JPH09263258A - 産業車両の全油圧式パワーステアリング装置 - Google Patents

産業車両の全油圧式パワーステアリング装置

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JPH09263258A
JPH09263258A JP7559596A JP7559596A JPH09263258A JP H09263258 A JPH09263258 A JP H09263258A JP 7559596 A JP7559596 A JP 7559596A JP 7559596 A JP7559596 A JP 7559596A JP H09263258 A JPH09263258 A JP H09263258A
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Noboru Murase
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 産業車両の全油圧式パワーステアリング装置
において、補正制御が頻繁に行われることによる電磁開
閉弁の耐久性の低下を低減する。 【解決手段】 左右の油圧ライン11,12にわたって
設けたバイパスライン14と、バイパスライン14に設
けた制御信号により開閉制御される電磁開閉弁15と、
ハンドル1の任意位置を検出するハンドル位置センサー
18と、パワーシリンダ10のストロークを検出するス
トロークセンサー21と、ハンドル位置センサー18と
ストロークセンサー21とからのデータを入力し、ハン
ドル1が任意位置となったときにハンドル1の任意位置
でのパワーシリンダ10のストローク量が補正領域かど
うかを記憶した変換データテーブル25を基に補正領域
となる場合に、ハンドル1の操作に対応したパワーシリ
ンダ10のストロークに補正制御するデータを記憶した
補正制御データテーブル24を基にした電磁開閉弁15
への制御信号を出力する制御装置17を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フォークリフトト
ラック等の産業車両に使用される全油圧式パワーステア
リング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、産業車両の全油圧式パワーステア
リング装置としては、ハンドルにより操作されるステア
リングバルブユニットを備えると共に、操舵輪を操向さ
せるパワーシリンダを備え、該ステアリングバルブユニ
ットとパワーシリンダとを連結する左右の油圧ラインを
備え、前記ハンドルの操作に対応して操舵輪を油圧によ
り操舵するようになるものである。
【0003】しかし、このようになる全油圧式パワース
テアリング装置にあっては、ハンドルと操舵輪とは機械
的に接続するのではなく油圧によって接続するようにな
っていたため、ステアリングバルブユニット内の油漏れ
等を原因とするハンドルの操舵角と操舵輪の切り角との
間に位置ずれが生じるようになり、ハンドルの中立位置
が狂って運転者に違和感を与えるといった問題が生じる
恐れがあった。
【0004】そこで、従来はハンドルの操舵角に対する
パワーシリンダのストローク制御目標値と実ストローク
値とを比較して、ハンドルの操作に対応した操舵輪の操
舵を制御するようにしたものが知られていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来のハンドル
の操作に対応した操舵輪の操舵を制御するものにあって
は、ハンドルの操作に対し全操作領域でハンドルの操舵
角に対するパワーシリンダのストローク制御目標値と実
ストローク値とを比較して補正制御が行われるため、こ
の補正制御が頻繁に行われるようになる。この補正制御
が頻繁に行われることにより、ハンドルの空転回数が多
くなり、補正制御を行うための電磁開閉弁の耐久性の低
下やハンドル空転によるハンドルのふらつきなどの問題
が生じる恐れがあった。また、ハンドルの操作に対する
全操作領域でのハンドルの操舵角を検出するので、この
ハンドルの操舵角の検出する部分の構造が複雑となり、
この構造の複雑化による故障発生率の増大や価格的に高
価になるといった問題があった。本発明は、これらの問
題を解消することを、その課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記問題を解
消するため、ハンドルにより操作されるステアリングバ
ルブユニットを備えると共に、操舵輪を操向させるパワ
ーシリンダを備え、該ステアリングバルブユニットとパ
ワーシリンダとを連結する左右の油圧ラインを備え、前
記ハンドルの操作に対応して操舵輪を油圧により操舵す
るようになる産業車両の全油圧式パワーステアリング装
置において、前記左右の油圧ラインにわたって設けたバ
