JPH09271818A - 金属板のエッジドロップ評価方法 - Google Patents
金属板のエッジドロップ評価方法Info
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- JPH09271818A JPH09271818A JP8088038A JP8803896A JPH09271818A JP H09271818 A JPH09271818 A JP H09271818A JP 8088038 A JP8088038 A JP 8088038A JP 8803896 A JP8803896 A JP 8803896A JP H09271818 A JPH09271818 A JP H09271818A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 高精度なクラウン・形状制御に適用し得るエ
ッジドロップの評価方法を提供する。 【解決手段】 金属板の圧延工程での圧延後の圧延材板
幅端部近傍におけるエッジドロップ範囲を算出・評価す
る方法で、圧延材板幅端部近傍の板プロフィルをボディ
クラウンおよびエッジドロップ領域に分け、ボディクラ
ウンを4次式以下の多項式を用いて近似し、ついでその
近似関数の板幅方向の延長線と圧延後の板プロフィルと
の差異からエッジドロップ量を、それらに囲まれた領域
(面積)とエッジドロップ量からエッジドロップ範囲を
算出することを特徴とした金属板のエッジドロップ評価
方法。
ッジドロップの評価方法を提供する。 【解決手段】 金属板の圧延工程での圧延後の圧延材板
幅端部近傍におけるエッジドロップ範囲を算出・評価す
る方法で、圧延材板幅端部近傍の板プロフィルをボディ
クラウンおよびエッジドロップ領域に分け、ボディクラ
ウンを4次式以下の多項式を用いて近似し、ついでその
近似関数の板幅方向の延長線と圧延後の板プロフィルと
の差異からエッジドロップ量を、それらに囲まれた領域
(面積)とエッジドロップ量からエッジドロップ範囲を
算出することを特徴とした金属板のエッジドロップ評価
方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧延金属板の板幅
方向板厚分布を圧延工程において制御あるいは管理する
技術にかかわり、特に、圧延材板幅端部近傍に存在する
急激な板厚減少すなわちエッジドロップを、制御あるい
は管理する技術に関する。
方向板厚分布を圧延工程において制御あるいは管理する
技術にかかわり、特に、圧延材板幅端部近傍に存在する
急激な板厚減少すなわちエッジドロップを、制御あるい
は管理する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】圧延材の板プロフィルは、図10に示す
ように、ボディクラウン領域とエッジドロップ領域に大
別される。このような圧延材に対して、圧延材の板クラ
ウンを板幅方向全体にわたって低減するためには、ボデ
ィクラウンを低減することはもとより、圧延材板幅端部
におけるエッジドロップをも低減することが不可欠にな
る。このように、金属板の圧延工程での圧延材板幅端部
近傍に存在するエッジドロップを制御あるいは管理する
ためには、エッジドロップをその発生メカニズムを考慮
した上で合理的に定義し評価する必要がある。
ように、ボディクラウン領域とエッジドロップ領域に大
別される。このような圧延材に対して、圧延材の板クラ
ウンを板幅方向全体にわたって低減するためには、ボデ
ィクラウンを低減することはもとより、圧延材板幅端部
におけるエッジドロップをも低減することが不可欠にな
る。このように、金属板の圧延工程での圧延材板幅端部
近傍に存在するエッジドロップを制御あるいは管理する
ためには、エッジドロップをその発生メカニズムを考慮
した上で合理的に定義し評価する必要がある。
【0003】エッジドロップ量を定義し評価する従来法
としては、熱間圧延,冷間圧延を問わず、例えば図9に
示すように、エッジドロップ量を圧延材板幅端部近傍に
おける2点間すなわち板幅方向位置a,b間における、
板厚の差異または板クラウンの差異として評価する方法
が知られている。この場合、たとえば図9に示すよう
に、圧延後の板プロフィルまたは板クラウンを圧延材板
幅方向の関数として表わした場合、エッジドロップ量は
(1),(2)式において評価される。
としては、熱間圧延,冷間圧延を問わず、例えば図9に
示すように、エッジドロップ量を圧延材板幅端部近傍に
おける2点間すなわち板幅方向位置a,b間における、
板厚の差異または板クラウンの差異として評価する方法
が知られている。この場合、たとえば図9に示すよう
に、圧延後の板プロフィルまたは板クラウンを圧延材板
幅方向の関数として表わした場合、エッジドロップ量は
(1),(2)式において評価される。
【0004】Ce =t(a)−t(b) ・・・(1) Ce =C(b)−C(a) ・・・(2) ここで、Ceはエッジドロップ量、tは板厚、Cは板ク
ラウンである。
ラウンである。
【0005】上記従来法によるエッジドロップ量の評価
を行うための板幅方向位置a,bとしては、たとえば表
1に示したような圧延材板幅方向位置が知られている。
を行うための板幅方向位置a,bとしては、たとえば表
1に示したような圧延材板幅方向位置が知られている。
【0006】
【表1】
【0007】また、別のエッジドロップ量を評価する方
法として特開平6−304623号公報に開示されてい
るように、圧延後の圧延材の板幅方向のプロフィルを測
定して、圧延材板幅端部近傍に存在する急激な板厚減少
の領域、すなわちエッジドロップ領域を除いた圧延後の
板プロフィルすなわちボディクラウンを、4次以下の多
項式を用いて近似し、ついでエッジドロップ量Ceを圧
