JPH09255122A - 弾性体チェーン - Google Patents

弾性体チェーン

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JPH09255122A
JPH09255122A JP8745196A JP8745196A JPH09255122A JP H09255122 A JPH09255122 A JP H09255122A JP 8745196 A JP8745196 A JP 8745196A JP 8745196 A JP8745196 A JP 8745196A JP H09255122 A JPH09255122 A JP H09255122A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 、軽くて組み付けが容易で騒音が少なく、し
かも耐磨耗性、耐蝕性を有する弾性体チェーンを提供す
る。 【解決手段】 チェーン本体11が天然ゴム又は合成ゴ
ム等の弾性素材からなって、中間部には1又は2以上の
スプロケット噛合孔15を有し、両側部には連結ピン1
8が嵌入するピン孔を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、天然ゴム又は合成
ゴム等の弾性素材を主材料にした弾性体チェーンに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のチェーンコンベア等に使用される
鋳造チェーン50は、図3に示すように、対となる二枚
のリンクプレート51、52とその両端部を連結ピン5
3によって連結する一枚のリンクプレート54とからな
っていた。そして、一枚のリンクプレート54の部分に
適当ピッチで走行車輪55を取付けて、ガイドレール5
6によって走行させるようにしていた。この鋳造チェー
ン50への動力の伝達は、二枚のリンクプレート51、
52の部分に回転動力源に連結された図示しないスプロ
ケットを噛合させることによって行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記鋳
造チェーンにおいては以下のような問題があった。 全体が金属によって構成されているので比較的重量が
重く、搬送や取付けに手間がいる。 個々のリンクプレート51、52、54を一枚ずつ製
造し、連結ピン53によって連結して組み立てているの
で、組み立てに手間が必要である。 金属を素材にしているので、錆や腐食が発生し易い。 金属であるため騒音が発生し易く、更に鋳造品で構成
した場合には使用によって徐々に磨耗する。 本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、軽くて組
み付けが容易で騒音が少なく、しかも耐磨耗性、耐蝕性
を有する弾性体チェーンを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項1
記載の弾性体チェーンは、チェーン本体が天然ゴム又は
合成ゴム等の弾性素材からなって、中間部には1又は2
以上のスプロケット噛合孔を有し、両側部には連結ピン
が嵌入するピン孔を備えている。また、請求項2記載の
弾性体チェーンは、請求項1記載の弾性体チェーンにお
いて、前記ピン孔は前記チェーン本体に埋め込まれたブ
ッシュからなっている。ここで、ブッシュには十分な強
度を有する金属管(例えば、焼入れしたS35C)から
なる場合の他、潤滑油等を含浸させたもの(例えば、商
品名ドライベアリング)であってもよい。そして、請求
項3記載の弾性体チェーンは、請求項1又は2記載の弾
性体チェーンにおいて、前記チェーン本体には補強用繊
維又は補強線が埋設されている。ここで、補強用繊維と
はアラミド繊維等の合成樹脂繊維や天然繊維をいい、補
強線とはピアノ線、ワイヤ基線等のように十分に強度が
あって、繰り返し曲げが可能な繊維をいう。
【0005】請求項1〜3記載の弾性体チェーンは、鋳
造品に比較して、比重が約1/5〜1/6程度の天然ゴ
ム又は合成ゴム等の弾性素材からなっているので、全体
の重量が軽減化される。また、チェーン本体が屈曲性を
有するので、鋳造品のように必ずリンクプレートによっ
て連結する必要はなく、一つのチェーン本体に1又は2
以上のスプロケット噛合孔を設けることによって、チェ
ーン本体の一体化ができる。チェーン本体が天然ゴム又
は合成ゴム等の弾性素材からなっているので、スプロケ
ット等に弾性的に当接し騒音を発生せず、しかも耐腐食
性、耐磨耗性を有する。特に、請求項2記載の弾性体チ
ェーンにおいては、ピン孔にブッシュが埋め込まれてい
るので、挿通する連結ピンに対して十分な磨耗強度を有
する。そして、請求項3記載の弾性体チェーンには、チ
ェーン本体に補強用繊維又は補強線が埋設されているの
で、チェーン本体を弾性素材だけで構成する場合より引
っ張り強度が増加される。
【0006】
【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。ここに、図1は本発明の一実施の形
態に係る弾性体チェーンの側面図、図2は同弾性体チェ
ーンの説明図である。
【0007】図1、図2(A)に示すように、本発明の
一実施の形態に係る弾性体チェーン10は、チェーン本
体11は断面が四角形で天然ゴム又は合成ゴム(例え
ば、NBL)等の弾性素材からなって、内部には補強用
繊維の一例であるアラミド繊維12が長さ方向に沿って
埋設されている。このアラミド繊維12は、図2(B)
に実線で示すように、ピン孔13の手前で止めて直線状
に配置してもよいが、図2に点線で示すように、ピン孔
13の周囲を回るようにして配置すると共に、チェーン
本体11の全長に沿ってアラミド繊維12を配置すれ
