JPH09273733A - ごみ焼却炉の燃焼制御方法 - Google Patents
ごみ焼却炉の燃焼制御方法Info
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- JPH09273733A JPH09273733A JP9022518A JP2251897A JPH09273733A JP H09273733 A JPH09273733 A JP H09273733A JP 9022518 A JP9022518 A JP 9022518A JP 2251897 A JP2251897 A JP 2251897A JP H09273733 A JPH09273733 A JP H09273733A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ごみを効率良く燃焼させ、蒸気を安定して供
給する。 【解決手段】 流量計12の蒸気発生量の測定値に基づ
き、一次空気ダンパ14を制御すると同時に、各所に分
配される乾燥火格子前部下空気ダンパ13a,燃焼火格
子前部下空気ダンパ13b,燃焼火格子後部下空気ダン
パ13c,後燃焼火格子後部下空気ダンパ13dの各々
の開度を制御し、更に燃焼火格子bの速度を制御する。
そして、これらの制御と同期して、排ガスO2 濃度計1
7の測定に基づいて、二次空気量ダンパ10bの制御を
併用する。 【効果】 無駄な空気の吹き込みがなくなり蒸気発生量
が安定するとともに、未燃焼ガスの発生が抑制されごみ
の燃焼エネルギの活用効率が高まる。
給する。 【解決手段】 流量計12の蒸気発生量の測定値に基づ
き、一次空気ダンパ14を制御すると同時に、各所に分
配される乾燥火格子前部下空気ダンパ13a,燃焼火格
子前部下空気ダンパ13b,燃焼火格子後部下空気ダン
パ13c,後燃焼火格子後部下空気ダンパ13dの各々
の開度を制御し、更に燃焼火格子bの速度を制御する。
そして、これらの制御と同期して、排ガスO2 濃度計1
7の測定に基づいて、二次空気量ダンパ10bの制御を
併用する。 【効果】 無駄な空気の吹き込みがなくなり蒸気発生量
が安定するとともに、未燃焼ガスの発生が抑制されごみ
の燃焼エネルギの活用効率が高まる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,火格子式ごみ焼却
炉の燃焼制御方法,特に空気量や燃焼火格子速度を制御
することによって燃焼の変動を防ぎ蒸気発生量を安定化
する方法に関する。
炉の燃焼制御方法,特に空気量や燃焼火格子速度を制御
することによって燃焼の変動を防ぎ蒸気発生量を安定化
する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】都市ごみ焼却炉は,社会生活において排
出される様々な廃棄物を処理するという重要な役割を担
っている。近年では,廃棄物であるごみの焼却処理によ
って発生する膨大な熱エネルギの回収への関心が高ま
り,ボイラ発電設備のついたものが増加している。
出される様々な廃棄物を処理するという重要な役割を担
っている。近年では,廃棄物であるごみの焼却処理によ
って発生する膨大な熱エネルギの回収への関心が高ま
り,ボイラ発電設備のついたものが増加している。
【0003】ごみ焼却炉では、ごみはクレーンによって
数10分間隔で間欠的にホッパに投入され、このホッパ
の下に乾燥火格子があり、乾燥火格子よって連続的にご
みは炉内に送り込まれる。乾燥火格子の下にはダンパが
あり、ここから吹き込まれる一次空気はごみを主として
乾燥する。乾燥火格子の後に燃焼火格子が続き順次ごみ
を送って行き、その送り量は火格子の速度によって変え
ることができる。
数10分間隔で間欠的にホッパに投入され、このホッパ
の下に乾燥火格子があり、乾燥火格子よって連続的にご
みは炉内に送り込まれる。乾燥火格子の下にはダンパが
あり、ここから吹き込まれる一次空気はごみを主として
乾燥する。乾燥火格子の後に燃焼火格子が続き順次ごみ
を送って行き、その送り量は火格子の速度によって変え
ることができる。
【0004】燃焼火格子の下には前部ダンパと後部ダン
パがあり、これらから吹き込まれる一次空気は燃焼に使
われる。更に、燃焼火格子の後に後燃焼火格子が続き、
その下にもダンパがあり、これらから吹き込まれる一次
空気はごみを燃焼し尽くすために使われる。これらのダ
ンパは一次空気を分配するためのダンパであり、一次空
気の総量は一次空気ダンパによって調整される。
パがあり、これらから吹き込まれる一次空気は燃焼に使
われる。更に、燃焼火格子の後に後燃焼火格子が続き、
その下にもダンパがあり、これらから吹き込まれる一次
空気はごみを燃焼し尽くすために使われる。これらのダ
ンパは一次空気を分配するためのダンパであり、一次空
気の総量は一次空気ダンパによって調整される。
【0005】一方、燃焼帯の上方からは未燃焼ガスの完
全酸化を図るとともに炉内の温度コントロールのために
二次空気が吹き込まれる。二次空気は、燃焼ガスと炉出
口近くの混合室で混ざり合い、炉壁の過熱を防ぐととも
に残っている未燃焼成分を酸化する。混合したガスは、
炉出口に設けられた熱交換器でボイラに熱を与え、その
後排気される。
全酸化を図るとともに炉内の温度コントロールのために
二次空気が吹き込まれる。二次空気は、燃焼ガスと炉出
口近くの混合室で混ざり合い、炉壁の過熱を防ぐととも
に残っている未燃焼成分を酸化する。混合したガスは、
炉出口に設けられた熱交換器でボイラに熱を与え、その
後排気される。
【0006】このようなごみ焼却炉においては,ごみの
完全燃焼を期しごみの燃焼エネルギ回収の効率化を図る
とともに炉出口温度を安定化し一定の蒸気発生量を得る
ために、自動燃焼制御が行われている。その制御手段と
しては,一次空気量,二次空気量を制御し、或いはごみ
の送り量を制御する火格子速度制御等の手段がある。そ
して、通常は、数10分間隔で行われるホッパへのごみ
投入時毎に、それ以前の実績から、一次空気量、二次空
気量、火格子速度の基準値と発生蒸気量の目標量等が決
定される。
完全燃焼を期しごみの燃焼エネルギ回収の効率化を図る
とともに炉出口温度を安定化し一定の蒸気発生量を得る
ために、自動燃焼制御が行われている。その制御手段と
しては,一次空気量,二次空気量を制御し、或いはごみ
の送り量を制御する火格子速度制御等の手段がある。そ
して、通常は、数10分間隔で行われるホッパへのごみ
投入時毎に、それ以前の実績から、一次空気量、二次空
気量、火格子速度の基準値と発生蒸気量の目標量等が決
定される。
【0007】しかし、焼却炉のホッパに投入されたごみ
は、その性状や成分が一定せず燃え易いものと燃え難い
ものとが混ざっている。したがって,一次空気量、二次
空気量や火格子速度等を基準値を保つように制御して
も、ごみの燃焼による発熱量は一定せずに,炉出口温度
や蒸気発生量の変動につながる。
は、その性状や成分が一定せず燃え易いものと燃え難い
ものとが混ざっている。したがって,一次空気量、二次
空気量や火格子速度等を基準値を保つように制御して
も、ごみの燃焼による発熱量は一定せずに,炉出口温度
や蒸気発生量の変動につながる。
【0008】従来、この変動を抑制するために、蒸気発
生量を常時測定し空気量を調整する方法が提案されてい
る。例えば,特開平4−371712号公報には,ごみ
の送り量を制御して蒸気発生量の長期的変動を抑制する
とともに、蒸気発生量の急激な変化に対して、燃焼室を
構成するボイラ水管パネル部での蒸発量を測定し、測定
値に基づき火格子下の一次空気総量と炉室へ直接吹き込
まれる二次空気量の割合を総風量一定のもとで調整する
制御方法が記載されている。この制御では、蒸気発生量
が目標量を上回った場合は一次空気量を減らし、下回っ
た場合は増やす。
生量を常時測定し空気量を調整する方法が提案されてい
る。例えば,特開平4−371712号公報には,ごみ
の送り量を制御して蒸気発生量の長期的変動を抑制する
とともに、蒸気発生量の急激な変化に対して、燃焼室を
構成するボイラ水管パネル部での蒸発量を測定し、測定
値に基づき火格子下の一次空気総量と炉室へ直接吹き込
