JPH09257581A - 赤外線検出装置 - Google Patents
赤外線検出装置Info
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- JPH09257581A JPH09257581A JP8064534A JP6453496A JPH09257581A JP H09257581 A JPH09257581 A JP H09257581A JP 8064534 A JP8064534 A JP 8064534A JP 6453496 A JP6453496 A JP 6453496A JP H09257581 A JPH09257581 A JP H09257581A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 赤外線検出素子を約30〜80Kに冷却して
用いる赤外線検出装置において、冷却部での熱負荷を低
減することにより、クーラの小型化を図る。また、円筒
の剛性を増大させることにより、赤外線検出装置の高画
質化、信頼性向上を図る。 【解決手段】 第1の円筒8の内側に約30〜80Kに
冷却される第2の円筒20を付加する。第1の円筒8と
冷却部6の間にセラミック配線板40を配置し、円筒内
外の配線を行う。また、円筒8とフィルタ9を線膨張率
の近い材料とし、両者を接着により接合する構造とす
る。
用いる赤外線検出装置において、冷却部での熱負荷を低
減することにより、クーラの小型化を図る。また、円筒
の剛性を増大させることにより、赤外線検出装置の高画
質化、信頼性向上を図る。 【解決手段】 第1の円筒8の内側に約30〜80Kに
冷却される第2の円筒20を付加する。第1の円筒8と
冷却部6の間にセラミック配線板40を配置し、円筒内
外の配線を行う。また、円筒8とフィルタ9を線膨張率
の近い材料とし、両者を接着により接合する構造とす
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、赤外線検出素子
を約30K〜80Kに冷却する赤外線検出装置に関する
ものである。
を約30K〜80Kに冷却する赤外線検出装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来の赤外線検出装置を示す断
面図であり、図中1は例えばステンレスからなる台、2
は台1に固定された例えばステンレスからなる外筒、3
は外筒2に保持された赤外線を透過する例えばシリコン
やゲルマニウムからなる窓、4は台1に固定された例え
ばチタン合金からなる第1の内筒、5は第1の内筒4よ
り小径の例えばチタン合金からなる第2の内筒、6は第
1の内筒4と第2の内筒5の間の例えば銅からなる円盤
であり、1から6はそれぞれ気密接合されている。7は
第2の内筒5に保持された赤外線検出素子、8は円盤6
の上に取りつけられた例えばコバールからなる第1の円
筒、9は第1の円筒8に取り付けられ、選択された波長
の赤外光線のみを透過するフィルタ、10はフィルタ9
を固定するための例えばアルミニウムからなるプレー
ト、11は固定用ねじ、12は排気管、13は赤外線検
出素子7を約30〜80Kに、円盤6を約80〜130
Kに冷却するためのクーラの冷却棒である。14は赤外
線検出素子7からの電気信号をデュワの外部に取り出す
ための配線、15は第1の円筒8と絶縁された内部端
子、16は外筒2と絶縁された外部端子で配線14に接
続されている。17はデュワを示している。18は第1
の円筒8の内面に形成された例えば黒色クロムめっき等
の放射率の高い膜である。
面図であり、図中1は例えばステンレスからなる台、2
は台1に固定された例えばステンレスからなる外筒、3
は外筒2に保持された赤外線を透過する例えばシリコン
やゲルマニウムからなる窓、4は台1に固定された例え
ばチタン合金からなる第1の内筒、5は第1の内筒4よ
り小径の例えばチタン合金からなる第2の内筒、6は第
1の内筒4と第2の内筒5の間の例えば銅からなる円盤
であり、1から6はそれぞれ気密接合されている。7は
第2の内筒5に保持された赤外線検出素子、8は円盤6
の上に取りつけられた例えばコバールからなる第1の円
筒、9は第1の円筒8に取り付けられ、選択された波長
の赤外光線のみを透過するフィルタ、10はフィルタ9
