JPH0927109A - 磁気記録媒体 - Google Patents
磁気記録媒体Info
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- JPH0927109A JPH0927109A JP7171199A JP17119995A JPH0927109A JP H0927109 A JPH0927109 A JP H0927109A JP 7171199 A JP7171199 A JP 7171199A JP 17119995 A JP17119995 A JP 17119995A JP H0927109 A JPH0927109 A JP H0927109A
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- JP
- Japan
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- magnetic
- recording medium
- substrate
- layer
- magnetic recording
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 より一層の低ノイズ化を達成し得る磁気記録
媒体の提供。 【構成】 表面に凸部が形成された非磁性基板上に、磁
性層が形成されてなる本発明の磁気記録媒体は、上記磁
性層の平均結晶粒径a、上記凸部の形状を円近似したと
きの平均直径b、及び隣り合う上記凸部間の距離dが下
記の関係を満たすと共に、80kfci以上の高記録密
度を有することを特徴とする。 2nm≦a≦30nm 30nm≦b≦400nm b≧2a 0<d≦b
媒体の提供。 【構成】 表面に凸部が形成された非磁性基板上に、磁
性層が形成されてなる本発明の磁気記録媒体は、上記磁
性層の平均結晶粒径a、上記凸部の形状を円近似したと
きの平均直径b、及び隣り合う上記凸部間の距離dが下
記の関係を満たすと共に、80kfci以上の高記録密
度を有することを特徴とする。 2nm≦a≦30nm 30nm≦b≦400nm b≧2a 0<d≦b
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は磁気記録媒体に関す
るものであり、更に詳しくは、高記録密度での記録時に
おけるノイズが低減された磁気記録媒体に関するもので
ある。
るものであり、更に詳しくは、高記録密度での記録時に
おけるノイズが低減された磁気記録媒体に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
磁気記録媒体の低ノイズ化の手法としては、主に下記の
手法(1)〜(5)が用いられてきた。 (1)磁性層の効果 CoCrを含む、磁性層を形成する合金中のCr濃度を
増加させたり、該合金にTa、B、酸化物等を添加す
る。 (2)下地層の効果 下地層における柱状構造を制御することにより磁性層の
平均結晶粒径を微細にしたり、下地層の結晶配向を制御
することによりc軸面内配向を制御する。 (3)加熱温度の効果 基板加熱、あるいは熱処理によりCr等の非磁性物質の
磁性結晶粒界への偏析を促進させ、磁性結晶粒間の磁気
的な結合を弱める。 (4)Arガス圧の効果 スパッタリングによって磁性層を形成するに際して、高
Arガス圧下で磁性層を形成することにより、磁性結晶
粒間に物理的な空隙を作り、磁性結晶粒間の磁気的な結
合を弱める。 (5)磁性多層膜の効果 磁性層の間に非磁性の中間層を介在せしめることによ
り、磁性結晶粒間の磁気的な結合を弱める。
磁気記録媒体の低ノイズ化の手法としては、主に下記の
手法(1)〜(5)が用いられてきた。 (1)磁性層の効果 CoCrを含む、磁性層を形成する合金中のCr濃度を
増加させたり、該合金にTa、B、酸化物等を添加す
る。 (2)下地層の効果 下地層における柱状構造を制御することにより磁性層の
平均結晶粒径を微細にしたり、下地層の結晶配向を制御
することによりc軸面内配向を制御する。 (3)加熱温度の効果 基板加熱、あるいは熱処理によりCr等の非磁性物質の
磁性結晶粒界への偏析を促進させ、磁性結晶粒間の磁気
的な結合を弱める。 (4)Arガス圧の効果 スパッタリングによって磁性層を形成するに際して、高
Arガス圧下で磁性層を形成することにより、磁性結晶
粒間に物理的な空隙を作り、磁性結晶粒間の磁気的な結
合を弱める。 (5)磁性多層膜の効果 磁性層の間に非磁性の中間層を介在せしめることによ
り、磁性結晶粒間の磁気的な結合を弱める。
【0003】上記(1)〜(5)の手法を組み合わせて
用いることにより、ノイズは低下する。しかしながら、
更なる高記録密度化に伴い、より一層の低ノイズ化が要
求されている。
用いることにより、ノイズは低下する。しかしながら、
更なる高記録密度化に伴い、より一層の低ノイズ化が要
求されている。
【0004】従って、本発明の目的は、より一層の低ノ
イズ化を達成しうる磁気記録媒体を提供することにあ
る。
イズ化を達成しうる磁気記録媒体を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、従来の低
ノイズ化の手法に加え、低ノイズ化を実現する新たな手
法を鋭意検討した結果、非磁性基板の表面上に凸部を形
成し、この上に磁性層を形成すると共に、該凸部及び該
磁性層を特定の構造とすることにより、高記録密度時
(特に80kfci以上)のノイズを、該凸部が形成さ
れていない磁気記録媒体に比べて極めて低下させ得るこ
とを知見した。
ノイズ化の手法に加え、低ノイズ化を実現する新たな手
法を鋭意検討した結果、非磁性基板の表面上に凸部を形
成し、この上に磁性層を形成すると共に、該凸部及び該
磁性層を特定の構造とすることにより、高記録密度時
(特に80kfci以上)のノイズを、該凸部が形成さ
れていない磁気記録媒体に比べて極めて低下させ得るこ
とを知見した。
【0006】本発明は上記知見に基づきなされたもので
あり、表面に凸部が形成された非磁性基板上に、磁性層
が形成されてなる磁気記録媒体において、上記磁性層の
平均結晶粒径a、上記凸部の形状を円近似したときの平
均直径b、及び隣り合う上記凸部間の距離dが下記の関
係を満たすと共に、80kfci以上の高記録密度を有
することを特徴とする磁気記録媒体を提供することによ
り、上記目的を達成したものである。 2nm≦a≦30nm 30nm≦b≦400nm b≧2a 0<d≦b
あり、表面に凸部が形成された非磁性基板上に、磁性層
が形成されてなる磁気記録媒体において、上記磁性層の
平均結晶粒径a、上記凸部の形状を円近似したときの平
均直径b、及び隣り合う上記凸部間の距離dが下記の関
係を満たすと共に、80kfci以上の高記録密度を有
することを特徴とする磁気記録媒体を提供することによ