まれる二次空気量の割合を総風量一定のもとで調整する
制御方法が記載されている。この制御では、蒸気発生量
が目標量を上回った場合は一次空気量を減らし、下回っ
た場合は増やす。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
制御方法では一次空気の総量は制御されるが、各火格子
下から吹き上げる空気量の配分が考慮されていない。こ
のため、期待する効果が得られないことがあった。例え
ば,蒸気発生量が目標量を下回った場合に,早く蒸気発
生量を回復させようとして、一次空気量を増やし燃焼を
活発化させようとする。このとき,各火格子下の空気量
の配分を考慮しないと,むだな一次空気が炉内に吹き込
まれ,この一次空気によって炉内を冷却し、却って燃焼
の回復を遅らせてしまう。この場合、蒸気発生量は回復
せず未燃焼ガスの発生量を増加させるだけである。
制御方法では一次空気の総量は制御されるが、各火格子
下から吹き上げる空気量の配分が考慮されていない。こ
のため、期待する効果が得られないことがあった。例え
ば,蒸気発生量が目標量を下回った場合に,早く蒸気発
生量を回復させようとして、一次空気量を増やし燃焼を
活発化させようとする。このとき,各火格子下の空気量
の配分を考慮しないと,むだな一次空気が炉内に吹き込
まれ,この一次空気によって炉内を冷却し、却って燃焼
の回復を遅らせてしまう。この場合、蒸気発生量は回復
せず未燃焼ガスの発生量を増加させるだけである。
【0010】また,逆に蒸気発生量が目標量を上回った
場合に,早く蒸気発生量を目標量まで下げようとして一
次空気量を減らし,燃焼を抑えようとする。しかし,各
火格子下の空気量の配分を考慮しないと,燃焼が活発な
燃焼火格子部分の燃焼空気量が充分に減らず、燃焼を抑
制することができないことがある。
場合に,早く蒸気発生量を目標量まで下げようとして一
次空気量を減らし,燃焼を抑えようとする。しかし,各
火格子下の空気量の配分を考慮しないと,燃焼が活発な
燃焼火格子部分の燃焼空気量が充分に減らず、燃焼を抑
制することができないことがある。
【0011】さらに,蒸気発生量が低下する場合には,
火格子上のごみの燃焼が不安定になっており,炉内のむ
だな空気のためにガス混合室の温度が低下し,ガス混合
室での二次燃焼反応が低下して排ガス中のCO等の未燃
焼成分が増えることがある。逆に,蒸気発生量が増加し
ている場合には,排ガス中のO2 濃度が低い状態である
ので,O2 不足によって未燃焼成分が発生することがあ
る。
火格子上のごみの燃焼が不安定になっており,炉内のむ
だな空気のためにガス混合室の温度が低下し,ガス混合
室での二次燃焼反応が低下して排ガス中のCO等の未燃
焼成分が増えることがある。逆に,蒸気発生量が増加し
ている場合には,排ガス中のO2 濃度が低い状態である
ので,O2 不足によって未燃焼成分が発生することがあ
る。
【0012】この発明は,上述の問題点を解決するため
になされたもので、複数の空気ダンパを制御することに
よって一次空気量の配分を制御し、或いは同時に二次空
気量を制御し、又は、これらの空気量の制御とともに燃
焼火格子速度を制御することによりごみの燃焼エネルギ
回収の効率化を図り、蒸気発生量を安定化するとともに
未燃焼成分が発生することを防止するごみ焼却炉の燃焼
制御方法を提供しようとするものである。
になされたもので、複数の空気ダンパを制御することに
よって一次空気量の配分を制御し、或いは同時に二次空
気量を制御し、又は、これらの空気量の制御とともに燃
焼火格子速度を制御することによりごみの燃焼エネルギ
回収の効率化を図り、蒸気発生量を安定化するとともに
未燃焼成分が発生することを防止するごみ焼却炉の燃焼
制御方法を提供しようとするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の手段は、次の第1の手段乃至第7の手段である。
の手段は、次の第1の手段乃至第7の手段である。
【0014】第1の手段は、火格子上をごみを移動させ
ながらこれを燃焼し、その燃焼熱を蒸気発生に利用する
ごみ焼却炉の燃焼制御において、蒸気発生量を測定し、
測定値に基づいて一次空気ダンパ開度を制御するととも
に火格子下の個々のダンパ開度の制御を行って空気量を
調整するごみ焼却炉の燃焼制御方法である。
ながらこれを燃焼し、その燃焼熱を蒸気発生に利用する
ごみ焼却炉の燃焼制御において、蒸気発生量を測定し、
測定値に基づいて一次空気ダンパ開度を制御するととも
に火格子下の個々のダンパ開度の制御を行って空気量を
調整するごみ焼却炉の燃焼制御方法である。
【0015】蒸気発生量を測定しながら、蒸気発生量が
一定の範囲から外れないように、ダンパ開度を制御する
が、一次空気は吹き込まれる位置によってその作用は少
しづつ異なる。乾燥火格子下に吹き込まれる空気は水分
を持ち去り、燃焼火格子下に吹き込まれる空気はO2 を
供給し、後燃焼火格子では灰となっているごみが多く、
ここに吹き込まれる空気は一部のO2 しか消費されな
い。
一定の範囲から外れないように、ダンパ開度を制御する
が、一次空気は吹き込まれる位置によってその作用は少
しづつ異なる。乾燥火格子下に吹き込まれる空気は水分
を持ち去り、燃焼火格子下に吹き込まれる空気はO2 を
供給し、後燃焼火格子では灰となっているごみが多く、
ここに吹き込まれる空気は一部のO2 しか消費されな
い。
【0016】このため、一次空気ダンパ開度を制御する
とともに、個々のダンパ開度を制御することによって期
待する効果を得ることができる。
とともに、個々のダンパ開度を制御することによって期
待する効果を得ることができる。
【0017】第2の手段は、第1の手段において、蒸気
発生量が目標量よりも多いときは次の(A)の操作を選
択し、蒸気発生量が目標量よりも少ないときは次の
(B)の操作を選択してダンパ開度の制御を行い一次空
気量を調整するごみ焼却炉の燃焼制御方法である。
(A)は、一次空気ダンパの開度を小さくし,燃焼火格
子前部下空気ダンパおよび燃焼火格子後部下空気ダンパ
の開度を小さくし,乾燥火格子下空気ダンパと後燃焼火
格子下空気ダンパの開度を大きくする操作であり、
(B)は、一次空気ダンパの開度を大きくし、燃焼火格
子前部下空気ダンパおよび燃焼火格子後部下空気ダンパ
の開度を大きくし,乾燥火格子下空気ダンパと後燃焼火
格子下空気ダンパの開度を小さくする操作である。
発生量が目標量よりも多いときは次の(A)の操作を選
択し、蒸気発生量が目標量よりも少ないときは次の
(B)の操作を選択してダンパ開度の制御を行い一次空
気量を調整するごみ焼却炉の燃焼制御方法である。
(A)は、一次空気ダンパの開度を小さくし,燃焼火格
子前部下空気ダンパおよび燃焼火格子後部下空気ダンパ
の開度を小さくし,乾燥火格子下空気ダンパと後燃焼火
格子下空気ダンパの開度を大きくする操作であり、
(B)は、一次空気ダンパの開度を大きくし、燃焼火格
子前部下空気ダンパおよび燃焼火格子後部下空気ダンパ
の開度を大きくし,乾燥火格子下空気ダンパと後燃焼火
格子下空気ダンパの開度を小さくする操作である。
【0018】蒸気発生量が多い時に一次空気ダンパの開
度を小さくして一次空気量を減らすと、燃焼速度が低下
し蒸気発生量が抑制される。しかし、個別に見ると減ら
さなければならないのは、燃焼火格子に供給される一次
空気量であって、乾燥火格子や後燃焼火格子に供給され
る一次空気ではない。後者の一次空気は一部しか燃焼に
使われないので、寧ろ冷却に作用する。
度を小さくして一次空気量を減らすと、燃焼速度が低下
し蒸気発生量が抑制される。しかし、個別に見ると減ら
さなければならないのは、燃焼火格子に供給される一次
空気量であって、乾燥火格子や後燃焼火格子に供給され
る一次空気ではない。後者の一次空気は一部しか燃焼に
使われないので、寧ろ冷却に作用する。
【0019】このため、燃焼火格子前部下空気ダンパお
よび燃焼火格子後部下空気ダンパの開度を小さくし,乾
燥火格子下空気ダンパと後燃焼火格子下空気ダンパの開
度を大きくすることによって、蒸気発生量をより早く抑
えることができる。
よび燃焼火格子後部下空気ダンパの開度を小さくし,乾
