JPH0927284A - カラー陰極線管 - Google Patents

カラー陰極線管

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JPH0927284A
JPH0927284A JP10537096A JP10537096A JPH0927284A JP H0927284 A JPH0927284 A JP H0927284A JP 10537096 A JP10537096 A JP 10537096A JP 10537096 A JP10537096 A JP 10537096A JP H0927284 A JPH0927284 A JP H0927284A
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JP
Japan
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color
light
wavelength
phosphor
face plate
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Application number
JP10537096A
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English (en)
Inventor
Takeo Ito
武夫 伊藤
Shuzo Matsuda
秀三 松田
Hajime Tanaka
肇 田中
Tomoko Nakazawa
知子 中澤
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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  • Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)
  • Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】有効表示画面の輝度およびコントラスト特性、
並びに各色の表示光の色純度を向上させ、高品質な表示
が可能なるカラー受像管を提供することにある。 【解決手段】フェースプレート12の内面と蛍光体スク
リーン18との間に設けられたカラーフィルタ層20
は、蛍光体スクリーンの3色の蛍光体層R、G、Bにそ
れぞれ対向して配置され各色の蛍光体層に対応した色の
3色のフィルタを有している。各色のフィルタは、対応
する色の蛍光体層からの発光の内、最大発光スペクトル
波長の±20nmの範囲の波長の光に対する透過率が、
波長400ないし650nmの光で上記範囲以外の波長
の光に対する透過率に比較して高く形成されている。フ
ェースプレートの外面には、3色の蛍光体層の最大発光
スペクトル波長の±20nmの範囲以外の所定波長帯域
に最大吸収を有しカラーフィルタ層の光吸収性を補完す
る共通外面フィルタ22が形成が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカラー陰極線管に関
し、特に、高輝度および高コントラストな表示を実現す
るカラー陰極線管に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から実用されているカラー陰極線管
は、一般に、画像を表示する有効表示領域を備えた透光
性のフェースプレートと、このフェースプレートの有効
表示領域の内面側に被着された蛍光体スクリーンと、フ
ェースプレートの背面側に前端部が接合されて、フェー
スプレートと共にカラー陰極線管の外殻としての密封さ
れた外囲器を形成したファンネルと、を備えている。フ
ァンネルの後端部は漏斗状に先細に形成され、そのネッ
ク内には、蛍光体スクリーンに対して表示画像に対応し
た位置に電子ビームを走査させながら投射する電子銃が
配設されている。
【0003】電子銃から出射される電子ビームは、この
電子ビームの経路を囲むように配置された偏向ヨークが
発生する磁界によって軌跡を制御され、蛍光体スクリー
ンの所定の位置に投射される。
【0004】カラー陰極線管の画像表示品質の重要な特
性として、表示画像の明るさという特性がある。この画
像の明るさは一般に、輝度の高さとコントラスト比の高
さとで評価される。
【0005】画面に表示される画像の、観察者に対して
視認される明るさやコントラストは、単に表示画像の輝
度の高さに依存するだけではなく、その表示画面自体の
表面の明るさにも依存する。つまり、画面の無表示時に
おける反射光や蛍光体スクリーン自体の視認された明る
さなどの総和と、蛍光体スクリーンで発光した表示画像
の輝度との兼ね合いで、観察者に対して視認される表示
画像の明るさやコントラストが定まる。
【0006】そして、このような表示画像の明るさやコ
ントラストを向上することで、カラー陰極線管の画像表
示品質を向上されることができる。しかしながら、従来
の技術では、明るさとコントラストとを、ともに一度に
向上させることは困難であるという問題がある。
【0007】即ち、フェースプレートの材質を選定して
フェースプレートの光透過率を向上させることにより、
蛍光体スクリーンで発光しフェースプレート前面へと出
射される光を高い透過率で有効に利用でき、表示画像は
明るく視認される。
【0008】しかし、このように光透過率の高い材質の
