JPH09260112A - 高電圧用可変抵抗器ユニット - Google Patents

高電圧用可変抵抗器ユニット

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JPH09260112A
JPH09260112A JP6816296A JP6816296A JPH09260112A JP H09260112 A JPH09260112 A JP H09260112A JP 6816296 A JP6816296 A JP 6816296A JP 6816296 A JP6816296 A JP 6816296A JP H09260112 A JPH09260112 A JP H09260112A
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JP
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core wire
wire holding
storing
bulging
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JP6816296A
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Inventor
Kenichi Kai
憲一 開
Kazufumi Daimon
和史 大門
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Hokuriku Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Hokuriku Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半田付け無しに出力用のリード線を接続する
出力端子構造を用いた高電圧用可変抵抗器ユニットを小
形化する。 【解決手段】 第1の摺動子支持部収納用膨出部17と
フォーカス電圧出力用のリード線が挿入される第1及び
第2の芯線保持部収納用膨出部21,23とを相互につ
なげる。第2の摺動子支持部収納用膨出部19とスクリ
ーン電圧出力用のリード線が挿入される第3の芯線保持
部収納用膨出部25とを相互につなげる。摺動子と出力
端子構造体とを、各摺動子と各出力端子構造体の接点部
との接触点が絶縁基板の表面から摺動子操作部材側に間
隔をあけて配置される構造とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高電圧用可変抵抗
器ユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9は、フォーカス電圧とスクリーン電
圧とを可変出力できるいわゆるフォーカスパックと呼ば
れる従来の高電圧用可変抵抗器ユニットに用いる絶縁基
板101の平面図の一例を示している。絶縁基板101
の表面に印刷形成された回路パターン102は、入力電
極E1、フォーカス電圧出力電極E2、スクリーン電圧
出力電極E3及び接地電極E4と、フォカース電圧可変
用の第1の可変抵抗パターンVR1と、スクリーン電圧
可変用の第2の可変抵抗パターンVR2とを含んでい
る。また回路パターン102は、図示しない摺動子と接
触して摺動子と出力電極E2,E3とを電気的に接続す
る接続手段としての接続パターンCP1及びCP2を備
えている。摺動子は、可変抵抗パターンVR1,VR2
上を摺動する摺動接点と接続パターンCP1,CP2の
端部CP11,CP21上を回動する接点とを備えている。
【0003】また最近は、絶縁ケースの表面側に配置さ
れて摺動子と電気的に接続され、しかも絶縁ケースを貫
通して挿入される出力用リード線の芯線を半田付け無し
に保持する芯線保持部を備えた出力端子構造体を用い
て、半田レス(半田付け無し)で出力用のリード線を接
続する構造が採用されるようになってきている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】高電圧用可変抵抗器ユ
ニットの全体の大きさは、絶縁基板101の面積によっ
て決まると言っても過言ではなく、絶縁基板101の面
積は回路パターン102によって決まる。回路パターン
102を決定する場合、回路パターン102の隣接する
各部分間の距離は、放電の発生を防止できるいわゆるパ
ターン耐電圧(通常1mm/1kV)を考慮して定めら
れる。したがって可変抵抗パターンVR1,VR2と接
続パターンCP1,CP2の端部CP11,CP21との間
の距離A,Bもこのパターン耐電圧の規制を受ける。そ
の結果、印加される電圧の大きさに応じて可変抵抗パタ
ーンVR1,VR2の円弧の半径を大きくする必要性が
生じ、結局絶縁基板の面積を小さくすることには限界が
あった。
【0005】また半田レスで出力用のリード線を接続す
る出力端子構造体を絶縁基板と絶縁ケースとの間に配置
する構造を採用すると、高電圧可変抵抗器ユニットの小
形化を更に図りづらいという問題があった。
【0006】本発明の目的は、半田付け無しに出力用の
リード線を接続する出力端子構造体を絶縁基板と絶縁ケ
ースとの間に配置した高電圧用可変抵抗器ユニットを小
形化することにある。
【0007】本発明の他の目的は、出力用のリード線の
引き回しが容易でしかも従来よりも小形の高電圧用可変
抵抗器ユニットを提供することにある。
【0008】本発明の更に他の目的は、半田付け無しに
出力用のリード線を接続する出力端子構造体を絶縁基板
と絶縁ケースとの間に配置した高電圧用可変抵抗器ユニ
ットにおいて、すべての出力用のリード線を一ケ所に集
めることを容易にすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明が改良の対象とす
る高電圧用可変抵抗器ユニットでは、表面に1以上の可
変抵抗体を含む可変抵抗パターンを有する絶縁基板が絶
