JPH09256893A - 内燃機関の燃料噴射制御装置 - Google Patents

内燃機関の燃料噴射制御装置

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JPH09256893A
JPH09256893A JP8070646A JP7064696A JPH09256893A JP H09256893 A JPH09256893 A JP H09256893A JP 8070646 A JP8070646 A JP 8070646A JP 7064696 A JP7064696 A JP 7064696A JP H09256893 A JPH09256893 A JP H09256893A
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JP
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fuel
pressure
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fuel pressure
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JP8070646A
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Hajime Hosoya
肇 細谷
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Unisia Jecs Corp
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Publication date
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】燃料噴射パルス幅の変化時に、燃圧制御の応答
遅れによって燃圧変動が生じ、以て、空燃比の制御精度
が悪化することを回避する。 【解決手段】噴射パルス幅Tiの変化量ΔTiを演算す
る(S2)。次いで、機関駆動される燃料ポンプの吐出
量に相関する機関回転速度に応じて設定した係数Cと前
記変化量ΔTiとに基づいて基本の目標燃圧PBAを補正
し、最終的な目標燃圧PS (PS =PBA+C×ΔTi)
を設定する(S3)。そして、燃圧センサで検出された
実際の燃圧Pと前記目標燃圧PS とを比較して、実際の
燃圧Pが前記目標燃圧PS に近づく方向に、燃料のリタ
ーン量を調整する(S4〜S6)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内燃機関の燃料噴射
制御装置に関し、詳しくは、噴射パルス幅の急変に対す
る燃圧制御の応答遅れを補償する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、機関の燃焼室内に直接燃料を噴射
する燃料噴射弁を備え、燃料の分散を抑えて点火栓近傍
に燃料を供給させるべく、圧縮行程後期に燃料を噴射す
るよう構成された直噴式(筒内噴射式)ガソリン機関が
知られている(特開昭60−30420号公報等参
照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の直噴
式ガソリン機関では、圧縮行程において燃焼室内に直接
燃料を噴射するために、吸気ポート噴射の場合に比して
高圧な燃料を燃料噴射弁に供給する必要がある。従っ
て、直噴式ガソリン機関では、単位時間当たりの噴射量
が多く、噴射パルス幅の変化による必要燃料流量の変動
が大きいという特性を有する。
【0004】このため、例えば加速時で噴射パルス幅が
急増するときに、プレッシャレギュレータによる燃圧調
整の応答遅れによって、図7に示すように、燃料圧力が
目標圧力よりも低下して単位時間当たりの噴射量が減少
し、以て、噴射パルス幅に対応する所期の燃料量を噴射
させることができなくなって、空燃比がリーン化する惧
れがあった。
【0005】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あり、過渡運転時に燃圧調整の応答遅れによって燃料噴
射弁に供給される燃料の圧力が変動することを抑止でき
