JPH09262865A - 樹脂成形品のインモールド転写方法及びその金型装置並びにそれによって得られる樹脂成形品 - Google Patents
樹脂成形品のインモールド転写方法及びその金型装置並びにそれによって得られる樹脂成形品Info
- Publication number
- JPH09262865A JPH09262865A JP7201096A JP7201096A JPH09262865A JP H09262865 A JPH09262865 A JP H09262865A JP 7201096 A JP7201096 A JP 7201096A JP 7201096 A JP7201096 A JP 7201096A JP H09262865 A JPH09262865 A JP H09262865A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- molded product
- molding
- region
- transfer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000011347 resin Substances 0.000 title claims description 50
- 229920005989 resin Polymers 0.000 title claims description 50
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 20
- 238000000465 moulding Methods 0.000 claims abstract description 170
- 238000005034 decoration Methods 0.000 claims abstract description 23
- PCHJSUWPFVWCPO-UHFFFAOYSA-N gold Chemical compound [Au] PCHJSUWPFVWCPO-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims 1
- 239000010931 gold Substances 0.000 claims 1
- 229910052737 gold Inorganic materials 0.000 claims 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims 1
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 17
- 239000011888 foil Substances 0.000 description 8
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 7
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 4
- 238000001746 injection moulding Methods 0.000 description 4
- 239000000498 cooling water Substances 0.000 description 2
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 2
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 2
- 241000282326 Felis catus Species 0.000 description 1
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 1
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 1
- 230000013011 mating Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 外表面の曲面部内の特定部位に所定の加飾を
施すに際して、インモールド転写によって成形時に型内
で加飾を行えるようにする。 【解決手段】 外表面の曲面部Wa内の特定部位Wdに
対して成形時に型内で加飾を行う樹脂成形品Wのインモ
ールド転写用金型装置1であって、上型11には加飾部
位を含まない上半部分に対応する成形面12fが設けら
れる一方、下型31には、加飾部位を含む下半部分の一
部に対応する成形面32fを有する下主型32と、下主
型に対して上下往復動可能な部分可動型33とが備えら
れ、部分可動型は、下半部分の残り部分に対応する成形
面34fを有するとともに片面が型締め時に上主型12
と当接する所定厚さの型板34を備えており、また、上
記型板には、型板と下主型との間に供給される転写フィ
ルムFを下主型成形面側に押さえるフィルム押さえ35
が一体的に設けられていることを特徴とする。
施すに際して、インモールド転写によって成形時に型内
で加飾を行えるようにする。 【解決手段】 外表面の曲面部Wa内の特定部位Wdに
対して成形時に型内で加飾を行う樹脂成形品Wのインモ
ールド転写用金型装置1であって、上型11には加飾部
位を含まない上半部分に対応する成形面12fが設けら
れる一方、下型31には、加飾部位を含む下半部分の一
部に対応する成形面32fを有する下主型32と、下主
型に対して上下往復動可能な部分可動型33とが備えら
れ、部分可動型は、下半部分の残り部分に対応する成形
面34fを有するとともに片面が型締め時に上主型12
と当接する所定厚さの型板34を備えており、また、上
記型板には、型板と下主型との間に供給される転写フィ
ルムFを下主型成形面側に押さえるフィルム押さえ35
が一体的に設けられていることを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、樹脂成形品の表
面の所定部位に対して、転写法により成形時に型内で所
定の加飾を行うようにした、いわゆるインモールド転写
方法及びその金型装置並びにそれによって得られる樹脂
成形品に関する。
面の所定部位に対して、転写法により成形時に型内で所
定の加飾を行うようにした、いわゆるインモールド転写
方法及びその金型装置並びにそれによって得られる樹脂
成形品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、樹脂成形品の表面に絵柄や文字等
の装飾を施す加飾方法の一種として、成形品表面の加飾
部位に対して転写法により成形時に型内で加飾を行う、
いわゆるインモールド転写法は、一般に良く知られてい
る。この方法は、樹脂フィルムに所定の絵柄や文字等を
印刷した後(若しくは描いた後)その上に接着剤を適用
して転写フィルムを作製し、この転写フィルムを成形型
内の所定位置にセットした上で型締めを行って例えば射
出成形法などにより成形を行うもので、成形キャビティ
内に充填された溶融樹脂の熱と圧力によって、転写フィ
ルム上の絵柄や文字が成形品の表面に転写される。
の装飾を施す加飾方法の一種として、成形品表面の加飾
部位に対して転写法により成形時に型内で加飾を行う、
いわゆるインモールド転写法は、一般に良く知られてい
る。この方法は、樹脂フィルムに所定の絵柄や文字等を
印刷した後(若しくは描いた後)その上に接着剤を適用
して転写フィルムを作製し、この転写フィルムを成形型
内の所定位置にセットした上で型締めを行って例えば射
出成形法などにより成形を行うもので、成形キャビティ
内に充填された溶融樹脂の熱と圧力によって、転写フィ
ルム上の絵柄や文字が成形品の表面に転写される。
【0003】かかるインモールド転写法を採用すること
により、従来、後工程で例えばホットスタンプ等によっ
て加飾を行っていた場合に比べて、良好な結果を得るこ
とができ、しかも成形時に一工程で加飾できるので大幅
に生産性を高めることができる。また、このインモール
ド転写法において、転写フィルムを連続したロール状に
作製し、その上に所定間隔で転写すべき絵柄や文字を印
刷することにより、通常のいわゆる箔送り装置を使用し
てフィルム供給を行うことが可能になり、転写フィルム
の供給を精確かつ効率良く行うことができるようにな
る。
により、従来、後工程で例えばホットスタンプ等によっ
て加飾を行っていた場合に比べて、良好な結果を得るこ
とができ、しかも成形時に一工程で加飾できるので大幅
に生産性を高めることができる。また、このインモール
ド転写法において、転写フィルムを連続したロール状に
作製し、その上に所定間隔で転写すべき絵柄や文字を印
刷することにより、通常のいわゆる箔送り装置を使用し
てフィルム供給を行うことが可能になり、転写フィルム
の供給を精確かつ効率良く行うことができるようにな
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のイン
モールド転写法では、平面上もしくは緩やかな曲面上に
加飾する場合には良好な結果が得られるものの、加飾領
域がある程度以上の曲率で湾曲した曲面状である場合に
は、転写フィルムを成形型面(曲面)に追従して沿わせ
ることが難しくなる関係上、良好な結果を安定して得る
ことができないという問題があった。
モールド転写法では、平面上もしくは緩やかな曲面上に
加飾する場合には良好な結果が得られるものの、加飾領
域がある程度以上の曲率で湾曲した曲面状である場合に
は、転写フィルムを成形型面(曲面)に追従して沿わせ
ることが難しくなる関係上、良好な結果を安定して得る
ことができないという問題があった。
【0005】すなわち、例えば円筒状の成形品の場合を
例にとって説明すれば、かかる形状の場合、成形品の外
表面に対応する金型は、円筒の軸線(中心線)を通って
断面を対称に分割する面で、加飾部位を含む領域と含ま
ない領域とに分割され、この分割された各金型を開閉さ
せるのが一般的であるが、金型をこのように分割した場
合には、転写フィルムを、この分割された金型の断面に
沿うように、つまり半円の周縁をなすように湾曲させる
必要がある。従って、金型の成形面との接触面積が大き
くなり、この成形面に追従して添わせることもそれだけ
難しくなるのである。尚、外観性の向上等を目的として
成形品の外表面に浮き出し部を設け、この浮き出し部に
加飾を施すことが望まれる場合があるが、かかる場合に
は、良好な結果を得ることは更に難しくなる。
例にとって説明すれば、かかる形状の場合、成形品の外
表面に対応する金型は、円筒の軸線(中心線)を通って
断面を対称に分割する面で、加飾部位を含む領域と含ま
ない領域とに分割され、この分割された各金型を開閉さ
せるのが一般的であるが、金型をこのように分割した場