延材端部からの距離wdにおける上記近似関数の板幅方
向の延長線と圧延後の板プロフィルとの差として定義し
評価する方法がある。
法として特開平6−304623号公報に開示されてい
るように、圧延後の圧延材の板幅方向のプロフィルを測
定して、圧延材板幅端部近傍に存在する急激な板厚減少
の領域、すなわちエッジドロップ領域を除いた圧延後の
板プロフィルすなわちボディクラウンを、4次以下の多
項式を用いて近似し、ついでエッジドロップ量Ceを圧
延材端部からの距離wdにおける上記近似関数の板幅方
向の延長線と圧延後の板プロフィルとの差として定義し
評価する方法がある。
【0008】次に、従来のボディクラウンおよびエッジ
ドロップ制御技術について説明する。
ドロップ制御技術について説明する。
【0009】従来技術による板プロフィルの制御は、ボ
ディクラウン制御とエッジドロップ制御に分けられる。
ボディクラウン制御は、複数の圧延パスによって行われ
る。すなわち、圧延材のボディクラウンには圧延パス間
で遺伝性が存在すること、および、金属板の圧延工程で
は圧延作業に支障がでない板形状の許容範囲内で圧延を
せざるを得ないことから、1パスあたりのボディクラウ
ンの修正量はあまり大きく取れないため、複数の圧延パ
スで行われることになる。したがって、大幅にボディク
ラウンを修正するためには,圧延パスの前半から積極的
にボディクラウンを制御する必要がある。
ディクラウン制御とエッジドロップ制御に分けられる。
ボディクラウン制御は、複数の圧延パスによって行われ
る。すなわち、圧延材のボディクラウンには圧延パス間
で遺伝性が存在すること、および、金属板の圧延工程で
は圧延作業に支障がでない板形状の許容範囲内で圧延を
せざるを得ないことから、1パスあたりのボディクラウ
ンの修正量はあまり大きく取れないため、複数の圧延パ
スで行われることになる。したがって、大幅にボディク
ラウンを修正するためには,圧延パスの前半から積極的
にボディクラウンを制御する必要がある。
【0010】エッジドロップ制御に関しては、たとえば
特開昭58−221601号公報に開示されているよう
に、図8に示すように上下ワークロールを片台形とし、
これらのワークロールをミルセンターを中心にして点対
称に配置し、かつロール軸方向に移動可能な設備(ワー
クロールシフト)を有する圧延機において、少なくとも
最終圧延パスの1パス前で圧延材板幅端部が片台形ロー
ルのロールテーパ部にかかるように圧延を施し、圧延材
板幅端部の板厚を通常より大きくした後(これを以下の
説明ではエッジアップEuと称する)、ついで最終圧延
パスで滑らかなロールクラウンを付与したワークロール
を有する圧延機において圧延を行う方法がある。また、
別のエッジドロップ制御の例では、エッジドロップの発
生メカニズムの主なる要因となるロール偏平量を小さく
するために、圧延荷重つまり最終圧延パスにおいて圧下
率を下げる方法が知られている。すなわち、これら従来
のエッジドロップ制御の従来技術は、エッジドロップが
圧延パス間での遺伝性が小さいことから、圧延工程の最
終圧延パスもしくは1パス前で行われている。
特開昭58−221601号公報に開示されているよう
に、図8に示すように上下ワークロールを片台形とし、
これらのワークロールをミルセンターを中心にして点対
称に配置し、かつロール軸方向に移動可能な設備(ワー
クロールシフト)を有する圧延機において、少なくとも
最終圧延パスの1パス前で圧延材板幅端部が片台形ロー
ルのロールテーパ部にかかるように圧延を施し、圧延材
板幅端部の板厚を通常より大きくした後(これを以下の
説明ではエッジアップEuと称する)、ついで最終圧延
パスで滑らかなロールクラウンを付与したワークロール
を有する圧延機において圧延を行う方法がある。また、
別のエッジドロップ制御の例では、エッジドロップの発
生メカニズムの主なる要因となるロール偏平量を小さく
するために、圧延荷重つまり最終圧延パスにおいて圧下
率を下げる方法が知られている。すなわち、これら従来
のエッジドロップ制御の従来技術は、エッジドロップが
圧延パス間での遺伝性が小さいことから、圧延工程の最
終圧延パスもしくは1パス前で行われている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来法のエッジドロッ
プ量を評価する方法としては、先に述べたように、たと
えば図9に示すように圧延材板幅端部近傍における板幅
方向位置a,b間での板クラウンあるいは板厚の差とし
てエッジドロップ量Ceを評価する方法が知られてい
る。しかしながら、この領域にはエッジドロップとボデ
ィクラウンによる板厚変化が混在しているため、上記の
従来法ではエッジドロップのみを評価しているのではな
く、圧延材板幅端部近傍でのボディクラウンをも含めた
板厚の変化量の評価を行っていることになり、エッジド
ロップ量そのものを評価する方法としては問題がある。
プ量を評価する方法としては、先に述べたように、たと
えば図9に示すように圧延材板幅端部近傍における板幅
方向位置a,b間での板クラウンあるいは板厚の差とし
てエッジドロップ量Ceを評価する方法が知られてい
る。しかしながら、この領域にはエッジドロップとボデ
ィクラウンによる板厚変化が混在しているため、上記の
従来法ではエッジドロップのみを評価しているのではな
く、圧延材板幅端部近傍でのボディクラウンをも含めた
板厚の変化量の評価を行っていることになり、エッジド
ロップ量そのものを評価する方法としては問題がある。
【0012】また、特開平6−304623号公報に開
示されている評価方法は、先ず圧延後の圧延材の板プロ
フィルを測定し、ついで図7に示すように、圧延材板幅
端部近傍に存在する急激な板厚減少の領域、すなわちエ
ッジドロップと判断される領域、を除いた圧延後の板プ
