JPH09273598A - トーショナルダンパ - Google Patents
トーショナルダンパInfo
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- JPH09273598A JPH09273598A JP10870296A JP10870296A JPH09273598A JP H09273598 A JPH09273598 A JP H09273598A JP 10870296 A JP10870296 A JP 10870296A JP 10870296 A JP10870296 A JP 10870296A JP H09273598 A JPH09273598 A JP H09273598A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 第一の弾性体3と第二の弾性体5との間の環
状溝6内での熱の蓄積を防止して、熱による弾性体3,
5の劣化を防止する。 【解決手段】 第一及び第二の質量体2,4の回転に伴
い、第一の質量体2の通風溝22から第二の質量体4の
通風溝42へ向かう空気流A1 を生じ、放熱フィン2
1,41からの熱が除去される。通風溝22,42は環
状溝6側の端部が深くなる形状となっているので、通風
溝22,42内の空気流A1 は、溝底部の傾斜形状に沿
うように生じ、その一部は、通風溝22の溝底の斜面形
状による案内効果によって環状溝6内に導入される。し
かも、第一の弾性体3と第二の弾性体5の間の環状溝6
は図中右側の開放端へ向けて径方向幅が拡大する形状で
あるため、前記空気流A1 は環状溝6の溝底部を経由す
るように流れて、第一及び第二の弾性体3,5から環状
溝6へ放出された熱を発散させる。
状溝6内での熱の蓄積を防止して、熱による弾性体3,
5の劣化を防止する。 【解決手段】 第一及び第二の質量体2,4の回転に伴
い、第一の質量体2の通風溝22から第二の質量体4の
通風溝42へ向かう空気流A1 を生じ、放熱フィン2
1,41からの熱が除去される。通風溝22,42は環
状溝6側の端部が深くなる形状となっているので、通風
溝22,42内の空気流A1 は、溝底部の傾斜形状に沿
うように生じ、その一部は、通風溝22の溝底の斜面形
状による案内効果によって環状溝6内に導入される。し
かも、第一の弾性体3と第二の弾性体5の間の環状溝6
は図中右側の開放端へ向けて径方向幅が拡大する形状で
あるため、前記空気流A1 は環状溝6の溝底部を経由す
るように流れて、第一及び第二の弾性体3,5から環状
溝6へ放出された熱を発散させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車エン
ジンのクランク軸等の回転軸の軸端に取り付けられ、質
量体とエラストマからなる共振系によって前記回転軸に
対する制振機能を奏するトーショナルダンパに関する。
ジンのクランク軸等の回転軸の軸端に取り付けられ、質
量体とエラストマからなる共振系によって前記回転軸に
対する制振機能を奏するトーショナルダンパに関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンの駆動は、吸気、圧縮、爆発
(膨張)及び排気の各行程を繰り返しながら行われるた
め、そのクランク軸には、回転に伴って捩り振動(回転
方向の振動)が加わる。従来、このような振動を低減す
るためのトーショナルダンパとしては、例えば図2に示
すように、クランク軸の軸端に取り付けられる円盤状の
金属板からなるハブ101の軸方向一側に、それぞれエ
ラストマからなる第一及び第二の弾性体102,103
を介して第一及び第二の質量体104,105を弾性的
に連結したもので、第一の弾性体102と第二の弾性体
103は径方向に互いに分離しており、第一及び第二の
質量体104,105に放熱フィン104a,105a
が形成されたものがある(例えば実開昭60−8484
7号公報参照)。
(膨張)及び排気の各行程を繰り返しながら行われるた