縁ケースの基板収納室に収納されており、絶縁基板の表
面と絶縁ケースの上壁部との間に1以上の可変抵抗体上
を摺動する1以上の摺動子が配置されている。そして絶
縁ケースの壁部を回転自在に貫通して表面側に延びる操
作軸と摺動子が取付けられる摺動子支持部とを有する1
以上の摺動子操作部材を備え、また絶縁基板の表面側に
配置されて摺動子と電気的に接続され、しかも絶縁ケー
スを貫通して挿入される出力用リード線の芯線を半田付
け無しに保持する芯線保持部を備えた1以上の出力端子
構造体を備えている。絶縁ケースの上壁部には、摺動子
操作部材の摺動子支持部が収納される1以上の摺動子支
持部収納用膨出部を備えている。また絶縁ケースの上壁
部には、出力端子構造体の芯線保持部が収納される部分
と出力用リード線の一部が収納される部分とを備えてな
る1以上の芯線保持部収納用膨出部を具備している。
【0010】本発明においては、摺動子支持部収納用膨
出部とこれに対応する芯線保持部収納用膨出部とを相互
につながるように形成して、全体寸法の小形化を図って
いる。その上で、1以上の摺動子として摺動子操作部材
の摺動子支持部に支持される被支持部を備えたものを用
いる。なお摺動子は、具体的には可変抵抗体の表面上を
摺動する摺動接点を有するアーム部及び回路基板と対向
する操作軸の端部上に支持される板状部からなる被支持
部を備えているものを用いることができる。そしてこの
場合には、操作軸の端部にこの操作軸と軸線を共有して
回路基板に向かって突出するスペーサ部を設けるのが好
ましい。また1以上の出力端子構造体として、摺動子の
回動を許容するように摺動子の被支持部と接触する接点
部、該接点部を支持する接点支持部及び接点支持部と芯
線保持部とを連結して、しかも接点支持部を絶縁基板及
び絶縁ケースに対して位置決めする位置決め部とを具備
するものを用いる。そして摺動子の被支持部と接点部と
の接触点が回路基板の表面から摺動子操作部材側に間隔
をあけて位置するように摺動子及び出力端子構造体を構
成する。
【0011】出力端子構造体の接点支持部は、接点部が
絶縁基板の表面から間隔あけて離れた位置で摺動子と接
触するように構成されている。また接点支持部は、接点
部を摺動子の接触部分に向かって押付けることができる
程度のバネ性を有しているのが好ましい。また位置決め
部の構造は任意である。例えば絶縁ケースに嵌合部を設
けこの嵌合部に位置決め部を嵌合させることにより接続
手段を位置決めしてもよく、また絶縁ケースと回路基板
との間に位置決め部を挟持するようにして接続手段を位
置決めしてもよく、更に回路基板の表面に形成する回路
パターン上の電極に半田付けにより位置決め部を取付け
て位置決めしてもよい。また芯線保持部の構造も任意で
あり、リード線が挿入されるとこれらの外周を挟持する
タイプの接続構造の出力部でもよく、更に挿入されたピ
ン状端子等に引抜力が加わるとピン状端子等の外周に食
い込む挟持片を備えたいわゆるスナップイン構造でもよ
いし、また導電ゴムのように導電弾性体により芯線保持
部を構成してもよい。また出力端子構造には、出力用の
リード線を接続する端子部の他に、例えばコンデンサの
リード線を接続する端子部を更に設けてもよい。
【0012】従来の高電圧用可変抵抗器ユニットでは、
絶縁基板の表面上に出力端子構造体と摺動子とを電気的
に接続する接続パターンを形成し、この接続パターンの
一方の端部に摺動子の一部を接触させ、またこの接続パ
ターンの他端に出力端子構造体を接触させていた。即ち
従来の高電圧用可変抵抗器ユニットでは、必ず絶縁基板
の表面に摺動子と出力端子構造とを電気的接続するため
の接続パターンが必要であった。そして摺動子とこの接
続パターンとの接触点が絶縁基板の表面上にあった。こ
れに対して本発明では、出力端子構造体の接点部と摺動
子との接触点が、絶縁基板の表面から摺動子操作部材側
に間隔をあけて配置される(即ち接触点が絶縁基板の表
面から離れた位置に位置するように)出力端子構造体及
び摺動子を構成する。設計上の観点から見ると、出力端
子構造体及び摺動子と可変抵抗体との間の最大電位差が
放電発生電位差より小さくなるように出力端子構造体
(特に接点支持部と位置決め部)及び摺動子(特に被支
持部)を構成することになる。このようにすると可変抵
抗体の表面の中央部に出力端子構造体と摺動子との接触
点がなくなるために、可変抵抗体の曲率半径を可変抵抗
体の端部間で放電が発生する限界寸法に近い寸法まで小
さくすることができる。その結果、絶縁基板の表面に形
成する回路パターンが小さくなり、絶縁基板が小さくな
って高電圧用可変抵抗器ユニットを小形化できる。本発
明では、特に絶縁基板を小形化した上で、更に摺動子支
持部収納用膨出部とこれに対応する芯線保持部収納用膨
出部とを相互につなげるようにしたので、半田付け無し
に出力用のリード線を接続する出力端子構造体を用いた
場合でも、絶縁ケースの寸法を小さくすることができ
て、高電圧可変抵抗器ユニットの小形化を図ることがで
きる。
【0013】本発明をいわゆるダブルフォーカス・タイ
プの高電圧用可変抵抗器ユニット、即ち、表面に2つの
フォーカス電圧出力用の可変抵抗体と1つのスクリーン
電圧出力用の可変抵抗体を含む可変抵抗パターンを有す
る絶縁基板と、絶縁基板が収納される基板収納室と電子
部品を収納する電子部品収納室とを有する絶縁ケース
と、絶縁基板の表面と絶縁ケースの上壁部との間に配置
されて3つの可変抵抗体上を摺動する3つの摺動子と、
絶縁ケースの壁部を回転自在に貫通して表面側に延びる
操作軸と摺動子が取付けられる摺動子支持部とを有する
3つの摺動子操作部材と、絶縁基板の表面側に配置され
て摺動子と電気的に接続され、しかも絶縁ケースを貫通
して挿入される出力用リード線の芯線を半田付け無しに
保持する芯線保持部を備えている3つの出力端子構造体
と、絶縁ケースの上壁部に設けられてフォーカス電圧出
力用の2つの摺動子が支持される2つの摺動子操作部材
