JPH0944837A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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JPH0944837A
JPH0944837A JP19757995A JP19757995A JPH0944837A JP H0944837 A JPH0944837 A JP H0944837A JP 19757995 A JP19757995 A JP 19757995A JP 19757995 A JP19757995 A JP 19757995A JP H0944837 A JPH0944837 A JP H0944837A
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JP
Japan
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magnetic
alloy
substrate
recording medium
magnetic layer
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JP19757995A
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English (en)
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Isao Kobayashi
功 小林
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 保磁力を低下させること無く耐食性が改善さ
れた磁気記録媒体の提供。 【解決手段】 非磁性基板12と該非磁性基板12上に
設けられた磁性層14とを有する本発明の磁気記録媒体
10は、該磁性層14が下記式(1)で表される合金か
らなることを特徴とする。 Coa Smb c (1) (式中、RはSm以外の希土類金属を表し、b及びcは
その合計が5〜25at%であり且つb/cが3〜50
であり、aは95〜75at%である。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気記録媒体に関
するものであり、更に詳しくは、磁性層の耐食性が改善
された磁気記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年の
磁気記録媒体の高記録密度化に伴い、金属磁性薄膜を磁
性層として用い、磁性層の保磁力を一層高める手法が広
く用いられている。そして、かかる金属磁性薄膜として
は、例えば、真空蒸着やスパッタリング等の真空製膜技
術を用いて形成された、Co−Pt、Co−Ni、Co
−Sm等のコバルト系合金薄膜が用いられている。
【0003】例えば、特開平2−103717号公報に
は、保磁力の向上した磁気記録媒体として、非磁性基板
上に非磁性金属下地層を介してCo−Sm二元系合金か
らなる磁性層を形成してなる磁気記録媒体が記載されて
いる。また、特開平5−54358号公報には、磁性層
としてCo及び/又はFeとSm等の少なくとも一種の
希土類金属とからなるアモルファス磁性合金層を用いる
ことにより、高S/N比を有する有する磁気記録媒体が
得られることが示唆されている。特開平7−7496号
公報には、磁性層としてCo、Ni又はFeに添加金属
としてSm等の希土類元素を一種以上添加した薄膜合金
を用いることにより、磁性層の耐酸化性と硬度とが向上
することが示唆されている。
【0004】しかしながら、上記各公報に記載のCo−
Sm系合金薄膜からなる磁性層は、Smを含有している
が故に耐食性に劣るという欠点を有する。一方、Co−
Sm系合金薄膜の耐食性を高めるためにSmの濃度を下
げると磁性層の保磁力が低下してしまう。また、上記各
公報には、Co−Sm系合金に希土類金属を添加せしめ
て磁性層の耐食性を改善させること、並びにSmとSm
以外の希土類金属との濃度比及び合金全体中に占める希
土類金属の濃度については具体的に明記されていない。
【0005】従って、本発明の目的は、保磁力を低下さ
せること無く耐食性が改善された磁気記録媒体を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らはCo−Sm
