JPH0925947A - 流体圧発生装置 - Google Patents
流体圧発生装置Info
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- JPH0925947A JPH0925947A JP17635595A JP17635595A JPH0925947A JP H0925947 A JPH0925947 A JP H0925947A JP 17635595 A JP17635595 A JP 17635595A JP 17635595 A JP17635595 A JP 17635595A JP H0925947 A JPH0925947 A JP H0925947A
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- piston
- pressure
- chamber
- hydraulic
- fluid
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- Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)
- Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 クラッチの自動分断操作に伴う油圧通路内の
負圧発生を防止する。 【解決手段】 本発明に係る流体圧発生装置10は、作
動流体が収容される第1流体室46aを区画するシリン
ダ45と、シリンダ45内を摺動して前記作動流体を加
圧する第1ピストン48と、前記シリンダ45内に摺動
可能に設けられ、前記第1ピストン48との間に第2流
体室47gを区画する第2ピストン47と、前記第1及
び第2ピストン48,47を作動流体加圧方向に押動す
るロッド49と、前記第2流体室47gに連通され、第
2流体室に圧力流体を導入して前記第1ピストン48を
押動するための導入路55とを備えたものである。
負圧発生を防止する。 【解決手段】 本発明に係る流体圧発生装置10は、作
動流体が収容される第1流体室46aを区画するシリン
ダ45と、シリンダ45内を摺動して前記作動流体を加
圧する第1ピストン48と、前記シリンダ45内に摺動
可能に設けられ、前記第1ピストン48との間に第2流
体室47gを区画する第2ピストン47と、前記第1及
び第2ピストン48,47を作動流体加圧方向に押動す
るロッド49と、前記第2流体室47gに連通され、第
2流体室に圧力流体を導入して前記第1ピストン48を
押動するための導入路55とを備えたものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のクラッチや
ブレーキ等を作動させるマスタシリンダに適用される流
体圧発生装置に関するものである。
ブレーキ等を作動させるマスタシリンダに適用される流
体圧発生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、バスやトラック等の大型車両にお
いても変速自動化の要請が高まっている。これらの車両
は一般に車重や積載量が大きく、クラッチ形式として乗
用車に採用されるような流体式トルクコンバータを用い
ると損失大となり燃費の面で不利であるため、このよう
な大型車両においては、特に摩擦クラッチを自動操作に
より断続し、その出力を変速機に送り、この変速機をや
はり自動操作するようにして、変速自動化の達成を図っ
ている。このクラッチの自動操作を行うクラッチ断続装
置としては、空圧の給排により摩擦クラッチの断続操作
を行う倍力装置(クラッチブースタ)を備えたものが一
般的である。
いても変速自動化の要請が高まっている。これらの車両
は一般に車重や積載量が大きく、クラッチ形式として乗
用車に採用されるような流体式トルクコンバータを用い
ると損失大となり燃費の面で不利であるため、このよう
な大型車両においては、特に摩擦クラッチを自動操作に
より断続し、その出力を変速機に送り、この変速機をや
はり自動操作するようにして、変速自動化の達成を図っ
ている。このクラッチの自動操作を行うクラッチ断続装
置としては、空圧の給排により摩擦クラッチの断続操作
を行う倍力装置(クラッチブースタ)を備えたものが一
般的である。
【0003】一方、車両発進時等においてはクラッチの
操作がデリケートとなり、その操作を自動制御で行おう
とすると装置が複雑、高価となってしまうため、この場
合にのみクラッチペダルを用いたマニュアル(手動)操
作を行えるようにして、装置のシンプル化、低価格化を
狙ったものがある。この場合、クラッチペダルの操作に
よりマスタシリンダから油圧を給排し、この油圧の給排
により上記倍力装置への空圧の給排を行うようにしてい
る。(関連技術;実公平4-8023号公報)
操作がデリケートとなり、その操作を自動制御で行おう
とすると装置が複雑、高価となってしまうため、この場
合にのみクラッチペダルを用いたマニュアル(手動)操
作を行えるようにして、装置のシンプル化、低価格化を
狙ったものがある。この場合、クラッチペダルの操作に
よりマスタシリンダから油圧を給排し、この油圧の給排
により上記倍力装置への空圧の給排を行うようにしてい
る。(関連技術;実公平4-8023号公報)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、発進時を除
く自動変速時、倍力装置にはクラッチペダルを操作せず
とも空圧が給排される。そして特に倍力装置は、空圧が
供給されると内部のパワーピストンを押動させてクラッ
チを分断方向に操作するようになっている。
く自動変速時、倍力装置にはクラッチペダルを操作せず
とも空圧が給排される。そして特に倍力装置は、空圧が
供給されると内部のパワーピストンを押動させてクラッ
チを分断方向に操作するようになっている。
【0005】しかし、従来の構成において、マスタシリ
ンダからの油圧を送る通路は、上記パワーピストンの移
動に応じて容積変化する倍力装置の油圧シリンダに連通
しており、パワーピストンの押動により油圧シリンダ容
積が増すと、油圧通路内に負圧が発生して気泡が混入
し、クラッチの正確なマニュアル操作を行えない問題が
ある。
ンダからの油圧を送る通路は、上記パワーピストンの移
動に応じて容積変化する倍力装置の油圧シリンダに連通
しており、パワーピストンの押動により油圧シリンダ容
積が増すと、油圧通路内に負圧が発生して気泡が混入
し、クラッチの正確なマニュアル操作を行えない問題が
ある。
【0006】なお、このような負圧発生を防止するため
には、前記実公平4−8023号公報のように、倍力装
置の油圧出力部にマニュアル操作と自動操作とのキャン
セル機構を備える必要があるが、その機構は複雑とな
り、信頼性にも問題がある。従って倍力装置の変更は行
わずに負圧発生を防止すべく、マスタシリンダをクラッ
チペダルだけでなく、制御系(空圧供給回路)によって
も同様に、且つ互いに干渉することなく駆動できるよう
にすることが望ましい。
には、前記実公平4−8023号公報のように、倍力装
置の油圧出力部にマニュアル操作と自動操作とのキャン
セル機構を備える必要があるが、その機構は複雑とな
り、信頼性にも問題がある。従って倍力装置の変更は行
わずに負圧発生を防止すべく、マスタシリンダをクラッ
チペダルだけでなく、制御系(空圧供給回路)によって
も同様に、且つ互いに干渉することなく駆動できるよう
にすることが望ましい。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、作動流体が収
容される第1流体室を区画するシリンダと、シリンダ内
を摺動して前記作動流体を加圧する第1ピストンと、前
記シリンダ内に摺動可能に設けられ、前記第1ピストン
との間に第2流体室を区画する第2ピストンと、前記第
1及び第2ピストンを作動流体加圧方向に押動するロッ
ドと、前記第2流体室に連通され、第2流体室に圧力流
体を導入して前記第1ピストンを押動するための導入路
とを備えたものである。この構成によれば、圧力流体に
より第1ピストンを押動し、作動流体を加圧することが
できる。また、前記シリンダと、前記第1ピストンとの
間に、前記第1及び第2流体室から隔てられた中間室が
区画形成されるのが好ましく、こうすると、第1及び第
2流体室間でのシール性が向上する。
容される第1流体室を区画するシリンダと、シリンダ内
を摺動して前記作動流体を加圧する第1ピストンと、前
記シリンダ内に摺動可能に設けられ、前記第1ピストン
との間に第2流体室を区画する第2ピストンと、前記第
1及び第2ピストンを作動流体加圧方向に押動するロッ
ドと、前記第2流体室に連通され、第2流体室に圧力流
体を導入して前記第1ピストンを押動するための導入路
