JPH09268456A - ポリエステル運動着 - Google Patents
ポリエステル運動着Info
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- JPH09268456A JPH09268456A JP8073795A JP7379596A JPH09268456A JP H09268456 A JPH09268456 A JP H09268456A JP 8073795 A JP8073795 A JP 8073795A JP 7379596 A JP7379596 A JP 7379596A JP H09268456 A JPH09268456 A JP H09268456A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ポリエステル繊維の特性である形態安定性や
強度保持性を維持しながら、高い吸湿率とソフトな風合
を有し、快適な着用感と空気中のホコリ付着による品位
低下を起こさないポリエステル運動着を提供する。 【解決手段】 ポリエステル運動着は、構成糸として吸
放湿パラメーターΔMRが1%以上であるポリエステル
系フィラメントを含み、JIS L 1094B法によ
る摩擦帯電圧が3kv未満である編物からなり、かつ該
編物の破裂強力が3kg/cm2 以上である。
強度保持性を維持しながら、高い吸湿率とソフトな風合
を有し、快適な着用感と空気中のホコリ付着による品位
低下を起こさないポリエステル運動着を提供する。 【解決手段】 ポリエステル運動着は、構成糸として吸
放湿パラメーターΔMRが1%以上であるポリエステル
系フィラメントを含み、JIS L 1094B法によ
る摩擦帯電圧が3kv未満である編物からなり、かつ該
編物の破裂強力が3kg/cm2 以上である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吸湿性を有するポ
リエステル運動着に関する。さらに詳しくは、ランニン
グシャツ・パンツ,競技シャツ,テニスシャツ,ゴルフ
シャツ,トレーニングウェア,野球ユニフォームなど、
あるいは、より大きなストレッチを必要とする水着,レ
オタード,サイクルパンツなどとして快適に着用できる
吸湿性があるポリエステル運動着に関するものである。
リエステル運動着に関する。さらに詳しくは、ランニン
グシャツ・パンツ,競技シャツ,テニスシャツ,ゴルフ
シャツ,トレーニングウェア,野球ユニフォームなど、
あるいは、より大きなストレッチを必要とする水着,レ
オタード,サイクルパンツなどとして快適に着用できる
吸湿性があるポリエステル運動着に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリエステル繊維は、形態安定性、機械
強度、耐薬品性、耐熱性、洗濯耐久性などに優れるた
め、衣料用途や産業用途などを主体に広く使用されてい
る。しかしながら、その反面で、ポリエステル繊維は極
めて吸湿率が低いため、運動着のように直接肌に触れ
て、あるいは肌側に近い状態で着用される用途には、肌
からの発汗によるムレやベタツキなどを生じる欠点があ
った。
強度、耐薬品性、耐熱性、洗濯耐久性などに優れるた
め、衣料用途や産業用途などを主体に広く使用されてい
る。しかしながら、その反面で、ポリエステル繊維は極
めて吸湿率が低いため、運動着のように直接肌に触れ
て、あるいは肌側に近い状態で着用される用途には、肌
からの発汗によるムレやベタツキなどを生じる欠点があ
った。
【0003】また、ポリエステル繊維は、電荷を帯びや
すく、摩擦帯電圧が高くなるため、着用時に肌へのまと
わりつきが起こりやすい。また、冬場のように環境湿度
の低い時期になると、縫製工場や販売店頭、あるいは家
庭での保管時や着用時に静電気発生の起因して空気中の
ホコリが付着し、運動着が黒っぽくなる品位低下をもた
らすことが問題となっている。
すく、摩擦帯電圧が高くなるため、着用時に肌へのまと
わりつきが起こりやすい。また、冬場のように環境湿度
の低い時期になると、縫製工場や販売店頭、あるいは家
庭での保管時や着用時に静電気発生の起因して空気中の
ホコリが付着し、運動着が黒っぽくなる品位低下をもた
らすことが問題となっている。
【0004】このような点で、快適性の点では、綿に代
表される天然繊維やレーヨンに代表されるセルロース系
合成繊維よりも劣り、運動着用途に使用するに当たって
強い改善要望が出されているのが実情である。このため
天然繊維やセルロース系合成繊維を交編などにより混入
させて編物を作製することが通常良く行われている。し
かし、これらに代表される繊維は、吸湿性が高く快適な
着用が可能であるものの強度が低く、洗濯耐久性が劣
り、さらにしわがおこり易く、形態安定性に欠けるとい
う欠点がある。かつ、天然繊維やセルロース繊維は強力
が弱いため、あまり多く混入させると編物自体の破裂強
力が劣り、運動を目的とするスポーツウェアとして使用
に耐えないという問題が発生する。
表される天然繊維やレーヨンに代表されるセルロース系
合成繊維よりも劣り、運動着用途に使用するに当たって
強い改善要望が出されているのが実情である。このため
天然繊維やセルロース系合成繊維を交編などにより混入
させて編物を作製することが通常良く行われている。し
かし、これらに代表される繊維は、吸湿性が高く快適な
着用が可能であるものの強度が低く、洗濯耐久性が劣
り、さらにしわがおこり易く、形態安定性に欠けるとい
う欠点がある。かつ、天然繊維やセルロース繊維は強力
が弱いため、あまり多く混入させると編物自体の破裂強
力が劣り、運動を目的とするスポーツウェアとして使用
に耐えないという問題が発生する。
【0005】また、上記ポリエステル繊維の欠点を解消
するため、平衡水分率(吸湿率)の高い繊維と合繊繊維
との混繊、合撚、引揃えなどにより布帛として吸湿快適
性を得んとする試みが提案されている。これらによれば
確かに快適性は向上するが、その効果は必ずしも十分と
はいえず、また合成繊維を染色する際に一般に使用され
る分散染料により汚染を生じたり、同色性に劣ったり、
合成繊維本来の物理的特性が失われるという問題点があ
った。
するため、平衡水分率(吸湿率)の高い繊維と合繊繊維
との混繊、合撚、引揃えなどにより布帛として吸湿快適
性を得んとする試みが提案されている。これらによれば
確かに快適性は向上するが、その効果は必ずしも十分と
はいえず、また合成繊維を染色する際に一般に使用され
る分散染料により汚染を生じたり、同色性に劣ったり、
合成繊維本来の物理的特性が失われるという問題点があ
った。
【0006】また、後加工段階で吸湿性を付与する方法
もある。しかし、この方法で十分な吸湿性を得るために
は、吸湿性樹脂を運動着用の編物に多くピックアップさ
せる必要があるため、編物はある程度の厚さが必要であ
り、運動着のような薄地から厚地まである編物の場合に
は、薄地の生地には適さない。また、十分な吸湿性を得
ることができたとしても、編物表面に吸湿性樹脂の被膜
ができるため、風合が硬くなり、運動着として着用した
場合に肌触りが劣ることになる。さらに、洗濯による樹
脂落ちが起こるため、耐久性がなくなるという問題もあ
る。
もある。しかし、この方法で十分な吸湿性を得るために
は、吸湿性樹脂を運動着用の編物に多くピックアップさ
せる必要があるため、編物はある程度の厚さが必要であ
り、運動着のような薄地から厚地まである編物の場合に
は、薄地の生地には適さない。また、十分な吸湿性を得
ることができたとしても、編物表面に吸湿性樹脂の被膜
ができるため、風合が硬くなり、運動着として着用した
場合に肌触りが劣ることになる。さらに、洗濯による樹
脂落ちが起こるため、耐久性がなくなるという問題もあ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上述
した従来技術の問題点を克服し、ポリエステル繊維の特
性である形態安定性や強度保持性を維持しながら、高い
吸湿率とソフトな風合を有し、快適な着用感と空気中の
ホコリ付着による品位低下を起こさないポリエステル運
動着を提供することにある。
した従来技術の問題点を克服し、ポリエステル繊維の特
性である形態安定性や強度保持性を維持しながら、高い
吸湿率とソフトな風合を有し、快適な着用感と空気中の
ホコリ付着による品位低下を起こさないポリエステル運
動着を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明のポリエステル運動着は、構成糸として吸放湿パラメ
ーターΔMRが1%以上であるポリエステル系フィラメ
ントを含み、JISL 1094 B法による摩擦帯電
圧が3kv未満である編物からなることを特徴とするも
のである。
明のポリエステル運動着は、構成糸として吸放湿パラメ
ーターΔMRが1%以上であるポリエステル系フィラメ
ントを含み、JISL 1094 B法による摩擦帯電
圧が3kv未満である編物からなることを特徴とするも
のである。
【0009】運動着が上記ポリエテル系フィラメントを
含む編物から構成されていることにより、ポリエステル
繊維本来の形態安定性や強度保持性を維持などを備えな
がら、高い吸湿性とソフトな風合いを有するものとな
り、またホコリ付着による品位低下を解消することがで
きる。また、スポーツウァアとしての強さに十分に耐え
得ることができる。
含む編物から構成されていることにより、ポリエステル
繊維本来の形態安定性や強度保持性を維持などを備えな
がら、高い吸湿性とソフトな風合いを有するものとな
り、またホコリ付着による品位低下を解消することがで
きる。また、スポーツウァアとしての強さに十分に耐え
得ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明において、ポリエステル運
動着とは編物からなり、その編物の構成糸(編糸)とし
てポリエステル成分が含まれているものを意味してい
る。このポリエステル運動着には、ポリエステル系繊維
のみを用いた運動着は勿論のこと、他に、天然繊維やセ
ルロース系合成繊維との混繊繊維を使用した編物からな
る運動着や、天然繊維やセルロース系合成繊維と交編し
た運動着なども含まれ、何等限定されるものではない。
動着とは編物からなり、その編物の構成糸(編糸)とし
てポリエステル成分が含まれているものを意味してい
る。このポリエステル運動着には、ポリエステル系繊維
のみを用いた運動着は勿論のこと、他に、天然繊維やセ
ルロース系合成繊維との混繊繊維を使用した編物からな
る運動着や、天然繊維やセルロース系合成繊維と交編し