イパスラインと、該バイパスラインに設けた制御信号に
より開閉制御される電磁開閉弁と、前記ハンドルの任意
位置を検出するハンドル位置センサーと、前記パワーシ
リンダのストロークを検出するストロークセンサーと、
前記ハンドル位置センサーと前記ストロークセンサーと
からのデータを入力し、ハンドルが任意位置となったと
きにハンドルの任意位置でのパワーシリンダのストロー
ク量が補正領域かどうかを記憶した変換データテーブル
を基に補正領域となる場合に、ハンドルの操作に対応し
たパワーシリンダのストロークに補正制御するデータを
記憶した補正制御データテーブルを基にした電磁開閉弁
への制御信号を出力する制御装置とを備える。
【0007】
【作 用】本発明は、電磁開閉弁の開閉制御を常に行
うことなくハンドルが任意位置となったときのみの必要
最低限とし、電磁開閉弁の開閉頻度を少なくして、電磁
開閉弁及びこれらの回路の耐久性の向上を図ると共に、
電磁開閉弁の開閉頻度が少なくなることで、ハンドル空
転によるハンドルのふらつきなどの問題をなくす。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明による産業車両の全油圧式
パワーステアリング装置の一実施例について説明する。
なお、本実施例にあっては四輪式フォークリフトトラッ
クに用いた場合であり、該四輪式フォークリフトトラッ
クは前部に左右の駆動輪を有し後部に二つの操舵輪を有
するもので、ハンドルを右回転すると操舵輪は左側に向
かい車両は右旋回するようになると共に、ハンドルを左
回転すると操舵輪は右側に向かい車両は左旋回するよう
になる。
【0009】図1、図2に示すように、まず、ハンドル
ノブ2を有するハンドル1を備え、該ハンドル1にはハ
ンドルコラム3を装着し、該ハンドルコラム3をステア
リングバルブユニット4に接続することで、該ハンドル
1によりステアリングバルブユニット4が操作されるよ
うになる。
【0010】そして、前記ステアリングバルブユニット
4には、作動油タンク5からステアリングポンプ6によ
って加圧油が供給される加圧油ライン7と、作動油タン
ク5へ加圧油が戻るドレーンライン8と、パワーシリン
ダ10の左右それぞれに接続する第一油圧ライン11、
第二油圧ライン12と、をそれぞれ接続するようになっ
ており、当該ステアリングバルブユニット4のストロー
ク変位によって第一油圧ライン11あるいは第二油圧ラ
イン12に加圧油を供給することでパワーシリンダ10
を操作し、該パワーシリンダ10の左右に接続する操舵
輪13を操舵するようになる。これにより、前記ハンド
ル1の操作に対応して操舵輪13を油圧により操舵する
ようになる。
【0011】このようになるものにおいて、前記第一油
圧ライン11と第二油圧ライン12とにおいてはその中
間にわたってバイパスライン14を設け、該バイパスラ
イン14には電磁開閉弁15及びオルフィス16を設け
る。該電磁開閉弁15は車体内部に設けた制御装置17
に接続しており、該制御装置17からの制御信号により
開閉制御されるようになるものである。
【0012】一方、前記ハンドルコラム3にはハンドル
1の任意位置を検出するためのハンドル位置センサー1
8を備え、該ハンドル位置センサー18はドグ19を有
した円板状のハンドルプレート20を検出するようにな
り、前記ハンドル1が直進状態となる位置で該ドグ19
を検出すると共に、ここからハンドル1を左右どちらで
も一回転する度に該ドグ19を検出するようになる。そ
して、このドグ19を検出すると高い値となると共にド
グ19を検出しないと低い値となり、この値を信号とし
て出力するようになる。これにより前記ハンドルプレー
ト20のドグ19を検出する位置を任意位置として検出
するようになる。
【0013】また、前記パワーシリンダ10には当該パ
ワーシリンダ10のストロークを検出するストロークセ
ンサー21を備え、該ストロークセンサー21はパワー
シリンダ10の左右のストローク量を検出してこれを出
力する。
【0014】そして、前記ハンドル位置センサー18と
前記ストロークセンサー21とは共に制御装置17に接
続してここにハンドル位置センサー18の信号とストロ
ークセンサー21のストローク量とを伝達するようにな
る。この制御装置17においては、図3に示すように、
ハンドル位置センサー18の信号とストロークセンサー
21のストローク量とを入力する入力部22を備え、該
入力部22からのデータを基に電磁開閉弁15への制御
を演算処理するCPU23を備えると共に、該CPU2
3に接続して、ハンドル1の操作に対応したパワーシリ
ンダ10のストロークに補正制御するデータを記憶した
補正制御データテーブル24とハンドル1の任意位置で
のパワーシリンダ20のストローク量が補正領域かどう
かを記憶した変換データテーブル25とを有したメモリ
