JPH07293695A - 組合せオイルコントロールリング - Google Patents
組合せオイルコントロールリングInfo
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- JPH07293695A JPH07293695A JP8008694A JP8008694A JPH07293695A JP H07293695 A JPH07293695 A JP H07293695A JP 8008694 A JP8008694 A JP 8008694A JP 8008694 A JP8008694 A JP 8008694A JP H07293695 A JPH07293695 A JP H07293695A
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- ring
- oil control
- shaped cross
- control ring
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 オイルコントロールリングとリング溝の径方
向壁面との間の間隙を抑制して、オイル消費量を減少す
る。 【構成】 この発明による組合せオイルコントロールリ
ングでは、サイドレール3側に突出するV形断面の折曲
げ部2aをウェブ2に形成し、ウェブ2の剛性を部分的
に減少する切欠部6をウェブ2のV形断面の外側環状突
起5に形成する。コイルエキスパンダ9をウェブ2に当
接させたとき、切欠部6の大きな変形により、V形断面
の折曲げ部2aを拡張し、サイドレール3の内周部3a
の外面7をリング溝12の径方向壁面13に当接させ
る。このため、内燃機関の高速稼動時に、リング本体1
とリング溝12の径方向壁面13との間に間隙が発生し
ない。このため、内燃機関の稼動時の燃焼室内へのオイ
ルの漏洩を抑制することが可能となる。
向壁面との間の間隙を抑制して、オイル消費量を減少す
る。 【構成】 この発明による組合せオイルコントロールリ
ングでは、サイドレール3側に突出するV形断面の折曲
げ部2aをウェブ2に形成し、ウェブ2の剛性を部分的
に減少する切欠部6をウェブ2のV形断面の外側環状突
起5に形成する。コイルエキスパンダ9をウェブ2に当
接させたとき、切欠部6の大きな変形により、V形断面
の折曲げ部2aを拡張し、サイドレール3の内周部3a
の外面7をリング溝12の径方向壁面13に当接させ
る。このため、内燃機関の高速稼動時に、リング本体1
とリング溝12の径方向壁面13との間に間隙が発生し
ない。このため、内燃機関の稼動時の燃焼室内へのオイ
ルの漏洩を抑制することが可能となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、内燃機関の燃焼室内
へ流入するオイルを制御するオイルコントロールリン
グ、特にリング溝を通って燃焼室に流入するオイル量を
制限する組合せオイルコントロールリングに関する。
へ流入するオイルを制御するオイルコントロールリン
グ、特にリング溝を通って燃焼室に流入するオイル量を
制限する組合せオイルコントロールリングに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の組合せオイルコントロールリング
は、図7に示すように、リング本体1と、リング本体1
の内側に配置されかつリング本体1を径方向外側に押圧
するコイルエキスパンダ9とを備えている。リング本体
1は一対のサイドレール3と、一対のサイドレール3を
幅方向に連結するウェブ2により径方向外側に開放する
ほぼM字形断面に形成される。コイルエキスパンダ9の
径方向外向きの弾力により、リング本体1はシリンダ2
0に対して径方向外側に押圧される弾性力を受け、リン
グ本体1の各サイドレール3の外縁部8はシリンダ内壁
21に摺接する。リング本体1にはシリンダ20の内壁
21から掻き取ったオイルを逃がすオイル窓4が形成さ
れる。例えば、実開昭58−172036号公報に示さ
れる鋼製組合せオイルリングは、図7に示すように、ウ
ェブ2の外側環状突起5の半径R1をコイルエキスパン
ダ9の半径R2より大きくして、コイルエキスパンダ9
を外側環状突起5の内面に当接させる。ほぼ長方形のオ
