JPH09196005A - マスタシリンダ装置 - Google Patents
マスタシリンダ装置Info
- Publication number
- JPH09196005A JPH09196005A JP8008393A JP839396A JPH09196005A JP H09196005 A JPH09196005 A JP H09196005A JP 8008393 A JP8008393 A JP 8008393A JP 839396 A JP839396 A JP 839396A JP H09196005 A JPH09196005 A JP H09196005A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piston
- hydraulic
- pneumatic
- pressure
- air
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Fluid-Pressure Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 プッシュロッドだけでなく空圧によっても互
いに干渉することなく駆動させ、かつシール耐久性を向
上させる。 【解決手段】 シリンダ本体12内を移動する油圧ピス
トン13と、油圧ピストン13の外周に設けられたオイ
ルシール29と、エア圧を受けて油圧ピストン13を押
圧する第一空圧ピストン16と、第一空圧ピストン16
のカップ状内面に支持され他端はシリンダ本体12の内
面をスライド可能である第二空圧ピストン15と、第二
空圧ピストン15の他端外周に設けられた第一エア用シ
ール37と、第二空圧ピストン15に当接してペダル操
作時に油圧排出方向Pへ押すプッシュロッド14と、シ
リンダ本体12内面に設けられて第一空圧ピストン16
外周面をシールする第二エア用シール30と、第二エア
用シール30とオイルシール29の間のシリンダ本体1
2に設けられた大気開放口40とを備える。
いに干渉することなく駆動させ、かつシール耐久性を向
上させる。 【解決手段】 シリンダ本体12内を移動する油圧ピス
トン13と、油圧ピストン13の外周に設けられたオイ
ルシール29と、エア圧を受けて油圧ピストン13を押
圧する第一空圧ピストン16と、第一空圧ピストン16
のカップ状内面に支持され他端はシリンダ本体12の内
面をスライド可能である第二空圧ピストン15と、第二
空圧ピストン15の他端外周に設けられた第一エア用シ
ール37と、第二空圧ピストン15に当接してペダル操
作時に油圧排出方向Pへ押すプッシュロッド14と、シ
リンダ本体12内面に設けられて第一空圧ピストン16
外周面をシールする第二エア用シール30と、第二エア
用シール30とオイルシール29の間のシリンダ本体1
2に設けられた大気開放口40とを備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ペダル操作及び空
圧で油圧ピストンを動かして油圧を発生させるマスタシ
リンダ装置に関するものである。
圧で油圧ピストンを動かして油圧を発生させるマスタシ
リンダ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近来にあっては、バスやトラック等の大
型車両においても変速自動化の要請が高まっている。こ
れらの車両は一般に自重や積載量が大きく、クラッチ形
式として乗用車に採用されるような流体式トルクコンバ
ータを用いると損失大となり燃費の面で不利であるた
め、摩擦クラッチを自動操作により断続し、これと並行
して変速機(マニュアルトランスミッション)をアクチ
ュエータにより自動操作して、変速自動化を図ってい
る。このクラッチの自動操作を行うクラッチ断続装置と
しては、空圧により摩擦クラッチの断続操作を行う倍力
装置(クラッチブースタ)を利用するのが一般的であ
る。
型車両においても変速自動化の要請が高まっている。こ
れらの車両は一般に自重や積載量が大きく、クラッチ形
式として乗用車に採用されるような流体式トルクコンバ
ータを用いると損失大となり燃費の面で不利であるた
め、摩擦クラッチを自動操作により断続し、これと並行
して変速機(マニュアルトランスミッション)をアクチ
ュエータにより自動操作して、変速自動化を図ってい
る。このクラッチの自動操作を行うクラッチ断続装置と
しては、空圧により摩擦クラッチの断続操作を行う倍力
装置(クラッチブースタ)を利用するのが一般的であ
る。
【0003】一方、車両発進時等においてはクラッチの
操作がデリケートとなり、その操作を自動制御で行おう
とすると装置が複雑化し、高価となってしまうため、こ
の場合にのみクラッチペダルを用いたマニュアル(手
動)操作を行えるようにして、装置のシンプル化、低価
格化を狙ったものが提案されている(例えば実公平4−
8023号公報)。すなわちクラッチペダルの操作によ
りマスタシリンダから作動油圧を倍力装置に与えて、こ
れを駆動させるようにしている。
操作がデリケートとなり、その操作を自動制御で行おう
とすると装置が複雑化し、高価となってしまうため、こ
の場合にのみクラッチペダルを用いたマニュアル(手
動)操作を行えるようにして、装置のシンプル化、低価
格化を狙ったものが提案されている(例えば実公平4−
8023号公報)。すなわちクラッチペダルの操作によ
りマスタシリンダから作動油圧を倍力装置に与えて、こ
れを駆動させるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところでこの種のオー
トクラッチシステムにおいて、自動変速を行っている時
には、倍力装置に空圧が供給されて内部のパワーピスト
ンが押動され、クラッチを分断方向に操作するようにな
っている。しかしながら従来の構成では、マスタシリン
ダからの油圧を送る通路は、パワーピストンの移動に応
じて容積変化する倍力装置の油圧シリンダに連通してお
り、パワーピストンの押動により油圧シリンダ容積が増
すと、油圧通路内に負圧が発生してエアの吸い込み等を
引き起こすおそれがある。
トクラッチシステムにおいて、自動変速を行っている時
には、倍力装置に空圧が供給されて内部のパワーピスト
ンが押動され、クラッチを分断方向に操作するようにな
っている。しかしながら従来の構成では、マスタシリン
ダからの油圧を送る通路は、パワーピストンの移動に応
じて容積変化する倍力装置の油圧シリンダに連通してお
り、パワーピストンの押動により油圧シリンダ容積が増
すと、油圧通路内に負圧が発生してエアの吸い込み等を
引き起こすおそれがある。
【0005】このような負圧発生を防止するためには、
前記実公平4−8023号公報のように、倍力装置の油
圧出力部にマニュアル操作と自動操作とのキャンセル機
構を備える必要があるが、その機構は複雑となり、信頼
性にも問題がある。従って倍力装置の変更は行わずに負
圧発生を防止すべく、マスタシリンダをクラッチペダル
だけでなく、制御系(空圧供給回路)によっても同様
に、且つ互いに干渉することなく駆動できるようにする
ことが望ましい。またそのマスタシリンダにおける空圧
駆動部分と油圧発生部分とは、耐久性等を考えると、互
いのシーリングに作用しないように構成されることが望
ましいが、このようなマスタシリンダ装置は従来なかっ
た。すなわちエンジンで駆動するエアーポンプより送ら
れるエアーにはエンジンオイル(鉱物油)のミストが混
入されているおそれがあり、植物油系のオイルシールに
鉱物油が触れる可能性がある。一般に、植物油系のオイ
ルシールには鉱物油に対する耐性がなく、逆に鉱物油系
のオイルシールには植物油に対する耐性がない。現在、
比較的容易に入手できるシール材のなかで、双方のオイ
ルに対する耐性を持つ素材としてシリコンが上げられる
が、価格が高いという問題点がある。実車ではエアード
ライヤー等がコンプレッサーとピストンとの間に組み込
