JPH09267362A - 射出成形金型 - Google Patents

射出成形金型

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JPH09267362A
JPH09267362A JP8019296A JP8019296A JPH09267362A JP H09267362 A JPH09267362 A JP H09267362A JP 8019296 A JP8019296 A JP 8019296A JP 8019296 A JP8019296 A JP 8019296A JP H09267362 A JPH09267362 A JP H09267362A
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plate
injection molding
insert
mold
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JP8019296A
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Kazuo Saito
一男 齊藤
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は射出成形金型における固定側入子と
可動側入子の芯ズレの調整を金型の組み込み状態下に遂
行し得る射出成形金型の提供を目的とする。 【解決手段】 射出成形用金型30における可動側レン
ズ入子47を連結した突き出しロッド53の外周に係合
孔60を配設して回動工具70による回動機構を設ける
とともに突き出しロッド53のフランジ部61の底面6
3に複数の係合孔65を配設し、かつ突き出し板下板5
2のネジ穴66にネジ部材64を螺着して回動規制機構
を設けることにより構成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスチックレン
ズ等のプラスチック部品の成形に使用する射出成形金型
に関するもので、特に、前記プラスチック部品における
円形状のプラスチックレンズ等の円形状のプラスチック
部品の成形に適する射出成形金型に関する。
【0002】
【従来の技術】プラスチックレンズ等のプラスチック部
品の射出成形金型としては、特開昭61−266216
号公報に従来の射出成形用金型として記載される図10
の構成から成る金型が公知である。
【0003】すなわち、同図示の射出成形用金型1は、
固定金型部2と可動金型部3とより構成されており、両
金型部2,3は互の接合面(型合せ面)4にて固定接
合、分離自在に構成されている。
【0004】一方の固定金型部2は、固定側型板(コア
ープレート)5およびこれを取付ける固定側取付板6か
ら成り、コアープレート5には、固定側スリーブ7を介
して、射出成形製品としてのプラスチックレンズの所定
の形状を反転させたレンズ成形面を有する固定側レンズ
入子8を嵌装するとともにこの固定側レンズ入子8を取
付ボルト9により固定し、かつテーパーブッシュ10を
装着してある。
【0005】さらに、コアープレート5の中央部には湯
道であるスプール11、ランナ12および前記固定側レ
ンズ入子8の成形面と対をなす可動側レンズ入子の成形
面とにより構成されるキャビティ13とのゲート14が
設けられている。
【0006】他方の可動金型部3は、可動側型板(キャ
ビティプレート)15およびこれの取付板19から成
り、キャビティプレート15には可動側スリーブ16を
介して、前記固定側レンズ入子8の成形面と対をなす成
形面を有する可動側レンズ入子17を嵌装するとともに
この可動側レンズ入子17をキャビティプレート15の
受け板の受け板18とキャビティプレート15の取付板
19間のスペーサブロック20内に内装されている突き
出し板21,22に後端23bが保持される突き出しロ
ッド23の上端23aに連結せしめてある。
【0007】また、前記キャビティプレート15には、
前記コアプレート5に装着したテーパーブッシュ10に
嵌合するテーパーガイド24を取付けるとともに中央部
に前記突き出し板21,22にその後端25aを連結し
たゲートシャットピン25のスライド孔26を設けるこ
とにより構成されている。
【0008】しかして、かかる構成から成る射出成形用
金型1は、少なくとも2対以上のテーパーブッシュ10
とテーパーガイド24を、コアプレート5およびキャビ
ティプレート15に埋設し、これによって固定側レンズ
入子8と可動側レンズ入子17の芯ズレを抑え、成形品