の摺動子支持部が収納される第1の摺動子支持部収納用
膨出部と、絶縁ケースの上壁部に設けられてスクリーン
電圧出力用の1つの摺動子が支持される1つの摺動子操
作部材の摺動子支持部が収納される第2の摺動子支持部
収納用膨出部と、絶縁ケースの上壁部に設けられて出力
端子構造体の芯線保持部が収納される部分と出力用リー
ド線の一部が収納される部分とを備えてなる第1〜第3
の芯線保持部収納用膨出部とを具備してなる高電圧用可
変抵抗器ユニットに適用する場合には、次のようにす
る。
【0014】まず第1の摺動子支持部収納用膨出部と第
2の摺動子支持部収納用膨出部とを直線状に並べて配置
する。第1の摺動子支持部収納用膨出部とフォーカス電
圧出力用のリード線が挿入される第1及び第2の芯線保
持部収納用膨出部とを相互につながるように形成する。
また第2の摺動子支持部収納用膨出部とスクリーン電圧
出力用のリード線が挿入される第3の芯線保持部収納用
膨出部とを相互につながるように形成する。3つの摺動
子は摺動子操作部材の摺動子支持部に支持される被支持
部を備えているものを用いる。3つの出力端子構造体
は、摺動子の回動を許容するように摺動子の被支持部と
接触する接点部、該接点部を支持する接点支持部及び接
点支持部と芯線保持部とを連結してしかも接点支持部を
絶縁基板及び絶縁ケースに対して位置決めする位置決め
部とを具備する構造とする。そして摺動子の被支持部と
出力端子構造体の接点部との接触点が、絶縁基板の表面
から摺動子操作部材側に間隔をあけて位置し、位置決め
部が円弧状の可変抵抗体の半径方向外側に位置しかつ接
点支持部が可変抵抗体との間に間隔をあけて可変抵抗体
の上を横切るように出力端子構造体及び摺動子を配置す
る。
【0015】特に本発明においては、出力端子構造体の
接点支持部が対応する可変抵抗体との間に間隔をあけて
可変抵抗体の上を横切るようにすべての出力端子構造を
配置する。言い換えると、位置決め部が円弧状の可変抵
抗体の半径方向外側に位置しかつ接点支持部が可変抵抗
体との間に間隔をあけて可変抵抗体の上を横切るように
すべての出力端子構造体を配置する。接点支持部と可変
抵抗体との間の間隔は、もちろん両者の間に放電が発生
しない間隔である。このようにすると可変抵抗体及び出
力端子構造体の位置決め部の配置スペースを含めた絶縁
基板上の可変抵抗部の配置スペースをより小さいものと
することができる。出力端子構造体の位置決め部と可変
抵抗体の円弧の中心との間にあける必要がある距離をL
とし、可変抵抗体の円弧の半径をrとする。この場合、
出力端子構造体の位置決め部を可変抵抗体の半径方向内
側に位置させると、可変抵抗部の配置スペースの最も長
い部分の長さは、L+r以上となる。これに対して、本
発明によれば、可変抵抗部の配置スペースの最も長い部
分の長さは少なくともLであればよい。このように本発
明によれば絶縁基板上のすべての可変抵抗部の配置スペ
ースをより小さいものとすることができる。その結果、
絶縁基板の寸法を更に小形化することができて、結果と
して高電圧用可変抵抗器ユニットの寸法を更に小さくす
ることができる。
【0016】なお第1及び第2の芯線保持部収納用膨出
部を第1の摺動子支持部収納用膨出部の両側に配置し、
また第1の芯線保持部収納用膨出部を第2の摺動子支持
部収納用膨出部から離れる方向に延ばし、第2の芯線保
持部収納用膨出部を第2の摺動子支持部収納用膨出部に
向かう方向に延ばし、更に第3の芯線保持部収納用膨出
部を第2の芯線保持部収納用膨出部と同じ方向に延ば
す。このようにするとユニットの小形化を図ることがで
きる。
【0017】絶縁ケースに第2及び第3の芯線保持部収
納用膨出部が延びる方向の端部に端子固定部が一体に設
けられる場合には、第2及び第3の芯線保持部収納用膨
出部は端子固定部を越えない位置で終端させる。そして
第3の芯線保持部収納用膨出部を第2の芯線保持部収納
用膨出部よりも端子固定部側に長く延ばす。また第3の
芯線保持部収納用膨出部の端子固定部側の端部には第2
の芯線保持部収納用膨出部から離れる方向にスクリーン
電圧出力用のリード線が入るリード線嵌合溝を形成す
る。このような構成にすると2本のリード線を端子固定
部の表面に沿って引き回すことができて、2本のリード
線が高電圧用可変抵抗器ユニットの取付けに障害となる
ことがない。特に、第3の芯線保持部収納用膨出部にリ
ード線嵌合溝を形成すると、所定の絶縁性を確保した上
で、リード線の引き回しを容易なものとすることができ
る。
【0018】また第3の芯線保持部収納用膨出部を第2
の芯線保持部収納用膨出部と同じ方向に延ばし、絶縁ケ
ースには、第2及び第3の芯線保持部収納用膨出部に挿
入される2本のリード線を前記絶縁ケースの側壁部に沿
わせて第1の芯線保持部収納用膨出部が延びる方向に引
き回す際に2本のリード線を前記絶縁ケースに対して係
止する複数の係止片を一体に設ける。このようにする
と、3本のリード線を同じ方向に向けて延ばすことがで
きる。
【0019】更に絶縁ケースの電子部品収納室が基板収
納室に並ぶコンデンサ収納室を含んでおり、絶縁ケース
の上壁部にコンデンサ収納室に対応したコンデンサ収納
用膨出部が形成される場合には、第1の芯線保持部収納
用膨出部を絶縁ケースのコンデンサ収納用膨出部が位置
する側とは反対側に位置する1つの側壁部に近い位置に
配置してしかも1つの側壁部とほぼ平行に延びるように
配置する。そして第2の芯線保持部収納用膨出部をコン
デンサ収納用膨出部に沿うように配置する。更に複数の
係止片を2本のリード線を前記1つの側壁部に沿って係
止するように設ける。このようにすると3本のリード線
を1ヶ所に集めることができて、しかも高電圧用可変抵
抗器ユニットの小形化を図ることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の高電
圧用可変抵抗器ユニットの実施の形態の一例について説
明する。図1は、実施の形態の一例の高電圧用可変抵抗
