JPH09273024A - 給油ガイド - Google Patents
給油ガイドInfo
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- JPH09273024A JPH09273024A JP11030396A JP11030396A JPH09273024A JP H09273024 A JPH09273024 A JP H09273024A JP 11030396 A JP11030396 A JP 11030396A JP 11030396 A JP11030396 A JP 11030396A JP H09273024 A JPH09273024 A JP H09273024A
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Landscapes
- Treatment Of Fiber Materials (AREA)
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
- Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 フイラメントの直径が数μmと極めて細く,
かつ糸条束を構成するフイラメント数が 100本以上で,
しかも2500m/min 以上の高速で走行する糸条束であっ
ても,油剤の付着斑を低減させることが可能であり,紡
糸して得られる糸条の品質を向上させることができる給
油ガイドを提供する。 【解決手段】 前面が切り込まれ,横断面が略U字状の
内面を有するガイド本体1の切り込みの底部に,糸条の
走行方向に向かって浅くなる方向に傾斜した油剤流の誘
導斜面6を有し,誘導斜面6の上方に油剤吐出孔3が穿
設され,誘導斜面6下方の糸条接触面5に糸条束Fを接
触させながら走行させることによって油剤を付与する給
油ガイドである。そして,油剤吐出孔3の上方に,糸条
束Fの走行による随伴気流を遮断するための突起部8
を,油剤吐出孔3と誘導斜面6を上方から覆うように設
けてある。
かつ糸条束を構成するフイラメント数が 100本以上で,
しかも2500m/min 以上の高速で走行する糸条束であっ
ても,油剤の付着斑を低減させることが可能であり,紡
糸して得られる糸条の品質を向上させることができる給
油ガイドを提供する。 【解決手段】 前面が切り込まれ,横断面が略U字状の
内面を有するガイド本体1の切り込みの底部に,糸条の
走行方向に向かって浅くなる方向に傾斜した油剤流の誘
導斜面6を有し,誘導斜面6の上方に油剤吐出孔3が穿
設され,誘導斜面6下方の糸条接触面5に糸条束Fを接
触させながら走行させることによって油剤を付与する給
油ガイドである。そして,油剤吐出孔3の上方に,糸条
束Fの走行による随伴気流を遮断するための突起部8
を,油剤吐出孔3と誘導斜面6を上方から覆うように設
けてある。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,紡出された合成繊
維フイラメント糸条束を案内する機能と,この糸条束の
摩擦抵抗を低減させ,かつ糸条束に集束性を付与するた
めに給油する機能とを有する給油ガイドに関するもので
ある。
維フイラメント糸条束を案内する機能と,この糸条束の
摩擦抵抗を低減させ,かつ糸条束に集束性を付与するた
めに給油する機能とを有する給油ガイドに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】合成繊維フイラメント糸条の製造に際
し,紡糸直後の糸条束が各種糸ガイドやローラに接触す
る以前に紡糸油剤を付与して,糸条束が糸ガイドやロー
ラに接触したときの摩擦抵抗を低下させたり,糸条束に
集束性を付与して摩擦による糸条束の毛羽立ちやフイラ
メント切れを防ぐ方法が採用されている。
し,紡糸直後の糸条束が各種糸ガイドやローラに接触す
る以前に紡糸油剤を付与して,糸条束が糸ガイドやロー
ラに接触したときの摩擦抵抗を低下させたり,糸条束に
集束性を付与して摩擦による糸条束の毛羽立ちやフイラ
