JPH09256148A - イオンプレーティング装置 - Google Patents
イオンプレーティング装置Info
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- JPH09256148A JPH09256148A JP8062527A JP6252796A JPH09256148A JP H09256148 A JPH09256148 A JP H09256148A JP 8062527 A JP8062527 A JP 8062527A JP 6252796 A JP6252796 A JP 6252796A JP H09256148 A JPH09256148 A JP H09256148A
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Abstract
膜を安定的に行うことができるイオンプレーティング装
置を実現する。 【構成】 蒸発材料のイオン化を行う際、スイッチ30
とスイッチ32は切り換えられ、チャージアップ防止電
極23とシャッター31はフローティング電位とされ
る。この結果、生成されたプラズマはフローティング電
位の電極26、電極23、シャッター31によって囲ま
れることになる。この各フローティング電位の電極等
は、プラズマのセルフバイアス電位により、アースに対
して負電位となる。この結果、プラズマ電子銃9から射
出する電子は、真空チャンバー1内で閉じ込められるこ
とになり、電子密度が増加することになる。従って、チ
ャンバー1内では均一性の良い高密度プラズマが生成さ
れる。
Description
に電子を照射してイオン化し、イオン化粒子を基板に付
着させるようにしたイオンプレーティング装置に関す
る。
置を示しており、1は真空チャンバーである。真空チャ
ンバー1の下部には、ルツボ2が配置され、その中に被
蒸発材料3が入れられている。4はフィラメント、5は
高圧電源であり、このフィラメント4から発生した電子
ビームEは、図示していない磁石により270°偏向さ
れ、ルツボ2中の被蒸発材料3に照射される。チャンバ
ー1の上部には、イオン化された蒸発材料が付着させら
れる基板6aが取り付けられている基板ホルダー6bが
配置される。チャンバー1の側部には、ニードルバルブ
7を有した反応ガス供給管8が備えられている。
9が設けられている。このプラズマ電子銃9には、タン
グステン材の熱陰極10、放電電極11、放電電極1
2、環状直流コイル13、ニードルバルブ14を有した
アルゴンガス供給管15、熱陰極電源16、放電安定化
抵抗17、放電電源18、放電電極負荷抵抗19より構
成されている。なお、基板ホルダー6bと接地電位の蒸
発源(ルツボ2)との間には、直流あるいは高周波電源
20が設けられ、イオン化蒸発粒子を効率良く基板6a
方向に導くようにしている。また、21はチャンバー1
内を排気するための排気ポンプに接続された排気管であ
る。
1内部とプラズマ電子銃9の内部を10-5Torr以下にま
で排気する。その後、プラズマ電子銃9のアルゴンガス
供給管15に設けられているニードルバルブ14を徐々
に開け、アルゴンガスを電子銃9内に導入する。そし
て、熱陰極電源16をオンにし、熱陰極電流を熱陰極定
格温度にまで徐々に増加させ、熱陰極16から電子を放
出させる。次に、放電電源18をオンとし、放電電圧を
放電電極11と放電電極12との間に印加すると、両電
極間にアルゴン放電が発生し、放電電流が流れる。
衝突し、アルゴンガス分子を電離し、この電離が進行す
ることにより電子励起のプラズマPが発生する。なお、
この時のアルゴンガスの流量と放電電圧とは、パッシェ
ンの法則に従った放電が開始される値に調整される。ま
た、プラズマ電子銃9内で発生したプラズマPは、環状
の直流コイル13による磁場により発散が防止され、中
心方向に集束される。
し、真空チャンバー1の内部に向け加速される。なお、
図示していないが、放電電極12とチャンバー1との間
には加速電極が設けられ、プラズマP中の電子を効率良
く引き出すようにしている。真空チャンバー1内では、
フィラメント4を加熱させて電子を放出させ、ルツボ2
中の被蒸発材料3に電子が照射されている。材料3は電
子の照射によって加熱され、蒸発させられる。
でプラズマ電子銃9からの電子と衝突し、イオン化,活
性化されプラズマが生成される。このプラズマ中のイオ
ン化された材料は、基板6aに引き寄せられて該基板6
aに付着しイオンプレーティングが行われる。なお、ル
ツボ2内の材料3の蒸発と同時に、供給管8より反応ガ
スを供給すれば、蒸発材料と反応ガスとの反応に基づく
物質を基板に付着させることができる。例えば、蒸発物
質がシリコンで、反応ガスが酸素ガスの場合、基板に
は、二酸化シリコン(SiO2 )がイオンプレーティン
