JPH09265663A - デジタルビデオディスク基板 - Google Patents

デジタルビデオディスク基板

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JPH09265663A
JPH09265663A JP8073858A JP7385896A JPH09265663A JP H09265663 A JPH09265663 A JP H09265663A JP 8073858 A JP8073858 A JP 8073858A JP 7385896 A JP7385896 A JP 7385896A JP H09265663 A JPH09265663 A JP H09265663A
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JP
Japan
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group
polycarbonate
structural unit
polyorganosiloxane
general formula
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Pending
Application number
JP8073858A
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English (en)
Inventor
Masaya Okamoto
正哉 岡本
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Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Petrochemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Idemitsu Petrochemical Co Ltd filed Critical Idemitsu Petrochemical Co Ltd
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  • Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 成形時の割れが少ない上、複屈折が小さく、
かつ転写性に優れるデジタルビデオディスク基板を提供
すること。 【解決手段】 (a)下記の一般式(I)で表されるポ
リカーボネート構造単位と一般式(II)で表されるポリ
オルガノシロキサン構造単位とからなるポリカーボネー
ト−ポリオルガノシロキサン共重合体5〜100重量
%、 【化1】 (式中の各記号は明細書に規定したとおりである。) 及び(b)ポリカーボネート樹脂95〜0重量%を含有
し、かつ上記ポリオルガノシロキサン構造単位を樹脂成
分全量に基づき0.1〜10重量%の割合で含有する樹脂
組成物からなるデジタルビデオディスク基板である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデジタルビデオディ
スク基板に関し、さらに詳しくは、成形時の割れが少な
い上、複屈折が小さく、かつ転写性に優れるポリカーボ
ネート樹脂組成物からなるデジタルビデオディスク基板
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の光ディスクであるCDやCD−R
OMなどの規格は、ディスク径:120mm、ディスク
厚:1.2mm、構造:単板片面である。これに対し、デ
ジタルビデオディスク(DVD)の規格は、ディスク
径:120mm、ディスク厚:1.2mm、構造:両面貼
せであり、したがって、ディスク基板としては、厚み0.
6mmとなる。このように、ディスク基板の厚みが1.2
mmから0.6mmに薄くなると、成形時に破損が生じた
り、複屈折が増大するなど、好ましくない事態を招来す
る。このディスク基板材料としては、透明性,耐熱性,
耐衝撃性,耐水性などに優れることから、近年、ポリカ
ーボネートが多用されている。該ディスク基板の成形時
の割れを防止するために、基板材料のポリカーボネート
の分子量を増加させると、複屈折がさらに増大する。ま
た複屈折を低減するために、超音波成形,多段圧縮成
形、高速充填成形などの方法を用いて、デジタルビデオ
ディスク基板を成形する試みがなされているが、これら
の成形方法でも、複屈折の低減は充分ではない上、むし
ろ、通常の成形方法に比べて破損が生じやすいという問
題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
状況下で、成形時の割れが少ない上、複屈折が小さく、
かつ転写性に優れるデジタルビデオディスク基板を提供
することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、成形時の割
れが少なく、かつ複屈折の小さいデジタルビデオディス
ク基板について鋭意研究を重ねた結果、基板材料とし
て、離型性に優れる特定構造のポリカーボネート−ポリ
オルガノシロキサン共重合体を含有するポリカーボネー
ト樹脂組成物を用いることにより、前記目的を達成しう
ることを見出した。本発明は、かかる知見に基づいて完
成したものである。すなわち、本発明は、(a)一般式