器ユニットの平面図であり、図2は正図面であり、図3
は底面図であり、図4は側面図である。この高電圧用可
変抵抗器ユニットは、2つのフォーカス電圧と1つのス
クリーン電圧を出力するいわゆるダブルフォーカス・タ
イプの高電圧用可変抵抗器ユニットであり、その回路は
図6に示す通りである。なお図6に示したコンデンサC
1及びC2は、図1〜図4には図示していない。
【0021】この例で用いる絶縁基板は、図5に示す可
変抵抗パターンを有している。図5には、図6に示した
符号と同じ符号を付してある。これらの図において1
は、絶縁樹脂により一体成形されて底面側に開口する一
面開口状の絶縁ケースである。この絶縁ケース1の内部
には、図3に示すように、裏面側に開口する基板収納室
3と、ブリーダ抵抗Rb(図6参照)を備えた固定抵抗
基板5とコンデンサC1(図6参照)が収納されるL字
状の電子部品収納室7とが形成されている。
【0022】基板収納室3の内部には、図6のコンデン
C1及びC2及びブリーダ抵抗Rbを除いた可変抵抗パ
ターンが表面に形成された回路基板即ち絶縁基板2(図
5参照)が収納されている。この可変抵抗パターンは、
2つのフォカス電圧出力用の可変抵抗体R2及びR2´
と1つのスクリーン電圧出力用の可変抵抗体R4とを含
んでいる。R1〜R6は、固定抵抗体である。また図6
の〜の符号で示した部分は、図1〜図5に〜の
符号で示した端子、電極または入出力部に対応する。
が入力電極であり、及びが接地電極である。図5に
示す絶縁基板2には、矩形状の絶縁基板の長手方向に離
れた角部に短い辺(以下短辺部という)2aが形成さ
れ、またこれらの短辺部2aが形成された長い辺と対向
する別の長い辺2bの途中には山形状または三角形状の
切欠き部2cが形成されている。2つのフォーカス電圧
可変用の可変抵抗体R2及びR2´に対応して設けられ
る後述する2つの出力端子構造体4及び6の位置決め部
が、それぞれ絶縁基板1の短辺部2aと切欠き部2cに
沿って位置するように2つの出力端子構造体4及び6が
配置される。スクリーン電圧可変用の可変抵抗体R4に
対応して設けられる1つの出力端子構造体8は、長手方
向の一方の端部に位置する辺2dに沿ってその位置決め
部が位置するように配置されている。
【0023】ダブル・フォーカス電圧可変用の2つの可
変抵抗体R2及びR2´は、可変抵抗体R2及びR2´
の2つの円弧の開口部が互いに向き合うように(または
絶縁基板2の内部に向かって開口するように)形成され
ている。別の見方をすると、可変抵抗体R2´は絶縁基
板2の周囲に形成された短辺2aに向かって凸となるよ
うに形成され、可変抵抗体R2は切欠き部2cに向かっ
て凸となるように形成されている。また可変抵抗体R4
は、絶縁基板2の短辺2dに向かって凸となるように形
成されている。本例においては、3つの可変抵抗体が、
絶縁基板2の長手方向に沿って並んで形成されている。
具体的には、3つの可変抵抗体R2,R2´及びR4の
各中心が絶縁基板の長手方向に延びる仮想直線CL上に
位置するように形成されている。なお3つの可変抵抗体
が、閉ループを構成するように形成してもよいのは勿論
である。
【0024】図示していないが、絶縁基板2の表面と絶
縁ケース1の上壁部9(図1)との間には、3つの可変
抵抗体R2及びR2´並びにR4上を摺動する3つの摺
動子が配置されている。また図1及び図2に示すよう
に、絶縁ケース1の上壁部9を回転自在に貫通して表面
側に延びる操作軸11a〜15aを備えた3つの摺動子
操作部材11〜15の摺動子が取付けられる摺動子支持
部が絶縁ケース1の上壁部9と絶縁基板との間に配置さ
れている。これら摺動子操作部材11及び13は2つの
フォーカス電圧を出力するための可変抵抗体R2及びR
2´上を摺動する摺動子を操作するものであり、摺動子
操作部材15はスクリーン電圧を出力するための可変抵
抗体R4上を摺動する摺動子を操作するためのものであ
る。絶縁ケース1の上壁部9には、フォーカス電圧出力
用の2つの摺動子が支持される2つの前記摺動子操作部
材11及び13の摺動子支持部が収納される第1の摺動
子支持部収納用膨出部17と、スクリーン電圧出力用の
1つの摺動子が支持される摺動子操作部材15の摺動子
支持部が収納される第2の摺動子支持部収納用膨出部1
9が一体に成形されている。これら第1の摺動子支持部
収納用膨出部17と第2の摺動子支持部収納用膨出部1
9とは直線状に並ぶように絶縁ケース1の長手方向に沿
って配置されている。
【0025】また絶縁ケース1の上壁部9と絶縁基板と
の間には、2つのフォーカス電圧を出力する2つの出力
端子構造体4及び6(図5及び図8の出力端子構造体1
2参照)とスクリーン電圧を出力するための1つの出力
端子構造体8(図5及び図7)とが配置されている。
【0026】後に詳しく説明するように、図5に示した
これらの出力端子構造体4,6,及び8は、いずれも対
応する摺動子と電気的に接続されて、しかも絶縁ケース
1を貫通して挿入される図示しない出力用リード線の芯
線を半田付け無しに保持する芯線保持部を備えている。
【0027】そして図1に示すように、絶縁ケース1の
上壁部9にはこれら3つの出力端子構造体4,6,及び
8の芯線保持部が収納される芯線保持部収納部分21a
〜25aと出力用リード線の一部が収納されるリード線
収納部分21b〜25bとを備えてなる第1〜第3の芯
線保持部収納用膨出部21〜25が一体に設けられてい
る。第1及び第2の芯線保持部収納用膨出部21及び2
3は第1の摺動子支持部収納用膨出部17の両側に配置
されている。また第1の摺動子支持部収納用膨出部17
とフォーカス電圧出力用のリード線が挿入される第1及
び第2の芯線保持部収納用膨出部21及び23とは相互
につながるように形成されている。第1の芯線保持部収
納用膨出部21は第2の摺動子支持部収納用膨出部19
から離れる方向に延びている。第2の芯線保持部収納用
膨出部23は第2の摺動子支持部収納用膨出部19及び