り、上記目的を達成したものである。 2nm≦a≦30nm 30nm≦b≦400nm b≧2a 0<d≦b
【0007】本発明の磁気記録媒体は、例えば、磁気ド
ラムや磁気テープとしても有用であるが、特に固定ディ
スク等の磁気ディスクとして有用である。
ラムや磁気テープとしても有用であるが、特に固定ディ
スク等の磁気ディスクとして有用である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の磁気記録媒体につ
いて、図面に基づき説明する。ここで、図1は、本発明
の磁気記録媒体の構造を示す模式図であり、図2は、本
発明の磁気記録媒体の好ましい実施例の構造を示す模式
図であり、図3は、本発明の磁気記録媒体の他の好まし
い実施例の構造を示す模式図である。
いて、図面に基づき説明する。ここで、図1は、本発明
の磁気記録媒体の構造を示す模式図であり、図2は、本
発明の磁気記録媒体の好ましい実施例の構造を示す模式
図であり、図3は、本発明の磁気記録媒体の他の好まし
い実施例の構造を示す模式図である。
【0009】図1に示すように、本発明の磁気記録媒体
10は、表面に多数の凸部12が形成された非磁性基板
14上に、磁性層16が形成されてなるものである。そ
して、上記磁気記録媒体10においては、図1に示すよ
うに、上記磁性層16の平均結晶粒径a、上記凸部12
の形状を円近似したときの平均直径b、及び隣り合う上
記凸部12間の距離dが下記の関係を満たすと共に、8
0kfci以上の高記録密度を有することを特徴とす
る。 2nm≦a≦30nm 30nm≦b≦400nm b≧2a 0<d≦b
10は、表面に多数の凸部12が形成された非磁性基板
14上に、磁性層16が形成されてなるものである。そ
して、上記磁気記録媒体10においては、図1に示すよ
うに、上記磁性層16の平均結晶粒径a、上記凸部12
の形状を円近似したときの平均直径b、及び隣り合う上
記凸部12間の距離dが下記の関係を満たすと共に、8
0kfci以上の高記録密度を有することを特徴とす
る。 2nm≦a≦30nm 30nm≦b≦400nm b≧2a 0<d≦b
【0010】磁気記録媒体の基板上に凹凸を形成するこ
とは、例えば、特開平3−73419号公報等にも記載
されているが、該公報では凹凸を形成することにより磁
気記録媒体のCSS耐久性を向上させることを意図とし
ており、本発明のように、磁気記録媒体のノイズを低減
化することは意図されていない。
とは、例えば、特開平3−73419号公報等にも記載
されているが、該公報では凹凸を形成することにより磁
気記録媒体のCSS耐久性を向上させることを意図とし
ており、本発明のように、磁気記録媒体のノイズを低減
化することは意図されていない。
【0011】図1に示す本発明の磁気記録媒体10につ
いて更に説明すると、図1中、符号14で示される非磁
性基板としては、例えば、Al基板、NiPめっきAl
合金基板、強化ガラス基板、結晶化ガラス基板、セラミ
ックス基板、Si合金基板、Ti基板、Ti合金基板、
プラスチック基板、カーボン基板、及びこれらの複合材
料から成る基板等が使用できる。特に、カーボン基板、
就中ガラス状カーボン基板は、小径/薄板化に有利であ
り、耐熱性に優れ、しかも導電性も有しているので、本
発明において好ましく用いられる。
いて更に説明すると、図1中、符号14で示される非磁
性基板としては、例えば、Al基板、NiPめっきAl
合金基板、強化ガラス基板、結晶化ガラス基板、セラミ
ックス基板、Si合金基板、Ti基板、Ti合金基板、
プラスチック基板、カーボン基板、及びこれらの複合材
料から成る基板等が使用できる。特に、カーボン基板、
就中ガラス状カーボン基板は、小径/薄板化に有利であ
り、耐熱性に優れ、しかも導電性も有しているので、本
発明において好ましく用いられる。
【0012】上記非磁性基板14の表面に形成される上
記凸部12は、上記の関係を満たす形状のものである。
上記凸部12は、かかる条件を満たすものであれば、そ
の形成方法に特に制限は無い。
記凸部12は、上記の関係を満たす形状のものである。
上記凸部12は、かかる条件を満たすものであれば、そ
の形成方法に特に制限は無い。
【0013】上記凸部12の形成方法について更に説明
すると、所定の平均表面粗さRaを有する非磁性基板上
に、無電解めっき法等の湿式めっき手段;蒸着法、イオ
ンプレーティング法若しくはスパッタリング法等の物理
的気相成長法(PVD);又は化学的気相成長法(CV
D)等によって凸部12を形成する方法が挙げられる。
この場合、上記凸部12を構成する物質としては、例え
ば、Ag、Al、Au、Cu、Sn及びIn並びにこれ
らの合金等の低融点金属;カーバイト形成能を有する金
属;Al−M(Mはカーバイド形成能を有する金属)系
合金;シリカ〔Si(O)〕等を用いることができる。
なお、上記カーバイド形成能を有する金属としては、例
えば、Si、Cr、Ta、Ti、Zr、Y、Mo、W及
びV等が挙げられる。この場合、上記凸部12の厚さ
(即ち、上記凸部12の高さに相当)は、5〜60nm
であることが好ましい。
すると、所定の平均表面粗さRaを有する非磁性基板上
に、無電解めっき法等の湿式めっき手段;蒸着法、イオ
ンプレーティング法若しくはスパッタリング法等の物理
的気相成長法(PVD);又は化学的気相成長法(CV
D)等によって凸部12を形成する方法が挙げられる。
この場合、上記凸部12を構成する物質としては、例え
ば、Ag、Al、Au、Cu、Sn及びIn並びにこれ
らの合金等の低融点金属;カーバイト形成能を有する金
属;Al−M(Mはカーバイド形成能を有する金属)系
合金;シリカ〔Si(O)〕等を用いることができる。
なお、上記カーバイド形成能を有する金属としては、例
えば、Si、Cr、Ta、Ti、Zr、Y、Mo、W及
びV等が挙げられる。この場合、上記凸部12の厚さ
(即ち、上記凸部12の高さに相当)は、5〜60nm
であることが好ましい。
【0014】このようにして形成された上記凸部12
は、上述の通り、その形状を円近似したときの平均直径
bが、30nm≦b≦400nmである。該平均直径b
が30nmに満たないと磁性層において不連続な凸部が
形成し難くなり、該平均直径bが400nmを超えると
媒体と磁気ヘッドとの間のスペーシングロスが大きくな
り過ぎる。上記平均直径bの好ましい範囲は、50nm
≦b≦300nmであり、更に好ましい範囲は、50n
m≦b≦200nmである。なお、上記平均直径bは、
例えば、上記凸部12までが形成された非磁性基板14
を所定の形状に切り出した後、AFM(原子間顕微鏡)
像を観察することにより測定することができる。
は、上述の通り、その形状を円近似したときの平均直径
bが、30nm≦b≦400nmである。該平均直径b
が30nmに満たないと磁性層において不連続な凸部が
形成し難くなり、該平均直径bが400nmを超えると
媒体と磁気ヘッドとの間のスペーシングロスが大きくな