グされる。
ティング装置で、プラズマ電子銃9からの電子ビームの
一部は、アース電位のチャンバー1の壁に衝突して吸収
され、高密度のプラズマを形成することができない。ま
た、チャンバー壁の内側は、初期の状態ではクリーンな
状態となっているが、イオンプレーティングを進めるう
ちに蒸発物質が壁の内側に付着し、絶縁膜で覆われる。
この壁に絶縁膜が生じると、チャンバー壁の内側が帯電
し、その結果、内部で形成されるプラズマの状態が不安
定となる。
では、プラズマ電子銃9からの電子ビームの軌道に再現
性がなく、チャンバー1内で形成されるプラズマの分布
が不均一になる可能性がある。そして、蒸発物と反応性
ガスとの反応性が低い成膜種があり、そのような成膜種
の場合、効率良く基板にイオンプレーティングを行うこ
とができない。
もので、その目的は、再現性良くプラズマを発生でき、
精密な成膜を安定的に行うことができるイオンプレーテ
ィング装置を実現するにある。
イオンプレーティング装置は、チャンバーと、チャンバ
ー内に設けられた被蒸着材料の蒸発源と、チャンバーの
側部に設けられ、蒸発源から蒸発した材料をイオン化す
るための電子ビームを発生するプラズマ電子銃と、蒸発
源の上部に設けられた開閉可能のシャッタ板と、チャン
バー内に設けられチャンバー内で生成されるプラズマを
囲むように配置されたフローティング電極と、シャッタ
板の電位をアース電位とフローティング電位との間で切
り換える手段とを備えたことを特徴としている。
ング装置は、チャンバー内で生成されるプラズマを囲む
ようにフローティング電極を配置し、蒸発源の上部に設
けられた開閉可能のシャッタ板の電位をアース電位とフ
ローティング電位との間で切り換える。
ング装置は、蒸発源に接近して電極が設けられ、この電
極の電位をアース電位とフローティング電位との間で切
り換えるように構成したことを特徴としている。
ング装置は、蒸発源に接近して設けられた電極の電位を
アース電位とフローティング電位との間で切り換える。
請求項3の発明に基づくイオンプレーティング装置は、
フローティング電極は、フローティング電位からアース
電位に切り換えられることを特徴としている。
ング装置は、フローティング電極の電位をフローティン
グ電位からアース電位に切り換える。
施の形態を詳細に説明する。図2は、本発明に基づくイ
オンプレーティング装置を示しており、図1の従来装置
と同一部分は同一番号が付されている。この実施例にお
いて、ルツボ2は回転台22上に載せられており、図示
していないが、チャンバー1外部に設けられたモータに
よって回転させられるように構成されている。ルツボ2
上には蒸発材料(例えばSiO 2 )3が載せられてお
り、この材料3にはフィラメント4からの電子ビームE
が照射される。また、ルツボ2に接近してチャージアッ
プ防止電極23が配置されている。
を概略的に示す図であり、チャンバー1内には、ルツボ
2,材料3,フィラメントを有した電子銃24の組み合
わせより成る蒸発源25が2組備えられており、チャー
ジアップ防止電極23は2つの蒸発源25の間に配置さ
れている。なお、チャージアップ防止電極23は銅で形
成されており、図示してないが水冷される構造となって
いる。
ラズマ発生領域を囲むように、円筒状のフローティング
電極26が配置されている。フローティング電極26
は、発生したプラズマを一定の領域内に閉じ込める効果
を有し、チャンバー1の壁部に碍子27を介して取り付
けられている。また、この円筒状のフローティング電極
26には、ルツボ2上の材料からの蒸気が通過でき、プ
ラズマ電子銃9からの電子ビームがチャンバー1の中心
部に向かえるように、更には、チャンバー1内の排気を
効率良く行うなどのために、数箇所に開口が設けられて
いる。
器28を介して接地されている。また、チャージアップ
防止電極23は、電位調整器29を介してスイッチ30
に接続されている。スイッチ30は電極23の電位をア
ース電位とフローティング電位とに切り換える。
ツター31が配置されている。このシャッター31は詳
細に図示していないが、図2の水平状態から垂直状態に
回転できるように構成されており、イオンプレーティン
グ動作の初期状態において、材料3からの蒸気が安定に
発生していない場合には、図に示すように蒸発材料が基
板6に向かわないように遮蔽しており、材料3の蒸発が
安定となった際には、回転してルツボ2の上部から取り
除かれる。なお、シャッター31はスイッチ32に接続
されており、スイッチ32により、シャッター31の電
位はフローティング状態とアース電位とに切り換えられ
る。このような構成の動作を次に説明する。
の動作は、図1の従来装置と同様に行われる。初期状態
では、シャッター31は閉じられており、また、シャッ
ター31の電位はスイッチ32によってアース電位とさ