後述する絶縁ケース1の端部に一体に設けられた端子固
定部41に向かう方向に延びている。なお第2の芯線保
持部収納用膨出部23は、端子固定部41の上に突出し
ない位置で終端している。またスクリーン電圧出力用の
リード線が挿入される第3の芯線保持部収納用膨出部2
5は、第2の芯線保持部収納用膨出部23と同じ方向
(端子固定部41が位置する方向)に延びており、端子
固定部41の途中で終端している。そして第2の摺動子
支持部収納用膨出部19と第3の芯線保持部収納用膨出
部25とは相互につながるように形成されている。第3
の芯線保持部収納用膨出部25の端部には、第2の摺動
子支持部収納用膨出部19から離れる方向に曲げられた
リード線を嵌合するリード線嵌合溝26が形成されてい
る。
【0028】図1,図2及び図4に示す27は、コンデ
ンサC1(図6)が収納されるコンデンサ収納用の膨出
部である。また29及び31は、絶縁ケース1の裏面側
を上にして、ユニットを組み立てる際に、絶縁ケース1
を水平状態で治具の上に支持するための支持部であり、
32は治具に対する位置決め用突起である。
【0029】なお図1〜図4に示した符号〜で示し
た部分は、図5に符号〜で示した出力部に対応する
リード線の挿入部分である。
【0030】図1,図2及び図4に示すように、絶縁ケ
ース1には、第2及び第3の芯線保持部収納用膨出部2
3及び25に挿入される2本のリード線を絶縁ケース1
の側壁部33に沿わせて第1の芯線保持部収納用膨出部
21が延びる方向に引き回す際に2本のリード線を絶縁
ケース1に対して係止するための3つの係止片35〜3
9が一体に設けられている。係止片35は、絶縁ケース
1の長手方向(第1の摺動子支持部収納用膨出部17と
第2の摺動子支持部収納用膨出部19が直線状に並ぶ方
向)側の一方の端部に一体に設けられた板状の端子固定
部41に一体に設けられている。また係止片37は、支
持部31に一体に設けられており、また係止片39は第
1の芯線保持部収納用膨出部21に一体に設けられてい
る。第2の芯線保持部収納用膨出部23に挿入されるリ
ード線が第3の芯線保持部収納用膨出部25に挿入され
るリード線の下に配置された状態で、2本のリード線は
端子固定部41の上を延びる。そして第2の芯線保持部
収納用膨出部23に挿入されるリード線が、係止片35
と絶縁ケース1の側壁との間に係止され、その後、2本
のリード線は2つの係止片37及び39に一緒に係止さ
れて、第1の芯線保持部収納用膨出部21に沿うように
引き回される。その結果、3本のリード線が1ヶ所に集
まるため、これらのリード線は1つの束にして扱うこと
が可能になる。
【0031】図3に示すように端子固定部41の裏面側
には、一端が図6の回路の電極及びに半田付け接続
された接地用端子43及び45の被挟持部43a及び4
5aを挟持する端子挟持部47及び49が一体に設けら
れている。これら端子挟持部47及び49は、一対の挟
持片47a,47aを備えて構成されており、この例で
は一対の挟持片が端子43及び45の被挟持部43a及
び45aの長手方向に沿ってそれぞれ2個ずつ設けられ
ている。
【0032】また端子固定部41は、接地用端子43と
端子45との間に端子51を固定するための端子挟持部
53を一体に有しており、また電子部品収納室7の端部
に近い位置に端子55を固定するための端子挟持部57
を一体に有している。これら端子挟持部53及び57
は、それぞれ一対の挟持片53a,53a及び57a,
57aを備えて構成されている。端子51及び55は、
途中が曲がった形状を有しており、その曲がった形状の
部分が端子固定部41に形成した連結部分収納凹部59
及び61内に配置され、この凹部に充填された絶縁樹脂
中に埋設されている。なお連結部分収納凹部59及び6
1は基板収納室3と連通溝63及び65を介して連通し
ている。したがって基板収納室3に収納した図示しない
絶縁基板の裏面側に絶縁樹脂が充填されて形成される絶
縁樹脂層75を形成する際に用いる絶縁樹脂が、連通溝
63及び65を通して連結部分収納凹部59及び61に
も流れ込む。なお71及び73は、端子51及び55の
リード線接続部に対応して設けられて端子固定部41の
裏面から垂直に離れる方向に延長する延長用壁部であ
る。
【0033】図7(A)及び(B)は、図1のA−A線
断面図であり、これらの図にはスクリーン電圧を出力す
る構造が示されている。これらの図に示すように、絶縁
樹脂製の摺動子操作部材15は、操作軸15aと、一体
に形成されて基板収納室内に位置する大径の摺動子支持
部15bとストッパ部15cと、摺動子支持部15bの
絶縁基板2側の端面部に形成された垂直状孔部15dと
スペーサ部15eとを備えている。スペーサ部15e
は、摺動子操作部材15を操作する際に後述する摺動子
10が必要以上に圧縮されるのを防止する機能を果たし
ている。垂直状孔部15dには摺動子10の起立部10
eが嵌合され、摺動子10の回り止めが図られている。
また摺動子操作部材15の摺動子支持部15bの端部に
は2つの係合用突起15f,15fが一体に形成されて
いる。これらの係合用突起15f,15fは、垂直状孔
部15dが間に位置するように配置されている。また摺
動子操作部材15の摺動子支持部15bには、操作軸1
5aが延びる方向に向かって開口して操作軸15aの周
囲を囲むように環状の嵌合溝15gが形成されている。
この嵌合溝15gには、絶縁ケース1の内壁部に突設さ
れた筒状部1Aが嵌合されている。嵌合溝15gと筒状
部1Aとは、摺動子操作部材15が回動し得るように緩
く嵌合されている。
【0034】摺動子10は、ステンレスや、リン青銅等
の金属板を機械加工(プレス加工、折り曲げ加工等)し
て形成されている。摺動子10は、先端に可変抵抗パタ
ーンの上を摺動する摺動接点10aを備えたアーム部1
0bと、摺動子支持部15bの端面に添うよう延びる板
状部(被支持部)10cとを備えている。この板状部1