(I)
【0005】
【化4】
【0006】(式中、R1 及びR2 は、それぞれハロゲ
ン原子,炭素数1〜6のアルキル基又はフェニル基を示
し、それらはたがいに同一でも異なっていてもよく、Z
は単結合,炭素数1〜20のアルキレン基若しくはアル
キリデン基,炭素数5〜20のシクロアルキレン基若し
くはシクロアルキリデン基,−O−,−S−,−SO
−,−SO2 又は−CO−を示し、p及びqは、それぞ
れ0〜4の整数、mは1〜150の整数を示す。)で表
されるポリカーボネート構造単位及び一般式(II)
【0007】
【化5】
【0008】(式中、R3 〜R6 は、それぞれ炭素数1
〜6のアルキル基又はフェニル基を示し、それらはたが
いに同一でも異なっていてもよく、Aは二価の有機残
基、Rは一価又は二価の有機残基、nは1〜60の整数
を示す。)で表されるポリオルガノシロキサン構造単位
からなるポリカーボネート−ポリオルガノシロキサン共
重合体5〜100重量%、及び(b)ポリカーボネート
樹脂95〜0重量%を含有し、かつ上記ポリオルガノシ
ロキサン構造単位を樹脂成分全量に基づき0.1〜10重
量%の割合で含有する樹脂組成物からなるデジタルビデ
オディスク基板を提供するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明のデジタルビデオディスク
基板(DVD基板)の材料として用いられる樹脂組成物
においては、(a)成分として、一般式(I)
【0010】
【化6】 で表されるポリカーボネート構造単位及び一般式(II)
【0011】
【化7】
【0012】で表されるポリオルガノシロキサン構造単
位からなるポリカーボネート−ポリオルガノシロキサン
共重合体(以下、PC−POS共重合体と略記する。)
が用いられる。上記一般式(I)において、R1 及びR
2 は、それぞれハロゲン原子,炭素数1〜6のアルキル
基又はフェニル基を示す。ここで、ハロゲン原子として
は、塩素,臭素,フッ素,ヨウ素原子が挙げられ、炭素
数1〜6のアルキル基としては、直鎖状,分岐状,環状
のいずれであってもよく、例えばメチル基,エチル基,
n−プロピル基,イソプロピル基,n−ブチル基,イソ
ブチル基,t−ブチル基,アミル基,イソアミル基,ヘ
キシル基,イソヘキシル基,シクロヘキシル基などが挙
げられる。このR1 及びR2 は、たがいに同一でも異な
っていてもよい。また、R1 が複数ある場合は、複数の
1 は同一でも異なっていてもよく、R2が複数ある場
合は、複数のR2 は同一でも異なっていてもよい。p及
びqは、それぞれ0〜4の整数である。そして、Zは単
結合,炭素数1〜20のアルキレン基若しくはアルキリ
デン基,炭素数5〜20のシクロアルキレン基若しくは
シクロアルキリデン基,−O−,−S−,−SO−,−
SO2 −又は−CO−を示す。ここで、炭素数1〜20
のアルキレン基若しくはアルキリデン基としては、例え
ばメチレン基,エチレン基,プロピレン基,ブチレン
基,ペンチレン基,ヘキシレン基,エチリデン基,イソ
プロピリデン基などが挙げられ、炭素数5〜20のシク
ロアルキレン基若しくはシクロアルキリデン基として
は、例えばシクロペンチレン基,シクロヘキシレン基,
シクロペンチリデン基,シクロヘキシリデン基などが挙
げられる。mは1〜150の整数を示す。
【0013】一方、上記一般式(II)において、R3
6 は、それぞれ炭素数1〜6のアルキル基又はフェニ
ル基を示す。ここで、炭素数1〜6のアルキル基として
は、直鎖状,分岐状,環状のいずれであってもよく、例
えばメチル基,エチル基,n−プロピル基,イソプロピ
ル基,n−ブチル基,イソブチル基,t−ブチル基,ア
ミル基,イソアミル基,ヘキシル基,イソヘキシル基,
シクロヘキシル基などが挙げられる。このR3 〜R
6 は、たがいに同一でも異なっていてもよい。Aは二価
の有機残基を示し、その例としては、
【0014】
【化8】
【0015】で示される基などを挙げることができる。
なお、この二価の基において、*印のついた側の結合手
がSiと結合していることを意味する。Rは一価又は二
価の有機残基を示す。ここで、二価の有機残基として
は、上記Aの説明で例示したものと同じものを挙げるこ
とができ、また、一価の有機残基としては、炭素数1〜
8のアルキル基(例えばメチル基,エチル基,n−プロ
ピル基,イソプロピル基,n−ブチル基,イソブチル
基,アミル基,ヘキシル基など)又は炭素数6〜20の
アリール基(例えばフェニル基,トリル基,キシリル
基,ナフチル基など)を好ましく挙げることができる。
nは1〜60、好ましくは5〜40、より好ましくは1
0〜30の整数を示す。nが60を超えると樹脂の透明
性が低下し、DVD基板材料として適さなくなる。
【0016】この(a)成分のPC−POS共重合体は
ブロック共重合体又はグラフト共重合体が好ましく、そ
のタイプについては特に制限されず、どのようなタイプ
のものであってもよい。例えばブロック共重合体として
は、一般式(I)で表されるポリカーボネート構造単位
をAブロック、一般式(II)で表されるポリオルガノシ
ロキサン構造単位をBブロックとした場合、AB型,A
BA型,BAB型及びマルチブロック型などを挙げるこ
とができる。これらの中で、AB型及びABA型ブロッ
ク共重合体が好ましく、特にABA型ブロック共重合体
が好適である。該PC−POS共重合体がABA型ブロ
ック共重合体の場合、一般式(II)におけるRは二価の
