JPH09257489A - 圧電素子を用いた装置 - Google Patents

圧電素子を用いた装置

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JPH09257489A
JPH09257489A JP8064632A JP6463296A JPH09257489A JP H09257489 A JPH09257489 A JP H09257489A JP 8064632 A JP8064632 A JP 8064632A JP 6463296 A JP6463296 A JP 6463296A JP H09257489 A JPH09257489 A JP H09257489A
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JP
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piezoelectric element
capacitance
circuit
piezoelectric
vibration frequency
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JP8064632A
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Inventor
Yoshiro Tomikawa
義朗 富川
Kazumasa Onishi
一正 大西
Masayuki Tanaka
正行 田中
Katsutoshi Sakurai
勝利 櫻井
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧電セラミックを圧電素子として用いた装置
では、圧電素子の振動周波数が温度変化により変動し、
安定した駆動や、安定した検出出力が得られなかった。 【解決手段】 圧電素子1の制動容量成分Cdを打ち消
すためのキャンセル回路3を設け、さらに温度変化によ
り静電容量値が変化する静電容量素子Cvを設けてい
る。制動容量成分Cdが打ち消された結果、圧電素子1
の振動数は、圧電素子1の等価容量成分Cmと、前記静
電容量素子Cvとで決められる。前記静電容量素子Cv
が温度変化により容量値の変化するものであるため、こ
のCvの値の温度変化により圧電素子の振動周波数の温
度変化を抑制できるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧電セラミックな
どのように振動周波数が温度変化の影響を受けやすい圧
電素子を用いた振動型ジャイロスコープ、圧電センサ
ー、圧電トランスまたはVCO(電圧制御発振装置)な
どの装置に係り、特に、温度変化による圧電素子の振動
周波数の変動を抑制し、圧電素子を安定して駆動できる
ようにし、よって圧電素子からの出力も安定させること
ができるようにした圧電素子を用いた装置に関する。
【0002】
【従来の技術】圧電素子としての圧電セラミックは小型
で且つ低価格で、さらには加工も容易であるため、振動
型ジャイロスコープ、圧電センサー、圧電トランスなど
の各種装置に用いられている。また、圧電セラミックを
VCO(電圧制御発振装置)などに用いると、周波数の
可変範囲を広くできることが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、圧電セラミッ
クは温度変化による発振周波数の変動幅が大きく、水晶
発振子に比べ周波数の変動率は2桁ほど大きい。したが
って、圧電セラミックを用いた装置では、発振周波数が
安定せず、よって振動型ジャイロスコープや圧電センサ
ーでは、検出感度が温度変化に応じて変動し、またVC
Oなどでは発振周波数が安定しずらくなり、通信器や計
測器のような高い発振精度が要求される装置には使用し
にくいものとなっている。
【0004】本発明は上記従来の課題を解決するもので
あり、圧電セラミックのように温度変化による周波数変
化の大きい圧電素子を用いた場合であっても、温度特性
を回路上にて自動的に改善できるようにし、しかも簡単
な回路構成でこれを実現できるようにした圧電素子を用
いた装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、振動駆動され
る圧電セラミックなどの圧電素子が回路中に設けられた
装置において、前記回路中に圧電素子の振動周波数を変
化させる静電容量素子(Cv)が設けられ、前記静電容