るようにして、空燃比制御精度を向上させることを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのため請求項1記載の
発明では、燃料噴射弁に対して所定圧力の燃料を供給す
る一方、機関運転条件に応じて演算した噴射パルス幅に
基づいて前記燃料噴射弁を間欠的に開駆動するよう構成
された内燃機関の燃料噴射制御装置において、前記噴射
パルス幅の変化による燃料圧力の変化を予測し、前記燃
料圧力の変化を抑制するように、前記燃料噴射弁に供給
される燃料の圧力を予め補正するよう構成した。
【0007】かかる構成によると、噴射パルス幅の変化
によって燃料圧力の変化が予測される場合には、実際に
燃料圧力が変化する前に、予め燃圧変化を見込んだ補正
を施すことで、噴射パルス幅の変化による燃圧変動を抑
制する。請求項2記載の発明は、図1に示すように構成
される。図1において、噴射制御手段は、機関運転条件
に応じて演算した噴射パルス幅に基づいて燃料噴射弁を
間欠的に開駆動する。
【0008】また、燃圧検出手段は、前記燃料噴射弁に
供給される燃料の圧力を検出し、燃圧フィードバック制
御手段は、燃圧検出手段で検出される燃料圧力を目標圧
力に近づけるように、燃料の圧力をフィードバック制御
する。一方、燃圧変化予測手段は、前記噴射パルス幅の
変化による燃料圧力の変化量を予測し、目標圧力補正手
段は、燃圧変化予測手段で予測された変化量に応じて前
記目標圧力を補正する。
【0009】かかる構成によると、実際の燃料圧力が目
標圧力に近づくようにフィードバック制御が行なわれる
が、噴射パルス幅の変化に伴って燃料圧力が変化するこ
とが予測されるときには、かかる変化を抑止し得る方向
に目標圧力を予め補正しておき、燃圧フィードバック制
御の応答遅れによって燃圧が変動することを回避する。
【0010】請求項3記載の発明では、前記燃圧変化予
測手段が、前記噴射パルス幅の変化量を、予測される燃
料圧力の変化量に相関する値として演算する構成とし
た。かかる構成によると、噴射パルス幅の変化が大きい
ときには、それだけ大きな燃圧変動が発生するものと推
定されるから、噴射パルス幅の変化によって発生する燃
料圧力の変化を確実に予測できる。
【0011】請求項4記載の発明では、前記燃圧変化予
測手段が、前記噴射パルス幅を変化させる要因となる信
号の変化量を、予測される燃料圧力の変化量に相関する
値として演算する構成とした。かかる構成によると、噴
射パルス幅の変化が検出される前に、噴射パルス幅の変
化を予め見込んだ燃圧補正を実行できることになり、燃
圧制御の前倒しをより進めることが可能となる。
【0012】請求項5記載の発明では、前記噴射パルス
幅を変化させる要因となる信号を、機関出力トルクの要
求信号とする構成とした。かかる構成によると、機関出
力トルクを、空燃比及び/又は吸入空気量の変化により
変化させることが要求される場合、例えば機関と組み合
わされる自動変速機における変速ショックを緩和するた
めのトルクアップ或いはトルクダウンの要求信号や、駆
動輪のスリップを回避するトラクションコントロールに
伴うトルクダウンの要求信号などにより、空燃比を変化
させたり吸入空気量を変化させる場合には、かかるトル
ク要求信号に応じて噴射パルス幅が変化することになる
から、噴射パルス幅の変化を予め見込んだ燃圧補正を実
行できることになる。
【0013】尚、機関出力トルクの要求信号としては、
前記変速ショック緩和やスリップ回避のための信号の
他、加速性能確保のための空燃比のリッチ化要求信号
や、アクセル操作信号などが含まれる。請求項6記載の
発明では、前記噴射パルス幅を変化させる要因となる信
号を、機関のスロットル弁開度の検出信号とする構成と
した。
【0014】かかる構成によると、スロットル弁により
機関の吸入空気量が調整され、吸入空気量に応じて噴射
パルス幅が決定されるから、噴射パルス幅の変化を先取
りして、燃圧補正を実行させることが可能となる。請求
項7記載の発明では、前記燃料噴射弁に燃料を供給する
燃料ポンプが機関駆動式のポンプであり、前記燃圧変化
予測手段が、機関回転速度が低いときほど燃料圧力の変
化量がより大きくなるものとして前記変化量を予測する
構成とした。
【0015】かかる構成によると、噴射パルス幅の変化
量が同じであっても、機関回転速度が低く燃料ポンプの
吐出量が少ないと、高回転時に比して燃料圧力がより大
きく変化するから、噴射パルス幅の変化による燃料圧力