合には、転写フィルムを、この分割された金型の断面に
沿うように、つまり半円の周縁をなすように湾曲させる
必要がある。従って、金型の成形面との接触面積が大き
くなり、この成形面に追従して添わせることもそれだけ
難しくなるのである。尚、外観性の向上等を目的として
成形品の外表面に浮き出し部を設け、この浮き出し部に
加飾を施すことが望まれる場合があるが、かかる場合に
は、良好な結果を得ることは更に難しくなる。
【0006】また、成形品の外表面の一部に突起物(例
えば取手など)がある場合、成形品の外表面に対応する
金型は、通常、この突起物を分割する平面を含む面で分
割されるが、この場合には、転写フィルムを金型成形面
に沿って湾曲させると、突起物の成形部と転写フィルム
の端部とが干渉するおそれがあり、成形に支障を来しか
ねないという問題がある。更に、転写フィルムを上述の
ように連続したロール状とし、箔送り装置を用いて転写
フィルムの供給を行う場合について、転写フィルムの送
り方向と円筒の軸線とが同方向に設定されている場合に
は、転写フィルムは、その長手方向について広範囲に湾
曲の影響を受けることになる。このため、成形サイクル
の繰り返しに伴って、転写フィルムの幅方向の位置決め
精度の確保などに支障を来し、良好な転写を行うことが
難しくなるという問題があった。
えば取手など)がある場合、成形品の外表面に対応する
金型は、通常、この突起物を分割する平面を含む面で分
割されるが、この場合には、転写フィルムを金型成形面
に沿って湾曲させると、突起物の成形部と転写フィルム
の端部とが干渉するおそれがあり、成形に支障を来しか
ねないという問題がある。更に、転写フィルムを上述の
ように連続したロール状とし、箔送り装置を用いて転写
フィルムの供給を行う場合について、転写フィルムの送
り方向と円筒の軸線とが同方向に設定されている場合に
は、転写フィルムは、その長手方向について広範囲に湾
曲の影響を受けることになる。このため、成形サイクル
の繰り返しに伴って、転写フィルムの幅方向の位置決め
精度の確保などに支障を来し、良好な転写を行うことが
難しくなるという問題があった。
【0007】尚、筒状の成形品のうち、例えばコップ等
の底付きのもの場合、その側壁部の外周面に対応する金
型をスライド型とし、金型の底壁中央に対応する部位に
溶融樹脂流のゲートを設けるのが一般的であり、インモ
ールド転写にて側壁部の外表面に加飾を施す成形は、不
可能視されて行われていないのが実情である。
の底付きのもの場合、その側壁部の外周面に対応する金
型をスライド型とし、金型の底壁中央に対応する部位に
溶融樹脂流のゲートを設けるのが一般的であり、インモ
ールド転写にて側壁部の外表面に加飾を施す成形は、不
可能視されて行われていないのが実情である。
【0008】そこで、この発明は、外表面の少なくとも
一部に所定曲率の曲面部が設けられ、該曲面部内の所定
部位に対して所定の加飾を施すに際して、インモールド
転写によって成形時に型内で加飾を行うことができる、
インモールド転写方法及びその金型装置並びにそれによ
って得られる樹脂成形品を提供することを、基本的な目
的としてなされたものである。
一部に所定曲率の曲面部が設けられ、該曲面部内の所定
部位に対して所定の加飾を施すに際して、インモールド
転写によって成形時に型内で加飾を行うことができる、
インモールド転写方法及びその金型装置並びにそれによ
って得られる樹脂成形品を提供することを、基本的な目
的としてなされたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】このため、本願の請求項
1に係る発明(以下、第1の発明という)は、外表面の少
なくとも一部に所定曲率の曲面部が設けられ、該曲面部
内の所定部位に対して成形時に型内で所定の加飾を行う
樹脂成形品のインモールド転写用金型装置であって、第
1および第2の金型が開閉可能に設けられ、上記第1金
型には成形品外表面の加飾部位を含まない片側領域に対
応する第1成形面が設けられる一方、上記第2金型に
は、成形品外表面の加飾部位を含む他側領域の一部に対
応する第2成形面を有する主型と、該主型よりも第1金
型側に位置するとともに主型に対して金型開閉方向に往
復移動可能に設けられた部分可動型とが備えられ、該部
分可動型は、成形品外表面の上記他側領域の残り部分に
対応する第3成形面を有するとともに片面が型締め時に
第1金型と当接する所定厚さの型板を備えており、上記
加飾部位への転写のための転写フィルムは、上記型板と
第2金型の主型との間に供給されることを特徴としたも
のである。
1に係る発明(以下、第1の発明という)は、外表面の少
なくとも一部に所定曲率の曲面部が設けられ、該曲面部
内の所定部位に対して成形時に型内で所定の加飾を行う
樹脂成形品のインモールド転写用金型装置であって、第
1および第2の金型が開閉可能に設けられ、上記第1金
型には成形品外表面の加飾部位を含まない片側領域に対
応する第1成形面が設けられる一方、上記第2金型に
は、成形品外表面の加飾部位を含む他側領域の一部に対
応する第2成形面を有する主型と、該主型よりも第1金
型側に位置するとともに主型に対して金型開閉方向に往
復移動可能に設けられた部分可動型とが備えられ、該部
分可動型は、成形品外表面の上記他側領域の残り部分に
対応する第3成形面を有するとともに片面が型締め時に
第1金型と当接する所定厚さの型板を備えており、上記
加飾部位への転写のための転写フィルムは、上記型板と
第2金型の主型との間に供給されることを特徴としたも
のである。
【0010】また、本願の請求項2に係る発明(以下、
第2の発明という)は、上記第1の発明において、上記
型板には、該型板の他面と上記第2金型の主型との間に
供給された転写フィルムを上記第2成形面側に押さえる
フィルム押さえが一体的に設けられていることを特徴と
したものである。
第2の発明という)は、上記第1の発明において、上記
型板には、該型板の他面と上記第2金型の主型との間に
供給された転写フィルムを上記第2成形面側に押さえる
フィルム押さえが一体的に設けられていることを特徴と
したものである。
【0011】更に、本願の請求項3に係る発明(以下、
第3の発明という)は、上記第1または第2の発明にお
いて、上記樹脂成形品は底付き筒状に設定され、上記第
1金型には、成形品の内表面に対応する成形面を有する
第1スライド型と、成形品の底壁の外表面に対応する成
形面を有する第2スライド型とが設けられ、これらスラ
イド型は、上記第1成形面を有する第1金型の主型に対
し金型開閉方向に直交する方向においてスライド可能に
設けられていることを特徴としたものである。
第3の発明という)は、上記第1または第2の発明にお
いて、上記樹脂成形品は底付き筒状に設定され、上記第
1金型には、成形品の内表面に対応する成形面を有する
第1スライド型と、成形品の底壁の外表面に対応する成
形面を有する第2スライド型とが設けられ、これらスラ
イド型は、上記第1成形面を有する第1金型の主型に対
し金型開閉方向に直交する方向においてスライド可能に
設けられていることを特徴としたものである。
【0012】また、更に、本願の請求項4に係る発明
(以下、第4の発明という)は、上記第3の発明におい
て、上記第1金型と第2金型とを型締めして形成される
成形キャビティに溶融樹脂を注入するゲート部は、第1
金型の主型と第2金型の部分可動型の型板との型合わせ
面に設けられていることを特徴としたものである。
(以下、第4の発明という)は、上記第3の発明におい
て、上記第1金型と第2金型とを型締めして形成される
成形キャビティに溶融樹脂を注入するゲート部は、第1
金型の主型と第2金型の部分可動型の型板との型合わせ
面に設けられていることを特徴としたものである。
【0013】また、更に、本願の請求項5に係る発明
(以下、第5の発明という)は、上記第1〜第4の発明の
いずれか一において、上記転写フィルムは、転写すべき
絵柄および/または文字を所定間隔で配置した連続する
ロール状に形成され、上記樹脂成形品の曲面部の軸線に
直交する方向に所定のタイミングで供給されることを特
徴としたものである。
(以下、第5の発明という)は、上記第1〜第4の発明の
いずれか一において、上記転写フィルムは、転写すべき
絵柄および/または文字を所定間隔で配置した連続する
ロール状に形成され、上記樹脂成形品の曲面部の軸線に
直交する方向に所定のタイミングで供給されることを特
徴としたものである。
【0014】また、本願の請求項6に係る発明(以下、
第6の発明という)は、外表面の少なくとも一部に所定
曲率の曲面部が設けられ、該曲面部内の所定部位に対し
て成形時に型内で所定の加飾を行うインモールド転写方
法であって、上記成形品の外表面の曲面部に加飾を行う
に際し、該成形品の外表面に対応する金型成形面を加飾
部位を含まない片側領域と加飾部位を含む他側領域とに
分割するとともに、該他側領域を加飾部位を含む範囲と
上記曲面部の一部を含み加飾部位を含まない残り範囲と
に分割することにより、転写フィルムの湾曲すべき範囲
を、上記他側領域の曲面部に対応する成形面領域よりも
小さく設定したことを特徴としたものである。
第6の発明という)は、外表面の少なくとも一部に所定
曲率の曲面部が設けられ、該曲面部内の所定部位に対し
て成形時に型内で所定の加飾を行うインモールド転写方
法であって、上記成形品の外表面の曲面部に加飾を行う
に際し、該成形品の外表面に対応する金型成形面を加飾
部位を含まない片側領域と加飾部位を含む他側領域とに
分割するとともに、該他側領域を加飾部位を含む範囲と
上記曲面部の一部を含み加飾部位を含まない残り範囲と
に分割することにより、転写フィルムの湾曲すべき範囲
を、上記他側領域の曲面部に対応する成形面領域よりも
小さく設定したことを特徴としたものである。
【0015】更に、本願の請求項7に係る発明(以下、
第7の発明という)は、上記第6の発明において、上記
金型成形面の他側領域は、供給された転写フィルムを上
記加飾部位を含む範囲に押さえるフィルム押さえと一体
的に形成された型板により、加飾部位を含む範囲と上記
曲面部の一部を含み加飾部位を含まない残り範囲とに分
割され、転写フィルムの湾曲すべき範囲は、上記型板の
厚さに相当する分だけ上記他側領域の曲面部に対応する
成形面領域よりも小さく設定されていることを特徴とし
たものである。
第7の発明という)は、上記第6の発明において、上記
金型成形面の他側領域は、供給された転写フィルムを上
記加飾部位を含む範囲に押さえるフィルム押さえと一体
的に形成された型板により、加飾部位を含む範囲と上記
曲面部の一部を含み加飾部位を含まない残り範囲とに分
割され、転写フィルムの湾曲すべき範囲は、上記型板の
厚さに相当する分だけ上記他側領域の曲面部に対応する
