JPH09257588A - 放射温度計 - Google Patents
放射温度計Info
- Publication number
- JPH09257588A JPH09257588A JP8068591A JP6859196A JPH09257588A JP H09257588 A JPH09257588 A JP H09257588A JP 8068591 A JP8068591 A JP 8068591A JP 6859196 A JP6859196 A JP 6859196A JP H09257588 A JPH09257588 A JP H09257588A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thermistor
- temperature
- bolometer
- sensor
- infrared
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
- 230000005855 radiation Effects 0.000 title claims abstract description 17
- 238000005259 measurement Methods 0.000 claims description 13
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 claims description 10
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims 1
- 238000009413 insulation Methods 0.000 abstract 1
- 210000003454 tympanic membrane Anatomy 0.000 description 22
- 230000032683 aging Effects 0.000 description 6
- 238000012544 monitoring process Methods 0.000 description 4
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 3
- 238000009529 body temperature measurement Methods 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 238000012360 testing method Methods 0.000 description 2
- 102100031584 Cell division cycle-associated 7-like protein Human genes 0.000 description 1
- 101000777638 Homo sapiens Cell division cycle-associated 7-like protein Proteins 0.000 description 1
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 1
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 description 1
- 238000010292 electrical insulation Methods 0.000 description 1
- 230000002431 foraging effect Effects 0.000 description 1
- 238000012886 linear function Methods 0.000 description 1
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 description 1
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 230000002123 temporal effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
- Radiation Pyrometers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】専用の恒温設備なしにボロメータの経時変化を
補償するための校正機能を持った放射温度計を提供す
る。 【解決手段】ボロメータ102のサーミスタ特性のパラ
メータであるR25とB定数のうちR25が経時変化の面で
支配的であることを利用する。遮光と断熱を行うアタッ
チメント104を鼓膜温度計のセンサ部外装101に装
着して温度安定度のよい測定系を作るとともに、小型サ