の変化を精度良く予測できることになる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を、
添付の図面に基づいて説明する。燃料系のシステム構成
を示す図2において、図示しない内燃機関の各燃焼室に
臨んで燃料噴射弁1が設けられている。尚、本実施形態
では、各燃焼室に臨んで設けられる燃料噴射弁1を備え
た直噴式(筒内噴射式)ガソリン機関の場合について説
明するが、本発明は、これに限られるものではなく、吸
気ポート噴射式ガソリン機関にも適用できる。
【0017】前記燃料噴射弁1は、ソレノイドに通電さ
れて開弁し、通電停止されて閉弁する電磁ソレノイド式
燃料噴射弁であって、後述するコントロールユニット2
0において機関運転条件に応じて設定されるパルス幅の
噴射パルス信号を受け、例えば圧縮行程中の予め設定さ
れた噴射時期に前記パルス幅に相当する時間だけ開弁さ
れることで、機関駆動される高圧燃料ポンプ2から高圧
燃料配管4を介して圧送されて高圧側プレッシャレギュ
レータ3により所定の高圧に調整された燃料を、機関燃
焼室内に間欠的に噴射供給するようになっている。
【0018】図2においては、燃料噴射弁1を1つだけ
図示したが、各燃焼室に臨む複数の燃料噴射弁1が高圧
燃料配管4にそれぞれ接続されているものとする。前記
高圧燃料配管4は、当該高圧燃料配管4内の燃料圧力を
所期値に調整するための前記高圧側プレッシャーレギュ
レータ3、及び、燃圧が高圧になり過ぎないように高圧
燃料配管4内の燃料圧力を制限するための安全弁5に連
通されているが、これらの調圧作用により余剰となった
燃料は、低圧側プレッシャーレギュレータ9を介装する
燃料リターン配管7を介して、燃料タンク10へリター
ンされるようになっている。
【0019】ここで、前記低圧側プレッシャーレギュレ
ータ9は、弾性体によるセット荷重と燃圧とのバランス
によって燃料リターン配管7側への開口を開閉する機械
式のプレッシャレギュレータであるが、前記高圧側プレ
ッシャーレギュレータ3は、後述するようにコントロー
ルユニット20からの制御信号に応じて開閉する電磁開
閉弁によって燃料リターン配管7側への燃料の流れを制
御する電子式のプレッシャレギュレータで構成される。
【0020】前記高圧燃料ポンプ2には、電動式のフィ
ードポンプ11により燃料タンク10から吸い上げられ
た燃料が、逆止弁,燃料フィルタ等(図示省略)を介装
した低圧燃料供給配管6を介して所定のフィード圧に制
御され、供給されるようになっている。前記フィード圧
の調整は、低圧燃料供給配管6にバイパス配管8を介し
て連通される前記低圧側プレッシャーレギュレータ9に
よりなされるようになっている。
【0021】前記高圧燃料配管4には、該高圧燃料配管
4内の燃料圧力Pを検出する燃圧センサ12(燃圧検出
手段)が備えられている。そして、この燃圧センサ12
の検出信号は、コントロールユニット20へ入力される
ようになっており、コントロールユニット20は、燃圧
センサ12で検出される燃料噴射弁1に対する燃料の供
給圧が目標圧力に近づくように前記高圧側プレッシャー
レギュレータ3を構成する電磁開閉弁に送る開閉制御信
号をフィードバック制御する(燃圧フィードバック制御
手段)。
【0022】また、コントロールユニット20は、CP
U,ROM,RAM,A/D変換器及び入出力インタフ
ェイス等を含んで構成されるマイクロコンピュータから
なり、各種センサからの入力信号を受け、これらの信号
に基づく演算処理によって燃料噴射弁1に出力する噴射
パルス信号のパルス幅を決定する。前記各種センサとし
ては、上述した燃圧センサ12の他に、機関の吸入空気
流量Qを検出するためのエアフローメータ21、基準角
度位置毎の基準角度信号REFと1°又は2°毎の単位
角度信号POSとを出力するクランク角センサ22、機
関の冷却水温度を検出する水温センサ23等が設けられ
ている。
【0023】尚、前記クランク角センサ22からの検出
信号に基づいて機関回転速度Neがコントロールユニッ
ト20において算出される。コントロールユニット20
に内蔵されたマイクロコンピュータのCPUは、ROM
上のプログラムに従い、前記吸入空気流量Q,機関回転
速度Ne,冷却水温度Tw等に基づいて噴射パルス幅T
iを演算し、機関回転に同期した所定の噴射タイミング
において前記噴射パルス幅Tiの噴射パルス信号を燃料
噴射弁1に出力する(噴射制御手段)。