フェースプレートを用いた場合、一般に、非発光状態の
蛍光体スクリーン自体の明度によって、無表示時の画面
の明るさが高くなる。蛍光体スクリーンを励起して発光
されることにより表示される画像のコントラストは、表
示画像の明るさと、無表示時の画面の明るさとの相対関
係で決まり、無表示時の画面の明るさが明るいほど表示
画像のコントラスト特性が低くなる。そして、蛍光体ス
クリーン自体の色は一般に白色系であるため、明度が極
めて高い。従って、光透過率の高いフェースプレートを
用いた場合、表示画像のコントラスト比は低下する傾向
にある。
【0009】そこで、従来のカラー陰極線管において
は、表示画像の輝度を向上させるために、カラー陰極線
管の駆動電圧を高くして電子ビームのエネルギを増大さ
せ、蛍光体の発光輝度を高くする、という方策が一般に
採用されている。
【0010】また、従来、コントラスト特性を向上させ
るため、フェースプレートの材質を着色ガラスにしてそ
の光透過率を例えば40%以下にまで低下させること
で、無表示時の画面の明るさを低く抑えるという方策
や、蛍光体に顔料を混入してその蛍光体スクリーン自体
の色を暗いものにするという方策が、一般に採用されて
いる。
【0011】しかしながら、電子ビームのエネルギを大
きした場合、カラー陰極線管全体の消費電力が増大し、
経済性の面で好ましくない。また、フェースプレートの
材質を着色ガラスにしてその光透過率を例えば40%以
下に低下させた場合、表示画像の輝度は、フェースプレ
ートの光透過率に比例して低下するのに対して、外光の
反射率は、フェースプレートの光透過率の2乗に比例し
て低下するため、表示画像のコントラスト特性は向上す
る。しかしながら、フェースプレート自体の光透過率が
低下すると、蛍光体層から出射されフェースプレートを
通って画像を形成する光の透過率も40%以下に低下し
てしまう。その結果、表示画像の輝度が大幅に低下する
という問題が生じる。
【0012】また、近年、フェースプレートのフラット
化を図るため、フェースプレートのガラス肉厚が画面の
中心から周辺部にかけて所定の変化率で大きくなる形状
に形成されたカラー陰極線管が提供されている。この種
のカラー陰極線管において、肉厚が大きくなるフェース
プレートの周辺部では、表示画像を形成する光の吸収率
が高いため、画面の周辺部と中心部とで表示画像の輝度
が大幅に異なるという問題がある。
【0013】そして、フラット化対応のカラー陰極線管
において、フェースプレートの肉厚を画面全体で均一に
することは、その内部に設けられたシャドウマスクの形
状や電子ビームの走査方法やカラー陰極線管全体にわた
っての製造方法を特殊なものとする必要があり、製造方
法上や構造上の制約が多く実際的には実現が極めて困難
であるという問題がある。
【0014】また、蛍光体に顔料を混入して蛍光体スク
リーン自体の色を暗くすることによりコントラスト特性
を改善することも考えられるが、顔料は蛍光体ではない
ため、蛍光体層内の発光に寄与しない組成物の割合が多
くなり、蛍光体層自体の発光能率が低下する。その結
果、表示画像の輝度の低下につながるという問題があ
る。
【0015】また、電子銃から電子ビームを出射するた
めの電圧をさらに高圧にして電子ビームのエネルギを高
くし、蛍光体層での発光をさらに大きくする方策も考え
られる。しかしながら、この場合、消費電力が一層増大
するとともに、高いエネルギの電子ビームを偏向するた
めの電圧も高圧にする必要があり消費電力の増大を招
き、全体として、カラー陰極線管全体の消費電力量が大
幅に増大してしまうという問題がある。
【0016】そこで、上記の問題の解消を企図して、カ
ラーフィルタ層を、フェースプレートの内面と蛍光体ス
クリーンとの間に介挿する技術が提案され、近年注目さ
れている。
【0017】このカラーフィルタ層は、蛍光体スクリー
ンの各色の画素を形成する蛍光体ドットあるいは蛍光体
ストライプに対向して設けられた複数の色のフィルタを
有し、各色のフィルタは、対向する画素の発光色の光の
みを透過する。このようなカラーフィルタ層は、各画素
ごとにその発光色に対応した発光のみをフェースプレー
ト側へ出射する一方、蛍光体スクリーンとフェースプレ
ートとの境界面での外光反射を防止する。従つて、画面
の各色ごとの輝点の色度、換言すれば発光の色純度を低
下させることなく、またその輝度を低下させることな
く、効果的にコントラスト特性を向上できるものと考え
られている。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなカラーフィルタ層は、フェースプレートの内面に配
置されるため、その材質は、カラー陰極線管の内部の環
境に耐え得る耐熱性、および透明性を備えたもの、例え
ば、無機顔料等に制約される。そして、このような材質
の制約から、カラーフィルタ層のフィルタ特性を最も好
ましい特性に設定できるとは限らず、フィルタ機能が十
分ではないという問題がある。
【0019】即ち、画面に表示される画像を構成してい
る各色輝点のうち、その画像の再現品質に最も顕著に影
響を与える色として、赤色(R)が挙げられる。このR
輝点、つまり赤に対応する蛍光体、から出射される赤色
光のスペクトルは、極めて狭く急峻な分布を示してお
り、そのままのスペクトルで表示させた方が、R輝点の
発色の色純度は好ましいものとなる。
【0020】しかしながら、上記のようなカラーフィル
タ層を用いた場合、画面に表示されるR輝点は、ある程