を固定するための例えばアルミニウムからなるプレー
ト、11は固定用ねじ、12は排気管、13は赤外線検
出素子7を約30〜80Kに、円盤6を約80〜130
Kに冷却するためのクーラの冷却棒である。14は赤外
線検出素子7からの電気信号をデュワの外部に取り出す
ための配線、15は第1の円筒8と絶縁された内部端
子、16は外筒2と絶縁された外部端子で配線14に接
続されている。17はデュワを示している。18は第1
の円筒8の内面に形成された例えば黒色クロムめっき等
の放射率の高い膜である。
【0003】次に動作について説明する。一般に赤外光
線を受光する赤外線検出素子は、熱によるノイズを低減
するため約30〜80Kに冷却する必要がある。冷却に
は液体窒素やクーラを用いるが、効率よく冷却するため
には環境温度側から赤外線検出素子に冷却する熱を極力
低減(断熱)する必要がある。そのため図6に示すよう
に赤外線検出素子7はまず細長い円筒4,5の先端に取
りつけられ、環境温度にさらされている台1からの伝導
による熱の侵入を低減させている。また、対流による熱
の伝達を無くすため、赤外線検出素子7は台1と外筒2
と窓3と内筒4,5と円盤6で密閉された容器の内部に
あり、内部は排気管12によって排気され真空に保たれ
ている。クーラの冷却棒13は内筒4,5の内部に差し
込まれ、赤外線検出素子7を底面から約30〜80K
に、及び、円盤6を介して第1の円筒8とフィルタ9を
約80〜130Kに冷却している。第1の円筒8は、内
面に形成された放射率の高い膜によりデュワ外部からの
不要な赤外光線を吸収し、且つ約80〜130Kに冷却
され、自らの不要な赤外光線の発生を抑えている。フィ
ルタ9は赤外線検出素子7に感度のある波長の赤外線の
みを透過し、不要な赤外光線を反射すると同時に、約8
0〜130Kに冷却され、自らの不要な赤外光線の発生
を抑えている。
線を受光する赤外線検出素子は、熱によるノイズを低減
するため約30〜80Kに冷却する必要がある。冷却に
は液体窒素やクーラを用いるが、効率よく冷却するため
には環境温度側から赤外線検出素子に冷却する熱を極力
低減(断熱)する必要がある。そのため図6に示すよう
に赤外線検出素子7はまず細長い円筒4,5の先端に取
りつけられ、環境温度にさらされている台1からの伝導
による熱の侵入を低減させている。また、対流による熱
の伝達を無くすため、赤外線検出素子7は台1と外筒2
と窓3と内筒4,5と円盤6で密閉された容器の内部に
あり、内部は排気管12によって排気され真空に保たれ
ている。クーラの冷却棒13は内筒4,5の内部に差し
込まれ、赤外線検出素子7を底面から約30〜80K
に、及び、円盤6を介して第1の円筒8とフィルタ9を
約80〜130Kに冷却している。第1の円筒8は、内
面に形成された放射率の高い膜によりデュワ外部からの
不要な赤外光線を吸収し、且つ約80〜130Kに冷却
され、自らの不要な赤外光線の発生を抑えている。フィ
ルタ9は赤外線検出素子7に感度のある波長の赤外線の
みを透過し、不要な赤外光線を反射すると同時に、約8
0〜130Kに冷却され、自らの不要な赤外光線の発生
を抑えている。
【0004】窓3を通してデュワ内に入射した赤外線1
9は、赤外線検出素子7にて結像し電気信号に変換さ
れ、配線14、内部端部15を介し外部端子16より外
部信号処理装置に出力され画像情報として表示される。
9は、赤外線検出素子7にて結像し電気信号に変換さ
れ、配線14、内部端部15を介し外部端子16より外
部信号処理装置に出力され画像情報として表示される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の赤外線検出装置
は以上のように構成されているので、クーラは、赤外線
検出素子を約30K〜80Kに、円筒及びフィルタを約
80K〜130Kに同時に冷却する必要があり、大きな
冷却能力を必要としている。冷却能力を大きくするため
にクーラの寸法、質量は増加し、赤外線カメラ等を小型
化する上での障害となっている。
は以上のように構成されているので、クーラは、赤外線
検出素子を約30K〜80Kに、円筒及びフィルタを約
80K〜130Kに同時に冷却する必要があり、大きな
冷却能力を必要としている。冷却能力を大きくするため
