JPH09260776A - 半導体光素子 - Google Patents

半導体光素子

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JPH09260776A
JPH09260776A JP7044696A JP7044696A JPH09260776A JP H09260776 A JPH09260776 A JP H09260776A JP 7044696 A JP7044696 A JP 7044696A JP 7044696 A JP7044696 A JP 7044696A JP H09260776 A JPH09260776 A JP H09260776A
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JP
Japan
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type
active layer
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Application number
JP7044696A
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Inventor
Toru Takiguchi
透 瀧口
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体光素子において、量子井戸活性層への
P型ドーパントの拡散の抑制は、例えばP型InPクラ
ッド層と量子井戸活性層の間にアンドープInP層を挿
入することによって行われていたが、アンドープInP
層では十分にP型ドーパントの拡散を抑制できないとい
う問題があった。 【解決手段】 P型クラッド層2と活性層3の間に、活
性層3へのP型ドーパントの拡散を抑制するためのN型
の拡散ストッパ層13を設けたので、結晶成長中ないし
はプロセス中に、P型クラッド層からP型ドーパントが
活性層に拡散してくるのを抑制でき、レーザー部におい
てしきい値電流の低減および発光効率の向上がより確実
に実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は半導体レーザ等の
半導体光素子、特に量子井戸活性層へのP型ドーパント
の拡散の抑制に関する。
【0002】
【従来の技術】図10は従来の半導体光素子である長波
長系の半導体レーザの断面図である。図の半導体レーザ
100において、1はP型InP基板、2はP型InP
クラッド層、3は量子井戸活性層、4はN型InPクラ
ッド層、5はP型InP埋め込み層、6はN型InP電
流ブロック層、7はP型InP電流ブロック層、8はP
型電極、9はN型電極、10は絶縁膜、11はP型光閉
じ込め層、12はN型光閉じ込め層である。
【0003】従来、結晶成長中ないしはプロセス中に、
P型InP基板1およびP型InPクラッド層2からP
型ドーパントが量子井戸活性層3に拡散してくるため
に、レーザのしきい値電流の増加、発光効率の低下とい
う問題が生じていた。
【0004】また、変調器付き半導体レーザでも同様な
現象が生じる。図11は従来の変調器付き半導体レーザ
の断面図である。図の変調器付き半導体レーザ200に
おいて、30はN型InP基板、31はN型InPクラ
ッド層、32はN型InGaAsP光ガイド層、33は
回折格子、34は量子井戸活性層、35は歪量子井戸光
導波路層、36はP型InPクラッド層、37はP型I
nGaAsPコンタクト層、38はレーザー部のP型電
極、39は変調器部のP型電極、40はN型電極、41
はP型InGaAsP光閉じ込め層である。
【0005】この従来の変調器付き半導体レーザ200
においても、結晶成長中ないしはプロセス中に、P型I
nPクラッド層36からP型ドーパントが量子井戸活性
層34および歪量子井戸光導波路層35に拡散してく
る。このため、変調器部の消光比が低下するという問題
が生じていた。
【0006】この問題に対し従来、例えば文献(M.Glade
et.al., GaAs and Related Compounds 1990 pp579〜58
4)で記載されているように、例えば図10のP型InP
クラッド層2と量子井戸活性層3の間にアンドープIn
P層を挿入することによって、量子井戸活性層3へのP
型ドーパントの拡散を抑制していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来の半