燥火格子下空気ダンパと後燃焼火格子下空気ダンパの開
度を大きくすることによって、蒸気発生量をより早く抑
えることができる。
【0020】蒸気発生量が少ない時に一次空気ダンパの
開度を大きくして一次空気量を増やすと、燃焼が促進さ
れ蒸気発生量が増える。しかし、この場合も一次空気量
を増やす必要があるのは燃焼火格子である。乾燥火格子
や後燃焼火格子に供給される冷却作用を併せ持つ一次空
気は減らした方がよい。
開度を大きくして一次空気量を増やすと、燃焼が促進さ
れ蒸気発生量が増える。しかし、この場合も一次空気量
を増やす必要があるのは燃焼火格子である。乾燥火格子
や後燃焼火格子に供給される冷却作用を併せ持つ一次空
気は減らした方がよい。
【0021】このため、燃焼火格子前部下空気ダンパお
よび燃焼火格子後部下空気ダンパの開度を大きくし,乾
燥火格子下空気ダンパと後燃焼火格子下空気ダンパの開
度を小さくすることによって、蒸気発生量を早く増やす
ことができる。
よび燃焼火格子後部下空気ダンパの開度を大きくし,乾
燥火格子下空気ダンパと後燃焼火格子下空気ダンパの開
度を小さくすることによって、蒸気発生量を早く増やす
ことができる。
【0022】又、上記のように各空気ダンパの開度が個
別に制御されるので、むだな空気の吹き込みがなくなる
ので、燃焼帯を過剰に冷却することがなく未燃焼成分の
発生が防止される。
別に制御されるので、むだな空気の吹き込みがなくなる
ので、燃焼帯を過剰に冷却することがなく未燃焼成分の
発生が防止される。
【0023】第3の手段は、第2の手段によって一次空
気量の調整を行うとともに、排ガス中のO2 濃度を測定
し、排ガス中O2 濃度が低い場合は、二次空気のダンパ
開度を大きくし、排ガス中O2 濃度が高い場合は、二次
空気のダンパ開度を小さくするダンパ開度の制御を行い
二次空気量を調整するごみ焼却炉の燃焼制御方法であ
る。
気量の調整を行うとともに、排ガス中のO2 濃度を測定
し、排ガス中O2 濃度が低い場合は、二次空気のダンパ
開度を大きくし、排ガス中O2 濃度が高い場合は、二次
空気のダンパ開度を小さくするダンパ開度の制御を行い
二次空気量を調整するごみ焼却炉の燃焼制御方法であ
る。
【0024】排ガス中O2 濃度は燃焼状態を反映する。
ごみの燃焼が安定している状態では、排ガス中O2 濃度
は適正範囲に納まっている。第2の手段を講じても、ご
みの性状の不安定さから、ときに排ガス中O2 濃度が変
動することがある。
ごみの燃焼が安定している状態では、排ガス中O2 濃度
は適正範囲に納まっている。第2の手段を講じても、ご
みの性状の不安定さから、ときに排ガス中O2 濃度が変
動することがある。
【0025】この状況を検出するために排ガス中O2 を
測定し、一次空気の調整に加えて二次空気を調整するこ
とによってごみの性状の不安定さに対処する。
測定し、一次空気の調整に加えて二次空気を調整するこ
とによってごみの性状の不安定さに対処する。
【0026】排ガス中O2 濃度が低いときはごみが燃え
難く不完全燃焼により未燃焼成分が増えている。このと
き、二次空気ダンパの開度を大きくして二次空気量を増
やし二次燃焼を促進し未燃焼成分を燃焼し尽くす。
難く不完全燃焼により未燃焼成分が増えている。このと
き、二次空気ダンパの開度を大きくして二次空気量を増
やし二次燃焼を促進し未燃焼成分を燃焼し尽くす。
【0027】反対に、排ガス中O2 濃度が高いときはご
みの燃焼に必要な量より多い空気が供給されている。こ
のとき、二次空気ダンパの開度を小さくして二次空気量
を減らす。
みの燃焼に必要な量より多い空気が供給されている。こ
のとき、二次空気ダンパの開度を小さくして二次空気量
を減らす。
【0028】これらの操作によって、更に、むだな空気
の吹き込みを防ぎ又ごみの燃焼エネルギを活用し尽くし
未燃焼成分の排出を抑えことができる。
の吹き込みを防ぎ又ごみの燃焼エネルギを活用し尽くし
未燃焼成分の排出を抑えことができる。
【0029】第4の手段は、第1の手段、第2の手段、
第3の手段で行う空気ダンパの制御にファジイ制御を用
いるごみ焼却炉の燃焼制御方法である。
第3の手段で行う空気ダンパの制御にファジイ制御を用
いるごみ焼却炉の燃焼制御方法である。
【0030】前述したようにごみの性状は不定で、燃焼
熱量が一定ではなく燃え易さも刻々と変わる。このた
め、蒸気発生量を測定して複数の空気ダンパを制御し、
或いは蒸気発生量と排ガス中O2 濃度を測定し複数の空
気ダンパを制御する。このように、複数の入力により複
数の出力を得る制御方法として、ファジイ制御が最も適
している。
熱量が一定ではなく燃え易さも刻々と変わる。このた
め、蒸気発生量を測定して複数の空気ダンパを制御し、
或いは蒸気発生量と排ガス中O2 濃度を測定し複数の空
気ダンパを制御する。このように、複数の入力により複
数の出力を得る制御方法として、ファジイ制御が最も適
している。
【0031】第5の手段は、第2の手段によって一次空
気量の調整を行うとともに、蒸気発生量が目標量よりも
少ないときは燃焼火格子速度を増速し、蒸気発生量が目
標量よりも多いときは燃焼火格子速度を減速する燃焼火
格子速度の制御を行うごみ焼却炉の燃焼制御方法であ
る。
気量の調整を行うとともに、蒸気発生量が目標量よりも
少ないときは燃焼火格子速度を増速し、蒸気発生量が目
標量よりも多いときは燃焼火格子速度を減速する燃焼火
格子速度の制御を行うごみ焼却炉の燃焼制御方法であ
る。
【0032】蒸気発生量が目標量よりも少ないとき、第
2の手段によって燃焼火格子への空気の供給を増やす
が、同時に燃焼火格子速度を増速することによって燃料
も増やして燃焼を促進し、蒸気発生量を増やす。反対
に、燃焼が盛んで蒸気発生量が目標量よりも多いとき
は、第2の手段によって燃焼火格子への空気の供給を減
らすが、同時に燃焼火格子速度を減速することによって
燃料も減らして燃焼量を少なくする。このように、一次
空気量の調整とともに燃焼火格子速度を操作することに
よって蒸気発生量の目標量からの隔たりをより短時間で
解消することができる。
2の手段によって燃焼火格子への空気の供給を増やす
が、同時に燃焼火格子速度を増速することによって燃料
も増やして燃焼を促進し、蒸気発生量を増やす。反対
に、燃焼が盛んで蒸気発生量が目標量よりも多いとき
は、第2の手段によって燃焼火格子への空気の供給を減
らすが、同時に燃焼火格子速度を減速することによって
燃料も減らして燃焼量を少なくする。このように、一次
空気量の調整とともに燃焼火格子速度を操作することに
よって蒸気発生量の目標量からの隔たりをより短時間で
解消することができる。
【0033】第6の手段は、第3の手段によって一次空
気量及び二次空気量の調整を行うとともに、蒸気発生量
が目標量よりも少ないときは燃焼火格子速度を増速し、
蒸気発生量が目標量よりも多いときは燃焼火格子速度を
減速する燃焼火格子速度の制御を行うごみ焼却炉の燃焼
制御方法である。
気量及び二次空気量の調整を行うとともに、蒸気発生量
が目標量よりも少ないときは燃焼火格子速度を増速し、
蒸気発生量が目標量よりも多いときは燃焼火格子速度を
減速する燃焼火格子速度の制御を行うごみ焼却炉の燃焼
制御方法である。
【0034】蒸気発生量が目標量よりも少ないとき、第
3の手段によって燃焼火格子への空気の供給を増やすと
ともに排ガス中のO2 濃度によって二次空気量を調整す
るが、同時に燃焼火格子速度を増速することによって燃
料も増やして燃焼を促進し、蒸気発生量を増やす。
3の手段によって燃焼火格子への空気の供給を増やすと
ともに排ガス中のO2 濃度によって二次空気量を調整す
るが、同時に燃焼火格子速度を増速することによって燃
料も増やして燃焼を促進し、蒸気発生量を増やす。
【0035】反対に、燃焼が盛んで蒸気発生量が目標量
よりも多いときは、第3の手段によって燃焼火格子への
空気の供給を減らすとともに排ガス中のO2 濃度によっ
て二次空気量を調整するが、同時に燃焼火格子速度を減
速することによって燃料も減らして燃焼量を少なくす
る。
よりも多いときは、第3の手段によって燃焼火格子への
空気の供給を減らすとともに排ガス中のO2 濃度によっ