の成形精度を向上し得るようにしたものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来の射出成形用金型1においても、コアプレート5
に固定側レンズ入子8を嵌装する際に開口する嵌合孔の
内径は、固定側レンズ入子8の外径間(図示の構成にお
いては、固定側スリーブ7の外径)に若干のクリアラン
スが要求され、かつ、前記入子8を固定側型板6に取付
ボルト9にてネジ止めする際に、必然的に同入子8の偏
りが発生することを否めないものである。
【0010】特に、前記可動側レンズ入子17は、摺動
自在に嵌装するもので、可動側スリーブ16と同入子1
7間のクリアランスは大きく設計することが要求される
ものである。従って、両入子8,17間における芯ズレ
は成形レンズの光軸のズレとなってあらわれる。また、
前記入子8,17の成形面の加工にも加工誤差を生ずる
ため、これも成形レンズの光軸のズレの要因となる。し
かし、これらの要因については、金型構造上、回避し難
いものである。
【0011】因って、現況において、前記要因による成
形レンズの光軸のズレが規格の許容範囲外の場合には、
これを満たす成形を遂行し得る迄、金型を分解し、前記
入子8,17を回動しつつ調整する等の型組を繰り返し
行わなければならないもので、非常に面倒で、煩雑な作
業が要求されるとともに、金型の分解、組立に時間を要
し、この種のプラスチックレンズ等のプラスチック部品
の生産性を低下させる問題点であった。
【0012】本発明は、このような従来の射出成形用金
型における問題点に鑑みて開発されたもので、射出成形
金型の組立状態下において、プラスチック部品の成形面
を有する入子を回動することにより、成形品の両入子の
成形面間における芯ズレを調整し得る射出成形金型の提
供を目的とするものである。
【0013】上記目的を達成するために、請求項1の発
明は、一対の固定側入子と可動側入子の成形面によりプ
ラスチックレンズ等のプラスチック部品を成形する射出
成形金型において、前記可動側入子を固定するととも
に、可動側入子をスライドして突き出すためのスライド
部材と、スライド部材を回転するための回転機構と、ス
ライド部材の回転を規制する回動規制機構とを有するこ
とを特徴とする。また、請求項2の発明は、スライド部
材の回動規制機構は、スライド部材に設けた複数の係合
孔とこの係合孔に係合する係合部材としたことを特徴と
する。また、請求項3の発明は、前記スライド部材の回
動規制機構は、前記スライド部材の保持部材である突き
出し板上板と突き出し板下板との間に挟持されるフラン
ジ部の上もしくは底面の周方向に適宜の間隔を置いて配
設した複数の係合孔と、この係合穴に係合するように前
記突き出し板上板もしくは下板に備えた係合部材と、か
ら構成したことを特徴とする。また、請求項4の発明
は、係合部材はネジ部材であることを特徴とする。ま
た、請求項5の発明は、係合部材はボールプランジャで
あることを特徴とする。請求項1の発明では、固定側入
子と可動側入子との芯ズレを調整する際、射出成形金型
本体は組み込んだ状態のまま、可動側入子を固定したス
ライド部材を回転機構によって回動するとともに、調整
後、回転規制機構によってスライド部材の回動を規制す
る。。請求項2の発明では、回転機構の係合孔または係
合突起に回動工具の係合部を係合し、回動工具によって
スライド部材を回動する。請求項3乃至請求項5の発明
では、スライド部材に設けた係合孔に係合部材を係合し
てスライド部材の回動を規制する。
【0014】本発明の上記構成から成る射出成形金型に
よれば、金型が組み込まれた状態において、スライド部
材の回動機構を介してスライド部材を回動しつつ可動側
入子を、回動することによって、これと対をなす固定側
入子との芯ズレを調整することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)本発明の実施の形態1を図1〜図6に
より以下に説明する。まず、図1は本発明における実施
の形態1の射出成形金型の断面図、図2は突き出しロッ
ドの部分的な斜視図、図3は突き出しロッドのフランジ
部の部分的な断面図、図4は突き出しロッドの回動用工
具の斜視図、図5および図6は固定側入子と可動側入子
の芯ズレの調整方法を示す説明図である。 さて、図1
において、本実施の形態における射出成形金型30は、
前記した図10の射出成形用金型1とその基本的な構成
を同じくするものである。
【0016】すなわち、図1の射出成形用金型30は、
固定金型部32と可動金型部33とより構成されてお