【0024】ここで、前記コントロールユニット20に
よる燃圧制御の様子を図3のフローチャートに従って詳
細に説明する。尚、燃圧フィードバック制御手段,燃圧
変化予測手段,目標圧力補正手段としての機能は、前記
図3のフローチャートに示すように、コントロールユニ
ット20がソフトウェア的に備えている。
【0025】図3のフローチャートにおいて、まず、ス
テップ1(図中ではS1と記してある。以下同様)で
は、最新に演算された噴射パルス幅Tiを読み込む。次
のステップ2では、ステップ1で今回読み込んだ最新の
噴射パルス幅Tiから、本ルーチンの前回実行時にステ
ップ1で読み込んだ噴射パルス幅TiOLD を減算して、
噴射パルス幅Tiの変化量ΔTiを算出する。
【0026】ステップ3では、基本の目標燃圧PBAに前
記変化量ΔTiに応じた補正分を加算した値を、最終的
な目標燃圧PS として設定する。具体的には、最終的な
目標燃圧PS を、 PS =PBA+C×ΔTi として求める。尚、C(>0)は、噴射パルス幅Tiの
変化量ΔTiを燃圧補正値に変換するための係数であ
る。
【0027】上記のようにして、目標圧力PS を設定す
る構成とすれば、噴射パルス幅Tiの増大変化時には、
変化量ΔTiが大きいときほど基本の目標燃圧PBAがよ
り大きく増大修正され、逆に、噴射パルス幅Tiの減少
変化時には、変化量ΔTiの絶対値が大きいときほど基
本の目標燃圧PBAがより減少修正されることになる。噴
射パルス幅Tiの増大変化時には、必要燃料流量が増大
するが、前記燃圧センサ12を用いた燃圧フィードバッ
ク制御では、燃圧低下があってからリターン燃料量を減
らす方向に制御するために応答遅れが生じる。そこで、
噴射パルス幅が増大変化していてフィードバック制御の
遅れによって燃圧低下が予測されるときには、前記C×
ΔTiを燃圧低下の予測値として目標燃圧PS を予め増
大修正させておくことで、噴射パルス幅の増大変化に伴
う燃圧の低下を抑止するものである。
【0028】同様に、噴射パルス幅Tiの減少変化時に
は、フィードバック制御の応答遅れによる燃圧の増大変
化を、予め目標圧力を減少修正させておくことで抑止す
るものである。前記係数Cは固定値であっても良いが、
図4に示すように、機関駆動される高圧燃料ポンプ2の
吐出量が少なくなる機関回転速度Neが低いときほど、
前記係数Cをより大きく設定しても良い。即ち、噴射パ
ルス幅の変化量が同じであっても、機関回転速度が低く
燃料ポンプの吐出量が少ないと、吐出量が多い高回転時
に比して燃料圧力がより大きく変化するから、上記のよ
うに機関回転速度Neが低いときほど前記係数Cをより
大きく設定することで、前記吐出量の違いによる燃圧変
化の違いに対応して、目標圧力を補正設定できることに
なる。
【0029】ステップ3で上記のようにして目標圧力P
S を設定すると、ステップ4では燃圧センサ12による
検出結果と前記目標圧力PS とを比較する。そして、実
際の燃圧が目標よりも大きい場合には、ステップ5へ進
み、リターン燃料量を増大させるべく、前記高圧側プレ
ッシャーレギュレータ3を構成する電磁開閉弁の開度を
より増大させる方向に制御信号を変化させる。
【0030】一方、実際の燃圧が目標よりも小さい場合
には、ステップ6へ進み、リターン燃料量を減少させる
べく、前記高圧側プレッシャーレギュレータ3を構成す
る電磁開閉弁の開度をより減少させる方向に制御信号を
変化させる。ところで、上記では、噴射パルス幅の変化
を原因とする燃圧の変動を抑止すべく、噴射パルス幅の
変化量に応じて目標圧力を予め補正設定する構成とした
が、噴射パルス幅を変化させる要因となる信号に基づい
て燃圧変化を予測して目標圧力を補正する構成とすれ
ば、燃圧の補正をより遅れなく行なわせることが可能と
なる。
【0031】例えば吸気系に介装されたスロットル弁に
よって吸入空気流量が調整される構成の機関において
は、スロットル弁の開度変化によって吸入空気流量が変
化し、これに応じて噴射パルス幅が変化して燃圧変動が
生じる。従って、スロットル弁開度変化に応じて前記目
標圧力を予め補正することで、噴射パルス幅の変化によ
って生じる燃圧変動を効果的に抑止できることになる。
【0032】具体的には、図5のフローチャートに示す
ように、図示しないスロットルセンサで検出されるスロ
ットル弁開度TVOを読み込み(ステップ11)、該開度
TVOの変化量ΔTVOを、燃料圧力の変化量に相関す