た運動着なども含まれ、何等限定されるものではない。
【0011】本発明の運動着に用いるポリエステル系フ
ィラメントは、吸放湿パラメーターΔMRを1%以上と
し、かつこのポリエステル系フィラメントよりなる運動
着用編物の吸放湿パラメーターΔMRも1%以上とする
ものである。より好ましくは、着用時の快適性、製糸
性、および製編性の観点から、吸放湿パラメーターΔM
Rを1.5〜10%にし、さらに好ましくは3%〜10
%にする。吸放湿パラメーターΔMRが1%に満たない
と、吸湿率が低いため、肌からの発汗によるムレやベタ
ツキなどを防止することが困難になる。
ィラメントは、吸放湿パラメーターΔMRを1%以上と
し、かつこのポリエステル系フィラメントよりなる運動
着用編物の吸放湿パラメーターΔMRも1%以上とする
ものである。より好ましくは、着用時の快適性、製糸
性、および製編性の観点から、吸放湿パラメーターΔM
Rを1.5〜10%にし、さらに好ましくは3%〜10
%にする。吸放湿パラメーターΔMRが1%に満たない
と、吸湿率が低いため、肌からの発汗によるムレやベタ
ツキなどを防止することが困難になる。
【0012】また、吸湿性に関して洗濯耐久性に優れて
いることが好ましく、5回洗濯後の吸放湿パラメーター
ΔMRが洗濯前の70%以内であるようにするのがよ
い。本発明において吸放湿パラメーターΔMRとは、3
0℃×90%RHにおける吸湿率MR2 と20℃×65
%RHにおける吸湿率MR1 との差として表され、ΔM
R(%)=MR2 −MR1 の式で表される値をいう。
いることが好ましく、5回洗濯後の吸放湿パラメーター
ΔMRが洗濯前の70%以内であるようにするのがよ
い。本発明において吸放湿パラメーターΔMRとは、3
0℃×90%RHにおける吸湿率MR2 と20℃×65
%RHにおける吸湿率MR1 との差として表され、ΔM
R(%)=MR2 −MR1 の式で表される値をいう。
【0013】すなわち、吸放湿パラメーターΔMRは、
衣服着用時の衣服内の湿気を外気に放出することにより
快適性を得るためのドライビングフォースであり、軽〜
中運動を行った際の30℃×90%RHに代表される衣
服内温度と、20℃×65%RHに代表される外気温湿
度との吸湿率差を表わす。本発明では、この吸放湿パラ
メーターΔMRを吸湿性評価の尺度として用い、その数
値が大きければ大きいほど吸放湿力が高く、着用時の快
適性が良好であることを表わし、また静電気による空気
中のホコリ付着も防止することができる。
衣服着用時の衣服内の湿気を外気に放出することにより
快適性を得るためのドライビングフォースであり、軽〜
中運動を行った際の30℃×90%RHに代表される衣
服内温度と、20℃×65%RHに代表される外気温湿
度との吸湿率差を表わす。本発明では、この吸放湿パラ
メーターΔMRを吸湿性評価の尺度として用い、その数
値が大きければ大きいほど吸放湿力が高く、着用時の快
適性が良好であることを表わし、また静電気による空気
中のホコリ付着も防止することができる。
【0014】本発明のポリエステル運動着は、JIS
L 1094 B法(摩擦帯電圧測定法)による摩擦帯
電圧が3kv未満であり、さらに好ましくは1kv未満
であるようにする。また、帯電防止効果の洗濯に対する
耐久性の観点から、洗濯5回後の摩擦帯電圧が3kv未
満であるのが好ましく、1kv未満であって実質的に0
kvであることがさらに好ましい。
L 1094 B法(摩擦帯電圧測定法)による摩擦帯
電圧が3kv未満であり、さらに好ましくは1kv未満
であるようにする。また、帯電防止効果の洗濯に対する
耐久性の観点から、洗濯5回後の摩擦帯電圧が3kv未
満であるのが好ましく、1kv未満であって実質的に0
kvであることがさらに好ましい。
【0015】ここで、洗濯1回とは、市販の自動反転う
ずまき式電気洗濯機の洗濯槽に40±2℃の0.2%弱
アルカリ性合成洗剤液25リットルを入れ、試験布と追
加布の合計重量が約500gとなるように調整した後、
洗濯5分、脱水30秒、すすぎ2分、脱水30秒、すす
ぎ2分、脱水30秒という手順で行ったもののことをい
う。また、すすぎは常温水を用い、オーバーフローさせ
ながら行う。
ずまき式電気洗濯機の洗濯槽に40±2℃の0.2%弱
アルカリ性合成洗剤液25リットルを入れ、試験布と追
加布の合計重量が約500gとなるように調整した後、
洗濯5分、脱水30秒、すすぎ2分、脱水30秒、すす
ぎ2分、脱水30秒という手順で行ったもののことをい
う。また、すすぎは常温水を用い、オーバーフローさせ
ながら行う。
【0016】本発明のポリエステル運動着は編地から構
成されている。この編地をもつ編物としては、密度が2
2〜82ウェル/インチおよび28〜130コース/イ
ンチであって、そのウェルおよびコースのうち少なくと
もいずれかの構成糸が、単糸繊度0.1〜10デニー
ル、総繊度30〜300デニールであり、かつ目付が8
0〜330g/m2 であることが好ましい。
成されている。この編地をもつ編物としては、密度が2
2〜82ウェル/インチおよび28〜130コース/イ
ンチであって、そのウェルおよびコースのうち少なくと
もいずれかの構成糸が、単糸繊度0.1〜10デニー
ル、総繊度30〜300デニールであり、かつ目付が8
0〜330g/m2 であることが好ましい。
【0017】編物の密度が22ウェル/インチ未満およ
び28コース/インチ未満であると、運動着としての強
度低下や目ヨレの発生など運動着として使用することが
困難になる上、製編性が悪くなる傾向にある。また、密
度が82ウェル/インチを越える場合および130コー
ス/インチを越える場合には、編物の風合いが硬くな
り、軽量感が損なわれ、さらに製編性が悪くなるため、
運動着として使用することが困難になる傾向がある。
び28コース/インチ未満であると、運動着としての強
度低下や目ヨレの発生など運動着として使用することが
困難になる上、製編性が悪くなる傾向にある。また、密
度が82ウェル/インチを越える場合および130コー
ス/インチを越える場合には、編物の風合いが硬くな
り、軽量感が損なわれ、さらに製編性が悪くなるため、
運動着として使用することが困難になる傾向がある。
【0018】また、編物の目付が、80g/m2 未満で
ある場合には、はりのない運動着となり、逆に330g
/m2 より大きい場合には、運動着の風合いが硬くなっ
たり、重くなりして、運動性が損なわれるようになる。
また、編物を構成する糸について、コースおよびウェル
のうち少なくともいずれかの単糸繊度が10デニールを
越えると編物の風合いが硬くなり、運動着として使用す
ることが困難になる。また、0.1デニール未満である
と製糸性が低下する傾向にある。下限の単糸繊度として
は、さらに好ましくは製編性や運動着の強度などの観点
から、1デニール以上とすることがより望ましい。
ある場合には、はりのない運動着となり、逆に330g
/m2 より大きい場合には、運動着の風合いが硬くなっ
たり、重くなりして、運動性が損なわれるようになる。
また、編物を構成する糸について、コースおよびウェル
のうち少なくともいずれかの単糸繊度が10デニールを
越えると編物の風合いが硬くなり、運動着として使用す
ることが困難になる。また、0.1デニール未満である
と製糸性が低下する傾向にある。下限の単糸繊度として
は、さらに好ましくは製編性や運動着の強度などの観点
から、1デニール以上とすることがより望ましい。
【0019】また、編物の構成糸には、異繊度混繊糸な
ど単糸繊度の異なる糸を用いることもでき、このような
異繊度混繊糸は、ソフトでかつ張りのある運動着を作製
する観点から好ましい。この異繊度混繊糸を使用する場
合、太繊度の糸として吸湿性ポリエステル繊維を使用す
るようにすると、吸湿率が高く、ソフトでかつ張りのあ
る運動着にすることができる。
ど単糸繊度の異なる糸を用いることもでき、このような
異繊度混繊糸は、ソフトでかつ張りのある運動着を作製
する観点から好ましい。この異繊度混繊糸を使用する場
合、太繊度の糸として吸湿性ポリエステル繊維を使用す
るようにすると、吸湿率が高く、ソフトでかつ張りのあ
る運動着にすることができる。
【0020】編物を構成する糸の総繊度が30デニール
未満である場合には、製編性、製糸性が悪くなり、ま
た、はりのない運動着となる傾向がある。また、総繊度
が300デニールより大きくなると、編物の風合いが硬
くなり、運動着として使用することが困難になる。ま
た、編物の破裂強力が3kg/cm2 以上であることが必要
である。3kg/cm2未満であっては、着用中に破れたり
するため使用に耐えられなくなる。この破裂強力は一般
的に高いもので30kg/cm2 程度であるが、この場合に
は太い糸を用いた目付の重い物である。
未満である場合には、製編性、製糸性が悪くなり、ま
た、はりのない運動着となる傾向がある。また、総繊度
が300デニールより大きくなると、編物の風合いが硬
くなり、運動着として使用することが困難になる。ま
た、編物の破裂強力が3kg/cm2 以上であることが必要
である。3kg/cm2未満であっては、着用中に破れたり
するため使用に耐えられなくなる。この破裂強力は一般
的に高いもので30kg/cm2 程度であるが、この場合に
は太い糸を用いた目付の重い物である。
【0021】本発明のポリエステル運動着用の編物は、
経編地であるトリコット地,ラッセル地、および、丸編
地であるシングル丸編地,ダブル丸編地などのいずれで
あってもよく、特に限定されるものではない。また、編
組織は、経編地のハーフ組織,メッシュ組織,片面凹凸
変化組織,サテン組織など、または、丸編地の天竺組
織,インターロック組織,片面凹凸変化組織など、通常
運動着として使用されている編組織であれば特に限定さ
れることはない。
経編地であるトリコット地,ラッセル地、および、丸編
地であるシングル丸編地,ダブル丸編地などのいずれで
あってもよく、特に限定されるものではない。また、編
組織は、経編地のハーフ組織,メッシュ組織,片面凹凸
変化組織,サテン組織など、または、丸編地の天竺組
織,インターロック組織,片面凹凸変化組織など、通常
運動着として使用されている編組織であれば特に限定さ
れることはない。
【0022】本発明のポリエステル運動着において、吸
湿性ポリエステル系フィラメントは吸放湿パラメーター
ΔMRが1%以上である吸湿率を有し、ポリエステル成
分を含有するフィラメントであれば、特に限定はされな
い。しかし、製糸性、製編性、染色性および糸性能の耐
久性などを総合的に考慮すると、次のような構成からな
る繊維を用いることが好ましい。