導体光素子において、量子井戸活性層へのP型ドーパン
トの拡散の抑制は、例えばP型InPクラッド層と量子
井戸活性層の間にアンドープInP層を挿入することに
よって行われていたが、アンドープInP層では十分に
P型ドーパントの拡散を抑制できないという問題があっ
た。
【0008】この発明は上記のような従来の半導体レー
ザの課題を解消するためになされたもので、十分にP型
ドーパントの拡散を抑制でき、レーザー部における発光
効率の向上、変調部における消光比の向上を図った半導
体光素子を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的に鑑み、この
発明の第1の発明は、P型クラッド層と活性層の間に、
上記活性層へのP型ドーパントの拡散を抑制するための
N型の拡散ストッパ層を設けたことを特徴とする半導体
光素子にある。
【0010】この発明の第2の発明は、上記N型の拡散
ストッパ層が、上記P型クラッド層と活性層の間に挿入
されたN型InP拡散ストッパ層からなることを特徴と
する請求項1に記載の半導体光素子にある。
【0011】この発明の第3の発明は、上記N型の拡散
ストッパ層が、上記P型クラッド層と活性層の間にある
P型クラッド層側の光閉じ込め層をN型ドーピングした
光閉じ込め層からなることを特徴とする請求項1に記載
の半導体光素子にある。
【0012】この発明の第4の発明は、上記N型ドーピ
ングした光閉じ込め層がSドープN型InGaAsP光
閉じ込め層からなることを特徴とする請求項3に記載の
半導体光素子にある。
【0013】この発明の第5の発明は、上記N型の拡散
ストッパ層が、上記P型クラッド層と活性層の間にある
P型クラッド層側の光閉じ込め層をNドープInGaA
s(P)/アンドープIn(Ga)(As)Pの多重層により
形成したものからなることを特徴とする請求項1に記載
の半導体光素子にある。
【0014】この発明の第6の発明は、上記N型の拡散
ストッパ層が、上記P型クラッド層とP型InP基板と
の間に挿入されたN型In(Ga)(As)P層からなるこ
とを特徴とする請求項1に記載の半導体光素子にある。
【0015】この発明の第7の発明は、上記半導体光素
子がレーザー部とこれに続く変調器部を有する変調器付
き半導体レーザからなり、上記活性層が上記レーザー部
側の量子井戸活性層とこれに続く上記変調器部側の歪量
子井戸光導波路層からなることを特徴とする請求項1な
いし5のいずれかに記載の半導体光素子にある。
【0016】この発明の第8の発明は、P型クラッド層
と活性層の間に、上記活性層へのP型ドーパントの拡散
を抑制するための拡散ストッパ層を設け、この拡散スト
ッパ層が上記P型クラッド層側の光閉じ込め層をアンド
ープInGaAs(P)/In(Ga)(As)Pの多重層に
より形成したものからなることを特徴とする半導体光素
子にある。
【0017】この発明の第9の発明は、上記半導体光素
子がレーザー部とこれに続く変調器部を有する変調器付
き半導体レーザからなり、上記活性層が上記レーザー部
側の量子井戸活性層とこれに続く上記変調器部側の歪量
子井戸光導波路層からなることを特徴とする請求項8に
記載の半導体光素子にある。
【0018】
【発明の実施の形態】最初に、この発明に関するN型ド
ーピング層がP型ドーパントの拡散を抑制する原理につ
いて説明する。まず、P型ドーパントであるZnは次の
平衡状態の関係式が成立する状態で拡散する。
【0019】(格子間Zn)+(Inの空孔)⇔(格子位置
のZn)+2(ホール)
【0020】格子間Znは、ある割合で格子位置に落ち
つき、残りのZnが上式の右辺と平衡状態を保ちながら
隣接する層へ拡散していく。
【0021】次にN型ドーピング層におけるZnの拡散
について考える。拡散してきた格子間Znは、格子位置
に落ちつきホールを発生させる。ところが、N型ドーピ
ング層においては、電子が存在するので発生したホール
は電子と合一して消滅する。従って、反応はN型ドーピ
ング層の電子がなくなるまで、右辺に進行していく。従
って、格子間Znは、すべて格子位置に落ちつくので、
隣接する層へ拡散していかない。
【0022】N型ドーピング層の電子がなくなると、格
子間Znは、通常通り隣接する層に拡散していく。この
原理により、N型ドーピング層において電子が多いほ
ど、すなわちN型キャリア濃度が高いほど、また層厚が
厚いほどZnをトラップする量が多く、よりZnの拡散
を抑制する効果がある。
【0023】次に、InGaAs(P)層がP型ドーパン
