JPH09273628A - オイルリング - Google Patents
オイルリングInfo
- Publication number
- JPH09273628A JPH09273628A JP8118140A JP11814096A JPH09273628A JP H09273628 A JPH09273628 A JP H09273628A JP 8118140 A JP8118140 A JP 8118140A JP 11814096 A JP11814096 A JP 11814096A JP H09273628 A JPH09273628 A JP H09273628A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil ring
- oil
- inner peripheral
- piston
- cylinder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 オイルリング本来の機能を損なうことがな
く、従ってオイル消費を効果的に低減し得ると共に、摩
擦損失を低減することができ、この結果、排出ガス性能
の向上、特にパティキュレートの低減と、燃費の向上と
を達成することができる。 【解決手段】 オイルリングの断面形状を全体としてM
字状に形成し、上側及び下側サイドレールの中央に配置
されたV字状センタレールの頂点部を、上側及び下側サ
イドレールより半径方向外方に延在させて、シリンダ内
周面に圧接される単一の当接部を形成する。
く、従ってオイル消費を効果的に低減し得ると共に、摩
擦損失を低減することができ、この結果、排出ガス性能
の向上、特にパティキュレートの低減と、燃費の向上と
を達成することができる。 【解決手段】 オイルリングの断面形状を全体としてM
字状に形成し、上側及び下側サイドレールの中央に配置
されたV字状センタレールの頂点部を、上側及び下側サ
イドレールより半径方向外方に延在させて、シリンダ内
周面に圧接される単一の当接部を形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関のピスト
ンに装着されてシリンダの内周面に当接するオイルリン
グに関するものである。
ンに装着されてシリンダの内周面に当接するオイルリン
グに関するものである。
【0002】
【従来の技術】内燃機関のピストンに装着されてシリン
ダの内周面に当接し、同シリンダ内周面に適切な油膜を
形成すると共に余剰のオイルを掻き落す機能を有するオ
イルリングには、図2に示されているように、上記ピス
トンの軸線を含む平面内の断面形状がM字状をなす所謂
M字型シリンダが広く使用されている。上記図2におい
て、符号10はピストン12の外周部分に凹設され、ピ
ストン中心線を含む平面内の断面形状が略長方形をなす
オイルリング溝であって、同オイルリング溝10内に、
上記平面内の断面形状がM字状をなすオイルリング14
が装入されている。
ダの内周面に当接し、同シリンダ内周面に適切な油膜を
形成すると共に余剰のオイルを掻き落す機能を有するオ
イルリングには、図2に示されているように、上記ピス
トンの軸線を含む平面内の断面形状がM字状をなす所謂
M字型シリンダが広く使用されている。上記図2におい
て、符号10はピストン12の外周部分に凹設され、ピ
ストン中心線を含む平面内の断面形状が略長方形をなす
オイルリング溝であって、同オイルリング溝10内に、
上記平面内の断面形状がM字状をなすオイルリング14
が装入されている。
【0003】上記オイルリング14は、オイルリング溝
10の上面10aに略平行な上面を有する上側サイドレ
ール14aと、上記オイルリング溝10の下面10bに
略平行な下面を有する下側サイドレール14bと、上記
上側サイドレール14a及び下側サイドレール14bの
半径方向内側端とを一体的に結合するV字状の縦壁14
cとを備えており、同縦壁14cのV字状をなす内周面
にコイルスプリングからなるエキスパンダ16(以下コ
イルエキスパンダという)が配設されている。
10の上面10aに略平行な上面を有する上側サイドレ
ール14aと、上記オイルリング溝10の下面10bに
略平行な下面を有する下側サイドレール14bと、上記
上側サイドレール14a及び下側サイドレール14bの
半径方向内側端とを一体的に結合するV字状の縦壁14