イル窓4は、外側環状突起5に周方向に一定角度間隔で
形成される。コイルエキスパンダ9を自身の弾力で外側
環状突起5の内面に密着させることにより、シリンダ2
0の内壁21に対して、外縁部8で当接するリング本体
1の面圧を均一に分布する。また、オイル窓4を外側環
状突起5にのみ形成してサイドレール3にまで設けない
理由は、サイドレール3とピストン11のリング溝12
との密封面積を大きくして、サイドレール3とリング溝
12との間を流れるオイルの漏出量を低減するためであ
る。また、実公平2−3010号公報に開示された組合
せオイルリングは、図8及び図9に示すように、リング
本体1の各サイドレール3の幅方向外側面に張りを持た
せて、リング溝12内に装着したとき、サイドレール3
とリング溝12の内面とのクリアランスを実質的に除去
してオイル漏れを防止している。
は、図7に示すように、リング本体1と、リング本体1
の内側に配置されかつリング本体1を径方向外側に押圧
するコイルエキスパンダ9とを備えている。リング本体
1は一対のサイドレール3と、一対のサイドレール3を
幅方向に連結するウェブ2により径方向外側に開放する
ほぼM字形断面に形成される。コイルエキスパンダ9の
径方向外向きの弾力により、リング本体1はシリンダ2
0に対して径方向外側に押圧される弾性力を受け、リン
グ本体1の各サイドレール3の外縁部8はシリンダ内壁
21に摺接する。リング本体1にはシリンダ20の内壁
21から掻き取ったオイルを逃がすオイル窓4が形成さ
れる。例えば、実開昭58−172036号公報に示さ
れる鋼製組合せオイルリングは、図7に示すように、ウ
ェブ2の外側環状突起5の半径R1をコイルエキスパン
ダ9の半径R2より大きくして、コイルエキスパンダ9
を外側環状突起5の内面に当接させる。ほぼ長方形のオ
イル窓4は、外側環状突起5に周方向に一定角度間隔で
形成される。コイルエキスパンダ9を自身の弾力で外側
環状突起5の内面に密着させることにより、シリンダ2
0の内壁21に対して、外縁部8で当接するリング本体
1の面圧を均一に分布する。また、オイル窓4を外側環
状突起5にのみ形成してサイドレール3にまで設けない
理由は、サイドレール3とピストン11のリング溝12
との密封面積を大きくして、サイドレール3とリング溝
12との間を流れるオイルの漏出量を低減するためであ
る。また、実公平2−3010号公報に開示された組合
せオイルリングは、図8及び図9に示すように、リング
本体1の各サイドレール3の幅方向外側面に張りを持た
せて、リング溝12内に装着したとき、サイドレール3
とリング溝12の内面とのクリアランスを実質的に除去
してオイル漏れを防止している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
組合せオイルコントロールリングでは、内燃機関の稼動
時に、リング本体とリング溝の径方向壁面との間に間隙
(クリアランス)が発生する。即ち、内燃機関の高速回
転時に、ピストンの往復運動に伴い、コイルエキスパン
ダ9により径方向外側に押圧されるリング本体1は、自
身の慣性力によって、リング溝12内をシリンダの移動
方向に往復運動して、リング溝12の径方向壁面に対し
て当接及び離間を反復する。従って、サイドレール3が
リング溝12の径方向壁面13から離間したとき、一方
のサイドレール3とリング溝12の径方向壁面13との
間に間隙が発生する。このように、サイドレール3とリ
ング溝12の径方向壁面13との間に間隙が発生する現
象は、サイドレール3に単に張りを持たせてリング溝1
2への装着時に側面シールを形成しても、リング本体1
の高速往復運動にサイドレール3の変形が追従できず、
サイドレール3と径方向壁面13との間に間隙が発生す
る。このため、リング溝12内のオイルが間隙を通り燃
焼室内に漏れて、オイル消費量が増大する欠点がある。
従って、この発明は、コイルエキスパンダの弾力により
リング溝の径方向壁面に対してリング本体を押圧して、
リング溝の径方向壁面とリング本体との間の間隙を抑制
し、内燃機関の稼動中にリング溝を通って燃焼室に流入
するオイル量を制限する組合せオイルコントロールリン
グを提供する。
組合せオイルコントロールリングでは、内燃機関の稼動
時に、リング本体とリング溝の径方向壁面との間に間隙
(クリアランス)が発生する。即ち、内燃機関の高速回