ーミスタ103をボロメータ102と熱的に結合させて
ボロメータ温度をモニタする。小型サーミスタ103の
温度変化がある一定の範囲に収まったところでボロメー
タ102内のサーミスタの抵抗値を求め、R25を計算
し、結果をRAMに記憶する。
補償するための校正機能を持った放射温度計を提供す
る。 【解決手段】ボロメータ102のサーミスタ特性のパラ
メータであるR25とB定数のうちR25が経時変化の面で
支配的であることを利用する。遮光と断熱を行うアタッ
チメント104を鼓膜温度計のセンサ部外装101に装
着して温度安定度のよい測定系を作るとともに、小型サ
ーミスタ103をボロメータ102と熱的に結合させて
ボロメータ温度をモニタする。小型サーミスタ103の
温度変化がある一定の範囲に収まったところでボロメー
タ102内のサーミスタの抵抗値を求め、R25を計算
し、結果をRAMに記憶する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サーミスタを用い
た赤外線センサにより、鼓膜などの測定対象から放射さ
れる赤外線を感知し、その測定対象の温度を非接触で測
定する放射温度計に関する。
た赤外線センサにより、鼓膜などの測定対象から放射さ
れる赤外線を感知し、その測定対象の温度を非接触で測
定する放射温度計に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、感温部に赤外線センサを設け非接
触で温度を測定するようにした放射温度計が種々の分野
で用いられている。赤外線センサには、赤外線を吸収し
たときの温度上昇を利用したものとして、サーモパイ
ル、ボロメータなどがある。サーモパイルは放射エネル
ギーに対応した電圧(熱起電力)を出力する素子であ
り、ボロメータは放射エネルギーに対応した抵抗値を出
力する素子である。一般にボロメータは温度によって電
気抵抗が変化するサーミスタで構成されている(サーミ
スタボロメータ)。
触で温度を測定するようにした放射温度計が種々の分野
で用いられている。赤外線センサには、赤外線を吸収し
たときの温度上昇を利用したものとして、サーモパイ
ル、ボロメータなどがある。サーモパイルは放射エネル
ギーに対応した電圧(熱起電力)を出力する素子であ
り、ボロメータは放射エネルギーに対応した抵抗値を出
力する素子である。一般にボロメータは温度によって電
気抵抗が変化するサーミスタで構成されている(サーミ
スタボロメータ)。
【0003】これらのセンサを用いた非接触放射温度計
は、人体の深部温度を代表する鼓膜温の温度計(以下、
鼓膜温度計という。)としても用いられている。鼓膜温
度計は、たとえば、センサ部(感温部)に微小なサーミ
スタボロメータを設けて構成されている。
は、人体の深部温度を代表する鼓膜温の温度計(以下、
鼓膜温度計という。)としても用いられている。鼓膜温
度計は、たとえば、センサ部(感温部)に微小なサーミ
スタボロメータを設けて構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、鼓膜温
度計に、従来の婦人体温計以上の分解能(0.01℃以
下)と精度を要求すると、センサの経時変化が問題にな
る。つまり、分解能が粗い場合にはセンサの経時変化は
あまり問題とならないが、一般にサーミスタは経時変化
を有するため、高いレベルで分解能と精度を維持するた
めには一定期間ごとの校正が必要であり、実際上もその
ようにして使用されている。
度計に、従来の婦人体温計以上の分解能(0.01℃以
下)と精度を要求すると、センサの経時変化が問題にな
る。つまり、分解能が粗い場合にはセンサの経時変化は
あまり問題とならないが、一般にサーミスタは経時変化
を有するため、高いレベルで分解能と精度を維持するた
めには一定期間ごとの校正が必要であり、実際上もその
ようにして使用されている。
【0005】たとえば、サーミスタボロメータ(以下、
単にボロメータという。)を用いた鼓膜温度計の場合、
ボロメータのサーミスタ特性を表わす2つのパラメータ
(後述するR25、B定数)に経時変化が起こると、同じ
放射エネルギーに対する抵抗値の変化が商品出荷時のそ
れと異なってしまうので、初期の精度が維持できなくな
る。したがって、鼓膜温度計に対し、高分解能・高精度
を要求する場合には、センサ(サーミスタから成る)の
経時変化を補償するための校正機能を持つことが要求さ
れる。
単にボロメータという。)を用いた鼓膜温度計の場合、
ボロメータのサーミスタ特性を表わす2つのパラメータ
(後述するR25、B定数)に経時変化が起こると、同じ
放射エネルギーに対する抵抗値の変化が商品出荷時のそ
れと異なってしまうので、初期の精度が維持できなくな
る。したがって、鼓膜温度計に対し、高分解能・高精度
を要求する場合には、センサ(サーミスタから成る)の
経時変化を補償するための校正機能を持つことが要求さ