とを備えたものである。この構成によれば、圧力流体に
より第1ピストンを押動し、作動流体を加圧することが
できる。また、前記シリンダと、前記第1ピストンとの
間に、前記第1及び第2流体室から隔てられた中間室が
区画形成されるのが好ましく、こうすると、第1及び第
2流体室間でのシール性が向上する。
【0008】
【発明の実施の形態】シリンダは任意断面の筒状に形成
されたものを用いる。作動流体としては液体や気体が考
えられ、例えば作動油を用いる。そして第1ピストンを
シリンダに装入し、これら間に作動流体を収容して第1
流体室を形成する。さらに、シリンダに第2ピストンを
装入し、これらピストン間に第2流体室を形成する。第
2流体室には圧力流体を導入路から導入する。こうする
と第1ピストンを押動し、作動流体を加圧することがで
きる。圧力流体としても同様に作動油等の液体又は気体
が考えられるが、これを空気とすると大型車両に通常装
備されているコンプレッサを有効利用できる。導入路と
しては例えばシリンダに形成したポートを用いる。なお
第1ピストンの作動油加圧側面積を小とし、圧力流体の
作用側面積を大とすると、倍力効果が働いて圧力流体の
圧力が小さくても大きな加圧力が得られる。中間室とし
ては、例えば第1ピストンの第1及び第2流体室側端部
のみを摺動させるようにし、これらを除いて縮径するこ
とにより形成できる。或いは、シリンダの一部を拡径す
ることでも形成することができる。
されたものを用いる。作動流体としては液体や気体が考
えられ、例えば作動油を用いる。そして第1ピストンを
シリンダに装入し、これら間に作動流体を収容して第1
流体室を形成する。さらに、シリンダに第2ピストンを
装入し、これらピストン間に第2流体室を形成する。第
2流体室には圧力流体を導入路から導入する。こうする
と第1ピストンを押動し、作動流体を加圧することがで
きる。圧力流体としても同様に作動油等の液体又は気体
が考えられるが、これを空気とすると大型車両に通常装
備されているコンプレッサを有効利用できる。導入路と
しては例えばシリンダに形成したポートを用いる。なお
第1ピストンの作動油加圧側面積を小とし、圧力流体の
作用側面積を大とすると、倍力効果が働いて圧力流体の
圧力が小さくても大きな加圧力が得られる。中間室とし
ては、例えば第1ピストンの第1及び第2流体室側端部
のみを摺動させるようにし、これらを除いて縮径するこ
とにより形成できる。或いは、シリンダの一部を拡径す
ることでも形成することができる。
【0009】
【実施例】以下本発明の好適実施例を添付図面に基づい
て詳述する。
て詳述する。
【0010】[第1実施例]図2は、本発明に係る流体
圧発生装置が具備されたクラッチ断続装置を示す全体構
成図で、ここに流体圧発生装置はマスタシリンダとして
適用されている。
圧発生装置が具備されたクラッチ断続装置を示す全体構
成図で、ここに流体圧発生装置はマスタシリンダとして
適用されている。
【0011】図示するように、クラッチ断続装置1は、
比較的高圧の空気(圧力流体)を供給するための空圧供
給手段2を有する。空圧供給手段2は、エンジン(図示
せず)に駆動されて比較的高圧の空圧(空気圧)を発生
するコンプレッサ3と、コンプレッサ3からの空気を乾
燥させるエアドライヤ4と、エアドライヤ4から送られ
てきた空気を高圧にて貯留するエアタンク5と、エアタ
ンク5の入口側に設けられた逆止弁6とから主に構成さ
れる。この空圧供給手段2からの空圧は倍力装置(クラ
ッチブースタ)7に送られ、倍力装置7はその空圧の供
給により摩擦クラッチ8を分断側(右側)Aに操作する
ようになっている。また倍力装置7は、クラッチペダル
9の操作によりマスタシリンダ10から高圧の作動油
(作動流体)即ち油圧も供給されるようになっている。
比較的高圧の空気(圧力流体)を供給するための空圧供
給手段2を有する。空圧供給手段2は、エンジン(図示
せず)に駆動されて比較的高圧の空圧(空気圧)を発生
するコンプレッサ3と、コンプレッサ3からの空気を乾
燥させるエアドライヤ4と、エアドライヤ4から送られ
てきた空気を高圧にて貯留するエアタンク5と、エアタ
ンク5の入口側に設けられた逆止弁6とから主に構成さ
れる。この空圧供給手段2からの空圧は倍力装置(クラ
ッチブースタ)7に送られ、倍力装置7はその空圧の供
給により摩擦クラッチ8を分断側(右側)Aに操作する
ようになっている。また倍力装置7は、クラッチペダル
9の操作によりマスタシリンダ10から高圧の作動油
(作動流体)即ち油圧も供給されるようになっている。
【0012】図3は倍力装置7の詳細を示す縦断面図で
ある。なおこの倍力装置7は従来同様に構成される。図
示するように、倍力装置7は、そのボディ11に接続さ
れたシリンダシェル12を有し、このシリンダシェル1
2内にピストンプレート(パワーピストン)13が、リ
ターンスプリング14により空圧導入側(図中左側)に
付勢されて設けられている。シリンダシェル12の一端
には空圧ニップル15が取り付けられ、この空圧ニップ
ル15が空圧導入口を形成してエアタンク5からの空圧
を空圧配管35(図2)から導入する。空圧が導入され
るとピストンプレート13がクラッチ8側(図中右側)
に押動され、こうなるとピストンプレート13はピスト
ンロッド16、ハイドロリックピストン17、さらには
プッシュロッド18を押動してクラッチレバー8a(図
2)を押し、クラッチ8を分断する。
ある。なおこの倍力装置7は従来同様に構成される。図
示するように、倍力装置7は、そのボディ11に接続さ
れたシリンダシェル12を有し、このシリンダシェル1
2内にピストンプレート(パワーピストン)13が、リ
ターンスプリング14により空圧導入側(図中左側)に
付勢されて設けられている。シリンダシェル12の一端
には空圧ニップル15が取り付けられ、この空圧ニップ
ル15が空圧導入口を形成してエアタンク5からの空圧
を空圧配管35(図2)から導入する。空圧が導入され
るとピストンプレート13がクラッチ8側(図中右側)
に押動され、こうなるとピストンプレート13はピスト
ンロッド16、ハイドロリックピストン17、さらには
プッシュロッド18を押動してクラッチレバー8a(図
2)を押し、クラッチ8を分断する。
【0013】一方、ボディ11内部には、油圧導入口た
る油圧ニップル19に連通する油圧通路20が形成され
る。油圧通路20は、ボディフランジ部11aの一端
(下端)側に形成された孔21、ハイドロリックピスト
ン17を収容するハイドロリックシリンダ(油圧シリン
ダ)22(ボディシリンダ部11bに形成される)、及
びハイドロリックシリンダ22に小孔23aを介して連
通する他端(上端)側の制御孔23によって主に形成さ
れる。油圧ニップル19から油圧配管54(図2)の油
圧が導入されると、油圧は上記通路を通って制御孔23
に到達し、制御ピストン24を制御シリンダ25に沿っ
て右側に押動する。このようにボディフランジ部11a
の上端側には、倍力装置7をマニュアル作動させるため
の制御バルブ部7aが形成される。
る油圧ニップル19に連通する油圧通路20が形成され
る。油圧通路20は、ボディフランジ部11aの一端
(下端)側に形成された孔21、ハイドロリックピスト
ン17を収容するハイドロリックシリンダ(油圧シリン
ダ)22(ボディシリンダ部11bに形成される)、及
びハイドロリックシリンダ22に小孔23aを介して連
通する他端(上端)側の制御孔23によって主に形成さ
れる。油圧ニップル19から油圧配管54(図2)の油
圧が導入されると、油圧は上記通路を通って制御孔23
に到達し、制御ピストン24を制御シリンダ25に沿っ
て右側に押動する。このようにボディフランジ部11a
の上端側には、倍力装置7をマニュアル作動させるため
の制御バルブ部7aが形成される。
【0014】制御バルブ部7aは右側に突出する制御ボ
ディ部26によって区画される。制御ボディ部26に
は、前述の制御シリンダ25に同軸に連通するコントロ
ール室27及び空圧ポート28が形成される。コントロ
ール室27にはコントロールバルブ29が、空圧ポート
28にはポペットバルブ30がそれぞれ摺動可能に収容
される。空圧ポート28にはニップル31が取り付けら
れ、このニップル31には空圧配管67(図2)が接続
されて空圧が常に供給されている。
ディ部26によって区画される。制御ボディ部26に
は、前述の制御シリンダ25に同軸に連通するコントロ
ール室27及び空圧ポート28が形成される。コントロ
ール室27にはコントロールバルブ29が、空圧ポート
28にはポペットバルブ30がそれぞれ摺動可能に収容
される。空圧ポート28にはニップル31が取り付けら
れ、このニップル31には空圧配管67(図2)が接続
されて空圧が常に供給されている。
