JPH09266522A - 原稿装着装置 - Google Patents

原稿装着装置

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JPH09266522A
JPH09266522A JP8073740A JP7374096A JPH09266522A JP H09266522 A JPH09266522 A JP H09266522A JP 8073740 A JP8073740 A JP 8073740A JP 7374096 A JP7374096 A JP 7374096A JP H09266522 A JPH09266522 A JP H09266522A
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tooth
rack
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image
pinion
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JP8073740A
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Tadashi Akatsu
正 赤津
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像読取装置に差込み易く、しかも画像読取
装置と原稿装着装置との間の逃げを極めて小さくするこ
とを可能にし、これにより画像読取装置の読取精度の低
下を極力防止することができる原稿装着装置を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 画像読取装置1に画像データを読み取ら
せるための原稿4を装着可能に構成され、画像読取装置
1に配設されたピニオン45に噛合するラック46を有
しピニオン45の回動に応じて画像読取装置1内を移動
する原稿装着装置3において、ラック46は、ピニオン
45と噛合する少なくとも最初の歯91の全歯たけが他
の歯92の全歯たけよりも低く形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、写真フィルムやマ
イクロフィルムなどの原稿の画像データを読み取る画像
読取装置に用いられる原稿装着装置に関し、詳しくは、
画像読取装置に配設されているピニオンに噛合するラッ
クを有しピニオンの回動に応じて画像装置内を移動する
原稿装着装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、写真フィルムなどの画像データを
読み取って保存したり画像の加工処理をしたりするため
の画像読取装置の開発研究が盛んに行われている。この
ような画像読取装置に用いられる原稿装着装置として、
出願人は、画像読取装置に画像データを読み取らせるた
めの原稿を装着可能に構成され、画像読取装置に配設さ
れたピニオンに噛合するラックを有しピニオンの回動に
応じて画像読取装置内を移動可能に構成されたものを既
に開発している。この原稿装着装置では、画像読取装置
の差込口に原稿装着装置を差し込むと、まず、ラックの
最初の歯の歯先が画像読取装置のピニオンの歯溝にはま
り込み、その後に原稿装着装置を押し込むことにより、
ラックの噛み合い側歯面がピニオンの噛み合い側歯面を
押圧する結果、ピニオンを回動させながら原稿装着装置
が画像読取装置内に案内される。次いで、使用者が画像
データの読取を指定すると、画像読取装置は、モータを
駆動することによりピニオンを回動させて、原稿装着装
置を移動させると共に、原稿装着装置に装着された原稿
の画像データを読み取っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この出願人
の開発した原稿装着装置には、以下の改善点がある。す
なわち、画像読取装置の差込口に原稿装着装置を差し込
む際に、図19に示すように、画像読取装置のピニオン
111と噛合する原稿装着装置のラック112の最初の
歯113の刃先面の端部114がピニオン111の歯1
15の刃先面116にタイミングよく当接してしまう場
合がある。かかる場合には、原稿装着装置を押し込んだ
としても、その押圧がピニオン111の中心軸に向かっ
て作用するだけでピニオン111が回動しないことがあ
る。このため、使用者は、再度の差込みを試みなければ
ならず、特に、数多くの原稿を画像読取装置に読み取ら
せるために何度も原稿装着装置を画像読取装置に差し込