系合金の耐食性について鋭意検討したところ、Co−S
m系合金にSm以外の希土類合金Rを更に添加すると共
に、Sm/Rの濃度を特定の範囲とし、且つ合金全体中
の希土類金属(Sm+R)の濃度を少なくさせることに
より、保磁力の低下を伴うこと無く良好な耐食性を有す
る磁性層が得られることを知見した。
【0007】本発明は上記知見に基づきなされたもので
あり、非磁性基板と該非磁性基板上に設けられた磁性層
とを有する磁気記録媒体において、該磁性層が下記式
(1)で表される合金からなることを特徴とする磁気記
録媒体を提供することにより、上記目的を達成したもの
である。 Coa Smb c (1) (式中、RはSm以外の希土類金属1種又は2種以上を
表し、b及びcはその合計が5〜25at%であり且つ
b/cが3〜50であり、aは95〜75at%であ
る。)
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の磁気記録媒体を図
面を参照して詳細に説明する。ここで、図1は、本発明
の磁気記録媒体の第一の実施形態の構成を示す概略図で
あり、図2は、本発明の磁気記録媒体の第二の実施形態
の構成を示す概略図である。
【0009】図1に示す本発明の磁気記録媒体の第一の
実施形態においては、磁気記録媒体10は、非磁性基板
12と、該非磁性基板12上に設けられた磁性層14と
からなる。
【0010】上記非磁性基板12としては、例えば、A
l基板、NiPめっきAl合金基板、強化ガラス基板、
結晶化ガラス基板、セラミックス基板、Si合金基板、
Ti基板、Ti合金基板、プラスチック基板、カーボン
基板、及びこれらの複合材料から成る基板等が使用でき
る。特に、カーボン基板、就中ガラス状カーボン基板
は、小径/薄板化に有利であり、耐熱性に優れ、しかも
導電性も有しているので、本発明において好ましく用い
られる。
【0011】而して、本発明の特徴である、上記磁性層
14について説明すると、該磁性層14は、下記式
(1)で表される合金からなる。 Coa Smb c (1) (式中、RはSm以外の希土類金属1種又は2種以上を
表し、b及びcはその合計が5〜25at%であり且つ
b/cが3〜50であり、aは95〜75at%であ
る。)
【0012】上記式(1)中、Rは、Sm以外の希土類
金属であればその種類に特に制限は無い。Rで表される
希土類金属のうち好ましいものは、ランタノイド系金属
であり、特に好ましいものは、Ce、Pr、Gd、H
o、Nd、Tb及びDyである。また、RはSm以外の
希土類金属であれば1種でもよく又は2種以上の組み合
せでもよい。
【0013】本発明の磁気記録媒体においては、上記磁
性層14が、Co、Sm及びSm以外の希土類金属Rか
らなる合金から形成されていることに加えて、該合金中
に占める希土類金属(Sm+R)の濃度(=b+c)、
及び該合金中におけるSmとRとの濃度比(=b/c)
を特定の範囲とすることが重要である。
【0014】即ち、上記式(1)で表される合金中に占
める希土類金属(Sm+R)の濃度(=b+c)は、5
〜25at%である。(b+c)が5at%に満たない
と高い保磁力が得られず、(b+c)が25at%を超
えると耐食性が劣化する。かかる(b+c)は10〜2
5at%であることが好ましい。
【0015】また、上記式(1)で表される合金中にお
けるSmとRとの濃度比(=b/c)は、3〜50であ
る。(b/c)が3に満たないと高い保磁力が得られ
ず、(b/c)が50を超えても高い保磁力が得られな
い。かかる(b/c)は3〜20であることが好まし
い。
【0016】上記磁性層14は、一般にその厚さが5〜
40nmであることが好ましい。かかる磁性層は、例え
ば、真空蒸着、スパッタリング及びイオンプレーティン
グ等の物理的気相成長法(PVD)のような薄膜形成手
段によって好ましく形成される。
【0017】次に、図2に示す本発明の磁気記録媒体の
第二の実施形態について説明する。なお、図2におい
て、図1と同じ点については特に詳述しないが、図1に
関して詳述した説明が適宜適用される。また、図2にお
いて図1と同じ部材については同じ符号を付した。
【0018】図2に示す磁気記録媒体10においては、
非磁性基板12上に、第1下地層20が設けられてお
り、その上に第2下地層22が設けられており、そして
その上に上記合金からなる磁性層14が設けられてい