ー部26を備え、さらに、前記CPU23で演算処理し
た制御信号を電磁開閉弁15に出力する出力部27を備
えている。
【0015】一方、前記制御装置17の出力部27より
出力された制御信号を基に電磁開閉弁15が開閉制御さ
れるが、これは該電磁開閉弁15を開動作してステアリ
ングバルブユニット4より供給された加圧油を第一油圧
ライン11と第二油圧ライン12のうちの一方側よりバ
イパスライン14を経て他方側に流すことで、ハンドル
1の操作に対応したパワーシリンダ10のストロークに
補正制御するようになる。
【0016】次に、前記制御装置のCPU23における
演算処理について説明すると、図4に示すように、ま
ず、前記ハンドル位置センサー18からの信号を入力部
22より信号HSとして入力し、この信号HSと該ハン
ドル位置センサー18から入力した前回の信号である信
号HS1とを対比して、信号HS>信号HS1となると
信号Pを出す。この信号Pを出す時、すなわち信号HS
>信号HS1となる時はハンドル1が任意位置外から任
意位置になった瞬間である。
【0017】一方、前記ストロークセンサー21からの
ストローク量を入力部22よりストローク量CSとして
入力し、このストローク量CSを微分してシリンダ速度
SSを算出する。そして、前記ハンドル位置センサー1
8からの信号において信号HS>信号HS1となった時
に出た信号Pを受けると、算出したシリンダ速度SSを
比較する。これはシリンダ速度SSを予め設定した速度
設定値Kと比較するもので、シリンダ速度SS>+Kの
場合をK1とし、−K≦シリンダ速度SS≦+Kの場合
をK0とし、シリンダ速度SS<−Kの場合をK2と
し、シリンダ速度SSをK1、K0、K2のどこになる
かを判定するものである。そして、シリンダ速度SSが
K1あるいはK2となると、シリンダ速度K1あるいは
シリンダ速度K2として信号を出す。なお、このシリン
ダ速度K1、シリンダ速度K2はシリンダの移動方向
(操舵輪13の左右の旋回方向)を含めたものである。
【0018】また、前記ストロークセンサー21から入
力したストローク量CSを、前記メモリー部26におけ
るハンドル1の任意位置でのパワーシリンダ10のスト
ローク量が補正領域かどうかを記憶した変換データテー
ブル25に基づいて変換される。これはストローク量C
Sが変換データテーブル25でのハンドル右回転補正領
域となる場合に補正信号ARを出し、また、ストローク
量CSが変換データテーブル25でのハンドル左回転補
正領域となる場合に補正信号ALを出すようになる。
【0019】そして、前記ハンドル位置センサー18か
ら入力した信号HSと、シリンダ速度K2と、補正信号
ARとをすべて受けとると、これらのデータに則って制
御開始信号Rが出される。また、前記ハンドル位置セン
サー18から入力した信号HSと、シリンダ速度K1
と、補正信号ALとをすべて受けとると、これらのデー
タに則って制御開始信号Lが出される。
【0020】そして、これらの制御開始信号R,Lのど
ちらか一方の信号を受けると前記メモリー部26におけ
るハンドル1の操作に対応したパワーシリンダ10のス
トロークに補正制御するデータを記憶した補正制御デー
タテーブル24を基に電磁開閉弁15への制御信号を出
力するようになる。
【0021】このようにハンドル1が任意位置外から任
意位置になった時にパワーシリンダ10のストローク量
が変換データテーブル25のハンドル右回転補正領域あ
るいはハンドル左回転補正領域にある場合にのみ制御開
始信号を出して補正制御データテーブル24を基にした
電磁開閉弁15への制御信号を出力することで、電磁開
閉弁15の開閉制御を常に行うことなくハンドル1が任
意位置となったときのみの必要最低限とし、電磁開閉弁
15の開閉頻度を少なくして、電磁開閉弁15及びこれ
らの回路の耐久性の向上を図ることができる。しかも、
電磁開閉弁15の開閉頻度が少なくなることで、ハンド
ル1空転によるハンドル1のふらつきなどの問題をなく
すことができる。また、前記ハンドル位置センサー18
はドグ19を有した円板状のハンドルプレート20を検
出する単純な構造のものとすることで、ここでの故障発
生率の増大を抑えかつ価格的に高価になるのを抑えるこ
とができる。
【0021】
【発明の効果】ハンドルが任意位置となったときにハン
ドルの任意位置でのパワーシリンダのストローク量が補
正領域かどうかを記憶した変換データテーブルを基に補
正領域となる場合に、ハンドルの操作に対応したパワー
シリンダのストロークに補正制御するデータを記憶した
補正制御データテーブルを基にした電磁開閉弁への制御
信号を出力することで、電磁開閉弁の開閉制御を常に行
うことなくハンドルが任意位置となったときのみの必要
最低限とし、電磁開閉弁の開閉頻度を少なくして、電磁
開閉弁及びこれらの回路の耐久性の向上を図ることがで