れる。
【0006】本発明は、鼓膜温度計などのサーミスタを
用いた放射温度計における上記課題に着目してなされた
ものであり、サーミスタの経時変化を補償するための校
正機能を持った放射温度計を提供することを目的とす
る。
用いた放射温度計における上記課題に着目してなされた
ものであり、サーミスタの経時変化を補償するための校
正機能を持った放射温度計を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、サーミスタを用いた赤外線センサによ
り、測定対象から放射される赤外線を感知し、その測定
対象の温度を測定する放射温度計において、前記赤外線
センサの温度を検出するセンサ温度検出手段と、校正モ
ード時に使用され、前記赤外線センサを外部の赤外線か
ら遮断する着脱自在の赤外線遮断手段と、前記赤外線遮
断手段が使用されている状態における前記センサ温度検
出手段の出力変化が所定の温度範囲内に収まった時のそ
の出力値および前記赤外線センサの出力値により、前記
サーミスタの所定の特性パラメータの値を算出する演算
手段と、前記演算手段の結果を記憶する記憶手段とを有
することを特徴とする。
め、本発明は、サーミスタを用いた赤外線センサによ
り、測定対象から放射される赤外線を感知し、その測定
対象の温度を測定する放射温度計において、前記赤外線
センサの温度を検出するセンサ温度検出手段と、校正モ
ード時に使用され、前記赤外線センサを外部の赤外線か
ら遮断する着脱自在の赤外線遮断手段と、前記赤外線遮
断手段が使用されている状態における前記センサ温度検
出手段の出力変化が所定の温度範囲内に収まった時のそ
の出力値および前記赤外線センサの出力値により、前記
サーミスタの所定の特性パラメータの値を算出する演算
手段と、前記演算手段の結果を記憶する記憶手段とを有
することを特徴とする。
【0008】本発明の放射温度計の構成にあっては、赤
外線センサのサーミスタの経時変化を補償するための校
正を行う際に、まず、赤外線遮断手段を使用して赤外線
センサを外部の赤外線から遮断する。これにより、赤外
線センサは遮光されかつ周囲の雰囲気との十分な断熱が
行われるため、温度安定度のよい測定系が作られる。セ
ンサ温度検出手段は赤外線センサと熱的に結合されてお
り、赤外線センサ自体の温度を検出する。つまり、セン
サ温度検出手段によって赤外線センサの温度がモニタさ
れる。演算手段は、赤外線遮断手段が使用されている状
態におけるセンサ温度検出手段の出力変化が所定の温度
範囲内に収まった時のその出力値(赤外線センサの温
度)および赤外線センサの出力値(サーミスタの抵抗
値)により、サーミスタの所定の特性パラメータの値を
演算する。この結果は記憶手段に記憶され、次回以降の
測定に用いられる。こうして、赤外線センサ(サーミス
タ)の経時変化が補償される。なお、校正対象となるサ
ーミスタの特性パラメータは経時変化の面で支配的なも
のに設定しておく。
外線センサのサーミスタの経時変化を補償するための校
正を行う際に、まず、赤外線遮断手段を使用して赤外線
センサを外部の赤外線から遮断する。これにより、赤外
線センサは遮光されかつ周囲の雰囲気との十分な断熱が
行われるため、温度安定度のよい測定系が作られる。セ
ンサ温度検出手段は赤外線センサと熱的に結合されてお
り、赤外線センサ自体の温度を検出する。つまり、セン
サ温度検出手段によって赤外線センサの温度がモニタさ
れる。演算手段は、赤外線遮断手段が使用されている状
態におけるセンサ温度検出手段の出力変化が所定の温度
範囲内に収まった時のその出力値(赤外線センサの温
度)および赤外線センサの出力値(サーミスタの抵抗
値)により、サーミスタの所定の特性パラメータの値を
演算する。この結果は記憶手段に記憶され、次回以降の
測定に用いられる。こうして、赤外線センサ(サーミス
タ)の経時変化が補償される。なお、校正対象となるサ
ーミスタの特性パラメータは経時変化の面で支配的なも
のに設定しておく。
【0009】作用をより詳細に説明すると、次のとおり
である。なお、ここでは、赤外線センサとしてボロメー
タを例にとる。一般にボロメータは複数個のサーミスタ
を内蔵している。サーミスタ特性は下記の式1に示され
るように2つのパラメータ(R25、B定数)を持ってい
る。 R=R25exp{B(T-1−T25 -1)} …式1 ここで、R :サーミスタの抵抗値 R25:25℃におけるサーミスタの抵抗値 B :B定数 T :絶対温度 T25:25℃の絶対温度(298.15[K]) この式で変数はRとTである。
である。なお、ここでは、赤外線センサとしてボロメー
タを例にとる。一般にボロメータは複数個のサーミスタ
を内蔵している。サーミスタ特性は下記の式1に示され
るように2つのパラメータ(R25、B定数)を持ってい
