JPH09272596A - 液体供給自動停止装置 - Google Patents

液体供給自動停止装置

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JPH09272596A
JPH09272596A JP10626296A JP10626296A JPH09272596A JP H09272596 A JPH09272596 A JP H09272596A JP 10626296 A JP10626296 A JP 10626296A JP 10626296 A JP10626296 A JP 10626296A JP H09272596 A JPH09272596 A JP H09272596A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 給液がスムーズに行え、しかも排気調整部の
作動不良が生ぜず設定液面高さでの給液停止が確実に実
施でき、遮断操作を行わなくとも栓体開放時に再流入が
生じない液体供給自動停止装置を提供する。 【解決手段】 液体供給自動停止装置1の排気管7は液
体受給容器4の設定液面高さ10aを幾分下まわる位置
まで下端部を突出し、これに連結する細管6は供給側液
面10bを越える高さまで延伸する。排気時の容器内圧
力増加を抑止し栓体5の密封解除時に液体10が自然落
下するよう排気管7の内空断面積を定める。吐出管3は
液体流入側管体2の内空断面積と排気管7の占有断面積
とを加算した値に等しくなるようその内空断面積を定め
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、液体移送のため
の装置に関し、詳しくは容器内に充填された液体が規定
のレベルに達するとき自動停止する液体供給自動停止装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】灯油を石油ポリタンクから暖房器のカー
トリッジタンクに移す場合には手動式抽出ポンプ等を利
用して給油しているが、カートリッジタンクに付設する
ゲージを見ながら早めにポンプの送りを停止させない
と、溢れさせてしまう恐れがあった。そこで発明者は、
特開平7−239049号公報に記載されるような、灯
油の注入状況を監視しなくとも自動的に設定液面高さで
給液を停止できる簡易な構成の液体供給自動停止装置を
提案した。
【0003】図4に示す従来の液体供給自動停止装置1
01は、液体流入用の管体102に連結する給液管10
3と、液体受給容器104の口孔104aに装着する吐
出管105と、この吐出管105の内部を挿通して上端
部を排気調整部106に連結する排気管107とを有
し、排気調整部106は、筒体106aの上部に排気孔
106fを形成すると共に内部に浮動式の弁体110を
遊挿していた。
【0004】液体受給容器104の口孔104aは栓体
108で密封されているため、注入時に圧縮される容器
内の空気は排気管107を通って排気調整部106の排
気孔106fより外部に排出されるが、液面が次第に上
昇して排気管107の下端部が液体113内に没すると
排気不能となり、この状態で吐出管105から液体11
3が流入すると容器内の空隙が減少し内部圧力が上昇す
る。この内部圧力を受けて排気管107内を上昇する液
体113が弁体110を押し上げて排気孔106fを閉
鎖し、吐出管105の水頭圧と液体受給容器104内の
内圧とを均衡させて液体113の流入を停止させる構造
であった。
【0005】そして給液の完了を確認した後に管体10
2の液体流入を遮断し、栓体108を容器の口孔104
aから取り外しながらボタン111の操作により弁体1
10押し下げて排気孔106fを開放し、給液管10
3、吐出管105及び排気管107内に残留する液体1
13を液体受給容器104内に放出していた。
【0006】この液体供給自動停止装置101は容器1
04内の内部圧力上昇を利用して弁体110を作動させ
るので電磁弁や制御回路等の複雑な機構は必要とせず、
家庭内での灯油等の液体小分けに適する簡易な装置であ
った。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の液体供
給自動停止装置101は、排気調整部106の弁体11
0を押し上げて排気孔106fを閉鎖し、吐出管105
の水頭圧と液体受給容器104内の内圧とを均衡させて
液体113の流入を停止させる構成であったので弁体1
10の作動不良が生ずると給液停止が行われない恐れが
あった。即ち、筒体106aに流入する液体113にゴ
ミ等が混入している場合には、弁体110の浮上が妨げ
られたり、あるいは弁体110と排気孔106fとの間
にゴミが挟まったりして排気孔106fの完全な閉鎖が
できず、結局液体113が溢れてしまう恐れがあった。
【0008】又、この液体供給自動停止装置100は、
口孔径の小さい液体受給容器104にも適用する目的で
栓体108部分において吐出管105内部に排気管10
7を挿通する構成としているが、吐出管105と排気管
107の管径バランスがとれていないと給液がスムーズ
に行かない欠点があった。
【0009】又、給液完了後の管体102内に液体11
3が残留している場合には、栓体108の密封を解除す
る前に管体102の液体流入を遮断しないと液体の再流
入が生じてしまう恐れもあった。
【0010】この発明は、上記課題を解決し、口孔径の