cとを備えており、同縦壁14cのV字状をなす内周面
にコイルスプリングからなるエキスパンダ16(以下コ
イルエキスパンダという)が配設されている。
【0004】上記従来のM字型オイルリング14では、
上記コイルエキスパンダ16の張力によってオイルリン
グ14が半径方向外方に弾性的に付勢され、上記上側サ
イドレール14a及び下側サイドレール14bの半径方
向外方の端縁が、夫々シリンダ18の内周面に対し適宜
の圧接力をもって弾性的に当接され、ピストン12の往
復運動に際し、シリンダ18の内周面に適切な油膜が形
成され、かつ余分のオイルは掻き落されるように作動す
る。しかし、上記従来のM字状オイルリング14では、
上側及び下側のサイドレール14a及び14bが、共に
シリンダ18の内周面に弾性的に圧接されるため、夫々
のサイドレールに、上記油膜形成及びオイル掻き落し作
用を生起させるのに必要なコイルエキスパンダ16の張
力が大きくなり、かつピストン12の往復運動に伴なう
摩擦損失が大きくなる欠点がある。
上記コイルエキスパンダ16の張力によってオイルリン
グ14が半径方向外方に弾性的に付勢され、上記上側サ
イドレール14a及び下側サイドレール14bの半径方
向外方の端縁が、夫々シリンダ18の内周面に対し適宜
の圧接力をもって弾性的に当接され、ピストン12の往
復運動に際し、シリンダ18の内周面に適切な油膜が形
成され、かつ余分のオイルは掻き落されるように作動す
る。しかし、上記従来のM字状オイルリング14では、
上側及び下側のサイドレール14a及び14bが、共に
シリンダ18の内周面に弾性的に圧接されるため、夫々
のサイドレールに、上記油膜形成及びオイル掻き落し作
用を生起させるのに必要なコイルエキスパンダ16の張
力が大きくなり、かつピストン12の往復運動に伴なう
摩擦損失が大きくなる欠点がある。
【0005】そこで、シリンダの内周面に対して単一の
当接部が圧接されるようにしたV字型オイルリングが既
に提案されている。(例えば実開昭62−136659
号公報参照) 上記既提案のV字型オイルリングの構造の一例を、図3
の断面図について説明する。上述したM字型オイルリン
グと同様に、ピストン12の外周に凹設されたオイルリ
ング溝10内に、ピストン軸線を含む平面内の断面形状
がV字状をなすオイルリング14がピストンの半径方向
に摺動自在に嵌装されている。同オイルリング14の上
下の脚部14d及び14eの内方端部14d′及び14
e′は、夫々オイルリング溝10の上面10a及び下面
10bに対し略平行に形成されている。また上記脚部1
4d及び14eの内側面即ちピストン12の軸線側の内
周面には、コイルエキスパンダ16が収容され、同コイ
ルエキスパンダ18の張力によって、オイルリング14
の頂点部14fが、シリンダ18の内周面に弾性的に圧
接される。
当接部が圧接されるようにしたV字型オイルリングが既
に提案されている。(例えば実開昭62−136659
号公報参照) 上記既提案のV字型オイルリングの構造の一例を、図3
の断面図について説明する。上述したM字型オイルリン
グと同様に、ピストン12の外周に凹設されたオイルリ
ング溝10内に、ピストン軸線を含む平面内の断面形状
がV字状をなすオイルリング14がピストンの半径方向
に摺動自在に嵌装されている。同オイルリング14の上
下の脚部14d及び14eの内方端部14d′及び14
e′は、夫々オイルリング溝10の上面10a及び下面
10bに対し略平行に形成されている。また上記脚部1
4d及び14eの内側面即ちピストン12の軸線側の内
周面には、コイルエキスパンダ16が収容され、同コイ
ルエキスパンダ18の張力によって、オイルリング14
の頂点部14fが、シリンダ18の内周面に弾性的に圧
接される。
【0006】上記V字型オイルリング14は、その頂点
部14fのみでシリンダ18の内周面に当接するので、
低い張力のコイルエキスパンダ16によって所要の圧接
力を生起させることができ、従ってピストン12の往復
運動に基づく摩擦損失を上記M字状オイルリングより低
減することができる利点がある。しかしながら、ピスト
ン12の往復運動時に、上記頂点部14fに作用する摩
擦力によってオイルリング14がオイルリング溝10内
で過度に傾くことを防ぐためには、上記脚部14d及び
14eの内方端部14d′及び14e′の半径方向の長