量素子(Cv)として温度変化に応じて静電容量値が変
化する特性を有するものが用いられ、この静電容量値の
変化により、圧電素子の振動周波数の温度変化による変
動が低減されることを特徴とするものである。
【0006】また、本発明は、駆動電力が与えられ且つ
振動による検出出力が得られる圧電素子が用いられ、前
記検出出力部から駆動電力の入力部へのフィードバック
ループが設けられて、前記圧電素子が自励発振する装置
において、前記圧電素子を含む回路中に圧電素子の振動
周波数を変化させる静電容量素子(Cv)が設けられ、
前記静電容量素子(Cv)として温度変化に応じて静電
容量値が変化する特性を有するものが用いられ、この静
電容量値の変化により、圧電素子の振動周波数の温度変
化による変動が低減されることを特徴とするものであ
る。
【0007】上記の圧電素子は駆動電極と検出電極が別
々に設けられ、駆動電極に駆動電力が与えられ、検出電
極から振動による検出出力(検出電力)が得られるもの
であってもよいし、あるいは圧電素子の共通の電極に対
し駆動電力が与えられ、且つこの電極から振動による検
出出力(検出電力)が得られるものであってもよい。
【0008】上記において、前記静電容量素子(Cv)
はその温度変化による静電容量値の変化が、圧電素子の
温度変化による振動周波数の変動を抑制するように働く
ように選択され、例えば圧電素子が、温度の上昇に伴っ
て振動周波数が高くなる特性を有しているものである場
合には、前記静電容量素子(Cv)として高温になるに
したがって静電容量値が高くなる温度特性を有するもの
が用いられる場合があり、且つ前記静電容量素子(C
v)が圧電素子に直列に接続される。または、圧電素子
が、温度の上昇に伴って振動周波数が低くなる特性を有
しているものである場合には、前記静電容量素子(C
v)は高温になるにしたがって静電容量値が低くなる温
度特性を有するものが用いられる場合もあり得る。
【0009】さらに、圧電素子の端部の電圧を増幅する
増幅手段と、この増幅手段から圧電素子に至る経路に、
圧電素子の制動容量成分(Cd)を低減しまたは打ち消
す静電容量素子(Cs)が設けられていることが好まし
い。
【0010】本発明では、圧電セラミックなどのように
温度変化により振動周波数(共振周波数または発振周波
数)が変動する圧電素子が用いられた装置において、前
記圧電セラミックに対し静電容量素子(Cv)が例えば
直列に接続されている。この静電容量素子として温度変
化により容量値が変動する温度特性のものを使用する
と、圧電素子(圧電セラミック)の等価容量成分(C
m)に加え前記静電容量素子(Cv)が振動周波数に関
与するものとなり、よって容量成分と等価インダクタン
ス成分(Lm)とで決まる振動周波数(共振周波数)が
制御され、温度変化による振動周波数の変動を抑制でき
るものとなる。
【0011】特に、圧電素子の制動容量成分(Cd)を
低減しまたは打ち消すための静電容量素子(Cs)が設
けられている場合には、温度特性を有する静電容量素子
(Cv)を設けることにより圧電素子の振動に寄与する
実質的な等価容量成分を変化させやすくなり、温度変化
による圧電素子の振動周波数の変動を効果的に抑制でき
るようになる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1の構成例を示
す圧電素子を用いた装置の回路図である。符号1は圧電
素子(圧電セラミック素子)であり、この圧電素子を等
価回路で示している。Lm、Cm、Rmは直列共振辺の
それぞれ等価インダクタンス成分、等価容量成分、等価
抵抗成分である。前記直列共振辺を含む並列共振辺には
制動容量成分Cdが存在している。この圧電素子1が共
振点付近で振動するとき、その振動周波数は等価インダ
クタンス成分Lmと等価容量成分Cmと制動容量成分C
dとで決められる。また等価抵抗成分Rmは振動に寄与
しない。
【0013】符号2は電源部である。圧電素子1が外部
からの交流電力により駆動されるとき、前記電源部2は
電源回路であり、また他の回路から駆動信号が与えられ
て圧電素子1が駆動される場合には、前記電源部2は入
力側に設けられた前記他の回路に相当する。さらに振動
型ジャイロスコープでは、圧電素子がコリオリ力により
機械的な力で駆動される。また圧電センサーや圧電トラ
ンスの出力側においても圧電素子が機械的な力で駆動さ
れる。このように外部からの力などにより機械的に駆動
される圧電素子の場合には、前記電源部2は、機械−電
気変換によって生じる圧電素子内部の電圧駆動源とな
る。