小さい液体受給容器にあっても給液がスムーズに行え、
しかも排気調整部の作動不良が生ぜず、ゴミ等が混入し
ている場合でも設定液面高さでの給液停止が確実に実施
でき、液体流入側管体の遮断操作を行わなくとも栓体開
放時に再流入が生じない液体供給自動停止装置を提供す
ることを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明の液体供給自動停止装置は、液体受給容器
の口孔を密封する栓体内を挿通し液体流入側管体に接続
する吐出管と、この吐出管の内部を挿通して前記容器内
の設定液面高さ以深まで下端部を突出し上端部を排気調
整部に連結する排気管とを有する液体供給自動停止装置
において、前記排気管は、給液途中の容器内圧力増加を
抑止する内空断面積を有し、前記排気調整部は、この排
気管とほぼ等しい内空断面積を備え少なくとも供給側液
面を越える高さまで延伸する細管であり、前記吐出管の
内空断面積から前記排気管の占有断面積を控除した有効
吐出断面積が液体流入側管体の内空断面積にほぼ一致す
ることを特徴としている。
【0012】吐出管は下端部に液体排出口を開設する
が、その開口面積は液体流入側管体の内空断面積よりも
大きくする。又、栓体の密封を解除した時に液体が自然
落下するよう細管の内空断面積を定める。液体流入側管
体より流入する液体は吐出管から液体受給容器に注入す
る。液体受給容器の口孔は栓体で密封されているため注
入時の容器内の空気は排気管を介して外部に排出され
る。この時、液体流入量と排気管の内空断面積のバラン
スがとれていると容器内の圧力増加はみられない。
【0013】液面が次第に上昇すると、排気管の下端部
は液体内に没し排気不能となる。更に、吐出管から液体
が流入すると容器内の空隙が減少し急激に内部圧力が上
昇する。この内部圧力の増加を受けて排気管を通じて細
管内を液体が上昇する。この液面が供給側液面に到達す
ると、吐出管及び排気管内の液体の水頭と容器内の空気
圧は等しくなり、液体の移動は停止する。
【0014】排気管と吐出管の適切な断面比率を選択す
ると、液体排出口より容器内の圧縮された空気が吐出管
内に流入して液体流入側管体及び吐出管内の液体を容器
内に放出することができ、液体の供給圧力をなくせる。
この場合には液体流入側管体の遮断操作を行わなくとも
栓体の密封解除時に供給側からの再流入は生じない。
又、細管及び排気管内の液体は栓体開放時に下端部より
流下するが、その体積は小量であるため溢液を生ずるこ
とはない。
【0015】
【発明の実施の形態】次にこの発明の実施形態を添付図
面に基づき詳細に説明する。図1はこの発明の液体供給
自動停止装置の構成を示す縦断面図、図2は液体供給自
動停止装置の使用方法の説明図である。液体供給自動停
止装置1は、液体流入側管体2に連結する吐出管3と、
吐出管3を密着挿通し液体受給容器4の口孔4aを密封
する栓体5と、吐出管3の内部を挿通して上端部を排気
調整部である細管6に連結する排気管7とを有する。
【0016】図2に示す液体流入側管体2は、貯油タン
ク8に装着する手動式抽出ポンプ9の排出ホースである
が、貯油タンク等に直結する遮断弁付きの連結管でもよ
く、何れの場合も水頭差により灯油等の液体10を流下
させる。排気管7は液体受給容器4の設定液面高さ10
aを幾分下まわる位置まで下端部を突出し、これに連結
する細管6は、少なくとも供給側液面10bを越える高
さまで延伸する。
【0017】抽出ポンプ9の操作により液体流入側管体
2から流入する液体10は、吐出管3に流れ込み液体排
出口3aから液体受給容器4内に注入される。液体受給
容器4の口孔4aは栓体5で密封されているため、注入
時に圧縮される容器内の空気は排気管7を通って細管6
より外部に排出される。この排気時に容器内圧力ができ
るだけ増加しないよう、又栓体5の密封を解除した時に
液体10が自然落下するよう排気管7及び細管6の内空
断面積を定める。
【0018】又、吐出管3は給液をスムーズに行うた
め、液体流入側管体2の内空断面積Sd0と排気管7の占
有断面積SD2とを加算した値に等しくなるようその内空
断面積Sd1を定め、液体排出口3aの開口面積は液体流
入側管体2の内空断面積Sd0よりも大きく設定する。
【0019】液面が次第に上昇すると、排気管7の下端
部は液体10内に没し排気不能となる。その後、吐出管
3から液体10が流入すると容器内の空隙が減少し内部
圧力が上昇する。この内部圧力の増加を受けて排気管7
及び細管6内を液体10が上昇する。この液面が供給側
液面10bまで到達すると、吐出管3及び排気管7の水
頭と容器内の空気圧は等しくなり、液体10の移動は停
止する。
【0020】容器内の圧縮された空気は液体排出口3a
より吐出管3内に侵入し、液体流入側管体2を上昇す
る。この時管体2及び吐出管3内の液体10は容器4内
に流下するので抽出ポンプ9による液体供給力はなくな
る。従って栓体5の密封解除時に抽出ポンプ9のキャッ
プ9a開放が伴わなくとも供給側から再流入することは
ない。
【0021】
【実施例】次に排気管と吐出管の適切な断面比率を求め
るための実験結果を記載する。実験は図1及び図2に示
す装置を用い、液体流入側管体2を内径d0=13m
m、内空断面積Sd0=42.25πmm2とし、吐出管
3を内径d1=14mm、内空断面積Sd1=49πmm
2と固定した時の排気管7の最適径を求めたものであ
る。排気管7は外径D2を3mm〜10mm、内径d2