度までは蛍光体から出射される赤色光のスペクトルに近
付いた色の光として表示されるが、現状ではカラーフィ
ルタ層の特性に起因して、R輝点の発光スペクトルには
大きなサブバンドが存在している。そのため、画面に表
示された画像のR輝点は、色純度の劣化したものとして
観察者に視認されてしまうという問題があった。そして
このような色純度の問題は、赤色(R)のみならず、緑
色(G)や青色(B)においても同様に発生する。
【0021】このように、従来のカラー陰極線管では、
有効表示画面の輝度およびコントラスト特性の十分な向
上と、表示画像の赤色をはじめとした各色輝点の明度お
よび色純度の向上とを、両立することが困難であるとい
う問題があった。
【0022】この発明は以上の点に鑑みなされたもの
で、その目的は、有効表示画面の輝度およびコントラス
ト特性の向上と、色純度の向上とを両立して、高品質な
表示を可能としたカラー陰極線管を提供することにあ
る。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に係るこの発明に係るカラー陰極線管は、
外面および内面を有するフェースプレートと、上記フェ
ースプレートに接合されているとともにネックを有する
ファンネルと、を備えた外囲器と、上記フェースプレー
トの内面に設けられているとともに、所定のパターンに
配置された3色の蛍光体層を有する蛍光体スクリーン
と、上記ネック内に設けられ、上記蛍光体スクリーンに
電子ビームを照射して発光させる電子銃と、上記フェー
スプレートの内面と蛍光体スクリーンとの間に設けられ
たカラーフィルタ層であって、上記蛍光体スクリーンの
少なくとも1色の蛍光体層にそれぞれ対向して配置され
上記1色の蛍光体層からの発光の内、最大発光スペクト
ル波長の±20nmの範囲の波長を有する光に対する透
過率が、波長400〜650nmの光で上記範囲以外の
波長の光に対する透過率に比較して高いカラーフィルタ
を備えているカラーフィルタ層と、上記カラーフィルタ
層の外側で、カラーフィルタ層と対向して設けられ、上
記1色の蛍光体層の最大発光スペクトル波長の±20n
mの範囲以外の所定波長帯域に最大吸収を有し、上記カ
ラーフィルタの光吸収性を補完する補正手段と、を備え
たことを特徴としている。
【0024】また、請求項2に係るこの発明のカラー陰
極線管は、外面および内面を有するフェースプレート
と、上記フェースプレートに接合されているとともにネ
ックを有するファンネルと、を備えた外囲器と、上記フ
ェースプレートの内面に設けられているとともに、所定
のパターンに配置された赤、緑、青の3色の蛍光体層を
有する蛍光体スクリーンと、上記ネック内に設けられ、
上記蛍光体スクリーンに電子ビームを照射して発光させ
る電子銃と、上記フェースプレートの内面と蛍光体スク
リーンとの間に設けられているとともに、上記蛍光体ス
クリーンの3色の蛍光体層にそれぞれ対向して配置され
各色の蛍光体層に対応した色の3色のフィルタを有する
カラーフィルタ層であって、各色のフィルタは、対応す
る色の蛍光体層からの発光の内、最大発光スペクトル波
長の±20nmの範囲の波長の光に対する透過率が、波
長400ないし650nmの光で上記範囲以外の波長の
光に対する透過率に比較して高く形成されているカラー
フィルタ層と、上記カラーフィルタ層の外側で、カラー
フィルタ層と対向して設けられ、上記3色の蛍光体層の
最大発光スペクトル波長の±20nmの範囲以外の所定
波長帯域に最大吸収を有し、上記カラーフィルタの光吸
収性を補完する補正手段と、を備えたことを特徴として
いる。
【0025】この発明によれば、上記補正手段は、上記
フェースプレートの外面上に形成された外面フィルタを
備えている。また、この発明の他のカラー陰極線管によ
れば、上記フェースプレートはネオジウムガラスで形成
され、上記補正手段を構成している。
【0026】上記フェースプレートは、ほぼ矩形状を有
し、その中心から周辺部に向かって所定の変化率で増大
する肉厚を有している。上記のように構成されたこの発
明のカラー陰極線管によれば、カラーフィルタ層と対向
して設けられた補正手段により、外光が第1次に吸収さ
れる。そして、補正手段で吸収されずにフェースプレー
トを透過した外光は、フェースプレートの内面に形成さ
れたカラーフイルタ層のカラーフィルタによって、少な
くとも1色の蛍光体の発光以外の色成分の光が吸収され
る。これが第2次の外光吸収である。
【0027】さらに、第2次外光吸収でも吸収されなか
った外光は、蛍光体スクリーンの表面で反射して前面へ
と戻る際に、カラーフィルタ層に再び突入して吸収され
る。これが第3次の外光吸収である。そして、第3次外
光吸収でも吸収されないで残った外光は、再び補正手段
によって吸収される。これが第4次の外光吸収である。
【0028】このような第1次〜第4次の外光吸収によ
って、カラー陰極線管のフェースプレートで反射される
外光は極めて効果的に吸収される。一方、表示画像を形
成するための蛍光体からの各色の光は、カラーフィルタ
層の各カラーフィルタそれぞれを高い透過率で透過する
ことができる。従って、人間の目にとってコントラスト
比が高くかつ輝度も高く感じられる画像を表示すること
ができることを我々発明者は種々の実験で確認した。
【0029】従って、表示画面のコントラスト特性の向
上と輝度の向上との両立を、フェースプレート自体の光
吸収に依存することなく実現することができる。カラー