にクーラの寸法、質量は増加し、赤外線カメラ等を小型
化する上での障害となっている。
【0006】また、第1の円筒8に取り付けられた内部
端子15は赤外線検出素子7の画素数増加に伴う配線数
の増加に対応出来ず、円筒自体の剛性を低下させる要因
となっている。フィルタ9をねじ11で固定する構造も
円筒先端部の重量を増加させ、円筒の剛性の低下の要因
となっている。円筒の剛性が低い場合、外部からの振動
により円筒開口のふれや他部品との干渉を引き起こし、
赤外線検出装置の高画質化、信頼性を向上させるための
障害となっている。
端子15は赤外線検出素子7の画素数増加に伴う配線数
の増加に対応出来ず、円筒自体の剛性を低下させる要因
となっている。フィルタ9をねじ11で固定する構造も
円筒先端部の重量を増加させ、円筒の剛性の低下の要因
となっている。円筒の剛性が低い場合、外部からの振動
により円筒開口のふれや他部品との干渉を引き起こし、
赤外線検出装置の高画質化、信頼性を向上させるための
障害となっている。
【0007】この発明は、このような課題を解決するた
めになされたものであり、赤外線検出装置の小型化、高
画質化、信頼性向上を目的としている。
めになされたものであり、赤外線検出装置の小型化、高
画質化、信頼性向上を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明による赤外線
検出装置は、フィルタの側に開口を有し、赤外線検出素
子上に取り付けられ、第2の内筒の先端部のとほぼ同じ
温度に冷却される第2の円筒を具備した。
検出装置は、フィルタの側に開口を有し、赤外線検出素
子上に取り付けられ、第2の内筒の先端部のとほぼ同じ
温度に冷却される第2の円筒を具備した。
【0009】第2の発明による赤外線検出装置は、第1
の円筒の内側、及び外側の表面に放射率の低い膜を形成
した。
の円筒の内側、及び外側の表面に放射率の低い膜を形成
した。
【0010】第3の発明による赤外線検出装置は、第2
の円筒の外側の表面に放射率の低い膜を、内側の表面に
放射率の高い膜を形成した。
の円筒の外側の表面に放射率の低い膜を、内側の表面に
放射率の高い膜を形成した。
【0011】第4の発明による赤外線検出装置は、円盤
と第1の円筒の間のセラミック多層配線板を具備した。
と第1の円筒の間のセラミック多層配線板を具備した。
【0012】第5の発明による赤外線検出装置は、第1
の円筒の材料にモリブデンを、フィルタの材料にゲルマ
ニウムを使用し、両者を接着により接合した。
の円筒の材料にモリブデンを、フィルタの材料にゲルマ
ニウムを使用し、両者を接着により接合した。
【0013】
実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1を示す赤
外線検出装置の断面図である。図1中で、1から17は
前記従来装置と全く同じものである。20はフィルタの
側に開口を有し、赤外線検出素子7上に取り付けられ、
第2の内筒の先端部とほぼ同じ温度に冷却される例えば
チタン合金からなる第2の円筒である。第1の円筒8か
ら発せられる不要な赤外光線21は第2の円筒20にて
遮られ、赤外線検出素子7には到達しない。よって、第
1の円筒8から赤外線検出素子への不要な赤外光線の発
生を抑えるために、第1の円筒8を約80〜130Kの
低温に冷却する必要はなくなり、約130〜170Kに
冷却すれば十分である。よってクーラ13に要求される
冷却能力が低減される。
外線検出装置の断面図である。図1中で、1から17は
前記従来装置と全く同じものである。20はフィルタの
側に開口を有し、赤外線検出素子7上に取り付けられ、
第2の内筒の先端部とほぼ同じ温度に冷却される例えば
チタン合金からなる第2の円筒である。第1の円筒8か
ら発せられる不要な赤外光線21は第2の円筒20にて
遮られ、赤外線検出素子7には到達しない。よって、第
1の円筒8から赤外線検出素子への不要な赤外光線の発
生を抑えるために、第1の円筒8を約80〜130Kの
低温に冷却する必要はなくなり、約130〜170Kに
冷却すれば十分である。よってクーラ13に要求される
冷却能力が低減される。
【0014】実施の形態2.図2はこの発明の実施の形
態2を示すデュワの部分断面図であり、図において第1
の円筒8の内側及び外側の表面には、例えば金めっきや