まれるため、このような状況が生じる可能性は低いと思
われるが、安全上重要な部品である為、対策を施す必要
がある。
前記実公平4−8023号公報のように、倍力装置の油
圧出力部にマニュアル操作と自動操作とのキャンセル機
構を備える必要があるが、その機構は複雑となり、信頼
性にも問題がある。従って倍力装置の変更は行わずに負
圧発生を防止すべく、マスタシリンダをクラッチペダル
だけでなく、制御系(空圧供給回路)によっても同様
に、且つ互いに干渉することなく駆動できるようにする
ことが望ましい。またそのマスタシリンダにおける空圧
駆動部分と油圧発生部分とは、耐久性等を考えると、互
いのシーリングに作用しないように構成されることが望
ましいが、このようなマスタシリンダ装置は従来なかっ
た。すなわちエンジンで駆動するエアーポンプより送ら
れるエアーにはエンジンオイル(鉱物油)のミストが混
入されているおそれがあり、植物油系のオイルシールに
鉱物油が触れる可能性がある。一般に、植物油系のオイ
ルシールには鉱物油に対する耐性がなく、逆に鉱物油系
のオイルシールには植物油に対する耐性がない。現在、
比較的容易に入手できるシール材のなかで、双方のオイ
ルに対する耐性を持つ素材としてシリコンが上げられる
が、価格が高いという問題点がある。実車ではエアード
ライヤー等がコンプレッサーとピストンとの間に組み込
まれるため、このような状況が生じる可能性は低いと思
われるが、安全上重要な部品である為、対策を施す必要
がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決すべく本
発明は、ペダル操作及び空圧で油圧ピストンを動かして
油圧を発生させるマスタシリンダ装置において、一方に
油圧排出口、他方に開放端部を有するシリンダ本体と、
シリンダ本体内を移動してオイルを排出する油圧ピスト
ンと、油圧ピストンの外周に設けられてシリンダ本体内
面をシールするオイルシールと、エア圧を受けシリンダ
本体内を移動して油圧ピストンを押圧する断面カップ状
の第一空圧ピストンと、第一空圧ピストンのカップ状内
面に一端が互いにスライド可能に支持され他端はシリン
ダ本体の内面をスライド可能である第二空圧ピストン
と、第二空圧ピストンの他端外周に設けられてシリンダ
本体内面をシールする第一エア用シールと、第二空圧ピ
ストンの他端部に当接してペダル操作時に第二空圧ピス
トンを油圧排出口方向へ押すプッシュロッドと、シリン
ダ本体内面に設けられて第一空圧ピストン外周面をシー
ルする第二エア用シールと、第二エア用シールとオイル
シールの間のシリンダ本体に設けられた大気開放口とを
備えたものである。
発明は、ペダル操作及び空圧で油圧ピストンを動かして
油圧を発生させるマスタシリンダ装置において、一方に
油圧排出口、他方に開放端部を有するシリンダ本体と、
シリンダ本体内を移動してオイルを排出する油圧ピスト
ンと、油圧ピストンの外周に設けられてシリンダ本体内
面をシールするオイルシールと、エア圧を受けシリンダ
本体内を移動して油圧ピストンを押圧する断面カップ状
の第一空圧ピストンと、第一空圧ピストンのカップ状内
面に一端が互いにスライド可能に支持され他端はシリン
ダ本体の内面をスライド可能である第二空圧ピストン
と、第二空圧ピストンの他端外周に設けられてシリンダ
本体内面をシールする第一エア用シールと、第二空圧ピ
ストンの他端部に当接してペダル操作時に第二空圧ピス
トンを油圧排出口方向へ押すプッシュロッドと、シリン
ダ本体内面に設けられて第一空圧ピストン外周面をシー
ルする第二エア用シールと、第二エア用シールとオイル
シールの間のシリンダ本体に設けられた大気開放口とを
備えたものである。
【0007】この構成によって、ペダル操作でプッシュ
ロッドを駆動させることにより、第二空圧ピストンはシ
リンダ本体内を移動して第一空圧ピストンを移動させ、
第一空圧ピストンが油圧ピストンを押圧することで油圧
を発生させる。またエア圧が供給されると、第一空圧ピ
ストンはシリンダ本体内を移動して油圧ピストンを押圧
し、シリンダ本体内からオイルを排出させる。すなわち
それぞれが互いに干渉することなく、所望の作動油圧を
発生させることができる。第一空圧ピストンは、シリン
ダ本体内を移動する際に油圧ピストン側へ入り込むが、
第一空圧ピストンのシーリングはシリンダ本体に位置固
定された第二エア用シールが行っているので、これに油
圧ピストン側のオイルが接触することはない。
ロッドを駆動させることにより、第二空圧ピストンはシ
リンダ本体内を移動して第一空圧ピストンを移動させ、
第一空圧ピストンが油圧ピストンを押圧することで油圧
を発生させる。またエア圧が供給されると、第一空圧ピ
ストンはシリンダ本体内を移動して油圧ピストンを押圧
し、シリンダ本体内からオイルを排出させる。すなわち
それぞれが互いに干渉することなく、所望の作動油圧を
発生させることができる。第一空圧ピストンは、シリン
ダ本体内を移動する際に油圧ピストン側へ入り込むが、
第一空圧ピストンのシーリングはシリンダ本体に位置固
定された第二エア用シールが行っているので、これに油
圧ピストン側のオイルが接触することはない。
【0008】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を添付図
面に従って説明する。
面に従って説明する。
【0009】図1は、本発明の実施の形態であるマスタ
シリンダ装置を示したものである。このマスタシリンダ
装置は、シリンダ本体12に、オイルを排出する油圧ピ
ストン13と、エア圧を受けて油圧ピストン13を押圧
する第一空圧ピストン16と、プッシュロッド14によ
り押されて第一空圧ピストン16を押す第二空圧ピスト
ン15とが直列に設けられて構成されている。
シリンダ装置を示したものである。このマスタシリンダ
装置は、シリンダ本体12に、オイルを排出する油圧ピ
ストン13と、エア圧を受けて油圧ピストン13を押圧
する第一空圧ピストン16と、プッシュロッド14によ
り押されて第一空圧ピストン16を押す第二空圧ピスト
ン15とが直列に設けられて構成されている。
【0010】シリンダ本体12は、油圧ピストン13を
摺動させるオイル用シリンダ内壁24を有した油圧側シ
リンダボディ12aと、空圧ピストン16,15を摺動
させるエア用シリンダ内壁26を有した空圧側シリンダ
ボディ12bとで成り、これらの端部のフランジ27が
突き合わされて一体化されている。油圧側シリンダボデ
ィ12aの一端には、その軸心位置に延びた油圧排出口
23が形成されていると共に、長手方向略中間の周側部
にはオイルを適宜補給するための給油口25が設けられ
ている。また空圧側シリンダボディ12bの他端は開放
されて開放端部31として形成されていると共に、フラ
ンジ27の近傍には高圧エア圧を導入するための空圧ポ
ート28が設けられている。
摺動させるオイル用シリンダ内壁24を有した油圧側シ
リンダボディ12aと、空圧ピストン16,15を摺動
させるエア用シリンダ内壁26を有した空圧側シリンダ
ボディ12bとで成り、これらの端部のフランジ27が
突き合わされて一体化されている。油圧側シリンダボデ
ィ12aの一端には、その軸心位置に延びた油圧排出口
23が形成されていると共に、長手方向略中間の周側部
にはオイルを適宜補給するための給油口25が設けられ
ている。また空圧側シリンダボディ12bの他端は開放
されて開放端部31として形成されていると共に、フラ
ンジ27の近傍には高圧エア圧を導入するための空圧ポ
ート28が設けられている。
【0011】油圧ピストン13は、略円柱状の中実体で
成り、その先端面13aとオイル用シリンダ内壁24と
で、オイルを収容する油圧室11を区画している。先端
面13aにはカップシール21が設けられ、このカップ
シール21と油圧側シリンダボディ12aの軸端内壁と
の間に、油圧ピストン13を油圧排出方向Pと反対側に