る。 R=R25exp{B(T-1−T25 -1)} …式1 ここで、R :サーミスタの抵抗値 R25:25℃におけるサーミスタの抵抗値 B :B定数 T :絶対温度 T25:25℃の絶対温度(298.15[K]) この式で変数はRとTである。
【0010】式1はRの自然対数lnRがT-1の一次関
数になっていることを示している。すなわち、傾きがB
定数、関数の通る点が(T25,R25)であり、この2つ
がパラメータになっている。
数になっていることを示している。すなわち、傾きがB
定数、関数の通る点が(T25,R25)であり、この2つ
がパラメータになっている。
【0011】ところで、ボロメータを高温の雰囲気に放
置してサーミスタ特性の変化を調べる高温試験などの加
速試験の結果から、上記の2つのパラメータ(R25、B
定数)は同程度の割合で変化するのではなく、R25の経
時変化が支配的であることがわかっている。したがっ
て、B定数は一定で、R25のみ変化するものとみなすこ
とができる。
置してサーミスタ特性の変化を調べる高温試験などの加
速試験の結果から、上記の2つのパラメータ(R25、B
定数)は同程度の割合で変化するのではなく、R25の経
時変化が支配的であることがわかっている。したがっ
て、B定数は一定で、R25のみ変化するものとみなすこ
とができる。
【0012】通常、サーミスタ特性を求めるには、パラ
メータが2つあるため、異なる2点の温度におけるサー
ミスタの抵抗値を求める必要がある(なお、3点以上の
温度で抵抗値を測定して、最小二乗法によりR25とB定
数を求めるようにすればより一層望ましい)。この場
合、測定系には異なる2点の温度において時間的、空間
的に温度変化が小さいことが要求される。
メータが2つあるため、異なる2点の温度におけるサー
ミスタの抵抗値を求める必要がある(なお、3点以上の
温度で抵抗値を測定して、最小二乗法によりR25とB定
数を求めるようにすればより一層望ましい)。この場
合、測定系には異なる2点の温度において時間的、空間
的に温度変化が小さいことが要求される。
【0013】このような測定系は専用の恒温設備になる
ため、臨床の現場に常備するのはスペース、コスト、メ
ンテナンスの面で難しい。しかし、前述のようにR25と
B定数の2つのパラメータのうち1つは変化しないとみ
なすことができれば(現実的にはB定数が変化しないと
みなせる)、ある1点の温度における抵抗値を測定する
だけでサーミスタ特性を求めることができる。1点なら
ば、時間的、空間的に温度変化の小さい測定系を用意す
るのは比較的容易である。
ため、臨床の現場に常備するのはスペース、コスト、メ
ンテナンスの面で難しい。しかし、前述のようにR25と
B定数の2つのパラメータのうち1つは変化しないとみ
なすことができれば(現実的にはB定数が変化しないと
みなせる)、ある1点の温度における抵抗値を測定する
だけでサーミスタ特性を求めることができる。1点なら
ば、時間的、空間的に温度変化の小さい測定系を用意す
るのは比較的容易である。
【0014】すなわち、本発明のように、取付け取外し
自在の赤外線遮断手段(たとえば、後述するアタッチメ
ント)を用いてボロメータ(赤外線センサ)を外部の赤
外線から遮断して、ボロメータの遮光および周囲の雰囲
気との十分な断熱を行い、温度安定度のよい測定系を作
る。この系では温度変化さえ小さければよく、温度の絶
対値に精度は必要ない。したがって、専用の恒温設備を
設けることなく、比較的容易に上記の条件を満たす測定
系が得られる。
自在の赤外線遮断手段(たとえば、後述するアタッチメ
ント)を用いてボロメータ(赤外線センサ)を外部の赤
外線から遮断して、ボロメータの遮光および周囲の雰囲
気との十分な断熱を行い、温度安定度のよい測定系を作
る。この系では温度変化さえ小さければよく、温度の絶
対値に精度は必要ない。したがって、専用の恒温設備を
設けることなく、比較的容易に上記の条件を満たす測定
系が得られる。
【0015】一方、ボロメータ(赤外線センサ)にはボ
ロメータ自体の温度をモニタするためのセンサ温度検出
手段(たとえば、後述する小型サーミスタ)を熱的に結
合させておき、このセンサ温度検出手段(小型サーミス
タ)の温度変化がある一定の範囲(たとえば、±0.0
05℃)に収まったところでボロメータ内のサーミスタ
の抵抗値を求める。なお、センサ温度検出手段を小型の
サーミスタで構成した場合には、ボロメータと異なり熱
的定数が大きいので、ボロメータ温度の測定にはある程
度の時間がかかる。また、ボロメータよりも経時変化の
小さいことが要求される。
ロメータ自体の温度をモニタするためのセンサ温度検出
手段(たとえば、後述する小型サーミスタ)を熱的に結
合させておき、このセンサ温度検出手段(小型サーミス
タ)の温度変化がある一定の範囲(たとえば、±0.0
05℃)に収まったところでボロメータ内のサーミスタ
の抵抗値を求める。なお、センサ温度検出手段を小型の