有機残基となり、一方、AB型ブロック共重合体の場合
は、Rは一価の有機残基となる。また、ABA型ブロッ
ク共重合体における両末端基、あるいはAB型ブロック
共重合体においてAに結合する末端基としては、一般式
(III)
【0017】
【化9】
【0018】で表される基を挙げることができる。この
一般式(III) において、R7 はハロゲン原子、炭素数1
〜20のアルキル基,炭素数6〜20のアリール基又は
炭素数7〜20のアリールアルキル基を示す。ここで、
ハロゲン原子としては、塩素,臭素,フッ素,ヨウ素原
子が挙げられる。炭素数1〜20のアルキル基として
は、直鎖状,分岐状,環状のいずれであってもよく、例
えばメチル基,エチル基,n−プロピル基,イソプロピ
ル基,n−ブチル基,イソブチル基,sec−ブチル
基,tert−ブチル基,ペンチル基,ヘキシル基,オ
クチル基,デシル基,ドデシル基,シクロペンチル基,
シクロヘキシル基などが挙げられる。一方、炭素数6〜
20のアリール基としては、芳香環上に置換基を有しな
いものであってもよいし、低級アルキル基などの適当な
置換基を有するものであってもよく、例えばフェニル
基,トリル基,キシリル基,ナフチル基,メチルナフチ
ル基などが挙げられる。また、炭素数7〜20のアリー
ルアルキル基としては、芳香環上に置換基を有しないも
のであってもよいし、低級アルキル基などの適当な置換
基を有するものであってもよく、例えばベンジル基,フ
ェネチル基,ナフチルメチル基,クミル基などが挙げら
れる。このABA型のPC−POS共重合体は、様々な
方法により製造することができるが、例えば一般式(I
V)
【0019】
【化10】 (式中、R1 ,R2 ,Z,p及びqは上記と同じであ
る。)で表される二価フェノールと、一般式(V)
【0020】
【化11】 (式中、R3 〜R6 ,A及びnは上記と同じであり、A
1 はAと同種の二価の有機残基を示す。)で表されるポ
リオルガノシロキサンと炭酸エステル形成性誘導体とを
液体媒体中において、一般式(VI)
【0021】
【化12】
【0022】(式中、R7 及びrは上記と同じであ
る。)で表される一価フェノールからなる末端停止剤の
存在下反応させることにより、効率よく製造することが
できる。反応方法としては、公知の界面重縮合法やピリ
ジン法などを適用することができる。例えば、塩化メチ
レン,クロロホルム,クロロベンゼン,四塩化炭素など
の不活性有機溶媒に一般式(V)のポリオルガノシロキ
サンを溶解させた溶液及びアルカリ水溶液(水酸化ナト
リウム水溶液,水酸化カリウム水溶液,炭酸ナトリウム
水溶液など)に一般式(IV)の二価フェノールを溶解さ
せた溶液の混合物に、ホスゲン等の炭酸エステル形成性
誘導体を吹込んで界面重縮合反応を行う。この反応にあ
たっては、予めあるいは反応のある程度進んだ段階で一
般式(VI)の末端停止剤を反応系に加えておくのがよ
い。また反応系にはトリエチルアミン等の第三級アミン
を触媒として加えておくことも有効である。
【0023】なお、予め一般式(IV)の二価フェノール
と炭酸エステル形成性誘導体によりポリカーボネートオ
リゴマーを調製しておき、このオリゴマー,一般式
(V)のポリオルガノシロキサン及び一般式(VI)の末
端停止剤と上述した不活性有機溶媒ならびにアルカリ水
溶液、さらには触媒を所定量比で混合攪拌して、界面重
縮合反応を行う方法も有効である。また、ピリジン法に
よれば、原料である一般式(IV)の二価フェノールと一
般式(V)のポリオルガノシロキサン及び一般式(VI)
の末端停止剤をピリジンあるいはピリジンと不活性溶剤
との混合溶媒に溶解し、この溶液にホスゲン等の炭酸エ
ステル形成性誘導体を吹込めば、所望のABA型のPC
−POS共重合体が得られる。一方、AB型のPC−P
OS共重合体についても様々な方法により製造すること
ができるが、例えば上記一般式(IV)で表される二価フ
ェノール及び一般式(VI)で表される一価フェノールの
存在下、ポリカーボネートオリゴマーと、一般式(VII)
【0024】
【化13】
【0025】(式中、R’は一価の有機基、例えば炭素
数1〜8のアルキル基又は炭素数6〜20のアリール基
を示し、R3 〜R6 ,A及びnは上記と同じである。)
で表される片末端が封止されたポリオルガノシロキサン
を反応させることにより、効率よく製造することができ
る。該ポリカーボネートオリゴマーは、溶剤法、すなわ
ち塩化メチレンなどの有機溶剤中で公知の酸受容体、一
般式(VI) の末端停止剤の存在下、一般式(IV)の二価
フェノールとホスゲンのような前駆体との反応、又は該
二価フェノールと炭酸ジエステル(例えばジフェニルカ
ーボネートなど)とのエステル交換反応によって調製す
ることができる。
【0026】上記一般式(IV)で表される二価フェノー
ルとしては、様々なものがあるが、特に2,2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)プロパン〔ビスフェノール
A〕が好適である。ビスフェノールA以外の二価フェノ
ールとしては、例えばビス(4−ヒドロキシフェニル)
メタン;ビス(3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシフェ
ニル)メタン;ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキ
シフェニル)メタン;1,1−ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)エタン;1,2−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)エタン;2−メチル−1,1−ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)プロパン;2,2−ビス(3,5−ジメチ
ル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン;1−エチル−
1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン;
2,2−ビス(3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシフェ
ニル)プロパン;2,2−ビス(3,5−ジブロモ−4
−ヒドロキシフェニル)プロパン;2,2−ビス(3−
クロロ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン;2,2−
ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパ
ン;2,2−ビス(3−フルオロ−4−ヒドロキシフェ
ニル)プロパン;1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)ブタン;2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
ブタン;1,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ブタ
ン;2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ペンタ
ン;4−メチル−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)ペンタン;2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)ヘキサン;4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)ヘプタン;2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)ノナン;1,10−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)デカン;1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン;2,2−ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)−1,1,1,3,3,
3−ヘキサフルオロプロパンなどのジヒドロキシジアリ
ールアルカン類、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)シクロヘキサン;1,1−ビス(3,5−ジクロロ
−4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン;1,1−
ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロデカンなどのジ
ヒドロキシジアリールシクロアルカン類、ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)スルホン;ビス(3,5−ジメチル
−4−ヒドロキシフェニル)スルホン;ビス(3−クロ
ロ−4−ヒドロキシフェニル)スルホンなどのジヒドロ
キシジアリールスルホン類、ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)エーテル;ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロ
キシフェニル)エーテルなどのジヒドロキシジアリール
エーテル類、4,4’−ジヒドロキシベンゾフェノン;
3,3’,5,5’−テトラメチル−4,4’−ジヒド
ロキシベンゾフェノンなどのジヒドロキシジアリールケ
トン類、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルフィド;
ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)スルフィ
ド;ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)スルフィドなどのジヒドロキシジアリールスルフィ
ド類、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホキシドな
どのジヒドロキシジアリールスルホキシド類などが挙げ
られる。これらの二価フェノールは単独で用いてもよ
く、二種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0027】また、一般式(VI) で表される一価フェノ
ールの末端停止剤としては、例えばフェノール;o−n
−ブチルフェノール;m−n−ブチルフェノール;p−
n−ブチルフェノール;o−イソブチルフェノール;m
−イソブチルフェノール;p−イソブチルフェノール;