ロフィルを4次以下の多項式を用いてボディクラウンと
して算出し、ついでエッジドロップ量Ceを圧延材端部
からの距離wdにおける上記近似関数の板幅方向の延長
線と圧延後の板プロフィルとの差として定義し評価する
方法がある。この評価方法による場合、ボディクラウン
と圧延材端部近傍におけるロール扁平の弾性回復に起因
した急激な板厚減少すなわちエッジドロップとを、合理
的に分離して評価することができる。
示されている評価方法は、先ず圧延後の圧延材の板プロ
フィルを測定し、ついで図7に示すように、圧延材板幅
端部近傍に存在する急激な板厚減少の領域、すなわちエ
ッジドロップと判断される領域、を除いた圧延後の板プ
ロフィルを4次以下の多項式を用いてボディクラウンと
して算出し、ついでエッジドロップ量Ceを圧延材端部
からの距離wdにおける上記近似関数の板幅方向の延長
線と圧延後の板プロフィルとの差として定義し評価する
方法がある。この評価方法による場合、ボディクラウン
と圧延材端部近傍におけるロール扁平の弾性回復に起因
した急激な板厚減少すなわちエッジドロップとを、合理
的に分離して評価することができる。
【0013】しかしながら、発明者らが圧延後の板プロ
フィルを数多く観察してみた結果、たとえば図6に示す
ように、特開平6−304623号公報に開示されてい
る評価方法で算出したエッジドロップ量およびボディク
ラウン量はほぼ同一でも、エッジドロップ形状が異なる
圧延材も存在することが分かった。すなわち、エッジド
ロップという現象をエッジドロップ量のみで評価したの
では、その量からはエッジドロップの形状までは評価す
ることができないという問題のあることが分かった。
フィルを数多く観察してみた結果、たとえば図6に示す
ように、特開平6−304623号公報に開示されてい
る評価方法で算出したエッジドロップ量およびボディク
ラウン量はほぼ同一でも、エッジドロップ形状が異なる
圧延材も存在することが分かった。すなわち、エッジド
ロップという現象をエッジドロップ量のみで評価したの
では、その量からはエッジドロップの形状までは評価す
ることができないという問題のあることが分かった。
【0014】本発明は、叙上の従来法によるエッジドロ
ップ評価方法の問題点を解決し、かつエッジドロップと
ボディクラウンを合理的に分離した上でエッジドロップ
の形状を評価することができ、かつ板プロフィル制御あ
るいはエッジドロップ管理に適用し得るエッジドロップ
評価方法を提供することを目的とする。
ップ評価方法の問題点を解決し、かつエッジドロップと
ボディクラウンを合理的に分離した上でエッジドロップ
の形状を評価することができ、かつ板プロフィル制御あ
るいはエッジドロップ管理に適用し得るエッジドロップ
評価方法を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の第1の発明要旨とするところは、金属板の圧
延工程における圧延後の圧延材板幅端部近傍に生じるエ
ッジドロップの範囲を算出し評価する方法であって、圧
延後の圧延材の板プロフィルを測定ししこの板プロフィ
ルの板幅方向端部近傍に存在する急激に板厚が減少する
領域を除いた板プロフィルを、4次以下の多項式を用い
て近似し、ついでエッジドロップ量Ceを圧延材端部か
らの距離wdの位置における上記多項式の板幅方向の延
長線と圧延後の板プロフィルとの差として算出し、さら
に、圧延材中心から上記圧延材端部からの距離wdまで
において上記近似関数の板幅方向の延長線と圧延後の板
プロフィルとによって囲まれた面積Aを算出し、ついで
エッジドロップ範囲weを、 we =3×A/Ce+wd として算出することを特徴とする金属板のエッジドロッ
プ評価方法である。
に本発明の第1の発明要旨とするところは、金属板の圧
延工程における圧延後の圧延材板幅端部近傍に生じるエ
ッジドロップの範囲を算出し評価する方法であって、圧
延後の圧延材の板プロフィルを測定ししこの板プロフィ
ルの板幅方向端部近傍に存在する急激に板厚が減少する
領域を除いた板プロフィルを、4次以下の多項式を用い
て近似し、ついでエッジドロップ量Ceを圧延材端部か
らの距離wdの位置における上記多項式の板幅方向の延
長線と圧延後の板プロフィルとの差として算出し、さら
に、圧延材中心から上記圧延材端部からの距離wdまで
において上記近似関数の板幅方向の延長線と圧延後の板
プロフィルとによって囲まれた面積Aを算出し、ついで
エッジドロップ範囲weを、 we =3×A/Ce+wd として算出することを特徴とする金属板のエッジドロッ
プ評価方法である。
【0016】また、本発明の第2の発明要旨とするとこ
ろは、金属板の圧延工程における圧延後の圧延材板幅端
部近傍に生じるエッジドロップの範囲を算出し評価する
方法であって、圧延後の圧延材の板プロフィルを測定
し、先ず、この板プロフィルの板幅方向端部近傍に存在
する急激に板厚が減少する領域を除いた板プロフィル
を、4次以下の多項式を用いて近似し、ついでエッジド
ロップ量Ceを圧延材端部からの距離wdの位置における
上記多項式の板幅方向の延長線と圧延後の板プロフィル
との差として算出し、さらに、圧延材中心から上記圧延
材端部からの距離wdまでにおいて上記近似関数の板幅
方向の延長線と圧延後の板プロフィルとによって囲まれ
た面積Aを算出し、ついでエッジドロップ範囲weを、 we =3×A/C+wd として算出し、さらに圧延材端部から前回算出したエッ
ジドロップ範囲weの範囲を除いた板プロフィルに対し
て、前記エッジドロップ範囲を算出するための計算過程
を利用してエッジドロップ範囲weを算出し、エッジド
ロップ範囲に関して前回算出した値との差の絶対値が予
め設定した値より小さくなるまで前記エッジドロップ範
囲の計算過程を繰り返してエッジドロップ範囲を算出す