サーミスタで構成した場合には、ボロメータと異なり熱
的定数が大きいので、ボロメータ温度の測定にはある程
度の時間がかかる。また、ボロメータよりも経時変化の
小さいことが要求される。
【0016】その後、校正手段(たとえば、後述するC
PUなど)により、得られた抵抗値と温度を上記の式1
に代入してR25を計算し、たとえば商品出荷時に設定さ
れていたR25を変更して、ボロメータの経時変化を補償
する。
PUなど)により、得られた抵抗値と温度を上記の式1
に代入してR25を計算し、たとえば商品出荷時に設定さ
れていたR25を変更して、ボロメータの経時変化を補償
する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を使って、本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明の放射温度計の要部
構成および校正モード時の使用状態を概略的に示す概略
要部断面図である。
施の形態を説明する。図1は本発明の放射温度計の要部
構成および校正モード時の使用状態を概略的に示す概略
要部断面図である。
【0018】この放射温度計は、たとえば、赤外線セン
サとしてボロメータ102を用いた鼓膜温度計である。
ボロメータ102はこの鼓膜温度計のセンサ部(感温
部)の外装101の中に収容されている。ボロメータ1
02にはセンサ温度検出手段としてこのボロメータ自体
の温度をモニタするための小型のサーミスタ103がボ
ロメータ102と熱的に結合するように取り付けられて
いる。モニタ用の小型サーミスタ103の寸法は、たと
えば、1×1×2[mm]である。鼓膜温度計を校正する
モードのときは、鼓膜温度計のセンサ部外装101に赤
外線遮断手段としてのアタッチメント104を装着す
る。アタッチメント104は遮光と断熱を行うものであ
る。このアタッチメント104を用いることで、鼓膜温
度計のボロメータ102を遮光しかつ周囲の雰囲気との
十分な断熱を行って、温度安定度のよい測定系を作る。
サとしてボロメータ102を用いた鼓膜温度計である。
ボロメータ102はこの鼓膜温度計のセンサ部(感温
部)の外装101の中に収容されている。ボロメータ1
02にはセンサ温度検出手段としてこのボロメータ自体
の温度をモニタするための小型のサーミスタ103がボ
ロメータ102と熱的に結合するように取り付けられて
いる。モニタ用の小型サーミスタ103の寸法は、たと
えば、1×1×2[mm]である。鼓膜温度計を校正する
モードのときは、鼓膜温度計のセンサ部外装101に赤
外線遮断手段としてのアタッチメント104を装着す
る。アタッチメント104は遮光と断熱を行うものであ
る。このアタッチメント104を用いることで、鼓膜温
度計のボロメータ102を遮光しかつ周囲の雰囲気との
十分な断熱を行って、温度安定度のよい測定系を作る。
【0019】図2は図1に示す鼓膜温度計の回路構成を
示すブロック図である。ボロメータ102は2個の微小
なサーミスタ201aと201bを内蔵している。一方
のサーミスタ201aは図示しないアパーチャ(開口部
または入射窓)により外部からの赤外線を受光可能なサ
ーミスタであり、もう一方のサーミスタ201bはサー
ミスタ201aと同じサーミスタ特性を持つが、アパー
チャを持たないため赤外線の影響を受けないサーミスタ
である。このように、赤外線を受光可能なサーミスタ2
01aと赤外線の影響を受けないサーミスタ201bの
2つのサーミスタを設けることにより、両者の抵抗値R
s 、Rr の差分を検出することで、電気的なノイズおよ
び熱的な外乱を除去して正味の赤外線量を得ることがで
き、高精度の温度測定が可能となる。また、モニタ用の
小型サーミスタ103は1個のサーミスタ202のみか
ら成っている。
示すブロック図である。ボロメータ102は2個の微小
なサーミスタ201aと201bを内蔵している。一方
のサーミスタ201aは図示しないアパーチャ(開口部
または入射窓)により外部からの赤外線を受光可能なサ
ーミスタであり、もう一方のサーミスタ201bはサー
ミスタ201aと同じサーミスタ特性を持つが、アパー
チャを持たないため赤外線の影響を受けないサーミスタ
である。このように、赤外線を受光可能なサーミスタ2
01aと赤外線の影響を受けないサーミスタ201bの
2つのサーミスタを設けることにより、両者の抵抗値R
s 、Rr の差分を検出することで、電気的なノイズおよ
び熱的な外乱を除去して正味の赤外線量を得ることがで
き、高精度の温度測定が可能となる。また、モニタ用の
小型サーミスタ103は1個のサーミスタ202のみか
ら成っている。
【0020】ボロメータ102内の2つのサーミスタ2
01a、201bの各抵抗値Rs 、Rr と、ボロメータ
102と熱的に結合しているボロメータ温度モニタ用の
小型サーミスタ103内のサーミスタ202の抵抗値R