【0015】通常、ポペットバルブ30は、空圧とポペ
ットスプリング32とにより左側に付勢されていて、コ
ントロール室27及び空圧ポート28を連通する連通ポ
ート33を閉じている。よってニップル31からの空圧
はポペットバルブ30の位置で遮断される。しかしなが
ら、クラッチペダル9の特に踏み込み操作により油圧が
供給されると、制御ピストン24及びコントロールバル
ブ29がポペットバルブ30を右側に押動して連通ポー
ト33を開く。こうなると、連通ポート33からコント
ロール室27に侵入した空圧は、コントロール室27に
連通する空圧配管34,35(図2)を通じて前述のシ
リンダシェル12に入り、ピストンプレート13を右側
に押動し、クラッチ8を分断側に操作する。
ットスプリング32とにより左側に付勢されていて、コ
ントロール室27及び空圧ポート28を連通する連通ポ
ート33を閉じている。よってニップル31からの空圧
はポペットバルブ30の位置で遮断される。しかしなが
ら、クラッチペダル9の特に踏み込み操作により油圧が
供給されると、制御ピストン24及びコントロールバル
ブ29がポペットバルブ30を右側に押動して連通ポー
ト33を開く。こうなると、連通ポート33からコント
ロール室27に侵入した空圧は、コントロール室27に
連通する空圧配管34,35(図2)を通じて前述のシ
リンダシェル12に入り、ピストンプレート13を右側
に押動し、クラッチ8を分断側に操作する。
【0016】ここで、クラッチペダル9によるクラッチ
8のマニュアル(手動)操作時、倍力装置7はクラッチ
ペダル9のストローク量に応じてクラッチ8を所定スト
ロークだけ作動させるようになっている。即ち、例えば
クラッチペダル9が比較的小さくストローク乃至踏み込
まれた場合、前述の空圧作用によりピストンプレート1
3が右側に押動される。ところが、これに連動してハイ
ドロリックピストン17が所定ストロークだけ右側に押
動されると、油圧通路20の容積が増し制御孔23内の
油圧が下がる。こうなると、制御ピストン24がコント
ロールバルブ29をポペットバルブ30に押し付けつ
つ、ポペットバルブ30が連通ポート33を閉鎖するバ
ランス状態が生じ、これによりコントロール室27、空
圧配管34,35及びピストンプレート13背面側室内
にて所定の空圧が保持され、ピストンプレート13を所
定ストローク位置に保持し、クラッチ8を所定位置に保
持する。
8のマニュアル(手動)操作時、倍力装置7はクラッチ
ペダル9のストローク量に応じてクラッチ8を所定スト
ロークだけ作動させるようになっている。即ち、例えば
クラッチペダル9が比較的小さくストローク乃至踏み込
まれた場合、前述の空圧作用によりピストンプレート1
3が右側に押動される。ところが、これに連動してハイ
ドロリックピストン17が所定ストロークだけ右側に押
動されると、油圧通路20の容積が増し制御孔23内の
油圧が下がる。こうなると、制御ピストン24がコント
ロールバルブ29をポペットバルブ30に押し付けつ
つ、ポペットバルブ30が連通ポート33を閉鎖するバ
ランス状態が生じ、これによりコントロール室27、空
圧配管34,35及びピストンプレート13背面側室内
にて所定の空圧が保持され、ピストンプレート13を所
定ストローク位置に保持し、クラッチ8を所定位置に保
持する。
【0017】また、クラッチペダル9を完全に戻すと、
制御孔23内の油圧がさらに下がって、図示の如く制御
ピストン24が最も左側の原位置に戻される。こうなる
と、コントロールバルブ29がポペットバルブ30から
離れ、コントロールバルブ29の内部に設けられた開放
ポート36がコントロール室27等と連通するようにな
る。すると、その空圧は開放ポート36からブリーダ3
7を通じ大気開放され、これによりピストンプレート1
3を押していた空圧が抜けて、クラッチ8が接続側(左
側)Bに操作される。
制御孔23内の油圧がさらに下がって、図示の如く制御
ピストン24が最も左側の原位置に戻される。こうなる
と、コントロールバルブ29がポペットバルブ30から
離れ、コントロールバルブ29の内部に設けられた開放
ポート36がコントロール室27等と連通するようにな
る。すると、その空圧は開放ポート36からブリーダ3
7を通じ大気開放され、これによりピストンプレート1
3を押していた空圧が抜けて、クラッチ8が接続側(左
側)Bに操作される。
【0018】このように、倍力装置7はマニュアル操作
用の制御バルブ部7aを有して、主に発進時等にクラッ
チ8のマニュアル操作を可能とするが、以下に述べるよ
うに、変速時の自動操作をも可能とするものである。
用の制御バルブ部7aを有して、主に発進時等にクラッ
チ8のマニュアル操作を可能とするが、以下に述べるよ
うに、変速時の自動操作をも可能とするものである。
【0019】なお、倍力装置7において、38は、シリ
ンダシェル12で区画されるシリンダ室12aとハイド
ロリックシリンダ22とを油密に仕切るシール部材、3
9及び40はブリーダ37と連通する大気圧ポート、4
1は緩められると作動油のエア抜きを行えるブリーダで
ある。
ンダシェル12で区画されるシリンダ室12aとハイド
ロリックシリンダ22とを油密に仕切るシール部材、3
9及び40はブリーダ37と連通する大気圧ポート、4
1は緩められると作動油のエア抜きを行えるブリーダで
ある。
【0020】図1はマスタシリンダ10の詳細を示す縦
断面図である。図示するように、マスタシリンダ10
は、長手方向に延出されたシリンダボディ45(シリン
ダ)を有する。シリンダボディ45は、その内部に、長
手方向に一定内径のシリンダボア46を有して略円筒状
に形成される。シリンダボア46の一端(左端)は開放
され、その他端(右端)は、シリンダボディ45内部に
形成された油圧供給ポート53に連通する以外は閉止さ
れる。油圧供給ポート53には油圧配管54(図2)が
接続され、53aはその接続のために用いる管部材であ
る。
断面図である。図示するように、マスタシリンダ10
は、長手方向に延出されたシリンダボディ45(シリン
ダ)を有する。シリンダボディ45は、その内部に、長
手方向に一定内径のシリンダボア46を有して略円筒状
に形成される。シリンダボア46の一端(左端)は開放
され、その他端(右端)は、シリンダボディ45内部に
形成された油圧供給ポート53に連通する以外は閉止さ
れる。油圧供給ポート53には油圧配管54(図2)が
接続され、53aはその接続のために用いる管部材であ
る。
【0021】シリンダボア46には特に二つのピストン
47,48が独立して摺動可能に装入される。これらピ
ストン47,48は直列配置され、右側に位置する第1
ピストン48が、これより右側のシリンダボア46内壁
との間で油圧室46a(第1流体室)を区画形成する。
油圧室46a内には、第1ピストン48を左側に付勢す
るリターンスプリング52と、リターンスプリング52
及び第1ピストン48間に配置されたピストンカップ5
1とが装入される。ピストンカップ51はシリンダボア
46内壁に対し摺動可能となっている。
47,48が独立して摺動可能に装入される。これらピ
ストン47,48は直列配置され、右側に位置する第1
ピストン48が、これより右側のシリンダボア46内壁
との間で油圧室46a(第1流体室)を区画形成する。
油圧室46a内には、第1ピストン48を左側に付勢す
るリターンスプリング52と、リターンスプリング52
及び第1ピストン48間に配置されたピストンカップ5
1とが装入される。ピストンカップ51はシリンダボア
46内壁に対し摺動可能となっている。
【0022】第1ピストン48は、その右端部と左端部
とがシリンダボア46内壁に対し摺動可能となってお
り、その中央部は縮径されてシリンダボア46内壁との
間に油圧室46aから隔てられた油室48a(中間室)
を形成するようになっている。左端の摺動部48bには
長手方向に離間した一対の周溝48cが設けられ、これ
ら周溝48cにはシーリングカップ48dが収容されて
摺動部48bの周りをシールしている。右端の摺動部4
8eにはピストンカップ51が常時当接しており、この
ピストンカップ51が摺動部48eの周りを実質的にシ
ールする。
とがシリンダボア46内壁に対し摺動可能となってお
り、その中央部は縮径されてシリンダボア46内壁との
間に油圧室46aから隔てられた油室48a(中間室)
を形成するようになっている。左端の摺動部48bには
長手方向に離間した一対の周溝48cが設けられ、これ
ら周溝48cにはシーリングカップ48dが収容されて
摺動部48bの周りをシールしている。右端の摺動部4
8eにはピストンカップ51が常時当接しており、この
ピストンカップ51が摺動部48eの周りを実質的にシ
ールする。
【0023】左側に位置する第2ピストン47も、第1