て二次空気量を調整するが、同時に燃焼火格子速度を減
速することによって燃料も減らして燃焼量を少なくす
る。
【0036】このように、一次空気量及び二次空気量の
調整とともに燃焼火格子速度を操作することによって、
無駄な空気の吹き込みを防ぎ未燃焼成分の排出を抑え、
且つ蒸気発生量の目標量からの隔たりをより短時間で解
消することができる。
調整とともに燃焼火格子速度を操作することによって、
無駄な空気の吹き込みを防ぎ未燃焼成分の排出を抑え、
且つ蒸気発生量の目標量からの隔たりをより短時間で解
消することができる。
【0037】第7の手段は、第5の手段または第6の手
段で行う空気ダンパ開度の制御及び燃焼火格子速度の制
御にファジィ制御を用いるごみ焼却炉の燃焼制御方法で
ある。
段で行う空気ダンパ開度の制御及び燃焼火格子速度の制
御にファジィ制御を用いるごみ焼却炉の燃焼制御方法で
ある。
【0038】第5の手段では、炉内の燃焼状態を安定化
して発生蒸気量を一定にするために、複数の空気ダンパ
開度と燃焼火格子速度を制御する。そして、第6の手段
では、これに加えて、排ガス中の未燃焼成分を積極的に
抑える運転を行うために、排ガス中のO2 濃度を測定し
二次空気量の調整の行う。このように、複数の出力を必
要とし、或いは複数の入力を得る制御方法として、ファ
ジイ制御が適している。
して発生蒸気量を一定にするために、複数の空気ダンパ
開度と燃焼火格子速度を制御する。そして、第6の手段
では、これに加えて、排ガス中の未燃焼成分を積極的に
抑える運転を行うために、排ガス中のO2 濃度を測定し
二次空気量の調整の行う。このように、複数の出力を必
要とし、或いは複数の入力を得る制御方法として、ファ
ジイ制御が適している。
【0039】
【発明の実施の形態】図を用いて発明の実施の形態を説
明する。図1は、ごみ焼却炉と制御系の概念を示す図で
ある。図1において,1は炉であり,ごみ投入口2,乾
燥火格子3a,燃焼火格子3b,後燃焼火格子3c,灰
落下口4を有する。各火格子の下からは、一次空気ブロ
ワ5によって供給される乾燥空気或いは燃焼空気が吹き
上げられ、ごみ投入口2から投入されたごみは,乾燥火
格子3aで乾燥され,燃焼火格子3bで燃焼し,後燃焼
火格子3cでは完全に燃焼され灰となる。この灰は灰落
下口4から炉外へ排出される。
明する。図1は、ごみ焼却炉と制御系の概念を示す図で
ある。図1において,1は炉であり,ごみ投入口2,乾
燥火格子3a,燃焼火格子3b,後燃焼火格子3c,灰
落下口4を有する。各火格子の下からは、一次空気ブロ
ワ5によって供給される乾燥空気或いは燃焼空気が吹き
上げられ、ごみ投入口2から投入されたごみは,乾燥火
格子3aで乾燥され,燃焼火格子3bで燃焼し,後燃焼
火格子3cでは完全に燃焼され灰となる。この灰は灰落
下口4から炉外へ排出される。
【0040】一方、燃焼帯の上方には、二次空気が吹き
込み口9から吹き込まれ、未燃焼成分を酸化するととも
に炉の過熱を防いでいる。この二次空気は二次空気ブロ
ワ10aによって供給され、二次空気ダンパ10bによ
ってその量が調整される。
込み口9から吹き込まれ、未燃焼成分を酸化するととも
に炉の過熱を防いでいる。この二次空気は二次空気ブロ
ワ10aによって供給され、二次空気ダンパ10bによ
ってその量が調整される。
【0041】二次空気が燃焼ガスと良く混ざるように、
吹き込み口9の上方に傾斜した仕切り壁6が設けられて
いる。混合された燃焼ガスと二次空気とは仕切り壁6を
迂回してその上方の混合室7に流れ込み、ここで酸化反
応を完結し炉出口へ向かう。
吹き込み口9の上方に傾斜した仕切り壁6が設けられて
いる。混合された燃焼ガスと二次空気とは仕切り壁6を
迂回してその上方の混合室7に流れ込み、ここで酸化反
応を完結し炉出口へ向かう。
【0042】排ガスが放出される炉出口には熱交換器8
aを備えた蒸気発生用のボイラ8bが設置されており、
排ガスはここでボイラ水に熱を与えた後煙突に導かれて
炉外へ排出される。11は排ガス中の炉出口温度を測る
温度計,12は蒸気発生量を測る流量計である。
aを備えた蒸気発生用のボイラ8bが設置されており、
排ガスはここでボイラ水に熱を与えた後煙突に導かれて
炉外へ排出される。11は排ガス中の炉出口温度を測る
温度計,12は蒸気発生量を測る流量計である。
【0043】一次空気は,一次空気ダンパ14により総
量を調整され、乾燥火格子への空気量を調節する乾燥火
格子下空気ダンパ13a,燃焼火格子前半部への空気量
を調節する燃焼火格子前部下空気ダンパ13b,燃焼火
格子後半部への空気量を調節する燃焼火格子後部下空気
ダンパ13c,及び後燃焼火格子への空気量を調節する
後燃焼火格子下空気ダンパ13dで配分される。15は
一次空気・火格子下空気ダンパ制御手段であり,12の
蒸気流量計の信号を入力とし,一次空気ダンパ14,乾
燥火格子下空気ダンパ13a,燃焼火格子前部下空気ダ
ンパ13b,燃焼火格子後部下空気ダンパ13c,後燃
焼火格子下空気ダンパ13dに信号を出力する。
量を調整され、乾燥火格子への空気量を調節する乾燥火
格子下空気ダンパ13a,燃焼火格子前半部への空気量
を調節する燃焼火格子前部下空気ダンパ13b,燃焼火
格子後半部への空気量を調節する燃焼火格子後部下空気
ダンパ13c,及び後燃焼火格子への空気量を調節する
後燃焼火格子下空気ダンパ13dで配分される。15は
一次空気・火格子下空気ダンパ制御手段であり,12の
蒸気流量計の信号を入力とし,一次空気ダンパ14,乾
燥火格子下空気ダンパ13a,燃焼火格子前部下空気ダ
ンパ13b,燃焼火格子後部下空気ダンパ13c,後燃
焼火格子下空気ダンパ13dに信号を出力する。
【0044】16は排ガスCO濃度計,17は排ガスO
2 濃度計である。18は二次空気ダンパ制御手段であ
り,排ガスO2 濃度計17及び蒸気発生量を測る流量計
12の信号を入力とし,二次空気ダンパ10bに信号を
出力する。
2 濃度計である。18は二次空気ダンパ制御手段であ
り,排ガスO2 濃度計17及び蒸気発生量を測る流量計
12の信号を入力とし,二次空気ダンパ10bに信号を
出力する。
【0045】20は燃焼火格子速度制御手段であり、流
量計12の信号を入力とし、燃焼火格子駆動装置19に
信号を出力することによって、燃焼火格子3bの速度を
制御する。一次空気・火格子下空気ダンパ制御手段1
5、二次空気ダンパ制御手段18及び燃焼火格子速度制
御手段20には,例えば,コンピュータを使用する。
量計12の信号を入力とし、燃焼火格子駆動装置19に
信号を出力することによって、燃焼火格子3bの速度を
制御する。一次空気・火格子下空気ダンパ制御手段1
5、二次空気ダンパ制御手段18及び燃焼火格子速度制
御手段20には,例えば,コンピュータを使用する。
【0046】先ず、一次空気及びその分配について、空
気ダンパ開度の制御を説明する。各火格子下の空気ダン
パ開度は,各々次の(1)式〜(4)式を用いてその制
御値を算出する。
気ダンパ開度の制御を説明する。各火格子下の空気ダン
パ開度は,各々次の(1)式〜(4)式を用いてその制
御値を算出する。
【0047】
【数1】
【0048】
【数2】
【0049】
【数3】
【0050】
【数4】
【0051】ここで,D1 は乾燥火格子下空気ダンパ制
御値,D2 は燃焼火格子前部下空気ダンパ制御値,D3
は燃焼火格子後部下空気ダンパ制御値,D4 は後燃焼火
格子下空気ダンパ制御値である。又、D10は乾燥火格子
下空気ダンパ基準値,D20は燃焼火格子前部下空気ダン
パ基準値,D30は燃焼火格子後部下空気ダンパ基準値,
D40は後燃焼火格子下空気ダンパ基準値である。
御値,D2 は燃焼火格子前部下空気ダンパ制御値,D3
は燃焼火格子後部下空気ダンパ制御値,D4 は後燃焼火
格子下空気ダンパ制御値である。又、D10は乾燥火格子
下空気ダンパ基準値,D20は燃焼火格子前部下空気ダン
パ基準値,D30は燃焼火格子後部下空気ダンパ基準値,
D40は後燃焼火格子下空気ダンパ基準値である。
【0052】更に、k1 は乾燥火格子下空気ダンパ制御
パラメータ,k2 は燃焼火格子前部下空気ダンパ制御パ
ラメータ,k3 は燃焼火格子後部下空気ダンパ制御パラ