トの拡散を抑制する原理について説明する。ZnのIn
1−xGaxAsyP1−y層中における固溶度は、組
成yが高いほど大きい。図1の(a)には従来のInP層
を挿入した場合のZnの濃度変化、(b)にはこの発明に
よるInGaAs層を挿入する場合のZnの濃度変化を
示す。図1に示すように、InP層からInGaAs層
(y=1)への拡散の場合、InGaAs層の方が固溶度
が大きいので、ZnはInGaAs層中では高濃度にな
る。すなわち、InGaAs層は、InP層に比べてZ
nをトラップする量が多く、よりZnの拡散を抑制する
効果がある。
【0024】実施の形態1.図2はこの発明の一実施の
形態による半導体レーザの断面図である。図の半導体レ
ーザ110において、1はZnドープP型InP基板
(キャリア濃度P=5×18cm-3)、2はZnドープP
型InPクラッド層(厚さ2μm、キャリア濃度P=1
×18cm-3)、3は量子井戸活性層、4はSドープN
型InPクラッド層(厚さ0.5μm、キャリア濃度N=
1×18cm-3)、5はZnドープP型InP埋め込み
層(厚さ1μm、キャリア濃度P=1×18cm-3)、6
はSドープN型InP電流ブロック層(厚さ1μm、キ
ャリア濃度N=5×18cm-3)である。
【0025】7はZnドープP型InP電流ブロック層
(厚さ1μm、キャリア濃度P=1×18cm-3)、8は
P型電極(Ti/Pt/Au)、9はN型電極(Au/G
e/Ni/Au)、10はSiO絶縁膜、11はアン
ドープInGaAsP光閉じ込め層、12はSドープN
型InGaAsP光閉じ込め層である。13はN型In
P拡散ストッパ層である。
【0026】この実施の形態では、N型InP拡散スト
ッパ層13によって、P型InP基板1およびZnドー
プP型InPクラッド層2から量子井戸活性層3へのZ
nの拡散を抑制できる。
【0027】但し、N型InP拡散ストッパ層13のキ
ャリア濃度および厚さは、そのトータルの電子の量が拡
散してくるZnのトータルの量より若干少なくする必要
がある。もし、多ければP型InPクラッド層2と量子
井戸活性層3の間にN型層が残ることになる。図3には
活性層近辺のバンドおよび活性層へのホールの注入の様
子を示す。このように、そのN型層13は、図3に示す
ようにバンド構造上、電流注入時にP型InPクラッド
層2から量子井戸活性層3へのホールの注入を妨げ、レ
ーザ特性を悪化させてしまう。
【0028】実施の形態2.図4はこの発明の別の実施
の形態による半導体レーザの断面図である。図の半導体
レーザ120において、1〜10および12は上記実施
の形態のものと同一のものである。14はSドープN型
InGaAsP光閉じ込め層である。
【0029】この実施の形態では図2のP側の光閉じ込
め層11を、これをN型ドープしたSドープN型InG
aAsP光閉じ込め層14とすることによって、P型I
nP基板1およびZnドープP型InPクラッド層2か
ら量子井戸活性層3へのZnの拡散を抑制できるように
した。
【0030】実施の形態3.図5はこの発明の別の実施
の形態による半導体レーザの断面図である。図の半導体
レーザ130において、1〜10および12は上記実施
の形態のものと同一のものである。15は光閉じ込め多
重層(アンドープInGaAs(P)/In(Ga)(As)
P)である。
【0031】また図6は光閉じ込め多重層15付近の断
面図である。図において、150はアンドープInGa
As層、152はアンドープInP層である。アンドー
プInGaAs層150は80Å以下にし、多重層15
が量子効果を持つようする。また多重層15は、その量
子井戸層としてのバンドギャップの大きさが、量子井戸
活性層3のバンドギャップの大きさより大きいようにす
る。これは、多重層15においてレーザ発振しないよう
にするためである。
【0032】InGaAs層150は従来の組成のIn
GaAsP光閉じ込め層よりy組成が大きいので、Zn
の層中における固溶度は、組成yが高いほど大きいので
Znをトラップする量が多く、よりZnの拡散を抑制す
る効果がある。この層によって、P型InP基板1およ
びZnドープP型InPクラッド層2から量子井戸活性
層3へのZnの拡散を抑制できる。
【0033】実施の形態4.図7は実施の形態3の光閉
じ込め多重層の別の例を示す。図において、15aは光
閉じ込め多重層(NドープInGaAs(P)/アンドー
プIn(Ga)(As)P)、152はアンドープInP
層、154はN型InGaAs層である。この実施の形