0cは、出力端子構造体8を構成する端子金具の接点部
8aが摺動する摺動部分10c1 と、スペーサ部15e
が貫通する貫通孔10dが形成された貫通孔形成部分と
貫通孔10dを間にして摺動部分10c1 の反対側に位
置する取付部10c2 とを有している。取付部10c2
からは、摺動子操作部材15の端部に形成した垂直状孔
部15dに嵌合される起立部10eが、板状部10cと
ほぼ直交する方向に向かって延びている。またアーム部
10bの固定側端部も取付部10c2 に固定されその自
由端部は摺動部分10c1 側に延びている。アーム部1
0bにはスペーサ部15eが移動自在に貫通するスリッ
トSが形成されている。アーム部10bの両側に位置す
る取付部10c2 の縁部が、摺動子操作部材15の端部
に設けた係合用突起15f,15fと係合する。
【0035】出力端子構造体8は、金属板を所定の形状
に打ち抜いた後折り曲げ加工をして形成された端子金具
である。この出力端子構造体8は、摺動子10の板状部
10cと接触する接点部8aを一端に有するアーム状の
接点支持部8bと、この接点支持部8bの他端に連結さ
れた位置決め部8cと、この位置決め部8cに連結され
た芯線保持部8dとから構成される。接点支持部8b
は、接点部8aを有する一端に向かうに従って絶縁基板
2の表面から離れるように位置決め部8cとの連結部で
曲げられている。出力端子構造体8は、接点支持部8b
が可変抵抗体R4との間に間隔をあけて可変抵抗体の上
を横切るように配置されている。言い換えると、位置決
め部8cが円弧状の可変抵抗体R4の半径方向外側に位
置しかつ接点支持部8bが可変抵抗体R4との間に間隔
をあけて可変抵抗体の上を横切るようにまたは通過する
ように出力端子構造体8が配置されている。図5の絶縁
基板2には、出力端子構造体8の接点支持部8bを破線
で示してある。
【0036】本例では、出力端子構造体8の接点支持部
8bと摺動子10のアーム部10bとにより摺動子操作
部材15を支持している。その結果、出力端子構造体8
の接点支持部8bの接点部8aと摺動子10の板状部1
0cとの接触点は、絶縁基板2の表面から所定寸法だけ
離れた位置に位置している。本例によれば、出力端子構
造体8の接点部8aは、摺動子10の板状部10cの表
面を摺動子操作部材15の軸線を中心にした摺動軌跡を
描きながら摺動することになる。
【0037】出力端子構造体8及び摺動子10の構造
(両者の形状及び寸法等)は、出力端子構造体8及び摺
動子10と可変抵抗体R4との間の最大電位差が放電発
生電位差よりも小さくなるように構成する。
【0038】位置決め部8cは、絶縁ケース1の内壁部
に形成されたリブ1Bを挟持するように構成されてい
る。絶縁ケース1の内壁部には、芯線保持部収納用の嵌
合部1Cが形成されている。芯線保持部8dは、スナッ
プインタイプの芯線保持構造を有している。具体的に
は、平板部に十字状のスリットが入れられ、スリット間
の部分が起こされて挿入されるリード線の芯線の外周部
に食い込む4つの係合片8eを構成している。この構造
はすでに公知であるため詳しい説明は省略する。
【0039】図8(A)及び(B)には、可変抵抗体R
2及びR2´に対応して設けられる出力端子構造体4,
6(図5)に共通に用いることができる出力端子構造体
12の一例が示されている。図8(A)は、出力端子構
造体12の正面図であり、図8(B)は平面図である。
この出力端子構造体12の構造は、接点部12a、接点
支持部12bと、位置決め部12cと、芯線保持部12
dと、端子部12fとを備えている。端子部12fは、
絶縁基板2の裏面側に配置されて、絶縁樹脂層75から
突出する。図3には、この端子部12fに相当するもの
を符号4fと6fとで示している。端子部4fは、出力
端子構造体4の端子部であり、端子部6fは、出力端子
構造体6の端子部である。なおこの出力端子構造12で
は、芯線保持部12dに形成する係止片12e…の先端
部を円弧状にカットしている。絶縁ケース2の内壁部に
は、この出力端子構造体12を位置決め保持する構造
と、絶縁基板2の表面側に絶縁樹脂が流れ込むのを防止
するリブとが適宜に形成されている。図5には、この出
力端子構造体12を用いた出力端子構造体4及び6の接
点支持部の位置を破線で示してある。
【0040】図3に示した端子51には、端子部4f
(図6の端子部´に対応)に一方のリード線が接続さ
れるコンデンサC2(図6)の他方のリード線が巻き付
けられた後半田付け接続される。端子部6fには、例え
ば追加のコンデンサのリード線が接続される。また端子
55には、後述する入力端子85(図6の端子部に対
応)に一方のリード線が接続されるコンデンサC1(図
6)の他方のリード線が巻き付けられた後半田付け接続
される。端子79は図示しない絶縁基板2と固定抵抗基
板5との接続点を構成する端子であって、図6の端子部
分に相当する。固定抵抗基板5は、電子部品収納室7
の底部に設けられた係合片81及び83の間に挟持され
ている。85は、電子部品収納室7の角部に固定された
入力端子であり、図6の端子部分に相当する。87及
び89は固定抵抗基板5から延びるリード線である。
【0041】本実施例によれば、可変抵抗体及び出力端
子構造体の位置決め部の配置スペースを含めた絶縁基板
上の可変抵抗部の配置スペースをより小さいものとする
ことができる。その理由を図7を用いて説明する。まず
出力端子構造体8の位置決め部8cと可変抵抗体R4の
円弧の中心との間にあける必要がある距離をLとし、可
変抵抗体R4の円弧の半径をrとする。この場合、出力
端子構造体8の位置決め部8cを可変抵抗体R4の半径
方向内側に位置させると、可変抵抗部の配置スペースの
最も長い部分の長さは、L+r以上となる。この状態を
図7(A)に寸法だけ記入して示してある。これに対し
て本例によれば、出力端子構造体8の接点支持部8b
が、可変抵抗体R4の径方向外側から径方向内側に向か
って延びているため、可変抵抗体R4の円弧の半径寸法