メント切れを防ぐ方法が採用されている。
【0003】糸条束に油剤を付与する方法は種々ある
が,近年の高速紡糸化に伴い,糸条束を案内する機能
と,紡糸された糸条束に油剤を付与する機能を有する給
油ガイドを用いる方式が主流となっている。この給油ガ
イドを用いた給油方法では,糸条束を給油ガイド本体の
接糸面に接触させ,この接糸面の上流に設けた油剤吐出
孔から計量された油剤溶液を流下させて給油している。
が,近年の高速紡糸化に伴い,糸条束を案内する機能
と,紡糸された糸条束に油剤を付与する機能を有する給
油ガイドを用いる方式が主流となっている。この給油ガ
イドを用いた給油方法では,糸条束を給油ガイド本体の
接糸面に接触させ,この接糸面の上流に設けた油剤吐出
孔から計量された油剤溶液を流下させて給油している。
【0004】紡糸された糸条束は,この給油ガイドで集
束され,その断面形状がほぼ円形状となった状態でガイ
ド本体の接糸面上を走行し,接糸面を伝って流下する油
剤溶液に接触して油剤が付与される。このため,糸条束
が接糸面に接触しながら通過するときに,糸条束のう
ち,接糸面に接触して通過したフイラメントと接糸面か
ら離れて通過したフイラメントとの間で油剤の付着斑が
発生し,フイラメントが糸ガイド等によって受ける摩擦
抵抗の差によって糸条束に毛羽立ちやフイラメント切れ
が発生するという問題がある。
束され,その断面形状がほぼ円形状となった状態でガイ
ド本体の接糸面上を走行し,接糸面を伝って流下する油
剤溶液に接触して油剤が付与される。このため,糸条束
が接糸面に接触しながら通過するときに,糸条束のう
ち,接糸面に接触して通過したフイラメントと接糸面か
ら離れて通過したフイラメントとの間で油剤の付着斑が
発生し,フイラメントが糸ガイド等によって受ける摩擦
抵抗の差によって糸条束に毛羽立ちやフイラメント切れ
が発生するという問題がある。
【0005】特に,フイラメントの直径が数μmで,フ
イラメント数が 100本以上の糸条束では,糸条束が給油
ガイドの接糸面に接触しながら走行するときに,扁平状
態となって走行せず,フイラメントが多重に重なり合っ
た状態で走行するので,糸条束を構成するフイラメント
間での油剤の付着斑が大きくなる。
イラメント数が 100本以上の糸条束では,糸条束が給油
ガイドの接糸面に接触しながら走行するときに,扁平状
態となって走行せず,フイラメントが多重に重なり合っ
た状態で走行するので,糸条束を構成するフイラメント
間での油剤の付着斑が大きくなる。
【0006】また,給油ガイドにおける油剤の吐出量
は,糸条束を構成するフイラメントの表面積や本数及び
糸条の走行速度等に対応して設定されるが,付着斑をな
くすために油剤を過剰に供給すると,経済的に不利とな
るばかりでなく,糸条束の走行速度が速くなるに伴って
走行中の糸条束の周りに随伴気流が発生するため,余剰
の油剤が糸条束の周辺に飛散して周辺が汚染されるとい
う問題がある。
は,糸条束を構成するフイラメントの表面積や本数及び
糸条の走行速度等に対応して設定されるが,付着斑をな
くすために油剤を過剰に供給すると,経済的に不利とな
るばかりでなく,糸条束の走行速度が速くなるに伴って
走行中の糸条束の周りに随伴気流が発生するため,余剰
の油剤が糸条束の周辺に飛散して周辺が汚染されるとい
う問題がある。
【0007】これらの問題を解決するための給油ガイド
が,特開平7−252716号公報で提案されている。この給
油ガイドは,糸条束が接する接糸面と油剤吐出孔との間
に油溜まり部を設け,この油溜まり部から流動抵抗を受
けた油剤流が表面張力によって盛り上がり,ここを糸条
束が通過するようにしたものである。しかしながら,こ
の給油ガイドでも,フイラメントの直径が数μmと極め
て細く,かつ糸条束を構成するフイラメント数が 100本
以上で,しかも2500m/min以上の高速で走行する場合に
は,前記した糸条束周辺に発生する随伴気流が大量とな
るため,この気流により吐出孔から吐出された油剤は接
糸面にスムーズに流下せず,接糸面周辺に拡散され,こ
の結果,付着斑を発生するという問題がある。
が,特開平7−252716号公報で提案されている。この給