o−t−ブチルフェノール;m−t−ブチルフェノー
ル;p−t−ブチルフェノール;o−n−ペンチルフェ
ノール;m−n−ペンチルフェノール;p−n−ペンチ
ルフェノール;o−n−ヘキシルフェノール;m−n−
ヘキシルフェノール;p−n−ヘキシルフェノール;o
−シクロヘキシルフェノール;m−シクロヘキシルフェ
ノール;p−シクロヘキシルフェノール;o−フェニル
フェノール;m−フェニルフェノール;p−フェニルフ
ェノール;o−n−ノニルフェノール;m−n−ノニル
フェノール;p−n−ノニルフェノール;o−クミルフ
ェノール;m−クミルフェノール;p−クミルフェノー
ル;o−ナフチルフェノール;m−ナフチルフェノー
ル;p−ナフチルフェノール;2,6−ジ−t−ブチル
フェノール;2,5−ジ−t−ブチルフェノール;2,
4−ジ−t−ブチルフェノール;3,5−ジ−t−ブチ
ルフェノール;2,5−ジクミルフェノール;3,5−
ジクミルフェノールなどが挙げられる。これらは単独で
用いてもよく、二種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0028】この(a)成分のPC−POS共重合体に
おける前記一般式(I)で表されるポリカーボネート構
造単位と一般式(II)で表されるポリオルガノシロキサ
ン構造単位との割合については、該ポリオルガノシロキ
サン構造単位が少なくとも0.1重量%の割合で含有して
いればよく、特に制限はない。このポリオルガノシロキ
サン構造単位の含有量が0.1重量%未満では樹脂組成物
を調製した際、ポリオルガノシロキサン構造単位の含有
量を、樹脂成分全量に基づき、0.1〜10重量%の範囲
に制御することができない。なお、このPC−POS共
重合体の製造時に、ポリオルガノシロキサン構造単位を
含まないホモポリカーボネートも製造され、実質的には
PC−POS共重合体とホモポリカーボネートとのブレ
ンド品となるが、ここではこのブレンド品も共重合体と
呼ぶこととする。
【0029】本発明のDVD基板の材料として用いられ
る樹脂組成物においては、(b)成分としてポリカーボ
ネート樹脂が用いられる。このポリカーボネート樹脂
は、その製造方法については特に制限はなく、二価フェ
ノールとホスゲンとを界面重縮合法により直接反応させ
て得られたものであってもよく、また二価フェノールと
炭酸ジエステルを溶融状態でエステル交換反応させる方
法(溶融重合法)により得られたものであってもよい。
二価フェノールとしては、前記(a)成分のPC−PO
S共重合体の製造についての説明において例示したもの
と同じものを挙げることができ、このほか、ハイドロキ
ノンや9,9−ビス(4−ヒドロキシフェニル)フルオ
レン及びそれらのハロゲン誘導体なども用いることがで
きる。これらは一種用いてもよく、二種以上を組み合わ
せて用いてもよいが、これらの中で、特に2,2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)プロパン(ビスフェノール
A)が好適である。また、炭酸ジエステルとしては、例
えばジフェニルカーボネートなどのジアリールカーボネ
ート、ジメチルカーボネートやジエチルカーボネートな
どのジアルキルカーボネートなどが好ましく挙げられ
る。これらは一種用いてもよく、二種以上を組み合わせ
て用いてもよいが、これらの中で、特にジフェニルカー
ボネートが好適である。
【0030】このポリカーボネート樹脂を製造する際に
は、通常末端停止剤が用いられる。この末端停止剤は一
価フェノールであればよく、特に制限されず、例えば、
前記(a)成分のPC−POS共重合体の製造について
の説明において、末端停止剤として例示したものと同じ
ものを挙げることができる。これらは一種用いてもよ
く、二種以上を組み合わせて用いてもよい。さらに、こ
のポリカーボネート樹脂を製造する際、本発明の効果が
損なわれない範囲で、必要に応じ分岐剤を二価フェノー
ルと併用してもよい。この分岐剤としては官能基3個以
上を有する化合物、例えば1,1,1−トリス(4−ヒ
ドロキシフェニル)エタン;α,α’,α”−トリス
(4−ヒドロキシフェニル)−1,3,5−トリイソプ
ロピルベンゼン;1−〔α−メチル−α−(4’−ヒド
ロキシフェニル)エチル〕−4−〔α’,α’−ビス
(4”−ヒドロキシフェニル)エチル〕ベンゼン;フロ
ログリシン;トリメリット酸;イサチンビス(o−クレ
ゾ−ル)などが挙げられる。これらは単独で用いてもよ
く、二種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0031】本発明のDVD基板の材料として用いられ
る樹脂組成物においては、前記(a)成分のPC−PO
S共重合体と(b)成分のポリカーボネート樹脂との割
合は、(a)成分が5〜100重量%で、(b)成分が
95〜0重量%の範囲である。(a)成分の量が5重量
%未満では所望の物性を有するDVD基板が得られな
い。また、この樹脂組成物における前記一般式(II)で
表されるポリオルガノシロキサン構造単位の含有量は、
樹脂成分全量に基づき、0.1〜10重量%の範囲であ
る。この量が0.1重量%未満ではDVD基板成形時に割
れが生じるおそれがあり、また10重量%を超えると耐
熱性及び剛性が低下し、DVD基板材料として不適当と
なる。基板成形時の割れ防止性,耐熱性及び剛性のバラ
ンスなどの面から、このポリオルガノシロキサン構造単