付勢するリターンスプリング18が張設されている。油
圧ピストン13の中間部は適宜縮径され、この部分に臨
むオイル用シリンダ内壁24にオイル補給路25の分岐
路22が形成されている。また油圧ピストン13の基端
側外周には、オイル用シリンダ内壁24に摺接してシー
ルするオイルシール29が設けられている。
成り、その先端面13aとオイル用シリンダ内壁24と
で、オイルを収容する油圧室11を区画している。先端
面13aにはカップシール21が設けられ、このカップ
シール21と油圧側シリンダボディ12aの軸端内壁と
の間に、油圧ピストン13を油圧排出方向Pと反対側に
付勢するリターンスプリング18が張設されている。油
圧ピストン13の中間部は適宜縮径され、この部分に臨
むオイル用シリンダ内壁24にオイル補給路25の分岐
路22が形成されている。また油圧ピストン13の基端
側外周には、オイル用シリンダ内壁24に摺接してシー
ルするオイルシール29が設けられている。
【0012】第一空圧ピストン16は、軸穴33を有し
た断面カップ状(有底筒体状)の部材で成り、先端側端
面16aが油圧ピストン13の基端面の外周側に当接す
るようになっている。油圧ピストン13の基端面の軸心
部分は円錐状に窪んでおり、先端側端面16aとは離間
されている。第一空圧ピストン16の外周面は、全体的
にはエア用シリンダ内壁26と適宜な隙間が形成される
ような外径D2 を以て形成されており、基端部16bの
みがエア用シリンダ内壁26に摺接している。この外径
D2 は、油圧側シリンダボディ12aのシリンダ径D1
よりも適宜小さくなるように形成されている。また基端
部16bの近傍には径方向の細孔32が形成され、空圧
ポート28とカップ内方(軸穴33)とを連通させてい
る。そして空圧側シリンダボディ12bの内面で、空圧
ポート28よりも油圧排出方向Pの位置には第二エア用
シール30が設けられ、第一空圧ピストン16の外周面
をシールしている。また油圧側シリンダボディ12aの
フランジ27の位置には、第二エア用シール30とオイ
ルシール29との間において外方に連通する大気開放口
40が設けられている。この大気開放口40にはエアフ
ィルター41が取り付けられている。
た断面カップ状(有底筒体状)の部材で成り、先端側端
面16aが油圧ピストン13の基端面の外周側に当接す
るようになっている。油圧ピストン13の基端面の軸心
部分は円錐状に窪んでおり、先端側端面16aとは離間
されている。第一空圧ピストン16の外周面は、全体的
にはエア用シリンダ内壁26と適宜な隙間が形成される
ような外径D2 を以て形成されており、基端部16bの
みがエア用シリンダ内壁26に摺接している。この外径
D2 は、油圧側シリンダボディ12aのシリンダ径D1
よりも適宜小さくなるように形成されている。また基端
部16bの近傍には径方向の細孔32が形成され、空圧
ポート28とカップ内方(軸穴33)とを連通させてい
る。そして空圧側シリンダボディ12bの内面で、空圧
ポート28よりも油圧排出方向Pの位置には第二エア用
シール30が設けられ、第一空圧ピストン16の外周面
をシールしている。また油圧側シリンダボディ12aの
フランジ27の位置には、第二エア用シール30とオイ
ルシール29との間において外方に連通する大気開放口
40が設けられている。この大気開放口40にはエアフ
ィルター41が取り付けられている。
【0013】第二空圧ピストン15は、軸穴33に挿入
される挿入部38と、エア用シリンダ内壁26に対して
スライド可能となるように、壁内径に等しい外径で成る
大径部39とを有している。挿入部38は、先端が第一
空圧ピストン16の軸穴33に等しい外径でスライド可
能に形成され、その他は軸穴33よりも若干小さい外径
で形成されている。また先端の外周には軸方向に延びた
貫通孔36が形成されており、細孔32から第一空圧ピ
ストン16との間の隙間に導入されてきたエアを、第一
空圧ピストン16の軸穴33の底面に作用させるように
なっている。すなわち第一空圧ピストン16の軸穴33
と第二空圧ピストン15の挿入部38との間がエア圧室
17として区画されている。また第二空圧ピストン15
の大径部39の外周には第一エア用シール37が設けら
れ、エア用シリンダ内壁26の面をシールするようにな
っている。
される挿入部38と、エア用シリンダ内壁26に対して
スライド可能となるように、壁内径に等しい外径で成る
大径部39とを有している。挿入部38は、先端が第一
空圧ピストン16の軸穴33に等しい外径でスライド可
能に形成され、その他は軸穴33よりも若干小さい外径
で形成されている。また先端の外周には軸方向に延びた
貫通孔36が形成されており、細孔32から第一空圧ピ
ストン16との間の隙間に導入されてきたエアを、第一
空圧ピストン16の軸穴33の底面に作用させるように
なっている。すなわち第一空圧ピストン16の軸穴33
と第二空圧ピストン15の挿入部38との間がエア圧室
17として区画されている。また第二空圧ピストン15
の大径部39の外周には第一エア用シール37が設けら
れ、エア用シリンダ内壁26の面をシールするようにな
っている。
【0014】プッシュロッド14は、シリンダボディ1
2の軸心に沿って設けられ、その先端が第二空圧ピスト
ン15の他端部である大径部39の基端凹面に当接し
て、ペダル操作による機械的な力を伝達するようになっ
ている。また空圧側シリンダボディ12bの開放端部3
1には、その内周壁に嵌合されたスナップリング52
と、その外側に被せられた有底筒体状のキャップ19と
が設けられている。スナップリング52は、第二空圧ピ
ストン15の基端外周縁に当接してこれを係止するよう
になっている。キャップ19の筒部は、その先端が空圧
側シリンダボディ12の外周壁の凹部に嵌合して軸方向
に抜けないようになっており、軸側の面部にはプッシュ
ロッド14を挿通させるための挿通穴20が形成されて
いる。
2の軸心に沿って設けられ、その先端が第二空圧ピスト
ン15の他端部である大径部39の基端凹面に当接し
て、ペダル操作による機械的な力を伝達するようになっ
ている。また空圧側シリンダボディ12bの開放端部3
1には、その内周壁に嵌合されたスナップリング52
と、その外側に被せられた有底筒体状のキャップ19と
が設けられている。スナップリング52は、第二空圧ピ
ストン15の基端外周縁に当接してこれを係止するよう
になっている。キャップ19の筒部は、その先端が空圧
側シリンダボディ12の外周壁の凹部に嵌合して軸方向
に抜けないようになっており、軸側の面部にはプッシュ
ロッド14を挿通させるための挿通穴20が形成されて
いる。
【0015】以上のように構成されたマスタシリンダ装
置において、ペダル操作によりプッシュロッド14が図
中右方向に動くと、これに押された第二空圧ピストン1
5がその大径部39を第一空圧ピストン16の基端に当
接することでこれを一体的に押し付け、リターンスプリ
ング18の付勢力に抗して油圧ピストン13を押す。油
圧ピストン13は、油圧側シリンダボディ12a内を摺
動し、オイルをその移動量に相応した分だけ昇圧させ、
油圧排出口23に連絡した油圧駆動系を駆動させる。
置において、ペダル操作によりプッシュロッド14が図
中右方向に動くと、これに押された第二空圧ピストン1
5がその大径部39を第一空圧ピストン16の基端に当
接することでこれを一体的に押し付け、リターンスプリ
ング18の付勢力に抗して油圧ピストン13を押す。油
圧ピストン13は、油圧側シリンダボディ12a内を摺
動し、オイルをその移動量に相応した分だけ昇圧させ、
油圧排出口23に連絡した油圧駆動系を駆動させる。
【0016】次にプッシュロッド14の動作がない状態
で、空圧ポート28から高圧エアが導入されると、第一
空圧ピストン16はリターンスプリング18の付勢力に
打ち勝って、エア供給量(エア圧)に相当するストロー
クでエア側シリンダボディ12b内を摺動し、油圧ピス