t とは、抵抗/電圧変換回路203a、203b、20
3cにより、おのおのの抵抗値に対応した電圧Vs 、V
r 、Vt に変換される。
01a、201bの各抵抗値Rs 、Rr と、ボロメータ
102と熱的に結合しているボロメータ温度モニタ用の
小型サーミスタ103内のサーミスタ202の抵抗値R
t とは、抵抗/電圧変換回路203a、203b、20
3cにより、おのおのの抵抗値に対応した電圧Vs 、V
r 、Vt に変換される。
【0021】鼓膜温度計が鼓膜温の測定を行うモードの
ときには、ボロメータ102にもとづく電圧Vs 、Vr
のみがマルチプレクサ204およびA/D変換部205
を通ってCPU206に入力される。CPU206は、
入力したデータVs 、Vr にもとづいて、測定プログラ
ムが書き込まれているROM208と、データの一時的
な記憶を行う非パックアップRAM209と、前回の校
正データを記憶しているバックラップRAM210とに
よって鼓膜温を算出し、結果をLCD(液晶表示装置)
207に表示する。
ときには、ボロメータ102にもとづく電圧Vs 、Vr
のみがマルチプレクサ204およびA/D変換部205
を通ってCPU206に入力される。CPU206は、
入力したデータVs 、Vr にもとづいて、測定プログラ
ムが書き込まれているROM208と、データの一時的
な記憶を行う非パックアップRAM209と、前回の校
正データを記憶しているバックラップRAM210とに
よって鼓膜温を算出し、結果をLCD(液晶表示装置)
207に表示する。
【0022】鼓膜温度計が校正を行うモードのとき(校
正モード時)、CPU206は演算手段として機能す
る。そのため、このCPU206には校正データの記憶
を行う記憶手段としてのバックアップRAM210が接
続されている。
正モード時)、CPU206は演算手段として機能す
る。そのため、このCPU206には校正データの記憶
を行う記憶手段としてのバックアップRAM210が接
続されている。
【0023】図3は校正モード時の動作を示すフローチ
ャートである。鼓膜温度計が校正を行うモードのときに
は、あらかじめ、図1に示すように、鼓膜温度計のセン
サ部外装101に遮光と断熱を行うアタッチメント10
4を装着する。ここで、遮光を行うのはサーミスタ20
1aが外部からの赤外線を受光しないようにするためで
ある(正確には、サーミスタ201aの視野角内に赤外
線が入射しなければよい)。
ャートである。鼓膜温度計が校正を行うモードのときに
は、あらかじめ、図1に示すように、鼓膜温度計のセン
サ部外装101に遮光と断熱を行うアタッチメント10
4を装着する。ここで、遮光を行うのはサーミスタ20
1aが外部からの赤外線を受光しないようにするためで
ある(正確には、サーミスタ201aの視野角内に赤外
線が入射しなければよい)。
【0024】校正を開始すると、電圧データVs 、Vr
、Vt がマルチプレクサ204およびA/D変換部2
05を通ってCPU206に入力される(ステップS
1)。CPU206は入力したデータVt からサーミス
タ202の温度Tt を計算する(ステップS2)。そし
て、温度Tt の変化がROM208内に書き込まれてい
る校正プログラムの中で設定されている温度範囲(たと
えば、±0.005℃)内に収まっているかどうかを判
断する(ステップS3)。この判断の結果としてNOで
あればステップS1に戻るが、YESであれば、すなわ
ち、温度Tt の変化が上記の所定の温度範囲内(±0.
005℃)に収まったときには、CPU206は、ボロ
メータ102の温度が一定になったものとみなして、す
なわち、サーミスタ202はボロメータ102内のサー
ミスタ201a、201bと熱的に結合しているのでこ
れらのサーミスタ201a、201bの温度Ts 、Tr
が上記の検出温度Tt と等しい(Ts =Tr =Tt )も
のとみなして、上記の式1により、サーミスタ201
a、201bのおのおののパラメータR25を計算し(ス
テップS4)、結果をバックアップされているRAM2
10に書き込んで次回以降の測定に用いる(ステップS
5)。なお、パラメータR25のみを求めるのは、前述し
たように、このR25のパラメータが経時変化の面で支配
的だからである。
、Vt がマルチプレクサ204およびA/D変換部2
05を通ってCPU206に入力される(ステップS
1)。CPU206は入力したデータVt からサーミス
タ202の温度Tt を計算する(ステップS2)。そし
て、温度Tt の変化がROM208内に書き込まれてい
る校正プログラムの中で設定されている温度範囲(たと
えば、±0.005℃)内に収まっているかどうかを判
断する(ステップS3)。この判断の結果としてNOで
あればステップS1に戻るが、YESであれば、すなわ
ち、温度Tt の変化が上記の所定の温度範囲内(±0.