メータ,k4 は後燃焼火格子下空気ダンパ制御パラメー
タである。なお、 STMNOW は蒸気発生量を表し、 STM
SET は目標蒸気発生量を表わす。
パラメータ,k2 は燃焼火格子前部下空気ダンパ制御パ
ラメータ,k3 は燃焼火格子後部下空気ダンパ制御パラ
メータ,k4 は後燃焼火格子下空気ダンパ制御パラメー
タである。なお、 STMNOW は蒸気発生量を表し、 STM
SET は目標蒸気発生量を表わす。
【0053】一次空気ダンパの開度は,蒸気発生量と目
標蒸気発生量の偏差に基づき,比例、積分、微分動作を
行うPID演算器によって制御値を算出する。一次空気
ダンパ制御値D5 は次の(5)式で求められる。
標蒸気発生量の偏差に基づき,比例、積分、微分動作を
行うPID演算器によって制御値を算出する。一次空気
ダンパ制御値D5 は次の(5)式で求められる。
【0054】
【数5】
【0055】ここで、D50は一次空気ダンパ基準値、k
5P、k5I、k5Dは一次空気ダンパ制御パラメータ、S は
ラプラス演算子である。
5P、k5I、k5Dは一次空気ダンパ制御パラメータ、S は
ラプラス演算子である。
【0056】次に、一次空気量の調整とともに二次空気
量の調整を行う場合を説明する。この場合は、次の
(6)式で二次空気ダンパ制御値D6 を求める。
量の調整を行う場合を説明する。この場合は、次の
(6)式で二次空気ダンパ制御値D6 を求める。
【0057】
【数6】
【0058】ここで、D60は二次空気ダンパ基準値、k
6P、k6I、k6Dは二次空気ダンパ制御パラメータ、S は
ラプラス演算子である。
6P、k6I、k6Dは二次空気ダンパ制御パラメータ、S は
ラプラス演算子である。
【0059】なお、 STMNOW は蒸気発生量, STMSET は
目標蒸気発生量を表わし、 OXGNOWは排ガス中O2 濃
度、 OXGSET は排ガス中O2 濃度基準値を表す。又、各
ダンパの基準値はごみ質や焼却量に依存するパラメータ
であり、一般にはごみの収集地域や季節によって異な
る。
目標蒸気発生量を表わし、 OXGNOWは排ガス中O2 濃
度、 OXGSET は排ガス中O2 濃度基準値を表す。又、各
ダンパの基準値はごみ質や焼却量に依存するパラメータ
であり、一般にはごみの収集地域や季節によって異な
る。
【0060】更に、一次空気量の調整とともに、もしく
は一次空気量と二次空気量の調整とともに燃焼火格子速
度の制御を行う場合について述べる。この場合、燃焼火
格子速度の制御値は次の(7)式で求められる。
は一次空気量と二次空気量の調整とともに燃焼火格子速
度の制御を行う場合について述べる。この場合、燃焼火
格子速度の制御値は次の(7)式で求められる。
【0061】
【数7】
【0062】ここで、S1 は燃焼火格子速度制御値、S
10は燃焼火格子速度基準値、ks は燃焼火格子速度制御
パラメータ、STM NOW は蒸発量、 STMSET は目標蒸発量
を表す。燃焼火格子速度基準値も又ごみ質や焼却量に依
存するパラメータである。
10は燃焼火格子速度基準値、ks は燃焼火格子速度制御
パラメータ、STM NOW は蒸発量、 STMSET は目標蒸発量
を表す。燃焼火格子速度基準値も又ごみ質や焼却量に依
存するパラメータである。
【0063】次に、ファジイ制御を行う場合について、
一次空気及びその分配から説明する。ファジィ制御の規
則を表1に示す。
一次空気及びその分配から説明する。ファジィ制御の規
則を表1に示す。
【0064】
【表1】
【0065】表1の規則(1)〜(3)を前件部と後件
部について整理し、後件部において推論を行うために、
後件部制御パラメータYを定めて表2に示す。Yn1は増
分で正、Yn2は0、Yn3は減分で負である。
部について整理し、後件部において推論を行うために、
後件部制御パラメータYを定めて表2に示す。Yn1は増
分で正、Yn2は0、Yn3は減分で負である。
【0066】
【表2】
【0067】これらの規則(1)〜(3)の演算は,図
2に示したメンバーシップ関数に基づいて行われる。一
次空気・火格子下空気ダンパ制御手段によって求まった
各規則の後件部推論結果を統合して,規則全体の推論結
果が出力される。各規則の後件部推論結果の統合には,
ファジィ演算の一般的な手法,例えば,min−max
重心法やシングルトン法等が用いられる。
2に示したメンバーシップ関数に基づいて行われる。一
次空気・火格子下空気ダンパ制御手段によって求まった
各規則の後件部推論結果を統合して,規則全体の推論結
果が出力される。各規則の後件部推論結果の統合には,
ファジィ演算の一般的な手法,例えば,min−max
重心法やシングルトン法等が用いられる。
【0068】以下に、演算が早く実用的なシングルトン
法による演算を例示する。図2で、蒸気発生量の偏差が
eであったとする。eの前件部の規則(1)に対する適
合度はa3 である。同じく、規則(2)に対してa2 で
あり、規則(3)に対してa1 である。
法による演算を例示する。図2で、蒸気発生量の偏差が
eであったとする。eの前件部の規則(1)に対する適
合度はa3 である。同じく、規則(2)に対してa2 で
あり、規則(3)に対してa1 である。
【0069】表2に定めた後件部制御パラメータYを用
いて、乾燥火格子下空気ダンパ開度制御値D1 を(1
1)式により演算する。
いて、乾燥火格子下空気ダンパ開度制御値D1 を(1
1)式により演算する。
【0070】
【数8】
【0071】以下同様に、燃焼火格子前部下空気ダンパ
制御値D2 、燃焼火格子後部下空気ダンパ制御値D3 、
後燃焼火格子下空気ダンパ制御値D4 、および一次空気
ダンパ制御値D5 を各々(12)式、(13)式、(1
4)式、および(15)式で演算する。
制御値D2 、燃焼火格子後部下空気ダンパ制御値D3 、
後燃焼火格子下空気ダンパ制御値D4 、および一次空気
ダンパ制御値D5 を各々(12)式、(13)式、(1
4)式、および(15)式で演算する。
【0072】
【数9】
【0073】
【数10】
【0074】
【数11】
【0075】
【数12】
【0076】但し、D10は乾燥火格子下空気ダンパ基準
値,D20は燃焼火格子前部下空気ダンパ基準値,D30は
燃焼火格子後部下空気ダンパ基準値,D40は後燃焼火格
子下空気ダンパ基準値,D50は一次空気ダンパ基準値で
ある。更に、k1 は乾燥火格子下空気ダンパ制御パラメ
ータ,k2 は燃焼火格子前部下空気ダンパ制御パラメー
タ,k3 は燃焼火格子後部下空気ダンパ制御パラメー
タ,k4 は後燃焼火格子下空気ダンパ制御パラメータ、
k5 は一次空気ダンパ制御パラメータである。
値,D20は燃焼火格子前部下空気ダンパ基準値,D30は
燃焼火格子後部下空気ダンパ基準値,D40は後燃焼火格
子下空気ダンパ基準値,D50は一次空気ダンパ基準値で
ある。更に、k1 は乾燥火格子下空気ダンパ制御パラメ
ータ,k2 は燃焼火格子前部下空気ダンパ制御パラメー
タ,k3 は燃焼火格子後部下空気ダンパ制御パラメー
タ,k4 は後燃焼火格子下空気ダンパ制御パラメータ、
k5 は一次空気ダンパ制御パラメータである。
【0077】一次空気量とともに二次空気量を調整する
場合は、次のように行う。この場合のファジィ制御の規
則を表3に示す。
場合は、次のように行う。この場合のファジィ制御の規
則を表3に示す。
【0078】
【表3】
【0079】表3の規則(1)〜(7)を前件部と後件
部について整理し、後件部制御パラメータYを定めて表
4に示す。Yn1は増分で正、Yn2は0、Yn3は減分で負
である。
部について整理し、後件部制御パラメータYを定めて表
4に示す。Yn1は増分で正、Yn2は0、Yn3は減分で負
である。
【0080】
【表4】
【0081】図2に示す蒸気発生量偏差の適合度a1 ,
a2 、a3 、および図3に示す排ガス中O2 濃度の測定
値cの適合度b1 ,b2 、b3 を求め、表4の規則
(1)〜(7)の前件部に対する適合度X1 〜X7 を
(21)式〜(27)式により求める。
a2 、a3 、および図3に示す排ガス中O2 濃度の測定