きる。しかも、電磁開閉弁の開閉頻度が少なくなること
で、ハンドル空転によるハンドルのふらつきなどの問題
をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の産業車両の全油圧式パワーステアリン
グ装置の概略説明図。
【図2】本発明の産業車両の全油圧式パワーステアリン
グ装置の回路図。
【図3】本発明の産業車両の全油圧式パワーステアリン
グ装置における制御装置の構成図。
【図4】本発明の産業車両の全油圧式パワーステアリン
グ装置における制御装置のCPUの演算処理を示す説明
図。
【符号の説明】
1…ハンドル、2…ハンドルノブ、3…ハンドルコラ
ム、4…ステアリングバルブユニット、5…作動油タン
ク、6…ステアリングポンプ、7…加圧油ライン、8…
ドレーンライン、10…パワーシリンダ、11…第一油
圧ライン、12…第二油圧ライン、13…操舵輪、14
…バイパスライン、15…電磁開閉弁、16…オルフィ
ス、17…制御装置、18…ハンドル位置センサー、1
9…ドグ、20…ハンドルプレート、21…ストローク
センサー、22…入力部、23…CPU、24…補正制
御データテーブル、25…変換データテーブル、26…
メモリー部、27…出力部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンドル1により操作されるステアリン
    グバルブユニット4を備えると共に、操舵輪13を操向
    させるパワーシリンダ10を備え、該ステアリングバル
    ブユニット4とパワーシリンダ10とを連結する左右の
    油圧ライン11,12を備え、前記ハンドル1の操作に
    対応して操舵輪13を油圧により操舵するようになる産
    業車両の全油圧式パワーステアリング装置において、 前記左右の油圧ライン11,12にわたって設けたバイ
    パスライン14と、 該バイパスライン14に設けた制御信号により開閉制御
    される電磁開閉弁15と、 前記ハンドル1の任意位置を検出するハンドル位置セン
    サー18と、 前記パワーシリンダ10のストロークを検出するストロ
    ークセンサー21と、 前記ハンドル位置センサー18と前記ストロークセンサ
    ー21とからのデータを入力し、ハンドル1が任意位置
    となったときにハンドル1の任意位置でのパワーシリン
    ダ10のストローク量が補正領域かどうかを記憶した変
    換データテーブル25を基に補正領域となる場合に、ハ
    ンドル1の操作に対応したパワーシリンダ10のストロ
    ークに補正制御するデータを記憶した補正制御データテ
    ーブル24を基にした電磁開閉弁15への制御信号を出
    力する制御装置17と、を備えたことを特徴とする産業
    車両の全油圧式パワーステアリング装置。
  2. 【請求項2】 前記電磁開閉弁15は、前記ハンドル1
    が任意位置となりかつハンドル1の任意位置でのパワー
    シリンダ10のストローク量が補正領域となる場合に、
    前記制御装置17から出力された制御信号を受けて開動
    作すると共に、前記ハンドル1が任意位置から外れる
    と、前記制御装置17から出力された制御信号を受けて
    閉動作するようになることを特徴とする請求項1記載の
    産業車両の全油圧式パワーステアリング装置。
JP07559596A 1996-03-29 1996-03-29 産業車両の全油圧式パワーステアリング装置 Expired - Fee Related JP3620006B2 (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2796029A1 (fr) * 1999-07-07 2001-01-12 Toyoda Automatic Loom Works Systeme de direction assistee
US6193009B1 (en) * 1998-07-24 2001-02-27 Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho Electromagnetic valve for a vehicle and a power steering device
US6202410B1 (en) * 1997-12-16 2001-03-20 Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho Hydraulic system for forklift
JP2019188982A (ja) * 2018-04-24 2019-10-31 住友ナコ フォ−クリフト株式会社 フォークリフト

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