り過ぎる。上記平均直径bの好ましい範囲は、50nm
≦b≦300nmであり、更に好ましい範囲は、50n
m≦b≦200nmである。なお、上記平均直径bは、
例えば、上記凸部12までが形成された非磁性基板14
を所定の形状に切り出した後、AFM(原子間顕微鏡)
像を観察することにより測定することができる。
【0015】隣り合う上記凸部12間の距離dは、上述
の通り、0<d≦bである。即ち、個々の凸部12間
は、上記非磁性基板14の表面において実質的に不連続
であり、その結果、該凸部12はいわゆる島状構造をな
している。従って、例えば、上記凸部12が非磁性基板
14の表面に形成されたAl−M系合金からなる場合に
は、該非磁性基板14の表面に、該合金によって被覆さ
れて島状構造を形成する部分と、該合金によって被覆さ
れておらずその表面が露出している部分とが存在する。
また、隣り合う上記凸部12間の距離dは、上記平均直
径b以下である。該距離dが該平均直径bを超えると、
低ノイズの効果が減少してしまう。上記凸部12間の距
離dは、2〜200nmであることが好ましい。
の通り、0<d≦bである。即ち、個々の凸部12間
は、上記非磁性基板14の表面において実質的に不連続
であり、その結果、該凸部12はいわゆる島状構造をな
している。従って、例えば、上記凸部12が非磁性基板
14の表面に形成されたAl−M系合金からなる場合に
は、該非磁性基板14の表面に、該合金によって被覆さ
れて島状構造を形成する部分と、該合金によって被覆さ
れておらずその表面が露出している部分とが存在する。
また、隣り合う上記凸部12間の距離dは、上記平均直
径b以下である。該距離dが該平均直径bを超えると、
低ノイズの効果が減少してしまう。上記凸部12間の距
離dは、2〜200nmであることが好ましい。
【0016】また、上記凸部12の平均表面粗さRaに
特に制限は無いが、磁気ヘッドとのスペーシングを下げ
高記録密度を達成する点から、1〜30nmであること
が好ましく、1〜20nmであることが一層好ましい。
なお、上記平均表面粗さRaは、上記平均直径bと同様
に、上記凸部12までが形成された非磁性基板14を所
定の形状に切り出した後、AFM(原子間顕微鏡)像を
観察することにより測定することができる。
特に制限は無いが、磁気ヘッドとのスペーシングを下げ
高記録密度を達成する点から、1〜30nmであること
が好ましく、1〜20nmであることが一層好ましい。
なお、上記平均表面粗さRaは、上記平均直径bと同様
に、上記凸部12までが形成された非磁性基板14を所
定の形状に切り出した後、AFM(原子間顕微鏡)像を
観察することにより測定することができる。
【0017】次に、上記凸部12が形成された非磁性基
板14上に形成される磁性層16について、引き続き図
1に基づき説明する。図1に示すように、上記磁性層1
6は、上記凸部12が形成された非磁性基板14上に形
成されるものであり、該凸部12の形状に対応する凹凸
形状を有する。また、上記磁性層16は、好ましくは、
図1に示すように、上記非磁性基板14の面方向におい
て、上記凸部12に対応する不連続な凸状部18の集合
体である。即ち、隣り合う該凸状部18間には、実質的
に不連続な領域が存在し、個々の凸状部18は物理的に
離れた状態にある。上記磁性層16が、かかる不連続な
凸状部18の集合体であることによって、隣り合う凸状
部18どうしが磁気的に非常に弱い結合状態となる結
果、媒体ノイズが一層低減化される。このとき、上記磁
性層16の平均結晶粒径aは、後述するように2nm≦
a≦30nmであることが必須であるが、かかる平均結
晶粒径を有する磁性層は、例えば、磁性層を形成する金
属(合金)の種類や磁性層成膜時の条件をコントロール
することで容易に形成することができる。
板14上に形成される磁性層16について、引き続き図
1に基づき説明する。図1に示すように、上記磁性層1
6は、上記凸部12が形成された非磁性基板14上に形
成されるものであり、該凸部12の形状に対応する凹凸
形状を有する。また、上記磁性層16は、好ましくは、
図1に示すように、上記非磁性基板14の面方向におい
て、上記凸部12に対応する不連続な凸状部18の集合
体である。即ち、隣り合う該凸状部18間には、実質的
に不連続な領域が存在し、個々の凸状部18は物理的に
離れた状態にある。上記磁性層16が、かかる不連続な
凸状部18の集合体であることによって、隣り合う凸状
部18どうしが磁気的に非常に弱い結合状態となる結
果、媒体ノイズが一層低減化される。このとき、上記磁
性層16の平均結晶粒径aは、後述するように2nm≦
a≦30nmであることが必須であるが、かかる平均結
晶粒径を有する磁性層は、例えば、磁性層を形成する金
属(合金)の種類や磁性層成膜時の条件をコントロール
することで容易に形成することができる。
【0018】この場合、隣り合う上記磁性層間の距離
(つまり、上記凸状部18間の距離)xは、0.2≦x
≦30nmであることが好ましい。該距離xが0.2n
mに満たないと、隣り合う凸状部どうしの磁気的な結合
状態が強まり、媒体ノイズの増加を招く可能性があり、
該距離xが30nmを超えると、単位面積当たりの磁束
数が減少するため出力が低下する可能性があるので、上
記範囲内とすることが好ましい。上記距離xは、0.2
≦x≦10nmであることが一層好ましい。なお、上記
距離xは、例えば、上記磁性層16が形成された磁気記
録媒体の縦断面及び面内のTEM(透過型電子顕微鏡)
像を観察することにより測定することができる。また、
上記距離xの範囲は、上記凸部12の形状を制御するこ
とによりコントロールすることができる。
(つまり、上記凸状部18間の距離)xは、0.2≦x
≦30nmであることが好ましい。該距離xが0.2n
mに満たないと、隣り合う凸状部どうしの磁気的な結合
状態が強まり、媒体ノイズの増加を招く可能性があり、
該距離xが30nmを超えると、単位面積当たりの磁束
数が減少するため出力が低下する可能性があるので、上
記範囲内とすることが好ましい。上記距離xは、0.2
≦x≦10nmであることが一層好ましい。なお、上記
距離xは、例えば、上記磁性層16が形成された磁気記
録媒体の縦断面及び面内のTEM(透過型電子顕微鏡)
像を観察することにより測定することができる。また、
上記距離xの範囲は、上記凸部12の形状を制御するこ
とによりコントロールすることができる。
【0019】上記磁性層16について更に説明すると、
上述の通り、上記磁性層の平均結晶粒径aは、2nm≦
a≦30nmである。該平均結晶粒径aが2nmに満た
ないと磁性結晶粒の磁性が不安定となる可能性があり、
該平均結晶粒径aが30nmを超えると高記録密度時に
不利となる。ここで、上記平均結晶粒径aとは、上記磁
性層16の個々の凸状部18中における磁性結晶粒の平
均粒径のことである(従って、該凸状部18は、該磁性