湿性ポリエステル系フィラメントは吸放湿パラメーター
ΔMRが1%以上である吸湿率を有し、ポリエステル成
分を含有するフィラメントであれば、特に限定はされな
い。しかし、製糸性、製編性、染色性および糸性能の耐
久性などを総合的に考慮すると、次のような構成からな
る繊維を用いることが好ましい。
【0023】すなわち、親水性化合物(A)を共重合し
たポリエステルであって、極性基含有化合物(B)およ
び架橋剤(C)のうち少なくともいずれかを5%以上含
有する吸湿性を有する共重合ポリエステル(D)を含ん
でいる複合繊維、または、ポリエーテルエステルアミド
(E)もしくはポリエーテルエステルアミドと他の熱可
塑性樹脂(F)との混合物を5%以上含んでいる複合繊
維を用いるのが好ましい。
たポリエステルであって、極性基含有化合物(B)およ
び架橋剤(C)のうち少なくともいずれかを5%以上含
有する吸湿性を有する共重合ポリエステル(D)を含ん
でいる複合繊維、または、ポリエーテルエステルアミド
(E)もしくはポリエーテルエステルアミドと他の熱可
塑性樹脂(F)との混合物を5%以上含んでいる複合繊
維を用いるのが好ましい。
【0024】以下、それぞれの繊維について詳細に説明
する。まず、親水性化合物(A)を共重合したポリエス
テルであって、極性基含有化合物(B)および架橋剤
(C)のうち少なくともいずれかを含有する吸湿性を有
する共重合ポリエステル(D)について説明する。親水
性化合物(A)の分子量は、ポリエステルとの相溶性お
よびポリエステル中における分散性の観点から600〜
20000であることが好ましく、より好ましくは、1
000〜10000であり、さらに好ましくは、200
0〜6000である。
する。まず、親水性化合物(A)を共重合したポリエス
テルであって、極性基含有化合物(B)および架橋剤
(C)のうち少なくともいずれかを含有する吸湿性を有
する共重合ポリエステル(D)について説明する。親水
性化合物(A)の分子量は、ポリエステルとの相溶性お
よびポリエステル中における分散性の観点から600〜
20000であることが好ましく、より好ましくは、1
000〜10000であり、さらに好ましくは、200
0〜6000である。
【0025】また、親水性化合物(A)としては、エス
テル形成基を1個以上含有する化合物であるのが好まし
く、特に限定されないが、代表的な化合物としてポリオ
キシアルキレン化合物、ポリオキサゾリン類、ポリアク
リルアミドとその誘導体などを用いることができる。そ
の中でも、ポリオキシアルキレン化合物が好ましく、ポ
リオキシエチレン化合物はさらに好ましい。
テル形成基を1個以上含有する化合物であるのが好まし
く、特に限定されないが、代表的な化合物としてポリオ
キシアルキレン化合物、ポリオキサゾリン類、ポリアク
リルアミドとその誘導体などを用いることができる。そ
の中でも、ポリオキシアルキレン化合物が好ましく、ポ
リオキシエチレン化合物はさらに好ましい。
【0026】さらに、ポリオキシエチレン化合物の中で
も、ポリエチレングリコール化合物が好ましく、結晶化
抑制因子を含むポリエチレングリコールが特に好まし
い。ここで、結晶性抑制因子とは、分子鎖中あるいは末
端に存在し、ポリエチレングリコールの繰り返し単位の
対称性を乱すような有機残基のことをいう。結晶化抑制
とは、示鎖走査熱分析(DSC、昇温条件16℃/分)
によって求めた融点が同じ分子量のポリエチレングリコ
ールの融点より低くなることをいう。
も、ポリエチレングリコール化合物が好ましく、結晶化
抑制因子を含むポリエチレングリコールが特に好まし
い。ここで、結晶性抑制因子とは、分子鎖中あるいは末
端に存在し、ポリエチレングリコールの繰り返し単位の
対称性を乱すような有機残基のことをいう。結晶化抑制
とは、示鎖走査熱分析(DSC、昇温条件16℃/分)
によって求めた融点が同じ分子量のポリエチレングリコ
ールの融点より低くなることをいう。
【0027】また、親水性化合物(A)の共重合の割合
は特に限定はされないが、紡糸性の観点から、全ポリマ
ー重量に対して40〜99重量%であることが好まし
い。これらの化合物は、大部分ポリエステル中に共重合
されているのが好ましいが、一部についてはポリマー中
に分散した状態で存在していてもよい。共重合ポリエス
テル(D)中に含有させる極性基含有化合物(B)とし
て、特に限定はされないが、下記一般式(I) Yi −R1 −Xn (I) (ただし、式中R1 は有機残基、Xはエステル形成性基
でありnは1以上の正数、Yi はアミノ基、スルホン
基、カルボキシル基、水酸基、アミド基およびホスホン
酸基などの誘導体の中から選ばれる1つ以上の極性基を
示す。(i≧1の整数))で表される極性基を有する化
合物が好ましい。
は特に限定はされないが、紡糸性の観点から、全ポリマ
ー重量に対して40〜99重量%であることが好まし
い。これらの化合物は、大部分ポリエステル中に共重合
されているのが好ましいが、一部についてはポリマー中
に分散した状態で存在していてもよい。共重合ポリエス
テル(D)中に含有させる極性基含有化合物(B)とし
て、特に限定はされないが、下記一般式(I) Yi −R1 −Xn (I) (ただし、式中R1 は有機残基、Xはエステル形成性基
でありnは1以上の正数、Yi はアミノ基、スルホン
基、カルボキシル基、水酸基、アミド基およびホスホン
酸基などの誘導体の中から選ばれる1つ以上の極性基を
示す。(i≧1の整数))で表される極性基を有する化
合物が好ましい。
【0028】ここで、含有とは、ポリエステル中に分散
または共重合した状態のことをいうが、特に共重合して
いる状態であるのが好ましい。化合物としては、特にス
ルホン酸塩基を有する化合物が好ましい。極性基含有化
合物を含有させることでポリマーの吸湿率がさらに高ま
るばかりか、ポリマー中に水素結合やイオン性相互結合
作用を生じ、繊維とした場合に経時的な物性の変化が生
じにくいという効果が得られる。
または共重合した状態のことをいうが、特に共重合して
いる状態であるのが好ましい。化合物としては、特にス
ルホン酸塩基を有する化合物が好ましい。極性基含有化
合物を含有させることでポリマーの吸湿率がさらに高ま
るばかりか、ポリマー中に水素結合やイオン性相互結合
作用を生じ、繊維とした場合に経時的な物性の変化が生
じにくいという効果が得られる。
【0029】糸切れの発生を防止し、かつ経時的な変化
を生じにくくする観点から、極性基含有化合物(B)の
含有量は全ポリマーを構成する酸成分に対して0〜50
モル%であるのが好ましく、さらに好ましくは2〜15
モルである。また、共重合ポリエステル(D)中に含有
させる架橋剤(C)としては、該ポリエステルと反応
し、架橋構造を形成する化合物であれば、特に限定はさ
れないが、下記一般式(II) (R3O)nR2 (COOR4)m (II) (ただし、式中R2 は3〜6価の有機残基、R3 は水素
あるいはアセチル基、R4 は水素あるいはアルキル基を
示す。(3≦m+n≦6))で表される多官能化合物を
用いることが好ましい。
を生じにくくする観点から、極性基含有化合物(B)の
含有量は全ポリマーを構成する酸成分に対して0〜50
モル%であるのが好ましく、さらに好ましくは2〜15
モルである。また、共重合ポリエステル(D)中に含有
させる架橋剤(C)としては、該ポリエステルと反応
し、架橋構造を形成する化合物であれば、特に限定はさ
れないが、下記一般式(II) (R3O)nR2 (COOR4)m (II) (ただし、式中R2 は3〜6価の有機残基、R3 は水素
あるいはアセチル基、R4 は水素あるいはアルキル基を
示す。(3≦m+n≦6))で表される多官能化合物を
用いることが好ましい。
【0030】ここで、含有とは、ポリエステル中に分散
している状態のことをいうが、共重合により架橋構造で
ある状態は好ましい。化合物としては、トリメリット
酸、ピロメリット酸などの多官能カルボン酸、グリセリ
ン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトールな
どのポリオールが好ましいが、特に好ましいのはトリメ
リット酸である。架橋剤(C)を含有させることで、ポ
リマーの吸湿性がさらに高まるばかりでなく、ポリマー
中に架橋構造が形成され、繊維とした場合に経時的な物
性の変化が生じにくいという効果が得られる。
している状態のことをいうが、共重合により架橋構造で
ある状態は好ましい。化合物としては、トリメリット
酸、ピロメリット酸などの多官能カルボン酸、グリセリ
ン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトールな
どのポリオールが好ましいが、特に好ましいのはトリメ
リット酸である。架橋剤(C)を含有させることで、ポ
リマーの吸湿性がさらに高まるばかりでなく、ポリマー
中に架橋構造が形成され、繊維とした場合に経時的な物
性の変化が生じにくいという効果が得られる。
【0031】架橋剤(C)の割合は、全ポリマーを構成
する酸成分に対して0〜30モル%が好ましく、さらに
好ましくは、1〜15モル%、特に好ましくは、2〜1
0モル%である。該範囲とすることにより、吸湿性を高
く保持し、製糸性が良好となり、強度等の繊維物性が向
上するので好ましい。また、共重合ポリエステル(D)
には、極性基含有化合物(B)と架橋剤(C)のうち少
なくともいずれか一方が含有されているのは好ましい。
(B)および(C)の両者を含むことはより好ましい。
する酸成分に対して0〜30モル%が好ましく、さらに
好ましくは、1〜15モル%、特に好ましくは、2〜1
0モル%である。該範囲とすることにより、吸湿性を高
く保持し、製糸性が良好となり、強度等の繊維物性が向
上するので好ましい。また、共重合ポリエステル(D)
には、極性基含有化合物(B)と架橋剤(C)のうち少
なくともいずれか一方が含有されているのは好ましい。
(B)および(C)の両者を含むことはより好ましい。
【0032】また、共重合ポリエステル(D)には、本
発明の目的を損なわない範囲で、酸化チタン、カーボン
ブラックなどの顔料、アルキルベンゼンスルホン酸塩な
どの界面活性剤、各種の抗酸化剤、着色防止剤、耐光
剤、帯電防止剤などが添加されていても勿論よい。次
に、ポリエーテルエステルアミド(E)またはポリエー
テルエステルアミドと他の熱可塑性樹脂(F)との混合
物について説明する。
発明の目的を損なわない範囲で、酸化チタン、カーボン
ブラックなどの顔料、アルキルベンゼンスルホン酸塩な
どの界面活性剤、各種の抗酸化剤、着色防止剤、耐光