さhを十分大きく設定する必要があり、このためオイル
リング14の全高又はピストン半径方向の長さH2が、
図2に示したM字状オイルリング14の全高H1より可
成大きくなり、従って半径方向の撓曲に関する剛性が大
きく可撓性が相対的に小さくなることを免れない。
部14fのみでシリンダ18の内周面に当接するので、
低い張力のコイルエキスパンダ16によって所要の圧接
力を生起させることができ、従ってピストン12の往復
運動に基づく摩擦損失を上記M字状オイルリングより低
減することができる利点がある。しかしながら、ピスト
ン12の往復運動時に、上記頂点部14fに作用する摩
擦力によってオイルリング14がオイルリング溝10内
で過度に傾くことを防ぐためには、上記脚部14d及び
14eの内方端部14d′及び14e′の半径方向の長
さhを十分大きく設定する必要があり、このためオイル
リング14の全高又はピストン半径方向の長さH2が、
図2に示したM字状オイルリング14の全高H1より可
成大きくなり、従って半径方向の撓曲に関する剛性が大
きく可撓性が相対的に小さくなることを免れない。
【0007】一方、オイルリング14と協働するシリン
ダ18は、通常、その軸線に対し直角な平面内の断面形
状が真円となるように加工されているが、ヘッドボルト
の締付等により変形して非真円のいびつな断面形状を呈
することとなる。このためオイルリング14は、シリン
ダ内周面各部の半径の変化に追従して自在に撓曲し、シ
リンダ18の全内周面に十分な圧接力をもって当接する
必要があるが、上記V字型オイルリング14は、上記の
ように半径方向の撓曲に対する剛性が大きく、シリンダ
18の内周面の半径変化に十分に追従して変形すること
ができないため、オイルリングとしての性能が低くな
り、オイル消費が増大すると共に、オイルの燃焼によっ
て排出ガス性能が悪化し、排出ガス中のパティキュレー
トが増大する不具合がある。
ダ18は、通常、その軸線に対し直角な平面内の断面形
状が真円となるように加工されているが、ヘッドボルト
の締付等により変形して非真円のいびつな断面形状を呈
することとなる。このためオイルリング14は、シリン
ダ内周面各部の半径の変化に追従して自在に撓曲し、シ
リンダ18の全内周面に十分な圧接力をもって当接する
必要があるが、上記V字型オイルリング14は、上記の
ように半径方向の撓曲に対する剛性が大きく、シリンダ
18の内周面の半径変化に十分に追従して変形すること
ができないため、オイルリングとしての性能が低くな
り、オイル消費が増大すると共に、オイルの燃焼によっ
て排出ガス性能が悪化し、排出ガス中のパティキュレー
トが増大する不具合がある。
【0008】なお、上記V字型オイルリング14の全高
H2を小さくして半径方向の撓曲性を改善しようとする
と、図3における脚部内方端部14d′及び14e′の
半径方向の長さhを小さくする必要があるが、hを小さ
くすると、図中に点線で示されているように、上記内方
端部14d′及び14e′が当接するオイルリング溝の
上面10a及び下面10bの部分的摩耗が大きくなり、
オイルリング14の円滑な半径方向変位が妨げられるこ
ととなる。この結果、オイルリングとしての性能が悪化
して、オイル消費が増大すると共に、オイルの燃焼によ
って排出ガス性能が悪化し、特に排出ガス中のパティキ
ュレートが増大することとなる。
H2を小さくして半径方向の撓曲性を改善しようとする
と、図3における脚部内方端部14d′及び14e′の
半径方向の長さhを小さくする必要があるが、hを小さ
くすると、図中に点線で示されているように、上記内方
端部14d′及び14e′が当接するオイルリング溝の
上面10a及び下面10bの部分的摩耗が大きくなり、
オイルリング14の円滑な半径方向変位が妨げられるこ
ととなる。この結果、オイルリングとしての性能が悪化
して、オイル消費が増大すると共に、オイルの燃焼によ
って排出ガス性能が悪化し、特に排出ガス中のパティキ
ュレートが増大することとなる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事情に
鑑み創案されたもので、オイルリング本来の機能を効果
的に達成してオイル消費を低減し得ると共に、協働する
シリンダ内周面に対する圧接摺動に基づく摩擦損失を低
減することができ、この結果、エンジンの燃費低減と、