結晶粒の集合体である)。なお、図1に示す磁気記録媒
体10における磁性層16では、上記磁性結晶粒20
は、PVD等の薄膜形成手段によって形成された一般的
な磁性層における磁性結晶粒と同様に、柱状構造を有し
ており、その平均粒径は、該柱状構造における横断面の
径に相当する。上記平均結晶粒径aは、例えば、AFM
像やHR−SEM(高分解能走査型電子顕微鏡)像を観
察することにより測定することができる。
上述の通り、上記磁性層の平均結晶粒径aは、2nm≦
a≦30nmである。該平均結晶粒径aが2nmに満た
ないと磁性結晶粒の磁性が不安定となる可能性があり、
該平均結晶粒径aが30nmを超えると高記録密度時に
不利となる。ここで、上記平均結晶粒径aとは、上記磁
性層16の個々の凸状部18中における磁性結晶粒の平
均粒径のことである(従って、該凸状部18は、該磁性
結晶粒の集合体である)。なお、図1に示す磁気記録媒
体10における磁性層16では、上記磁性結晶粒20
は、PVD等の薄膜形成手段によって形成された一般的
な磁性層における磁性結晶粒と同様に、柱状構造を有し
ており、その平均粒径は、該柱状構造における横断面の
径に相当する。上記平均結晶粒径aは、例えば、AFM
像やHR−SEM(高分解能走査型電子顕微鏡)像を観
察することにより測定することができる。
【0020】また、上記磁性層16における上記平均結
晶粒径aは、上述した、上記凸部12の平均直径bとの
間に、b≧2aなる関係を有する。即ち、上述した通
り、該平均結晶粒径a及び該平均直径bは、それぞれ特
定の数値範囲内にあるが、これに加えて、両者の間に相
対的な関係を有する。そして、両者の間に、かかる関係
があることによって、本発明の磁気記録媒体では、上記
凸部12を形成しない媒体に比べ高記録密度時のノイズ
が低くなるという効果が奏される。
晶粒径aは、上述した、上記凸部12の平均直径bとの
間に、b≧2aなる関係を有する。即ち、上述した通
り、該平均結晶粒径a及び該平均直径bは、それぞれ特
定の数値範囲内にあるが、これに加えて、両者の間に相
対的な関係を有する。そして、両者の間に、かかる関係
があることによって、本発明の磁気記録媒体では、上記
凸部12を形成しない媒体に比べ高記録密度時のノイズ
が低くなるという効果が奏される。
【0021】本発明の磁気記録媒体は、80kfci以
上の高記録密度媒体において特にその効果を発現する。
特に90kfci以上、就中100kfci以上の高記
録密度媒体では、連続した磁性層を形成している媒体と
比べたときのノイズが格段に低くなる。
上の高記録密度媒体において特にその効果を発現する。
特に90kfci以上、就中100kfci以上の高記
録密度媒体では、連続した磁性層を形成している媒体と
比べたときのノイズが格段に低くなる。
【0022】上記磁性層16は、公知の薄膜形成手段、
例えば、蒸着法、スパッタリング法及びイオンプレーテ
ィング法のようなPVDや、CVDにより形成すること
ができる。また、上記磁性層16を構成する材料として
は、例えばCoCr、CoNi、CoCrX、CoCr
PtX、CoSm、CoSmX、CoNiX及びCoW
X(ここで、Xは、Ta、Pt、Au、Ti、V、C
r、Ni、W、La、Ce、Pr、Nd、Pm、Sm、
Eu、Li、Si、B、Ca、As、Y、Zr、Nb、
Mo、Ru、Rh、Ag、Sb及びHf等からなる群よ
り選ばれる1種又は2種以上の金属を示し、組成物中同
一元素の組合せは除く)等で表されるCoを主成分とす
るCo系の磁性合金や、Ba−フェライト、Sr−フェ
ライト、γ−フェライト及びCo−γ−フェライト等の
フェライト系磁性体等を好ましく挙げることができる。
使用に際しては、これらを単独で又は2種以上組み合わ
せて用いることができる。
例えば、蒸着法、スパッタリング法及びイオンプレーテ
ィング法のようなPVDや、CVDにより形成すること
ができる。また、上記磁性層16を構成する材料として
は、例えばCoCr、CoNi、CoCrX、CoCr
PtX、CoSm、CoSmX、CoNiX及びCoW
X(ここで、Xは、Ta、Pt、Au、Ti、V、C
r、Ni、W、La、Ce、Pr、Nd、Pm、Sm、
Eu、Li、Si、B、Ca、As、Y、Zr、Nb、
Mo、Ru、Rh、Ag、Sb及びHf等からなる群よ
り選ばれる1種又は2種以上の金属を示し、組成物中同
一元素の組合せは除く)等で表されるCoを主成分とす
るCo系の磁性合金や、Ba−フェライト、Sr−フェ
ライト、γ−フェライト及びCo−γ−フェライト等の
フェライト系磁性体等を好ましく挙げることができる。
使用に際しては、これらを単独で又は2種以上組み合わ
せて用いることができる。
【0023】次に、本発明の磁気記録媒体を、図2に示
すその好ましい実施例に基づき説明する。なお、図1と
同じ点については特に詳述しないが、図1に関して詳述
した説明が適宜適用される。また、図2において図1と
同じ部材については、図1と同じ符号を付した。
すその好ましい実施例に基づき説明する。なお、図1と
同じ点については特に詳述しないが、図1に関して詳述
した説明が適宜適用される。また、図2において図1と
同じ部材については、図1と同じ符号を付した。
【0024】図2に示す磁気記録媒体10は、非磁性基
板14上に、該非磁性基板14の面方向において不連続
な多数の凸部12が設けられている。そして、該凸部1
2上には、アモルファス層24が設けられ、該アモルフ
ァス層24上には、第1下地層26及び第2下地層28
が順次設けられている。更に、該第2下地層28上に
は、磁性層16が設けられ、該磁性層16上には、保護
層30及び潤滑剤層32が順次設けられている。
板14上に、該非磁性基板14の面方向において不連続
な多数の凸部12が設けられている。そして、該凸部1
2上には、アモルファス層24が設けられ、該アモルフ
ァス層24上には、第1下地層26及び第2下地層28
が順次設けられている。更に、該第2下地層28上に
は、磁性層16が設けられ、該磁性層16上には、保護
層30及び潤滑剤層32が順次設けられている。
【0025】図2に示す磁気記録媒体について更に詳述
すると、符号24で示されるアモルファス層は、好まし
くは3B〜5B元素を含有するものであり、例えば、
B、C、Si、P等から構成されている。該アモルファ
ス層24は、上記凸部12の表面状態の影響を上層に及
ぼさない作用を有する。これにより、上記凸部12を構
成する材料と磁性膜制御用の材料(即ち、後述する下地
層を構成する材料)とを独立に設計することが容易とな
る。
すると、符号24で示されるアモルファス層は、好まし
くは3B〜5B元素を含有するものであり、例えば、
B、C、Si、P等から構成されている。該アモルファ
ス層24は、上記凸部12の表面状態の影響を上層に及
ぼさない作用を有する。これにより、上記凸部12を構
成する材料と磁性膜制御用の材料(即ち、後述する下地