ニッケルめっき等の放射率の低い膜30,31が形成さ
れている。デュワ外部から入射した不要な赤外光線32
は第1の円筒8の内側の面にて反射するが第2の円筒2
0にて遮られ、赤外線検出素子7には到達しない。よっ
て、第1の円筒8の内側の面での不要赤外光線の反射を
抑えるために、第1の円筒8の内側の表面に放射率の高
い膜を具備する必要はなくなる。第1の円筒8の内側の
表面に放射率の低い膜を具備することにより、第1の円
筒8から放射される赤外光線が減少し、第2の円筒20
に熱として吸収されるエネルギが減少する。また、第1
の円筒8の外側の表面に放射率の低い膜を具備すること
により、第1の円筒8にて吸収される赤外光線が減少
し、熱として吸収されるエネルギが減少する。これらよ
り、クーラ13の熱負荷が低減され、クーラ13の冷却
能力が小さくても赤外線検出素子7を所定の温度に冷却
することができる。
態2を示すデュワの部分断面図であり、図において第1
の円筒8の内側及び外側の表面には、例えば金めっきや
ニッケルめっき等の放射率の低い膜30,31が形成さ
れている。デュワ外部から入射した不要な赤外光線32
は第1の円筒8の内側の面にて反射するが第2の円筒2
0にて遮られ、赤外線検出素子7には到達しない。よっ
て、第1の円筒8の内側の面での不要赤外光線の反射を
抑えるために、第1の円筒8の内側の表面に放射率の高
い膜を具備する必要はなくなる。第1の円筒8の内側の
表面に放射率の低い膜を具備することにより、第1の円
筒8から放射される赤外光線が減少し、第2の円筒20
に熱として吸収されるエネルギが減少する。また、第1
の円筒8の外側の表面に放射率の低い膜を具備すること
により、第1の円筒8にて吸収される赤外光線が減少
し、熱として吸収されるエネルギが減少する。これらよ
り、クーラ13の熱負荷が低減され、クーラ13の冷却
能力が小さくても赤外線検出素子7を所定の温度に冷却
することができる。
【0015】実施の形態3.図3はこの発明の実施の形
態3を示すデュワの部分断面図であり、図において第2
の円筒20の外側の表面には例えば金めっきやニッケル
めっき等の放射率の低い膜33、内側の表面には例えば
黒色クロムめっき等の放射率の高い膜34が形成されて
いる。第2の円筒20の外側の表面に放射率の低い膜を
具備することにより、第2の円筒20にて吸収される赤
外光線が減少し、熱として吸収されるエネルギが減少す
る。これにより、クーラ13の熱負荷が低減され、クー
ラ13の冷却能力が小さくても赤外線検出素子7を所定
の温度に冷却することができる。また、第2の円筒20
の内側の表面に放射率の高い膜を具備することにより、
デュワ外部からの不要な赤外光線35を吸収し反射を抑
えることができ、不要な赤外光線が赤外線検出素子7に
到達しない。これにより、高品質な赤外画像が得られ
る。
態3を示すデュワの部分断面図であり、図において第2
の円筒20の外側の表面には例えば金めっきやニッケル
めっき等の放射率の低い膜33、内側の表面には例えば
黒色クロムめっき等の放射率の高い膜34が形成されて
いる。第2の円筒20の外側の表面に放射率の低い膜を
具備することにより、第2の円筒20にて吸収される赤
外光線が減少し、熱として吸収されるエネルギが減少す
る。これにより、クーラ13の熱負荷が低減され、クー
ラ13の冷却能力が小さくても赤外線検出素子7を所定
の温度に冷却することができる。また、第2の円筒20
の内側の表面に放射率の高い膜を具備することにより、
デュワ外部からの不要な赤外光線35を吸収し反射を抑
えることができ、不要な赤外光線が赤外線検出素子7に
到達しない。これにより、高品質な赤外画像が得られ
る。
【0016】実施の形態4.図4はこの発明の実施の形
態4を示すデュワの断面図であり、図において40は円
盤6と第1の円筒8の間に配置されたセラミック多層配
線板、41a及び41bはセラミック配線板40上に設
けられ、セラミック配線板40の内部配線を介して電気
的に接続されたピンである。セラミックは金属とのろう
付けにより真空容器が構成でき、かつ多層化が容易であ
り複雑な配線を内部に形成することが出来る。赤外線検
出素子からの電気信号は、配線14からピン41aを通
り、セラミック多層配線板の内部配線、ピン41b、外
