JPH09273732A - ごみ焼却炉の燃焼制御方法 - Google Patents
ごみ焼却炉の燃焼制御方法Info
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- JPH09273732A JPH09273732A JP1691497A JP1691497A JPH09273732A JP H09273732 A JPH09273732 A JP H09273732A JP 1691497 A JP1691497 A JP 1691497A JP 1691497 A JP1691497 A JP 1691497A JP H09273732 A JPH09273732 A JP H09273732A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ごみ質の変動に対応して、乾燥空気量や乾燥
火格子速度を制御することによって、燃焼を安定させ一
定の蒸気発生量を得る。 【解決手段】 燃焼火格子3bの上流側の炉内温度を測
定し、これをパラメータとする関数を用いて、乾燥火格
子下空気ダンパ13a等の開度を補正したり、乾燥火格
子3aの速度を補正することによって、水分の多いごみ
でも充分に乾燥した状態で燃焼させる。空気量や乾燥火
格子速度の制御には、線形制御の他にファジー制御が用
いられる。 【効果】 供給されるごみが水分の多いごみに変わって
も、直ちに対応して乾燥が強化されるので、燃焼状態が
安定し、一定の蒸気発生量が得られる。
火格子速度を制御することによって、燃焼を安定させ一
定の蒸気発生量を得る。 【解決手段】 燃焼火格子3bの上流側の炉内温度を測
定し、これをパラメータとする関数を用いて、乾燥火格
子下空気ダンパ13a等の開度を補正したり、乾燥火格
子3aの速度を補正することによって、水分の多いごみ
でも充分に乾燥した状態で燃焼させる。空気量や乾燥火
格子速度の制御には、線形制御の他にファジー制御が用
いられる。 【効果】 供給されるごみが水分の多いごみに変わって
も、直ちに対応して乾燥が強化されるので、燃焼状態が
安定し、一定の蒸気発生量が得られる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,火格子式ごみ焼却
炉の燃焼制御方法,そのうち特に燃焼状態を一定にする
ことによってボイラでの蒸気発生量を安定化することを
目的とする制御方法に関する。
炉の燃焼制御方法,そのうち特に燃焼状態を一定にする
ことによってボイラでの蒸気発生量を安定化することを
目的とする制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】都市ごみ焼却炉は,社会生活において排
出される様々な廃棄物を処理するという重要な役割を担
っている。近年では,廃棄物であるごみの焼却処理によ
って発生する膨大な熱エネルギの回収への関心が高ま
り,ボイラ発電設備のついたものが増加している。
出される様々な廃棄物を処理するという重要な役割を担
っている。近年では,廃棄物であるごみの焼却処理によ
って発生する膨大な熱エネルギの回収への関心が高ま
り,ボイラ発電設備のついたものが増加している。
【0003】ごみ焼却炉では、ごみはクレーンによって
数10分の間隔で間欠的にホッパに投入され、このホッ
パの下に乾燥火格子があり、乾燥火格子によってごみは
炉内に送り込まれる。炉内の火格子は数段階からなり、
ごみは初段の乾燥火格子で乾燥された後、次の燃焼火格
子に流れ更に後燃焼火格子と流れて灰となり排出され
る。
数10分の間隔で間欠的にホッパに投入され、このホッ
パの下に乾燥火格子があり、乾燥火格子によってごみは
炉内に送り込まれる。炉内の火格子は数段階からなり、
ごみは初段の乾燥火格子で乾燥された後、次の燃焼火格
子に流れ更に後燃焼火格子と流れて灰となり排出され
る。
【0004】そして、良好な燃焼状態を維持するため
に、各火格子の下からはごみを乾燥し或いは燃焼するた
めの空気が吹き込まれ、空気量は各空気ダンパによって
調整される。乾燥火格子の下に吹き込まれる空気は、他
の火格子の下に吹き込まれる空気と区別するときは乾燥
空気と呼ばれるが、これらの空気を総称して呼ぶときは
燃焼空気と呼ばれ、炉壁の過熱を防ぐために別の吹き込
み口から吹き込まれる冷却空気と区別される。
に、各火格子の下からはごみを乾燥し或いは燃焼するた
めの空気が吹き込まれ、空気量は各空気ダンパによって
調整される。乾燥火格子の下に吹き込まれる空気は、他
の火格子の下に吹き込まれる空気と区別するときは乾燥
空気と呼ばれるが、これらの空気を総称して呼ぶときは
燃焼空気と呼ばれ、炉壁の過熱を防ぐために別の吹き込
み口から吹き込まれる冷却空気と区別される。
【0005】ごみの燃焼によって発生する燃焼ガスは、
炉出口に設けられた熱交換器でボイラ水に熱を与えた後
排気される。炉内温度は燃焼火格子上流部上方で測定さ
れ、他に、炉の出口即ち熱交換器の手前で炉出口温度が
測定される。このようなごみ焼却炉においては,炉出口
温度を一定に保ち蒸気を安定して供給するために,自動
燃焼制御が行われ、燃焼空気量,冷却空気量、火格子速
度等が制御される。
炉出口に設けられた熱交換器でボイラ水に熱を与えた後
排気される。炉内温度は燃焼火格子上流部上方で測定さ
れ、他に、炉の出口即ち熱交換器の手前で炉出口温度が
測定される。このようなごみ焼却炉においては,炉出口
温度を一定に保ち蒸気を安定して供給するために,自動
燃焼制御が行われ、燃焼空気量,冷却空気量、火格子速
度等が制御される。
【0006】ボイラでの蒸気発生量(以下、蒸発量と称
す)を安定化させるためには発生熱源であるごみの量を
制御するとともに、ごみの燃焼状況を制御し発熱量を一
定にする必要がある。ごみはその性状や成分が一定して
おらず、ごみ量の制御のみでは供給熱量は一定化しな
い。特に,水分の多いごみが供給された場合,乾燥火格