剤、帯電防止剤などが添加されていても勿論よい。次
に、ポリエーテルエステルアミド(E)またはポリエー
テルエステルアミドと他の熱可塑性樹脂(F)との混合
物について説明する。
【0033】ポリエーテルエステルアミド(E)とは、
同一分子鎖内にエーテル結合、エステル結合を持つブロ
ック共重合体のことをいう。より具体的には、ラクタ
ム、アミノカルボン酸、ジアミンとジカルボン酸の塩か
ら選ばれた、1種もしくは2種以上のポリアミド形成性
成分(G)およびジカルボン酸とポリ(アルキレンオキ
シド)グリコールからなるポリエーテルエステル形成性
成分(H)を重縮合反応させて得られるブロック共重合
体ポリマーを好ましく用いることができる。
同一分子鎖内にエーテル結合、エステル結合を持つブロ
ック共重合体のことをいう。より具体的には、ラクタ
ム、アミノカルボン酸、ジアミンとジカルボン酸の塩か
ら選ばれた、1種もしくは2種以上のポリアミド形成性
成分(G)およびジカルボン酸とポリ(アルキレンオキ
シド)グリコールからなるポリエーテルエステル形成性
成分(H)を重縮合反応させて得られるブロック共重合
体ポリマーを好ましく用いることができる。
【0034】ポリエーテルエステルアミドのポリアミド
形成性成分(G)としては、ラクタム類、ω−アミノカ
ルボン酸、ナイロン塩類などを用いることができ、これ
らを、1種または2種以上混合して用いることができ
る。好ましいポリアミド形成性成分としてはεカプロラ
クタム、ナイロン66塩である。一方、ポリエーテルエ
ステルアミドのソフトセグメントを構成するポリエーテ
ルエステル成分(H)としては、炭素数4〜20のジカ
ルボン酸とポリ(アルキレンオキシド)グリコールが好
ましい。
形成性成分(G)としては、ラクタム類、ω−アミノカ
ルボン酸、ナイロン塩類などを用いることができ、これ
らを、1種または2種以上混合して用いることができ
る。好ましいポリアミド形成性成分としてはεカプロラ
クタム、ナイロン66塩である。一方、ポリエーテルエ
ステルアミドのソフトセグメントを構成するポリエーテ
ルエステル成分(H)としては、炭素数4〜20のジカ
ルボン酸とポリ(アルキレンオキシド)グリコールが好
ましい。
【0035】炭素数4〜20のジカルボン酸としては、
脂肪族、芳香族ジカルボン酸、脂環式ジカルボン酸など
を用いることができ、1種または2種以上混合して用い
ることができる。好ましいジカルボン酸は、アジピン
酸、セバポリグリシンなどのポリアミド、ポリエステ
ル、ポリオレフィンなどの汎用熱可塑性樹脂シン酸、デ
カジ酸、テレフタル酸、イソフタル酸などである。
脂肪族、芳香族ジカルボン酸、脂環式ジカルボン酸など
を用いることができ、1種または2種以上混合して用い
ることができる。好ましいジカルボン酸は、アジピン
酸、セバポリグリシンなどのポリアミド、ポリエステ
ル、ポリオレフィンなどの汎用熱可塑性樹脂シン酸、デ
カジ酸、テレフタル酸、イソフタル酸などである。
【0036】また、ポリ(アルキレンオキシド)グリコ
ールとしては、ポリエチレングリコール、ポリ(1,2
−プロピレンオキシド)グリコール、ポリ(1,3−プ
ロピレンオキシド)グリコール、ポリテトラメチレンオ
キシドグリコール、ポリヘキサメチレンオキシドグリコ
ール、エチレンオキシドとプロピレンオキシドまたは、
テトラヒドロフランとのランダムまたはブロック共重合
などを用いることができ、特にポリエチレングリコール
が好ましい。ポリ(アルキレンオキシド)グリコールの
数平均分子量は300〜10000であるのが好まし
く、より好ましくは、500〜4000の範囲である。
ールとしては、ポリエチレングリコール、ポリ(1,2
−プロピレンオキシド)グリコール、ポリ(1,3−プ
ロピレンオキシド)グリコール、ポリテトラメチレンオ
キシドグリコール、ポリヘキサメチレンオキシドグリコ
ール、エチレンオキシドとプロピレンオキシドまたは、
テトラヒドロフランとのランダムまたはブロック共重合
などを用いることができ、特にポリエチレングリコール
が好ましい。ポリ(アルキレンオキシド)グリコールの
数平均分子量は300〜10000であるのが好まし
く、より好ましくは、500〜4000の範囲である。
【0037】ポリエーテルエステルアミドブロック共重
合体は、上記したポリアミド形成性成分(G)とポリエ
ーテルエステル形成性成分(H)を重縮合することによ
って得られる。熱可塑性樹脂(F)としては、例えば、
ナイロン66、ナイロン6のようなポリアミド、ポリエ
ステル、ポリオレフィンのうち1種または2種以上を用
いることができる。特に、ナイロン66、ナイロン6、
スルホネート化合物を共重合した変性ポリエチレンテレ
フタレートなどがポリエーテルエステルアミドと相溶性
が良好で、相互に微分散が可能であり、また、熱水によ
る膨潤が小さいため好ましい。
合体は、上記したポリアミド形成性成分(G)とポリエ
ーテルエステル形成性成分(H)を重縮合することによ
って得られる。熱可塑性樹脂(F)としては、例えば、
ナイロン66、ナイロン6のようなポリアミド、ポリエ
ステル、ポリオレフィンのうち1種または2種以上を用
いることができる。特に、ナイロン66、ナイロン6、
スルホネート化合物を共重合した変性ポリエチレンテレ
フタレートなどがポリエーテルエステルアミドと相溶性
が良好で、相互に微分散が可能であり、また、熱水によ
る膨潤が小さいため好ましい。
【0038】ここで変性ポリエステルの共重合成分とし
て好ましいスルホネート化合物として、5−ナトリウム
スルホイソフタル酸、5−(テトラアルキル)ホスソニ
ウムスルホイソフタル酸およびそれらのエステル誘導
体、p−ヒドロキシエトキシベンゼンスルホン酸ナトリ
ウム、2,5−ビス(ヒドロキシエトキシ)ベンゼンス
ルホン酸カリウムなどを用いることができる。
て好ましいスルホネート化合物として、5−ナトリウム
スルホイソフタル酸、5−(テトラアルキル)ホスソニ
ウムスルホイソフタル酸およびそれらのエステル誘導
体、p−ヒドロキシエトキシベンゼンスルホン酸ナトリ
ウム、2,5−ビス(ヒドロキシエトキシ)ベンゼンス
ルホン酸カリウムなどを用いることができる。
【0039】スルホネート化合物の共重合量はポリエー
テルエステルアミドとの相溶性と得られるブレンド繊維
の物性との兼ね合いから酸成分に対して0.1〜7モル
%であるのが好ましく、より好ましくは、0.2〜6モ
ル%であり、さらに好ましくは、0.5〜5モル%であ
る。ポリエーテルエステルアミドと熱可塑性樹脂(F)
との混合比率は、十分な吸湿特性を得ることや、染色加
工工程のような熱水雰囲気下で、膨潤による繊維表面の
割れを防ぐという観点から、5〜50重量%が好まし
く、より好ましくは7〜45重量%であり、さらに好ま
しくは10〜40重量%である。
テルエステルアミドとの相溶性と得られるブレンド繊維
の物性との兼ね合いから酸成分に対して0.1〜7モル
%であるのが好ましく、より好ましくは、0.2〜6モ
ル%であり、さらに好ましくは、0.5〜5モル%であ
る。ポリエーテルエステルアミドと熱可塑性樹脂(F)
との混合比率は、十分な吸湿特性を得ることや、染色加
工工程のような熱水雰囲気下で、膨潤による繊維表面の
割れを防ぐという観点から、5〜50重量%が好まし
く、より好ましくは7〜45重量%であり、さらに好ま
しくは10〜40重量%である。
【0040】繊維形成性重合体として、ポリエチレン、
ポリプロピレンなどのポリオレフィン、ナイロン6、ナ
イロン66などのポリアミド、ポリエチレンテレフタレ
ート、ポリブチレンテレフタレートなどのポリエステル
などを用いることができるが、これらに限定されるもの
ではない。衣料用合成繊維としてもっとも汎用性の高
い、ポリエチレンテレフタレートを主体とするポリエス
テルを用いることは好ましい。
ポリプロピレンなどのポリオレフィン、ナイロン6、ナ
イロン66などのポリアミド、ポリエチレンテレフタレ
ート、ポリブチレンテレフタレートなどのポリエステル
などを用いることができるが、これらに限定されるもの
ではない。衣料用合成繊維としてもっとも汎用性の高
い、ポリエチレンテレフタレートを主体とするポリエス
テルを用いることは好ましい。
【0041】複合繊維の形態としては、特に限定はされ
ないが、芯鞘型複合繊維、芯鞘型複合中空繊維、海島型
複合繊維、張り合わせ型複合繊維あるいはブレンド繊維
などを使用することができる。これらの複合繊維に対
し、共重合ポリエステル(D)、ポリエーテルエステル
アミド(E)またはポリエーテルエステルアミドと他の
熱可塑性樹脂(F)との混合物などの吸湿性を有するポ
リマーを任意の割合で構成成分として用いることができ
る。
ないが、芯鞘型複合繊維、芯鞘型複合中空繊維、海島型
複合繊維、張り合わせ型複合繊維あるいはブレンド繊維
などを使用することができる。これらの複合繊維に対
し、共重合ポリエステル(D)、ポリエーテルエステル
アミド(E)またはポリエーテルエステルアミドと他の
熱可塑性樹脂(F)との混合物などの吸湿性を有するポ
リマーを任意の割合で構成成分として用いることができ
る。
【0042】例えば、図1に示す芯部1と鞘部2からな
る芯鞘型複合繊維および図2に示す芯部1と鞘部2と中
空部3からなる芯鞘型複合中空繊維の場合には、共重合
ポリエステル(D)、ポリエーテルエステルアミド
(E)またはポリエーテルエステルアミドと他の熱可塑
性樹脂(F)との混合物などの吸湿性を有するポリマー
を芯部1に用い、繊維形成性重合体を鞘部2に用いるこ
とができる。
る芯鞘型複合繊維および図2に示す芯部1と鞘部2と中
空部3からなる芯鞘型複合中空繊維の場合には、共重合
ポリエステル(D)、ポリエーテルエステルアミド
(E)またはポリエーテルエステルアミドと他の熱可塑
性樹脂(F)との混合物などの吸湿性を有するポリマー
を芯部1に用い、繊維形成性重合体を鞘部2に用いるこ
とができる。
【0043】この場合、複合比率(重量%)は芯/鞘=
5/95〜90/10とすることが好ましい。さらに好
ましくは、7/93〜50/50、特に好ましくは、1
0/90〜30/70である。複合比率は、染色用途お
よび染色なしの用途で任意に選ぶことができる。芯部の
複合比率の下限は、十分な吸湿性を付与する目的から適
宜設定され、上限は、紡糸性の低下や繊維物性の低下を
防ぐ観点から適宜設定され得る。
5/95〜90/10とすることが好ましい。さらに好
ましくは、7/93〜50/50、特に好ましくは、1
0/90〜30/70である。複合比率は、染色用途お
よび染色なしの用途で任意に選ぶことができる。芯部の
複合比率の下限は、十分な吸湿性を付与する目的から適