る。該磁性層14の上には、保護層24及び潤滑剤層2
6が順次設けられている。
【0019】図2に示す磁気記録媒体10における上記
第1下地層20は、媒体ノイズを一層低減化せしめる目
的で設けられるものであり、Ti又はTi合金から構成
されるものであることが好ましい。一方、該第1下地層
20上に設けられる上記第2下地層22は、上記磁性層
14の静磁気特性の向上を目的として設けられるもので
あり、この目的のために、その材質としては該磁性層1
4を構成する物質の格子定数に近いものを用いることが
好ましい。特に、該第2下地層22は、Cr又はCrを
含む二元合金からなることが静磁気特性の向上と共に媒
体ノイズの低減化の点から好ましい。該Crを含む二元
合金の例としては、CrTi、CrMo、CrW、Cr
Nb、CrSi、CrCo、CrTa等を挙げるこがで
きる。上記第1下地層20及び第2下地層22の厚さ
は、それぞれ5〜200nm及び5〜150nmである
ことが好ましい。
【0020】次に、上記磁性層14上に設けられる上記
保護層24について説明すると、該保護層は、上記磁性
層14を保護するために用いられるものである。上記保
護層は、耐摩耗性の観点から力学的強度の高い材料で形
成されていることが好ましく、例えば、Al、Si、T
i、Cr、Zr、Nb、Mo、Ta、W等の金属の酸化
物(酸化ケイ素、酸化ジルコニウム等);該金属の窒化
物(窒化ホウ素等);該金属の炭化物(炭化ケイ素、炭
化タングステン等);ダイヤモンドライクカーボン等の
カーボン(炭素)及びボロンナイトライド等からなる群
より選択される一種以上が用いられることが好ましい。
また、上記材料の中でも、カーボン、炭化ケイ素、炭化
タングステン、酸化ケイ素、酸化ジルコニウム、窒化ホ
ウ素又はこれらの複合材料が好ましく、更に好ましくは
カーボンであり、中でも特にダイヤモンドライクカーボ
ン及びガラス状カーボンが好ましい。上記保護膜の厚さ
は、一般に5〜25nmであることが好ましい。
【0021】上記保護層24上に設けられる上記潤滑剤
層26について説明すると、上記潤滑剤層は、磁気記録
媒体の走行性及び耐久性を向上させるために用いられる
ものであり、例えば厚さが5〜100Å程度になるよう
に潤滑剤を塗布する方法や、フッ化炭素系化合物と酸素
とを気相重合(特に光CVD)する方法(例えば、特願
平6−286940号記載の方法等)により形成するこ
とができる。該潤滑剤としては、フッ素系高分子を好適
に用いることができる。該フッ素系高分子としては、分
子中に極性基を有するもの及び極性基を有しないものの
双方を単独で又は組み合わせて用いることができる。分
子中に極性基を有する上記フッ素系高分子としては、−
(CF2 CF2 O)n−(CF2 O)m−骨格を有し、
末端に芳香族環又はOH基を有し、且つ分子量が200
0〜4000であるものが好ましい。一方、分子中に極
性基を有しない上記フッ素系高分子としては、CF3
(CF2 CF2 O)n−(CF2 O)m−CF3 で表わ
され、分子量が2000〜10000であるものが好ま
しい。
【0022】以上、本発明の磁気記録媒体について詳細
に説明したが、上記の説明以外に特に詳述しなかった点
については、従来の磁気記録媒体に関する説明が適宜適
用される。
【0023】本発明の磁気記録媒体は、本発明の磁気記
録媒体は、例えば、磁気ドラム、磁気テープ、磁気カー
ド及び磁気ディスク等として有用であり、特に固定ディ
スク等の磁気ディスクとして有用である。
【0024】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳細に説明
するが、本発明は、かかる実施例に限定されるものでは
ない。
【0025】〔実施例1〕密度1.5g/cm3 のアモ
ルファスカーボン基板(サイズ2.5”)を研磨し、そ
の平均表面粗さRaを0.5〜1.0nmにした。該カ
ーボン基板を精密洗浄した後、4カソードを有するバッ
チ式スパッタリング装置内にセットし、下記の条件下に
て順次各層の形成を行った。なお、磁性層の形成には5
×5×1mm厚のSm及び希土類金属のチップを付けた
Coターゲットを用い、該チップの数を増減させること
により磁性層を形成する合金の濃度を制御した。また、
磁性層の組成は、磁性層のみをスライドガラス上に成膜
し、これをICPにより測定した。