フィルタ層のカラーフィルタおよび補正手段によって少
なくとも1色の発光のサブバンド部を吸収でき、上記1
色の色純度も向上する。
【0030】また、上記のような第1次〜第4次の外光
吸収を単純に組み合わせてコントラストや輝度の向上を
図っただけでなく、本発明のカラー受像管においては、
表示画像の各色の輝点の表示光のスペクトル分布を、従
来よりも、対応する色の蛍光体の発光スペクトル分布に
より近付けることができる。従って、表示画像の色再現
性も良好となる。つまり、各色の表示光のサブバンドを
従来よりも狭くすることができ、より色純度の高い、高
品位なカラー画像の表示を実現できる。
【0031】更に、フエースプレートの有効表示画面が
中心から周辺部にかけて所定の変化率で大きくなる形状
の、いわゆるフラット化対応のカラー陰極線管において
も、表示画面のコントラスト特性の向上と輝度の向上と
を両立し、その中心部から周辺部にかけての輝度および
コントラスト特性を均一にすることができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
カラー陰極線管を図面に基づいて詳細に説明する。ま
ず、カラー陰極線管全体の構成について概略的に説明す
る。図1に示すように、カラー陰極線管は、密封された
外囲器10を構成しているほぼ矩形状のフェースプレー
ト12および漏斗状のファンネル14を備えている。フ
ェースプレート12は、画像を表示する矩形状の有効表
示領域12aを備えているとともに、画面の中央から周
辺部に向かって所定の変化率で肉厚が増加するように形
成され、その外面はほぼフラットに形成されている。
【0033】ファンネル14は、その前端部がフェース
プレート12の背面側周縁部に接合されている。また、
ファンネル14の後端部は先細に形成されネック16を
構成している。
【0034】フェースプレート12の内面には、有効表
示領域12aに対向して、赤、緑、青の3色の蛍光体層
を有する蛍光体スクリーン18が形成されている。ま
た、フェースプレート12の内面と蛍光体スクリーン1
8との間にはカラーフィルタ20が設けられている。更
に、フェースプレート12の外面には、補正手段として
機能する共通外面フィルタ22が有効表示領域12aを
覆うように形成されている。
【0035】外囲器10内には、蛍光体スクリーン18
に対向してシャドウマスク24が配設されている。ま
た、ファンネル14のネック16内には、シャドウマス
ク24を介して蛍光体スクリーン18に電子ビームAを
照射する電子銃26が設けられている。ファンネル14
の外周面上には偏向ヨーク30が取り付けられ、電子銃
26から照射された電子ビームAは、偏向ヨークによっ
て形成された磁界により水平および垂直方向に偏向され
て蛍光体スクリーン18を走査する。
【0036】一方、フェースプレート12は、透過率が
65%のグレー色のように見える、透過率の高いガラス
で形成されている。そのため、表示画像の光はこのフェ
ースプレート12で35%程度は吸収されるが、視認さ
れる表示画像の輝度を大きく低下させるということは無
い。
【0037】図2に示すように、蛍光体スクリーン18
の赤、緑、青の3色の蛍光体層R、G、Bはストライプ
状に形成され、互いに平行に並んで配置されている。蛍
光体スクリーン12の膜厚は5〜20μm程度に形成さ
れている。なお、各色の蛍光体層R、G、Bは、ストラ
イプ状に限らず、ドット状に形成されていてもよい。
【0038】フェースプレート12の内面上には、黒色
顔料で形成された遮光層(ブラックマトリックス)34
が設けられ、蛍光体スクリーン18の隣合う蛍光体層間
の隙間部分と対向している。遮光層34の膜厚は、0.
5〜1.0μm程度に設定されている。また、遮光層3
4に用いる黒色顔料としては、平均粒径0.2〜0.5
μm程度の黒色系の粒子、例えば黒鉛粒子を好適に用い
ることができる。
【0039】フェープレート12と蛍光体スクリーン1
8との間に設けられたカラーフィルタ層20は、それぞ
れストライプ状に形成された赤フィルタR、緑フィルタ
G、青フィルタBを有し、こられのフィルタは互いに平
行に並んで配置されている。また、赤フィルタR、緑フ
ィルタG、青フィルタBは、蛍光体スクリーン18の対
応する色の蛍光体層R、G、Bとそれぞれ対向するよう
に形成および配設されている。このカラーフィルタ20
の膜厚は、0.05〜1.0μm程度に設定されてい
る。
【0040】なお、蛍光体スクリーン18の各色の蛍光
体がドット状に形成されている場合は、これに対応し
て、カラーフィルタ層20の各色のフィルタもドット状
に形成される。
【0041】ここで、カラーフィルタ層20に用いられ
る顔料の好適な実例を以下に述ベる。つまり、本実施の
形態において、カラーフィルタ層20の各色のフィルタ
R、G、Bは、いずれも0.0001〜0.07μmの
平均粒径の顔料を用いて形成されている。
【0042】赤フィルタRに用いる顔料としては、酸化
第二鉄系で顔料ある、商品名シコトランスレッドL−2
817(粒子径0.01〜0.02μm、BASF社
製)、アンスラキノン系の顔料である、商品名クロモフ
ァータルレッドΑ2B(粒子径0.01μm、チバガイ
ギー社製)などを、好適に用いることができる。
【0043】緑フィルタGに用いる顔料としては、Ti
2 −NiO−CoO−ZnO系の顔料である、商品名
ダイピロキサイドTMグリーン3320番(粒子径0.