む場合には、このような現象が起こることがあり使いに
くいという課題がある。
【0004】この場合の解決方法として、ピニオン11
1とラック112とが確実に噛合するように両者の間に
逃げを形成することも考えられる。しかし、かかる方法
を採用した場合には、画像読取装置が原稿装着装置を移
動させながら画像データを読み込む際に、逃げに起因す
るがたのために移動精度や位置決め精度が低下する結
果、画像データの読取精度が低下してしまうという新た
な課題が生じてしまう。また、逃げをピニオンとラック
のいずれか一方を移動させる構造で形成した場合には、
そのための構造が複雑になって、装置のコストアップを
招くという課題が生じてしまう。
【0005】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、画像読取装置に差込み易く、
しかも画像読取装置と原稿装着装置との間の逃げを極め
て小さくすることを可能にし、これにより画像読取装置
の読取精度の低下を極力防止することができる原稿装着
装置を提供することを主目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく請
求項1記載の原稿装着装置は、画像読取装置に画像デー
タを読み取らせるための原稿を装着可能に構成され、画
像読取装置に配設されたピニオンに噛合するラックを有
しピニオンの回動に応じて画像読取装置内を移動する原
稿装着装置において、ラックは、ピニオンと噛合する少
なくとも最初の歯の全歯たけが他の歯の全歯たけよりも
低く形成されていることを特徴とする。
【0007】この原稿装着装置では、図17に示すよう
に、画像読取装置のピニオン101と噛合するラック1
02の最初の歯103の全歯たけが他の歯の全歯たけよ
りも低いため、従来の画像読取装置においてラック11
2の最初の歯113の刃先面の端部114がピニオン1
11の歯115の刃先面116に当接していた位置を通
り越して、歯103は、画像読取装置のより奥側の歯1
05の歯末面と当接する。この場合には、歯103の噛
み合い面が歯105を押圧するため、ラック102とピ
ニオン101とが容易に噛合する。
【0008】一方、このように構成した場合であって
も、図18に示すように、歯105が同図においてやや
時計方向側に位置しているときには、歯103の刃先面
の端部104が歯105の刃先面106に当接して原稿
装着装置を押し込めないことがある。しかし、この場合
にあっては、図19において歯113が歯115に当接
する範囲gが大きいのに対し、図18に示すように歯1
03が歯105に当接する範囲hが小さくなるため、当
接する頻度を少なくすることができる。また、この場
合、当接したときにでも原稿装着装置を押し込むことが
できるように、ピニオン101とラック102との間に
逃げを形成する場合には、その逃げの量を図19に示す
画像読取装置における逃げの量よりも、(g−h)分少
なくすることができる。この結果、原稿装着装置を差し
込み易くすることができると共に、原稿装着装置を移動
させながら画像データを読み取る際における移動精度や
位置決め精度の低下を極力少なくすることができる結
果、画像データの読取精度の低下を防止することができ
る。さらに、ピニオンまたはラックのいずれかを移動さ
せてピニオンとラックの歯同士の当接を避けるという複
雑な構造に比較して、簡易な構成で確実に歯同士の当接
を避けることができる。
【0009】請求項2記載の原稿装着装置は、請求項1
記載の原稿装着装置において、ラックは、少なくとも最
初の歯の歯元幅が他の歯の歯元幅よりも狭く形成されて
いることを特徴とする。
【0010】この原稿装着装置では、ラックの最初の歯
と次の歯との歯溝の幅が基準の歯溝幅よりも大きくな
る。この結果、ラックの最初の歯と次の歯との歯溝にピ
ニオンの歯先が入り易くなるため、原稿装着装置を画像
読取装置に差し込み易くなる。
【0011】請求項3記載の原稿装着装置は、請求項1
または2記載の原稿装着装置において、ラックは、少な
くとも最初の歯と次の歯のピッチが基準ピッチよりも広
く形成されていることを特徴とする。
【0012】この原稿装着装置では、ラックの最初の歯
と次の歯との歯溝幅が大きくなるために、ピニオンの歯
先が入り易くなる結果、原稿装着装置を画像読取装置に
差し込み易くなる。また、ラックの先頭から2番目の歯
がピニオンの歯と当接する位置に来るときには、ラック
の先頭の歯がピニオンのその前の歯に既に接触している
ため、ラックの2番目の歯がピニオンの歯に当接しない
(図15参照)。このため、原稿装着装置の差込みがし