値cの適合度b1 ,b2 、b3 を求め、表4の規則
(1)〜(7)の前件部に対する適合度X1 〜X7 を
(21)式〜(27)式により求める。
【0082】
【数13】
【0083】
【数14】
【0084】
【数15】
【0085】
【数16】
【0086】
【数17】
【0087】
【数18】
【0088】
【数19】
【0089】そして、後件部の推論では、表4の規則
(1)〜(7)に基づき、後件部制御パラメータYを用
いて、乾燥火格子下空気ダンパ制御値D1 、燃焼火格子
前部下空気ダンパ制御値D2 、燃焼火格子後部下空気ダ
ンパ制御値D3 、後燃焼火格子下空気ダンパ制御値
D4 、一次空気ダンパ制御値D5 、二次空気ダンパ制御
値D 6 および燃焼火格子速度制御値S1 を各々(31)
式、(32)式、(33)式、(34)式、(35)
式、(36)式および(37)式により演算する。
(1)〜(7)に基づき、後件部制御パラメータYを用
いて、乾燥火格子下空気ダンパ制御値D1 、燃焼火格子
前部下空気ダンパ制御値D2 、燃焼火格子後部下空気ダ
ンパ制御値D3 、後燃焼火格子下空気ダンパ制御値
D4 、一次空気ダンパ制御値D5 、二次空気ダンパ制御
値D 6 および燃焼火格子速度制御値S1 を各々(31)
式、(32)式、(33)式、(34)式、(35)
式、(36)式および(37)式により演算する。
【0090】
【数20】
【0091】
【数21】
【0092】
【数22】
【0093】
【数23】
【0094】
【数24】
【0095】
【数25】
【0096】但し、D60は二次空気ダンパ開度基準値、
k6 は二次空気ダンパ制御パラメータである。
k6 は二次空気ダンパ制御パラメータである。
【0097】次に、空気量とともに燃焼火格子速度を制
御する場合のファジイ制御について、最初に一次空気量
と燃焼火格子速度の制御、次いで一次空気量と二次空気
量及び燃焼火格子速度の制御を説明する。
御する場合のファジイ制御について、最初に一次空気量
と燃焼火格子速度の制御、次いで一次空気量と二次空気
量及び燃焼火格子速度の制御を説明する。
【0098】表5に、一次空気量と燃焼火格子速度のフ
ァジイ制御の規則を示す。
ァジイ制御の規則を示す。
【0099】
【表5】
【0100】これらの規則を前件部と後件部について整
理し、後件部制御パラメータYを定め表6に示す。
理し、後件部制御パラメータYを定め表6に示す。
【0101】
【表6】
【0102】図2に示したメンバーシップ関数に基づい
て、規則(1)〜(3)の演算をおこない、蒸気発生量
偏差eの適合度a1 、a2 、a3 を求める。そして、後
件部の推論で、規則(1)〜(3)に基づき、乾燥火格
子下空気ダンパ制御値D1 、燃焼火格子前部下空気ダン
パ制御値D2 、燃焼火格子後部下空気ダンパ制御値
D 3 、後燃焼火格子下空気ダンパ制御値D4 、一次空気
ダンパ制御値D5 及び燃焼火格子速度制御値S1 を各々
(41)式、(42)式、(43)式、(44)式、
(45)式、(46)式により演算する。
て、規則(1)〜(3)の演算をおこない、蒸気発生量
偏差eの適合度a1 、a2 、a3 を求める。そして、後
件部の推論で、規則(1)〜(3)に基づき、乾燥火格
子下空気ダンパ制御値D1 、燃焼火格子前部下空気ダン
パ制御値D2 、燃焼火格子後部下空気ダンパ制御値
D 3 、後燃焼火格子下空気ダンパ制御値D4 、一次空気
ダンパ制御値D5 及び燃焼火格子速度制御値S1 を各々
(41)式、(42)式、(43)式、(44)式、
(45)式、(46)式により演算する。
【0103】
【数26】
【0104】
【数27】
【0105】
【数28】
【0106】
【数29】
【0107】
【数30】
【0108】
【数31】
【0109】但し、D10は乾燥火格子下空気ダンパ基準
値,D20は燃焼火格子前部下空気ダンパ基準値,D30は
燃焼火格子後部下空気ダンパ基準値,D40 は後燃焼火
格子下空気ダンパ基準値,D50は一次空気ダンパ基準
値、S10は燃焼火格子速度基準値である。更に、k1 は
乾燥火格子下空気ダンパ制御パラメータ,k2 は燃焼火
格子前部下空気ダンパ制御パラメータ,k3 は燃焼火格
子後部下空気ダンパ制御パラメータ,k4 は後燃焼火格
子下空気ダンパ制御パラメータ、k5 は一次空気ダンパ
制御パラメータ、k7 は燃焼火格子速度制御パラメータ
である。
値,D20は燃焼火格子前部下空気ダンパ基準値,D30は
燃焼火格子後部下空気ダンパ基準値,D40 は後燃焼火
格子下空気ダンパ基準値,D50は一次空気ダンパ基準
値、S10は燃焼火格子速度基準値である。更に、k1 は
乾燥火格子下空気ダンパ制御パラメータ,k2 は燃焼火
格子前部下空気ダンパ制御パラメータ,k3 は燃焼火格
子後部下空気ダンパ制御パラメータ,k4 は後燃焼火格
子下空気ダンパ制御パラメータ、k5 は一次空気ダンパ
制御パラメータ、k7 は燃焼火格子速度制御パラメータ
である。
【0110】最後に、一次空気量と二次空気量および燃
焼火格子速度のファジイ制御を説明する。この場合のフ
ァジィ制御の規則を表7に示す。
焼火格子速度のファジイ制御を説明する。この場合のフ
ァジィ制御の規則を表7に示す。
【0111】
【表7】
【0112】表7の規則を前件部と後件部について整理
し、後件部制御パラメータYを定めて表8に示す。
し、後件部制御パラメータYを定めて表8に示す。
【0113】
【表8】
【0114】図2に示す蒸気発生量偏差eの適合度
a1 ,a2 、a3 、および図3に示す排ガス中O2 濃度
の測定値cの適合度b1 ,b2 、b3 を求め、表7の規
則(1)〜(7)の前件部に対する適合度X1 〜X7 を
(51)式〜(57)式により求める。
a1 ,a2 、a3 、および図3に示す排ガス中O2 濃度
の測定値cの適合度b1 ,b2 、b3 を求め、表7の規
則(1)〜(7)の前件部に対する適合度X1 〜X7 を
(51)式〜(57)式により求める。
【0115】
【数32】
【0116】
【数33】
【0117】
【数34】
【0118】
【数35】
【0119】
【数36】
【0120】
【数37】
【0121】
【数38】
【0122】そして、後件部の推論では、表8の規則
(1)〜(7)に基づき、乾燥火格子下空気ダンパ制御
値D1 、燃焼火格子前部下空気ダンパ制御値D2 、燃焼
火格子後部下空気ダンパ制御値D3 、後燃焼火格子下空
気ダンパ制御値D4 、一次空気ダンパ制御値D5 、二次
空気ダンパ制御値D6 及び燃焼火格子速度制御値S1 を
各々(61)式、(62)式、(63)式、(64)
式、(65)式、(66)式および(67)式により演
算する。
(1)〜(7)に基づき、乾燥火格子下空気ダンパ制御
値D1 、燃焼火格子前部下空気ダンパ制御値D2 、燃焼
火格子後部下空気ダンパ制御値D3 、後燃焼火格子下空
気ダンパ制御値D4 、一次空気ダンパ制御値D5 、二次
空気ダンパ制御値D6 及び燃焼火格子速度制御値S1 を
各々(61)式、(62)式、(63)式、(64)
式、(65)式、(66)式および(67)式により演
算する。
【0123】
【数39】
【0124】
【数40】
【0125】
【数41】
【0126】
【数42】
【0127】
【数43】
【0128】
【数44】
【0129】
【数45】
【0130】但し、D10は乾燥火格子下空気ダンパ基準
値,D20は燃焼火格子前部下空気ダンパ基準値,D30は
燃焼火格子後部下空気ダンパ基準値,D40 は後燃焼火
格子下空気ダンパ基準値,D50は一次空気ダンパ基準
値、D60は一次空気ダンパ基準値、S10は燃焼火格子速
度基準値である。更に、k1 は乾燥火格子下空気ダンパ
制御パラメータ,k2 は燃焼火格子前部下空気ダンパ制
御パラメータ,k3 は燃焼火格子後部下空気ダンパ制御
パラメータ,k4 は後燃焼火格子下空気ダンパ制御パラ
メータ、k5 は一次空気ダンパ制御パラメータ、k6 は
二次空気ダンパ制御パラメータ、k7 は燃焼火格子速度
制御パラメータである。
値,D20は燃焼火格子前部下空気ダンパ基準値,D30は
燃焼火格子後部下空気ダンパ基準値,D40 は後燃焼火