め、そのクランク軸には、回転に伴って捩り振動(回転
方向の振動)が加わる。従来、このような振動を低減す
るためのトーショナルダンパとしては、例えば図2に示
すように、クランク軸の軸端に取り付けられる円盤状の
金属板からなるハブ101の軸方向一側に、それぞれエ
ラストマからなる第一及び第二の弾性体102,103
を介して第一及び第二の質量体104,105を弾性的
に連結したもので、第一の弾性体102と第二の弾性体
103は径方向に互いに分離しており、第一及び第二の
質量体104,105に放熱フィン104a,105a
が形成されたものがある(例えば実開昭60−8484
7号公報参照)。
【0003】このトーショナルダンパは、第一及び第二
の弾性体102,103がいずれも捩り方向及び軸直角
方向に対して剪断バネとなるため、捩り振動及び軸直角
方向の振動に対して有効な制振機能を有し、また、第一
の弾性体102及び第一の質量体104からなる第一の
ダンパ系D101 と、第二の弾性体103及び第二の質量
体105からなる第二のダンパ系D102 には互いに異な
る固有振動数が設定されており、これによって、広い振
動数域での制振機能を実現するものである。
の弾性体102,103がいずれも捩り方向及び軸直角
方向に対して剪断バネとなるため、捩り振動及び軸直角
方向の振動に対して有効な制振機能を有し、また、第一
の弾性体102及び第一の質量体104からなる第一の
ダンパ系D101 と、第二の弾性体103及び第二の質量
体105からなる第二のダンパ系D102 には互いに異な
る固有振動数が設定されており、これによって、広い振
動数域での制振機能を実現するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のトーショナ
ルダンパによれば、第一及び第二の弾性体102,10
3による振動の内部減衰作用に伴って発生する熱を、第
一及び第二の質量体104,105に形成された放熱フ
ィン104a,105aによる空気流Aによって放出
し、熱によるエラストマ材質の劣化防止を図っている。
しかし前記空気流Aは、前記第一の弾性体102と第二
の弾性体103との間を円周方向に連続して延びる環状
溝106の開放端部を通過してしまうため、前記環状溝
106の底部106aでは空気が滞留しやすく、したが
ってこの部分で熱の蓄積が発生しやすいといった問題が
ある。
ルダンパによれば、第一及び第二の弾性体102,10
3による振動の内部減衰作用に伴って発生する熱を、第
一及び第二の質量体104,105に形成された放熱フ
ィン104a,105aによる空気流Aによって放出
し、熱によるエラストマ材質の劣化防止を図っている。
しかし前記空気流Aは、前記第一の弾性体102と第二
の弾性体103との間を円周方向に連続して延びる環状
溝106の開放端部を通過してしまうため、前記環状溝
106の底部106aでは空気が滞留しやすく、したが
ってこの部分で熱の蓄積が発生しやすいといった問題が
ある。
【0005】本発明は上記のような事情のもとになされ
たもので、その主な技術的課題は、ハブに対して同心的
に配置された第一のダンパ系と第二のダンパ系との間の
環状溝内での熱の蓄積を防止して、熱による第一及び第
二の弾性体の劣化を防止することにある。
たもので、その主な技術的課題は、ハブに対して同心的
に配置された第一のダンパ系と第二のダンパ系との間の
環状溝内での熱の蓄積を防止して、熱による第一及び第
二の弾性体の劣化を防止することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した技術的課題は、
本発明によって有効に解決することができる。すなわち
本発明に係るトーショナルダンパは、円盤状のハブと、
このハブの軸方向一側に第一の弾性体を介して第一の質
量体が弾性的に連結された第一のダンパ系と、この第一
のダンパ系の外周側で前記ハブの軸方向一側に第二の弾
性体を介して第二の質量体が弾性的に連結された第二の
ダンパ系とを備え、前記第一及び第二の質量体の前記第