【0014】前記圧電素子1の温度変化による振動周波
数(共振周波数)の変動を抑制し調整するために、圧電
素子1に直列に静電容量素子(Cv)が設けられてい
る。この静電容量素子(Cv)は、温度が高くなるにし
たがって静電容量値が大きくなる温度特性を有している
ものである。図9は静電容量素子(Cv)の温度特性の
一例を示しており、横軸が温度、縦軸が静電容量の変化
率を示している。この例では温度20℃を基準として静
電容量の変化率を示しているが、高温になるにしたがっ
て静電容量値が高くなり、温度が低くなるにしたがって
静電容量値が低下する。
【0015】図1に示す構成例では、圧電素子1の制動
容量成分Cdを低減しまたは打ち消すためのキャンセル
回路3が設けられている。このキャンセル回路3は、前
記制動容量成分Cdを打ち消すための等価的な負の静電
容量(−C)を形成する負性回路である。このキャンセ
ル回路3は、抵抗値R1とR2とで決められた増幅率を
有する電圧増幅器(オペアンプ)4と、その増幅出力端
に設けられた静電容量素子Csとを有している。この静
電容量素子Csが前記制動容量成分Cdを低減しまたは
打ち消すように機能する。
【0016】図1において点の電位をV1とすると、
点の電位V2は数1の通りであり、との電位差は
数2の通りである。
【0017】
【数1】
【0018】
【数2】
【0019】圧電素子1の直列共振辺(Lm、Cm、R
m)のインピーダンスをZmとし、この直列共振辺に流
れる電流をIm、制動容量成分Cdに流れる電流をI
d、静電容量素子Cvに流れる電流をIv、キャンセル
回路3内の静電容量素子Csに流れる電流をIsとする
と、各電流の関係は以下の数3の通りである。なお、増
幅器4への入力電流iは微小であるから無視できる。
【0020】
【数3】
【0021】上記数3から、抵抗値R1とR2および静
電容量素子Csの静電容量値を選択することにより、制
動容量成分Cdを低減できる。この制動容量成分Cdを
完全に打ち消すとすると、その条件は数4の通りであ
る。
【0022】
【数4】
【0023】例えば、増幅器4の増幅率{1+(R2/
R1)}を2(R1=R2)とし、Cd=Csと設定す
ることにより、圧電素子1の制動容量成分Cdを完全に
打ち消すことができる。
【0024】前記制動容量成分Cdを低減しまたは打ち
消した場合、圧電素子1の等価回路は(Lm、Cm、R
m)から成る直列共振辺のみとなる。その結果、振動周
波数(共振周波数)は、静電容量素子Cvと等価容量成
分Cm、および等価インダクタンス成分Lmとで決めら
れる。静電容量素子Cvと等価容量成分Cmは直列であ
るから、共振に寄与する静電容量Cfは以下の数5で求
められる。
【0025】
【数5】
【0026】また圧電素子の振動周波数(共振周波数)
fは数6である。
【0027】
【数6】
【0028】このように静電容量素子Cvが圧電素子1
の振動周波数(共振周波数)に直接に関係するようにな
る。したがって、圧電素子1が圧電セラミックのように
温度変化により振動周波数が変動するものである場合
に、温度変化により容量値が変化する静電容量素子Cv
を用い、数6で示した振動周波数fの温度変化に伴う変
動が小さくなるように、前記Cvの値を選択すれば、振
動周波数fの変動を抑制できることになる。例えば、静
電容量素子Cvの静電容量値を適正に設定し、圧電素子
の振動周波数が高温になるにしたがって高くなるもので
ある場合には、前記静電容量素子Cvも高温になるにし
たがって容量値が高くなるものとする。そして、Cvの
値が高くなるったときに、数5に示す容量値Cfが大き
くなる関係にすると、高温になったときに数6で示す振
動周波数(共振周波数)fが低下させられ、温度特性に
よる振動周波数の上昇が相殺され、抑制されるようにな
る。
【0029】これにより、圧電素子1の振動周波数を温
度変化にかかわらず常に安定したものに設定できる。例
えば電源部2が圧電素子1の外部の高周波電源などであ
り、この高周波電源からの電力により圧電素子1が振動
(共振または発振)駆動される装置では、温度変化があ
っても、圧電素子を常に安定した周波数で駆動できる。
また圧電素子を用いた振動型ジャイロスコープや圧電セ
ンサーなどでは、圧電素子1に外部からコリオリ力など
が作用し、圧電素子1が機械−電気変換により駆動され
前記電源部2は圧電素子1の内部の駆動電圧源となる
が、この場合にも検出側の圧電素子に前記静電容量素子
Cvを直列に接続し、好ましくは符号3で示したような
制動容量成分Cdのキャンセル回路を設けておくと、圧