トン13を一体的に押動して油圧室11内のオイルを昇
圧させる。このとき第二空圧ピストン15には後退方向
(図中左方向)のエア圧が作用するが、スナップリング
52によって係止される。
で、空圧ポート28から高圧エアが導入されると、第一
空圧ピストン16はリターンスプリング18の付勢力に
打ち勝って、エア供給量(エア圧)に相当するストロー
クでエア側シリンダボディ12b内を摺動し、油圧ピス
トン13を一体的に押動して油圧室11内のオイルを昇
圧させる。このとき第二空圧ピストン15には後退方向
(図中左方向)のエア圧が作用するが、スナップリング
52によって係止される。
【0017】このように、シリンダボディ12a,12
b内に油圧ピストン13と第一空圧ピストン16及び第
二空圧ピストン15とを直列に設け、プッシュロッド1
4の押動或いはエア圧で動作する第一空圧ピストン16
の押動によって、油圧ピストン13を駆動させるように
したので、それぞれが互いに干渉することなく、所望の
作動油圧を発生させることができる。また油圧側シリン
ダボディ12aに大気開放口40を設けて、第一空圧ピ
ストン16と油圧ピストン13との間に洩れたエアを大
気開放するようにしたので、オイルシール29にはエア
圧が作用せず、耐久性が向上すると共に、油圧室11に
流入してオイルに混入するのを確実に防止できる。
b内に油圧ピストン13と第一空圧ピストン16及び第
二空圧ピストン15とを直列に設け、プッシュロッド1
4の押動或いはエア圧で動作する第一空圧ピストン16
の押動によって、油圧ピストン13を駆動させるように
したので、それぞれが互いに干渉することなく、所望の
作動油圧を発生させることができる。また油圧側シリン
ダボディ12aに大気開放口40を設けて、第一空圧ピ
ストン16と油圧ピストン13との間に洩れたエアを大
気開放するようにしたので、オイルシール29にはエア
圧が作用せず、耐久性が向上すると共に、油圧室11に
流入してオイルに混入するのを確実に防止できる。
【0018】そして本発明は特に、エア用シール37,
30がオイル用シリンダ内壁24に接触しない構成とし
ている。この背景として次のような事情がある。通常の
マスタシリンダではシールは全て植物油系のオイルに対
応するものとして想定されているが、エア圧がエンジン
で駆動されるエアポンプなどで供給される場合には、そ
のエア中にエンジンオイル(鉱物油)のミストが混入さ
れているおそれがある。すなわち植物油系のオイルシー
ルに、鉱物油が触れる可能性がある。一般に、植物油系
のオイルシールには鉱物油に対する耐性がなく、逆に鉱
物油系のオイルシールには植物油に対する耐性がない。
現在、比較的容易に入手できるシール材の中で、双方の
オイルに対する耐性を持つ素材としては、シリコンがあ
げられるが、価格が高いという難点がある。このような
事情に鑑みて本発明は、第二エア用シール30を空圧側
シリンダボディ12bに設けたので、第一空圧ピストン
16が油圧排出方向Pに移動してもオイル用シリンダ内
壁24に接触することがなく、耐久性の向上が達成され
る。さらに本実施の形態では、シリンダ本体12を油圧
側シリンダボディ12aと空圧側シリンダボディ12b
との分割構造とし、組み付け時に双方の潤滑油の混入を
防止するようにしたので、各シール29,30,37に
耐性のないオイルが触れるのを防止できる。また第一空
圧ピストン16の外径D2 を油圧側シリンダボディ12
aのシリンダ径D1 よりも小さくしたので、第二エア用
シール30への間接的なオイル接触も避けることができ
る。そして第二空圧ピストン15の先端側(挿入部3
8)を第一空圧ピストン16の内周(軸穴33)でセン
タリングする構造なので、マスタシリンダ全体の長さを
必要最少限に抑えることができる。さらに第二空圧ピス
トン15はシリンダ基端側、すなわち第二流体室17の
基端側を区画する軸端部材を兼ねており、部品点数の少
ないシンプルな構成とすることができる。
30がオイル用シリンダ内壁24に接触しない構成とし
ている。この背景として次のような事情がある。通常の
マスタシリンダではシールは全て植物油系のオイルに対
応するものとして想定されているが、エア圧がエンジン
で駆動されるエアポンプなどで供給される場合には、そ
のエア中にエンジンオイル(鉱物油)のミストが混入さ
れているおそれがある。すなわち植物油系のオイルシー
ルに、鉱物油が触れる可能性がある。一般に、植物油系
のオイルシールには鉱物油に対する耐性がなく、逆に鉱
物油系のオイルシールには植物油に対する耐性がない。
現在、比較的容易に入手できるシール材の中で、双方の
オイルに対する耐性を持つ素材としては、シリコンがあ
げられるが、価格が高いという難点がある。このような
事情に鑑みて本発明は、第二エア用シール30を空圧側
シリンダボディ12bに設けたので、第一空圧ピストン
16が油圧排出方向Pに移動してもオイル用シリンダ内
壁24に接触することがなく、耐久性の向上が達成され
る。さらに本実施の形態では、シリンダ本体12を油圧
側シリンダボディ12aと空圧側シリンダボディ12b
との分割構造とし、組み付け時に双方の潤滑油の混入を
防止するようにしたので、各シール29,30,37に
耐性のないオイルが触れるのを防止できる。また第一空
圧ピストン16の外径D2 を油圧側シリンダボディ12
aのシリンダ径D1 よりも小さくしたので、第二エア用
シール30への間接的なオイル接触も避けることができ
る。そして第二空圧ピストン15の先端側(挿入部3
8)を第一空圧ピストン16の内周(軸穴33)でセン
タリングする構造なので、マスタシリンダ全体の長さを
必要最少限に抑えることができる。さらに第二空圧ピス
トン15はシリンダ基端側、すなわち第二流体室17の
基端側を区画する軸端部材を兼ねており、部品点数の少
ないシンプルな構成とすることができる。
【0019】なおエア圧が作用している状態でプッシュ
ロッド14が押されると、この状態では第一空圧ピスト
ン16及び油圧ピストン13は図中右方向に移動してお
り、第二空圧ピストン15には左方への圧力が作用して
いる。従ってプッシュロッド14にはこの圧力に相当す
る反力が作用するが、そのまま押動することは可能であ
り、プッシュロッド14の駆動系に悪影響を及ぼすこと
はない。また第二空圧ピストン16が移動することによ
り、その移動容積分だけシリンダ内の圧力は若干上昇す
るものの、エア供給源(エアタンク)の容量が充分大き
ければ、油圧ピストン13のオーバーストローク等の悪
影響は防止できる。またプッシュロッド14が駆動され
ている状態でエア圧が作用した場合は、エア圧は第二空
圧ピストン15及び第一空圧ピストン16の両方に等し
く作用しているためキャンセルされ、直接ピストン1
5,16に余分な荷重をかけることはない。
ロッド14が押されると、この状態では第一空圧ピスト
ン16及び油圧ピストン13は図中右方向に移動してお
り、第二空圧ピストン15には左方への圧力が作用して
いる。従ってプッシュロッド14にはこの圧力に相当す
る反力が作用するが、そのまま押動することは可能であ
り、プッシュロッド14の駆動系に悪影響を及ぼすこと
はない。また第二空圧ピストン16が移動することによ
り、その移動容積分だけシリンダ内の圧力は若干上昇す
るものの、エア供給源(エアタンク)の容量が充分大き
ければ、油圧ピストン13のオーバーストローク等の悪
影響は防止できる。またプッシュロッド14が駆動され
ている状態でエア圧が作用した場合は、エア圧は第二空
圧ピストン15及び第一空圧ピストン16の両方に等し
く作用しているためキャンセルされ、直接ピストン1
5,16に余分な荷重をかけることはない。
【0020】次に前記構成のマスタシリンダ装置を、図
2に示すクラッチ断続装置1のマスタシリンダ10に適
用した場合を説明する。このクラッチ断続装置1は、比
較的高圧の空気(圧力流体)を供給するための空圧供給
手段2を有する。空圧供給手段2は、エンジン(図示せ