層を構成する材料)とを独立に設計することが容易とな
る。
【0026】上記アモルファス層24は、上述の作用を
有するものであるから、上記凸部12と上記磁性層16
との間に形成されることが好ましく、特に図2に示すよ
うに、上記凸部12の上〔就中、Si(O)からなる上
記凸部12の上〕に直接形成されることが、角型比の一
層の向上の点から好ましい。
有するものであるから、上記凸部12と上記磁性層16
との間に形成されることが好ましく、特に図2に示すよ
うに、上記凸部12の上〔就中、Si(O)からなる上
記凸部12の上〕に直接形成されることが、角型比の一
層の向上の点から好ましい。
【0027】上記アモルファス層24の形成方法には特
に制限は無く、例えば、該アモルファス層24としてア
モルファスカーボン層を用いる場合には、炭素材をター
ゲットとしたPVDにより形成することができる。該炭
素材としては、黒鉛のような結晶性炭素材を使用するこ
ともできるが、ガラス状の炭素材を使用することが好ま
しい。また、上記炭素材が、Si、Ti、W、Zr、C
r、Nb、Mo、Ta又はAl等の炭化物、窒化物、ホ
ウ化物又は酸化物、或いはBN又はB4 C等のセラミッ
クス粒子を含有することも好ましい。上記アモルファス
層の厚さは、一般に5〜50nmであることが好まし
い。
に制限は無く、例えば、該アモルファス層24としてア
モルファスカーボン層を用いる場合には、炭素材をター
ゲットとしたPVDにより形成することができる。該炭
素材としては、黒鉛のような結晶性炭素材を使用するこ
ともできるが、ガラス状の炭素材を使用することが好ま
しい。また、上記炭素材が、Si、Ti、W、Zr、C
r、Nb、Mo、Ta又はAl等の炭化物、窒化物、ホ
ウ化物又は酸化物、或いはBN又はB4 C等のセラミッ
クス粒子を含有することも好ましい。上記アモルファス
層の厚さは、一般に5〜50nmであることが好まし
い。
【0028】次に、上記アモルファス層24上に順次設
けられる上記第1下地層26及び第2下地層28につい
てそれぞれ説明すると、該第1下地層26は、媒体ノイ
ズを一層低減化せしめる目的で設けられるものであり、
Ti又はTi合金から構成されるものであることが好ま
しい。一方、上記第2下地層28は、上記磁性層16の
静磁気特性の向上を目的として設けられるものであり、
この目的のために、その材質としては該磁性層16を構
成する物質の格子定数に近いものを用いることが好まし
い。特に、該第2下地層28は、Cr又はCrを含む二
元合金からなることが静磁気特性の向上と共に媒体ノイ
ズの低減化の点から好ましい。該Crを含む二元合金の
例としては、CrTi、CrMo、CrW、CrNb、
CrSi、CrCo、CrTa等を挙げるこができる。
上記第1下地層26及び第2磁性層の厚さは、それぞれ
5〜200nm及び5〜150nmであることが好まし
い。なお、上記第1下地層26及び第2下地層28は、
共に、例えばPVD等により形成することができる。
けられる上記第1下地層26及び第2下地層28につい
てそれぞれ説明すると、該第1下地層26は、媒体ノイ
ズを一層低減化せしめる目的で設けられるものであり、
Ti又はTi合金から構成されるものであることが好ま
しい。一方、上記第2下地層28は、上記磁性層16の
静磁気特性の向上を目的として設けられるものであり、
この目的のために、その材質としては該磁性層16を構
成する物質の格子定数に近いものを用いることが好まし
い。特に、該第2下地層28は、Cr又はCrを含む二
元合金からなることが静磁気特性の向上と共に媒体ノイ
ズの低減化の点から好ましい。該Crを含む二元合金の
例としては、CrTi、CrMo、CrW、CrNb、
CrSi、CrCo、CrTa等を挙げるこができる。
上記第1下地層26及び第2磁性層の厚さは、それぞれ
5〜200nm及び5〜150nmであることが好まし
い。なお、上記第1下地層26及び第2下地層28は、
共に、例えばPVD等により形成することができる。
【0029】次に、上記磁性層16上に設けられる上記
保護層30について説明すると、該保護層30は、耐摩
耗性の観点から力学的強度の高い材料で形成されている
ことが好ましく、具体的な材質としては、例えば、A
l、Si、Ti、Cr、Zr、Nb、Mo、Ta、W等
の金属の酸化物(酸化ケイ素、酸化ジルコニウム等);
該金属の窒化物(窒化ホウ素等);該金属の炭化物(炭
化ケイ素、炭化タングステン等);ダイヤモンドライク
カーボン等のカーボン(炭素)及びボロンナイトライド
等からなる群より選択される一種以上が用いられること
が好ましい。また、上記材料の中でも、カーボン、炭化
ケイ素、炭化タングステン、酸化ケイ素、酸化ジルコニ
ウム、窒化ホウ素又はこれらの複合材料が好ましく、更
に好ましくはカーボンであり、中でも特にダイヤモンド
ライクカーボン及びガラス状カーボンが好ましい。な
お、カーボンの保護層の成膜時にガスとして水素やメタ
ン等の炭化水素を混入させ、水素化カーボンの保護層と
なしてもよい。上記保護層30の厚さは、一般に5〜2
5nmであることが好ましい。なお、上記保護層30
は、PVD等により形成することができる。
保護層30について説明すると、該保護層30は、耐摩
耗性の観点から力学的強度の高い材料で形成されている
ことが好ましく、具体的な材質としては、例えば、A
l、Si、Ti、Cr、Zr、Nb、Mo、Ta、W等
の金属の酸化物(酸化ケイ素、酸化ジルコニウム等);
該金属の窒化物(窒化ホウ素等);該金属の炭化物(炭
化ケイ素、炭化タングステン等);ダイヤモンドライク
カーボン等のカーボン(炭素)及びボロンナイトライド
等からなる群より選択される一種以上が用いられること
が好ましい。また、上記材料の中でも、カーボン、炭化
ケイ素、炭化タングステン、酸化ケイ素、酸化ジルコニ
ウム、窒化ホウ素又はこれらの複合材料が好ましく、更
に好ましくはカーボンであり、中でも特にダイヤモンド
ライクカーボン及びガラス状カーボンが好ましい。な
お、カーボンの保護層の成膜時にガスとして水素やメタ
ン等の炭化水素を混入させ、水素化カーボンの保護層と
なしてもよい。上記保護層30の厚さは、一般に5〜2
5nmであることが好ましい。なお、上記保護層30
は、PVD等により形成することができる。
【0030】次に、上記保護層30上に設けられる上記
潤滑剤層32について説明すると、該潤滑剤層32は、
磁気記録媒体の走行性及び耐久性を向上させるために用
いられるものであり、例えば厚さが5〜100Å程度に
なるように潤滑剤をスピンコーティング、ディップコー
ティング、スプレーコーティング等の塗布手段で塗布す
る方法や、フッ化炭素系化合物と酸素とを気相重合(特
に光CVD)する方法(例えば、特願平6−28694
0号記載の方法等)により形成することができる。該潤
滑剤としては、フッ素系高分子を好適に用いることがで