005℃)に収まったときには、CPU206は、ボロ
メータ102の温度が一定になったものとみなして、す
なわち、サーミスタ202はボロメータ102内のサー
ミスタ201a、201bと熱的に結合しているのでこ
れらのサーミスタ201a、201bの温度Ts 、Tr
が上記の検出温度Tt と等しい(Ts =Tr =Tt )も
のとみなして、上記の式1により、サーミスタ201
a、201bのおのおののパラメータR25を計算し(ス
テップS4)、結果をバックアップされているRAM2
10に書き込んで次回以降の測定に用いる(ステップS
5)。なお、パラメータR25のみを求めるのは、前述し
たように、このR25のパラメータが経時変化の面で支配
的だからである。
【0025】CPU206にリセットをかけたときは、
サーミスタ201a、201bのおのおのの商品出荷時
のR25を用いて測定を行う。
サーミスタ201a、201bのおのおのの商品出荷時
のR25を用いて測定を行う。
【0026】なお、上記の例では、簡便さを考慮して校
正を空気中で行うことを想定しているが、これに限定さ
れるわけではない。温度安定度をより一層増すために、
ボロメータを液中に浸して校正を行うことも可能であ
る。このときに用いる液体(赤外線遮断手段)として
は、電気的絶縁性を持ったフロリナートなどが候補に挙
げられる。
正を空気中で行うことを想定しているが、これに限定さ
れるわけではない。温度安定度をより一層増すために、
ボロメータを液中に浸して校正を行うことも可能であ
る。このときに用いる液体(赤外線遮断手段)として
は、電気的絶縁性を持ったフロリナートなどが候補に挙
げられる。
【0027】また、上記の例では、サーミスタのパラメ
ータのうちR25が経時変化の面で支配的であることを利
用して、R25のみを校正しているが、これに限定される
わけではない。ボロメータの素材変更などにより、B定
数の方が経時変化の面で支配的になり、B定数のみの校
正が必要になったとしても、R25の場合と同様に対応可
能である。
ータのうちR25が経時変化の面で支配的であることを利
用して、R25のみを校正しているが、これに限定される
わけではない。ボロメータの素材変更などにより、B定
数の方が経時変化の面で支配的になり、B定数のみの校
正が必要になったとしても、R25の場合と同様に対応可
能である。
【0028】また、上記の例では、放射温度計として鼓
膜温度計について説明したが、これに限定されないこと
はもちろんである。サーミスタを用いた放射温度計であ
れば本発明はどのような種類のものにも適用可能であ
る。
膜温度計について説明したが、これに限定されないこと
はもちろんである。サーミスタを用いた放射温度計であ
れば本発明はどのような種類のものにも適用可能であ
る。
【0029】
【発明の効果】以上の説明により明らかなように、本発
明によれば、放射温度計に、専用の恒温設備なしに赤外
線センサのサーミスタの経時変化を補償するための校正
機能を持たせたので、安価な構成で高精度の温度測定が
可能となる。
明によれば、放射温度計に、専用の恒温設備なしに赤外
線センサのサーミスタの経時変化を補償するための校正
機能を持たせたので、安価な構成で高精度の温度測定が
可能となる。
【図1】本発明の放射温度計の要部構成および校正モー
ド時の使用状態を概略的に示す概略要部断面図である。
ド時の使用状態を概略的に示す概略要部断面図である。
【図2】図1に示す鼓膜温度計の回路構成を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図3】校正モード時の動作を示すフローチャートであ
る。
る。
101…鼓膜温度計のセンサ部外装 102…ボロメータ(赤外線センサ) 103…モニタ用小型サーミスタ(センサ温度検出手
段) 104…アタッチメント(赤外線遮断手段) 201a、201b、202…サーミスタ 203a、203b、203c…抵抗/電圧変換回路 204…マルチプレクサ 205…A/D変換部 206…CPU(演算手段) 207…LCD 208…ROM 209…非バックアップRAM 210…バックアップRAM(記憶手段)
段) 104…アタッチメント(赤外線遮断手段) 201a、201b、202…サーミスタ 203a、203b、203c…抵抗/電圧変換回路 204…マルチプレクサ 205…A/D変換部 206…CPU(演算手段) 207…LCD 208…ROM 209…非バックアップRAM 210…バックアップRAM(記憶手段)
Claims (1)
- 【請求項1】サーミスタを用いた赤外線センサにより、
測定対象から放射される赤外線を感知し、その測定対象
の温度を測定する放射温度計において、 前記赤外線センサの温度を検出するセンサ温度検出手段
と、 校正モード時に使用され、前記赤外線センサを外部の赤
外線から遮断する着脱自在の赤外線遮断手段と、 前記赤外線遮断手段が使用されている状態における前記
センサ温度検出手段の出力変化が所定の温度範囲内に収
まった時のその出力値および前記赤外線センサの出力値
により、前記サーミスタの所定の特性パラメータの値を
算出する演算手段と、 前記演算手段の結果を記憶する記憶手段と、 を有することを特徴とする放射温度計。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8068591A JPH09257588A (ja) | 1996-03-25 | 1996-03-25 | 放射温度計 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8068591A JPH09257588A (ja) | 1996-03-25 | 1996-03-25 | 放射温度計 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09257588A true JPH09257588A (ja) | 1997-10-03 |