ず)に駆動されて空圧(空気圧)を発生するコンプレッ
サ3と、コンプレッサ3からの空気を乾燥させるエアド
ライヤ4と、エアドライヤ4から送られてきた空気を貯
留するエアタンク5と、エアタンク5の入口側に設けら
れた逆止弁6とから主に構成される。この空圧供給手段
2からの空圧は倍力装置(クラッチブースタ)7に送ら
れ、倍力装置7はその空圧の供給により摩擦クラッチ8
を分断側(右側)Aに操作するようになっている。また
倍力装置7は、クラッチペダル9の操作によりマスタシ
リンダ10から高圧の作動油(作動流体)即ち油圧も供
給されるようになっている。
2に示すクラッチ断続装置1のマスタシリンダ10に適
用した場合を説明する。このクラッチ断続装置1は、比
較的高圧の空気(圧力流体)を供給するための空圧供給
手段2を有する。空圧供給手段2は、エンジン(図示せ
ず)に駆動されて空圧(空気圧)を発生するコンプレッ
サ3と、コンプレッサ3からの空気を乾燥させるエアド
ライヤ4と、エアドライヤ4から送られてきた空気を貯
留するエアタンク5と、エアタンク5の入口側に設けら
れた逆止弁6とから主に構成される。この空圧供給手段
2からの空圧は倍力装置(クラッチブースタ)7に送ら
れ、倍力装置7はその空圧の供給により摩擦クラッチ8
を分断側(右側)Aに操作するようになっている。また
倍力装置7は、クラッチペダル9の操作によりマスタシ
リンダ10から高圧の作動油(作動流体)即ち油圧も供
給されるようになっている。
【0021】倍力装置7は、そのボディに接続されたシ
リンダシェルを有し、このシリンダシェル内にピストン
プレート(パワーピストン、倍力ピストン)が、リター
ンスプリングにより空圧導入側(図中左側)に付勢され
て設けられている。シリンダシェルの一端には空圧ニッ
プルが取り付けられ、この空圧ニップルが空圧導入口を
形成してエアタンクからの空圧を空圧配管35から導入
する。空圧が導入されるとピストンプレートがクラッチ
8側(図中右側)に押動され、こうなるとピストンプレ
ートはピストンロッド、ハイドロリックピストン、さら
にはプッシュロッドを押動してクラッチレバー8aを押
し、クラッチ8を分断する。一方、ボディ内部には、油
圧導入口たる油圧ニップルに連通する油圧通路が形成さ
れる。油圧通路は、ボディフランジ部の一端(下端)側
に形成された孔、ハイドロリックピストンを収容するハ
イドロリックシリンダ、及びハイドロリックシリンダに
小孔を介して連通する他端(上端)側の制御孔によって
主に形成される。油圧ニップルから油圧配管54の油圧
が導入されると、油圧は上記通路を通って制御孔に到達
し、制御ピストンを制御シリンダに沿って右側に押動す
る。このようにボディフランジ部の上端側には、倍力装
置7をマニュアル作動させるための制御バルブ部7aが
形成される。制御バルブ部7aは右側に突出する制御ボ
ディ部によって区画される。制御ボディ部には、前述の
制御シリンダに同軸に連通するコントロール室及び空圧
ポートが形成される。コントロール室にはコントロール
バルブが、空圧ポートにはポペットバルブがそれぞれ摺
動可能に収容される。空圧ポートにはニップルが取り付
けられ、このニップルには空圧配管67が接続されて空
圧が常に供給されている。通常、ポペットバルブは、空
圧とポペットスプリングとにより左側に付勢されてい
て、コントロール室及び空圧ポートを連通する連通ポー
トを閉じている。よってニップルからの空圧はポペット
バルブの位置で遮断される。しかしながら、クラッチペ
ダル9の特に踏み込み操作により油圧が供給されると、
制御ピストン及びコントロールバルブがポペットバルブ
を右側に押動して連通ポートを開く。こうなると、連通
ポートからコントロール室に侵入した空圧は、コントロ
ール室に連通する空圧配管34,35を通じて前述のシ
リンダシェルに入り、ピストンプレートを右側に押動
し、クラッチ8を分断側に操作する。ここで、クラッチ
ペダル9によるクラッチ8のマニュアル(手動)操作
時、倍力装置7はクラッチペダル9のストローク量に応
じてクラッチ8を所定ストロークだけ操作することがで
きる。即ち、例えばクラッチペダル9が比較的小さくス
トローク乃至踏み込まれた場合、前述の空圧作用により
ピストンプレートが右側に押動される。ところが、これ
に連動してハイドロリックピストンが所定ストロークだ
け右側に押動されると、油圧通路の容積が増し制御孔内
の油圧が下がる。こうなると、制御ピストンがコントロ
ールバルブをポペットバルブに押し付けつつ、ポペット
バルブが連通ポートを閉鎖するバランス状態が生じ、こ
れによりコントロール室、空圧配管34,35及びピス
トンプレート背面側室内にて所定の空圧が保持され、ピ
ストンプレートを所定ストローク位置に保持し、クラッ
チ8を所定位置に保持する。また、クラッチペダル9を
完全に戻すと、制御孔内の油圧がさらに下がって、制御
ピストンが最も左側の原位置に戻される。こうなると、
コントロールバルブがポペットバルブから離れ、コント
ロールバルブの内部に設けられた開放ポートがコントロ
ール室等と連通するようになる。すると、その空圧は開
放ポートからブリーザを通じ大気開放され、これにより
ピストンプレートを押していた空圧が抜けて、クラッチ
8が接続側(左側)Bに操作される。このように、倍力
装置7はマニュアル操作用の制御バルブ部7aを有し
て、主に発進時等にクラッチ8のマニュアル操作を可能
とするが、後述するように、変速時におけるクラッチ8
の自動操作をも可能とするものである。
リンダシェルを有し、このシリンダシェル内にピストン
プレート(パワーピストン、倍力ピストン)が、リター
ンスプリングにより空圧導入側(図中左側)に付勢され
て設けられている。シリンダシェルの一端には空圧ニッ
プルが取り付けられ、この空圧ニップルが空圧導入口を
形成してエアタンクからの空圧を空圧配管35から導入
する。空圧が導入されるとピストンプレートがクラッチ
8側(図中右側)に押動され、こうなるとピストンプレ
ートはピストンロッド、ハイドロリックピストン、さら
にはプッシュロッドを押動してクラッチレバー8aを押
し、クラッチ8を分断する。一方、ボディ内部には、油
圧導入口たる油圧ニップルに連通する油圧通路が形成さ
れる。油圧通路は、ボディフランジ部の一端(下端)側
に形成された孔、ハイドロリックピストンを収容するハ
イドロリックシリンダ、及びハイドロリックシリンダに
小孔を介して連通する他端(上端)側の制御孔によって
主に形成される。油圧ニップルから油圧配管54の油圧
が導入されると、油圧は上記通路を通って制御孔に到達
し、制御ピストンを制御シリンダに沿って右側に押動す
る。このようにボディフランジ部の上端側には、倍力装
置7をマニュアル作動させるための制御バルブ部7aが
形成される。制御バルブ部7aは右側に突出する制御ボ
ディ部によって区画される。制御ボディ部には、前述の
制御シリンダに同軸に連通するコントロール室及び空圧
ポートが形成される。コントロール室にはコントロール
バルブが、空圧ポートにはポペットバルブがそれぞれ摺
動可能に収容される。空圧ポートにはニップルが取り付
けられ、このニップルには空圧配管67が接続されて空
圧が常に供給されている。通常、ポペットバルブは、空
圧とポペットスプリングとにより左側に付勢されてい
て、コントロール室及び空圧ポートを連通する連通ポー
トを閉じている。よってニップルからの空圧はポペット
バルブの位置で遮断される。しかしながら、クラッチペ
ダル9の特に踏み込み操作により油圧が供給されると、
制御ピストン及びコントロールバルブがポペットバルブ
を右側に押動して連通ポートを開く。こうなると、連通
ポートからコントロール室に侵入した空圧は、コントロ
ール室に連通する空圧配管34,35を通じて前述のシ
リンダシェルに入り、ピストンプレートを右側に押動
し、クラッチ8を分断側に操作する。ここで、クラッチ
ペダル9によるクラッチ8のマニュアル(手動)操作