ピストン48同様右端と左端との摺動部47a,47b
がシリンダボア46内壁に対し摺動可能となっている。
そして左端の摺動部47bにも周溝47cが設けられ、
その周溝47cにシーリングカップ47dが収容されて
シールを行っている。第2ピストン47の中央部は縮径
され、これによりシリンダボア46内壁との間に空気室
47eが形成される。特に右端の摺動部47aには、右
側に突出された縮径突出部47fが形成され、この縮径
突出部47fの外周側のシリンダボア46内壁との隙間
が、空圧を導入すべく油室48aから隔てられた空圧室
47g(第2流体室)を区画形成する。そしてこの空圧
室47gに連通して、シリンダボディ45には、空圧配
管62(図2)を接続させてその空圧の導入路を形成す
る空圧導入ポート55が設けられる。
ピストン48同様右端と左端との摺動部47a,47b
がシリンダボア46内壁に対し摺動可能となっている。
そして左端の摺動部47bにも周溝47cが設けられ、
その周溝47cにシーリングカップ47dが収容されて
シールを行っている。第2ピストン47の中央部は縮径
され、これによりシリンダボア46内壁との間に空気室
47eが形成される。特に右端の摺動部47aには、右
側に突出された縮径突出部47fが形成され、この縮径
突出部47fの外周側のシリンダボア46内壁との隙間
が、空圧を導入すべく油室48aから隔てられた空圧室
47g(第2流体室)を区画形成する。そしてこの空圧
室47gに連通して、シリンダボディ45には、空圧配
管62(図2)を接続させてその空圧の導入路を形成す
る空圧導入ポート55が設けられる。
【0024】第2ピストン47の左側への移動は、シリ
ンダボア46内壁に取り付けられたスナップリング56
によって規制される。またシリンダボア46の左端開口
部には、クラッチペダル9の踏み込み或いは戻し操作に
合わせて挿抜するプッシュロッド49(ロッド)の先端
部が挿入される。さらにその開口部はダストブーツ50
で閉止される。プッシュロッド49の先端面は半球状に
形成され、これに合わせて第2ピストン47の左端面も
半球状に窪まされている。これら端面同士は当接・離間
可能である。
ンダボア46内壁に取り付けられたスナップリング56
によって規制される。またシリンダボア46の左端開口
部には、クラッチペダル9の踏み込み或いは戻し操作に
合わせて挿抜するプッシュロッド49(ロッド)の先端
部が挿入される。さらにその開口部はダストブーツ50
で閉止される。プッシュロッド49の先端面は半球状に
形成され、これに合わせて第2ピストン47の左端面も
半球状に窪まされている。これら端面同士は当接・離間
可能である。
【0025】シリンダボディ45には、油圧室46a及
び油室48aにそれぞれ小径ポート60及び大径ポート
61を介して作動油を補給するための給油通路45aが
設けられる。小径ポート60は、第1ピストン48の押
動、或いは油圧室46aの作動油加圧方向への移動とと
もに、シーリングカップ47d又は右端摺動部48eで
閉止され、一方大径ポート61は常に油室48aに連通
するようになっている。そして給油通路45aには、作
動油を貯留するリザーバタンク58(図2)に給油配管
59(図2)を介して接続する給油ニップル57が取り
付けられる。なお油圧室48aには、油圧供給ポート5
3を開閉するチェック弁53bも設けられる。45b
は、マスタシリンダ10を車両のボディ等に固定するた
めのボルト挿通穴である。
び油室48aにそれぞれ小径ポート60及び大径ポート
61を介して作動油を補給するための給油通路45aが
設けられる。小径ポート60は、第1ピストン48の押
動、或いは油圧室46aの作動油加圧方向への移動とと
もに、シーリングカップ47d又は右端摺動部48eで
閉止され、一方大径ポート61は常に油室48aに連通
するようになっている。そして給油通路45aには、作
動油を貯留するリザーバタンク58(図2)に給油配管
59(図2)を介して接続する給油ニップル57が取り
付けられる。なお油圧室48aには、油圧供給ポート5
3を開閉するチェック弁53bも設けられる。45b
は、マスタシリンダ10を車両のボディ等に固定するた
めのボルト挿通穴である。
【0026】このマスタシリンダ10にあっては、クラ
ッチペダル9を用いたマニュアル操作と、後述の空圧供
給による自動操作との両方で作動油を加圧し、油圧を発
生することができる。即ち、マニュアル操作のときは、
クラッチペダル9の踏み込みによりプッシュロッド49
を介して両方のピストン48,47を一緒に押動し、こ
れによって油圧室46aの作動油を加圧し、油圧供給ポ
ート53から油圧を供給する。一方、自動操作による場
合は、空圧導入ポート55から空圧室47gに空圧を供
給し、これにより第1ピストン48のみを押動させ、作
動油を加圧する。なおこのとき、空圧は第2ピストン4
7にも作用してそれを左側に押すが、その移動はスナッ
プリング56によって規制されるため、第2ピストン4
7は左端側の原位置にそのまま保持される。
ッチペダル9を用いたマニュアル操作と、後述の空圧供
給による自動操作との両方で作動油を加圧し、油圧を発
生することができる。即ち、マニュアル操作のときは、
クラッチペダル9の踏み込みによりプッシュロッド49
を介して両方のピストン48,47を一緒に押動し、こ
れによって油圧室46aの作動油を加圧し、油圧供給ポ
ート53から油圧を供給する。一方、自動操作による場
合は、空圧導入ポート55から空圧室47gに空圧を供
給し、これにより第1ピストン48のみを押動させ、作
動油を加圧する。なおこのとき、空圧は第2ピストン4
7にも作用してそれを左側に押すが、その移動はスナッ
プリング56によって規制されるため、第2ピストン4
7は左端側の原位置にそのまま保持される。
【0027】ここで、空圧により第1ピストン48を押
動すると、油圧室46aと空圧室47gとはともに高圧
となる。このとき、油圧室46aに空圧室47gの空気
がリークすると、油圧室46aや油圧配管54等に気泡
が混入し所定の油圧が得られない。そこで、これら間の
シールを完璧とするため上記油室48aを形成するよう
にしている。即ち油室48aは、リザーバタンク58に
接続されて大気圧の作動油が充填されている。そして万
が一空圧室47gの空気がシーリングカップ48c等を
抜けて油室48aに侵入したとしても、これは大気圧に
減圧され且つ給油通路45a、給油配管59を通じてリ
ザーバタンク58に送られる。従って油室48aは油圧
室46aと空圧室47g間の緩衝ゾーンを形成すること
になり、これによりシールの完全化を図ることができ
る。
動すると、油圧室46aと空圧室47gとはともに高圧
となる。このとき、油圧室46aに空圧室47gの空気
がリークすると、油圧室46aや油圧配管54等に気泡
が混入し所定の油圧が得られない。そこで、これら間の
シールを完璧とするため上記油室48aを形成するよう
にしている。即ち油室48aは、リザーバタンク58に
接続されて大気圧の作動油が充填されている。そして万
が一空圧室47gの空気がシーリングカップ48c等を
抜けて油室48aに侵入したとしても、これは大気圧に
減圧され且つ給油通路45a、給油配管59を通じてリ
ザーバタンク58に送られる。従って油室48aは油圧
室46aと空圧室47g間の緩衝ゾーンを形成すること
になり、これによりシールの完全化を図ることができ
る。
【0028】また、第1及び第2ピストン48,47の
両端部の摺動部48e,48b,47a,47bのみを
摺動させるようにしたため、摺動面積を減小して摩擦抵
抗を減らし、これによりスムーズな移動を達成できる。
両端部の摺動部48e,48b,47a,47bのみを
摺動させるようにしたため、摺動面積を減小して摩擦抵
抗を減らし、これによりスムーズな移動を達成できる。
【0029】さて、図2に戻って、マスタシリンダ10
の空圧導入ポート55とエアタンク5とは空圧配管62
で接続され、この空圧配管62には2つの分岐63,6
5が設けられる。分岐63には空圧配管67が接続さ
れ、空圧配管67の他端は倍力装置7のニップル31に
接続される。分岐65には空圧配管68が接続され、こ
の空圧配管68の他端は、空圧配管34及び35にシャ
トル弁(ダブルチェックバルブ)69を介して接続され
る。シャトル弁69は、空圧配管34或いは68の一方
を空圧配管35に接続するよう、圧力差に応じて切替え
を行う。
の空圧導入ポート55とエアタンク5とは空圧配管62
で接続され、この空圧配管62には2つの分岐63,6
5が設けられる。分岐63には空圧配管67が接続さ
れ、空圧配管67の他端は倍力装置7のニップル31に
接続される。分岐65には空圧配管68が接続され、こ
の空圧配管68の他端は、空圧配管34及び35にシャ
トル弁(ダブルチェックバルブ)69を介して接続され