を2mm〜9mmまで逐次変化させ、各々の管径におけ
る給液時の容器内圧力変化と、給液に要した時間t1
と、給液完了後の液体流入側管体2の液体落下に要した
時間t2とを求めた。
【0022】図3に給液時の容器内圧力変化図を示す。
この測定は液及び空気を封入する簡易ゲージを用いて行
った。排気管7の内径がd2≧7mmの時は給液時の圧
力増加は全くなく、排気管7の下端部が液体10内に没
した後急激に内部圧力の上昇がみられ、その後一定値で
ある給液停止時圧力になる。d2=5mmの時は給液当
初に僅かな圧力増加(給液停止時圧力の約1/7)がみ
られるが、直ちに解消する。d2=4mmの時はやや圧
力増加がみられるがそれでも給液停止時圧力の1/4〜
1/7程度である。ところがd2=3mmになると給液
停止時圧力の3/4〜1/2程度まで圧力は上昇し、更
にd2=2mmになると給液時の圧力が給液停止時圧力
の3/4を下回ることがなくなる。これは排気がスムー
ズに行われていないことを示す。
【0023】次に、表1に排気管7の管径変化に伴う給
液時間t1及び液体落下時間t2との関係を示す。
【表1】
【0024】表1に示す吐出管有効面積Sd1’とは、吐
出管の内空断面積Sd1から排気管の占有断面積SD2を控
除したもので、内空断面積差分ΔSとは、液体流入側管
体の内空断面積Sd0とこの吐出管有効面積Sd1’との差
を示すものである。このΔSはd2=4,5,3,2,
7,9mmの順で大きくなる。一方給液時の容器内の圧
力上昇は先に述べたようにd2≦3mmで大きく上昇し
ている。
【0024】給液時間はd2=4,5,7,3,2,9
mmの順で長くなり、抽出ポンプ9のみ利用した場合と
ほぼ同等な時間で給液が完了する管径はd2=4mm及
び5mmである。従って吐出管有効面積Sd1’が十分に
確保でき、しかも排気がスムーズに行われる管径が給液
時間を短くすることが分かる。又、d2=3〜7mmで
は給液後7〜9秒で液体は落下したが、2mm及び9m
mの時には双方とも落下しなかった。このように液体落
下時間についても上記管径d2=4mm及び5mmが適
することが判明した。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の液体供
給自動停止装置は、排気調整部を供給側液面を越える高
さまで延伸する細管としたので、排気調整部の作動不良
を引き起こす恐れがなく、液内にゴミ等が混入している
場合でも設定液面高さでの給液停止を確実に実施でき
る。又、排気管の内空断面積を確保して給液途中の容器
内圧力増加を抑止すると共に、吐出管の有効吐出断面積
を十分に確保するので口孔径の小さい液体受給容器にあ
っても給液がスムーズに行える。又、このように排気管
と吐出管の断面比率を定めることで、容器内の圧縮され
た空気を液体排出口から吐出管内に侵入させ内部の液体
を流下させるので液体流入側管体の遮断操作を特に行わ
なくとも栓体開放時の再流入は生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】液体供給自動停止装置の縦断面図である。
【図2】液体供給自動停止装置の使用方法の説明図であ
る。
【図3】給液時の容器内圧力変化図である。
【図4】従来の液体供給自動停止装置の縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 液体供給自動停止装置 2 液体流入側管体 3 吐出管 3a 液体排出口 4 液体受給容器 4a 口孔 5 栓体 6 細管 7 排気管 10 液体 10a 設定液面高さ 10b 供給側液面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体受給容器の口孔を密封する栓体内を
    挿通し液体流入側管体に接続する吐出管と、この吐出管
    の内部を挿通して前記容器内の設定液面高さ以深まで下
    端部を突出し上端部を排気調整部に連結する排気管とを
    有する液体供給自動停止装置において、前記排気管は、
    給液途中の容器内圧力増加を抑止する内空断面積を有
    し、前記排気調整部は、この排気管とほぼ等しい内空断
    面積を備え少なくとも供給側液面を越える高さまで延伸
    する細管であり、前記吐出管の内空断面積から前記排気
    管の占有断面積を控除した有効吐出断面積が液体流入側
    管体の内空断面積にほぼ一致することを特徴とする液体
    供給自動停止装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111333013A (zh) * 2020-04-17 2020-06-26 洛阳蓝泉科技有限公司 一种防止残液积存的液体装卸鹤管
JP2021004601A (ja) * 2019-06-27 2021-01-14 三宅化学株式会社 給液ポンプ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021004601A (ja) * 2019-06-27 2021-01-14 三宅化学株式会社 給液ポンプ
CN111333013A (zh) * 2020-04-17 2020-06-26 洛阳蓝泉科技有限公司 一种防止残液积存的液体装卸鹤管

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