01〜0.02μm、大日精化社製)、CoO−Αl2
3 −Cr23 −TiO2系の顔料である、商品名ダ
イピロキサイドTMグリーン3340番(粒子径0.0
1〜0.02μm、大日精化社製)、CoO−Αl2
3 −Cr23 系である商品名ダイピロキサイドTMグ
リーン3420番(粒子径0.01〜0.02μm、大
日精化社製)、塩素化フタロシアニングリーン系の顔料
である、商品名ファーストゲングリーンS(粒子径0.
01μm、大日本インキ社製)、臭素化フタロシアニン
グリーン系の顔料である、商品名ファーストゲングリー
ン2YK(粒子径0.01μm、大日本インキ社製)な
どを、好適に用いることができる。
【0044】青フィルタBに用いる顔料としては、アル
ミン酸コバルト(Al23 −CoO)系の顔料であ
る、商品名コバルトブル−X(粒子径0.01〜0.0
2μm、東洋顔料社製)、フタロシアニンプルー系の顔
料である、商品名リオノールブルーFG−7370(粒
子径0.01μm、東洋インキ社製)などを、好適に用
いることができる。
【0045】フェースプレート12の外面に形成された
共通外面フィルタ22は、カラーフィルタ層20の各色
のフィルタR、G、Bに対して共通に対面して設けられ
ている。この共通外面フィルタ22は、0.01〜0.
05μmの膜厚に形成されているとともに、有機顔料あ
るいは染料を含有したシリコンによって形成されてい
る。有機顔料としは、例えば、インジウム系の顔料を、
また、染料としては、例えば、ローダミン系あるいはキ
サンテン系の染料を好適に用いることができる。
【0046】上記のように構成されたカラーフィルタ層
20および共通外面フィルタ22は、図3(a)ないし
3(c)に示すようなフィルタ特性、つまり、光透過お
よび吸収特性を備えている。図3(a)において、一点
鎖線の曲線(a)はカラーフィルタ層20の内、青フィ
ルタBの吸収スペクトルを、破線の曲線(b)は共通外
面フィルタ22の吸収スペクトルをそれぞれ示し、黒の
塗りつぶし部分は、青色蛍光体の発光スペクトル分布を
示している。
【0047】図3(a)から分かるように、青フィルタ
Bは、青色蛍光体の最大発光スペクトル波長の±20n
mの範囲の光、例えば、波長450nm付近の光に対し
て70%以上の透過率を有し、逆に、他の帯域、つま
り、緑、赤の発光スペクトル帯域の波長の光に対しては
40%程度の透過率を有し、この帯域付近の外光を強く
吸収する。特に、波長500〜600nmの光に対する
平均透過率は、約5〜65%となっている。
【0048】このように、青フィルタBは、対向する青
色蛍光体層Bの発光スペクトル帯域の光を効率よく透過
し、これ以外の帯域の光を選択的に吸収するように形成
されている。
【0049】一方、共通外面フィルタ22は、人間の目
の視感度が最も高い波長500〜600nmの帯域、よ
り細かくは、波長575±20nmの帯域に最大吸収を
有し、この帯域の波長の光において50〜90%の透過
率を有している。従って、共通外面フィルタ22は、視
感度の高い帯域の外光を選択的に吸収し、他の帯域の光
を効率よく透過する。
【0050】そして、この様な青フィルタBと共通外面
フィルタ22とを組み合わせることにより、共通外面フ
ィルタによって青フィルタのフィルタ特性が補正され、
両フィルタ全体の吸収スペクトルは、図3(a)に実線
の曲線(c)で示すように、青色蛍光体の発光スペクト
ル分布により近付き、青色の表示光に対する透過率が殆
ど低下することなく、視感度の高い帯域の外光に対する
透過率を下げ、この外光を効率よく吸収することが可能
となる。同時に、蛍光体の青色発光のサブバンド部も吸
収することができる。
【0051】図3(b)において、一点鎖線の曲線
(a)はカラーフィルタ層20の内、緑フィルタGの吸
収スペクトルを、破線の曲線(b)は共通外面フィルタ
22の吸収スペクトルをそれぞれ示し、黒の塗りつぶし
部分は、緑色蛍光体の発光スペクトル分布を示してい
る。
【0052】図3(b)から分かるように、緑フィルタ
Gは、緑色蛍光体の最大発光スペクトル波長の±20n
mの範囲の光、例えば、波長530nm付近の光に対し
て70%以上の透過率を有し、逆に、他の帯域、つま
り、青、赤の発光スペクトル帯域の波長の光に対しては
40%程度の透過率を有し、この帯域付近の外光を強く
吸収する。特に、波長500〜600nmの光に対する
平均透過率は、約5〜65%となっている。
【0053】このように、緑フィルタGは、対向する緑
色蛍光体層Gの発光スペクトル帯域の光を効率よく透過
し、これ以外の帯域の光を選択的に吸収するように形成
されている。
【0054】そして、この様な緑フィルタGと共通外面
フィルタ22とを組み合わせた場合、共通外面フィルタ
によって緑フィルタのフィルタ特性が補正され、両フィ
ルタ全体の吸収スペクトルは、図3(b)に実線の曲線
(c)で示すように、緑色蛍光体の発光スペクトル分布
により近付き、緑色の表示光に対する透過率が殆ど低下
することなく、視感度の高い帯域の外光に対する透過率
を下げ、この外光を効率よく吸収することが可能とな
る。同時に、蛍光体の緑色発光のサブバンド部も吸収す
ることができる。