時、倍力装置7はクラッチペダル9のストローク量に応
じてクラッチ8を所定ストロークだけ操作することがで
きる。即ち、例えばクラッチペダル9が比較的小さくス
トローク乃至踏み込まれた場合、前述の空圧作用により
ピストンプレートが右側に押動される。ところが、これ
に連動してハイドロリックピストンが所定ストロークだ
け右側に押動されると、油圧通路の容積が増し制御孔内
の油圧が下がる。こうなると、制御ピストンがコントロ
ールバルブをポペットバルブに押し付けつつ、ポペット
バルブが連通ポートを閉鎖するバランス状態が生じ、こ
れによりコントロール室、空圧配管34,35及びピス
トンプレート背面側室内にて所定の空圧が保持され、ピ
ストンプレートを所定ストローク位置に保持し、クラッ
チ8を所定位置に保持する。また、クラッチペダル9を
完全に戻すと、制御孔内の油圧がさらに下がって、制御
ピストンが最も左側の原位置に戻される。こうなると、
コントロールバルブがポペットバルブから離れ、コント
ロールバルブの内部に設けられた開放ポートがコントロ
ール室等と連通するようになる。すると、その空圧は開
放ポートからブリーザを通じ大気開放され、これにより
ピストンプレートを押していた空圧が抜けて、クラッチ
8が接続側(左側)Bに操作される。このように、倍力
装置7はマニュアル操作用の制御バルブ部7aを有し
て、主に発進時等にクラッチ8のマニュアル操作を可能
とするが、後述するように、変速時におけるクラッチ8
の自動操作をも可能とするものである。
【0022】マスタシリンダ10の空圧ポート28とエ
アタンク5とは空圧配管62で接続され、この空圧配管
62には2つの分岐63,65が設けられる。分岐63
には空圧配管67が接続され、空圧配管67の他端は倍
力装置7のニップルに接続される。分岐65には空圧配
管68が接続され、この空圧配管68の他端は、空圧配
管34及び35にシャトル弁(ダブルチェックバルブ)
69を介して接続される。シャトル弁69は、空圧配管
34或いは68の一方を空圧配管35に接続するよう、
圧力差に応じて切替えを行う。ここで、エアタンク5か
ら分岐65、シャトル弁69、及び倍力装置7の空圧ニ
ップルを順に結ぶ空圧配管62,68,35は第1の空
圧供給路aを形成する。またエアタンク5から分岐63
を分岐して倍力装置7の空圧ニップルまでを結ぶ空圧配
管62,67,34,35は第2の空圧供給路bを形成
する。そしてこれら第1及び第2の空圧供給路a,bは
シャトル弁69により切替可能となる。第1の空圧供給
路aの空圧配管68には、コンピュータ式制御装置(コ
ントローラ)72により切替制御される二つの電磁切替
弁78,79が設けられる。これら切替弁78,79
は、ONのときには開となって下流側(倍力装置7側)へ
の空圧の供給を許容し、OFF のときには空圧供給を遮断
する一方、下流側の空圧を大気開放するようになってい
る。そして特に上流側(エアタンク5側)の切替弁78
は、下流側の空圧を絞りを通じて大気開放するようにな
っている。よって、切替弁78,79のONとOFF との組
合せが、ON/ON なら倍力装置7に対し空圧供給を、ON/O
FFなら比較的短時間で空圧排出を、OFF/ONなら比較的長
時間で空圧排出を行うようになっている。なおOFF/OFF
のときはON/OFFのときと実質的に同一である。これは特
に、2段階のクラッチ接続速度を選べることになるか
ら、最適な組合せを選択することでクラッチ接続ショッ
クの低減等を図ることができる。なおクラッチ8の分断
は比較的速い一定速度で行われる。一方、エアタンク5
とマスタシリンダ10とを結ぶ空圧配管62は第3の空
圧供給路cを形成し、特にその配管62にも電磁切替弁
81が設けられる。切替弁81は、前記切替弁78,7
9と同様のもので、制御装置72により切替制御され、
ONのときには空圧をマスタシリンダ10に供給し、OFF
のときにはマスタシリンダ10からの空圧を大気開放す
るようになっている。なお切替弁81の開度をデューテ
ィ制御するようにすると、空圧の供給・排出速度を制御
することもできる。変速機71は自動変速を行う構成が
なされており、即ち、手動シフトレバーで変速ポジショ
ンが選択されると、電気スイッチによる変速信号が制御
装置72に送られ、図示しないアクチュエータが動作さ
れて実質的な変速操作を行うようになっている。従っ
て、運転手はスイッチの切替えを行うのみである。他、
制御装置72には、アクセルペダル75に設けられたス
トロークセンサ82及びアイドルスイッチ83、変速機
71のシフトレバー付近に設けられた非常スイッチ8
4、変速機71の出力軸付近に設けられた車速センサ8
5、エアタンク5に設けられた圧力スイッチ86、クラ
ッチペダル9に設けられたペダルスイッチ87、及びク
ラッチ8に設けられたクラッチストロークセンサ88等
が接続される。
アタンク5とは空圧配管62で接続され、この空圧配管
62には2つの分岐63,65が設けられる。分岐63
には空圧配管67が接続され、空圧配管67の他端は倍
力装置7のニップルに接続される。分岐65には空圧配
管68が接続され、この空圧配管68の他端は、空圧配
管34及び35にシャトル弁(ダブルチェックバルブ)
69を介して接続される。シャトル弁69は、空圧配管
34或いは68の一方を空圧配管35に接続するよう、
圧力差に応じて切替えを行う。ここで、エアタンク5か
ら分岐65、シャトル弁69、及び倍力装置7の空圧ニ
ップルを順に結ぶ空圧配管62,68,35は第1の空
圧供給路aを形成する。またエアタンク5から分岐63
を分岐して倍力装置7の空圧ニップルまでを結ぶ空圧配
管62,67,34,35は第2の空圧供給路bを形成
する。そしてこれら第1及び第2の空圧供給路a,bは
シャトル弁69により切替可能となる。第1の空圧供給
路aの空圧配管68には、コンピュータ式制御装置(コ
ントローラ)72により切替制御される二つの電磁切替
弁78,79が設けられる。これら切替弁78,79
は、ONのときには開となって下流側(倍力装置7側)へ
の空圧の供給を許容し、OFF のときには空圧供給を遮断
する一方、下流側の空圧を大気開放するようになってい
る。そして特に上流側(エアタンク5側)の切替弁78
は、下流側の空圧を絞りを通じて大気開放するようにな
っている。よって、切替弁78,79のONとOFF との組
合せが、ON/ON なら倍力装置7に対し空圧供給を、ON/O
FFなら比較的短時間で空圧排出を、OFF/ONなら比較的長
時間で空圧排出を行うようになっている。なおOFF/OFF
のときはON/OFFのときと実質的に同一である。これは特
に、2段階のクラッチ接続速度を選べることになるか
ら、最適な組合せを選択することでクラッチ接続ショッ
クの低減等を図ることができる。なおクラッチ8の分断
は比較的速い一定速度で行われる。一方、エアタンク5
とマスタシリンダ10とを結ぶ空圧配管62は第3の空
圧供給路cを形成し、特にその配管62にも電磁切替弁
81が設けられる。切替弁81は、前記切替弁78,7
9と同様のもので、制御装置72により切替制御され、
ONのときには空圧をマスタシリンダ10に供給し、OFF
のときにはマスタシリンダ10からの空圧を大気開放す
るようになっている。なお切替弁81の開度をデューテ
ィ制御するようにすると、空圧の供給・排出速度を制御
することもできる。変速機71は自動変速を行う構成が
なされており、即ち、手動シフトレバーで変速ポジショ
ンが選択されると、電気スイッチによる変速信号が制御
装置72に送られ、図示しないアクチュエータが動作さ
れて実質的な変速操作を行うようになっている。従っ
て、運転手はスイッチの切替えを行うのみである。他、
制御装置72には、アクセルペダル75に設けられたス
トロークセンサ82及びアイドルスイッチ83、変速機
71のシフトレバー付近に設けられた非常スイッチ8
4、変速機71の出力軸付近に設けられた車速センサ8