り、両金型部32,33は互の接合面(型合せ面)34
にて固定接合、分離自在に構成されている。
【0017】一方の固定金型部32は、固定側型板(コ
アープレート)35およびこれを取付ける固定側取付板
36から成り、コアープレート35には、射出成形製品
としてのプラスチックレンズの所定の形状を反転させた
レンズ成形面を有する固定側レンズ入子38を嵌装する
とともにこの固定側レンズ入子38を取付ボルト39に
より固定し、かつテーパーブッシュ40を装着してあ
る。
【0018】さらに、コアープレート35の中央部には
湯道であるスプール41、ランナ42および前記固定側
レンズ入子38の成形面と対をなす可動側レンズ入子の
成形面とにより構成されるキャビティ43とのゲート4
4が設けられている。
【0019】他方の可動金型部33の構成は以下の通り
である。可動金型部33を構成する取付板46はスペー
サブロック50を介して受け板48を固定し、受け板4
8は可動側型板(キャビティプレート)45を固定して
いる。キャビティプレート45には、上記テーパープッ
シュ40に嵌合してコアプレート35をキャビティプレ
ート45との位置出しを行うためのテーパーガイド54
が取付けられている。
【0020】また、前記キャビティプレート45の中央
部に設けたスライド孔58には、スプール41を突き出
すためのエジェクタピン56が摺動自在に備えられてお
り、エジェクタピン56の後端56bは、スペーサブロ
ック50によって形成される受け板48と取付板46と
の間に配置された突き出し板上板51、下板52によっ
て挟まれて保持されている。また、キャビティプレート
45に形成された挿入孔91には、上記固定側レンズ入
子38の成形面と対をなす成形面を有する可動側レンズ
入子47が挿入されている。この可動側入子47は、取
付ボルト59によって突き出しロッド53の上端53a
に固定されている。
【0021】突き出しロッド53は、可動側レンズ入子
47を回動するとともに、可動側レンズ入子47をスラ
イドさせて接合面34方向に突き出すためのスライド部
材である。突き出しロッド53の後端53bにはフラン
ジ部61が突設され、このフランジ部61は、突き出し
板上板51に設けた保持部62内にて回動自在となるよ
う、上記突き出し板上板51、下板52によって挟持さ
れている。また、フランジ部61より上方に位置する先
端部53aと可動側レンズ入子47とがスライド及び回
動し得るよう、キャビティプレート45、受け板48お
よび突き出し板上板51には、逃げ部分として、開口部
80,81,82を設けている。
【0022】次に、上記可動金型33における可動側入
子47のスライド部材である突き出しロッド53の回動
機構について説明する。回動機構は、上記突き出しロッ
ド53の外周に配設した係合孔60からなり、この係合
孔60は、図2に示す通り、突き出しロッド53の外周
の周方向に30度づつ間隔をおいて12箇所に等角に配
置してある。この係合孔60は、突き出しロッド53を
回転さる際に、図4に示す回動工具70を係合させるた
めの部位である。回動工具70は、図4に示す通り、2
つの挟持片73と各挟持片73の先端に設けた湾曲部と
を弾性部材(例えば弾性を有する板材)により一体に形
成したものである。上記湾曲部74は突き出しロッド5
3の外径(図2参照)に対応した形状であるとともに、
湾曲部74の端部には、突き出しロッド53の係合孔
(図2参照)に対応する係合部である係合爪71を突設
している。
【0023】次に、図1に示した上記可動金型部33に
おける可動側入子47のスライド部材である突き出しロ
ッド53の回動規制機構について説明する。回動規制機
構は、突き出しロッド53のフランジ部61の底部63
に配設した係合孔65と、この係合孔65に係合する係
合部材であるネジ部材64とより構成される。係合孔6
5は、フランジ部61の周方向に30度づつの間隔をお
いて12箇所に配設されており、これら係合孔65に係
合するネジ部材64は、突き出し板下板52に設けられ
たネジ孔66に螺着している。ネジ孔66の後方、すな
わち、取付板46におけるネジ部材64との対応位置に
は開口部67が設けられており、開口部67からネジ回
し等の工具を差し込み、ネジ部材64を締めたり緩めた
りすることで突き出しロッド53の回動の規制および規
制の解除を行う。
【0024】具体的には、ネジ部材64を締め込み、係
合孔65とネジ部材64とを係合させることで突き出し
ロッド53の回動を規制するとともに、ネジ部材64を
緩め、係合孔65とネジ部材64との係合を解除するこ