子上での乾燥が不十分なごみが燃焼火格子に運び込まれ
ても、すぐには燃焼しないため炉出口温度や蒸発量は下
がってしまう。
す)を安定化させるためには発生熱源であるごみの量を
制御するとともに、ごみの燃焼状況を制御し発熱量を一
定にする必要がある。ごみはその性状や成分が一定して
おらず、ごみ量の制御のみでは供給熱量は一定化しな
い。特に,水分の多いごみが供給された場合,乾燥火格
子上での乾燥が不十分なごみが燃焼火格子に運び込まれ
ても、すぐには燃焼しないため炉出口温度や蒸発量は下
がってしまう。
【0007】従来、上記の蒸発量の低下を防ぐために、
水分を含んだかさ比重の大きなごみと乾燥したかさ比重
の小さなごみとで、乾燥空気量を変えて燃焼させる方法
が提案されている。例えば,特開平2−106610号
公報には,クレーンのグラブバケットに掴まれたごみの
重量を測定し、グラブバケットの掴み容積で除すことに
よってかさ比重を算出し、このかさ比重に対応して、乾
燥火格子下の空気量を調整する制御方法が記載されてい
る。
水分を含んだかさ比重の大きなごみと乾燥したかさ比重
の小さなごみとで、乾燥空気量を変えて燃焼させる方法
が提案されている。例えば,特開平2−106610号
公報には,クレーンのグラブバケットに掴まれたごみの
重量を測定し、グラブバケットの掴み容積で除すことに
よってかさ比重を算出し、このかさ比重に対応して、乾
燥火格子下の空気量を調整する制御方法が記載されてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし,現実には過去
に投入されたごみが現在炉内のどの部分にあるかを正確
には把握しにくいため,誤ったタイミングで乾燥空気量
を与えてしまうことがあった。例えば、かさ比重が大き
かった場合、グラブバケットによる投入と同時に乾燥空
気量を増やしても、その時点で乾燥火格子上には前々回
に投入されたごみが存在することが多い。
に投入されたごみが現在炉内のどの部分にあるかを正確
には把握しにくいため,誤ったタイミングで乾燥空気量
を与えてしまうことがあった。例えば、かさ比重が大き
かった場合、グラブバケットによる投入と同時に乾燥空
気量を増やしても、その時点で乾燥火格子上には前々回
に投入されたごみが存在することが多い。
【0009】したがって、投入後暫くの時間を経て乾燥
空気量を増やす必要があるが、そのタイミングを誤るこ
ともあった。また,グラブバケット内のごみの成分も一
定ではなく、一部のごみに多量の水分を含み、他のごみ
が正常なこともあり、かさ比重が大きいだけで水分が多
いごみと判断することもできない。このため、上記の方
法では充分に的確な制御が行われないという問題があっ
た。
空気量を増やす必要があるが、そのタイミングを誤るこ
ともあった。また,グラブバケット内のごみの成分も一
定ではなく、一部のごみに多量の水分を含み、他のごみ
が正常なこともあり、かさ比重が大きいだけで水分が多
いごみと判断することもできない。このため、上記の方
法では充分に的確な制御が行われないという問題があっ
た。
【0010】この発明はこのような問題を解決するため
になされたもので、投入されたごみが燃焼するまでの時
間遅れを考慮して、燃焼しはじめたごみの乾湿状態を推
定することができる炉内温度の測定値に基づいて、空気
ダンパ制御を行い、或いは同時に乾燥火格子速度の制御
を併用することにより,蒸発量を安定化しようとするも
のである。
になされたもので、投入されたごみが燃焼するまでの時
間遅れを考慮して、燃焼しはじめたごみの乾湿状態を推
定することができる炉内温度の測定値に基づいて、空気
ダンパ制御を行い、或いは同時に乾燥火格子速度の制御
を併用することにより,蒸発量を安定化しようとするも
のである。
【0011】
【課題を解決するための手段】第一の発明は、ごみを火
格子上を移動させながら火格子の下方より空気を送り炉
内で燃焼させるごみ焼却炉の燃焼方法において、燃焼火
格子上流部上方の炉内温度を測定し、この温度が、基準
値よりも高いときには乾燥火格子下空気ダンパ開度を減
らし、基準値よりも低いときには乾燥火格子下空気ダン
パ開度を増やす空気ダンパ制御を行うごみ焼却炉の燃焼
制御方法である。
格子上を移動させながら火格子の下方より空気を送り炉
内で燃焼させるごみ焼却炉の燃焼方法において、燃焼火
格子上流部上方の炉内温度を測定し、この温度が、基準
値よりも高いときには乾燥火格子下空気ダンパ開度を減
らし、基準値よりも低いときには乾燥火格子下空気ダン
パ開度を増やす空気ダンパ制御を行うごみ焼却炉の燃焼
制御方法である。
【0012】燃焼火格子上流部上方の炉内温度は,乾燥
火格子から燃焼火格子にかけてのごみの燃焼状態を反映
している。乾燥火格子から燃焼火格子へ移動しているご
みの水分が多いと、蒸発潜熱やごみの着火が悪いために
炉内温度が低下する。約30分から1時間程度経過し
て,この乾燥状態の悪いごみが、燃焼火格子の主燃焼部
分にきたときにすぐには燃焼しないため炉出口温度が下
がり一定の蒸発量を維持することができなくなる。
火格子から燃焼火格子にかけてのごみの燃焼状態を反映
している。乾燥火格子から燃焼火格子へ移動しているご
みの水分が多いと、蒸発潜熱やごみの着火が悪いために
炉内温度が低下する。約30分から1時間程度経過し
て,この乾燥状態の悪いごみが、燃焼火格子の主燃焼部
分にきたときにすぐには燃焼しないため炉出口温度が下
がり一定の蒸発量を維持することができなくなる。
【0013】燃焼火格子上流部上方の炉内温度を測定し
ていると、測定値が基準値を下まわり始めた時点で、乾
燥火格子から燃焼火格子にかけてのごみの燃焼状態が悪
化し始めたと判断することができる。このときに乾燥火
格子下空気のダンパ開度を増やし、乾燥空気を多く流す
ようにしてごみの乾燥を早めれば、ごみが燃焼火格子の
主燃焼部分に移動して来るまでに水分を蒸発させること
ができる。
ていると、測定値が基準値を下まわり始めた時点で、乾