転時に、ピストンの往復運動に伴い、コイルエキスパン
ダ9により径方向外側に押圧されるリング本体1は、自
身の慣性力によって、リング溝12内をシリンダの移動
方向に往復運動して、リング溝12の径方向壁面に対し
て当接及び離間を反復する。従って、サイドレール3が
リング溝12の径方向壁面13から離間したとき、一方
のサイドレール3とリング溝12の径方向壁面13との
間に間隙が発生する。このように、サイドレール3とリ
ング溝12の径方向壁面13との間に間隙が発生する現
象は、サイドレール3に単に張りを持たせてリング溝1
2への装着時に側面シールを形成しても、リング本体1
の高速往復運動にサイドレール3の変形が追従できず、
サイドレール3と径方向壁面13との間に間隙が発生す
る。このため、リング溝12内のオイルが間隙を通り燃
焼室内に漏れて、オイル消費量が増大する欠点がある。
従って、この発明は、コイルエキスパンダの弾力により
リング溝の径方向壁面に対してリング本体を押圧して、
リング溝の径方向壁面とリング本体との間の間隙を抑制
し、内燃機関の稼動中にリング溝を通って燃焼室に流入
するオイル量を制限する組合せオイルコントロールリン
グを提供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明による組合せオ
イルコントロールリングは、並行に配置された一対のサ
イドレール及び一対のサイドレールの内周部を幅方向に
連結するウェブを備えたリング本体と、リング本体の内
側に配置されかつリング本体を径方向外側に付勢する弾
力を発生するコイルエキスパンダとを有する。リング本
体のウェブにほぼ一定角度間隔でオイル窓を形成する。
サイドレール側に突出するV形断面の折曲げ部をウェブ
に形成し、ウェブの剛性を部分的に減少する切欠部をウ
ェブのV形断面の外側環状突起に形成する。コイルエキ
スパンダをウェブに当接させたとき、折曲げ部の大きな
変形により、V形断面の折曲げ部を拡張し、サイドレー
ルの内周部の外面をリング溝の径方向壁面に当接させ
る。この発明の実施例では、ウェブは2つの内側環状突
起を備えたほぼM形断面に形成される。コイルエキスパ
ンダはウェブの2つの内側環状突起に隣接するウェブの
内周面に当接する。V形断面の外側環状突起の内周面又
は外周面に周方向の切欠部を形成する。切欠部は隣接す
るオイル窓を連続的又は間欠的に周方向に連結する。切
欠部は隣接するオイル窓を1つおきに周方向に連結する
連通部として形成される。切欠部により肉薄部を形成す
る。
イルコントロールリングは、並行に配置された一対のサ
イドレール及び一対のサイドレールの内周部を幅方向に
連結するウェブを備えたリング本体と、リング本体の内
側に配置されかつリング本体を径方向外側に付勢する弾
力を発生するコイルエキスパンダとを有する。リング本
体のウェブにほぼ一定角度間隔でオイル窓を形成する。
サイドレール側に突出するV形断面の折曲げ部をウェブ
に形成し、ウェブの剛性を部分的に減少する切欠部をウ
ェブのV形断面の外側環状突起に形成する。コイルエキ
スパンダをウェブに当接させたとき、折曲げ部の大きな
変形により、V形断面の折曲げ部を拡張し、サイドレー
ルの内周部の外面をリング溝の径方向壁面に当接させ
る。この発明の実施例では、ウェブは2つの内側環状突
起を備えたほぼM形断面に形成される。コイルエキスパ
ンダはウェブの2つの内側環状突起に隣接するウェブの
内周面に当接する。V形断面の外側環状突起の内周面又
は外周面に周方向の切欠部を形成する。切欠部は隣接す
るオイル窓を連続的又は間欠的に周方向に連結する。切
欠部は隣接するオイル窓を1つおきに周方向に連結する
連通部として形成される。切欠部により肉薄部を形成す
る。
【0005】
【作用】ウェブの剛性(曲げ剛性・EI)を部分的に減
少する切欠部をウェブのV形断面の外側環状突起に形成
したので、リング本体がコイルエキスパンダの径方向外
側に向かう弾力を受けたとき、切欠部が大きく変形し
て、V形断面の折曲げ部が拡張され、サイドレールの内
周部の外面をリング溝の径方向壁面に当接させることが
できる。コイルエキスパンダの弾力を利用してサイドレ
ールの内周部の外面をリング溝の径方向壁面に当接させ
るので、リング本体が比較的大きな押圧力でかつ小さな
接触面積でリング溝の径方向壁面に当接し、内燃機関の