部端子16を介して、外部に取り出される。セラミック
配線板はねじ止め、接着等により、円盤6に固定されて
いる。従って、第1の円筒8に内部端子配置用に穴加工
等を施す必要が無くなり、円筒の剛性を向上させること
ができる。
態4を示すデュワの断面図であり、図において40は円
盤6と第1の円筒8の間に配置されたセラミック多層配
線板、41a及び41bはセラミック配線板40上に設
けられ、セラミック配線板40の内部配線を介して電気
的に接続されたピンである。セラミックは金属とのろう
付けにより真空容器が構成でき、かつ多層化が容易であ
り複雑な配線を内部に形成することが出来る。赤外線検
出素子からの電気信号は、配線14からピン41aを通
り、セラミック多層配線板の内部配線、ピン41b、外
部端子16を介して、外部に取り出される。セラミック
配線板はねじ止め、接着等により、円盤6に固定されて
いる。従って、第1の円筒8に内部端子配置用に穴加工
等を施す必要が無くなり、円筒の剛性を向上させること
ができる。
【0017】実施の形態5.図5はこの発明の実施の形
態5を示すデュワの断面図であり、図において第1の円
筒8の材料にモリブデンを、フィルタ9の材料にゲルマ
ニウムを使用し、両者を接着により接合している。常温
から80Kまでの平均線膨張率はゲルマニウム35.5
×10-7(1/K)、モリブデン28×10-7(1/
K)であり、非常に近い。冷却時も接合部に過大な応力
が発生することがないため、接着での接合が可能であ
る。モリブデン以外の低膨張率の金属では、熱伝導率が
低いため、第1の円筒8両端の温度差が大きくなり、フ
ィルタを冷却できなくなる(熱伝導率の例 インバー:
11.6W/mK、コバール:10W/mK)。モリブ
デンの熱伝導率は200W/mKであり、第1の円筒8
両端の温度差は小さい。従って、上記の材料の組み合せ
にて接着による接合が可能となることにより、フィルタ
を固定するためのプレート及び固定用ねじが不要とな
り、第1の円筒8が軽量化され剛性を向上させることが
できる。
態5を示すデュワの断面図であり、図において第1の円
筒8の材料にモリブデンを、フィルタ9の材料にゲルマ
ニウムを使用し、両者を接着により接合している。常温
から80Kまでの平均線膨張率はゲルマニウム35.5
×10-7(1/K)、モリブデン28×10-7(1/
K)であり、非常に近い。冷却時も接合部に過大な応力
が発生することがないため、接着での接合が可能であ
る。モリブデン以外の低膨張率の金属では、熱伝導率が
低いため、第1の円筒8両端の温度差が大きくなり、フ
ィルタを冷却できなくなる(熱伝導率の例 インバー:
11.6W/mK、コバール:10W/mK)。モリブ
デンの熱伝導率は200W/mKであり、第1の円筒8
両端の温度差は小さい。従って、上記の材料の組み合せ
にて接着による接合が可能となることにより、フィルタ
を固定するためのプレート及び固定用ねじが不要とな
り、第1の円筒8が軽量化され剛性を向上させることが
できる。
【0018】
【発明の効果】第1の発明によれば、第2の内筒の先端
部のとほぼ同じ温度に冷却される第2の円筒を具備した
ので、第1の円筒を約80〜130Kの低温に冷却する
必要はなくなり、約130〜170Kに冷却すれば十分
である。それにより本発明を用いた赤外線検出装置はク
ーラの冷却能力は従来よりも小さくてすみ、従来の赤外
線検出装置に比べて消費電力が少なくなると同時に小型
で質量を小さくできる。
部のとほぼ同じ温度に冷却される第2の円筒を具備した
ので、第1の円筒を約80〜130Kの低温に冷却する
必要はなくなり、約130〜170Kに冷却すれば十分
である。それにより本発明を用いた赤外線検出装置はク
ーラの冷却能力は従来よりも小さくてすみ、従来の赤外
線検出装置に比べて消費電力が少なくなると同時に小型
で質量を小さくできる。
【0019】また、第2の発明によれば、第1の円筒の
内側の表面に放射率の低い膜を具備したので、第1の円
筒から放射される赤外光線が減少し、第2の円筒に熱と
して吸収されるエネルギが減少する。よって、約30〜
80Kの低温部での熱負荷は小さくなる。また、第1の
円筒の外側の表面に放射率の低い膜を具備したので、第
1の円筒にて吸収される赤外光線が減少し、熱として吸
収されるエネルギが減少する。よって、約80〜130