る。シャトル弁69は、空圧配管34或いは68の一方
を空圧配管35に接続するよう、圧力差に応じて切替え
を行う。
【0030】ここで、エアタンク5から分岐65、シャ
トル弁69、及び倍力装置7の空圧ニップル15を順に
結ぶ空圧配管62,68,35は第1の空圧供給路aを
形成する。またエアタンク5から分岐63を分岐して倍
力装置7の空圧ニップル15までを結ぶ空圧配管62,
67,34,35は第2の空圧供給路bを形成する。そ
してこれら第1及び第2の空圧供給路a,bはシャトル
弁69により切替可能となる。
トル弁69、及び倍力装置7の空圧ニップル15を順に
結ぶ空圧配管62,68,35は第1の空圧供給路aを
形成する。またエアタンク5から分岐63を分岐して倍
力装置7の空圧ニップル15までを結ぶ空圧配管62,
67,34,35は第2の空圧供給路bを形成する。そ
してこれら第1及び第2の空圧供給路a,bはシャトル
弁69により切替可能となる。
【0031】ここで、第1の空圧供給路aの空圧配管6
8には、コンピュータ式制御装置(コントローラ)72
により切替制御される二つの電磁切替弁78,79が設
けられる。これら切替弁78,79は、ONのときには開
となって下流側への空圧の供給を許容し、OFF のときに
は空圧供給を遮断する一方、下流側の空圧を大気開放す
るようになっている。そして特に上流側の切替弁78
は、下流側の空圧を絞りを通じて大気開放するようにな
っている。
8には、コンピュータ式制御装置(コントローラ)72
により切替制御される二つの電磁切替弁78,79が設
けられる。これら切替弁78,79は、ONのときには開
となって下流側への空圧の供給を許容し、OFF のときに
は空圧供給を遮断する一方、下流側の空圧を大気開放す
るようになっている。そして特に上流側の切替弁78
は、下流側の空圧を絞りを通じて大気開放するようにな
っている。
【0032】よって、切替弁78,79のONとOFF との
組合せが、ON/ON なら倍力装置7に対し空圧供給を、ON
/OFFなら比較的短時間で空圧排出を、OFF/ONなら比較的
長時間で空圧排出を行うようになっている。なおOFF/OF
F のときはON/OFFのときと実質的に同一である。これは
特に、2段階のクラッチ接続速度を選べることになるか
ら、最適な組合せを選択することでクラッチ接続ショッ
クの低減等を図ることができる。なおクラッチ8の分断
は比較的速い一定速度で行われる。
組合せが、ON/ON なら倍力装置7に対し空圧供給を、ON
/OFFなら比較的短時間で空圧排出を、OFF/ONなら比較的
長時間で空圧排出を行うようになっている。なおOFF/OF
F のときはON/OFFのときと実質的に同一である。これは
特に、2段階のクラッチ接続速度を選べることになるか
ら、最適な組合せを選択することでクラッチ接続ショッ
クの低減等を図ることができる。なおクラッチ8の分断
は比較的速い一定速度で行われる。
【0033】一方、エアタンク5とマスタシリンダ10
とを結ぶ空圧配管62は第3の空圧供給路cを形成し、
特にその配管62にも電磁切替弁81が設けられる。切
替弁81は、前記切替弁78,79と同様のもので、制
御装置72により切替制御され、ONのときには空圧をマ
スタシリンダ10に供給し、OFF のときにはマスタシリ
ンダ10からの空圧を大気開放するようになっている。
なお切替弁81の開度をデューティ制御するようにする
と、空圧の供給・排出速度を制御することもできる。
とを結ぶ空圧配管62は第3の空圧供給路cを形成し、
特にその配管62にも電磁切替弁81が設けられる。切
替弁81は、前記切替弁78,79と同様のもので、制
御装置72により切替制御され、ONのときには空圧をマ
スタシリンダ10に供給し、OFF のときにはマスタシリ
ンダ10からの空圧を大気開放するようになっている。
なお切替弁81の開度をデューティ制御するようにする
と、空圧の供給・排出速度を制御することもできる。
【0034】変速機71は自動変速を行う構成がなされ
ており、即ち、手動シフトレバーで変速ポジションが選
択されると、電気スイッチによる変速信号が制御装置7
2に送られ、図示しないアクチュエータが動作されて実
質的な変速操作を行うようになっている。従って、運転
手はスイッチの切替えを行うのみである。
ており、即ち、手動シフトレバーで変速ポジションが選
択されると、電気スイッチによる変速信号が制御装置7
2に送られ、図示しないアクチュエータが動作されて実
質的な変速操作を行うようになっている。従って、運転
手はスイッチの切替えを行うのみである。
【0035】他、制御装置72には、アクセルペダル7
5に設けられたストロークセンサ82及びアイドルスイ
ッチ83、変速機71のシフトレバー付近に設けられた
非常スイッチ84、変速機71の出力軸付近に設けられ
た車速センサ85、エアタンク5に設けられた圧力スイ
ッチ86、クラッチペダル9に設けられたペダルスイッ
チ87、及びクラッチ8に設けられたクラッチストロー
クセンサ88等が接続される。
5に設けられたストロークセンサ82及びアイドルスイ
ッチ83、変速機71のシフトレバー付近に設けられた
非常スイッチ84、変速機71の出力軸付近に設けられ
た車速センサ85、エアタンク5に設けられた圧力スイ
ッチ86、クラッチペダル9に設けられたペダルスイッ
チ87、及びクラッチ8に設けられたクラッチストロー
クセンサ88等が接続される。
【0036】以下、上記クラッチ断続装置1の動作説明
を行う。変速時、運転手のシフト操作による変速信号の
入力により、制御装置72は両方の切替弁78,79を
ON乃至開とし、第1の空圧供給路aを通じ倍力装置7に
空圧を供給する。そしてクラッチ8が分断され、図示し
ないアクチュエータにより変速機71の変速操作が完了
すると、切替弁78,79を所定の組合せでOFF とし、
倍力装置7の空圧を所定速度で抜いてクラッチ8の接続
操作を行い、変速を完了する。なおここでは、マニュア
ル操作ではないので空圧配管34内は低圧であり、よっ
てシャトル弁69は空圧配管68からの高圧でその配管
68のみを配管35に接続する。
を行う。変速時、運転手のシフト操作による変速信号の
入力により、制御装置72は両方の切替弁78,79を
ON乃至開とし、第1の空圧供給路aを通じ倍力装置7に
空圧を供給する。そしてクラッチ8が分断され、図示し
ないアクチュエータにより変速機71の変速操作が完了
すると、切替弁78,79を所定の組合せでOFF とし、
倍力装置7の空圧を所定速度で抜いてクラッチ8の接続
操作を行い、変速を完了する。なおここでは、マニュア
ル操作ではないので空圧配管34内は低圧であり、よっ
てシャトル弁69は空圧配管68からの高圧でその配管
68のみを配管35に接続する。
【0037】ここで図3を参照して、特にクラッチ8の
自動分断操作時、ハイドロリックピストン17が右側に
移動することで、作動油が充填されているハイドロリッ
クシリンダ22の容積が増し、これにより油圧通路20
及び油圧配管54内等(合わせて油圧通路内という)に
負圧が生じて、作動油に気泡が混入する虞がある。こう
なると油圧の正確な供給を行えず、最悪の場合クラッチ
8のマニュアル操作ができなくなってしまい、発進等が
不可能となる問題が生じる。
自動分断操作時、ハイドロリックピストン17が右側に
移動することで、作動油が充填されているハイドロリッ
クシリンダ22の容積が増し、これにより油圧通路20
及び油圧配管54内等(合わせて油圧通路内という)に
負圧が生じて、作動油に気泡が混入する虞がある。こう
なると油圧の正確な供給を行えず、最悪の場合クラッチ
8のマニュアル操作ができなくなってしまい、発進等が
不可能となる問題が生じる。
【0038】そこで、かかる構成にあっては、クラッチ
8の自動分断操作時に、マスタシリンダ10の空圧室4
7gに空圧配管62を通じて空圧を供給し、第1ピスト
ン48を適宜押動し、油圧通路内を適当に加圧するよう
にしている。こうすると、油圧通路内の負圧化を防止で
き、トラブルを未然に防止することができる。
8の自動分断操作時に、マスタシリンダ10の空圧室4
7gに空圧配管62を通じて空圧を供給し、第1ピスト
ン48を適宜押動し、油圧通路内を適当に加圧するよう
にしている。こうすると、油圧通路内の負圧化を防止で
き、トラブルを未然に防止することができる。
【0039】特にかかる構成にあっては、クラッチ8の
自動分断操作時に、切替弁78,79を開とする前に、
切替弁81を若干早めに開として適当な初期圧を与える
ようにしている。このことによって、負圧化の完全な防
止を達成することができる。
自動分断操作時に、切替弁78,79を開とする前に、
切替弁81を若干早めに開として適当な初期圧を与える
ようにしている。このことによって、負圧化の完全な防