成形面領域よりも小さく設定されていることを特徴とし
たものである。
【0016】また、更に、本願の請求項8に係る発明
(以下、第8の発明という)は、上記第6または第7の発
明において、上記転写フィルムは、転写すべき絵柄およ
び/または文字を所定間隔で配置した連続するロール状
に形成され、上記金型成形面の曲面部の軸線に直交する
方向に所定のタイミングで供給されることを特徴とした
ものである。
(以下、第8の発明という)は、上記第6または第7の発
明において、上記転写フィルムは、転写すべき絵柄およ
び/または文字を所定間隔で配置した連続するロール状
に形成され、上記金型成形面の曲面部の軸線に直交する
方向に所定のタイミングで供給されることを特徴とした
ものである。
【0017】また、本願の請求項9に係る発明(以下、
第9の発明という)は、外表面の少なくとも一部に所定
曲率の曲面部が設けられ、該曲面部内の所定部位に対し
て所定の加飾を施すに際して、インモールド転写によっ
て成形時に型内で加飾を行って得られる樹脂成形品であ
って、該樹脂成形品の外表面に対応する金型成形面を加
飾部位を含まない片側領域と加飾部位を含む他側領域と
に分割するとともに、該他側領域を加飾部位を含む範囲
と上記曲面部の一部を含み加飾部位を含まない残り範囲
とに分割することにより、転写フィルムの湾曲すべき範
囲を、上記他側領域の曲面部に対応する成形面領域より
も小さく設定してインモールド転写を行うことによって
得られたことを特徴としたものである。
第9の発明という)は、外表面の少なくとも一部に所定
曲率の曲面部が設けられ、該曲面部内の所定部位に対し
て所定の加飾を施すに際して、インモールド転写によっ
て成形時に型内で加飾を行って得られる樹脂成形品であ
って、該樹脂成形品の外表面に対応する金型成形面を加
飾部位を含まない片側領域と加飾部位を含む他側領域と
に分割するとともに、該他側領域を加飾部位を含む範囲
と上記曲面部の一部を含み加飾部位を含まない残り範囲
とに分割することにより、転写フィルムの湾曲すべき範
囲を、上記他側領域の曲面部に対応する成形面領域より
も小さく設定してインモールド転写を行うことによって
得られたことを特徴としたものである。
【0018】更に、本願の請求項10に係る発明(以
下、第10の発明という)は、上記第9の発明におい
て、成形品の外表面に対応する金型成形面を加飾部位を
含まない片側領域と加飾部位を含む他側領域とに分割す
る金型分割面に対応する第1のパーティングラインと、
該他側領域を加飾部位を含む範囲と上記曲面部の一部を
含み加飾部位を含まない残り範囲とに分割する金型分割
面に対応する第2のパーティングラインとが、外表面に
形成されていることを特徴としたものである。
下、第10の発明という)は、上記第9の発明におい
て、成形品の外表面に対応する金型成形面を加飾部位を
含まない片側領域と加飾部位を含む他側領域とに分割す
る金型分割面に対応する第1のパーティングラインと、
該他側領域を加飾部位を含む範囲と上記曲面部の一部を
含み加飾部位を含まない残り範囲とに分割する金型分割
面に対応する第2のパーティングラインとが、外表面に
形成されていることを特徴としたものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、例
えば、底付き円筒状の樹脂製カップを、その側壁の外周
面に所定部位の絵柄をインモールド転写して成形する場
合を例にとって、添付図面を参照しながら詳細に説明す
る。ここに、本実施の形態に係るコップは、例えば図7
に示すように、円筒状の側壁部Waの外周側の所定部位
に全体としてラジアル方向へ突出する取手Wcが一体形
成されている。また、上記コップWの側壁部Waの外周
側の特定部位(例えば、取手Wcから90度だけずれた
位置)には、より好ましくは、所定の絵柄(例えば、招
き猫)の浮き出し部Wdが形成されており、この浮き出
し部Wdが所定の色彩に加飾されている。本実施の形態
は、このコップWの側壁部Waの外周面に設定された加
飾部分Wdに対する加飾をインモールド転写で行うもの
である。
えば、底付き円筒状の樹脂製カップを、その側壁の外周
面に所定部位の絵柄をインモールド転写して成形する場
合を例にとって、添付図面を参照しながら詳細に説明す
る。ここに、本実施の形態に係るコップは、例えば図7
に示すように、円筒状の側壁部Waの外周側の所定部位
に全体としてラジアル方向へ突出する取手Wcが一体形
成されている。また、上記コップWの側壁部Waの外周
側の特定部位(例えば、取手Wcから90度だけずれた
位置)には、より好ましくは、所定の絵柄(例えば、招
き猫)の浮き出し部Wdが形成されており、この浮き出
し部Wdが所定の色彩に加飾されている。本実施の形態
は、このコップWの側壁部Waの外周面に設定された加
飾部分Wdに対する加飾をインモールド転写で行うもの
である。
【0020】図1および図2は、本実施の形態に係るイ
ンモールド転写を行うための金型装置1の縦断面説明図
である。また、図3および図4は、それぞれ図1におけ
るIII−III方向およびIV−IV方向における矢視図であ
る。更に、図5および図6は、それぞれ以下に詳述する
上型および下型を型面方向から見て模式的に示した斜視
図である。これらの図に示すように、上記金型装置1
は、例えば上下に配置されて上下方向に開閉可能に設け
られた一対の金型(上型11および下型31)を備え、
各金型11,31はそれぞれ金型ホルダ21,41を介し
て各々の金型ベース22,42に固定されている(図1
および図2参照)。上記上型11および下型31が、本
願の請求項に記載した第1金型および第2金型にそれぞ
れ相当している。
ンモールド転写を行うための金型装置1の縦断面説明図
である。また、図3および図4は、それぞれ図1におけ
るIII−III方向およびIV−IV方向における矢視図であ
る。更に、図5および図6は、それぞれ以下に詳述する
上型および下型を型面方向から見て模式的に示した斜視
図である。これらの図に示すように、上記金型装置1
は、例えば上下に配置されて上下方向に開閉可能に設け
られた一対の金型(上型11および下型31)を備え、
各金型11,31はそれぞれ金型ホルダ21,41を介し
て各々の金型ベース22,42に固定されている(図1
および図2参照)。上記上型11および下型31が、本
願の請求項に記載した第1金型および第2金型にそれぞ
れ相当している。
【0021】上記上型11側の金型ベース22の中央部
には、例えば射出成形機とされた成形機(不図示)に結
合されるスプルー2が固着されており、該スプルー2の
中心部に設けられたノズル孔2aは、ランナ部3を介し
て成形キャビティへのゲート4(図2〜図4参照)に連
通している。また、上記上型11側の金型ベース22に
は、その4隅近傍において金型ホルダ21を挿通して更
に下方に伸長するガイドロッド6の上端部がそれぞれ嵌
合固定されており、各ガイドロッド6の伸長部分は、下
型31側の金型ホルダ41および金型ベース42を挿通
して設けられた各ガイド孔7に摺動自在に嵌挿されてい
る。
には、例えば射出成形機とされた成形機(不図示)に結
合されるスプルー2が固着されており、該スプルー2の
中心部に設けられたノズル孔2aは、ランナ部3を介し
て成形キャビティへのゲート4(図2〜図4参照)に連
通している。また、上記上型11側の金型ベース22に
は、その4隅近傍において金型ホルダ21を挿通して更
に下方に伸長するガイドロッド6の上端部がそれぞれ嵌
合固定されており、各ガイドロッド6の伸長部分は、下
型31側の金型ホルダ41および金型ベース42を挿通
して設けられた各ガイド孔7に摺動自在に嵌挿されてい
る。
【0022】そして、上下の金型11,31が開閉され
る際には、各ガイドロッド6がガイド孔7に対して摺動
することにより、その開閉動作が所定の精度でガイドさ
れるようになっている。尚、上記各ガイドロッド6及び
ガイド孔7は、図3〜図6から良く分かるように、上下
の各金型ホルダ21,41および各金型ベース22,42
の4隅近傍に位置しており、実際には図2に示された断
面と同一面内には存在しないが、金型装置1の上下のガ
イド構造の理解を助けるため、及び便宜上、図2におい
ては、その断面と同一の面内に表示されている。
る際には、各ガイドロッド6がガイド孔7に対して摺動
することにより、その開閉動作が所定の精度でガイドさ
れるようになっている。尚、上記各ガイドロッド6及び
ガイド孔7は、図3〜図6から良く分かるように、上下
の各金型ホルダ21,41および各金型ベース22,42
の4隅近傍に位置しており、実際には図2に示された断
面と同一面内には存在しないが、金型装置1の上下のガ
イド構造の理解を助けるため、及び便宜上、図2におい
ては、その断面と同一の面内に表示されている。
【0023】本実施の形態では、インモールド転写に用
いる転写フィルムF(図1あるいは図6参照)は、連続
したロール状に作製され、その上に所定間隔で転写すべ
き絵柄を印刷することにより、通常のいわゆる箔送り装
置を使用してフィルム供給を行うことができるようにな
っている。そして、具体的には図示しなかったが、上記
金型装置1の側方(図1における左右側方)には、上記
転写フィルムFを、上型11と下型31との間におい
て、所定方向に(図1,図4および図6における白抜き
矢印参照)所定のタイミングで所定ピッチで送るため
に、供給ロールおよび巻き取りロールを含む公知の箔送
り装置が配設されている。
いる転写フィルムF(図1あるいは図6参照)は、連続
したロール状に作製され、その上に所定間隔で転写すべ
き絵柄を印刷することにより、通常のいわゆる箔送り装
置を使用してフィルム供給を行うことができるようにな
っている。そして、具体的には図示しなかったが、上記
金型装置1の側方(図1における左右側方)には、上記
転写フィルムFを、上型11と下型31との間におい
て、所定方向に(図1,図4および図6における白抜き
矢印参照)所定のタイミングで所定ピッチで送るため
に、供給ロールおよび巻き取りロールを含む公知の箔送
り装置が配設されている。
【0024】上記上型11は、コップ側壁Waの外周面
の半分(図1および図2の例では上半分)に対応する成
形面12fを有する主型12(以下、これを上主型と称
する)と、コップWの内表面(つまりコップ側壁Waの
内周面およびコップ底壁Wbの内面)に対応する成形面
13fを有する第1スライド型13と、コップ底壁Wb
の外面に対応する成形面14fを有する第2スライド型
14とを備えている。上記上主型12の底面(成形面周
囲の平面)が型締め時における下型31側との当接面
(型合わせ面)を構成しており、この当接面には、図
2,図3および図5から良く分かるように、コップ側壁
部Waの外周側の所定部位に設けられる取手部分Wcの