きる。該フッ素系高分子としては、分子中に極性基を有
するもの及び極性基を有しないものの双方を単独で又は
組み合わせて用いることができる。分子中に極性基を有
する上記フッ素系高分子としては、分子量が2000〜
4000のパーフロロポリエーテル系の高分子であっ
て、末端に芳香族環又はOH基を有するものが好ましく
用いられる。より詳細には、−(CF2 CF2 O)n−
(CF2 O)m−骨格を有し、末端に芳香族環又はOH
基を有し、且つ分子量が2000〜4000であるもの
が好ましい。具体例としては、フォンブリンAM200
1、フォンブリンZ−dol(アオジモント社)等が挙
げられる。一方、分子中に極性基を有しない上記フッ素
系高分子としては、分子量が2000〜10000のパ
ーフロロポリエーテル系の高分子であって、末端にパー
フルオロアルキル基を有するものが好ましく用いられ
る。より詳細には、CF3 −(CF2 CF2 O)n−
(CF2 O)m−CF3 で表わされ、分子量が2000
〜10000であるものが好ましい。具体例としては、
フォンブリンZ03(アオジモント社)等が挙げられ
る。
潤滑剤層32について説明すると、該潤滑剤層32は、
磁気記録媒体の走行性及び耐久性を向上させるために用
いられるものであり、例えば厚さが5〜100Å程度に
なるように潤滑剤をスピンコーティング、ディップコー
ティング、スプレーコーティング等の塗布手段で塗布す
る方法や、フッ化炭素系化合物と酸素とを気相重合(特
に光CVD)する方法(例えば、特願平6−28694
0号記載の方法等)により形成することができる。該潤
滑剤としては、フッ素系高分子を好適に用いることがで
きる。該フッ素系高分子としては、分子中に極性基を有
するもの及び極性基を有しないものの双方を単独で又は
組み合わせて用いることができる。分子中に極性基を有
する上記フッ素系高分子としては、分子量が2000〜
4000のパーフロロポリエーテル系の高分子であっ
て、末端に芳香族環又はOH基を有するものが好ましく
用いられる。より詳細には、−(CF2 CF2 O)n−
(CF2 O)m−骨格を有し、末端に芳香族環又はOH
基を有し、且つ分子量が2000〜4000であるもの
が好ましい。具体例としては、フォンブリンAM200
1、フォンブリンZ−dol(アオジモント社)等が挙
げられる。一方、分子中に極性基を有しない上記フッ素
系高分子としては、分子量が2000〜10000のパ
ーフロロポリエーテル系の高分子であって、末端にパー
フルオロアルキル基を有するものが好ましく用いられ
る。より詳細には、CF3 −(CF2 CF2 O)n−
(CF2 O)m−CF3 で表わされ、分子量が2000
〜10000であるものが好ましい。具体例としては、
フォンブリンZ03(アオジモント社)等が挙げられ
る。
【0031】次に、本発明の磁気記録媒体を、図3に示
すその好ましい他の実施例に基づき説明する。なお、図
1と同じ点については特に詳述しないが、図1に関して
詳述した説明が適宜適用される。また、図3において図
1と同じ部材については、図1と同じ符号を付した。
すその好ましい他の実施例に基づき説明する。なお、図
1と同じ点については特に詳述しないが、図1に関して
詳述した説明が適宜適用される。また、図3において図
1と同じ部材については、図1と同じ符号を付した。
【0032】図3に示す磁気記録媒体10は、図2に示
す磁気記録媒体と類似のものであるが、隣り合う上記凸
部12間の距離dが図2に示す磁気記録媒体よりも大き
くなっている点で異なる(なお、この実施例においても
dは、上記関係式を満たすことはいうまでもない)。そ
の結果、上記凸部12間においては、上記基板14上に
直接アモルファス層24、第1下地層26、第2下地層
28、磁性層16、保護層30及び潤滑剤層32が順次
積層されている。そして、本実施例においても、隣り合
う上記磁性層間の距離(上記凸状部間の距離)xは図2
に示す実施例と同様の理由により、0.2≦x≦30n
mであることが好ましい。
す磁気記録媒体と類似のものであるが、隣り合う上記凸
部12間の距離dが図2に示す磁気記録媒体よりも大き
くなっている点で異なる(なお、この実施例においても
dは、上記関係式を満たすことはいうまでもない)。そ
の結果、上記凸部12間においては、上記基板14上に
直接アモルファス層24、第1下地層26、第2下地層
28、磁性層16、保護層30及び潤滑剤層32が順次
積層されている。そして、本実施例においても、隣り合
う上記磁性層間の距離(上記凸状部間の距離)xは図2
に示す実施例と同様の理由により、0.2≦x≦30n
mであることが好ましい。
【0033】このように、本発明の磁気記録媒体におい
ては、上記磁性層が、上記非磁性基板の面方向におい
て、上記凸部に対応する不連続な凸状部及び/又は不連
続な平坦部を含む集合体であることが好ましい。
ては、上記磁性層が、上記非磁性基板の面方向におい
て、上記凸部に対応する不連続な凸状部及び/又は不連
続な平坦部を含む集合体であることが好ましい。
【0034】以上、図2及び図3に示す本発明の磁気記
録媒体の好ましい実施例について説明したが、本発明の
磁気記録媒体はかかる実施例に限定されるものではな
く、種々の変更態様が可能である。例えば、上記凸部1
2の上に直接アモルファス層24を形成した後に、第1
下地層26を設けることなく第2下地層28、磁性層1
6、保護層30及び潤滑剤層32を順次形成してもよ
い。また、上記凸部12の上に、アモルファス層24を
設けることなく直接第1下地層26を形成した後に第2
下地層28、磁性層16、保護層30及び潤滑剤層32
を順次形成してもよく、或いは、上記凸部12の上に、
アモルファス層24及び第1下地層26を設けることな
く直接第2下地層28、磁性層16、保護層30及び潤
滑剤層32を順次形成してもよい。
録媒体の好ましい実施例について説明したが、本発明の
磁気記録媒体はかかる実施例に限定されるものではな
く、種々の変更態様が可能である。例えば、上記凸部1
2の上に直接アモルファス層24を形成した後に、第1
下地層26を設けることなく第2下地層28、磁性層1
6、保護層30及び潤滑剤層32を順次形成してもよ
い。また、上記凸部12の上に、アモルファス層24を
設けることなく直接第1下地層26を形成した後に第2
下地層28、磁性層16、保護層30及び潤滑剤層32
を順次形成してもよく、或いは、上記凸部12の上に、
アモルファス層24及び第1下地層26を設けることな
く直接第2下地層28、磁性層16、保護層30及び潤
滑剤層32を順次形成してもよい。
【0035】
【実施例】以下、本発明の磁気記録媒体を具体的な実施
例により、詳細に説明する。
例により、詳細に説明する。
【0036】〔実施例1〕図2に示す構成の磁気記録媒
体を、下記の手順により作製した。即ち、密度1.5g
/cm3 のアモルファスカーボン基板(サイズ2.