電素子1が温度変化にかかわらず安定した周波数で振動
し、検出出力を安定させることができる。
【0030】図2は本発明の第2の構成例である。この
構成例では、同じ圧電素子1の例えば圧電セラミック層
に駆動電極1aと検出電極1bが設けられ、前記両電極
1aと1bに対向して設けられた対向電極1cが例えば
接地されている。そして前記検出電極1bから、増幅器
6、位相シフタ7および減衰回路8を介して駆動電極1
aに至るフィードバックループ5が形成され、圧電素子
1のセラミック層を含む自励発振回路が構成されてい
る。この場合も、温度により静電容量値が変化する静電
容量素子Cvを前記フィードバックループ5内にて圧電
素子1と直列に設ける。これにより、圧電素子1の温度
変化による振動周波数(共振周波数)の変動を抑制でき
る。特に前記フィードバックループ5内に、制動容量成
分Cdを低減しまたは打ち消すためのキャンセル回路3
を設け、好ましくは抵抗値R1とR2および静電容量素
子Csの容量値を数4に示す関係に設定し、制動容量成
分Cdの影響を打ち消すことにより、圧電素子1の振動
周波数fをさらに安定させることができる。
【0031】図3(A)(B)は本発明の第3の構成例
を示している。この構成例では、圧電素子1の前後に他
の回路または素子Z1およびZ2が設けられ、圧電素子
1が接地されておらず回路中でフローティング状態に設
けられている。この場合も圧電素子1に静電容量素子C
vを直列に接続し、静電容量素子Cvとして温度により
静電容量値が変化するものを使用することにより、図1
に示した構成例と同様に、温度変化による圧電素子1の
振動周波数(共振周波数)の変動を抑制できる。
【0032】しかも図3(A)(B)の構成例では、フ
ローティング状態の圧電素子1に並列なキャンセル回路
10を設け、このキャンセル回路10を等価的に負の静
電容量値(−C)を有する負性回路とし、圧電素子1の
制動容量成分Cdを低減しまたは打ち消している。
【0033】図3(B)は上記キャンセル回路10の具
体的な構造を示しているが、この図3(B)では、説明
を簡単にするため、圧電素子1の制動容量成分Cdのみ
を示し、他の直列共振辺の要素(Lm、Cm、Rm)の
図示を省略している。圧電素子1の一端の電位をV3、
他端の電位をV4とすると、圧電素子1の両端の電位差
を求める差動手段11の出力電圧はV34=V3−V4
である。また加算手段12の加算出力端12aの電位は
V3+V34、減算手段13の減算出力端13aの電位
はV4−V34である。
【0034】加算手段12の出力端12aから圧電素子
1の一端に至る電流経路に静電容量素子Cs1が設けら
れ、減算手段13の出力端13aから圧電素子1の他端
に至る電流経路に静電容量素子Cs2が設けられてい
る。両静電容量素子Cs1とCs2にかかる電圧は共に
V34である。したがって両静電容量素子の容量値を等
しくすると(Cs1=Cs2=Cs)、加算出力端12
aから圧電素子1の一端に入出する電流Is1と、圧電
素子1の他端から減算出力端13aに入出する電流Is
2とが等しくなる(Is1=Is2=Is)。圧電素子
1の制動容量成分Cdを流れる電流をIdとすると、各
電流Id、Isは以下の数7で表わされる。
【0035】
【数7】
【0036】圧電素子1に入出する入力電流をIvと
し、また圧電素子1の直列共振辺(Lm、Cm、Rm)
に流れる電流をImとすると、各電流の関係は、Iv=
Im+Id−Isである。なお、差動手段11の入力電
流iは微小であるため無視できる。数7を前記Ivに代
入すると、数8となる。
【0037】
【数8】
【0038】数8から、Csにより圧電素子1の制動容
量成分Cdを低減させることができ、Cs=Cdに設定
すると、前記制動容量成分Cdを完全に打ち消すことが
できる。なお、差動手段11や加算手段12または減算
手段13の利得を変え、または回路構成を変えて静電容
量素子Cs1にかかる電圧とCs2にかかる電圧を相違
させた場合には、Cs1の容量値とCs2の容量値を選
択することにより電流Is1とIs2を等しくできる。
電流Is1とIs2を等しくすると、キャンセル回路1
0を流れる電流が後段の回路または素子Z2に影響を与
えることがなくなり、フローティング状態の圧電素子1
の制動容量成分Cdを効果的に低減しまたは打ち消すこ
とができる。
【0039】制動容量成分Cdを低減しまたは打ち消す
ことができるため、数5および数6に示したように、静
電容量素子Cvの容量値が圧電素子1の振動周波数(共
振周波数)に効果的に作用するようになり、この静電容