燥火格子から燃焼火格子にかけてのごみの燃焼状態が悪
化し始めたと判断することができる。このときに乾燥火
格子下空気のダンパ開度を増やし、乾燥空気を多く流す
ようにしてごみの乾燥を早めれば、ごみが燃焼火格子の
主燃焼部分に移動して来るまでに水分を蒸発させること
ができる。
【0014】また、ごみが乾燥されていると燃焼が活発
となり、燃焼火格子上流部上方の炉内温度が基準値より
高なる。温度が基準値を上まわりはじめたら、乾燥火格
子下空気のダンパ開度を減らし過剰の乾燥空気の吹き込
みを抑制する。
となり、燃焼火格子上流部上方の炉内温度が基準値より
高なる。温度が基準値を上まわりはじめたら、乾燥火格
子下空気のダンパ開度を減らし過剰の乾燥空気の吹き込
みを抑制する。
【0015】第二の発明は、前記の空気ダンパ制御にお
ける乾燥火格子下空気ダンパ開度の補正と同期して燃焼
火格子上流部下空気ダンパ開度を補正して空気ダンパ制
御を行うごみ焼却炉の燃焼制御方法である。
ける乾燥火格子下空気ダンパ開度の補正と同期して燃焼
火格子上流部下空気ダンパ開度を補正して空気ダンパ制
御を行うごみ焼却炉の燃焼制御方法である。
【0016】主たる燃焼は燃焼火格子上で行われ、火格
子の中で燃焼火格子は最も長い。このため、燃焼火格子
の下には二箇所から空気を吹き込む。乾燥火格子に近い
燃焼火格子上流部の下と後燃焼火格子に近い燃焼火格子
下流部の下の二箇所であり、空気量は各々燃焼火格子上
流部下空気ダンパ及び燃焼火格子下流部下空気ダンパに
よって調整される。
子の中で燃焼火格子は最も長い。このため、燃焼火格子
の下には二箇所から空気を吹き込む。乾燥火格子に近い
燃焼火格子上流部の下と後燃焼火格子に近い燃焼火格子
下流部の下の二箇所であり、空気量は各々燃焼火格子上
流部下空気ダンパ及び燃焼火格子下流部下空気ダンパに
よって調整される。
【0017】乾燥火格子下空気のダンパ開度を補正する
だけでなく、この補正と同期して燃焼火格子上流部下空
気のダンパ開度も補正する。即ち、燃焼火格子上流部上
方の炉内温度が、基準値よりも高いときには乾燥火格子
下空気ダンパ開度と燃焼火格子上流部下空気ダンパ開度
を減らし、基準値よりも低いときには乾燥火格子下空気
ダンパ開度と燃焼火格子上流部下空気ダンパ開度を増や
す。
だけでなく、この補正と同期して燃焼火格子上流部下空
気のダンパ開度も補正する。即ち、燃焼火格子上流部上
方の炉内温度が、基準値よりも高いときには乾燥火格子
下空気ダンパ開度と燃焼火格子上流部下空気ダンパ開度
を減らし、基準値よりも低いときには乾燥火格子下空気
ダンパ開度と燃焼火格子上流部下空気ダンパ開度を増や
す。
【0018】これらの補正によって、制御効果は一層大
きくなる。水分を多く含んだ特に乾燥しにくいごみで
は、乾燥火格子上を通過しても未だ乾燥不充分なことも
あるが、燃焼火格子上流部下空気のダンパ開度を同期さ
せることによって乾燥が強化され、良質のごみに変わり
安定した燃焼を維持することができる。
きくなる。水分を多く含んだ特に乾燥しにくいごみで
は、乾燥火格子上を通過しても未だ乾燥不充分なことも
あるが、燃焼火格子上流部下空気のダンパ開度を同期さ
せることによって乾燥が強化され、良質のごみに変わり
安定した燃焼を維持することができる。
【0019】第三の発明は、前記空気ダンパ制御にファ
ジィ制御を用いる第一の発明又は第二の発明のごみ焼却
炉の燃焼制御方法である。
ジィ制御を用いる第一の発明又は第二の発明のごみ焼却
炉の燃焼制御方法である。
【0020】上記で示したように、燃焼火格子上流部上
方の炉内温度を測定し、これをパラメータとして空気量
を制御するが、前述したようにごみの性状は不定で、燃
焼熱量が一定でない。このため、温度の変化を細かく捉
えて空気量を線形的に逐一変えてもよいが、わずかな温
度変化に対応しすぎるきらいがある。温度は、高いか、
普通か、低いか程度に把握し、空気量と非線形的に関係
づける方が現実に則している。このような、炉内温度に
対する空気量ダンパ制御として、ファジイ制御が適して
いる。
方の炉内温度を測定し、これをパラメータとして空気量
を制御するが、前述したようにごみの性状は不定で、燃
焼熱量が一定でない。このため、温度の変化を細かく捉
えて空気量を線形的に逐一変えてもよいが、わずかな温
度変化に対応しすぎるきらいがある。温度は、高いか、
普通か、低いか程度に把握し、空気量と非線形的に関係
づける方が現実に則している。このような、炉内温度に
対する空気量ダンパ制御として、ファジイ制御が適して
いる。
【0021】第四の発明は、第一の発明の空気ダンパ制
御を行うとともに、燃焼火格子上流部上方の炉内温度
が、基準値よりも高いときには乾燥火格子速度を増速
し、基準値よりも低いときには乾燥火格子速度を減速す
る火格子速度制御を行うごみ焼却炉の燃焼制御方法であ
る。
御を行うとともに、燃焼火格子上流部上方の炉内温度
が、基準値よりも高いときには乾燥火格子速度を増速
し、基準値よりも低いときには乾燥火格子速度を減速す
る火格子速度制御を行うごみ焼却炉の燃焼制御方法であ
る。
【0022】ごみが乾燥されていると燃焼が活発とな
り、燃焼火格子上流部上方の炉内温度が基準値より高な
る。このときは、乾燥火格子下空気のダンパ開度を減ら
し、過剰な乾燥空気の吹き込みを抑制するとともに、乾
燥火格子速度を増速し乾燥しているごみを速く通過させ
る。
り、燃焼火格子上流部上方の炉内温度が基準値より高な
る。このときは、乾燥火格子下空気のダンパ開度を減ら
し、過剰な乾燥空気の吹き込みを抑制するとともに、乾
燥火格子速度を増速し乾燥しているごみを速く通過させ
る。
【0023】反対に、ごみが水分を多く含んでいると燃
焼が不活発となり、燃焼火格子上流部上方の炉内温度が
基準値より低くなる。このときは、乾燥火格子下空気の
ダンパ開度を増やして乾燥空気の吹き込み量を増加する
とともに、乾燥火格子速度を減速して乾燥時間を長くし