れている。更に、チャージアップ防止電極23は、スイ
ッチ30によってアース電位とされている。
メント4)からの電子で溶かすことになるが、この際、
シャッター31はアース電位となっているので、電子銃
24(フィラメント4)からの電子の軌道は安定とな
り、効率良く材料の加熱蒸発を行うことができる。
マ中の電子がルツボ2の方向に向かうが、チャージアッ
プ防止電極23は、シャッター31が閉じられていると
きは常にスイッチ30によりアース電位とされている。
この結果、プラズマ電子銃9からの電子の一部はチャー
ジアップ防止電極23に流れ込む。従って、プラズマ電
子銃9からの電子は、電極23に衝突して放電し、ルツ
ボ2の表面がプラズマ中の電子によってチャージアップ
することは防止される。
ームが材料3に衝突し、材料3から反射電子や2次電子
が発生するが、これら反射電子や2次電子はルツボ2に
接近して設けられたアース電位の電極23に向かうこと
になり、ルツボ2の表面がチャージアップすることはな
い。
電が生じ、ルツボ2が蒸発する現象は防止される。従っ
て、ルツボ材料が蒸発して成膜材料の蒸気の中に混入す
ることはなくなり、純粋な成膜が可能となる。また、ル
ツボ2と他の箇所との間の放電により、プラズマが乱さ
れて成膜の安定性に悪影響を及ぼすことも防止される。
が発生する状態となった場合、シャッター31は開けら
れ(垂直の状態とされる)、蒸発した材料は真空チャン
バー1内で上方向に向かう。この蒸発材料は真空チャン
バー1内でプラズマ電子銃9からの電子と衝突し、イオ
ン化、活性化され、プラズマが生成される。
基板6aに引き寄せられて該基板6aに付着しイオンプ
レーティングが行われる。なお、ルツボ2内の材料3の
蒸発と同時に、供給管8より反応ガスを供給すれば、蒸
発材料と反応ガスとの反応に基づく物質を基板に付着さ
せることができる。
イッチ30とスイッチ32は切り換えられ、チャージア
ップ防止電極23とシャッター31はフローティング電
位とされる。この結果、生成されたプラズマはフローテ
ィング電位の電極26、電極23、シャッター31によ
って囲まれることになる。
ラズマのセルフバイアス電位により、アースに対して負
電位(数10〜100V)となる。この結果、プラズマ
電子銃9から射出する電子は、真空チャンバー1内で閉
じ込められることになり、電子密度が増加することにな
る。
高密度プラズマが生成される。一方、蒸着用の蒸発源2
5はアース電位であることから、電子は蒸発源に集中
し、蒸発物の励起イオン化が促進される。従って、蒸発
材料ならびに反応性ガスを高密度にプラズマ化でき、反
応性が向上して良質の膜を基板6aに成膜できることに
なる。
整器28によりフローティング電位をプラズマのセルフ
バイアス電位からアース電位まで可変できるようになっ
ている。これは、成膜条件により基板ホルダー6bや基
板6aとフローティング電極26との間の電位差を持た
せて、基板6aに取り込むイオン量を制御する場合や、
電気的に弱い基板を使用する際に、フローティング電極
26をアース電位として、基板6aに向かうイオンのエ
ネルギーを減少させ、基板の電気的損傷を防ぐことに効
果がある。
はこの実施例に限定されない。例えば、図2のプラズマ
電子銃は、図1に示した構造以外のプラズマ電子銃を用
いることができる。
基づくイオンプレーティング装置は、チャンバー内で生
成されるプラズマを囲むようにフローティング電極を配
置し、蒸発源の上部に設けられた開閉可能のシャッタ板
の電位をアース電位とフローティング電位との間で切り
換えるように構成したので、プラズマ電子銃からの電子
はチャンバー内に効率良く閉じ込められ、電子密度が増
加して均一性の良い高密度プラズマが生成される。その
結果、再現性良くプラズマを発生でき、高品質な成膜を
安定的に行うことができる。
ング装置は、蒸発源に接近して設けられた電極の電位を
アース電位とフローティング電位との間で切り換えるよ
うに構成したので、初期状態においてプラズマ電子銃か
らの電子はこの電極に流れ込み、ルツボのチャージアッ
プを防止することに効果がある。また、イオンプレーテ
ィングを行う定常状態では、電極はフローティング電位
とされるので、プラズマをチャンバー内に効率良く閉じ
込めることができる。
ング装置は、フローティング電極の電位をフローティン
グ電位からアース電位に切り換えるように構成したの
で、成膜条件に応じて基板に向かうイオン量を制御する
ことが可能となる。
る。
例を示す図である。
部分の平面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 チャンバーと、チャンバー内に設けられ
た被蒸着材料の蒸発源と、チャンバーの側部に設けら
れ、蒸発源から蒸発した材料をイオン化するための電子
ビームを発生するプラズマ電子銃と、蒸発源の上部に設