ば、十分な強度を得ることができる。
【0008】しかしながら、チェーン本体11の全長に
渡ってアラミド繊維12を配置すれば、弾性体チェーン
10がスプロケットに噛合して屈曲する場合には、アラ
ミド繊維12の一方が伸びて他方が縮む必要があり、ス
プロケットの直径が小さく旋回半径が小さい場合には、
図1、図2(A)、(B)に実線で示すように、アラミ
ド繊維12を分割する必要があり、この場合には、強度
の弱いスプロケット噛合孔15の両側に入れることにな
る。前記アラミド繊維12は、図1、図2(A)に実線
で示すように、4隅に少数本(5〜10本)入れること
で十分である。ここで、前記アラミド繊維の代わりに強
度を有する他の合成樹脂繊維を使用することも可能であ
り、場合によってはピアノ線等の線材を使用することも
可能であるが、線材を使用する場合には弾性部材との馴
染みを良くするために、線材の表面に凹凸を設けること
が好ましい。
【0009】チェーン本体11の両側の連結部14に設
けられたピン孔13には、図2(C)に示すようにこの
実施の形態では焼入れされた炭素鋼(S35C)からな
るブッシュ16が使用されているが、更に固い金属であ
ってもよいし、又は含油した焼結パイプ、樹脂パイプで
あってもよい。また、ブッシュ16の周囲には弾性素材
との馴染みを良くするために、表面に凹凸を設けるのが
好ましい。前記連結部14は、チェーン本体11の両側
に2つ割り状に形成され、その先部に前記ピン孔13が
形成され、その溝底は断面半円形となっている。
【0010】前記スプロケット噛合孔15は噛合するス
プロケットの歯が嵌入するためのもので、長さ方向両端
部は図1、図2(A)に示すように断面半円状に形成さ
れている。前記ピン孔13の中心、連結部14の溝底の
半円の中心、各スプロケット噛合孔15の半円の中心の
距離はそれぞれ同一ピッチPになっている。これによっ
て、従来の鋳造型リンクチェーンと同様に駆動スプロケ
ットに円滑に噛合することになる。
【0011】この弾性体チェーン10を使用する場合に
は、必要本数の弾性体チェーン10を用意し、各弾性体
チェーン10の連結部14を図1に示すような連結部材
17で連結する。この連結部材17は1リンクしかない
ので、天然ゴム又は合成ゴムからなる弾性部材によって
構成してもよいし、金属又は硬質のプラスチックによっ
て構成してもよく、更に強度と軽量化、騒音等の防止を
考える場合には、骨部分を金属とし周囲をプラスチック
又はゴムにした複合材料を使用することも可能である。
前記連結部材17と弾性体チェーン10の連結はそれぞ
れに挿通する連結ピン18を使用して行うが、この実施
の形態では連結ピン18はボルト型になって、ナット1
9を螺着した後、割りピン20によって固定している。
【0012】この実施の形態においては、連結部材17
の中央部分に支持部材21を介して走行車輪22を取付
け、ガイドレール23内を走行させるようにしている。
また、連結部材17の適当箇所には、このチェーンコン
ベアによって搬送される物を掛止又は固定する図示しな
いアタッチメントが設けられている。この弾性体チェー
ン10を使用すると、弾性部分で自由に曲がるので、円
滑に駆動スプロケットに噛合して運転ができる。前記実
施の形態ではスプロケット噛合孔15が2つであった
が、1又は3以上であっても、本発明は適用される。
【0013】
【発明の効果】請求項1〜3記載の弾性体チェーンは以
上の説明からも明らかなように、チェーン本体が弾性素
材からなっているので、従来の金属製のチェーンに比較
して重量が軽くなった。従って、取付けや分解点検が容
易となった。また、チェーン本体の中間部に1又は2以
上のスプロケット噛合孔を設けているので、従来のリン
クチェーンを複数個一体化したことになって、チェーン
コンベア等の組立が容易となった。そして、チェーン本
体に天然ゴム又は合成ゴム等の弾性素材を主として使用
しているので、耐摩耗性、耐腐食性が高く、弾性素材の
色彩を変えればカラーコーディネイトが可能となる。特
に、請求項2記載の弾性体チェーンにおいては、チェー
ン本体の両側に形成されたピン孔にチェーン本体に埋め
込まれたブッシュを使用しているので、その部分の耐摩
耗性を高めることができる。そして、請求項3記載の弾
性体チェーンにおいては、チェーン本体に補強用繊維又
は補強線が埋設されているので、弾性素材の強度を補強
でき、より強固な弾性体チェーンを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る弾性体チェーンの
側面図である。
【図2】同弾性体チェーンの説明図である。
【図3】従来例に係る鋳造チェーンの説明図である。
【符号の説明】
10 弾性体チェーン 11 チェーン
本体 12 アラミド繊維(補強用繊維) 13 ピン孔 14 連結部 15 スプロケ
ット噛合孔 16 ブッシュ 17 連結部材 18 連結ピン 19 ナット 20 割りピン 21 支持部材 22 走行車輪 23 ガイドレ
ール

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チェーン本体が天然ゴム又は合成ゴム等
    の弾性素材からなって、中間部には1又は2以上のスプ
    ロケット噛合孔を有し、両側部には連結ピンが嵌入する
    ピン孔を備えたことを特徴とする弾性体チェーン。
  2. 【請求項2】 前記ピン孔は前記チェーン本体に埋め込
    まれたブッシュからなる請求項1記載の弾性体チェー
    ン。
  3. 【請求項3】 前記チェーン本体には補強用繊維又は補
    強線が埋設されている請求項1又は2記載の弾性体チェ
    ーン。
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