半分(図1および図2の例では上半分)に対応する成形
部12cが設けられている。尚、上記上主型12の成形
面12fは、成形品Wの外表面の加飾部位Wdを含まな
い片側領域(上半部領域)に対応しており、本願の請求
項1に記載した第1成形面に相当している。
の半分(図1および図2の例では上半分)に対応する成
形面12fを有する主型12(以下、これを上主型と称
する)と、コップWの内表面(つまりコップ側壁Waの
内周面およびコップ底壁Wbの内面)に対応する成形面
13fを有する第1スライド型13と、コップ底壁Wb
の外面に対応する成形面14fを有する第2スライド型
14とを備えている。上記上主型12の底面(成形面周
囲の平面)が型締め時における下型31側との当接面
(型合わせ面)を構成しており、この当接面には、図
2,図3および図5から良く分かるように、コップ側壁
部Waの外周側の所定部位に設けられる取手部分Wcの
半分(図1および図2の例では上半分)に対応する成形
部12cが設けられている。尚、上記上主型12の成形
面12fは、成形品Wの外表面の加飾部位Wdを含まな
い片側領域(上半部領域)に対応しており、本願の請求
項1に記載した第1成形面に相当している。
【0025】また、上記各スライド型13,14は、連
結型具15,16をそれぞれ介して、例えば油圧あるい
は空圧を駆動源とするシリンダ装置(不図示)に連結さ
れており、このシリンダ装置を駆動することにより、上
下の金型11,31の開閉方向に対して直交する方向
(本実施の形態では水平方向)において所定のタイミン
グでスライド(つまり、上主型11に対して進退動)し
得るようになっている。すなわち、上記両スライド型1
3,14を共に前進させることにより、コップWの側壁
部Waの上半部および底壁Wbに対応する成形キャビテ
ィが形成される。図2は、この状態を示している。
結型具15,16をそれぞれ介して、例えば油圧あるい
は空圧を駆動源とするシリンダ装置(不図示)に連結さ
れており、このシリンダ装置を駆動することにより、上
下の金型11,31の開閉方向に対して直交する方向
(本実施の形態では水平方向)において所定のタイミン
グでスライド(つまり、上主型11に対して進退動)し
得るようになっている。すなわち、上記両スライド型1
3,14を共に前進させることにより、コップWの側壁
部Waの上半部および底壁Wbに対応する成形キャビテ
ィが形成される。図2は、この状態を示している。
【0026】このように上記上型11には、その主型1
2に対し金型開閉方向に直交する方向(水平方向)にお
いてスライド可能な上記第1スライド型13と第2スラ
イド型14とが設けられいるので、成形品Wが底付き筒
状である場合でも、筒状部分Waの外周側に対応する金
型をスライド型とする必要はない。したがって、底付き
筒状の樹脂成形品Wに対して、支障なくインモールド転
写を行うことができる。
2に対し金型開閉方向に直交する方向(水平方向)にお
いてスライド可能な上記第1スライド型13と第2スラ
イド型14とが設けられいるので、成形品Wが底付き筒
状である場合でも、筒状部分Waの外周側に対応する金
型をスライド型とする必要はない。したがって、底付き
筒状の樹脂成形品Wに対して、支障なくインモールド転
写を行うことができる。
【0027】また、この場合において、成形キャビティ
に溶融樹脂を注入するゲート部4は、上型11の主型1
2と下型31側(後述する部分可動型33の型板34)
との型合わせ面に設けられており、成形品Wの底壁Wb
の外表面に対応する金型部分がスライド型14とされ、
この部分にゲート部を設けることができない場合でも、
簡単な構成で支障なく、成形キャビティへの溶融樹脂の
注入口を確保することができる。
に溶融樹脂を注入するゲート部4は、上型11の主型1
2と下型31側(後述する部分可動型33の型板34)
との型合わせ面に設けられており、成形品Wの底壁Wb
の外表面に対応する金型部分がスライド型14とされ、
この部分にゲート部を設けることができない場合でも、
簡単な構成で支障なく、成形キャビティへの溶融樹脂の
注入口を確保することができる。
【0028】一方、下型31は、コップ側壁Waの外周
面の残り半分(図1および図2の例では下半分)のうち
の所定の一部分に対応する成形面32fを有する主型3
2(以下、これを下主型と称する)と、該下主型32に
対し金型開閉方向(上下方向)において往復移動可能に
設けられた部分可動型33とを備えている。上記下主型
32の成形面32fには、好ましくは、コップ側壁Wa
の外周面の特定部位に所定の絵柄の浮き出し部Wdを形
成するために、成形面32fの基準曲面からある程度掘
り込まれた浮き出し成形部が設けられている。上記下主
型32の成形面32fは、成形品Wの外表面の加飾部位
Wdを含む他側領域(下半部領域)の一部に対応してお
り、本願の請求項1に記載した第2成形面に相当してい
る。
面の残り半分(図1および図2の例では下半分)のうち
の所定の一部分に対応する成形面32fを有する主型3
2(以下、これを下主型と称する)と、該下主型32に
対し金型開閉方向(上下方向)において往復移動可能に
設けられた部分可動型33とを備えている。上記下主型
32の成形面32fには、好ましくは、コップ側壁Wa
の外周面の特定部位に所定の絵柄の浮き出し部Wdを形
成するために、成形面32fの基準曲面からある程度掘
り込まれた浮き出し成形部が設けられている。上記下主
型32の成形面32fは、成形品Wの外表面の加飾部位
Wdを含む他側領域(下半部領域)の一部に対応してお
り、本願の請求項1に記載した第2成形面に相当してい
る。
【0029】尚、より好ましくは、上記下主型32の成
形面32fの近傍(図1における左右の近傍)には、転
写フィルムFの成形面32fへの密着性を高めるため
に、成形面近傍を真空引きするための複数(本実施の形
態では、図4から良く分かるように計6本)のバキュー
ムノズル38が配設されている。これらバキュームノズ
ル38は、成形面32fの外側近傍を矩形状に取り囲ん
で型面に開口する真空引き用の溝部39に連通してお
り、具体的には図示しなかったが、金型装置1の外部に
設置された真空ポンプを駆動させることにより、上記バ
キュームノズル38を介して溝部39が真空引きされ、
下主型32上に供給されて来た転写フィルムFの所定領
域を、成形面32f側に隙間なく密着させることができ
るようになっている。
形面32fの近傍(図1における左右の近傍)には、転
写フィルムFの成形面32fへの密着性を高めるため
に、成形面近傍を真空引きするための複数(本実施の形
態では、図4から良く分かるように計6本)のバキュー
ムノズル38が配設されている。これらバキュームノズ
ル38は、成形面32fの外側近傍を矩形状に取り囲ん
で型面に開口する真空引き用の溝部39に連通してお
り、具体的には図示しなかったが、金型装置1の外部に
設置された真空ポンプを駆動させることにより、上記バ
キュームノズル38を介して溝部39が真空引きされ、
下主型32上に供給されて来た転写フィルムFの所定領
域を、成形面32f側に隙間なく密着させることができ
るようになっている。
【0030】また、上記部分可動型33は、平面視で矩
形フレーム状に形成された(図4および図6参照)所定
厚さの型板34と、該型板34の所定の内側縁部から立
ち下げて設けられた一対のフィルム押さえ35とを備え
ている。この部分可動型33は、金型ホルダ41を挿通
して設けられた複数のロッド部材43を介して、金型ホ
ルダ41と金型ベース42との間に上下移動可能に配設
された可動板44に連結されており、この可動板44を
例えば油圧シリンダ等の駆動手段(不図示)により上下
に駆動することにより、部分可動型33が上下に移動す
るようになっている。図1および図2では、この部分可
動型33が上方に突き上げられた状態が示されており、
転写されるべき絵柄が印刷された転写フィルムFは、上
記型板34の下面と下主型32の上面との間に配置さ
れ、第1図における右側から左側に向かって(白抜き矢
印参照)、換言すれば、下主型32の成形面おける軸線
(つまり、コップWの円筒状側壁部Waの軸線)に直交
する方向に送られるようになっている。
形フレーム状に形成された(図4および図6参照)所定
厚さの型板34と、該型板34の所定の内側縁部から立
ち下げて設けられた一対のフィルム押さえ35とを備え
ている。この部分可動型33は、金型ホルダ41を挿通
して設けられた複数のロッド部材43を介して、金型ホ
ルダ41と金型ベース42との間に上下移動可能に配設
された可動板44に連結されており、この可動板44を
例えば油圧シリンダ等の駆動手段(不図示)により上下
に駆動することにより、部分可動型33が上下に移動す
るようになっている。図1および図2では、この部分可
動型33が上方に突き上げられた状態が示されており、
転写されるべき絵柄が印刷された転写フィルムFは、上
記型板34の下面と下主型32の上面との間に配置さ
れ、第1図における右側から左側に向かって(白抜き矢
印参照)、換言すれば、下主型32の成形面おける軸線
(つまり、コップWの円筒状側壁部Waの軸線)に直交
する方向に送られるようになっている。
【0031】したがって、上述のように連続するロール
状に形成された転写フィルムFは、成形品Wの曲面部
(円筒状側壁部Wa)の軸線に直交する方向に供給され
るので、転写フィルムFにおける湾曲の影響は、上記側
壁部Waに対応する部分の比較的近傍のみに限られ、該
軸線と同方に供給される場合のように、フィルム長手方
向について広範囲に影響を受けることはない。すなわ
ち、上記転写フィルムFを通常のいわゆる箔送り装置を
用いて支障なく送ることができ、転写フィルムFの供給
を精確かつ効率良く行うことができるのである。
状に形成された転写フィルムFは、成形品Wの曲面部
(円筒状側壁部Wa)の軸線に直交する方向に供給され
るので、転写フィルムFにおける湾曲の影響は、上記側
壁部Waに対応する部分の比較的近傍のみに限られ、該
軸線と同方に供給される場合のように、フィルム長手方
向について広範囲に影響を受けることはない。すなわ
ち、上記転写フィルムFを通常のいわゆる箔送り装置を
用いて支障なく送ることができ、転写フィルムFの供給
を精確かつ効率良く行うことができるのである。
【0032】本実施の形態では、この部分可動型33の
型板34の上面が、型締め時における上型11側との当
接面(型合わせ面)を構成しており、この当接面には、
コップWの取手部分Wcの半分(図1および図2の例で
は下半分)に対応する成形部34cが設けられている。
また、上記フィルム押さえ35は、下主型32の成形面
32fの周縁形状に対応して正面視で略半円状に形成さ
れており(図1参照)、型板34の内側縁部のうち、上