Family
ID=13378197
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8068591A Withdrawn JPH09257588A (ja) | 1996-03-25 | 1996-03-25 | 放射温度計 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09257588A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014157156A (ja) * | 2008-09-16 | 2014-08-28 | Ulis | 抵抗型イメージングボロメータを具備した赤外線放射検出用デバイス、そのようなボロメータのアレイを具備したシステム、及びそのようなシステムに一体化されたイメージングボロメータの補正方法 |
-
1996
- 1996-03-25 JP JP8068591A patent/JPH09257588A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014157156A (ja) * | 2008-09-16 | 2014-08-28 | Ulis | 抵抗型イメージングボロメータを具備した赤外線放射検出用デバイス、そのようなボロメータのアレイを具備したシステム、及びそのようなシステムに一体化されたイメージングボロメータの補正方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5293877A (en) | Body temperature thermometer and method fo measuring human body temperature utilizing calibration mapping | |
| US7731418B2 (en) | Thermometer calibration | |
| US8274050B2 (en) | Radiometry using an uncooled microbolometer detector | |
| US5150969A (en) | System and method for temperature determination and calibration in a biomedical probe | |
| US7422365B2 (en) | Thermal imaging system and method | |
| KR101779761B1 (ko) | 거리 측정 센서를 이용한 온도 보정 체온계 및 방법 | |
| US9255846B1 (en) | Digital temperature determination using a radiometrically calibrated and a non-calibrated digital thermal imager | |
| CA2219274A1 (en) | Method of calibrating a radiation thermometer | |
| JP3812884B2 (ja) | 温度検出方法および温度検出器 | |
| JP2603004B2 (ja) | 温度測定装置及び温度信号の提供方法 | |
| US7807968B2 (en) | Method and system for measuring and compensating for the case temperature variations in a bolometer based system | |
| US20040057494A1 (en) | Ear thermometer with improved temperature coefficient and method of calibration thereof | |
| JP3873528B2 (ja) | 放射体温計 | |
| US20070268952A1 (en) | Thermometer calibration by immersion in non-electrically conductive liquid | |
| JP3040444B2 (ja) | 体温計 | |
| JPH09257588A (ja) | 放射温度計 | |
| CN116007777B (zh) | 一种电子体温计及体温测量方法 | |
| JP2003070750A (ja) | 耳式体温計の温度補正装置 | |
| JPS63286729A (ja) | サ−モパイル検出装置 | |
| JP2000310565A (ja) | 放射温度計の経時変化の校正方法及び放射温度計 | |
| JPH0375531A (ja) | 赤外線センサを用いた体温計 | |
| JPH09264791A (ja) | 非接触型温度計 | |
| JPH10205767A (ja) | 高周波加熱装置の温度検出器 | |
| JPH09171891A (ja) | 電子レンジ | |
| JPH02228529A (ja) | 基準温度源装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030603 |