油ガイドは,糸条束が接する接糸面と油剤吐出孔との間
に油溜まり部を設け,この油溜まり部から流動抵抗を受
けた油剤流が表面張力によって盛り上がり,ここを糸条
束が通過するようにしたものである。しかしながら,こ
の給油ガイドでも,フイラメントの直径が数μmと極め
て細く,かつ糸条束を構成するフイラメント数が 100本
以上で,しかも2500m/min以上の高速で走行する場合に
は,前記した糸条束周辺に発生する随伴気流が大量とな
るため,この気流により吐出孔から吐出された油剤は接
糸面にスムーズに流下せず,接糸面周辺に拡散され,こ
の結果,付着斑を発生するという問題がある。
【0008】また,随伴気流を効率的に遮断し,油剤付
着の安定性を得るための方法として,特開平6−116806
号公報には, 給油ガイドの上流側に邪魔板を設けて気流
を遮断する方法が提案されている。しかしながら,上記
の方法では,邪魔板の設置個所が給油ガイドから離れた
位置であり,この位置では糸条束が十分に集束されてい
ないため,糸条束が邪魔板を通過した後,再び随伴気流
が発生することとなる。また,紡糸線上に邪魔板を設置
するため,作業性の悪化や,邪魔板の曲がり,反り等に
よる糸条束への接触,これによるフイラメント切れの発
生等,管理上の問題も多い。
着の安定性を得るための方法として,特開平6−116806
号公報には, 給油ガイドの上流側に邪魔板を設けて気流
を遮断する方法が提案されている。しかしながら,上記
の方法では,邪魔板の設置個所が給油ガイドから離れた
位置であり,この位置では糸条束が十分に集束されてい
ないため,糸条束が邪魔板を通過した後,再び随伴気流
が発生することとなる。また,紡糸線上に邪魔板を設置
するため,作業性の悪化や,邪魔板の曲がり,反り等に
よる糸条束への接触,これによるフイラメント切れの発
生等,管理上の問題も多い。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は,上記の問題
を解決し,フイラメントの直径が数μmと極めて細く,
かつ糸条束を構成するフイラメント数が 100本以上で,
しかも2500m/min 以上の高速で走行する糸条束であっ
ても,油剤の付着斑を低減させることが可能であり,紡
糸して得られる糸条の品質を向上させることができる給
油ガイドを提供することを技術的な課題とするものであ
る。
を解決し,フイラメントの直径が数μmと極めて細く,
かつ糸条束を構成するフイラメント数が 100本以上で,
しかも2500m/min 以上の高速で走行する糸条束であっ
ても,油剤の付着斑を低減させることが可能であり,紡
糸して得られる糸条の品質を向上させることができる給
油ガイドを提供することを技術的な課題とするものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは,上記の課
題を解決するために鋭意検討した結果,本発明に到達し
た。すなわち, 本発明は,前面が切り込まれ,横断面が
略U字状の内面を有するガイド本体の切り込みの底部
に,糸条の走行方向に向かって浅くなる方向に傾斜した
油剤流の誘導斜面を有し,前記誘導斜面の上方に油剤吐
出孔が穿設され,誘導斜面下方の糸条接触面に糸条束を
接触させながら走行させることによって油剤を付与する
給油ガイドにおいて,前記油剤吐出孔の上方に,糸条束
の走行による随伴気流を遮断するための突起部を,油剤
吐出孔と誘導斜面を上方から覆うように設けたことを特
徴とする給油ガイドを要旨とするものである。
題を解決するために鋭意検討した結果,本発明に到達し
た。すなわち, 本発明は,前面が切り込まれ,横断面が
略U字状の内面を有するガイド本体の切り込みの底部
に,糸条の走行方向に向かって浅くなる方向に傾斜した
油剤流の誘導斜面を有し,前記誘導斜面の上方に油剤吐
出孔が穿設され,誘導斜面下方の糸条接触面に糸条束を
接触させながら走行させることによって油剤を付与する
給油ガイドにおいて,前記油剤吐出孔の上方に,糸条束
の走行による随伴気流を遮断するための突起部を,油剤
吐出孔と誘導斜面を上方から覆うように設けたことを特