記成形面32fの半円状の周縁部の軸線(つまり、コッ
プWの円筒状側壁部Waの軸線)に直交する内側縁部か
ら立ち下げて設けられている。そして、上記型板34の
残りの内側縁部、つまりコップWの円筒状側壁部Waの
軸線に平行な内側縁部は、コップ側壁Waの外周面の下
半分のうちの残り部分に対応する成形面34fを構成し
ている。この型板34の成形面34fが、本願の請求項
1に記載した第3成形面に相当している。
型板34の上面が、型締め時における上型11側との当
接面(型合わせ面)を構成しており、この当接面には、
コップWの取手部分Wcの半分(図1および図2の例で
は下半分)に対応する成形部34cが設けられている。
また、上記フィルム押さえ35は、下主型32の成形面
32fの周縁形状に対応して正面視で略半円状に形成さ
れており(図1参照)、型板34の内側縁部のうち、上
記成形面32fの半円状の周縁部の軸線(つまり、コッ
プWの円筒状側壁部Waの軸線)に直交する内側縁部か
ら立ち下げて設けられている。そして、上記型板34の
残りの内側縁部、つまりコップWの円筒状側壁部Waの
軸線に平行な内側縁部は、コップ側壁Waの外周面の下
半分のうちの残り部分に対応する成形面34fを構成し
ている。この型板34の成形面34fが、本願の請求項
1に記載した第3成形面に相当している。
【0033】従って、部分可動型33を下降させてフィ
ルム押さえ35によって転写フィルムFを下主型32の
成形面32fに押さえ付けた状態では、転写フィルムF
は、上記部分可動型33の型板34の下面まで湾曲させ
られるだけで、従来の型構造における場合のように、上
下の金型11,31どうしの当接部分まで湾曲させられ
ることはない。つまり、転写フィルムFの湾曲すべき範
囲は下主型32の成形面32fに対応する範囲に限定さ
れることになり、成形品Wの下半部に対応する成形面全
体よりも上記型板の厚さに相当する分(つまり型板34
の成形面34f)だけ小さくなる。したがって、従来、
成形品Wの下半部分に対応する成形面全体に渡って転写
フィルムが湾曲する必要があった場合に比べて、転写フ
ィルムFの金型成形面との接触面積が小さくなり、該成
形面に沿った湾曲も容易になる。すなわち、加飾領域W
dがある程度以上の曲率で湾曲した曲面状(本実施の形
態では円筒状)であっても、転写フィルムFを容易にこ
の曲面に追従して沿わせることができ、良好な転写結果
を安定して得ることができる。
ルム押さえ35によって転写フィルムFを下主型32の
成形面32fに押さえ付けた状態では、転写フィルムF
は、上記部分可動型33の型板34の下面まで湾曲させ
られるだけで、従来の型構造における場合のように、上
下の金型11,31どうしの当接部分まで湾曲させられ
ることはない。つまり、転写フィルムFの湾曲すべき範
囲は下主型32の成形面32fに対応する範囲に限定さ
れることになり、成形品Wの下半部に対応する成形面全
体よりも上記型板の厚さに相当する分(つまり型板34
の成形面34f)だけ小さくなる。したがって、従来、
成形品Wの下半部分に対応する成形面全体に渡って転写
フィルムが湾曲する必要があった場合に比べて、転写フ
ィルムFの金型成形面との接触面積が小さくなり、該成
形面に沿った湾曲も容易になる。すなわち、加飾領域W
dがある程度以上の曲率で湾曲した曲面状(本実施の形
態では円筒状)であっても、転写フィルムFを容易にこ
の曲面に追従して沿わせることができ、良好な転写結果
を安定して得ることができる。
【0034】また、転写フィルムFは、成形品Wの下半
部分に対応する成形面全体よりも、上記型板34の成形
面34fに相当する分だけ小さい、下主型32の成形面
32fに対応する範囲で湾曲すれば良く、上主型12の
成形面12fと型板34の成形面34fとの境界部分に
転写フィルムFが存在することはないので、成形品Wの
外表面の一部に突起物(本実施の形態では取手部分W
c)が設けられる場合でも、この突起物Wcに対する成
形部34cと転写フィルムFとが干渉するおそれはな
く、何ら支障なく成形および転写を行うことができるの
である。
部分に対応する成形面全体よりも、上記型板34の成形
面34fに相当する分だけ小さい、下主型32の成形面
32fに対応する範囲で湾曲すれば良く、上主型12の
成形面12fと型板34の成形面34fとの境界部分に
転写フィルムFが存在することはないので、成形品Wの
外表面の一部に突起物(本実施の形態では取手部分W
c)が設けられる場合でも、この突起物Wcに対する成
形部34cと転写フィルムFとが干渉するおそれはな
く、何ら支障なく成形および転写を行うことができるの
である。
【0035】尚、上記型板34には上記フィルム押さえ
35が一体的に設けられているので、下型31側の成形
面を分割する分割手段をなす型板34とフィルム押さえ
35とをそれぞれ別途に設ける必要はない。したがっ
て、型構造の複雑化を招くことなく、型板34の下面と
下主型32との間に供給された転写フィルムFを下主型
32の成形面32f側に押さえることができる。
35が一体的に設けられているので、下型31側の成形
面を分割する分割手段をなす型板34とフィルム押さえ
35とをそれぞれ別途に設ける必要はない。したがっ
て、型構造の複雑化を招くことなく、型板34の下面と
下主型32との間に供給された転写フィルムFを下主型
32の成形面32f側に押さえることができる。
【0036】以上のように構成された金型装置1の作動
について、図8のフローチャートを参照しながら説明す
る。前成形サイクルが終了して上下の金型11,31が
開かれると、この型開状態を初期状態として、新たな成
形サイクルが開始される。尚、この初期状態では、下型
31の部分可動型33も下主型32に対して開いた位置
にある。まず、ステップ#1で、箔送り装置(不図示)
により転写フィルムFが所定ピッチだけ送られ(フィル
ム送り)、ステップ#2で、転写フィルムF上の絵柄が
下主型32に対して予め設定された位置に来るように、
転写フィルムFの位置決め(フィルム位置決め)が行わ
れる。
について、図8のフローチャートを参照しながら説明す
る。前成形サイクルが終了して上下の金型11,31が
開かれると、この型開状態を初期状態として、新たな成
形サイクルが開始される。尚、この初期状態では、下型
31の部分可動型33も下主型32に対して開いた位置
にある。まず、ステップ#1で、箔送り装置(不図示)
により転写フィルムFが所定ピッチだけ送られ(フィル
ム送り)、ステップ#2で、転写フィルムF上の絵柄が
下主型32に対して予め設定された位置に来るように、
転写フィルムFの位置決め(フィルム位置決め)が行わ
れる。
【0037】次に、ステップ#3で、部分可動型33を
下降させて、フィルム押さえ35により、転写フィルム
Fを下主型32の成形面32fに沿うように押さえる。
このとき、型板34の下面が下主型32の上面に密着す
るようになっており、これにより、下主型32の成形面
32fと型板34の成形面34fとが連なり、成形品W
の下半部分の外周面に対応する成形面が、一体的に連続
したものとして形成されることになる。
下降させて、フィルム押さえ35により、転写フィルム
Fを下主型32の成形面32fに沿うように押さえる。
このとき、型板34の下面が下主型32の上面に密着す
るようになっており、これにより、下主型32の成形面
32fと型板34の成形面34fとが連なり、成形品W
の下半部分の外周面に対応する成形面が、一体的に連続
したものとして形成されることになる。
【0038】その後、ステップ#4で、上型11側で第
1スライド型13および第2スライド型14が閉じ合わ
された上で、上下の金型11,31が閉じ合わされて型
締めが行われ、成形品Wの形状に対応した成形キャビテ
ィが形成される。このとき、部分可動型33の型板34
は、フィルム押さえ35の上部R部分が、上型11の第
1スライド型13および第2スライド型14の下部R部
分に当接して押圧され、より強固に下主型32の上面に
密着させられる。尚、上下の金型11,31を閉じ合わ
せる際、両者間の位置決めをより精確なものとするため
に、下型31側に位置決め用の型具37が設けられる一
方、上型11側には、型閉じ状態において上記型具37
と嵌合する嵌合穴17が形成されるようになっている
(図1参照)。
1スライド型13および第2スライド型14が閉じ合わ
された上で、上下の金型11,31が閉じ合わされて型
締めが行われ、成形品Wの形状に対応した成形キャビテ
ィが形成される。このとき、部分可動型33の型板34
は、フィルム押さえ35の上部R部分が、上型11の第
1スライド型13および第2スライド型14の下部R部
分に当接して押圧され、より強固に下主型32の上面に
密着させられる。尚、上下の金型11,31を閉じ合わ
せる際、両者間の位置決めをより精確なものとするため
に、下型31側に位置決め用の型具37が設けられる一
方、上型11側には、型閉じ状態において上記型具37
と嵌合する嵌合穴17が形成されるようになっている
(図1参照)。
【0039】そして、ステップ#5で、射出成形機(不
図示)を駆動して射出成形が行われ、スプルー2,ラン
ナ部3およびゲート部4を順次介して、成形キャビティ
内に所定の溶融樹脂が注入・充填される。これにより、
成形キャビティの形状に応じた成形品Wが成形されると
ともに、溶融樹脂の熱と圧力によって転写フィルムF上
の絵柄が成形品Wの表面の特定部位に転写される。
図示)を駆動して射出成形が行われ、スプルー2,ラン
ナ部3およびゲート部4を順次介して、成形キャビティ
内に所定の溶融樹脂が注入・充填される。これにより、
成形キャビティの形状に応じた成形品Wが成形されると
ともに、溶融樹脂の熱と圧力によって転写フィルムF上
の絵柄が成形品Wの表面の特定部位に転写される。
【0040】その後、ステップ#6で、上下の金型1
1,31の型開きが行われる。この型開き状態では、成
形品Wは上型11側に保持されている。尚、上下の金型
11,31には、成形キャビティ内に溶融樹脂が充填さ
れた後、各金型11,31を冷却するために、図1〜図
4において破線で示したように、多数の冷却水通路が設
けられており、型開きは、これら通路を流れる冷却水に
よって各金型11,31が所定温度以下に冷却された後
に行われる。
1,31の型開きが行われる。この型開き状態では、成
形品Wは上型11側に保持されている。尚、上下の金型
11,31には、成形キャビティ内に溶融樹脂が充填さ
れた後、各金型11,31を冷却するために、図1〜図
4において破線で示したように、多数の冷却水通路が設
けられており、型開きは、これら通路を流れる冷却水に
よって各金型11,31が所定温度以下に冷却された後
に行われる。
【0041】次いで、ステップ#7で、上型11の第1
スライド型13および第2スライド型14を後退動させ