量素子Cvとして温度変化により容量値が変動するもの
を使用すると、圧電素子1の温度変化による振動周波数
の変動を抑制できる。
【0040】なお、本発明の構成例は前記のものに限ら
れず、例えば図4(A)に示すように、圧電素子1に駆
動電極1aと検出電極1bおよび対向電極1cが設けら
れている振動型ジャイロスコープや圧電センサーなどの
検出装置において、駆動電極1aに温度により容量値が
変化する静電容量素子Cvを設けてもよい。また、図4
(B)(C)に示すように、温度により容量値が変化す
る静電容量素子Cvと共にインダクタンス素子Lvまた
はインダクタンス素子LvおよびLdを設け、温度変化
による静電容量素子Cvの容量値の変動と、各インダク
タンスに基づいて、圧電素子1の温度変化による振動周
波数の変動を抑制してもよい。
【0041】図4(A)(B)(C)では、図1に示し
たキャンセル回路3を設けなくても、静電容量素子Cv
と等価容量成分Cmとの関係で温度変化による圧電素子
1の振動周波数の変動を抑制する効果を得ることができ
る。しかし振動周波数の変動を抑制する効果を高めるた
めには、前記キャンセル回路3を設けることが好まし
い。
【0042】
【実施例】
(実施例1)図5は図1に示した装置の具体的な実施例
1を示し、図6は実施例1での圧電素子の振動周波数と
温度変化との関係を示している。電圧増幅器(オペアン
プ)4の出力は静電容量素子Csを通して電圧増幅器4
の非反転端子に正帰還して自励発振しやすい構成になっ
ているため、図5の実施例では、この発振を防止するた
めに前記正帰還経路に抵抗器Rvを設けた。圧電素子1
は圧電セラミックを使用し、静電容量素子CvとCs
は、前記圧電セラミックと同じ材料で且つ誘電分極を施
していないものを誘電体としてこれに電極を設けたもの
を使用した。
【0043】図5では、各素子の定数を記入している
が、(R2/R1)を2.507とし、Cd/Csを同
じく2.507に設定しており、数4に示す等式を完成
させて、制動容量成分Cdを完全に打ち消している。圧
電素子1の等価容量成分Cmが141.37pFで、静
電容量素子Cvの容量値が126.5pFであり、数5
において、Cvが高くなるとCfが大きくなる。静電容
量素子Cvは、図9に示す温度特性を有する傾向のもの
を使用し、高温になるにしたがって容量値が高くなるも
のとした。したがって、高温になると、数5の容量値C
fが高くなり、よって数6の振動周波数fは低くなるよ
うに抑制される。
【0044】図6は図5に示す実験回路で圧電素子1を
駆動したときの、温度変化と振動周波数の変化率との関
係を示している。図6の線図において□を実線で結んだ
線(イ)は、静電容量素子Cvを設けていないときの測
定値、+を点線で結んだ線(ロ)は静電容量素子Cvを
挿入したときの測定値である。なお振動周波数の変化率
は30℃の温度のときを基準としている。図6から温度
変化により容量値が大きくなる前記静電容量素子Cvを
用いることにより、温度変化による駆動振動数の変動が
抑制されることが解った。なお前記抵抗器Rvを設けた
ことにより、Q値(共振尖鋭度)が低下したが、静電容
量素子Cvを設けることにより温度変化によるQ値の変
動が少なくなることが確認できた。
【0045】(実施例2)図7は、図2に示す自励発振
回路を具体的に構成した回路図を示している。この実施
例2においても、R1とR2およびCsの値を、数4の
等式を満足するように設定し、圧電素子1の制動容量成
分Cdを完全に打ち消すようにした。静電容量素子Cv
は、図9に示した温度特性のものを用い、実際の駆動で
は、Cvを909pFと701pFの2通りにした。C
vを909pFとしたときRinを2.41kΩとし、
Cvを701pFとしたときRinを2.51kΩとし
た。
【0046】図8は横軸に温度変化を縦軸に圧電素子1
の振動周波数の変化率を示している。この図では振動周
波数の変化率は、温度25℃のときを基準としている。
図8では、静電容量素子Cvを設けない場合を線(ハ)
で示し、Cvを909pFとしたときを線(ニ)、Cv
を701pFとしたときを線(ホ)で示している。図8
の結果から、Cvを909pFまたはこれに近似した値
に設定すると、圧電素子1の駆動振動数の温度変化によ
る変動を抑制できることが解る。
【0047】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、温度変化
により静電容量値が変化する静電容量素子(Cv)を圧