宜設定され、上限は、紡糸性の低下や繊維物性の低下を
防ぐ観点から適宜設定され得る。
【0044】また、芯鞘型複合繊維の芯鞘断面形状とし
ては、同心円状や偏心円状でもよく、繊維形状は丸、多
角、H型などの異形断面でもよい。図3に示す海部1a
と島部2aからなる海島型複合繊維あるいは図4に示す
張り合わせ部1b,2bからなる張り合わせ型複合繊維
においても、上記同様の共重合ポリエステル(D)、ポ
リエーテルエステルアミド(E)またはポリエーテルエ
ステルアミドと他の熱可塑性樹脂(F)との混合物など
の吸湿性を有するポリマーを島部2aあるいは張り合わ
せ部2bに用い、繊維形成性重合体を海部1a或いは他
方の張り合わせ部1bに用いることができる。
ては、同心円状や偏心円状でもよく、繊維形状は丸、多
角、H型などの異形断面でもよい。図3に示す海部1a
と島部2aからなる海島型複合繊維あるいは図4に示す
張り合わせ部1b,2bからなる張り合わせ型複合繊維
においても、上記同様の共重合ポリエステル(D)、ポ
リエーテルエステルアミド(E)またはポリエーテルエ
ステルアミドと他の熱可塑性樹脂(F)との混合物など
の吸湿性を有するポリマーを島部2aあるいは張り合わ
せ部2bに用い、繊維形成性重合体を海部1a或いは他
方の張り合わせ部1bに用いることができる。
【0045】これら吸湿性ポリマーの繊維形成性重合体
に対する複合比率は5〜90重量%であるのが好まし
い。さらに好ましくは、7〜50重量%であり、特に好
ましくは10〜30重量%である。複合比率は、染色用
途および染色なしの用途で任意に選ぶことができる。こ
の複合比率の下限は、十分な吸湿性を付与する目的から
適宜設定され、上限は、紡糸性の低下や繊維物性の低下
を防ぐ観点から適宜設定される。
に対する複合比率は5〜90重量%であるのが好まし
い。さらに好ましくは、7〜50重量%であり、特に好
ましくは10〜30重量%である。複合比率は、染色用
途および染色なしの用途で任意に選ぶことができる。こ
の複合比率の下限は、十分な吸湿性を付与する目的から
適宜設定され、上限は、紡糸性の低下や繊維物性の低下
を防ぐ観点から適宜設定される。
【0046】また、上記共重合ポリエステル(D)、ポ
リエーテルエステルアミド(E)またはポリエーテルエ
ステルアミドと他の熱可塑性樹脂(F)との混合物など
の吸湿性を有するポリマーは、繊維形成性重合体に配合
したブレンド繊維としても使用することができる。この
場合は、これら吸湿性ポリマーの繊維形成性重合体に対
する配合比率は、全ポリマー量に対して3〜80重量%
とするのが好ましい。より好ましくは、5〜35重量
%、さらに好ましくは、7〜30重量%である。配合比
率の下限は十分な吸湿性を付与する目的から適宜設定さ
れ、配合比率の上限は、紡糸性の低下や繊維物性の低下
を防ぐ観点から適宜設定される。
リエーテルエステルアミド(E)またはポリエーテルエ
ステルアミドと他の熱可塑性樹脂(F)との混合物など
の吸湿性を有するポリマーは、繊維形成性重合体に配合
したブレンド繊維としても使用することができる。この
場合は、これら吸湿性ポリマーの繊維形成性重合体に対
する配合比率は、全ポリマー量に対して3〜80重量%
とするのが好ましい。より好ましくは、5〜35重量
%、さらに好ましくは、7〜30重量%である。配合比
率の下限は十分な吸湿性を付与する目的から適宜設定さ
れ、配合比率の上限は、紡糸性の低下や繊維物性の低下
を防ぐ観点から適宜設定される。
【0047】繊維形成重合体に複合する主成分は、前記
した共重合ポリエステルであるが、その効果を損なわな
い範囲で、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリエステ
ル、ポリカーボネートなどを含んでいてもよい。また、
繊維形成性重合体には、本発明の目的を損なわない範囲
で、酸化チタン、カーボンブラックなどの顔料、各種の
抗酸化剤、着色防止剤、耐光剤、帯電防止剤などが添加
されていてももちろんよい。
した共重合ポリエステルであるが、その効果を損なわな
い範囲で、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリエステ
ル、ポリカーボネートなどを含んでいてもよい。また、
繊維形成性重合体には、本発明の目的を損なわない範囲
で、酸化チタン、カーボンブラックなどの顔料、各種の
抗酸化剤、着色防止剤、耐光剤、帯電防止剤などが添加
されていてももちろんよい。
【0048】本発明の運動着用編物には、ポリウレタン
系弾性糸などに代表されるゴム状弾性糸を含んでいても
よい。より大きなストレッチを必要とする水着,レオタ
ード,サイクルパンツなどは前記のようなゴム状弾性糸
を含んでいるものであり、そのストレッチパワーにより
アスリートの体にフィットし、運動中における運動機能
性を高めることになる。ゴム状弾性糸の混率は編物総重
量の30%以下が好ましい。30%超になると運動着の
ストレッチパワーが強過ぎ、着用した場合、圧迫感から
着用感に劣るものとなり、かつ、運動性を損なうことに
なる。また、コストの高い物となる。
系弾性糸などに代表されるゴム状弾性糸を含んでいても
よい。より大きなストレッチを必要とする水着,レオタ
ード,サイクルパンツなどは前記のようなゴム状弾性糸
を含んでいるものであり、そのストレッチパワーにより
アスリートの体にフィットし、運動中における運動機能
性を高めることになる。ゴム状弾性糸の混率は編物総重
量の30%以下が好ましい。30%超になると運動着の
ストレッチパワーが強過ぎ、着用した場合、圧迫感から
着用感に劣るものとなり、かつ、運動性を損なうことに
なる。また、コストの高い物となる。
【0049】このゴム状弾性糸の編物への混入方法は、
例えばポリウレタン系弾性糸のペア糸を通常の交編、あ
るいは、前記弾性糸を芯に他の繊維を鞘とするカバーリ
ング糸を交編してもよく、特に限定されるものではな
い。本発明のポリエステル運動着用編物の染色加工工程
は、リラックス精錬−染色−機能性付与加工−仕上げセ
ットなど、通常の編物用の加工工程で何等問題はなく、
他に、生機セットを行ったり、アルカリ処理を行っても
問題はない。
例えばポリウレタン系弾性糸のペア糸を通常の交編、あ
るいは、前記弾性糸を芯に他の繊維を鞘とするカバーリ
ング糸を交編してもよく、特に限定されるものではな
い。本発明のポリエステル運動着用編物の染色加工工程
は、リラックス精錬−染色−機能性付与加工−仕上げセ
ットなど、通常の編物用の加工工程で何等問題はなく、
他に、生機セットを行ったり、アルカリ処理を行っても
問題はない。
【0050】機能性付与加工としては、帯電防止、消
臭、撥水、防汚、吸汗加工および防カビ加工など、編物
の風合をソフトに保ち本発明の目的を損なわない範囲で
あれば、何等限定されるものではない。また、吸湿加工
の機能性付与を行うことは、編物の吸湿率が上がり、着
用時の快適性が向上し、より好ましい。本発明のポリエ
ステル運動着は、上述した編物部分を全体的に使用して
も、または部分的に使用してもいずれであってもよく、
何等限定されることなく使用することができる。
臭、撥水、防汚、吸汗加工および防カビ加工など、編物
の風合をソフトに保ち本発明の目的を損なわない範囲で
あれば、何等限定されるものではない。また、吸湿加工
の機能性付与を行うことは、編物の吸湿率が上がり、着
用時の快適性が向上し、より好ましい。本発明のポリエ
ステル運動着は、上述した編物部分を全体的に使用して
も、または部分的に使用してもいずれであってもよく、
何等限定されることなく使用することができる。
【0051】
【実施例】以下に説明する本発明の実施例において、物
性等の評価は、次の方法で求めたものである。 [吸放湿性パラメーターΔMR]原糸または編物1〜3
gを用い、絶乾時の重量と、それぞれ20℃×65%R
Hおよび30℃×90%RHの雰囲気下に市販の恒温恒
湿器中に24時間放置後の重量との重量変化から、次式
の吸湿率を計算して求めた。 吸湿率(%)=[(吸湿後の重量−絶乾時の重量)/絶
乾時の重量]×100 上記20℃×65%RHの条件下での吸湿率MR1 およ
び30℃×90%RHの条件での吸湿率MR2 から、そ
の両吸湿率差 ΔMR(%)=MR2 −MR1を吸放湿
性パラメーターとする。
性等の評価は、次の方法で求めたものである。 [吸放湿性パラメーターΔMR]原糸または編物1〜3
gを用い、絶乾時の重量と、それぞれ20℃×65%R
Hおよび30℃×90%RHの雰囲気下に市販の恒温恒
湿器中に24時間放置後の重量との重量変化から、次式
の吸湿率を計算して求めた。 吸湿率(%)=[(吸湿後の重量−絶乾時の重量)/絶
乾時の重量]×100 上記20℃×65%RHの条件下での吸湿率MR1 およ
び30℃×90%RHの条件での吸湿率MR2 から、そ
の両吸湿率差 ΔMR(%)=MR2 −MR1を吸放湿
性パラメーターとする。
【0052】[破裂強力]JIS L 1018「メリヤ
ス生地試験方法」に準じて行った。15mm×15mmの試
験片を5枚採取する。試験片の表を上にして張力を加え
ずに普通の状態で、ミューレン型破裂試験機に取り付け
て破裂強力を測定し、5枚の平均値で評価した。 [着用時の快適性、まとわりつき]それぞれの編物をラ
ンニングシャツ・パンツに作成し、30℃×65%の恒
温恒湿室内でこのランニングシャツ・パンツを着用した
状態でトレッドミルを使い時速12kmのジョギング運
動を15分行った後の、被験者の官能試験により快適性
の評価を行い、さらに、ランニングシャツ・パンツの体
へのまとわりつきの有無を調べた。
ス生地試験方法」に準じて行った。15mm×15mmの試
験片を5枚採取する。試験片の表を上にして張力を加え
ずに普通の状態で、ミューレン型破裂試験機に取り付け
て破裂強力を測定し、5枚の平均値で評価した。 [着用時の快適性、まとわりつき]それぞれの編物をラ
ンニングシャツ・パンツに作成し、30℃×65%の恒
温恒湿室内でこのランニングシャツ・パンツを着用した
状態でトレッドミルを使い時速12kmのジョギング運
動を15分行った後の、被験者の官能試験により快適性
の評価を行い、さらに、ランニングシャツ・パンツの体
へのまとわりつきの有無を調べた。
【0053】快適性評価の結果は、×:不快、 △:や
や快適、 ○:快適、 ◎:非常に快適 で表示した。 実施例1 共重合ポリエステルとして、ジメチルテレフタル酸19
4部、エチレングリコール135部、5−ナトリウムス
ルホイソフタル酸ジメチル26.6部、トリメリット酸
トリメチル7.5部およびテトラブチルチタネート0.