態では、実施の形態3の光閉じ込め多重層のアンドープ
InGaAs層150をN型にしたものである。
【0034】InGaAs層をN型にしたN型InGa
As層154とすることにより、実施の形態3のアンド
ープInGaAs層に比べてZnをトラップする量が多
く、よりZnの拡散を抑制する効果がある。また、もし
この多重層中において、N型層が残ったとしても、その
N型層は、電流注入時にP型InPクラッド層2から量
子井戸活性層3へのホールの注入を妨げることはない。
【0035】実施の形態5.図8はこの発明の別の実施
の形態による半導体レーザの断面図である。図の半導体
レーザ140において、1〜12は上記実施の形態のも
のと同様のものである。20はN型In(Ga)(As)P
拡散ストッパ層である。
【0036】このN型In(Ga)(As)P拡散ストッパ
層20によって、P型InP基板1からZnドープP型
InPクラッド層2へのZnの拡散を抑制できる。P型
InP基板1からZnドープP型InPクラッド層2へ
のZnの拡散が多いと、P型InPクラッド層2のキャ
リア濃度が大きくなるので、P型InPクラッド層2か
ら活性層3へのZnの拡散が増加する。従って、P型I
nP基板1からZnドープP型InPクラッド層2への
Znの拡散を抑制することにより、レーザ特性を向上で
きる。
【0037】なお、この実施の形態においてさらに実施
の形態1のN型InP拡散ストッパ層13を設ける場合
には、このストッパ層13のキャリア濃度および厚さ
は、そのトータルの電子の量が拡散してくるZnのトー
タルの量より若干少なくする必要がある。
【0038】実施の形態6.図9はこの発明を適用した
一実施の形態による変調器付き半導体レーザの断面図で
ある。図の変調器付き半導体レーザ210において、3
0はN型InP基板、31はN型InPクラッド層、3
2はN型InGaAsP光ガイド層、33は回折格子、
34は量子井戸活性層、35は歪量子井戸光導波路層、
36はP型InPクラッド層、37はP型InGaAs
Pコンタクト層、38はレーザー部のP型電極、39は
変調器部のP型電極、40はN型電極、そして42は拡
散ストッパ層である。
【0039】拡散ストッパ層42は、実施の形態1〜4
の半導体レーザの場合と同様に、実施の形態1のN型I
nP層、実施の形態2のN型InGaAsP光閉じ込め
層、実施の形態3のアンドープInGaAs(P)/In
(Ga)(As)Pの多重層、実施の形態4のNドープIn
GaAs(P)/アンドープIn(Ga)(As)Pの多重層
のいずれかとする。
【0040】このように拡散ストッパ層42により、P
型InPクラッド層36から歪量子井戸光導波路層35
へのZnの拡散を抑制することができ、変調器部におけ
る消光比の向上が実現できる。
【0041】
【発明の効果】上記のようにこの発明の第1の発明によ
れば、P型クラッド層と活性層の間に、活性層へのP型
ドーパントの拡散を抑制するためのN型の拡散ストッパ
層を設けたので、結晶成長中ないしはプロセス中に、P
型クラッド層からP型ドーパントが活性層に拡散してく
るのを抑制でき、レーザー部においてしきい値電流の低
減および発光効率の向上がより確実に実現できる半導体
光素子を提供できる等の効果が得られる。
【0042】この発明の第2の発明によれば、N型の拡
散ストッパ層としてP型クラッド層と活性層の間にN型
InP拡散ストッパ層を設けたので、P型クラッド層か
らP型ドーパントが活性層に拡散してくるのを抑制で
き、レーザー部において、しきい値電流の低減および発
光効率の向上がより確実に実現できる半導体光素子を提
供できる等の効果が得られる。
【0043】この発明の第3の発明によれば、N型の拡
散ストッパ層を、P型クラッド層と活性層の間にあるP
型クラッド層側の光閉じ込め層をN型ドーピングした光
閉じ込め層としたので、特に新たな層を追加することな
しに、P型クラッド層からP型ドーパントが活性層に拡
散してくるのを抑制でき、レーザー部において、しきい
値電流の低減および発光効率の向上がより確実に実現で
きる半導体光素子を提供できる等の効果が得られる。
【0044】この発明の第4の発明によれば、N型ドー
ピングした光閉じ込め層をSドープN型InGaAsP
光閉じ込め層としたので、特に新たな層を追加すること
なしに、P型クラッド層からP型ドーパントが活性層に
拡散してくるのを抑制でき、レーザー部において、しき
い値電流の低減および発光効率の向上がより確実に実現
できる半導体光素子を提供できる等の効果が得られる。