易くなる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る原稿装着装置
の実施形態を画像読取装置に使用される例について添付
図面を参照しながら詳細に説明する。
【0014】図1および2は、本発明に係る画像読取装
置1の右側面図および正面図をそれぞれ示している。画
像読取装置1は、装置本体2と、写真フィルムやマイク
ロフィルムなどのフィルム状の透過原稿を保持するキャ
リア部材(原稿装着装置)3とを備えている。この画像
読取装置1は、コンピュータ装置などの画像表示装置
(図示せず)にデータ転送用のインターフェースライン
(例えば、スカジー(SCSI)ライン)を介して接続
され、画像データの高精度の読取り(以下、「本画像読
取り」という)に先立って、キャリア部材3に保持され
ているすべての透過原稿4(図12(a)参照)または
指定された複数のコマ若しくは指定された特定の1コマ
の画像データを自動的に読み込んでその画像データに基
づいて画像表示装置などに表示させるいわゆるプレビュ
ーを可能にすることができるように構成されている。こ
のプレビューにおいては、画像表示装置が、画像データ
をキャリア部材3の各コマに対応させて記憶すると共
に、各コマの画像を1つずつまたは同時に複数の画像を
ディスプレイ上に表示することができ、これにより、使
用者は、読取対象の画像をディスプレイ上で特定するこ
とができると共に、その画像をコマ指定することによ
り、本画像読取りを行うことができる。
【0015】以下、各構成要素について詳述する。
【0016】装置本体2は、図1,2にそれぞれ示すよ
うに、その本体ケースKに、キャリア部材3を差し込む
ためのキャリア差込口11と、キャリア差込口11に差
し込まれたキャリア部材3を保持すると共に本体ケース
K内部に案内するキャリア台12と、キャリア部材3に
よって保持されている透過原稿4に光を照射する照射部
13と、キャリア台12を移動させるための基台14
と、各部に電源を供給する電源部15と、各種デジタル
処理を行うデジタル処理回路を載置するプリント基板1
6と、電源スイッチ17と、データ転送用インターフェ
ースラインに接続するためのコネクタ18とを備えてい
る。また、キャリア台12には、プレビュー時において
CCD25に画像データを読み取らせるためにキャリア
部材3を移動させて画像読取位置に案内するキャリア案
内部21が配設されており、基台14には、本画像読取
り時においてCCD25に画像データを読み取らせるた
めにキャリア台12を移動させてキャリア部材3を画像
読取位置に案内するキャリア台案内部22と、照射部1
3によって照射され透過原稿4を透過した光をほぼ90
゜の角度で反射させる反射板23と、反射板23によっ
て反射された光を集光する集光レンズ24と、集光レン
ズ24によって集光された光を光電変換するCCD25
とが配設されている。
【0017】キャリア差込口11は、その上部の側壁1
1aが傾斜するように形成されており、その側壁11a
に沿ってキャリア部材3を差し込みことにより、キャリ
ア部材3をキャリア台12に容易に案内できるようにな
っている。
【0018】基台14は、本体ケースKに固定されてお
り、図2〜5、および図9,10にそれぞれ示すよう
に、キャリア部材3の移動方向A(図3参照)と平行に
本体ケースK内に固定されているシャフト31,31に
沿ってキャリア台12を移動させることができるように
構成されている。具体的には、図3,4,9,10にそ
れぞれ示すように、基台14の下部には、キャリア台1
2を移動させるためのステッピングモータである第1モ
ータ32と、第1モータ32のモータ軸に軸着されてい
る第1歯車33に噛合する第2歯車34と、第2歯車3
4に同軸で設けられている小径歯車35に噛合すると共
に同軸で設けられている小径歯車37を有する第3歯車
36とが配設されている。一方、キャリア台12の図4
における左体の内側側面の下部には、小径歯車37に噛
合するラック38が形成されている。これにより、第1
モータ32が駆動されると、第1歯車33、第2歯車3
4、小径歯車35、第3歯車36、小径歯車37および
ラック38を介してキャリア台12に動力が伝達される
結果、キャリア台12は、シャフト31,31に沿って
移動する。この場合、キャリア台案内部22は、第1モ
ータ32の1ステップの回転によって、例えば約11マ
イクロmと極めて高い精度でキャリア部材3をキャリア
台12ごと移動させることができ、これにより、画像デ
ータの読取精度を高くすることが可能になっている。ま
た、キャリア台案内部22は、特に限定されないが、キ