排出ガス中の有害物質、特にパティキュレートの低減と
を達成し得るオイルリングを提供することを目的とする
ものである。
鑑み創案されたもので、オイルリング本来の機能を効果
的に達成してオイル消費を低減し得ると共に、協働する
シリンダ内周面に対する圧接摺動に基づく摩擦損失を低
減することができ、この結果、エンジンの燃費低減と、
排出ガス中の有害物質、特にパティキュレートの低減と
を達成し得るオイルリングを提供することを目的とする
ものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、ピストンの外周部分に凹設されたオイル
リング溝の上面に略平行に配置された上側サイドレール
と、上記オイルリング溝の下面に略平行に配置された下
側サイドレールと、その上下両端部を上記上側サイドレ
ール及び下側サイドレールの半径方向内側端付近に一体
的に結合されかつ中間の頂点部が上側及び下側サイドレ
ールより半径方向外方に延在して形成されシリンダの内
周面に当接される略V字状をなすセンタレールとを備
え、上記ピストンの中心線を含む平面内の断面形状が、
全体として略M字状をなすように形成されたことを特徴
とするオイルリングを提案するものである。また、本発
明において、上記センタレールのV字状をなす内周部に
コイルエキスパンダが収容されることが好ましい。
め、本発明は、ピストンの外周部分に凹設されたオイル
リング溝の上面に略平行に配置された上側サイドレール
と、上記オイルリング溝の下面に略平行に配置された下
側サイドレールと、その上下両端部を上記上側サイドレ
ール及び下側サイドレールの半径方向内側端付近に一体
的に結合されかつ中間の頂点部が上側及び下側サイドレ
ールより半径方向外方に延在して形成されシリンダの内
周面に当接される略V字状をなすセンタレールとを備
え、上記ピストンの中心線を含む平面内の断面形状が、
全体として略M字状をなすように形成されたことを特徴
とするオイルリングを提案するものである。また、本発
明において、上記センタレールのV字状をなす内周部に
コイルエキスパンダが収容されることが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下本発明の好ましい実施形態
を、図1を参照して説明する。(なお、図2及び図3に
示した従前の構成と実質的に同一又は対応する部材又は
部分には、同一の符号を用いる。) 図示のように、ピストン12のオイルリング溝10内に
半径方向に摺動自在に嵌装されるオイルリング14は、
上記オイルリング溝の上面10aに略平行に配置された
上側サイドレール14aと、同オイルリング溝の下面1
0bに略平行に配置された下側サイドレール14bと、
その上下両端部を上記上側サイドレール14a及び下側
サイドレール14bの半径方向内側端付近に一体的に結
合されたV字状のセンタレール又は縦壁14cとを具
え、全体として略M字状をなすように形成されている。
上記センタレール14cの頂点部14gは、上記上側及
び下側サイドレール14a及び14bの半径方向外側端
より外方に延在されてシリンダ18の内周面に圧接され
る単一の当接部を形成している。また、センタレール1
4cのV字状をなす内周部分にコイルエキスパンダ16
が収容され、同コイルエキスパンダ16の張力によって
オイルリング14が半径方向外方に弾性的に押圧されて
いる。
を、図1を参照して説明する。(なお、図2及び図3に
示した従前の構成と実質的に同一又は対応する部材又は
部分には、同一の符号を用いる。) 図示のように、ピストン12のオイルリング溝10内に
半径方向に摺動自在に嵌装されるオイルリング14は、
上記オイルリング溝の上面10aに略平行に配置された
上側サイドレール14aと、同オイルリング溝の下面1
0bに略平行に配置された下側サイドレール14bと、
その上下両端部を上記上側サイドレール14a及び下側
サイドレール14bの半径方向内側端付近に一体的に結
合されたV字状のセンタレール又は縦壁14cとを具
え、全体として略M字状をなすように形成されている。
上記センタレール14cの頂点部14gは、上記上側及
び下側サイドレール14a及び14bの半径方向外側端
より外方に延在されてシリンダ18の内周面に圧接され
る単一の当接部を形成している。また、センタレール1
4cのV字状をなす内周部分にコイルエキスパンダ16