けられた開閉可能のシャッタ板と、チャンバー内に設け
られチャンバー内で生成されるプラズマを囲むように配
置されたフローティング電極と、シャッタ板の電位をア
ース電位とフローティング電位との間で切り換える手段
とを備えたイオンプレーティング装置。 - 【請求項2】 蒸発源に接近して電極が設けられ、この
電極の電位をアース電位とフローティング電位との間で
切り換えるように構成した請求項1記載のイオンプレー
ティング装置。 - 【請求項3】 フローティング電極は、フローティング
電位からアース電位に切り換えられるように構成した請
求項1記載のイオンプレーティング装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06252796A JP3406769B2 (ja) | 1996-03-19 | 1996-03-19 | イオンプレーティング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06252796A JP3406769B2 (ja) | 1996-03-19 | 1996-03-19 | イオンプレーティング装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09256148A true JPH09256148A (ja) | 1997-09-30 |
| JP3406769B2 JP3406769B2 (ja) | 2003-05-12 |
Family
ID=13202760
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP06252796A Expired - Fee Related JP3406769B2 (ja) | 1996-03-19 | 1996-03-19 | イオンプレーティング装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3406769B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011089158A (ja) * | 2009-10-21 | 2011-05-06 | Jeol Ltd | 膜形成装置 |
| JP2012132055A (ja) * | 2010-12-21 | 2012-07-12 | Canon Anelva Corp | 真空回転駆動装置及び真空処理装置 |
| JP2013147684A (ja) * | 2012-01-17 | 2013-08-01 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | 成膜装置 |
| WO2014013789A1 (ja) | 2012-07-18 | 2014-01-23 | ラボテック株式会社 | 堆積装置および堆積方法 |
| JP2019121422A (ja) * | 2017-12-28 | 2019-07-22 | 神港精機株式会社 | 表面処理装置 |
-
1996
- 1996-03-19 JP JP06252796A patent/JP3406769B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011089158A (ja) * | 2009-10-21 | 2011-05-06 | Jeol Ltd | 膜形成装置 |
| JP2012132055A (ja) * | 2010-12-21 | 2012-07-12 | Canon Anelva Corp | 真空回転駆動装置及び真空処理装置 |
| JP2013147684A (ja) * | 2012-01-17 | 2013-08-01 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | 成膜装置 |
| WO2014013789A1 (ja) | 2012-07-18 | 2014-01-23 | ラボテック株式会社 | 堆積装置および堆積方法 |
| US9453278B2 (en) | 2012-07-18 | 2016-09-27 | Labotec Limited | Deposition device and deposition method |
| JP2019121422A (ja) * | 2017-12-28 | 2019-07-22 | 神港精機株式会社 | 表面処理装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3406769B2 (ja) | 2003-05-12 |
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