電素子を含む回路中に設けることにより、温度変化によ
る圧電素子の振動周波数の変動を抑制できるようにな
り、圧電素子を用いた発振回路を各種計測器や通信器に
使用しやすくなる。
【0048】また増幅手段と静電容量素子(Cs)を有
するキャンセル回路を設け、圧電素子の制動容量成分を
低減しまたは打ち消すことにより、温度特性を有する前
記静電容量素子(Cv)による振動周波数の変動の抑制
効果を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の構成例の圧電素子を用いた装置
を示す回路図、
【図2】本発明の第2の構成例を示すものであり、圧電
素子を自励発振回路内に設けたものを示す回路図、
【図3】本発明の第3の構成例として圧電素子がフロー
ティング状態に設置されたものを示し、(A)は全体の
回路ブロック図、(B)はキャンセル回路の具体例を示
す回路図、
【図4】(A)(B)(C)はキャンセル回路を設けて
いない他の構成例を示すそれぞれ回路図、
【図5】実施例1として具体的な回路構成を示す回路
図、
【図6】実施例1の回路の温度変化と振動周波数の変化
率との関係を示す線図、
【図7】実施例2として具体的な回路構成を示す回路
図、
【図8】実施例2の回路の温度変化と振動周波数の変化
率との関係を示す線図、
【図9】静電容量素子Cvの温度変化と静電容量の変化
率との関係を示す線図、
【符号の説明】
1 圧電素子 2 電源部 3 制動容量成分のキャンセル回路 6 増幅器 7 位相シフタ 8 減衰回路 10 制動容量成分のキャンセル回路 Lm 等価インダクタンス成分 Cm 等価容量成分 Rm 等価抵抗成分 Cd 制動容量成分 Cv 温度特性を有する静電容量素子 Cs 制動容量を低減する静電容量素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 正行 東京都大田区雪谷大塚町1番7号 アルプ ス電気株式会社内 (72)発明者 櫻井 勝利 東京都大田区雪谷大塚町1番7号 アルプ ス電気株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動駆動される圧電素子が回路中に設け
    られた装置において、前記回路中に圧電素子の振動周波
    数を変化させる静電容量素子(Cv)が設けられ、前記
    静電容量素子(Cv)として温度変化に応じて静電容量
    値が変化する特性を有するものが用いられ、この静電容
    量値の変化により、圧電素子の振動周波数の温度変化に
    よる変動が低減されることを特徴とする圧電素子を用い
    た装置。
  2. 【請求項2】 駆動電力が与えられ且つ振動による検出
    出力が得られる圧電素子が用いられ、前記検出出力部か
    ら駆動電力の入力部へのフィードバックループが設けら
    れて、前記圧電素子が自励発振する装置において、前記
    圧電素子を含む回路中に圧電素子の振動周波数を変化さ
    せる静電容量素子(Cv)が設けられ、前記静電容量素
    子(Cv)として温度変化に応じて静電容量値が変化す
    る特性を有するものが用いられ、この静電容量値の変化
    により、圧電素子の振動周波数の温度変化による変動が
    低減されることを特徴とする圧電素子を用いた装置。
  3. 【請求項3】 圧電素子の端部の電圧を増幅する増幅手
    段と、この増幅手段から圧電素子に至る経路に、圧電素
    子の制動容量成分(Cd)を低減しまたは打ち消す静電
    容量素子(Cs)が設けられている請求項1または2の
    いずれかに記載の圧電素子を用いた装置。
JP8064632A 1996-03-21 1996-03-21 圧電素子を用いた装置 Withdrawn JPH09257489A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2000016042A1 (en) * 1998-09-10 2000-03-23 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Angular speed sensor
US6584841B1 (en) 1998-09-10 2003-07-01 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Angular rate sensor

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