【0055】図3(c)において、一点鎖線の曲線
(a)はカラーフィルタ層20の内、赤フィルタRの吸
収スペクトルを、破線の曲線(b)は共通外面フィルタ
22の吸収スペクトルをそれぞれ示し、黒の塗りつぶし
部分は、赤色蛍光体の発光スペクトル分布を示してい
る。
【0056】図3(c)から分かるように、赤フィルタ
Rは、赤色蛍光体の最大発光スペクトル波長の±20n
mの範囲の光、例えば、波長627nm付近の光に対し
て70%以上の透過率を有し、逆に、他の帯域、つま
り、青、緑の発光スペクトル帯域の波長の光に対しては
40%程度の透過率を有し、この帯域付近の外光を強く
吸収する。特に、波長500〜600nmの光に対する
平均透過率は、約5〜65%となっている。このよう
に、赤フィルタRは、対向する赤色蛍光体層Rの発光ス
ペクトル帯域の光を効率よく透過し、これ以外の帯域の
光を選択的に吸収するように形成されている。
【0057】この様な赤フィルタRと共通外面フィルタ
22とを組み合わせることにより、共通外面フィルタに
よって赤フィルタのフィルタ特性が補正され、両フィル
タ全体の吸収スペクトルは、図3(c)に実線の曲線
(c)で示すように、赤色蛍光体の発光スペクトル分布
により近付き、赤色の表示光に対する透過率が殆ど低下
することなく、視感度の高い帯域の外光に対する透過率
を下げ、この外光を効率よく吸収することが可能とな
る。同時に、蛍光体の赤色発光のサブバンド部も吸収す
ることができる。
【0058】上記のように構成されたカラー陰極線管に
おいて、フェースプレート12に入射してきた外光は、
各色のフィルタに共通な共通外面フィルタ22で吸収さ
れる。これを第1次吸収と呼ぶことにする。この第1次
吸収で、外光は約5〜35%が吸収される。
【0059】共通外面フィルタ22で吸収されずにフェ
ースプレート12を透過した光は、フェースプレートの
内面側に形成されたカラーフェイルタ層20によって、
各色の蛍光体層毎に、その色の発光以外の色成分の光が
吸収される。これが第2次の外光吸収で、このとき残っ
ていた外光は、カラーフィルタ層によって、さらにその
約5〜60%が吸収される。
【0060】また、第2次外光吸収でも吸収されなかっ
た外光は、蛍光体スクリーン18の表面で反射してフェ
ースプレート12側へ戻る際、カラーフィルタ層20に
再び突入して吸収される。これが第3次の外光吸収で、
このとき残っていた外光はさらにその約15〜60%が
吸収される。
【0061】更に、第3次の外光吸収でも吸収されなか
った外光は、再び共通外面フィルタ22によって吸収さ
れる。これが第4次の外光吸収で、このとき残っていた
外光の約5〜35%が更に吸収される。
【0062】このような第1次〜第4次の外光吸収によ
って、カラー陰極線管のフェースプレート12の外面お
よび内面で反射される外光を極めて効果的に吸収するこ
とができる。一方、蛍光体スクリーン18の発光により
形成される表示画像の各色の光は、カラーフィルタ層2
0の対応する色のフィルタR、G、Bおよび共通外面フ
ィルタ22を高い透過率で透過することができる。従っ
て、人間の目にとってコントラスト比が高くかつ輝度も
高く感じられる画像を表示することができる。
【0063】本発明者等は、このようなコントラスト比
および輝度の改善効果を確認するため、カラーフィルタ
層20および共通外面フィルタ22を備えた本実施の形
態に係るカラー陰極線管(d)と、他の構成のカラー陰
極線管、つまり、フィルタを持たないカラー陰極線管
(a)、外面フィルタのみを有するカラー陰極線管
(b)、および、カラーフィルタ層のみを有するカラー
陰極線管(c)、とを比較検討した。
【0064】図4は、これらカラー陰極線管の有効表示
画面における相対輝度と相対外光反射率との関係を示
し、図5は、これらカラー陰極線管の、観測される表示
画像の輝度やコントラスト等の比較結果を示している。
【0065】図4において、一点鎖線の曲線(a)は、
フェースプレートの光透過率を本実施の形態よりも低く
することによってコントラストを改善したカラー陰極線
管(a)の特性、破線の曲線(b)は、外面フィルタの
みを有するカラー陰極線管(b)の特性、2点鎖線の曲
線(c)は、カラーフィルタ層のみを有するカラー陰極
線管(c)の特性、実線の曲線(d)は本実施の形態に
係るカラー陰極線管の特性をそれぞれ示している。
【0066】また、図5において、輝度(B)、反射率
(R)、コントラスト(B/R)、および色再現域は、
それぞれ、カラー陰極線管(a)の値を基準(100
%)とした場合の、カラー陰極線管(b)および(d)
の各値が示されている。また、コントラストの欄におい
て、カッコ内に示された値は、カラー陰極線管(b)を
基準とした場合の値を示している。
【0067】これらの図から分かるように、フィルタを
持たないカラー陰極線管の場合、輝度およびコントラス
トともに最も低くなる。共通外面フィルタのみを備えた
カラー陰極線管(b)は、カラー陰極線管(a)に比較
して、コントラストは向上するがまだ充分ではなく、輝
度も低下してしまう。
【0068】カラーフィルタ層のみを備えたカラー陰極
線管(c)の場合には、曲線(c)で示すように、相対