が収容され、同コイルエキスパンダ16の張力によって
オイルリング14が半径方向外方に弾性的に押圧されて
いる。
【0012】上記構成のオイルリング14によれば、セ
ンタレール14cの頂点部14gが、シリンダ18の内
周面に圧接される単一の当接部を形成すると共に、全体
的な形状がM字状をなしているので、オイルリング溝の
上面14a及び下面14bに対して十分な面積の摺動面
(上側サイドレール14aの上面及び下側サイドレール
14bの下面)を確保しながらその全高H0を十分小さ
くすることができ、従って、シリンダ18の内周面の半
径の変化に対し柔軟に追従して撓曲し略一定の圧接力で
シリンダ内周面に当接される。この結果、低張力のコイ
ルエキスパンダ16により、上記センタレールの頂点部
14gにおける半径方向外方端の当接部に、シリンダ1
8の内周面に適切な油膜を形成し、かつ余分のオイルを
掻き落すことができる十分な圧接力を生起させることが
でき、従ってオイル消費を低減し得ると共に、摩擦損失
を低減することができる。また、摩擦損失の低減により
エンジンの燃費を改善することができ、さらにオイルの
燃焼に基づく排出ガス中の有害成分、特にパティキュレ
ートの生成を低減することができる。
ンタレール14cの頂点部14gが、シリンダ18の内
周面に圧接される単一の当接部を形成すると共に、全体
的な形状がM字状をなしているので、オイルリング溝の
上面14a及び下面14bに対して十分な面積の摺動面
(上側サイドレール14aの上面及び下側サイドレール
14bの下面)を確保しながらその全高H0を十分小さ
くすることができ、従って、シリンダ18の内周面の半
径の変化に対し柔軟に追従して撓曲し略一定の圧接力で
シリンダ内周面に当接される。この結果、低張力のコイ
ルエキスパンダ16により、上記センタレールの頂点部
14gにおける半径方向外方端の当接部に、シリンダ1
8の内周面に適切な油膜を形成し、かつ余分のオイルを
掻き落すことができる十分な圧接力を生起させることが
でき、従ってオイル消費を低減し得ると共に、摩擦損失
を低減することができる。また、摩擦損失の低減により
エンジンの燃費を改善することができ、さらにオイルの
燃焼に基づく排出ガス中の有害成分、特にパティキュレ
ートの生成を低減することができる。
【0013】なお、図1において、一点鎖線で示されて
いるように、センタレール又は縦壁14cのV字壁部分
に透孔20を設けて、オイルの一部をオイルリング溝1
0の内側部分即ちコイルエキスパンダ16側に導き、さ
らに、必要に応じ、ピストン12に穿設した通油孔(図
示せず)を経て、同ピストンの内部空所内に流すことが
できる。さらに、上記オイルリング14は、ステンレス
鋼或いはばね鋼等適宜の材料を例えばドローイング加工
することによって、従前のM字型オイルリングと同様
に、低コストで製造することができ、また、センタレー
ルの頂点部14gにおける当接部は、図示のように平ら
な円筒面又は図の紙面においてシリンダ内周面に略一点
で接する曲面即ちピストン軸線を中心とした回転曲面と
することができ、また上記当接部には必要に応じ硬質ク
ロムメッキを施し、又は硬化処理を施して耐久性を改善
することができる。
いるように、センタレール又は縦壁14cのV字壁部分
に透孔20を設けて、オイルの一部をオイルリング溝1
0の内側部分即ちコイルエキスパンダ16側に導き、さ
らに、必要に応じ、ピストン12に穿設した通油孔(図
示せず)を経て、同ピストンの内部空所内に流すことが
できる。さらに、上記オイルリング14は、ステンレス
鋼或いはばね鋼等適宜の材料を例えばドローイング加工
することによって、従前のM字型オイルリングと同様
に、低コストで製造することができ、また、センタレー
ルの頂点部14gにおける当接部は、図示のように平ら
な円筒面又は図の紙面においてシリンダ内周面に略一点
で接する曲面即ちピストン軸線を中心とした回転曲面と
することができ、また上記当接部には必要に応じ硬質ク
ロムメッキを施し、又は硬化処理を施して耐久性を改善
することができる。
【0014】
【発明の効果】叙上のように、本発明に係るオイルリン
グは、ピストンの外周部分に凹設されたオイルリング溝
の上面に略平行に配置された上側サイドレールと、上記
オイルリング溝の下面に略平行に配置された下側サイド
レールと、その上下両端部を上記上側サイドレール及び