5”)を研磨し、その平均表面粗さRaを0.5〜1.
0nmにした。該カーボン基板を精密洗浄した後、高真
空電子ビーム蒸着装置内に設置し、下記手順にてまず凸
部を形成した。
体を、下記の手順により作製した。即ち、密度1.5g
/cm3 のアモルファスカーボン基板(サイズ2.
5”)を研磨し、その平均表面粗さRaを0.5〜1.
0nmにした。該カーボン基板を精密洗浄した後、高真
空電子ビーム蒸着装置内に設置し、下記手順にてまず凸
部を形成した。
【0037】蒸着用母材には、真空アーク炉にて脱ガス
を行ったSiを用いた。上記カーボン基板を上記装置内
に取り付け、上記Si母材をハースにセットした後、チ
ャンバー内を排気し5×10-8Torr以下まで真空に
した。上記カーボン基板の温度は、100℃に設定し
た。次に、高真空状態で、電子ビームにより上記Si母
材を加熱し脱ガスを行った。このとき、上記カーボン基
板に蒸着膜が付着しないように、上記チャンバー内のシ
ャッターは閉じておいた。脱ガス終了後、再び上記チャ
ンバー内を排気し5×10-8Torr以下まで真空にし
た。次に、上記チャンバー内にAr及びO2 混合ガスを
1×10-6Torrまで導入した後、Siの蒸着を開始
した。蒸着されたSi(上記凸部)の膜厚は、校正を終
えた膜厚モニターにより測定を行った。成膜条件を下記
に示す。
を行ったSiを用いた。上記カーボン基板を上記装置内
に取り付け、上記Si母材をハースにセットした後、チ
ャンバー内を排気し5×10-8Torr以下まで真空に
した。上記カーボン基板の温度は、100℃に設定し
た。次に、高真空状態で、電子ビームにより上記Si母
材を加熱し脱ガスを行った。このとき、上記カーボン基
板に蒸着膜が付着しないように、上記チャンバー内のシ
ャッターは閉じておいた。脱ガス終了後、再び上記チャ
ンバー内を排気し5×10-8Torr以下まで真空にし
た。次に、上記チャンバー内にAr及びO2 混合ガスを
1×10-6Torrまで導入した後、Siの蒸着を開始
した。蒸着されたSi(上記凸部)の膜厚は、校正を終
えた膜厚モニターにより測定を行った。成膜条件を下記
に示す。
【0038】(1)凸部 ・材料 :Si(O) ・膜厚 :5nm
【0039】上記凸部が設定膜厚となったところ上記シ
ャッターを閉じ、蒸着を終えた。上記混合ガスを止め、
1時間以上水冷を継続した後、上記チャンバー内をN2
リークし、上記凸部が形成されたカーボン基板を取り出
した。
ャッターを閉じ、蒸着を終えた。上記混合ガスを止め、
1時間以上水冷を継続した後、上記チャンバー内をN2
リークし、上記凸部が形成されたカーボン基板を取り出
した。
【0040】次に、4カソードを有するバッチ式スパッ
タリング装置内のカソードに、5”φ×3mmtのT
i、Cr、CoCr12Pt8 B4 at%及びCのターゲ
ットを設置した。上記凸部が形成されたカーボン基板を
上記装置内にセットした後、スパッタチャンバー内を排
気し3×10-7Torr以下まで真空にした。Arガス
を5mTorrまで導入した後、上記カーボン基板をヒ
ーターにより240℃まで加熱し、下記の順に各層の形
成を行った。
タリング装置内のカソードに、5”φ×3mmtのT
i、Cr、CoCr12Pt8 B4 at%及びCのターゲ
ットを設置した。上記凸部が形成されたカーボン基板を
上記装置内にセットした後、スパッタチャンバー内を排
気し3×10-7Torr以下まで真空にした。Arガス
を5mTorrまで導入した後、上記カーボン基板をヒ
ーターにより240℃まで加熱し、下記の順に各層の形
成を行った。
【0041】(2)アモルファス層 ・材料 :C ・基板バイアス電圧:−100V ・膜厚 :20nm
【0042】(3)第1下地層 ・材料 :Ti ・基板バイアス電圧:−100V ・膜厚 :50nm (4)第2下地層 ・材料 :Cr ・基板バイアス電圧:−100V ・膜厚 :40nm (5)磁性層 ・材料 :CoCr12Pt8 B4 at% ・基板バイアス電圧:−100V ・膜厚 :30nm (6)保護層 ・材料 :C ・基板バイアス電圧:−100V ・膜厚 :15nm
【0043】上記保護層形成後、Arガスを止め、上記
カーボン基板温度が50℃以下になるまで放置した。そ
の後、上記スパッタチャンバー内をN2 リークし、上記
保護層までが形成されたカーボン基板を取り出した。更
に、テープバーニッシュ、続いて潤滑剤フォンブリンA
M2001(アオジモント社製)を2nmの膜厚になる
ように塗布し、図2に示す構成の磁気記録媒体を得た。
カーボン基板温度が50℃以下になるまで放置した。そ
の後、上記スパッタチャンバー内をN2 リークし、上記
保護層までが形成されたカーボン基板を取り出した。更
に、テープバーニッシュ、続いて潤滑剤フォンブリンA
M2001(アオジモント社製)を2nmの膜厚になる
ように塗布し、図2に示す構成の磁気記録媒体を得た。
【0044】得られた磁気記録媒体について、以下の評
価を行った。その結果を表1に示す。
価を行った。その結果を表1に示す。
【0045】<凸部の平均直径b、凸部間の距離d、及
び平均粗さRa>凸部までが形成されたカーボン基板を
約8×8mmの形状に切り出した後、AFM像により、
10×10μmのサイズにて測定を行った。
び平均粗さRa>凸部までが形成されたカーボン基板を
約8×8mmの形状に切り出した後、AFM像により、
10×10μmのサイズにて測定を行った。
【0046】<磁性層の平均結晶粒径a、及び凸状部間
の距離x>平均結晶粒径aは、磁性層までが形成された
カーボン基板を、AFM像及びHR−SEM像により測
定した。凸状部間の距離xは、磁性層までが形成された
カーボン基板の縦断面のTEM像により測定したした。
の距離x>平均結晶粒径aは、磁性層までが形成された
カーボン基板を、AFM像及びHR−SEM像により測
定した。凸状部間の距離xは、磁性層までが形成された
カーボン基板の縦断面のTEM像により測定したした。
【0047】<磁気記録媒体の静磁気特性及びノイズ>
磁気記録媒体の静磁気特性は、上記磁気記録媒体を約8
×8mmの形状に切り出した後、VSM(振動試料型磁
力計)にて、最大印加磁界10kOeにて測定を行っ
た。また、磁気記録媒体のノイズの測定は、インダクテ
ィブヘッドを用い、Guzik(記録再生評価装置)、
オシロスコープ、スペクトラムアナライザーにより測定
を行った。
磁気記録媒体の静磁気特性は、上記磁気記録媒体を約8
×8mmの形状に切り出した後、VSM(振動試料型磁
力計)にて、最大印加磁界10kOeにて測定を行っ
た。また、磁気記録媒体のノイズの測定は、インダクテ
ィブヘッドを用い、Guzik(記録再生評価装置)、
オシロスコープ、スペクトラムアナライザーにより測定
を行った。
【0048】〔実施例2〕実施例1で得られた磁気記録
媒体の記録密度を100kfci(最短記録ビット長を
254nm)とした以外は、実施例1と同様の測定を行
った。その結果を表1に示す。
媒体の記録密度を100kfci(最短記録ビット長を