高速稼動時に、リング本体とリング溝の径方向壁面との
間に間隙が発生しない。このため、内燃機関の稼動時の
燃焼室内へのオイルの漏洩を抑制することが可能とな
る。
少する切欠部をウェブのV形断面の外側環状突起に形成
したので、リング本体がコイルエキスパンダの径方向外
側に向かう弾力を受けたとき、切欠部が大きく変形し
て、V形断面の折曲げ部が拡張され、サイドレールの内
周部の外面をリング溝の径方向壁面に当接させることが
できる。コイルエキスパンダの弾力を利用してサイドレ
ールの内周部の外面をリング溝の径方向壁面に当接させ
るので、リング本体が比較的大きな押圧力でかつ小さな
接触面積でリング溝の径方向壁面に当接し、内燃機関の
高速稼動時に、リング本体とリング溝の径方向壁面との
間に間隙が発生しない。このため、内燃機関の稼動時の
燃焼室内へのオイルの漏洩を抑制することが可能とな
る。
【0006】
【実施例】以下、この発明による組合せオイルコントロ
ールリングの実施例を図1〜図6について説明する。図
1〜図6では、図7〜図9に示す箇所と同一の部分には
同一の符号を付し、説明を省略する。図1及び図2に示
すように、この発明による組合せオイルコントロールリ
ングは、並行に配置された一対のサイドレール3及び一
対のサイドレール3の内周部3aを幅方向に連結するウ
ェブ2を備えたリング本体1と、リング本体1の内側に
配置されかつリング本体1を径方向外側に付勢する弾力
を発生するコイルエキスパンダ9とを有する。ウェブ2
はほぼM形断面に形成され、M形断面の中央部には、サ
イドレール3側に突出するV形断面の折曲げ部2aが形
成され、ウェブ2の折曲げ部2aには、ほぼ一定角度間
隔で複数のオイル窓4が形成される。折曲げ部2aのV
形断面の外側環状突起5のウェブ2の内周面2c側に、
肉薄部2eを形成する切欠部6が設けられる。図2に示
すように、切欠部6は隣接するオイル窓4を連続的に周
方向に連結する。ウェブ2のV形断面の端部には、2つ
の内側環状突起2bが形成され、ウェブ2は各内側環状
突起2bから幅方向に傾斜して延び、サイドレール3の
内周部3aと接続されている。このように、ウェブ2は
V形断面から幅方向に傾斜して延びるほぼM形断面に形
成される。コイルエキスパンダ9はウェブ2の2つの内
側環状突起2bに隣接するウェブ2の内周面2cに当接
して、図1の破線で示す非拡張状態のリング本体1を押
圧する。オイル窓4の大きさは、リング本体1のサイズ
により決定されるが、内燃機関の稼動時にオイル窓4か
らのクラックの発生を防止するために、切欠部6の幅L
1はオイル窓4の幅L2より小さく(L1<L2)し、ま
た、切欠部6の深さをウェブ2の厚さtの1/3〜2/
3とするのが好ましい。
ールリングの実施例を図1〜図6について説明する。図
1〜図6では、図7〜図9に示す箇所と同一の部分には
同一の符号を付し、説明を省略する。図1及び図2に示
すように、この発明による組合せオイルコントロールリ
ングは、並行に配置された一対のサイドレール3及び一
対のサイドレール3の内周部3aを幅方向に連結するウ
ェブ2を備えたリング本体1と、リング本体1の内側に
配置されかつリング本体1を径方向外側に付勢する弾力
を発生するコイルエキスパンダ9とを有する。ウェブ2
はほぼM形断面に形成され、M形断面の中央部には、サ
イドレール3側に突出するV形断面の折曲げ部2aが形
成され、ウェブ2の折曲げ部2aには、ほぼ一定角度間
隔で複数のオイル窓4が形成される。折曲げ部2aのV
形断面の外側環状突起5のウェブ2の内周面2c側に、
肉薄部2eを形成する切欠部6が設けられる。図2に示
すように、切欠部6は隣接するオイル窓4を連続的に周
方向に連結する。ウェブ2のV形断面の端部には、2つ
の内側環状突起2bが形成され、ウェブ2は各内側環状
突起2bから幅方向に傾斜して延び、サイドレール3の
内周部3aと接続されている。このように、ウェブ2は
V形断面から幅方向に傾斜して延びるほぼM形断面に形
成される。コイルエキスパンダ9はウェブ2の2つの内
側環状突起2bに隣接するウェブ2の内周面2cに当接
して、図1の破線で示す非拡張状態のリング本体1を押
圧する。オイル窓4の大きさは、リング本体1のサイズ
により決定されるが、内燃機関の稼動時にオイル窓4か
らのクラックの発生を防止するために、切欠部6の幅L