Kの低温部での熱負荷は小さくなる。これらより本発明
を用いた赤外線検出装置はクーラの冷却能力は従来より
も小さくてすみ、従来の赤外線検出装置に比べて消費電
力が少なくなると同時に小型で質量を小さくできる。
内側の表面に放射率の低い膜を具備したので、第1の円
筒から放射される赤外光線が減少し、第2の円筒に熱と
して吸収されるエネルギが減少する。よって、約30〜
80Kの低温部での熱負荷は小さくなる。また、第1の
円筒の外側の表面に放射率の低い膜を具備したので、第
1の円筒にて吸収される赤外光線が減少し、熱として吸
収されるエネルギが減少する。よって、約80〜130
Kの低温部での熱負荷は小さくなる。これらより本発明
を用いた赤外線検出装置はクーラの冷却能力は従来より
も小さくてすみ、従来の赤外線検出装置に比べて消費電
力が少なくなると同時に小型で質量を小さくできる。
【0020】第3の発明によれば、第2の円筒の外側の
表面に放射率の低い膜を具備したので、第2の円筒にて
吸収される赤外光線が減少し、熱として吸収されるエネ
ルギが減少する。よって、約30〜80Kの低温部での
熱負荷は小さくなる。それにより本発明を用いた赤外線
検出装置はクーラの冷却能率は従来よりも小さくてす
み、従来の赤外線検出装置に比べて消費電力が少なくな
ると同時に小型で質量を小さくできる。また、第2の円
筒の内側の表面に放射率の高い膜を具備したので、デュ
ワ外部からの不要な赤外光線を吸収し反射を抑えること
ができるため、不要な赤外光線が赤外線検出素子に到達
しない。それにより本発明を用いた赤外線検出装置は、
高品質な赤外画像を得ることができる。
表面に放射率の低い膜を具備したので、第2の円筒にて
吸収される赤外光線が減少し、熱として吸収されるエネ
ルギが減少する。よって、約30〜80Kの低温部での
熱負荷は小さくなる。それにより本発明を用いた赤外線
検出装置はクーラの冷却能率は従来よりも小さくてす
み、従来の赤外線検出装置に比べて消費電力が少なくな
ると同時に小型で質量を小さくできる。また、第2の円
筒の内側の表面に放射率の高い膜を具備したので、デュ
ワ外部からの不要な赤外光線を吸収し反射を抑えること
ができるため、不要な赤外光線が赤外線検出素子に到達
しない。それにより本発明を用いた赤外線検出装置は、
高品質な赤外画像を得ることができる。
【0021】また、第4の発明によれば、円盤と第1の
円筒の間にセラミック多層配線板を具備したので、第1
の円筒に内部端子配置用に穴加工等を施す必要が無くな
り、第1の円筒の剛性を向上させることができる。よっ
て、外部からの振動が加わった場合でも、第1の円筒の
開口のふれや他部品との干渉を引き起こしにくくなり、
赤外線検出装置の高画質化、信頼性を向上させることが
できる。
円筒の間にセラミック多層配線板を具備したので、第1
の円筒に内部端子配置用に穴加工等を施す必要が無くな
り、第1の円筒の剛性を向上させることができる。よっ
て、外部からの振動が加わった場合でも、第1の円筒の
開口のふれや他部品との干渉を引き起こしにくくなり、
赤外線検出装置の高画質化、信頼性を向上させることが
できる。
【0022】第5の発明によれば、第1の円筒の材料に
モリブデンを、フィルタの材料にゲルマニウムを使用
し、両者を接着により接合したので、フィルタを固定す
るためのプレート及び固定用ねじが不要となり、第1の
円筒が軽量化され剛性を向上させることができる。よっ
て、外部からの振動が加わった場合でも、第1の円筒の
開口のふれや他部品との干渉を引き起こしにくくなり、
赤外線検出装置の高画質化、信頼性を向上させることが
できる。
モリブデンを、フィルタの材料にゲルマニウムを使用
し、両者を接着により接合したので、フィルタを固定す
るためのプレート及び固定用ねじが不要となり、第1の
円筒が軽量化され剛性を向上させることができる。よっ
て、外部からの振動が加わった場合でも、第1の円筒の
開口のふれや他部品との干渉を引き起こしにくくなり、
赤外線検出装置の高画質化、信頼性を向上させることが
できる。
【図1】 この発明による赤外線検出装置の実施の形態
1を示す図である。
1を示す図である。
【図2】 この発明による赤外線検出装置の実施の形態
2を示す図である。
2を示す図である。
【図3】 この発明による赤外線検出装置の実施の形態