反射率の低い領域では相対輝度も低くなるので、コント
ラスト特性の向上を実現すると輝度が低下する。
【0069】一方、本実施の形態に係るカラー陰極線管
の場合、曲線(d)で示すように、画像品質の向上に対
して十分に効果的である相対反射率が低い領域、つまり
相対反射率が40%以下の領域において、相対輝度が十
分に高く、コントラスト特性の向上と輝度の向上とを共
に実現できることが分かる。
【0070】また、上記のような第1次〜第4次の外光
吸収を単純に組み合わせてコントラストおよび輝度の向
上を図っただけでなく、本実施の形態のカラー陰極線管
においては、カラーフィルタ層と共通外面フィルタとを
組み合わせて用いることにより、各色ごとの発光輝点に
対する両フィルタの吸収スペクトル分布を、それぞれの
色に対応した蛍光体自体の発光スペクトル分布により近
付けることができる。
【0071】例えば、表示画像のR輝点のスペクトル分
布を、従来よりも、赤色の蛍光体自体の急峻な発光スペ
クトル分布に近付けることができ、その結果、表示画像
における赤色の発色を、従来よりも飛躍的に高い色純度
として視認可能なものとすることができる。これは、図
3(c)からもよく分かる。
【0072】すなわち、図3(c)において実線の曲線
Cで示すように、赤フィルタと共通外面フィルタとを組
み合わせた場合のフィルタ特性、つまり、吸収スペクト
ルは、赤フィルタのみを用いた場合よりもその急峻度が
大幅に増し、極めて急峻なスペクトル分布を示す赤色
(R)の発光スペクトルにかなり近付いたものとなって
いることが判る。そして、このような吸収スペクトルを
有するフィルタを用いることにより、赤色発光のサブバ
ンドを含む、赤色発光以外の波長域の光を選択に吸収
し、表示画面上における赤輝点の表示光の色純度を大幅
に向上させることができる。
【0073】図3(a)および3Bからも明らかなよう
に、このような表示光の色純度の向上、換言すれば、表
示光のスペクトル分布を蛍光体の発光スペクトル分布に
近付ける効果は、赤色のみならず緑色および青色につい
ても同様に得ることができる。それにより、色再現性の
向上を図ることができる。
【0074】従って、本実施の形態によれば、表示画像
のコントラスト特性および輝度の向上を両立し、更に、
R、G、B各色の純度も飛躍的に向上した、高品質なカ
ラー画像の表示を実現するカラー陰極線管を提供するこ
とができる。
【0075】また、フェースプレート12の有効表示領
域12aは、その中心から周辺部にかけて所定の変化率
で肉厚が大きくなる形状に形成され、いわゆるフラット
化されているにも拘らず、表示画面のコントラスト特性
の向上と輝度の向上とを両立し、また、表示画面の中心
部から周辺部にかけての輝度およびコントラスト特性を
均一にすることができる。
【0076】なお、この発明は上述した実施の形態に限
定されることなく、この発明の範囲内で種々変形可能で
ある。例えば、カラーフィルタ層の各色のフィルタの特
性を補正する補正手段は、上述した共通外面フィルタ2
2に限らず、フェースプレート12自身を補正手段とし
て用いることもできる。この場合、図6に示すように、
共通外面フィルタは除去され、代わって、フェースプレ
ート12は、ネオジウムガラスにより形成される。
【0077】図7に示すように、ネオジウムガラスから
なるフェースプレート12は、上述した共通外面フィル
タと同様に、人間の視感度の高い波長575nm付近の
帯域に最大吸収を有し、他の波長帯域の光に対しては6
0%以上の透過率を有している。このように構成された
カラー陰極線管においても、前述した実施の形態と同一
の作用効果を得ることができる。
【0078】
【発明の効果】以上、詳細な説明で明示したように、本
発明によれば、有効表示画面の輝度の十分な向上とコン
トラスト特性の十分な向上とを両立し、かつ、各色の表
示光の色純度を向上させ、高品質な表示を実現できるカ
ラー受像管を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係るカラー陰極線管の
断面図。
【図2】上記カラー陰極線管のフェースプレートの一部
を拡大して示す断面図。
【図3】上記カラー陰極線管における、青、緑、赤のカ
ラーフィルタの光吸収スペクトルを、それぞれ共通外面
フィルタの光吸収スペクトルと共に示す特性図。
【図4】上記カラー陰極線管、および他の複数のカラー
陰極管における、相対輝度と相対外光反射率との関係を
示す特性図。
【図5】図4に示す種々のカラー陰極線管の種々の特性
を比較して示す図。
【図6】この発明の他の実施の形態に係るカラー陰極線
管のフェースプレートを示す断面図。
【図7】ネオジウムガラスの光吸収スペクトルを示す特
性図。
【符号の説明】
10…外囲器 12…フェースプレート 12a…有効表示領域 14…ファンネル 18…蛍光体スクリーン 20…カラーフィルタ 22…外面共通フィルタ 24…シャドウマスク 26…電子銃 30…偏向ヨーク R、G、B…蛍光体層、カラーフィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中澤 知子 埼玉県深谷市幡羅町1丁目9番2号 株式 会社東芝深谷電子工場内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外面および内面を有するフェースプレート