1はオイル窓4の幅L2より小さく(L1<L2)し、ま
た、切欠部6の深さをウェブ2の厚さtの1/3〜2/
3とするのが好ましい。
【0007】上記の構成において、ウェブ2の剛性を部
分的に減少する切欠部6をウェブ2のV形断面の外側環
状突起5に形成して、ウェブ2の剛性が部分的に減少さ
れる肉薄部2eを設けたので、コイルエキスパンダ9を
ウェブ2に当接させてコイルエキスパンダ9の径方向外
側に向かう弾力を図1の破線で示す非拡張状態のリング
本体1に与えたとき、折曲げ部2aの大きな変形によ
り、V形断面の折曲げ部2aが拡張し、このため、サイ
ドレール3の内周部3aの外面7をリング溝12の径方
向壁面13に当接させることができる。このように、コ
イルエキスパンダ9の弾力を利用してサイドレール3の
内周部3aの外面7をリング溝12の径方向壁面13に
当接させるので、リング本体1が比較的大きな押圧力で
かつ小さな接触面積でリング溝12の径方向壁面13に
当接し、内燃機関の高速稼動時に、リング本体1とリン
グ溝12の径方向壁面13との間に間隙を抑制すること
ができる。このため、内燃機関の稼動時の燃焼室内への
オイルの漏洩を抑制することが可能となる。
分的に減少する切欠部6をウェブ2のV形断面の外側環
状突起5に形成して、ウェブ2の剛性が部分的に減少さ
れる肉薄部2eを設けたので、コイルエキスパンダ9を
ウェブ2に当接させてコイルエキスパンダ9の径方向外
側に向かう弾力を図1の破線で示す非拡張状態のリング
本体1に与えたとき、折曲げ部2aの大きな変形によ
り、V形断面の折曲げ部2aが拡張し、このため、サイ
ドレール3の内周部3aの外面7をリング溝12の径方
向壁面13に当接させることができる。このように、コ
イルエキスパンダ9の弾力を利用してサイドレール3の
内周部3aの外面7をリング溝12の径方向壁面13に
当接させるので、リング本体1が比較的大きな押圧力で
かつ小さな接触面積でリング溝12の径方向壁面13に
当接し、内燃機関の高速稼動時に、リング本体1とリン
グ溝12の径方向壁面13との間に間隙を抑制すること
ができる。このため、内燃機関の稼動時の燃焼室内への
オイルの漏洩を抑制することが可能となる。
【0008】図3及び図4は、隣接する2個のオイル窓
4を1つおきに連結する貫通孔として形成された切欠部
6をウェブ2に形成したこの発明の他の実施例を示す。
このように、隣接するオイル窓4を間欠的に切欠部6で
連結することにより、折曲げ部2の剛性を低下すること
ができる。従って、図3及び図4に示すリング本体2を
備えたオイルコントロールリングをピストン11のリン
グ溝12内に装着した場合でもコイルエキスパンダ9の
弾力によりサイドレール3の内周部3aの外面7をリン
グ溝12の径方向壁面13に押圧することが可能とな
る。本実施例では、内燃機関の稼動時にオイル窓4から
のクラックの発生を防止するために、切欠部6の大きさ
をオイル窓4より小さくするとよい。この考案の実施態
様は前記の実施例に限定されず、変更が可能である。例
えば、図1及び図2では、ウェブ2の内周面2cに切欠
部6を形成した例を示したが、図5及び図6に示すよう
に、ウェブ2のV形断面の外側環状突起5の外周面2d
に切欠部6を形成してもよい。切欠部6は隣接するオイ
ル窓4を連結しない円周方向に間欠的に形成した環状溝
でもよい。更に、切欠部6は隣接するオイル窓4を1つ
おきに周方向に連結するように構成してもよい。
4を1つおきに連結する貫通孔として形成された切欠部
6をウェブ2に形成したこの発明の他の実施例を示す。
このように、隣接するオイル窓4を間欠的に切欠部6で
連結することにより、折曲げ部2の剛性を低下すること
ができる。従って、図3及び図4に示すリング本体2を
備えたオイルコントロールリングをピストン11のリン
グ溝12内に装着した場合でもコイルエキスパンダ9の
弾力によりサイドレール3の内周部3aの外面7をリン
グ溝12の径方向壁面13に押圧することが可能とな
る。本実施例では、内燃機関の稼動時にオイル窓4から
のクラックの発生を防止するために、切欠部6の大きさ
をオイル窓4より小さくするとよい。この考案の実施態
様は前記の実施例に限定されず、変更が可能である。例
えば、図1及び図2では、ウェブ2の内周面2cに切欠
部6を形成した例を示したが、図5及び図6に示すよう