【0045】この発明の第5の発明によれば、N型の拡
散ストッパ層をP型クラッド層と活性層の間にあるP型
クラッド層側の光閉じ込め層をNドープInGaAs
(P)/アンドープIn(Ga)(As)Pの多重層により形
成したので、特に新たな層を追加することなしに、P型
クラッド層からP型ドーパントが活性層に拡散してくる
のを抑制でき、レーザー部において、しきい値電流の低
減および発光効率の向上がより確実に実現できる半導体
光素子を提供できる等の効果が得られる。
【0046】この発明の第6の発明によれば、N型の拡
散ストッパ層をP型クラッド層とP型InP基板との間
に挿入されたN型In(Ga)(As)P層で構成したの
で、P型クラッド層から活性層へのP型ドーパントの拡
散を増加させ、これによりP型クラッド層から活性層へ
のP型ドーパントの拡散を抑制でき、レーザー部におい
て、しきい値電流の低減および発光効率の向上がより確
実に実現できる半導体光素子を提供できる等の効果が得
られる。
【0047】この発明の第7の発明によれば、レーザー
部とこれに続く変調器部を有し、活性層がレーザー部側
の量子井戸活性層とこれに続く変調器部側の歪量子井戸
光導波路層からなる変調器付き半導体レーザにおいて、
上記第1ないし第5のいずれかのN型の拡散ストッパ層
を設けたので、結晶成長中ないしはプロセス中に、P型
クラッド層からP型ドーパントが活性層に拡散してくる
のを抑制でき、レーザー部においてしきい値電流の低減
および発光効率の向上がより確実に実現でき、さらに変
調器部では消光比の向上がより確実に実現できる半導体
光素子を提供できる等の効果が得られる。
【0048】この発明の第8の発明によれば、P型クラ
ッド層と活性層の間に、活性層へのP型ドーパントの拡
散を抑制するための拡散ストッパ層を設け、この拡散ス
トッパ層をP型クラッド層側の光閉じ込め層をアンドー
プInGaAs(P)/In(Ga)(As)Pの多重層によ
り形成したので、結晶成長中ないしはプロセス中に、P
型クラッド層からP型ドーパントが活性層に拡散してく
るのを抑制でき、レーザー部においてしきい値電流の低
減および発光効率の向上がより確実に実現できる半導体
光素子を提供できる等の効果が得られる。ものからなる
ことを特徴とする半導体光素子にある。
【0049】この発明の第9の発明によれば、レーザー
部とこれに続く変調器部を有し、活性層がレーザー部側
の量子井戸活性層とこれに続く変調器部側の歪量子井戸
光導波路層からなる変調器付き半導体レーザにおいて、
上記第8の発明による拡散ストッパ層を設けたので、結
晶成長中ないしはプロセス中に、P型クラッド層からP
型ドーパントが活性層に拡散してくるのを抑制でき、レ
ーザー部においてしきい値電流の低減および発光効率の
向上がより確実に実現でき、さらに変調器部では消光比
の向上がより確実に実現できる半導体光素子を提供でき
る等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は従来のInP層を挿入した場合のZn
の濃度変化、(b)はこの発明によるInGaAs層を挿
入する場合のZnの濃度変化を示す図である。
【図2】 この発明の一実施の形態による半導体レーザ
の断面図である。
【図3】 活性層近辺のバンドおよび活性層へのホール
の注入の様子を説明するための図である。InGaAs
層におけるZnの拡散の説明図である。
【図4】 この発明のさらに別の実施の形態による半導
体レーザの断面図である。
【図5】 この発明のさらに別の実施の形態による半導
体レーザの断面図である。
【図6】 図5の光閉じ込め多重層付近の断面図であ
る。
【図7】 光閉じ込め多重層の別の例を示す断面図であ
る。
【図8】 この発明のさらに別の実施の形態による半導
体レーザの断面図である。
【図9】 この発明を適用した一実施の形態による変調
器付き半導体レーザの断面図である。
【図10】 従来の半導体光素子である長波長系の半導
体レーザの断面図である。
【図11】 従来の変調器付き半導体レーザの断面図で
ある。
【符号の説明】
1 ZnドープP型InP基板、2 ZnドープP型I
nPクラッド層、3量子井戸活性層、4 SドープN型
InPクラッド層、5 ZnドープP型InP埋め込み
層、6 SドープN型InP電流ブロック層、7 Zn
ドープP型InP電流ブロック層、8 P型電極、9
N型電極、10 SiO絶縁膜、11 アンドープI
nGaAsP光閉じ込め層、12 SドープN型InG
aAsP光閉じ込め層、13 N型InP拡散ストッパ