【0026】(1)第1下地層 ・材料 :Ti ・基板温度 :室温 ・Arガス圧 :5mTorr ・基板バイアス電圧:0V ・膜厚 :50nm (2)第2下地層 ・材料 :Cr ・基板温度 :室温 ・Arガス圧 :5mTorr ・基板バイアス電圧:0V ・膜厚 :50nm (3)磁性層 ・材料 :Co78.7Sm18.1Ce3.2 at% ・基板温度 :室温 ・Arガス圧 :5mTorr ・基板バイアス電圧:0V ・膜厚 :30nm
【0027】(4)中間層 ・材料 :Cr ・基板温度 :室温 ・Arガス圧 :5mTorr ・基板バイアス電圧:0V ・膜厚 :7nm (5)保護層 ・材料 :アモルファスカーボン ・基板温度 :室温 ・Arガス圧 :5mTorr ・基板バイアス電圧:0V ・膜厚 :10nm
【0028】上記保護層形成後、Arガスを止め、上記
スパッタチャンバー内をN2 リークし、上記保護層まで
が形成されたカーボン基板を取り出した。更に、テープ
バーニッシュ、続いて潤滑剤フォンブリンAM2001
(アオジモント社製)を2nmの膜厚になるように塗布
し、磁気ディスクを得た。
【0029】得られた磁気ディスクについて、VSM
(振動試料型磁力計)にて静磁気特性(保磁力Hc)の
評価を行った。また、得られた磁気ディスクを80℃、
80%RHの雰囲気下に2週間放置した後、VSMにて
Hc-afterを測定し、初期状態でのHc-before との比
(Hc-after/Hc-before)を耐食性の指標とした。そ
の結果を表1に示す。
【0030】〔実施例2〜4及び比較例1〜3〕実施例
1の磁気ディスクにおける磁性層に用いた合金に代え
て、表1に示す合金を用いて磁性層を形成する以外は実
施例1と同様の手順で磁気ディスクを得た。得られた磁
気ディスクについて実施例1と同様の測定を行った。そ
の結果を表1に示す。
【0031】
【表1】
【0032】表1に示す結果から明らかなように、C
o、Sm及びSm以外の希土類金属からなり、且つ特定
の濃度を有する合金から形成された磁性層を有する実施
例1〜4で得られた磁気ディスクでは、高い保磁力を維
持したままで耐食性が改善されていることが分かる。こ
れに対して、Co−Sm二元系合金からなる磁性層を有
する磁気ディスク(比較例1)では比較的高い保磁力が
得られるものの、耐食性に劣ってしまう。また、比較例
1と同じくCo−Sm二元系合金からなり、Smの濃度
が比較例1よりも低い合金からなる磁性層を有する磁気
ディスク(比較例2)では、耐食性は改善されるもの
の、高い保磁力は得られない。また、Co、Sm及びS
m以外の希土類金属(Ce)からなる合金ではあるもの
の、Smの濃度の高い合金からなる磁性層を有する磁気
ディスク(比較例3)も、耐食性は改善されるが、高い
保磁力は得られない。
【0033】
【発明の効果】以上、詳述した通り、本発明によれば、
Co−Sm系合金にSm以外の希土類合金Rを更に添加
すると共に、Sm/Rの濃度を特定の範囲とし、且つ合
金全体中の希土類金属(Sm+R)の濃度を少なくさせ
ることにより、保磁力の低下を伴うこと無く良好な耐食
性を有する磁気記録媒体が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気記録媒体の第一の実施形態の構成
を示す概略図である。
【図2】本発明の磁気記録媒体の第二の実施形態の構成
を示す概略図である。
【符号の説明】
10 磁気記録媒体 12 非磁性基板 14 磁性層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非磁性基板と該非磁性基板上に設けられ
    た磁性層とを有する磁気記録媒体において、該磁性層が
    下記式(1)で表される合金からなることを特徴とする
    磁気記録媒体。 Coa Smb c (1) (式中、RはSm以外の希土類金属1種又は2種以上を
    表し、b及びcはその合計が5〜25at%であり且つ
    b/cが3〜50であり、aは95〜75at%であ
    る。)
  2. 【請求項2】 上記式(1)におけるRが、Ce、P
    r、Gd、Ho、Nd、Tb又はDyである、請求項1
    記載の磁気記録媒体。
JP19757995A 1995-08-02 1995-08-02 磁気記録媒体 Pending JPH0944837A (ja)

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