止を達成することができる。
【0040】また、クラッチ8の自動接続操作時、こん
どは油圧通路内が順次増圧されるから、これに合わせて
空圧室47gの空圧を切替弁81から適宜大気開放させ
る。こうなると第1ピストン48の原位置への復帰が可
能となる。またこのときにも、切替弁78,79を閉と
した後に切替弁81を遅れて閉とし、最後まで空圧を与
えるようにして負圧化の完全防止を図っている。
どは油圧通路内が順次増圧されるから、これに合わせて
空圧室47gの空圧を切替弁81から適宜大気開放させ
る。こうなると第1ピストン48の原位置への復帰が可
能となる。またこのときにも、切替弁78,79を閉と
した後に切替弁81を遅れて閉とし、最後まで空圧を与
えるようにして負圧化の完全防止を図っている。
【0041】加えて、クラッチペダル9を用いたマニュ
アル操作時には、クラッチペダル9を踏み込んだ瞬間に
マスタシリンダ10から油圧が送られ、これにより制御
バルブ部7aが開となり、空圧でシャトル弁69が切替
り、空圧配管34,35同士が接続される。こうなる
と、倍力装置7には空圧が供給されてクラッチ8が分断
される。特にこのマニュアル操作時には、油圧通路内を
積極的に加圧するため負圧化は生じない。こうして、電
気系トラブル等で自動操作が不可能となっても、マニュ
アル操作によるクラッチ断続が可能となり、発進、変速
等が可能となる。
アル操作時には、クラッチペダル9を踏み込んだ瞬間に
マスタシリンダ10から油圧が送られ、これにより制御
バルブ部7aが開となり、空圧でシャトル弁69が切替
り、空圧配管34,35同士が接続される。こうなる
と、倍力装置7には空圧が供給されてクラッチ8が分断
される。特にこのマニュアル操作時には、油圧通路内を
積極的に加圧するため負圧化は生じない。こうして、電
気系トラブル等で自動操作が不可能となっても、マニュ
アル操作によるクラッチ断続が可能となり、発進、変速
等が可能となる。
【0042】ところで、自動操作の途中、即ちマスタシ
リンダ10の空圧室47gに空圧が供給された状態で、
クラッチペダル9が踏み込まれたときは以下のようにな
る。このとき、第1ピストン48は原位置から所定スト
ロークだけ押動されており、且つ第2ピストン47は原
位置にて空圧が作用されていて、これを空圧反力に逆ら
って強制的に押すことになる。この場合、空圧反力があ
るものの通常の踏力でクラッチペダル9の踏み込みは可
能である。そしてその踏み込みにより第2ピストン47
を押動させると、エアタンク5の容量が比較的大きいこ
とから、空圧室47gの内圧は若干上昇するものの、空
圧室47gの空気は空圧配管62に逆流する。これによ
り空圧室47gの内圧をほぼ一定に保て、第1ピストン
48の移動乃至オーバーストロークを防止して、クラッ
チ8の誤作動等を防止することができる。
リンダ10の空圧室47gに空圧が供給された状態で、
クラッチペダル9が踏み込まれたときは以下のようにな
る。このとき、第1ピストン48は原位置から所定スト
ロークだけ押動されており、且つ第2ピストン47は原
位置にて空圧が作用されていて、これを空圧反力に逆ら
って強制的に押すことになる。この場合、空圧反力があ
るものの通常の踏力でクラッチペダル9の踏み込みは可
能である。そしてその踏み込みにより第2ピストン47
を押動させると、エアタンク5の容量が比較的大きいこ
とから、空圧室47gの内圧は若干上昇するものの、空
圧室47gの空気は空圧配管62に逆流する。これによ
り空圧室47gの内圧をほぼ一定に保て、第1ピストン
48の移動乃至オーバーストロークを防止して、クラッ
チ8の誤作動等を防止することができる。
【0043】かかる構成にあっては、油圧通路内を負圧
化させない程度に加圧すればよいので、第1ピストン4
8等を特に大径とする必要がなく、マスタシリンダ10
を従来程度の外径に設定でき、大形となるのを防止する
ことができる。
化させない程度に加圧すればよいので、第1ピストン4
8等を特に大径とする必要がなく、マスタシリンダ10
を従来程度の外径に設定でき、大形となるのを防止する
ことができる。
【0044】なお、上記の如き油圧通路の加圧は、倍力
装置7のハイドロリックシリンダ22周辺の内部構造を
変更することによっても可能であるが、こうすると狭い
スペースで複雑な構造を採用せざるを得ず、シール等の
問題もあり信頼性やメンテナンス性の点で不利である。
本実施例は従来同様の倍力装置7に変更を加えることな
く、マスタシリンダ10の構造や空圧回路の構成によっ
て対応しているため、上記の欠点はなく構成がシンプル
となり、十分な信頼性、メンテナンス性等を確保でき
る。そして、クラッチペダル9による機械的な駆動及び
空圧供給制御により、それぞれが互いに干渉することな
く所望の油圧を発生させることができる。
装置7のハイドロリックシリンダ22周辺の内部構造を
変更することによっても可能であるが、こうすると狭い
スペースで複雑な構造を採用せざるを得ず、シール等の
問題もあり信頼性やメンテナンス性の点で不利である。
本実施例は従来同様の倍力装置7に変更を加えることな
く、マスタシリンダ10の構造や空圧回路の構成によっ
て対応しているため、上記の欠点はなく構成がシンプル
となり、十分な信頼性、メンテナンス性等を確保でき
る。そして、クラッチペダル9による機械的な駆動及び
空圧供給制御により、それぞれが互いに干渉することな
く所望の油圧を発生させることができる。
【0045】[第2実施例]図5に示すように、この実
施例にあっては、第1実施例に係るクラッチ断続装置の
構成に変更がなされている。以下、変更点について主に
説明し、同様なものに関しては説明を省略して図に同一
符号を付するのみとする。
施例にあっては、第1実施例に係るクラッチ断続装置の
構成に変更がなされている。以下、変更点について主に
説明し、同様なものに関しては説明を省略して図に同一
符号を付するのみとする。
【0046】図示するように、この実施例では、倍力装
置7の制御バルブ部7aと空圧ニップル15とが空圧配
管34により直接接続されている。そして第1実施例に
あった分岐65はなく、制御バルブ部7aの入口(ニッ
プル31)に配管67により接続する分岐63があるの
みである。こうして、エアタンク5から分岐63を分岐
して倍力装置7の空圧ニップル15までを結ぶ空圧配管
62,67,34が第1の空圧供給路aを形成する。そ
して、エアタンク5とマスタシリンダ110とを結ぶ空
圧配管62は第2の空圧供給路bを形成する。この空圧
配管62には、第1実施例にあった切替弁81の代わり
に前記同様の切替弁78,79が設けられる。
置7の制御バルブ部7aと空圧ニップル15とが空圧配
管34により直接接続されている。そして第1実施例に
あった分岐65はなく、制御バルブ部7aの入口(ニッ
プル31)に配管67により接続する分岐63があるの
みである。こうして、エアタンク5から分岐63を分岐
して倍力装置7の空圧ニップル15までを結ぶ空圧配管
62,67,34が第1の空圧供給路aを形成する。そ
して、エアタンク5とマスタシリンダ110とを結ぶ空
圧配管62は第2の空圧供給路bを形成する。この空圧
配管62には、第1実施例にあった切替弁81の代わり
に前記同様の切替弁78,79が設けられる。
【0047】図4に示すように、この実施例ではマスタ
シリンダの構成が特に相違する。マスタシリンダ110
は、長手方向に延出されたシリンダボディ111(シリ
ンダ)を有し、シリンダボディ111は、その内部に、
長手方向一端(左端)側が大径、他端(右端)側が小径
に形成されたシリンダボア112を有して段付きの略円
筒状に形成される。シリンダボア112の左端は開放さ
れ、その右端は、シリンダボディ111内部に形成され
た油圧供給ポート113に連通する以外は閉止される。
油圧供給ポート113には油圧配管54(図5)が接続
される。
シリンダの構成が特に相違する。マスタシリンダ110
は、長手方向に延出されたシリンダボディ111(シリ
ンダ)を有し、シリンダボディ111は、その内部に、
長手方向一端(左端)側が大径、他端(右端)側が小径
に形成されたシリンダボア112を有して段付きの略円
筒状に形成される。シリンダボア112の左端は開放さ
れ、その右端は、シリンダボディ111内部に形成され
た油圧供給ポート113に連通する以外は閉止される。
油圧供給ポート113には油圧配管54(図5)が接続
される。
【0048】シリンダボア112には特に二つのピスト
ン114,115が独立して摺動可能に装入される。こ
れらピストン114,115は直列配置され、右側に位
置する第1ピストン114が、これより右側のシリンダ
ボア112内壁との間で油圧室116(第1流体室)を
区画形成する。油圧室116内には、第1ピストン11