1部を加え、エステル交換反応を行った後、分子量40
00のポリエチレングリコール328部を加え、重合を
行い吸湿性ポリマーである共重合ポリエステルを得た。
や快適、 ○:快適、 ◎:非常に快適 で表示した。 実施例1 共重合ポリエステルとして、ジメチルテレフタル酸19
4部、エチレングリコール135部、5−ナトリウムス
ルホイソフタル酸ジメチル26.6部、トリメリット酸
トリメチル7.5部およびテトラブチルチタネート0.
1部を加え、エステル交換反応を行った後、分子量40
00のポリエチレングリコール328部を加え、重合を
行い吸湿性ポリマーである共重合ポリエステルを得た。
【0054】こうして得られた共重合ポリエステルを芯
成分とし、ポリエチレンテレフタレートを鞘成分とし
て、共重合ポリエステルが繊維全重量の20重量%とな
る、30デニール,12フィラメント(単糸繊度2.5
デニール)の同心円芯鞘複合繊維を得た。この原糸の吸
放湿パラメーターΔMRは3.4%であった。ランニン
グシャツ・パンツ用編物を狙い、このフィラメント10
0%使いでトリコット編機36Gのハーフ組織にて生機
を編成した後、通常のトリコット地の染色加工法に従
い、仕上密度52ウェル/インチ、72コース/インチ
で目付88g/m2 の編物を作製し、さらにこの編物を
用いて体へのまとわりつき評価を行うため着用評価用の
ランニングシャツ・パンツを作製した。
成分とし、ポリエチレンテレフタレートを鞘成分とし
て、共重合ポリエステルが繊維全重量の20重量%とな
る、30デニール,12フィラメント(単糸繊度2.5
デニール)の同心円芯鞘複合繊維を得た。この原糸の吸
放湿パラメーターΔMRは3.4%であった。ランニン
グシャツ・パンツ用編物を狙い、このフィラメント10
0%使いでトリコット編機36Gのハーフ組織にて生機
を編成した後、通常のトリコット地の染色加工法に従
い、仕上密度52ウェル/インチ、72コース/インチ
で目付88g/m2 の編物を作製し、さらにこの編物を
用いて体へのまとわりつき評価を行うため着用評価用の
ランニングシャツ・パンツを作製した。
【0055】この編物の吸放湿パラメーターΔMRは
3.4%、5回洗濯後の吸放湿パラメーターΔMRは
3.3%、摩擦帯電圧は0.1kvであり、5回洗濯後
の摩擦帯電圧は0.2kvであった。また、この編物の
破裂強力は3.5kg/cm2 であった。快適性試験では非
常に快適(◎)であり、ランニングシャツ・パンツの体
へのまとわりつきは見られなかった。さらに、洗濯5回
後の快適性試験も非常に快適(◎)であり、ランニング
シャツ・パンツの体へのまとわりつきは見られなかっ
た。評価結果を表1に示す。
3.4%、5回洗濯後の吸放湿パラメーターΔMRは
3.3%、摩擦帯電圧は0.1kvであり、5回洗濯後
の摩擦帯電圧は0.2kvであった。また、この編物の
破裂強力は3.5kg/cm2 であった。快適性試験では非
常に快適(◎)であり、ランニングシャツ・パンツの体
へのまとわりつきは見られなかった。さらに、洗濯5回
後の快適性試験も非常に快適(◎)であり、ランニング
シャツ・パンツの体へのまとわりつきは見られなかっ
た。評価結果を表1に示す。
【0056】
【表1】
【0057】実施例2 実施例1において、吸湿性ポリマーを繊維全重量に対し
て10重量%の比率となる75デニール,96フィラメ
ント(単糸繊度0.8デニール)の複合繊維を得た。こ
の原糸の吸放湿パラメーターΔMRは1.7%であっ
た。
て10重量%の比率となる75デニール,96フィラメ
ント(単糸繊度0.8デニール)の複合繊維を得た。こ
の原糸の吸放湿パラメーターΔMRは1.7%であっ
た。
【0058】競技シャツの一種であるサッカーシャツ用
編物を狙い、このフィラメント100%使いで、ダブル
丸編機24Gのインターロック組織にて生機を編成した
後、通常の丸編地の染色加工法に従い、仕上密度35ウ
ェル/インチ、57コース/インチで目付148g/m
2 の編物を作製し、さらに実施例1と同様に体へのまと
わりつき評価を行うためのランニングシャツ・パンツを
作製した。
編物を狙い、このフィラメント100%使いで、ダブル
丸編機24Gのインターロック組織にて生機を編成した
後、通常の丸編地の染色加工法に従い、仕上密度35ウ
ェル/インチ、57コース/インチで目付148g/m
2 の編物を作製し、さらに実施例1と同様に体へのまと
わりつき評価を行うためのランニングシャツ・パンツを
作製した。
【0059】この編物の吸放湿パラメーターΔMRは
1.7%、5回洗濯後の吸放湿パラメーターΔMRは
1.5%、摩擦帯電圧は0.3kvであり、5回洗濯後
の摩擦帯電圧は0.5kvであった。また、この編物の
破裂強力は7.8kg/cm2 であった。快適性試験では非
常に快適(◎)であり、ランニングシャツ・パンツの体
へのまとわりつきは見られなかった。さらに、洗濯5回
後の快適性試験も非常に快適(◎)であり、ランニング
シャツ・パンツの体へのまとわりつきは見られなかっ
た。
1.7%、5回洗濯後の吸放湿パラメーターΔMRは
1.5%、摩擦帯電圧は0.3kvであり、5回洗濯後
の摩擦帯電圧は0.5kvであった。また、この編物の
破裂強力は7.8kg/cm2 であった。快適性試験では非
常に快適(◎)であり、ランニングシャツ・パンツの体
へのまとわりつきは見られなかった。さらに、洗濯5回
後の快適性試験も非常に快適(◎)であり、ランニング
シャツ・パンツの体へのまとわりつきは見られなかっ
た。
【0060】また、具体的な運動着であるサッカーシャ
ツを作製し着用した結果、前記と同様に体へのまとわり
つきもなく快適なものであった。評価結果を表1に示
す。 実施例3 実施例1において、吸湿性ポリマーを繊維全重量に対し
て7重量%の比率となる175デニール,36フィラメ
ント(単糸繊度4.9デニール)の複合繊維を得た。こ
の原糸の吸放湿パラメーターΔMRは1.5%であっ
た。
ツを作製し着用した結果、前記と同様に体へのまとわり
つきもなく快適なものであった。評価結果を表1に示
す。 実施例3 実施例1において、吸湿性ポリマーを繊維全重量に対し
て7重量%の比率となる175デニール,36フィラメ
ント(単糸繊度4.9デニール)の複合繊維を得た。こ
の原糸の吸放湿パラメーターΔMRは1.5%であっ
た。
【0061】レオタード用編物を狙い、このフィラメン
ト80%と40デニールのポリウレタン系弾性糸(東レ
・デュポン(株)製の商標“オペロン”)20%の交編
使いで、シングル丸編機28Gの天竺リバーシブル組織
にて生機を編成した後、通常のポリウレタン系弾性糸交
編丸編地の染色加工法に従い、仕上密度42ウェル/イ
ンチ、53コース/インチで目付270g/m2 の編物
を作製し、さらに実施例1と同様にランニングシャツ・
パンツを作製した。
ト80%と40デニールのポリウレタン系弾性糸(東レ
・デュポン(株)製の商標“オペロン”)20%の交編
使いで、シングル丸編機28Gの天竺リバーシブル組織
にて生機を編成した後、通常のポリウレタン系弾性糸交
編丸編地の染色加工法に従い、仕上密度42ウェル/イ
ンチ、53コース/インチで目付270g/m2 の編物
を作製し、さらに実施例1と同様にランニングシャツ・
パンツを作製した。
【0062】この編物の吸放湿パラメーターΔMRは
1.4%、5回洗濯後の吸放湿パラメーターΔMRは
1.2%、摩擦帯電圧は0.6kvであり、5回洗濯後
の摩擦帯電圧は0.8kvであった。また、この編物の
破裂強力は10.7kg/cm2 であった。快適性試験では
快適(○)であり、ランニングシャツ・パンツの体への
まとわりつきは見られなかった。さらに、洗濯5回後の
快適性試験も快適(○)であり、ランニングシャツ・パ
ンツの体へのまとわりつきは気にならない程度であっ
た。
1.4%、5回洗濯後の吸放湿パラメーターΔMRは
1.2%、摩擦帯電圧は0.6kvであり、5回洗濯後
の摩擦帯電圧は0.8kvであった。また、この編物の
破裂強力は10.7kg/cm2 であった。快適性試験では
快適(○)であり、ランニングシャツ・パンツの体への
まとわりつきは見られなかった。さらに、洗濯5回後の
快適性試験も快適(○)であり、ランニングシャツ・パ
ンツの体へのまとわりつきは気にならない程度であっ
た。
【0063】また、具体的な運動着であるレオタードを
作製し着用した結果、ホコリの付着もなく快適なもので
あった。評価結果を表1に示す。 比較例1 実施例1において、吸湿性ポリマーを繊維全重量に対し
て3重量%の比率となる20デニール,12フィラメン
ト(単糸繊度1.7デニール)の複合繊維を得た。この
原糸の吸放湿パラメーターΔMRは0.6%であった。
作製し着用した結果、ホコリの付着もなく快適なもので
あった。評価結果を表1に示す。 比較例1 実施例1において、吸湿性ポリマーを繊維全重量に対し
て3重量%の比率となる20デニール,12フィラメン
ト(単糸繊度1.7デニール)の複合繊維を得た。この
原糸の吸放湿パラメーターΔMRは0.6%であった。
【0064】ランニングシャツ・パンツ用編物を狙い、
このフィラメント100%使いでトリコット機36Gの
ハーフ組織にて生機を編成した後、通常のトリコット地
の染色加工法に従い、仕上密度40ウェル/インチ、5
2コース/インチで目付48g/m2 の編物を作製し、
さらにこの編物を用いて実施例1と同様にランニングシ
ャツ・パンツを作製した。
このフィラメント100%使いでトリコット機36Gの
ハーフ組織にて生機を編成した後、通常のトリコット地