下側サイドレールの半径方向内側端付近に一体的に結合
されかつ中間の頂点部が上側及び下側サイドレールより
半径方向外方に延在して形成されシリンダの内周面に当
接される略V字状をなすセンタレールとを備え、上記ピ
ストンの中心線を含む平面内の断面形状が、全体として
略M字状をなすように形成されたことを特徴とし、オイ
ルリング本来の機能を効果的に達成してオイル消費を低
減し得ると共に、協働するシリンダ内周面に対する圧接
摺動に基づく摩擦損失を低減することができ、この結
果、エンジンの燃費低減、及び排出ガス中の有害成分、
特にパティキュレートの低減を達成し得る効果がある。
グは、ピストンの外周部分に凹設されたオイルリング溝
の上面に略平行に配置された上側サイドレールと、上記
オイルリング溝の下面に略平行に配置された下側サイド
レールと、その上下両端部を上記上側サイドレール及び
下側サイドレールの半径方向内側端付近に一体的に結合
されかつ中間の頂点部が上側及び下側サイドレールより
半径方向外方に延在して形成されシリンダの内周面に当
接される略V字状をなすセンタレールとを備え、上記ピ
ストンの中心線を含む平面内の断面形状が、全体として
略M字状をなすように形成されたことを特徴とし、オイ
ルリング本来の機能を効果的に達成してオイル消費を低
減し得ると共に、協働するシリンダ内周面に対する圧接
摺動に基づく摩擦損失を低減することができ、この結
果、エンジンの燃費低減、及び排出ガス中の有害成分、
特にパティキュレートの低減を達成し得る効果がある。
【図1】本発明の好ましい実施形態を示す要部断面図で
ある。
ある。
【図2】従来のM字型オイルリングを示す要部断面図で
ある。
ある。
【図3】従来のV字型オイルリングを示す要部断面図で
ある。
ある。
0…オイルリング溝、12…ピストン、14…オイルリ
ング、14a…上側サイドレール、14b…下側サイド
レール、14c…センタレール、16…コイルエキスパ
ンダ、18…シリンダ。
ング、14a…上側サイドレール、14b…下側サイド
レール、14c…センタレール、16…コイルエキスパ
ンダ、18…シリンダ。
Claims (2)
- 【請求項1】 ピストンの外周部分に凹設されたオイル
リング溝の上面に略平行に配置された上側サイドレール
と、上記オイルリング溝の下面に略平行に配置された下
側サイドレールと、その上下両端部を上記上側サイドレ
ール及び下側サイドレールの半径方向内側端付近に一体
的に結合されかつ中間の頂点部が上側及び下側サイドレ
ールより半径方向外方に延在して形成されシリンダの内
周面に当接される略V字状をなすセンタレールとを備
え、上記ピストンの中心線を含む平面内の断面形状が、
全体として略M字状をなすように形成されたことを特徴
とするオイルリング。 - 【請求項2】 上記センタレールのV字状をなす内周部
にコイルエキスパンダが収容されたことを特徴とする請
求項1記載のオイルリング。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8118140A JPH09273628A (ja) | 1996-04-04 | 1996-04-04 | オイルリング |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8118140A JPH09273628A (ja) | 1996-04-04 | 1996-04-04 | オイルリング |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09273628A true JPH09273628A (ja) | 1997-10-21 |
Family
ID=14729065
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8118140A Pending JPH09273628A (ja) | 1996-04-04 | 1996-04-04 | オイルリング |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09273628A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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