4を左側に付勢するリターンスプリング117が装入さ
れる。
ン114,115が独立して摺動可能に装入される。こ
れらピストン114,115は直列配置され、右側に位
置する第1ピストン114が、これより右側のシリンダ
ボア112内壁との間で油圧室116(第1流体室)を
区画形成する。油圧室116内には、第1ピストン11
4を左側に付勢するリターンスプリング117が装入さ
れる。
【0049】特に第1ピストン114は小径及び大径ピ
ストン部材114a,114bから分割して構成され、
これらピストン部材114a,114bはシリンダボア
112の小径部及び大径部112a,112bにそれぞ
れ装入される。大径ピストン部材114aの中心穴11
8にはピン119が圧入固定され、このピン119は小
径ピストン部材114aの中心穴120に挿抜自在に差
し込まれている。よってピストン部材114a,114
b同士は分割方向に移動可能であるが、実際はこれら同
士が油圧や空圧、或いはリターンスプリング117の付
勢力で互いに押し付けられるので分割されない。小径ピ
ストン部材114aはその左右両端部のみが、大径ピス
トン部材114bは右側の小径部121を除く左側の大
径部122のみが摺動するようになっている。そしてこ
れにより、シリンダボア112の小径部112aと小径
ピストン部材114aの中央部との間には油室123
が、シリンダボア112の大径部112bと大径ピスト
ン部材114bの小径部121との間には第1空気室1
24がそれぞれ形成されることになる。小径ピストン部
材114aの右端にはピストンカップ125が,左端に
はシーリングカップ126が設けられ、大径ピストン部
材114bの大径部122にもシーリングカップ127
が設けられる。また小径ピストン部材114aの右端に
は、リターンスプリング117の端部に差し込まれる差
込部128が形成される。
ストン部材114a,114bから分割して構成され、
これらピストン部材114a,114bはシリンダボア
112の小径部及び大径部112a,112bにそれぞ
れ装入される。大径ピストン部材114aの中心穴11
8にはピン119が圧入固定され、このピン119は小
径ピストン部材114aの中心穴120に挿抜自在に差
し込まれている。よってピストン部材114a,114
b同士は分割方向に移動可能であるが、実際はこれら同
士が油圧や空圧、或いはリターンスプリング117の付
勢力で互いに押し付けられるので分割されない。小径ピ
ストン部材114aはその左右両端部のみが、大径ピス
トン部材114bは右側の小径部121を除く左側の大
径部122のみが摺動するようになっている。そしてこ
れにより、シリンダボア112の小径部112aと小径
ピストン部材114aの中央部との間には油室123
が、シリンダボア112の大径部112bと大径ピスト
ン部材114bの小径部121との間には第1空気室1
24がそれぞれ形成されることになる。小径ピストン部
材114aの右端にはピストンカップ125が,左端に
はシーリングカップ126が設けられ、大径ピストン部
材114bの大径部122にもシーリングカップ127
が設けられる。また小径ピストン部材114aの右端に
は、リターンスプリング117の端部に差し込まれる差
込部128が形成される。
【0050】大径ピストン部材114bの左端面にはテ
ーパ状の窪み129が形成され、この窪み129の底部
に第2ピストン115を当接させるための緩衝部材13
0が固着される。緩衝部材130はゴム等の弾性体で形
成されて油圧脈動乃至振動を遮断する。第2ピストン1
15の右端面には窪み129に沿ったテーパ状の突起1
31が形成され、この突起131の先端面が緩衝部材1
30への実質的な当接面となる。特にこれらが図示の如
く当接するとき、第1ピストン114と第2ピストン1
15との間には隙間が形成され、この隙間が、空圧導入
ポート132(導入路)から空圧を導入するための空圧
室133(第2流体室)を区画形成する。
ーパ状の窪み129が形成され、この窪み129の底部
に第2ピストン115を当接させるための緩衝部材13
0が固着される。緩衝部材130はゴム等の弾性体で形
成されて油圧脈動乃至振動を遮断する。第2ピストン1
15の右端面には窪み129に沿ったテーパ状の突起1
31が形成され、この突起131の先端面が緩衝部材1
30への実質的な当接面となる。特にこれらが図示の如
く当接するとき、第1ピストン114と第2ピストン1
15との間には隙間が形成され、この隙間が、空圧導入
ポート132(導入路)から空圧を導入するための空圧
室133(第2流体室)を区画形成する。
【0051】第2ピストン115は、その左右両端部の
みが、シリンダボア112の大径部112bに沿って摺
動するようになっている。そしてその中央縮径部分が、
大径部112b内壁との間で第2空気室134を区画形
成する。大径部112bの左端には、第2ピストン11
5の移動を当接リング135を介して規制するスナップ
リング136が設けられる。特に大径部112bの左端
は開口されたままであり、且つこの開口部にプッシュロ
ッド49(ロッド)が挿入される。プッシュロッド49
は前述よりも長く挿入され、第2ピストン115のボア
部137を延出し、突起131の先端面の裏側で第2ピ
ストン115に当接する。特にボア部137が設けられ
ることで第2ピストン115は軽量となる。
みが、シリンダボア112の大径部112bに沿って摺
動するようになっている。そしてその中央縮径部分が、
大径部112b内壁との間で第2空気室134を区画形
成する。大径部112bの左端には、第2ピストン11
5の移動を当接リング135を介して規制するスナップ
リング136が設けられる。特に大径部112bの左端
は開口されたままであり、且つこの開口部にプッシュロ
ッド49(ロッド)が挿入される。プッシュロッド49
は前述よりも長く挿入され、第2ピストン115のボア
部137を延出し、突起131の先端面の裏側で第2ピ
ストン115に当接する。特にボア部137が設けられ
ることで第2ピストン115は軽量となる。
【0052】第2ピストン115の左端摺動部にはシー
リングカップ138が設けられ、その右端摺動部にはシ
ールリング139が固着される。また油圧室116及び
油室123にはそれぞれ小径ポート140及び大径ポー
ト141を通じて給油通路142が連通される。そして
この給油通路142は、前記同様、給油配管59(図
5)を介してリザーバタンク58(図5)に接続され
る。143はボルト挿通穴である。
リングカップ138が設けられ、その右端摺動部にはシ
ールリング139が固着される。また油圧室116及び
油室123にはそれぞれ小径ポート140及び大径ポー
ト141を通じて給油通路142が連通される。そして
この給油通路142は、前記同様、給油配管59(図
5)を介してリザーバタンク58(図5)に接続され
る。143はボルト挿通穴である。
【0053】このマスタシリンダ10にあっても前記同
様、空圧室133に空圧を供給して油圧を発生できる
が、特に大径ピストン部材114bに空圧を作用させ、
小径ピストン部材114aで油圧を発生させるようにし
たため、小さい空圧で大きな油圧を得られるという倍力
効果によるメリットがある。ここで、油室123、第1
及び第2空気室124,134は、前記同様に緩衝ゾー
ンとしての中間室を形成するが、中でも特に第1空気室
124は、第1ピストン114の動きに応じて容積変化
即ち膨張・収縮を行うことになる。従って、これが第1
ピストン114の移動抵抗とならぬよう、シリンダボデ
ィ111には、第1空気室124を外部に連通させるブ
リーザ144が設けられている。このブリーザ144に
より、第1空気室124の膨張・収縮時に外部と空気を
給排でき、これにより第1ピストン114の動作をスム
ーズにすることができる。また空圧室133からリーク
してきた空気も、ここで大気圧に減圧され外部に排気さ
れることとなる。
様、空圧室133に空圧を供給して油圧を発生できる
が、特に大径ピストン部材114bに空圧を作用させ、
小径ピストン部材114aで油圧を発生させるようにし
たため、小さい空圧で大きな油圧を得られるという倍力
効果によるメリットがある。ここで、油室123、第1
及び第2空気室124,134は、前記同様に緩衝ゾー
ンとしての中間室を形成するが、中でも特に第1空気室
124は、第1ピストン114の動きに応じて容積変化
即ち膨張・収縮を行うことになる。従って、これが第1
ピストン114の移動抵抗とならぬよう、シリンダボデ
ィ111には、第1空気室124を外部に連通させるブ
リーザ144が設けられている。このブリーザ144に
より、第1空気室124の膨張・収縮時に外部と空気を
給排でき、これにより第1ピストン114の動作をスム