254nm)とした以外は、実施例1と同様の測定を行
った。その結果を表1に示す。
【0049】〔実施例3〕凸部のSi(O)の膜厚を1
0nmとした以外は、実施例1と同様にして磁気記録媒
体を作製した。この磁気記録媒体について実施例1と同
様の測定を行った。その結果を表1に示す。
0nmとした以外は、実施例1と同様にして磁気記録媒
体を作製した。この磁気記録媒体について実施例1と同
様の測定を行った。その結果を表1に示す。
【0050】〔実施例4〕実施例3で得られた磁気記録
媒体の記録密度を100kfci(最短記録ビット長を
254nm)とした以外は、実施例1と同様の測定を行
った。その結果を表1に示す。
媒体の記録密度を100kfci(最短記録ビット長を
254nm)とした以外は、実施例1と同様の測定を行
った。その結果を表1に示す。
【0051】〔比較例1〕Siを蒸着せず、凸部を形成
しなかった以外は、実施例1と同様にして磁気記録媒体
を作製した。この磁気記録媒体について実施例と同様の
測定を行った。その結果を表1に示す。
しなかった以外は、実施例1と同様にして磁気記録媒体
を作製した。この磁気記録媒体について実施例と同様の
測定を行った。その結果を表1に示す。
【0052】〔比較例2〕比較例1で得られた磁気記録
媒体の記録密度を100kfci(最短記録ビット長を
254nm)とした以外は、実施例1と同様の測定を行
った。その結果を表1に示す。
媒体の記録密度を100kfci(最短記録ビット長を
254nm)とした以外は、実施例1と同様の測定を行
った。その結果を表1に示す。
【0053】〔比較例3〕凸部形成時の基板温度を26
0℃とした以外は、実施例1と同様にして磁気記録媒体
を作製した。この磁気記録媒体について実施例と同様の
測定を行った。その結果を表1に示す。
0℃とした以外は、実施例1と同様にして磁気記録媒体
を作製した。この磁気記録媒体について実施例と同様の
測定を行った。その結果を表1に示す。
【0054】〔比較例4〕比較例3で得られた磁気記録
媒体の記録密度を100kfci(最短記録ビット長を
254nm)とした以外は、実施例1と同様の測定を行
った。その結果を表1に示す。
媒体の記録密度を100kfci(最短記録ビット長を
254nm)とした以外は、実施例1と同様の測定を行
った。その結果を表1に示す。
【0055】
【表1】
【0056】表1に示す結果から明らかなように、実施
例1〜4で得られた本発明の磁気記録媒体では、記録密
度100kfci(最短記録ビット長254nm)にお
けるノイズが2.3〜2.8μVrmsと極めて低減化
されていることがわかる。これに対して、凸部間距離d
が0の磁気記録媒体(比較例1及び2)、凸部間距離d
が極めて大きい磁気記録媒体(比較例3及び4)では、
同記録密度におけるノイズが4.1〜4.3と極めて大
きいことがわかる。
例1〜4で得られた本発明の磁気記録媒体では、記録密
度100kfci(最短記録ビット長254nm)にお
けるノイズが2.3〜2.8μVrmsと極めて低減化
されていることがわかる。これに対して、凸部間距離d
が0の磁気記録媒体(比較例1及び2)、凸部間距離d
が極めて大きい磁気記録媒体(比較例3及び4)では、
同記録密度におけるノイズが4.1〜4.3と極めて大
きいことがわかる。
【0057】
【発明の効果】以上、詳述した通り、本発明の磁気記録
媒体においては、非磁性基板の表面上に凸部を形成し、
この上に磁性層を形成すると共に、該凸部及び該磁性層
を特定の構造とすることにより、高記録密度時のノイズ
を、該凸部が形成されていない磁気記録媒体に比べて極
めて低下させることができる。
媒体においては、非磁性基板の表面上に凸部を形成し、
この上に磁性層を形成すると共に、該凸部及び該磁性層
を特定の構造とすることにより、高記録密度時のノイズ
を、該凸部が形成されていない磁気記録媒体に比べて極
めて低下させることができる。
【図1】本発明の磁気記録媒体の構造を示す模式図であ
る。
る。
【図2】本発明の磁気記録媒体の好ましい実施例の構造
を示す模式図である。
を示す模式図である。
【図3】本発明の磁気記録媒体の他の好ましい実施例の
構造を示す模式図である。
構造を示す模式図である。
10 磁気記録媒体 12 凸部 14 非磁性基板 16 磁性層 18 凸状部 20 磁性結晶粒 24 アモルファス層 26 第1下地層 28 第2下地層 30 保護層 32 潤滑剤層
Claims (4)
- 【請求項1】 表面に凸部が形成された非磁性基板上
に、磁性層が形成されてなる磁気記録媒体において、上
記磁性層の平均結晶粒径a、上記凸部の形状を円近似し
たときの平均直径b、及び隣り合う上記凸部間の距離d
が下記の関係を満たすと共に、80kfci以上の高記
録密度を有することを特徴とする磁気記録媒体。 2nm≦a≦30nm 30nm≦b≦400nm b≧2a 0<d≦b - 【請求項2】 上記磁性層が、上記非磁性基板の面方向
において、上記凸部に対応する不連続な凸状部及び/又
は不連続な平坦部を含む集合体である、請求項1記載の
磁気記録媒体。 - 【請求項3】 隣り合う磁性層間の距離xが、0.2≦
x≦30nmである、請求項2記載の磁気記録媒体。 - 【請求項4】 上記凸部と上記磁性層との間に3B〜5
B元素を含有するアモルファス層を形成する、請求項1
〜3の何れかに記載の磁気記録媒体。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7171199A JPH0927109A (ja) | 1995-07-06 | 1995-07-06 | 磁気記録媒体 |
| GB9612880A GB2302980B (en) | 1995-07-06 | 1996-06-19 | Magnetic recording medium |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7171199A JPH0927109A (ja) | 1995-07-06 | 1995-07-06 | 磁気記録媒体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0927109A true JPH0927109A (ja) | 1997-01-28 |
Family
ID=15918862
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7171199A Pending JPH0927109A (ja) | 1995-07-06 | 1995-07-06 | 磁気記録媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0927109A (ja) |
-
1995
- 1995-07-06 JP JP7171199A patent/JPH0927109A/ja active Pending
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