位の好ましい含有量は、樹脂成分全量に基づき0.3〜8
重量%の範囲であり、特に0.5〜6重量%の範囲が好適
である。
【0032】また、この樹脂組成物の粘度平均分子量は
10000〜17000の範囲にあるのが好ましい。こ
の粘度平均分子量が10000未満ではDVD基板成形
時に割れが生じるおそれがあり、また17000を超え
ると得られるDVD基板の複屈折が増大する。DVD基
板成形時の割れ防止及びDVD基板の複屈折などの面か
ら、この粘度平均分子量のより好ましい範囲は1200
0〜16000であり、特に13500〜15500の
範囲が好適である。この樹脂組成物は、前記(a)成分
のPC−POS共重合体と(b)成分のポリカーボネー
ト樹脂を適当な混練機でブレンドしたものであってもよ
く、また単にドライブレンドしたものであってもよい。
さらに、この樹脂組成物には、本発明の目的が損なわれ
ない範囲で、所望により各種添加剤、例えば酸化防止
剤,滑剤(離型剤),無機充填剤,難燃剤,着色剤など
を適宜配合してもよい。
【0033】上記酸化防止剤としては、リン系酸化防止
剤が好ましく、例えばトリメチルホスファイト,トリエ
チルホスファイト,トリブチルホスファイト,トリオク
チルホスファイト,トリノニルホスファイト,トリデシ
ルホスファイト,トリオクタデシルホスファイト,ジス
テアリルペンタエリスチルジホスファイト,トリス(2
−クロロエチル)ホスファイト,トリス(2,3−ジク
ロロプロピル)ホスファイトなどのトリアルキルホスフ
ァイト;トリシクロヘキシルホスファイトなどのトリシ
クロアルキルホスファイト;トリフェニルホスファイ
ト,トリクレジルホスファイト,トリス(エチルフェニ
ル)ホスファイト,トリス(ブチルフェニル)ホスファ
イト,トリス(ノニルフェニル)ホスファイト,トリス
(ヒドロキシフェニル)ホスファイトなどのトリアリー
ルホスファイト;2−エチルヘキシルジフェニルホォス
ファイトなどのモノアルキルジアリールホスファイト;
トリメチルホスフェート,トリエチルホスフェート,ト
リブチルホスフェート,トリオクチルホスフェート,ト
リデシルホスフェート,トリオクタデシルホスフェー
ト,ジステアリルペンタエリスリチルジホスフェート,
トリス(2−クロロエチル)ホスフェート,トリス
(2,3−ジクロロプロピル)ホスフェートなどのトリ
アルキルホスフェート;トリシクロヘキシルホスフェー
トなどのトリシクロアルキルホスフェート;トリフェニ
ルホスフェート,トリクレジルホスフェート,トリス
(ノニルフェニル)ホスフェート,2−エチルフェニル
ジフェニルホスフェートなどのトリアリールホスフェー
トなどが挙げられる。これらは単独で用いてもよく、二
種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0034】また、滑剤(離型剤)としては、例えばス
テアリルアルコールや、ステアリン酸モノグリセリド,
ペンタエリスリトールステアリン酸エステルなどのステ
アリン酸エステル、あるいは蜜ろうなどが挙げられる。
これらの滑剤は成形時の離型性を向上させる作用を有し
ている。本発明のDVD基板は、上記ポリカーボネート
及び所望により用いられる各種添加成分からなる材料を
用いて成形されるが、その成形方法については、特に制
限はなく、ディスク成形用金型を使用し、射出成形又は
圧縮成形する通常の成形法の他に、超音波成形,多段圧
縮成形,高速充填成形などの方法も用いることができ
る。
【0035】成形温度は、通常300〜345℃の範
囲、金型温度は通常80〜125℃の範囲である。複屈
折の低減及び転写性向上のためには、樹脂の流動性を向
上させる必要があるが、成形温度が345℃を超えると
ポリカーボネートの劣化が生じ、透明性が低下するおそ
れがある。DVD基板は透明性に優れていることが不可
欠である。また、金型温度についても、流動性向上の点
からは、高い方が好ましいが、125℃を超えると基板
の形が崩れるおそれがある。さらに、射出率に関しては
150cm3 /秒以上、好ましくは200cm3 /秒以
上が有利である。この射出率が150cm3 /秒未満で
は金型内で成形材料が急冷されて流動圧力損失が大きく
なり、樹脂の配向性が増加し、その結果、成形品に歪み
などの不良が生じるおそれがある。また、金型の材質と
しては特に制限はなく、金属,セラミックス,グラファ
イトなどが用いられる。
【0036】このようにして得られた本発明のDVD基
板は再生専用型,追記型,書換え型など各種デジタルビ
デオディスク(DVDファミリー)の基板として好適で
ある。本発明のDVD基板を用いてデジタルビデオディ
スク基板を製造する方法としては特に制限はなく、通常
のコンパンクトディスクの場合と同様の方法を用いるこ
とができる。例えば成膜工程により、該基板上に、保護
層及び記録層を設け、さらにその上にハードコート層及
び必要に応じてオーバーコート層を設けて2枚のディス
ク単板を作製したのち、一般的な方法、例えばホットメ
ルト型接着剤や粘着シートを用いて貼合し、必要に応じ
ハブ付けを行うことにより、所望のデジタルビデオディ
スクが得られる。この際用いられるホットメルト型接着
剤としては、例えばエチレン−酢酸ビニル共重合体(E
VA)系,ポリオレフィン系,合成ゴム系,ポリエステ
ル系,ポリアミド系などが挙げられる。一方、粘着シー
トの接着剤としては、例えばゴム系,アクリル系,シリ
コーン系などが挙げられ、またシートの材料としては、