ャリア部材3に取り付けられた透過原稿4の1コマ分を
移動させることができるように構成されており、これに
より、装置本体2の内部スペースが有効に利用されてい
る。なお、上記第1モータ32および各種歯車33〜3
7は、前述したキャリア台案内部22を構成する。
【0019】キャリア台12は、キャリア部材3の先端
から後端までを本体ケースK内に案内できるように構成
されており、図4〜7にそれぞれ示すように、キャリア
部材3を移動させるためのステッピングモータである第
2モータ41と、第2モータ41のモータ軸に軸着され
ている第4歯車42に噛合する第5歯車43と、第5歯
車43に同軸で設けられている小径歯車44に噛合する
第6歯車45とを備えている。一方、キャリア部材3の
図4における右側面の厚み方向のほぼ中央部には、第6
歯車45に噛合するラック46が形成されている(図
8、図12(b)、図14および図15参照)。これに
より、第2モータ41が駆動されると、第4歯車42、
第5歯車43、小径歯車44、第6歯車45およびラッ
ク46を介してキャリア部材3に動力が伝達される結
果、キャリア部材3は、キャリア台12に保持された状
態で本体ケースK内部を移動する。この場合、第2モー
タ41の1ステップの回転によってキャリア台12が移
動する距離は、第1モータ32の1ステップの回転によ
ってキャリア部材3が移動する距離よりも大きくなって
いる。このため、プレビューの際には、キャリア部材3
が速く移動することにより画像データの読取り速度が速
く、これにより、プレビューの際の読取対象の特定を素
速く行うことが可能になっている。なお、上記第2モー
タ41および各種歯車42〜45は、前述したキャリア
案内部21を構成する。
【0020】キャリア部材3は、図12(a)〜(e)
にそれぞれ示すように、薄肉長尺に形成されている。キ
ャリア部材3は、特に限定されないが6つ原稿窓51,
51・・と、各原稿窓51の両側に形成され装着面の上
方側(同図(a)において紙面手前側)に突出する断面
長方形状の突出部52,52・・と、キャリア部材3の
長手方向の両端(同図において上下端)に位置する原稿
窓51,51のそれぞれの長手方向の両端側に形成され
装着面の上方側に突出する断面長方形形状の突出部5
3,53とを備えている。
【0021】このキャリア部材3では、突出部52,5
2・・と突出部53,53との間に透過原稿4をはめ込
むことによって、透過原稿4が突出部52,52・・と
突出部53,53とで挟持される状態でキャリア部材3
に取り付けることができる。この場合、一般的に写真フ
ィルムなどはプリントサービス時において6コマ毎に区
切られるため、このキャリア部材3では、その6コマ分
の透過原稿4をはめ込むと、透過原稿4の各コマがそれ
ぞれ原稿窓51,51・・の真上に位置するようになっ
ている。この結果、照射部13から光が照射されると、
その透過光が透過原稿4および原稿窓51を介して反射
板23に到達する。
【0022】さらに、キャリア部材3の長手方向の先端
側(同図において上部側)および後端部には、それぞれ
孔部54および55が形成されると共に、孔部54,5
5の幅方向の両端側およびキャリア部材3の長手方向の
両端側には、突出部56,56・・、および前述した突
出部53と同形状の突出部57,57がそれぞれ形成さ
れている。この場合、突出部56,56と突出部53,
57との間に、ネガフィルムの未記録部分である茶ベー
スフィルムをはめ込むことによって、その茶ベースフィ
ルムが突出部56,56と突出部53,57とで挟持さ
れる状態でキャリア部材3に取り付けることができる。
このように、茶ベースフィルムが孔部57を覆う結果、
茶ベースフィルムを透過する光の濃度がCCD25によ
って検出され、その濃度に基づいて画像のシェーディン
グ補正や白黒色基準調整ができるようになっている。こ
の場合、スプロケット穴がない側の縁部が突出部53,
57に当接する程度の長さに茶ベースフィルムを作成
し、その茶ベースフィルムを突出部56,56と突出部
53,57の間にはめ込むだけで挟持される。このた
め、茶ベースフィルムの装着作業を極めて容易に行うこ
とができる。さらに、キャリア部材3の長手方向の両端
側に孔部54,55を形成することによって、キャリア
部材3が方向Aのいずれの向きに移動する場合であって
も、シェーディング補正や白色基準調整が可能になって
いる。なお、孔部54,55は、画像読取位置を決める
ための基準孔として機能させてもよい。
【0023】また、キャリア部材3は、同図(b)に示
すように、右側面の厚み方向のほぼ中央部にラック46