ることを特徴とする金属板のエッジドロップ評価方法で
ある。
ろは、金属板の圧延工程における圧延後の圧延材板幅端
部近傍に生じるエッジドロップの範囲を算出し評価する
方法であって、圧延後の圧延材の板プロフィルを測定
し、先ず、この板プロフィルの板幅方向端部近傍に存在
する急激に板厚が減少する領域を除いた板プロフィル
を、4次以下の多項式を用いて近似し、ついでエッジド
ロップ量Ceを圧延材端部からの距離wdの位置における
上記多項式の板幅方向の延長線と圧延後の板プロフィル
との差として算出し、さらに、圧延材中心から上記圧延
材端部からの距離wdまでにおいて上記近似関数の板幅
方向の延長線と圧延後の板プロフィルとによって囲まれ
た面積Aを算出し、ついでエッジドロップ範囲weを、 we =3×A/C+wd として算出し、さらに圧延材端部から前回算出したエッ
ジドロップ範囲weの範囲を除いた板プロフィルに対し
て、前記エッジドロップ範囲を算出するための計算過程
を利用してエッジドロップ範囲weを算出し、エッジド
ロップ範囲に関して前回算出した値との差の絶対値が予
め設定した値より小さくなるまで前記エッジドロップ範
囲の計算過程を繰り返してエッジドロップ範囲を算出す
ることを特徴とする金属板のエッジドロップ評価方法で
ある。
【0017】
【発明の実施の形態】以下,本発明を詳細に説明する。
発明者らは,圧延材板幅端部近傍における圧延時のロー
ル偏平の弾性回復に起因する急激な板厚減少、すなわち
エッジドロップの形状、を合理的に評価する方法を探索
するために、圧延後に測定した圧延材の板プロフィル
に、発明者らが先に提出した特開平6−304623号
公報に開示のエッジドロップ量の評価方法を適用し、板
プロフィル,圧延材板幅端部近傍に存在する急激に板厚
が減少する領域すなわちエッジドロップ領域を除いたボ
ディクラウンの近似4次曲線の延長線,およびエッジド
ロップ量Ceの関係について詳細な観察を行った。
発明者らは,圧延材板幅端部近傍における圧延時のロー
ル偏平の弾性回復に起因する急激な板厚減少、すなわち
エッジドロップの形状、を合理的に評価する方法を探索
するために、圧延後に測定した圧延材の板プロフィル
に、発明者らが先に提出した特開平6−304623号
公報に開示のエッジドロップ量の評価方法を適用し、板
プロフィル,圧延材板幅端部近傍に存在する急激に板厚
が減少する領域すなわちエッジドロップ領域を除いたボ
ディクラウンの近似4次曲線の延長線,およびエッジド
ロップ量Ceの関係について詳細な観察を行った。
【0018】その結果、図1の(a)に示すように、板
プロフィルとボディクラウンの近似4次曲線の延長線と
の差異は、図1の(b)に示すように大略板プロフィル
とボディクラウンの近似4次曲線が遊離し始める位置
(以下、エッジドロップ開始点と称す)を原点とする放
物線でほぼ近似できることを知見した。すなわち、発明
者らは、図1の(a)に示すように板プロフィルとボデ
ィクラウンの近似4次曲線の延長線に囲まれた面積Aを
求めることができれば、放物線の性質を利用して圧延材
端部からエッジドロップ開始点までの距離(以下、エッ
ジドロップ範囲weと称す)を次式で求めることができ
ることを知見した。
プロフィルとボディクラウンの近似4次曲線の延長線と
の差異は、図1の(b)に示すように大略板プロフィル
とボディクラウンの近似4次曲線が遊離し始める位置
(以下、エッジドロップ開始点と称す)を原点とする放
物線でほぼ近似できることを知見した。すなわち、発明
者らは、図1の(a)に示すように板プロフィルとボデ
ィクラウンの近似4次曲線の延長線に囲まれた面積Aを
求めることができれば、放物線の性質を利用して圧延材
端部からエッジドロップ開始点までの距離(以下、エッ
ジドロップ範囲weと称す)を次式で求めることができ
ることを知見した。
【0019】 we =3×A/Ce+wd ・・・(3) ここで、wdはエッジドロップ量を算出するための定義
位置すなわちエッジドロップ量を評価する位置を意味
し、圧延材端部からの距離として表現される。また、上
記板プロフィルとボディクラウンの近似4次曲線の延長
線に囲まれた面積Aは、たとえば圧延材中心から上記圧
延材端部からの距離wdまでにおいて、dx間隔毎に上
記近似関数f(x)(xは圧延材中心を原点とする板幅
方向座標)と圧延後の板プロフィルとの差にdxを乗
じ、その値を足し合わせることにより次式で求めること
ができる。
位置すなわちエッジドロップ量を評価する位置を意味
し、圧延材端部からの距離として表現される。また、上
記板プロフィルとボディクラウンの近似4次曲線の延長
線に囲まれた面積Aは、たとえば圧延材中心から上記圧
延材端部からの距離wdまでにおいて、dx間隔毎に上
記近似関数f(x)(xは圧延材中心を原点とする板幅
方向座標)と圧延後の板プロフィルとの差にdxを乗
じ、その値を足し合わせることにより次式で求めること
ができる。
【0020】 A=Σ{f(x)−C(x)}dx ・・・(4) ここで、板プロフィルとは、圧延後の圧延材の板幅方向
のクラウン分布を測定した結果を圧延材中心を原点とす
る板幅方向座標xに対応させた板クラウン分布C(x)
で表現されている。
のクラウン分布を測定した結果を圧延材中心を原点とす
る板幅方向座標xに対応させた板クラウン分布C(x)
で表現されている。
【0021】さらに発明者らは、特開平6−30462
3号公報に開示されているエッジドロップ量の評価方法
で算出したエッジドロップ量およびボディクラウン量が
ほぼ同一で、エッジドロップ形状が異なる2枚の圧延材
に本発明の方法を適用し、エッジドロップ範囲が実用的
な精度で算出できるかどうか検証した。図2には、その
ときのボディクラウンの近似4次曲線,板プロフィルお
よびエッジドロップ範囲Weの算出結果を示した。その