とで、突き出しロッド53の回動の規制を解除するので
ある。
【0025】尚、前記構成中、突き出しロッド53の回
動機構において突き出しロッド53の外周に配設した係
合孔60については、回動用工具70による突き出しロ
ッド53の回動操作を遂行することを目的として形成さ
れるもので、係合孔60は、これの回動に使用する回動
用工具の種類によって、その構成を変形して実施され
る。
【0026】例えば、回動用工具70の挟持片73の湾
曲部74に係合孔(不図示)を設けるとともにこの工具
の係合孔に係合する係合突起を、前記突き出しロッド5
3の外周に、前記係合孔60に換えて配設することによ
り実施することが可能である。
【0027】また、突き出しロッド53の回動機構およ
び回動規制機構の構成において、前記突き出しロッド5
3の外周の係合孔60のフランジ部61の底面63の係
合孔65の配設状態については、周方向に30度毎の間
隔を置いて配設したのであるが、かかる配設状態に限定
されるものではない。
【0028】すなわち、回動工具70による突き出しロ
ッド53の回動操作が、射出成形用金型30の全体の構
成上から、支障をきたすことがない範囲内にて実施され
なければならず、それによって、一回の回動操作によっ
て突き出しロッド53を回動し得る角度に制約を受ける
場合もある得るので、その状況下に最適な構成による実
施が望まれる。
【0029】従って、前述の実施の形態1の構成は、3
0度毎の配設による場合を示したので、一回の回動操作
により、突き出しロッド53を左右いずれかの方向に3
0度回動し得るが、これを、さらに30度以下の細い角
度毎の配設による実施も勿論可能である。尚、突き出し
ロッド53の外周に設ける係合孔60については、前述
したように工具70による回動操作上の構成のもので、
必ずしもネジ部材64の係合孔65の配設状態に対応さ
せた構成が要求されるものではなく係合孔60の数につ
いても工具70の構成に対応せしめた構成にすれば足り
る。
【0030】さて、以上の構成から成る本実施の形態1
における射出成形金型30を射出成形機(図示省略)に
載せて、射出成形型30によるプラスチックレンズの成
形を行う。成形したプラスチックレンズ成形品から、固
定側レンズ入子38と可動側レンズ入子47の芯ズレを
測定する。
【0031】いま、その測定結果が図5に示すものであ
ったとする。図5において、外接する円90,91はコ
アープレート35およびキャビティプレート45に開口
された固定側レンズ入子38および可動側レンズ入子4
7の挿入孔90,91に相当する円を示すとともに円3
8,47は両入子38,47の軸心イ,ロにおける外径
に相当する円を示している。
【0032】尚、同図においての各円のうち説明上、挿
入孔90,91の円90,91は同一円とするとともに
両入子38,47の外径の円38,47は小さく示し、
いずれも図1の矢印方向からのものである。因て、図5
における両入子38,47の軸心イ,ロの芯ズレを調整
する場合には、射出成形金型30を射出成形機から一旦
下ろし、取付板46に開口したネジ部材64の調整用の
開口部67を介してネジ部材64を一旦暖めて、ネジ部
材64を突き出しロッド53のフランジ部61の底面6
3の配設された係合孔65との係合を解除し得る状態と
する。尚、芯ズレを調整する際、射出成形金型30を開
き、突き出し板51,52を接合面34側に突き出しし
た状態としたときに、ネジ部材64を回動させるため、
ネジ回し等の工具を突き出し板52と取り付け板46と
の間に入れてネジ部材64を回動させることができると
ともに、回動工具70による突き出しロッド53の回動
動作を行い得るのであれば、射出成形金型30を射出成
形機から下ろす必要はない。そのため、芯ズレを調整す
る際に射出成形金型を下ろす必要のない場合には、開口
部67を設ける必要はない。
【0033】しかる後、図4に示す回動用工具70を受
け板48と突き出し板51間に形成される空間より装入
しつつ突き出しロッド53の外周に両挟持片73の先端
部の湾曲部74,74嵌合し、かつ湾曲部74,74の
係合爪71,71を突き出しロッド53の外周に設けら
れた係合孔60に係合する。
【0034】この状態において、回動用工具70を保持
し、これを左右いずれかの方向に回動することにより、
突き出しロッド53を回動することができると同時に、
この突き出しロッド53に連結される可動側レンズ入子
47を回動することができる。
【0035】しかして、前記成形品の測定によって知り
得た両入子38,47間の芯ズレ量に対応する角度だ