が形成されている。ラック46は、図14に示すよう
に、キャリア部材3の先頭の歯91の全歯たけが他の歯
92,92・・の全歯たけよりも低く、かつ歯91の歯
元幅aが他の歯92,92・・の歯元幅bよりも狭く形
成され、加えて、図15に示すように、歯91と次の歯
92とのピッチcが他の歯92,92における基準ピッ
チdよりも広く形成されている。このため、歯91と歯
92との間の歯溝幅eが、歯92と歯92との間の歯溝
幅fよりも大きくなっている。
【0024】この結果、キャリア部材3をキャリア差込
口11に差し込んだときには、図15に示すように、歯
91を歯92と同じ形状に形成した場合(同図において
破線で示す)と比較して、ラック46の歯溝eの幅が大
きくなるため、歯91と次の歯92との歯溝eに第6歯
車45の歯先が入り易くなる。また、ラック46の先頭
から2番目の歯92が第6歯車45の歯98と当接する
位置に来るときには、ラック46の先頭の歯91が第6
歯車45のその前の歯93に既に接触して歯93を押圧
するため、ラック46と第6歯車45とが容易に噛合
し、しかも歯92が歯98に当接しない。このため、キ
ャリア部材3をキャリア差込口11に差し込み易くな
る。
【0025】一方、このように構成した場合であって
も、歯93が同図においてやや時計方向側に位置してい
るときには、図16に示すように、歯91の刃先面の端
部95が歯93の刃先面96に当接してキャリア部材3
を押し込めないことがある。しかし、この場合にあって
は、図19において歯113が歯115に当接する範囲
gが大きいのに対し、図16に示すように歯91が歯9
3に当接する範囲iが小さくなるため、当接する頻度を
少なくすることができる。なお、当接したときにでもキ
ャリア部材3を押し込むことができるように、第6歯車
45とラック46との間には逃げが形成されており、そ
の逃げの量は、図19に示す画像読取装置における逃げ
の量よりも、(g−i)分少なくなっている。この結
果、キャリア部材3を差し込み易くすることができると
共に、キャリア部材3を移動させながら画像データを読
み取る際における移動精度や位置決め精度の低下を極力
少なくすることができる結果、画像データの読取精度の
低下を防止することができる。さらに、ピニオンまたは
ラックのいずれかを移動させてピニオンとラックの歯同
士の当接を避けるという複雑な構造に比較して、簡易な
構成で確実に歯同士の当接を避けることができる。
【0026】さらに、同図(c)に示すように、キャリ
ア部材3の側面(厚み面)であって孔部55寄りの原稿
窓51の中間部位近辺には、孔部55上の透過原稿4を
画像読取位置に位置合わせするための切欠き58が形成
されている。一方、本体ケースK内にはインタラプタが
配置されており(図示せず)、インタラプタがキャリア
部材3の先端部と共に切欠き58の通過を検出すれば、
メインCPU71(図13参照)が、その通過検出信号
に基づいて、第2モータ41に対してモータ駆動用のド
ライブ信号を出力することにより、透過原稿4の位置合
わせを行うことができるようになっている。
【0027】前述した照射部13は、図1に示すよう
に、インバータ回路61と、画像読取の際の光源である
キセノンランプ62,63,64と、キセノンランプ6
2,63,64からの光を拡散する拡散板65とを備え
ている。キセノンランプ62,63および64は、それ
ぞれ、ランプ制御部81(図13参照)によって一定の
順番で点灯するように制御され、青色、緑色および赤色
の波長の光を発光する。この結果、CCD25によって
透過原稿4を透過した3色がそれぞれ光電変換されて、
後述する画像制御部内のバッファRAM82(図13参
照)にカラー画像の画像データが前記3色毎に記憶され
る。なお、光源はキセノンランプに限らず、例えば、前
述した3色をそれぞれ発光可能な3つのLEDや、3色
を含む光を発光可能な蛍光灯などを使用してもよい。
【0028】次に、図13を参照して、画像読取装置1
の制御系統について説明する。
【0029】同図に示す回路ブロック図は、画像読取装
置1の制御回路70を含む主要回路を示しており、各電
気回路部品は、前述したプリント基板16に搭載されて
いる。制御回路70は、各種処理の中核をなすメインC
PU71と、メインCPU71の制御下で画像処理を実
行する画像処理ゲートアレイ72と、CCD25から出
力される画像信号をA/D変換するA/D変換部73
と、画像データや各種信号を所定の通信フォーマットの
データに変換すると共に変換したデータをホストコンピ
ュータである画像表示装置とメインCPU71との間で