乾燥に余裕をもたせる。
焼が不活発となり、燃焼火格子上流部上方の炉内温度が
基準値より低くなる。このときは、乾燥火格子下空気の
ダンパ開度を増やして乾燥空気の吹き込み量を増加する
とともに、乾燥火格子速度を減速して乾燥時間を長くし
乾燥に余裕をもたせる。
【0024】乾燥火格子下空気ダンパの制御と乾燥火格
子速度制御を併用することによって、炉内の燃焼全体を
一層安定させ、ボイラの蒸気発生量を一定に維持するこ
とができる。
子速度制御を併用することによって、炉内の燃焼全体を
一層安定させ、ボイラの蒸気発生量を一定に維持するこ
とができる。
【0025】第五の発明は、第二の発明の空気ダンパ制
御を行うとともに、燃焼火格子上流部上方の炉内温度
が、基準値よりも高いときには乾燥火格子速度を増速
し、基準値よりも低いときには乾燥火格子速度を減速す
る火格子速度制御を行うごみ焼却炉の燃焼制御方法であ
る。
御を行うとともに、燃焼火格子上流部上方の炉内温度
が、基準値よりも高いときには乾燥火格子速度を増速
し、基準値よりも低いときには乾燥火格子速度を減速す
る火格子速度制御を行うごみ焼却炉の燃焼制御方法であ
る。
【0026】ごみが乾燥されていると燃焼が活発とな
り、燃焼火格子上流部上方の炉内温度が基準値より高な
る。このときは、乾燥火格子下空気のダンパ開度と燃焼
火格子上流部下空気のダンパ開度を減らし、過剰な乾燥
空気の吹き込みと炉の前半の燃焼空気の吹き込みを一層
抑制するとともに、乾燥火格子速度を増速し乾燥してい
るごみを速く通過させる。
り、燃焼火格子上流部上方の炉内温度が基準値より高な
る。このときは、乾燥火格子下空気のダンパ開度と燃焼
火格子上流部下空気のダンパ開度を減らし、過剰な乾燥
空気の吹き込みと炉の前半の燃焼空気の吹き込みを一層
抑制するとともに、乾燥火格子速度を増速し乾燥してい
るごみを速く通過させる。
【0027】反対に、ごみが水分を多く含んでいると燃
焼が不活発となり、燃焼火格子上流部上方の炉内温度が
基準値より低くなる。このときは、乾燥火格子下空気の
ダンパ開度と燃焼火格子上流部下空気のダンパ開度を増
やして乾燥空気の吹き込み量を増加するとともに、乾燥
火格子速度を減速して乾燥時間を長くし乾燥に余裕をも
たせる。
焼が不活発となり、燃焼火格子上流部上方の炉内温度が
基準値より低くなる。このときは、乾燥火格子下空気の
ダンパ開度と燃焼火格子上流部下空気のダンパ開度を増
やして乾燥空気の吹き込み量を増加するとともに、乾燥
火格子速度を減速して乾燥時間を長くし乾燥に余裕をも
たせる。
【0028】乾燥火格子下空気ダンパ及び燃焼火格子上
流部下空気ダンパの制御と乾燥火格子速度制御を併用す
ることによって、炉内の燃焼全体をなお一層安定させ、
ボイラの蒸気発生量を一定に維持することができる。
流部下空気ダンパの制御と乾燥火格子速度制御を併用す
ることによって、炉内の燃焼全体をなお一層安定させ、
ボイラの蒸気発生量を一定に維持することができる。
【0029】第六の発明は、前記乾燥火格子速度制御に
ファジィ制御を用いる第四の発明又は第五の発明のごみ
焼却炉の燃焼制御方法である。
ファジィ制御を用いる第四の発明又は第五の発明のごみ
焼却炉の燃焼制御方法である。
【0030】乾燥火格子速度制御においても、空気ダン
パ制御と同様に、温度の変化を細かく捉えて空気量を線
形的に逐一変えるよりも、温度とごみの供給量とを非線
形的に関係づける方が現実に則している。このような、
炉内温度に対する空気量ダンパ制御として、ファジイ制
御が適している。
パ制御と同様に、温度の変化を細かく捉えて空気量を線
形的に逐一変えるよりも、温度とごみの供給量とを非線
形的に関係づける方が現実に則している。このような、
炉内温度に対する空気量ダンパ制御として、ファジイ制
御が適している。
【0031】
【発明の実施の形態】この発明に係わる空気量の制御方
法を適用した一例を図を用いて説明する。図1はごみ焼
却炉と制御手段の概念を示す図である。図1において,
1は炉であり,ごみ投入口2,乾燥火格子3a,燃焼火
格子3b,後燃焼火格子3c,灰落下口4を有する。ご
み投入口から投入されたごみは,燃焼空気ブロワ5から
供給される空気によって、乾燥或いは燃焼される。
法を適用した一例を図を用いて説明する。図1はごみ焼
却炉と制御手段の概念を示す図である。図1において,
1は炉であり,ごみ投入口2,乾燥火格子3a,燃焼火
格子3b,後燃焼火格子3c,灰落下口4を有する。ご
み投入口から投入されたごみは,燃焼空気ブロワ5から
供給される空気によって、乾燥或いは燃焼される。
【0032】燃焼空気ブロワ5からの空気は,乾燥火格
子下空気ダンパ13a,燃焼火格子上流部下空気ダンパ
13b,燃焼火格子下流部下空気ダンパ13c,後燃焼
火格子下空気ダンパ13dによって配分され、各々、乾
燥火格子空気量、燃焼火格子上流部空気量、燃焼火格子
下流部空気量、後燃火格子空気量が調節される。
子下空気ダンパ13a,燃焼火格子上流部下空気ダンパ
13b,燃焼火格子下流部下空気ダンパ13c,後燃焼
火格子下空気ダンパ13dによって配分され、各々、乾
燥火格子空気量、燃焼火格子上流部空気量、燃焼火格子
下流部空気量、後燃火格子空気量が調節される。
【0033】乾燥火格子3aではごみは主として乾燥さ
れ,燃焼火格子3bではごみが燃焼し,後燃焼火格子3
cではごみが完全に燃焼し尽くされ灰となる。燃焼後、
灰は灰落下口4から落下して炉外へ排出され、燃焼によ
って生じた排ガスは炉出口6から煙突7に導かれて炉外
へ排出される。排ガスが放出される炉出口には熱交換器
8aを備えた蒸気発生用のボイラ8bが設置されてい
る。又、炉内の温度が過度に上昇しないように冷却空気
吹き込み口9から冷却空気10が吹き込まれる。
れ,燃焼火格子3bではごみが燃焼し,後燃焼火格子3
cではごみが完全に燃焼し尽くされ灰となる。燃焼後、
灰は灰落下口4から落下して炉外へ排出され、燃焼によ