結果、本発明を適用すればエッジドロップ範囲を実用的
な精度で算出することができることが分かった。
3号公報に開示されているエッジドロップ量の評価方法
で算出したエッジドロップ量およびボディクラウン量が
ほぼ同一で、エッジドロップ形状が異なる2枚の圧延材
に本発明の方法を適用し、エッジドロップ範囲が実用的
な精度で算出できるかどうか検証した。図2には、その
ときのボディクラウンの近似4次曲線,板プロフィルお
よびエッジドロップ範囲Weの算出結果を示した。その
結果、本発明を適用すればエッジドロップ範囲を実用的
な精度で算出することができることが分かった。
【0022】さらに、本発明から得られるエッジドロッ
プ範囲およびエッジドロップ量から、この範囲内ではエ
ッジドロップの形状が上述してきたように放物線近似で
きることから、この放物線とボディクラウンの近似4次
曲線とを重ね合わせることにより、エッジドロップを含
む板プロフィルそのものを評価算出することができる。
また、本発明を板クラウン分布という観点から説明して
きたが、板厚分布を用いても同じようにエッジドロップ
範囲を評価できることはいうまでもない。
プ範囲およびエッジドロップ量から、この範囲内ではエ
ッジドロップの形状が上述してきたように放物線近似で
きることから、この放物線とボディクラウンの近似4次
曲線とを重ね合わせることにより、エッジドロップを含
む板プロフィルそのものを評価算出することができる。
また、本発明を板クラウン分布という観点から説明して
きたが、板厚分布を用いても同じようにエッジドロップ
範囲を評価できることはいうまでもない。
【0023】さて、発明者らは、エッジドロップ制御の
有効手段を得るために、従来法によるエッジドロップ制
御方法に本発明を適用しエッジドロップの評価を行っ
た。ここで、従来法によるエッジドロップ制御方法は、
たとえば特開昭58−221601号公報に開示されて
いる圧延方法を適用した。
有効手段を得るために、従来法によるエッジドロップ制
御方法に本発明を適用しエッジドロップの評価を行っ
た。ここで、従来法によるエッジドロップ制御方法は、
たとえば特開昭58−221601号公報に開示されて
いる圧延方法を適用した。
【0024】発明者らは、既設の熱間連続圧延機の仕上
圧延機列において、最終スタンドの1スタンド前に、た
とえば図8に示すような、片台形ロールを上下ワークロ
ールとしこれらをミルセンターを中心にして点対称に配
置しかつロール軸方向に移動可能な設備を有する圧延機
を配備し、最終スタンドの1スタンド前で、ワークロー
ルシフト量を変更してエッジアップ量の異なる圧延材を
形成し、ついで最終圧延パスで滑らかなロールクラウン
を付与したワークロールを有する圧延機において圧延を
行った。発明者らは、前記圧延で得られた最終スタンド
出側での板プロフィルの測定結果に本発明のエッジドロ
ップの評価方法を適用し、エッジドロップ範囲,エッジ
ドロップ量,およびボディクラウン量の評価および分析
を行った。
圧延機列において、最終スタンドの1スタンド前に、た
とえば図8に示すような、片台形ロールを上下ワークロ
ールとしこれらをミルセンターを中心にして点対称に配
置しかつロール軸方向に移動可能な設備を有する圧延機
を配備し、最終スタンドの1スタンド前で、ワークロー
ルシフト量を変更してエッジアップ量の異なる圧延材を
形成し、ついで最終圧延パスで滑らかなロールクラウン
を付与したワークロールを有する圧延機において圧延を
行った。発明者らは、前記圧延で得られた最終スタンド
出側での板プロフィルの測定結果に本発明のエッジドロ
ップの評価方法を適用し、エッジドロップ範囲,エッジ
ドロップ量,およびボディクラウン量の評価および分析
を行った。
【0025】図3には、入側エッジドロップ量と出側エ
ッジドロップ量およびエッジドロップ範囲との関係につ
いて分析した結果を示す。ここで、入,出側エッジドロ
ップ量は圧延材端部から5mmのところで評価した。図
3より、最終スタンドの入側における圧延材のエッジド
ロップ量が小さいほど、出側のエッジドロップ範囲およ
びエッジドロップ量が小さくなることが分かった。すな
わち、従来技術のエッジドロップ制御の結果から観察さ
れるエッジドロップを、本発明に適用して評価すれば、
エッジドロップ制御の効果を適切に評価できることが分
かった。
ッジドロップ量およびエッジドロップ範囲との関係につ
いて分析した結果を示す。ここで、入,出側エッジドロ
ップ量は圧延材端部から5mmのところで評価した。図
3より、最終スタンドの入側における圧延材のエッジド
ロップ量が小さいほど、出側のエッジドロップ範囲およ
びエッジドロップ量が小さくなることが分かった。すな
わち、従来技術のエッジドロップ制御の結果から観察さ
れるエッジドロップを、本発明に適用して評価すれば、
エッジドロップ制御の効果を適切に評価できることが分
かった。
【0026】上述したエッジドロップに関する観察結果
から得られた知見に基づいて、本発明を用いたエッジド
ロップ制御の一例について、次の実施例の項で具体的に
説明する。
から得られた知見に基づいて、本発明を用いたエッジド
ロップ制御の一例について、次の実施例の項で具体的に
説明する。
【0027】
−実施例1− 以下本発明によるエッジドロップ評価方法を適用して従
来法によるエッジドロップ制御を実施した具体例につい
て説明する。このとき、従来法によるエッジドロップ制
御は、たとえば特開昭58−221601号公報に開示
されている圧延方法を適用した。また、本実施例では板
プロフィルの数値的表現は板クラウンを用いるものとす
る。
来法によるエッジドロップ制御を実施した具体例につい
て説明する。このとき、従来法によるエッジドロップ制
御は、たとえば特開昭58−221601号公報に開示