    と、上記フェースプレートに接合されているとともにネ
    ックを有するファンネルと、を備えた外囲器と、 上記フェースプレートの内面に設けられているととも
    に、所定のパターンに配置された3色の蛍光体層を有す
    る蛍光体スクリーンと、 上記ネック内に設けられ、上記蛍光体スクリーンに電子
    ビームを照射して発光させる電子銃と、 上記フェースプレートの内面と蛍光体スクリーンとの間
    に設けられたカラーフィルタ層であって、上記蛍光体ス
    クリーンの少なくとも1色の蛍光体層にそれぞれ対向し
    て配置され上記1色の蛍光体層からの発光の内、最大発
    光スペクトル波長の±20nmの範囲の波長を有する光
    に対する透過率が、波長400〜650nmの光で上記
    範囲以外の波長の光に対する透過率に比較して高いカラ
    ーフィルタを備えているカラーフィルタ層と、 上記カラーフィルタ層の外側で、カラーフィルタ層と対
    向して設けられ、上記1色の蛍光体層の最大発光スペク
    トル波長の±20nmの範囲以外の所定波長帯域に最大
    吸収を有し、上記カラーフィルタの光吸収性を補完する
    補正手段と、 を備えたことを特徴とするカラー陰極線管。
  2. 【請求項2】外面および内面を有するフェースプレート
    と、上記フェースプレートに接合されているとともにネ
    ックを有するファンネルと、を備えた外囲器と、 上記フェースプレートの内面に設けられているととも
    に、所定のパターンに配置された赤、緑、青の3色の蛍
    光体層を有する蛍光体スクリーンと、 上記ネック内に設けられ、上記蛍光体スクリーンに電子
    ビームを照射して発光させる電子銃と、 上記フェースプレートの内面と蛍光体スクリーンとの間
    に設けられているとともに、上記蛍光体スクリーンの3
    色の蛍光体層にそれぞれ対向して配置され各色の蛍光体
    層に対応した色の3色のフィルタを有するカラーフィル
    タ層であって、各色のフィルタは、対応する色の蛍光体
    層からの発光の内、最大発光スペクトル波長の±20n
    mの範囲の波長の光に対する透過率が、波長400ない
    し650nmの光で上記範囲以外の波長の光に対する透
    過率に比較して高く形成されているカラーフィルタ層
    と、 上記カラーフィルタ層の外側で、カラーフィルタ層と対
    向して設けられ、上記3色の蛍光体層の最大発光スペク
    トル波長の±20nmの範囲以外の所定波長帯域に最大
    吸収を有し、上記カラーフィルタの光吸収性を補完する
    補正手段と、 を備えていることを特徴とするカラー陰極線管。
  3. 【請求項3】上記カラーフィルタは、波長400ないし
    500nm、および波長600ないし700nmの波長
    の光に対して70%以上の透過率を有し、波長500な
    いし600nmの光に対して5ないし65%の平均透過
    率を有していることを特徴とする請求項1に記載のカラ
    ー陰極線管。
  4. 【請求項4】上記各色のカラーフィルタは、波長400
    ないし500nm、および波長600ないし700nm
    の波長の光に対して70%以上の透過率を有し、波長5
    00ないし600nmの光に対して5ないし65%の平
    均透過率を有していることを特徴とする請求項2に記載
    のカラー陰極線管。
  5. 【請求項5】上記蛍光体スクリーンは、赤の蛍光体層を
    含み、上記カラーフィルタは、赤の蛍光体層に対向して
    設けられ、波長627nm付近の光に対して70%以上
    の透過率を有していることを特徴とする請求項1ないし
    4のいずれか1項に記載のカラー陰極線管。
  6. 【請求項6】上記補正手段は、上記フェースプレートの
    外面上に形成された各色共通の外面フィルタを備えてい
    ることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に
    記載のカラー陰極線管。
  7. 【請求項7】上記フェースプレートはネオジウムガラス
    で形成され、上記補正手段を構成していることを特徴と
    する請求項1ないし5のいずれか1項に記載のカラー陰
    極線管。
  8. 【請求項8】上記フェースプレートはほぼ矩形状を有
    し、その中心から周辺部に向かって所定の変化率で増大
    する肉厚を有していることを特徴とする請求項1ないし
    7のいずれか1項に記載のカラー陰極線管。
  9. 【請求項9】上記補正手段は、波長575nmの付近に
    最大吸収を有し、この最大吸収の波長に対して50〜9
    0%の透過率を有していることを特徴とする請求項1な
    いし8のいずれか1項に記載のカラー陰極線管。
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