に、ウェブ2のV形断面の外側環状突起5の外周面2d
に切欠部6を形成してもよい。切欠部6は隣接するオイ
ル窓4を連結しない円周方向に間欠的に形成した環状溝
でもよい。更に、切欠部6は隣接するオイル窓4を1つ
おきに周方向に連結するように構成してもよい。
【0009】
【発明の効果】前記のように、この発明では、内燃機関
の高速稼動時に、リング本体とリング溝の径方向壁面と
の間に間隙が発生せず、燃焼室内へのオイルの漏洩を抑
制できるので、内燃機関の焼き付きを防止し、定期的な
オイル点検の時間間隔を延長できる効果がある。
の高速稼動時に、リング本体とリング溝の径方向壁面と
の間に間隙が発生せず、燃焼室内へのオイルの漏洩を抑
制できるので、内燃機関の焼き付きを防止し、定期的な
オイル点検の時間間隔を延長できる効果がある。
【図1】 ピストンのリング溝に装着した状態を示すこ
の発明による組合せオイルコントロールリングの断面図
の発明による組合せオイルコントロールリングの断面図
【図2】 この発明による組合せオイルコントロールリ
ングのリング本体を展開した状態で示す側面図
ングのリング本体を展開した状態で示す側面図
【図3】 ピストンのリング溝に装着した状態を示すこ
の発明の他の実施例を示す断面図
の発明の他の実施例を示す断面図
【図4】 この発明の他の実施例による組合せオイルコ
ントロールリングのリング本体を展開した状態で示す側
面図
ントロールリングのリング本体を展開した状態で示す側
面図
【図5】 ピストンのリング溝に装着した状態を示すこ
の発明の更に別の実施例を示す断面図
の発明の更に別の実施例を示す断面図
【図6】 この発明の更に別の実施例による組合せオイ
ルコントロールリングのリング本体を展開した状態で示
す側面図
ルコントロールリングのリング本体を展開した状態で示
す側面図
【図7】 ピストンのリング溝に装着した状態を示す従
来の組合せオイルコントロールリングの断面図
来の組合せオイルコントロールリングの断面図
【図8】 従来の組合せオイルコントロールリングの他
の例を示す断面図
の例を示す断面図
【図9】 ピストンのリング溝に装着した状態を示す図
8の組合せオイルコントロールリングの断面図
8の組合せオイルコントロールリングの断面図
1・・・リング本体、2・・・ウェブ、2a・・・折曲
げ部、2b・・・内側環状突起、2c・・・内周面、2
d・・・外周面、2e・・・肉薄部、3・・・サイドレ
ール、3a・・・内周部、4・・・オイル窓、5・・・
外側環状突起、6・・・切欠部、7・・・内周部の外
面、9・・・コイルエキスパンダ、12・・・リング
溝、
げ部、2b・・・内側環状突起、2c・・・内周面、2
d・・・外周面、2e・・・肉薄部、3・・・サイドレ
ール、3a・・・内周部、4・・・オイル窓、5・・・
外側環状突起、6・・・切欠部、7・・・内周部の外
面、9・・・コイルエキスパンダ、12・・・リング
溝、
Claims (7)
- 【請求項1】 並行に配置された一対のサイドレール及
び一対のサイドレールの内周部を幅方向に連結するウェ
ブを備えたリング本体と、リング本体の内側に配置され
かつリング本体を径方向外側に付勢する弾力を発生する
コイルエキスパンダとを有し、リング本体のウェブにほ
ぼ一定角度間隔でオイル窓を形成した組合せオイルコン
トロールリングにおいて、 サイドレール側に突出するV形断面の折曲げ部をウェブ
に形成し、 ウェブの剛性を部分的に減少する切欠部をウェブのV形
断面の外側環状突起に形成し、 コイルエキスパンダをウェブに当接させたとき、折曲げ
部の大きな変形により、V形断面の折曲げ部を拡張し、
サイドレールの内周部の外面をリング溝の径方向壁面に
当接させたことを特徴とする組合せオイルコントロール
リング。 - 【請求項2】 ウェブは2つの内側環状突起を備えたほ
ぼM形断面に形成される請求項1に記載の組み合わせオ
イルコントロールリング。 - 【請求項3】 コイルエキスパンダはウェブの2つの内
側環状突起に隣接するウェブの内周面に当接する請求項
2に記載の組合せオイルコントロールリング。 - 【請求項4】 V形断面の外側環状突起の内周面又は外
周面に周方向の切欠部を形成した請求項1に記載の組み
合わせオイルコントロールリング。 - 【請求項5】 切欠部は隣接するオイル窓を連続的又は