る値として算出する(ステップ12)。そして、前記ステ
ップ12では、前記ステップ3と同様に、前記開度変化量
ΔTVOに応じて目標圧力PS を補正設定する(PS
BA+C×ΔTVO)。即ち、スロットル弁の開度が増
大変化しているときには、基本の目標燃圧PBAを増大修
正し、スロットル弁の開度が減少変化しているときに
は、基本の目標燃圧PBAを減少修正し、スロットル弁開
度変化に伴う噴射パルス幅の変化による燃圧変動を抑制
する方向に目標圧力PS を修正する。
【0033】そして、前記目標圧力PS に燃圧センサ1
2で検出される実際の燃圧が近づくように、前記高圧側
プレッシャーレギュレータ3を構成する電磁開閉弁の開
度をフィードバック制御する(ステップ14〜ステップ1
6)。また、噴射パルス幅を変化させる要因となる信号
としては、前記スロットル弁開度の他、機関出力トルク
の要求信号を用いる構成としても良い。
【0034】前記機関出力トルクの要求信号とは、例え
ば機関と組み合わされる自動変速機における変速ショッ
クを緩和するためのトルクアップ或いはトルクダウンの
要求信号や、駆動輪のスリップを回避するトラクション
コントロールに伴うトルクダウンの要求信号などであ
り、かかるトルク要求信号に応じて空燃比を変化させた
り吸入空気量を変化させる場合には、前記要求信号の変
化(出力)があってから噴射パルス幅が変化し、燃圧の
変動が生じることになるから、噴射パルス幅Tiの変化
量から目標圧力を設定させる場合に比べ、燃圧の補正を
より遅れなく行なわせることが可能となる。
【0035】図6のフローチャートは、前記トルク要求
信号に応じて目標圧力を設定する制御を示すものであ
り、上記のΔTi,ΔTVOを用いた目標圧力を補正設
定する構成の実施形態と同様に、まず、トルク要求信号
Trを読み込み(ステップ21)、このトルク要求信号T
rの変化量ΔTrを算出する(ステップ22)。ここで、
前記トルク要求信号Trに応じて、目標空燃比や吸入空
気流量の絞り量(絞り弁の開度制御量)等が指定される
場合には、前記指定される目標空燃比や絞り量をトルク
要求信号Trとして用い、前記変化量ΔTrが目標空燃
比や絞り量の変化量として算出されるようにすることが
好ましい。
【0036】また、アクセル開度に応じて目標の出力ト
ルクを設定すると共に、該目標トルクが得られるような
目標スロットル弁開度を設定して、前記目標開度になる
ようにスロットル弁をアクチュエータで開閉制御する構
成の機関においては、前記アクセル開度信号をトルク要
求信号と見做すことができる。上記のようにしてトルク
要求信号Trの変化量ΔTrを算出すると、該変化量Δ
Trに応じて目標圧力PS (PS =PBA+C×ΔTr)
を補正設定する(ステップ23)。ここで、例えば目標空
燃比をより小さくする(リッチ化する)方向へのトルク
要求信号の変化があった場合には、前記トルク要求信号
の変化は、噴射パルス幅の増大変化を招くことになるか
ら、目標圧力PS が増大設定されるようにし、また、吸
気の絞り量をより大きくする(空気量をより減少させ
る)方向へのトルク要求信号の変化があった場合には、
前記トルク要求信号の変化は、噴射パルス幅の減少変化
を招くことになるから、目標圧力PS が減少設定される
ようにすれば良い。
【0037】前記ΔTrに応じて目標圧力を補正設定す
ると、該目標圧力PS に燃圧センサ12で検出される実
際の燃圧が近づくように、前記高圧側プレッシャーレギ
ュレータ3を構成する電磁開閉弁の開度をフィードバッ
ク制御する(ステップ24〜ステップ26)。尚、前記ΔT
VO,ΔTr等のように、噴射パルス幅を変化させる要
因となる信号の変化量に基づいて目標の燃圧を補正設定
させる構成においても、前記係数Cを機関回転速度Ne
に応じて変化させて、機関駆動される高圧燃料ポンプ2
の吐出量の違いによる燃圧変動の違いに対応して目標圧
力が補正設定されるようにすることが好ましい。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1又は2記
載の発明によると、噴射パルス幅の変化によって燃料圧
力の変化が予測される場合に、燃料噴射弁に供給される
燃料の圧力を予め補正するようにしたので、燃圧制御の
応答遅れによって燃圧変動が発生して空燃比制御精度が
悪化することを回避できるという効果がある。
【0039】請求項3記載の発明によると、噴射パルス
幅の変化量と燃圧変化量との相関に基づいて適正に燃料