されている圧延方法を適用した。また、本実施例では板
プロフィルの数値的表現は板クラウンを用いるものとす
る。
【0028】本発明を既設の熱間連続圧延機の仕上圧延
機列において適用した。図4は,本発明によるエッジド
ロップ評価方法を適用し、エッジドロップ制御を行った
時の実施形態を示す。仕上圧延機列は、最終スタンドの
1スタンド前に、たとえば図8に示すような片台形ロー
ルを上下ワークロールとし、これらをミルセンターを中
心にして点対称に配置し、かつロール軸方向に移動可能
な設備を有する圧延機を配備したものである。さらに、
図4の(a)に示すように、仕上最終スタンドの後面に
は、板クラウン測定装置を設置し、圧延材の板幅方向の
板クラウン分布を測定し、ついでこの板幅方向の板クラ
ウン分布に基づいて図4の(a)に示すように演算器1
においてエッジドロップ範囲,エッジドロップ量,およ
びボディクラウン量を算出し評価した。
機列において適用した。図4は,本発明によるエッジド
ロップ評価方法を適用し、エッジドロップ制御を行った
時の実施形態を示す。仕上圧延機列は、最終スタンドの
1スタンド前に、たとえば図8に示すような片台形ロー
ルを上下ワークロールとし、これらをミルセンターを中
心にして点対称に配置し、かつロール軸方向に移動可能
な設備を有する圧延機を配備したものである。さらに、
図4の(a)に示すように、仕上最終スタンドの後面に
は、板クラウン測定装置を設置し、圧延材の板幅方向の
板クラウン分布を測定し、ついでこの板幅方向の板クラ
ウン分布に基づいて図4の(a)に示すように演算器1
においてエッジドロップ範囲,エッジドロップ量,およ
びボディクラウン量を算出し評価した。
【0029】演算機1における演算は、圧延材板幅中心
を原点とした幅方向の座標xを用いて、たとえば圧延材
幅方向端部から80mmまでを除いた板クラウンを(6)
式に示すような4次式により近似し、圧延材端部5mm
点における上記近似式の延長線上と板クラウンとの差、
つまり(7)式でエッジドロップ量を求める。また、ボデ
ィクラウン量は(8)式で求める。
を原点とした幅方向の座標xを用いて、たとえば圧延材
幅方向端部から80mmまでを除いた板クラウンを(6)
式に示すような4次式により近似し、圧延材端部5mm
点における上記近似式の延長線上と板クラウンとの差、
つまり(7)式でエッジドロップ量を求める。また、ボデ
ィクラウン量は(8)式で求める。
【0030】 f(x5)=a・x4+b・x3+c・x2+d・x ・・・(6) Ce=f(x5)−C(x5) ・・・(7) Bc=f(x5) ・・・(8) ここで、Ceはエッジドロップ量、f(x)はボディク
ラウンの近似関数、板クラウンのC(x5)は実板クラ
ウンである。x5は圧延材板幅中心を原点とした幅方向
の座標xにおける圧延材端部から5mm点の位置を意味
する。また、エッジドロップ範囲weに関しては、(3)式
を用いて次式で求めた。このとき(3)式におけるwdは5
mmとなる: we=3×A/Ce+5 ・・・(9) ここで、たとえばAは(4)式を用いて算出すればよい。
ラウンの近似関数、板クラウンのC(x5)は実板クラ
ウンである。x5は圧延材板幅中心を原点とした幅方向
の座標xにおける圧延材端部から5mm点の位置を意味
する。また、エッジドロップ範囲weに関しては、(3)式
を用いて次式で求めた。このとき(3)式におけるwdは5
mmとなる: we=3×A/Ce+5 ・・・(9) ここで、たとえばAは(4)式を用いて算出すればよい。
【0031】ついで、図4の(a)に示す演算器2にお
いて仕上最終スタンド出側で予め目標と定めたエッジド
ロップ範囲,エッジドロップ量,およびボディクラウン
量と演算器1で評価したエッジドロップ範囲,エッジド
ロップ量,およびボディクラウン量とを比較し,これら
の差が許容範囲内であるか否かを判定する。
いて仕上最終スタンド出側で予め目標と定めたエッジド
ロップ範囲,エッジドロップ量,およびボディクラウン
量と演算器1で評価したエッジドロップ範囲,エッジド
ロップ量,およびボディクラウン量とを比較し,これら
の差が許容範囲内であるか否かを判定する。
【0032】圧延材のエッジドロップ範囲またはエッジ
ドロップ量の少なくともどちらか一方が許容範囲を越え
る場合、図4の(a)に示すように演算器3において仕
上最終スタンドの1スタンド前においてエッジアップ量
を演算し、ワークロールシフトを変更する制御量を演算
し、ついで上記制御量に基づいて走間中にワークロール
のシフト量を変更して圧延材のエッジアップ量を制御し
た。これにより、圧延材を仕上最終スタンド出側で目標
の板プロフィルに制御することができた。また、前記走
間中にワークロールシフトが間に合わない場合もしくは
前記走間中にワークロールシフトが行えない場合には、
最終スタンド出側での目標とするエッジドロップ範囲お
よびエッジドロップ量との差を学習することにより、次
の圧延チャンスにおける板クラウンスケジュールの修正
に用いることができる。
ドロップ量の少なくともどちらか一方が許容範囲を越え
る場合、図4の(a)に示すように演算器3において仕
上最終スタンドの1スタンド前においてエッジアップ量
を演算し、ワークロールシフトを変更する制御量を演算
し、ついで上記制御量に基づいて走間中にワークロール
のシフト量を変更して圧延材のエッジアップ量を制御し
た。これにより、圧延材を仕上最終スタンド出側で目標
の板プロフィルに制御することができた。また、前記走
間中にワークロールシフトが間に合わない場合もしくは
前記走間中にワークロールシフトが行えない場合には、
最終スタンド出側での目標とするエッジドロップ範囲お
よびエッジドロップ量との差を学習することにより、次
の圧延チャンスにおける板クラウンスケジュールの修正
に用いることができる。