格子下空気ダンパ基準値,D50は一次空気ダンパ基準
値、D60は一次空気ダンパ基準値、S10は燃焼火格子速
度基準値である。更に、k1 は乾燥火格子下空気ダンパ
制御パラメータ,k2 は燃焼火格子前部下空気ダンパ制
御パラメータ,k3 は燃焼火格子後部下空気ダンパ制御
パラメータ,k4 は後燃焼火格子下空気ダンパ制御パラ
メータ、k5 は一次空気ダンパ制御パラメータ、k6 は
二次空気ダンパ制御パラメータ、k7 は燃焼火格子速度
制御パラメータである。
【0131】
【実施例】一次空気量とその配分及び二次空気量を制御
し、蒸気発生量の安定度合いとごみの燃焼エネルギの有
効回収度合いを調べた。有効回収度合いは、排ガス中の
未燃焼成分としてCO濃度を測定することによって評価
した。
し、蒸気発生量の安定度合いとごみの燃焼エネルギの有
効回収度合いを調べた。有効回収度合いは、排ガス中の
未燃焼成分としてCO濃度を測定することによって評価
した。
【0132】図4(a),図4(b)及び図4(c)
は,一次空気量とその配分及び二次空気量を制御するこ
の発明の制御方法を適用した結果であり,図5(a),
図5(b)及び図5(c)は,比較のために行った従来
の制御方法による試験結果である。従来の制御方法で
は、空気総量は変えず、蒸気発生量が目標量よりも多い
場合に一次空気量を減らし二次空気量を増やし、蒸気発
生量が目標量よりも少ない場合に一次空気量を増やし二
次空気量を減らす制御を行った。
は,一次空気量とその配分及び二次空気量を制御するこ
の発明の制御方法を適用した結果であり,図5(a),
図5(b)及び図5(c)は,比較のために行った従来
の制御方法による試験結果である。従来の制御方法で
は、空気総量は変えず、蒸気発生量が目標量よりも多い
場合に一次空気量を減らし二次空気量を増やし、蒸気発
生量が目標量よりも少ない場合に一次空気量を増やし二
次空気量を減らす制御を行った。
【0133】本発明を適用した実施例では,図4(a)
に示すように蒸気発生量は目標蒸気発生量20ton/hour
に対して±1ton/hour程度の変動で収まり,図4(b)
に示すように排ガス中O2 濃度も4〜7%程度の範囲に
収まっている。同時に、図4(c)に示すように排ガス
CO濃度も低い状態が維持されている。これは、炉内の
各位置で必要な空気量が確保され且つ無駄な空気を吹き
込むことがなく、このため、ごみの燃焼が安定し、その
エネルギが有効な蒸気として回収されていることを物語
っている。
に示すように蒸気発生量は目標蒸気発生量20ton/hour
に対して±1ton/hour程度の変動で収まり,図4(b)
に示すように排ガス中O2 濃度も4〜7%程度の範囲に
収まっている。同時に、図4(c)に示すように排ガス
CO濃度も低い状態が維持されている。これは、炉内の
各位置で必要な空気量が確保され且つ無駄な空気を吹き
込むことがなく、このため、ごみの燃焼が安定し、その
エネルギが有効な蒸気として回収されていることを物語
っている。
【0134】一方,従来の制御方法では,一次空気の配
分が行われていないので、燃焼が安定せず、図5(a)
に示すように目標蒸気発生量20ton/hourに対して蒸気
発生量が15ton/hourまで落ち込んだ状態が4時間の間
に二度も起こっている。しかも,蒸気発生量が落ち込ん
だときに図5(c)に示すように,排ガスCO濃度が約
60〜70ppmまで上昇している。また,図5(b)に
示すように排ガス中O2 濃度も4〜12%と大きく変動
している。
分が行われていないので、燃焼が安定せず、図5(a)
に示すように目標蒸気発生量20ton/hourに対して蒸気
発生量が15ton/hourまで落ち込んだ状態が4時間の間
に二度も起こっている。しかも,蒸気発生量が落ち込ん
だときに図5(c)に示すように,排ガスCO濃度が約
60〜70ppmまで上昇している。また,図5(b)に
示すように排ガス中O2 濃度も4〜12%と大きく変動
している。
【0135】
【発明の効果】蒸気発生量の測定値に基づき蒸気発生量
が一定の範囲内に入るように,一次空気ダンパ,乾燥火
格子前部下空気ダンパ,燃焼火格子前部下空気ダンパ,
燃焼火格子後部下空気ダンパ,後燃焼火格子後部下空気
ダンパの各々の開度を制御し一次空気量とその配分を調
整し、若しくはこの調整とともに燃焼火格子速度を制御
するので、適切量の燃焼空気量が適所に吹き込まれると
ともにごみ量も適切に制御される。このため、無駄な空
気の吹き込みやごみの供給が防がれ、速やかに蒸気発生
量の変動が修正される。又、これらの制御に合わせて,
排ガス中のO2 濃度を測定し、二次空気量も制御するの
で、更に未燃焼ガスの発生も抑制される。
が一定の範囲内に入るように,一次空気ダンパ,乾燥火
格子前部下空気ダンパ,燃焼火格子前部下空気ダンパ,
燃焼火格子後部下空気ダンパ,後燃焼火格子後部下空気
ダンパの各々の開度を制御し一次空気量とその配分を調
整し、若しくはこの調整とともに燃焼火格子速度を制御
するので、適切量の燃焼空気量が適所に吹き込まれると
ともにごみ量も適切に制御される。このため、無駄な空
気の吹き込みやごみの供給が防がれ、速やかに蒸気発生
量の変動が修正される。又、これらの制御に合わせて,
排ガス中のO2 濃度を測定し、二次空気量も制御するの
で、更に未燃焼ガスの発生も抑制される。
【0136】このように、廃棄物であるごみの焼却処理
によって発生する膨大な熱エネルギの回収を効率的に行
い、且つ有害ガスの発生も抑えることを可能としたこの
発明の効果は大きい。
によって発生する膨大な熱エネルギの回収を効率的に行
い、且つ有害ガスの発生も抑えることを可能としたこの
発明の効果は大きい。
【図1】発明の実施の形態を説明するためのごみ焼却炉
とその制御系の概念図である。
とその制御系の概念図である。
【図2】蒸気発生量偏差についての前件部のメンバーシ
ップ関数を示す図である。
ップ関数を示す図である。
【図3】排ガス中O2 濃度についての前件部のメンバー
シップ関数を示す図である。
シップ関数を示す図である。
【図4】発明の燃焼制御方法よる制御試験結果を示す図
である。
である。
【図5】従来の燃焼制御方法による制御試験結果を示す
図である。
図である。
1 炉 2 ごみ投入口 3a 乾燥火格子 3b 燃焼火格子 3c 後燃焼火格子 4 灰落下口 5 一次空気ブロワ 6 仕切り壁 7 ガス混合室 8a 熱交換器 8b ボイラ 9 二次空気吹き込み口 10a 二次空気ブロワ 10b 二次空気ダンパ 11 温度計 12 流量計 13a 乾燥火格子下空気ダンパ 13b 燃焼火格子前部下空気ダンパ 13c 燃焼火格子後部下空気ダンパ 13d 後燃焼火格子下空気ダンパ 14 一次空気ダンパ 15 一次空気・火格子下空気ダンパ制御手段 16 排ガスCO濃度計 17 排ガスO2 濃度計 18 二次空気ダンパ制御手段 19 燃焼火格子駆動装置 20 燃焼火格子速度制御手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F22B 35/00 F22B 35/00 J
Claims (7)
- 【請求項1】火格子上をごみを移動させながらこれを燃
焼し、その燃焼熱を蒸気発生に利用するごみ焼却炉の燃
焼制御において、蒸気発生量を測定し、測定値に基づい
て一次空気ダンパ開度を制御するとともに火格子下の個
々のダンパ開度の制御を行って空気量を調整することを
特徴とするごみ焼却炉の燃焼制御方法。 - 【請求項2】蒸気発生量が目標量よりも多いときは次の
(A)の操作を選択し、蒸気発生量が目標量よりも少な
いときは次の(B)の操作を選択してダンパ開度の制御
を行い一次空気量を調整する請求項1記載のごみ焼却炉
の燃焼制御方法。 (A)一次空気ダンパの開度を小さくし,燃焼火格子前
部下空気ダンパおよび燃焼火格子後部下空気ダンパの開
度を小さくし,乾燥火格子下空気ダンパと後燃焼火格子
下空気ダンパの開度を大きくする操作 (B)一次空気ダンパの開度を大きくし、燃焼火格子前
部下空気ダンパおよび燃焼火格子後部下空気ダンパの開
度を大きくし,乾燥火格子下空気ダンパと後燃焼火格子