ーズにすることができる。また空圧室133からリーク
してきた空気も、ここで大気圧に減圧され外部に排気さ
れることとなる。
【0054】また、第1ピストン114は摺動部材であ
るため高い加工精度を要求するが、ここではそれを小径
部と大径部とに分割したので加工を容易に行えるメリッ
トがある。もっとも加工精度さえ満足できれば、分割と
せず一体とすることは一向に構わない。
るため高い加工精度を要求するが、ここではそれを小径
部と大径部とに分割したので加工を容易に行えるメリッ
トがある。もっとも加工精度さえ満足できれば、分割と
せず一体とすることは一向に構わない。
【0055】さて、次に上記装置1における動作説明を
行う。変速に際し、前述の第1実施例においては、倍力
装置7への空圧供給に合わせてマスタシリンダ10に空
圧を送り、油圧通路内を加圧するようにしていた。しか
し本実施例では、マスタシリンダ110への空圧供給に
より積極的に油圧通路内を加圧し、この空圧供給により
倍力装置7やクラッチ8を作動させるようにしている。
行う。変速に際し、前述の第1実施例においては、倍力
装置7への空圧供給に合わせてマスタシリンダ10に空
圧を送り、油圧通路内を加圧するようにしていた。しか
し本実施例では、マスタシリンダ110への空圧供給に
より積極的に油圧通路内を加圧し、この空圧供給により
倍力装置7やクラッチ8を作動させるようにしている。
【0056】即ち、クラッチ8の自動分断操作時は、両
方の切替弁78,79をON乃至開とし、第2の空圧供給
路bを通じマスタシリンダ10の空圧室133に空圧を
供給する。そしてその空圧で第1ピストン114を押動
し、油圧室116の作動油を加圧して油圧を発生させ、
油圧通路内を加圧するようにしている。これによって、
油圧通路内の負圧化を防止でき、トラブルを未然に防止
することができる。油圧が倍力装置7に送られれば、制
御バルブ部7aが開となり、第1の空圧供給路aから倍
力装置7に空圧が供給され、クラッチ8は分断される。
また、切替弁78,79をOFF 乃至閉とすれば、空圧室
133の空気が切替弁78,79から排出され、油圧通
路内の油圧が抜けてクラッチ8は接続される。
方の切替弁78,79をON乃至開とし、第2の空圧供給
路bを通じマスタシリンダ10の空圧室133に空圧を
供給する。そしてその空圧で第1ピストン114を押動
し、油圧室116の作動油を加圧して油圧を発生させ、
油圧通路内を加圧するようにしている。これによって、
油圧通路内の負圧化を防止でき、トラブルを未然に防止
することができる。油圧が倍力装置7に送られれば、制
御バルブ部7aが開となり、第1の空圧供給路aから倍
力装置7に空圧が供給され、クラッチ8は分断される。
また、切替弁78,79をOFF 乃至閉とすれば、空圧室
133の空気が切替弁78,79から排出され、油圧通
路内の油圧が抜けてクラッチ8は接続される。
【0057】特にこれは、第1ピストン114に、大径
部と小径部(大径ピストン部材114bと小径ピストン
部材114a)を設けて得られた倍力効果によるところ
が大きい。即ち、通常の空圧で作動油を強力且つ短時間
に加圧でき、これによりクラッチ8の動作を問題なく行
える。なお、十分な油圧を発生できれば小径であっても
構わない。
部と小径部(大径ピストン部材114bと小径ピストン
部材114a)を設けて得られた倍力効果によるところ
が大きい。即ち、通常の空圧で作動油を強力且つ短時間
に加圧でき、これによりクラッチ8の動作を問題なく行
える。なお、十分な油圧を発生できれば小径であっても
構わない。
【0058】ここでかかる装置1は、第1実施例のもの
より空圧回路がシンプルで、且つこのシンプルな構成に
より同等の効果を得られるメリットも有している。
より空圧回路がシンプルで、且つこのシンプルな構成に
より同等の効果を得られるメリットも有している。
【0059】以上、本発明の好適実施例について説明し
てきたが、本発明は上記実施例の他にも変形実施例が可
能である。また本発明は、マスタシリンダ以外のものに
も適用可能である。
てきたが、本発明は上記実施例の他にも変形実施例が可
能である。また本発明は、マスタシリンダ以外のものに
も適用可能である。
【0060】
【発明の効果】本発明は次の如き優れた効果を発揮す
る。
る。
【0061】(1) クラッチの自動操作時、油圧通路
内の負圧状態となることを防止でき、作動油に気泡が混
入することがないので、クラッチのマニュアル操作がで
きなくなるなどのトラブルを未然に防げる。
内の負圧状態となることを防止でき、作動油に気泡が混
入することがないので、クラッチのマニュアル操作がで
きなくなるなどのトラブルを未然に防げる。
【0062】(2) 従来の装置を大きく変更すること
なく、シンプルな構成により(1)の効果を得ることが
できるので、十分な信頼性を確保できる。
なく、シンプルな構成により(1)の効果を得ることが
できるので、十分な信頼性を確保できる。
【図1】第1実施例に係る流体圧発生装置を示す縦断面
図である。
図である。
【図2】第1実施例に係るクラッチ断続装置を示す全体
構成図である。
構成図である。
【図3】倍力装置を示す縦断面図である。
【図4】第2実施例に係る流体圧発生装置を示す縦断面
図である。
図である。
【図5】第2実施例に係るクラッチ断続装置を示す全体
構成図である。
構成図である。
10,110 マスタシリンダ(流体圧発生装置) 46a,116 油圧室(第1流体室) 45,111 シリンダボディ(シリンダ) 48,114 第1ピストン 47g,133 空圧室(第2流体室) 47,115 第2ピストン 49 プッシュロッド(ロッド) 55,132 空圧導入ポート(導入路)
フロントページの続き (72)発明者 岩男 信幸 神奈川県藤沢市土棚8番地 株式会社い すゞ中央研究所内 (72)発明者 谷 高浩 神奈川県川崎市川崎区殿町3丁目25番1号 いすゞ自動車株式会社川崎工場内 (72)発明者 高野 孝雄 神奈川県川崎市川崎区殿町3丁目25番1号 いすゞ自動車株式会社川崎工場内
Claims (2)
- 【請求項1】 作動流体が収容される第1流体室を区画
するシリンダと、該シリンダ内を摺動して前記作動流体
を加圧する第1ピストンと、前記シリンダ内に摺動可能
に設けられ、前記第1ピストンとの間に第2流体室を区
画する第2ピストンと、前記第1及び第2ピストンを作
動流体加圧方向に押動するロッドと、前記第2流体室に
連通され、該第2流体室に圧力流体を導入して前記第1
ピストンを押動するための導入路とを備えたことを特徴
とする流体圧発生装置。 - 【請求項2】 前記シリンダと、前記第1ピストンとの
間に、前記第1及び第2流体室から隔てられた中間室が
区画形成された請求項1記載の流体圧発生装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17635595A JPH0925947A (ja) | 1995-07-12 | 1995-07-12 | 流体圧発生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17635595A JPH0925947A (ja) | 1995-07-12 | 1995-07-12 | 流体圧発生装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0925947A true JPH0925947A (ja) | 1997-01-28 |
Family
ID=16012166
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17635595A Pending JPH0925947A (ja) | 1995-07-12 | 1995-07-12 | 流体圧発生装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0925947A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010221735A (ja) * | 2009-03-19 | 2010-10-07 | Honda Motor Co Ltd | 車両用油圧装置 |
-
1995
- 1995-07-12 JP JP17635595A patent/JPH0925947A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010221735A (ja) * | 2009-03-19 | 2010-10-07 | Honda Motor Co Ltd | 車両用油圧装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040203 |