5、エアタンク5に設けられた圧力スイッチ86、クラ
ッチペダル9に設けられたペダルスイッチ87、及びク
ラッチ8に設けられたクラッチストロークセンサ88等
が接続される。
【0023】次に、上記クラッチ断続装置1の動作説明
を行う。先ず、自動変速の概要に含めてクラッチ8の自
動分断操作について説明する。運転手のシフト操作によ
る変速信号の入力により、制御装置72は両方の切替弁
78,79をON乃至開とし、第1の空圧供給路aを通じ
倍力装置7に空圧を供給する。そしてクラッチ8が分断
され、図示しないアクチュエータにより変速機71の変
速操作が完了すると、切替弁78,79を所定の組合せ
でOFF とし、倍力装置7の空圧を所定速度で抜いてクラ
ッチ8の接続操作を行い、変速を完了する。なおここで
は、マニュアル操作ではないので空圧配管34内は低圧
であり、よってシャトル弁69は空圧配管68からの高
圧でその配管68のみを配管35に接続する。ここでク
ラッチ8の自動分断操作時、ハイドロリックピストンが
右側に移動することで、作動油が充填されているハイド
ロリックシリンダの容積が増し、これにより油圧通路及
び油圧配管内等(合わせて油圧通路内という)に負圧が
生じて、作動油に気泡が混入する虞がある。こうなると
油圧の正確な供給を行えず、クラッチ8のマニュアル操
作が困難となる問題が生じる。そこで、かかる構成にあ
っては、クラッチ8の自動分断操作時に、マスタシリン
ダ10に空圧配管62を通じて空圧を供給し、油圧通路
内を適当に加圧するようにしている。こうすると、油圧
通路内の負圧化を防止でき、トラブルを未然に防止する
ことができる。特にクラッチ8の自動分断操作時に、切
替弁78,79を開とする前に、切替弁81を若干早め
に開として適当な初期圧を与えるようにしている。この
ことによって、負圧化の完全な防止を達成することがで
きる。他方、クラッチ8の自動接続操作時、こんどは切
替弁78,79をON/OFF或いはOFF/ONのいずれかとして
閉とし、倍力装置7から空圧を排出する。こうすると油
圧通路内が順次増圧されるから、これに合わせて空圧を
切替弁81から適宜大気開放させる。こうなると原位置
への復帰が可能となる。またこのときにも、切替弁7
8,79を閉とした後に切替弁81を遅れて閉とし、最
後まで空圧を与えるようにして負圧化の完全防止を図っ
ている。次に、クラッチペダル9を用いたマニュアル操
作時には、クラッチペダル9を踏み込んだ瞬間にマスタ
シリンダ10から油圧が送られ、これにより制御バルブ
部7aが開となり、空圧でシャトル弁が切替り、空圧配
管34,35同士が接続される。こうなると、倍力装置
7には空圧が供給されてクラッチ8が分断される。特に
このマニュアル操作時には、油圧通路内を積極的に加圧
するため負圧化は生じない。他方、クラッチペダル9を
戻せば、倍力装置7から空圧が排出され、クラッチ8が
接続される。なおこのマニュアル操作のときは、いずれ
の切替弁78,79,81もOFF である。こうして、電
気系トラブル等で自動操作が不可能となっても、マニュ
アル操作によるクラッチ断続が可能となり、発進、変速
等が可能となる。かかる構成にあっては、油圧通路内を
負圧化させない程度に加圧すればよいので、第一空圧ピ
ストン16を大径とする必要がなく、マスタシリンダ1
0を従来程度の外径に設定でき、大形となるのを防止す
ることができる。なお、上記の如き油圧通路の加圧は、
倍力装置7のハイドロリックシリンダ周辺の内部構造を
変更することによっても可能であるが、こうすると狭い
スペースで複雑な構造を採用せざるを得ず、シール等の
問題もあり信頼性やメンテナンス性の点で不利である。
この実施の形態は従来同様の倍力装置7に変更を加える
ことなく、マスタシリンダ10の構造や空圧回路の構成
によって対応しているため、上記の欠点はなく構成がシ
ンプルとなり、十分な信頼性、メンテナンス性等を確保
できる。そして、クラッチペダル9による機械的な駆動
及び空圧供給制御により、それぞれが互いに干渉するこ
となく所望の油圧を発生させることができる。
を行う。先ず、自動変速の概要に含めてクラッチ8の自
動分断操作について説明する。運転手のシフト操作によ
る変速信号の入力により、制御装置72は両方の切替弁
78,79をON乃至開とし、第1の空圧供給路aを通じ
倍力装置7に空圧を供給する。そしてクラッチ8が分断
され、図示しないアクチュエータにより変速機71の変
速操作が完了すると、切替弁78,79を所定の組合せ
でOFF とし、倍力装置7の空圧を所定速度で抜いてクラ
ッチ8の接続操作を行い、変速を完了する。なおここで
は、マニュアル操作ではないので空圧配管34内は低圧
であり、よってシャトル弁69は空圧配管68からの高
圧でその配管68のみを配管35に接続する。ここでク
ラッチ8の自動分断操作時、ハイドロリックピストンが
右側に移動することで、作動油が充填されているハイド
ロリックシリンダの容積が増し、これにより油圧通路及
び油圧配管内等(合わせて油圧通路内という)に負圧が
生じて、作動油に気泡が混入する虞がある。こうなると
油圧の正確な供給を行えず、クラッチ8のマニュアル操
作が困難となる問題が生じる。そこで、かかる構成にあ
っては、クラッチ8の自動分断操作時に、マスタシリン
ダ10に空圧配管62を通じて空圧を供給し、油圧通路
内を適当に加圧するようにしている。こうすると、油圧
通路内の負圧化を防止でき、トラブルを未然に防止する
ことができる。特にクラッチ8の自動分断操作時に、切
替弁78,79を開とする前に、切替弁81を若干早め
に開として適当な初期圧を与えるようにしている。この
ことによって、負圧化の完全な防止を達成することがで
きる。他方、クラッチ8の自動接続操作時、こんどは切
替弁78,79をON/OFF或いはOFF/ONのいずれかとして
閉とし、倍力装置7から空圧を排出する。こうすると油
圧通路内が順次増圧されるから、これに合わせて空圧を
切替弁81から適宜大気開放させる。こうなると原位置
への復帰が可能となる。またこのときにも、切替弁7
8,79を閉とした後に切替弁81を遅れて閉とし、最
後まで空圧を与えるようにして負圧化の完全防止を図っ
ている。次に、クラッチペダル9を用いたマニュアル操
作時には、クラッチペダル9を踏み込んだ瞬間にマスタ
シリンダ10から油圧が送られ、これにより制御バルブ
部7aが開となり、空圧でシャトル弁が切替り、空圧配
管34,35同士が接続される。こうなると、倍力装置
7には空圧が供給されてクラッチ8が分断される。特に
このマニュアル操作時には、油圧通路内を積極的に加圧
するため負圧化は生じない。他方、クラッチペダル9を
戻せば、倍力装置7から空圧が排出され、クラッチ8が
接続される。なおこのマニュアル操作のときは、いずれ
の切替弁78,79,81もOFF である。こうして、電
気系トラブル等で自動操作が不可能となっても、マニュ
アル操作によるクラッチ断続が可能となり、発進、変速
等が可能となる。かかる構成にあっては、油圧通路内を
負圧化させない程度に加圧すればよいので、第一空圧ピ
ストン16を大径とする必要がなく、マスタシリンダ1
0を従来程度の外径に設定でき、大形となるのを防止す
ることができる。なお、上記の如き油圧通路の加圧は、
倍力装置7のハイドロリックシリンダ周辺の内部構造を
変更することによっても可能であるが、こうすると狭い
スペースで複雑な構造を採用せざるを得ず、シール等の
問題もあり信頼性やメンテナンス性の点で不利である。
この実施の形態は従来同様の倍力装置7に変更を加える
ことなく、マスタシリンダ10の構造や空圧回路の構成
によって対応しているため、上記の欠点はなく構成がシ
ンプルとなり、十分な信頼性、メンテナンス性等を確保
できる。そして、クラッチペダル9による機械的な駆動
及び空圧供給制御により、それぞれが互いに干渉するこ
となく所望の油圧を発生させることができる。
【0024】なおこのクラッチ断続装置1の空圧供給手