一及び第二の弾性体と反対側の面にそれぞれ内周側から
外周側にかけて延びる所要数の放熱フィンが形成され、
前記第一の弾性体と前記第二の弾性体の間に形成されて
前記第一のダンパ系と前記第二のダンパ系の間を分離す
る環状溝がその開放端側へ向けて漸次径方向幅が拡大す
る形状に形成され、前記放熱フィンの円周方向両側の通
風溝が前記環状溝側へ向けて漸次深くなる形状を呈する
ものである。
本発明によって有効に解決することができる。すなわち
本発明に係るトーショナルダンパは、円盤状のハブと、
このハブの軸方向一側に第一の弾性体を介して第一の質
量体が弾性的に連結された第一のダンパ系と、この第一
のダンパ系の外周側で前記ハブの軸方向一側に第二の弾
性体を介して第二の質量体が弾性的に連結された第二の
ダンパ系とを備え、前記第一及び第二の質量体の前記第
一及び第二の弾性体と反対側の面にそれぞれ内周側から
外周側にかけて延びる所要数の放熱フィンが形成され、
前記第一の弾性体と前記第二の弾性体の間に形成されて
前記第一のダンパ系と前記第二のダンパ系の間を分離す
る環状溝がその開放端側へ向けて漸次径方向幅が拡大す
る形状に形成され、前記放熱フィンの円周方向両側の通
風溝が前記環状溝側へ向けて漸次深くなる形状を呈する
ものである。
【0007】この構成によれば、回転に伴って、内周側
の第一の質量体における放熱フィンの円周方向両側の通
風溝内から外周側の第二の質量体における放熱フィンの
円周方向両側の通風溝内を通過する空気流を生じ、第一
及び第二の弾性体に発生して第一及び第二の質量体に伝
播された熱を、この空気流によって除去する。そして、
前記通風溝は第一のダンパ系と第二のダンパ系の間の環
状溝側へ向けて漸次深くなる形状になっているため、そ
の案内効果によって第一の質量体側の通風溝から第二の
質量体側の通風溝へ向かう空気流の一部が前記環状溝内
へ導入され、しかもこの環状溝はその開放端側へ向けて
漸次径方向幅が拡大する形状であるため、前記空気流が
環状溝の溝底まで導入されて、第一及び第二の弾性体か
ら前記環状溝へ放出された熱を除去する。
の第一の質量体における放熱フィンの円周方向両側の通
風溝内から外周側の第二の質量体における放熱フィンの
円周方向両側の通風溝内を通過する空気流を生じ、第一
及び第二の弾性体に発生して第一及び第二の質量体に伝
播された熱を、この空気流によって除去する。そして、
前記通風溝は第一のダンパ系と第二のダンパ系の間の環
状溝側へ向けて漸次深くなる形状になっているため、そ
の案内効果によって第一の質量体側の通風溝から第二の
質量体側の通風溝へ向かう空気流の一部が前記環状溝内
へ導入され、しかもこの環状溝はその開放端側へ向けて
漸次径方向幅が拡大する形状であるため、前記空気流が
環状溝の溝底まで導入されて、第一及び第二の弾性体か
ら前記環状溝へ放出された熱を除去する。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係るトーショナ
ルダンパの一実施形態を示すもので、図中の参照符号1
は内周孔11においてエンジンのクランク軸(図示省
略)の軸端に装着される円盤状金属板からなるハブであ
る。
ルダンパの一実施形態を示すもので、図中の参照符号1
は内周孔11においてエンジンのクランク軸(図示省
略)の軸端に装着される円盤状金属板からなるハブであ
る。
【0009】ハブ1の外周部における軸方向一側には、
環状の第一の質量体2が同心的に配置されており、この
第一の質量体2とハブ1の互いの対向面にはエラストマ
材料からなる第一の弾性体3が一体的に加硫接着されて
おり、すなわちこの第一の弾性体3を介して第一の質量
体2がハブ1に弾性的に連結されることによって、第一
のダンパ系D1 が構成されている。また、前記ハブ1の
軸方向一側における第一のダンパ系D1 の外周側には、
環状の第二の質量体4が同心的に配置されており、この
第二の質量体4とハブ1の互いの対向面にはエラストマ
材料からなる第二の弾性体5が一体的に加硫接着されて
おり、すなわちこの第二の弾性体5を介して第二の質量
