層の厚みは5〜10μmが好まし
い。必要に応じて用いる接着性樹脂層の厚みは数μm程
度である。
【0013】次に、上記多層フイルムを上記板状基材の
表面に酢酸ビニル系樹脂の接着剤を用いて貼着してソリ
の防止された木質系板状体を得、該木質系板状体をフラ
シュパネルの芯材または枠材の両面に酢酸ビニル系樹脂
の接着剤を用いて貼着してフラッシュパネルを形成す
る。上記多層フイルムを貼着した木質系板状体の表面に
更に木目模様あるいは抽象柄などの模様が印刷された2
0〜35g/cm2 の薄葉紙を酢酸ビニル系樹脂の接着
剤を介して表面となる面のみかあるいは両面に貼着する
と化粧性が付与されて好ましい。該木質系板状体をフラ
ッシュパネルの芯材または枠材に貼着して得られたフラ
ッシュパネルは壁材、ドアー、家具など各種用途に用い
られる。
【0014】
【実施例】以下に実施例を示し本発明を詳細に説明す
る。ソリの程度は目視にて行った。 〔実施例1〕密度0.920g/cm3 、メルトインデ
ックス2.0g/10分の低密度ポリエチレンを芯層
(厚み30μm)とし、その両側に酢酸ビニル含有量1
8重量%、密度0.932のエチレン酢酸ビニル共重合
体を表面層(各5μm)とする多層フイルムをインフレ
ーション法にて製膜した。前記フイルムを酢酸ビニル系
接着剤で厚さ3mm、幅900mm、長さ1800mm
のMDFの両面に貼着した。該多層フイルムの貼着され
たMDFで厚さ300mm、幅900mm、長さ180
0mmの箱を作製し、23℃、相対湿度50%の室内
で、前記箱の内部を23℃、相対湿度90%を24時間
保持及び23℃、相対湿度50%を24時間保持し30
日間繰り返しテストしたが目視できる程度のソリは発生
しなかった。
【0015】〔実施例2〕エチレン含有量3wt%、メ
ルトインデックス6.5g/10分、密度0.90g/
cm3 のエチレン−プロピレンコポリマーを芯層(厚み
20μm)とし、その両側にエチレン含有量44モル
%、メルトインデックス3.5g/10分、密度1.1
4g/cm3 のエチレンビニルアルコール共重合体を中
間層(各10μm)とし、その両側に酢酸ビニル含有量
18重量%、密度0.932のエチレン酢酸ビニル共重
合体を表面層(各5μm)とする多層フイルムをインフ
レーションにて製膜した。該多層フイルムを厚さ3m
m、幅900mm、長さ1800mmのMDFの両面に
酢酸ビニル系接着剤で貼着した。多層フイルムの貼着さ
れたMDFを実施例1と同様にしてソリのテストを行っ
たが目視できる程度の反りは発生しなかった。
【0016】〔実施例3〕実施例1で得られた多層フイ
ルムの貼着されたMDFをパネル芯の両面に酢酸ビニル
系接着剤で貼着し、フラッシュパネルを作製した。該フ
ラッシュパネルを実施例1と同様にして反りのテストを
行ったが目視できる程度のソリは発生しなかった。
【0017】〔実施例4〕実施例2で得られた多層フイ
ルムの貼着されたMDFをパネル芯の両面に酢酸ビニル
系接着剤で貼着し、フラッシュパネルを作製した。該フ
ラッシュパネルを実施例1と同様にしてソリのテストを
行ったが目視できる程度のソリは発生しなかった。
【0018】〔比較例1〕Tダイ法にて密度0.920
g/cm3 、メルトインデックス2.0g/10分の低
密度ポリエチレンで厚み50μmのフイルムを製膜し、
該フイルムが冷却する前に30g/cm2 の薄葉紙を両
面に押し当てて貼着し、ポリエチレンと薄葉紙の積層シ
ートを得た。該シートを酢酸ビニル系接着剤で実施例1
と同様にMDFに貼着し実施例1と同様にしてソリのテ
ストを行った。まず、相対湿度が90%に接したポリエ
チレンフイルムの外側の薄葉紙が剥離し、該フイルムと
板状基材との接着面の薄葉紙の剥離がシートの周囲から
進行し、テスト期間中に全面積の約50%に剥離が見ら
れた。その剥離部分にソリが見られた。
【0019】〔比較例2〕比較例1で得られたポリエチ
レンフイルムと薄葉紙の積層シートを貼着したMDFで
実施例3と同様にしてフラッシュパネルを作製し、実施
例1と同様にして反りのテストを行った。まず、相対湿
度が90%に接したポリエチレンフイルムの外側の薄葉
紙が剥離し、該フイルムと板状基材との接着面の薄葉紙
の剥離がシートの周囲から進行し、テスト期間中に全面
積の約20%に剥離が見られた。その剥離部分に若干ソ
リが見られた。
【0020】
【発明の効果】上述のごとく本発明のソリの防止された
木質系板状体または該木質系板状体を用いたフラッシュ
パネルは、透湿防止性に優れ、接着性にも優れているの
で過酷な湿度変化の生じる雰囲気下においても板状基材
と多層フイルムとが吸湿により剥離することがなく、ま
た、膨潤してソリが発生することがないものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のソリの防止された木質系板状体の断面
図である。
【図2】本発明のソリの防止された木質系板状体を用い
たフラッシュパネルの断面図である。
【符号の説明】
1 木質系板状体 2 フラッシュパネル 3 板状基材 4 多層フイルム 5 芯材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯層がポリオレフインフイルムよりな
    り、その両側の外層が下記(A1)及び(A2)から選
    ばれた少なくとも1種のエチレン共重合体フイルムより
    なる多層フイルムを木質系基材の少なくとも一方の面に
    貼着したことを特徴とするソリの防止された木質系板状
    体。 (A1)エチレン−ビニルエステル共重合体 (A2)エチレン−α、β−不飽和カルボン酸及び/ま
    たはそのアルキルエステル共重合体
  2. 【請求項2】 前記多層フイルムが、芯層がポリオレフ
    インフイルムよりなり、その両側の中間層がナイロンま
    たはエチレンビニルアルコール共重合体フイルムよりな
    り、その両側の外層がエチレン酢酸ビニル系樹脂フイル
    ムよりなることを特徴とする請求項1記載のソリの防止
    された木質系板状体。
  3. 【請求項3】 フラッシュパネルを形成する芯材または
    枠材の両面に請求項1または2記載のソリの防止された
    木質系板状体を貼着することを特徴とするフラッシュパ
    ネル。
JP7022996A 1996-03-26 1996-03-26 ソリの防止された木質系板状体または該木質系板状体を用いたフラッシュパネル Pending JPH09254316A (ja)

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