層、14 SドープN型InGaAsP光閉じ込め層、
15 光閉じ込め多重層、20 N型In(Ga)(As)
P拡散ストッパ層、30 N型InP基板、31 N型
InPクラッド層、32N型InGaAsP光ガイド
層、33 回折格子、34 量子井戸活性層、35 歪
量子井戸光導波路層、36 P型InPクラッド層、3
7 P型InGaAsPコンタクト層、38 レーザー
部のP型電極、39 変調器部のP型電極、40 N型
電極、42 拡散ストッパ層、110,120,13
0,140半導体レーザ、210 変調器付き半導体レ
ーザ。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 P型クラッド層と活性層の間に、上記活
    性層へのP型ドーパントの拡散を抑制するためのN型の
    拡散ストッパ層を設けたことを特徴とする半導体光素
    子。
  2. 【請求項2】 上記N型の拡散ストッパ層が、上記P型
    クラッド層と活性層の間に挿入されたN型InP拡散ス
    トッパ層からなることを特徴とする請求項1に記載の半
    導体光素子。
  3. 【請求項3】 上記N型の拡散ストッパ層が、上記P型
    クラッド層と活性層の間にあるP型クラッド層側の光閉
    じ込め層をN型ドーピングした光閉じ込め層からなるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の半導体光素子。
  4. 【請求項4】 上記N型ドーピングした光閉じ込め層が
    SドープN型InGaAsP光閉じ込め層からなること
    を特徴とする請求項3に記載の半導体光素子。
  5. 【請求項5】 上記N型の拡散ストッパ層が、上記P型
    クラッド層と活性層の間にあるP型クラッド層側の光閉
    じ込め層をNドープInGaAs(P)/アンドープIn
    (Ga)(As)Pの多重層により形成したものからなるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の半導体光素子。
  6. 【請求項6】 上記N型の拡散ストッパ層が、上記P型
    クラッド層とP型InP基板との間に挿入されたN型I
    n(Ga)(As)P層からなることを特徴とする請求項1
    に記載の半導体光素子。
  7. 【請求項7】 上記半導体光素子がレーザー部とこれに
    続く変調器部を有する変調器付き半導体レーザからな
    り、上記活性層が上記レーザー部側の量子井戸活性層と
    これに続く上記変調器部側の歪量子井戸光導波路層から
    なることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記
    載の半導体光素子。
  8. 【請求項8】 P型クラッド層と活性層の間に、上記活
    性層へのP型ドーパントの拡散を抑制するための拡散ス
    トッパ層を設け、この拡散ストッパ層が上記P型クラッ
    ド層側の光閉じ込め層をアンドープInGaAs(P)/
    In(Ga)(As)Pの多重層により形成したものからな
    ることを特徴とする半導体光素子。
  9. 【請求項9】 上記半導体光素子がレーザー部とこれに
    続く変調器部を有する変調器付き半導体レーザからな
    り、上記活性層が上記レーザー部側の量子井戸活性層と
    これに続く上記変調器部側の歪量子井戸光導波路層から
    なることを特徴とする請求項8に記載の半導体光素子。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1024566A3 (en) * 1999-01-29 2001-01-17 Sharp Kabushiki Kaisha Semiconductor laser device and method of manufacturing same
US8546797B2 (en) 2009-10-20 2013-10-01 Stanley Electric Co., Ltd. Zinc oxide based compound semiconductor device
JP2023540832A (ja) * 2020-06-02 2023-09-27 セミネックス・コーポレーション 複数のモノリシックレーザダイオードを含むAlInGaAs/InGaAsP/InP端面発光型半導体レーザ

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