3を示す図である。
3を示す図である。
【図4】 この発明による赤外線検出装置の実施の形態
4を示す図である。
4を示す図である。
【図5】 この発明による赤外線検出装置の実施の形態
5を示す図である。
5を示す図である。
【図6】 従来の赤外線検出装置の構成を示す図であ
る。
る。
1 台、2 外筒、3 窓、4 第1の内筒、5 第2
の内筒、6 円盤、7赤外線検出素子、8 第1の円
筒、9 フィルタ、10 プレート、11 固定用ね
じ、12 排気管、13 クーラの冷却棒、14 配
線、15 内部端子、16 外部端子、17 デュワ、
18 放射率の高い膜、19 赤外光線、20 第2の
円筒、21 赤外光線、30 放射率の低い膜、31
放射率の低い膜、32 赤外光線、33 放射率の低い
膜、34 放射率の高い膜、35 赤外光線、40 セ
ラミック配線板、41 ピン。
の内筒、6 円盤、7赤外線検出素子、8 第1の円
筒、9 フィルタ、10 プレート、11 固定用ね
じ、12 排気管、13 クーラの冷却棒、14 配
線、15 内部端子、16 外部端子、17 デュワ、
18 放射率の高い膜、19 赤外光線、20 第2の
円筒、21 赤外光線、30 放射率の低い膜、31
放射率の低い膜、32 赤外光線、33 放射率の低い
膜、34 放射率の高い膜、35 赤外光線、40 セ
ラミック配線板、41 ピン。
Claims (5)
- 【請求項1】 赤外光線を透過する窓、前記窓と端部で
封止されて接合される外筒、前記外筒のもう一方の端部
で封止されて接合される台、前記台の中央部の穴に端部
で封止されて接合される第1の内筒、前記第1の内筒の
もう一方の端部に封止されて接合される円盤及び前記円
盤のもう一方の面に封止されて接合される第2の内筒と
により構成された真空容器と、前記第2の内筒の先端部
に設けられた赤外線検出素子と、前記円盤に取り付けら
れ前記窓の側に開口を有しその開口部に、選択された波
長のみを透過するフィルタを接合してなる第1の円筒
と、前記赤外線検出素子上に取り付けられ、前記フィル
タの側に開口を有する第2の円筒とを具備することを特
徴とする赤外線検出装置。 - 【請求項2】 前記第1の円筒の内側、及び外側の表面
に放射率の低い膜を具備することを特徴とする請求項1
記載の赤外線検出装置。 - 【請求項3】 前記第2の円筒の外側の表面に放射率の
低い膜を、内側の表面に放射率の高い膜を具備すること
を特徴とする請求項1記載の赤外線検出装置。 - 【請求項4】 前記円盤と前記第1の円筒の間にセラミ
ック多層配線板を具備したことを特徴とする請求項1記
載の赤外線検出装置。 - 【請求項5】 前記第1の円筒の材料にモリブデンを、
前記フィルタの材料にゲルマニウムを使用することを特
徴とする請求項1記載の赤外線検出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8064534A JPH09257581A (ja) | 1996-03-21 | 1996-03-21 | 赤外線検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8064534A JPH09257581A (ja) | 1996-03-21 | 1996-03-21 | 赤外線検出装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09257581A true JPH09257581A (ja) | 1997-10-03 |
Family
ID=13260996
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8064534A Pending JPH09257581A (ja) | 1996-03-21 | 1996-03-21 | 赤外線検出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09257581A (ja) |
-
1996
- 1996-03-21 JP JP8064534A patent/JPH09257581A/ja active Pending
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