受け渡すインターフェース部74と、メインCPU71
のドライブ信号に基づいて第1および第2モータ32,
41をそれぞれ駆動する第1モータドライバ75および
第2モータドライバ76とを備えている。また、ゲート
アレイ72は、インバータ回路61を介して点灯制御信
号を出力することによりキセノンランプ62〜63の点
灯を制御するランプ制御部81と、画像データを記憶す
るバッファRAM82と、A/D変換部73から出力さ
れる画像データを取り込んで各画素に対応させてバッフ
ァRAM82に記憶させると共にシェーディング補正や
白黒色基準調整などを実行する画像制御部83と、メイ
ンCPU71から出力される蓄積間隔信号やシフト信号
およびクロック信号に従ってCCD制御信号を出力する
ことによりCCD25の光電変換を制御するCCD制御
部84とを備えている。
【0030】次いで、画像読取装置1における画像読取
処理について説明する。
【0031】まず、キャリア差込口11にキャリア部材
3が差し込まれると、その先端部がインタラプタを通過
することにより、インタラプタが通過検出信号をメイン
CPU71に出力する。メインCPU71は、ドライブ
信号を出力し、第2モータ41を駆動することによっ
て、キャリア部材3を本体ケースK内の所定待機位置に
案内する。この状態で、インターフェース部74を介し
て画像表示装置からプレビュー信号が出力されると、メ
インCPU71は、ドライブ信号を第2モータドライバ
76に出力することにより第2モータ41を駆動させ、
先端部の通過検出信号が出力されるまでキャリア部材3
を移動させる。このときに、孔部54がキセノンランプ
62〜64の真下に位置する。次いで、メインCPU7
1は、キセノンランプ62〜64を点灯させずに、CC
D制御部84にCCD制御信号を出力することによりC
CD25からの画像データを画像制御部83に読み取ら
せる。次に、メインCPU71は、画像制御部83に対
して、このときの画像データを0階調の輝度レベルに設
定させることにより黒色レベル調整を行う。この場合、
画像データの輝度レベルは、各色毎に256階調に設定
されており、0階調が黒レベルに、256階調が白レベ
ルにそれぞれ対応する。
【0032】次に、メインCPU71は、キセノンラン
プ62〜64を点灯させると共に、画像制御部83に対
してCCD25からの画像データを読み取らせる。メイ
ンCPU71は、このときに読み取った画像データの最
大値が230〜250程度の階調になるように、内蔵R
OMに記憶されているγテーブルに従い第2モータ41
の駆動速度を調整したり、キセノンランプ62〜64の
点灯時間をそれぞれ調整したりすることにより白色レベ
ル調整を行う。同時に、メインCPU71は、画像制御
部83に対して、シェーディング補正を実行させる。つ
まり、キセノンランプ62〜64の光量や反射板23の
反射係数および集光レンズ24の収差などによって、C
CD25の1列の画像データが均一に255階調になる
ように補正データを生成する。この場合、孔部54にネ
ガフィルムの茶ベースフィルムが取り付けられていると
きは、その茶ベースフィルムを介して透過した輝度を白
レベルとし、茶ベースフィルムが取り付けられていない
ときには、孔部54を直接通過した光の輝度が白レベル
になるように自動的に補正データを生成する。これらの
処理によって、自動的に、画像データの輝度レベルのダ
イナミックレンジを最も大きくすることができる。な
お、上述した一連の作業において、先端部を検出して孔
部54によって黒色レベル調整や、白色レベル調整およ
びシェーディング補正を行っているが、孔部55によっ
てこれらの調整などを行ってもよい。
【0033】次に、メインCPU71は、ドライブ信号
を出力することにより、先頭(1つ目)の原稿窓51の
端部が読取位置の先頭に位置するようにキャリア部材3
を移動させた後に、画像の読取りを開始する。画像の読
取りに際しては、メインCPU71からランプ制御部8
1に各種パラメータが出力されることにより、ランプ制
御部81が、インバータ回路61に点灯制御信号を出力
し、これにより、キセノンランプ62〜64が点灯す
る。メインCPU71は、ドライブ信号およびCCD制
御信号を出力しながら、画像制御部83に画像の画像デ
ータを読み取らせる。
【0034】読み取られた画像データは、画像制御部8
2によってシェーディング補正、色補正および拡大縮小
処理が行われた後に一旦バッファRAM83に記憶され
る。そして、メインCPU71は、バッファRAM83
に記憶された画像データを読み込み、インターフェース
部74に出力する。同時に、インターフェース部74