け、前述の操作によって可動側レンズ入子47の回動調
整を行った後、再度、ネジ部材64を締付けつつ、フラ
ンジ部61の係合孔65にネジ部材64を係合せしめ
て、突き出しロッド53の回動による位置ズレを防止し
せめるべくして、セットを完了する。
【0036】そこで、再度、通常の射出成形による成形
を実施し、成形レンズにおける芯ズレの測定を行うので
ある。そして、例えば、前述の可動側レンズ入子47の
回動操作によって図6の状態の両入子38,47の軸心
のズレが許容範囲内に調整されたことを確認した後に、
射出成形金型30による本来の射出成形を実施するもの
である。
【0037】尚、前述の工具70による回動操作は、一
回の回動角度が30度回動されると、フランジ部61の
底面63に配設される係合孔65が30度毎に配設され
ている関係上、左右いずれかの回動方向に隣接して配設
される係合孔65に係合して、その回動が一旦停止され
ることになる。
【0038】そして、再度、工具70による回動操作を
繰り返すことにより、可動側レンズ入子47の30度毎
の回動調整を実施することができる。
【0039】[効果]以上の説明から明らかな通り、実
施の形態1による射出成形金型30によれば、従来の構
造を大幅に改造することなく簡単な構造によって金型を
組み込んだ状態下に、突き出しロッド53の回動操作に
より、可動側レンズ入子47を可動調整することがで
き、固定側レンズ入子38間における芯ズレを調整する
ことができる。
【0040】また、突き出しロッド53の回動操作によ
る可動側レンズ入子47の回動は30度毎の回動が可能
で、芯ズレ調整に要求される正確な位置合わせの実施が
実現できる。そして、突き出しロッド53のフランジ部
61の底面63に配設する各係合孔65の配設間隔を3
0度より細かくすることにより、さらに高精度の位置合
わせ調整を可能ならしめることができる。
【0041】尚、本実施の形態では、ネジ部材64を突
き出し板下板52に螺着したが、突き出しロッド53の
フランジ部61を大きくし、このフランジ部61の突き
出し板上板51側に係合孔65を設けるとともに、突き
出し板上板51にネジ部材64を螺着してもよい。この
場合、芯ズレの調整のために射出成形金型30を射出成
形機から下ろす必要がなく、また、開口部67を設ける
必要もない。
【0042】
【実施の形態2】図7は本発明射出成形金型の実施の形
態2を示す要部の断面図である。実施の形態2は図1の
実施の形態1における突き出しロッド53の回動規制機
構の構成を設計変更したものである。すなわち、図7に
示す如く、突き出し板上板51のネジ穴66に係合部材
としてボールプランジャ76を螺着することにより、突
き出しロッド53の回動規制機構を構成したものであ
る。
【0043】そして、ネジ穴66に螺着したボールプラ
ンジャ76の突き出しロッド53のフランジ部61の底
面63における係合孔65との係合状態は、突き出しロ
ッド53を押し上げるような押圧力が発生することな
く、しかも、外力が加わることなく突き出しロッド53
が回動することがないように調整しつつネジ穴66に螺
合する。その他の構成は実施の形態1と同様の構成から
成るもので、具体的な図示並びに詳細な説明を省略す
る。
【0044】[作用]当該実施の形態2の射出成形金型
30によれば、固定側レンズ入子38と可動側レンズ入
子47の芯ズレ調整を実施の形態1の射出成形金型30
と同様の方法により実施することができるとともに実施
の形態1の射出成形金型30の場合には、突き出しロッ
ド53の回動規制機構を構成するネジ部材64の操作
上、これを緩める操作が必要であったために、金型を成
形機構から降ろす必要があったが、当該実施の形態2の
場合には、その必要なく、ボールブランジ76の効能に
よって、即座に突き出しロッド53を回動機構を介して
回動操作することが可能である。
【0045】[効果]本実施の形態2によれば、実施の
形態1と同様の効果を得ることができることに加えて突
き出しロッド53の回動操作に際する作業を、実施の形
態1の場合のようにネジ部材64を緩めたり、調整後、
これを締め付けたりする作業を省くことができ、かつ、
実施の形態1におけるネジ部材64を調整する際に要求
される金型自体を成形機から降ろす作業を省くことがで
きる。
【0046】
【実施の形態3】図8および図9は本発明の実施の形態
3を示すもので、図8は要部の断面図、図9は、突き出
しロッド53の回動規制機構を構成するフランジ部61
における係合孔の配設状態とボールプランジャの配設状
態を示す説明図である。