徴とする給油ガイドを要旨とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下,本発明について詳細に説明
する。図1は,本発明の給油ガイドの一実施態様を示す
正面図,図2は,図1のX−Y軸方向の断面図,図3
は,図1の給油ガイドの上面部分透視図である。
する。図1は,本発明の給油ガイドの一実施態様を示す
正面図,図2は,図1のX−Y軸方向の断面図,図3
は,図1の給油ガイドの上面部分透視図である。
【0012】給油ガイドの形状は種々変更できるが,共
通した要素は,図1〜3で示したように,前面が切り込
まれ,横断面が略U字状の内面を有するガイド本体1の
切り込み部分である糸条通路4と,前記切り込の底部に
設けられた,糸条の走行方向に向かって浅くなる方向に
傾斜した油剤流の誘導斜面6と,誘導斜面6の上方に穿
設された油剤吐出孔3及び誘導斜面6下方の糸条接触面
5である。
通した要素は,図1〜3で示したように,前面が切り込
まれ,横断面が略U字状の内面を有するガイド本体1の
切り込み部分である糸条通路4と,前記切り込の底部に
設けられた,糸条の走行方向に向かって浅くなる方向に
傾斜した油剤流の誘導斜面6と,誘導斜面6の上方に穿
設された油剤吐出孔3及び誘導斜面6下方の糸条接触面
5である。
【0013】糸条束を直接油剤吐出孔3に接触させる
と,糸条束の走行による油剤吐出孔3内の圧力バランス
の変化による付着斑が起生するため,上記のように,糸
条接触面5より後上方に油剤吐出孔3を穿設し,油剤を
誘導斜面6上を自然流下させ,糸条接触面5上を走行す
る糸条束に接触させて付与するようにするものである。
と,糸条束の走行による油剤吐出孔3内の圧力バランス
の変化による付着斑が起生するため,上記のように,糸
条接触面5より後上方に油剤吐出孔3を穿設し,油剤を
誘導斜面6上を自然流下させ,糸条接触面5上を走行す
る糸条束に接触させて付与するようにするものである。
【0014】しかしながら,従来の給油ガイドでは,ガ
イド本体1の切り込みの底部に設けられた誘導斜面6が
上方に曝露された形状となるため,前記したようなフイ
ラメントの直径が数μmと極めて細く,かつ糸条を構成
するフイラメント数が 100本以上で,しかも2500m/mi
n 以上の高速で走行し,大量の随伴気流を伴って給油ガ
イドの糸条接触面5に接触するような紡糸工程に適用す
る場合には,随伴気流が誘導斜面6を自然流下する油剤
を吹き飛ばしたり,スムーズな流下を妨げたりするた
め,糸条束に油剤を均一に付与することが困難である。
イド本体1の切り込みの底部に設けられた誘導斜面6が
上方に曝露された形状となるため,前記したようなフイ
ラメントの直径が数μmと極めて細く,かつ糸条を構成
するフイラメント数が 100本以上で,しかも2500m/mi
n 以上の高速で走行し,大量の随伴気流を伴って給油ガ
イドの糸条接触面5に接触するような紡糸工程に適用す
る場合には,随伴気流が誘導斜面6を自然流下する油剤
を吹き飛ばしたり,スムーズな流下を妨げたりするた
め,糸条束に油剤を均一に付与することが困難である。
【0015】したがって,本発明では,油剤吐出孔3の
上方に,糸条束が走行することによって持ち込む随伴気
流を効果的に遮断するための突起部8を,油剤吐出孔3
や誘導斜面6を上方から覆うように設ける必要がある。
突起部8を油剤吐出孔3より下方に設けると,突起部8
に衝突した随伴気流が油剤吐出孔3に当たるので好まし
くない。
上方に,糸条束が走行することによって持ち込む随伴気
流を効果的に遮断するための突起部8を,油剤吐出孔3
や誘導斜面6を上方から覆うように設ける必要がある。
突起部8を油剤吐出孔3より下方に設けると,突起部8
に衝突した随伴気流が油剤吐出孔3に当たるので好まし
くない。
【0016】突起部8は,ガイド本体1の後壁部1aの上
部から油剤吐出孔3の真上を経て糸条通路4の開口側
(前方)に迫り出し,ガイド本体1の側壁部1bと連接し
て前方へ間隔が漸増した状態で形成されることが好まし
いが,この開口部, すなわち,糸条通路4は,糸条束の