体4がハブ1に弾性的に連結されることによって、第二
のダンパ系D2 が構成されている。前記第一のダンパ系
D1 と第二のダンパ系D2 には、第一の弾性体3と第二
の弾性体5の捩り方向剪断バネ定数の相違や、第一の質
量体2と第二の質量体4の慣性質量の相違によって、互
いに異なる固有振動数が与えられている。
環状の第一の質量体2が同心的に配置されており、この
第一の質量体2とハブ1の互いの対向面にはエラストマ
材料からなる第一の弾性体3が一体的に加硫接着されて
おり、すなわちこの第一の弾性体3を介して第一の質量
体2がハブ1に弾性的に連結されることによって、第一
のダンパ系D1 が構成されている。また、前記ハブ1の
軸方向一側における第一のダンパ系D1 の外周側には、
環状の第二の質量体4が同心的に配置されており、この
第二の質量体4とハブ1の互いの対向面にはエラストマ
材料からなる第二の弾性体5が一体的に加硫接着されて
おり、すなわちこの第二の弾性体5を介して第二の質量
体4がハブ1に弾性的に連結されることによって、第二
のダンパ系D2 が構成されている。前記第一のダンパ系
D1 と第二のダンパ系D2 には、第一の弾性体3と第二
の弾性体5の捩り方向剪断バネ定数の相違や、第一の質
量体2と第二の質量体4の慣性質量の相違によって、互
いに異なる固有振動数が与えられている。
【0010】第一の弾性体3と第二の弾性体5との間に
は円周方向に延びる環状溝6が形成されており、これに
よって第一のダンパ系D1 と第二のダンパ系D2 が互い
に分離された状態にある。また、第一の質量体2におけ
る第一の弾性体3と反対側の面(エンジン側の面)に内
周側から外周側にかけて軸心を中心とする放射状又は渦
巻き状に延びる所要数の放熱フィン21が形成されてお
り、第二の質量体4における第二の弾性体5と反対側の
面(エンジン側の面)にも、前記放熱フィン21の延長
方向に対応して放射状又は渦巻き状に延びる所要数の放
熱フィン41が形成されている。
は円周方向に延びる環状溝6が形成されており、これに
よって第一のダンパ系D1 と第二のダンパ系D2 が互い
に分離された状態にある。また、第一の質量体2におけ
る第一の弾性体3と反対側の面(エンジン側の面)に内
周側から外周側にかけて軸心を中心とする放射状又は渦
巻き状に延びる所要数の放熱フィン21が形成されてお
り、第二の質量体4における第二の弾性体5と反対側の
面(エンジン側の面)にも、前記放熱フィン21の延長
方向に対応して放射状又は渦巻き状に延びる所要数の放
熱フィン41が形成されている。
【0011】第一の質量体2における放熱フィン21の
円周方向両側、言い換えれば互いに隣接する放熱フィン
21の間の通風溝22は、その底面が環状溝6側すなわ
ち外周側へ向けて漸次深くなる斜面状を呈し、第二の質
量体4における放熱フィン41の円周方向両側、言い換
えれば互いに隣接する放熱フィン41の間の通風溝42
も、その底面が環状溝6側すなわち内周側へ向けて漸次
深くなる斜面状を呈する。また、第一の質量体2の外周
端における通風溝22の端部と、第二の質量体4の内周
端における通風溝42の端部は互いに対向すると共に、
その溝底の深さが互いに略同一となっている。
円周方向両側、言い換えれば互いに隣接する放熱フィン
21の間の通風溝22は、その底面が環状溝6側すなわ
ち外周側へ向けて漸次深くなる斜面状を呈し、第二の質
量体4における放熱フィン41の円周方向両側、言い換
えれば互いに隣接する放熱フィン41の間の通風溝42
も、その底面が環状溝6側すなわち内周側へ向けて漸次
深くなる斜面状を呈する。また、第一の質量体2の外周
端における通風溝22の端部と、第二の質量体4の内周
端における通風溝42の端部は互いに対向すると共に、
その溝底の深さが互いに略同一となっている。
【0012】第一のダンパ系D1 と第二のダンパ系D2
との間の環状溝6は、第一の弾性体3と第二の弾性体5
とを完全に分離するものではなく、すなわち第一の弾性
体3と第二の弾性体5は、前記環状溝6の溝底部におい