【0033】圧延材のボディクラウン量が予め目標と定
めた許容範囲を越える場合、板クラウンスケジュールの
再計算を行い、走間中に各スタンドのクラウン形状制御
装置の設定値を変更し圧延を施すか、もしくは最終スタ
ンド出側での目標とするボディクラウンとの差を学習す
ることにより、次の圧延チャンスにおける板クラウンス
ケジュールの修正に用いることができる。
めた許容範囲を越える場合、板クラウンスケジュールの
再計算を行い、走間中に各スタンドのクラウン形状制御
装置の設定値を変更し圧延を施すか、もしくは最終スタ
ンド出側での目標とするボディクラウンとの差を学習す
ることにより、次の圧延チャンスにおける板クラウンス
ケジュールの修正に用いることができる。
【0034】本発明を用いてエッジドロップ範囲,エッ
ジドロップ量,およびボディクラウン量を適切に評価で
きるので、評価をエッジドロップ制御に適用すれば、圧
延材のエッジドロップ量を効率よく低減することができ
る。さらに、本発明による場合、エッジドロップとボデ
ィクラウンを合理的に分離して評価することができるた
め、最終スタンド出側で評価したエッジドロップ範囲,
エッジドロップ量,およびボディクラウンを、予め設定
しておいた最終スタンド出側での目標とするそれぞれと
の差を個別に最習することにより、次の圧延チャンスに
おける板クラウンスケジュールを修正する手段としても
用いることができる。また、本発明は上述したエッジド
ロップ制御を行うためにできるのみならず、圧延後の圧
延材の板プロフィルの管理基準としても用いることがで
きる。
ジドロップ量,およびボディクラウン量を適切に評価で
きるので、評価をエッジドロップ制御に適用すれば、圧
延材のエッジドロップ量を効率よく低減することができ
る。さらに、本発明による場合、エッジドロップとボデ
ィクラウンを合理的に分離して評価することができるた
め、最終スタンド出側で評価したエッジドロップ範囲,
エッジドロップ量,およびボディクラウンを、予め設定
しておいた最終スタンド出側での目標とするそれぞれと
の差を個別に最習することにより、次の圧延チャンスに
おける板クラウンスケジュールを修正する手段としても
用いることができる。また、本発明は上述したエッジド
ロップ制御を行うためにできるのみならず、圧延後の圧
延材の板プロフィルの管理基準としても用いることがで
きる。
【0035】−実施例2− 本発明の別の実施例を以下に説明する。図5には、図4
に示した演算器1の具体的な計算過程を示した。本実施
例では、先ず実施例1と同様に圧延材端部から80mm
までを除いた板クラウンを(6)式に示すような4次式に
より近似し,ついで(4)式,(7)〜(9)式を用いてエッジ
ドロップ量,ボディクラウン量,およびエッジドロップ
範囲を算出する。
に示した演算器1の具体的な計算過程を示した。本実施
例では、先ず実施例1と同様に圧延材端部から80mm
までを除いた板クラウンを(6)式に示すような4次式に
より近似し,ついで(4)式,(7)〜(9)式を用いてエッジ
ドロップ量,ボディクラウン量,およびエッジドロップ
範囲を算出する。
【0036】次に、圧延材端部から先に算出したエッジ
ドロップ範囲を除いた板クラウンを(6)式に示すような
4次式により近似し、ついで(4)式,(7)〜(9)式を用い
てエッジドロップ量,ボディクラウン量,およびエッジ
ドロップ範囲を算出する。
ドロップ範囲を除いた板クラウンを(6)式に示すような
4次式により近似し、ついで(4)式,(7)〜(9)式を用い
てエッジドロップ量,ボディクラウン量,およびエッジ
ドロップ範囲を算出する。
【0037】次に、前回算出したエッジドロップ範囲と
今回算出したエッジドロップ範囲との差の絶対値が予め
設定した値より小さくなるまで、図5に示すような計算
を繰り返して行い、エッジドロップ範囲,エッジドロッ
プ量,およびボディクラウン量の算出を行う。このと
き、前回算出したエッジドロップ範囲と今回算出したエ
ッジドロップ範囲との誤差の絶対値と比較する予め設定
する値としては、本発明ではたとえば1mmを採用し
た。
今回算出したエッジドロップ範囲との差の絶対値が予め
設定した値より小さくなるまで、図5に示すような計算
を繰り返して行い、エッジドロップ範囲,エッジドロッ
プ量,およびボディクラウン量の算出を行う。このと
き、前回算出したエッジドロップ範囲と今回算出したエ
ッジドロップ範囲との誤差の絶対値と比較する予め設定
する値としては、本発明ではたとえば1mmを採用し
た。
【0038】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、圧延金属板の圧延材板幅端部近傍に存在するエッジ
ドロップとボディクラウンを合理的に分離した上でエッ
ジドロップの形状を評価し算出することができ、制御手
段の異なるエッジドロップとボディクラウンとを区別し
た制御が行え、圧延材の板プロフィルを高精度に制御す
ることができる。また、本発明は圧延材の板プロフィ
ル、特にエッジドロップの形状を知ることができること
から、圧延材の板プロフィルの管理方法としても有効的
に用いることができる。
ば、圧延金属板の圧延材板幅端部近傍に存在するエッジ
ドロップとボディクラウンを合理的に分離した上でエッ
ジドロップの形状を評価し算出することができ、制御手
段の異なるエッジドロップとボディクラウンとを区別し
た制御が行え、圧延材の板プロフィルを高精度に制御す
ることができる。また、本発明は圧延材の板プロフィ
ル、特にエッジドロップの形状を知ることができること
から、圧延材の板プロフィルの管理方法としても有効的
に用いることができる。
【図1】 圧延材のエッジドロップを説明する、圧延材
の横断面相当の図面であり、(a)は圧延材表面とその
近似曲線を示し、(b)は近似曲線のみを示す。