随伴気流をより効果的に遮断するために可能な限り小さ
いことが好ましい。
部から油剤吐出孔3の真上を経て糸条通路4の開口側
(前方)に迫り出し,ガイド本体1の側壁部1bと連接し
て前方へ間隔が漸増した状態で形成されることが好まし
いが,この開口部, すなわち,糸条通路4は,糸条束の
随伴気流をより効果的に遮断するために可能な限り小さ
いことが好ましい。
【0017】そして,突起部8は,後壁部1a側の先端部
が油剤吐出孔3よりも前方で,かつ糸条接触面5よりも
後方に位置することが好ましい。突起部8の後壁部1a側
の先端部が糸条接触面5よりも前方にあると,糸条束が
糸条接触面5に接触しなくなり,油剤を付与することが
できなくなる。また,油剤吐出孔3より後方にあると,
糸条束による随伴気流を遮断することが困難となる。
が油剤吐出孔3よりも前方で,かつ糸条接触面5よりも
後方に位置することが好ましい。突起部8の後壁部1a側
の先端部が糸条接触面5よりも前方にあると,糸条束が
糸条接触面5に接触しなくなり,油剤を付与することが
できなくなる。また,油剤吐出孔3より後方にあると,
糸条束による随伴気流を遮断することが困難となる。
【0018】本発明の給油ガイドは,例えば多数の紡糸
孔を有する紡糸口金から紡糸され,冷却されて固化した
合成繊維の糸条束を延伸して各ボビンに巻き取るテーク
アップ装置の上流側に,紡糸直後の糸条束Fを給油しな
がらボビン側へ案内するために,各糸条束F毎に取り付
けるものである。
孔を有する紡糸口金から紡糸され,冷却されて固化した
合成繊維の糸条束を延伸して各ボビンに巻き取るテーク
アップ装置の上流側に,紡糸直後の糸条束Fを給油しな
がらボビン側へ案内するために,各糸条束F毎に取り付
けるものである。
【0019】本発明の給油ガイドは,油剤吐出孔と誘導
斜面を上方から覆うような突起部を有するので,糸条通
路を上方から下方に向かって走行する糸条束が持ち込む
随伴気流を, 突起部で極めて効果的に遮断することがで
きる。このため,油剤吐出孔から吐出された油剤流は,
側壁側に拡散したり誘導斜面から飛散することなく誘導
斜面をスムーズに流下して糸条接触面に到達する。した
がって,たとえ糸条束が扁平状態となって走行せずに,
フイラメントが多重に重なり合った状態で走行しても,
糸条束を構成するフイラメント間で油剤を均一に付与す
ることが可能となる。
斜面を上方から覆うような突起部を有するので,糸条通
路を上方から下方に向かって走行する糸条束が持ち込む
随伴気流を, 突起部で極めて効果的に遮断することがで
きる。このため,油剤吐出孔から吐出された油剤流は,
側壁側に拡散したり誘導斜面から飛散することなく誘導
斜面をスムーズに流下して糸条接触面に到達する。した
がって,たとえ糸条束が扁平状態となって走行せずに,
フイラメントが多重に重なり合った状態で走行しても,
糸条束を構成するフイラメント間で油剤を均一に付与す
ることが可能となる。
【0020】次に,本発明の実施態様について説明す
る。図1〜3で示した給油ガイドを構成するセラミック
製のガイド本体1は,後壁部1aと,この後壁部1aの両側
縁に連接されて前方へ間隔が漸増した状態で突出した左
右1対の側壁部1bとで横断面が略U字状の内面を有する
ように構成され,両側壁部1b間の奥側は,糸条束Fが横
方向への移動を規制された状態で上方から下方へ走行す
る糸条通路4が形成されている。
る。図1〜3で示した給油ガイドを構成するセラミック
製のガイド本体1は,後壁部1aと,この後壁部1aの両側
縁に連接されて前方へ間隔が漸増した状態で突出した左
右1対の側壁部1bとで横断面が略U字状の内面を有する
ように構成され,両側壁部1b間の奥側は,糸条束Fが横
方向への移動を規制された状態で上方から下方へ走行す
る糸条通路4が形成されている。
【0021】ガイド本体1の後壁部1aの前面 (ガイド本
体1の切り込みの底部) には,糸条束Fが接触して通過
する糸条接触面5が一定幅で形成されており,糸条接触
面5の上流側には,油剤を糸条接触面5へ誘導する誘導
斜面6が糸条の走行方向 (下方) に向かって浅くなる方