て、成形品Wが取り出される。そして、ステップ#8
で、下型31の部分可動型33が上昇させられて、成形
サイクルを終了し、再びステップ#1に戻って、次サイ
クルの成形が開始されるようになっている。
スライド型13および第2スライド型14を後退動させ
て、成形品Wが取り出される。そして、ステップ#8
で、下型31の部分可動型33が上昇させられて、成形
サイクルを終了し、再びステップ#1に戻って、次サイ
クルの成形が開始されるようになっている。
【0042】以上の成形工程で得られた成形品(コッ
プ)Wは、図7に示すように、その外表面に対応する金
型成形面を、加飾部位Wdを含まない上半部分(上主型
12の成形面12fに相当)と加飾部位Wdを含む下半
部分とに分割する金型分割面に対応する第1のパーティ
ングラインP1と、下半部分を加飾部位Wdを含む範囲
(下主型32の成形面32fに相当)と加飾部位Wdを
含まない残り範囲(型板34の成形面34fに相当)と
に分割する金型分割面に対応する第2のパーティングラ
インP2とが、外表面に形成されている。
プ)Wは、図7に示すように、その外表面に対応する金
型成形面を、加飾部位Wdを含まない上半部分(上主型
12の成形面12fに相当)と加飾部位Wdを含む下半
部分とに分割する金型分割面に対応する第1のパーティ
ングラインP1と、下半部分を加飾部位Wdを含む範囲
(下主型32の成形面32fに相当)と加飾部位Wdを
含まない残り範囲(型板34の成形面34fに相当)と
に分割する金型分割面に対応する第2のパーティングラ
インP2とが、外表面に形成されている。
【0043】すなわち、金型成形面の上記下半部分を、
加飾部位Wdを含む範囲と加飾部位Wdを含まない残り
範囲とに分割する金型分割面で分割して成形されている
ので、転写フィルムFの湾曲すべき範囲を、上記下半部
分に対応する成形面全体よりも小さく設定してインモー
ルド転写を行うことができ、加飾領域Wdが円筒状であ
っても、良好な転写結果を安定して得ることができ、ま
た、成形品Wの外表面の一部に取手Wc設けられる場合
でも、この取手Wcに対する下型31側の成形部34c
と転写フィルムFとが干渉するおそれはなく、何ら支障
なく成形および転写を行うことができるのである。
加飾部位Wdを含む範囲と加飾部位Wdを含まない残り
範囲とに分割する金型分割面で分割して成形されている
ので、転写フィルムFの湾曲すべき範囲を、上記下半部
分に対応する成形面全体よりも小さく設定してインモー
ルド転写を行うことができ、加飾領域Wdが円筒状であ
っても、良好な転写結果を安定して得ることができ、ま
た、成形品Wの外表面の一部に取手Wc設けられる場合
でも、この取手Wcに対する下型31側の成形部34c
と転写フィルムFとが干渉するおそれはなく、何ら支障
なく成形および転写を行うことができるのである。
【0044】尚、上記実施の形態は、底付き円筒状の成
形品(コップW)の側壁外表面に絵柄を転写する場合に
ついてのものであったが、本発明は、かかる形状に限ら
ず、例えば、外表面の一部のみにに所定曲率の曲面部が
設けられた樹脂成形品について、その曲面部内の所定部
位に対しインモールド転写により加飾を行うような場合
にも有効に適用することができる。このように、本発明
は、上記の実施態様に限定されるものではなく、その要
旨を逸脱しない範囲において、種々の改良あるいは設計
上の変更が可能であることは言うまでもない。
形品(コップW)の側壁外表面に絵柄を転写する場合に
ついてのものであったが、本発明は、かかる形状に限ら
ず、例えば、外表面の一部のみにに所定曲率の曲面部が
設けられた樹脂成形品について、その曲面部内の所定部
位に対しインモールド転写により加飾を行うような場合
にも有効に適用することができる。このように、本発明
は、上記の実施態様に限定されるものではなく、その要
旨を逸脱しない範囲において、種々の改良あるいは設計
上の変更が可能であることは言うまでもない。
【0045】
【発明の効果】本願の第1の発明によれば、成形品外表
面の加飾部位を含む他側領域に対応する成形面は、上記
部分可動型に備えられた型板によって上記第2成形面と
第3成形面とに分割されることとなり、また、転写フィ
ルムは上記型板と第2金型の主型との間に供給されるの
で、転写フィルムの湾曲すべき範囲は上記第2成形面に
対応する範囲に限定されることになる。つまり、転写フ
ィルムの湾曲すべき範囲は、上記他側領域に対応する成
形面全体よりも上記型板の厚さに相当する分だけ小さく
なる。したがって、従来、上記他側領域全体に渡って転
写フィルムが湾曲する必要があった場合に比べて、転写
フィルムの金型成形面との接触面積が小さくなり、該成
形面に沿った湾曲も容易になる。すなわち、加飾領域が
ある程度以上の曲率で湾曲した曲面状であっても、転写
フィルムを容易にこの曲面に追従して沿わせることがで
き、良好な転写結果を安定して得ることが可能になる。
また、転写フィルムは、上記他側領域に対応する成形面
全体よりも、上記第3成形面に相当する分だけ小さい第
2成形面に対応する範囲で湾曲すれば良く、第1成形面
と第3成形面との境界部分に転写フィルムが存在するこ
とはないので、例えば、成形品の外表面の一部に突起物
が設けられるような場合でも、この突起物に対する成形
部と転写フィルムとが干渉するおそれはなく、何ら支障
なく成形および転写を行うことができる。
面の加飾部位を含む他側領域に対応する成形面は、上記
部分可動型に備えられた型板によって上記第2成形面と
第3成形面とに分割されることとなり、また、転写フィ
ルムは上記型板と第2金型の主型との間に供給されるの
で、転写フィルムの湾曲すべき範囲は上記第2成形面に
対応する範囲に限定されることになる。つまり、転写フ
ィルムの湾曲すべき範囲は、上記他側領域に対応する成
形面全体よりも上記型板の厚さに相当する分だけ小さく
なる。したがって、従来、上記他側領域全体に渡って転
写フィルムが湾曲する必要があった場合に比べて、転写
フィルムの金型成形面との接触面積が小さくなり、該成
形面に沿った湾曲も容易になる。すなわち、加飾領域が
ある程度以上の曲率で湾曲した曲面状であっても、転写
フィルムを容易にこの曲面に追従して沿わせることがで
き、良好な転写結果を安定して得ることが可能になる。
また、転写フィルムは、上記他側領域に対応する成形面
全体よりも、上記第3成形面に相当する分だけ小さい第
2成形面に対応する範囲で湾曲すれば良く、第1成形面
と第3成形面との境界部分に転写フィルムが存在するこ
とはないので、例えば、成形品の外表面の一部に突起物
が設けられるような場合でも、この突起物に対する成形
部と転写フィルムとが干渉するおそれはなく、何ら支障
なく成形および転写を行うことができる。
【0046】また、本願の第2の発明によれば、基本的
には、上記第1の発明と同様の効果を奏することができ
る。しかも、その上、上記型板には上記フィルム押さえ
が一体的に設けられているので、かかるフィルム押さえ
を別途に設ける必要はなく、型構造の複雑化を招くこと
なく、型板の他面と上記第2金型の主型との間に供給さ
れた転写フィルムを上記第2成形面側に押さえることが
できる。
には、上記第1の発明と同様の効果を奏することができ
る。しかも、その上、上記型板には上記フィルム押さえ
が一体的に設けられているので、かかるフィルム押さえ
を別途に設ける必要はなく、型構造の複雑化を招くこと
なく、型板の他面と上記第2金型の主型との間に供給さ
れた転写フィルムを上記第2成形面側に押さえることが
できる。
【0047】更に、本願の第3の発明によれば、基本的
には、上記第1また第2の発明と同様の効果を奏するこ
とができる。しかも、その上、上記第1金型には、該第
1金型の主型に対し金型開閉方向に直交する方向におい
てスライド可能な上記第1スライド型と第2スライド型
とが設けられいるので、成形品が底付き筒状である場合
でも、筒状部分の外周側に対応する金型をスライド型と
する必要はない。すなわち、底付き筒状の樹脂成形品に
対して、支障なくインモールド転写を行うことができる
ようになる。
には、上記第1また第2の発明と同様の効果を奏するこ
とができる。しかも、その上、上記第1金型には、該第
1金型の主型に対し金型開閉方向に直交する方向におい
てスライド可能な上記第1スライド型と第2スライド型
とが設けられいるので、成形品が底付き筒状である場合
でも、筒状部分の外周側に対応する金型をスライド型と
する必要はない。すなわち、底付き筒状の樹脂成形品に
対して、支障なくインモールド転写を行うことができる
ようになる。
【0048】また、更に、本願の第4の発明によれば、
基本的には、上記第3の発明と同様の効果を奏すること
ができる。特に、成形キャビティに溶融樹脂を注入する
ゲート部は、上記第1金型の主型と第2金型の部分可動
型の型板との型合わせ面に設けられており、成形品の底
壁の外表面に対応する金型部分がスライド型とされ、こ
の部分にゲート部を設けることができない場合でも、簡
単な構成で支障なく、成形キャビティへの溶融樹脂の注
入口を確保することができる。
基本的には、上記第3の発明と同様の効果を奏すること
ができる。特に、成形キャビティに溶融樹脂を注入する
ゲート部は、上記第1金型の主型と第2金型の部分可動
型の型板との型合わせ面に設けられており、成形品の底
壁の外表面に対応する金型部分がスライド型とされ、こ
の部分にゲート部を設けることができない場合でも、簡
単な構成で支障なく、成形キャビティへの溶融樹脂の注
入口を確保することができる。
【0049】また、更に、本願の第5の発明によれば、
基本的には、上記第1〜第4の発明のいずれか一と同様
の効果を奏することができる。しかも、その上、上記転
写フィルムは、上述のような連続するロール状に形成さ
れるとともに、樹脂成形品の曲面部の軸線に直交する方
向に供給されるので、転写フィルムにおける湾曲の影響
は、上記曲線部に対応する部分の比較的近傍のみに限ら
れ、該軸線と同方に供給される場合のように、フィルム
長手方向について広範囲に影響を受けることはない。す
なわち、転写フィルムを通常のいわゆる箔送り装置を用
いて支障なく送ることができ、転写フィルムの供給を精
確かつ効率良く行うことが可能になる。
基本的には、上記第1〜第4の発明のいずれか一と同様
の効果を奏することができる。しかも、その上、上記転
写フィルムは、上述のような連続するロール状に形成さ
れるとともに、樹脂成形品の曲面部の軸線に直交する方
向に供給されるので、転写フィルムにおける湾曲の影響
は、上記曲線部に対応する部分の比較的近傍のみに限ら
れ、該軸線と同方に供給される場合のように、フィルム
長手方向について広範囲に影響を受けることはない。す
なわち、転写フィルムを通常のいわゆる箔送り装置を用
いて支障なく送ることができ、転写フィルムの供給を精