【0047】さて、本発明における実施の形態3は、実
施の形態1の射出成形金型30における突き出しロッド
53の回動規制機構の構成を設計変更したものである。
すなわち、突き出しロッド53のフランジ部61の上面
78を突き出し板上板51の保持部62の天面79間
に、突き出しロッド53の可動機構および回動規制機構
を作用し得るクリアランス84(例えば0.1mm)を
設けるとともにフランジ部61の上面の周方向に30度
づつの間隔をの間隔を置いて複数の係合孔85を配設
し、かつ突き出し板上板51の保持部62の天板部86
には、図9に示す如くこれに開口した一方のネジ穴87
に対して周方向に165度の位置に他方のネジ穴89を
開口し、両ネジ穴87,89にそれぞれ、実施の形態2
におけるボールプランジャ76と同様のボールプランジ
ャ88を係合部材として螺着することにより構成したも
のである。
【0048】尚、本実施の形態3においは、2個のボー
ルプランジャ88を配設して構成したが、一方のネジ穴
87に対する1個のボールプランジャ88による実施お
よびこれに換えて実施の形態1におけるネジ部材64に
よる実施も勿論可能である。すなわち、実施の形態1に
おける突き出しロッド53の回動規制機構は、フランジ
部61の底面63に対して係合孔65を配設した実施の
形態であったが、前記の形態は、フランジ部61の上面
78に係合孔85を配設した実施の形態となる。
【0049】[作用]以上の構成から成る実施の形態3
の射出成形金型30によれば、実施の形態2と同様の操
作により、固定側レンズ入子38と可動側レンズ入子4
7の軸心の芯ズレ調整を遂行することができる。
【0050】[効果]本実施の形態3の構成から成る射
出成形金型30によれば、実施の形態1,2と同様の効
果を得られるとともに突き出しロッド53の回動規制機
構を、突き出しロッド53のフランジ部61の上面78
に係合孔85を配設し、かつボールプランジャ88を突
き出し板上板51の天板部86に設けたネジ穴87に螺
着することにより構成したので、実施の形態1,2に要
求される取付板46に開口部67を開口する構成を不要
ならしめることができる。
【0051】また、前記ボールプランジャ88の構成に
おいて、一方のボールプランジャ88に加えて、他方の
ボールプランジャ88を一方のネジ穴87の位置より1
65度の位置に位置せしめて開口したネジ穴89に螺合
せしめて構成したので、実施の形態2の場合の1個のボ
ールプランジャ76の構成に比し、ボールプランジャ8
8による押圧力をバランス良くし、突き出しロッド53
の回動規制作用をスムースに遂行し得る効果が得られ
る。
【0052】そして、特に、前記一方のボールプランジ
ャ88に対する他方のボールプランジャ88が65度の
位置に配設されたことにより、一方のボールプランジャ
88が係合孔85に係合した状態にて、突き出しロッド
53回動機構によって左右いずれかの方向に回動される
と、他方のボールプランジャ88が係合孔85に係合し
た時点にて、その回動が一旦停止される。これは、1個
のボールプランジャ76による回動規制機構に比較し
て、可動角をさらに細かくする効果が得られ、当該実施
の形態3による実施の場合には、係合孔85を30度毎
に配設したので、15度づつの回動規制作用が得られる
ことになる。
【0053】さらに、当該実施の形態3の場合には、突
き出しロッド53のフランジ部61の上面78を突き出
し板上板51の保持部62の天面79間にはクリアラン
ス84を設けたので、回動機構による突き出しロッド5
3の回動操作をスムースに遂行し得る。
【0054】尚、以上の実施の形態1〜3における突き
出しロッド53の回動規制機構の実施の形態としては、
突き出しロッド53の下部にフランジ部61を突設し、
これを突き出し板上板51の保持部62に回動自在に保
持する構成について、説明したのであるが、フランジ部
61を設けずに突き出しロッド53の下部を突き出し板
上板51および下板52間に回動自在に保持し、かつ突
き出しロッド53の下部の底面または外周面とこれに対
向する突き出し板上板51および下板52の保持部面間
にこれまで説明してきた係合孔65,ネジ部材64およ
びボールプランジャ76を配設することにより、実施の
形態1〜3と同様の作用、効果を得られる射出成形金型
の構成実施が可能である。
【0055】また、射出成形金型30における射出成形
品については、プラスチックレンズの成形についての説
明をしてきたのであるが、プラスチックレンズ以外の光
学部品の成形あるいはその他のプラスチック部品の成形
に用いる射出成形金型に同様の作用効果を得つつ実施す