向に傾斜して形成されている。誘導斜面6の上端には油
剤吐出孔3が設けてあり,油剤吐出孔3は,ガイド本体
1の後壁部1aに貫設された油剤供給管2に連通してい
る。ガイド本体1の下部には,糸条接触面5の下方へ流
下した余剰油剤を回収する油剤回収溝7が後下がり状に
形成されており,糸条接触面5から流下した油剤は,油
剤回収溝7を伝って後下方へ流下し,図示しない油剤回
収槽内へ流入して回収されるようになっている。
体1の切り込みの底部) には,糸条束Fが接触して通過
する糸条接触面5が一定幅で形成されており,糸条接触
面5の上流側には,油剤を糸条接触面5へ誘導する誘導
斜面6が糸条の走行方向 (下方) に向かって浅くなる方
向に傾斜して形成されている。誘導斜面6の上端には油
剤吐出孔3が設けてあり,油剤吐出孔3は,ガイド本体
1の後壁部1aに貫設された油剤供給管2に連通してい
る。ガイド本体1の下部には,糸条接触面5の下方へ流
下した余剰油剤を回収する油剤回収溝7が後下がり状に
形成されており,糸条接触面5から流下した油剤は,油
剤回収溝7を伝って後下方へ流下し,図示しない油剤回
収槽内へ流入して回収されるようになっている。
【0022】また,油剤吐出孔3の上方には,油剤吐出
孔3と誘導斜面6を上方から覆うように突起部8が設け
てある。突起部8は,油剤吐出孔3の直上から糸条通路
4側に迫り出し,側壁部1bと連接して前方へ糸条通路4
の間隔が漸増した状態で形成されており,突起部8の後
壁部1a側端部は,油剤吐出孔3よりも前方,糸条接触面
5よりも後方に位置している。
孔3と誘導斜面6を上方から覆うように突起部8が設け
てある。突起部8は,油剤吐出孔3の直上から糸条通路
4側に迫り出し,側壁部1bと連接して前方へ糸条通路4
の間隔が漸増した状態で形成されており,突起部8の後
壁部1a側端部は,油剤吐出孔3よりも前方,糸条接触面
5よりも後方に位置している。
【0023】次に,図4は,本発明の給油ガイドの他の
実施態様を示す上面図である。この給油ガイドは,糸条
束が上方から下方に通過するための開口部9と,前方か
ら糸条束Fを糸条接触面5に導入するためのスリット10
以外は突起部8でガイド本体1の上面を覆ったものであ
り,開口部9の最奥部は,油剤吐出孔3よりも前方,糸
条接触面5よりも後方に位置している。
実施態様を示す上面図である。この給油ガイドは,糸条
束が上方から下方に通過するための開口部9と,前方か
ら糸条束Fを糸条接触面5に導入するためのスリット10
以外は突起部8でガイド本体1の上面を覆ったものであ
り,開口部9の最奥部は,油剤吐出孔3よりも前方,糸
条接触面5よりも後方に位置している。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば,フイラメントの直径が
数μmと極めて細く,かつ糸条束を構成するフィラメン
ト数が 100本以上で,しかも2500m/min 以上の高速で
走行する紡糸においても,糸条束周辺の随伴気流により
油剤流の自然流下が妨げられないため,油剤を糸条束全
体に均整に付着させることが可能となる。このため,油
剤の付着斑による毛羽立ちやフイラメント切れ等の不具
合が解消され,紡糸して得られる糸条の品質が高まり,
紡糸工程の操業率を向上させることが可能となる。
数μmと極めて細く,かつ糸条束を構成するフィラメン
ト数が 100本以上で,しかも2500m/min 以上の高速で
走行する紡糸においても,糸条束周辺の随伴気流により
油剤流の自然流下が妨げられないため,油剤を糸条束全
体に均整に付着させることが可能となる。このため,油
剤の付着斑による毛羽立ちやフイラメント切れ等の不具
合が解消され,紡糸して得られる糸条の品質が高まり,
紡糸工程の操業率を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の給油ガイドの一実施態様を示す正面図
である。
である。
【図2】図1の給油ガイドのX−Y軸方向の断面図であ
る。
る。
【図3】図1の給油ガイドの上面部分透視図である。
【図4】本発明の給油ガイドの他の実施態様を示す上面
部分透視図である。
部分透視図である。