の染色加工法に従い、仕上密度40ウェル/インチ、5
2コース/インチで目付48g/m2 の編物を作製し、
さらにこの編物を用いて実施例1と同様にランニングシ
ャツ・パンツを作製した。
【0065】この編物の吸放湿パラメーターΔMRは
0.7%、5回洗濯後の吸放湿パラメーターΔMRは
0.5%、摩擦帯電圧は1.2kvであり、5回洗濯後
の摩擦帯電圧は1.5kvであった。また、この編物の
破裂強力は2.1kg/cm2 であった。快適性試験ではや
や快適(△)であり、洗濯5回後の快適性試験も同様に
やや快適(△)であった。ランニングシャツ・パンツの
体へのまとわりつきは、洗濯前後共見られなかった。し
かし、運動着としては薄すぎて透けやすく、かつ、強度
的にも破れやすく弱いものであった。
0.7%、5回洗濯後の吸放湿パラメーターΔMRは
0.5%、摩擦帯電圧は1.2kvであり、5回洗濯後
の摩擦帯電圧は1.5kvであった。また、この編物の
破裂強力は2.1kg/cm2 であった。快適性試験ではや
や快適(△)であり、洗濯5回後の快適性試験も同様に
やや快適(△)であった。ランニングシャツ・パンツの
体へのまとわりつきは、洗濯前後共見られなかった。し
かし、運動着としては薄すぎて透けやすく、かつ、強度
的にも破れやすく弱いものであった。
【0066】評価結果を表1にまとめた。 比較例2 吸放湿パラメーターΔMRが0%である通常のポリエス
テルマルチフィラメント50デニール,4フィラメント
(単糸繊度12.5デニール)88%と40デニールの
ポリウレタン系弾性糸(東レ・デュポン(株)製の商標
“オペロン”)12%の交編使いで、サイクルパンツ用
編物を狙い、トリコット機28Gの3バー3層組織にて
生機を編成した後、通常のポリウレタン系弾性糸交編ト
リコット地の染色加工法に従い、仕上密度59ウェル/
インチ、80コース/インチで目付350g/m2 の編
物を作製し、さらにこの編物を用いて実施例1と同様に
ランニングシャツ・パンツを作製した。
テルマルチフィラメント50デニール,4フィラメント
(単糸繊度12.5デニール)88%と40デニールの
ポリウレタン系弾性糸(東レ・デュポン(株)製の商標
“オペロン”)12%の交編使いで、サイクルパンツ用
編物を狙い、トリコット機28Gの3バー3層組織にて
生機を編成した後、通常のポリウレタン系弾性糸交編ト
リコット地の染色加工法に従い、仕上密度59ウェル/
インチ、80コース/インチで目付350g/m2 の編
物を作製し、さらにこの編物を用いて実施例1と同様に
ランニングシャツ・パンツを作製した。
【0067】この編物の吸放湿パラメーターΔMRは0
%、5回洗濯後の吸放湿パラメーターΔMRも0%、摩
擦帯電圧は3.6kvであり、5回洗濯後の摩擦帯電圧
も3.6kvであった。また、この編物の破裂強力は1
9.9kg/cm2 であった。快適性試験では不快(×)で
あり、ランニングシャツ・パンツの体へのまとわりつき
も激しく発生した。さらに、洗濯5回後の快適性試験も
同様に不快(×)であり、ランニングシャツ・パンツの
体へのまとわりつきも洗濯前と同様に強いものであっ
た。
%、5回洗濯後の吸放湿パラメーターΔMRも0%、摩
擦帯電圧は3.6kvであり、5回洗濯後の摩擦帯電圧
も3.6kvであった。また、この編物の破裂強力は1
9.9kg/cm2 であった。快適性試験では不快(×)で
あり、ランニングシャツ・パンツの体へのまとわりつき
も激しく発生した。さらに、洗濯5回後の快適性試験も
同様に不快(×)であり、ランニングシャツ・パンツの
体へのまとわりつきも洗濯前と同様に強いものであっ
た。
【0068】また、具体的な運動着であるサイクルパン
ツを作製し着用した結果、ホコリ付着が多く黒っぽくな
り、かつ、重すぎて動きづらく疲れやすいものであると
同時に、単糸繊度が12.5デニールと太いため、風合
が粗硬で肌触りの悪いものであった。評価結果を表1に
まとめた。
ツを作製し着用した結果、ホコリ付着が多く黒っぽくな
り、かつ、重すぎて動きづらく疲れやすいものであると
同時に、単糸繊度が12.5デニールと太いため、風合
が粗硬で肌触りの悪いものであった。評価結果を表1に
まとめた。
【0069】比較例3 吸放湿パラメーターΔMRが0%である通常のポリエス
テルマルチフィラメント40デニール,18フィラメン
ト(単糸繊度2.2デニール)80%と50デニールの
ポリウレタン系弾性糸(東レ・デュポン製“オペロ
ン”)20%の交編使いで、比較例2と同じサイクルパ
ンツ用編物を狙い、トリコット機32Gの3バー特殊三
層組織にて生機を編成した後、通常のトリコット地の染
色加工法に従い染色後、さらに帯電防止加工を行い、仕
上密度92ウェル/インチ、144コース/インチで目
付338g/m2 の編物を作製し、さらにこの編物を用
いて実施例1と同様にランニングシャツ・パンツを作製
した。
テルマルチフィラメント40デニール,18フィラメン
ト(単糸繊度2.2デニール)80%と50デニールの
ポリウレタン系弾性糸(東レ・デュポン製“オペロ
ン”)20%の交編使いで、比較例2と同じサイクルパ
ンツ用編物を狙い、トリコット機32Gの3バー特殊三
層組織にて生機を編成した後、通常のトリコット地の染
色加工法に従い染色後、さらに帯電防止加工を行い、仕
上密度92ウェル/インチ、144コース/インチで目
付338g/m2 の編物を作製し、さらにこの編物を用
いて実施例1と同様にランニングシャツ・パンツを作製
した。
【0070】この編物の吸放湿パラメーターΔMRは
0.1%、5回洗濯後の吸放湿パラメーターΔMRは0
%、摩擦帯電圧は0.6kvであるものの、5回洗濯後
の摩擦帯電圧は3.1kvであった。また、この編物の
破裂強力は19.3kg/cm2 であった。快適性試験では
洗濯前、および、洗濯5回後とも不快(×)であった。
ランニングシャツ・パンツの体へのまとわりつきは洗濯
前はないものの、洗濯5回後の体へのまとわりつきは激
しいものであった。また、具体的な運動着としてサイク
ルパンツを作製し着用した結果、重すぎて動きづらく疲
れやすいものであった。ホコリの付着も多く黒っぽくな
ってきた。
0.1%、5回洗濯後の吸放湿パラメーターΔMRは0
%、摩擦帯電圧は0.6kvであるものの、5回洗濯後
の摩擦帯電圧は3.1kvであった。また、この編物の
破裂強力は19.3kg/cm2 であった。快適性試験では
洗濯前、および、洗濯5回後とも不快(×)であった。
ランニングシャツ・パンツの体へのまとわりつきは洗濯
前はないものの、洗濯5回後の体へのまとわりつきは激
しいものであった。また、具体的な運動着としてサイク
ルパンツを作製し着用した結果、重すぎて動きづらく疲
れやすいものであった。ホコリの付着も多く黒っぽくな
ってきた。
【0071】評価結果を表1にまとめた。 実施例4 ε−カプロラクタム340部、テレフタル酸18部、数
平均分子量が1000のポリエチレングリコール100
部を重合反応容器に仕込み、重合反応を行うことによ
り、N6成分の割合が45重量%であるポリエーテルエ
ステルアミドブロック共重合体を得た。
平均分子量が1000のポリエチレングリコール100
部を重合反応容器に仕込み、重合反応を行うことによ
り、N6成分の割合が45重量%であるポリエーテルエ
ステルアミドブロック共重合体を得た。
【0072】こうして得られた、ポリエーテルエステル
アミドブロック共重合体70重量部と5−ナトリウムス
ルホイソフタル酸を2モル%共重合した変性ポリエチレ
ンテレフタレート30重量部をチップ状態でブレンドし
て芯成分とし、ポリエチレンテレフタレートを鞘成分と
し、30デニール12フィラメント(単糸繊度2.5デ
ニール)の同心円芯鞘複合繊維を得た。この原糸の吸放
湿パラメーターΔMRは2.5%であった。
アミドブロック共重合体70重量部と5−ナトリウムス
ルホイソフタル酸を2モル%共重合した変性ポリエチレ
ンテレフタレート30重量部をチップ状態でブレンドし
て芯成分とし、ポリエチレンテレフタレートを鞘成分と
し、30デニール12フィラメント(単糸繊度2.5デ
ニール)の同心円芯鞘複合繊維を得た。この原糸の吸放
湿パラメーターΔMRは2.5%であった。
【0073】ランニングシャツ・パンツ用編物を狙い、
このフィラメント100%使いでトリコット機36Gの
ハーフ組織にて生機を編成した後、通常のトリコット地
の染色加工法に従い、仕上密度51ウェル/インチ、7
1コース/インチで目付86g/m2 の編物を作製し、
さらにこの編物を用いて実施例1と同様にランニングシ
ャツ・パンツを作製した。
このフィラメント100%使いでトリコット機36Gの
ハーフ組織にて生機を編成した後、通常のトリコット地
の染色加工法に従い、仕上密度51ウェル/インチ、7
1コース/インチで目付86g/m2 の編物を作製し、
さらにこの編物を用いて実施例1と同様にランニングシ
ャツ・パンツを作製した。
【0074】この編物の吸放湿パラメーターΔMRは
2.4%、5回洗濯後の吸放湿パラメーターΔMRは
2.1%、摩擦帯電圧は0.1kvであり、5回洗濯後
の摩擦帯電圧は0.2kvであった。また、この編物の
破裂強力は3.4kg/cm2 であった。快適性試験では非
常に快適(◎)であり、ランニングシャツ・パンツの体
へのまとわりつきは見られなかった。さらに、洗濯5回
後の快適性試験も非常に快適(◎)であり、ランニング
シャツ・パンツの体へのまとわりつきは見られなかっ
た。
2.4%、5回洗濯後の吸放湿パラメーターΔMRは