て一体的に連続したものとなっている。また、環状溝6
は、その開放端側、言い換えれば内周及び外周の放熱フ
ィン21,41側へ向けて、漸次径方向幅が拡大するテ
ーパ形状に形成されている。
との間の環状溝6は、第一の弾性体3と第二の弾性体5
とを完全に分離するものではなく、すなわち第一の弾性
体3と第二の弾性体5は、前記環状溝6の溝底部におい
て一体的に連続したものとなっている。また、環状溝6
は、その開放端側、言い換えれば内周及び外周の放熱フ
ィン21,41側へ向けて、漸次径方向幅が拡大するテ
ーパ形状に形成されている。
【0013】この実施形態によれば、第一のダンパ系D
1 と第二のダンパ系D2 には互いに異なる固有振動数が
与えられているので、共振による動的吸振効果が広い振
動数領域で発揮される。そしてこの時の振動入力に伴っ
て繰り返し変形を受ける第一及び第二の弾性体3,5
は、内部摩擦によって発熱するが、この熱はハブ1のフ
ロント側(図中左側)の面から放出され、また、第一及
び第二の質量体2,4の放熱フィン21,41を介して
放出される。そして、第一及び第二の質量体2,4の回
転に伴い、第一の質量体2の通風溝22から第二の質量
体4の通風溝42へ向かう顕著な空気流を生じ、この空
気流によって、前記放熱フィン21,41からの熱が効
率良く除去される。
1 と第二のダンパ系D2 には互いに異なる固有振動数が
与えられているので、共振による動的吸振効果が広い振
動数領域で発揮される。そしてこの時の振動入力に伴っ
て繰り返し変形を受ける第一及び第二の弾性体3,5
は、内部摩擦によって発熱するが、この熱はハブ1のフ
ロント側(図中左側)の面から放出され、また、第一及
び第二の質量体2,4の放熱フィン21,41を介して
放出される。そして、第一及び第二の質量体2,4の回
転に伴い、第一の質量体2の通風溝22から第二の質量
体4の通風溝42へ向かう顕著な空気流を生じ、この空
気流によって、前記放熱フィン21,41からの熱が効
率良く除去される。
【0014】第一質量体2の通風溝22及び第二の質量
体4の通風溝42は環状溝6側の端部が深くなる形状と
なっているので、通風溝22,42内の空気は、矢印A
1 で示すように溝底部の傾斜形状に沿うように流れ、し
かも通風溝22,42の互いの対向端部の溝深さが略同
一であるため、両通風溝22,42間で空気が円滑に流
れる。また、通風溝22から通風溝42へ向けて流れる
空気流A1 の一部は、通風溝22の溝底の斜面形状によ
る案内効果によって環状溝6内に導入される。しかも、
環状溝6は図中右側の開放端へ向けて漸次径方向幅が拡
大する形状であって、ハブ1に達しない浅いものである
ため、前記空気流A1 は環状溝6の溝底部を経由するよ
うに流れて、第一及び第二の弾性体3,5から前記環状
溝6へ放出された熱を発散させる。更に、通風溝22,
42を環状溝6側へ向けて深くなる形状としたことによ
って、放熱フィン21,41からの放熱面積が増大し、
これによっても空冷効果が向上される。
体4の通風溝42は環状溝6側の端部が深くなる形状と
なっているので、通風溝22,42内の空気は、矢印A
1 で示すように溝底部の傾斜形状に沿うように流れ、し
かも通風溝22,42の互いの対向端部の溝深さが略同
一であるため、両通風溝22,42間で空気が円滑に流
れる。また、通風溝22から通風溝42へ向けて流れる
空気流A1 の一部は、通風溝22の溝底の斜面形状によ
る案内効果によって環状溝6内に導入される。しかも、
環状溝6は図中右側の開放端へ向けて漸次径方向幅が拡
大する形状であって、ハブ1に達しない浅いものである
ため、前記空気流A1 は環状溝6の溝底部を経由するよ
うに流れて、第一及び第二の弾性体3,5から前記環状
溝6へ放出された熱を発散させる。更に、通風溝22,
42を環状溝6側へ向けて深くなる形状としたことによ
って、放熱フィン21,41からの放熱面積が増大し、
これによっても空冷効果が向上される。
【0015】
【発明の効果】本発明のトーショナルダンパによると、