1 ガイド本体 3 油剤吐出孔 4 糸条通路 5 糸条接触面 6 誘導斜面 8 突起部
Claims (1)
- 【請求項1】 前面が切り込まれ,横断面が略U字状の
内面を有するガイド本体の切り込みの底部に,糸条の走
行方向に向かって浅くなる方向に傾斜した油剤流の誘導
斜面を有し,前記誘導斜面の上方に油剤吐出孔が穿設さ
れ,誘導斜面下方の糸条接触面に糸条束を接触させなが
ら走行させることによって油剤を付与する給油ガイドに
おいて,前記油剤吐出孔の上方に,糸条束の走行による
随伴気流を遮断するための突起部を,油剤吐出孔と誘導
斜面を上方から覆うように設けたことを特徴とする給油
ガイド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11030396A JPH09273024A (ja) | 1996-04-05 | 1996-04-05 | 給油ガイド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11030396A JPH09273024A (ja) | 1996-04-05 | 1996-04-05 | 給油ガイド |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09273024A true JPH09273024A (ja) | 1997-10-21 |
Family
ID=14532288
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11030396A Pending JPH09273024A (ja) | 1996-04-05 | 1996-04-05 | 給油ガイド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09273024A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102443987A (zh) * | 2010-09-30 | 2012-05-09 | 吴江市银杉织造有限公司 | 加弹机浸油装置 |
| CN102953135A (zh) * | 2011-08-20 | 2013-03-06 | 苏州敏喆机械有限公司 | 一种上油回油装置 |
| CN103526313A (zh) * | 2013-10-24 | 2014-01-22 | 江苏长乐纤维科技有限公司 | 一种环吹风纺丝油剂回油槽 |
| CN107419347A (zh) * | 2017-09-24 | 2017-12-01 | 浙江尤夫高新纤维股份有限公司 | 细旦丝纺丝丝束上油装置及方法 |
| CN115704113A (zh) * | 2021-08-05 | 2023-02-17 | 日本Tmt机械株式会社 | 丝线处理机构以及纺丝牵引装置 |
-
1996
- 1996-04-05 JP JP11030396A patent/JPH09273024A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102443987A (zh) * | 2010-09-30 | 2012-05-09 | 吴江市银杉织造有限公司 | 加弹机浸油装置 |
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| CN107419347A (zh) * | 2017-09-24 | 2017-12-01 | 浙江尤夫高新纤维股份有限公司 | 细旦丝纺丝丝束上油装置及方法 |
| CN107419347B (zh) * | 2017-09-24 | 2024-04-30 | 浙江尤夫高新纤维股份有限公司 | 细旦丝纺丝丝束上油装置及方法 |
| CN115704113A (zh) * | 2021-08-05 | 2023-02-17 | 日本Tmt机械株式会社 | 丝线处理机构以及纺丝牵引装置 |
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