2.1%、摩擦帯電圧は0.1kvであり、5回洗濯後
の摩擦帯電圧は0.2kvであった。また、この編物の
破裂強力は3.4kg/cm2 であった。快適性試験では非
常に快適(◎)であり、ランニングシャツ・パンツの体
へのまとわりつきは見られなかった。さらに、洗濯5回
後の快適性試験も非常に快適(◎)であり、ランニング
シャツ・パンツの体へのまとわりつきは見られなかっ
た。
【0075】評価結果を表1に示す。 比較例4 実施例4で得られた共重合ポリエステルを芯成分とし、
ポリエチレンテレフタレートを鞘成分として、共重合ポ
リエステルが繊維全重量の3重量%となる、20デニー
ル12フィラメント(単糸繊度1.7デニール)の同心
円芯鞘複合繊維を得た。この原糸の吸放湿パラメーター
ΔMRは0.5%であった。
ポリエチレンテレフタレートを鞘成分として、共重合ポ
リエステルが繊維全重量の3重量%となる、20デニー
ル12フィラメント(単糸繊度1.7デニール)の同心
円芯鞘複合繊維を得た。この原糸の吸放湿パラメーター
ΔMRは0.5%であった。
【0076】この複合繊維を用い、ランニングシャツ・
パンツ用編物を狙い、比較例1と同様の方法にて、仕上
密度41ウェル/インチ、53コース/インチで目付5
2g/m2 の編物を作製し、さらにこの編物を用いて実
施例1と同様にランニングシャツ・パンツを作製した。
この編物の吸放湿パラメーターΔMRは0.4%、5回
洗濯後の吸放湿パラメーターΔMRは0.3%、摩擦帯
電圧は1.8kvであり、5回洗濯後の摩擦帯電圧は
2.0kvであった。
パンツ用編物を狙い、比較例1と同様の方法にて、仕上
密度41ウェル/インチ、53コース/インチで目付5
2g/m2 の編物を作製し、さらにこの編物を用いて実
施例1と同様にランニングシャツ・パンツを作製した。
この編物の吸放湿パラメーターΔMRは0.4%、5回
洗濯後の吸放湿パラメーターΔMRは0.3%、摩擦帯
電圧は1.8kvであり、5回洗濯後の摩擦帯電圧は
2.0kvであった。
【0077】また、この編物の破裂強力は2.0kg/cm
2 であった。快適性試験では不快(×)であり、洗濯5
回後の快適性試験も同様に不快(×)であった。ただ
し、ランニングシャツ・パンツの体へのまとわりつきは
洗濯前後ともみられなかった。また、ホコリの付着もな
かった。しかし、ランニングシャツ・パンツとしては薄
すぎて透けやすく、かつ、強度的にも弱く破れやすいも
のであった。
2 であった。快適性試験では不快(×)であり、洗濯5
回後の快適性試験も同様に不快(×)であった。ただ
し、ランニングシャツ・パンツの体へのまとわりつきは
洗濯前後ともみられなかった。また、ホコリの付着もな
かった。しかし、ランニングシャツ・パンツとしては薄
すぎて透けやすく、かつ、強度的にも弱く破れやすいも
のであった。
【0078】評価結果を表1にまとめた。 比較例5 吸放湿パラメーターΔMRが0%である通常のポリエス
テルマルチフィラメント300デニール96フィラメン
ト(単糸繊度3.1デニール)100%使いで、トレー
ニングウェア用編物を狙い、ダブル丸編機18Gの1/
1針抜き変化組織にて生機を編成した後、通常の丸編地
の染色加工法に従い、仕上密度20ウェル/インチ、3
6コース/インチで目付180g/m2 の編物を作製
し、さらにこの編物を用いて実施例1と同様にランニン
グシャツ・パンツを作製した。
テルマルチフィラメント300デニール96フィラメン
ト(単糸繊度3.1デニール)100%使いで、トレー
ニングウェア用編物を狙い、ダブル丸編機18Gの1/
1針抜き変化組織にて生機を編成した後、通常の丸編地
の染色加工法に従い、仕上密度20ウェル/インチ、3
6コース/インチで目付180g/m2 の編物を作製
し、さらにこの編物を用いて実施例1と同様にランニン
グシャツ・パンツを作製した。
【0079】この編物の吸放湿パラメーターΔMRは洗
濯前後共0%、摩擦帯電圧も洗濯前後共3.6kvであ
った。また、この編物の破裂強力は11.4kg/cm2 で
あった。快適性試験では不快(×)であり、洗濯5回後
の快適性試験も同様に不快(×)であった。ランニング
シャツ・パンツの体へのまとわりつきも洗濯前後共激し
いものであった。また、具体的な運動着であるトレーニ
ングウェア上下を作製し着用した結果、ホコリの付着が
多く黒っぽくなり、かつ、トレーニングウェアとしては
透けやすく、また、伸張回復率などが劣ると同時に強度
的にも破れやすく弱いものであった。評価結果を表1に
まとめた。
濯前後共0%、摩擦帯電圧も洗濯前後共3.6kvであ
った。また、この編物の破裂強力は11.4kg/cm2 で
あった。快適性試験では不快(×)であり、洗濯5回後
の快適性試験も同様に不快(×)であった。ランニング
シャツ・パンツの体へのまとわりつきも洗濯前後共激し
いものであった。また、具体的な運動着であるトレーニ
ングウェア上下を作製し着用した結果、ホコリの付着が
多く黒っぽくなり、かつ、トレーニングウェアとしては
透けやすく、また、伸張回復率などが劣ると同時に強度
的にも破れやすく弱いものであった。評価結果を表1に
まとめた。
【0080】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、ポリ
エステル繊維の欠点である低い吸湿率から発生するムレ
やベタツキ、高い摩擦帯電圧による着用時に肌へのまと
わりつきとホコリ付着の発生しない運動着類を得ること
ができる。しかも、ポリエステル繊維が本来有する固有
の形態安定性、機械強度、耐薬品性、耐熱性、洗濯耐久
性を具備することができる。
エステル繊維の欠点である低い吸湿率から発生するムレ
やベタツキ、高い摩擦帯電圧による着用時に肌へのまと
わりつきとホコリ付着の発生しない運動着類を得ること
ができる。しかも、ポリエステル繊維が本来有する固有
の形態安定性、機械強度、耐薬品性、耐熱性、洗濯耐久
性を具備することができる。
【図1】本発明に用いる芯鞘型複合繊維の横断面を示す
モデル図である。
モデル図である。
【図2】本発明に用いる芯鞘型複合中空繊維の横断面を
示すモデル図である。
示すモデル図である。
【図3】本発明に用いる海島型複合繊維の横断面を示す
モデル図である。
モデル図である。
【図4】本発明に用いる張り合わせ型複合繊維の横断面
を示すモデル図である。
を示すモデル図である。
1 芯部 2 鞘部 1a 島部 2a 海部 1b,2b 張り合わせ部 3 中空部
Claims (5)
- 【請求項1】 構成糸として吸放湿パラメーターΔMR
が1%以上であるポリエステル系フィラメントを含み、
JIS L 1094 B法による摩擦帯電圧が3kv
未満である編物からなり、かつ該編物の破裂強力が3kg
/cm2 以上であるポリエステル運動着。 - 【請求項2】 前記編物の密度が22〜82ウェル/イ
ンチおよび28〜130コース/インチであって、ウェ
ルおよびコースのうち少なくともいずれかの構成糸の単
糸繊度が0.1〜10デニール、総繊度が30〜300
デニール、かつ目付80〜330g/m2 である請求項
1記載のポリエステル運動着。 - 【請求項3】 前記編物の吸放湿パラメーターΔMRが
1%以上である請求項1または2記載のポリエステル運
動着。 - 【請求項4】 前記ポリエステル系フィラメントが、親
水性化合物を共重合したポリエステルであって、極性基
含有化合物および架橋剤のうち少なくともいずれかを含
有する共重合ポリエステルを5重量%以上含む複合繊維
またはブレンド繊維である請求項1〜3のいずれかに記
載のポリエステル運動着。 - 【請求項5】 前記ポリエステル系フィラメントが、ポ
リエーテルエステルアミドまたはポリエーテルエステル
アミドと他の熱可塑性樹脂との混合物を5重量%以上含
む複合繊維またはブレンド繊維である請求項1〜3のい
ずれかに記載のポリエステル運動着。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8073795A JPH09268456A (ja) | 1996-03-28 | 1996-03-28 | ポリエステル運動着 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8073795A JPH09268456A (ja) | 1996-03-28 | 1996-03-28 | ポリエステル運動着 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09268456A true JPH09268456A (ja) | 1997-10-14 |
Family
ID=13528484
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8073795A Pending JPH09268456A (ja) | 1996-03-28 | 1996-03-28 | ポリエステル運動着 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09268456A (ja) |
Cited By (14)
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1996
- 1996-03-28 JP JP8073795A patent/JPH09268456A/ja active Pending
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