段2は、コンプレッサ3とマスタシリンダ10との間に
エアドライヤ4、エアタンク5及び逆止弁6が設けられ
ており、前記したエンジンオイルのエアへの混入の可能
性は少ないが、第二エア用シール3をシリンダ側に設け
た本発明のマスタシリンダ装置を適用することによっ
て、より一層のシーリングに対する信頼性が向上される
ものである。
段2は、コンプレッサ3とマスタシリンダ10との間に
エアドライヤ4、エアタンク5及び逆止弁6が設けられ
ており、前記したエンジンオイルのエアへの混入の可能
性は少ないが、第二エア用シール3をシリンダ側に設け
た本発明のマスタシリンダ装置を適用することによっ
て、より一層のシーリングに対する信頼性が向上される
ものである。
【0025】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、プッシュ
ロッドによる駆動及びエア圧供給により、それぞれが互
いに干渉することなく所望の作動油圧を排出することが
できる。またシールの耐久性を向上させることができ
る。
ロッドによる駆動及びエア圧供給により、それぞれが互
いに干渉することなく所望の作動油圧を排出することが
できる。またシールの耐久性を向上させることができ
る。
【図1】本発明の実施の形態であるマスタシリンダ装置
を示した側断面図である。
を示した側断面図である。
【図2】本発明のマスタシリンダ装置を適用したクラッ
チ断続装置の構成図である。
チ断続装置の構成図である。
9 クラッチペダル 12 シリンダ本体 12a 油圧側シリンダボディ 12b 空圧側シリンダボディ 13 油圧ピストン 14 プッシュロッド 15 第二空圧ピストン 16 第一空圧ピストン 23 油圧排出口 29 オイルシール 30 第二エア用シール 31 開放端部 33 軸穴(カップ状内面) 37 第一エア用シール 40 大気開放口 P 油圧排出方向(油圧排出口方向)
フロントページの続き (72)発明者 岩男 信幸 神奈川県藤沢市土棚8番地 株式会社い すゞ中央研究所内 (72)発明者 高野 孝雄 神奈川県川崎市川崎区殿町3丁目25番1号 いすゞ自動車株式会社川崎工場内 (72)発明者 谷 高浩 神奈川県川崎市川崎区殿町3丁目25番1号 いすゞ自動車株式会社川崎工場内
Claims (1)
- 【請求項1】 ペダル操作及び空圧で油圧ピストンを動
かして油圧を発生させるマスタシリンダ装置において、
一方に油圧排出口、他方に開放端部を有するシリンダ本
体と、該シリンダ本体内を移動してオイルを排出する油
圧ピストンと、該油圧ピストンの外周に設けられてシリ
ンダ本体内面をシールするオイルシールと、エア圧を受
けシリンダ本体内を移動して油圧ピストンを押圧する断
面カップ状の第一空圧ピストンと、該第一空圧ピストン
のカップ状内面に一端が互いにスライド可能に支持され
他端はシリンダ本体の内面をスライド可能である第二空
圧ピストンと、該第二空圧ピストンの他端外周に設けら
れてシリンダ本体内面をシールする第一エア用シール
と、上記第二空圧ピストンの他端部に当接してペダル操
作時に第二空圧ピストンを油圧排出口方向へ押すプッシ
ュロッドと、上記シリンダ本体内面に設けられて上記第
一空圧ピストン外周面をシールする第二エア用シール
と、該第二エア用シールとオイルシールの間のシリンダ
本体に設けられた大気開放口とを備えたことを特徴とす
るマスタシリンダ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8008393A JPH09196005A (ja) | 1996-01-22 | 1996-01-22 | マスタシリンダ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8008393A JPH09196005A (ja) | 1996-01-22 | 1996-01-22 | マスタシリンダ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09196005A true JPH09196005A (ja) | 1997-07-29 |
Family
ID=11691957
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8008393A Pending JPH09196005A (ja) | 1996-01-22 | 1996-01-22 | マスタシリンダ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09196005A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20150103334A (ko) * | 2013-03-21 | 2015-09-09 | 케이와이비-와이에스 가부시키가이샤 | 유체압 실린더 및 그 제조 방법 |
| CN112727847A (zh) * | 2020-11-27 | 2021-04-30 | 北京航天计量测试技术研究所 | 一种活塞自动定心的液压式力标准机油缸及自动定心方法 |
-
1996
- 1996-01-22 JP JP8008393A patent/JPH09196005A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20150103334A (ko) * | 2013-03-21 | 2015-09-09 | 케이와이비-와이에스 가부시키가이샤 | 유체압 실린더 및 그 제조 방법 |
| CN112727847A (zh) * | 2020-11-27 | 2021-04-30 | 北京航天计量测试技术研究所 | 一种活塞自动定心的液压式力标准机油缸及自动定心方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3598688B2 (ja) | クラッチ断続装置 | |
| US5507373A (en) | Clutch actuation mechanism | |
| JPH09196005A (ja) | マスタシリンダ装置 | |
| JP3704751B2 (ja) | 流体圧発生装置 | |
| JP3552345B2 (ja) | クラッチ断続装置 | |
| JP3704757B2 (ja) | 流体圧発生装置 | |
| JP3869143B2 (ja) | 自動車のクラッチ装置 | |
| JP3942089B2 (ja) | クラッチコントロールシステム | |
| JP2003307203A (ja) | アクチュエータ | |
| JPH09112583A (ja) | クラッチ断続装置 | |
| JP3579974B2 (ja) | 流体圧発生装置 | |
| JPS6346755Y2 (ja) | ||
| JPH0953658A (ja) | クラッチ断続装置 | |
| JPH0971144A (ja) | マスタシリンダの作動装置 | |
| JPH0925947A (ja) | 流体圧発生装置 | |
| JPH0953659A (ja) | クラッチ断続装置 | |
| JP3567573B2 (ja) | クラッチ断続装置 | |
| JP3826529B2 (ja) | クラッチ断接装置 | |
| JPH09112581A (ja) | クラッチ断続装置 | |
| JP3888081B2 (ja) | クラッチ操作装置 | |
| JP3567554B2 (ja) | クラッチ断続装置 | |
| JP2003307238A (ja) | クラッチコントロールシステム | |
| JP3896328B2 (ja) | クラッチコントロールシステム | |
| JPH0925948A (ja) | クラッチ断続装置 | |
| JPH04231771A (ja) | インチングバルブ |