って生じた排ガスは炉出口6から煙突7に導かれて炉外
へ排出される。排ガスが放出される炉出口には熱交換器
8aを備えた蒸気発生用のボイラ8bが設置されてい
る。又、炉内の温度が過度に上昇しないように冷却空気
吹き込み口9から冷却空気10が吹き込まれる。
【0034】11は排ガス中の炉出口温度を測る温度
計,12は蒸発量を測る流量計である。14は燃焼火格
子3bの上流側の炉内の温度を測る炉内温度計で、燃焼
火格子3bの前部上方に配置されている。15は制御手
段であり,炉内温度計の信号を入力とし,乾燥火格子下
空気ダンパ13a、燃焼火格子上流部下空気ダンパ13
b、および乾燥火格子駆動装置16に信号を出力する。
制御手段15には,例えば,コンピュータが使用されて
いる。
計,12は蒸発量を測る流量計である。14は燃焼火格
子3bの上流側の炉内の温度を測る炉内温度計で、燃焼
火格子3bの前部上方に配置されている。15は制御手
段であり,炉内温度計の信号を入力とし,乾燥火格子下
空気ダンパ13a、燃焼火格子上流部下空気ダンパ13
b、および乾燥火格子駆動装置16に信号を出力する。
制御手段15には,例えば,コンピュータが使用されて
いる。
【0035】以下に、乾燥火格子下空気ダンパの制御の
手法を説明する。制御は表1に示す規則にしたがって行
われる。
手法を説明する。制御は表1に示す規則にしたがって行
われる。
【0036】
【表1】
【0037】乾燥火格子下空気ダンパの開度の補正は,
(1)から(3)の条件を満たす場合に,矢印(⇒)で
示した制御を実行することによって行われる。この
(1)から(3)の条件の判断を一定周期ごとに行い、
各周期ごとの補正量を計算し、計算結果をその周期にお
ける増減量とし,この増減量を通常の燃焼制御からの開
度に加算させたものが今回の乾燥火格子下空気ダンパ開
度の出力値となる。
(1)から(3)の条件を満たす場合に,矢印(⇒)で
示した制御を実行することによって行われる。この
(1)から(3)の条件の判断を一定周期ごとに行い、
各周期ごとの補正量を計算し、計算結果をその周期にお
ける増減量とし,この増減量を通常の燃焼制御からの開
度に加算させたものが今回の乾燥火格子下空気ダンパ開
度の出力値となる。
【0038】補正量および出力値の算出について具体的
に述べると以下のようである。先ず線形制御の場合につ
いて説明する。燃焼火格子上流部上方の炉内温度の基準
範囲上限値をT1 、下限値をT2 、測定値をT、開度の
補正量をZ1 とし、表1の規則にしたがって、次の
(1)式、(2)式、および(3)式から、Z1 を計算
する。
に述べると以下のようである。先ず線形制御の場合につ
いて説明する。燃焼火格子上流部上方の炉内温度の基準
範囲上限値をT1 、下限値をT2 、測定値をT、開度の
補正量をZ1 とし、表1の規則にしたがって、次の
(1)式、(2)式、および(3)式から、Z1 を計算
する。
【0039】
【数1】
【0040】
【数2】
【0041】
【数3】
【0042】但し、k1 、k2 は制御パラメータであ
る。そして、計算したZ1 を(4)式により通常の燃焼
制御から決まるダンパ開度Z0 に加え、ダンパ開度出力
信号Zを算出する。
る。そして、計算したZ1 を(4)式により通常の燃焼
制御から決まるダンパ開度Z0 に加え、ダンパ開度出力
信号Zを算出する。
【0043】
【数4】
【0044】以上、乾燥火格子下空気ダンパについて、
その補正の具体的手法を説明したが、燃焼火格子上流部
下空気ダンパについても同様である。即ち、上の説明の
中で、乾燥火格子下空気ダンパを燃焼火格子上流部下空
気ダンパと読み変えて燃焼火格子上流部下空気ダンパを
制御する。そして、乾燥火格子下空気ダンパ開度ととも
に燃焼火格子上流部下空気ダンパも制御する場合は、両
方の制御を同期して行う。
その補正の具体的手法を説明したが、燃焼火格子上流部
下空気ダンパについても同様である。即ち、上の説明の
中で、乾燥火格子下空気ダンパを燃焼火格子上流部下空
気ダンパと読み変えて燃焼火格子上流部下空気ダンパを
制御する。そして、乾燥火格子下空気ダンパ開度ととも
に燃焼火格子上流部下空気ダンパも制御する場合は、両
方の制御を同期して行う。
【0045】なお、乾燥火格子下空気ダンパのみを制御
する場合と、乾燥火格子下空気ダンパと同期して燃焼火
格子上流部下空気ダンパも制御する場合との選択につい
ては、何ら限定するものではないが、例えば、常時は乾
燥火格子下空気ダンパ開度のみの補正を行い、同じ条件
のみが続いて出現した場合に、乾燥火格子下空気ダンパ
開度とともに燃焼火格子上流部下空気ダンパ開度を同じ
ように補正する方法を採用する等の選択が行われる。
する場合と、乾燥火格子下空気ダンパと同期して燃焼火
格子上流部下空気ダンパも制御する場合との選択につい
ては、何ら限定するものではないが、例えば、常時は乾
燥火格子下空気ダンパ開度のみの補正を行い、同じ条件
のみが続いて出現した場合に、乾燥火格子下空気ダンパ
開度とともに燃焼火格子上流部下空気ダンパ開度を同じ
ように補正する方法を採用する等の選択が行われる。
【0046】次に,空気ダンパ制御にファジイ制御を用
いる場合の手法を乾燥火格子下空気ダンパ開度の例で説
明する。
いる場合の手法を乾燥火格子下空気ダンパ開度の例で説
明する。
【0047】制御は表2に示す規則にしたがって行われ
る。又、制御量を演算するために、入力と出力を整理
し、制御パラメータYを定めて表3に示す。
る。又、制御量を演算するために、入力と出力を整理
し、制御パラメータYを定めて表3に示す。
【0048】
【表2】
【0049】
【表3】
【0050】規則(1)〜(3)の演算は,図2に示し
たメンバーシップ関数に基づいて行われる。ダンパ開度
制御手段によって求まった各規則の後件部推論結果を統
合して,規則全体の推論結果が出力される。各規則の後
件部推論結果の統合には,ファジィ演算の一般的な手
法,例えば,min−max重心法やシングルトン法等