rが、前述の寸法Lの中に含まれる結果となる。これに
より可変抵抗部の配置スペースの最も長い部分の長さ
は、少なくともLにすればよい。よって絶縁基板上の可
変抵抗部の配置スペースをより小さいものとすることが
できるので、絶縁基板の全体寸法をより小さくすること
ができる。なお本発明を適用するにあたっては、出力端
子構造体8の位置決め部8cを可変抵抗体R4の半径方
向内側に位置させてもよいの当然である。
【0042】なお上記例の高電圧用可変抵抗器ユニット
はフライバックトランスのトランスケースに取付けられ
るものであり、上記例の高電圧用可変抵抗器ユニットが
取り付けられたフライバックトランスでは、トランスを
モールドする絶縁樹脂の中に、各端子(4f,6f,7
9,85)が埋設される。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、従来なかった新規な集
電構造を採用したことにより、絶縁基板を小形化した上
で、各摺動子支持部収納用膨出部と対応する芯線保持部
収納用膨出部とを相互につなげるようにしたので、半田
付け無しに出力用のリード線を接続する出力端子構造を
用いた場合でも、絶縁ケースの寸法を小さくすることが
できて、高電圧可変抵抗器ユニットの小形化を図ること
ができる。
【0044】また出力端子構造体の接点支持部が対応す
る可変抵抗体との間に間隔をあけて可変抵抗体の上を横
切るようにすべての出力端子構造を配置すると、絶縁基
板上のすべての可変抵抗部の配置スペースをより小さい
ものとすることができるため、絶縁基板の寸法を更に小
形化することができて、結果として半田付け無しに出力
用のリード線を接続する出力端子構造を用いた高電圧用
可変抵抗器ユニットの寸法を更に小さくできる。
【0045】更に本発明によれば、出力用のリード線の
引き回しが容易でしかも従来よりも高電圧用可変抵抗器
ユニットを小形化することができる。また半田付け無し
に出力用のリード線を接続する出力端子構造体を絶縁基
板と絶縁ケースとの間に配置した高電圧用可変抵抗器ユ
ニットにおいて、すべての出力用のリード線を一ケ所に
容易に集めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の一例の高電圧用可変抵
抗器ユニットの平面図である。
【図2】 図1の高電圧用可変抵抗器ユニットの正面図
である。
【図3】 図1の高電圧用可変抵抗器ユニットの底面図
である。
【図4】 図1の高電圧用可変抵抗器ユニットの側面図
である。
【図5】 図1の高電圧用可変抵抗器ユニットで用いる
絶縁基板の平面図である。
【図6】 図1の高電圧用可変抵抗器ユニットの回路図
である。
【図7】 (A)は図1のA−A線断面図であり、
(B)は図7(A)の状態で絶縁基板を除いて絶縁ケー
ス1の上壁部側を見た図である。
【図8】 (A)及び(B)は出力端子構造体の一例の
正面図及び平面図である。
【図9】 従来の高電圧用可変抵抗器ユニットで用いる
絶縁基板の平面図である。
【符号の説明】
1 絶縁ケース 2 絶縁基板 3 基板収納室 4,6,8,12 出力端子構造体 5 固定抵抗基板 7 電子部品収納室 10 摺動子 11,13,15 摺動子操作部材 17 第1の摺動子支持部収納用膨出部 19 第2の摺動子支持部収納用膨出部 21,23,25 第1〜第3の芯線保持部収納用膨出
部 35〜39 係止片 41 端子固定部 43及び45 接地用端子 51及び55 端子 53及び57 端子挟持部 59及び61 連結部分収納凹部 63及び65 連通溝 67及び69 嵌合溝 71及び73 延長用壁部 75 絶縁樹脂層

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に1以上の可変抵抗体を含む可変抵
    抗パターンを有する絶縁基板と、 前記絶縁基板が収納される基板収納室を有する絶縁ケー
    スと、 前記絶縁基板の前記表面と前記絶縁ケースの上壁部との
    間に配置されて前記1以上の可変抵抗体上を摺動する1
    以上の摺動子と、 前記絶縁ケースの壁部を回転自在に貫通して表面側に延
    びる操作軸と前記摺動子が取付けられる摺動子支持部と
    を有する1以上の摺動子操作部材と、 前記絶縁基板の前記表面側に配置されて前記摺動子と電
    気的に接続され、しかも前記絶縁ケースを貫通して挿入
    される出力用リード線の芯線を半田付け無しに保持する
    芯線保持部を備えている1以上の出力端子構造体と、 前記絶縁ケースの前記上壁部に設けられて前記摺動子操
    作部材の前記摺動子支持部が収納される1以上の摺動子
    支持部収納用膨出部と、 前記絶縁ケースの前記上壁部に設けられて前記出力端子
    構造体の前記芯線保持部が収納される部分と前記出力用
    リード線の一部が収納される部分とを備えてなる1以上
    の芯線保持部収納用膨出部とを具備してなる高電圧用可
    変抵抗器ユニットであって、 前記摺動子支持部収納用膨出部と対応する前記芯線保持
    部収納用膨出部とは相互につながるように形成されてお
    り、 前記1以上の摺動子は前記摺動子操作部材の前記摺動子
    支持部に支持される被支持部を備えており、 前記1以上の出力端子構造体は、前記摺動子の回動を許
    容するように前記摺動子の前記被支持部と接触する接点
    部、該接点部を支持する接点支持部及び前記接点支持部
    と前記芯線保持部とを連結してしかも前記接点支持部を
    前記絶縁基板及び前記絶縁ケースに対して位置決めする
    位置決め部とを具備しており、 前記摺動子の前記被支持部と前記接点部との接触点が前
    記回路基板の表面から前記摺動子操作部材側に間隔をあ
    けて位置するように前記摺動子及び前記出力端子構造体
    が配置されている高電圧用可変抵抗器ユニット。
  2. 【請求項2】 表面に2つのフォーカス電圧出力用の可