は、画像データを所定の通信フォーマットのデータに変
換し、変換したデータを画像表示装置に出力する。
【0035】メインCPU71は、1つ目の原稿窓に対
応する透過原稿4の画像を読み取った後、ドライブ信号
を継続して出力し、第2モータ41を所定ステップ数回
転させて2番目の原稿窓51の端部が読取位置の先頭に
位置するようにキャリア部材3を移動させる。次いで、
メインCPU71は、ランプ制御部81および画像制御
部83に対して、それぞれ各種パラメータを出力するこ
とによって画像制御部83に透過原稿4の画像データを
読み取らせる。メインCPU71は、これらの処理を繰
り返して、順次、第3番目〜第6番目の原稿窓51,5
1・・の透過原稿4の画像データを読み取らせると共
に、その都度、画像データをインターフェース部74に
出力する。なお、このプレビュー処理においては、CC
D25において、複数の隣り合ったCCD素子の出力を
まとめて1つの画素データとすることにより、本画像読
取り時の解像度よりも低い50〜300dpi程度の解
像度で読取りが行われる。これにより、プレビューの読
取時間の短縮化が図られる。また、画像読取精度が多少
低くてもよいため、キャリア台12とキャリア部材3と
の間での多少のがたが許容されるため、例えば、キャリ
ア差込口11の開口面積を広くしたり、ラック46と第
6歯車45との間に逃げを設けることによって噛合を緩
めたりすることにより、キャリア部材3の本体ケースK
内への差し込みを容易にすることができる。
【0036】画像表示装置は、入力した画像データを画
像データRAM(図示せず)に記憶し、所定のキー操作
が行われると、指定した原稿窓51の透過原稿4の画像
をディスプレイ装置に表示する。
【0037】一方、使用者が、ディスプレイ装置上で画
像の確認をした後に、キー操作によりコマ指定すると、
インターフェース部74を介して画像表示装置からメイ
ンCPU71にコマ指定信号が出力される。メインCP
U71は、第2モータドライバ76にドライブ信号を出
力することにより、第2モータ41を所定ステップ数だ
け駆動させ、指定されたコマの原稿窓51が読取位置の
先頭に位置するようにキャリア部材3を案内する。次い
で、メインCPU71は、本画像読取りを開始し、第1
モータドライバ75にドライブ信号を出力することによ
り、キャリア台12が原稿窓51の1コマ分だけ移動す
るように、第1モータ32を所定ステップ数だけ駆動さ
せる。また、これと同時に、メインCPU71は、点灯
制御信号およびCCD制御信号を出力することにより、
前述したシェーディング補正や白黒色基準調整などを実
行すると共に画像データを読み取る。この場合、第1モ
ータ32の1ステップ数の回転におけるキャリア台12
の移動距離が極めて小さいため、高い精度で画像を読み
取ることができる。この読み取られた画像データは、前
述したのと同じようにして、メインCPU71によって
インターフェース部74を介して画像表示装置に出力さ
れる。この後、画像表示装置では、画像データに基づく
画像の表示処理、画像データの輝度調整などの画像加工
・修正処理、任意のコマの画像を他のコマの画像にはめ
込むはめ込み処理、およびMO(光磁気ディスク)やD
AT、MD、フロッピーディスクなどの記憶媒体への書
込処理などが行われる。
【0038】なお、以上の実施形態では、透過原稿4を
透過する光に基づいて画像読取を行う例について説明し
たが、これに限らず、反射光に基づいて画像読込みする
場合にも適用できるのは勿論である。
【0039】また、ラック46は、本実施形態ではすく
ばラックで形成したが、はすばラックで形成することも
できるし、適宜その形状を変更することができる。ま
た、キャリア部材3側にモータおよびそのモータに軸着
されるピニオンを設け、画像読取装置1側にラックを設
けることも可能である。ただし、かかる場合には、キャ
リア部材3側にモータや電源などを配設する必要がある
ため、キャリア部材3の薄型化および小型化のために
は、本実施形態で示したように、キャリア部材3側にラ
ックを配設することが好ましい。
【0040】さらに、本実施形態では、ピニオンと噛合
する最初の歯91のみの全歯たけを他の歯92の全歯た
けよりも低く形成しているが、これに限らず、歯91の
次の歯92についても全歯たけを低く形成したり、全歯
たけを順次高くするように形成したりしてもよい。
【0041】
【発明の効果】以上述べたように請求項1記載の原稿装
着装置によれば、ピニオンと噛合する少なくとも最初の
歯の全歯たけを他の歯の全歯たけよりも低く形成したの