第一及び第二の弾性体の熱が第一の質量体の放熱フィン
間の通風溝及び第二の質量体の放熱フィン間の通風溝を
流れる空気流によって効率良く放出されると共に、第一
の質量体の通風溝から第二の質量体の通風溝へ向けて流
れる空気流の一部が、第一のダンパ系と第二のダンパ系
の間の環状溝内を経由することによって、この環状溝で
の熱の蓄積が防止され、このため熱による第一及び第二
の弾性体の劣化が有効に防止され、耐久性が向上する。
第一及び第二の弾性体の熱が第一の質量体の放熱フィン
間の通風溝及び第二の質量体の放熱フィン間の通風溝を
流れる空気流によって効率良く放出されると共に、第一
の質量体の通風溝から第二の質量体の通風溝へ向けて流
れる空気流の一部が、第一のダンパ系と第二のダンパ系
の間の環状溝内を経由することによって、この環状溝で
の熱の蓄積が防止され、このため熱による第一及び第二
の弾性体の劣化が有効に防止され、耐久性が向上する。
【図1】本発明に係るトーショナルダンパの一実施形態
をその軸心を通る平面で切断して示す半断面図である。
をその軸心を通る平面で切断して示す半断面図である。
【図2】従来のトーショナルダンパの形態をその軸心を
通る平面で切断して示す半断面図である。
通る平面で切断して示す半断面図である。
1 ハブ 11 内周孔 2 第一の質量体 21,41 放熱フィン 22,42 通風溝 3 第一の弾性体 4 第二の質量体 5 第二の弾性体 6 環状溝 D1 第一のダンパ系 D2 第二のダンパ系
Claims (1)
- 【請求項1】 円盤状のハブ(1)と、 このハブ(1)の軸方向一側に第一の弾性体(3)を介
して第一の質量体(2)が弾性的に連結された第一のダ
ンパ系(D1 )と、 この第一のダンパ系(D1 )の外周側で前記ハブ(1)
の軸方向一側に第二の弾性体(5)を介して第二の質量
体(4)が弾性的に連結された第二のダンパ系(D2 )
とを備え、 前記第一及び第二の質量体(2,4)の前記第一及び第
二の弾性体(3,5)と反対側の面にそれぞれ内周側か
ら外周側にかけて延びる所要数の放熱フィン(21,4
1)が形成され、 前記第一の弾性体(3)と前記第二の弾性体(5)の間
に形成されて前記第一のダンパ系(D1 )と前記第二の
ダンパ系(D2 )の間を分離する環状溝(6)がその開
放端側へ向けて漸次径方向幅が拡大する形状に形成さ
れ、 前記放熱フィン(21,41)の円周方向両側の通風溝
(22,42)が前記環状溝(6)側へ向けて漸次深く
なる形状を呈することを特徴とするトーショナルダン
パ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10870296A JPH09273598A (ja) | 1996-04-05 | 1996-04-05 | トーショナルダンパ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10870296A JPH09273598A (ja) | 1996-04-05 | 1996-04-05 | トーショナルダンパ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09273598A true JPH09273598A (ja) | 1997-10-21 |
Family
ID=14491464
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10870296A Withdrawn JPH09273598A (ja) | 1996-04-05 | 1996-04-05 | トーショナルダンパ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09273598A (ja) |
-
1996
- 1996-04-05 JP JP10870296A patent/JPH09273598A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030701 |