の横断面相当の図面であり、(a)は圧延材表面とその
近似曲線を示し、(b)は近似曲線のみを示す。
【図2】 圧延材の横断面での圧延材表面位置を示すグ
ラフである。
ラフである。
【図3】 従来エッジドロップ制御技術を本発明で評価
した結果を示すグラフである。
した結果を示すグラフである。
【図4】 (a)は本発明を一態様で実施する装置構成
の概要を示すブロック図、(b)は(a)に示す演算器
2で比較するデ−タを示すグラフ、(c)は(a)に示
す演算器1で算出するデ−タを示すグラフである。
の概要を示すブロック図、(b)は(a)に示す演算器
2で比較するデ−タを示すグラフ、(c)は(a)に示
す演算器1で算出するデ−タを示すグラフである。
【図5】 本発明の実施例2の処理概要を示すフロ−チ
ャ−トである。
ャ−トである。
【図6】 圧延材の横断面での圧延材表面位置を示すグ
ラフである。
ラフである。
【図7】 従来のエッジドロップ評価法で算出する近似
曲線を示すグラフである。
曲線を示すグラフである。
【図8】 エッジドロップ量制御に用いられる圧延機の
ロ−ルを示す正面図である。
ロ−ルを示す正面図である。
【図9】 圧延材の横断面での圧延材表面位置を示すグ
ラフであり、従来のエッジドロップ量評価位置を示す。
ラフであり、従来のエッジドロップ量評価位置を示す。
【図10】 圧延材の横断面での圧延材表面位置を示す
グラフであり、エッジドロップ領域を示す。
グラフであり、エッジドロップ領域を示す。
Claims (2)
- 【請求項1】 金属板の圧延工程における圧延後の圧延
材板幅端部近傍に生じるエッジドロップの範囲を算出し
評価する方法であって、 圧延後の圧延材の板プロフィルを測定し、この板プロフ
ィルの板幅方向端部近傍に存在する急激に板厚が減少す
る領域を除いた板プロフィルを、4次以下の多項式を用
いて近似し、ついでエッジドロップ量Ceを圧延材端部
からの距離wdの位置における上記多項式の板幅方向の
延長線と圧延後の板プロフィルとの差として算出し、 さらに、圧延材中心から上記圧延材端部からの距離wd
までにおいて上記近似関数の板幅方向の延長線と圧延後
の板プロフィルによって囲まれた面積Aを算出し、つい
でエッジドロップ範囲weを、 we =3×A/Ce+wd として算出することを特徴とする金属板のエッジドロッ
プ評価方法。 - 【請求項2】 金属板の圧延工程における圧延後の圧延
材板幅端部近傍に生じるエッジドロップの範囲を算出し
評価する方法であって、 圧延後の圧延材の板プロフィルを測定し、先ず、この板
プロフィルの板幅方向端部近傍に存在する急激に板厚が
減少する領域を除いた板プロフィルを、4次以下の多項
式を用いて近似し、ついでエッジドロップ量Ceを圧延
材端部からの距離wdの位置における上記多項式の板幅
方向の延長線と圧延後の板プロフィルとの差として算出
し、 さらに、圧延材中心から上記圧延材端部からの距離wd
までにおいて上記近似関数の板幅方向の延長線と圧延後
の板プロフィルとによって囲まれた面積Aを算出し、つ
いでエッジドロップ範囲weを、 we =3×A/Ce+wd として算出し、 さらに圧延材端部から前回算出したエッジドロップ範囲
weの範囲を除いた板プロフィルに対して、前記エッジ
ドロップ範囲を算出するための計算過程を利用してエッ
ジドロップ範囲weを算出し、 エッジドロップ範囲に関して前回算出した値との差の絶
対値が予め設定した値より小さくなるまで前記エッジド
ロップ範囲の計算過程を繰り返してエッジドロップ範囲
を算出することを特徴とする金属板のエッジドロップ評
価方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8088038A JPH09271818A (ja) | 1996-04-10 | 1996-04-10 | 金属板のエッジドロップ評価方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8088038A JPH09271818A (ja) | 1996-04-10 | 1996-04-10 | 金属板のエッジドロップ評価方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09271818A true JPH09271818A (ja) | 1997-10-21 |
Family
ID=13931663
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8088038A Withdrawn JPH09271818A (ja) | 1996-04-10 | 1996-04-10 | 金属板のエッジドロップ評価方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09271818A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100526129B1 (ko) * | 2001-12-22 | 2005-11-08 | 주식회사 포스코 | 열간 압연판의 폭방향 두께 프로파일을 제어하는 압연방법 |
-
1996
- 1996-04-10 JP JP8088038A patent/JPH09271818A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100526129B1 (ko) * | 2001-12-22 | 2005-11-08 | 주식회사 포스코 | 열간 압연판의 폭방향 두께 프로파일을 제어하는 압연방법 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030701 |