例えばポリエステル系,ポリイミド系,ポリウレタン
系,ポリオレフィン系などの樹脂シートやアルミ箔など
の金属のシートを挙げることができる。
【0037】
【実施例】次に、本発明を実施例によりさらに詳しく説
明するが、本発明は、これらの例によってなんら限定さ
れるものではない。 製造例1 ポリカーボネートオリゴマーの調製 5重量%水酸化ナトリウム水溶液400リットルに、ビ
スフェノールA60kgを溶解し、ビスフェノールAの
水酸化ナトリウム水溶液を調製した。次いで、室温に保
持したこのビスフェノールAの水酸化ナトリウム水溶液
を、138リットル/時間の流量で、またメチレンクロ
ライドを69リットル/時間の流量で、内径10mm,
管長10mの管型反応器にオリフィス板を通して導入
し、これにホスゲンを並流して10.7kg/時間の流量
で吹き込み、3時間連続的に反応させた。ここで用いた
管型反応器は二重管となっており、ジャケット部分には
冷却水を通して反応液の排出温度を25℃に保った。ま
た、排出液のpHは10〜11を示すように調整した。
このようにして得られた反応液を静置することにより、
水相を分離除去し、メチレンクロライド相(220リッ
トル)を採取し、ポリカーボネートオリゴマー溶液を得
た。
【0038】製造例2 反応性ポリジメチルシロキサン
(PDMS)の製造 オクタメチルシクロテトラシロキサン1483g、1,
1,3,3−テトラメチルジシロキサン96g及び86
重量%硫酸35gを混ぜ、室温で17時間撹拌したの
ち、オイル相を分離し、炭酸水素ナトリウム25gを加
えて1時間撹拌した。次いでろ過し、ろ液を150℃で
3torrにて真空蒸留して低沸点物を除いた。2−ア
リルフェノール60gと塩化白金−アルコラート錯体と
してのプラチナ0.0014gとの混合物に、上記で得ら
れたオイル294gを90℃で添加したのち、この混合
物を90〜115℃の温度に保ちながら3時間撹拌し
た。生成物を塩化メチレンで抽出し、80重量%の水性
メタノールで3回洗浄し、過剰の2−アリルフェノール
を除いた。その生成物を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、
真空中で115℃まで昇温して溶剤を留去した。核磁共
鳴スペクトル(NMR)の測定によれば、得られた末端
フェノールPDMSのジメチルシラノオキシ単位の繰り
返し数は30であった。
【0039】製造例3 PC−PDMS共重合体Aの製
造 製造例2で得られた反応性PDMS185gをメチレン
クロライド2リットルに溶解させ、製造例1で得られた
ポリカーボネートオリゴマー溶液10リットルと混合し
た。次いで、これに、水酸化ナトリウム26gを水1リ
ットルに溶解させたものとトリエチルアミン5.7ミリリ
ットルを加えて500rpmで室温にて1時間撹拌し
た。その後、5.2重量%の水酸化ナトリウム水溶液5リ
ットルにビスフェノールA600gを溶解させたもの、
メチレンクロライド8リットル及びp−tert−ブチ
ルフェノール123.5gを加え、500rpmで室温に
て1時間撹拌した。次に、メチレンクロライド5リット
ル及び水5リットルを加え、500rpmで室温にて1
0分間撹拌したのち、静置し、有機相を分取した。この
有機相を0.03規定の水酸化ナトリウム水溶液5リット
ルでアルカリ洗浄、0.2規定の塩酸5リットルで酸洗
浄、水5リットルで水洗(2回)を順次行ったのち、メ
チレンクロライドを留去し、フレーク状のポリカーボネ
ート−ポリジメチルシロキサン(PC−PDMS)共重
合体Aを得た。このPC−PDMS共重合体Aの粘度平
均分子量(Mv)及びPDMS構造単位の含有量を第1
表に示す。
【0040】製造例4 PC−PDMS共重合体Bの製
造 製造例3において、反応性PDMS185gを93g
に、p−tert−ブチルフェノール123.5gをp−
クミルフェノール174.5gに変えた以外は、製造例3
と同様にしてPC−PDMS共重合体Bを得た。このP
C−PDMS共重合体Bの粘度平均分子量及びPDMS
構造単位の含有量を第1表に示す。
【0041】製造例5 ポリカーボネート樹脂Cの製造 製造例1で得られたポリカーボネートオリゴマー溶液1
0.0リットルにp−tert−ブチルフェノール123.
5gを溶解させた。次いで、これに、メチレンクロライ
ド8リットル、ビスフェノールAの水酸化ナトリウム水
溶液(ビスフェノールA:800g、NaOH:420
g、水:6.55リットル)及びトリエチルアミン1.17
ミリリットルを加え、500rpmで室温にて1時間撹
拌した。その後、メチレンクロライド5リットル及び水
5リットルを加え、500rpmで常温にて10分間撹
拌した。撹拌停止後、静置分離し、有機相を得た。この
有機相を0.03規定の水酸化ナトリウム水溶液5リット
ルでアルカリ洗浄、0.2規定の塩酸5リットルで酸洗浄
及び水5リットルで水洗(2回)を順次行ったのち、メ
チレンクロライドを留去し、フレーク状のポリカーボネ
ート樹脂Cを得た。このポリカーボネート樹脂Cの粘度
平均分子量を第1表に示す。
【0042】製造例6 ポリカーボネート樹脂Dの製造 製造例5において、p−tert−ブチルフェノール1
23.5gをp−クミルフェノール174.5gに変えた以
外は、製造例5と同様にしてポリカーボネート樹脂Dを
得た。このポリカーボネート樹脂Dの粘度平均分子量を
第1表に示す。
【0043】
【表1】