    変抵抗体と1つのスクリーン電圧出力用の可変抵抗体を
    含む可変抵抗パターンを有する絶縁基板と、 前記絶縁基板が収納される基板収納室と電子部品を収納
    する電子部品収納室とを有する絶縁ケースと、 前記絶縁基板の前記表面と前記絶縁ケースの上壁部との
    間に配置されて前記3の可変抵抗体上を摺動する3つの
    摺動子と、 前記絶縁ケースの壁部を回転自在に貫通して表面側に延
    びる操作軸と前記摺動子が取付けられる摺動子支持部と
    を有する3つの摺動子操作部材と、 前記絶縁ケースの前記表面側に配置されて前記摺動子と
    電気的に接続され、しかも前記絶縁ケースを貫通して挿
    入される出力用リード線の芯線を半田付け無しに保持す
    る芯線保持部を備えている3つの出力端子構造体と、 前記絶縁ケースの前記上壁部に設けられてフォーカス電
    圧出力用の2つの前記摺動子が支持される2つの前記摺
    動子操作部材の前記摺動子支持部が収納される第1の摺
    動子支持部収納用膨出部と、 前記絶縁ケースの前記上壁部に設けられてスクリーン電
    圧出力用の1つの前記摺動子が支持される1つの前記摺
    動子操作部材の前記摺動子支持部が収納される第2の摺
    動子支持部収納用膨出部と、 前記絶縁ケースの前記上壁部に設けられて前記出力端子
    構造体の前記芯線保持部が収納される部分と前記出力用
    リード線の一部が収納される部分とを備えてなる第1〜
    第3の芯線保持部収納用膨出部とを具備してなる高電圧
    用可変抵抗器ユニットであって、 前記第1の摺動子支持部収納用膨出部と前記第2の摺動
    子支持部収納用膨出部とは直線状に並んで配置され、 前記第1の摺動子支持部収納用膨出部とフォーカス電圧
    出力用のリード線が挿入される前記第1及び第2の芯線
    保持部収納用膨出部とは相互につながるように形成され
    ており、 前記第2の摺動子支持部収納用膨出部とスクリーン電圧
    出力用のリード線が挿入される前記第3の芯線保持部収
    納用膨出部とは相互につながるように形成されており、 前記3つの摺動子は前記摺動子操作部材の摺動子支持部
    に支持される被支持部を備えており、 前記3つの出力端子構造体は、前記摺動子の回動を許容
    するように前記摺動子の前記被支持部と接触する接点
    部、該接点部を支持する接点支持部及び前記接点支持部
    と前記芯線保持部とを連結してしかも前記接点支持部を
    前記絶縁基板及び前記絶縁ケースに対して位置決めする
    位置決め部とを具備しており、 前記摺動子の前記被支持部と前記出力端子構造体の前記
    接点部との接触点が前記絶縁基板の表面から前記摺動子
    操作部材側に間隔をあけて位置し、前記位置決め部が円
    弧状の前記可変抵抗体の半径方向外側に位置しかつ前記
    接点支持部が前記可変抵抗体との間に間隔をあけて前記
    可変抵抗体の上を横切るように前記出力端子構造体及び
    前記摺動子が配置されていることを特徴とする高電圧用
    可変抵抗器ユニット。
  3. 【請求項3】 前記第1及び第2の芯線保持部収納用膨
    出部は前記第1の摺動子支持部収納用膨出部の両側に配
    置され、 前記第1の芯線保持部収納用膨出部は前記第2の摺動子
    支持部収納用膨出部から離れる方向に延び、 前記第2の芯線保持部収納用膨出部は前記第2の摺動子
    支持部収納用膨出部に向かう方向に延び、 前記第3の芯線保持部収納用膨出部は前記第2の芯線保
    持部収納用膨出部と同じ方向に延びることを特徴とする
    請求項2に記載の高電圧用可変抵抗器ユニット。
  4. 【請求項4】 前記絶縁ケースには前記第2及び第3の
    芯線保持部収納用膨出部が延びる方向の端部に端子固定
    部が一体に設けられ、 前記第2及び第3の芯線保持部収納用膨出部は前記端子
    固定部を越えない位置で終端し、 前記第3の芯線保持部収納用膨出部は前記第2の芯線保
    持部収納用膨出部よりも前記端子固定部側に長く延び、 前記第3の芯線保持部収納用膨出部の前記端子固定部側
    の端部には前記第2の芯線保持部収納用膨出部から離れ
    る方向に前記スクリーン電圧出力用のリード線が入るリ
    ード線嵌合溝が形成されている請求項2に記載の高電圧
    用可変抵抗器ユニット。
  5. 【請求項5】 前記第3の芯線保持部収納用膨出部は前
    記第2の芯線保持部収納用膨出部と同じ方向に延びてお
    り、 前記絶縁ケースには、前記第2及び第3の芯線保持部収
    納用膨出部に挿入される2本のリード線を前記絶縁ケー
    スの側壁部に沿わせて前記第1の芯線保持部収納用膨出
    部が延びる方向に引き回す際に前記2本のリード線を前
    記絶縁ケースに対して係止する複数の係止片を一体に有
    している請求項3または4に記載の高電圧用可変抵抗器
    ユニット。
  6. 【請求項6】 前記絶縁ケースの前記電子部品収納室は
    前記基板収納室に並ぶコンデンサ収納室を含んでおり、 前記絶縁ケースの前記上壁部には前記コンデンサ収納室
    に対応したコンデンサ収納用膨出部が形成されており、 前記第1の芯線保持部収納用膨出部は、前記絶縁ケース
    の前記コンデンサ収納用膨出部が位置する側とは反対側
    に位置する1つの側壁部に近い位置に配置されてしかも
    前記1つの側壁部とほぼ平行に延びるように配置され、 前記第2の芯線保持部収納用膨出部は前記コンデンサ収
    納用膨出部に沿うように配置されており、 前記複数の係止片は前記2本のリード線を前記1つの側
    壁部に沿って係止するように設けられている請求項5に
    記載の高電圧用可変抵抗器ユニット。
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