が用いられる。
たメンバーシップ関数に基づいて行われる。ダンパ開度
制御手段によって求まった各規則の後件部推論結果を統
合して,規則全体の推論結果が出力される。各規則の後
件部推論結果の統合には,ファジィ演算の一般的な手
法,例えば,min−max重心法やシングルトン法等
が用いられる。
【0051】演算時間が短く実用的なシングルトン法に
ついて、図2を用いて説明する。先ず、表3の規則の前
件部の条件に対する適合度を求める。炉内温度の測定値
がTのとき、規則(1)の条件に対する適合度は、図2
(a)図からX1 である。同様に、規則(2)及び規則
(3)の条件に対する適合度は、各々X2 、X3であ
る。
ついて、図2を用いて説明する。先ず、表3の規則の前
件部の条件に対する適合度を求める。炉内温度の測定値
がTのとき、規則(1)の条件に対する適合度は、図2
(a)図からX1 である。同様に、規則(2)及び規則
(3)の条件に対する適合度は、各々X2 、X3であ
る。
【0052】次に、後件部において推論を行うために、
開度変更パラメータY1 、Y2 、Y 3 を定める。Y1 は
開度を増やす場合で正、例えば1であり、Y2 は通常開
度を維持する場合で零、Y3 は開度を減らす場合で負、
例えば−1である。
開度変更パラメータY1 、Y2 、Y 3 を定める。Y1 は
開度を増やす場合で正、例えば1であり、Y2 は通常開
度を維持する場合で零、Y3 は開度を減らす場合で負、
例えば−1である。
【0053】そして、(5)式により補正量Uを推論す
る。
る。
【0054】
【数5】
【0055】最後に、求められた補正量を、(6)式に
より、通常開度Z0 に加えて出力値Zを算出する。
より、通常開度Z0 に加えて出力値Zを算出する。
【0056】
【数6】
【0057】但し、kは制御パラメータである。上記の
手法を燃焼火格子上流部下空気ダンパに適用すれば、燃
焼火格子上流部下空気ダンパ開度の出力値が得られる。
そして、乾燥火格子下空気ダンパ開度とともに燃焼火格
子上流部下空気ダンパも制御する場合は、両方の制御を
同期して行う。
手法を燃焼火格子上流部下空気ダンパに適用すれば、燃
焼火格子上流部下空気ダンパ開度の出力値が得られる。
そして、乾燥火格子下空気ダンパ開度とともに燃焼火格
子上流部下空気ダンパも制御する場合は、両方の制御を
同期して行う。
【0058】以上が、空気ダンパ制御の手法であるが、
次に火格子速度制御の手法について説明する。制御は表
4に示す規則にしたがって行われる。
次に火格子速度制御の手法について説明する。制御は表
4に示す規則にしたがって行われる。
【0059】
【表4】
【0060】乾燥火格子速度の補正は,(1)から
(3)の条件を満たす場合に,矢印(⇒)で示した制御
を実行することによって行われる。この(1)から
(3)の条件の判断を一定周期ごとに行い、各周期ごと
の補正量を計算し、計算結果をその周期における増減量
とし,この増減量を通常の燃焼制御からの火格子速度に
加算させたものが今回の乾燥火格子速度の出力値とな
る。
(3)の条件を満たす場合に,矢印(⇒)で示した制御
を実行することによって行われる。この(1)から
(3)の条件の判断を一定周期ごとに行い、各周期ごと
の補正量を計算し、計算結果をその周期における増減量
とし,この増減量を通常の燃焼制御からの火格子速度に
加算させたものが今回の乾燥火格子速度の出力値とな
る。
【0061】以下に、補正量および出力値の算出につい
て具体的に述べる。先ず線形制御の場合について説明す
る。燃焼火格子上流部上方の炉内温度の基準範囲上限値
をT 1 、下限値をT2 、測定値をT、速度の補正量をS
1 とし、表4の規則にしたがって、次の(7)式、
(8)式、および(9)式から、S1 を計算する。
て具体的に述べる。先ず線形制御の場合について説明す
る。燃焼火格子上流部上方の炉内温度の基準範囲上限値
をT 1 、下限値をT2 、測定値をT、速度の補正量をS
1 とし、表4の規則にしたがって、次の(7)式、
(8)式、および(9)式から、S1 を計算する。
【0062】
【数7】
【0063】
【数8】
【0064】
【数9】
【0065】但し、p1 、p2 は制御パラメータであ
る。そして、計算したS1 を(10)式により通常の燃
焼制御から決まる火格子速度に加え乾燥火格子速度出力
信号Sを算出する。
る。そして、計算したS1 を(10)式により通常の燃
焼制御から決まる火格子速度に加え乾燥火格子速度出力
信号Sを算出する。
【0066】
【数10】
【0067】次に,乾燥火格子速度制御手段が,ファジ
ィ制御である場合について説明する。
ィ制御である場合について説明する。
【0068】ファジィ制御の規則を表5に示す。また、
入力と出力を整理して表6に示す。
入力と出力を整理して表6に示す。
【0069】
【表5】
【0070】
【表6】
【0071】規則(1)〜(3)の演算は,図2に示し
たメンバーシップ関数に基づいて行われる。ダンパ開度
制御手段によって求まった各規則の後件部推論結果を統
合して,規則全体の推論結果が出力される。各規則の後
件部推論結果の統合には,ファジィ演算の一般的な手
法,例えば,min−max重心法やシングルトン法等
が用いられる。
たメンバーシップ関数に基づいて行われる。ダンパ開度
制御手段によって求まった各規則の後件部推論結果を統
合して,規則全体の推論結果が出力される。各規則の後
件部推論結果の統合には,ファジィ演算の一般的な手
法,例えば,min−max重心法やシングルトン法等
が用いられる。
【0072】演算時間が短く実用的なシングルトン法に
ついて、図2を用いて説明する。先ず、表3の規則の前
件部の条件に対する適合度を求める。炉内温度の測定値
がTのとき、規則(1)の条件に対する適合度は、図2
(a)図からX1 である。同様に、規則(2)及び規則
(3)の条件に対する適合度は、各々X2 、X3であ