下空気ダンパの開度を小さくする操作。 - 【請求項3】請求項2記載の一次空気量の調整を行うと
ともに、排ガス中のO2 濃度を測定し、排ガス中O2 濃
度が低い場合は、二次空気のダンパ開度を大きくし、排
ガス中O2 濃度が高い場合は、二次空気のダンパ開度を
小さくするダンパ開度の制御を行い二次空気量を調整す
ることを特徴とするごみ焼却炉の燃焼制御方法。 - 【請求項4】空気ダンパ開度の制御にファジィ制御を用
いる請求項1、請求項2又は請求項3記載のごみ焼却炉
の燃焼制御方法。 - 【請求項5】請求項2記載の一次空気量の調整を行うと
ともに、蒸気発生量が目標量よりも少ないときは燃焼火
格子速度を増速し、蒸気発生量が目標量よりも多いとき
は燃焼火格子速度を減速する燃焼火格子速度の制御を行
うことを特徴とするごみ焼却炉の燃焼制御方法。 - 【請求項6】請求項3記載の一次空気量及び二次空気量
の調整を行うとともに、蒸気発生量が目標量よりも少な
いときは燃焼火格子速度を増速し、蒸気発生量が目標量
よりも多いときは燃焼火格子速度を減速する燃焼火格子
速度の制御を行うことを特徴とするごみ焼却炉の燃焼制
御方法。 - 【請求項7】空気ダンパ開度の制御及び燃焼火格子速度
の制御にファジィ制御を用いる請求項5又は請求項6記
載のごみ焼却炉の燃焼制御方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9022518A JPH09273733A (ja) | 1996-02-06 | 1997-02-05 | ごみ焼却炉の燃焼制御方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8-20274 | 1996-02-06 | ||
| JP2027496 | 1996-02-06 | ||
| JP9022518A JPH09273733A (ja) | 1996-02-06 | 1997-02-05 | ごみ焼却炉の燃焼制御方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09273733A true JPH09273733A (ja) | 1997-10-21 |
Family
ID=26357186
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9022518A Pending JPH09273733A (ja) | 1996-02-06 | 1997-02-05 | ごみ焼却炉の燃焼制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09273733A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008029712A1 (fr) * | 2006-09-04 | 2008-03-13 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Incinérateur à distributeur automatique et procédé pour réguler la combustion dans l'incinérateur |
| JP2008057935A (ja) * | 2006-09-04 | 2008-03-13 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | ストーカ式焼却炉及びその燃焼制御方法 |
| JP2008064361A (ja) * | 2006-09-06 | 2008-03-21 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | ストーカ式焼却炉及びその燃焼制御方法 |
| JP2021501867A (ja) * | 2017-09-11 | 2021-01-21 | エネロ ソリューションズ インコーポレイテッド | 固体燃料ベースの燃焼プロセスのフィードバック制御を改善するための動的熱発生計算 |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58195707A (ja) * | 1982-05-11 | 1983-11-15 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | ごみ焼却炉の燃焼制御装置 |
| JPS59180212A (ja) * | 1983-03-30 | 1984-10-13 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | ごみ焼却炉における燃焼制御装置 |
| JPS61143615A (ja) * | 1984-12-17 | 1986-07-01 | Hitachi Zosen Corp | 燃焼排ガスを用いたボイラチユ−ブの腐食防止方法 |
| JPH0476307A (ja) * | 1990-07-18 | 1992-03-11 | Hitachi Zosen Corp | ごみ焼却装置の制御方法 |
-
1997
- 1997-02-05 JP JP9022518A patent/JPH09273733A/ja active Pending
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58195707A (ja) * | 1982-05-11 | 1983-11-15 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | ごみ焼却炉の燃焼制御装置 |
| JPS59180212A (ja) * | 1983-03-30 | 1984-10-13 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | ごみ焼却炉における燃焼制御装置 |
| JPS61143615A (ja) * | 1984-12-17 | 1986-07-01 | Hitachi Zosen Corp | 燃焼排ガスを用いたボイラチユ−ブの腐食防止方法 |
| JPH0476307A (ja) * | 1990-07-18 | 1992-03-11 | Hitachi Zosen Corp | ごみ焼却装置の制御方法 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008029712A1 (fr) * | 2006-09-04 | 2008-03-13 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Incinérateur à distributeur automatique et procédé pour réguler la combustion dans l'incinérateur |
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| JP2008064361A (ja) * | 2006-09-06 | 2008-03-21 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | ストーカ式焼却炉及びその燃焼制御方法 |
| JP2021501867A (ja) * | 2017-09-11 | 2021-01-21 | エネロ ソリューションズ インコーポレイテッド | 固体燃料ベースの燃焼プロセスのフィードバック制御を改善するための動的熱発生計算 |
| US11867391B2 (en) | 2017-09-11 | 2024-01-09 | Enero Inventions Inc. | Dynamic heat release calculation for improved feedback control of solid-fuel-based combustion processes |
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