確かつ効率良く行うことが可能になる。
【0050】また、本願の第6の発明によれば、成形品
外表面の加飾部位を含む他側領域に対応する成形面を、
加飾部位を含む範囲と上記曲面部の一部を含み加飾部位
を含まない残り範囲とに分割することにより、転写フィ
ルムの湾曲すべき範囲を、上記他側領域の曲面部に対応
する成形面領域よりも小さく設定したので、従来、上記
他側領域全体に渡って転写フィルムが湾曲する必要があ
った場合に比べて、転写フィルムの金型成形面との接触
面積が小さくなり、該成形面に沿った湾曲も容易にな
る。すなわち、加飾領域がある程度以上の曲率で湾曲し
た曲面状であっても、転写フィルムを容易にこの曲面に
追従して沿わせることができ、良好な転写結果を安定し
て得ることが可能になる。また、転写フィルムは、上記
他側領域に対応する成形面全体よりも小さい範囲で湾曲
すれば良く、成形品外表面に対応する金型成形面の片側
領域と他側領域との境界部分に転写フィルムが存在する
ことはないので、例えば、成形品の外表面の一部に突起
物が設けられるような場合でも、この突起物に対する成
形部と転写フィルムとが干渉するおそれはなく、何ら支
障なく成形および転写を行うことができる。
外表面の加飾部位を含む他側領域に対応する成形面を、
加飾部位を含む範囲と上記曲面部の一部を含み加飾部位
を含まない残り範囲とに分割することにより、転写フィ
ルムの湾曲すべき範囲を、上記他側領域の曲面部に対応
する成形面領域よりも小さく設定したので、従来、上記
他側領域全体に渡って転写フィルムが湾曲する必要があ
った場合に比べて、転写フィルムの金型成形面との接触
面積が小さくなり、該成形面に沿った湾曲も容易にな
る。すなわち、加飾領域がある程度以上の曲率で湾曲し
た曲面状であっても、転写フィルムを容易にこの曲面に
追従して沿わせることができ、良好な転写結果を安定し
て得ることが可能になる。また、転写フィルムは、上記
他側領域に対応する成形面全体よりも小さい範囲で湾曲
すれば良く、成形品外表面に対応する金型成形面の片側
領域と他側領域との境界部分に転写フィルムが存在する
ことはないので、例えば、成形品の外表面の一部に突起
物が設けられるような場合でも、この突起物に対する成
形部と転写フィルムとが干渉するおそれはなく、何ら支
障なく成形および転写を行うことができる。
【0051】更に、本願の第7の発明によれば、基本的
には、上記第6の発明と同様の効果を奏することができ
る。しかも、具体的には、上記金型成形面の他側領域
は、上記フィルム押さえと一体的に形成された型板によ
り、加飾部位を含む範囲と上記曲面部の一部を含み加飾
部位を含まない残り範囲とに分割され、転写フィルムの
湾曲すべき範囲は、上記型板の厚さに相当する分だけ上
記他側領域の曲面部に対応する成形面領域よりも小さく
設定されているので、金型成形面の上記他側領域を分割
する分割手段とフィルム押さえとをそれぞれ別途に設け
る必要はなく、型構造の複雑化を招くことなく、転写フ
ィルムを上記加飾部位を含む範囲に押さえることができ
る。
には、上記第6の発明と同様の効果を奏することができ
る。しかも、具体的には、上記金型成形面の他側領域
は、上記フィルム押さえと一体的に形成された型板によ
り、加飾部位を含む範囲と上記曲面部の一部を含み加飾
部位を含まない残り範囲とに分割され、転写フィルムの
湾曲すべき範囲は、上記型板の厚さに相当する分だけ上
記他側領域の曲面部に対応する成形面領域よりも小さく
設定されているので、金型成形面の上記他側領域を分割
する分割手段とフィルム押さえとをそれぞれ別途に設け
る必要はなく、型構造の複雑化を招くことなく、転写フ
ィルムを上記加飾部位を含む範囲に押さえることができ
る。
【0052】また、更に、本願の第8の発明によれば、
基本的には、上記第6または第7の発明と同様の効果を
奏することができる。しかも、その上、上記転写フィル
ムは、上述のような連続するロール状に形成されるとと
もに、樹脂成形品の曲面部の軸線に直交する方向に供給
されるので、転写フィルムにおける湾曲の影響は、上記
曲線部に対応する部分の比較的近傍のみに限られ、該軸
線と同方に供給される場合のように、フィルム長手方向
について広範囲に影響を受けることはない。すなわち、
転写フィルムを通常のいわゆる箔送り装置を用いて支障
なく送ることができ、転写フィルムの供給を精確かつ効
率良く行うことが可能になる。
基本的には、上記第6または第7の発明と同様の効果を
奏することができる。しかも、その上、上記転写フィル
ムは、上述のような連続するロール状に形成されるとと
もに、樹脂成形品の曲面部の軸線に直交する方向に供給
されるので、転写フィルムにおける湾曲の影響は、上記
曲線部に対応する部分の比較的近傍のみに限られ、該軸
線と同方に供給される場合のように、フィルム長手方向
について広範囲に影響を受けることはない。すなわち、
転写フィルムを通常のいわゆる箔送り装置を用いて支障
なく送ることができ、転写フィルムの供給を精確かつ効
率良く行うことが可能になる。
【0053】また、本願の第9の発明によれば、本発明
に係る樹脂成形品は、その外表面に対応する金型成形面
を上記片側領域と他側領域とに分割するとともに、該他
側領域を加飾部位を含む範囲と上記曲面部の一部を含み
加飾部位を含まない残り範囲とに分割することにより、
転写フィルムの湾曲すべき範囲を、上記他側領域の曲面
部に対応する成形面領域よりも小さく設定してインモー
ルド転写を行うものであるので、転写フィルムの金型成
形面との接触面積が従来に比べて小さくなり、該成形面
に沿った湾曲も容易になる。すなわち、加飾領域がある
程度以上の曲率で湾曲した曲面状であっても、転写フィ
ルムを容易にこの曲面に追従して沿わせることができ、
良好な転写結果を安定して得ることが可能になる。ま
た、転写フィルムは、上記他側領域に対応する成形面全
体よりも、上記第3成形面に相当する分だけ小さい第2
成形面に対応する範囲で湾曲すれば良く、第1成形面と
第3成形面との境界部分に転写フィルムが存在すること
はないので、例えば、成形品の外表面の一部に突起物が
設けられるような場合でも、この突起物に対する成形部
と転写フィルムとが干渉するおそれはなく、何ら支障な
く成形および転写を行うことができる。
に係る樹脂成形品は、その外表面に対応する金型成形面
を上記片側領域と他側領域とに分割するとともに、該他
側領域を加飾部位を含む範囲と上記曲面部の一部を含み
加飾部位を含まない残り範囲とに分割することにより、
転写フィルムの湾曲すべき範囲を、上記他側領域の曲面
部に対応する成形面領域よりも小さく設定してインモー
ルド転写を行うものであるので、転写フィルムの金型成
形面との接触面積が従来に比べて小さくなり、該成形面
に沿った湾曲も容易になる。すなわち、加飾領域がある
程度以上の曲率で湾曲した曲面状であっても、転写フィ
ルムを容易にこの曲面に追従して沿わせることができ、
良好な転写結果を安定して得ることが可能になる。ま
た、転写フィルムは、上記他側領域に対応する成形面全
体よりも、上記第3成形面に相当する分だけ小さい第2
成形面に対応する範囲で湾曲すれば良く、第1成形面と
第3成形面との境界部分に転写フィルムが存在すること
はないので、例えば、成形品の外表面の一部に突起物が
設けられるような場合でも、この突起物に対する成形部
と転写フィルムとが干渉するおそれはなく、何ら支障な
く成形および転写を行うことができる。
【0054】更に、本願の第10の発明によれば、基本
的には、上記第9の発明と同様の効果を奏することがで
きる。特に、本発明に係る樹脂成形品は、その外表面に
対応する金型成形面を上記片側領域と他側領域とに分割
する金型分割面と、該他側領域を加飾部位を含む範囲と
上記曲面部の一部を含み加飾部位を含まない残り範囲と
に分割する金型分割面で分割して成形されているので、
転写フィルムの湾曲すべき範囲を、上記他側領域の曲面
部に対応する成形面領域よりも小さく設定してインモー
ルド転写を行うことができ、加飾領域がある程度以上の
曲率で湾曲した曲面状であっても、良好な転写結果を安
定して得ることができる。また、上記片側領域と他側領
域との金型分割面に転写フィルムが存在することはない
ので、成形品の外表面の一部に突起物が設けられる場合
でも、この突起物に対する成形部と転写フィルムとが干
渉するおそれはなく、何ら支障なく成形および転写を行
うことができる。
的には、上記第9の発明と同様の効果を奏することがで
きる。特に、本発明に係る樹脂成形品は、その外表面に
対応する金型成形面を上記片側領域と他側領域とに分割
する金型分割面と、該他側領域を加飾部位を含む範囲と
上記曲面部の一部を含み加飾部位を含まない残り範囲と
に分割する金型分割面で分割して成形されているので、
転写フィルムの湾曲すべき範囲を、上記他側領域の曲面
部に対応する成形面領域よりも小さく設定してインモー
ルド転写を行うことができ、加飾領域がある程度以上の
曲率で湾曲した曲面状であっても、良好な転写結果を安
定して得ることができる。また、上記片側領域と他側領
域との金型分割面に転写フィルムが存在することはない
ので、成形品の外表面の一部に突起物が設けられる場合
でも、この突起物に対する成形部と転写フィルムとが干
渉するおそれはなく、何ら支障なく成形および転写を行
うことができる。
【図1】 本発明の実施の形態に係るインモールド転写
用金型装置の縦断面説明図である。
用金型装置の縦断面説明図である。
【図2】 図1におけるII−II線に沿った縦断面説明図
である。
である。
【図3】 図1におけるIII−III方向における矢視図で
ある。
ある。
【図4】 図1におけるIV−IV方向における矢視図であ
る。
る。
【図5】 上型を型面方向から見て模式的に示した斜視
図である。
図である。
【図6】 下型を型面方向から見て模式的に示した斜視
図である。
図である。
【図7】 本実施の形態に係る成形品の斜視図である。
【図8】 上記インモールド転写用金型装置による成形
工程を説明するためのフローチャートである。
工程を説明するためのフローチャートである。
1…インモールド転写用金型装置 4…ゲート部 11…上型(第1金型) 12…上主型 12f…上主型の成形面(第1成形面) 13…第1スライド型 13f…第1スライド型の成形面 14…第2スライド型 14f…第2スライドの成形面 31…下型(第2金型) 32…下主型 32f…下主型の成形面(第2成形面) 33…部分可動型 34…型板 34f…型板の成形面(第3成形面) 35…フィルム押さえ F…転写フィルム P1…第1のパーティングライン P2…第2のパーティングライン W…コップ(樹脂成形品) Wa…コップ側壁 Wb…コップ底壁 Wd…加飾部位
Claims (10)
- 【請求項1】 外表面の少なくとも一部に所定曲率の曲