る。
ついて、図2を用いて説明する。先ず、表3の規則の前
件部の条件に対する適合度を求める。炉内温度の測定値
がTのとき、規則(1)の条件に対する適合度は、図2
(a)図からX1 である。同様に、規則(2)及び規則
(3)の条件に対する適合度は、各々X2 、X3であ
る。
【0073】次に、後件部において推論を行うために、
速度変更パラメータV1 、V2 、V 3 を定める。V1 は
増速する場合で正、例えば1であり、V2 は通常の燃焼
制御による速度を維持する場合で零、V3 は減速する場
合で負、例えば−1である。
速度変更パラメータV1 、V2 、V 3 を定める。V1 は
増速する場合で正、例えば1であり、V2 は通常の燃焼
制御による速度を維持する場合で零、V3 は減速する場
合で負、例えば−1である。
【0074】そして、(11)式により補正量S1 を推
論する。
論する。
【0075】
【数11】
【0076】最後に、求められた補正量を、(12)式
により、通常の速度S0 に加えて出力値Sを算出する。
により、通常の速度S0 に加えて出力値Sを算出する。
【0077】
【数12】
【0078】但し、ks は制御パラメータである。な
お、ファジィ制御では演算時間は非常に短いので、炉内
温度を連続的に測定し演算頻度を高くすれば、空気ダン
パ制御においても乾燥火格子速度制御においても、10
0Hz以上の頻度で補正することもできる。しかし、通
常は数秒間隔で補正すれば充分である。
お、ファジィ制御では演算時間は非常に短いので、炉内
温度を連続的に測定し演算頻度を高くすれば、空気ダン
パ制御においても乾燥火格子速度制御においても、10
0Hz以上の頻度で補正することもできる。しかし、通
常は数秒間隔で補正すれば充分である。
【0079】
【実施例】図1に示したごみ焼却炉を用いて、乾燥火格
子下空気ダンパ開度の補正をファジィ制御系により10
秒ごとに実施し、ボイラ水の蒸発量変化を調べ従来例と
比較した。調査の結果を図3及び図4に示す。
子下空気ダンパ開度の補正をファジィ制御系により10
秒ごとに実施し、ボイラ水の蒸発量変化を調べ従来例と
比較した。調査の結果を図3及び図4に示す。
【0080】図3は本発明の乾燥火格子下空気ダンパ開
度のみの制御方法による制御試験結果であり,各々
(a)図は炉内温度、(b)図は乾燥火格子下空気量、
(c)図はボイラ水の蒸発量の変化を示す。図4は従来
のごみのかさ比重に基づいて乾燥火格子下の空気量を制
御する方法による制御試験結果であり、各々(a)図は
炉内温度、(b)図はボイラ水の蒸発量の変化を示す。
度のみの制御方法による制御試験結果であり,各々
(a)図は炉内温度、(b)図は乾燥火格子下空気量、
(c)図はボイラ水の蒸発量の変化を示す。図4は従来
のごみのかさ比重に基づいて乾燥火格子下の空気量を制
御する方法による制御試験結果であり、各々(a)図は
炉内温度、(b)図はボイラ水の蒸発量の変化を示す。
【0081】本発明では,図3(a)図において,測定
を開始して約0.3時間後に炉内温度が低下している
が、このとき図3(b)図に示すように乾燥火格子下空
気量が増えている。そのため,図3(c)図に示すよう
に,蒸発量の長時間落ち込みが回避され,安定した燃焼
が実現されている。
を開始して約0.3時間後に炉内温度が低下している
が、このとき図3(b)図に示すように乾燥火格子下空
気量が増えている。そのため,図3(c)図に示すよう
に,蒸発量の長時間落ち込みが回避され,安定した燃焼
が実現されている。
【0082】これに対して、従来の制御方法では,図4
(a)図において,測定を開始して約0.5時間後に炉
内温度が低下してしている。しかし、乾燥火格子下空気
ダンパ開度の制御はホッパへのごみ投入時の比重に基づ
いて行われるため、この炉内温度低下が見逃されて乾燥
火格子下空気量の補正が行われず、乾燥空気量が対応し
ていない。そのため,図4(b)図に示すように、炉内
温度低下以降約0.3時間にわたって蒸発量が低下した
状態が続いている。
(a)図において,測定を開始して約0.5時間後に炉
内温度が低下してしている。しかし、乾燥火格子下空気
ダンパ開度の制御はホッパへのごみ投入時の比重に基づ
いて行われるため、この炉内温度低下が見逃されて乾燥
火格子下空気量の補正が行われず、乾燥空気量が対応し
ていない。そのため,図4(b)図に示すように、炉内
温度低下以降約0.3時間にわたって蒸発量が低下した
状態が続いている。
【0083】
【発明の効果】以上述べてきたように、この発明によれ
ば炉内温度を測定し、これをパラメータとした関数を用
いて、乾燥火格子や燃焼火格子に送られる空気量を制御
し、或いは空気量とともに乾燥火格子速度を制御するこ
とによりごみの乾燥状態を改善する。このため、燃焼熱
の発生が安定し、したがってボイラでの水の蒸発量が一
定に保たれる。このように、廃棄物であるごみの焼却処
理によって発生する膨大な熱エネルギを有効に利用する
ことを実現したこの発明の効果は大きい。
ば炉内温度を測定し、これをパラメータとした関数を用
いて、乾燥火格子や燃焼火格子に送られる空気量を制御
し、或いは空気量とともに乾燥火格子速度を制御するこ
とによりごみの乾燥状態を改善する。このため、燃焼熱
の発生が安定し、したがってボイラでの水の蒸発量が一
定に保たれる。このように、廃棄物であるごみの焼却処
理によって発生する膨大な熱エネルギを有効に利用する
ことを実現したこの発明の効果は大きい。
【図1】発明の実施の形態を説明するためのごみ焼却炉
とその制御系の概念図である。
とその制御系の概念図である。
【図2】前件部のメンバーシップ関数を示す図である。
【図3】発明の燃焼制御方法よる制御試験結果を示す図
であり、(a)図は炉内温度変化、(b)図は乾燥火格
子下空気量変化、(c)図は蒸発量を各々示す。
であり、(a)図は炉内温度変化、(b)図は乾燥火格
子下空気量変化、(c)図は蒸発量を各々示す。