ることが可能である。
【0056】但し、可動側レンズ入子47並びにこれに
換わるプラスチック部品の成形に要求される可動側入子
に連結したスライド部材(以上の実施の形態中では突き
出しロッド53)を回動機構を介して回動しつつ固定側
入子と可動側入子の相対的な芯ズレ調整を遂行するもの
であるから可動側入子が円筒状の構成のものに好適であ
る。しかし、その他の構成の場合にも、必ずしも適用不
可能とは言えず、回動が可能な状態による構成下におい
て実施は可能である。
【0057】また、可動側入子自体は円筒状の構成を保
ち、入子の成形面に所望のプラスチック部品の成形に必
要な成形面を加工することは可能であり、このかぎりお
いても、成形するプラスチック部品の形状が円形状のも
のに限定されることはない。
【0058】
【発明の効果】請求項1乃至請求項5の発明によれば、
従来の射出成形金型に簡単な構成を追加することによ
り、プラスチックレンズ等のプラスチック部品の成形に
おける固定側入子と可動側入子の芯ズレを金型を組み込
んだ状態にて調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明射出成形金型の実施の形態1を示す断面
図。
【図2】同突き出しロッドの一部の斜視図。
【図3】同フランジ部の一部の断面図。
【図4】同回動用工具の斜視図。
【図5】同固定側レンズ入子と可動側レンズ入子の調整
方法の説明図。
【図6】同固定側レンズ入子と可動側レンズ入子の調整
方法の説明図。
【図7】本発明射出成形金型の実施の形態2を示す要部
の断面図。
【図8】本発明射出成形金型の実施の形態3を示す要部
の断面図。
【図9】同回動規制機構の平面図。
【図10】従来の射出成形金型の断面図。
【符号の説明】
30 射出成形金型 38 固定側レンズ入子 47 可動側レンズ入子 51 突き出し板上板 52 突き出し板下板 53 突き出しロッド 60,65 係合孔 61 フランジ部 62 保持部 63 底面 64 ネジ部材 66,89 ネジ穴 67 開口部 70 回動用工具 71 係合爪 72 工具本体 73 挟持片 74 湾曲部 76,88 ボールプランジャ 78 上面 79 天面 84 クリアランス 85 係合孔 86 天板部 87 ネジ穴

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の固定側入子と可動側入子の成形面
    によりプラスチックレンズ等のプラスチック部品を成形
    する射出成形金型において、 前記可動側入子を固定するとともに、可動側入子をスラ
    イドして突き出すためのスライド部材と、 スライド部材を回転するための回動機構と、スライド部
    材の回動を規制する回動規制機構とを有することを特徴
    とする射出成形金型。
  2. 【請求項2】 スライド部材の回動規制機構は、スライ
    ド部材に設けた複数の係合孔とこの係合孔に係合する係
    合部材としたことを特徴とする請求項第1項記載の射出
    成形金型。
  3. 【請求項3】 前記スライド部材の回動規制機構は、 前記スライド部材の保持部材である突き出し板上板と突
    き出し板下板との間に挟持されるフランジ部の上もしく
    は底面の周方向に適宜の間隔を置いて配設した複数の係
    合孔と、 この係合穴に係合するように前記突き出し板上板もしく
    は下板に備えた係合部材と、から構成したことを特徴と
    する請求項第1項記載の射出成形金型。
  4. 【請求項4】 係合部材は、ネジ部材であることを特徴
    とする請求項第2項、第3項記載の射出成形金型。
  5. 【請求項5】 係合部材はボールプランジャであること
    を特徴とする請求項第3項、第4項記載の射出成形金
    型。
JP8019296A 1996-04-02 1996-04-02 射出成形金型 Withdrawn JPH09267362A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008120097A (ja) * 2008-01-30 2008-05-29 Toshin Seiko:Kk プラスチック光学レンズ用射出成形金型ならびにプラスチック光学レンズの製造方法
CN110962300A (zh) * 2018-09-30 2020-04-07 宁波舜宇车载光学技术有限公司 注塑模具及其安装方法以及镜片注塑方法

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