圧力を補正して、燃圧変動を良好に回避することができ
るという効果がある。請求項4〜6のいずれかに記載の
発明によると、噴射パルス幅の変化が検出される前に、
噴射パルス幅の変化を予め見込んだ燃圧補正を実行させ
ることができ、より遅れのない燃圧補正が可能になると
いう効果がある。
【0040】請求項7記載の発明によると、燃料ポンプ
の吐出量の違いによる燃圧変動の違いに対応して、燃料
圧力を精度良く補正できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項2記載の発明の構成ブロック図。
【図2】本発明の一実施の形態における燃料系のシステ
ム構成図。
【図3】同上実施形態における燃圧制御の様子を示すフ
ローチャート。
【図4】実施形態において目標燃圧の補正に用いる係数
Cの特性を示す線図。
【図5】燃圧制御の他の実施形態を示すフローチャー
ト。
【図6】燃圧制御の他の実施形態を示すフローチャー
ト。
【図7】従来の問題点を説明するためのタイムチャー
ト。
【符号の説明】
1 燃料噴射弁 2 高圧燃料ポンプ 3 高圧側プレッシャーレギュレータ 4 高圧燃料配管 5 安全弁 6 低圧燃料供給配管 7 燃料リターン配管 8 バイパス配管 9 低圧側プレッシャーレギュレータ 10 燃料タンク 11 フィードポンプ 12 燃圧センサ 20 コントロールユニット 21 エアフローメータ 22 クランク角センサ 23 水温センサ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃料噴射弁に対して所定圧力の燃料を供給
    する一方、機関運転条件に応じて演算した噴射パルス幅
    に基づいて前記燃料噴射弁を間欠的に開駆動するよう構
    成された内燃機関の燃料噴射制御装置において、 前記噴射パルス幅の変化による燃料圧力の変化を予測
    し、前記燃料圧力の変化を抑制するように、前記燃料噴
    射弁に供給される燃料の圧力を予め補正することを特徴
    とする内燃機関の燃料噴射制御装置。
  2. 【請求項2】機関運転条件に応じて演算した噴射パルス
    幅に基づいて燃料噴射弁を間欠的に開駆動する噴射制御
    手段と、 前記燃料噴射弁に供給される燃料の圧力を検出する燃圧
    検出手段と、 該燃圧検出手段で検出される燃料圧力を目標圧力に近づ
    けるように、燃料の圧力をフィードバック制御する燃圧
    フィードバック制御手段と、 前記噴射パルス幅の変化による燃料圧力の変化量を予測
    する燃圧変化予測手段と、 該燃圧変化予測手段で予測された変化量に応じて前記目
    標圧力を補正する目標圧力補正手段と、 を含んで構成されたことを特徴とする内燃機関の燃料噴
    射制御装置。
  3. 【請求項3】前記燃圧変化予測手段が、前記噴射パルス
    幅の変化量を、予測される燃料圧力の変化量に相関する
    値として演算することを特徴とする請求項2記載の内燃
    機関の燃料噴射制御装置。
  4. 【請求項4】前記燃圧変化予測手段が、前記噴射パルス
    幅を変化させる要因となる信号の変化量を、予測される
    燃料圧力の変化量に相関する値として演算することを特
    徴とする請求2記載の内燃機関の燃料噴射制御装置。
  5. 【請求項5】前記噴射パルス幅を変化させる要因となる
    信号が、機関出力トルクの要求信号であることを特徴と
    する請求項4記載の内燃機関の燃料噴射制御装置。
  6. 【請求項6】前記噴射パルス幅を変化させる要因となる
    信号が、機関のスロットル弁開度の検出信号であること
    を特徴とする請求項4記載の内燃機関の燃料噴射制御装
    置。
  7. 【請求項7】前記燃料噴射弁に燃料を供給する燃料ポン
    プが機関駆動式のポンプであり、前記燃圧変化予測手段
    が、機関回転速度が低いときほど燃料圧力の変化量がよ
    り大きくなるものとして前記変化量を予測することを特
    徴とする請求項2〜6のいずれか1つに記載の内燃機関
    の燃料噴射制御装置。
JP8070646A 1996-03-26 1996-03-26 内燃機関の燃料噴射制御装置 Pending JPH09256893A (ja)

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