面部が設けられ、該曲面部内の所定部位に対して成形時
に型内で所定の加飾を行う樹脂成形品のインモールド転
写用金型装置であって、 第1および第2の金型が開閉可能に設けられ、上記第1
金型には成形品外表面の加飾部位を含まない片側領域に
対応する第1成形面が設けられる一方、上記第2金型に
は、成形品外表面の加飾部位を含む他側領域の一部に対
応する第2成形面を有する主型と、該主型よりも第1金
型側に位置するとともに主型に対して金型開閉方向に往
復移動可能に設けられた部分可動型とが備えられ、該部
分可動型は、成形品外表面の上記他側領域の残り部分に
対応する第3成形面を有するとともに片面が型締め時に
第1金型と当接する所定厚さの型板を備えており、上記
加飾部位への転写のための転写フィルムは、上記型板と
第2金型の主型との間に供給されることを特徴とする樹
脂成形品のインモールド転写用金型装置。 - 【請求項2】 上記型板には、該型板の他面と上記第2
金型の主型との間に供給された転写フィルムを上記第2
成形面側に押さえるフィルム押さえが一体的に設けられ
ていることを特徴とする請求項1記載の樹脂成形品のイ
ンモールド転写用金型装置。 - 【請求項3】 上記樹脂成形品は底付き筒状に設定さ
れ、上記第1金型には、成形品の内表面に対応する成形
面を有する第1スライド型と、成形品の底壁の外表面に
対応する成形面を有する第2スライド型とが設けられ、
これらスライド型は、上記第1成形面を有する第1金型
の主型に対し金型開閉方向に直交する方向においてスラ
イド可能に設けられていることを特徴とする請求項1ま
たは請求項2に記載の樹脂成形品のインモールド転写用
金型装置。 - 【請求項4】 上記第1金型と第2金型とを型締めして
形成される成形キャビティに溶融樹脂を注入するゲート
部は、第1金型の主型と第2金型の部分可動型の型板と
の型合わせ面に設けられていることを特徴とする請求項
3記載の樹脂成形品のインモールド転写用金型装置。 - 【請求項5】 上記転写フィルムは、転写すべき絵柄お
よび/または文字を所定間隔で配置した連続するロール
状に形成され、上記樹脂成形品の曲面部の軸線に直交す
る方向に所定のタイミングで供給されることを特徴とす
る請求項1〜請求項4のいずれか一に記載の樹脂成形品
のインモールド転写用金型装置。 - 【請求項6】 外表面の少なくとも一部に所定曲率の曲
面部が設けられ、該曲面部内の所定部位に対して成形時
に型内で所定の加飾を行うインモールド転写方法であっ
て、 上記成形品の外表面の曲面部に加飾を行うに際し、該成
形品の外表面に対応する金型成形面を加飾部位を含まな
い片側領域と加飾部位を含む他側領域とに分割するとと
もに、該他側領域を加飾部位を含む範囲と上記曲面部の
一部を含み加飾部位を含まない残り範囲とに分割するこ
とにより、転写フィルムの湾曲すべき範囲を、上記他側
領域の曲面部に対応する成形面領域よりも小さく設定し
たことを特徴とする樹脂成形品のインモールド転写方
法。 - 【請求項7】 上記金型成形面の他側領域は、供給され
た転写フィルムを上記加飾部位を含む範囲に押さえるフ
ィルム押さえと一体的に形成された型板により、加飾部
位を含む範囲と上記曲面部の一部を含み加飾部位を含ま
ない残り範囲とに分割され、転写フィルムの湾曲すべき
範囲は、上記型板の厚さに相当する分だけ上記他側領域
の曲面部に対応する成形面領域よりも小さく設定されて
いることを特徴とする請求項6記載の樹脂成形品のイン
モールド転写方法。 - 【請求項8】 上記転写フィルムは、転写すべき絵柄お
よび/または文字を所定間隔で配置した連続するロール
状に形成され、上記金型成形面の曲面部の軸線に直交す
る方向に所定のタイミングで供給されることを特徴とす
る請求項6または請求項7に記載の樹脂成形品のインモ
ールド転写方法。 - 【請求項9】 外表面の少なくとも一部に所定曲率の曲
面部が設けられ、該曲面部内の所定部位に対して所定の
加飾を施すに際して、インモールド転写によって成形時
に型内で加飾を行って得られる樹脂成形品であって、 該樹脂成形品の外表面に対応する金型成形面を加飾部位
を含まない片側領域と加飾部位を含む他側領域とに分割
するとともに、該他側領域を加飾部位を含む範囲と上記
曲面部の一部を含み加飾部位を含まない残り範囲とに分
割することにより、転写フィルムの湾曲すべき範囲を、
上記他側領域の曲面部に対応する成形面領域よりも小さ
く設定してインモールド転写を行うことによって得られ
たことを特徴とする樹脂成形品。 - 【請求項10】 請求項9に記載された樹脂成形品にお
いて、該成形品の外表面に対応する金型成形面を加飾部
位を含まない片側領域と加飾部位を含む他側領域とに分
割する金型分割面に対応する第1のパーティングライン
と、該他側領域を加飾部位を含む範囲と上記曲面部の一
部を含み加飾部位を含まない残り範囲とに分割する金型
分割面に対応する第2のパーティングラインとが、外表
面に形成されていることを特徴とする樹脂成形品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7201096A JPH09262865A (ja) | 1996-03-27 | 1996-03-27 | 樹脂成形品のインモールド転写方法及びその金型装置並びにそれによって得られる樹脂成形品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7201096A JPH09262865A (ja) | 1996-03-27 | 1996-03-27 | 樹脂成形品のインモールド転写方法及びその金型装置並びにそれによって得られる樹脂成形品 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09262865A true JPH09262865A (ja) | 1997-10-07 |
Family
ID=13477025
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7201096A Pending JPH09262865A (ja) | 1996-03-27 | 1996-03-27 | 樹脂成形品のインモールド転写方法及びその金型装置並びにそれによって得られる樹脂成形品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09262865A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4827846B2 (ja) * | 2004-08-27 | 2011-11-30 | レオンハード クルツ ゲーエムベーハー ウント コー.カーゲー | 転写フィルムおよび加飾射出成形品並びにその製造方法 |
| CN107415172A (zh) * | 2015-04-30 | 2017-12-01 | 蒿虹 | 一种圆周多行位圆弧化直线运动抽芯模具及其使用方法 |
-
1996
- 1996-03-27 JP JP7201096A patent/JPH09262865A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4827846B2 (ja) * | 2004-08-27 | 2011-11-30 | レオンハード クルツ ゲーエムベーハー ウント コー.カーゲー | 転写フィルムおよび加飾射出成形品並びにその製造方法 |
| CN107415172A (zh) * | 2015-04-30 | 2017-12-01 | 蒿虹 | 一种圆周多行位圆弧化直线运动抽芯模具及其使用方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6475423B1 (en) | Hybrid injection molding process for enhancing exterior appearance of molded articles by molding fabric thereto | |
| US4418033A (en) | Method of manufacturing a decorated forming article | |
| US4537739A (en) | Production of molded plastic articles with artwork thereon | |
| JPH042418B2 (ja) | ||
| US6478569B1 (en) | Hybrid injection molding apparatus for enhancing cosmetic appearance of molded articles | |
| JPS62227613A (ja) | 両面転写成形品の製造法及び金型機構 | |
| KR100328622B1 (ko) | 시이트버튼판넬형성방법 | |
| JPH09262865A (ja) | 樹脂成形品のインモールド転写方法及びその金型装置並びにそれによって得られる樹脂成形品 | |
| JPH0442172B2 (ja) | ||
| US3674391A (en) | Apparatus for producing and decorating hollow bodies made of thermoplastic material | |
| JPH03124416A (ja) | 射出成形同時絵付用金型 | |
| JPH07227877A (ja) | 射出成形同時絵付方法及び装置 | |
| JP3126778B2 (ja) | 多色成形品及びその製造方法 | |
| JPH03222705A (ja) | 模様付き成形品、模様付き成形品の製造方法及びその製造装置 | |
| JP3857608B2 (ja) | 加飾付き樹脂成形品の製造方法 | |
| JP3748670B2 (ja) | 立体絵柄を有する樹脂成形品及びその製造方法 | |
| JP3680872B2 (ja) | インモールド成形転写用金型並びに把手付容器の製造方法 | |
| JPH0138656B2 (ja) | ||
| JPH1058493A (ja) | 合成樹脂成形品の射出成形方法及び金型 | |
| JPH0741647B2 (ja) | 転写成形用射出成形装置 | |
| JPH0110186Y2 (ja) | ||
| JPH0712627B2 (ja) | 転写フイルムを用いた加飾成形品の成形方法並びに成形装置及びその成形品 | |
| JPS61171317A (ja) | 2重成形方法 | |
| JPH11216741A (ja) | 樹脂部品面加飾方法及び加飾装置 | |
| JPH0768582A (ja) | スタンピング成形装置及びスタンピング成形型 |