【図4】従来の燃焼制御方法による制御試験結果を示す
図であり、(a)図は炉内温度変化、(b)図は蒸発量
を各々示す。
図であり、(a)図は炉内温度変化、(b)図は蒸発量
を各々示す。
1 炉 2 ごみ投入口 3a 乾燥火格子 3b 燃焼火格子 3c 後燃焼火格子 4 灰落下口 5 燃焼空気ブロワ 6 炉出口 8a 熱交換器 8b ボイラ 12 流量計 13a 乾燥火格子下空気ダンパ 13b 燃焼火格子上流部下ダンパ 13c 燃焼火格子下流部下空気ダンパ 14 炉内温度計 15 制御手段。
Claims (6)
- 【請求項1】 ごみを火格子上を移動させながら火格子
の下方より空気を送り炉内で燃焼させるごみ焼却炉の燃
焼方法において、燃焼火格子上流部上方の炉内温度を測
定し、この温度が、基準値よりも高いときには乾燥火格
子下空気ダンパ開度を減らし、基準値よりも低いときに
は乾燥火格子下空気ダンパ開度を増やす空気ダンパ制御
を行うことを特徴とするごみ焼却炉の燃焼制御方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の空気ダンパ制御における
乾燥火格子下空気ダンパ開度の補正と同期して燃焼火格
子上流部下空気ダンパ開度を補正して空気ダンパ制御を
行うことを特徴とするごみ焼却炉の燃焼制御方法。 - 【請求項3】 前記空気ダンパ制御にファジィ制御を用
いる請求項1又は請求項2記載のごみ焼却炉の燃焼制御
方法。 - 【請求項4】 請求項1記載の空気ダンパ制御を行うと
ともに、燃焼火格子上流側の炉内温度が、基準値よりも
高いときには乾燥火格子速度を増速し、基準値よりも低
いときには乾燥火格子速度を減速する火格子速度制御を
行うことを特徴とするごみ焼却炉の燃焼制御方法。 - 【請求項5】 請求項2記載の空気ダンパ制御を行うと
ともに、燃焼火格子上流側の炉内温度が、基準値よりも
高いときには乾燥火格子速度を増速し、基準値よりも低
いときには乾燥火格子速度を減速する火格子速度制御を
行うことを特徴とするごみ焼却炉の燃焼制御方法。 - 【請求項6】 前記火格子速度制御にファジィ制御を用
いる請求項4又は請求項5記載のごみ焼却炉の燃焼制御
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1691497A JPH09273732A (ja) | 1996-02-06 | 1997-01-30 | ごみ焼却炉の燃焼制御方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2027396 | 1996-02-06 | ||
| JP8-20273 | 1996-02-06 | ||
| JP1691497A JPH09273732A (ja) | 1996-02-06 | 1997-01-30 | ごみ焼却炉の燃焼制御方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09273732A true JPH09273732A (ja) | 1997-10-21 |
Family
ID=26353358
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1691497A Pending JPH09273732A (ja) | 1996-02-06 | 1997-01-30 | ごみ焼却炉の燃焼制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09273732A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998051968A1 (en) * | 1997-05-12 | 1998-11-19 | Nkk Corporation | Method and apparatus for controlling refuse feeding quantity of industrial waste incinerator |
| JP2000154912A (ja) * | 1998-11-20 | 2000-06-06 | Nkk Corp | ごみ焼却炉の燃焼制御方法 |
| JP2002147729A (ja) * | 1999-11-01 | 2002-05-22 | Nkk Corp | ごみ焼却炉 |
| KR20190011282A (ko) | 2016-06-28 | 2019-02-01 | 카와사키 주코교 카부시키 카이샤 | 쓰레기 소각 설비 및 쓰레기 소각 설비의 제어 방법 |
-
1997
- 1997-01-30 JP JP1691497A patent/JPH09273732A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998051968A1 (en) * | 1997-05-12 | 1998-11-19 | Nkk Corporation | Method and apparatus for controlling refuse feeding quantity of industrial waste incinerator |
| JP2000154912A (ja) * | 1998-11-20 | 2000-06-06 | Nkk Corp | ごみ焼却炉の燃焼制御方法 |
| JP2002147729A (ja) * | 1999-11-01 | 2002-05-22 | Nkk Corp | ごみ焼却炉 |
| KR20190011282A (ko) | 2016-06-28 | 2019-02-01 | 카와사키 주코교 카부시키 카이샤 | 쓰레기 소각 설비 및 쓰레기 소각 설비의 제어 방법 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20021217 |