【0044】注1)PDMS構造単位含有量 プロトン核磁気共鳴スペクトル( 1H−NMR)の測定
において、1.7ppmに見られるビスフェノールAのイ
ソプロピルのメチル基のピークと0.2ppmに見られる
ジメチルシロキサンのメチル基のピークの強度比で求め
た。 2)粘度平均分子量(Mv) ウベローデ型粘度管にて、20℃における塩化メチレン
溶液の極限粘度〔η〕を測定し、次の関係式より計算し
た 〔η〕=1.23×10-5・Mv0.83
【0045】実施例1〜5及び比較例1〜3 第2表に示す配合割合で、各成分をドライブレンドし、
230℃にて押出して、ペレット化した。なお、酸化防
止剤としては、トリス(2,4−ジ−tert−ブチル
フェニル)ホスファイトを、離型剤としては、ステアリ
ン酸モノグリセリドを用いた。得られたペレットの粘度
平均分子量(Mv),PDMS構造単位含有量及び離型
圧を第2表に示す。なお、離型圧は、円筒状の金型を用
い、280℃で成形し、突出し(離型)時の離型抵抗を
測定した。次に、得られたペレットを、成形機:東芝機
械社製IS80EPN,型締力:50トン,射出率:2
50cm3 /秒,射出圧力:1500kg/cm2 ,金
型材質:ジュラルミン2024,成形温度:340℃,
金型温度:115℃,冷却時間5秒:キャビティ部:無
電解ニッケルメッキの条件で射出成形し、径120m
m,厚さ0.6mmのDVD基板を作成した。
【0046】DVD基板を各100枚成形し、割れなか
った枚数を第3表に示す。なお、ここでの割れとは、ス
プルー部とディスクが切断され、成形機内にスプルー部
が残ることをいう。また、成形後、48時間経過時の成
形品の落錘衝撃強度を荷重3.76kg,速度1m/秒,
受台長径50mmで測定した。なお、半径18mmの所
の内部を打撃した。落錘衝撃強度のエネルギー(J)を
第3表に示す。さらに、実施例1及び比較例1のものに
ついて、転写性及び複屈折(Δn)を測定した。ここ
で、転写性とは、〔成形品の凸部の高さ/金型面の凹部
深さ(5μm)〕×100をいい、20箇所の平均値を
用いた。なお、測定はニコン社製メジャースコープUM
−3を用いた。結果を第4表に示す。また、複屈折(Δ
n)の測定は、オーク社製ダブルリフラクションメジャ
ーメントシステムADR−2000を用い、ディスクの
中心から10mm,30mm及び50mmの円周上の任
意の点を選んで測定した。第4表にレターデーション
(R=Δn・t)の値を示す。ここで、tはディスク厚
さ(nm)である。
【0047】
【表2】
【0048】
【表3】
【0049】
【表4】
【0050】
【表5】
【0051】
【発明の効果】本発明のデジタルビデオディスク基板
は、成形時の割れが少ない上、複屈折が小さく、かつ転
写性に優れている。したがって、このデジタルビデオデ
ィスク基板は、再生専用型,追記型,書換え型などのデ
ジタルビデオディスク(DVDファミリー)の基板とし
て好適に用いられる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)一般式(I) 【化1】 (式中、R1 及びR2 は、それぞれハロゲン原子,炭素
    数1〜6のアルキル基又はフェニル基を示し、それらは
    たがいに同一でも異なっていてもよく、Zは単結合,炭
    素数1〜20のアルキレン基若しくはアルキリデン基,
    炭素数5〜20のシクロアルキレン基若しくはシクロア
    ルキリデン基,−O−,−S−,−SO−,−SO2
    は−CO−を示し、p及びqは、それぞれ0〜4の整
    数、mは1〜150の整数を示す。)で表されるポリカ
    ーボネート構造単位及び一般式(II) 【化2】 (式中、R3 〜R6 は、それぞれ炭素数1〜6のアルキ
    ル基又はフェニル基を示し、それらはたがいに同一でも
    異なっていてもよく、Aは二価の有機残基、Rは一価又
    は二価の有機残基、nは1〜60の整数を示す。)で表
    されるポリオルガノシロキサン構造単位からなるポリカ
    ーボネート−ポリオルガノシロキサン共重合体5〜10
    0重量%、及び(b)ポリカーボネート樹脂95〜0重
    量%を含有し、かつ上記ポリオルガノシロキサン構造単
    位を樹脂成分全量に基づき0.1〜10重量%の割合で含
    有する樹脂組成物からなるデジタルビデオディスク基
    板。
  2. 【請求項2】 (a)成分が、一般式(I)で表される
    ポリカーボネート構造単位をAブロック、一般式(II)
    で表されるポリオルガノシロキサン構造単位をBブロッ
    クとした場合、両末端に一般式(III) 【化3】 (式中、R7 はハロゲン原子,炭素数1〜20のアルキ
    ル基,炭素数6〜20のアリール基又は炭素数7〜20
    のアリールアルキル基を示し、rは0〜5の整数を示
    す。)で表される末端基を有するABA型ブロック共重
    合体である請求項1記載のデジタルビデオディスク基
    板。
  3. 【請求項3】 (a)成分のポリカーボネート−ポリオ
    ルガノシロキサン共重合体及び(b)成分のポリカーボ
    ネート樹脂が、それぞれ2,2−ビス(4−ヒドロキシ
    フェニル)プロパンから誘導されたものである請求項1
    記載のデジタルビデオディスク基板。
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