間欠的に周方向に連結する請求項1に記載の組み合わせ
オイルコントロールリング。 - 【請求項6】 切欠部は隣接するオイル窓を1つおきに
周方向に連結する連通部として形成された「請求項1」
に記載の組合せオイルコントロールリング。 - 【請求項7】 切欠部により肉薄部を形成した「請求項
1」に記載の組合せオイルコントロールリング。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8008694A JPH07293695A (ja) | 1994-04-19 | 1994-04-19 | 組合せオイルコントロールリング |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8008694A JPH07293695A (ja) | 1994-04-19 | 1994-04-19 | 組合せオイルコントロールリング |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07293695A true JPH07293695A (ja) | 1995-11-07 |
Family
ID=13708400
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8008694A Pending JPH07293695A (ja) | 1994-04-19 | 1994-04-19 | 組合せオイルコントロールリング |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07293695A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09273628A (ja) * | 1996-04-04 | 1997-10-21 | Mitsubishi Motors Corp | オイルリング |
| JP2007092985A (ja) * | 2005-08-30 | 2007-04-12 | Nissan Motor Co Ltd | ピストンリング構造体 |
| WO2009097667A1 (en) | 2008-02-08 | 2009-08-13 | Mahle Metal Leve S/A | A piston ring, an expander element and an internal combustion engine |
| DE102017107009A1 (de) * | 2017-03-31 | 2018-10-04 | Federal-Mogul Burscheid Gmbh | Spielfreier Ölabstreifring |
-
1994
- 1994-04-19 JP JP8008694A patent/JPH07293695A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09273628A (ja) * | 1996-04-04 | 1997-10-21 | Mitsubishi Motors Corp | オイルリング |
| JP2007092985A (ja) * | 2005-08-30 | 2007-04-12 | Nissan Motor Co Ltd | ピストンリング構造体 |
| WO2009097667A1 (en) | 2008-02-08 | 2009-08-13 | Mahle Metal Leve S/A | A piston ring, an expander element and an internal combustion engine |
| DE102017107009A1 (de) * | 2017-03-31 | 2018-10-04 | Federal-Mogul Burscheid Gmbh | Spielfreier Ölabstreifring |
| DE102017107009B4 (de) * | 2017-03-31 | 2018-11-08 | Federal-Mogul Burscheid Gmbh | Spielfreier Ölabstreifring |
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