で、両者が当接したときにでも原稿装着装置を押し込む
ことができるように、ピニオンとラックとの間に逃げを
形成する場合には、その逃げの量を少なくすることがで
きる。これにより、原稿装着装置を差し込み易くするこ
とができると共に、原稿装着装置を移動させながら画像
データを読み取る際における移動精度や位置決め精度の
低下を極力少なくすることができる結果、画像データの
読取精度の低下を防止することができる。
【0042】請求項2記載の原稿装着装置によれば、ラ
ックの最初の歯と次の歯との歯溝の幅が基準の歯溝幅よ
りも大きくなる結果、ラックの最初の歯と次の歯との歯
溝にピニオンの歯先が入り易くなるため、原稿装着装置
を画像読取装置に差し込み易くなる。
【0043】請求項3記載の原稿装着装置によれば、ラ
ックの最初の歯と次の歯との歯溝幅が大きくなるため
に、ピニオンの歯先が入り易くなると共に、ラックの先
頭から2番目の歯がピニオンの歯と当接する位置に来る
ときには、ラックの先頭の歯がピニオンのその前の歯に
既に接触しているため、ラックの2番目の歯がピニオン
の歯に当接しない結果、原稿装着装置を画像読取装置に
差し込み易くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る画像読取装置の右側面断面図
である。
【図2】本実施形態に係る画像読取装置の正面透視図で
ある。
【図3】本実施形態に係る画像読取装置におけるキャリ
ア案内部およびキャリア台案内部の右側面図である。
【図4】本実施形態に係る画像読取装置におけるキャリ
ア案内部およびキャリア台案内部の正面図である。
【図5】本実施形態に係る画像読取装置におけるキャリ
ア案内部およびキャリア台案内部の平面図である。
【図6】本実施形態に係る画像読取装置におけるキャリ
ア案内部の右側面図である。
【図7】本実施形態に係る画像読取装置におけるキャリ
ア案内部の正面図である。
【図8】本実施形態に係る画像読取装置におけるキャリ
ア案内部の平面図である。
【図9】本実施形態に係る画像読取装置におけるキャリ
ア台案内部の右側面図である。
【図10】本実施形態に係る画像読取装置におけるキャ
リア台案内部の正面図である。
【図11】本実施形態に係る画像読取装置におけるキャ
リア台案内部の平面図である。
【図12】(a)はキャリア部材の平面図であり、
(b)はキャリア部材の右側面図であり、(c)はキャ
リア部材の左側面図であり、(d)はキャリア部材の断
面図であり、(e)はキャリア部材の正面図である。
【図13】本実施形態に係る画像読取装置の主要回路ブ
ロック図である。
【図14】本実施形態に係るキャリア部材におけるラッ
クの部分拡大図である。
【図15】本実施形態に係るラックと第6歯車との噛合
関係を示す部分拡大図である。
【図16】本実施形態に係るラックと第6歯車との噛合
関係を示す部分拡大図である。
【図17】本発明に係るラックとピニオンとの噛合関係
を説明するための図である。
【図18】本発明に係るラックとピニオンとの噛合関係
を説明するための図である。
【図19】従来の画像読取装置におけるラックとピニオ
ンとの噛合関係を説明するための図である。
【符号の説明】
1 画像読取装置 3 キャリア部材 4 透過原稿 45 第6歯車 46 ラック 91 歯 92 歯

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像読取装置に画像データを読み取らせ
    るための原稿を装着可能に構成され、前記画像読取装置
    に配設されたピニオンに噛合するラックを有し前記ピニ
    オンの回動に応じて前記画像読取装置内を移動する原稿
    装着装置において、 前記ラックは、前記ピニオンと噛合する少なくとも最初
    の歯の全歯たけが他の歯の全歯たけよりも低く形成され
    ていることを特徴とする原稿装着装置。
  2. 【請求項2】 前記ラックは、前記少なくとも最初の歯
    の歯元幅が他の歯の歯元幅よりも狭く形成されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の原稿装着装置。
  3. 【請求項3】 前記ラックは、前記少なくとも最初の歯
    と次の歯のピッチが基準ピッチよりも広く形成されてい
    ることを特徴とする請求項1または2記載の原稿装着装
    置。
JP8073740A 1996-03-28 1996-03-28 原稿装着装置 Pending JPH09266522A (ja)

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